JP5346857B2 - エンジン制御ユニット及び燃料ポンプ制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、エンジン制御ユニット及び燃料ポンプ制御システムに関し、詳しくは、エンジン制御ユニットから燃料ポンプ制御ユニットに向けて、燃料ポンプの駆動デューティを指示する信号を出力する燃料ポンプ制御システム、及び、該燃料ポンプ制御システムに用いるエンジン制御ユニットに関する。
特許文献1には、燃料制御ECUと燃料ポンプ制御装置とを個別に備え、燃料ポンプ制御装置は、燃料制御ECUから低周波デューティ信号を受け取り、それを高周波デューティ信号に変換して燃料ポンプをPWM制御するようにした燃料ポンプ制御システムが開示されている。
特開平5−296113号公報
ところで、制御ユニット間で駆動デューティを指示するアナログのパルス信号(方形波)を送受信させる場合、パルス信号にノイズが重畳することがあるが、従来では、ノイズが重畳したパルス信号をそのまま用いて燃料ポンプが制御されてしまい、燃料圧力の変動が発生したり、燃料圧力制御の応答性が低下してしまうなどの問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、ノイズが重畳するなどした異常なパルス信号をそのまま用いて燃料ポンプを制御してしまうことを抑制できるエンジン制御ユニット及び燃料ポンプ制御システムを提供することを目的とする。
そのため、本願発明に係るエンジン制御ユニットは、エンジンの燃料噴射弁を制御すると共に、前記燃料噴射弁に燃料を圧送する燃料ポンプを駆動するための駆動出力を出力する燃料ポンプ制御ユニットに向けて、前記燃料ポンプの駆動デューティを指示する信号を出力するエンジン制御ユニットであって、前記駆動デューティを演算し、前記駆動デューティを、少なくとも0%及び100%を除く中間域内のデューティに変換し、前記変換後のデューティのパルス信号を、前記駆動デューティを指示する信号として前記燃料ポンプ制御ユニットに向けて出力するようにした。そして、燃料ポンプ制御ユニットは、入力したパルス信号のデューティを演算し、演算したデューティを駆動デューティに再変換し、再変換で得た駆動デューティに基づいて前記燃料ポンプの駆動出力を出力するようにした。
上記発明によると、エンジン制御ユニットから燃料ポンプ制御ユニットに送信するパルス信号のデューティが、中間域内のデューティに限定されるから、燃料ポンプ制御ユニットにおいてパルス信号に対するノイズ重畳の有無を容易に区別でき、燃料ポンプ制御ユニットが、異常なパルス信号のデューティをそのまま用いて燃料ポンプを制御してしまうことを抑制できる。
実施形態における内燃機関のシステム構成図である。 実施形態におけるECM側のポンプ制御処理を示すフローチャートである。 実施形態におけるECM側での駆動周波数を送信用の周期T2に変換する特性を示す線図である。 実施形態におけるECM側での駆動デューティを送信用のオン時間T1に変換する特性を示す線図である。 実施形態におけるECMからFPCMに送信する指示用パルス信号の出力形態を示すタイムチャートである。 実施形態におけるFPCM側のポンプ制御処理を示すフローチャートである。 実施形態におけるFPCM側での送信用のオン時間T1を駆動デューティに変換する特性を示す線図である。 実施形態におけるFPCM側での送信用の周期T2を駆動周期(駆動周波数)に変換する特性を示す線図である。 実施形態におけるFPCM側での指示用パルス信号の異常診断処理及びフェイルセーフ処理を示すフローチャートである。
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係るエンジン制御ユニット及び燃料ポンプ制御システムを含む、車両用内燃機関のシステム構成図である。
図1において、内燃機関(エンジン)1は、その吸気通路(吸気ポート)2に燃料噴射弁3を備え、この燃料噴射弁3が開弁することで内燃機関1に対する燃料噴射がなされる。
燃料噴射弁3が噴射した燃料は、空気と共に吸気バルブ4を介して燃焼室5内に吸引され、点火プラグ6による火花点火によって着火燃焼する。燃焼室5内の燃焼ガスは、排気バルブ7を介して排気通路8に排出される。
吸気通路2の燃料噴射弁3が配設される部分よりも上流側には、スロットルモータ9で開閉される電子制御スロットル10が配され、この電子制御スロットル10の開度によって内燃機関1の吸入空気量を調整する。
また、燃料タンク11内の燃料を燃料ポンプ12によって燃料噴射弁3に圧送する燃料供給装置13が設けられている。
燃料供給装置13は、燃料タンク11、燃料ポンプ12、圧力調整弁14、オリフィス15、燃料ギャラリー配管16、燃料供給配管17、燃料戻し配管18、ジェットポンプ19、燃料移送管20を含んで構成される。
燃料ポンプ12は、モータでポンプインペラを回転駆動する電動式ポンプであり、燃料タンク11内に配置される。
燃料ポンプ12の吐出口には燃料供給配管17の一端が接続され、燃料供給配管17の他端は燃料ギャラリー配管16に接続され、更に、燃料ギャラリー配管16に燃料噴射弁3の燃料供給口が接続される。
燃料タンク11内で、燃料供給配管17から分岐して前記燃料戻し配管18が延設され、燃料戻し配管18の他端は、燃料タンク11内に開口される。
燃料戻し配管18には、上流側から順に、圧力調整弁14、オリフィス15、ジェットポンプ19が介装されている。
圧力調整弁14は、燃料戻し配管18を開閉する弁体14aと、該弁体14aを燃料戻し配管18上流側の弁座に向けて押圧するコイルスプリングなどの弾性部材14bとから概略構成されており、この圧力調整弁14は、燃料噴射弁3に供給される燃料圧力が最小圧力FPMINを超えたときに開弁し、燃料圧力が最小圧力FPMIN以下であるときに閉弁する。
前述のように、圧力調整弁14は、燃料噴射弁3に供給される燃料圧力が最小圧力FPMINよりも高くなると開弁するが、圧力調整弁14の下流側に設けられるオリフィス15によって、燃料戻し配管18を介して燃料タンク11内に戻される燃料流量が絞られるようになっているため、燃料ポンプ12からの燃料の吐出量を戻し流量以上に増やすことで、前記最小圧力FPMINを超える圧力にまで燃料圧力を昇圧できるようになっている。
換言すれば、圧力調整弁15で調整される所定最小圧FPMINをベースに、燃料ポンプ12の吐出量を制御することで、燃料圧力を機関運転状態に応じて要求される目標値(目標値≧FPMIN)にまで昇圧できるようになっている。
尚、燃料ポンプ12の吐出量の制御によって、所定最小圧FPMINを超える燃料圧力にまで昇圧できる程度に、燃料戻し配管18によって燃料タンク11内に戻される燃料量(リリーフ流量)が絞られるようになっていればよく、例えば、前記オリフィス15を設けずに、圧力調整弁14が流量を絞る機能を備える構成であってもよい。
ジェットポンプ19は、圧力調整弁14、オリフィス15を介して燃料タンク11内に戻される燃料の流れによって、燃料移送管20を介して燃料を移送させるものである。
燃料タンク11は、底面の一部が盛り上がって、底部空間を2つの領域11a,11bに隔てている所謂鞍型の燃料タンクであり、燃料ポンプ12の吸い込み口は領域11a内に開口するため、領域11b内の燃料を領域11a側に移送させないと、領域11b内の燃料が残存することになってしまう。
そこで、ジェットポンプ19は、圧力調整弁14及びオリフィス15を介して燃料タンク11の領域11a内に戻される燃料の流れによって、燃料移送管20内に負圧を作用させ、燃料移送管20が開口する領域11b内の燃料を、燃料移送管20を介してジェットポンプ19まで導き、戻し燃料と共に領域11a内に排出させる。
燃料噴射弁3による燃料噴射、点火プラグ6による点火動作、電子制御スロットル10の開度などを制御するエンジン制御ユニットとして、マイクロコンピュータを備えるECM(エンジン・コントロール・モジュール)31を設けてある。
また、前記燃料ポンプ12の駆動出力を出力する燃料ポンプ制御ユニットとして、マイクロコンピュータを備えるFPCM(フューエル・ポンプ・コントロール・モジュール)30を設けてある。
ECM31とFPCM30とは相互に通信可能に構成され、ECM31からFPCM30に向けては、燃料ポンプ12の駆動デューティ・駆動周波数の指示信号である方形波のパルス信号PINSが送信され、FPCM30からECM31に向けては、通信異常などの診断情報が送信される。
尚、本願における駆動デューティとは、1周期におけるオン時間割合であり、駆動デューティが大きいほど燃料ポンプ12の印加電圧が高くなって、燃料ポンプ12の回転速度が高くなるため、駆動デューティを変化させることで、燃料ポンプ12の吐出量を変化させ、燃料噴射弁3に供給される燃料圧力を制御するように構成されている。
ECM31には、燃料ギャラリー配管16内の燃圧FUPR(燃料ポンプ12の吐出圧、燃料噴射弁3への燃料供給圧)を検出する燃料圧力センサ(燃圧検出手段)33、図外のアクセルペダルの踏み込み量(アクセル開度)ACCを検出するアクセル開度センサ34、内燃機関1の吸入空気流量QAを検出するエアフローセンサ35、内燃機関1の回転速度NEを検出する回転センサ36、内燃機関1の冷却水温度TW(機関温度)を検出する水温センサ37、排気中の酸素濃度に応じて内燃機関1の空燃比の理論空燃比(目標空燃比)に対するリッチ・リーンRLを検出する酸素センサ38などからの検出信号が入力される。
尚、前記酸素センサ38に代えて、空燃比に応じた出力を発生する空燃比センサを備えてもよい。
ECM31は、吸入空気流量QAと機関回転速度NEとに基づいて基本噴射パルス幅TPを演算し、基本噴射パルス幅TPをそのときの燃圧FUPRに応じて補正する一方、酸素センサ38の出力に基づいて実際の空燃比を目標空燃比に近づけるための空燃比フィードバック補正係数LAMBDAを演算し、燃圧FUPRに応じて補正した基本噴射パルス幅TPを、更に空燃比フィードバック補正係数LAMBDAなどで補正して、最終的な噴射パルス幅TIを演算する。
そして、各気筒の噴射タイミングになると、燃料噴射弁3に対して噴射パルス幅TIの噴射パルス信号を出力し、燃料噴射弁3による燃料噴射量及び噴射タイミングを制御する。
また、ECM31は、内燃機関1の負荷を示す基本噴射パルス幅TPや機関回転速度NEなどに基づいて点火時期(点火進角値)を演算し、該点火時期において点火プラグ6による火花放電がなされるように、図外の点火コイルへの通電を制御する。
また、ECM31は、アクセル開度ACCなどから電子制御スロットル10の目標開度を演算し、実開度が目標開度に近づくようにスロットルモータ9を駆動制御する。
更に、ECM31は、燃料圧力センサ33が検出した燃圧FUPR、及び、機関運転条件に基づいて、燃料ポンプ12の駆動デューティ及び駆動周波数を決定し、これら駆動デューティ及び駆動周波数に対応するデューティ(デューティ比)及び周波数の方形波パルス信号PINSを、燃料ポンプ12の駆動デューティ・駆動周波数の指示信号として、FPCM30に送信する。
そして、FPCM30は、ECM31側から受信したパルス信号PINSに基づいて燃料ポンプ12の駆動出力を決定し出力する。即ち、ECM31とFPCM30とが燃料ポンプ制御システムを構成する。
以下では、ECM31の燃料ポンプ制御機能、及び、FPCM30の燃料ポンプ制御機能をそれぞれに詳細に説明する。
図2のフローチャートに示すルーチンは、ECM31における燃料ポンプ制御機能を示し、このルーチンは一定時間毎に割り込み処理される。
まず、ステップS101では、燃料圧力センサ33の検出信号の他、内燃機関1の運転条件(機関負荷、機関回転速度、機関温度など)を示す各種のセンサ信号の入力処理を行う。
次のステップS102では、ステップS101で入力した機関運転条件に基づいて、目標燃圧TGFUPRを算出する。前記目標燃圧TGFUPRは、例えば、高負荷・高回転ほど高く設定し、また、高温再始動時である場合に冷機始動時よりも高く設定する。
ステップS103(駆動デューティ演算手段)では、燃料圧力センサ33が検出する燃圧FUPRが目標燃圧TGFUPRに近づくように、燃料ポンプ12のデューティ制御における駆動デューティDUTY(オン時間割合)を算出する。
更に、ステップS104では、燃料ポンプ12のデューティ制御における駆動周波数fを算出する。
前記駆動周波数fは一定値であっても良いし、例えば、特開2008−232099号公報に開示されるように、駆動デューティDUTYが小さいほど駆動周波数fを高く(周期を短く)してもよい。
ステップS105(変換手段、指示出力手段)では、駆動デューティDUTY及び駆動周波数fに基づいて、駆動デューティDUTY及び駆動周波数fをFPCM30側に指示するためのパルス信号PINSの出力波形(オン時間T1、周期T2)を決定し、決定した出力波形のパルス信号PINSを、FPCM30に送信する。
ステップS105における処理内容を、図3〜図5を参照して詳細に説明する。
図3は、駆動周波数fを指示用パルス信号PINSの周期T2(ms)に変換するテーブルを示すものであり、駆動周波数fが3種類(5kHz、10kHz、20kHz)のいずれかに選択される場合を例示する。
前記駆動周波数fは、燃料ポンプ12をデューティ制御する場合に要求される周波数であり、指示用パルス信号PINSを駆動周波数fと同じ周波数の信号とする必要性はなく、また、指示用パルス信号PINSの周波数が高くなると、パルス信号PINSにおけるノイズ影響の有無を判断することが難しくなる。
そこで、駆動周波数fに見合う周期よりも長い周期T2を設定させるように、駆動周波数fと周期T2との変換特性を設定してある。換言すれば、燃料ポンプ12の駆動周波数fを、より低い周波数に変換し、該変換後の周波数を、ECM31からFPCM30に送信するパルス信号PINSの周波数とするものである。
具体的には、駆動周波数f=5kHzの場合に周期T2=2.0msとし、駆動周波数f=10kHzの場合に周期T2=1.8msとし、周波数f=20kHzの場合に周期T2=1.6msとする。
尚、図3は、変換テーブルを示しているが、演算式で駆動周波数fを周期T2に変換させることができる。
また、駆動周波数f及び周期T2の数値は一例であって適宜変更でき、駆動周波数fが高くなるに従って周期T2を長くしてもよく、駆動周波数fの変化に対して周期T2が一様に増大・減少する必要もなく、駆動周波数f毎に異なる周期T2に変換すればよい。
FPCM30側には、後述するように、ECM31側の駆動周波数fを周期T2に変換する特性に対応し、送られたパルス信号PINSの周期T2を、駆動周波数fに戻す変換を行うテーブル・演算式を備えており、ECM31側から送られたパルス信号PINSの周期T2から、ポンプ駆動周波数fの指示値を検出できるようになっている。
また、図4は、駆動デューティDUTYを、指示用パルス信号PINSのオン時間T1(デューティ)に変換するテーブルを示す。
図4の変換テーブルでは、駆動デューティDUTY=0%をオン時間T1=0.16msに変換し、駆動デューティDUTY=100%をオン時間T1=1.44msに変換し、0%〜100%の間の駆動デューティDUTYに対して、オン時間T1が、0.16msと1.44msとの間で比例的に増減する特性としてある。
駆動デューティDUTY=100%に対応させるオン時間T1=1.44msは、指示用パルス信号PINSの最大周波数での周期(最小周期)よりも短い時間に設定してある。
即ち、駆動デューティDUTY=0%を、0よりも長いオン時間T1に変換することで、指示用パルス信号PINSは、正常時にローレベルの張り付き状態(オフ継続状態)にはならず、また、駆動デューティDUTY=100%に対応させるオン時間T1を、指示用パルス信号PINSの最大周波数での周期(最小周期)よりも短い時間とすることで、パルス信号PINSは、正常時にハイレベルの張り付き状態(オン継続状態)にはならず、常時オン・オフを繰り返すパルス波(方形波)になる。
換言すれば、図4の変換は、0%≦DUTY≦100%に設定される燃料ポンプ12の駆動デューティDUTYを、0%<DUTY<100%のデューティに変換するものであり、指示用パルス信号PINSのデューティを、例えば、20%≦指示用パルス信号PINSデューティ≦80%に設定する。
ここで、指示用パルス信号PINSのデューティ(オン時間T1)の最小値、及び、指示用パルス信号PINSのデューティ(オン時間T1)の最大値、即ち、指示用パルス信号PINSのデューティの可変範囲は、指示用パルス信号PINSをA/D変換して入力するFPCM30におけるサンプリング周期(分解能)や、指示用パルス信号PINSにノイズが重畳したときの信号特性や、燃料ポンプ12の駆動デューティに要求される最小分解能などに基づき、FPCM30に対してポンプ駆動デューティの情報を伝達でき、かつ、ノイズの重畳などによるデューティ異常を診断できるような値に予め適合してある。
例えば、ノイズの重畳によって、FPCM30が入力した指示用パルス信号PINSのデューティが、指示用パルス信号PINSの設定上の最大値を上回っている場合には、指示用パルス信号PINSのオン期間にノイズ成分が重なってオン期間が延びたものと推定でき、指示用パルス信号PINSの最大デューティを小さくするほど、ノイズ成分が重なったときにデューティ最大値を超えやすくなり、ノイズ重畳の検出精度は高くなるが、指示用パルス信号PINSの最大デューティを小さくすることで、指示用パルス信号PINSのデューティの可変範囲が狭くなり、FPCM30側でのポンプ駆動デューティの分解能が低下してしまう。
また、FPCM30が入力した指示用パルス信号PINSのデューティが、指示用パルス信号PINSの設定上の最小値を下回った場合には、指示用パルス信号PINSのオフ期間において、指示用パルス信号PINSの最小オン時間を下回るオン時間のノイズが重畳したものと推定でき、指示用パルス信号PINSの最小デューティを大きくするほど、ノイズ成分単独でのオン期間の発生を検出し易くなるが、指示用パルス信号PINSの最小デューティを大きくすることで、指示用パルス信号PINSのデューティの可変範囲が狭くなり、FPCM30側でのポンプ駆動デューティの分解能が低下してしまう。
そこで、ノイズ重畳の診断精度と、ポンプ駆動デューティの分解能とを両立させるように、指示用パルス信号PINSのデューティ(オン時間T1)の最小値、及び、指示用パルス信号PINSのデューティ(オン時間T1)の最大値を適合させてある。
尚、図4は、変換テーブルを示すが、演算式で駆動デューティDUTYを、オン時間T1に変換させることができる。
上記のようにして、指示用パルス信号PINSのデューティを示すオン時間T1及び指示用パルス信号PINSの周期T2を決定すると、図5に示すように、オン時間T1,周期T2の方形波を、駆動デューティ及び駆動周波数を指示する指示用パルス信号PINSとして、FPCM30に向けて送信する。
図6のフローチャートに示すルーチンは、FPCM30における燃料ポンプ制御機能を示し、このルーチンは例えば指示用パルス信号PINSのA/D入力毎に割り込み処理される。
まず、ステップS201では、ECM31から送信されたアナログの指示用パルス信号PINSのA/D変換値を読込み、デジタル信号化する。
ステップS202(デューティ演算手段、再変換手段)では、前記デジタル化した指示用パルス信号PINSのオン時間T1及び周期T2を演算し、オン時間T1,周期T2を、燃料ポンプ12の駆動デューティ及び駆動周波数に戻す処理(再変換処理)を行う。
デジタル化した指示用パルス信号PINSのオン時間T1を、燃料ポンプ駆動デューティを示すオン時間T3に変換する処理は、図7に示すような変換テーブル(変換テーブルに示す変換特性を備えた演算式)に基づいて行われる。
前述のように、指示用パルス信号PINSのオン時間T1の最大値は、周期T2とは無関係に一定値(T1=1.44ms)に設定され、T1=1.44msは、燃料ポンプ駆動デューティ=100%が指示されていることを示すが、燃料ポンプ駆動周波数の違いによって燃料ポンプ駆動デューティ=100%に相当するオン時間T3は異なり、T1=1.44 msのときには、燃料ポンプ駆動周期をオン時間T3とする必要がある。
一方で、指示用パルス信号PINSのオン時間T1が最小値(オン時間T1=0.16ms)である場合には、燃料ポンプ駆動周波数がいずれであっても、燃料ポンプ駆動デューティとして0%が指示されていることになる。
従って、前記変換テーブルは、T1=1.44msを、燃料ポンプ駆動周期に一致するオン時間T3に変換し、T1=0.16msをオン時間T3=0に変換し、T1=0.16msからT1=1.44 msまでの間でオン時間T3を比例的に増減させる特性に設定される。
そして、オン時間T1をオン時間T3に変換する変換テーブル(演算式)は、駆動周波数毎に予め複数用意されており、指示用パルス信号PINSの周期T2から判断される燃料ポンプ駆動周波数fに従って、変換に用いる変換テーブル(演算式)を選択し、該選択した変換テーブル(演算式)を用いて、オン時間T1をオン時間T3に変換する。
また、デジタル化した指示用パルス信号PINSの周期T2を、燃料ポンプ駆動周期T4に変換する処理は、図8に示すような変換テーブル(変換テーブルに示す変換特性を備えた演算式)に基づいて行われる。
前述のように、ECM31側では、燃料ポンプ駆動周波数として、5kHz、10kHz、20kHzのいずれかを選択し、5kHzのときにはパルス信号PINSの周期T2を2.0msに、10kHzのときにはパルス信号PINSの周期T2を1.8msに、20kHzのときにはパルス信号PINSの周期T2を1.6msに設定するから、パルス信号PINSの周期T2が、2.0ms、1.8ms、1.6msのいずれであるかを判断することで、燃料ポンプ駆動周波数として、5kHz、10kHz、20kHzのいずれが指示されたかを判断することができる。
更に、周波数=5kHzにおける周期T4は200μsで、周波数=10kHzにおける周期T4は100μsで、周波数=10kHzにおける周期T4は50μsであるから、周期T2が2.0msであれば周期T4を200μsとし、周期T2が1.8msであれば周期T4を100μsとし、周期T2が1.6msであれば時間T4を50μsとするように、前記変換テーブル(演算式)が設定されている。
前記変換テーブル(演算式)におけるT2=2.0ms、1.8ms、1.6msは、許容誤差内である場合を含み、ノイズの重畳などの異常がないパルス信号PINSについては、正常に時間T4を設定できるように、パルス信号PINSのA/D変換周期などに基づき許容範囲を適合させてあり、具体的には、例えば標準値+0.1ms及び標準値マイナス0.1msの範囲内を許容範囲内とする。
ところで、パルス信号PINSのオン時間T1が設定範囲である0.16ms〜1.44msから外れている場合、換言すれば、パルス信号PINSのデューティが設定範囲を逸脱して、設定範囲を下回る0%を含む領域に該当したり、設定範囲を上回る100%を含む領域に該当する場合、更に、パルス信号PINSの周期T2が、2.0ms付近、1.8ms付近、1.6ms付近のいずれにも該当しない場合には、ECM31からFPCM30に送信される過程で、パルス信号PINSにノイズが重畳するなどの不具合が発生し、これによって、パルス信号PINSのデューティ及び/又は周期が設定値からずれたものと推定できる。
そこで、ステップS202では、パルス信号PINSの異常の有無を診断し、異常発生を診断すると、予め決められたフェイルセーフ処理を実行する。
前記異常診断及びフェイルセーフ処理の詳細を、図9のフローチャートに従って説明する。
まず、ステップS301(診断手段)では、デジタル化したパルス信号PINSのオン時間T1が正常であるか否かを判断する。
前述のように、オン時間T1の設定範囲は0.16ms〜1.44msであるから、この範囲から所定以上にずれている場合は、パルス信号PINSにノイズが重畳するなどした結果、オン時間T1(デューティ)が設定範囲からずれたものと推定する。
前記設定範囲(0.16ms〜1.44ms)からどれだけずれた場合に、異常と判定させるかは、パルス信号PINSのA/D変換周期などによる測定誤差で異常と診断されないように適合され、例えば、設定範囲(0.16ms〜1.44ms)の前後に0.1msの許容範囲を設けて、オン時間T1が0.06ms〜1.54ms内(0.06ms≦T1≦1.54ms)であれば正常と判断し、オン時間T1が0.06ms〜1.54ms外(0.06ms>T1、又は、T1>1.54ms)であれば異常と判断する。
例えば、パルス信号PINSのオフ期間において、ノイズ成分として、時間T1の最小時間(0.16ms)を下回るオン時間のパルスが発生すると、このノイズによるオン時間がオン時間T1として計測され、このオン時間T1が最小時間(0.16ms)よりも誤差分以上に小さければ、これを異常と判断する。
また、パルス信号PINSのオン期間の立ち上がり又は立ち下がり付近でノイズが重畳することで、パルス信号PINSが本来の立ち上がり位置よりも前から立ち上がったり、本来の立ち下がり位置の後で立ち下がったりすることで、パルス信号PINSのオン期間が設定よりも長くなるから、オン時間T1の最大よりも誤差分以上に長いオン時間T1を計測した場合には、そのオン時間T1の延長分は、ノイズの重畳に因るものであると判断できる。
パルス信号PINSのオンデューティを0%〜100%の範囲に設定してあると、ノイズ重畳によるオン時間T1の延び、及び、ノイズ重畳による短いオン時間T1の発生を検知することができないが、パルス信号PINSのオンデューティを0%(0ms)〜100%(1.6〜2.0ms)よりも狭い範囲(0.16〜1.44ms)に限定したことで、前述のようなノイズ重畳を検出することができる。
オン時間T1の正常を判断すると、ステップS302へ進み、デジタル化したパルス信号PINSの周期T2、即ち、パルス信号PINSの周波数が正常であるか否かを判断する。
ステップS302では、前述のように、周期T2が、2.0ms付近、1.8ms付近、1.6ms付近のいずれにも該当しない場合に、ノイズが重畳することで、本来の立ち上がり・立ち下がり位置とは異なる位置で立ち上がり又は立ち下がりが発生したものと推定して、パルス信号PINSが異常であると判断する。
一方、周期T2が、2.0ms付近、1.8ms付近、1.6ms付近のいずれかに該当すれば、設定された周期(周波数)のままでパルス信号PINSをFPCM30が受け取ったものと判断し、パルス信号PINSが正常であると判断する。
上記のように、パルス信号PINSのデューティ及び周波数が正常であるか否かを診断させることで、周波数(周期T2)として正常でも、ノイズが重畳したことによるオン時間T1の延びや、パルス信号PINSの最小オン時間を下回るノイズ成分によるオン時間T1の発生から、パルス信号PINSの異常を診断でき、また、オン時間T1が正常であっても、ノイズ重畳によって発生する周期T2の変化を異常として診断でき、高い精度でノイズに影響された状態を診断できる。
オン時間T1及び周期T2が共に正常であれば、ステップS303へ進み、図7及び図8に示した変換テーブル(演算式)に従って、T1,T2を、燃料ポンプ駆動デューティT3、駆動周期T4に変換する。
一方、ステップS301でオン時間T1が異常であると判断された場合には、ステップS304へ進み、ステップS302(診断手段)で周期T2が異常であると判断された場合にも、ステップS304へ進む。換言すれば、オン時間T1(デューティ)と周期T2(周波数)との少なくとも一方が異常であれば、ステップS304へ進む。
ステップS304では、オン時間T1と周期T2との少なくとも一方が異常である状態の継続時間TCOが、上限時間TMAXを超えているか否かを判断する。
前記上限時間TMAXは、後述するオン時間T3,周期T4のクランプ処理を継続させる最大許容時間であり、例えば、クランプ処理を過剰に長くすると、その間での機関負荷・機関回転速度の変化によって燃料圧力が過小となり、噴射量不足を招く可能性があるので、機関負荷・機関回転速度の変化があっても噴射量不足を発生させることのない最大時間、換言すれば、パルス信号PINSの異常を初めて判断した時点の燃料ポンプ12の操作量をそのまま保持させることが可能な最大時間として、前記上限時間TMAXを予め適合させてある。
そして、パルス信号PINSの異常が継続している時間TCOが、上限時間TMAX以内であれば、ステップS305(フェイル手段)へ進み、異常診断する直前でのT1,T2、換言すれば、正常判定された時間T1,T2の最近値を変換して得たT3,T4を、燃料ポンプ12の駆動制御に用いる駆動デューティ及び駆動周期に設定する。
従って、異常継続時間が上限時間TMAX内であれば、異常診断する直前でのT1,T2(該T1,T2を変換したT3,T4)にクランプされ、その間、燃料ポンプ12の操作量は一定に保持されることになる。
ノイズの発生等によるパルス信号PINSの異常が一時的なものであり、上限時間TMAX内でパルス信号PINS(T1,T2)が正常に戻れば、再度、ステップS301からステップS303へ進むようになり、パルス信号PINSの最新のオン時間T1及び周期T2に基づいて、ポンプ駆動デューティ及びポンプ駆動周波数を更新させる。
一方、パルス信号PINS(T1,T2)の異常が、上限時間TMAXを超えて継続している場合には、ステップS304からステップS306(フェイル手段)へ進み、燃料ポンプ12の駆動デューティ及び駆動周波数を、予め定めたフェイルセーフ用の駆動デューティT3FS,駆動周波数T4FSに切り替え、その後パルス信号PINS(T1,T2)の異常が継続すれば、フェイルセーフ用の駆動デューティT3FS及び駆動周波数T4FSを継続して用いるようにする。
即ち、パルス信号PINSの異常(ノイズ重畳など)が、上限時間TMAXを超えて継続すると、燃料ポンプ12の駆動デューティ及び駆動周波数を、予め記憶した固定値として、燃料ポンプを一定の操作量で駆動する。
ステップS305でクランプ処理は、異常発生直前のオン時間T1,周期T2にクランプする処理であり、例えば、異常発生直前が駆動デューティとして低い値が設定される運転条件(例えば、低負荷・低回転域)であったとすると、異常継続中に高負荷・高回転側に向けた過渡運転がなされると、目標燃圧を維持できる駆動デューティよりも、保持している駆動デューティが低くなり、噴射量不足などを発生させることになる。
そこで、パルス信号PINS(T1,T2)の異常が、上限時間TMAXを超えて継続している場合には、フェイルセーフ状態で運転を許容する領域で噴射量を確保できるように予め適合した駆動デューティT3FS,駆動周波数T4FSに切り替え、最小限の運転性を確保できるようにする。
尚、パルス信号PINSの異常を検知したときに、一律に、ステップS306へ進み、予め定めたフェイルセーフ用の駆動デューティT3FS,駆動周波数T4FSに固定させるようにしても良いが、その場合、短時間で正常に戻る場合であっても、ECM31側で設定した駆動デューティ・駆動周波数に対して大きな隔たりがある値に切り替わる場合が発生し、燃料圧力の変動等を無用に発生させることになってしまう。
従って、上記実施形態のように、異常発生直前の値にクランプさせて、パルス信号PINSの異常が収束するか否かを見極め、異常が継続するようであれば、フェイルセーフ用の駆動デューティT3FS,駆動周波数T4FSに固定させるのが好ましい。
上記のようにして、パルス信号PINS(T1,T2)の異常を診断し、該診断に応じて駆動デューティ(オン時間T3),駆動周波数(周期T4)を決定すると、ステップS203(ポンプ出力手段)では、この駆動デューティ及び駆動周波数の駆動信号(駆動出力)を、燃料ポンプ12を駆動するFPCM30とは別体の駆動回路(スイッチング素子)に出力し、燃料ポンプ12に対する電力供給をデューティ制御するか、又は、FPCM30に前記駆動回路が内蔵される場合には、前記駆動デューティ及び駆動周波数の駆動信号によりスイッチング素子を駆動して得た駆動電圧(駆動出力)を燃料ポンプ12に出力する。
前記FPCM30は、前記パルス信号PINSの異常(上限時間TMAXを超えて継続する異常)を判定したときに、異常判定結果をECM31側に送信し、異常判定結果を受けたECM31では、例えば、内燃機関1の運転領域を、予め定めた低・中負荷域内に限定する処理や、警告ランプの点灯などによって異常の発生を運転者に警告する処理などを行う。前記運転領域の制限は、電子制御スロットル10の開度制限などで実現できる。
ここで、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術的思想について、以下に効果と共に記載する。
(イ)エンジンの燃料噴射弁を制御すると共に、前記燃料噴射弁に燃料を圧送する燃料ポンプの駆動制御における駆動デューティ及び駆動周波数の指示値を算出するエンジン制御ユニットと、前記駆動デューティ及び駆動周波数の指示値を前記エンジン制御ユニットから受けて前記燃料ポンプの駆動出力を出力する燃料ポンプ制御ユニットとを含む燃料ポンプ制御システムであって、
前記エンジン制御ユニットは、駆動デューティを、少なくとも0%及び100%を除く中間域内の指示用デューティに変換すると共に、駆動周波数を、より低い指示用周波数に変換し、この指示用デューティ及び指示用周波数のパルス信号を前記駆動デューティ及び駆動周波数の指示信号として、前記燃料ポンプ制御ユニットに向けて出力し、
前記燃料ポンプ制御ユニットは、前記パルス信号のデューティを前記駆動デューティの指示値に変換すると共に、前記パルス信号の周波数を前記駆動周波数に変換し、該変換によって得た駆動デューティ及び駆動周波数に基づき前記駆動出力を決定する一方、前記パルス信号のデューティ及び周波数に基づいて、前記パルス信号の異常の有無を診断し、異常の発生を診断した場合に、前記駆動出力をフェイル用駆動出力に切り替える燃料ポンプ制御システム。
上記構成によると、エンジン制御ユニットから燃料ポンプ制御ユニットに送信するパルス信号のデューティが、中間域内のデューティに限定されるから、燃料ポンプ制御ユニットにおいてパルス信号に対するノイズ重畳の有無を容易に区別でき、前記パルス信号に異常が発生した場合に、駆動出力をフェイル用駆動出力に切り替えて、異常な駆動出力を出力することを抑制する。
1…内燃機関、3…燃料噴射弁、11…燃料タンク、12…燃料ポンプ、14…プレッシャレギュレータ、15…燃料ギャラリー配管、16…燃料供給配管、17…燃料戻し配管、30…FPCM(フューエル・ポンプ・コントロール・モジュール)、31…ECM(エンジン・コントロール・モジュール)、33…燃料圧力センサ

Claims (5)

  1. エンジンの燃料噴射弁を制御すると共に、前記燃料噴射弁に燃料を圧送する燃料ポンプの駆動制御における駆動デューティの指示値を算出するエンジン制御ユニットと、前記駆動デューティの指示値を前記エンジン制御ユニットから受けて前記燃料ポンプの駆動出力を出力する燃料ポンプ制御ユニットと、を含む燃料ポンプ制御システムであって、
    前記エンジン制御ユニットが、
    前記駆動デューティを演算する駆動デューティ演算手段と、
    前記駆動デューティを、少なくとも0%及び100%を除く中間域内のデューティに変換する変換手段と、
    前記変換後のデューティのパルス信号を、前記駆動デューティを指示する信号として前記燃料ポンプ制御ユニットに向けて出力する指示出力手段と、
    を備え
    前記燃料ポンプ制御ユニットが、
    前記指示出力手段から入力したパルス信号のデューティを演算するデューティ演算手段と、
    前記デューティ演算手段が演算したデューティを、駆動デューティに変換する再変換手段と、
    前記再変換手段による変換で得た駆動デューティに基づいて、前記燃料ポンプの駆動出力を出力するポンプ出力手段と、
    を備える、燃料ポンプ制御システム。
  2. エンジンの燃料噴射弁を制御すると共に、前記燃料噴射弁に燃料を圧送する燃料ポンプの駆動制御における駆動デューティ及び駆動周波数の指示値を算出するエンジン制御ユニットと、前記駆動デューティ及び駆動周波数の指示値を前記エンジン制御ユニットから受けて前記燃料ポンプの駆動出力を出力する燃料ポンプ制御ユニットと、を含む燃料ポンプ制御システムであって、
    前記エンジン制御ユニットが、
    前記駆動デューティ及び駆動周波数を演算する駆動デューティ演算手段と、
    前記駆動デューティを、少なくとも0%及び100%を除く中間域内のデューティに変換すると共に、駆動周波数を、より低い周波数に変換する変換手段と、
    前記変換後のデューティのパルス信号を、前記駆動デューティ及び駆動周波数を指示する信号として前記燃料ポンプ制御ユニットに向けて出力する指示出力手段と、
    を備え、
    前記燃料ポンプ制御ユニットが、
    前記指示出力手段から入力したパルス信号のデューティ及び周波数を演算するデューティ演算手段と、
    前記デューティ演算手段が演算したデューティ及び周波数を、駆動デューティ及び駆動周波数に変換する再変換手段と、
    前記再変換手段による変換で得た駆動デューティ及び駆動周波数に基づいて、前記燃料ポンプの駆動出力を出力するポンプ出力手段と、
    を備える、燃料ポンプ制御システム。
  3. 前記燃料ポンプ制御ユニットが、
    前記入力したパルス信号のデューティ及び周波数とこれらの正常範囲とを比較することで、前記パルス信号の正常・異常を判定する診断手段と、
    前記診断手段が前記パルス信号の異常を判定した場合に、前記ポンプ出力手段が出力する駆動出力をフェイル出力にクランプさせるフェイル手段と、
    を更に備えた請求項1または請求項2に記載の燃料ポンプ制御システム。
  4. エンジンの燃料噴射弁を制御すると共に、前記燃料噴射弁に燃料を圧送する燃料ポンプの駆動制御における駆動デューティ及び駆動周波数の指示値を算出するエンジン制御ユニットと、前記駆動デューティ及び駆動周波数の指示値を前記エンジン制御ユニットから受けて前記燃料ポンプの駆動出力を出力する燃料ポンプ制御ユニットと、を含む燃料ポンプ制御システムであって、
    前記エンジン制御ユニットは、駆動デューティを、少なくとも0%及び100%を除く中間域内の指示用デューティに変換すると共に、駆動周波数を、より低い指示用周波数に変換し、この指示用デューティ及び指示用周波数のパルス信号を前記駆動デューティ及び駆動周波数の指示信号として、前記燃料ポンプ制御ユニットに向けて出力し、
    前記燃料ポンプ制御ユニットは、前記パルス信号のデューティを前記駆動デューティの指示値に変換すると共に、前記パルス信号の周波数を前記駆動周波数に変換し、該変換によって得た駆動デューティ及び駆動周波数に基づき前記駆動出力を決定し、出力する燃料ポンプ制御システム。
  5. エンジンの燃料噴射弁を制御すると共に、前記燃料噴射弁に燃料を圧送する燃料ポンプの駆動制御における駆動デューティ及び駆動周波数の指示値を算出するエンジン制御ユニットと、前記駆動デューティ及び駆動周波数の指示値を前記エンジン制御ユニットから受けて前記燃料ポンプの駆動出力を出力する燃料ポンプ制御ユニットと、を含む、燃料ポンプ制御システムであって、
    前記エンジン制御ユニットは、駆動デューティを、少なくとも0%及び100%を除く中間域内の指示用デューティに変換すると共に、駆動周波数を、より低い指示用周波数に変換し、この指示用デューティ及び指示用周波数のパルス信号を前記駆動デューティ及び駆動周波数の指示信号として、前記燃料ポンプ制御ユニットに向けて出力し、
    前記燃料ポンプ制御ユニットは、前記パルス信号のデューティを前記駆動デューティの指示値に変換すると共に、前記パルス信号の周波数を前記駆動周波数に変換し、該変換によって得た駆動デューティ及び駆動周波数に基づき前記駆動出力を決定する一方、前記パルス信号のデューティ及び周波数に基づいて、前記パルス信号の異常の有無を診断し、異常の発生を診断した場合に、前記駆動出力をフェイル用駆動出力に切り替える、燃料ポンプ制御システム。
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