JP5319617B2 - 作業車のレバー防塵構造 - Google Patents

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Description

本発明は、直線状のレバー挿通孔に沿って操作自在に挿通する操作レバーを備え、この操作レバーとともに移動する防塵体が前記レバー挿通孔を塞ぐ位置に備えられている作業車のレバー防塵構造に関する。
上記のように構成された作業車のレバー防塵構造として特許文献1には、ハウジングに操作レバー(文献ではシフトレバー)が挿通する直線状の案内孔を形成した構造が示されている。この特許文献1では、操作レバーと一体的に移動する可撓性のカバースライドを、案内孔の下側に配置し、このカバースライドをスライド移動自在に支持するガイドレールを備えており、カバースライドは案内孔の周辺のハウジングの下面に近接する位置に支持される点が示されている。
この特許文献1に記載される防塵構造は、自動車の自動変速機をシフトするシフトレバー装置に適用されるものであり、ハウジングの上面には案内孔に沿って「P」や「L」等の操作位置を示す文字等がプリントされている。また、カバースライドにシフトレバーが挿通しており、シフトレバーを操作した場合にもカバースライドが案内孔を遮蔽することから、案内孔に対する外部からの異物の侵入を防止する。
特開平9‐86209号公報
そこで、図8、図9に示す比較例のように防塵構造を構成することも考えられる。この防塵構造ではプレート50に形成された直線状のレバー挿通孔50Aの下面に、このレバー挿通孔50Aの長手方向に沿って一対の支持体51を備え、この一対の支持体51に対してゴム等の可撓性の防塵板52がスライド移動自在に支持されている。この防塵体52に形成したスリットに操作レバーLが挿通され、操作レバーLを操作した場合には、プレート50の下面に接触する状態で防塵板52がスライドすることになる。
この比較例では、操作レバーLを操作した際にも、レバー挿通孔50Aを塞ぐように防塵板52のサイズが設定されており、操作レバーLを操作した場合には、防塵板52が支持体51に沿って前後方向に移動できるため、操作レバーLの操作を許容しながら防塵板52がレバー挿通孔50Aを塞ぎ、異物の侵入を抑制するものである。
ここで、トラクタのように多数の操作レバーが運転部に配置されているものを考えると、複数の操作レバーが隣接する位置関係で配置され、夫々の操作経路が互いに平行する姿勢に設定されることも多い。つまり、トラクタの一例を挙げると走行速度の変速を行うために主変速レバーと、副変速レバーと、作業装置の昇降レバーとを隣接する位置に備えたものや、PTO軸の変速レバーと、PTO軸のクラッチレバーとを隣接する位置に備えたものも存在する。
しかしながら、多数の操作レバーが備えられているものについて、特許文献1に記載される防塵構造や比較例として説明した防塵構造では、多数の部品を必要とすることになり改善の余地がある。
特に、トラクタでは作業環境を向上させるためにキャビンを備えた機種も多く存在し、このようにキャビンを備えたものでは、操作レバーのレバー挿通孔からキャビン内部への塵埃の侵入を抑制する目的からも防塵構造を必要とする。
本発明の目的は、複数のレバー挿通孔における防塵を良好に行う作業車のレバー防塵構造を合理的に構成する点にある。
本発明の特徴は、直線状のレバー挿通孔に沿って操作自在に挿通する操作レバーを備え、前記操作レバーが貫通して前記操作レバーとともに移動する防塵体が前記レバー挿通孔を塞ぐ位置に備えられている作業車のレバー防塵構造であって、
複数の前記レバー挿通孔が、平行姿勢で隣接する位置関係で平板状の壁体に形成され、この複数の前記レバー挿通孔毎に前記防塵体が互いに隣接する位置関係で且つ前記操作レバーの操作により前記レバー挿通孔に沿って移動可能に備えられると共に、この複数の前記防塵体の前記壁体からの離間方向への変位を規制する規制部と、複数の前記防塵体を隣接方向で外側から挟み込む位置に配置される一対の外規制部とを有する単一の案内体で複数の前記防塵体を覆った点にある。
この構成によると、複数の防塵体は操作レバーの操作に伴って移動するため、操作レバーの操作位置に拘わらずレバー挿通孔を塞ぐことになる。また、複数の防塵体の壁体から離間方向への変位が案内体の規制部で規制され、複数の防塵体同士の離間方向への変位が案内体の外規制部によって規制されることになるので、複数の防塵体毎に案内体を備えずに済み部品点数の増大を抑制できる。
特に、複数の防塵体が隣接する位置関係に配置され、複数の防塵体の隣接するもの同士の離間方向への変位が案内体によって規制されるので、例えば、操作レバーの操作に伴い1つの防塵体に対して操作方向と直交する方向に力が作用した場合でも、防塵体同士が接触することや、防塵体が案内体に接触することにより、複数の防塵体は並列する位置関係を維持する。これにより防塵体同士の間に大きい隙間が形成されることはなく、防塵性能の低下を招くこともない。
その結果、複数のレバー挿通孔における防塵を良好に行う作業車のレバー防塵構が合理的に構成されたのである。
本発明は、前記防塵体が、可撓性の素材で構成されると共に、この防塵体に形成したスリットに前記操作レバーが挿通されても良い。
これによると、可撓性の素材に形成したスリットに対して操作レバーが挿通することにより、このスリットの部位を操作レバーに密着させることが可能となり、例えば、素材に対して操作レバーの断面に対応した貫通孔を形成するものと比較して加工も容易となる。
本発明は、前記操作レバーのグリップ側の端部が挿通するレバーガイドを、前記壁体から離間した位置に備え、前記防塵体が前記壁体の上面又は下面にスライド移動自在に載置されても良い。
操作レバーの基端側は、グリップ側の端部と比較して操作レバーの移動量が短い。従って、壁体から離間した位置のレバーガイドの孔部の長さより、操作レバーの基端側のレバー挿通孔の長さは短くなり、防塵体のサイズも小さくできるため、防塵構造の全体の小型化が可能となる。
本発明は、複数の前記操作レバーの少なくとも1つが、軸芯を中心として揺動自在に支持され、前記防塵体が前記壁体に沿って直線的に移動自在に支持されると共に、中立位置にある前記操作レバーと前記防塵体の表面とが垂直姿勢に設定されても良い。
操作レバーは軸芯を中心として円弧運動を行うものであり、防塵体は壁体に沿って直線運動する。従って、操作レバーの操作時には直線運動する防塵体に対して、操作レバーが防塵体に沈み込む方向、あるいは、操作レバーが防塵体から突出する方向に相対変位する。これに対し本発明のように中立位置の操作レバーが防塵体の表面に対して直交姿勢に設定されているものでは、中立位置から何れの方向に操作レバーを操作した場合にも、操作レバーは防塵体に対して沈み込む方向に相対変位することになり相対的な移動量の低減から防塵体において操作レバーが接触する部位の摩滅を低減できる。
トラクタの全体側面図である。 運転座席と操作レバーとを示す運転部の正面図である。 操作レバーの配置を示す平面図である。 操作レバーと防塵構造を示す縦断側面図である。 操作レバーと防塵構造を示す縦断正面図である。 防塵構造の斜視図である。 壁体と防塵体と案内体との分解状態を示す断面図である。 比較例の防塵構造の斜視図である。 比較例の防塵構造の断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1に示すように、操向操作(操舵)自在な左右一対の前車輪1と、左右一対の後車輪2とが備えられると共に、車体前部にエンジン3を有した原動部Aが配置され、車体後部の左右の後輪フェンダー4の間に運転座席5を有した運転部Bが配置され、この運転部Bを取り囲むキャビンCが備えられ作業車としてのトラクタが構成されている。
このトラクタでは、運転部Bの下側にミッションケースMが配置され、このミッションケースMの後端部に油圧シリンダ(図示せず)の作動により、突出端が上下方向に作動する左右一対のリフトアーム7と、このリフトアーム7にリフトロッド8により吊り下げ状態で支持される左右一対のロアーリンク9とが備えられている。ミッションケースMの後端にはリヤPTO軸10が備えられ、ミッションケースMの下面位置にミッドPTO軸11が備えられている。
このような構成から、車体の後端にロアーリンク9等を介して昇降自在にロータリ耕耘装置(図示せず)を連結し、このロータリ耕耘装置に対してリヤPTO軸10から駆動力を伝える伝動系を形成することにより、ロータリ耕耘装置を駆動する形態で耕耘作業を行える。また、車体後端にロアーリンク9等を介して昇降自在にプラウ(図示せず)を連結することにより鋤起こし作業を行える。更に、車体の中央部に芝刈り装置や草刈り装置等の対地作業装置(図示せず)を備え、この対地作業装置に対してミッドPTO軸11から駆動力で駆動する形態での対地作業も行える。
キャビンCは、前部のフロントガラス13と、後部のリヤガラス14と、両側の開閉自在に備えられたガラス製のドア15とを備えると共に、上部にルーフ16を備えることにより、外部の塵埃や騒音の運転部への侵入を阻止する構造を有している。また、このキャビンCには運転部Bの冷房と暖房とを行うエアコンディショナー17が備えられている。
前記運転部Bには、運転座席5の前部位置に操向操作を行うステアリングホイール21が配置され、ステアリングホイール21の前部位置にメータ類を有するパネル22が配置され、ステアリングホイール21の両側の下方側にはクラッチペダル23とブレーキペダル24とが配置されている。運転部Bの下側にはフロアー25が形成されている。
図2に示すように、運転座席5の右側には車体の走行速度を設定する主変速レバー27と、ロータリ耕耘装置による耕耘作業時における耕深を設定する耕深設定レバー28とが備えられている。運転座席5の左側には車体の走行速度を設定する副変速レバー31と、PTO選択レバー32と、PTO入切レバー33とが配置されている。
尚、主変速レバーと27と副変速レバー31とを任意の位置に設定することによりミッションケースMの内部の変速機構が設定位置に対応する変速位置に操作される結果、走行速度の設定が実現する。また、PTO選択レバー32の操作によりリヤPTO軸10とミッドPTO軸11と2種のPTO軸のうちの一方又は双方を駆動対象に設定することが可能となり、PTO入切レバー33により2種のPTO軸10、11のうち駆動対象に選択されたものの駆動と停止との切り換えが実現する。
本発明では、主変速レバー27と、耕深設定レバー28と、副変速レバー31と、PTO選択レバー32と、PTO入切レバー33とを操作レバーLと総称するものであり、以下の防塵構造では、これらを操作レバーLとして説明する。
〔レバー防塵構造〕
運転座席5の右側と左側とに配置された何れの操作レバーLも前後方向へ操作自在に構成されたものであり、本発明では複数の操作レバーLが挿通するレバー挿通孔S(図7を参照)を介して塵埃や騒音がキャビン内へ侵入する不都合を阻止する防塵構造を備えている。
このレバー防塵構造の具体例として、副変速レバー31と、PTO選択レバー32と、PTO入切レバー33との部位の詳細を説明する。図2〜図7に示すように、運転座席5の下側には水平姿勢の鋼板製の壁体35が備えられている。この壁体35の左右両端位置は後輪フェンダー4に接続しており、この壁体35の前部は縦壁36を介して前述したフロアー25に接続している。
副変速レバー31と、PTO選択レバー32と、PTO入切レバー33とは、板状の複数の鋼材を連結し、屈曲させた構造を有しており、基端側がミッションケースMの側部の支軸部37に対して横向き姿勢の軸芯Xを中心にして揺動自在に支持されている。そして、これらの操作レバーLの下端はリンク機構やロッド等を介してミッションケース内のギヤ変速系やクラッチ機構等に連係し、夫々の操作レバーLの上端位置には樹脂製のグリップ31G、32G、33Gを備えている。
左側の後輪フェンダー4には樹脂成形物で成るレバーガイド38が備えられ、このレバーガイド38には、夫々の操作レバーLが操作自在に挿通するガイド孔G1、G2、G3が形成され、このガイド孔G1、G2、G3の側部には操作位置を示す数字や文字等がプリントされている。
壁体35には、3本の操作レバーL(副変速レバー31、PTO選択レバー32、PTO入切レバー33)が挿通する3つのレバー挿通孔Sが前後方向に長いスリット状に形成され、これらのレバー挿通孔S夫々を塞ぐサイズの板状の防塵体39が備えられている。防塵体39にはスリット39Sが形成され、このスリット39Sに操作レバーLが挿通し、この3つの防塵体39を覆う位置に単一の案内体40がボルト41により連結固定されている。
3つの防塵体39はゴム材等の可撓性材料が用いられ、レバー挿通孔Sの幅より充分に広い幅で、操作レバーLが操作された場合にもレバー挿通孔Sを塞ぐ長さに形成されている。特に、防塵体39は、隣接する位置に配置されるもの同士の間に僅かな隙間が形成される幅に設定されている。
案内体40は、両端に連結部40Aが形成されると共に、この連結部40Aに挟まれる中央位置に上方に張り出す規制部40Bが形成され、この規制部40Bには操作レバーLが挿通する3つの長孔40Cが前後方向に沿う長孔状に形成されている。また、連結部40Aと規制部40Bとを繋ぐ部位に縦壁部40D(外規制部に相当)が形成されている。
連結部40Aを壁体35の上面に連結した状態で規制部40Bが3つの防塵体39を壁体35の上面との間に隙間なく挟み込むように、連結部40Aの下面と規制部40Bの下面との距離Dが防塵体39の厚さに対応する値に設定されている。また、案内体40の一対の縦壁部40Dの間に3つの防塵体39を、殆ど隙間なく挟み込むように対向する面同士の間隔Wが、3つの防塵体39の幅方向の寸法を合わせた値より僅かに長い値に設定されている。
このように、案内体40を備えることにより、この案内体40の規制部40Bが複数の防塵体39の壁体35からの離間(浮き上がり)を規制するため、操作レバーLが操作された場合にも防塵体39がレバー挿通孔Sを塞ぐ状態を維持することになる。また、複数の防塵体39のうち隣接方向で最も外側の防塵体39が案内体40の一対の縦壁部40Dに挟み込まれるため、この案内体40が複数の防塵体39の隣接するもの同士の離間方向への変位が規制される。これにより、操作レバーLの操作に伴い1つの防塵体39に対して操作方向と直交する方向(前述した隣接方向)に力が作用した場合でも、案内体40の縦壁部40Dが複数の防塵体39の変位を抑制することになり複数の防塵体同士の間に大きい隙間が形成されることはなく、防塵性能を低下させることもない。
具体的に説明すると、操作レバーLの操作に伴い1つの防塵体39に対し、操作レバーLの操作方向と直交する方向への力が作用した場合には、その防塵体39と隣接する防塵体39とが接触することや、その防塵体39が案内体40の縦壁部40Dに対して直接的に接触することから、防塵体39の作動を妨げることなく複数の防塵体39の並列的な位置関係は維持され、防塵体同士の間に大きい隙間が形成されることはない。
このトラクタでは、操作レバーLが軸芯Xを中心にして揺動自在に構成されているため、操作レバーLが揺動操作された場合には、操作レバーLが円弧運動(揺動)すると共に防塵体39が壁体35の上面に沿って水平方向に直線的に運動(移動)する。従って、操作レバーLが操作された場合には、操作レバーLが円弧運動を行い、防塵体39が直線運動を行い、夫々移動軌跡に差を生ずる。このような理由から操作レバーLの操作に伴いスリット39Sの部位において操作レバーLは上下方向への移動し、このような移動が行われるとスリット39Sの内面を摩滅させる不都合を招くことも考えられる。
このような不都合に対処するために、側面視において操作レバーLが中立位置に設定された状態で壁体35に対して直交(直交に近似する姿勢でも良い)する姿勢になるように相対的な位置関係が設定されている。図4に示す3つの操作レバーLは中立位置にセットされた状態を示しており、同図に示す如く操作レバーLが防塵体39の表面に対して略直交する姿勢(直交する姿勢を含む)にあり、このような設定により操作レバーLが中立位置を基準にして何れの方向に操作された場合にも防塵体39のスリット39Sの部位における上下方向への相対移動量を小さくして摩滅を低減しているのである。
更に、本発明のレバー防塵構造では、単一の案内体40によって複数の防塵体39を支持しているため、複数の防塵体39を個別に支持するための部材を備える必要がなく、部品点数の増大を抑制している。
図面には示していないが、本発明のレバー防塵構造は、主変速レバー27と、耕深設定レバー28とが壁体35を挿通する部位にも備えられている。
〔実施形態の作用・効果〕
このような構成から、車体の下方からの塵埃や騒音が壁体35のレバー挿通孔Sの部位に達した場合にも、レバー挿通孔Sを塞ぐ防塵体39により塵埃や騒音の運転部Bへの侵入が阻止される。また、防塵体39は操作レバーLが操作された場合には防塵体39は操作レバーLと一体的に移動するものであるが、このように移動した際にも防塵体39はレバー挿通孔Sを塞ぐに充分なサイズに設定され、案内体40によって壁体35からの浮き上がり(壁体35から離間する方向への変位)が規制されているので、防塵体39は壁体35の上面に密接する状態を維持し、良好な防塵効果を奏するのである。
また、複数の防塵体39を隣接する位置関係で並列的に配置し、この並列的な位置関係を維持するように単一の案内体40を備えることにより部品点数の増大を抑制し、コストの上昇を抑制している。特に、単一の案内体40が複数の防塵体39の壁体35からの離間(浮き上がり)を規制すると同時に、複数の防塵体39の離間方向への変位を規制しているので、壁体35と防塵体39とを密接させると同時に、複数の防塵体39同士の間に大きい隙間が形成される不都合を阻止して高い防塵効果を奏する。これにより、キャビンC内の空調空気の密閉度を向上させることができ、エアコンディショナー17によるキャビンC内の冷暖房を効率良く行うことができる。
特に、操作レバーLは、軸芯Xに近い位置ほど揺動作動量が小さい。従って、レバー防塵構造を、壁体35から離間した位置のレバーガイド38より下方で軸芯Xに近い位置の壁体35の部位に備えることにより、例えば、このレバー防塵構造をレバーガイド38の部位に備えたものと比較して、レバー防塵構造の小型化を実現している。
〔別実施の形態〕
(1)本発明のレバー防塵構造は、壁体35の下面側に防塵体39と案内体40とを備えるものでも良い。特に、このレバー防塵構造を壁体35の上面側と下面側との両面に備えても良く、このように構成することにより一層良好な防塵性能を現出する。
(2)一対の縦壁部40Dに代えて、案内体40の片側部分に2本のピンを防塵体39に沿って設け、案内体40の反対側部分に2本のピンを防塵体39に沿って設けても良い。この場合、片側の2本のピンが一対の外規制部の一方となり、反対側のピンが一対の外規制部の他方となる。
本発明は、トラクタに限らず複数の操作レバーが隣接配置された作業車の車体において防塵を必要とする部位に利用することができる。
35 壁体
38 レバーガイド
39 防塵体
39S スリット
40 案内体
40B 規制部
40D 外規制部(縦壁部)
L 操作レバー
S レバー挿通孔
X 軸芯

Claims (4)

  1. 直線状のレバー挿通孔に沿って操作自在に挿通する操作レバーを備え、前記操作レバーが貫通して前記操作レバーとともに移動する防塵体が前記レバー挿通孔を塞ぐ位置に備えられている作業車のレバー防塵構造であって、
    複数の前記レバー挿通孔が、平行姿勢で隣接する位置関係で平板状の壁体に形成され、この複数の前記レバー挿通孔毎に前記防塵体が互いに隣接する位置関係で且つ前記操作レバーの操作により前記レバー挿通孔に沿って移動可能に備えられると共に、この複数の前記防塵体の前記壁体からの離間方向への変位を規制する規制部と、複数の前記防塵体を隣接方向で外側から挟み込む位置に配置される一対の外規制部とを有する単一の案内体で複数の前記防塵体を覆ったことを特徴とする作業車のレバー防塵構造。
  2. 前記防塵体が、可撓性の素材で構成されると共に、この防塵体に形成したスリットに前記操作レバーが挿通されている請求項1記載の作業車のレバー防塵構造。
  3. 前記操作レバーのグリップ側の端部が挿通するレバーガイドを、前記壁体から離間した位置に備え、前記防塵体が前記壁体の上面又は下面にスライド移動自在に載置されている請求項1又は2記載の作業車のレバー防塵構造。
  4. 複数の前記操作レバーの少なくとも1つが、軸芯を中心として揺動自在に支持され、前記防塵体が前記壁体に沿って直線的に移動自在に支持されると共に、中立位置にある前記操作レバーと前記防塵体の表面とが垂直姿勢に設定されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業車のレバー防塵構造。
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