JP5312010B2 - 空調管理装置 - Google Patents
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Description
例えば、一般的な空調機器に用いられる組み込み機器用のCPUでは処理性能が低いため、従来の算出方法の導入は困難である。
図1はこの発明の実施の形態1に係る空調管理装置の構成を示すブロック図である。
図1において、空調管理装置100は、複数の空調機の動作を統合的に制御するものである。また、空調管理装置100は、空調機の動作を使用者が操作するためのユーザーインターフェースを兼ねるものである。
また、各室外機20は、空調機としての複数の室内機30と、専用通信線又はLANで接続されている。空調管理装置100と各室内機30との間は、室外機20を介して、信号交換が可能となっている。
空調管理装置100は、少なくとも、各室内機30及び各室外機20の運転開始及び停止を制御する信号を、各室内機30及び各室外機20に送信することが可能である。
また、各室内機30及び各室外機20は、それぞれ自身の運転状態を空調管理装置100に送信することが可能である。
各室内機30は、少なくとも室内温度の情報を空調管理装置100に送信することが可能である。
起動時刻算出部1、空調機管理部3、LAN通信管理部5は、これらの機能を実現する回路デバイスなどのハードウェアで実現することもできるし、マイコンやCPUなどの演算装置上で実行されるソフトウェアとして実現することもできる。
データ管理部2は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置で構成することができる。
通信管理部4は、LANインターフェースなどのネットワークインターフェースにより構成することができる。
また、遠隔監視装置(図示せず)などを有線又は無線により接続し、使用者からの操作情報や各空調機器の運転情報等を入出力するようにしても良い。
この起動時刻算出部1は、室内温度変化率算出部6、室内温度変化率補正部7、計算処理部8、及び近接機器検出部9を備えている。
この起動時刻の算出は、室内温度変化率、室内温度、設定温度、設定時刻、近接する室内機30の吸入温度等から算出する。詳細については後述する。
このデータ管理部2は、運転データ記憶部10、及び近接機器データ記憶部11を備えている。
この通信管理部4は、空調機管理部3からの情報を空調管理装置100に接続された空調機器に伝達する。また空調機器等からの情報を受け取り空調機管理部3へ伝達する。
また、設定温度としては、使用者からの操作により任意の温度が設定される。
以下の説明においては、このような設定情報(スケジュール情報)が、予め運転データ記憶部10に保存された状態として説明する。
つまり、毎日所定の時刻に運転するスケジュールの場合には、今回運転は当日の運転であり、前回運転は前日の運転であり、次回運転は翌日の運転である。
空調管理装置100は、今回運転より前に、制御対象となる空調機器、即ち、起動時刻を求めて運転を開始させる室内機30(以下「対象室内機30a」という。)の、運転による単位時間当たりの室内温度の変化率(以下「基準室内温度変化率αbase」という。)を求める。
次に、今回運転における対象室内機30aの起動時刻を、基準室内温度変化率αbaseを用いて算出する。また、今回運転の実際の運転データに基づき、基準室内温度変化率αbaseを補正する。
そして、次回運転時に起動時刻を算出する際、補正された基準室内温度変化率αbaseを用いて起動時刻を算出する。
なお、以下の説明においては、1台の室内機30を制御する場合の動作について説明するが、複数の室内機30を運転させる場合には、それぞれの室内機30について同様の動作を行う。
まず、起動時刻算出部1の室内温度変化率算出部6は、対象室内機30aの初回起動時、当該対象室内機30aの基準室内温度変化率αbaseを算出する。
そして、室内温度変化率算出部6は、算出した基準室内温度変化率αbaseをデータ管理部2の運転データ記憶部10へ記憶させる。
例えば、図3(a)に示すように、対象室内機30aの運転により、室内温度が設定温度に達した場合、安定時間は、運転開始から設定温度に達するまでの時間となり、温度差ΔT0は、運転開始時の室内温度と設定温度との差となる。
また、図3(b)に示すように、対象室内機30aの運転により、室内温度が設定温度に達しない場合、安定時間は、運転開始から室内温度が安定した温度に達するまでの時間とし、温度差ΔT0は、運転開始時の室内温度と当該安定した温度との差となる。
なお、この所定時間は固定ではなく可変でも良く、例えば使用者の操作により任意に設定できるようにしても良い。また、室内機30ごとに設定できるようにしても良い。
図4はこの発明の実施の形態1に係る起動時刻の算出動作を説明する図である。
起動時刻算出部1の計算処理部8は、図4に示すように、設定時刻より所定時間前(例えば30分前)に、対象室内機30aの起動時刻(運転開始時刻)の算出動作を開始する。以下、この算出動作を開始する時刻を「算出時刻ton」という。
まず、計算処理部8は、算出時刻ton時における室内温度と設定温度との温度差ΔTを算出する。
そして、計算処理部8は、運転データ記憶部10に記憶された基準室内温度変化率αbaseを用いて、予測安定時間Δtimeを、次の式(2)により算出する。
よって、対象室内機30aの運転を開始させる起動時刻は、次の式(3)により求まる。
空調機管理部3は、上記式(3)により算出された起動時刻に、対象室内機30aの運転を開始させる。
このとき、室温センサー31により室内温度を逐次検出して、設定温度に達した時刻を検出する。
例えば、図4の実線で示すように、設定時間より前に室内温度が設定温度に達する場合や、設定時間の後に室内温度が設定温度に達する場合(図示せず)がある。
このような他の室内機30の影響を考慮した基準室内温度変化率αbaseの補正処理について次に説明する。
起動時刻算出部1の室内温度変化率補正部7は、近接機器検出部9により検出された近接室内機(後述)と、運転データ記憶部10に記憶された運転データとに基づいて、基準室内温度変化率αbaseを補正する。
このような基準室内温度変化率αbaseの補正処理動作の詳細を、図5に基づいて詳述する。
まず、起動時刻算出部1の室内温度変化率算出部6は、運転データ記憶部10に記憶された、今回運転の運転データから安定時間の実績値を検出する。
室内温度変化率算出部6は、室内温度変化率実績αactを、次の式(4)により算出する。そして、室内温度変化率算出部6は、算出した室内温度変化率実績αactを、運転データ記憶部10に保存する。
次に、起動時刻算出部1の室内温度変化率補正部7は、今回運転の予測安定時間Δtimeと、安定時間の実績値との差が、所定時間tgapよりも大きいか否かを判断する。
なお、tgapは室内機30ごとに異なった値を設定するようにしても良く、また、可変可能としても良い。
近接機器検出部9は、運転データ記憶部10に保存された室内機30の座標データから、当該対象室内機30aから他の室内機30までの距離を計測し、対象室内機30aと近い複数台の室内機30を近接室内機30bとして検知する。
図6(a)の例では、対象室内機30a−1との距離が近い室内機30b−2〜30b−5を近接室内機30bとして検知する。
また、図6の例では、距離のみで判定しているが、他の場所と隔離された個室に設置されている場合は、距離が近い場合でも選択しないようにしても良い。
また、空調管理装置100は、各室内機30を識別するために何らかの識別番号を付けて管理している。このため、対象室内機30aの識別番号付近の室内機を、近接室内機30bとして認識するようにしても良い。例えば、番号1〜番号10までの室内機30が設置されている場合、番号5の室内機の近接室内機は、番号3、番号4、番号6、番号7である。
次に、近接機器検出部9は、検出した近接室内機30bのうち、対象室内機30aの室内温度変化率に与える影響が、最も大きいと考えられる室内機30(以下、「代表近接室内機」という。)を選択する。
以下、代表近接室内機の選択動作について、冷房運転時と暖房運転時とに分けて説明する。
冷房運転の際、設定時刻よりもtgap以上先行して安定に達した場合、次の条件に基づいて影響の大きな代表近接室内機を選択する。
なお、条件式のTneは、例えば2℃とする。なお、条件式のTneは可変でも良く、手動で設定可能でも良い。
(b)今回運転の起動時刻時に[対象室内機30aの室内温度]−Tne>[近接室内機30bの室内温度]の条件下を満たす近接室内機30bのうち、(b)の温度差が最も大きいものを代表近接室内機とする。
(c)前回運転の起動時刻時に[対象室内機30aの室内温度]−Tne>[近接室内機30bの室内温度]かつ、
(d)今回運転の起動時刻時に[対象室内機30aの室内温度]−Tne<[近接室内機30bの室内温度]の条件下を満たす近接室内機30bのうち、(d)の温度差が最も大きいものを代表近接室内機とする。
暖房運転の際、設定時刻よりもtgap以上先行して安定に達した場合、次の条件に基づいて影響の大きな近接室内機30bを選択する。
なお、条件式のTneは、例えば2℃とする。なお、条件式のTneは可変でも良く、手動で設定可能でも良い。
(f)今回運転の起動時刻時に[対象室内機30aの室内温度]+Tne<[近接室内機30bの室内温度]の条件を満たす近接室内機30bのうち、(f)の温度差が最も大きいものを代表近接室内機とする。
(h)今回運転の起動時刻時に[対象室内機30aの室内温度]+Tne>[近接室内機30bの室内温度]の条件を満たす近接室内機30bのうち、(h)の温度差が最も大きいものを代表近接室内機とする。
なお、検知した近接室内機30bを影響力の高い順に重み付けを行って、起動時刻の算出を行っても良い。
次に、室内温度変化率補正部7は、上記ステップS45により、代表近接室内機が選択されたか否かを判断する。
上記ステップS45の全ての条件に当てはまらず、代表近接室内機が検出されない場合、室内温度変化率補正部7は、ステップS42で算出された室内温度変化率実績αactを、新たな基準室内温度変化率αbaseとして、運転データ記憶部10に記憶させる。
一方、上記ステップS45で代表近接室内機が検出された場合、室内温度変化率補正部7は、この代表近接室内機の運転データを利用して、基準室内温度変化率αbaseを補正するための補正係数βを求める。
室内温度変化率補正部7は、算出した補正係数βを用いて、基準室内温度変化率αbaseを、次の式(6)により補正する。
再び図2において、空調機管理部3は、予め使用者等により設定された運転停止時刻を経過したとき、又は使用者からの操作等により、運転中の室内機30及び室外機20等の運転を停止させる。
そして、起動時刻算出部1は、スケジュール設定に基づき、次回運転の算出時刻tonまで待機する。
起動時刻算出部1の計算処理部8は、次回運転の算出時刻tonに、近接室内機30bの影響を考慮した起動時刻の算出を行う。
計算処理部8は、次回運転の算出時刻ton時における室内温度と設定温度との温度差ΔTを算出する。
計算処理部8は、上記補正処理(S4)で補正又は更新された基準室内温度変化率αbaseを用いて、起動時刻を求める。
例えば、算出した起動時刻が、ton+tover(分)以上遅延した場合、遅延した対象室内機30aのtonを、tpl増加させる。このtover、tplは使用者が設定できるものとする。
図8においては、設定時刻(使用開始時刻)を毎日所定時刻とするスケジュール運転した場合の安定時間を示している。
また、「安定時間実績」として、対象室内機30aが起動してから実際に設定温度に達するまでの時間を示す。「予測(補正)」として、本実施の形態1における動作により算出した起動時刻から設定時刻までの時間を示す。さらに、「予測(3回平均)」として、室内温度変化率の過去3日間の平均値を利用して算出した起動時刻から設定時刻までの時間を示す。
図8に示すように、安定時間実績と予測(補正)との差の絶対値の総和は、予測(3回平均)と比べて半減したという改善効果が得られた。
本実施の形態1による動作は、変数の初期値を導入する際に演算を行う必要があるものの、日単位の計算は数回の比較と単純な四則演算のみで起動時刻を算出することができる。
従来の技術(例えば特許文献1及び2等)では、多数のデータを処理するために数十日分の繰り返し演算を行っており、本実施の形態1と同等の誤差での起動時刻を求めるとなると、演算を数十回ほど繰り返さなければならない。そのため、本実施の形態1では従来技術のものと比較し計算量が半分以下となっている。
また、ビル等の建物の使用開始時刻に、使用者が設定した室内温度にすることができるため、建物の使用者が快適に感じる環境を実現することができる。よって、使用者の作業効率の向上を図ることができる。
このため、処理能力の低い演算装置(CPU)を用いる場合であっても、起動時刻の演算を比較的速く処理することができる。よって、一般的な空調管理装置100に利用されている処理能力の低いCPUを用いた機器への導入が可能となる。
本実施の形態2では、実施の形態1の動作に加え、算出時刻tonから起動時刻までの室内温度の変動を考慮した起動時刻の算出を行う。
本実施の形態2における空調管理装置100の構成は、上記実施の形態1と同様である。なお、実施の形態1と同一の構成には同一の符号を付する。
図9に示すように、算出時刻tonから起動時刻までの間に、室内温度が変動する場合がある。そこで、計算処理部8は、算出時刻tonから当該起動時刻までの間における、単位時間当たりの室内温度の変化率(以下「温度上昇率γ」という。)の実績値を求め、対象室内機30aの次回の起動時刻を求める際、この温度上昇率γの実績値を用いて、使用開始時刻に設定温度となる対象室内機30aの起動時刻を求める。
なお、図10において、上記実施の形態1(図2)と同様の動作については、同一のステップ番号を付する。
上記実施の形態1と同様に、初回起動時に基準室内温度変化率αbaseの算出を行い、起動時刻を算出する。
次に、計算処理部8は、温度上昇率γ(℃/min)を求める。
この温度上昇率γは、算出時刻tonから起動時刻までの間における、単位時間当たりの室内温度の変化率を表すものであり、次の式(10)で定義する。
上記実施の形態1と同様に、対象室内機30aの運転を開始させ、基準室内温度変化率αbaseの補正処理をして、対象室内機30aの運転を終了させる。
次に、計算処理部8は、次回運転の算出時刻tonに、温度変化と近接室内機30bの影響とを考慮した起動時刻の算出を行う。
計算処理部8は、次回運転の算出時刻ton時における室内温度と設定温度との温度差ΔTを算出する。
計算処理部8は、上記補正処理(S4)で補正又は更新された基準室内温度変化率αbaseと、温度上昇率γとを用いて、起動時刻を求める。
=(ΔT+ton×γ)/(αbase+γ) …(12)
このため、算出時刻tonから起動時刻までに室内温度が変化する場合であっても、算出した起動時刻から設定時刻までの時間と、実際に対象室内機30aを起動して設定温度に達するまでの時間(安定時間)との誤差を、より少なくすることができる。
このような動作により、個室など近接室内機30bがない場面でも、誤差の少ない予測安定時間の算出が可能となり、エネルギー効率の良い運転、快適な室内環境の実現ができる。
これらの利用した値は、実測データより相関係数を計算した場合においても、約0.3〜0.6と高い値を示したことから、温度変化に与える影響は高いといえる。
よって、これらの値を用いて起動時刻を算出することにより、簡易な計算によって、誤差の少ない予測安定時間の算出が可能となる。
Claims (7)
- 複数の空調機の動作を制御する空調管理装置であって、
前記空調機毎に検出された室内温度の情報を取得する空調機管理部と、
少なくとも、前記空調機の運転による単位時間当たりの室内温度の変化率である室内温度変化率、並びに設定温度及び使用開始時刻の情報が記憶されるデータ管理部と、
少なくとも前記室内温度変化率及び前記室内温度に基づき、前記使用開始時刻に前記設定温度となるように前記空調機の起動時刻を求める起動時刻算出部と
を備え、
前記起動時刻算出部は、
前記複数の空調機のうち起動時刻を求める対象となる対象空調機の運転実績に基づき、当該対象空調機の室内温度変化率の実績値を求める室内温度変化率算出部と、
前記対象空調機以外の空調機のうち、前記対象空調機の室内温度変化率に与える影響が最も大きい空調機を、代表近接空調機として選択する近接機器検出部と、
前記対象空調機と前記代表近接空調機との室内温度の温度差、及び前記対象空調機の室内温度変化率の実績値に基づき、前記対象空調機の室内温度変化率を補正する室内温度変化率補正部と、
補正された前記室内温度変化率を用いて、前記対象空調機の次回の起動時刻を求める計算処理部と
を備えたことを特徴とする空調管理装置。 - 前記近接機器検出部は、
前記対象空調機が起動される度に、前記対象空調機の室内温度と前記対象空調機以外の空調機の室内温度との温度差を求め、
前記対象空調機以外の空調機のうち、前回運転時における前記温度差が所定の範囲内であって、且つ、今回運転時における前記温度差が最も大きい空調機を前記代表近接空調機として選択する
ことを特徴とする請求項1記載の空調管理装置。 - 前記室内温度変化率算出部は、
前記対象空調機が起動される度に、当該対象空調機の室内温度変化率の実績値を求め、
前記室内温度変化率補正部は、
前記対象空調機が起動される度に、前記対象空調機の室内温度と前記代表近接空調機の室内温度との温度差を求め、
過去の運転時と今回運転時とにおける前記温度差の変化量に対する、過去の運転時と今回運転時とにおける前記室内温度変化率の実績値の変化量の割合を、補正係数として求め、
次回の起動時刻を求める際における前記対象空調機と前記代表近接空調機との温度差と、前記補正係数とに基づき、前記対象空調機の室内温度変化率を補正する
ことを特徴とする請求項1又は2記載の空調管理装置。 - 前記室内温度変化率補正部は、
前記対象空調機の室内温度が前記設定温度に達した時刻と、前記使用開始時刻との差が所定時間以上であるとき、当該対象空調機の室内温度変化率を補正する
ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の空調管理装置。 - 前記計算処理部は、
前記起動時刻を求める時刻から当該起動時刻までの間における、単位時間当たりの室内温度の変化率である温度上昇率の実績値を求め、
前記対象空調機の次回の起動時刻を求める際、前記温度上昇率の実績値、当該対象空調機の室内温度、及び補正された前記室内温度変化率に基づき、前記使用開始時刻に前記設定温度となる前記対象空調機の起動時刻を求める
ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の空調管理装置。 - 前記室内温度変化率算出部は、
前記空調機の運転モードに応じて、前記室内温度変化率を複数求める
ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の空調管理装置。 - 前記計算処理部は、
前記使用開始時刻より所定時間前の算出時刻に、前記対象空調機の起動時刻を求め、
当該起動時刻が前記算出時刻より前の時刻であった場合、次回の起動時刻を求める際、前記所定時間を増加させる
ことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の空調管理装置。
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