JP5335445B2 - レンズ制御装置、光学機器およびレンズ制御方法 - Google Patents

レンズ制御装置、光学機器およびレンズ制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5335445B2
JP5335445B2 JP2009000836A JP2009000836A JP5335445B2 JP 5335445 B2 JP5335445 B2 JP 5335445B2 JP 2009000836 A JP2009000836 A JP 2009000836A JP 2009000836 A JP2009000836 A JP 2009000836A JP 5335445 B2 JP5335445 B2 JP 5335445B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens unit
information
movement
correction
range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009000836A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010160202A (ja
Inventor
英育 本宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2009000836A priority Critical patent/JP5335445B2/ja
Priority to EP10150117A priority patent/EP2204684A3/en
Priority to US12/652,662 priority patent/US8520129B2/en
Priority to CN201010002206XA priority patent/CN101776835B/zh
Publication of JP2010160202A publication Critical patent/JP2010160202A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5335445B2 publication Critical patent/JP5335445B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/282Autofocusing of zoom lenses
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/64Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image
    • G02B27/646Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image compensating for small deviations, e.g. due to vibration or shake
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/69Control of means for changing angle of the field of view, e.g. optical zoom objectives or electronic zooming

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明はカメラ等の撮像装置におけるレンズ制御技術に関するものである。
ズームレンズユニットの光軸後方にフォーカスレンズユニットがある、いわゆるインナーフォーカスタイプのレンズシステムにおいては、図5に示した複数の軌跡(電子カム軌跡)情報又はこれに対応する情報を記憶しておき、この選択した軌跡上をたどりながらズーミングを行うのが一般的である。図5に示した複数の軌跡(電子カム軌跡)情報又はこれに対応する情報は、軌跡そのものを示す情報でもレンズ位置を変数とした関数でもよい。
ただし、ズームレンズがテレからワイド方向に移動する場合には、図5から明らかなように複数の軌跡がある程度の間隔を持った状態から収束する方向であるので、上述した軌跡追従方法でも合焦は維持できる。しかしながら、ワイドからテレ方向では、収束点にいたフォーカスレンズがどの軌跡をたどるべきかが判らないので、同様な軌跡追従方法では合焦を維持できない。
そこで、特許文献1には、コントラスト方式で映像信号の高周波成分から得られるAF評価値信号(鮮鋭度信号)を用いて、ズームレンズの移動(変倍)の際に、フォーカスレンズを合焦位置よりピントをずらすように強制的に移動させる。さらにフォーカスレンズを合焦方向に向かうように切換え移動させる(軌跡に対する追従速度を変化させる)制御を繰り返し行う制御方法(ジグザグ動作)が開示されている。これにより、追従軌跡が補正される。
また、特許文献1には、被写体や焦点距離、被写界深度に応じて追従速度の変化量を変化させることにより、鮮鋭度信号の増減周期を変化させ、追従軌跡の選択(特定)精度向上を図った手法も開示されている。
特許文献2に開示される装置は外部測距ユニット126を備える。
特許第2795439(図3,図4およびその説明) 特開2005−234325号公報
しかしながら、被写体までの距離に対応するする情報に誤差を含んでいる場合がある。この誤差を含んだ情報は、図5で示した軌跡の情報との整合がとれなくなる可能性が生じるという課題がある。
上記の目的を達成するために、本願発明では、撮影画像のコントラストに応じた第1の情報を検出する第1の検出手段と、被写体距離に対応する第2の情報を検出する第2の検出手段と、角速度に対応して動き情報として第3の情報を検出する第3の検出手段と、第1のレンズユニットの位置と当該第1のレンズユニットより光軸後方にある第2のレンズユニットの位置とを被写体距離ごとに示すデータを記憶した記憶手段と、前記第1のレンズユニットを移動させて撮影画像を変倍する際、当該第1のレンズユニットの移動による像面移動を補正するように前記第2のレンズユニットの移動を制御するとともに、前記第1の情報に基づく当該第2のレンズユニットの移動は前記データら前記第2の情報および前記第3の情報に基づいて選択された範囲で行われるように制御する制御手段とを有る。
以上説明したように、本発明によれば、被写体距離に対応する情報の算出に誤差ががあるような場合でもズーム中のぼけの発生を抑えることができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
(前提技術)
まず本発明の実施例の説明に先立って、本発明の前提となる技術について説明する。
例えば、特開2005−128107号公報の図5、及びソノ説明において、インナーフォーカスタイプのレンズシステムにおけるフォーカスレンズの軌跡追従方法ついて開示がある。また、特開2005−128107号公報の図10、およびその説明において、ズームレンズの移動方向の内挿方法を開示する。
このとき、マイクロコンピュータ内に予め記憶されている合焦軌跡情報のテーブルデータの例についても特開2005−128107号公報の図11、及びその説明に開示されている。
特開2005−128107号公報の図12(A),(B)において、開示があるようにズーミング制御は、撮像素子からの撮像信号を用いて焦点検出を行う関係から、映像の垂直同期信号に同期して処理が行われるのが一般的である。
次に、本願技術思想を特開2005−128107号公報に開示の技術内容に適用した場合を用いて説明する。
図1には、実施例1であるレンズ制御装置を搭載した撮像装置(光学機器)としてのビデオカメラの構成を示す。なお、本実施例は、撮影レンズ一体型の撮像装置に本発明を適用した例を説明する。この点、交換レンズとこれが装着されるカメラ本体とを有する撮像システムの交換レンズ(光学機器)にも適用できる。この場合、カメラ本体側から送信された信号に応答してレンズ内のマイクロコンピュータが以下に説明するズーミング動作を行う。また、本発明は、ビデオカメラに限らず、デジタルスチルカメラ等、各種の撮像装置に適用できる。
図1において、物体側から順に、101は固定されている前玉レンズユニット101、102は光軸方向に移動して変倍を行うズームレンズユニット(第1のレンズユニット)、103は絞り、104は固定されている固定レンズユニットである。105は焦点調節機能と変倍による像面移動を補正するコンペセータ機能とを兼ね備え、ズームレンズユニットの光軸後方にあって光軸方向に移動するフォーカスレンズユニット(第2のレンズユニット)である。これらレンズユニットにより構成される撮影光学系は、物体側(図の左側)から順に、正、負、正、正の光学パワーを有する4つのレンズユニットで構成されたリアフォーカス光学系である。なお、図中には、各レンズユニットが1枚のレンズにより構成されているように記載されているが、実際には、1枚のレンズにより構成されていてもよいし、複数枚のレンズにより構成されていてもよい。
106はCCDやCMOSセンサにより構成される撮像素子である。撮影光学系を通ってきた物体からの光束はこの撮像素子106上に結像する。撮像素子106は、結像した物体像を光電変換して撮像信号を出力する。撮像信号は、増幅器(AGC)107で最適なレベルに増幅されてカメラ信号処理回路108へと入力される。カメラ信号処理回路108は、入力された撮像信号を標準テレビ信号に変換した後、増幅器110に出力する。増幅器110で最適レベルに増幅されたテレビ信号は、磁気記録再生装置111に出力され、ここで磁気テープ等の磁気記録媒体に記録される。記録媒体としては、半導体メモリや光ディスク等、他のものを用いてもよい。
また、増幅器110で増幅されたテレビ信号は、LCD表示回路114にも送られ、LCD115に撮影画像として表示される。なお、LCD115には、撮影モードや撮影状態、警告等を撮影者に知らせる画像も表示される。このような画像は、カメラマイクロコンピュータ116がキャラクタジェネレータ113を制御して、ここからの出力信号をLCD表示回路114でテレビ信号にミックスすることで、撮影画像に重畳して表示される。
一方、カメラ信号処理回路108に入力された撮像信号を、同時に内部メモリを使って圧縮処理した後、カードメディア等の静止画記録媒体112に記録することもできる。
また、カメラ信号処理回路108に入力された撮像信号は、AF信号処理回路109へも入力される。第1の検出手段としてのAF信号処理回路109では、撮影画像のコントラストに応じた第1の情報を検出する。AF信号処理回路109で生成されたAF評価値信号(焦点信号)は、カメラマイクロコンピュータ116との通信によりデータとして読み出される。
また、カメラマイクロコンピュータ116は、ズームスイッチ130およびAFスイッチ131の状態を読み込み、さらにフォトスイッチ134の状態も検出する。
フォトスイッチ134が半押しの状態では、AFによる合焦動作が開始され、合焦状態にてフォーカスロックされる。さらに、全押し(深押し)状態では、合焦非合焦に関わらずフォーカスロックして、カメラ信号処理回路108内のメモリ(不図示)に画像を取り込み、磁気テープや静止画記録媒体112に静止画記録を行う。
なお、カメラマイクロコンピュータ116は、モードスイッチ133の状態に応じて動画撮影モードか静止画撮影モードかを判別し、カメラ信号処理回路108を介して磁気記録再生装置111や静止画記録媒体112を制御する。これにより記録媒体に適したテレビ信号をこれに供給したり、モードスイッチ133が再生モードにセットされている場合には磁気記録再生装置111や静止画記録媒体112からこれらに記録されたテレビ信号の再生制御を行う。
カメラマイクロコンピュータ116内のコンピュータズームユニット(制御手段)119は、ズームレンズユニット102をズームスイッチ130の操作されている方向に対応したテレまたはワイド方向に駆動するための信号を出力する。当該信号の出力は、AFスイッチ131がオフで、ズームスイッチ130が操作されているときに行われる。また、当該信号の出力は、コンピュータズームユニット119内のプログラムによってズームモータドライバ122に対し行われる。ズームモータドライバ122はこの信号を受けて、ズームモータ121を介してズームレンズユニット102を該方向に駆動する。またこのとき、コンピュータズームユニット119は、フォーカスモータドライバ126を介してフォーカスモータ125を駆動し、変倍に伴う像面移動を補正するようフォーカスレンズユニット106を駆動する。当該コンピュータズームユニット119からの信号は、カムデータメモリ120に予め記憶されたレンズカムデータ(図11に示したような複数の被写体距離に応じた代表軌跡のデータや軌跡パラメタのデータ)に基づく。
また、カメラマイクロコンピュータ116内のAF制御ユニット117は、AFスイッチ131がオンで、ズームスイッチ130が操作されているときは、合焦状態を保ち続けつつ変倍動作を行う必要がある。したがって、コンピュータズームユニット119は、内部プログラムにより、カムデータユニット120に記憶されたレンズカムデータ、AF信号処理回路109からの第1の情報、被写体距離検出回路127からの第2の情報に基づいて、ズームレンズユニット102およびフォーカスレンズユニット105を駆動する。さらに、温度情報処理部128Aからの温度誤差幅、そして、動き情報処理部128Bからのレンズ制御装置の動作状態に関する情報などに基づいて、ズームレンズユニット102およびフォーカスレンズユニット105を駆動する。
第2の検出手段としての被写体距離検出回路127は、被写体距離に対応する第2の情報を出力する。この被写体距離検出回路127からの出力信号は、カメラマイクロコンピュータ116内の距離情報処理部128で演算処理される。また、ある一定時間、被写体距離検出回路127の出力信号を蓄積する。これは、後述する距離のばらつき範囲の算出と、その結果に基づいた信頼性を表す情報の算出を行うためである。
そして、被写体距離情報、信頼性を表す情報、距離ばらつき範囲としてコンピュータズームユニット119に出力される。
また、第3の検出手段としての温度検出回路127Aは、温度を計測し計測結果を出力する回路である。温度検出回路127Aからの出力は、カメラマイクロコンピュータ116内の温度情報処理部128Aで演算処理される。温度情報処理部128Aは、フォーカスレンズユニット105と被写体距離検出回路127における合焦位置が一致する基準温度に対して、レンズユニット105と被写体距離検出回路127からの温度出力(現在温度)との温度差を算出する。そして、この温度差から温度誤差幅WlensとWdistを求める。
温度検出回路127Aからの出力は温度誤差幅WlensとWdistとして、コンピュータズームユニット119に出力される。
また、動き検出回路127Bからの出力は、カメラマイクロコンピュータ116内の動き検出情報処理部128Bで演算処理される。そして、動き情報としてコンピュータズームユニット119に出力される。この動き検出回路128Bは、角速度センサや、加速度センサ、画像処理による動きベクトル抽出による方法も用いることができる。
角速度センサの場合、動き検出情報処理部128Bにおいて、角速度センサから得られる角速度ωを算出する。そして、該角速度ωは動き情報としてコンピュータズームユニット119に出力される。
また、AFスイッチ131がオンで、ズームスイッチ130が操作されていないとき、AF制御ユニット117は次のように動作する。すなわちAF制御ユニット117は、AF信号処理回路109から送られてきたAF評価値信号が最大になるようにフォーカスレンズ105を駆動するようフォーカスモータドライバ126に信号を出力する。フォーカスモータドライバ126は、入力した信号に基づいてフォーカスモータ125を介してフォーカスレンズレンズユニット105を駆動する。これにより、自動焦点調節動作が行われる。
ここで、被写体距離検出回路127は、アクティブセンサを用いた三角測距方式で被写体までの距離に対応する情報を出力する。この場合のアクティブセンサとしては、コンパクトカメラによく使用される赤外線センサを用いることができる。
なお、本実施形態では三角測距方式で距離検出を行う場合を例として説明するが、これ以外のものを用いることができる。例えば、TTL位相差検出方式によって、被写体距離に対応する情報を取得してもよい。TTL位相差検出方式による場合、例えば、撮影レンズの射出瞳を通ってきた光を分割する素子(ハーフプリズム又はハーフミラー)を設ける。これにより射出瞳を分割した二像をそれぞれ2つのラインセンサへと導く。そして、これらラインセンサの出力の相関を取って、これら出力のずれ方向およびずれ量を検出し、これら検出結果から被写体までの距離に対応する情報を取得する。
また、距離情報処理部128は、信頼性を表す情報の算出を行う。例えば、位相差検出方式の場合、信頼性は2つの像の相関値から算出することができる。コントラストの低い像などは、位相差の算出結果に誤差が含まれる可能性が高いからである。そこで、2つの像の相関値を被写体距離の信頼性を表す情報として利用する。2つの像をずらした場合の相間値のピークが、所定よりも高い場合とき高い信頼性を持つ距離検出結果であるし、低いとき低い信頼性を持つとする。なお、位相差検出方式の場合、該信頼性があまりにも低い距離検出結果は利用しないこととする。
なお、距離検出手段として、超音波センサを用いてその伝搬速度を測定して被写体までの距離を検出する方法も採用することができる。この場合、信頼性を表す情報は、反射率や減衰率などを利用する。被写体表面の性質によっては、超音波の反射率が下がり、計測が困難になる。よって、反射率を求めることにより、検出結果の信頼性を把握することが可能となる。また、超音波信号の被写体距離に伴う減衰率も同様である。
被写体距離検出回路127からの距離情報は、距離情報処理部128に送られる。距離情報処理部128では、以下の3種類の処理を行なう。
1.現在のズームレンズユニット102およびフォーカスレンズユニット105の位置が、カム軌跡(例えば、特開2005−128107号公報の図8参照)の何処に対応するかを特定する。カム軌跡は、例えば、特開2005−128107号公報の図4の処理S401にあるように、現在のレンズユニット位置を基に、軌跡パラメタα、β、γから、仮想的なカム軌跡が被写体距離として、何mに相当するのかを出力する。軌跡パラメタα、β、γと、被写体距離とは、所定の相関テーブルデータで変換され、主被写体の実距離が出力できるようになっている。
2.被写体距離検出回路127からの被写体の実距離を、上記1の相関テーブルの逆変換を行うことで、軌跡パラメタα、β、γで表現されるカム軌跡を求める。このとき、相関テーブルの逆変換処理は、カム軌跡が収束しているワイド側のデータは使用せず、軌跡が分散している、出来るだけテレ側のデータを用いて行われ、最も分解能の高い軌跡パラメタが得られるようにしている。
3.上記1.2の実距離差と差分方向を算出する。
これら1,2,3の処理の内、上記2の処理により、被写体距離検出回路127で検出された検出距離に相当するカム軌跡データの特定が行える。
一方、カメラマイコン116は、露出制御も行う。カメラマイコン116は、カメラ信号処理回路108で生成されたテレビ信号の輝度レベルを参照し、輝度レベルが露出に適正となるようアイリスドライバ124を制御してIGメータ123を駆動し、絞り103の開口を制御する。絞り103の開口量は、アイリスエンコーダ129により検出され、絞り103のフィードバック制御が行われる。また、絞り103のみでは適正な露出制御ができない場合には、撮像素子106の露光時間をタイミングジェネレータ(TG)132により制御し、高速シャッターから所謂スローシャッターと呼ばれる長時間露光まで対応する。さらに、低照度下での撮影など露出が不足する際には、増幅器107を通じてテレビ信号のゲインを制御する。
撮影者は、メニュースイッチ135を操作することで、撮影条件に適した撮影モードやカメラの機能切換えをマニュアル操作できる。
次に、ズーミング動作時のアルゴリズムについて説明する。本実施例では、カメラマイクロコンピュータ116内のコンピュータズームユニット119が、前述した各動作フロー(プログラム)を含めて、以下に説明する動作フローの処理を実行する。
また、本実施例では、被写体距離検出回路127より得られる距離情報に応じて、追従すべきカム軌跡を特定(生成)し、ズーミング動作を行う。
図4は、マイクロコンピュータ内で行われるズーミング制御のフローチャートである。S701で処理が開始されると、S702で初期設定が行われる。S703では、カメラ本体の操作系の状態を検出する。マイクロコンピュータは、ここで撮影者が操作するズームスイッチユニットの情報を受け取り、撮影者にズーミング実行中を知らせるための、ズームレンズ位置などの変倍動作情報をディスプレイに表示する。S704では、AF処理を行う。すなわちAF評価信号の変化に応じて自動焦点調節処理を行う。S705では、ズーミング処理を行う。S706では、AFやズーミングに際して、S704からS705の処理ルーチンでの算出結果に基づき、ズームレンズやフォーカスレンズをそれぞれがメカ端に当たらないように駆動方向、速度を選択する。
S707では、S706で選択した情報にしたがって、モータドライバに制御信号を出力し、レンズの駆動/停止を制御する。S707の処理終了後はS703に戻る。なお、図4に示した一連の処理は、垂直同期信号に同期して実行される(S703の処理の中で次の垂直同期信号が入力されるまで待機する)。
次に、先に説明した図4のS705で行われる処理を図3にしめす。特にこの方法は、超高速ズームなどAF評価値の検出周期が粗くなり、コントラストの参照信号(AF評価値信号)だけでは、ズームトラッキングカーブの特定に充分な精度が上げられない場合に有効である。
図3は、本実施例において、である。下記処理は、特に示さない限り、カメラマイコン118で行われる。
まず、S300では、ズーム動作時のズーム速度を決定する。S301では、被写体距離検出回路127の出力信号に応じて、図5に示す代表軌跡のうちどのカム軌跡に対応する距離かを判別し、軌跡パラメタα、β、γを算出する。また、現在のズームレンズ位置、フォーカスレンズ位置に応じた軌跡パラメタαnow、βnow、γnowを算出する。
一方、被写体距離検出回路127により得られた被写体距離に対応する情報に基づく軌跡パラメタは、α、β、γとして、例えば以下の方法で算出される。
まず、出力される距離に対応する情報と図5に示した代表軌跡(カム軌跡)との相関を得るために、予め代表的な被写体距離のカム軌跡(カムカーブ)形状が均一な範囲で、距離の変化と軌跡パラメタとの相関をテーブルデータ化しておく。これにより、距離に対応する情報を入力として、軌跡パラメタの算出を行う。カム軌跡形状が変化する被写体距離では、別の相関関係を表すルックアップテーブルを設け、これらテーブルを複数持つことで、全ての被写体距離毎に軌跡パラメタが得られるようになっている。
焦点距離に関しては、メモリ内にデータとして有している図5の離散的なカム軌跡情報のうち、軌跡パラメタα、β、γの分解能が最も高い長焦点距離側での軌跡パラメタが出力できるようにする。したがって、ズームレンズ102がワイド側に位置している時点で、テレ側での軌跡パラメタを基に(内挿)演算することで、フォーカスレンズ105が辿るべきカム軌跡を1本、特定することが可能となる。
なお、S300は所定周期(例えば、1垂直同期周期)ごとに実行される。このため、ズーミング中に被写体距離が変化したとしても、被写体距離検出回路127の出力に従い、最新の辿るべきカム軌跡が逐次更新されることになる。
次に、S301では、被写体距離検出回路127の出力(つまりはS300で算出したα、β、γ)に基づき、カム軌跡の補正範囲を決定する。この補正範囲は、ズームの際の第2のレンズユニットの移動範囲を定義付けるものである。補正範囲は、コントラスト信号(AF評価値)を用いた追従カム軌跡の補正動作における補正範囲に相当し、例えば、図2に示した上限201と下限202(後述する上限203と下限204)とで挟まれた範囲となる。この補正範囲の算出は図6を用いて後述する。
S302では、「AF補正フラグ」がセット状態か否かを判別する。セット状態であれば、S303に進み、後述するS311において、軌跡パラメタαAF、βAF、γAFが、図2に示した補正範囲(上限203と下限204の間の範囲)内に含まれているか否軌跡パラメタαAF、βAF、γAFは、AF評価値が図7のようなピーク状態1301のレベルとなったこかを判別する。とが検出されるごとに更新される軌跡パラメタである。該補正範囲内にあれば、S304において、αAF、βAF、γAFのそれぞれをα、β、γに設定し、フォーカスレンズ105が該補正動作によって再特定されたカム軌跡をトレースするように制御する。
一方、S303で、軌跡パラメタαAF、βAF、γAFが補正範囲外である場合、若しくはS302で、「AF補正フラグ」がクリアであった場合は、軌跡パラメタα、β、γを保持する。この該軌跡パラメタα、β、γは、S300で検出した被写体距離検出回路127による距離に対応する情報を基に特定された軌跡パラメタである。該軌跡パラメタα、β、γにより特定されるカム軌跡をトレースするようにフォーカスレンズ105を制御する。
ここで、「AF補正フラグ」は、後述するコントラスト信号によって追従カム軌跡が再特定されたか否かを表すフラグである。「AF補正フラグ」は、被写体距離検出回路127による距離に対応する情報に基づく特定しかなされていない場合は、S305で「AF補正フラグ」をクリアする。そして、次回以降、補正動作によるカム軌跡の再特定がなされるまで、距離に対応する情報に基づく特定結果を優先して軌跡トレース制御を行う。被写体距離検出回路127による距離に対応する情報に基づく特定しかなされていない場合とは、再特定がなされていない場合若しくは再特定されようとしているカム軌跡が図2の補正範囲外であり、誤特定の可能性が高い場合である。
S402では、1垂直同期時間後にズームレンズ102が到達している位置(現在位置からの移動先の位置)Zx’を算出する。S400で決定されたズーム速度をZsp(pps)とすると、1垂直同期時間後のズームレンズ位置Zx’は(7)式で与えられる。ここで、ppsはズームモータ121であるステッピングモータの回転速度を表す単位で、1秒間当たりの回転ステップ量(1ステップ=1パルス)を示している。(7)式の符号は、ズームレンズ102の移動方向によってそれぞれ、テレ方向なら+、ワイド方向なら−としている。
Zx’=Zx±Zsp/垂直同期周波数 …(7)
次に、S403で、Zx’がどのズームエリアv’に存在するのかを判別する。
次に、S404で、1垂直同期時間(1V)後のズームレンズ位置Zx’がズームエリアの境界上に存在しているかどうかを判別し、境界フラグ=0ならば境界上にいないとして、S405からの処理に進む。S405では、ZkにZ(v’)をセットし、Zk−1にZ(v’−1)をセットする。
次に、S406では、被写体距離γが特定された4つのテーブルデータA(γ,v’−1)、A(γ,v’)、A(γ+1,v’−1)、A(γ+1,v’)を読み出し、S407では、上述した(2),(3)式からax’,bx’を算出する。
一方、S403でYesと判断された場合は、S408で被写体距離γでのズームエリアv’に対するフォーカスレンズ位置A(γ,v’)およびA(γ+1,v’)を呼び出し、それぞれax’,bx’としてメモリする。そして、S409では、ズームレンズ位置がZx’に達したときのフォーカスレンズ105の合焦位置(目標位置)px’を算出する。(1)式を用いて1垂直同期時間後のフォーカスレンズ105の目標位置は(8)式の様に表せる。
px’=(bx’−ax’)×α/β+ax’ …(8)
したがって、目標位置と現在のフォーカスレンズ位置との差は、
ΔF=(bx’−ax’)×α/β+ax’−px
となる。
次に、S410では、フォーカス標準移動速度Vf0を算出する。Vf0はフォーカスレンズ位置差ΔFを、この距離を移動するのに要するズームレンズ102の移動時間で除算して得られる。
そして本処理を終了して、図4のS706に進み、ズーミング動作中であれば、S410で決定したフォーカス速度で、該フォーカス速度の符号方向(至近方向を正、無限遠方向を負とする)に移動し、コンペンセータ動作が行われる。
S411では、各種パラメタの初期値化を行う。ここでは、以後の処理で用いる「反転フラグ」のクリアを行う。S412では、S410で得たフォーカス標準移動速度Vf0から、ジグザグ動作用の補正速度Vf+,Vf−を算出する。
S413では、図4に示したS703で得られたズームスイッチ130の操作状態を示す情報に応じて、ズーミング中かどうかを判断する。YesならばS416からの処理を行う。Noと判断したときは、S309で「AF補正フラグ」をクリアし、次回のワイドからテレ方向のズーミング動作の準備をする。そしてS414では、AF評価信号レベルの現在値から任意の定数μを減算した値をTH1(図7(A)に1302で示したレベル)とし、前述した補正方向のベクトルの切換基準(ジグザグ動作の切換基準)となるAF評価信号レベルを決定する。
次に、S415では、「補正フラグ」をクリアし、本処理を抜ける。ここで「補正フラグ」とは、前述したように、カム軌跡の追従状態が正方向の補正がかかった状態(補正フラグ=1)なのか、負方向の補正がかかった状態(補正フラグ=0)であるのかを示すフラグである。
S413でズームミング中と判断すると、S414で、ズーミング方向がワイドからテレ方向であるか否かを判別する。NoならばS309と同様に、「AF補正フラグ」をクリアして、次回のワイドからテレ方向のズーミング動作の準備を行う(S308)。そして、S419で、Vf+=0,Vf−=0とし、S420からの処理を行ってジグザグ駆動を実質行わない。
S413でYesならば、S306で、現在のズームレンズ位置に対するフォーカスレンズ位置が、図2に示した補正範囲の上限203を越えているか否かを判別する。越えている場合には、補正範囲内へフォーカスレンズ位置を戻すようにS423へ進む。
S423では、算出されたフォーカス速度(標準移動速度)Vf0に負の補正速度Vf−が加算される(無限遠方向に補正される)。これにより、フォーカスレンズ105は、補正範囲の上限203よりも下限204方向に強制的に戻されることになる。
また、S306で上限203を越えていない場合には、S307で、現在のズームレンズ位置に対するフォーカスレンズ位置が、図2の補正範囲の下限204を越えているか否かを判別する。越えている場合には、補正範囲内へフォーカスレンズ位置を戻すために、S424へ進む。S424では、算出されたフォーカス速度(標準移動速度)Vf0に正の補正速度Vf+が加算される(至近方向に補正される)。これにより、フォーカスレンズ105は、補正範囲の下限204よりも上限203方向に強制的に戻される。このようにして、フォーカスレンズ105の駆動範囲が、補正範囲内に制限され、この結果、ジグザグ動作によって再特定されるカム軌跡も、該補正範囲内に制限されることになる。
S306およびS307にてフォーカスレンズ位置が補正範囲を超えていない場合には、ジグザグ動作を実行するために、S417で、現在のAF評価信号レベルがTH1より小さいか否かを判別する。Yesならば、現在のAF評価信号レベルが図7(A)のTH1(1302)のレベルを下回ったので、補正方向の切り換えを行うためにS418で反転フラグをセットする。
S420では、反転フラグ=1かどうかを判別し、YesならばS421に進み、補正フラグが1か否かを判別する。S421でNoならば、S424に進み、補正フラグに1(正方向の補正状態)をセットし、
フォーカス速度Vf=Vf0+Vf+(但し、Vf+≧0)
とする。
一方、S421でYesならば、S4213に進み、補正フラグに0(負方向の補正状態)をセットし、
フォーカス速度Vf=Vf0+Vf−(但し、Vf−≦0)
とする。
S420でNoと判断された場合は、S422で補正フラグが1であるか否かを判別し、YesならS424へ、NoならS423へ進む。
本処理の終了後、図4に示したS706で、動作モードに応じて、フォーカスレンズ105およびズームレンズ102の駆動方向と駆動速度が選択される。
ズーミング動作の場合、ここでは、S423又はS424で求めたフォーカス速度Vfが正であるのか負であるのかによって、フォーカスレンズ105の駆動方向をそれぞれ、至近方向又は無限方向に設定する。このようにしてフォーカスレンズ105のジグザグ駆動を行いながらトレースすべきカム軌跡の再特定を行う。
ジグザグ駆動を行いながらS417からS424の処理で、コントラストにおけるAF評価信号が、図7(A)に示したピークレベル1301になったことが検出される。S417でNoのときは、S310でピークレベル1301が検出されたか否かを判別する。ピークレベルが検出された場合には、S311で、「AF補正フラグ=1」および軌跡パラメタの現在値をコントラストによる再特定軌跡パラメタとして、次をセットする。
αAF←αnow、βAF←βnow、γAF←γnow
そして、次回のS302およびS303での条件が満たされた場合(両ステップの判別結果がともにYesである場合)は、S304で、特定カム軌跡が更新される。
今回、S304で更新され再特定された軌跡パラメタは、検出した距離に対応する情報の変化によってS301で補正範囲が変更されたり、ズーミング動作が停止したり、ズーミング方向が逆転したりする。このことにより、距離に対応する情報に基づいて特定されるカム軌跡に更新される。
次回のS302又はS303での条件が満たされない場合には、新たにピークレベルが検出されるごとに(S310)、S311でαAF、βAF、γAFの更新を繰り返しつつ、ズーミング動作中に最適なカム軌跡が随時更新される。
なお、S310でAF評価値レベルがピークレベルになったことが検出されない場合には、そのままS420に進む。そして、ジグザグ動作による補正方向の切り換えを行わずに、前回決定済の補正方向に補正しながらフォーカスレンズ105を駆動する。
以上の処理を行うことにより、被写体までの距離に対応する情報に基づいて、コントラスト信号を用いた追従すべきカム軌跡の特定を行う際の特定範囲(補正範囲)を限定する。これにより、フォーカスレンズの移動範囲が制限され、コントラスト信号を用いたカム軌跡の特定精度を大幅に改善することができる。
そうすると、誤ったカム軌跡をトレースすべき軌跡と誤判断する問題や、ジグザグ動作の切り換えタイミングを間違うといった誤動作問題の発生を抑制することができる。したがって、像ぼけの発生を抑えつつ、ズームスピードを従来に比べて速くすることができる。
特に、距離に対応する情報で基準となるカム軌跡を特定しておき、補正範囲を限定しつつコントラスト信号を用いてカム軌跡を補正する(再特定する)本実施例の手法を用いる。このことで、コントラスト信号に基づく追従カム軌跡の補正精度を向上させることができる。このため、被写体距離検出回路127の検出精度をある程度粗くすることが可能となり、被写体距離検出回路127を小型で安価なタイプを選定することが可能となる。
(補正範囲の決定)
上述の補正範囲の算出について、図6を用いて説明する。
ここで、補正範囲は、次の2段階で決定される。コントラスト信号による補正動作(ジグザグ動作)によって精密な追従カム軌跡の再特定を行う際の再特定範囲を制限するために設定される。
例えば被写体距離検出回路127からの出力が、5mの被写体距離(図2の203)に対応するものであるときに、補正範囲をその被写体距離の±50cmの範囲として、フォーカスレンズの移動量制限する。この場合、上限201は4.5mの被写体距離に対応するカム軌跡に相当する。また、下限202は5.5mの被写体距離に対応するカム軌跡に相当する。しかし、被写体距離検出回路127からの出力が、カメラの動きなどの影響を受け、検出精度以上のばらつきを持つ場合がある。そこで、本実施例の特徴である、センサ情報等を用いた補正範囲の制限を行う。補正範囲の算出の流れを図6に示す。
(ばらつき範囲)
まず、S801において、検出精度に基づいた補正範囲Wを決定する。これは、上述したような被写体距離5mに対して、その±50cmの範囲といった予め決められた範囲である。
そして、S802において、距離情報処理部128の出力結果に基づいて、距離検出結果のばらつき範囲W’を取得する。例えば、ばらつき範囲W’は、予めきめられた所定時間における距離情報処理部128からの出力に基づく被写体距離に対応する情報に基づく。距離検出結果が4.25〜5.75mの間でばらついていた場合、ばらつき範囲W’は4.25m〜5.75mとなる。
S803において、ばらつき範囲W’(4.25m〜5.75m)と補正範囲W(4.5〜5.5m)と比較する。そして、ばらつき範囲W’の方が補正範囲Wよりも広い場合、S804において、補正範囲Wを新たにばらつき範囲W’で変更する。具体的には、補正範囲WをW’とする。
(信頼度)
次に、被写体距離検出回路127の出力の信頼度による補正範囲Wの制御について説明する。S805において、距離情報処理部128から得られる被写体距離検出回路127の出力の前述した信頼性を表す情報を取得する。取得した信頼性を表わす情報に基づいて補正範囲Wを調整するためである。
S806において、信頼性がある閾値Th1よりも低い場合、S807に移行して、補正範囲W範囲を広げるような処理をする。その検出結果には誤差を含んでいると判断されるからである。補正範囲Wに対して信頼性を基にした1以上の値αをかけて範囲を広げるといった具合である。
例えば、Th1(信頼性を表わす値が0%から100%の値で表わされるとする)が90%であるとする。信頼性が95%であるとき、補正範囲Wは広げない。追従すべきカムが補正範囲内にある可能性が高いと判断されるからである。
一方、信頼性を表わす値が90%以下の場合は、Th1よりも小さいので、補正範囲Wを広げるために、αを乗じる。このαは信頼性に応じて設定される。信頼度が低い場合には高い場合に比べてαを大きな値とする。追従すべきカムが補正範囲外にある可能性が高いと判断されるからである。
このように、被写体距離に対応した情報の検出精度に応じた予め決められた駆動範囲だけに頼るだけでなく、出力の信頼性に応じて補正範囲を制限することにより、さまざまな被写体や動作環境においてもロバストな対応が可能となる。
(温度変化)
次に、温度変化による補正範囲Wの制御について説明する。
ズームレンズユニット102およびフォーカスレンズユニット105は温度により特性が変化し、フォーカスレンズ105の合焦位置がずれる。また、被写体距離検出回路127も温度により特性が変化する。したがって、こうした温度による特性の変化を考慮して補正範囲Wを制御することが有効となる。
ここでは、S808において、温度情報処理部128Aにおいて算出される温度誤差幅WlensとWdistを取得し、補正範囲Wの調整を行う。S809にて、両者の値を加算した温度補正幅WTを用い、S810にて補正範囲Wの下限値Wmin、上限値Wmaxを温度補正幅WT分だけ広げる演算を行う。温度により補正範囲Wを制限することにより、追従すべきカム軌跡を補正範囲内に含むことができる。
(手ブレ・パンニング)
さらに、手ブレ状態・パンニング状態の検出による補正範囲Wの制御について説明する。
ここでは、レンズユニットの動き検出回路127Bの検出結果から、手ブレ状態・パンニング動作の判断を行う。本実施例では角速度センサを用いた場合について説明する。
S811〜S819において、動き検出情報処理部128Bから得られる角速度ωに基づき、測距が手ブレ状態・パンニング動作時などの判断を行う。まず、S812において、角速度ωが0以上、かつある閾値Th2以下の値を取る状態を静止状態での測距と判断する。この場合、手ブレ等に伴う誤差は無いと考えられるので、補正範囲は変更無く維持する。次に、S813において、角速度ωが、Th2以上Th3以下の場合は、S816において、手ブレ状態での測距と判断する。手ブレ状態と判断された場合、その影響により被写体距離検出回路127で取得される信号は変化する。例えば、距離検出回路127が位相差方式であるとき、手ブレの影響は、輝度信号取得時の画像信号のコントラストの低下という形で表れる。その信号を基にした相関量の算出結果は、相間値が高くとも、信頼できる値ではなくなる。よって、手ブレ状態時は信頼度が高くとも、補正範囲が広範囲になるようにS818において、補正範囲Wに対して角速度ωに基づいた1以上の値βをかけて制限を広げる。
そして、S814において、角速度ωがある閾値Th3以上だった場合は、S817においてパンニング動作時の測距と判断する。パンニング動作前後においての被写体変化の可能性があるため、動作前の補正範囲を動作後の被写体に適用してしまうと、被写体距離に対応しない補正範囲を適用してしまう場合がある。よって、S819において、追従すべきカム軌跡を含む補正範囲になるように、補正範囲Wに対して十分大きい値γをかけて補正範囲の制限を広げる。
上記の処理を行い、最終的に補正範囲Wは、図2に示した上限203と下限204とで挟まれた範囲となる。
上記のように、本実施例では補正範囲の制限は被写体距離検出回路127からの出力だけでなく、温度検出回路127Aや動き検出回路128Bから得られる情報に基づき行うことを特徴とする。
上記の検出回路より得られた情報を考慮することにより、さまざまな被写体や被写体の変化に対応することができる。また、動作環境の変化においてもロバストな対応が可能となる。よって、常に追従すべきカム軌跡が補正範囲内に存在するように制限を行うことができ、ズーム中の像ボケの発生を抑制できる。
また、補正範囲内で、コントラスト信号による補正動作(ジグザグ動作)によって精密な追従カム軌跡の再特定を行うことにより、被写体距離検出回路127の検出分解能(検出精度)をそれほど高くしなくても済む。この結果、安価で小型の撮像装置を提供することができるという効果も得られる。そして、ジグザグ動作の方向切替回数を増加させることもできる。また同一の補正方向に補正し続ける頻度を減らすこともできる。したがって、ジグザグ動作の動きどおりにジャスピンと若干の像ぼけを周期的に繰り返す様なぼけの発生を防止することが可能となる。更に、追従カム軌跡を間違えた時の像ぼけや正しいカム軌跡にリカバーする際の像ぼけの発生も抑制することが可能となる。
上述したように、コントラスト信号を用いた追従カム軌跡の補正動作(ジグザグ駆動)を、上限203と下限204を基にした補正範囲内で行い、この範囲を超えようとした場合には該補正範囲内に戻るようにフォーカスレンズ105の駆動方向を反転させる。この結果、補正範囲外でのカム軌跡の再特定が禁止されることになる。
本実施例では、被写体距離検出回路127の検出分解能と温度検出回路127Aや動き検出回路128B等からの情報に応じて補正範囲を設定し、その範囲内でのみコントラスト信号による精密な追従カム軌跡の特定を許可する。このことにより、コントラスト信号の併用による誤動作および像ぼけの誘発を抑制している。つまり、被写体距離検出回路127からの出力に基づくカム軌跡の特定方法とコントラスト信号という合焦状態の検出信号に基づくカム軌跡の特定方法の2種類のカム軌跡特定方法による特定結果が一致する場合にのみ追従カム軌跡の再特定を許可する。このことで、それぞれの特定方法の長所のみを組み合わせた極めて精度の高いカム軌跡追従方式が実現可能となる。
特に、前提技術で説明したコントラスト信号による追従軌跡の特定時には、ジグザグ動作のためのフォーカスレンズの駆動速度(補正速度)を、無限側のカム軌跡から至近側のカム軌跡までカバー可能な速度に設定する必要があった。これに対し、本実施例では、カム軌跡の補正範囲を限定することにより、例えばフォーカスレンズの補正速度が前提技術と同一であっても、その駆動範囲が狭くなる。このことから、単位時間当たりのジグザグ動作回数を第1の回数まで増やすことが可能となる。したがって、高速ズームであっても、コントラスト信号によるカム軌跡特定精度を向上させることが可能となる。
一方、ジグザグ動作回数を第1の回数まで増やさない場合には、そのぶん補正速度の設定値を下げることが可能となる。したがって、高周波被写体を撮影する際の補正動作でのジャスピンと若干の像ぼけを周期的に繰り返す様なぼけの発生も抑制することが可能となる(詳細は実施例2で説明する)。従って、同じ手法であっても、ズーム速度優先、見え優先と、提供する撮像装置の製品仕様に応じて最適な制御方法でズーム性能を実現する高い自由度を有するズーミングシステムが提供可能となる。ここに、本実施例および本発明のもう1つの利点がある。
実施例1では、コントラスト信号によるフォーカスレンズ105の補正動作における補正速度が、図4で説明した前提技術と同じ速度が算出される場合について説明した。このため、実施例1では、補正範囲の限定によりフォーカスレンズ105の移動距離(駆動範囲)が減少し、その結果、補正範囲内のジグザグ動作の周波数が高くなる。したがって、高速ズーム等でも追従カム軌跡の特定能力が高いシステムとなっている。
これに対し、実施例2では、補正速度を、実施例1の場合よりも遅く設定することにより、ジグザグ動作に伴って像がぼけたりピントがあったりの周期的な像ぼけの低減を図っている。
例えば、補正速度を実施例1の1/2の大きさに設定すると、図7(B)に示したフォーカスレンズ105の駆動方向反転タイミングでのオーバーシュート量が減少する。フォーカスレンズ105の駆動方向反転タイミングとは、AF評価値信号がレベル1302以下となるタイミングである。オーバーシュート量が減少するので、見た目において像がぼけたりピントがあったりの周期的な変化を軽減することが可能となる。
補正速度を1/2にするためには、例えば、図3に示したS412で算出される補正速度Vf+、Vf−を1/2とする処理を追加すればよい。また、(4),(5)式に係数を設け、
フォーカス速度Vf=Vf0+Vf+/2(但し、Vf+≧0)…(4)’
フォーカス速度Vf=Vf0+Vf−/2(但し、Vf−≦0)…(5)’
として演算すればよい。
なお、上記各実施例では、被写体までの距離に対応する情報に基づいて追従すべきカム軌跡(α,β,γ)を特定(生成)する際のその範囲を制限する場合について説明した。この点、上記説明した技術思想は、フォーカスレンズの目標位置を算出(生成)する際に、その範囲を被写体までの距離に対応する情報に基づいて制限する場合にも適用することができる。
本発明の実施例1であるビデオカメラの構成を示すブロック図。 実施例1におけるカム軌跡の補正動作における補正範囲を示す概念図。 実施例1のビデオカメラにおける動作を示すフローチャート。 本発明の前提技術を示すフローチャート。 被写体距離に応じた合焦軌跡を示す概念図。 補正範囲決定の流れを示すフローチャート。 (A),(B)とも本発明の前提技術を示す概念図。
102 ズームレンズユニット
105 フォーカスレンズユニット
106 撮像素子
116 カメラマイクロコンピュータ
117 AF制御ユニット
120 カムデータメモリ
127 被写体距離検出回路
127A 温度検出回路
127B 動き検出回路

Claims (6)

  1. 撮影画像のコントラストに応じた第1の情報を検出する第1の検出手段と、
    被写体距離に対応する第2の情報を検出する第2の検出手段と、
    角速度に対応して動き情報として第3の情報を検出する第3の検出手段と、
    第1のレンズユニットの位置と当該第1のレンズユニットより光軸後方にある第2のレンズユニットの位置とを被写体距離ごとに示すデータを記憶した記憶手段と、
    前記第1のレンズユニットを移動させて撮影画像を変倍する際、当該第1のレンズユニットの移動による像面移動を補正するように前記第2のレンズユニットの移動を制御するとともに、前記第1の情報に基づく当該第2のレンズユニットの移動は前記データら前記第2の情報および前記第3の情報に基づいて選択された範囲で行われるように制御する制御手段とを有ることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第2のレンズユニットの移動範囲は、手ブレ状態またはパンニング状態の少なくともいずれか一方に応じて変わることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第2の検出手段の検出結果から信頼性を表す情報を算出する手段を有し、該信頼性を表わす情報に応じて前記第2のレンズユニットの移動範囲が変わることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 温度を計測する第の検出手段を有し、該第の検出手段の計測結果に応じて前記第2のレンズユニットの移動範囲が変わることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記前記第1のレンズユニットを移動させて撮影画像を変倍する際、前記第1の情報に基づく当該第2のレンズユニットの移動は、角速度が大きい場合は小さい場合よりも前記第3の情報に基づいて大きな範囲で行われるように制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 撮影画像のコントラストに応じた第1の情報を検出する第1の検出手段と、
    像ずれ量に基づいて被写体距離に対応する第2の情報を検出する第2の検出手段と、
    角速度に対応して動き情報として第3の情報を検出する第3の検出手段と、
    第1のレンズユニットの位置と当該第1のレンズユニットより光軸後方にある第2のレンズユニットの位置とを被写体距離ごとに示すデータを記憶した記憶手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
    前記第1のレンズユニットを移動させて撮影画像を変倍する際、当該第1のレンズユニットの移動による像面移動を補正するように前記第2のレンズユニットの移動を制御するとともに、前記第1の情報に基づく当該第2のレンズユニットの移動は前記データから前記第2の情報および前記第3の情報に基づいて選択された範囲で行われるように制御する制御ステップを有ることを特徴とする制御方法。
JP2009000836A 2009-01-06 2009-01-06 レンズ制御装置、光学機器およびレンズ制御方法 Expired - Fee Related JP5335445B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009000836A JP5335445B2 (ja) 2009-01-06 2009-01-06 レンズ制御装置、光学機器およびレンズ制御方法
EP10150117A EP2204684A3 (en) 2009-01-06 2010-01-05 Lens control apparatus, optical apparatus, and lens control method
US12/652,662 US8520129B2 (en) 2009-01-06 2010-01-05 Lens control apparatus, optical apparatus, and lens control method
CN201010002206XA CN101776835B (zh) 2009-01-06 2010-01-06 摄像设备及其控制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009000836A JP5335445B2 (ja) 2009-01-06 2009-01-06 レンズ制御装置、光学機器およびレンズ制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010160202A JP2010160202A (ja) 2010-07-22
JP5335445B2 true JP5335445B2 (ja) 2013-11-06

Family

ID=42101670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009000836A Expired - Fee Related JP5335445B2 (ja) 2009-01-06 2009-01-06 レンズ制御装置、光学機器およびレンズ制御方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8520129B2 (ja)
EP (1) EP2204684A3 (ja)
JP (1) JP5335445B2 (ja)
CN (1) CN101776835B (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5950492B2 (ja) * 2010-08-05 2016-07-13 キヤノン株式会社 制御装置および制御方法
RU2650435C2 (ru) * 2011-11-11 2018-04-13 Никон Корпорейшн Устройство регулировки фокуса, устройство формирования изображения и объектив
JP2015104105A (ja) * 2013-11-28 2015-06-04 キヤノン株式会社 画像取得装置、及び画像取得方法
JP6300550B2 (ja) * 2014-02-07 2018-03-28 キヤノン株式会社 自動合焦装置、および自動合焦方法
CN103957358B (zh) * 2014-05-14 2017-01-04 山东神戎电子股份有限公司 一种同步变焦校正仪及校正方法
JP6695898B2 (ja) * 2015-11-30 2020-05-20 旭化成エレクトロニクス株式会社 駆動装置、レンズユニット、デバイス、補正方法、およびプログラム
JP2017219766A (ja) * 2016-06-09 2017-12-14 オリンパス株式会社 レンズ制御装置およびレンズ制御方法
JP6719494B2 (ja) * 2018-02-07 2020-07-08 直之 村上 追尾レーザー距離計測器の駆動計測で、3次元の数値駆動の制御機器の3次元の駆動数値を演算する方法。
JP2019179206A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 キヤノン株式会社 ズームレンズ及び撮像装置
US11399127B2 (en) 2019-02-27 2022-07-26 Canon Kabushiki Kaisha Imaging apparatus and method for controlling the same
JP2020140201A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 キヤノン株式会社 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP7218631B2 (ja) 2019-03-15 2023-02-07 株式会社リコー 鏡筒及び撮影装置
WO2022202180A1 (ja) * 2021-03-25 2022-09-29 株式会社日立国際電気 フォーカス制御方法及び撮像システム

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2795439B2 (ja) 1988-06-07 1998-09-10 キヤノン株式会社 光学機器
US5005956A (en) * 1988-06-01 1991-04-09 Canon Kabushiki Kaisha Lens position control device
EP0352778B1 (en) 1988-07-29 2000-05-10 Canon Kabushiki Kaisha Automatic focus adjusting device in camera system
US5369461A (en) * 1988-07-29 1994-11-29 Canon Kabushiki Kaisha Automatic focus adjusting device in camera system
JPH0275439A (ja) 1988-09-13 1990-03-15 Suzuki Motor Co Ltd 押湯鋳造法
JP3893203B2 (ja) * 1997-11-11 2007-03-14 キヤノン株式会社 光学機器
JP4669170B2 (ja) * 2001-08-10 2011-04-13 キヤノン株式会社 ズームレンズ制御装置、ズームレンズ制御方法、及びプログラム
JP3797543B2 (ja) * 2001-10-26 2006-07-19 富士写真フイルム株式会社 自動焦点調節装置
JP4478419B2 (ja) * 2003-09-02 2010-06-09 キヤノン株式会社 レンズ制御装置、光学機器およびレンズ制御方法
JP4721395B2 (ja) 2003-10-21 2011-07-13 キヤノン株式会社 レンズ制御装置、光学機器およびレンズ制御方法
JP4721394B2 (ja) * 2003-10-14 2011-07-13 キヤノン株式会社 レンズ制御装置、光学機器およびレンズ制御方法
US7415200B2 (en) * 2003-10-14 2008-08-19 Canon Kabushiki Kaisha Imaging device
JP4775930B2 (ja) 2004-02-20 2011-09-21 キヤノン株式会社 レンズ制御装置、撮像装置およびレンズ制御方法
JP4466400B2 (ja) * 2005-02-16 2010-05-26 カシオ計算機株式会社 撮像装置及びそのプログラム
JP2006301034A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Sony Corp オートフォーカス装置とオートフォーカス方法およびプログラム
JP4310309B2 (ja) * 2005-12-27 2009-08-05 キヤノン株式会社 光学装置および光学装置の制御方法
JP2007219060A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Canon Inc 撮像装置
JP2008058399A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Canon Inc 焦点調節装置、撮像装置、および制御方法
JP2008116593A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Hitachi Ltd フォーカスレンズのトラッキング制御装置及び監視用途ズームカメラ装置
JP2008129255A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Sony Corp 撮像装置、撮像方法、およびプログラム
JP4850692B2 (ja) * 2006-12-27 2012-01-11 キヤノン株式会社 光学機器及び撮像システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010160202A (ja) 2010-07-22
CN101776835A (zh) 2010-07-14
EP2204684A3 (en) 2012-01-11
US20100171870A1 (en) 2010-07-08
US8520129B2 (en) 2013-08-27
CN101776835B (zh) 2012-01-25
EP2204684A2 (en) 2010-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5335445B2 (ja) レンズ制御装置、光学機器およびレンズ制御方法
JP5328384B2 (ja) レンズ制御装置、光学機器及びレンズ制御方法
JP4478419B2 (ja) レンズ制御装置、光学機器およびレンズ制御方法
JP5247044B2 (ja) 撮像装置
JP6700872B2 (ja) 像振れ補正装置及びその制御方法、撮像装置、プログラム、記憶媒体
USRE45692E1 (en) Automatic focusing apparatus and image pickup apparatus
US7616876B2 (en) Imaging device
JP4532865B2 (ja) 撮像装置および撮像装置のフォーカス制御方法
US20080247741A1 (en) Image-taking apparatus
JP2013130827A (ja) レンズ制御装置
JP6995561B2 (ja) 像ブレ補正装置およびその制御方法、撮像装置
JP4721394B2 (ja) レンズ制御装置、光学機器およびレンズ制御方法
JP2021047296A (ja) レンズ装置、撮像装置、レンズ装置の制御方法、およびプログラム
US10367991B2 (en) Focus adjustment device and control method of focus adjustment device
JP4868434B2 (ja) レンズ制御装置、光学機器およびレンズ制御方法
JP4721395B2 (ja) レンズ制御装置、光学機器およびレンズ制御方法
JP2004037732A (ja) デジタルカメラ
JP5930979B2 (ja) 撮像装置
JP7451152B2 (ja) 撮像装置、制御方法及びコンピュータプログラム
JP5135813B2 (ja) 光学系駆動装置およびカメラ
JP2013201784A (ja) 画像追尾装置および画像追尾方法
JP5347834B2 (ja) 画像追尾装置
JP2013097012A (ja) 撮像装置及び画像記録方法
JP2018146606A (ja) 画像処理装置、撮像装置および制御方法
JP2018072406A (ja) 像ブレ補正装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100630

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130731

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5335445

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees