JP5321734B2 - インストルメントパネルモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、インストルメントパネルモジュールに関する。
従来、先端部がインストルメントパネルの裏面から突出された状態で、インストルメントパネルに形成された係合孔に係合された突起部と、この突起部と一体に形成され、この突起部が係合孔に係合されることによりインストルメントパネルに取り付けられた本体部とを備えた加飾パネルが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−44577号公報 特開2008−62808号公報 特許第2998745号公報 実用新案登録第3037101号公報
しかしながら、この種の加飾パネルの一部がエアバッグドアに設けられると共に、この加飾パネルの一部に形成された突起部の先端部がエアバッグドアの裏面から突出された場合、エアバッグの膨張展開時に、エアバッグが突起部の先端部を押圧することで加飾パネルが外れる虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、エアバッグの膨張展開時に、加飾パネルが外れることを抑制することができるインストルメントパネルモジュールを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の第一態様に係るインストルメントパネルモジュールは、車室の前部に設けられたインストルメントパネル基材と、前記インストルメントパネル基材の裏面に接合されると共に、前記インストルメントパネル基材の表側に向けて開口する開口部が形成された枠部を有するリテーナと、前記枠部の内側に折畳状態で収容されると共に、ガスの供給を受けて前記インストルメントパネル基材の表側に膨張展開されるエアバッグを有するエアバッグユニットと、前記開口部の一部を塞ぐドア本体部を有すると共に、車両上側又は下側に開放可能に前記インストルメントパネル基材に形成されたエアバッグドアと、前記ドア本体部と車両上下方向に隣接するドア隣接部を有すると共に、前記ドア隣接部における前記ドア本体部側の部分が前記開口部の残余部を塞ぎ、且つ、前記ドア隣接部における前記ドア本体部と反対側の部分が前記開口部よりも前記ドア本体部と反対側に位置された加飾パネルと、前記ドア隣接部における前記ドア本体部と反対側の部分と接合されると共に、前記インストルメントパネル基材に固定され、前記ドア隣接部を前記エアバッグドアの開放方向と反対方向に開放可能に支持するヒンジ部材と、を備えている。
このインストルメントパネルモジュールでは、リテーナの枠部に形成された開口部の一部が、エアバッグドアのドア本体部によって塞がれている。一方、加飾パネルには、ドア本体部と車両上下方向に隣接するドア隣接部が形成されており、上述の開口部の残余部は、このドア隣接部におけるドア本体部側の部分によって塞がれている。また、このドア隣接部は、そのドア本体部と反対側の部分がヒンジ部材と接合されており、このヒンジ部材によって開放可能に支持されている。従って、エアバッグがガスの供給を受けて膨張したときには、ドア本体部に加えて、ドア隣接部におけるドア本体部側の部分がエアバッグによって押圧されて、エアバッグドアと共にドア隣接部が開放される。
ここで、ドア隣接部は、ヒンジ部材を介してインストルメントパネル基材に固定されている。従って、上述のように、ドア隣接部が開放されてエアバッグが膨張展開されるときでも、ドア隣接部、ひいては、加飾パネルの全体が外れることを抑制することができる。
しかも、ドア隣接部におけるヒンジ部材との接合部であるドア本体部と反対側の部分は、リテーナの枠部に形成された開口部よりもドア本体部と反対側に位置している。従って、エアバッグが開口部を通じてインストルメントパネル基材の表側へ膨張する場合でも、ドア隣接部におけるドア本体部と反対側の部分と、エアバッグとが干渉することを回避することができる。従って、このことによっても、エアバッグの膨張展開時に、ドア隣接部、ひいては、加飾パネルの全体が外れることを抑制することができる。
本発明の第二態様に係るインストルメントパネルモジュールは、前記ヒンジ部材が、前記ドア本体部と反対側の部分に、ネジ又はクリップによって前記インストルメントパネル基材に固定された固定部を有し、前記加飾パネルに対する前記ドア本体部と反対側の位置に開放可能に設けられると共に、閉止時に前記固定部を前記インストルメントパネル基材の表側から覆うグラブドアを備えたものである。
このインストルメントパネルモジュールによれば、グラブドアが閉止された状態では、ヒンジ部材におけるインストルメントパネル基材への固定部が、グラブドアによってインストルメントパネル基材の表側から覆われる。これにより、加飾パネル及びグラブドアの周辺部の意匠性を確保することができる。
しかも、グラブドアを開放した状態か、又は、グラブドアをインストルメントパネル基材に取り付ける前の状態で、ネジ又はクリップで固定部をインストルメントパネル基材に固定することにより、ヒンジ部材をインストルメントパネル基材に取り付けることができる。従って、インストルメントパネル基材への取付性が良好であると共に、ヒンジ部材及び加飾パネルを有しないインストルメントパネルモジュールに対して変更点が少ない。これにより、このヒンジ部材及び加飾パネルを有するインストルメントパネルモジュールの組立を、ヒンジ部材及び加飾パネルを有しないインストルメントパネルモジュールを組み立てるための組立工程に容易に組み込むことができる。
本発明の第三態様に係るインストルメントパネルモジュールは、前記ヒンジ部材が、前記固定部としての第一固定部を有し、前記加飾パネルが、前記ドア隣接部よりも車両幅方向両側であって、前記グラブドア側の部分に、ネジ又はクリップによって前記インストルメントパネル基材に固定された第二固定部を有し、前記グラブドアが、閉止時に前記第一固定部及び前記第二固定部を前記インストルメントパネル基材の表側から覆う構成とされたものである。
このインストルメントパネルモジュールによれば、グラブドアが閉止された状態では、ヒンジ部材におけるインストルメントパネル基材への第一固定部に加えて、加飾パネルにおけるインストルメントパネル基材への第二固定部についても、グラブドアによってインストルメントパネル基材の表側から覆われる。これにより、加飾パネル及びグラブドアの周辺部の意匠性をより一層確保することができる。
しかも、第二固定部については、第一固定部と同様の要領でインストルメントパネル基材に固定することができる。従って、第一固定部に加え、第二固定部を有する場合にも、ヒンジ部材及び加飾パネルを有するインストルメントパネルモジュールの組立を、ヒンジ部材及び加飾パネルを有しないインストルメントパネルモジュールを組み立てるための組立工程に容易に組み込むことができる。
本発明の第四態様に係るインストルメントパネルモジュールは、前記第一固定部及び前記第二固定部を前記インストルメントパネル基材に固定するネジ又はクリップの前記インストルメントパネル基材への組付方向と、前記グラブドアの前記インストルメントパネル基材への組付方向とは、一致しているものである。
このインストルメントパネルモジュールによれば、第一固定部及び第二固定部をインストルメントパネル基材に固定するネジ又はクリップのインストルメントパネル基材への組付方向と、グラブドアのインストルメントパネル基材への組付方向とは、一致している。従って、加飾パネル及びヒンジ部材と、グラブドアとのインストルメントパネル基材への組付時の作業性を向上させることができる。
本発明の第五態様に係るインストルメントパネルモジュールは、前記加飾パネルにおける前記ドア隣接部の車両幅方向両側に、車両上下方向に延びる縦ティアライン部がそれぞれ形成されたものである。
このインストルメントパネルモジュールによれば、加飾パネルには、ドア隣接部の車両幅方向両側に、車両上下方向に延びる縦ティアライン部がそれぞれ形成されている。従って、上述のように、ドア隣接部におけるドア本体部側の部分がエアバッグによって押圧されたときには、縦ティアライン部に沿って加飾パネルに亀裂を生じさせることができる。これにより、ドア隣接部をその両側部から円滑に分離させることができるので、ドア隣接部の開放、ひいては、エアバッグの膨張展開が遅れることを抑制することができる。
本発明の第六態様に係るインストルメントパネルモジュールは、前記エアバッグドアにおける前記ドア本体部よりも前記ドア隣接部側に、前記ドア隣接部における前記ドア本体部側の部分に対し、車両後側に位置すると共に、車両上下方向にオーバーラップする延長部が形成されたものである。
このインストルメントパネルモジュールによれば、エアバッグドアにおけるドア本体部よりもドア隣接部側には、延長部が形成されており、この延長部は、ドア隣接部におけるドア本体部側の部分に対し、車両後側に位置すると共に、車両上下方向にオーバーラップしている。従って、エアバッグの膨張時以外で、ドア隣接部に対して開放方向に外力が作用した場合でも、ドア隣接部におけるドア本体部側の部分が延長部に引っ掛かるので、ドア隣接部の開放や、加飾パネルの外れを抑制することができる。
また、延長部に対し、エアバッグドアの表側から押圧力が作用した場合でも、延長部がドア隣接部におけるドア本体部側の部分によって支持される。従って、延長部が押圧されることで変形することを抑制することができる。
本発明の第七態様に係るインストルメントパネルモジュールは、前記インストルメントパネル基材に、前記ヒンジ部材における前記ドア隣接部との接合部と車両前後方向に対向する対向部が形成されたものである。
このインストルメントパネルモジュールによれば、ヒンジ部材におけるドア隣接部との接合部は、インストルメントパネル基材に形成された対向部と車両前後方向に対向している。従って、ヒンジ部材におけるドア隣接部との接合部に対し、ドア隣接部の表側からドア隣接部を介して押圧力が作用した場合でも、ヒンジ部材におけるドア隣接部との接合部が対向部によって支持される。これにより、ドア隣接部の押圧による変形を抑制することができる。
本発明の第八態様に係るインストルメントパネルモジュールは、前記接合部が、前記対向部と車両前後方向に離間しているものである。
このインストルメントパネルモジュールによれば、上述のヒンジ部材におけるドア隣接部との接合部は、対向部と車両前後方向に離間している。従って、例えば、この接合部又は対向部の車両前後方向の位置精度が車両幅方向に亘ってばらついている場合でも、この位置精度のばらつきを、接合部と対向部との間の隙間で吸収することができる。これにより、エアバッグドアに対するドア隣接部の車両前後方向の位置精度を確保することができる。
本発明の第九態様に係るインストルメントパネルモジュールは、前記ドア本体部及び前記ドア隣接部における互いの側の端部の一方に、被挟持部が形成され、前記ドア本体部及び前記ドア隣接部における互いの側の端部の他方に、前記被挟持部を前記インストルメントパネル基材の表側と裏側とから挟持する挟持部が形成されたものである。
このインストルメントパネルモジュールによれば、ドア本体部及びドア隣接部における互いの側の端部の一方に形成された被挟持部は、互いの側の端部の他方に形成された挟持部によって、インストルメントパネル基材の表側と裏側とから挟持されている。従って、ドア本体部及びドア隣接部に対し、例えば、インストルメントパネル基材の表側から衝撃力が加わった場合でも、ドア本体部及びドア隣接部における互いの側の端部がインストルメントパネル基材の裏側に変形することを抑制することができる。これにより、このドア本体部及びドア隣接部によって反力を発生させることができる。
本発明の第十態様に係るインストルメントパネルモジュールは、前記被挟持部の前記インストルメントパネル基材の表側に位置する面が車両上側に凸を成す湾曲面とされたものである。
このインストルメントパネルモジュールによれば、上述の被挟持部は、そのインストルメントパネル基材の表側に位置する面が車両上側に凸を成す湾曲面とされている。従って、エアバッグの膨張時に、エアバッグドア及びドア隣接部がエアバッグによって押圧されて開放される場合でも、湾曲面が挟持部と円滑に摺接されるので、被挟持部と挟持部との接続を円滑に解除することができる。
本発明の第十一態様に係るインストルメントパネルモジュールは、前記被挟持部が、先端に向かうに従って厚さが薄くなるように形成されたものである。
このインストルメントパネルモジュールによれば、被挟持部は、先端に向かうに従って厚さが薄くなるように形成されているので、加飾パネルの組付時には、被挟持部の挟持部への接続(差し込み)を容易に行うことが可能となる。
本発明の第十二態様に係るインストルメントパネルモジュールは、前記リテーナが、助手席の前方部分に配置され、前記開口部が、前記インストルメントパネル基材の上部と、前記インストルメントパネル基材の下部に設けられたグラブドアとの間に位置されたものである。
このインストルメントパネルモジュールによれば、インストルメントパネル基材の上部と下部との間にエアバッグユニットが設けられた所謂ミッドマウント式の構造とされる。従って、インストルメントパネル基材の上部にエアバッグユニットが備えられた所謂トップマウント式の構造に比して、エアバッグを助手席の乗員により近い位置で展開させることができる。これにより、助手席の乗員に対する拘束性能を向上させることができる。
以上詳述したように、本発明によれば、エアバッグの膨張展開時に、加飾パネルが外れることを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るインストルメントパネルモジュールにおける助手席側の部分の斜視図である。 図1に示されるインストルメントパネルモジュールにおいてエアバッグドア及び加飾パネルの中央部が開放された状態を示す斜視図である。 図1に示されるインストルメントパネルモジュールにおいてグラブドアが開放された状態を示す斜視図である。 図1の4−4線拡大断面図である。 図4に示されるエアバッグドア、ドア補強部、及び、加飾パネルの変形例を示す拡大断面図である。 図4に示される加飾パネル及びヒンジ部材の他の変形例を示す拡大断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
なお、各図において示される矢印UP、矢印FR、矢印RHは、車両上下方向上側、車両前後方向前側、車両幅方向右側をそれぞれ示している。
図1に示されるように、本発明の一実施形態に係るインストルメントパネルモジュール10は、インストルメントパネル基材12を備えている。このインストルメントパネル基材12は、樹脂製とされており、車室の前部に設けられると共に、車両幅方向に延びている。このインストルメントパネル基材12における図示しない助手席の前方部分には、車両上側を向く上部14と、後述するグラブドア74が設けられた下部16との間に、車両後側且つ車両上側に凸を成すように湾曲する上下方向中間部18が形成されている。
この上下方向中間部18の裏側には、図4に示されるように、助手席用エアバッグ装置20が設けられている。この助手席用エアバッグ装置20は、上部14と下部16との間に配置された所謂ミッドマウント式とされており、リテーナ22及びエアバッグユニット24を備えている。
リテーナ22は、フランジ部26と、枠部28と、ドア補強部30とを有して構成されている。フランジ部26は、枠部28の周囲に沿って環状に形成されており、上下方向中間部18の裏面18Aに例えば溶着等により接合されている。
枠部28は、上下方向中間部18の表裏方向を軸方向として延びており、その上下方向中間部18側には、上下方向中間部18の表側(車両後側且つ上側)に向けて開口する開口部32が形成されている。この開口部32は、断面四角形状に形成されており、上部14とグラブドア74との間に位置されている。また、この枠部28のうち車両上下方向に対向する一対の側壁部34には、その厚さ方向に貫通する係合孔36がそれぞれ形成されている。
ドア補強部30は、断面U字状のヒンジ部38を介して開口部32における車両上側の縁部32Aに連結されている。このドア補強部30は、開口部32における車両下側の縁部32Bに向けて延びる板状に形成されており、その下端部30Aは、開口部32の下部よりも車両上側の位置で終端している。
エアバッグユニット24は、ケース40と、インフレータ42と、エアバッグ44とを有している。ケース40は、枠部28の内側に設けられており、ブラケット46を介してインストルメントパネルリインフォースメント48に固定されている。このケース40は、上下方向中間部18の表側に向けて開口する箱状に形成されている。このケース40には、側壁部34側へ延びる一対の係合片50が形成されており、この一対の係合片50は、係合孔36にそれぞれ係合されている。
インフレータ42は、筒状のシリンダタイプとされている。このインフレータ42は、車両幅方向を軸方向として配置されており、ケース40の底部に固定されている。そして、このインフレータ42は、図示しない制御装置から出力された信号が入力された場合には、エアバッグ44が膨張展開されるように、このエアバッグ44の内部にガスを供給する。
なお、上述の図示しない制御装置は、車両に実際に前面衝突が生じたことが検出されたとき、又は、車両において前面衝突が生じると予測されたときに、インフレータ42に信号を出力する。エアバッグ44は、ケース40の内側に折畳状態で収容されており、その基端部44Aは、ケース40の底部に固定されている。
また、この助手席用エアバッグ装置20が設けられた上下方向中間部18には、エアバッグドア52が形成されている。このエアバッグドア52において、上述のドア補強部30と重なり合う部分は、ドア本体部52Aとされている。このドア本体部52Aは、ドア補強部30と例えば溶着等により接合されており、このドア補強部30と共に開口部32の下部よりも車両上側の部分を塞いでいる。
また、エアバッグドア52におけるドア本体部52Aよりも車両下側(後述するドア隣接部62側)には、ドア補強部30に対して車両下側に突出する延長部52Bが形成されている。
なお、ドア本体部52Aは、本発明におけるエアバッグドアのドア本体部に相当するが、このドア本体部52の代わりに、ドア補強部30を、本発明におけるエアバッグドアのドア本体部と捉えることも可能である。また、ドア補強部30及びドア本体部52Aを、本発明におけるエアバッグドアのドア本体部と捉えることも可能である。
図1に示されるように、エアバッグドア52の車両幅方向両側の端部には、車両上下方向に延びる一対の縦破断予定部54が形成されている。また、インストルメントパネル基材12において、一対の縦破断予定部54における車両上側の端部を連結する部分は、このエアバッグドア52を車両上側に開放可能に支持するヒンジ部56とされている。
このヒンジ部56は、図4に示されるように、リテーナ22に形成されたヒンジ部38と車両上下方向及び車両前後方向に対応する位置に設定されている。なお、このヒンジ部56は、その裏側に車両幅方向に延びる溝部が形成されることにより薄肉とされていても良い。
また、図1に示されるように、インストルメントパネル基材12には、上述のエアバッグドア52とグラブドア74との間に凹部58が形成されている。この凹部58は、車両後側に開口すると共に、車両幅方向に延びている。そして、この凹部58には、加飾パネル60が収容されている。
加飾パネル60は、エアバッグドア52の車両幅方向両側に延びる長尺状に形成されている。この加飾パネル60におけるドア本体部52Aと車両幅方向にオーバーラップする部分、すなわち、加飾パネル60の中央部は、ドア本体部52Aと車両上下方向に隣接するドア隣接部62とされている。
加飾パネル60には、このドア隣接部62の車両幅方向両側に、車両上下方向に延びる縦ティアライン部64がそれぞれ形成されている。この縦ティアライン部64は、上述の縦破断予定部54と直線を成すように車両上下方向に並んでいる。この縦ティアライン部64及び縦破断予定部54は、上述の断面四角形状に形成された開口部32(図4参照)における車両幅方向両側の縁部に沿って形成されている。
また、上述のドア隣接部62は、図4に示されるように、エアバッグドア52(延長部52B)と面一状を成す本体部62Aと、この本体部62Aにおける車両上側の端部に段部62Bを介して接続された上部62Cとを有している。本体部62Aは、開口部32よりもドア本体部52Aと反対側、すなわち、車両下側に位置している。
一方、上部62Cは、本体部62Aに対して車両前側に位置されている。この上部62Cは、エアバッグドア52の延長部52Bに沿って車両幅方向に延びるスリット66を通じて車両上側に延びており、その先端は、開口部32における車両下側の縁部32Bに対し車両上側に突出している。そして、これにより、上部62Cは、開口部32の下部を塞いでいる。
また、上述の延長部52Bは、上部62Cに対し、車両後側に位置すると共に、車両上下方向にオーバーラップしている。さらに、上部62Cは、ドア補強部30の下端部30Aと車両上下方向に突き合わされている。
なお、ドア補強部30及びドア本体部52Aによって塞がれる開口部32の下部よりも車両上側の部分は、本発明における開口部の一部に相当し、ドア隣接部62の上部62Cによって塞がれる開口部32の下部は、本発明における開口部の残余部に相当する。また、上部62Cは、本発明におけるドア隣接部のドア本体部側の部分に相当し、本体部62Aは、本発明におけるドア隣接部のドア本体部と反対側の部分に相当する。
図4に示されるように、ドア隣接部62の車両前側には、ヒンジ部材68が設けられている。このヒンジ部材68は、ドア隣接部62と車両幅方向の長さが略同じに形成されている。このヒンジ部材68の上部には、接合部70が形成されており、この接合部70は、本体部62Aの裏面に例えば溶着や接着等により接合されている。
一方、ヒンジ部材68におけるドア本体部52Aと反対側の部分、すなわち、ヒンジ部材68の下部には、固定部としての第一固定部72が形成されている。この第一固定部72は、図3に示されるように、車両幅方向に間隔を空けて複数形成されている。そして、この複数の第一固定部72は、グラブドア74によって開閉されるグラブボックス76に形成された開口部78の上縁部78Aにネジ80によって固定されている。
また、図4に示されるように、ヒンジ部材68における接合部70と第一固定部72との間の部分は、ヒンジ部82とされている。そして、上述のドア隣接部62は、このヒンジ部82を有するヒンジ部材68によって、エアバッグドア52の開放方向と反対方向である車両下側に開放可能に支持されている。
また、インストルメントパネル基材12には、上縁部78Aの車両上側に対向部84が形成されており、上述のヒンジ部材68の接合部70は、この対向部84と車両前後方向に離間して対向している。
一方、図3に示されるように、上述の加飾パネル60は、ドア隣接部62よりも車両幅方向両側であって、グラブドア74側の部分(車両下側の部分)に、第二固定部86を有している。この第二固定部86は、開口部78の上縁部78Aにクリップ88によって固定されている。
グラブドア74は、加飾パネル60に対するドア本体部52Aと反対側の位置、すなわち、車両下側の位置に設けられており、車両下側に開放可能とされている。このグラブドア74は、閉止時には、第一固定部72及び第二固定部86をインストルメントパネル基材12の表側(車両後側)から覆う構成とされている。
なお、第一固定部72を上縁部78Aに固定するネジ80の上縁部78Aへの組付方向と、第二固定部86を上縁部78Aに固定するクリップ88の上縁部78Aへの組付方向と、図4に示されるグラブドア74の取付部89をインストルメントパネル基材12の支持軸部91に組み付ける際の組付方向とは、いずれも車両前側且つ上側の方向(図4の矢印A方向)とされており、一致している。
そして、このインストルメントパネルモジュール10では、図示しない制御装置によって、車両に実際に前面衝突が生じたことが検出されたとき、又は、車両において前面衝突が生じると予測された場合には、図4に示されるインフレータ42からエアバッグ44にガスが供給され、エアバッグ44が膨張される。
また、エアバッグ44が膨張されると、ドア補強部30を介してエアバッグドア52のドア本体部52Aが押圧されると共に、ドア隣接部62の上部62Cが押圧され、縦破断予定部54及び縦ティアライン部64(図1参照)が開裂される。
そして、図2、及び、図4の想像線で示されるように、ドア補強部30及びエアバッグドア52がヒンジ部38,56を中心にして車両上側に一体に開放されると共に、ドア隣接部62がヒンジ部82を中心に車両下側に開放され、インストルメントパネル基材12の上下方向中間部18に開口部90(図2参照)が形成される。また、エアバッグ44は、枠部28の開口部32、及び、上下方向中間部18に形成された開口部90を通過し、インストルメントパネル基材12の表側に膨張展開される。
次に、本発明の一実施形態の作用及び効果について説明する。
本発明の一実施形態に係るインストルメントパネルモジュール10によれば、図4に示されるように、ドア隣接部62は、ヒンジ部材68を介してインストルメントパネル基材12に固定されている。従って、上述のように、ドア隣接部62が開放されてエアバッグ44が膨張展開されるときでも、ドア隣接部62、ひいては、加飾パネル60の全体が外れること、すなわち、加飾パネル60がエアバッグ44の衝撃力を受けて車両後側へ飛ぶことを抑制することができる。
しかも、ドア隣接部62におけるヒンジ部材68との接合部である本体部62Aは、リテーナ22の枠部28に形成された開口部32よりも車両下側に位置している。従って、エアバッグ44が開口部32を通じてインストルメントパネル基材12の表側へ膨張する場合でも、本体部62Aとエアバッグ44とが干渉することを回避することができる。従って、このことによっても、エアバッグ44の膨張展開時に、ドア隣接部62、ひいては、加飾パネル60の全体が外れることを抑制することができる。
また、加飾パネル60には、ドア隣接部62の車両幅方向両側に、車両上下方向に延びる縦ティアライン部64(図1参照)がそれぞれ形成されている。従って、上述のように、ドア隣接部62の上部62Cがエアバッグ44によって押圧されたときには、縦ティアライン部64に沿って加飾パネル60に亀裂を生じさせることができる。これにより、ドア隣接部62をその両側部から円滑に分離させることができるので、ドア隣接部62の開放、ひいては、エアバッグ44の膨張展開が遅れることを抑制することができる。
しかも、このように、エアバッグ44の膨張展開が遅れることを抑制することができるので、加飾パネル60の上端部の位置を自由に設定することができる。これにより、加飾パネル60の意匠上の自由度を向上させることができる。
また、このインストルメントパネルモジュール10では、インストルメントパネル基材12の上部14と下部16との間にエアバッグユニット24が設けられた所謂ミッドマウント式の構造とされている。従って、インストルメントパネル基材12の上部14にエアバッグユニットが備えられた所謂トップマウント式の構造に比して、エアバッグ44を助手席の乗員により近い位置で展開させることができる。これにより、助手席の乗員に対する拘束性能を向上させることができる。
また、エアバッグドア52におけるドア本体部52Aよりも車両下側には、延長部52Bが形成されており、この延長部52Bは、ドア隣接部62の上部62Cに対し、車両後側に位置すると共に、車両上下方向にオーバーラップしている。従って、エアバッグ44の膨張時以外で、ドア隣接部62に対して開放方向に外力が作用した場合でも、ドア隣接部62の上部62Cが、延長部52Bに引っ掛かるので、ドア隣接部62の開放や、加飾パネル60の外れを抑制することができる。
また、延長部52Bに対し、エアバッグドア52の表側から押圧力が作用した場合でも、延長部52Bがドア隣接部62の上部62Cによって支持される。従って、延長部52Bが押圧されることで変形することを抑制することができる。
また、ヒンジ部材68におけるドア隣接部62との接合部70は、インストルメントパネル基材12に形成された対向部84と車両前後方向に対向している。従って、接合部70に対し、ドア隣接部62の表側からドア隣接部62を介して押圧力が作用した場合でも、接合部70が対向部84によって支持される。これにより、ドア隣接部62の押圧による変形を抑制することができる。
しかも、この接合部70は、対向部84と車両前後方向に離間している。従って、例えば、この接合部70又は対向部84の車両前後方向の位置精度が車両幅方向に亘ってばらついている場合でも、この位置精度のばらつきを、接合部70と対向部84との間の隙間で吸収することができる。これにより、エアバッグドア52に対するドア隣接部62(加飾パネル60)の車両前後方向の位置精度を確保することができる。
また、図3に示されるグラブドア74が閉止された状態では、ヒンジ部材68におけるインストルメントパネル基材12への第一固定部72と、加飾パネル60におけるインストルメントパネル基材12への第二固定部86とが、グラブドア74によってインストルメントパネル基材12の表側から覆われる(図1参照)。これにより、加飾パネル60及びグラブドア74の周辺部の意匠性を確保することができる。
しかも、グラブドア74を開放した状態か、又は、グラブドア74をインストルメントパネル基材12に取り付ける前の状態で、第一固定部72をインストルメントパネル基材12にネジ80で固定することにより、ヒンジ部材68をインストルメントパネル基材12に取り付けることができる。同様に、第二固定部86をインストルメントパネル基材12にクリップ88で固定することにより、加飾パネル60をインストルメントパネル基材12に取り付けることができる。
従って、インストルメントパネル基材12への取付性が良好であると共に、ヒンジ部材68及び加飾パネル60を有しないインストルメントパネルモジュールに対して変更点が少ない。これにより、このヒンジ部材68及び加飾パネル60を有するインストルメントパネルモジュール10の組立を、ヒンジ部材68及び加飾パネル60を有しないインストルメントパネルモジュールを組み立てるための組立工程に容易に組み込むことができる。
また、第一固定部72を上縁部78Aに固定するネジ80の上縁部78Aへの組付方向と、第二固定部86を上縁部78Aに固定するクリップ88の上縁部78Aへの組付方向と、図4に示されるグラブドア74の取付部89をインストルメントパネル基材12の支持軸部91に組み付ける際の組付方向とは、いずれも車両前側且つ上側の方向(図4の矢印A方向)とされており、一致している。従って、加飾パネル60及びヒンジ部材68と、グラブドア74とのインストルメントパネル基材12への組付時の作業性を向上させることができる。
次に、本発明の一実施形態の変形例について説明する。
本発明の一実施形態において、エアバッグドア52及びドア隣接部62は、次のように構成されていても良い。すなわち、例えば、図5に示される変形例において、エアバッグドア52の下端部52Cは、開口部32の車両上下方向中央部で終端しており、これにより、エアバッグドア52は、開口部32の上側半分を塞いでいる。
また、ドア隣接部62は、その上端部62Dが開口部32の車両上下方向中央部に達しており、本体部62A及び上端部62Dによって開口部32の下側半分を塞ぐ構成とされている。
なお、この図5に示される変形例では、ドア隣接部62における本体部62Aよりも車両下側の下端部62Eがヒンジ部材68の上部に形成された接合部70と接合されている。このドア隣接部62の下端部62Eは、本発明におけるドア隣接部のエアバッグドアと反対側の部分に相当する。
また、この図5に示される変形例において、エアバッグドア52の全体は、本発明におけるドア本体部に相当し、このエアバッグドア52によって塞がれる開口部32の上側半分は、本発明における開口部の一部に相当する。また、ドア隣接部62の本体部62A及び上端部62Dは、本発明におけるドア隣接部のドア本体部側の部分に相当し、このドア隣接部62の本体部62A及び上端部62Dによって塞がれる開口部32の下側半分は、本発明における開口部の残余部に相当する。
また、この図5に示される変形例のように、ドア隣接部62の上端部62Dが開口部32の下部よりも車両上側に位置される場合、すなわち、加飾パネル60が車両上側に延長された場合には、次のように構成されていても良い。
つまり、ドア隣接部62の上端部62Dに被挟持部92が形成されると共に、エアバッグドア52の下端部52Cに挟持部94が形成され、この挟持部94によって被挟持部92がインストルメントパネル基材12の表側と裏側とから挟持されていても良い。なお、挟持部94は、エアバッグドア52の下端部52Cと、ドア補強部30の下端部30Aとによって構成されている。
このように構成されていると、エアバッグドア52及びドア隣接部62に対し、例えば、インストルメントパネル基材12の表側から衝撃力が加わった場合でも、エアバッグドア52の下端部52C及びドア隣接部62の上端部62Dがインストルメントパネル基材12の裏側に変形することを抑制することができる。これにより、このエアバッグドア52及びドア隣接部62によって反力を発生させることができる。
また、上述の被挟持部92は、そのインストルメントパネル基材12の表側に位置する面96が車両上側に凸を成す湾曲面とされていても良い。このように構成されていると、エアバッグ44の膨張時に、エアバッグドア52及びドア隣接部62がエアバッグ44によって押圧されて開放される場合でも、湾曲面とされた面96が挟持部94と円滑に摺接されるので、被挟持部92と挟持部94との接続を円滑に解除することができる。
さらに、被挟持部92は、先端に向かうに従って厚さが薄くなるように形成されていても良い。このように構成されていると、加飾パネル60の組付時には、被挟持部92の挟持部94への接続(差し込み)を容易に行うことが可能となる。
なお、エアバッグドア52の下端部52Cに被挟持部92が形成され、ドア隣接部62の上部62Cに挟持部94が形成されても良い。この被挟持部92及び挟持部94が形成されたドア隣接部62の上端部62D及びエアバッグドア52の下端部52Cは、本発明におけるドア本体部及びドア隣接部の互いの側の端部に相当する。
また、図6に示される変形例のように、ドア隣接部62の上部62Cに、エアバッグドア52に当接する突起部98と、対向部84に当接するリブ100とが形成されても良い。また、ヒンジ部材68の接合部70に、対向部84に当接する突起部102が形成されても良い。
このように構成されていると、エアバッグドア52及びドア隣接部62のがたつきを抑制することができる。
また、本発明の一実施形態では、図3に示されるように、第一固定部72がネジ80によってグラブボックス76の開口部78における上縁部78Aに固定されていたが、このネジ80の代わりにクリップが用いられても良い。
一方、第二固定部86は、クリップ88によって上縁部78Aに固定されていたが、このクリップ88の代わりにネジが用いられても良い。また、第一固定部72の上縁部78Aの固定及び第二固定部86の上縁部78Aへの固定の両方に、ネジが用いられても良く、また、クリップが用いられても良い。
また、助手席用エアバッグ装置20は、インストルメントパネル基材12の上下方向中間部18に設けられたミッドマウント式とされていた。しかしながら、助手席用エアバッグ装置20は、インストルメントパネル基材12の上部14に設けられたトップマウント式とされていても良い。
また、例えば、助手席用エアバッグ装置20がトップマウント式とされた場合には、エアバッグドア52と加飾パネル60の配置が上記と逆とされても良い。すなわち、加飾パネル60は、エアバッグドア52の車両上側に配置されて、車両上側に開放され、エアバッグドア52は、車両下側に開放されても良い。
なお、上記複数の変形例のうち、組み合わせ可能な変形例は、適宜、組み合わされて実施されても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。

Claims (12)

  1. 車室の前部に設けられたインストルメントパネル基材と、
    前記インストルメントパネル基材の裏面に接合されると共に、前記インストルメントパネル基材の表側に向けて開口する開口部が形成された枠部を有するリテーナと、
    前記枠部の内側に折畳状態で収容されると共に、ガスの供給を受けて前記インストルメントパネル基材の表側に膨張展開されるエアバッグを有するエアバッグユニットと、
    前記開口部の一部を塞ぐドア本体部を有すると共に、車両上側又は下側に開放可能に前記インストルメントパネル基材に形成されたエアバッグドアと、
    前記ドア本体部と車両上下方向に隣接するドア隣接部を有すると共に、前記ドア隣接部における前記ドア本体部側の部分が前記開口部の残余部を塞ぎ、且つ、前記ドア隣接部における前記ドア本体部と反対側の部分が前記開口部よりも前記ドア本体部と反対側に位置された加飾パネルと、
    前記ドア隣接部における前記ドア本体部と反対側の部分と接合されると共に、前記インストルメントパネル基材に固定され、前記ドア隣接部を前記エアバッグドアの開放方向と反対方向に開放可能に支持するヒンジ部材と、
    を備えたインストルメントパネルモジュール。
  2. 前記ヒンジ部材は、前記ドア本体部と反対側の部分に、ネジ又はクリップによって前記インストルメントパネル基材に固定された固定部を有し、
    前記加飾パネルに対する前記ドア本体部と反対側の位置に開放可能に設けられると共に、閉止時に前記固定部を前記インストルメントパネル基材の表側から覆うグラブドアを備えた、
    請求項1に記載のインストルメントパネルモジュール。
  3. 前記ヒンジ部材は、前記固定部としての第一固定部を有し、
    前記加飾パネルは、前記ドア隣接部よりも車両幅方向両側であって、前記グラブドア側の部分に、ネジ又はクリップによって前記インストルメントパネル基材に固定された第二固定部を有し、
    前記グラブドアは、閉止時に前記第一固定部及び前記第二固定部を前記インストルメントパネル基材の表側から覆う構成とされている、
    請求項2に記載のインストルメントパネルモジュール。
  4. 前記第一固定部及び前記第二固定部を前記インストルメントパネル基材に固定するネジ又はクリップの前記インストルメントパネル基材への組付方向と、前記グラブドアの前記インストルメントパネル基材への組付方向とは、一致している、
    請求項3に記載のインストルメントパネルモジュール。
  5. 前記加飾パネルには、前記ドア隣接部の車両幅方向両側に、車両上下方向に延びる縦ティアライン部がそれぞれ形成されている、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のインストルメントパネルモジュール。
  6. 前記エアバッグドアにおける前記ドア本体部よりも前記ドア隣接部側には、前記ドア隣接部における前記ドア本体部側の部分に対し、車両後側に位置すると共に、車両上下方向にオーバーラップする延長部が形成されている、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のインストルメントパネルモジュール。
  7. 前記インストルメントパネル基材には、前記ヒンジ部材における前記ドア隣接部との接合部と車両前後方向に対向する対向部が形成されている、
    請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のインストルメントパネルモジュール。
  8. 前記接合部は、前記対向部と車両前後方向に離間している、
    請求項7に記載のインストルメントパネルモジュール。
  9. 前記ドア本体部及び前記ドア隣接部における互いの側の端部の一方には、被挟持部が形成され、
    前記ドア本体部及び前記ドア隣接部における互いの側の端部の他方には、前記被挟持部を前記インストルメントパネル基材の表側と裏側とから挟持する挟持部が形成されている、
    請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載のインストルメントパネルモジュール。
  10. 前記被挟持部は、その前記インストルメントパネル基材の表側に位置する面が車両上側に凸を成す湾曲面とされている、
    請求項9に記載のインストルメントパネルモジュール。
  11. 前記被挟持部は、先端に向かうに従って厚さが薄くなるように形成されている、
    請求項10に記載のインストルメントパネルモジュール。
  12. 前記リテーナは、助手席の前方部分に配置され、
    前記開口部は、前記インストルメントパネル基材の上部と、前記インストルメントパネル基材の下部に設けられたグラブドアとの間に位置されている、
    請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載のインストルメントパネルモジュール。
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