JP5343574B2 - ヒートシンクのろう付け方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒートシンクのろう付け方法、特に、発熱体に熱的に接続される天板と、天板に接合し、天板との間に冷却液の流路を形成する底板と、を有し、冷却液によって発熱体の熱を放熱するヒートシンクのろう付け方法の改良に関する。
例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)の半導体を使用したパワーモジュールにおいては、半導体チップで発生した熱を効率よく放熱して、半導体チップの温度を所定温度以下に保つヒートシンクが知られている。
従来のヒートシンクの概略構成について図1を用いて説明する。ヒートシンク110は、熱伝導性に優れるとともに軽量である材質、例えばアルミニウムにより形成される。ヒートシンク110は、発熱体112に熱的に接続される天板114と、天板114との間に冷却液の流路116を形成する底板118とを有する。天板114と底板118とは、ヒートシンク110の側壁の中間位置でかしめられ、そのかしめられた部位120がろう付けにより接合される。
流路116には、天板114と底板118とを結ぶようにフィン122が設けられている。フィン122を設けることにより、流路116を流れる冷却液とヒートシンク110との接触面積が増加するので、放熱性能が向上する。
天板114には、冷却液が流路116に流入する流入口124と、冷却液が流路116から流出する流出口126とが形成されている。流入口124と流出口126には、ユニオン128がそれぞれ取り付けられている。ユニオン128とは、冷却液が流れる管路130とヒートシンク110とを接続する接続部材のことである。発熱体112で生じた熱は、流路116を流れる冷却液により除去され、除去された熱は、ヒートシンク110から流出した冷却液が供給される放熱器(図示せず)により外部に放熱される。
下記特許文献1には、発熱体である半導体チップに、これを配置した絶縁基板と応力緩和部材とを介して熱的に接続される天板と、天板との間に冷却液の流路を形成する底板とを有し、冷却液によって半導体チップの熱を放熱するヒートシンクが記載されている。
特開2006−294699号公報
従来のヒートシンク110のように流入口124と流出口126とが天板114に形成されていると、流路116と管路130との間で、冷却液の流れる向きが急激に変化するので、圧力損失が大きくなってしまう。特に流出口126が天板114に形成されると、冷却液を上方向に流さなければならず、圧力損失がより大きくなってしまう傾向にある。圧力損失が増大すると、冷却液を循環させるポンプなどの駆動源の動力が大きくなってしまう。
圧力損失を減少させる方法として、流入口124と流出口126とをヒートシンク110の側壁に設けて、流路116と管路130との間で生じる、冷却液の流向の変化を緩和させることが考えられる。しかし、ヒートシンク110の側壁の中間位置には天板114と底板118との接合部位があるため、これを避けて流入口124と流出口126とを設けようとすると、ヒートシンク110が大型化してしまうという問題があった。ヒートシンク110の大型化を防止しつつ、ヒートシンク110の側壁に流入口124と流出口126とを設けるためには、天板114と底板118のろう付け方法を改良する必要がある。
本発明の目的は、発熱体に熱的に接続される天板と、天板との間に冷却液の流路を形成する底板とを有するヒートシンクにおいて、ヒートシンクの側壁に流出入口を設けるスペースを確保しつつ、天板と底板とをろう付けにより確実に接合することができるヒートシンクのろう付け方法を提供することにある。
本発明は、発熱体に熱的に接続されるアルミニウム製の天板と、天板に接合し、天板との間に冷却液の流路を形成するアルミニウム製の底板と、を有し、冷却液によって発熱体の熱を放熱するヒートシンクのろう付け方法において、天板は、断面略コ字形状に成形され、天板の内側に底板を、天板の内部の側面と底板の外周部とが僅かに隙間を空けて対向するように配置し、底板を含む平面において天板が外側に熱膨張しないように、底板の外周面に対向する天板の側壁の外周を治具で固定して、天板の内部の側面とこの面に対向する底板の外周面とをろう付けにより接合することを特徴とする。
また、ヒートシンクの側壁には、冷却液が流路に対して流出入する流出入口が形成され、天板と底板とを接合するときに、流出入口とユニオンとをろう付けにより接合することができる。
また、天板と底板との厚さの比を1:3から1:5の範囲内になるよう形成することができる。
本発明のヒートシンクのろう付け方法によれば、発熱体に熱的に接続される天板と、天板との間に冷却液の流路を形成する底板とを有するヒートシンクにおいて、ヒートシンクの側壁に流出入口を設けるスペースを確保しつつ、天板と底板とをろう付けにより確実に接合することができる。
従来のヒートシンクの概略構成を示す図である。 本実施形態のヒートシンクを含む放熱装置の概略構成を示す断面図である。 本実施形態のヒートシンクの概略構成を示す断面図である。 (a)は、ヒートシンクのろう付け方法を示す断面図であり、(B)は、(a)を上部から見た図である。 天板と底板の厚さの割合と、絶縁基板の応力との関係を示す図である。 別の態様のヒートシンクのろう付け方法を示す断面図である。
以下、本発明に係るヒートシンクのろう付け方法の実施形態について、図面に従って説明する。なお、本実施形態においては、一例として、自動車を駆動するモータに電力を供給するパワーモジュールを挙げ、これに用いられるヒートシンクのろう付け方法について説明する。なお、本発明は、自動車のパワーモジュールに限らず、発熱体を冷却するために用いられるヒートシンクにも適用できる。
図2は、本実施形態のヒートシンク10を含む放熱装置12の概略構成を示す断面図である。放熱装置12は、表面に半導体チップ14を配置した絶縁基板16と、絶縁基板16の裏面に、応力吸収空間が形成された応力緩和部材18を介して設けられたヒートシンク10とを有する。絶縁基板16と応力緩和部材18とヒートシンク10とは、それぞれろう付けにより接合されている。
半導体チップ14は、インバータや昇圧コンバータに用いられるスイッチング素子であり、IGBT、パワートランジスタ、サイリスタ等などで構成される。スイッチング素子は、駆動により発熱する。
絶縁基板16は、第一のアルミニウム層20とセラミック層22と第二のアルミニウム層24とを順に積層して構成される。
第一のアルミニウム層20には、電気回路が形成され、この電気回路上に半導体チップ14がはんだ付けにより電気的に接続される。第一のアルミニウム層20は、導電性に優れたアルミニウムにより形成されるが、導電性に優れた材質であれば、例えば銅で形成されてもよい。しかし、電気伝導率が高く、変形能が高く、しかも半導体チップ14とのはんだ付けが良好である純度の高い純アルミニウムにより形成されていることが好適である。
セラミック層22は、絶縁性能が高く、熱伝導率が高く、そして機械的強度が高いセラミックから形成されている。セラミックは、例えば酸化アルミニウムや窒素アルミニウムである。
第二のアルミニウム層24には、応力緩和部材18がろう付けにより接合される。第二のアルミニウム層24は、熱伝導性に優れたアルミニウムにより形成されるが、熱伝導性に優れた材質であれば、例えば銅で形成されてもよい。しかし、熱伝導率が高く、変形能が高く、しかも溶融したろう材との濡れ性に優れた純度の高い純アルミニウムにより形成されていることが好適である。
応力緩和部材18は応力吸収空間を有する。応力吸収空間は、応力緩和部材18を積層方向に貫通する貫通孔26であり、この貫通孔26が変形することにより応力を吸収することができる。貫通孔26は、スリット形状の孔であり、応力緩和部材18に千鳥状に形成されている。なお、貫通孔26はスリット形状に限らず、多角形状や円形の孔であってもよい。応力緩和部材18は、熱伝導性に優れたアルミニウムにより形成されるが、熱伝導性に優れた材質であれば、例えば銅で形成されてもよい。しかし、熱伝導率が高く、変形能が高く、しかも溶融したろう材との濡れ性に優れた純度の高い純アルミニウムにより形成されていることが好適である。本実施形態においては、応力吸収空間が応力緩和部材18を積層方向に貫通する貫通孔26である場合について説明したが、この構成に限定されず、応力緩和部材18を貫通することなく端部が塞がった孔でもよい。
ヒートシンク10は、熱伝導性に優れるとともに、軽量であるアルミニウムにより形成される。ヒートシンク10は、応力緩和部材18に接合する天板28と、天板28に接合し、天板28との間に冷却液の流路30を形成する底板32とを有する。流路30には、天板28と底板32とを結ぶようにフィン34が設けられている。フィン34を設けることにより、流路30を流れる冷却液とヒートシンク10との接触面積が増加するので、放熱性能が向上する。本実施形態のヒートシンク10の流路30を流れる冷却液は、腐食及び凍結防止性能を有するLLC(ロングライフクーラント)である。
ヒートシンク10の底板32には、電子機器36が接するように設けられている。電子機器36は、例えばDC/DCコンバータやリアクトルであり、発熱体を含む。
このような構成により、発熱体である半導体チップ14が熱的にヒートシンク10に接続されるので、半導体チップ14で生じた熱を、絶縁基板16と応力緩和部材18を介して、ヒートシンク10の流路30を流れる冷却液に効率よく放熱することができる。また、電子機器36で生じた熱も、ヒートシンク10の流路30を流れる冷却液に効率よく放熱することができる。
ヒートシンク10の概略構成について図3を用いて説明する。ヒートシンク10は、上述したように、天板28と底板32とフィン34とを有する。天板28は、断面コ字形状に形成されており、このコ字形状の幅に底板32が嵌るように配置されている。ここで、コ字形状の幅とは、コ字形状の両端を結ぶ長さの範囲のことである。そして、天板28の内部の側面28aと、この側面28aに対向する底板32の外周面32aとがろう付けにより接合されている。また、フィン34も、天板28と底板32に、ろう付けにより接合されている。図に示す符号38は、ろう付け箇所である。
また、ヒートシンク10の側壁10aには、冷却液が流路30に対して流出入する流出入口、すなわち冷却液が流路30に流入する流入口40と、冷却液が流路30から流出する流出口42とが形成されている。流入口40と流出口42には、ユニオン44がそれぞれ取り付けられている。ユニオン44とは、冷却液が流れる管路46とヒートシンク10とを接続する接続部材のことである。ユニオン44は、外側に突出するつば部48を有し、つば部48とヒートシンク10の側壁10aとが、ろう付けにより接合されている。ここで、ヒートシンク10の側壁10aは、天板28の断面コ字形状の横画の部分に対応する。
次に、ヒートシンク10のろう付け方法、特に天板28と底板32のろう付け方法について図4を用いて説明する。
まず、図4(a)に示されるように、天板28を断面略コ字形状に成形する。そして、その天板28のコ字形状の幅に底板32を嵌める。このとき、天板28のコ字形状の幅に対して僅かに隙間を空けて底板32が配置される。次に、治具50をヒートシンク10の側壁10aの外側に取り付ける。具体的には、図4(a)に示されるように、治具50を天板28のコ字形状の幅方向(図中の矢印の方向)の外側に取り付け、図4(b)に示されるように、2つに分割された治具50を、天板28の外周を取り巻くように天板28に取り付けて固定する。このとき、ユニオン44も天板28に取り付ける。
そして、常温(例えば25℃)から約600℃まで雰囲気温度を上昇させる。そうすると、アルミニウム製の天板28と底板32は熱膨張する。しかし、天板28は、その外周を治具50により固定されている。よって、天板28は、治具50によって、外側に向かい広がろうとする方向、すなわち図中の矢印の方向の膨張が規制されることになる。一方、底板32は、治具50による規制がないため、外側に向かい広がろうとする方向、すなわち図中の矢印の方向に膨張する。底板32の膨張により、天板28の内部の側面28aと、底板32の側面32aとが接触する。側面28aと側面32aとの隙間が約0.1mm以下になると、これらをろう付けにより接合することができる。また、このとき、天板28とユニオン44もろう付けにより接合する。
このように、天板28を断面略コ字形状に成形し、このコ字形状の幅に底板32を嵌めるとともに、天板28が幅方向の外側に熱膨張しないように、天板28の外周を治具50で固定してろう付けを行うことにより、底板32の熱膨張を利用して、天板28の内部の側面28aと底板32の側面32aとを確実に接合することができる。また、このろう付け方法によれば、天板28と底板32との接合部位が、ヒートシンク10の側壁10aの中間位置ではなく、ヒートシンク10の底辺、すなわち天板28のコ字形状の端部になる。このため、ヒートシンク10が大型化することなく、ヒートシンク10の側壁10aに流出入口を設けるスペースを確保することができる。その結果、流路30と管路46との間で生じる、冷却液の流向の変化を緩和することができるので、圧力損失を減少させて、冷却液を循環させるポンプなどの駆動源の動力を小さくすることができる。
図3に戻り、天板28と底板32は、軽量化と良好な熱伝導性を確保するため、比較的薄く形成されている。本実施形態における天板28の板厚t1は、0.8mmである。これは、耐久性が考慮されているからである。すなわち、0.8mmより板厚t1を小さくすると、流路30を流れる冷却液により天板28が腐食して損傷してしまうからである。なお、天板28の板厚t1は、0.8mmに限らず、これより大きくてもよい。軽量化と良好な熱伝導性を確保する範囲であれば、0.8〜1.2mmの範囲内に設定することもできる。
一方、本実施形態のおける底板32の板厚t2は、4.0mmである。板厚t2が4.0mmに設定された理由について、具体的に説明する。
一般的に、絶縁基板と応力緩和部材とヒートシンクとを接合する工程において、これらが約600℃の状態でろう付けにより接合され、その後冷却されると、絶縁基板とヒートシンクの線膨張率の違いから熱応力が発生する。この熱応力は、半導体チップが発熱したときに絶縁基板とヒートシンクとの間に生じる熱応力より大きいため、応力緩和部材では緩和することができずに、絶縁基板が損傷してしまうおそれがある。そこで、絶縁基板16と応力緩和部材18とヒートシンク10とを接合する工程で発生する熱応力が緩和するように、本実施形態のおける底板32の板厚t2を最適な数値に設定している。
天板28と底板32の厚さの割合Lと、絶縁基板16の応力Pとの関係について、図5を用いて説明する。割合Lとは、天板28の板厚t1を底板32の板厚t2で割った値である。応力Pとは、絶縁基板16と応力緩和部材18とヒートシンク10とを結合させる工程のときに絶縁基板16で発生する応力のことである。
割合Lが異なる複数のヒートシンク10を用いて、絶縁基板16と応力緩和部材18とヒートシンク10とを結合させる実験を行うと、図に示されるように、割合Lが小さくなるにつれて応力Pが小さくなる傾向が表れる。応力Pが小さくなるということは、接合工程で発生する熱応力が緩和されることであり、結果として絶縁基板16の損傷が抑制される。つまり、天板28の板厚t1に対して底板32の板厚T2を大きくするほど、応力Pを小さくすることができ、絶縁基板16の損傷を抑制することができる。
しかしながら、底板32の板厚t2を大きくすると、重量が増加してしまい、ヒートシンク10の軽量化が図れない。また、底板32の板厚t2を大きくすると、熱伝導性が低下してしまい、電子機器36の熱を効率よく放熱することができなくなる。
そこで、応力Pの緩和とともに、軽量化と良好な熱伝導性の確保を考慮して、底板32の板厚t2を4.0mmに設定することとした。なお、底板32の板厚t2は、4.0mmに限定されない。応力Pの緩和とともに、軽量化と良好な熱伝導性を確保する範囲の厚さに設定することができる。具体的には、天板28の板厚t1と底板32の板厚t2との比が1:3から1:5の範囲内になるように、底板32の板厚t2を設定することが好適である。
本実施形態におけるヒートシンク10によれば、天板28と底板32との厚さの比を1:3から1:5の範囲内に設定するという簡易な構造により、軽量化と良好な熱伝導性を確保するとともに、接合工程で発生する熱応力を緩和することができ、絶縁基板16の損傷を抑制することができる。
本実施形態においては、ヒートシンク10の天板28と底板32とフィン34は、真空ろう付けにより接合される場合について説明したが、この構成に限定されず、非腐食性フラックスを用いたろう付けにより接合されてもよい。この場合、非腐食性フラックスにより天板28がコーティングされて冷却液に対する耐久性が向上するので、天板28の板厚t1を0.8mmより薄く、例えば0.4mmに設定することができる。これにより、ヒートシンク10の更なる軽量化と熱伝導性の向上を図ることができる。
また、本実施形態においては、図4(a)に示されるように、天板28のコ字形状の幅に底板32を嵌めて、ろう付けにより天板28と底板32を接合する方法について説明したが、この構成に限定されない。天板28のコ字形状の幅に底板32の少なくとも一部を嵌めて、ろう付けにより天板28と底板32を接合することもできる。具体的には、図6に示されるように、底板32に溝を形成し、その溝に天板28のコ字形状の端部を差し込む。これにより、天板28のコ字形状の幅に底板32の少なくとも一部が嵌る状態になる。そして、天板28が幅方向の外側に熱膨張しないように、天板28の外周を治具50で固定してろう付けを行うことにより、底板32の熱膨張を利用して、天板28の内部の側面28aと底板32の側面32aとを確実に接合することができる。ここで、底板32の側面32aは、底板32の外周面より内側に形成された面である。
10 ヒートシンク、12 放熱装置、14 半導体チップ、16 絶縁基板、18 応力緩和部材、28 天板、30 流路、32 底板、34 フィン、36 電子機器 38 ろう付け箇所、40 流入口、42 流出口、44 ユニオン、46 管路、50 治具。

Claims (3)

  1. 発熱体に熱的に接続されるアルミニウム製の天板と、
    天板に接合し、天板との間に冷却液の流路を形成するアルミニウム製の底板と、
    を有し、
    冷却液によって発熱体の熱を放熱するヒートシンクのろう付け方法において、
    天板は、断面略コ字形状に成形され、
    天板の内側に底板を、天板の内部の側面と底板の外周部とが僅かに隙間を空けて対向するように配置し、
    底板を含む平面において天板が外側に熱膨張しないように、底板の外周面に対向する天板の側壁の外周を治具で固定して、天板の内部の側面とこの面に対向する底板の外周面とをろう付けにより接合する、
    ことを特徴とするヒートシンクのろう付け方法。
  2. 請求項1に記載のヒートシンクのろう付け方法において、
    ヒートシンクの側壁には、冷却液が流路に対して流出入する流出入口が形成され、
    天板と底板とを接合するときに、流出入口とユニオンとをろう付けにより接合する、
    ことを特徴とするヒートシンクのろう付け方法。
  3. 請求項1または2に記載のヒートシンクのろう付け方法において、
    天板と底板との厚さの比が1:3から1:5の範囲内になるよう形成される、
    ことを特徴とするヒートシンクのろう付け方法。
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