JP5332066B2 - 車両用ドア開閉制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ドア開閉電動装置の制御を行う車両用ドア開閉制御装置に関する。
例えば、ワゴンタイプの車両においては、車体左右両側に設けられた左右のスライドドアを電動で開閉作動させるためのドア開閉電動装置が搭載される(例えば、特許文献1、2参照)。ドア開閉電動装置は、開閉制御、挟み込み防止制御等のプログラムが予め記憶されている開閉制御装置により制御される。
特開2009−162006号公報 特開2010−116705号公報
例えば、車体左側面に給油口を開閉可能なフューエルリッドが設けられているタイプの車両においては、フューエルリッドが開いているとき、左側スライドドアがフューエルリッドに衝突しないように左側スライドドアの電動による開移動を規制する制御を必要とする。このため、左用制御プログラムと右用制御プログラムとは互いに異なるものとなる。また、車体後部に設けられるバックドアを電動で開閉作動させる後側のドア開閉電動装置を搭載したものにあっては、左用制御プログラム及び右用制御プログラムに加えて、さらに後側のドア開閉電動装置を制御するための後用制御プログラムを必要とする。この結果、ドア開閉電動装置の種類の分だけ専用の開閉制御装置を製造する必要があり、高コスト化や部品管理の煩雑化を招くという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑み、複数種類の開閉電動装置間での共用化を可能にした車両用ドア開閉制御装置を提供することを目的としている。
前記課題を解決するため、本発明は、車体に設けられる複数種類のドアをそれぞれ電動で開閉作動させる複数種類のドア開閉電動装置のうちのいずれか1種類のドア開閉電動装置の出力側電装品を電気的に接続可能な出力端子と、前記複数種類のドア開閉電動装置にそれぞれ対応し、かつ前記複数種類のドア開閉電動装置間で共通に使用される任意の入力側電装品を電気的に接続可能な複数の専用入力端子と、前記複数の専用入力端子にそれぞれ対応する複数種類の制御モードが予め記憶されると共に、前記複数の専用入力端子のうちのいずれか1つの専用入力端子に前記複数種類のドア開閉電動装置のうちのいずれか1種類のドア開閉電動装置の前記入力側電装品が電気的に接続されたことを検出することにより、前記いずれか1つの専用入力端子に対応する制御モードを1種類選択し、当該選択した制御モードに基づいて、前記出力端子に電気的に接続される前記ドア開閉電動装置の前記出力側電装品を制御可能な制御部とを備えたことを特徴とする。
好ましくは、前記制御部は、前記専用入力端子に電気的に接続された通電線の電位差の変化をもって、前記複数の専用入力端子のうちのいずれかに前記入力側電装品が電気的に接続されていることを検出することを特徴とする。
さらに、好ましくは、前記制御部は、前記専用入力端子に前記入力側電装品が電気的に接続された状態にあっても、前記入力側電装品が電気的に接続された前記専用入力端子の前記通電線の電位差を検出しない場合、前記出力端子に電気的に接続される前記出力側電装品の制御を停止することを特徴とする。
さらに好ましくは、前記制御部は、前記複数の専用入力端子のうちのいずれか2以上の前記専用入力端子に前記入力側電装品が電気的に接続されたことを検出した場合には、前記出力端子に電気的に接続される前記出力側電装品の制御を行わないことを特徴とする。
さらに好ましくは、前記複数種類のドア開閉電動装置のうち1種類のドア開閉電動装置は、左側スライドドアを電動で開閉作動させる左側ドア開閉電動装置であり、同じく他の1種類のドア開閉電動装置は、右側スライドドアを電動で開閉作動させる右側ドア開閉電動装置であり、前記左側ドア開閉電動装置の前記入力側電装品は、前記左側スライドドアの挟み込みを検出可能な挟み込む検出スイッチであり、前記右側ドア開閉電動装置の前記入力側電装品は、前記右側スライドドアの挟み込みを検出可能な挟み込み検出スイッチであることを特徴とする。
さらに好ましくは、前記制御部は、ケーシング内に収容され、前記ケーシングは、前記出力端子が配置される出力用コネクタと、前記複数の専用入力端子の全てが並列配置される入力用コネクタとを有することを特徴とする。
本発明は、開閉制御装置の制御部を、複数の専用入力端子にそれぞれ対応する複数種類の制御モードが予め記憶されると共に、複数の専用入力端子のうちのいずれか1つの専用入力端子に複数種類のドア開閉電動装置のうちのいずれか1種類のドア開閉電動装置の入力側電装品が電気的に接続されたことを検出することにより、いずれか1つの専用入力端子に対応する制御モードを1種類選択し、当該選択した制御モードに基づいて、出力端子に電気的に接続されるドア開閉電動装置の出力側電装品を制御可能な構成としたことにより、開閉制御装置を複数種類のドア開閉電動装置間での共用化を可能にすることができる。
本発明を適用した車両を模式的に示した車両の平面図である。 本発明に係わる開閉制御装置の正面図である。 同じく制御回路ブロック図である。 同じく判別制御の流れを示すフローチャート図である。 同じく断線監視制御の流れを示すフローチャート図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。図1において、1Lは、車体2の左側面に前後方向へ移動可能に支持され、左側乗降口を開閉可能な左側スライドドア、1Rは、車体2の右側面に前後方向へ移動可能に支持され、右側乗降口を開閉可能な右側スライドドア、3は、車体2の後部に上下方向へ揺動可能に支持され、車体2の後部における開口を開閉可能なバックドアである。5は、車体2の左側面の後部にあって、給油口を開閉可能なフューエルリッド5である。
左側スライドドア1Lは、車体2に搭載される電動式の左側ドア開閉電動装置4Lの動力をもって開閉作動する。右側スライドドア1Rは、車体2に搭載される電動式の右側ドア開閉電動装置4Rの動力をもって開閉作動する。バックドア3は、車体2の後部に搭載される電動式の後側ドア開閉電動装置4Rrの動力をもって開閉作動する。
左側スライドドア1Lには、閉鎖時に車体2に設けられたストライカ(図示略)と係合することにより、左側スライドドア1Lを閉鎖位置に保持するためのドアラッチ装置7Lと、ドアラッチ装置7Lとストライカとの係合を解除し左側スライドドア1Lの開作動を可能にする電動アクチュエータ8Lと、左側スライドドア1Lの外側面に設けられる開操作用のアウトサイドハンドル(図示略)の開操作を検出可能なアウトサイドハンドルスイッチ20(図3参照)と、左側スライドドア1Lの室内側面に設けられる開操作用のインサイドハンドル(図示略)の開操作を検出可能なインサイドハンドルスイッチ21(図3参照)等が設けられる。
また、右側スライドドア1R及びバックドア3にも、左側スライドドア1Lと同様に、各ドア1R、3をそれぞれ閉鎖位置に保持するためのドアラッチ装置7R、7Rrと、各ドアラッチ装置7R、7Rrの係合状態を解除可能な電動アクチュエータ8R、8Rrと、各ドア1R、3のアウトサイドハンドルの開操作を検出可能なアウトサイドハンドルスイッチ20及びインサイドハンドル(バックドア3は除く)の開操作を検出可能なインサイドハンドルスイッチ21(バックドア3は除く)等が設けられる。また、各ドアラッチ装置7L、7R、7Rrには、それぞれのドアの全閉状態を検出可能なラッチスイッチ22(図3参照)が設けられる。
さらに、左側スライドドア1Lの前縁部には、物体との接触及び挟み込みを検出可能な帯状の挟み込み検出スイッチ6が設けられる。この挟み込み検出スイッチ6は、物体との接触または挟み込みによって生じる押圧力を検出する感圧センサ等により構成され、乗降口と左側スライドドア1Lとの間にある物体の挟み込みを検出する。また、右側スライドドア1Rの前縁部及びバックドア3の左右両側縁部にも、左側スライドドア1Lと同様な挟み込み検出スイッチ6がそれぞれ設けられる。なお、挟み込み検出スイッチ6は、車体2側に設けても良い。
左側ドア開閉電動装置4Lは、正逆回転可能なモータ(図示略)と、モータの動力を左側スライドドア1Lに伝達可能な接続状態及び伝達不能な切断状態に切り替え作動可能な電磁クラッチ(図示略)と、電動アクチュエータ8Lと、アウトサイドハンドルスイッチ20と、インサイドハンドルスイッチ21と、ラッチスイッチ22と、フューエルリッド5の開状態を検出可能なフューエルリッド検出スイッチ23(図3参照)とを含んで構成され、電磁クラッチを接続状態にしてモータが駆動すると、モータの動力を左側スライドドア1Lに伝達して左側スライドドア1Lを開方向または閉方向へ電動で移動させることができる。また、電磁クラッチが切断状態にあるときは、モータを逆転させる抵抗を受けることなく、手動操作により左側スライドドア1Lを開閉移動させることができる。
右側ドア開閉電動装置4Rは、左側ドア開閉電動装置4Lと左右勝手違いの構成であって、左側ドア開閉電動装置4Lと同様に、モータ(図示略)と、電磁クラッチ(図示略)と、電動アクチュエータ8Rと、右側スライドドア1Rのアウトサイドハンドルスイッチ20、インサイドハンドルスイッチ21及びラッチスイッチ22とを含んで構成される。また、後側ドア開閉電動装置4Rrは、車体2の後部に取り付けられるため、左、右側ドア開閉電動装置4L、4Rと構成は相違するが、右側ドア開閉電動装置4Rと同様に、モータ(図示略)と、電磁クラッチ(図示略)と、電動アクチュエータ8Rrと、バックドア3のアウトサイドハンドルスイッチ20及びラッチスイッチ22とを含んで構成される。なお、右側ドア開閉電動装置4Rにおいては、フューエルリッド検出スイッチ23を含まない。また、後側ドア開閉電動装置4Rrにおいては、インサイドハンドルスイッチ21及びフューエルリッド検出スイッチ23を含まない。
なお、左側ドア開閉電動装置4Lのモータ、電磁クラッチ及び電動アクチュエータ8Lは、左側スライドドア1Lの開閉作動に必要な左側ドア開閉電動装置4Lの出力側電装品であり、左側ドア開閉電動装置4Lのアウトサイドハンドルスイッチ20、ラッチスイッチ22及び左側スライドドア1Lに設けられる挟み込み検出スイッチ6は、左側ドア開閉電動装置4Lの制御に必要な検出信号を出力可能で、かつ各ドア開閉電動装置4L、4R、4Rr間で共通に使用される入力側電装品である。
また、右側ドア開閉電動装置4R及び後側ドア開閉電動装置4Rrのモータ、電磁クラッチ及び電動アクチュエータ8R、8Rrは、右側スライドドア1R及びバックドア3の開閉作動に必要な右側ドア開閉電動装置4R及び後側ドア開閉電動装置4Rrの出力側電装品であり、右側ドア開閉電動装置4Rのアウトサイドハンドルスイッチ20、ラッチスイッチ22、右側スライドドア1R及びバックドア3に設けられる挟み込み検出スイッチ6は、右側ドア開閉電動装置4R及び後側ドア開閉電動装置4Rrの制御に必要な検出信号を出力可能な入力側電装品である。
左側ドア開閉電動装置4Lは、車両に搭載される左用の開閉制御装置10に電気的に接続されることにより、左用の開閉制御装置10の制御部11によって制御される。右側ドア開閉電動装置4Rは、左用の開閉制御装置10と別に搭載される右用の開閉制御装置10に電気的に接続されることにより、右用の開閉制御装置10の制御部11によって制御される。また、後側ドア開閉電動装置4Rrは、左用及び後用の開閉制御装置10と別に搭載される後用の開閉制御装置10に電気的に接続されることにより、後用の開閉制御装置10の制御部11によって制御される。
左用の開閉制御装置10、右用の開閉制御装置10及び後用の開閉制御装置10は、互いに同一構成で、かつ各制御部11には同一の制御プログラムが予め記憶されている。すなわち、開閉制御装置10は、左側ドア開閉電動装置4L、右側ドア開閉電動装置4R及び後側ドア開閉電動装置4Rr間で共用される。
次に、図2、3に基づいて、左側ドア開閉電動装置4L、右側ドア開閉電動装置4R及び後側ドア開閉電動装置4Rr間で共用で使用される開閉制御装置10について説明する。
図2に示すように、開閉制御装置10は、車体2に固定される箱状のケーシング12と、ケーシング12内に収容される制御部11とを備える。ケーシング12の正面には、出力側電装品に接続される第1コネクタ13と、各種電源に接続される第2コネクタ14と、各種スイッチが接続される第3コネクタ15が配置される。
第1コネクタ13内に並列配置される端子は、制御部11に電気的に接続されると共に、任意の出力側電装品が電気的に接続される複数の出力端子13aを含む。第2コネクタ14内に並列配置される複数の端子は、制御部11に電気的に接続されると共に、出力側電装品用及び制御部11用の電源が電気的に接続される電源端子14aを含む。
第3コネクタ15内に並列配置される複数の端子には、制御部11に電気的に接続されると共に、各ドア開閉電動装置4L、4R及び4Rrのうち任意のアウトサイドハンドルスイッチ20、インサイドハンドルスイッチ21及びラッチスイッチ22がそれぞれ電気的に接続される複数の入力端子15aと、左側ドア開閉電動装置4Lの挟み込み検出スイッチ6が電気的に接続される左側ドア専用入力端子15bと、右側ドア開閉電動装置4Rの挟み込み検出スイッチ6が電気的に接続される右側ドア専用入力端子15cと、後側ドア開閉電動装置4Rrの挟み込み検出スイッチ6が電気的に接続される後側ドア専用入力端子15dとが含まれる。
制御部11の入力ポートと各専用入力端子15b、15c、15dとをそれぞれ電気的に接続する通電線15b1、15c1、15d1には、各通電線15b1、15c1、15d1にそれぞれ並列接続された抵抗R1、R2、R3を介して電源Vccがそれぞれ接続される。
例えば、開閉制御装置10を左側ドア開閉電動装置4Lを制御するためのものとして使用する場合には、開閉制御装置10の第1コネクタ13内の出力端子13aに、左側ドア開閉電動装置4Lの出力側電装品(モータ、電磁クラッチ及び電動アクチュエータ8L)を電気的に接続し、第2コネクタ14内の電源端子14aに、各電源線を電気的に接続し、第3コネクタ15内の入力端子15aに、左側ドア開閉電動装置4Lのアウトサイドハンドルスイッチ20、インサイドハンドルスイッチ21、ラッチスイッチ22及びフューエルリッド検出スイッチ23を電気的に接続し、左側ドア専用入力端子15bに左側ドア開閉電動装置4Lの入力側電装品である挟み込み検出スイッチ6を電気的に接続する。この場合には、右側ドア専用入力端子15c及び後側ドア専用入力端子15dには何も接続しない。
また、開閉制御装置10を右側ドア開閉電動装置4Rを制御するものとして使用する場合には、開閉制御装置10の第1コネクタ13内の出力端子13aに、右側ドア開閉電動装置4Rの出力側電装品(モータ、電磁クラッチ及び電動アクチュエータ8R)を電気的に接続し、第2コネクタ14内の電源端子14aに、各電源線を電気的に接続し、第3コネクタ15内の入力端子15aに、右側ドア開閉電動装置4Rのアウトサイドハンドルスイッチ20、インサイドハンドルスイッチ21及びラッチスイッチ22、また右側ドア専用入力端子15cに、右側ドア開閉電動装置4Rの入力側電装品である挟み込み検出スイッチ6をそれぞれ電気的に接続する。この場合には、入力端子15aにはフューエルリッド検出スイッチ23が接続されず、また左側ドア専用入力端子15b、後側ドア専用入力端子15dには何も接続しない。
開閉制御装置10を後側ドア開閉電動装置4Rrを制御するものとして使用する場合には、開閉制御装置10の第1コネクタ13内の出力端子13aに、後側ドア開閉電動装置の出力側電装品(モータ、電磁クラッチ及び電動アクチュエータ8Rr)を電気的に接続し、第2コネクタ14内の電源端子14aに、各電源線を電気的に接続し、第3コネクタ15内の入力端子15aに、後側ドア開閉電動装置4Rrのアウトサイドハンドルスイッチ20及びラッチスイッチ22、また後側専用入力端子15dに後側ドア開閉電動装置4Rrの入力側電装品である挟み込み検出スイッチ6をそれぞれ電気的に接続する。この場合には、入力端子15aにはフューエルリッド検出スイッチ23が接続されず、また各専用入力端子15b、15cには何も接続しない。
開閉制御装置10の制御部11は、ECU(Electronic Control Unit)により構成され、左側ドア専用入力端子15b、右側ドア専用入力端子15c及び後側ドア専用入力端子15dにそれぞれ対応する制御モードA、B及びCが予め記憶された記憶部(ROM)16と、各通電線15b1、15c1、15d1の電位差を検出することで各専用入力端子15b、15cまたは15dのいずれに挟み込み検出スイッチ6が電気的に接続されているかを判別する判別部と、制御モードA〜Cのうちから当該判別部により判別された1つの専用入力端子に対応する制御モードを1種類選択する選択部とを含み、当該選択部により選択された制御モードに基づいて出力端子13aに電気的に接続される出力側電装品を制御する。
制御部11の判別部は、左側ドア専用入力端子15bに挟み込み検出スイッチ6が電気的に接続されて挟み込み検出スイッチ6内に並列接続された抵抗R4を介してGNDに接続されているときの通電線15b1の電圧降下を検出した場合には、左側専用入力端子15bに挟み込み検出スイッチ6が電気的に接続されているものしてと判断する。また、右側ドア専用入力端子15c及び後側ドア専用入力端子15dについても挟み込み検出スイッチ6が接続されているときの電圧降下に基づいて判断する。
制御モードAは、左側ドア専用入力端子15bに対応し左側ドア開閉電動装置4Lを制御するモードであって、パーキングブレーキが作動状態、シフトレバーがパーキングポジションにある等して起動条件が満足している場合、左側スライドドア1Lの全閉状態において、アウトサイドハンドルスイッチ20またはインサイドハンドルスイッチ21の開操作信号に基づいて、電動アクチュエータ8Lを作動させてドアラッチ装置7Lの係合状態を解除した後、左側ドア開閉電動装置4Lのモータ及び電磁クラッチを駆動して左側スライドドア1Lを全開位置まで作動させる開制御を行う。また、この場合、フューエルリッド検出スイッチ23がフューエルリッド5の開状態を検出したときには、開方向へ作動している左側スライドドア1Lがフューエルリッド5に衝突しないように、左側ドア開閉電動装置4Lの駆動を途中で停止させて左側スライドドア1Lを半開位置で停止させる半開停止制御を行う、また、左側スライドドア1Lの全開状態において、アウトサイドハンドルスイッチ20またはインサイドハンドルスイッチ21の閉操作信号に基づいて、左側ドア開閉電動装置4Lのモータ及び電磁クラッチを駆動して左側スライドドア1Lを全開位置から全閉位置まで作動させる閉制御を行う。また、この場合、挟み込み検出スイッチ6が物体の挟み込みを検出したときには、左側ドア開閉電動装置4Lの駆動を即座に停止または反転させて左側スライドドア1Lを停止または開方向へ反転作動させる挟み込み防止制御を行う。
制御モードBは、右側ドア専用入力端子15cに対応して右側ドア開閉電動装置4Rを制御するモードであって、基本的な開制御、閉制御及び挟み込み防止制御については上記左側ドア開閉電動装置4Lと同じ制御を行うが、車体2の右側面にフューエルリッド5が設けられていないため、半開停止制御は行わない。
制御モードCは、後側ドア専用入力端子15dに対応して後側ドア開閉電動装置4Rrを制御するモードであって、基本的な開制御、閉制御及び挟み込み防止制御については、左側ドア開閉電動装置4Lの制御に比して開閉方向への作動量が相違するものの基本的に同じ制御である。但し、半開停止制御は行わない。なお、上述の起動条件に加え、挟み込み検出スイッチ6の接続状態を制御モードA、B及びCに追加しても良い。
次に、図4に基づいて、制御部11が行う判別制御のフローについて説明する。なお、以下の説明及び図4においては、左側ドア開閉電動装置4L及び右側ドア開閉電動装置4Rについて説明し、後側ドア開閉電動装置4Rrについての説明は省略する。
開閉制御装置10の各コネクタ13、14及び15に出力側電装品、電源及び入力側電装品をそれぞれ接続した状態において電源が投入されると、先ずステップS1において、通電線15b1に電圧降下があるか否かを検出し、電圧降下を検出した場合には、左側ドア専用入力端子15bに左側の挟み込み検出スイッチ6が電気的に接続されているとものと判断してステップS2に移行し、また電圧降下を検出しない場合には、左側ドア専用入力端子15bに挟み込み検出スイッチ6が電気的に接続されていないものと判断してステップS5に移行する。
次に、ステップS2において、通電線15c1の電圧降下があるか否かを検出し、電圧降下を検出しない場合には、左側ドア専用入力端子15bに挟み込み検出スイッチ6が電気的に接続され、かつ右側ドア専用入力端子15cに挟み込み検出スイッチ6が電気的に接続されていない正常な接続状態であると判断してステップS3に移行し、また電圧降下を検出した場合には、誤接続であると判断してステップS8に移行する。
ステップS2においてステップS3に移行した場合には、ステップS3において開閉制御装置10は左側(LH)用であると認識し、次のステップS4において、制御部11の記憶部16から左側ドア専用入力端子15bに対応する制御モードAを読み込んでセットする。これにより、左側ドア専用入力端子15bに挟み込み検出スイッチ6が電気的に接続された開閉制御装置10は、左側ドア開閉電動装置4Lを制御するための制御モードAを実行可能となり、出力端子13aに電気的に接続された左側ドア開閉電動装置4Lの出力側電装品を制御モードAに基づいて制御可能となる。
また、ステップS1においてステップS5に移行した場合には、ステップS5において、通電線15c1に電圧降下があるか否かを検出し、電圧降下を検出した場合には、右側ドア専用入力端子15cに挟み込み検出スイッチ6が電気的に接続されていると判断してステップS6に移行し、また通電線15c1の電圧降下を検出しない場合には、左側ドア専用入力端子15b及び右側ドア専用入力端子15cの両方に挟み込み検出スイッチ6が電気的に接続されていないものと判断してステップS8に移行する。
ステップS6に移行した場合には、ステップS6において開閉制御装置10は右側(RH)用であると認識し、次のステップS7において、制御部11の記憶部16から右側ドア専用入力端子15cに対応する制御モードBを読み込んでセットする。これにより、右側ドア専用入力端子15cに挟み込み検出スイッチ6が電気的に接続された開閉制御装置10は、右側ドア開閉電動装置4Rを制御するための制御モードBを実行可能となり、出力端子13aに電気的に接続された右側開閉電動装置4Rの出力側電装品を制御モードBに基づいて制御可能となる。
ステップS2及びステップS5においてステップS8に移行した場合には、左側ドア専用入力端子15b及び右側ドア専用入力端子15cの両方に挟み込み検出スイッチ6がそれぞれ電気的に接続された状態、またはいずれも接続されていない状態であるとして左側または右側のいずれも認識しない。次のステップS9において、開閉制御装置10が左側ドア開閉電動装置4L用または右側ドア開閉電動装置4R用のいずれであるか認識できない旨の報知制御を行う。報知制御としては、例えば開閉制御装置10に設けた警告ランプを点滅表示させる。
なお、上述の説明で省略したが、後側ドア開閉電動装置4Rrの挟み込み検出スイッチ6を後側ドア専用入力端子15dに正常に電気的に接続した場合には、通電線15d1の電圧降下が検出されることで、制御モードCを読み込んでセットし、制御モードCに基づいて、後側ドア開閉電動装置4Rrの制御を可能にする。
また、各ドア開閉電動装置4L、4R、4Rrの起動条件は、上述の制御部11による各制御モードA、B、Cの判別に加えて、挟み込み検出スイッチ6と各ドア専用入力端子15b、15c、15dとの電気的な接続状態を判別し、挟み込み検出スイッチ6の断線監視が常に行われるものとする。このように、断線監視が常に行われている挟み込み検出スイッチ6の電気的な接続状態を判別制御の条件に用いることで、新たに電圧降下の検出手段を設けることなく、制御部11による各制御モードA,B、Cの判別制御が実行可能となる。
次に、図5に基づいて、制御部11が行う挟み込み検出スイッチ6の断線監視制御のフローを説明する。開閉制御装置10が左側ドア開閉電動装置4L(または右側ドア開閉電動装置4R用)であると既に認識されている状態にあって、ステップS11において電源が投入されると、次のステップS12において、通電線15b1(または通電線15c1)に電圧降下があるか否かを常時検出し、電圧降下を検出した場合にはステップS13に移行し、検出されない場合にはステップS14に移行する。
ステップS13に移行した場合には、通電線15c1(または通電線15b1)の電圧降下があるか否かを検出し、電圧降下を検出しない場合には、挟み込み検出スイッチ6が左側専用入力端子15b(または右側専用入力端子15c)に接続された状態が変化していないとして判断してステップS16に移行し、電圧降下を検出した場合には、挟み込み検出スイッチ6の接続状態が変化していると判断してステップS14に移行する。
ステップS13の判断処理においてステップS14に移行した場合には、前回電源投入時の状態と今回電源投入時との検出状態とが異なっているため、故障判定、すなわち挟み込み検出スイッチ6に断線あるいは誤接続があると認識し、ステップS15に移行し、既にセットされている制御モードA(制御モードB)の制御を実行しない旨の報知制御処理を行う。
また、ステップS13の判断処理においてステップS16に移行した場合には、正常と認識し、次のステップS17において制御モードA(または制御モードB)の制御処理を実行可能とする。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、本実施形態に対して、次のような種々の変形や変更を施すことが可能である。
(i)挟み込み検出スイッチ6に代えて、アウトサイドハンドルスイッチ20またはラッチスイッチ22のいずれか一方を各専用入力端子15b、15cまたは15dのいずれか1つの端子に電気的に接続することによって、制御部11は制御モードA、BまたはCを読み込んでセットするものとする。
(ii)ドア開閉電動装置の組合せを、左側ドア開閉電動装置4L、右側ドア開閉電動装置4R及び後側ドア開閉電動装置4Rrに、さらに他のドアに適用されるドア開閉電動装置を加えたものとする。
1L 左側スライドドア
1R 右側スライドドア
2 車体
3 バックドア
4L 左側ドア開閉電動装置
4R 右側ドア開閉電動装置
4Rr 後側ドア開閉電動装置
5 フューエルリッド
6 挟み込み検出スイッチ(入力側電装品)
7L、7R、7Rr ドアラッチ装置
8L、8R、8Rr 電動アクチュエータ(出力側電装品)
10 開閉制御装置
11 制御部
12 ケーシング
13 第1コネクタ
14 第2コネクタ
15 第3コネクタ
13a 出力端子
14a 電源端子
15a 入力端子
15b 左側ドア専用入力端子
15c 右側ドア専用入力端子
15d 後側ドア専用入力端子
16 記憶部
20 アウトサイドハンドルスイッチ(入力側電装品)
21 インサイドハンドルスイッチ
22 ラッチスイッチ(入力側電装品)
23 フューエルリッド検出スイッチ
R1、R2、R3、R4 抵抗

Claims (6)

  1. 車体に設けられる複数種類のドアをそれぞれ電動で開閉作動させる複数種類のドア開閉電動装置のうちのいずれか1種類のドア開閉電動装置の出力側電装品を電気的に接続可能な出力端子と、
    前記複数種類のドア開閉電動装置にそれぞれ対応し、かつ前記複数種類のドア開閉電動装置間で共通に使用される任意の入力側電装品を電気的に接続可能な複数の専用入力端子と、
    前記複数の専用入力端子にそれぞれ対応する複数種類の制御モードが予め記憶されると共に、前記複数の前記専用入力端子のうちのいずれか1つの専用入力端子に前記複数種類のドア開閉電動装置のうちのいずれか1種類のドア開閉電動装置の前記入力側電装品が電気的に接続されたことを検出することにより、前記いずれか1つの専用入力端子に対応する制御モードを1種類選択し、当該選択した制御モードに基づいて、前記出力端子に電気的に接続される前記ドア開閉電動装置の前記出力側電装品を制御可能な制御部とを備えたことを特徴とする車両用ドア開閉制御装置。
  2. 前記制御部は、前記専用入力端子に電気的に接続された通電線の電位差の変化をもって、前記複数の専用入力端子のうちのいずれかに前記入力側電装品が電気的に接続されていることを検出することを特徴とする請求項1記載の車両用ドア開閉制御装置。
  3. 前記制御部は、前記専用入力端子に前記入力側電装品が電気的に接続された状態にあっても、前記入力側電装品が電気的に接続された前記専用入力端子の前記通電線の電位差を検出しない場合、前記出力端子に電気的に接続される前記出力側電装品の制御を停止することを特徴とする請求項1又は2記載の車両用ドア開閉制御装置。
  4. 前記制御部は、前記複数の専用入力端子のうちのいずれか2以上の前記専用入力端子に前記入力側電装品が電気的に接続されたことを検出した場合には、前記出力端子に電気的に接続される前記出力側電装品の制御を行わないことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両用ドア開閉制御装置。
  5. 前記複数種類のドア開閉電動装置のうち1種類のドア開閉電動装置は、左側スライドドアを電動で開閉作動させる左側ドア開閉電動装置であり、同じく他の1種類のドア開閉電動装置は、右側スライドドアを電動で開閉作動させる右側ドア開閉電動装置であり、
    前記左側ドア開閉電動装置の前記入力側電装品は、前記左側スライドドアの挟み込みを検出可能な挟み込む検出スイッチであり、前記右側ドア開閉電動装置の前記入力側電装品は、前記右側スライドドアの挟み込みを検出可能な挟み込み検出スイッチであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両用ドア開閉制御装置。
  6. 前記制御部は、ケーシング内に収容され、
    前記ケーシングは、前記出力端子が配置される出力用コネクタと、前記複数の専用入力端子の全てが並列配置される入力用コネクタとを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車両用ドア開閉制御装置。
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