JP5341494B2 - クロノグラフ機構用の双安定ハンマ - Google Patents

クロノグラフ機構用の双安定ハンマ Download PDF

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Description

本発明は,クロノグラフ機構用の双安定ハンマに関する。特に本発明は「二段のクロノグラフ時計」に関する。二段のクロノグラフ時計とは、2つのプッシュボタンを有する。即ちクロノグラフ機構を開始あるいは停止させる第1プッシュ・ボタンと,リセット機能を制御する第2プッシュ・ボタンとを有する。
クロノグラフ機構のハンマを弾性部材を利用して搭載することは公知である。即ち、表示装置が第1プッシュ・ボタンにより活性化された時に,ハンマがクリックポジションに機械的に入るようになる。第2プッシュ・ボタンがリセット機能を活性化すると,これによりクリックを動かし,ハンマが、弾性部材が開放されることにより、クロノグラフ機構のハート形部品に当たる位置に再度来るようになる。
この種のシステムは実現するのが複雑で,プッシュ・ボタンを制御すべき部材に間接的にリンクする必要がある。実際にリセットムーブメントは,使用されるクリックあるいはフックが過剰な力を及ぼさないようにしており,その結果、ハンマはユーザが許す最小の力で開放するよう構成されている。また,ハンマは、時計が揺れたときに偶発的に開放されないようにしている。しかし、従来の時計の機構は、必ずしもこのような要件を満たすことはできなかった。
本発明の目的は,上記の従来技術の欠点を解決する事である。本発明の目的は,単純な構造のクロノグラフ機構を提供することである。本発明のクロノグラフ機構は、プッシュ・ボタンにより,直接駆動され、ハンマが信頼性高く動作する事ができる。
本発明は、経過時間指示部材とリセット制御部材とリセット装置とを有するクロノグラフ機構において,前記リセット装置は、ハンマを有する経過時間指示部材をリセットする。前記ハンマは、非活性位置と活性位置との間に搭載される。前記非活性位置では,前記ハンマは、経過時間指示部材に連結されたハート形部品から離れる方向に動く。前記活性位置では、前記ハンマの停止部材が、前記ハート形部品にリセットする力を加える。前記ハンマは,穴内をスライドするよう搭載された2本のスタッドを有する。前記スタッドの前記非活性位置と活性位置の間の動きベクトル(L,K)は、同一方向を向いているが、整合はしていない。この構造により、リセット装置は、1本のスタッドで活性化され、他方のスタッドで非活性化される。
本発明によれば、2本のスタッドの内の第1スタッドは、ハンマ・レバーに取り付けられ,ハンマ・レバーがハンマを活性位置から非活性位置に動かす。
前記第1スタッドは,ハンマ・レバーの一端に形成された第2の穴内をスライドするよう、搭載される。
前記第1端は、アームを有し,前記アームは、ハンマの延長方向を向いており,前記ハンマの移動をハンマ・レバーで最適化する。
前記ハンマ・レバーは、回転可能に搭載される。
前記ハンマ・レバーは、双安定型のジャンパー・スプリングと共働して,ハンマの前記非活性位置と活性位置のそれぞれを安定にする。
前記ハンマ・レバーは、ピンを有し,前記ピンは、前記ハンマの前記非活性位置と活性位置に対し、ジャンパー・スプリングの異なる表面と接触し,前記ハンマの非活性位置と活性位置を、1個のジャンパー・スプリングを介して安定状態にする。
前記ジャンパー・スプリングの表面の少なくとも一方の表面は,ハンマ・レバーのピンを収納するノッチを有し,これにより、ハンマ・レバーとジャンパー・スプリングの間の共働作用を安定にする。
前記ジャンパー・スプリングの2つの表面は、互いに直交する方向を向いている。
前記ハンマ・レバーの動き(前記ハンマの活性位置から非活性位置への)は,前記第2スタッドと部品の間の接点により初期化される。前記部品は、前記機構を停止したり開始したりする制御部材により機械的に駆動される。
前記ハンマ・レバーの動き(前記ハンマの非活性位置から活性位置への)は,前記第2スタッドと部品の間の接触により初期化され,前記部品は、前記機構のリセットを制御する部材により機械的に駆動される。
前記ジャンパー・スプリングの各解放動作は,前記ハンマ・レバーの動きを停止させる。
前記ハンマは、互いにヒンジで結合された2本のアームを有する。
本発明は、上記したクロノグラフ機構を具備する時計である。
本発明の時計のブロック図。 本発明のクロノグラフ機構を中心に開示したブロック図。 クロノグラフ機構が非活性位置にある時の上面図。 停止/開始プッシュ・ボタンにより活性化された時に、端部位置にあるクログラフ機構の上面図。 停止/開始プッシュ・ボタンにより過剰に活性化された時に、非結合位置にあるクロノグラフ機構の上面図。 活性位置にあるクロノグラフ機構の上面図。 リセット用プッシュ・ボタンにより活性化された時に、端部位置にあるクロノグラフ機構の上面図。 リセット用プッシュ・ボタンにより過剰に活性化された時に、非結合位置にあるクロノグラフ機構の上面図。
図1に示すように、本発明の時計1のケース11は,時計ムーブメント3と時間設定システム5とクロノグラフ機構7と表示システム9とを有する。時計ムーブメント3は,好ましくは機械式であり,表示システム9の第1指示装置13を動かす。この表示システム9は、例えば指針を有する文字板を有し,この指針が文字板上を動き,時計ムーブメント3に連結されている。時計ムーブメント3は、時間設定システム5を介して例えば竜頭15を操作することにより、設定される。竜頭15はケース11から突出している。時計ムーブメント3は、本発明には関係しないため,これ以上の説明は割愛する。
二段のクロノグラフ機構7は、第2表示装置17を駆動する。この表示装置17は、表示システム9に属する少なくとも一つのカウンターを有する。クロノグラフ機構7は制御部材19,21により制御される。クロノグラフ機構7は、図2からわかるように、制御システム23とリセット装置25と輪列装置27と結合装置29と不動化装置31と衝撃防止装置33、35と力等化装置37とを有する。
本発明によれば,制御部材19,21は、ケース11から突出したプッシュ・ボタンである。第1プッシュ・ボタン19は、制御システム23と共に働いて、表示装置17の停止機能と開始機能を交互に活性化する。第1プッシュ・ボタン19は、クロノグラフ機構7を開始した時に、リセット装置25を非活性状態にする。第2プッシュ・ボタン21は、リセット装置25の活性化のみを制御する。
図2に点線で示すように,制御システム23は、結合装置29と不動化装置31とを制御する。開始制御(即ち、第1プッシュ・ボタン19)が活性化されると、制御システム23は、結合装置29を制御する。その結果、輪列装置27は、時計ムーブメント3の歯車と選択的にインターロックして、ムーブメントの駆動力の一部をそらす。制御システム23は不動化装置31を制御する。その結果、輪列装置27は、選択的に静止状態になり、表示装置17を動かないようにし、停止制御(即ち、第1プッシュ・ボタン19)が、活性化された時、表示装置を読みやすくする。
図2に点線で示すように、制御システム23は、リセット装置25を間接的に制御する。制御システム23は、クロノグラフ機構7が動作中には、リセット装置25が活性化するのを阻止する。かくしてリセット装置25は、クロノグラフ機構7が停止した時のみ、活性化される。
結合装置29と不動化装置31は、本発明とは関係ないので、これ以上の説明は割愛する。これらは,例えば摩擦型、ロック型等様々なものがある。
リセット装置25は、輪列装置27に作用して、表示装置17を再度初期化する。かくして、リセット制御(即ち第2プッシュ・ボタン21)が活性化されると、リセット装置25は制御システム23を介して活性化される。更にリセット装置25は、開始制御が(第1プッシュ・ボタン19で)活性化されると同時に、非活性状態となる。
本発明によれば,プッシュ・ボタン19,21は、それぞれ衝撃防止装置35,33を有する。これはプッシュ・ボタン19,21にかかる衝撃からクロノグラフ機構7を保護するためである。このような衝撃は、例えば、時計1を落とした時に、プッシュ・ボタン19,21の一方がグランドに当たることにより、引き起こされる。
一例として,1mの高さから時計を落とした衝撃により引き起こされる加速度は、5000gに達する。
衝撃防止装置35,33を以下説明する。
本発明によれば、クロノグラフ機構7は力等化装置37を有する。この力等化装置37は、適宜の機能を実行するために、各プッシュボタン19,21にかかる力を、時間が過ぎると、再生可能にする。この力は必ずしも同一である必要がなく,同一の比率(通常1前後であるが)で、時間の経過とともに、多少変動する。力等化装置37を以下説明する。
図3を参照して,制御システム23と、リセット装置25、と衝撃防止装置33,35と、力等化装置37とを説明する。
制御システム23は,制御レバー41と操作レバー・フック43とコラム・ホイール45とを有する。制御レバー41は、平坦な形状で、軸真101に回転可能に搭載される。この軸真101が軸A1を構成する。制御レバー41の軸真101に近い端部には細長い穴47が形成される。この穴47内をスタッド49がスライドする。このスタッド49は、操作レバー・フック43に固定される。図3に示すように,固定ピン51が、制御レバー41の軸真101から遠い他端にその面に直交して搭載される。ローラ53が、固定ピン51の一部の外径上を自由に動ける搭載される。
操作レバー・フック43は、その一方の端部で、軸真101に,回転可能に搭載される。操作レバー・フック43は、制御レバー41の三角回転(振り子状態の回転)あるいは後方回転により、スタッド49を介して駆動される。スタッド49は、操作レバー・フック43に垂直方向に搭載/配置される。操作レバー・フック43の他端には、フック部分44が、曲げ部分42を介して配置される(見えない部分は一点鎖線で示す)。この曲げ部分42により、フック部分44は、コラム・ホイール45の歯に対し接線方向に向く。
図3に示すように,コラム・ホイール45は軸真103に回転可能に搭載される。軸真103は軸A2を構成する。コラム・ホイール45は、ラチェット・ホイール46を有する。ラチェット・ホイール46上にノッチ付きホイール48が搭載される。ノッチ付きホイール48のノッチはコラム(柱)として用いられる。同図からわかるように,フック部分44は、ラチェット・ホイール46の歯に向かい合う。
リセット装置25は,ハンマ61と、リセット・レバー63と、ハンマ・レバー65と、ジャンパー・スプリング67とを有する。ハンマ61は、ハート形部品55,57,59の周囲の壁を打つ。このハート形部品55,57,59は、輪列装置27に取り付けられ、これにより、ハート形部品55,57,59が、表示装置17を再度初期化する位置に、戻すように機械的に強制する。
図3から分かるように、輪列装置27はハート形部品55,57,59を有する。このことは、表示装置17は、例えば、秒,分,時用の3つのカウンターを有することを意味する。本発明によれば、ハンマ61はアーム60,62を有し、これらは互いにヒンジで止められ、打鈴力を良好に分散する。
L字型をした第1アーム60は、第1ハート形部品59を打つ停止部材58を有する。停止部材58は垂直部品の一端に配置される。第1スタッド64は,第1アーム60を厚さ方向に貫通し,停止部材58近傍に搭載される。かくして、第1スタッド64の下部部分は、ハンマ・レバー65の穴71内をスライドすることにより、ハンマ・レバー65と共働する。第1スタッド64の上部部分は、クロノグラフ機構7の上方に配置された部品に形成された別の穴100内をスライドすることにより、上方に配置された部品と共働する。
摩擦を減らすために、ローラーが、ピン51の下部部分と上部部分の外側表面上に自由に動くように搭載される。さらに図3−8に示すように,穴100はその下側の垂直端部に拡大部分を有し(即ち、下側が拡がっている),第1スタッド64の上部部分のローラーがその中で動く時に,より大きな自由度を与える。これによりハンマ61が、僅かに回転可能になり、ハンマ61が打つ若干の時間差を補償する。
第1アーム60の水平部分の端部は、第1スタッド64と同一タイプの第2スタッド66を有する。即ち、第2スタッド66は第1アーム60を貫通する。第2スタッド66の下部部分は第2アーム62に対し回転可能に搭載され,上部部分は穴102内でスライドする。この穴102はクロノグラフ機構7の上方に配置される部品に形成される。第1スタッド64と同様に第2スタッド66は、ローラーを有する。このローラーは、上部部分と同軸で自由に動くことができる。
第2アーム62は,波形をしている(見えない部分は長い点線で示す)が,停止部材54,56を有する。停止部材54,56は、それぞれハート形部品55,57を打つ。第1アーム60と第2アーム62の間の相対移動の大きさを制限するために,フィンガ68を、第2アーム62が有し,第1アーム60の溝69内をスライドする。ハンマ61のこの構成により,リセットフェーズの間動きの誤差を許容可能にする。これにより、ハンマ61の停止部材54,56,58が、ハート形部品55,57,59に当たる時間差を補償する。
ハンマ・レバー65は、ハンマ61を活性位置と非活性位置の間で動かす。活性位置では、図3,5,7に示すように、停止部材54,56,58がハート形部品55,57,59に当たっている。非活性位置では、図4,6,8に示すように、停止部材54,56,58がハート形部品55,57,59から離れている。ハンマ・レバー65は、軸真105に回転可能に搭載される。軸真105が軸A3を形成する。ハンマ・レバー65は、一端にピン72を,他端にアーム73を有する。ピン72は、ハンマ・レバー65の側面に固定して搭載され,制御レバー41の固定ピン51に,平行な方向を向いている。ピン72は,ジャンパー・スプリング67と接触する。ピン72は,摩擦低減のため、他のピンと同様に、同軸のローラーを有してもよい。
アーム73の本体部分は、湾曲部分74があるために、ピン72を含む端部に直交する方向を向いている。アーム73の他端は穴71を有する。この穴71は第1スタッド64の下部部分のローラーと共働する(ローラーにはまる)。アーム73の方向は,穴71により許される遊びに関連するが,ハンマ61のスラスト力を、ハンマ・レバー65が軸A3の周囲を回転した時に、最適にする。これは、ハンマ61を穴100、102に平行に向けることにより行う。
リセット・レバー63は、ハンマ61を非活性位置から活性位置の方向に移動させる。リセット・レバー63は、軸真107に回転可能に搭載される。この軸真107が軸A4を構成する。リセット・レバー63は、W字型の形状をしており,その一端にアーム81を有する。このアーム81は、第2スタッド66の第2ローラーと接触し,ハンマ61を動かす。
リセット・レバー63は、中間点に、レバー63の回転を制限するフィンガ83を有する。この制限は、クロノグラフ機構7の動作モードに従って,即ち、クロノグラフ機構7が停止位置または開始位置にあるか否かに従って、行われる。フィンガ83はノッチ付きホイール48と共働(係合)する、フィンガ83がノッチ付きホイール48のコラムの一つに対向/接触している時(図4,6)に、リセット・レバー63の回転を機械的に停止し,フィンガ83が2つのコラムの間にある時(図3,5,7,8)に、回転を許す。
本発明によれば,ジャンパー・スプリング67は双安定状態にある。即ち、ハンマ61を、活性状態時と非活性状態時の両方で、安定状態に維持できる。ジャンパー・スプリング67は、U字型の形状をしている。その第1垂直部品82は、剛性が高く,ピン72のローラーと接触する。第1垂直部品82は,弾性的に第2垂直部品85に近づいたり離れたりする。これは、第1垂直部品82が軸真109の周囲を回転することにより,ピン72に応力がかかる状態に依存する。軸真109は軸A5を構成する。第2垂直部品85は、第1垂直部品82よりも薄く,必要な弾力性を提供する。
ジャンパー・スプリング67を用いて,第1垂直部品82が第2垂直部品85から離れる動きMの間,相反/拮抗する力(即ち、動きの開始時に、ピン72がハンマ・レバー65を動かすのに必要な力)を生成する。ジャンパー・スプリング67を用いて、弾性部材が伸びる間,駆動力を生成することができる。即ち、ジャンパー・スプリング67は、平衡位置に戻す十分な力を与える。これにより、ピン72の動きを終了させる。
図3,5,7に示す実施例においては,ハンマ61が活性状態にある時の安定位置を示す。即ちハンマ・レバー65が、ピン72がジャンパー・スプリング67の第1垂直部品82の上部面86に当たる位置にあることにより、保持されている時を示す。かくしてジャンパー・スプリング67は、力をその上部面86を介して加える。この力は,ハンマ61が非活性位置に向かう移動LとKを押さえる。
図4,6,8の実施例において,ハンマ61が非活性状態にある時の安定位置を示す。即ちハンマ・レバー65が、ピン72により,ジャンパー・スプリング67の第1垂直部品82の側面88上に形成されたノッチに当たる位置にある時に示す。ジャンパー・スプリング67は、力をその側面88を介して加える(その方向は、活性位置にある時に上部面86が加える力の方向に直交する方向)。この力は、ハンマ61が活性位置に向かう動きを押さえる。ジャンパー・スプリング67の表面86,88の傾斜は,それが採用されるメカニズムに従って、傾斜を増減させる又は部品を直線状にすることにより、決めることができる。
本発明の他の特徴によれば,時計1は衝撃防止装置33,35を有する。衝撃防止装置33,35は、関連する機構の制御部材を,それにかかる力が所定の応力以上の場合に、切り離す。以下の例においては,第1プッシュ・ボタン19と第2プッシュ・ボタン21を用いて、本発明の衝撃防止装置の動作を説明する。これらの装置は,別の制御部材例えば時計1の時間設定システム5を制御する竜頭15に採用できる。
衝撃防止装置33は、クロノグラフ機構7を、リセット・レバー63の偶発的な活性化から保護する。この衝撃防止装置33は,リセット・レバー63と同じ軸A4に搭載される。衝撃防止装置33は,フィンガ92−溝94の組合せとC字型の主要部品91とを有する。主要部品91の一端は衝突領域93を有し,他端はピン96−ジャンパ・スプリング95の組合せを有する。主要部品91は、第2プッシュ・ボタン21とリセット・レバー63の間の中間部品として機能し,前記要素を切り離すのに用いられる。
衝突領域93はフランジを有する。このフランジは,主要部品91の主面に直交し,第2プッシュ・ボタン21の裏面に対向する。衝突領域93は第2プッシュ・ボタン21と接触して,その力を主要部品91に伝える。フィンガ92−溝94の組合せは,リセット・レバー63と主要部品91との間の相対移動を制限する。図3に示す実施例においては,フィンガ92はリセット・レバー63の溝94と主要部品91に取り付けられる。しかし,逆の組立も可能である。更にフィンガ92は上部穴87内に搭載される。この穴87は、穴100,102と同一面にあり,フィンガ92の全体的な動きを制限する。
第1の衝撃防止装置33は,ピン96−ジャンパ・スプリング95の組合せを有する。本発明によれば、この組合せは,第2プッシュ・ボタン21と衝突領域93と主要部品91により連続して伝達される力が強すぎる時を、機械的に検出する。即ち伝達する力がクロノグラフ機構7に損傷を与える可能性のある時を検出する。他の連結も本明細書を参照にすることにより、容易に想到できる。
ピン96とジャンパ・スプリング95のノッチとの間の機械的連結は,25N(ニュートン)以上の力が第2プッシュ・ボタン21により加えられた時に、分離するよう構成される。反対の状況,即ち力が所定の力(25N)以下の場合には,リセット・レバー63は、主要部品91と同時に活性化される。
ピン96−ジャンパ・スプリング95の組合せは,通常位置において、力をクロノグラフ機構7にかけないよう、構成される。これにより,できるだけストレスをクロノグラフ機構7にかけないようにする。更に,分離する力は容易に形成できる。その理由は,その分離する力は,ジャンパ・スプリング95のその他の部分に対しノッチの形状にのみ依存するからである。これにより分離する力を容易に再生できる。
図3に示す実施例においては,ピン96は,リセット・レバー63の一端で,アーム81の反対側に搭載される。ジャンパ・スプリング95は、主要部品91の一端で衝突領域93の反対側に搭載される。ジャンパ・スプリング95−ピン96の組合せを逆に搭載することも可能である。
第2の衝撃防止装置35は,クロノグラフ機構7を,制御レバー41の偶発的な活性化から保護する。この衝撃防止装置35は、制御レバー41と同一の軸A1に回転可能に搭載される。衝撃防止装置35は,フィンガ112−溝114の組合せと主要部品111を有する。この主要部品111はアーク形状をしており,その一端は衝突領域113を有し,他端はピン116−ジャンパ・スプリング115の組合せを有する。主要部品111は、第1プッシュ・ボタン19と制御レバー41との間の中間部品として機能し,前記要素を切り離すのに用いられる。
衝突領域113はフランジを有する。このフランジは,主要部品111の主面に直交し,第1プッシュ・ボタン19の裏面に対向する。衝突領域113は、第1プッシュ・ボタン19と接触して,その力を主要部品111に伝える。フィンガ112−溝114の組合せは,レバー41と主要部品111との間の相対移動を制限する。図3に示す実施例においては,フィンガ112は、レバー41の主要部品111と溝114に取り付けられる。しかし逆の組立も可能である。更にフィンガ112は上部穴89内に搭載される。この上部穴89は穴100,102と同一面にあり,フィンガの全体的な動きを制限する。
衝撃防止装置35は,ピン116−ジャンパ・スプリング115の組合せを有する。本発明によれば、この組合せは,第1プッシュ・ボタン19と衝突領域113と主要部品111により連続して伝達される力が強すぎる時を、機械的に検出する。即ち伝達する力がクロノグラフ機構7に損傷を与える可能性のある時を検出する。
図3に示す実施例においては,ピン116は、主要部品111の軸A1の反対の端部上に垂直に搭載される。ジャンパ・スプリング115が制御レバー41上に付加される。この組合せは、フランジ(図示せず)を用いて達成される。このフランジは、制御レバー41にピン117,118を介して連結され,フランジとレバーとの間にジャンパ・スプリング115をトラップする。ピン116とジャンパ・スプリング115のノッチとの間の機械的連結は,25N以上の力を第1プッシュ・ボタン19が伝達した時に、分離する。
反対の状態,即ち力が前記の所定の力(25N)以下の場合には,制御レバー41は主要部品111と同時に活性化される。衝撃防止装置33と同様に,ピン116−ジャンパ・スプリング115の組合せは逆にも搭載できる。
主要部品91と主要部品111は、リセット・レバー63と制御レバー41と同じ厚さ(0.5mm以下)を有する。
本発明の他の特徴によれば,時計1は、2つの制御部材の間の力を等しくする(差を無くす)装置である力等化装置37を有する。図2−8に示す実施例においては,力等化装置37は,プッシュ・ボタン19、21の接触圧力の感受性を個人の好みに合わせるためのものである。このプッシュ・ボタン19、21は,それらが押し込まれた時に、クロノグラフ機構7を制御する。力等化装置37は、時計1の他の制御部材の間で力を等しくすることもできる。このように個人の好みに合わせることは,プッシュ・ボタン19,21を一つの装置を用いていっぺんに押し込んだ時に、反発(対抗)する力を調整する。
図3の実施例において,力等化装置37は,中間レバー121と、ジャンパ・スプリング123と、第1フィンガ122−溝120の組合せと,第2フィンガ126−溝124の組合せとを有する。中間レバー121は軸A1に回転可能に搭載される。中間レバー121は、反発/対抗力をプッシュボタン19,21の専用の機構チェーンに選択的に伝達する。これは以下に記載するように駆動される。反発力は、中間レバー121の先端点125とジャンパ・スプリング123のノッチとの間の相対的な動きにより、生成される。ジャンパ・スプリング123は、レバー41に付加されている。
プッシュボタン19,21が押し込まれた時に、力等化装置37が動作できるようにするため,中間レバー121は、第1と第2のフィンガ−溝の組合せを使用する。第1と第2のフィンガ−溝の組合せは、それぞれ、制御レバー41(即ち第1プッシュ・ボタン19に関連する機構チェーンの一部)と、リセット・レバー63(即ち第2プッシュ・ボタン21に関連する機構チェーンの一部)とを連結する。
かくして、第1フィンガ122は,中間レバー121の先端点125と同一の端部上に垂直方向に搭載される。第1フィンガ122は、制御レバー41に形成された溝120内をスライドする。更に第2フィンガ126は,先端点125とは反対側の端部に垂直に搭載され,リセット・レバー63に形成された溝124内をスライドする。
本発明によれば,衝撃防止装置35のジャンパ・スプリング115と,力等化装置37のジャンパ・スプリング123は、制御レバー41に搭載された固定手段117,118を共有する。ジャンパ・スプリング115、123が、二重機能のジャンパー・スプリングを構成する単一部品127を形成する。
図3に様々な線で示すように,互いに部分的に積み重ねられる少なくとも4個の部品が軸A1の領域にある。この積層体の一端は、中間レバー121と、制御レバー41と、主要部品111と、操作レバー・フック43である。
図3−8を参照して,本発明の時計1(具体的にはクロノグラフ機構7)の動作を以下説明する。同図はクロノグラフ機構7の一部のみを示す。更に,プッシュ・ボタン19、21は、押されていない位置に配置されて,プッシュボタン19,21により行われる動きの量を、図3−8の間で示す。
図3は、非活性状態(即ち表示装置17の不使用時)のクロノグラフ機構7を示す。リセット装置25が活性化されると,即ち表示装置17が初期化されると,この位置は,ピン72のローラーとジャンパー・スプリング67の上部面86との間の接触により、安定状態にある。
更に衝撃防止装置33,35は、通常位置にある,即ち、それぞれリセット・レバー63と制御レバー41に連結されている。更に力等化装置37は平衡位置にある。即ち中間レバー121の先端点125は、ジャンパ・スプリング123内のノッチ内にある。制御システム23のコラム・ホイール45は、リセット装置25が活性化される位置にある。
クロノグラフ機構7が通常通り動作している時,ユーザーは、第1プッシュ・ボタン19を矢印B(図3)に沿って活性化する(押す)。第1フェーズにおいて,第1プッシュ・ボタン19は、矢印Bに沿って、第1プッシュ・ボタン19が衝撃防止装置35の衝突領域113と接触するまで、移動する。第2フェーズにおいて,第1プッシュ・ボタン19の移動は、衝撃防止装置35の主要部品111に伝達され,これにより、軸A1の周囲の回転Cを引き起こす。
第1プッシュ・ボタン19の移動Bの速度が,ジャンパ・スプリング115−ピン116のリンクに25N以上の力を生成すると,衝撃防止装置35は、非結合位置に入る。このことは,(主要部品111の)ピン116と(制御レバー41に搭載された)ジャンパ・スプリング115のノッチとの間のリンクが外れることを意味する。従って、第1プッシュ・ボタン19の移動Bは、第1ハート形部品59の方向を向いているが、衝撃防止装置35の主要部品111の後方回転Cを引き起こし,主要部品111の回転Cは,フィンガ112が上部穴89の端に当たった時(図5)に、制限される。
このフェーズあるいはその直前に,第1プッシュ・ボタン19のカラー129(図5)は、時計1のケース11に当たり,第1プッシュ・ボタン19の動きをより確実に制限する。他の実施例では,停止部材の一端は、衝突領域113にある。いずれの時も,第1プッシュ・ボタン19が開放されると,ジャンパ・スプリング115の開放力で、ピン116は、ジャンパ・スプリング115内のノッチ内に戻る。かくして、衝撃防止装置35は、制御レバー41に取り付けられた機構チェーンを保護し,自動的且つ機械的に元に戻る。
第1プッシュ・ボタン19の移動Bの速度が、ジャンパ・スプリング115−ピン116のリンクに25N以下の力を生成すると,衝撃防止装置35は、通常位置を維持し,第3フェーズにおいて、その動きを制御レバー41に伝達する。制御レバー41は、軸A1の周囲で同じ後方回転Cで駆動される。制御レバー41の動きの間,回転Cの大きさにより、これは第3フェーズで行われるが,ハンマ・レバー65は、固定ピン51の移動Dにより、移動する。操作レバー・フック43は、穴47の移動Eにより、移動する。
第4フェーズにおいて,操作レバー・フック43のスタッド49は,穴47にはまっているが,操作レバー・フック43を軸A1の周囲で後方回転Cに駆動する。かくしてフック44は、対向するラチェット・ホイール46の歯に、図3に示す接線方向の移動Fにより、更に近づく。図4に示すように、第5フェーズにおいて,フック44は、ラチェット・ホイール46と接触し,コラム・ホイール45を軸A2を中心に移動Gをするよう強制する。
図4に示すよう、第5フェーズの終わりは,フック44の最大移動量に相当するが,コラム・ホイール45は約30°回転する。その結果、ノッチ付きホイール48の1つのコラムは、リセット・レバー63のフィンガ83に対向する。これにより、制御システム23は、リセット装置25が活性化するのを阻止しながら、状態を変化させる。
前記状態の変化が、結合装置29(図2)の活性化(即ち、クロノグラフ機構7と時計のムーブメント3とは一体になる)し、不動化装置31(図2)を非活性化(即ち輪列装置27は動くようになる)する。実際にコラム・ホイール45は、ラチェット・ホイール46の下に第3の歯車を有し,これにより前記装置の制御を可能にする。
第4フェーズと第5フェーズの間,固定ピン51のスラスト移動Dが、ハンマ・レバー65を動かす。このハンマ・レバー65の動きは、軸A3周囲の後方回転移動Hである。第1の時間期間(これは第4フェーズの状態がスタートした後)において,固定ピン51は、ローラ53を介して、ハンマ・レバー65の端部と接触するようになる。このハンマ・レバー65の端部は、固定ピン51に面している。ハンマ・レバー65は、安定状態にある。その理由は、ピン72とジャンパー・スプリング67の上部面86との間の接触があるからである。
かくして、制御レバー41の回転Cの開始の間(即ち第5フェーズと第1時間期間の前),ユーザーが感じる第1プッシュ・ボタン19の復帰力は,ジャンパ・スプリング123の中間レバー121の先端点125に対する相対移動により生成される。このジャンパ・スプリング123は、軸A1を中心に移動Jで制御レバー41により駆動される。
第1時間期間の開始時に,第1プッシュ・ボタン19にかかるスラスト力は、合成反発力を受ける。この合成反発力は、ジャンパ・スプリング123が先端点125から離れる方向への移動Jと、ジャンパー・スプリング67の第1垂直部品82がピン72から離れる方向への移動Mによって生成される。
第2時間期間は,制御レバー41がその移動の3分の2を完了した時に開始する。この第2時間期間は、ハンマ・レバー65のピン72のローラーが,ジャンパー・スプリング67の第1垂直部品82の上部面86と側面88の間の共通エッジを通過する時に対応する。ピン72のローラーがエッジを通過する時点で、第1プッシュ・ボタン19の移動Bは、ジャンパー・スプリング67を移動M方向に平衡状態から離れる方向に移動を強制せずに,ジャンパー・スプリング67が平衡状態に戻るようになる。
従って、第2時間期間の開始時に,ハンマ・レバー65は、第1プッシュ・ボタン19にかかる力によって移動するのではなく,ジャンパー・スプリング67の第1垂直部品82の軸A5の中心にした開放回転によりかかる力により移動する。リセット装置25の移動(H,K,L)の終了時は「自動的」に実行される。
図4からわかるように,第2時間期間の終了時(第5フェーズの終了時に対応する),固定ピン51のローラ53は、ハンマ・レバー65とピン72のローラーに接触していない。ピン72のローラーは、ジャンパー・スプリング67の側面88のノッチ内に収納される。ハンマ・レバー65の動きは、ハンマ61の第1スタッド64を穴100内で移動方向Kに沿って直接的に駆動し,ハンマ61の第2スタッド66を穴102内で移動方向Lに沿って間接的に駆動する。その結果ハンマ61は、ハート形部品55,57,59から離れる方向に移動する。従って,図4に示すように、リセット装置25は安定し非活性位置にある。
第5フェーズと第2時間期間のそれぞれの終了時に,クロノグラフ機構7は活性化される。即ち、表示装置17は、経過時間の表示を開始する。第1プッシュ・ボタン19にかかる力がジャンパ・スプリング115−ピン116リンク上に25N以上の力をかけると、制御レバー41は、衝撃防止装置35により、駆動されない。
図4では,力等化装置37は、図3に示す平衡位置から最も離れた位置にある。同図からわかるように、中間レバー121の先端点125のジャンパ・スプリング123に対する相対移動は,ジャンパ・スプリング123と制御レバー41との相互の動きにより完全に達成される。これは,制御レバー41に形成された溝120に中間レバー121の第1フィンガ122当たる動きより、可能となる。
従って、第1プッシュ・ボタン19を開放すると,中間レバー121の先端点125とジャンパ・スプリング123の間の力を機械的に開放する。その後、力等化装置37は、その平衡位置に戻り,制御レバー41を移動状態におき,そしてこれは、上記した機構チェーンと操作レバー・フック43と主要部品111により,リセット装置25がその動作方向を変えることなく、行う。
図6に示すように,クロノグラフ機構7は活性化される。即ち表示装置17は経過時間を計測し続け、リセット装置25は安定した非活性位置にあり,力等化装置37は平衡位置にあり,プッシュボタン19,21に連結された機構チェーンは静止位置にある。この段階で、制御システム23のコラム・ホイール45の為に,リセット装置25を活性化できない。更に、結合装置29が活性化され,不動化装置31が非活性化される。
ユーザーが時間測定を停止しようとする場合,即ち表示装置17を停止しようとする場合には、ユーザーは再び第1プッシュ・ボタン19を押す。上記したように、第1プッシュ・ボタン19にかかる力がジャンパ・スプリング115−ピン116のリンクに25N以上の力を生成する場合には,衝撃防止装置35は、非結合位置に入り,制御レバー41を駆動しない。第1プッシュ・ボタン19にかかる力が所定の力(25N)以下の場合には,機構チェーンは、操作レバー・フック43を、接線方向移動Fに沿って駆動し,回転Gを、約30°の角度でコラム・ホイール45にかける。
その結果、制御システム23は図3の対称状態に戻る。このことは、制御システム23により,リセット装置25が再び活性化される(リセット・レバー63のフィンガ83が、ノッチ付きホイール48の2つのコラムの間のスペースの方向を向く)ことを意味する。この状態は、結合装置29を非活性化(即ち、クロノグラフ機構7を時計のムーブメント3から切り離す)させ,不動化装置31を活性化させる(即ち、輪列装置27を静止状態にする)。これは、例えばコラム・ホイール45の第三歯車の手段により行われる。その後ユーザーは、自分の測定しようとした経過時間を、表示システム9の表示装置17(不動状態にある)を介して、見ることができる。
ユーザーがクロノグラフ機構7を再スタートさせる場合には,ユーザーは、第1プッシュ・ボタン19を押して,制御システム23の状態を再び変化させる。これはユーザーが最初にクロノグラフ機構7を駆動したのと同じである。これは力等化装置37により行われる。
図7に示すように、ユーザーが、表示装置17を再度初期化しようとする場合,例えば新たに時間を計る場合には,ユーザーは、第2プッシュ・ボタン21を押す。第1ステップにおいて,第2プッシュ・ボタン21は、第2プッシュ・ボタン21の裏面が衝撃防止装置33の衝突領域93と接触するまで、移動方向Nに沿って移動する。第2ステップにおいて、第2プッシュ・ボタン21の移動は、衝撃防止装置33の主要部品91に伝達されて,軸A4を中心にした後方への回転Pを加える。
第2プッシュ・ボタン21の移動Nの速度が,ジャンパ・スプリング95−ピン96のリンクに25N以上の力を生成すると,衝撃防止装置33は、非結合位置に入る。このことは,リセットレバー63のピン96と主要部品91に搭載されたジャンパ・スプリング95のノッチとの間のリンクが外れることを意味する(図8)。従って、第2プッシュ・ボタン21の移動Nは、第1ハート形部品59の方向を向いているが、衝撃防止装置33の主要部品91の後方回転Pのみを引き起こす。主要部品91の回転Pは,フィンガ92が穴87の端に当たった時(図8)に、制限される。
このフェーズあるいはその直前に,第2プッシュ・ボタン21のカラー131(図8)は、時計1のケース11に当たり,第2プッシュ・ボタン21の動きを確実に制限する。他の実施例では,停止部材の端部は、衝突領域93にある。第2プッシュ・ボタン21が開放されると,ジャンパ・スプリング95の開放力で、ジャンパ・スプリング95をピン96の方向に戻す。かくして、衝撃防止装置33は、リセット・レバー63に取り付けられた機構チェーンを保護し,自動的且つ機械的に元に戻る。
第2プッシュ・ボタン21の移動Nの速度が、ジャンパ・スプリング95−ピン96のリンクに25N以下の力を生成すると,衝撃防止装置35は、通常位置を維持し,第3ステップにおいて、その動きをリセット・レバー63に伝達する。リセット・レバー63とフィンガー83とアーム81は、軸A4の周りを同じ後方回転Pで駆動される。
図7に示すように、第4ステップにおいて,アーム81は,ハート形部品55,57,59の方向を向いたその動きOにより,第2スタッド66の第2ローラーと接触し、このローラーを駆動し始める。リセット装置25の機構的チェーンを介して,アーム81の動きOは、第2スタッド66の移動L¢(Lの逆方向移動)と第1スタッド64の移動K¢(Kの逆方向移動)とハンマ・レバー65の移動H¢(Hの逆方向移動)になる。ハンマ・レバー65が安定位置にあるので,これはピン72のローラーがジャンパー・スプリング67の側面88に接触しているため,ハンマ・レバー65は、移動Oに対し反作用移動を加える。
リセット・レバー63の回転Pの開始の間(即ち第4ステップの前),ユーザーが感じる第2プッシュ・ボタン21上の復帰力は,中間レバー121の先端点125のジャンパ・スプリング123に対する動きにより生成される。この中間レバー121は、軸A1を中心に移動R方向(図7)に、リセット・レバー63具体的にはフィンガ126−溝124の組合せにより、駆動される。
第4ステップの開始時に,第2プッシュ・ボタン21にかかるスラスト力は、合成反発力を受ける。この合成反発力は、ジャンパ・スプリング123が先端点125から離れる方向への移動Jと、ジャンパー・スプリング67の第1垂直部品82がピン72から離れる方向の移動Mによって生成される。
第5ステップは,リセット・レバー63がその動きの3分の2を完了した時に開始する。この第5ステップは、ハンマ・レバー65のピン72のローラーが,ジャンパー・スプリング67の第1垂直部品82の上部面86と側面88の間のエッジを通過する時に対応する。このエッジ通過時点で、第2プッシュ・ボタン21の移動Nは、ジャンパー・スプリング67を移動Mに沿って平衡状態から離す方向に移動を強制せずに,ジャンパー・スプリング67を平衡状態に戻す。
従って、第5ステップの開始時に,ハンマ・レバー65は、第2プッシュ・ボタン21にかかる力によって移動するのではなく,ジャンパー・スプリング67の第1垂直部品82の軸A5の中心にした開放回転によりかかる力により移動する。リセット装置25の移動(H’,K’,L’)の終了は「自動的」に実行される。
図7からわかるように,第4ステップの終了時、リセット・レバー63のアーム81は、ハンマ61のスタッド66の第2ローラーに接触しない。ハンマ・レバー65のピン72のローラーは、ジャンパー・スプリング67の上部部分86に当たっている。ハンマ・レバー65の動きは、ハンマ61の第1スタッド64を穴100で移動方向K’に沿って直接的に駆動し,ハンマ61の第2スタッド66を穴102で移動方向L’に沿って間接的に駆動する。その結果ハンマ61は、ハート形部品55,57,59に接触するようになる。従って,リセット装置25は再度活性化される。
ハンマ61の二重アーム60,62構造は,ハート形部品55,57,59の打鈴力のバランスを,ハンマ61の停止部材54,56,58で改善する。更に,打鈴力は第2プッシュ・ボタン21にかかる力に依存せず,ジャンパー・スプリング67の開放力に依存する。
第5ステップの終了時に,クロノグラフ機構7は非活性化され、表示装置17は、再度初期化される。第2プッシュ・ボタン21にかかる力がジャンパ・スプリング95−ピン96のリンク上に25N以上の力を引き起こすと、リセット・レバー63は、衝撃防止装置33により、駆動されない。
かくして、衝撃防止装置33,35は、クロノグラフ機構7を,プッシュボタン19,21の無謀な駆動から保護する。衝撃防止装置33,35は、プッシュボタン19,21が同時に押された時に、クロノグラフ機構7を保護する。第1プッシュ・ボタン19はリセット装置25を非活性状態にし,第2プッシュ・ボタン21はリセットシステムを活性状態にする。衝撃防止装置33,35により,ピン116−ジャンパ・スプリング115の組合せとジャンパ・スプリング95−ピン96の組合せの少なくとも一方が所定の応力しきい値(25N)に達すると,それは切り離され、他のリンクをリセット装置25の制御下に置く。同様に、コラム・ホイール45のノッチ付きホイール48は、リセット・レバー63を無理に押すフィンガ83により、損傷を受けることは無くなる。
図7によれば,力等化装置37は、図3に示す平衡位置から最も離れた位置にある。同図からわかるように、中間レバー121の先端点125がジャンパ・スプリング123に対する相対的な動きは,中間レバー121の動きにより完全に達成される。これは,制御レバー41に形成された溝120内の第1フィンガ122の動きにより、可能となる。
従って、第2プッシュ・ボタン21を開放すると,中間レバー121の先端点125とジャンパ・スプリング123の間の力を機械的に開放する。その後、力等化装置37は、その平衡位置に戻り,その移動中にリセット・レバー63を、フィンガ126ー溝124の組合せを介して駆動し,それに付随して,主要部品91を,ピン96−ジャンパー・スプリング95の組合せを介して駆動する。
かくしてクロノグラフ機構7は再び図3の状態に戻る。クロノグラフ機構7が非活性状態,リセット装置25は安定した活性状態,力等化装置37は平衡位置で、プッシュ・ボタン19、21に連結された輪列は、静止位置にある。
プッシュ・ボタン19、21の接触感覚を等しくするために,衝撃防止装置35/33のジャンパ・スプリング115/95とピン116/96の組合せを分離する力は,先端点125−ジャンパ・スプリング123組合せのそれよりも大きく,後者は、ジャンパー・スプリング67のピン72−表面86/88の組合せのそれよりも大きい。
本発明の変形例として,穴47−スタッド49の組合せと/またはフィンガ68/122/126−溝69/120/124の組合せを、時計1の動作に影響を及ぼさずに逆にすることもできる。これは時計の組合せを搭載する他の方法にも適用できる。
更にプッシュボタン19,21を活性化する移動B,Nは、平行移動に限定されず,他の動き、プッシュボタン以外の他の制御部材も、本明細書を参照する事により容易に想到できる。
時計1を単純にするために、プッシュボタン19,21の一方または両方を直接制御すること,即ちそれぞれの関連機能を押すことは,即ち中間の衝撃防止装置33,35を利用せず、可能である。
ローラーの使用は、図に示した実施例に限定されず,いかなる時計も、これよりも少ない数のローラーあるいは異なる形状(ローラーが搭載される軸芯の直径とローラーの厚さと)のローラーも、採用できる。
コラム・ホイール45の各状態を安定にするために,コラム・ホイール45の歯の一つと噛み合うジャンパースプリングを具備することもできる。更に,第2時間期間は、制御レバー41の移動の3分の2の前または後でも開始できる。
同様に、第2時間期間は、リセット・レバー63の移動の3分の2の前に、開始することもできる。
カムを、ハンマ・レバー65の端部に配置し,このカムが固定ピン51と接触して制御レバー41を介して、ハンマ・レバー65が回転するのに必要な力の大きさや,方向等を変えることもできる。
以上の説明は,本発明の一実施例に関するもので,この技術分野の当業者であれば,本発明の種々の変形例を考え得るが,それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。特許請求の範囲の構成要素の後に記載した括弧内の番号は,図面の部品番号に対応し,発明の容易なる理解の為に付したものであり,発明を限定的に解釈するために用いてはならない。また,同一番号でも明細書と特許請求の範囲の部品名は必ずしも同一ではない。これは上記した理由による。
1 時計
3 時計ムーブメント
5 時間設定システム
7 クロノグラフ機構
9 表示システム
11 ケース
13 指示装置
15 竜頭
17 経過時間指示部材
19,21 制御部材
19 第1プッシュ・ボタン
21 第2プッシュ・ボタン
23 制御システム
25 リセット装置
27 輪列装置
29 結合装置
31 不動化装置
33,35 衝撃防止装置
37 力等化装置
41 制御レバー
43 操作レバー・フック
45 コラム・ホイール
46 ラチェット・ホイール
47 穴
48 ノッチ付きホイール
49 スタッド
51 固定ピン
53 ローラ
54,56,58 停止部材
55,57,59 ハート形部品
58 停止部材
59 第1ハート形部品
60,62 アーム
60 第1アーム
62 第2アーム
61 ハンマ
63 リセット・レバー
64,66 スタッド
64 第1スタッド
66 第2スタッド
65 ハンマ・レバー
67 ジャンパー・スプリング
69 溝
71 穴
72 ピン
73 アーム
74 湾曲部分
100,102 穴
83 フィンガ
82 第1垂直部品
85 第2垂直部品
86,88 表面
86 上部面
88 側面
89 上部穴
90 フィンガ
91 C字型部品
93 衝突領域
94 溝
95 ジャンパ・スプリング
96 ピン
100,102 穴
101 軸真
109 軸真
111 主要部品
112 フィンガ
113 衝突領域
114 溝
115 ジャンパ・スプリング
116 ピン
117,118 固定手段
111 メイン部品
120 溝
121 中間レバー
122 第1フィンガ
123 ジャンパ・スプリング
124 溝
125 先端点
126 第2フィンガ
127 モノブロック部品

Claims (14)

  1. 経過時間指示部材(17)とリセット制御部材(21)とリセット装置(25)とを有するクロノグラフ機構(7)において,
    前記リセット装置(25)は、ハンマ(61)を有する経過時間指示部材(17)をリセットする装置であり,
    前記ハンマ(61)は、非活性位置と活性位置との間に搭載され,
    前記非活性位置では,前記ハンマ(61)は、経過時間指示部材(17)に連結されたハート形部品(55,57,59)から離間しており,
    前記活性位置では、前記ハンマ(61)の停止部材(54,56,58)が、前記ハート形部品(55,57,59)にリセットする力を加え,
    前記ハンマ(61)は,穴(100,102)内をスライドするよう搭載される2本のスタッド(64,66)を有し,
    前記2本のスタッド(64,66)の前記非活性位置と活性位置との間の動き(L,K)は、同一方向を向いているが、同一直線上にはない
    ことを特徴とするクロノグラフ機構。
  2. 前記スタッド(64,66)の内の第1スタッド(64)は、ハンマ・レバー(65)に取り付けられ,ハンマ(61)を活性位置から非活性位置に動かす
    ことを特徴とする請求項1記載のクロノグラフ機構。
  3. 前記第1スタッド(64)は,ハンマ・レバー(65)の一端(73)に形成された第2穴(71)内をスライドするよう、搭載される
    ことを特徴とする請求項2記載のクロノグラフ機構。
  4. 前記ハンマ・レバー(65)の第1端は、アーム(73)を有し,
    前記アーム(73)は、ハンマ(61)の延長方向を向いており,
    前記ハンマ(61)の移動をハンマ・レバー(65)により最適化する
    ことを特徴とする請求項3記載のクロノグラフ機構。
  5. 前記ハンマ・レバー(65)は、軸真105を中心に回転可能に搭載される
    ことを特徴とする請求項2−4に記載のクロノグラフ機構。
  6. 前記ハンマ・レバー(65)は、双安定型のジャンパー・スプリング(67)と共働して,前記ハンマ(61)の前記非活性位置と活性位置のそれぞれを安定にする
    ことを特徴とする請求項2−5に記載のクロノグラフ機構。
  7. 前記ハンマ・レバー(65)は、ピン(72)を有し,
    前記ピン(72)は、前記ハンマ(61)の前記非活性位置と活性位置にある場合に応じて、ジャンパー・スプリング(67)の異なる表面(86,88)と接触し,
    前記ハンマ(61)の非活性位置と活性位置を、一個のジャンパー・スプリング(67)で、安定状態にする
    ことを特徴とする請求項6記載のクロノグラフ機構。
  8. 前記表面(86,88)の少なくとも一方の表面は,ハンマ・レバー(65)のピン(72)を収納するノッチを有し,
    これにより、ハンマ・レバー(65)とジャンパー・スプリング(67)の間の係合を安定にする
    ことを特徴とする請求項7記載のクロノグラフ機構。
  9. 前記ジャンパー・スプリング(67)の2つの表面(86,88)は、互いに直交する方向を向いている
    ことを特徴とする請求項7又は8記載のクロノグラフ機構。
  10. 前記ハンマ・レバー(65)の動きは,前記ハンマ(61)の活性位置から非活性位置までであり,前記ハンマ(61)と制御レバー(41)の間の接触(51、53)により初期化され,
    前記制御レバー(41)は、前記機構を停止したり開始したりする制御部材(19)により機械的に駆動される
    ことを特徴とする請求項6−9に記載のクロノグラフ機構。
  11. 前記ハンマ・レバー(65)の動きは,前記ハンマ(61)の非活性位置から活性位置までであり,前記第2スタッド(66)とリセット・レバー(63)の間の接触により初期化され,
    前記リセット・レバー(63)は、前記機構のリセットを制御する部材(21)により機械的に駆動される
    ことを特徴とする請求項6−10記載のクロノグラフ機構。
  12. 前記ハンマ・レバー(65)の各動きは,前記ジャンパー・スプリング(67)の弾性力の解放で終了する
    ことを特徴とする請求項6−11記載のクロノグラフ機構。
  13. 前記ハンマ(61)は、互いにヒンジで結合された2個のアーム(60,62)を有する
    ことを特徴とする請求項1−12記載のクロノグラフ機構。
  14. 請求項1−13記載のクロノグラフ機構を具備する時計。
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