JP5345420B2 - 車両用シート構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シートバックを下部シートバックと上部シートバックとに分割し、上部シートバックを前方へ傾斜可能とした車両用シート構造に関する。
従来、車両の前突時における乗員保護手段としてシートベルトが知られている。シートベルトは前席は勿論のこと、後席にも備えられており、三列シート車であっても、乗員が着座する全ての位置にシートベルトが備えられている。
前突時、乗員がシートベルトを装着していても、乗員は、前突時の衝撃で体全体が車体前方へ移動すると共に、上半身が腰を中心に振られて前屈姿勢となる。その際、前席と前席との間、或いは3列シート車両では、1列目シートと2列目シートとの間、及び2列目のシートと3列目のシートとの間が、前席(1列目のシート)とインパネとの間のように広く確保されてはおらず、前屈した際に頭部が前席(3列シート車両では1列目、或いは2列目)のシートバックに衝突し易くなる。
この対策として、例えば特許文献1(特許第3147759号公報)には、前席のシートバックの背部にエアバッグモジュールを配設し、前突時に、このエアバッグモジュールに内装されているエアバッグを展開させることで、後部シートに着座している乗員の頭部を保護する技術が開示されている。
又、特許文献2(特開2008−230397号公報)には、前突時に乗員の上半身が振られて、その頭部が前席のシートバック上部に当接すると、このシートバック上部が頭部からの押圧力を受け、ばねの付勢力に抗して前方へ移動して、頭部が受ける衝撃を吸収する技術が開示されている。
ところで、上述した特許文献1に開示されている技術では、前突を検知した際に、シートバックの背面に取付けたエアバッグモジュールからエアバッグを後方へ展開させようにしているが、乗員が前屈される際の頭部は、腰を中心として上方から下方へ移動する軌跡を描く。従って、エアバッグの展開方向と頭部の移動軌跡とが一致せず、頭部の移動軌跡に対してエアバッグの展開位置を正確に設定することが難しいという問題がある。
この点、引用文献2に開示されている技術では、シートバック上部が頭部からの押圧力を受けて前方へ移動するようにしているため、このシートバック上部の移動により頭部が受ける衝撃を緩衝させることができる。しかし、このシートバック上部は、乗員の頭部からの押圧力を受けて移動する構造であるため、乗員の頭部には、この頭部がシートバック上部に衝突する際に必ず衝撃が加えられてしまう問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、乗員の頭部が受ける衝撃を確実に緩和させることができるばかりでなく、シートバックと頭部との干渉を確実に回避することのできる車両用シート構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明による車両用シート構造は、シートクッションと、下部シートバック及び該下部シートバックの上部に連設する上部シートバックに分割されていると共に該下部シートバックの下部を前記シートクッションの後部に連設するシートバックと、前記上部シートバックを前記下部シートバックに連続する初期位置に固定させるシート固定手段と、前記シート固定手段による前記上部シートバックの固定を解除すると共に、前記上部シートバックを前記下部シーバックから前方へ傾斜させる傾斜手段とを備え、前記傾斜手段は、外力を受けて動作され、前記上部シートバックに設けられている従動ギヤと、前記下部シートバックに設けられていると共に前記従動ギヤに噛合する駆動ギヤと、該駆動ギヤに連設するレバー部材とを有し、該レバー部材に前記外力が印加されるとを特徴とする。
本発明によれば、シートバックを下部シートバックと上部シートバックとに分割し、上部シートバックの固定が解除されたとき、この上部シートバックを前方へ傾斜させるようにしたので、シート本体の後方に着座している乗員の上半身が、前突等の衝撃により前屈姿勢となった場合であっても、上部シートバックが頭部の描く軌跡から離れる方向へ移動するので、乗員の頭部が受ける衝撃を確実に緩和させることができるばかりでなく、シートバックと頭部との干渉を確実に回避することができる。
車両用シートの概略構成図 前突時の車両用シートの動作を示す概略構成図 シートバックのフレーム構成図 図3のIV-IV断面側面図 前突時の上部シートバックの動作を示す説明図 上部シートバックを動作させるギヤ機構の斜視図
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
図1、図2の符号1は車体であり、この車両1のフロア2に、シート本体としての前部シート3が配設され、又、この前部シート3の後方に、他のシート本体としての後部シート4が配設されている。尚、本実施形態では、シートが前後方向へ二列に配設されている二列シートの場合について説明するが、本実施形態は、シートが前後方向へ三列に配設されている三列シートに適用できることは言うまでもない。
前部シート3は、シートクッション5とシートバック6とを有している。シートクッション5は、フロア2にシートレール8を介して前後方向へ移動自在に固定されており、シートバック6は、その下部がシートクッション5の後端に回動自在に連設されている。
一方、後部シート4は、シートクッション4aと、シートバック4bと、ヘッドレスト4cとを有し、シートクッション4aは、前部シート3が設置されているフロア2よりも高く形成されたフロア(リヤフロア)2aに設置されている。尚、この後部シート4の構造は周知であるため説明を省略する。同様に、前部シート3に設けられているシートクッション5のフレーム構造についても周知であるため、説明を省略する。
シートバック6は、下部シートバック6aと上部シートバック6bとに分割されており、上部シートバック6bの上部にヘッドレスト7が設けられている。又、この各シートバック6a,6bが、クッション材を内包する表皮部材11,12で覆われている。
下部シートバック6aの下部シートバックフレーム9は、左右に配設されている一対の下部サイドフレーム9a,9bを有し、この両下部サイドフレーム9a,9bの下端部が、シートクッション4aに設けられているシートフレーム(図示せず)に、周知のリクライニング機構(図示せず)を介して回動自在に連設されている。
一方、上部シートバック6bの上部シートバックフレーム10は、左右一対の上部サイドフレーム10a,10bを有し、この両サイドフレーム10a,10bの下端部が、下部サイドフレーム9a,9bの上部に連結シャフト13を介して回動自在に支持されている。更に、この上部サイドフレーム10a,10bの上部間がクロスフレーム14で連結され、このクロスフレーム14に、ヘッドレスト7の下端面から下方へ延出する一対のヘッドレストステー7aが昇降自在に支持されている。
本実施形態で採用するヘッドレスト7はアクティブヘッドレストであり、図1に示すように、ヘッドレストステー7aが、上部シートバックフレーム10に設けられている周知のアクティブヘッドレスト機構16に昇降自在に支持されている。アクティブヘッドレスト機構16は、前後方向へ揺動自在な支持アーム16aを有し、この支持アーム16aの下端部に受け圧部材16bが設けられている。尚、図示しないが、受け圧部材16bは、下部シートバックフレーム9に設けられている弾性部材に連結されて、通常の押圧力では回動しないように設定されている。
このアクティブヘッドレスト機構16は、後突時において乗員Aの後頭部を早期にサポートして、むち打ち症の発生を防止するものである。すなわち、後突時の慣性によって乗員Aがシートバック6に押し付けられると、受け圧部材16bを介して支持アーム16aが後方へ揺動し、この支持アーム16aに連結するヘッドレスト7をシーソーの原理によって前方へ押し出し、乗員Aの頭部を支えることで、頸部に斯かる負担を軽減する。
又、上部シートバック6bの後部側にエアバッグモジュール18が取付けられている。このエアバッグモジュール18にエアバッグ18aが内装されている。このエアバッグ18aは、衝突時にインフレータから吹き出されるガス圧にて後方へ展開されるものであり、このエアバッグ18aの展開により後部シート4に着座している乗員Bの頭部が保護される。尚、このエアバッグモジュール18は周知であるため、詳細な説明は省略する。
又、図3、図4に示すように、左右一対の上部サイドフレーム10a,10bの下端には、従動ギヤ19aが形成されている。この従動ギヤ19aは連結シャフト13を軸心として形成されており、この従動ギヤ19aに噛合する駆動ギヤ19bが、左右一対の下部サイドフレーム9a,9bの上部に設けられている。又、従動ギヤ19aは部分ギヤであり、この従動ギヤ19aが駆動ギヤ19bに噛合している範囲でのみ回動が許容される。この回動範囲は、上部シートバック6bが、下部シートバック6aに連続する状態(図1参照)から所定角度前方へ傾斜(前傾)する位置(図2参照)に設定されている。又、この前傾角度は、前突時に乗員Bが前屈姿勢となる角度とほぼ平行な角度に設定されている。尚、乗員Bの前屈角度は、乗員Bの平均的な体型に基づいて予め実などから求めたものである。
この駆動ギヤ19bは、両端を両下部サイドフレーム9a,9bに回動自在に軸支されている連結シャフト20に軸着されている。更に、この連結シャフト20にレバー部材21の上端が連結されている。図1に示すように、このレバー部材21は下部シートバック6aの背面に沿って下方へ延出されており、その背面に、発泡材料からなる受け圧部材21aが設けられている。図5に示すように、この受け圧部材21aは、後部シート4に着座した乗員Bの膝に対向しており、膝からの押圧力で、図の時計回り方向へ回動する。又、図6に示すように、駆動ギヤ19bの外面と各下部サイドフレーム9a,9bの内面との間に復元手段としてのばね部材の一例であるゼンマイばね24が巻装され、このゼンマイばね24の内端部が駆動ギヤ19bに固定され、外端部が下部サイドフレーム9a,9bの内壁に固定されている。
このゼンマイばね24は、駆動ギヤ19bに対し、図1の反時計回り方向へ開放トルクを付勢しており、又、上部シートバック6bが、下部シートバック6aに連続した状態(図1の状態)でも開放トルクが残存するように設定されている。上部シートバック6bが下部シートバック6aと連なった状態で残存している開放トルクは、上部シートバック6bが容易に前傾しない程度に設定されている。従って、このゼンマイばね24の残存する開放トルクにて、上部シートバック6bは、図1の反時計回り方向へ常時付勢されており、更に従動ギヤ19aが部分ギヤであるため、この従動ギヤ19aの、図6の反時計回り方向の終端が駆動ギヤ19bに噛合した位置で、上部シートバック6bは下部シートバック6aに連続する姿勢に固定される。又、この従動ギヤ19aの、図6の時計回り方向の終端が駆動ギヤ19bに噛合した位置で、上部シートバック6bの傾斜角度が規定される。又、レバー部材21が、図1の時計回り方向へ押圧されるとゼンマイばね24は巻かれて、開放トルクが増大する。
従って、従動ギヤ19aの図6の反時計回り方向の終端と駆動ギヤ19bとの噛合、及びそのときのゼンマイばね24の残存する開放トルクにて、本発明のシート固定手段が実現される。又、レバー部材21、及び、これに連設する駆動ギヤ19bと、これに噛合する従動ギヤ19aとからなるギヤ機構で、本発明の傾斜手段が構成される。
又、図1、図2の符号22、23はシートベルト装置であり、車両1の前席と後席とに各々配設されている。本実施形態で採用するシートベルト装置22,23は3点式シートベルトであり、乗員A,Bを各シート3,4に拘束するストラップ22a,23a、このストラップ22a,23aに設けられているバックル22b,23b、このバックル22b,23bを固定すると共に、各シート3,4の側部に設けられているアンカ22c,23c、及び各ストラップ22a,23aを巻き取るリトラクタ23d(前席シートベルト装置22は図示せず)を備えている。
次に、このような構成による本実施形態の作用について説明する。
車両1の各シート3,4に着座した乗員A,Bがシートベルト装置22,23のストラップ22a,23aを所定に装着した状態で、車両1が前突すると、乗員A,Bは慣性により各シート3,4のシートクッション5,4a上を前方へ移動すると共に、上半身が、ストラップ22a,23aをリトラクタ23d(前席シートベルト装置22は図示せず)から引き出しながら大きく前屈される。
後部シート4に着座している乗員Bが慣性力で前方へ移動すると、乗員Bの膝が前部シート3の下部シートバック6aの背面を押圧し、下部シートバック6aに設けられているレバー部材21が、乗員Bの膝から受ける外力により受け圧部材21aを介して、図1の時計回り方向へ回動される。すると、このレバー部材21の上端に固設されている連結シャフト20が同方向へ回転し、この連結シャフト20の両端に固設されている駆動ギヤ19bが同方向へ回転する。尚、この場合、レバー部材21は、乗員Bの膝から受ける外力で回動させるのではなく、前突時の衝撃を検知して動作するアクチュエータにて外力を印加させるようにしても良い。
その結果、この駆動ギヤ19bに噛合する従動ギヤ19aが反時計回り方向へ回転すると共に、駆動ギヤ19bに内端部が固設されているゼンマイばね24が巻かれる。従動ギヤ19aは、上部サイドフレーム10a,10bの下端に形成されているため、上部シートバック6bが連結シャフト13を中心に前傾される。
従って、乗員Bの上半身が前傾されても、頭部の移動軌跡上にある上部シートバック6bが前傾されるため、乗員Bの頭部が上部シートバック6bに衝突することはなく、上部シートバック6bと乗員Bの頭部との干渉を確実に回避することができ、乗員Bの頭部が受ける衝撃を確実に緩和させることができる。
更に、上部シートバック6bの背面に設けられているエアバッグモジュール18は、前突時の衝撃を検知してインフレータを作動させ、エアバッグ18aを後方へ展開させる。このエアバッグ18aは、上部シートバック6bが前傾動作中、すなわち、上部シートバック6bが乗員Bの頭部から逃げる方向へ傾斜する動作中に展開されるため、乗員Bの頭部が上部シートバック6bに近接しても、展開に要する時間を充分に確保することができる。
又、上部シートバック6bの傾斜角度が、乗員Bの上半身の傾斜とほぼ平行になるように設定されているため、エアバッグ18aの展開方向と乗員Bの頭部の軌跡とがほぼ一致する。その結果、エアバッグ18aの展開により、前突時の頭部を確実に受け止めることができるばかりでなく、エアバッグ18aの展開範囲を狭くしても、頭部を確実に受け止めることができるので、エアバッグ18aはもとよりエアバッグモジュール18全体の小型化を実現することができる。
尚、受け圧部材21aが発泡材製であるため、レバー部材21が回動停止位置に到達した後も、乗員Bの膝が受け圧部材21aを押圧し続けている場合、当該受け圧部材21aが弾性変形して膝からの慣性力が吸収される。
又、図2に示すように、エアバッグ18aの展開方向が上部シートバック6bの後方であるため、この上部シートバック6bにアクティブヘッドレスト機構16が配設されていても、このアクティブヘッドレスト機構16がエアバッグ18aの展開に支障を来すことはない。従って、上部シートバック6bにエアバッグモジュール18とアクティブヘッドレスト機構16とを併設することが可能である。
又、前突時、上部シートバック6bは、乗員Bの頭部が描く軌跡から離れる方向へ移動されるので、エアバッグモジュール18を装備せず、この上部シートバック6bの背面に発泡材等からなる衝撃吸収部材を設けるだけで、頭部を有効に保護することができる。
又、前突後のリバウンドにより乗員Bが後方へ戻されると、当該乗員Bの膝による受け圧部材21aに対する押圧力が解除されるため、駆動ギヤ19bは、ゼンマイばね24からの開放トルクにより元の位置に戻される。その結果、この駆動ギヤ19bに噛合している従動ギヤ19aが、図2の時計回り方向へ回転して、上部シートバック6bが、図1に示す初期位置に戻される。従って、前部シート3に着座している乗員Aの頭部が、前突後のリバウンドによりシートバック6側へ振られても、上部シートバック6bは初期位置に戻されているため、上部シートバック6bが乗員Aと干渉することはない。
更に、上部シートバック6bは、乗員Bの膝が受け圧部材21aを押圧することで前傾動作されるため、モータ等の駆動機構が不要となり、簡単な構造で、製品コストの低減を図ることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限るものではなく、例えば上部シートバック6bは、下部シートバック6aに対してロック機構を介して初期位置の姿勢(図1の状態)が維持され、前突時の乗員Bの膝等からの衝撃で、このロック機構を解除させるようにしても良い。この場合、上部シートバック6bは、前傾方向へ弱いばねで常時付勢されており、ロック機構が解除されると、ばねの付勢力で前傾され、又、前部シート3に乗員Aが着座している場合は、前突後のリバウンドで乗員Aがシートバック6に戻される際の押圧力を利用して上部シートバック6bを戻すようにしても良い。
又、駆動ギヤ19bを回動させるレバーを下部シートバック6aの側面に設け、このレバーを、乗員Bの手や足等からの外力にて回動させることで、上部シートバック6bを前傾させることができるようにしても良い。この場合、上部シートバック6bを前傾させたままの状態は、レバーをフックなどに掛止させることで維持させることができる。
その結果、例えば、前部シート3が助手席の場合、この前部シート3に乗員Aが着座していない状態では、上部シートバック6bを前傾させることで、前方の視野を確保することができ、乗員Bの受ける圧迫感を開放させることができる。或いは前傾させた上部シートバック6bの背面を書籍台等の置き台として活用することができる。
3…前部シート、
4…後部シート、
5…シートクッション、
6…シートバック、
6a…下部シートバック、
6b…上部シートバック、
9…下部シートバックフレーム、
9a,9b…下部サイドフレーム、
10…上部シートバックフレーム、
10a,10b…上部サイドフレーム、
16a…支持アーム、
16b…圧部材、
18…エアバッグモジュール、
19a…従動ギヤ、
19b…駆動ギヤ、
21…レバー部材、
21a…受け圧部材、
A,B…乗員
特許第3147759号公報 特開2008−230397号公報

Claims (5)

  1. シートクッションと、
    下部シートバック及び該下部シートバックの上部に連設する上部シートバックに分割されていると共に該下部シートバックの下部を前記シートクッションの後部に連設するシートバックと、
    前記上部シートバックを前記下部シートバックに連続する初期位置に固定させるシート固定手段と、
    前記シート固定手段による前記上部シートバックの固定を解除すると共に、前記上部シートバックを前記下部シーバックから前方へ傾斜させる傾斜手段とを備え
    前記傾斜手段は、外力を受けて動作され、前記上部シートバックに設けられている従動ギヤと、前記下部シートバックに設けられていると共に前記従動ギヤに噛合する駆動ギヤと、該駆動ギヤに連設するレバー部材とを有し、該レバー部材に前記外力が印加される
    ことを特徴とする車両用シート構造。
  2. 前記上部シートバックを前方に傾斜した状態から前記下部シートバックに連続する初期位置へ復元動作させる復元手段が備えられている
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用シート構造。
  3. 前記復元手段は、前記上部シートバックが前方へ傾斜する際に蓄積されたトルクを開放させることで復元動作させるばね部材である
    ことを特徴とする請求項記載の車両用シート構造。
  4. ート本体の後方に、他のシート本体が設けられ、
    前記上部シートバックの前方への傾斜角度は、前記他のシート本体に着座する乗員の上半身の前傾姿勢に基づいて設定される
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の車両用シート構造。
  5. 前記上部シートバックの背面に、前記他のシート本体に着座する乗員保護のためのエアバッグモジュールが設けられている
    ことを特徴とする請求項記載の車両用シート構造。
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