JP5329348B2 - 固体撮像素子及びこれを用いた撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は固体撮像素子及びこれを用いた撮像装置に係り、特に焦点検出用の位相差信号を検出するための画素が撮像面に複数配置された固体撮像素子及びこれを用いた撮像装置に関する。
デジタルカメラ等に用いられる固体撮像素子は、受光した被写体光の光量に応じた信号電荷を生成するための光電変換素子(受光素子)を有する画素が、二次元的に配列されている。これらの画素の光路上流側には、固体撮像素子の受光面に入射した光を受光素子に集光させるためのマイクロレンズが画素毎に配置されている。
ここで、固体撮像素子を用いて位相差信号を検出する方法として、二次元的に配列された画素のうち、一部の複数の画素を位相差検出用の画素とし、この位相差検出用の画素のマイクロレンズを受光面に対して縮小及び移動(シフト)させて配置する方法が知られている。
例えば、特許文献1には、マイクロレンズを受光素子に対してずらして配置することにより、位相差信号を検出する技術が記載されている。この技術によれば、隣接する第1、第2の撮像素子に入力角度による受光状態の選択性を持たせることができるので、第1、第2の撮像素子の出力信号の位相から合焦状態を検出することが可能となる。
特許第2959142号
しかしながら、上記のように位相差検出用の画素のマイクロレンズを縮小、シフトすると、マイクロレンズ間の隙間からの漏れ光や、隣接画素のマイクロレンズの形状変化によって、位相差検出用の画素に隣接する画素の受光量が増加してしまうという問題が発生する。その結果、位相差検出用の画素に隣接する撮影用の画素に混色や感度ムラが発生してしまうが、この問題に対し、特許文献1では何らの考慮もされていない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、位相差検出用画素に隣接する画素の受光量の増加を防止することにより混色や感度ムラを防止する固体撮像素子及びこれを用いた撮像装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に記載の固体撮像素子は、受光した光を信号電荷に変換する光電変換素子であって、行方向及び列方向に二次元状に等間隔に配置された複数の光電変換素子と、それぞれ対応する光電変換素子の光路上流側に配置された複数のマイクロレンズであって、撮影レンズを介して受光した光をそれぞれ対応する光電変換素子に集光させるための複数のマイクロレンズとを備えた固体撮像素子において、前記光電変換素子は、撮影画像を形成するための画像信号を得るための第1の光電変換素子と、少なくとも位相差検出方式の自動焦点検出信号を得るための第2の光電変換素子及び第3の光電変換素子とを含み、前記複数のマイクロレンズは、前記撮影レンズのレンズ瞳の全域を通る光を対応する第1の光電変換素子に受光させる第1のマイクロレンズであって、対応する光電変換素子に対して所定の位置に配置された第1のマイクロレンズと、前記撮影レンズのレンズ瞳を所定の中心線で分割した領域のうち一方の領域を通る光を対応する第2の光電変換素子に受光させる第2のマイクロレンズであって、前記第1のマイクロレンズよりも小さく形成されるとともに対応する光電変換素子に対して前記所定の位置から第1の方向へずらして配置された第2のマイクロレンズと、前記分割した領域のうち他方の領域を通る光を対応する第3の光電変換素子に受光させる第3のマイクロレンズであって、前記第1のマイクロレンズよりも小さく形成されるとともに対応する光電変換素子に対して前記所定の位置から前記第1の方向とは逆の方向にずらして配置された第3のマイクロレンズとを含み、前記複数のマイクロレンズ間の隙間であって、前記第2のマイクロレンズ又は前記第3のマイクロレンズの周辺に形成された隙間に、該隙間への入射光による第1の光電変換素子の受光量増加を低減するための所定の形状を形成することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第2のマイクロレンズ及び第3のマイクロレンズを第1のマイクロレンズよりも小さく形成してずらして配置したことにより形成された隙間に、該隙間への入射光による第1の光電変換素子の受光量増加を低減するための所定の形状を形成するようにしたので、位相差検出用画素に隣接する画素の受光量の増加を防止することができる。
請求項2に示すように請求項1に記載の固体撮像素子において、前記所定の形状は、前記第1のマイクロレンズの広がりを抑制するための第4のマイクロレンズ形状であることを特徴とする。
これにより、第1のマイクロレンズの広がりを抑制することができるので、位相差検出用画素に隣接する画素の受光量の増加を防止することができる。
請求項3に示すように請求項1に記載の固体撮像素子において、前記所定の形状は、該隙間への入射光を隣接する光電変換素子に集光させないための形状であることを特徴とする。
これにより、隙間への入射光を隣接する光電変換素子に集光させないことができるので、位相差検出用画素に隣接する画素の受光量の増加を防止することができる。
請求項4に示すように請求項3に記載の固体撮像素子において、前記所定の形状は、該隙間への入射光を前記光電変換素子以外の位置に集光させるための所定の曲率の凸レンズ形状であることを特徴とする。
これにより、隙間への入射光を前記光電変換素子以外の位置に集光させることができるので、位相差検出用画素に隣接する画素の受光量の増加を防止することができる。
請求項5に示すように請求項4に記載の固体撮像素子において、前記凸レンズ形状が1つの隙間に複数形成されていることを特徴とする。
これにより、隙間への入射光を前記光電変換素子以外の位置に集光させることができるので、位相差検出用画素に隣接する画素の受光量の増加を防止することができる。
請求項6に示すように請求項3に記載の固体撮像素子において、前記所定の形状は、該隙間への入射光を発散させるための所定の曲率の凹レンズ形状であることを特徴とする。
これにより、隙間への入射光を発散させることができるので、位相差検出用画素に隣接する画素の受光量の増加を防止することができる。
請求項7に示すように請求項6に記載の固体撮像素子において、前記凹レンズ形状が1つの隙間に複数形成されていることを特徴とする。
これにより、隙間への入射光を発散させることができるので、位相差検出用画素に隣接する画素の受光量の増加を防止することができる。
請求項8に示すように請求項3に記載の固体撮像素子において、前記所定の形状は、該隙間への入射光を発散させるための凹凸の繰り返し形状であることを特徴とする。
これにより、隙間への入射光を発散させることができるので、位相差検出用画素に隣接する画素の受光量の増加を防止することができる。
請求項9に示すように請求項8に記載の固体撮像素子において、前記凹凸の繰り返し形状が一方向に沿って配置されていることを特徴とする。
これにより、隙間への入射光を発散させることができるので、位相差検出用画素に隣接する画素の受光量の増加を防止することができる。
請求項10に示すように請求項8に記載の固体撮像素子において、前記凹凸の繰り返し形状がランダムに形成されていることを特徴とする。
これにより、隙間への入射光を発散させることができるので、位相差検出用画素に隣接する画素の受光量の増加を防止することができる。
前記目的を達成するために請求項1から10のいずれかに記載の固体撮像素子を用いた撮像装置において、前記第2の光電変換素子及び第3の光電変換素子の出力信号に基づいて、フォーカスレンズを合焦位置へ移動させる自動合焦手段を備えたことを特徴とする。
これにより、適切にオートフォーカスを実現するとともに、混色や感度ムラの無い画像を提供することができる。
本発明によれば、位相差検出用画素に隣接する画素の受光量の増加を防止することができるので、混色や感度ムラの無い画像を提供することができる。
従来の固体撮像素子を示す図 第1の実施形態の固体撮像素子を示す図 第2の実施形態の固体撮像素子を示す図 第3の実施形態の固体撮像素子を示す図 第4の実施形態の固体撮像素子を示す図 本発明に係る固体撮像素子を用いたデジタルカメラの電気的構成を示す図
以下、添付図面に従って本発明を実施するための形態について説明する。
<従来の固体撮像素子の構造>
図1(a)は、従来の固体撮像素子10の受光面の上面図であり、図1(b)は、図1(a)の破線A−A´における断面図である。
図1(a)に示すように、固体撮像素子10は、受光面にアレイ状に形成された多数の光電変換素子(フォトダイオード)PDを備えている。各フォトダイオードPDは、行方向及び列方向に均等に配置されており、その周囲に設けられた図示しない画素分離領域により、画素毎に分離されている。また、各画素の間には図示しない垂直転送路(VCCD)が配置されており、各フォトダイオードPDに蓄積された信号電荷は、垂直転送路により垂直方向に転送される。これらのフォトダイオードPDは、半導体基板に埋設されている。
フォトダイオードPDの光路上流側には、図示しない絶縁膜、カラーフィルタ層が形成されている。カラーフィルタ層は、ベイヤー配列等の所定の配列構造で配置された、赤(R)、緑(G)、青(B)の原色カラーフィルタから構成されており、各フォトダイオードPDに対していずれか1色のカラーフィルタが対応するように配置される。
さらに、カラーフィルタ層の光路上流側には、各フォトダイオードPDに対応して被写体像を結像させるためのマイクロレンズL1、L2、及びL3が形成されている。
固体撮像素子10は、画像を形成するための通常の画素の他に、位相差検出方式の自動焦点検出信号を得るための画素を有している。
通常の画素は、図示しない撮影レンズのレンズ瞳の全域を通る光を対応するフォトダイオードPDに受光させるための第1のマイクロレンズL1を備えている。第1のマイクロレンズL1は、その中心が、対応するフォトダイオードPDの中心と受光面上面から見て一致するように配置されている。なお、第1のマイクロレンズL1は、固体撮像素子10の受光面の中央部から周辺部へ向って、フォトダイオードPDの配列ピッチに対して微小スケーリングをかけて配列されていてもよい。
また、位相差検出用の画素は2種類あり、その一方の画素は、図示しない撮影レンズのレンズ瞳の受光面上面から見て右側半分を通る光を対応するフォトダイオードPDに受光させるための第2のマイクロレンズL2を備えている。第2のマイクロレンズL2は、第1のマイクロレンズL1よりもその直径が小さく形成され、対応するフォトダイオードPDに対して受光面上面から見て右側へずらされて配置されている。
さらに、位相差検出用の他方の画素は、図示しない撮影レンズのレンズ瞳の受光面上面から見て左側半分を通る光を対応するフォトダイオードPDに受光させるための第3のマイクロレンズL3を備えている。第3のマイクロレンズL3は、第2のマイクロレンズL2と同様の大きさに形成され、対応するフォトダイオードPDに対して受光面上面から見て左側へずらされて配置されている。
このように、第2のマイクロレンズL2を介してレンズ瞳の右側半分を通る光を受光するフォトダイオードPDの出力信号と、第3のマイクロレンズL3を介してレンズ瞳の右側半分を通る光を受光するフォトダイオードPDの出力信号との位相差を検出することにより、フォーカスレンズのデフォーカス量を算出し、オートフォーカスを実現することができる。
ここで、第2のマイクロレンズL2及び第3のマイクロレンズL3は、第1のマイクロレンズL1よりもその直径が縮小され、さらに位置がシフトされて配置されているために、第2のマイクロレンズL2及び第3のマイクロレンズL3の周辺には、それぞれ隙間SPが形成される。
図1に示すように、この隙間SPに隣接する第1のマイクロレンズL1は、マイクロレンズL1を形成する際にその直径方向への広がりに対してストッパとしての役割を果たす隣接するマイクロレンズが存在しないために、点線で示した本来形成されるべき形状よりも、その直径が大きく形成されてしまう。
その結果、本来フォトダイオードPDに集光されないはずの図1(b)に示す光aが、フォトダイオードPDに集光されてしまう。即ち、本来マイクロレンズが形成されるべき形状よりも外側の部分に入射した光であって、マイクロレンズが大きく形成された部分に入射した光は、本来フォトダイオードPDに集光されるべきでない光であるが、実際にはフォトダイオードPDに集光され、その結果、隙間SPの隣接画素の受光量が増加してしまう。また、隙間SPに配置されたカラーフィルタの色と隣接画素のカラーフィルタの色が異なる場合には、隣接画素に混色が発生してしまう。
さらに、図1(b)に示す隙間SPに入射する光bについても、フォトダイオードPDに入射される。その結果隙間SPの隣接画素の受光量が増加してしまう。
このように、隣接画素の受光量が増加することにより、撮影画像に混色や感度ムラが発生してしまう。
本願出願人は、これらの問題点が発生することを見出し、さらに、以下の手段にて上記問題点を解決しうることを見出した。
<第1の実施形態>
図2は、第1の実施形態の固体撮像素子11の断面図である。同図に示すように、本実施形態の固体撮像素子11は、第2のマイクロレンズL2及び第3のマイクロレンズL3の周辺に形成された隙間部分に、ダミーマイクロレンズ21が形成されている。
このダミーマイクロレンズ21が、マイクロレンズL1を形成する際にその直径方向への広がりに対してストッパとしての役割を果たすため、マイクロレンズL1は、本来形成されるべき形状で形成される。
したがって、本来形成されるべき形状よりも外側の部分に入射した光aは、フォトダイオードPDに集光されることがなくなり、その結果、ダミーマイクロレンズ21の隣接画素の受光量が増加する問題を防止することができる。
<第2の実施形態>
図3(a)は、第2の実施形態の固体撮像素子12の断面図であり、図3(b)はその受光面の斜視図である。同図に示すように、固体撮像素子12は、第2のマイクロレンズL2及び第3のマイクロレンズL3の周辺に形成された隙間部分に、凸レンズ22が形成されている。
この凸レンズ22が、マイクロレンズL1を形成する際にその直径方向への広がりに対してストッパとしての役割を果たすため、マイクロレンズL1は、本来形成されるべき形状で形成される。
したがって、本来形成されるべき形状よりも外側の部分に入射した光aは、フォトダイオードPDに集光されることがなくなり、その結果、凸レンズ22の隣接画素の受光量が増加する問題を防止することができる。
また、凸レンズ22に入射した光bは、凸レンズ22によりフォトダイオードPDが形成されていない部分に集光される。
したがって、光bは凸レンズ22に隣接したフォトダイオードPDに入射されず、隣接画素の受光量が増加してしまう問題を防止することができる。
なお、凸レンズは、図3(c)の22aに示す形状のように形成してもよい。このように構成した場合は、マイクロレンズL1が形成される際の広がりを防止することはできないが、凸レンズ22aに入射した光をフォトダイオードPDが形成されていない部分に集光させることができる。
また、図3(d)に示すように、複数の凸レンズ22bを形成してもよい。このように凸レンズ22bを形成した場合も、凸レンズ22bに入射した光をフォトダイオードPDが形成されていない部分に集光させることができる。
<第3の実施形態>
図4(a)は、第3の実施形態の固体撮像素子13の断面図であり、図4(b)はその受光面の斜視図である。同図に示すように、固体撮像素子13は、第2のマイクロレンズL2及び第3のマイクロレンズL3の周辺に形成された隙間部分に、凹レンズ23が形成されている。
この凹レンズ23に入射した光bは、凹レンズ23により発散されるため、図1(b)に示した隙間SPに光bが入射した場合と比較し、隣接するフォトダイオードPDへの入射光量が低減される。したがって、隣接画素の受光量が増加してしまう問題を低減することができる。
なお、凹レンズは、図4(c)の23aに示す形状のように形成してもよい。このように凹レンズ23aを形成した場合も、凹レンズ23aへ入射した光は各凹レンズ23により発散されるため、隣接するフォトダイオードPDへの入射光量が低減される。
<第4の実施形態>
図5(a)は、第4の実施形態の固体撮像素子14の断面図であり、図5(b)はその受光面の斜視図である。同図に示すように、固体撮像素子14は、第2のマイクロレンズL2及び第3のマイクロレンズL3の周辺に形成された隙間部分に、拡散板形状24が形成されている。
拡散板形状24は、隙間部分の短辺方向に沿って凹凸形状が形成されており、この拡散板形状24に入射した光bは、拡散板形状24により発散されるため、隣接するフォトダイオードPDへの入射光量が低減される。したがって、隣接画素の受光量が増加してしまう問題を低減することができる。
なお、拡散板形状は、隙間部分の長辺方向に沿って凹凸形状を形成してもよいし、図5(c)の24aに示す形状のように凹凸形状をランダムに多数形成してもよい。このように拡散板24aを形成した場合も、拡散板24aへ入射した光は各凹凸形状により発散されるため、フォトダイオードPDへの入射光量が低減される。
<デジタルカメラの構成>
次に、前述した固体撮像素子を用いた撮像装置の具体的な適用例としてのデジタルカメラ100について説明する。
図6は、本発明の一実施形態に係るデジタルカメラ100の電気的構成を示す図である。同図に示すように、デジタルカメラ100は、撮像部51、信号処理部54、画像入力コントローラ55、CPU56、操作部57、バス58、メモリ制御部59、メモリ60、デジタル信号処理部61、圧縮伸張処理部62、記録媒体制御部63、記録媒体64、表示制御部65、表示部66、位相差検出部67、デフォーカス量算出部68、及びレンズ駆動部69等から構成される。
各部はCPU56に制御されて動作し、CPU56は、操作部57からの入力に基づき所定の制御プログラムを実行することにより、デジタルカメラ100の各部を制御する。操作部57は、ユーザがデジタルカメラ100に各種の指令を入力するための操作部材であり、シャッターボタン、モード切換スイッチ等から構成される。
撮像部51は、撮影レンズ52及び固体撮像素子11から構成される。ここでは固体撮像素子11を用いているが、前述した固体撮像素子12、12a、12b、13、13a、14、14aのいずれを使用してもよい。
撮影レンズ52は、ズームレンズ、フォーカスレンズを含み、レンズ駆動部に駆動されて、ズーミング、フォーカシングを行う。
固体撮像素子11は、画像を形成するための通常の画素の他に、位相差検出方式の自動焦点検出信号を得るための画素を有している。この位相差検出用画素は、受光面の所定の範囲において、所定の間隔で配置されている。
固体撮像素子11の各フォトダイオードPDに蓄積された電気信号は、垂直転送路に読み出される。垂直転送路は、この信号をタイミングジェネレータから供給されるクロックに同期して、1ラインずつ水平転送路に転送する。さらに水平転送路は、垂直転送路から転送された1ライン分の信号を、タイミングジェネレータから供給されるクロックに同期して信号処理部54へ出力する。
信号処理部54には、撮像部51から出力される画像信号が入力される。信号処理部54は、画像信号に含まれるリセットノイズを除去するための相関2重サンプリング回路と、設定された撮影感度(ISO感度)に応じた所定のゲインで画像信号をアナログ的に増幅するための可変ゲインアンプ回路とを含み、固体撮像素子11から出力された画像信号のリセットノイズを除去して増幅する。さらに、信号処理部54はA/D変換器を備えており、所要の信号処理が施されたアナログの画像信号は、A/D変換部において所定ビットの階調幅を持ったデジタルの画像信号に変換される。この画像信号は、いわゆるRAWデータであり、画素毎にR、G、Bの濃度を示す階調値を有している。
信号処理部54から出力されたRAWデータは、画像入力コントローラ55に入力される。画像入力コントローラ55は、所定容量のラインバッファを内蔵しており、信号処理部54から出力された画像信号を蓄積する。これらの画像信号は、バス58、メモリ制御部59を介してメモリ60に格納される。
デジタル信号処理部61は、AWBゲイン算出部、AWB処理部、光源推定部、RGB/YC変換部、コントラスト補正部、彩度補正部等を含んで構成されており、メモリ60に格納されたR、G、BのRAWデータを読み出し、これらに光源種に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行うとともに、ガンマ(階調特性)処理及びシャープネス処理を行ってR、G、B信号を生成し、更にYC信号処理して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(YC信号)を生成し、そのYC信号を再びメモリ60に格納する。また、コントラスト補正部、彩度補正部は、必要に応じて画像のコントラストや彩度の補正を行う。
圧縮伸張処理部62は、CPU56からの圧縮指令に従い、入力されたYC信号に所定形式(たとえば、JPEG)の圧縮処理を施し、圧縮画像データを生成する。また、CPU56からの伸張指令に従い、入力された圧縮画像データに所定形式の伸張処理を施して、非圧縮の画像データを生成する。
記録媒体制御部63は、CPU56からの指令に従い、記録媒体64に対してデータの読み/書きを制御する。なお、記録媒体64は、メモリカードのようにカメラ本体に対して着脱自在なものでもよいし、また、カメラ本体に内蔵されたものでもよい。着脱自在とする場合は、カメラ本体にカードスロットを設け、このカードスロットに装填して使用する。
表示制御部65は、CPU16からの指令に従い、表示部66への表示を制御する。表示部66は、撮像部51において撮影された画像信号に基づいた画像を表示することが可能な液晶モニタであり、記録媒体64に記録された撮影済み画像を、圧縮伸張処理部62による伸張処理後に表示することも可能である。
位相差検出部67は、固体撮像素子11の各フォトダイオードの出力信号のうち、第2のマイクロレンズL2及び第3のマイクロレンズL3に対応する画素(位相差検出用の画素)の信号をメモリ60から取得し、それぞれの信号の位相差を算出する。
デフォーカス量算出部68は、位相差検出部67の算出結果に基づいて、撮影レンズ52のフォーカスレンズのデフォーカス量(移動量)を算出する。
さらに、レンズ駆動部69は、デフォーカス量算出部68の算出結果に基づいて撮影レンズ52のフォーカスレンズを駆動し、撮影レンズ52を合焦させる。
以上のように構成することで、第1〜第4の実施形態に示した固体撮像素子を用いた撮像装置を実現することができる。したがって、適切にオートフォーカスを実現するとともに、混色や感度ムラの無い画像を提供することができる。
10、11、12、13、14…固体撮像素子、21…ダミーマイクロレンズ、22…凸レンズ、23…凹レンズ、24…拡散板形状、52…撮影レンズ、67…位相差検出部、68…デフォーカス量算出部、69…レンズ駆動部、L1…第1のマイクロレンズ、L2…第2のマイクロレンズ、L3…第3のマイクロレンズ、PD…フォトダイオード、SP…隙間

Claims (11)

  1. 受光した光を信号電荷に変換する光電変換素子であって、行方向及び列方向に二次元状に等間隔に配置された複数の光電変換素子と、それぞれ対応する光電変換素子の光路上流側に配置された複数のマイクロレンズであって、撮影レンズを介して受光した光をそれぞれ対応する光電変換素子に集光させるための複数のマイクロレンズと、を備えた固体撮像素子において、
    前記光電変換素子は、
    撮影画像を形成するための画像信号を得るための第1の光電変換素子と、
    少なくとも位相差検出方式の自動焦点検出信号を得るための第2の光電変換素子及び第3の光電変換素子と、
    を含み、
    前記複数のマイクロレンズは、
    前記撮影レンズのレンズ瞳の全域を通る光を対応する第1の光電変換素子に受光させる第1のマイクロレンズであって、対応する光電変換素子に対して所定の位置に配置された第1のマイクロレンズと、
    前記撮影レンズのレンズ瞳を所定の中心線で分割した領域のうち一方の領域を通る光を対応する第2の光電変換素子に受光させる第2のマイクロレンズであって、前記第1のマイクロレンズよりも小さく形成されるとともに対応する光電変換素子に対して前記所定の位置から第1の方向へずらして配置された第2のマイクロレンズと、
    前記分割した領域のうち他方の領域を通る光を対応する第3の光電変換素子に受光させる第3のマイクロレンズであって、前記第1のマイクロレンズよりも小さく形成されるとともに対応する光電変換素子に対して前記所定の位置から前記第1の方向とは逆の方向にずらして配置された第3のマイクロレンズと、
    を含み、
    前記複数のマイクロレンズ間の隙間であって、前記第2のマイクロレンズ又は前記第3のマイクロレンズの周辺に形成された隙間に、該隙間への入射光による第1の光電変換素子の受光量増加を低減するための所定の形状を形成することを特徴とする固体撮像素子。
  2. 前記所定の形状は、前記第1のマイクロレンズの広がりを抑制するための第4のマイクロレンズ形状であることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 前記所定の形状は、該隙間への入射光を隣接する光電変換素子に集光させないための形状であることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
  4. 前記所定の形状は、該隙間への入射光を前記光電変換素子以外の位置に集光させるための所定の曲率の凸レンズ形状であることを特徴とする請求項3に記載の固体撮像素子。
  5. 前記凸レンズ形状が1つの隙間に複数形成されていることを特徴とする請求項4に記載の固体撮像素子。
  6. 前記所定の形状は、該隙間への入射光を発散させるための所定の曲率の凹レンズ形状であることを特徴とする請求項3に記載の固体撮像素子。
  7. 前記凹レンズ形状が1つの隙間に複数形成されていることを特徴とする請求項6に記載の固体撮像素子。
  8. 前記所定の形状は、該隙間への入射光を発散させるための凹凸の繰り返し形状であることを特徴とする請求項3に記載の固体撮像素子。
  9. 前記凹凸の繰り返し形状が一方向に沿って配置されていることを特徴とする請求項8に記載の固体撮像素子。
  10. 前記凹凸の繰り返し形状がランダムに形成されていることを特徴とする請求項8に記載の固体撮像素子。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の固体撮像素子を用いた撮像装置において、
    前記第2の光電変換素子及び第3の光電変換素子の出力信号に基づいて、フォーカスレンズを合焦位置へ移動させる自動合焦手段を備えたことを特徴とする撮像装置。
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