JPH04317875A - トラクタのコントロールパネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、トラクタの操縦席囲
りに設けるコントロールパネルに関し、簡潔な構成とす
る。

【０００２】

【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】左右
の後車輪上を覆うフェンダー上面に操作具を配するコン
トロールパネルを設ける技術は既に知られているが（特
開平３−７６８３号）、このようなフェンダー上面にコ
ントロールパネルを設ける形態では、フェンダーの窪み
形成をあまり深くでき難いために、コントロールパネル
をこのフェンダー上面に突出させると、コントロールパ
ネルを配しない操縦席後部が低くなって、段差を生じ、
トラクタ作業のように後側に向いて、乃至後進しながら
作業をする場合が多い作業形態では、操縦の行い難いこ
とがある。

【０００３】

【課題を解決するための手段】この発明は、車体１の上
側を覆って左右両側の後車輪２上のフェンダー３，４に
亘り操縦席５を囲むようにバケット状に形成されたシー
トフロア６において、この操縦席５両側部の該フェンダ
ー３，４上面に突出して覆うと共に操作具を配するサイ
ドパネル８，９の後端部間を、ほぼ同高のリアパネル７
で連結してなるトラクタのコントロールパネルの構成と
する。

【０００４】

【作用、及び発明の効果】操縦者が操縦席５に座って操
縦するとき、左右のサイドパネル８，９上に配する操作
具を操作しながら運転する。このとき左右両側のサイド
パネル８，９はもとより、後側部のリアパネル７も上面
が一連に連続して同一曲面に形成されるものであるから
、これらサイドパネル８，９及びリアパネル７に亘って
片手を受けさせながら後向きの姿勢で操縦する操作が行
い易い。しかも、左右のサイドパネル８，９間がフェン
ダー３，４よりも突出されて形成されるために、フェン
ダー３の高さをできるだけ低くして、操縦席５囲りを広
くし、操作姿勢の自由度を制限しないようにすることが
でき、リアパネル７による連結によってサイドパネル８
，９やフェンダー３，４等の安定を図ることができる。

【０００５】

【実施例】トラクタ車体１は、前部のエンジン９、クラ
ッチハウジング１０、後部のミッションケース１１等か
らなり、ステアリングハンドル１２によって操向自在の
前車輪１３、及び後車輪２を、エンジン９の駆動によっ
て伝動して走行しうる四輪駆動走行形態としている。

【０００６】車体１後部の操縦席５下には、前側をステ
ップ１４に連結して開放し、左右両側部をフェンダー３
，４に連結し、後側部をリアフェンダー１５へ向けて立
上らせたバケット状のシートフロア６を支持し、又、該
ステップ１４の前端にはダッシュボード１６と連接させ
ている。１７はボンネットである。前記ダッシュボード
１６から左右フェンダー３，４、及びリアフェンダー１
５部に亘る操縦席５上を覆うキャビン１８を搭載してい
る。キャビン１８の前後には窓ガラス１９，２０を設け
、左右にはドアガラス２１を有するドア２２をヒンジ２
３により開閉自在に設けている。

【０００７】車体１上には、前後方向に亘り防振ブーム
等を介して取付支持される縦フレーム２４が設けられ、
後端部は横フレーム２５で操縦席５の後方で連結される
。前記シートフロア６及び左右フェンダー３，４等は、
この縦フレーム２４や横フレーム２５等に取付けられる
。シートフロア６は、これら左右のフェンダー３，４等
によって全体としてバケット状に構成されている。 又、これらフェンダー３，４とシートフロア６とは一体
成形とするもよい。該横フレーム２５にはリアフェンダ
ー１５を取付けて、左右フェンダー３，４の後端部間を
このリアフェンダー１５で連結している。

【０００８】フェンダー３，４は、操縦席５側に対向す
る部分を若干窪ませて、フェンダー３，４の幅方向中央
部から内側部上を覆うようにサイドパネル８，９を取付
ける。このサイドパネル８，９は、フェンダー３，４の
上面よりも高く突出形成し、フェンダー３，４の前後弧
状曲面にほぼ沿わせた形態に構成している。リアフェン
ダ１５上には、リアパネル７が該左右フェンダー３，４
間を連結する形態に設けられる。横フレーム２５に取付
けられたサイドパネル８の後端部に、フック穴２６を形
成し、リアパネル７の左右端部に取付けたフック２７を
、このフック穴２６に嵌合させて、このリアパネル７の
一部をシートフロア６やサイドパネル８，９等にボルト
２８，２９で絞付けて取付ける。このサイドパネル８，
９とリアパネル７の上面はほぼ同一面に連続して形成さ
れ、全体としてできるだけ緩やかな曲面に形成する。３
９はフェンダー３，４に取付ける取手である。

【０００９】進行方向に向って左側のフェンダー３上に
取付けるサイドパネル８には、主変速レバー３０、副変
速レバー３１、及び動力取出変速レバー３２等を案内す
るレバーガイドを設けている。又、右側のフェンダー４
には、前部にリフトアーム３３の昇降を行わせるポジシ
ョンレバー３４を案内させるレバーガイドを設け、後部
には、開閉自在のコントロールカバー３５で覆われるコ
ントロールケース３６を設け、各種のダイヤル３７やス
イッチレバー３８等を設けている。ダイヤル３７は、ト
ラクタ作業において、例えば作業機の上げ位置を調節し
たり、ローリング角を調節したり、水平制御の切替を行
ったり、水平を手動調節で行わせたりするためのもので
あり、又、スイッチレバー３８は、例えば、車体１の後
退時に作業機を上昇させたり、ロアリンクの取付幅を変
えることによってローリング制御の補正を行わせたり、
各種センサや出力系チェックを行わせたり、作業機の下
降接地位置近くでの下降速度を緩くするように切替えた
りするためのものである。

【００１０】このようなコントロールケース３６は、水
平に近い水平面４０が操縦席５寄りに形成され、又この
水平面４０の外側に連続して上側へ傾斜する傾斜面４１
が形成され、ダイヤル３６はこの水平面４０に配設され
、スイッチレバー３８は傾斜面４１に配設される。４２
はコントロールボックスで、コントロールケース３６と
フェンダー４との間の間隔部に取付けられている。

【００１１】該主変速レバー３０、副変速レバー３１、
及び動力取出変速レバー３２等は、ミッションケース１
１からシートフロア６のレバー穴を通して、上方のサイ
ドパネル８のレバーガイドから突出するものである。 又、コントロールケース３６又はコントロールボックス
４２と、各種センサや出力部等の間のハーネス４３は、
シートフロア６のハーネス穴を通して連結される。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例を示す。

【図１】一部の斜面図。

【図２】その正断面図。

【図３】一部の側断面図。

【図４】その分解斜面図。

【図５】一部の平面図。

【図６】その側断面図。

【図７】その一部の正断面図。

【図８】その一部の平面図。

【図９】トラクタ全体の側面図。

【符号の説明】

１　　　　車体 ２　　　　後車輪 ３　　　　フェンダー ４　　　　フェンダー ５　　　　操縦席 ６　　　　シートフロア ７　　　　リアパネル ８　　　　サイドパネル ９　　　　サイドパネル

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　車体１の上側を覆って左右両側の後車
   輪２上のフェンダー３，４に亘り操縦席５を囲むように
   バケット状に形成されたシートフロア６において、この
   操縦席５両側部の該フェンダー３，４上面に突出して覆
   うと共に操作具を配するサイドパネル８，９の後端部間
   を、ほぼ同高のリアパネル７で連結してなるトラクタの
   コントロールパネル。