JP5347155B2 - 光電式エンコーダ、スケール、及びスケールの製造方法 - Google Patents

光電式エンコーダ、スケール、及びスケールの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、精密測定に使用される光電式エンコーダ、光電式エンコーダの構成要素となるスケール、及びスケールの製造方法に関する。
従来から直線変位や角度変位など精密な測定に光電式エンコーダが利用されている。光電式エンコーダには様々なタイプがあり、例えば、複数のフォトダイオードがアレイ状に配置された受光部と、受光部に対して相対移動可能に対向配置されると共に反射型の位相格子が形成されたスケールと、この位相格子に光を照射する光源部とを含んで構成されたものがある(例えば、特許文献1)。この光電式エンコーダでは、スケールの位相格子で反射されて生成された信号光を受光部のフォトダイオードで受光し、光電変換されて発生した電気信号を利用して直線等の変位量を演算する。
スケールの位相格子により受光部で受光される信号光が生成されるので、位相格子は大変重要な要素であり、高精度な位相格子を容易に生成する手段が望まれる。
特開平10−163549号公報
しかしながら、高精度を実現するため、スケール格子の高密度化が考えられるが、その高密度化に伴う製造コストの上昇が問題となる。
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、製造コストを低コストに抑えた高精度な光電式エンコーダ、この光電式エンコーダの構成要素となるスケール、及び光電式エンコーダのスケールの製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る光電式エンコーダは、測定軸に沿って格子が形成されたスケールと、前記格子上に照明スポットを形成するように前記スケールに対して光を照射する光源と、前記スケールからの反射光を受光する受光器とを備え、少なくとも前記受光器及び前記光源が前記スケールに対して前記測定軸方向に相対移動可能に配置され、前記光源により前記スケールに光を照射してその反射光を前記受光器により受光する光電式エンコーダであって、前記光源は、複数の異なる波長の光を照射し、前記スケールは、複数の異なる波長の光をそれぞれ反射させる複数の反射層を備えることを特徴とする。
このような構成を有することにより、本発明に係る光電式エンコーダにおいて、光源は複数の波長の異なる波長の光を照射し、スケールは反射層毎に異なる波長の光を反射する。したがって、その情報量は、スケールから反射された光に含まれる異なる波長の数に応じて増加するので、製造コストを低コストに抑えた高精度な光電式エンコーダを提供することができる。
また、前記スケールは、前記複数の反射層の当該スケールの表面からの深さが異なり当該深さに応じて異なる波長の光を反射させる複数の反射層を備える構成としてもよい。
なお、前記複数の反射層は、それぞれ異なる波長の光を反射又は吸収する複数のカラーレジストにより形成されている構成としてもよく、また、前記複数の反射層は、それぞれ光の入射面に特定の波長の光を回折する回折格子が形成されている構成としてもよい。
また、前記光源は、少なくとも2つの波長の光を選択的に照射する構成としてもよく、前記受光器により受光した光を波長毎に分離する波長分離器を備え、前記光源は、所定の波長領域を有する光を照射する構成としてもよい。
本発明に係るスケールは、光電式エンコーダの有する光源及び受光部に対して相対移動可能であり、前記光源からの照射光を反射させるスケールであって、前記スケールは、複数の異なる波長の光をそれぞれ反射させる複数の反射層を備えることを特徴とする。
また、前記複数の反射層は、前記スケールの表面からの深さの異なる、当該深さに応じて異なる波長の光を反射させる構成としてもよい。
さらに、前記複数の反射層は、それぞれ異なる波長の光を反射又は吸収する複数のカラーレジストにより複数形成されている構成としてもよく、それぞれ光の入射面に特定の波長の光を回折する回折格子が形成されている構成としてもよい。
本発明に係る光電式エンコーダを構成するスケールの製造方法は、光電式エンコーダを構成するスケールの製造方法であって、基板表面に対し、異なる波長の光を反射させる反射層を所定ピッチで形成する工程を備え、前記反射層を形成する工程では、前記基板表面に、深さが異なり、当該深さに応じて異なる波長の光を反射させる反射層を所定ピッチで形成することを特徴とする。
また、前記反射層は、それぞれ異なる波長の光を反射又は吸収する複数のカラーレジストにより複数形成される構成としてもよい。
また、前記反射層を形成する工程にて、当該反射層が異なる深さを有するように、異なる出力のレーザを前記基板に照射し、当該基板を酸化させる構成としてもよい。
また、前記反射層を形成する工程の後、前記反射層及び前記基板の表面に透明材料を形成する構成としてもよい。
本発明によれば、製造コストを低コストに抑えた高精度な光電式エンコーダ、この光電式エンコーダの構成要素となるスケール、及び光電式エンコーダのスケールの製造方法を提供することが可能である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態係る光電式エンコーダについて説明する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る光電式エンコーダの構成を説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る光電式エンコーダの概略図である。図1に示すように、第1実施形態に係る光電式エンコーダは、光源部1と、光源部1で発生した光を反射する位相格子21を含むスケール2と、この位相格子21で反射された光が照射される受光部3と、受光部3により受光した光に基づく測定値の導出及び受光部3の駆動を制御する制御部4とにより構成される。制御部4は、光源部1の点灯及び消灯の制御を行う。
光源部1は、赤色LED11と、青色LED12とを備えている。例えば、赤色LED11は、中心波長650nmであり、青色LED12は、中心波長388nmである。また、光源部1は、赤色LED11と、青色LED12からの光が照射される位置にインデックススケール13aを備える。インデックススケール13aは、長尺状の透明基板13を含み、透明基板13の赤色LED11、及び青色LED12側に向く面と反対側の面上に光学格子131が形成されている。光学格子131は、複数の遮光部131aが所定ピッチを設けてリニヤ状(アレイ状の一例)に配置されたものである。
インデックススケール13aの光学格子131が配置されている透明基板13の面の反対面側には、所定のギャップを設けてスケール2が配置されている。スケール2は、インデックススケール13aよりも長手方向の寸法が大きく形成されている。図1には、スケール2の一部が表れている。図2は、スケール2の上面図であり、図3は、図1のスケール2の一部拡大図である。図1〜図3を参照して、スケール2の構造を詳細に説明する。
スケール2は、ステンレス鋼板から構成される長尺状の基板22から構成されている。基板22は、一方の面がインデックススケール13aの光学格子131と透明基板13を間に挟んで対向している。そして、この一方の面上には、位相格子21が配置されている。光源部1からの光は、位相格子21に照射される。位相格子21は、第1の深さの第1反射層21aと、第1の深さよりも浅い第2の深さの第2反射層21bとを有する。例えば、第1反射層21aは、深さLを有しており、第2反射層21bは、深さMを有している。また、第1反射層21aは、インクリメンタルパターンになるように所定ピッチD毎に、ピッチ方向に幅1/2D、ピッチ方向と直交する方向に長さHで形成されている。これに対して、第2反射層21bは、隣接する第1反射層21a間に設けられている状態を「1」、設けられていない状態を「0」と標記すると、…「1」、「1」、「0」、「1」、「0」、「1」、「1」、「0」、「1」、「0」、「1」、「1」、「0」、…という絶対位置データをもって形成されている。また、第2反射層21bは、ピッチ方向に幅1/4D、ピッチ方向と直交する方向に長さHで形成されている。
次に、再び図1を参照して、受光部3について説明する。受光部3は、インデックススケール13aの光学格子131が配置されている透明基板13の面と同じ面上に、Au等のバンプ31を介して配置されている。受光部3は、受光面が位相格子21側に向くように配置されており、例えば、CCD、CMOSセンサなどである。
受光部3及びインデックススケール13aを含む透明基板13と赤色LED11及び青色LED12は、図示しない筐体に収められている。この筐体は、スケール2に対してスケール2の長手方向(図中のA方向)に移動可能とされている。つまり、スケール2は、上記筐体に対してAに示す方向に相対移動可能にされている。なお、上記のとおり光電式エンコーダはリニヤ(一次元)型であるが、本実施形態は二次元型にも適用できる。
次に、図3を参照して、第1反射層21a及び第2反射層21bの光学特性の違いについて説明する。図3に示すように、赤色LED11及び青色LED12からの照射光は、基板22の表面への垂線に対して角度φで照射される。基板22へ照射された光は、基板22表面或いは、第1反射層21a及び第2反射層21bの底部にて反射される。ここで、第1反射層21aの底或いは第2反射層21bの底における入射角をθ、第1反射層21a及び第2反射層21bの屈折率をn(n=sinφ/sinθ)とする。第1反射層21a及び第2反射層21bの表面で反射される光と、第1反射層21a及び第2反射層21bの底面で反射される光には、図3に示すように光路長a及びa’の差が生じる。したがって、第1反射層21a及び第2反射層21bの深さと、その深さに応じて反射される光の波長の関係は、以下に示す(式1)、(式2)となる。
Figure 0005347155
Figure 0005347155
すなわち、第1反射層21aは、上記(式1)の関係を満たし、赤色光(波長650nm)を強めて反射する深さLを有している。また、第2反射層21bは、上記(式2)の関係を満たし、青色光(波長388nm)を強めて反射する深さMを有している。また、第1反射層21a及び第2反射層21bは、上記(式1)及び(式2)の関係を満たすような反射率nを有している。
このように形成された第1反射層21aは、その第1反射層21aによる所定ピッチ毎の反射光量の変動回数に基づきスケール2の相対移動量を算出可能なINCデータの計測に用いられる。また、第2反射層21bは、その第2反射層21bによる反射光量の特定パターンの変動に基づきスケール2の相対移動量を算出可能なABSデータの計測に用いられる。
次に、図4を参照して、第1実施形態の光電式エンコーダの測定動作を説明する。先ず、制御部4は、スケール2をAに示す方向に相対移動させる(ステップS101)。次に、制御部4は、赤色LED11から赤色光を照射させ(ステップS102)、その反射光を受光部3に受光させ、その受光信号に基づき第1データ(等ピッチのインクリメンタルデータ)を測定する(ステップS103)。次に、制御部4は、赤色LED11からの照射を終了させる(ステップS104)。
続いて、制御部4は、青色LED12から青色光を照射させ(ステップS105)、その反射光を受光部3に受光させ、その受光信号に基づき第2データ(絶対位置データ)を測定する(ステップS106)。次に、制御部4は、青色LED12からの照射を終了させる(ステップS107)。
そして、制御部4は、移動の終了を受け付けたか否か、或いは移動の終了を感知したか否かを判断する(ステップS108)。ここで、制御部4は、移動が終了したと判断すると(ステップS108、Y)、第1データ及び第2データの移動に対する変位回数及び変位のパターンに基づき、測定結果を導出し(ステップS109)、本制御を終了する。一方、制御部4は、移動が終了していないと判断すると(ステップS108、N)、再びステップS102からの処理を繰り返し実行する。
このような構成とすることにより、赤色LED11及び青色LED12から2つの異なる波長の光を照射し、スケール2において第1反射層21a及び第2反射層21bに応じてそれらの光を反射する。したがって、得られる情報は、スケール2から反射される赤色光及び青色光の波長情報を含めたものとなる。すなわち、得られる情報量が、増加することとなり、高精度な光電式エンコーダを提供することが可能となる。
[第2実施形態]
次に、図5〜図7を参照して、本発明の第2実施形態に係る光電式エンコーダの構成を説明する。なお、第1実施形態と同様の構成には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図5に示すように、第2実施形態に係る光電式エンコーダにおいて、スケール2、制御部4は第1実施形態の構成と同一であり、光源部1’及び受光部3’が第1実施形態の構成と異なる。
第2実施形態の光源部1’は、赤色LED11及び青色LED12の代わりに、白色LED14を備える点で第1実施形態と異なる。
図5〜図7に示すように、第2実施形態の受光部3’は、反射光が照射される面側に、特定の光のみを透過させる光フィルター32を備えている。
光フィルター32は、赤色光のみを透過させる赤色光フィルター32a、及び青色光のみを透過させる青色光フィルター32bから構成されている。また、受光部3’は、赤色光フィルター32aを透過した赤色光のみを受光する赤色光受光領域3’a、及び青色光フィルター32bを透過した青色光のみを受光する青色光受光領域3’bを備えている。
次に、図8を参照して、第2実施形態の光電式エンコーダの測定動作を説明する。先ず、制御部4は、スケール2をAに示す方向に相対移動させる(ステップS201)。次に、制御部4は、白色LED14から光を照射させ(ステップS202)、赤色光フィルター32aにより反射光に含まれる赤色光を透過させ赤色光受光領域3’aにおいて受光し、第1データを計測する(ステップS203)。また、同様に、青色光フィルター32bにより反射光に含まれる青色光を透過させ青色光受光領域3’bにおいて受光し、第2データを計測する(ステップS204)。
そして、制御部4は、移動の終了の受付、或いは移動の終了を感知したか否かを判断する(ステップS205)。ここで、制御部4は、移動が終了したと判断すると(ステップS205、Y)、白色LED14の照射を終了させる(ステップS206)。そして、制御部4は、計測したデータの移動に対する変位回数及び変位のパターンに基づき、測定結果を導出し(ステップS207)、本制御を終了する。一方、制御部4は、移動が終了していないと判断すると(ステップS205、N)、再びステップS203からの処理を繰り返し実行する。
上記のような構成とすることにより、第1実施形態と同様の効果が得られる。
[第3実施形態]
次に、図9を参照して、本発明の第3実施形態に係る光電式エンコーダの構成を説明する。なお、第1及び第2実施形態と同様の構成は、同一符号を付し、その説明を省略する。
第3実施形態に係る光電式エンコーダにおいて、光源部1、受光部3、制御部4は、第1実施形態の構成と同一であり、スケール2aが、第1実施形態の構成と異なる。
スケール2aにおいては、第1反射層21aに対する第2反射層21bの配置が、第1実施形態と異なる。第2反射層21bは、隣接する第1反射層21a間に設けられている状態を「1」、設けられていない状態を「0」と標記すると、…「1」、「1」、「1」、「1」、「0」、「0」、「1」、「1」、「1」、「1」、「0」、「0」、…という規則性をもって形成されている。
上記のような構成とすることにより、第1及び第2実施形態と同様の効果が得られる。
[第4実施形態]
次に、図10を参照して、本発明の第4実施形態に係る光電式エンコーダの構成を説明する。なお、第1及び第2実施形態と同様の構成は、同一符号を付し、その説明を省略する。
第4実施形態に係る光電式エンコーダにおいて、光源部1、受光部3、制御部4は、第1実施形態の構成と同一であり、スケール2bが、第1実施形態の構成と異なる。
スケール2bにおいては、第1反射層21aに対する第2反射層21bの配置が、第1実施形態と異なる。第2反射層21bは、隣接する第1反射層21a間に設けられている状態を「1」、設けられていない状態を「0」と標記すると、所定の領域に「0」…「0」、「1」、「1」、「0」、「0」、「1」、「0」、「1」、「0」、…「0」という配列で形成されている。
上記のような構成とすることにより、第1及び第2実施形態と同様の効果が得られる。また、上記のように、スケール2bは、第2反射層21bが所定領域にのみ特定パターンで配列されているので、例えば、そのパターンを原点として読み取ること等に有用に活用できる。
[第5実施形態]
次に、図11を参照して、本発明の第5実施形態に係る光電式エンコーダの構成を説明する。なお、第1及び第2実施形態と同様の構成は、同一符号を付し、その説明を省略する。
第5実施形態に係る光電式エンコーダにおいて、光源部1、受光部3、制御部4は、第1実施形態の構成と同一であり、スケール2cが、第1実施形態の構成と異なる。
スケール2cにおいては、第1反射層21aに対する第2反射層21bの配置が、第1実施形態と異なる。第2反射層21bは、隣接する第1反射層21a間に設けられている状態を「1」、設けられていない状態を「0」と標記すると、「0」…「0」、「1」、「1」、「1」、「1」、「1」、「1」、「1」、「0」、…「0」という配列で所定領域にのみ連続的に配列されている。
上記のような構成とすることにより、第1及び第2実施形態と同様の効果が得られる。また、上記のように、スケール2cは、第2反射層21bが所定位置にのみ連続的に配列されているので、例えば、そのパターンを原点として読み取ること等に有用に活用できる。
[第6実施形態]
次に、図12〜図16を参照して、本発明の第6実施形態に係る光電式エンコーダの構成を説明する。なお、第1及び第2実施形態と同様の構成は、同一符号を付し、その説明を省略する。
第6実施形態に係る光電式エンコーダにおいて、光源部1、制御部4は、第1実施形態の構成と同一であり、スケール2d及び受光部3’’が、第1実施形態の構成と異なる。
スケール2dにおいては、図12に示すように、第1反射層21aに対する第2反射層21b’の配置、及びその形状が第1実施形態と異なる。第2反射層21b’は、隣接する第1反射層21a間に連続的に配列されている。また、第2反射層21b’は、ピッチ方向に1/4Dの幅、ピッチ方向に直交する方向に長さH’(H’<H)で形成されている。
受光部3’’において、図13に示すように、光フィルター32’、赤色光受光領域3’’a、及び青色光受光領域3’’bの構成が、第2実施形態の構成と異なる。すなわち、光フィルター32’において、赤色光フィルター32’aと青色光フィルター32’bとが、相対移動方向に直列に配置されている。そして、青色光受光領域3’’bの受光アレイは、赤色光受光領域3’’aに対して、90°回転した配置となっている。ここで、走査軸方向をX方向、青色光受光領域3’’bの面内であって、その中心からX軸に直交する方向をY方向とする。
例えば、受光部3’’とスケール2dとが平行に配置された場合、青色光受光領域3’’bにおける受光量は、図14に示すように、常にY方向に0の位置でピークに達する。
また、例えば、図15に示すように、受光部3’’に対してスケール2dを傾けて配置して走査する場合、青色光受光領域3’’bにおける受光量のピークは、図16に示すようになる。すなわち、受光部3’’のX方向への相対移動に伴い、青色光受光領域3’’bの受光量のピークは、Y方向にシフトする。
したがって、第6実施形態による光電式エンコーダの構成によれば、受光部3’’とスケール2dと間の配置の傾きを検出することができる。なお、第6実施形態による光電式エンコーダは、第1及び第2実施形態と同様の効果も得られる。
[第7実施形態]
次に、図17及び図18を参照して、本発明の第7実施形態に係る光電式エンコーダの構成を説明する。なお、第1及び第2実施形態と同様の構成は、同一符号を付し、その説明を省略する。
第7実施形態に係る光電式エンコーダにおいて、光源部1、受光部3、制御部4は、第1実施形態の構成と同一であり、スケール2eが第1実施形態の構成と異なる。
スケール2eにおいては、図17及び図18に示すように、溝状の第1反射層21a及び第2反射層21bに光の反射(または吸収)する波長が異なる(例えば、赤色と青色など)カラーレジスト24a,24bが埋め込まれている点が、第1実施形態の構成と異なる。
ここでは、第1反射層21aにおけるカラーレジスト24aによって、例えば10/10μmピッチのインクリメンタルスケールを構成し、第2反射層21bにおけるカラーレジスト24bによって絶対位置を表現している。また、絶対位置の表現手法としては、例えば疑似ランダムコードパターンを利用することができる。この疑似ランダムコードパターンとしては、M系列が好適である。
さらに、このスケール2eによれば、第2反射層21bにおけるカラーレジスト24bによって原点パターンを構成して、原点付きのエンコーダのスケールとすることも可能である。なお、第1反射層21a及び第2反射層21bの深さは、カラーレジスト24a,24bそれぞれの光の反射(または吸収)効率に適合させるように設定すればよい。
上記のような構成とすることにより、第1及び第2実施形態と同様の効果が得られる。また、上記のように、スケール2eは、第1反射層21a及び第2反射層21bにカラーレジスト24a,24bが埋め込まれているため、エッジがシャープに再現され、高精細で精密なスケールとすることができる。
[第8実施形態]
次に、図19及び図20を参照して、本発明の第8実施形態に係る光電式エンコーダの構成を説明する。なお、第1及び第2実施形態と同様の構成は、同一符号を付し、その説明を省略する。
第8実施形態に係る光電式エンコーダにおいて、光源部1、受光部3、制御部4は、第1実施形態の構成と同一であり、スケール2fが第1実施形態の構成と異なる。
スケール2fにおいては、図19及び図20に示すように、基板22上に第1反射層及び第2反射層として機能するカラーレジスト24a,24bを配置している点が、第1実施形態の構成と異なる。
上記のような構成とすることにより、第1及び第2実施形態と同様の効果が得られる。また、上記のように、スケール2fは、第1反射層及び第2反射層として機能するカラーレジスト24a,24bが基板22上に形成されているため、基板22に溝状の第1及び第2反射層を形成した上でカラーレジスト24a,24bを埋め込む場合と比べて容易に製造することができる。
[第9実施形態]
次に、図21、図22A、図22B、図23A及び図23Bを参照して、本発明の第9実施形態に係る光電式エンコーダの構成を説明する。なお、第1及び第2実施形態と同様の構成は、同一符号を付し、その説明を省略する。
第9実施形態に係る光電式エンコーダにおいて、光源部1、受光部3、制御部4は、第1実施形態の構成と同様であり、スケール2gが第1実施形態の構成と異なる。
スケール2gにおいては、図21に示すように、基板22上にクロム薄膜からなる第1反射層61a及び第2反射層61bが配置され、各反射層61a,61bの光の入射面側に同一ピッチで深さがha,hbとそれぞれ異なる回折格子71a,71bが形成されている点が、第1実施形態の構成と異なる。
第1反射層61aの回折格子71aは、図22Aに示すように、例えば波長λa(λa=4ha)の光が表面に達すると、この波長λaの光を図中実線矢印で示す方向に回折反射させ、図中点線矢印で示す入射方向には反射させないように作用する。同様に、第2反射層61bの回折格子71bは、例えば波長λb(λb=4hb)の光が表面に達すると、この波長λbの光を図中実線矢印で示す方向に回折反射させ、図中点線矢印で示す入射方向には反射させないように作用する。
一方、図22Bに示すように、第1反射層61aの回折格子71aの表面に上記波長λbの光が、また、第2反射層61bの回折格子71bの表面に上記波長λaの光がそれぞれ達すると、回折条件が合わなくなるため回折光が弱くなり、それぞれの光は図中実線矢印で示す入射方向へ反射する。
すなわち、このように構成されたスケール2gを波長λaの光で測定すると、図23Aに示すように、第1反射層61aは検出できず、第2反射層61bが検出され、波長λbの光で測定すると、図23Bに示すように、第1反射層61aが検出され、第2反射層61bは検出されないこととなる。
このような構成とすることにより、第1及び第2実施形態と同様の効果が得られる。また、上記のようにスケール2gは、回折格子71a,71bを有する第1反射層61a及び第2反射層61bが基板22上に形成されているため、各反射層を溝状に形成する場合と比べて容易に製造することができる。
[スケールの第1製造方法]
次に、図24A〜24Dを参照して、スケール2の第1製造方法について説明する。図24Aに示すように、基板22を用意する。なお、基板22は、上述したようにステンレス鋼板である。次に、図24Bに示すように、第1の出力によるレーザ(例えば、YVO4)の照射を所定ピッチで行い、基板22表面を酸化させ、酸化膜による第1反射層21aを形成する。続いて、図24Cに示すように、第1反射層21aの間に第1の出力よりも低い出力である第2の出力によるレーザ照射を行い、基板22表面を酸化させ、酸化膜による第2反射層21bを形成する。そして、図24Dに示すように、基板22の表面、第1及び第2反射層21a,21bの表面に透明材料24を形成し、スケール2を製造する。なお、基板22は、ステンレス鋼板の他、チタン等であってもよい。
上記のようなスケール2の第1製造方法によれば、主に出力を異ならせたレーザ照射により、第1反射層21a及び第2反射層21bを形成可能であるので、高精度の光電式エンコーダを実現するスケール2を低コストで製造することができる。また、基板22の表面、第1及び第2反射層21a,21bの表面に透明材料24を形成することにより、第1及び第2反射層21a,21bの耐腐性を高めることができる。
[スケールの第2製造方法]
次に、図25A〜25E及び図26A〜26Dを参照して、スケール2の第2製造方法について説明する。先ず、図25Aに示すように、基板22を用意する。次に、図25Bに示すように、基板22の表面に第1パターンのレジスト23aを塗布する。続いて、図25Cに示すように、基板22の表面を露光、及びレジスト23aを除去し、第1孔21cを形成する。そして、図25Dに示すように、基板22に透明材料21dを蒸着させる。次に、図25Eに示すように、基板22の表面にCMP(Chemical Mechanical Polishing)処理を施し、第1反射層21aを形成する。
続いて、図26Aに示すように、基板22の表面に第2パターンのレジスト23bを塗布する。次に、図26Bに示すように、基板22の表面を露光、及びレジスト23bを除去し、第2孔21eを形成する。続いて、図26Cに示すように、基板22に透明材料21dを蒸着させる。そして、図26Dに示すように、基板22の表面にCMP処理を施し、第2反射層21bを形成し、スケール2を製造する。
上記のようなスケール2の第2製造方法によれば、主にエッチングにより深さの異なる第1孔21c及び第2孔21eを形成する工程によって反射層を製造可能であるので、高精度の光電式エンコーダを実現するスケール2を低コストで製造することができる。
[スケールの第3製造方法]
次に、図27A〜27Mを参照して、スケール2の第3の製造方法について説明する。ここでは、スケール2として具体的には上述したスケール2gを製造する場合について説明する。図27Aに示すように、基板22を用意して、この基板22上に光の反射層となるクロム薄膜61を成膜する。次に、図27Bに示すように、クロム薄膜61の表面にレジスト91を塗布する。続いて、図27Cに示すように、第1反射層61aの回折格子71aを形成する箇所を含む所定箇所にクロム薄膜61を深さhaまでエッチングするためのパターン91aを形成し、図27Dに示すように、クロム薄膜61を深さhaまでエッチングする。
そして、図27Eに示すように、クロム薄膜61上のレジスト91(91aを含む)を除去して回折格子71aを形成し、図27Fに示すように、再度クロム薄膜61の表面にレジスト91を塗布する。そして、図27Gに示すように、第2反射層61bの回折格子71bを形成する箇所を含む所定箇所にクロム薄膜61を深さhbまでエッチングするためのパターン91bを形成し、図27Hに示すように、クロム薄膜61を深さhbまでエッチングする。
続いて、図27Iに示すように、クロム薄膜61上のレジスト91(91bを含む)を除去して回折格子71bを形成し、図27Jに示すように、さらにクロム薄膜61の表面にレジスト91を塗布した上で、図27Kに示すように、第1反射層61a及び第2反射層61bを形成するためのパターン91c,91dをそれぞれ形成する。その後、図27Lに示すように、クロム薄膜61をエッチングして、図27Mに示すように、レジスト91c,91dを除去して回折格子71a,71bをそれぞれ有する第1及び第2反射層61a,61bを備えたスケール2gを製造する。
上記のようなスケール2の第3の製造方法によれば、主にエッチングにより深さの異なる回折格子71a,71bを有する各反射層61a,61bを製造可能であるので、高精度の光電式エンコーダを実現するスケール2gを低コストで製造することができる。
以上述べたように、本発明に係る光電式エンコーダ、この光電式エンコーダの構成要素となるスケール、及び光電式エンコーダのスケールの製造方法によれば、光源が複数の異なる波長の光を照射し、スケールが複数の異なる波長の光をそれぞれ反射させる複数の反射層を備えるため、光は反射層毎に異なる波長で反射される。これにより、その情報量はスケールから反射された光に含まれる異なる波長の数に応じて増加するので、高精度でありつつも製造コストを低コストに抑えることが可能である。
本発明の第1実施形態に係る光電式エンコーダの構成概略図である。 本発明の第1実施形態に係る光電式エンコーダのスケールの上面図である。 本発明の第1実施形態に係る光電式エンコーダのスケールの側面断面図である。 本発明の第1実施形態に係る光電式エンコーダの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る光電式エンコーダの構成概略図である。 本発明の第2実施形態に係る光電式エンコーダの受光部の概略図である。 本発明の第2実施形態に係る光電式エンコーダの受光部の図6に示すA−A’断面図である。 本発明の第2実施形態に係る光電式エンコーダの動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る光電式エンコーダのスケールの上面図である。 本発明の第4実施形態に係る光電式エンコーダのスケールの上面図である。 本発明の第5実施形態に係る光電式エンコーダのスケールの上面図である。 本発明の第6実施形態に係る光電式エンコーダのスケールの上面図である。 本発明の第6実施形態に係る光電式エンコーダの受光部の概略図である。 本発明の第6実施形態に係る光電式エンコーダの受光部とスケールとを平行に配置した場合の青色光受光領域における受光量を示す図である。 本発明の第6実施形態に係る光電式エンコーダの受光部に対してスケールを傾けて配置した場合を示す図である。 本発明の第6実施形態に係る光電式エンコーダの受光部とスケールとを傾けて配置し、走査した場合における、スケールの相対移動量と青色光受光領域における受光量を示す図である。 本発明の第7実施形態に係る光電式エンコーダの構成概略図である。 本発明の第7実施形態に係る光電式エンコーダのスケールの上面図である。 本発明の第8実施形態に係る光電式エンコーダの構成概略図である。 本発明の第8実施形態に係る光電式エンコーダのスケールの上面図である。 本発明の第9実施形態に係る光電式エンコーダのスケールの一部を断面で示す側面図である。 本発明の第9実施形態に係る光電式エンコーダのスケールの一部を断面で示す側面図である。 本発明の第9実施形態に係る光電式エンコーダのスケールの一部を断面で示す側面図である。 本発明の第9実施形態に係る光電式エンコーダのスケールの一部を示す上面図である。 本発明の第9実施形態に係る光電式エンコーダのスケールの一部を示す上面図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第1製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第1製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第1製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第1製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第2製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第2製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第2製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第2製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第2製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第2製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第2製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第2製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第2製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第3製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第3製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第3製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第3製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第3製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第3製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第3製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第3製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第3製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第3製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第3製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第3製造方法を示す図である。 本発明の光電式エンコーダのスケールの第3製造方法を示す図である。
符号の説明
1…光源部、11…赤色LED、12…青色LED、13…透明基板、13a…インデックススケール、131…光学格子、131a…遮光部、14…白色LED、2、2a、2b、2c、2d、2e、2f、2g…スケール、21…位相格子、21a、61a…第1反射層、21b、61b…第2反射層、21c…第1孔、21d…透明材料、21e…第2孔、22…基板、24a,24b…カラーレジスト、3,3’,3’’…受光部、3’a,3’’a…赤色光受光領域、3’b,3’’b…青色光受光領域、31…バンプ、32,32’…光フィルター、32a,32’a…赤色光フィルター、32b,32’b…赤色光フィルター、4…制御部、5…波長分離器。

Claims (9)

  1. 測定軸に沿って格子が形成されたスケールと、前記格子上に照明スポットを形成するように前記スケールに対して光を照射する光源と、前記スケールからの反射光を受光する受光器とを備え、少なくとも前記受光器及び前記光源が前記スケールに対して前記測定軸方向に相対移動可能に配置され、前記光源により前記スケールに光を照射してその反射光を前記受光器により受光する光電式エンコーダであって、
    前記光源は、複数の異なる波長の光を照射し、
    前記スケールは、複数の異なる波長の光をそれぞれ反射させる溝状の複数の反射層及び前記複数の反射層に埋め込まれて前記異なる波長の光を反射又は吸収する複数のカラーレジストを備え
    前記複数の反射層は、前記複数のカラーレジストの光の反射効率又は吸収効率に合わせて、前記スケール表面からの深さが異なるように形成されてい
    ことを特徴とする光電式エンコーダ。
  2. 前記複数の反射層は、それぞれ光の入射面に特定の波長の光を回折する回折格子が形成されていることを特徴とする請求項記載の光電式エンコーダ。
  3. 前記光源は、少なくとも2つの波長の光を選択的に照射すること特徴とする請求項1又は2記載の光電式エンコーダ。
  4. 前記受光器により受光した光を波長毎に分離する波長分離器を備え、
    前記光源は、所定の波長領域を有する光を照射する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の光電式エンコーダ。
  5. 光電式エンコーダの有する光源及び受光部に対して相対移動可能であり、前記光源からの照射光を反射させるスケールであって、
    前記スケールは、複数の異なる波長の光をそれぞれ反射させる複数の反射層及び前記複数の反射層に埋め込まれて前記異なる波長の光を反射又は吸収する複数のカラーレジストを備え
    前記複数の反射層は、前記複数のカラーレジストの光の反射効率又は吸収効率に合わせて、前記スケール表面からの深さが異なるように形成されてい
    ことを特徴とするスケール。
  6. 前記複数の反射層は、それぞれ光の入射面に特定の波長の光を回折する回折格子が形成されていることを特徴とする請求項記載のスケール。
  7. 光電式エンコーダを構成するスケールの製造方法であって、
    基板表面に対し、異なる波長の光を反射させる反射層を所定ピッチで形成する工程を備え、
    前記反射層を形成する工程では、前記基板表面に、深さが異なり、異なる波長の光を反射させる反射層及び前記反射層に埋め込まれて前記異なる波長の光を反射又は吸収するカラーレジストを所定ピッチで複数形成し、
    前記反射層の前記基板表面からの深さは、前記カラーレジストの光の反射効率又は吸収効率に合わせて設定されていることを特徴とする光電式エンコーダのスケールの製造方法。
  8. 前記反射層を形成する工程にて、当該反射層が異なる深さを有するように、異なる出力のレーザを前記基板に照射し、当該基板を酸化させることを特徴とする請求項記載の光電式エンコーダのスケールの製造方法。
  9. 前記反射層を形成する工程の後、前記反射層及び前記基板の表面に透明材料を形成することを特徴とする請求項7又は8記載の光電式エンコーダのスケールの製造方法。
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