JP5311673B2 - Mek阻害剤の使用方法 - Google Patents

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Description

(発明の分野)
本発明は、抗癌剤と組合せて、プロテインキナーゼ酵素活性、および(増殖、分化、プログラムされた細胞死滅、移動、化学侵入および代謝などの)細胞活性の得られた変調を阻害する化合物で癌を治療する方法に関する。
(先行技術)
癌、代謝性疾患、および炎症性疾患などの種々の病状を治療するのに用いられる剤の特異性の改善は、もしこれらの剤の投与に関連する副作用を低下させることができれば、実現されるであろう治療的利益のためかなり興味深いものである。常套的には、癌の治療における劇的な改善は、新規なメカニズムを通じて作用する治療剤の同定に関連する。
プロテインキナーゼは、蛋白質のチロシン、セリンおよびスレオニン残基のヒドロキシ基において蛋白質のリン酸化を触媒する酵素である。ヒトゲノムのキナーゼ相補体は518の推定プロテインキナーゼ遺伝子を含有する(非特許文献1)。この活性の結果は細胞分化、増殖、転写、翻訳、代謝、細胞周期進行、アポトーシス、代謝、細胞骨格再編成および移動に対する効果を含み;すなわち、プロテインキナーゼは真核生物細胞においてシグナル変換の大部分を媒介する。さらに、異常なプロテインキナーゼ活性は乾癬などの比較的生命を脅かさない疾患から癌の範囲の疾患の宿主に関連付けられてきた、染色体マッピングは、200を超えるキナーゼが癌、炎症および代謝性疾患を含めた疾患遺伝子座にマッピングされることを明らかとした。
チロシンキナーゼは受容体タイプまたは非受容体タイプとしてカテゴリー分けすることができる。受容体タイプのチロシンキナーゼは細胞外、膜貫通および細胞内部分を有するが、非受容体タイプのチロシンキナーゼは全部が細胞内である。
受容体タイプのチロシンキナーゼは多様な生物学的活性を持つ多数の膜貫通受容体よりなる。事実、受容体タイプのチロシンキナーゼの約20の異なるサブファミリーが同定されている。HERサブファミリーと呼ばれる1つのチロシンキナーゼはEGFR(HER1)、HER2、HER3、およびHER4から構成される。今までに同定された受容体のこのサブファミリーのリガンドは上皮細胞成長因子、TGR−アルファ、アンフィレグリン、HB−EGF、ベタセルリンおよびヘレグリンを含む。これらの受容体タイプのチロシンキナーゼの別のサブファミリーはインスリンサブファミリーであり、これはINS−R、IGF−IR、およびIR−Rを含む。PDGFサブファミリーはPDGFアルファおよびベータ受容体、CSFIR、c−kitおよびFLK−IIを含む。従って、FLKファミリーがあり、これはキナーゼインサートドメイン受容体(KDR)、胎児肝臓キナーゼ−1(FLK−1)、胎児肝臓キナーゼ−4(FLK−4)およびfms−様チロシンキナーゼ−1(Flt−1)から構成される。PDGFおよびFLKファミリーは、通常、2つの群の同様性のため一緒に考えられる。受容体タイプチロシンキナーゼの詳細な議論については、ここ参照により組み込まれる、非特許文献2を参照のこと。
チロシンキナーゼの非受容体タイプもまた、Src、Frk、Btk、Csk、Abl、Syk/Zap70、Fes/Fps、Fak、Jak、およびAckを含めた多数のサブファミリーから構成される。これらのサブファミリーの各々は、さらに、種々の受容体に細分される。例えば、Srcサブファミリーは最大のものの1つであり、Src、Yes、Fyn、Lyn、Lck、Blk、Hck、Fgr、およびYrkを含む。酵素のSrcサブファミリーは腫瘍形成に関連している。チロシンキナーゼの非受容体タイプのより詳細な議論についてはここに参照により組み込まれる、非特許文献3を参照のこと。
セリン−スレオニンキナーゼは細胞内シグナル変換において重要な役割を演じており、STE、CKI、AGC、CAMK、およびCMGCなどの多数のファミリーを含む。重要なサブファミリーはMAPキナーゼ、p38、JNKおよびERKを含み、これは、マイトジェン、ストレス、炎症誘発および抗アポトーシス経路としてのそのような多様な刺激から得られるシグナル変換を変調する。MAPキナーゼサブファミリーのメンバーはp38、JNKイソ酵素およびRafを含めた治療的介入に対して標的化されている。
プロテインキナーゼおよびそれらのリガンドは種々の細胞活性において重要な役割を演じるため、プロテインキナーゼ酵素活性の脱制御は、癌に関連する制御されない細胞成長などの改変された細胞特性を導き得る。腫瘍学的兆候に加えて、改変されたキナーゼシグナリングは、免疫学的障害、代謝性疾患および心血管疾患、炎症性疾患、および変性疾患などの多数の他の病理学的疾患に関連付けられている。従って、受容体および非受容体プロテインキナーゼは小分子薬物の発見のための魅力的な標的である。
キナーゼ変調の治療的使用のための1つの特に魅力的な目標は、腫瘍学的適応症に関する。例えば、癌の治療のためのプロテインキナーゼ活性の変調は、慢性骨髄性白血病(CML)および胃腸間質癌の治療のための(Gleevec(登録商標))(Novartis Pharmaceutical Corporation of East Hanover,NJによって産生されたイマチニブメシレート)のFDA認可と共に成功裏に示されている。Gleevecは選択的Ab1キナーゼ阻害剤である。
腫瘍の成長および生存に必要な2つの鍵となる細胞プロセスである細胞増殖および血管形成の変調(特に阻害)(Matter A.Drug Disc Technol 2001 6,1005−1024)は、小分子薬物の開発のための魅力的な目標である。抗血管形成療法は、固体腫瘍、ならびに虚血性冠動脈病、糖尿病性網膜障害、乾癬、および慢性関節リウマチを含めた脱調節血管新生に関連した他の疾患の治療のための潜在的に重要なアプローチを表わす。同様に、細胞抗増殖剤は、腫瘍の増殖を遅らせ、または停止させるのに望ましい。
抗血管形成および抗増殖活性に関連する、小分子変調のための1つの特に魅力的な標的はMEKである。MEK1(MAPK/ERK Kinase)の阻害は、異常なERK/MAPK経路シグナリングに依存する腫瘍の成長を制御するのに有望な戦略である。(非特許文献4)。MEK−ERKシグナル変換カスケードは、成長因子、サイトカイン、およびホルモンに応答して細胞成長、増殖、分化およびアポトーシスを調節する保存された経路である。この経路は、ヒト腫瘍においてしばしばアップレギュレートされるか、または突然変異されるRasの下流で作動する。MEKはRas機能の重要なエフェクタであることが示されている。ERK/MAPK経路が全ての腫瘍の30%においてアップレギュレートされており、K−RasおよびB−Rafにおける腫瘍形成活性化突然変異は、各々、全ての癌の22%および18%において同定されている(Allenら、2003;Bamford S,2004;Daviesら、2002;Malumbres and Barbacid,2003)。悪性黒色腫の66%(B−Raf)、膵臓癌の60%(K−Ras)および4%(B−Raf)、結腸直腸癌の50%(結腸、特に、K−Ras:30%,B−Raf:15%)、肺癌の20%(K−Ras)、27%(B−Raf)乳頭および脱分化甲状腺癌、および子宮内膜癌の10〜20%(B−Raf)を含めたヒト癌の大部分は活性化RasおよびRaf突然変異を保有する。ERK/MAPK経路を阻害することによって治療することができる他の癌は腎臓癌(非特許文献5)、乳癌(非特許文献6)、多数のミエローマ(非特許文献7)、卵巣癌(非特許文献8)、およびAML(非特許文献9)を阻害することによって治療することができる他の癌。
ERK経路の阻害、特に、MEKキナーゼ活性の阻害は、結果として、大部分が細胞−細胞接触および移動性の低下ならびに血管内皮成長因子(VEGF)発現のダウンレギュレーションに起因する抗代謝および抗血管形成効果をもたらす。さらに、支配的な陰性MEKまたはERKの発現は、細胞培養において、およびインビボでのヒト腫瘍異種移植片の初代および代謝成長において見られる突然変異体Rasの形質転換能力を低下させた。従って、MEK−ERKシグナル変換経路は、治療的介入を標的とする適当な経路である。
異なる作用メカニズムでの組合せ治療は、しばしば、投与された単一の治療単独と比較して増強された抗腫瘍活性をもたらすことが確立されている。これは、化学療法の組合せ(例えば、非特許文献10)、ならびに抗体および化学療法の組合せ(例えば、非特許文献11)に当てはまる。
Manningら、Science,(2002),298,1912 Plowmanら(1994)DN&P7(6):334−339 Bolen(1993)Oncogene,8:2025−2031 Solitら、2006;Wellbrockら、2004 Rika Hoshino,ら、Oncologene 21 January 1999,Volume 18,Number 3,Pages 813−822 Santen RJ,ら、Steroid Biochem Mol Biol 2002,80239 Hu Lら、Blood 2003,101,3126 Nicosia SVら、Hematol Oncol Clin North Am 2003,17 927 Milella Mら、Curr Pharm Des 2005,11,2779 Kyrgiou M.ら、J Natl Cancer Inst 2006,98,1655 Pasetto LMら、Anticancer Res 2006,26,3973
(発明の要旨)
本発明の組成物は、異常なおよび/または調節されない細胞活性に関連する疾患を治療するのに用いられる。本明細書で提供される方法および組成物によって治療することができる病状は癌を含む。本発明は、1種以上の治療と組合せて式Iの化合物を投与することによってこれらの疾患を治療する方法を対象とする。
本発明は、例えば以下の項目を提供する。
(項目1)
治療有効量の式Iの化合物:
またはその医薬上許容される塩または溶媒和物を患者に投与する工程;あるいは治療有効量の式Iの化合物、および医薬上許容される担体、賦形剤、または希釈剤を、外科的処置、1種以上の化学療法剤、1種以上のホルモン療法、1種以上の抗体、低体温療法、放射性ヨウ素療法、および放射線から選択される1種以上の治療と組み合わせて含む医薬組成物を投与する工程を含む、癌を治療する方法であって、ここで、式Iの化合物は、A、X、R、R、R、R、R、R、およびRが群A、群B、群C、または群D:(群A:
Aは、所望により、R10、R12、R14、およびR16から選択される1、2、3または4個の基で置換されていてもよいアリーレンであり、ここで、R10、R12、R14、およびR16は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキル、−NHS(O)、−CN、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’および−NRC(O)R8’であり;
Xはアルキル、ハロ、ハロアルキル、またはハロアルコキシであり;
、R、R、R、R、およびRは、独立して、水素、ハロ、ニトロ、−NR8’、−OR、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’ −NRC(O)OR8’、NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり、ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、3、4、5、6または7個の基で置換され;あるいはRおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびR、RおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびR、ならびに、RおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびRのうちの1つは、C(O)またはC(=NOH)を形成し;
mは0、1、または2であり;
は水素、ハロまたはアルキルであり;
、R8’およびR8”は、独立して、水素、ヒドロキシ、所望により置換されていてもよいアルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルから選択され;ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、所望により、置換されていてもよいアルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アルケニルオキシカルボニル、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいシクロアルキルオキシカルボニル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールオキシ、所望により置換されていてもよいアリールオキシカルボニル、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいアリールアルキルオキシ、所望により置換されていてもよいアリールアルキルオキシカルボニル、ニトロ、シアノ、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、―S(O)31(ここで、nは、0、1または2であって、R31は所望により置換されていてもよいアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキルまたは所望により置換されていてもよいヘテロアリールである)、−NR34SO34a(ここで、R34は水素またはアルキルであって、R34aはアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルである)、−SONR3535a(ここで、R35は水素またはアルキルであって、R35aはアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルである)、−NR32C(O)R32a(ここで、R32は水素またはアルキルであって、R32aはアルキル、アルケニル、アルコキシ、またはシクロアルキルである)、−NR3030’(ここで、R30およびR30’は独立して水素、アルキル、またはヒドロキシアルキルである)、および−C(O)NR3333a(ここで、R33は水素またはアルキルであって、R33aはアルキル、アルケニル、アルキニル、またはシクロアルキルである)、から独立して選択された1、2、3、4または5個の基で置換されていてもよく;
はアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルであり;ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、およびジアルキルアミノから選択される1、2、3、4、または5個の基で置換されていてもよく;
25およびR25bは、独立して、水素、アルキル、アルケニル、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、または所望により置換されていてもよいアリールであり;
25aは水素、アルキル、またはアルケニルである;
群B:
Aは、所望により、R10、R12、R14、R16およびR19から選択される1、2、3、または4個の基で置換されていてもよいヘテロアリーレンであり、ここで、R10、R12、R14、およびR16は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、アルコキシ、シアノ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキル、アルキルスルホニルアミノ、アルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルケニルオキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、またはアルキルカルボニルアミノであり;ここで、R19は水素、アルキル、またはアルケニルであり;およびここで、各アルキルおよびアルケニルは、単独で、あるいはR10、R12、R14、R16およびR19内の別のの一部として、独立して、所望により、ハロ、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されていてもよく;
Xはアルキル、ハロ、ハロアルキル、またはハロアルコキシであり;
、R、R、R、R、およびRは、独立して水素、ハロ、ニトロ、−NR8’、−OR、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり、ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)NR8’8’’ −NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、3、4、5、6または7個の基で置換され;あるいはRおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびR、RおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびR、ならびに、RおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびRのうちの1つは、C(O)またはC(=NOH)を形成し;
mは1または2であり;
は水素、ハロ、またはアルキルであり;
、R8’およびR8”は、独立して、水素、ヒドロキシ、所望により置換されていてもよいアルコキシ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルから選択され、ここに、該アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、所望により置換されていてもよいアルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルキル、カルボキシ、カルボキシエステル、ニトロ、シアノ、―S(O)31(ここで、nは0、1または2であって、R31は、所望により置換されていてもよいアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、または所望により置換されていてもよいヘテロアリールである)、−NR36SO36a(ここで、R36は水素、アルキル、またはアルケニルであって、R36aはアルキル、アルケニル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキルまたは所望により置換されていてもよいヘテロアリール)、−SONR3737a(ここで、R37は水素、アルキル、またはアルケニルであって、R37aはアルキル、アルケニル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキルまたは所望により置換されていてもよいヘテロアリールである)、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいアリールオキシ、所望により置換されていてもよいアリールアルキルオキシ、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、−NHC(O)R32(ここで、R32は、アルキル、アルケニル、アルコキシ、またはシクロアルキルである)、および−NR3030’(ここで、R30およびR30’は、独立して、水素、アルキル、またはヒドロキシアルキルである)、および−C(O)NHR33(ここに、R33は、アルキル、アルケニル、アルキニル、またはシクロアルキルである)から独立して、選択される1、2、3、4、または5個の基で置換されていてもよい;
群C:
Aは
であり、ここで、R10は水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキル、−NHS(O)、−CN、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’および−NRC(O)R8’であり;
10aは、水素、アルキル、アルケニルであり;
は=CH−または=N−であり;
Xはアルキル、ハロ、ハロアルキル、またはハロアルコキシであり;
、R、R、R、R、およびRは、独立して、水素、ハロ、ニトロ、−NR8’、−OR、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり、ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)NR8’8’’ −NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、3、4、5、6または7個の基で置換されていてもよく;あるいはRおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびR、RおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびR、ならびに、RおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびRのうちの1つは、C(O)またはC(=NOH)を形成し;
mは1または2であり;
は水素、ハロまたはアルキルであり;
、R8’およびR8”は、独立して、水素、ヒドロキシ、所望により置換されていてもよいアルコキシ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、所望により置換されていてもよいアルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルキル、カルボキシ、カルボキシエステル、ニトロ、シアノ、−S(O)31(ここで、nは0、1または2であって、R31は所望により置換されていてもよいアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、または所望により置換されていてもよいヘテロアリールである)、−NR36SO36a(ここで、R36は水素、アルキル、またはアルケニルであって、R36aはアルキル、アルケニル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、または所望により置換されていてもよいヘテロアリールである)、−SONR3737a(ここで、R37は水素、アルキル、またはアルケニルであって、R37aはアルキル、アルケニル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、または所望により置換されていてもよいヘテロアリールである)、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいアリールオキシ、所望により置換されていてもよいアリールアルキルオキシ、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、−NHC(O)R32(ここで、R32はアルキル、アルケニル、アルコキシ、またはシクロアルキルである)、および−NR3030’(ここで、R30およびR30’は独立して、水素、アルキル、またはヒドロキシアルキルである)、および−C(O)NHR33(ここで、R33はアルキル、アルケニル、アルキニル、またはシクロアルキルである)から独立して選択される1、2、3、4、または5個の基で置換されていてもよく;あるいは
群D:
Aは
であり;
40およびR40aは独立して水素またはアルキルであり;
Xはアルキル、ハロ、ハロアルキル、またはハロアルコキシであり;
、R、R、R、R、およびRは、独立して、水素、ハロ、ニトロ、−NR8’、−OR、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり、ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)NR8’8’’ −NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、3、4、5、6または7個の基で置換されていてもよく;あるいはRおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびR、RおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびR、ならびに、RおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびRのうちの1つは、C(O)またはC(=NOH)を形成し;
mは1または2であり;
は水素、ハロまたはアルキルであり;
、R8’およびR8”は、独立して、水素、ヒドロキシ、所望により置換されていてもよいアルコキシ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、所望により置換されていてもよいアルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルキル、カルボキシ、カルボキシエステル、ニトロ、シアノ、―S(O)31(ここで、nは0、1、または2であって、R31は所望により置換されていてもよいアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、または所望により置換されていてもよいヘテロアリールである)、−NR36SO36a(ここで、R36は、水素、アルキル、またはアルケニルであって、R36aはアルキル、アルケニル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、または所望により置換されていてもよいヘテロアリールである)、−SONR3737a(ここで、R37は水素、アルキル、またはアルケニルであって、R37aはアルキル、アルケニル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、または所望により置換されていてもよいヘテロアリールである)、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいアリールオキシ、所望により置換されていてもよいアリールアルキルオキシ、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、−NHC(O)R32(ここで、R32はアルキル、アルケニル、アルコキシ、またはシクロアルキルである)、および−NR3030’(ここで、R30およびR30’は独立して水素、アルキル、またはヒドロキシアルキルである)、−C(O)NHR33(ここで、R33はアルキル、アルケニル、アルキニル、またはシクロアルキルである)から独立して選択される1、2、3、4、または5個の基で置換されていてもよい)
で定義される、方法。
(項目2)
前記癌が、黒色腫、結腸癌、直腸癌、膵臓癌、乳癌、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、乳頭甲状腺癌、退形成性甲状腺癌、子宮内膜癌、または卵巣癌である、項目1記載の方法。
(項目3)
患者に、治療有効量の式Iの化合物、またはその医薬上許容される塩または溶媒和物を投与する工程;あるいは治療有効量の式Iの化合物、および医薬上許容される担体、賦形剤、または希釈剤を、1種以上の化学治療剤と組合せて投与する工程を含む、癌を治療するための請求項1または2記載の方法。
(項目4)
1種以上の前記化学治療剤が、タキサン、プラチン、トポイソメラーゼ阻害剤、アルキル化剤、抗代謝産物、抗微小管剤、およびbcr−abl阻害剤から選択される、請求項3記載の方法。
(項目5)
1種以上の前記化学治療剤が、ラパマイシン、カルボプラチン、シスプラチン、オキサリプラチン、ゲムシタビン、ダカルバジン、トポテカン、イリノテカン、ソラフェニブ、パクタキタキセル、およびドセタキセルから選択される、項目3記載の方法。
(項目6)
1種以上の前記化学治療剤がAKT阻害剤である、項目3記載の方法。
(項目7)
1種以上の前記化学治療剤がcMET阻害剤である、項目3記載の方法。
(項目8)
1種以上の前記化学治療剤が
から選択される、項目3記載の方法。
(項目9)
1種以上の前記化学治療剤がEGFR阻害剤である、項目3記載の方法。
(項目10)
前記化学治療剤の一種が、ラパチニブ(Tykerb(登録商標))、ゲフィニチブ(Iressa(登録商標))、エルロチニブ(Tarceva(登録商標))、ザクティマ(ZD6474)、AEE788およびHKI−272、EKB−569、CI1033から選択される、項目3記載の方法。
(項目11)
前記化学治療剤の一種が
から選択される、項目3記載の方法。
(項目12)
前記化学治療剤の一種が、所望により、医薬上許容される塩、溶媒和物、または水和物としての、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン;N−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン;N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン;N−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンから選択される、項目3記載の方法。
(項目13)
前記化学治療剤の一種が、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、または、所望により、その医薬上許容される塩、溶媒和物または水和物である、項目3記載の方法。
(項目14)
前記化学治療剤の一種が
から選択される、項目3記載の方法。
(項目15)
1種以上の前記化学治療剤がErbB2阻害剤である、項目3記載の方法。
(項目16)
1種以上の前記化学治療剤がHSP90阻害剤である、項目3記載の方法。
(項目17)
1種以上の前記化学治療剤が17−AAG、17−DMAG、ゲルダナマイシン、5−2,4−ジヒドロキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(4−(モルホリノメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキサミド、6−クロロ−9−((4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル)−9H−プリン−2−アミンから選択される、項目3記載の方法。
(項目18)
1種以上の前記化学治療剤がIGF1R阻害剤である、項目3記載の方法。
(項目19)
1種以上の前記化学治療剤がVEGFR阻害剤である、項目3記載の方法。
(項目20)
1種以上の前記化学治療剤がRaf阻害剤である、項目3記載の方法。
(項目21)
前記化学治療剤の一種がソラフェニブである、項目3記載の方法。
(項目22)
前記化学治療剤の一種が
から選択される、項目3記載の方法。
(項目23)
1種以上の前記化学治療剤が、ラパマイシン、ラパマイシンアナログPI103、SF1126、およびBEZ235から選択される、項目3記載の方法。
(項目24)
1種以上の前記化学治療剤が、ラパマイシン、CCI−779、AP23573、RAD001、PI103、およびSF1126から選択される、項目3記載の方法。
(項目25)
1種以上の前記化学治療剤が、ラパマイシンである、項目3記載の方法。
(項目26)
1種以上の前記治療が放射線である、項目1または2記載の方法。
(項目27)
1種以上の前記治療が1種以上の抗体である、項目1または2記載の方法。
(項目28)
1種以上の前記抗体が、イマチニブ(すなわち、Gleevec(登録商標)、αIGF−1R A12 MoAb、IGF−1R 19D12、IGF−1R h7C10およびIGF−1R CP−751871、アレムツズマブ、ベバシズマブ(Avastin(登録商標)、セツキシマブ(Erbitux(登録商標)、ゲムツズマブ、ゲムツズマブオゾガマイシン、イブリツモマブ(チムキシセタン)、パニツムマブ、リツキシマブ、トシツモマブ、およびトラスツズマブ、(Herceptin(登録商標))から選択される、項目27記載の方法。
(項目29)
1種以上の前記治療が外科的処置である、項目1または2記載の方法。
(項目30)
1種以上のホルモン療法がタモキシフェンおよびアロマターゼ阻害剤から選択される、項目1または2記載の方法。
(項目31)
前記癌が悪性黒色腫であって、1種以上の前記治療が外科的処置、および1種以上の化学治療剤から選択される、項目1記載の方法。
(項目32)
1種以上の前記化学治療剤が、ソラフェニブ、パクリタキセル(Taxol(登録商標))、ドセタキセル(Taxotere(登録商標))ダカルバジン、ラパマイシン、イマチニブメシレート(Gleevec(登録商標))ソラフェニブ、およびカルボプラチンから選択される、項目31記載の方法。
(項目33)
前記癌が結腸または直腸癌であって、1種以上の前記治療が、外科的処置、放射線、1種以上の化学治療剤、および1種以上の抗体から選択される、項目1記載の方法。
(項目34)
化学治療剤の1以上がオキサリプラチン、5−フルオロウラシル、カペシタビン(Xeloda)、イリノテカン(Camptosar)、FOLFOX(フォリン酸、5−FU、オキサリプラチン)、およびロイコボリンから選択される項目33記載の方法。
(項目35)
1種以上の前記抗体がベバシズマブおよびセツキシマブから選択される項目33記載の方法。
(項目36)
前記癌が膵臓癌であって、1種以上の前記治療が外科的処置、放射線、および1種以上の化学治療剤から選択される、項目1記載の方法。
(項目37)
1種以上の前記化学治療剤が、エルロチニブ(Tarceva(登録商標))、ゲムシタビン、5−フルオロウラシル、ロイコボリン、シスポラチン、ゲムシタビン、イリノテカン、パクリタキセル、カペシタビン、オキサリプラチン、およびストレプトゾシンから選択される、項目36記載の方法。
(項目38)
前記癌が乳癌であって、1種以上の前記治療が、外科的処置、放射線、1種以上の化学治療剤、1種以上のホルモン療法、および1種以上の抗体から選択される、項目1記載の方法。
(項目39)
1種以上の前記化学治療剤が、ラパチニブ(Tykerb(登録商標))、パクリタキセル(Taxol(登録商標))、ドセタキセル、シクロホスファミド(Cytoxan)、メトトレキサート、5−フルオロウラシル、ドキソルビシル、エピルビシン、ゲムシタビン、カルボプラチン(Paraplatin)、シスプラチン(Platinol)、ビノレルビン(Navelbine)、カペシタビン(Xeloda)、PEG化リポソームドキソルビシン(Doxil)、およびアルブミン−結合パクリタキセル(Abraxane)から選択される、項目38記載の方法。
(項目40)
1種以上の前記抗体が、αIGF−1R A12 MoAb、ベバシズマブ(Avastin(登録商標))、およびトラスツズマブから選択される、項目38記載の方法。
(項目41)
1種以上の前記ホルモン療法が、タモキシフェン、トレミフェン(Fareston)、フルべストラント(Faslodex)、酢酸メゲストロール(Megace)、卵巣切除、およびアロマターゼ阻害剤から選択される、項目38記載の方法。
(項目42)
前記癌が非小細胞肺癌であって、1種以上の前記治療が外科的処置、放射線、1種以上の抗体、および1種以上の化学治療剤から選択される、項目1記載の方法。
(項目43)
前記化学治療剤がシスプラチン、オキサリプラチン、カルボプラチン、ザクティマ(ZD6474)、パクリタキセル、ドセタキセル、ゲムシタビン、ビノレルビン、イリノテカン、エトポシド、ビンブラスチン、エルロチニブおよびペメトレキセドから選択される、項目42記載の方法。
(項目44)
1種以上の前記抗体がベバシズマブである、項目42記載の方法。
(項目45)
前記癌が小細胞肺癌であって、1種以上の前記治療が外科的処置、放射線および1種以上の化学治療剤から選択される、項目1記載の方法。
(項目46)
1種以上の前記化学治療剤が、シスプラチン、オキサリプラチン、カルボプラチン、エトポシド、イリノテカン、ホスファミド、パクリキセル、ドセタキセル、ゲムシタビン、トポテカン、シクロホスファミド/ドキソルビシン/ビンクリスチン(CAV)、メトトレキサートおよびビノレルビンから選択される、項目45記載の方法。
(項目47)
前記癌が乳頭または退形成性甲状腺癌であって、1種以上の前記治療が外科的処置、放射線、放射性ヨウ素療法、1種以上のホルモン療法、および1種以上の化学治療剤である項目1記載の方法。
(項目48)
1種以上の前記化学治療剤が、甲状腺ホルモン剤、ドキソルビシン、およびプラチンから選択される、項目47記載の方法。
(項目49)
前記癌が子宮内膜癌であって、1種以上の前記治療が外科的処置、放射線、ホルモン療法および1種以上の化学治療剤である、項目1記載の方法。
(項目50)
1種以上の前記化学治療剤が、パクリタキセル、ドキソルビシンおよびシスプラチンから選択される、項目49記載の方法。
(項目51)
1種以上の前記ホルモン療法が、酢酸メドロキシプロゲステロン、酢酸メゲストロール、およびタモキシフェンから選択される、項目49記載の方法。
(項目52)
前記癌が卵巣癌であって、1種以上の前記治療が外科的処置、放射線、および1種以上の化学治療剤から選択される、項目1記載の方法。
(項目53)
1種以上の前記化学治療剤がシスプラチン、オキサリプラチン、カルボプラチン、パクリタキセル、ドセタキセル、トポテカン、ドキソルビシン(アドリアマイシン)、リポソームドキソルビシン(Doxil)、ゲムシタビン、シクロホスファミド、ビノレルビン(Navelbine)、ヘキサメチルメラミン、イフォスファミド、およびエトポシドから選択される、項目52記載の方法。
(項目54)
1種以上の前記治療が、放射線および外科的処置から選択される、項目1または2記載の方法。
(項目55)
1種以上の前記治療が、ラパマイシン、CCI−779、AP23573、RAD001、カルボプラチン、シスプラチン、オキサリプラチン、ゲムシタビン、ダカルバジン、トポテカン、イリノテカン、ソラフェニブ、パクリタキセル、ドセタキセル、ラパチニブ(Tykerb(登録商標))、ゲフィチニブ(Iressa(登録商標))、エルロチニブ(Tarceva(登録商標))、ザクティマ(ZD6474)、5−フルオロウラシル、カペシタビン(Xeloda)、FOLFOX(フォリン酸、5−FU、オキサリプラチン)、ストレプトゾシン、シクロホスファミド(Cytoxan)、メトトレキサート、ドキソルビシン、エピルビシン、ビノレルビン(Navelbine)、PEG化リポソームドキソルビシン(Doxil)、およびアルブミン−結合パクリタキセル(Abraxane)、エトポシド、ビンブラスチン、ペメトレキセド、ロイコボリン、ホスファミド、シクロホスファミド/ドキソルビシン/ビンクリスチン(CAV)、甲状腺ホルモン剤、ヘキサメチルメラミン、イホスファミド、イマチニブ(すなわち、Gleevec(登録商標))、αIGF−1R A12 MoAb、IGF−1R 19D12、IGF−1R h7C10、IGF−1R CP−751871、アレムツズマブ、ベバシズマブ(Avastin(登録商標))、セツキシマブ(Erbitux(登録商標))、ゲムツズマブ、ゲムツズマブオゾガマイシン、イブリツモマブ(チオキセタン)、パニツムマブ、リツキシマブ、トリツモマブ、トラスツズマブ(Herceptin(登録商標))、タモキシフェン、トレミフェン(Fareston)、フルベストラント(Faslodex)、酢酸メゲストロール(Megace)、卵巣切除、酢酸メドロキシプロゲステロン、酢酸メゲストロール、およびアロマターゼ阻害剤から選択される、項目1または2記載の方法。
(項目56)
前記化学治療剤の1種が、所望によりその医薬上許容される塩または水和物としての、式100:
(式中、qは1、2、または3であり;Eは−NR−、−O−、または存在せず、およびYは−CHCH−、−CH−、または存在せず、但し、Eが−NR−、または−O−である場合、Yは−CHCH−であり;Rはハロゲン、トリハロメチル、−CN、−NO、−OR、および所望により置換されていてもよい低級アルキルから選択され;Rは−H、所望により置換されていてもよい低級アルキル、−CO、−C(O)N(R)R、−SO、および−C(O)R;から選択される)
またはその単一幾何異性体、立体異性体、ラセミ体、エナンチオマーまたはジアスレオマーである、項目1または2記載の方法。
(項目57)
前記化学治療剤の1つが式101:
(式中Aは3〜7員脂環式、5〜6員オルトアリーレン、または1〜3個のヘテロ原子を含有する5〜6員オルト−ヘテロアリーレンであり、いずれも所望により4つまでのRで置換されていてもよく;各Rは、独立して、−H、ハロゲン、−CN、−NO、−OR、−N(R)R、−S(O)0−2、−SON(R)R、−CO、−C(O)N(R)R、−N(R)SO、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−C(O)R、−OC(O)R、所望により置換されていてもよいC1−6アルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールC1−6アルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクリルおよび所望により置換されていてもよいヘテロシクリルC1−6アルキルから選択され;
所望により、Rの2つは、それらが結合している原子と一緒になって、Aと縮合した第1の環系を形成し、該第1の環系は0〜3個のRで置換されており;
、XおよびXは独立して、−CR=または−N=;から選択され;
各Rは、独立して、−H、ハロゲン、−CN、−NO、−OR、−N(R)R、−S(O)0−2、−SON(R)R、−CO、−C(O)N(R)R、−N(R)SO、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−C(O)R、−OC(O)R、所望により置換されていてもよいC1−6アルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールC1−6アルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクリル、および所望により置換されていてもよいヘテロシクリルC1−6アルキルから選択され;
ZおよびXは各々、独立して−C(R)=、−N=、−N(R)−、−S(O)0−2−、および−O−;から選択され;
EおよびYは、各々、独立して、非存在、−C(R)(R)−、−C(=O)−、−C(R)=、および−N=から選択されるが、EおよびYの両方が存在しないことはなく、そしてZおよびXの両方が−N=である場合、EおよびYの両方が−N=ではなく;
各Rは、独立して、R、−N(R)(R)、−C(O)N(R)R、−N(R)CO、−N(R)C(O)N(R)R、および−N(R)C(O)Rから選択され;
各Rは独立して、−H、所望により置換されていてもよいC1−6アルキル、所望により置換されていてもよいC3−7脂環式、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールC1−3アルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクリルおよび所望により置換されていてもよいヘテロシクリルC1−3アルキルから選択され;
所望によりRの2つは、それらが結合している共通の窒素と一緒になる場合、所望により置換されていてもよい5〜7員ヘテロシクリルを形成し、該所望により置換されていてもよい5〜7員ヘテロシクリルは、所望により、N、O、SおよびPから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含み;
Gは−CO、−C(O)R、−C(O)N(R)R、−C(O)(NR)、−C(O)NR[C(R0−1、−C(O)NRO[C(R0−1、−N(R)CO、−N(R)C(O)N(R)R、−N(R)C(O)R、−N(R)R、−S(O)0−2、−SON(R)R、所望により置換されていてもよいアリールC0−3アルキル、および所望により置換されていてもよいヘテロシクリルC0−3アルキルから選択され;
但し、化合物は2−[(3,4−ジヒドロ−3−オキソ−2H−1,4−ベンゾオキサジンー6−イル)カルボニル]−N−(2−フラニルメチル)−ベンズアミド、N−シクロプロピル−2−[(3,4−ジヒドロ−3−オキソ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル]−ベンズアミド、または2−[(3,4−ジヒドロ−3−オキソ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル]−N−(フェニルメチル)−ベンズアミドではない)
またはその医薬上許容される塩、水和物または溶媒和物である、項目1記載の方法。
(項目58)
式Iの化合物が、
から選択される、項目1、2、3、5、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56または57記載の方法。
本発明の1つの態様は、癌を治療する方法であって、この方法は、治療有効量の式Iの化合物:
またはその医薬上許容される塩または溶媒和物を患者に投与する工程;あるいは治療有効量の式Iの化合物、および医薬上許容される担体、賦形剤、または希釈剤を、外科的処置、1種以上の化学療法剤、1種以上のホルモン療法、1種以上の抗体、低体温療法、放射性ヨウ素療法、および放射線からなる群から選択される1種以上の療法と組合せて含む医薬組成物を投与する工程を含み、ここで、式Iの化合物は、A、X、R、R、R、R、R、R、およびRが群A、群B、群C、または群Dで定義される通りである方法を対象とする:
群A:
Aは、所望により、R10、R12、R14、およびR16から選択される1、2、3または4の基で置換されていてもよいアリーレンであり、ここで、R10、R12、R14、およびR16は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキル、−NHS(O)、−CN、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、および−NRC(O)R8’であり;
Xはアルキル、ハロ、ハロアルキル、またはハロアルコキシであり;
、R、R、R、R、およびRは、独立して、水素、ハロ、ニトロ、−NR8’、−、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’ −NRC(O)OR8’、NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり、ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、3、4、5、6または7個の基で置換されていてもよく;あるいはRおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびR、RおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびR、ならびに、RおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびRのうちの1つは、C(O)またはC(=NOH)を形成し;
mは0、1、または2であり;
は水素、ハロまたはアルキルであり;
、R8’およびR8”は、独立して、水素、ヒドロキシ、所望により置換されていてもよいアルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルから選択され;ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、所望により置換されていてもよいアルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アルケニルオキシカルボニル、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいシクロアルキルオキシカルボニル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールオキシ、所望により置換されていてもよいアリールオキシカルボニル、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいアリールアルキルオキシ、所望により置換されていてもよいアリールアルキルオキシカルボニル、ニトロ、シアノ、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、−S(O)31(ここで、nは、0、1または2であって、R31は所望により置換されていてもよいアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキルまたは所望により置換されていてもよいヘテロアリールである)、−NR34SO34a(ここで、R34は水素またはアルキルであって、R34aはアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルである)、−SONR3535a(ここで、R35は水素またはアルキルであって、R35aはアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルである)、−NR32C(O)R32a(ここで、R32は水素またはアルキルであって、R32aはアルキル、アルケニル、アルコキシ、またはシクロアルキルである)、−NR3030’(ここで、R30およびR30’は独立して水素、アルキル、またはヒドロキシアルキルである)、および−C(O)NR3333a(ここで、R33は水素またはアルキルであって、R33aはアルキル、アルケニル、アルキニル、またはシクロアルキルである)から独立して選択された1、2、3、4または5つの基で置換されていてもよく;
はアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルであり;ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、およびジアルキルアミノから選択される1、2、3、4、または5個の基で置換されていてもよく;
25およびR25bは、独立して、水素、アルキル、アルケニル、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、または所望により置換されていてもよいアリールであり;
25aは水素、アルキル、またはアルケニルである;
群B:
Aは、所望により、R10、R12、R14、R16およびR19から選択される1、2、3、または4個の基で置換されていてもよいヘテロアリーレンであり、ここで、R10、R12、R14、およびR16は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、アルコキシ、シアノ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキル、アルキルスルホニルアミノ、アルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルケニルオキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、またはアルキルカルボニルアミノであり;ここで、R19は水素、アルキル、またはアルケニルであり;ここで、各アルキルおよびアルケニルは、単独で、あるいはR10、R12、R14、R16およびR19内の別の群の一部として、独立して、所望により、ハロ、ヒドロキシ、またはアルコキシで置換されていてもよく;
Xはアルキル、ハロ、ハロアルキル、またはハロアルコキシであり;
、R、R、R、R、およびRは、独立して水素、ハロ、ニトロ、−NR8’、−OR、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり、ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)NR8’8’’ −NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、3、4、5、6または7個の基で置換されていてもよく;あるいはRおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびR、RおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびR、ならびに、RおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびRのうちの1つは、C(O)またはC(=NOH)を形成し;
mは1または2であり;
は水素、ハロ、またはアルキルであり;
、R8’およびR8”は、独立して、水素、ヒドロキシ、所望により置換されていてもよいアルコキシ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、所望により置換されていてもよいアルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルキル、カルボキシ、カルボキシエステル、ニトロ、シアノ、―S(O)31(ここで、nは0、1または2であって、R31は、所望により置換されていてもよいアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、または所望により置換されていてもよいヘテロアリールで置換されていてもよい)、−NR36SO36a(ここで、R36は水素、アルキル、またはアルケニルであって、R36aはアルキル、アルケニル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキルまたは所望により置換されていてもよいヘテロアリールである)、−SONR3737a(ここで、R37は水素、アルキル、またはアルケニルであって、R37aはアルキル、アルケニル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキルまたは所望により置換されていてもよいヘテロアリールである)、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいアリールオキシ、所望により置換されていてもよいアリールアルキルオキシ、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、−NHC(O)R32(ここで、R32は、アルキル、アルケニル、アルコキシ、またはシクロアルキルである)、および−NR3030’(ここで、R30およびR30’は、独立して、水素、アルキル、またはヒドロキシアルキルである)、および−C(O)NHR33(ここで、R33は、アルキル、アルケニル、アルキニル、またはシクロアルキルである)から独立して選択される1、2、3、4、または5個の基で置換されていてもよい;
群C:
Aは
であり、式中、R10は水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキル、−NHS(O)、−CN、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’および−NRC(O)R8’であり;
10aは、水素、アルキル、またはアルケニルであり;
は=CH−または=N−であり;
はアルキル、ハロ、ハロアルキル、またはハロアルコキシであり;
、R、R、R、R、およびRは、独立して、水素、ハロ、ニトロ、−NR8’、−OR、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり、ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)NR8’8’’ −NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、3、4、5、6または7個の基で置換されていてもよく;あるいはRおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびR、RおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびR、ならびに、RおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびRのうちの1つは、C(O)またはC(=NOH)を形成し;
mは1または2であり;
は水素、ハロまたはアルキルであり;
、R8’およびR8”は、独立して、水素、ヒドロキシ、所望により置換されていてもよいアルコキシ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、所望により置換されていてもよいアルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルキル、カルボキシ、カルボキシエステル、ニトロ、シアノ、―S(O)31(ここで、nは0、1または2であって、R31は所望により置換されていてもよいアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、または所望により置換されていてもよいヘテロアリールである)、−NR36SO36a(ここで、R36は水素、アルキル、またはアルケニルであって、R36aはアルキル、アルケニル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、または所望により置換されていてもよいヘテロアリールである)、−SC(O) NR3737a(ここで、R37は水素、アルキル、またはアルケニルであって、R37aはアルキル、アルケニル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、または所望により置換されていてもよいヘテロアリールである)、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいアリールオキシ、所望により置換されていてもよいアリールアルキルオキシ、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、−NHC(O)R32(ここで、R32はアルキル、アルケニル、アルコキシ、またはシクロアルキルである)、および−NR3030’(ここで、R30およびR30’は独立して、水素、アルキル、またはヒドロキシアルキルである)、および−C(O)NHR33(ここで、R33はアルキル、アルケニル、アルキニル、またはシクロアルキルである)から独立して選択される1、2、3、4、または5個の基で置換されていてもよい;あるいは
群D:
Aは
であり;
40およびR40aは独立して水素またはアルキルであり;
Xはアルキル、ハロ、ハロアルキル、またはハロアルコキシであり;
、R、R、R、R、およびRは、独立して、水素、ハロ、ニトロ、−NR8’、−OR、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり、ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)NR8’8’’ −NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、3、4、5、6または7個の基で置換されていてもよく;あるいはそれらが結合している炭素と一緒になってRおよびR、それらが結合している炭素と一緒になってRおよびR、ならびにそれらが結合している炭素と一緒になってRおよびRの1つはC(O)またはC(=NOH)を形成し;
mは1または2であり;
は水素、ハロまたはアルキルであり;
、R8’およびR8”は、独立して、水素、ヒドロキシ、所望により置換されていてもよいアルコキシ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、所望により置換されていてもよいアルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルキル、カルボキシ、カルボキシエステル、ニトロ、シアノ、―S(O)31(ここで、nは0、1、または2であって、R31は所望により置換されていてもよいアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、または所望により置換されていてもよいヘテロアリールである)、−NR36SO36a(ここで、R36は、水素、アルキル、またはアルケニルであって、R36aはアルキル、アルケニル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、または所望により置換されていてもよいヘテロアリールである)、−SONR3737a(例えば、R37は水素、アルキル、またはアルケニルであって、R37aはアルキル、アルケニル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、または所望により置換されていてもよいヘテロアリールである)、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいアリールオキシ、所望により置換されていてもよいアリールアルキルオキシ、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、−NHC(O)R32(ここで、R32はアルキル、アルケニル、アルコキシ、またはシクロアルキルである)、および−NR3030’(ここで、R30およびR30’は独立して水素、アルキル、またはヒドロキシアルキルである)、および−C(O)NHR33(ここで、R33はアルキル、アルケニル、アルキニル、またはシクロアルキルである)から独立して選択される1、2、3、4、または5個の基で置換されていてもよい。
(発明の詳細な説明)
Mek化合物についての定義
以下の用語は全体を通じて示された意味を有する。
記号「−」は単結合を意味し、「=」は二重結合を意味し、「≡」は三重結合を意味し、「−−−」は単結合および、所望により、二重結合を意味する。化学構造が描かれまたは記載されている場合、別途明確に示さない限り、全ての炭素は4の原子価に適合するように水素置換を有すると仮定される。
化学構造が描かれまたは記載されている場合、別途明確に示さない限り、全ての炭素は4の原子価に適合するように水素置換を有すると仮定される。例えば、以下の模式図の左側の構造において、示される9つの水素がある。9つの水素が右側の構造で描かれている。構造中の特定の原子が、置換としての水素または複数の水素(明確に定義された水素)、例えば、−CHCH−を有する組織式で記載されることがある。このような記載技術は、化学分野では一般的であり、複雑な構造の記載を略して且つ簡潔に提供することが当業者によって理解されよう。
基「R」が、例えば、式:
におけるように環系上に「浮かんでいる」ように描かれているとき、別途定義しない限り、置換基「R」は、安定な構造が形成される限り、環原子の1つから描かれ、示され、または明確に定義された水素の置換を仮定して、環系のいずれかの原子上に存在し得る。
基「R」が、例えば、式:
におけるように、縮合した環系上に浮かぶように描かれているとき、別途定義しない限り、置換基「R」は、安定な構造が形成される限り、描かれた水素(例えば、前記式においては、−NH−)、示された水素(例えば、水素が示されてないが、存在すると理解される場合、例えば、前記式におけるように)、あるいは環原子の1つからの明確に定義された水素(例えば、前記式における場合「X」は=CH−と等しい)の置換を仮定し、縮合された環系のいずれかの原子上に存在し得る。示された例において、「R」基は縮合された環系の5員または6員環上のいずれかに存在し得る。前記で描かれた式において、yが例えば2である場合、再度、各々が環上の描かれた、示された、明確に定義された水素を置き換えると仮定して、2つの「R」は環系のいずれかの2つの原子上に存在し得る。
基「R」が、例えば、式:
(式中、この例において、「y」は1よりも大きくてよい)
におけるように、飽和炭素を含有する環系上に存在するように描かれているとき、各々は環上の現在描かれた、示された、または明確に定義された水素を置き換えると仮定し;別途定義しない限り、得られた構造が安定な場合、2つの「R」は同一炭素上に存在し得る。簡単な例は、Rがメチル基である場合であり;描かれた環の炭素上にジェミナルなジメチルが存在し得る(「環状」炭素)。別の例において、その炭素を含めた同一炭素上の2つのRは環を形成することができ、従って、例えば、式:
におけるように、描かれた環を有するスピロ環(「スピロシクリル」基)構造を生成する。
「アシル」は―C(O)R基を意味し、ここで、Rは、本明細書に定義されるように、所望により置換されていてもよいアルキル、所望により置換されていてもよいアルケニル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルアルキル、例えば、アセチル、ベンゾイル、トリフルオロメチルカルボニル、または2−メトキシエチルカルボニルなどである。
「アシルアミノ」は―NRR’基を意味し、ここで、Rは本明細書に定義されるように、アシルであって、R’は水素またはアルキルである。
本発明の化合物に言及する「投与」およびその変形(例えば、化合物を「投与する」)は、化合物または化合物のプロドラッグを、治療を必要とする動物の系に導入することを意味する。本発明の化合物またはそのプロドラッグが1種以上の他の活性剤(例えば、外科的処置、放射線および化学療法など)と組み合わせて提供される場合、「投与」及びその変形は、各々、化合物またはそのプロドラッグおよび他の剤の同時および順次の導入を含むように理解される。
「アルケニル」は、1〜6の炭素原子の線状一価炭化水素基、あるいは3〜6の炭素原子の分岐した一価炭化水素基を意味し、その基は少なくとも1つの二重結合を含有し、例えば、エテニル、プロペニル、1−ブタ−3−エニル、1−ペンタ−3−エニル、1−ヘキサ−5−エニルなどである。
「アルケニルカルボニル」は、Rが本明細書で定義されるようにアルケニルである−C(O)R基を意味する。
「アルケニルオキシカルボニル」は、Rが本明細書で定義されるようにアルケニルである−C(O)OR基を意味する。
「アルコキシ」は、Rが本明細書で定義されるようにアルキル基である−OR基を意味する。その例はメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシなどを含む。低級アルコキシとは、1〜6の炭素を含有する基をいう。
「アルコキシアルキル」は、本明細書で定義されるように、少なくとも1、好ましくは1、2または3のアルコキシ基で置換されたアルキル基を意味する。代表的な例はメトキシメチル等を含む。
「アルコキシカルボニル」は、Rが本明細書で定義されるようにアルキルである−C(O)OR基を意味する。
「アルコキシカルボルアミノ」は、本明細書で定義されるように、R’が水素、アルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシであって、R”がアルコキシカルボニルである−NR’R”基を意味する。
「アルキル」は1〜8の炭素原子の線状飽和一価炭化水素基、または3〜8の炭素原子の分岐した飽和一価炭化水素基、例えば、メチル、エチル、プロピル、2−プロピル、(全ての異性体形態を含めた)ブチル、または(全ての異性体形態を含めた)ペンチルなどを意味する。
「アルキルアミノ」は、Rが本明細書で定義されたアルキルである−NHR基、またはそのN−オキシド、またはその保護された誘導体、例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソ−プロピルアミノ、n−ブチルアミノ、イソ−ブチルアミノ、tert−ブチルアミノ、またはメチルアミノ−N−オキシドなどを意味する。
「アルキルアミノアルキル」は、本明細書で定義されるように、1または2のアルキルアミノ基で置換されたアルキル基を意味する。
「アルキルアミノカルボニル」は、Rが本明細書で定義されるようにアルキルアミノである−C(O)R基を意味する。
「アルキルカルボニル」は、Rが本明細書で定義されるようにアルキルである−C(O)R基を意味する。
「アルキルカルボニルアミノ」は、Rが本明細書で定義されるように水素またはアルキルであって、R’は本明細書で定義されるようにアルキルカルボニルである−NRR’基を意味する。
「アルキルカルボニルオキシ」は、Rが本明細書で定義されるようにアルキルである−OC(O)R基を意味する。
「アルキルスルホニルアミノ」は、Rが本明細書で定義されるように水素またはアルキルであって、R’が本明細書で定義されるようにアルキルである−NRS(O)R’基を意味する。
「アルキニル」は、2〜8の炭素原子および少なくとも1つの三重結合を有する直鎖または分岐鎖炭化水素基を意味し、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチン−2−イルなどを含む。
「アミノアルキル」は少なくとも1つのアミノ基、別の実施形態においては、1、2または3のアミノ基で置換されたアルキル基を意味する。
「アミノカルボニル」は−C(O)NH基を意味する。
「アリール」は一価の6〜14員の単または二炭素環を意味し、ここで、単環は芳香族であって、二環における環の少なくとも1つは芳香族である。別途明確に記載しない限り、該基の原子価は、原子価規則が許せば、基内のいずれかの環のいずれかの原子に存在していてよい。代表的な例は、フェニル、ナフチル、インダニルなどを含む。
「アリーレン」は二価の6〜14員の単または二炭素環を意味し、ここで、単環は芳香族であって、二環における環の少なくとも1つは芳香族である。代表的な例は、フェニレン、ナフチレン、インダニレンなどを含む。
「アリールアルキル」は、本明細書で定義されるように、1または2のアリール基で置換された本明細書で定義されるアルキル基を意味する。その例はベンジル、フェチルなどを含む。
「カルボキシエステル」は、Rが、その各々が本明細書で定義されている、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、シクロアルキル、アリールまたはアリールアルキルである−C(O)OR基を意味する。代表的な例はメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、およびベンジルオキシカルボニルなどを含む。
「シクロアルキル」は、3〜10の炭素環原子の単環または縮合二環の飽和または部分的不飽和(芳香族ではない)一価炭化水素基を意味する。縮合二環炭化水素基は架橋環系を含む。別途記載しない限り、該基の原子価は、原子価の規則が許せば、該基内のいずれかの環のいずれかの原子に存在していてよい。1または2の環炭素原子は−C(O)−、−C(S)−、または−C(=NH)−基によって置換されていてもよい。用語シクロアルキルは、限定されないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、またはシクロヘキサ−3−エニルなどを含む。
「ジアルキルアミノ」は、RおよびR’が本明細書で定義されるようにアルキルである−NRR’基、またはN−オキシド誘導体、またはその保護された誘導体、例えば、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、N,N−メチルプロピルアミノ、またはN,N−メチルエチルアミノなどを意味する。
「ジアルキルアミノアルキル」は、本明細書で定義されるように1または2のジアルキルアミノ基で置換されたアルキル基を意味する。
「ジアルキルアミノカルボニル」は、Rが本明細書で定義されるようにジアルキルアミノである−C(O)R基を意味する。
「縮合−多環」または「縮合した環系」は、縮合環を含有する多環系を意味し、別途示さない限り、架橋環を含有することができ;すなわち、ここで、2つの環はそれらの環構造中に1を超える共有の原子を有する。本出願においては、縮合−多環および縮合された環系は、必ずしも、全て芳香族が環系ではない。典型的には、必ずしもそうではないが、縮合−多環は原子の隣接組を共有する。例えば、ナフタレンまたは1、2、3、4−テトラヒドロ−ナフタレン。スピロ環系はこの定義によると縮合−多環ではないが、本発明の縮合多環系は、それ自体、縮合−多環の単一環原子を介してそれに結合したスピロ環を有していてよい。いくつかの例において、当業者によって認識されるように、芳香族系上の2つの隣接基は一緒に縮合して、環構造を形成することができる。縮合した環構造はヘテロ原子を含有することができ、所望により、1個以上の基で置換されていてもよい。加えて、そのような縮合基の飽和炭素(すなわち、飽和した環構造)は2つの置換基を含有することができることに注意すべきである。
「ハロアルコキシ」は、R’が本明細書中で定義されるようにハロアルキルである−OR’基、例えば、トリフルオロメトキシ、または2、2、2−トリフルオロエトキシなどを意味する。
「ハロゲン」または「ハロ」は、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨードを意味する。
「ハロアルキル」は、1個以上のハロゲン、好ましくは1〜5のハロ原子で置換されている本明細書で定義されるアルキル基を意味する。代表的な例はトリフルオロメチル、ジフルオロメチル、1−クロロ−2−フルオロ−エチルなどを含む。
「ヘテロアリール」は、1個以上の、好ましくは、1、2、3、または4の、独立して−O−、−S(O)−(nは0、1または2である)、−N−、−N(R)−から選択される環ヘテロ原子を含有する5〜14環原子の単環、縮合二環、または縮合三環の一価基を意味し、残りの環原子は炭素であり、ここで、一価基を含む環は芳香族であり、ここで、二環または三環基を含む縮合した環の少なくとも1つは芳香族である。二環または三環基を含むいずれかの非芳香族環の1または2の環炭素原子は−C(O)−、−C(S)−、または−C(=NH)−基によって置換されていてもよい。Rは水素、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アシル、またはアルキルスルホニルである。別途記載しない限り、原子価は、原子価規則が許せば、ヘテロアリール基のいずれかの環のいずれかの原子上に存在していてよい。特に、原子価の点が窒素に存在する場合、Rは不存在である。用語ヘテロアリールは、限定されないが、1,2,4−トリアゾリル、1,3,5−トリアゾリル、フタルイミジル、ピリジニル、ピロリル、イミダゾリル、チエニル、フラニル、インドリル、2,3−ジヒドロ−1H−インドリル(例えば、2,3−ジヒドロ−1H−インドール−2−イルまたは2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルなどを含む)、イソインドリル、インドリニル、イソインドリニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾジオキソール−4−イル、ベンゾフラニル、シンノリニル、インドリジニル、ナフチリジン−3−イル、フタラジン−3−イル、フタラジン−4−イル、プテリジニル、プリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、テトラゾリル、ピラゾリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、ベンズオキサゾリル、キノリニル、イソキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル(例えば、テトラヒドロイソキノリン−4−イルまたはテトラヒドロイソキノリン−6−イルなどを含む)、ピロロ[3,2−c]ピリジニル(例えば、ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イルまたはピロロ[3,2−c]ピリジン−7−イルなどを含む)、ベンゾピラニル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチエニル、およびその誘導体、またはそのN−オキシドまたは保護された誘導体を含む。
「ヘテロアリーレン」は1以上、好ましくは1、2、3または4の−O−、−S(O)−(nは0、1または2である)、−N−、−N(R19)−から独立して選択される環ヘテロ原子を含有する単環、縮合二環、縮合三環の5〜14環原子の二価基を意味し、残りの環原子は炭素である、ここで、単環基を含む環は芳香族であって、二環または三環基を含む縮合環の少なくとも1つは芳香族である。二環または三環基を含むいずれの非芳香族環の1または2の環炭素原子も、−C(O)−、−C(S)−、または−C(=NH)−基によって置き換えることができる。R19は水素、アルキル、またはアルケニルである。別途記載しない限り、原子価は、原子価の規則が許せば、ヘテロアリーレン基のいずれかの環のいずれかの原子上に位置していてよい。特に、原子価の点が窒素上に位置すれば、Rは存在しない。用語ヘテロアリールは、限定されないが、チエン−ジイル、ベンゾ[d]イソオキサゾール−ジイル、ベンゾ[d]イソチアゾール−ジイル、1H−インダゾール−ジイル(所望によりR19で、N1位置が置換されていてもよい)、ベンゾ[d]オキサゾール−ジイル、ベンゾ[d]チアゾール−ジイル、1H−ベンゾ[d]イミダゾール−ジイル(所望により、R19でN1位置が置換されていてもよい)、1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−ジイル(所望により、R19でN1が置換されていてもよい)、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−ジイル、シンノリン−ジイル、キノリン−ジイル、ピリジン−ジイル、1−オキシド−ピリジン−ジイル、[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−ジイル、および2,3−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−ジイルなどを含む。
「ヘテロシクロアルキル」は、3〜8の環原子の飽和または部分的不飽和(芳香族ではない)の一価単環基、あるいは1個以上の(別の実施形態においては、1、2、3または4の)環ヘテロ原子が独立してO、S(O)(nは0、1、または2である)、N,N(R)(ここで、Rは水素、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アシル、またはアルキルスルホニルである)から独立して選択され、残りの環原子は炭素である5〜12の環原子の飽和または部分的不飽和(芳香族ではない)一価縮合二環基を意味する。1または2の環炭素原子は−C(O)−、C(S)−、または−C(=NH)−基によって置換されていてもよい。縮合二環基は架橋環系を含む。別途記載しない限り、基の原子価は、原子価の規則が許せば、該基内のいずれかの環のいずれかの原子上に位置していてよい。原子価の点が窒素原子上に位置する場合、Rは不存在である。用語ヘテロシクロアルキルは、限定されないが、アゼチジニル、ピロリジニル、2−オキソピロリジニル、2,5−ジヒドロ−1H−ピロリル、ピペリジニル、4−ピペリドニル、モルホリニル、ピペラジニル、2−オキソピペラジニル、テトラヒドロピラニル、2−オキソピペジニル、チオモルホリニル、チアモルホリニル、ペルヒドロアゼピニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ジヒロドピリジニル、テトラヒドロピリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、チアゾリニル、チアゾリジニル、キクリジニル、イソチアゾリジニル、オクタヒドロインドリル、オクタヒドロイソインドリル、デカヒドロイソキノリル、テトラヒドロフリル、およびテトラヒドロピラニル、およびその誘導体、およびそのN−オキシドまたは保護された誘導体を含む。
「ヒドロキシアルキル」は、少なくとも1、好ましくは1、2、または3のヒドロキシ基で置換された本明細書に定義されるアルキルを意味し、但し、2のヒドロキシ基が存在すれば、それらは共には同一炭素原子上にはない。代表的な例は、限定されないが、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、1−(ヒドロキシメチル)−2−メチルプロピル、2−ヒドロキシブチル、3−ヒドロキシブチル、4−ヒドロキシブチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、1−(ヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチル、2,3−ジヒドロキシブチル、3,4−ジヒドロキシブチル、および2−(ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシプロピル、好ましくは2−ヒドロキシエチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、および1−(ヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチルなどを含む。
「ヒドロキシルアミノ」は−NH(OH)基を意味する。
「所望の」または「所望により」は、引き続いて記載された事象または状況が起こっても起こらなくてもよく、記載は、該事象または状況が起こる場合、およびそれがそうでない場合を含むことを意味する。当業者であれば、1個以上の任意の置換基を含有すると記載されたいずれの分子に関しても、立体的に現実的および/または合成的に可能な化合物のみが含まれることが意図されると当業者は理解するであろう。「所望により置換されていてもよい」とは、用語中の全ての続いての修飾語を含む。従って、例えば、用語「所望により置換されていてもよいアリールC1−8アルキル」において、分子の「C1−8アルキル」部分および「アリール」部分は置換されていてもいなくてもよい。例示的な任意の置換のリストは「置換された」の定義の下方に示される。
「所望により置換されていてもよいアルコキシ」は、Rが本明細書に記載される所望により置換されていてもよいアルキルである−OR基を意味する。代表的な例は−OCHCHOCH、−OCHCHOH,−OCHCH(NH)CHなどを含む。
「所望により置換されていてもよいアルキル」は、アルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、シクロアルキルカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルケニルカルボニルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、シアノ、シアノアルキルアミノカルボニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルコキシ、カルボキシ、アルキルカルボニルアミノ、アルキルカルボニルオキシ、−S(O)0−2−アルキル、−S(O)0−2−アルケニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、−NRS(O)0−2−アルキル(ここでRは水素、アルキル、所望により置換されていてもよいアルケニル、所望により置換されていてもよいアルキニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルケニルオキシ、またはシアノアルキル)、アルキルアミノカルボニルオキシ、ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アルキルアミノアルキルオキシ、ジアルキルアミノアルキルオキシ、アルコキシカルボニル、アルケニルオキシカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニルアミノ、ジアルキルアミノカルボニルアミノ、アルコキシアルキルオキシ、および−C(O)NR(ここで、RおよびRは独立して、水素、アルキル、所望により置換されていてもよいアルケニル、所望により置換されていてもよいアルキニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルケニルオキシ、またはシアノアルキルである)から独立して選択される1個以上の基(別の実施形態においては、1、2、3、4、または5個の基)で所望により置換されていてもよい本明細書に定義されるアルキル基を意味する。
「所望により置換されていてもよいアリール」は、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルキル、アルコキシ、カルボキシ、カルボキシエステル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、−C(O)NR’R”(ここで、R’は水素またはアルキルであって、R”は水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルである)、−NR’C(O)R”(ここで、R’は水素またはアルキルであってR”はアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルである)、および−NHS(O)R’(ここで、R’はアルキル、アリール、またはヘテロアリールである)から選択される1、2、3、4または5つの基で所望により置換されていてもよい本明細書に定義されるアリール基を意味する。
「所望により置換されていてもよいアリールアルキル」は、1または2の本明細書に定義される所望により置換されていてもよいアリール基で置換されたアルキル基を意味する。
「所望により置換されていてもよいアリールアルキルオキシ」は、Rが本明細書に定義される所望により置換されていてもよいアリールアルキルである−OR基を意味する。
「所望により置換されていてもよいアリールアルキルオキシカルボニル」は、Rが本明細書で定義される所望により置換されていてもよいアリールアルキルオキシである−C(O)R基を意味する。
「所望により置換されていてもよいアリールオキシ」は、Rが本明細書に定義される所望により置換されていてもよいアリールである−OR基を意味する。
「所望により置換されていてもよいアリールオキシカルボニル」は、Rが本明細書に定義される所望により置換されていてもよいアリールオキシである−C(O)R基を意味する。
「所望により置換されていてもよいシクロアルキル」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、オキソ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、モノ(C−C)アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、カルボキシ、カルボキシエステル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、−C(O)NR’R”(ここで、R’は水素、アルキル、ヒドロキシ、またはアルコキシであって、R”は水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルである)、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、−NR’C(O)R”(ここで、R’は水素またはアルキルであって、R”はアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルである)、および−NHS(O)R’(ここで、R’はアルキル、アリール、またはヘテロシクリルである)から独立して選択される1、2、3、または4個の基で所望により置換されていてもよい本明細書に定義されるシクロアルキル基を意味する。
「所望により置換されていてもよいシクロアルキルオキシカルボニル」は、Rが本明細書に定義される所望により置換されていてもよいシクロアルキルである−C(O)OR基を意味する。
「所望により置換されていてもよいヘテロアリール」は、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、ヒドロキシ、オキソ(原子価の規則が許すもの)、カルボキシ、カルボキシエステル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、所望により置換されていてもよいアリール、−C(O)NR’R”(ここで、R’は水素またはアルキルであって、R”は水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルである)、−NR’C(O)R”(ここで、R’は水素、またはアルキルであって、R”はアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルである)、および−NHS(O)R’(ここで、R’はアルキル、アリール、またはヘテロアリールである)から選択される1、2、3、4、または5個の基で所望により置換されていてもよい本明細書に定義されるヘテロアリール基を意味する。
「所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル」は、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、オキソ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アリールアルキルオキシカルボニル、シクロアルキルオキシカルボニル、シクロアルキルアルキルオキシカルボニル、−C(O)NR’R”(ここで、R’は水素またはアルキルであって、R”は水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルである)、−NR’C(O)R”(ここで、R’は水素またはアルキルであって、R”はアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルである)、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、および−NHS(O)R’(ここで、R’はアルキル、アリール、またはヘテロアリールである)から選択される1、2、3、4、または5個の基で所望により置換されていてもよい本明細書に定義されるヘテロシクロアルキル環を意味する。
「飽和した架橋環系」とは、芳香族でない二環または多環系をいう。そのような系は単離または結合体化された不飽和を含有してもよいが、そのコア構造に芳香族またはヘテロ芳香族環に含有してはならない(しかしながら、その上に芳香族置換を有することができる)。例えば、ヘキサヒドロ−フロ[3,2−b]フラン、2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−インデン、7−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、および1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロ−ナフタレンは、全て、クラス「飽和した架橋環系」に含まれる。
「スピロ」、「スピロシクリル」または「スピロ環」とは、別の環の特定の環状炭素に由来する環をいう。例えば、以下に記載するように、飽和架橋環系(環BおよびB’)の環原子は飽和架橋環系およびそれに結合したスピロシクリル(環A)の間の共有された原子であり得るが、橋頭原子はそうではない。
本明細書に記載される反応の各々についての「収率」は理論的収率のパーセンテージとして表される。
式100の化合物についての定義
式100の範囲を記載するのに用いる用語は、本明細書に参照により組み込まれる、WO2004/006846(米国国内段階出願第10/552,004号)に定義されている。例えば、式100についての「所望により置換されていてもよいアルキル」は、WO2004/006846(米国国内段階出願第10/552,004号)に与えられた意味を有する。式100の化合物がこの出願において記載される場合は常に、構造によってまたは用語「式100」の使用によるかは問わず、用いる用語は、化合物がWO2004/006846(米国国内段階出願第10/552,004号)によって定義されることを記載する。
式101の化合物についての定義
式101の範囲を記載するのに用いる用語は、本明細書に参照により組み込まれるWO2005/112932(米国国内段階出願第11/568,789号)に定義されている。例えば、式101についての「所望により置換されていてもよいヘテロシクリル」は、WO2005/112932(米国国内段階出願第11/568,789号)に与えられた意味を有する。式101の化合物が本出願に記載されている場合は常に、構造によって、または用語「式101」の使用によってを問わず、該用語はWO2005/112932(米国国内段階出願第11/568,789号)によって定義される化合物を記載するのに用いる。
式A−B−Cの化合物についての定義
式A−B−Cの範囲を記載するのに用いる用語は、本明細書に参照により組み込まれるWO2005/030140(米国国内段階出願第10/573,336号)に定義される。例えば、式A−B−Cについての「所望により置換されていてもよいヘテロシクリル」は、WO2005/030140(米国国内段階出願第10/573,336号)に与えられる意味を有する。式A−B−Cの化合物が本出願に記載される場合は常に、構造によるか、または用語「式A−B−C」の使用によるかを問わず、該用語は、化合物がWO2005/030140(米国国内段階出願第10/573,336号)によって定義されることを記載するのに用いる。
式103の化合物についての定義
式103の範囲を記載するのに用いる用語は、本明細書に参照により組み込まれるWO2006/014325(米国国内段階出願第11/571,140号)に定義される。例えば、式103についての「所望により置換されていてもよいヘテロシクリル」は、WO2006/014325(米国国内段階出願第11/571,140号)に与えられた意味を有する。式103の化合物が本出願に記載される場合は常に、構造によるかまたは用語「式103」の使用によるかを問わず、該用語は、化合物がWO2006/014325(米国国内段階出願第11/571,140号)によって定義されることを記載するのに用いる。
式105の化合物についての定義
式105の範囲を記載するのに用いる用語は、本明細書に参照により組み込まれるWO2006/074057(米国国内段階出願第11/722,719号)に定義される。例えば、式105についての「所望により置換されていてもよいヘテロシクリル」は、WO2006/074057(米国国内段階出願第11/722,719号)に与えられた意味を有する。式105の化合物が本出願に記載される場合は常に、構造によるかまたは用語「式105」の使用によるかを問わず、該用語は、化合物はWO2006/074057(米国国内段階出願第11/722,719号)によって定義されることを記載するのに用いる。
式107化合物についての定義
式107の範囲を記載するのに用いる用語は、本明細書に参照により組み込まれるWO2004/050681(米国国内段階出願第10/533,555号)に定義される。例えば、式107についての「所望により置換されていてもよいアリール」は、WO2004/050681(米国国内段階出願第10/533,555号)に与えられた意味を有する。式107の化合物が本出願に記載される場合は常に、構造によるか、または用語「式107」の使用によるかは問わず、該用語は、WO2004/050681(米国国内段階出願第10/533,555号)によって化合物が定義されるのを記載するのに用いる。
式108化合物についての定義
式108の範囲を記載するのに用いる用語は、本明細書に参照により組み込まれるWO2005/117909(米国国内段階出願第11/568,173号)に定義される。例えば、式108についての「所望により置換されていてもよいアリール」は、WO2005/117909(米国国内段階出願第11/568,173号)に与えられた意味を有する。式108の化合物を本出願に記載する場合は常に、構造によるか、用語「式108」の使用によるかは問わず、該用語は、WO2005/117909(米国国内段階出願第11/568,173号)によって化合物が定義されるのを記載するのに用いる。
式109の化合物についての定義
式109の範囲を記載するのに用いる用語は、本明細書に参照により組み込まれるWO2006/071819(米国国内段階出願第11/722,291号)に定義される。例えば、式109についての「所望により置換されていないアリール」は、WO2006/071819(米国国内段階出願第11/722,291号)に与えられた意味を有する。式109の化合物が本出願に記載される場合は常に、構造によるか、または用語「式109」の使用によるかは問わず、該用語は、化合物がWO2006/071819(米国国内段階出願第11/722,291号)によって定義されることを記載するのに用いる。
他の定義
「AKT阻害剤」は、例えば、LY294002、PKC412、およびWO2006/071819およびWO05/117909に記載されている化合物を含む。
「アルキル化剤」は、例えば、以下の:クロラムブシル、クロルメチン、シクロフォスファミド、イホスファミド、メルファラン、カルムスチン、ストレプトゾシン、フォテムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、カルボプラチン、シスプラチン、オキサリプラチン、BBR3464、ブスルファン、ダカルバジン、メクロレタミン、プロカルバジン、テモゾロミド、チオTEPA、およびウラムスチンの1以上を含む。
「抗体」は、例えば、以下の:IGF1R抗体(例えば、αIGF−1R A12 MoAb、19D12、h7C10およびCP−751871を含む)、アレムツズマブ、ベバシツマブ(Avastin((登録商標)))、セツキシマブ(Erbitux((登録商標)))、ゲムツズマブ、ゲムツズマブオゾガマイシン(Gemtuzumab ozogamicin)、イブリツモマブ(Ibritumomab)(チキセタン)、パニツムマブ(Panitumumab)、リツキシマブ、トツモマブ、およびトラスツズマブ(Herceptin((登録商標)))の1以上を含む。
「抗代謝産物」は、例えば、メトトレキサート、ペメトレキセド、ラルチトレキセド、クラドリビン、クロファラビン、フルダラビン、メルカプトプリン、チオグアニン、カペシタビン、シタラビン、フルオロウラシル(ロイコボリンまたはフォリン酸と共にまたはそれを伴わずに投与)、およびゲムシタビンを含む。
「抗微小管剤」は、例えば、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビノレルリン、ビンフルン、およびビンデシンを含む。
「アロマターゼ阻害剤」は、例えば、以下の:アミノグルテチミド、アナストロゾール(Arimidex((登録商標)))、レトロゾール(Femara((登録商標)))、エキセメスタン(Aromasin((登録商標)))、およびホルメスタン(Lentaron((登録商標)))の1以上を含む。
「癌」は、限定されないが、心臓:肉腫(血管肉腫、線維肉腫、横紋筋肉腫、脂肪肉腫)、粘液腫、横紋筋腫、線維腫、脂肪腫、および奇形腫;肺:気管支癌腫(扁平上皮細胞、未分化小細胞、未分化大細胞癌、腺癌)、肺胞上皮(細気管支)癌腫、気管支腺腫、肉腫、リンパ腫、軟骨性過誤腫、イネソセリオーマ;胃腸:食道(扁平上皮細胞癌腫、腺癌、平滑筋肉腫、リンパ腫)、胃(癌腫、リンパ腫、平滑筋肉腫)、膵臓(導管腺癌、膵島細胞腫、グルカゴン産生腫瘍、ガストリン産生腫瘍、カルチノイド腫瘍、ビポーマ)、小腸(腺癌、リンパ腫、カルチノイド腫瘍、カポシ肉腫、平滑筋腫、血管腫、脂肪腫、神経繊維腫、線維腫)、大腸(腺癌、管状腺腫、絨毛腺腫、過誤腫、平滑筋腫);尿生殖路:腎臓(腺癌、ウィルムス腫[腎芽細胞腫]、リンパ腫、白血病)、膀胱および尿道(扁平上皮細胞癌腫、移行上皮癌腫、腺癌)、前立腺(腺癌、肉腫)、睾丸(セミノーマ、奇形腫、胎生期癌腫、奇形癌腫、絨毛腫、肉腫、間質細胞癌腫、線維腫、線維腺腫、類腺腫瘍、脂肪腫);肝臓:肝臓癌(肝細胞癌腫)、胆管癌、肝芽腫、血管肉腫、肝細胞腺腫、血管腫;骨:骨肉腫(骨肉腫)、線維肉腫、悪性線維性組織球腫、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、悪性リンパ腫(細網肉腫)、多発性骨髄腫、悪性巨細胞脊索腫、オステクロンフローマ(骨軟骨腫の外骨腫)、良性軟骨腫、軟骨芽細胞腫、軟骨粘液線維腫、類骨骨腫および巨細胞腫;神経系:頭蓋骨(骨腫、血管腫、肉芽腫、黄色腫、変形性骨炎)、髄膜(髄膜腫、髄膜肉腫、神経鞘腫)、脳(星状細胞腫、髄芽細胞腫、神経膠腫、上衣細胞腫、胚細胞腫、[松果体腫]、多形性膠芽腫、乏突起膠腫、神経鞘腫、網膜芽細胞腫、先天性腫瘍)、脊髄神経繊維腫、髄膜腫、神経膠腫、肉腫);婦人科:子宮(子宮内膜癌腫)、頸部(子宮頸癌腫、プレ−腫瘍子宮頸部形成異常)、卵巣(卵巣癌腫[漿液性嚢胞腺癌、ムチン性嚢胞腺癌、未分類の癌腫]、顆粒膜莢膜細胞腫、セルトリ・ライディッヒ細胞腫、未分化胚細胞腫、悪性奇形腫)、外陰部(扁平上皮細胞癌腫、表皮内癌腫、腺癌、線維肉腫、黒色腫)、膣(明細胞癌腫、扁平上皮細胞癌腫、ブドウ状肉腫(胎児性横紋筋肉腫)、ファローピウス管(癌腫);血液系:血液(骨髄性白血病(急性および慢性)、急性リンパ芽球性白血病、慢性リンパ芽球性白血病、骨髄増殖性疾患、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群)、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫(悪性リンパ腫);皮膚:悪性黒色腫、基底細胞癌、扁平上皮細胞癌、カポシ肉腫、分子異形成、母斑、脂肪腫、血管腫、皮膚線維腫、ケロイド、乾癬;副腎:神経芽細胞腫;および乳癌を含めた細胞増殖病状をいう。かくして、本明細書において提供される用語「癌性細胞」は、先に同定された疾患のいずれか1つによって侵された細胞を含む。
「cMET阻害剤」は、例えば、WO06/108059、WO2006/014325、およびWO2005/030140に記載された化合物を含む。
「EGFR阻害剤」は、例えば、以下の:ラパチニブ(Tykerb((登録商標)))、ゲフィニチブ(Iressa((登録商標)))、エルロチニブ(Tarceva((登録商標)))、ザクティマ(ZD6474)、AEE788およびHKI−272、EKB−569、CI1033、ならびにWO2004/006846およびWO2004/050681に記載された化合物の1以上を含む。
「ErbB2阻害剤」は、例えば、ラパチニブ(GW572016)、およびPKI−166を含む。
「ホルモン療法」または「ホルモンの療法」は、例えば、以下の:ステロイド(例えば、デキサメタゾン)、フィナステリド、タモキシフェンおよびアロマターゼ阻害剤の1以上による治療を含む。
「HSP90阻害剤」は、例えば、17−AAG、17−DMAG、ゲルダナマイシン、5−2,4−ジヒドロキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(4−(モルホリノメチル)フェニル)イソオキサゾール−3−カルボキミド[NVP−AUY922(VER52296)]、6−クロロ−9−((4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル)−9H−プリン−2−アミン(BIIB021とも命名されるCNF2024)、(本明細書に参照により組み込まれる)、WO2004072051に開示された化合物(本明細書に参照により組み込まれる)、WO2005028434に開示された化合物(本明細書に参照により組み込まれる)、WO2007035620に開示された化合物(本明細書に参照により組み込まれる)、およびWO2006091963(本明細書に参照により組み込まれる)に開示された化合物を含む。
「低体温療法」は、体組織が癌細胞を損傷させ、殺傷し、または癌細胞を放射線およびある種の抗癌薬物の効果に対してより感受性にする高温に曝露される治療のタイプである。
「IGF1R阻害剤」は、例えば、ティルフォスチンAG1024、およびWO06/074057に記載された化合物を含む。
「キナーゼ依存性疾患または状態」とは、1種以上のプロテインキナーゼの活性に依存する病理学的状態をいう。キナーゼは増殖、接着、移動、分化および侵入を含めた種々の細胞活性のシグナル変換経路において直接的にまたは間接的に参加する。キナーゼ活性に関連する疾患は腫瘍成長、固体腫瘍成長を支持し、および目の疾患(糖尿病性網膜障害、年齢関連黄斑変性等)、および炎症(乾癬、慢性関節リウマチ等)などの、過剰な局所的血管新生が関与する他の疾患に関連する病理学的血管新生を含む。
理論に拘束されるつもりはないが、ホスファターゼはキナーゼの同族体として「キナーゼ依存性疾患または状態」において役割を演じることもでき;すなわち、キナーゼは、例えば、蛋白質基質をリン酸化し、ホスファターゼは、例えば、蛋白質基質を脱リン酸化する。従って、本発明の化合物は、本明細書に記載されるキナーゼ活性を変調しつつ、ホスファターゼ活性を直接的にまたは間接的に変調することもできる。このさらなる変調は、存在すれば、関連する、またはそうでなければ相互に依存するキナーゼまたはキナーゼファミリーに向けての本発明の化合物の活性に対して相乗的であり得る(またはそうでない)。いずれにせよ、既に述べたように、本発明の化合物は、部分的には、細胞増殖(すなわち、腫瘍成長)の異常なレベル、プログラムされた細胞死滅(アポトーシス)、細胞移動および侵入、および腫瘍の成長に関連する血管形成によって特徴付けられる疾患を治療するのに有用である。
「代謝産物」とは、動物またはヒト身体中での代謝または生物変換;例えば、酸化、還元、または加水分解による等してより極性の分子への、または結合体への生物変換によって生じた化合物の分解または最終生成物、またはその塩をいう(生物変換の議論については、Goodman and Gilman,“The Pharmacological Basis of Therapeutics”8.sup.th Ed.,Pergamon Press Gilmanら(eds),1990参照)。本明細書で用いるように、本発明の化合物の代謝産物、またはその塩は身体中での化合物の生物学的に活性な形態であってよい。1つの例において、プロドラッグは、生物学的に活性な形態である代謝産物インビボで放出されるように用いることができる。別の例において、生物学的に活性な代謝産物は偶然に発見され、すなわち、プロドラッグの設計はそれ自体では行われなかった。本発明の化合物の代謝産物についてのアッセイは本開示に徴して当業者に公知である。
本発明の目的では「患者」は、ヒトおよび他の動物、特に哺乳動物および他の生物を含む。かくして、該方法はヒト療法および動物適用の双方に適用可能である。実施形態において、患者は哺乳動物であって、別の実施形態において、患者はヒトである。
化合物の「医薬上許容される塩」は、医薬上許容されるものであって、親化合物の所望の薬理学的効果を保有する塩を意味する。医薬上許容される塩は非毒性であると理解される。適当な医薬上許容される塩についてのさらなる情報は、本明細書に参照により組み込まれるRemington’s Pharmaceutical Sciences,17th ed.,Mack Publishing Company,Easton,PA,1985、またはその双方を参照により組み込まれるS.M.Berge,ら、“Pharmaceutical Salts,”J.Pharm.Sci.,1977;66:1−19に見出すことができる。
医薬上許容される酸付加塩の例は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸によって形成されたもの;ならびに酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、乳酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、3,4−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、マンデル酸、メタルスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2−エタンジスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、4−クロロベンゼンスルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、4−トルエンスルホン酸、ショウノウスルホン酸、グルコヘプトン酸、4,4’−メチレンビス−(3−ヒドロキシ−2−エン−1−カルボン酸)、3−フェニルプロピオン酸、トリメチル酢酸、第三級ブチル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、ヒドロキシナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸、ムコン酸、p−トルエンスルホン酸、およびサリチル酸等の有機酸によるものを含む。
医薬上許容される塩基付加塩の例は、親化合物に存在する酸性プロトンがナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、アルミニウム塩等の金属イオンによって置き換えられる場合に形成されるものを含む。好ましい塩はアンモニウム、カリウム、ナトリウム、カルシウム、およびマグネシウム塩である。医薬上許容される有機非毒性塩基に由来する塩は、限定されないが、第一級、第二級、および第三級アミン、天然に生じる置換されたアミンを含めた置換されたアミン、環状アミン、および塩基性イオン交換樹脂の塩を含む。有機塩基の例はイソプロピルアミン,トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、2−ジメチルアミノエタノール、2−ジエチルアミノエタノール、ジシクロヘキシルアミン、リシン、アルギニン、ヒスチジン、カフェイン、プロカイン、ヒドラバミン、コリン、ベタイン、エチレンジアミン、グルコサミン、メチルグルコサミン、テオブロミン、プリン、ピペラジン、ピペリジン、N−エチルピペリジン、プロメタミン、N−メチルグルカミン、ポリアミン樹脂等を含む。例示的な有機塩基はイソプロピルアミン、ジエチルアミン、エタノールアミン、トリメチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、コリン、およびカフェインである。
「プラチン」および「プラチン含有剤」は、例えば、シスプラチン、カルボプラチン、およびオキサリプラチンを含む。
「プロドラッグ」とは、インビボにおいて(典型的には迅速に)変換されて、例えば、血液中での加水分解によって前記式の親化合物を生じる化合物をいう。普通の例は、限定されないが、カルボン酸部位を担持する活性形態を有する化合物のエステルおよびアミド形態を含む。本発明の化合物の医薬上許容されるエステルの例は、限定されないが、(約1および約6の炭素の間での)アルキルエステルを含み、アルキル基は直鎖または分岐鎖である。許容されるエステルは、限定されないが、ベンジルなどのシクロアルキルエスエルおよびアラルキルエステルを含む。本発明の化合物の医薬上許容されるアミドは、限定されないが、(例えば、約1および約6の炭素の間での)第一級アミドおよび第二級、および第三級アルキルアミドを含む。本発明の化合物のアミドおよびエステルは、慣用的な方法に従って調製することができる。プロドラッグの徹底的な議論は、その双方が全ての目的で本明細書に参照により組み込まれるT.Higuchi and V.Stella,“Pro−drugs as Novel Delivery Systems,”Vol 14 of the A.C.S.Symposium Series、およびBioreversible Carriers in Drug Design,ed.Edward Broche,American Pharmaceutical Association and Pergamon Press,1987に提供される。
「Raf阻害剤」は、例えば、ソラフェニブ、およびWO2005/112932に記載された化合物を含む。
「ラパマイシンアナログ」は、例えば、CCI−779、AP23573、RAD001、TAFA93、および本明細書に参照によりその全体が各々組み込まれるWO2004/101583およびUS7,160,867号に記載された化合物を含む。
「受容体チロシンキナーゼ阻害剤」は、例えば、AKT、EGFR、ErbB2、IGF1R、Met、RafおよびVEGFR2の阻害剤を含む。受容体チロシンキナーゼ阻害剤の例は、その各々が全ての目的で本明細書に参照により組み込まれる、WO2006/108059(米国国内段階出願第11/910,720号)、WO2006/074057(米国国内段階出願第11/722,719号)、WO2006/071819(米国国内段階出願第11/722,291号)、WO2006/014325(米国国内段階出願第11/571,140号)、WO2005/117909(米国国内段階出願第11/568,173号)、WO2005/0030140(米国国内段階出願第10/573,336号)、WO200/050681(米国国内段階出願第10/533,555号)、WO2005/112932(米国国内段階出願第11/568,789号)、およびWO2004/006846(米国国内段階出願第10/522,004号)に見出すことができる。特に、このパラグラフで引用された出願は、本発明の実施で有用な化合物の具体的な例および上位概念的実施形態(および実施形態で用いる用語に関連する定義)を提供する目的で組み込まれる。これらの文献は本発明の実施で有用なインビトロアッセイも記載する。
「タキサン」は、例えば、以下の:パクリタキセル(Taxol((登録商標)))およびドセタキセル(Taxotere((登録商標)))の1以上を含む。
「治療有効量」は、患者に投与された場合に、疾患の兆候を緩和する本発明の化合物の量である。「治療有効量」を構成する本発明の化合物の量は化合物、疾患状態およびその重症度、治療すべき患者の年齢等に依存して変化するであろう。治療有効量は、それらの知識および本開示に関連性を有する当業者によって常套的に決定することができる。
「トポイソメラーゼ阻害剤」とは、例えば、以下の:アモサクリン、カンプトテシン、エトポシド、エトポシドリン酸、エキサテカン、イリノテカン、ルルトテカン、およびテニポシド、およびトポテカンの1以上を含む。
本明細書で用いる、疾患、障害または兆候の「治療する」または「治療」は、(i)疾患、障害、症候群がヒトにおいて起こるのを妨げる、すなわち、疾患、障害または症候群の臨床的兆候が、疾患、障害、または症候群に曝露され得る、またはその素因があるが、疾患、障害、または症候群の兆候を未だ経験したことがない、または呈したことがない動物において発生しないようにすること;(ii)疾患、障害、または症候群を阻害し、すなわち、その発生を阻止すること;および(iii)疾患、障害、または症候群を緩和し、すなわち、疾患、障害または症候群の退行を引き起こすことを含む。当該分野で知られているように、全身対局所化送達、年齢、体重、全体の健康、性別、ダイエット、投与の時間、薬物相互作用、および状態の重症度についての調整は必要であり、当業者による常套的実験で確認可能である。
「SRCおよび/またはABLキナーゼ阻害剤」は、例えば、ダサチニブ、イマチニブ(Gleevec((登録商標)))、およびWO2006/074057に記載された化合物を含む。
「VEGFR阻害剤」は、例えば、以下の:ZD6474(Zactima)、ソラフェニブ、アンジオザイム、AZD2171、SU5416、PTK787、AEE788、スニチニブ(SUTENT)、ならびにWO2004/050681およびWO2004/006846に記載された化合物を含む。
発明の実施形態
1つの実施形態において、癌は、少なくとも部分的に、MEKを阻害することによって媒介される。
別の実施形態において、癌は、黒色腫、結腸癌、直腸癌、膵臓癌、乳癌、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、乳頭甲状腺癌、無形成甲状腺癌、子宮内膜癌、および卵巣癌から選択される。
別の実施形態において、治療の1以上は1種以上の化学療法剤である。
別の実施形態において、化学療法剤の1以上はタキサン、プラチン、トポイソメラーゼ阻害剤、アルキル化剤、抗代謝産物、抗微小管剤、およびbcr−abl阻害剤から選択される。別の実施形態において、化学療法剤の1以上は、((登録商標))ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビノレルビンおよびビンデシンから選択され得る抗微小管剤である。
別の実施形態において、化学療法剤の1以上はラパマイシン、カルボプラチン、シスプラチン、オキサリプラチン、ゲムシタビン、ダカルバジン、トポテカンおよびイリノテカンから選択される。
別の実施形態において、化学療法剤の1以上はAKT阻害剤である。別の実施形態において、AKT阻害剤は表2aおよび表2b中の化合物から選択される。
別の実施形態において、化学療法剤の1以上は表2aおよび表2b中の化合物から選択される。
別の実施形態において、化学療法剤の1以上はcMET阻害剤である。別の実施形態において、cMET阻害剤は表3a、表3b、および表3c中の化合物から選択される。
別の実施形態において、化学療法剤の1以上は表3a、表3b、および表3c中の化合物から選択される。
別の実施形態において、化学療法剤の1以上はEGFR阻害剤である。別の実施形態において、EGFR阻害剤はラパチニブ(Tykerb((登録商標))、ゲフィチニブ(Iressa(登録商標))、エルロチニブ(Tarceva(登録商標))、ザクティマ(ZD6474)、AEE788、HKI−272、EKB−569、CI1033、および表4および表7から選択される化合物から選択される。別の実施形態において、EGFR阻害剤は表4および表7から選択される。
別の実施形態において、化学療法剤の1以上は表4および表7から選択される化合物である。
別の実施形態において、化学療法剤の1以上はErbB2阻害剤である。別の実施形態において、化学療法剤はラパチニブ、EKB−569、HKI−272、およびCI1033から選択される。
別の実施形態において、化学療法剤の1以上はHSP90阻害剤である。別の実施形態において、HSP阻害剤は17−AAG、17−DMAG、ゲルダナマイシン、およびCNF2024である。
別の実施形態において、化学治療剤の1以上はIGF1R阻害剤である。別の実施形態において、該IGF1R阻害剤は表5aおよび表5b中の化合物から選択される。
別の実施形態において、化学治療剤の1以上は表5aおよび表5b中の化合物から選択される。
別の実施形態において、化学治療剤の1以上はRaf阻害剤である。別の実施形態において、該Raf阻害剤はソラフェニブ、および表6中の化合物から選択される。
別の実施形態において、化学治療剤の1以上はVEGFR阻害剤である。別の実施形態において、該VEGFR阻害剤は表4および表7中の化合物から選択される。
別の実施形態において、化学治療剤の1以上はラパマイシン、ラパマイシンアナログPI103、SF1126、およびBEZ235から選択される。別の実施形態において、化学治療剤の1以上はラパマイシン、CCI−779、AP23573、RAD001、TAFA93、PI103、SF1126、およびBEZ235から選択される。別の実施形態において、化学治療剤の1以上はラパマイシン、CCI−779、AP23573、RAD001、PI103、およびSF1126から選択される。別の実施形態において、化学治療剤の1以上はラパマイシンである。別の実施形態において、化学治療剤の1以上はラパマイシンアナログである。
別の実施形態において、化学治療剤の1以上は2−メチル−2−(4−(3−メチル−2−オキソ−8−(キノリン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c](キノリン−1−イル)フェニル)プロパンニトリルである。
別の実施形態において、治療の1以上は放射線および低体温療法から選択される。別の実施形態において、治療の1以上は放射線である。
別の実施形態において、治療の1以上は1種以上の抗体である。別の実施形態において、抗体の1以上は(例えば、αIGF−1R A12 MoAb、19D12、h7C10およびCP−751871を含む)IGF1R抗体、アレムツズマブ、ベバシズマブ(Avastin(登録商標))、セツキシマブ(Erbitux(登録商標))、ゲムツズマブ、ゲムツズマブオゾガマイシン、イブリツモマブ(チウキセタン)、パニツムマブ、リツキシマブ、トシツモマブ、およびトラスツムモマブ、(Herceptin(登録商標))から選択される。
別の実施形態において、治療の1以上は外科的処置である。
別の実施形態において、治療の1以上は1種以上のホルモン療法である。別の実施形態において、ホルモン療法の1以上はタモキシフェンおよびアマターゼ阻害剤から選択される。
別の実施形態において、治療剤の1以上はゲムシタビンである。
別の実施形態において、化学治療剤の1以上はイマチニブ(すなわち、Gleevec(登録商標))である。
別の実施形態において、癌は原発性または再発したCMLおよび/または急性骨髄性白血病(AML)であり、治療の1以上は1種以上の化学治療剤または1種以上の抗体から選択される。別の実施形態において、化学治療剤の1以上はイマチニブ(すなわち、Gleevec(登録商標))およびPKC412から選択され;別の実施形態において、化学治療剤の1以上はイマチニブ(すなわち、Gleevec(登録商標))である。別の実施形態において、抗体の1以上はαIGF−1R A12 MoAbおよびトラスツズマブから選択される。
別の実施形態において、癌は前立腺癌であって、治療の1以上は1種以上の抗体から選択される。別の実施形態において、抗体の1以上はαIGF−1R A12 MoAbである。
別の実施形態において、癌は悪性黒色腫であって、治療の1以上は外科的処置、および1種以上の化学療法剤から選択される。別の実施形態において、化学治療剤の1以上はアルキル化剤、タキサン、プラチン、およびRaf阻害剤から選択される。別の実施形態において、1種以上の化学治療剤は、ソラフェニブ、パクリタキセル(Taxol(登録商標))、ドセタキセル(Taxotere(登録商標))ダカルバジン、ラパマイシン、イマチニブメシレート(Gleevec(登録商標))ソラフェニブ、およびカルボプラチンから選択される。
別の実施形態において、癌は結腸または直腸癌であって、治療の1以上は外科的処置、放射線、1種以上の化学治療剤、および1種以上の抗体から選択される。別の実施形態において、化学治療剤の1以上はシスプラチン、オキサリプラチン、カルボプラチン、5−フルオロウラシル、カペシタビン(Xeloda)、イリノテカン(Camptosar)、FOLFOX(フォリン酸、5−FU、オキサリプラチン)、およびロイコボリンから選択される。別の実施形態において、抗体の1以上はベバシズマブ、およびセツキシマブから選択される。
別の実施形態において、癌は膵臓癌であって、治療の1以上は外科的処置、放射線および1種以上の化学治療剤から選択される。別の実施形態において、化学治療剤の1以上はエルロチニブ(Tarceva(登録商標))、ゲムシタビン、5−フルオロウラシル、ロイコボリン、シスポラチン、オキサリプラチン、カルボプラチン、ゲムシタビン、イリノテカン、パクリタキセル、カペシタビン、およびストレプトゾシンから選択される。
別の実施形態において、癌は乳癌であって、治療の1以上は外科的処置、放射線、1種以上の化学治療剤、1種以上のホルモン療法、および1種以上の抗体から選択される。別の実施形態において、化学治療剤の1以上はラパチニブ(Tykerb(登録商標))、パクリタキセル(Taxol(登録商標))、ドセタキセル、カペシタビン、シクロホスファミド(Cytoxan)、メトトレキサート、フルオロウラシル、ドキソルビシル、エピルビシン、ゲムシタビン、カルボプラチン(Paraplatin)、シスプラチン(Platinol)、ビノレルビン(Navelbine)、カペシタビン(Xeloda)、PEG化リポソームドキソルビシン(Doxil)、およびアルブミン結合パクリタキセル(Abraxane)から選択される。別の実施形態において、抗体の1以上はαIGF−1R A12 MoAb、ベバシズマブ(Avastin)、およびトラスツズマブから選択される。別の実施形態において、ホルモン療法の1以上はタモキシフェン、トレミフェン(Fareston)、フルべストラント(Faslodex)、酢酸メゲストロール(Megace)、卵巣切除、およびアロマターゼ阻害剤から選択され;別の実施形態において、アロマターゼ阻害剤の1以上はエトロゾール(Femara)、アナストロゾール(Arimidex)、およびエキセメスタン(Aromasin)から選択される。
別の実施形態において、癌は非小細胞肺癌であって、治療の1以上は外科的処置、放射線、1種以上の抗体、および1種以上の化学治療剤から選択される。別の実施形態において、化学治療剤はシスプラチン、オキサリプラチン、カルボプラチン、ザクティマ(ZD6474)、パクリタキセル、ドセタキセル(Taxotere(登録商標))、ゲムシタビン(Gemzar(登録商標))、ビノレルビン、イリノテカン、エトポシド、ビンブラスチン、エルロチニブ((Tarceva)登録商標))およびペメトレキセドから選択される。別の実施形態において、抗体の1以上はベバシズマブである。
別の実施形態において、癌は小細胞肺癌であって、治療の1以上は外科的処置、放射線、および1種以上の化学治療剤から選択される。別の実施形態において、化学治療の1以上はシスプラチン、オキサリプラチン、カルボプラチン、エトポシド、イリノテカン、ホスファミド、パクリタキセル、ドセタキセル、ゲムシタビン、トポテカン、シクロホスファミド/ドキソルビシン/ビンクリシチン(CAV)、メトトレキサートおよびビノレルビンから選択される。
別の実施形態において、癌は乳頭または退生甲状腺癌であって、治療の1以上は外科的処置、放射線、放射性ヨウ素療法、1種以上のホルモン療法、および1種以上の化学治療剤から選択される。別の実施形態において、化学治療剤の1以上は甲状腺ホルモンピル、ドキソルビシンおよびプラチンから選択される。
別の実施形態において、癌は子宮内膜癌であって、治療の1以上は外科的処置、放射線、ホルモン療法、および1種以上の化学治療剤から選択される。別の実施形態において、化学治療剤の1以上はパクリタキセル、ドキソルビシン、およびシスプラチンから選択される。別の実施形態において、ホルモン療法の1以上は酢酸メドロキシプロゲストロン、酢酸メゲストロールおよびタモキシフェンから選択される。
別の実施形態において、癌は卵巣癌であって、治療の1以上は外科的処置、放射線、および1種以上の化学治療剤から選択される。別の実施形態において、化学治療剤の1以上は(シスプラチン、オキサリプラチンおよびカルボプラチンなどの)プラチン化合物、(パクリタキセル、またはドセタキセルなどの)タキサン、トコテカン、(ドキソルビシン(Adriamycin)およびリポソームドキソルビシン(Doxil)などの)アントラサイクリン、ゲムシタビン、シクロホスファミド、ビノレルビン(Navelbine)、ヘキサメチルメラミン、イフォスファミドおよびエトポシドから選択される。
別の実施形態において、治療の1以上は1種以上の化学治療剤、放射線、低体温療法、1種以上の抗体、および外科的処置から選択される。別の実施形態において、化学治療の1以上はEGFR阻害剤、イソトレチノイン、プラチン(例えば、シスプラチン、オキサリプラチン、およびカルボプラチン)、エピルビシン、ブレオマイシン、ドキソルビシン、シクロホスファミド、タキサン(例えば、ドセタキセル(Taxotere(登録商標))、およびフルオロウラシル[5−FU]から選択される。別の実施形態において、化学治療の1以上はシスプラチン、カルボプラチン、およびドキソタキセルから選択される。別の実施形態において、抗体の1以上はセツキシマブ(Erbitux(登録商標))である。
別の実施形態において、治療の1以上は放射線、および外科的処置から選択される。
本発明の別の実施形態において、治療の1以上はラパマイシン、CCI−779、AP23573、RAD001、カルボプラチン、シスプラチン、オキサリプラチン、ゲムシタビン、ダカルバジン、トポテカン、イリノテカン、ソラフェニブ、パクリタキセル、ドセタキセル、ラパチニブ(Tykerb(登録商標))、ゲフィチニブ(Iressa(登録商標))、エルロチニブ(Tarceva(登録商標))、ザクティマ(ZD6474)、5−フルオロウラシル、カペシタビン(Xeloda)、FOLFOX(フォリン酸、5−FU、オキサリプラチン)、ストレプトゾシン、シクロホスファミド(Cytoxan)、メトトレキサート、ドキソルビシン、エピルビシン、ビノレルビン(Navelbine)、PEG化リポソームドキソルビシン(Doxil)、およびアルブミン結合パクリタキセル(Abraxane)、エトポシド、ビンブラシン、ペメトレキセド、ロイコボリン、ホスファミド、シクロホスファミド/ドキソルビシン/ビンクリチン(CAV)、甲状腺ホルモンピル、ヘキサメチルメラミン、イフォスファミド、イマチニブ(すなわち、(Gleevec(登録商標))、αIGF−1R A12 MoAb、IGF−1R 19D12、IGF−1R h7C10、IGF−1R,CP−751871、アレムツズマブ、ベバシズマブ(Avastin(登録商標))、セツキシマブ(Erbitux(登録商標))、ゲムツズマブ、ゲムツズマブオゾガマイシン、イブリツマブ(チウキセタン)、パニツムマブ、リツキシマブ、トシツモマブ、トラスツズマブ(Herceptin(登録商標))、タモキシフェン、トレミフェン(Fareston)、フルべストラント(Faslodex)、酢酸メゲストロール(Megace)、卵巣切除、酢酸メドロキシプロエステロン、酢酸メゲストロールおよびアロマターゼ阻害剤から選択される。
別の実施形態において、化学治療の1以上は、所望によりその医薬上許容される塩または水和物としての式100:
(式中、qは1、2、または3;であり;Eは−NR−、−O−、または存在せず、およびYは−CHCH−、−CH−、または存在せず、但し、Eが−NR−、−O−、である場合、Yは−CHCH−であり;Rはハロゲン、トリハロメチル−CN、−NO、−OR、および所望により置換されていてもよい低級アルキルから選択され;Rは−H、所望により置換されていてもよい低級アルキル、−CO、−C(O)N(R)R、−SO、および−C(O)R ;から選択される)、またはその単一幾何異性体、立体異性体、ラセミ体、エナンチオマーまたはジアスレオマーである。式100の範囲を記載するのに用いる用語は、本明細書に参照により組み込まれるWO2004/006846(米国国内段階出願第10/522,004号)において定義される。例えば、式100についての「所望により置換されていてもよいアルキル」(WO2004/006846(米国国内段階出願第10/522,004号))に与えられた意味を有する。式100の化合物が本出願において記載される場合は常に、構造によるか、または用語「式100」の使用によるかは問わず、該用語は、化合物はWO2004/006846(米国国内段階出願第10/522,004号)によって定義されることを記載するのに用いられる。
別の実施形態において、化学治療剤の1以上は式101:
「式中Aは3〜7員脂環式、5〜6員オルトアリーレン、または1〜3個のヘテロ原子を含有する5〜6員オルト−ヘテロアリーレンであり、前記のいずれも所望により4つまでのRで置換されていてもよく;各Rは、独立して、−H,ハロゲン、−CN、−NO、−OR、−N(R)R、−S(O)0−2、−SON(R)R、−CO、−C(O)N(R)R、−N(R)SO、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−C(O)R、−OC(O)R、所望により置換されていてもよいC1−6アルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールC1−6アルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクリルおよび所望により置換されていてもよいヘテロシクリルC1−6アルキルから選択され;
所望により、Rの2つは、それらが結合している原子と一緒になって、Aと縮合して第1の環系を形成し、該第1の環系は0〜3個のRで置換されており;
、XおよびXは独立して、−CR=または−N=;から選択され;各Rは、独立して、−H、ハロゲン、−CN、−NO、−OR、−N(R)R、−S(O)0−2、−SON(R)R、−CO、−C(O)N(R)R、−N(R)SO、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)、−C(O)R、−OC(O)R、所望により置換されていてもよいC1−6アルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールC1−6アルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクリル、および所望により置換されていてもよいヘテロシクリルC1−6アルキルから選択され;
ZおよびXは各々、独立して−(R)=、−N=、−N(R)−、−S(O)0−2−、および−O−;から選択され;
EおよびYは、各々、独立して存在せず、−C(R)(R)−、−C(=O)−、−C(R)=、および−N=から選択されるが、EおよびYの両方が存在しないことはなく、そしてZおよびXの両方が−N=である場合、EおよびYの両方が−N=ではなく;
は、独立して、R、−N(R)(R)、−C(O)N(R)R、−N(R)CO、−N(R)C(O)N(R)R、および−N(R)C(O)Rから選択され;
各Rは独立して、−H、所望により置換されていてもよいC1−6アルキル、所望により置換されていてもよいC3−7脂環式、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールC1−3アルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクリルおよび所望により置換されていてもよいヘテロシクリルC1−3アルキルから選択され;
所望によりRの2つは、それらが結合している共通の窒素と一緒になる場合、所望により置換されていてもよい5〜7員ヘテロシクリルを形成し、該所望により置換されていてもよい5〜7員ヘテロシクリルは、所望により、N、O、SおよびPから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含み
Gは−CO、−C(O)R、−C(O)N(R)R、−C(O)(NR)、−C(O)NR[C(R0−1、−C(O)NRO[C(R0−1、−N(R)CO、−N(R)C(O)N(R)R、−N(R)C(O)R、−N(R)R、−S(O)0−2、−SON(R)R、所望により置換されていてもよいアリールC0−3アルキル、および所望により置換されていてもよいヘテロシクリルC0−3アルキルから選択され;
但し、当該化合物は2−[(3,4−ジヒドロ3−オキソ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル]−N−(2−フラニルメチル)−ベンズアミド、N−シクロプロピル−2−[(3,4−ジヒドロ3−オキソ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル]−ベンズアミド、または2−[(3,4−ジヒドロ−3−オキソ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル]−N−(フェニルメチル)−ベンズアミドではない;
またはその医薬上許容される塩、水和物または溶媒和物である。
式101の範囲を記載するのに用いる用語は、本明細書に参照により組み込まれるWO2005/112932(米国国内段階出願第11/568,789号)に定義されている。例えば、式101についての「所望により置換されていてもよいヘテロシクリル」は、WO2005/112932(米国国内段階出願第11/568,789号)に与えられる意味を有する。式101の化合物は本出願に記載される場合は常に、構造によるかまたは用語「式101」の使用によるかは問わず該用語は化合物がWO2005/112932(米国国内段階出願第11/568,789号)に定義されていることを記載するのに用いる。
別の実施形態において、化学治療剤は式A−B−C、またはその医薬上許容される塩または水和物のものであり、ここで、Aは:
から選択される。
Bは:
から選択される。
Cは:
から選択され、
は、−H、ハロゲン、トリハロメチル、−CN、−NH、−NO、−OR、−NR、−S(O)0−2、−SONR、−CO、−C(O)NR、−N(R)SO、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−C(O)R、および所望により置換されていてもよい低級アルキルから選択され;
qは0〜2であり;
各Rは、独立して−H、所望により置換されていてもよい低級アルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリールアルキルから選択され;
2つのRは、それらが結合している窒素と一緒になって4〜7員ヘテロ脂環式を形成し、該4〜7員ヘテロ脂環式は所望により1つのさらなるヘテロ原子を含有し;1つの該さらなるヘテロ原子が窒素である場合、該窒素は、所望により、−H、トリハロメチル、−SO、−SONR、−CO、−C(O)NR、−C(O)R、および所望により置換されていてもよい低級アルキルから選択される基で置換されていてもよく;
各R35は、独立して、−H、−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)SR、−SO、−C(=O)N(R)R、および所望により置換されていてもよい低級アルキルから選択される。
2つのR35は、それらが結合している窒素と一緒になって、組み合わされて、1および4の間のR60で所望により置換されていてもよいヘテロ脂環式を形成することができ、該ヘテロ脂環式はさらなる環状ヘテロ原子を有することができ、および該ヘテロ脂環式はそれに縮合したアリールを有することができ、該アリールは所望により1〜4のR60で置換されていてもよく;
は=N−、=C(H)−、および=C(CN)−から選択され;
は=N−、または=C(H)−いずれかであり;
は−H、または所望により置換されていてもよい低級アルキルであり;
はR、−SONR、−CO、−C(O)NR、−SO、および−C(O)Rから選択され;
、R10、およびR11は、各々、独立して、−H、および−OR12から選択され;あるいは
−H、および−OR12から選択され;およびR10、およびR11は、一緒になる場合、所望により置換されていてもよいアルキリンまたはオキソいずれかであり;
12は−H、−C(O)R、所望により置換されていてもよい低級アルキリジン、所望により置換されていてもよい低級アリールアルキリジン、所望により置換されていてもよい低級ヘテロシクリルアルキリジン、所望により置換されていてもよい低級アルキリデン、所望により置換されていてもよい低級アルキリデンアリール、所望により置換されていてもよい低級アルキリデンヘテロシクリル、所望により置換されていてもよい低級アルキル、所望により置換されていてもよい低級アルキルアリール、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよい低級ヘテロシクリルアルキルおよび所望により置換されていてもよいヘテロシクリルから選択され;
あるいは、2つのR12は、一緒になった場合、1)該2つのR12がR10、およびR11に由来する場合は対応するスピロ環状ケタール、あるいは2)該2つの12がR、およびR10、およびR11の1つに由来する場合、対応する環状ケタールを形成し;
は−O−、−CH−、−N(R)−、および−S(O)0−2−から選択され;
Qは所望により0および4の間のR20で置換されていてもよい5〜10員環系であり;
20は−H、ハロゲン、トリハロメチル、−CN、−NO、−NH、−OR、−NR、−S(O)0−2、−SONR、−CO、−C(O)NR、−N(R)SO、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−C(O)R、および所望により置換されていてもよい低級アルキルから選択され;
60は−H、ハロゲン、トリハロメチル、−CN、−NO、−NH、−OR、−NR、−S(O)0−2、−SONR、−CO、−C(O)NR、−N(R)SO、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−C(O)R、所望により置換されていてもよい低級アルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいヘテロアリールアキル、および所望により置換されていてもよいアリールアキルから選択され;
2つのR60は、非芳香族炭素に結合した場合、オキソであり得;
前記式のいずれにもおける各メチレンは独立して、所望により、R25で置換されていてもよく;
各R25は独立して、ハロゲン、トリハロメチル、−CN、−NO、−NH、−OR、−NR、−S(O)0−2、−SONR、−CO、−C(O)NR、−N(R)SO、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−C(O)R、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアキル、ヘテロアリールアキル、所望により置換されていてもよい低級アルキルから選択され;R25の2つは、それらが結合している炭素または複数の炭素と一緒になって、組み合わされ、3〜7員脂環式またはヘテロ脂環式を形成することができ、単一炭素上のR25の2つはオキソであり得;
但し、Bが:
から選択され、およびCが
を含有し、Cの残りの部分が、
に直接的に結合した:
の1つを含有する場合、Aは:
の1つである必要があり、但し、Cが
を含有し、Bが:
から選択される場合、
に直接的に結合したCの部分はR70が−H、C1−4アルキル、およびC1−4アルコキシルから選択される場合、
を含有することはできない。式A−B−Cの範囲を記載するのに用いる用語は、本明細書に参照により組み込まれる。WO2005/030140(米国国内段階出願第10/573,336号)において定義されている。例えば、式A−B−Cについての「所望により置換されていてもよいヘテロシクリル」は、WO2005/030140(米国国内段階出願第10/573,336号)に与えられる意味を有する。式A−B−Cの化合物が本出願に記載される場合は常に、構造によるか、または用語「式AーB−C」の使用によるかを問わず、該用語は、化合物がWO2005/030140(米国国内段階出願第10/573,336号)によって定義される化合物を記載するのに用いられる。
別の実施形態において、化学治療剤の1以上は式103:
式中J、J、およびJの各々は、独立して、=N−、=C(R)−、−N(R)−、−O−および−S(O)0−2−から選択され;
各Rは独立して、−H、ハロゲン、トリハロメチル、−CN、−NO、−OR20、−N(R20)R20、−S(O)0−220、−SON(R20)R20、−CO20、−C(O)N(R20)R20、−N(R20)SO20、−N(R20)C(O)R20、−NCO20、−C(O)R20、所望により置換されていてもよいC1−6アルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールC1− アルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクリル、所望により置換されていてもよいヘテロシクリルC1−6アルキルおよびD−R50から選択され;
は−H、ハロゲン、−OR20、−S(O)0−220、−NO、−N(R20)R20、および所望により置換されていてもよいC1−6アルキルから選択され;
は=N−、=C(H)−、および=C(CN)−から選択され;
Arは5または6員アリーレンまたは1〜3個のヘテロ原子を含有する5または6員ヘテロアリーレンのいずれかであり;
各Rは、独立して、−H、ハロゲン、トリハロメチル、−CN、−NO、−OR20、−N(R20)R20、−S(O)0−220、−SON(R20)R20、−CO20、−C(O)N(R20)R20、−N(R20)SO20、−N(R20)C(O)R20、−NCO20、−C(O)R20、所望により置換されていてもよいC1−6アルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールC1−6アルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクリル、所望により置換されていてもよいヘテロシクリルC1−6アルキルおよび基−B−L−Tから選択され、ここで、
Bは存在しない、−N(R13)−、−N(SO13)−、−O−、−S(O)0−2−、および−C(=O)−から選択され;
Lは存在しない、−C(=S)N(R13)−、−C(=NR14)N(R13)−、−SON(R13)−、−SO−、−C(=O)N(R13)−、−N(R13)−、−C(=O)C1−2アルキルN(R13)−、−N(R13)C1−2アルキルC(=O)−、−C(=O)C0−1アルキルC(=O)N(R13)−、−C0−4アルキレン−、−C(=O)C0−1アルキルC(=O)OR−、−C(=NR14)C0−1アルキルC(=O)−、−C(=O)−、−C(=O)C0−1アルキルC(=O)−、および少なくとも1つの窒素を含めた1〜3個の環状ヘテロ原子を含有する所望により置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルから選択され;
Tは−H、−R13、−C0−4アルキル、−C0−4アルキルQ、−OC0−4アルキルQ、−C0−4アルキルOQ、−N(R13)C0−4アルキルQ、−SO0−4アルキルQ、−C(=O)C0−4アルキルQ、−C0−4アルキルN(R13)Q、および−C(=O)N(R13)C0−4アルキルQから選択され、
ここで、−B−L−Tの前記したアルキルおよびアルキレンの各々は所望により1または2のR60で置換されていてもよく;
Zは−S(O)0−2−、−O−、および−NR−から選択され;
は−Hまたは所望により置換されていてもよいC1−6アルキルいずれかであり;
各Dは独立して、−O−、−S(O)0−2−、および−NR−から選択され;
各Rは独立して、−Hまたは所望により置換されていてもよいC1−6アルキルであり;
各R13は、独立して、−H、−C(=O)R20、−C(=O)OR20、−C(=O)SR20、−SO20、−C(=O)N(R20)R20および所望により置換されていてもよいC1−4アルキルから選択され;
13の2つは、それらが結合している原子または複数原子と一緒になって、組み合わされて1および4の間のR60で所望により置換されていてもよいヘテロ脂環式を形成することができ、該ヘテロ環式は4個までの環状ヘテロ原子を含むことができ、および該ヘテロ環式はそれに縮合したアリールまたはヘテロアリールを含むことができ、ここで、この場合、該アリールまたはヘテロアリールは所望により、さらなる1〜4つのR60で置換されていてもよく;
各R14は、独立して、−H、−NO−N(R20)R20、−CN、−OR20、所望により置換されていてもよいC1−6アルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールC1−6アルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクリル、所望により置換されていてもよいヘテロシクリルC1−6から選択され;
Qは所望により、0および4の間のR20で置換されていてもよい5〜10員環系であり;
各R50は独立して、R20、または式120:
に従い、
ここで、X、Xおよび、所望によりXは飽和架橋環系の原子を表わし、該飽和架橋環系は、X、X、およびXのいずれかによって表される4個までの環状ヘテロ原子を含む;
ここで、
各Xは、独立して、−C(R)R7−、−O−、−S(O)0−2−、および−NR8−から選択され;
各Xは独立して、所望により置換されていてもよい橋頭メチンまたは、橋頭窒素であり;
各Xは、独立して−C(R)R7−、−O−、−S(O)0−2−、および−NR8−から選択され;
Yは:
Dおよび1)Xが橋頭窒素である場合を除いて、飽和架橋環系のいずれかの環状原子、2)RまたはRのいずれかによって表されるいずれかのヘテロ原子いずれかの間の所望により置換されていてもよい低級アルキレンリンカーであり;但し、Dおよび飽和架橋環系のいずれかの環状ヘテロ原子、またはRまたはRのいずれかによって表されるいずれかのヘテロ原子の間に少なくとも2つの炭素原子が存在し;
あるいは、Yは存在せず、Yが存在しない場合、Dが−SO−でなければ、該飽和架橋環系は該飽和架橋環系の環状炭素を介してDに直接的に結合し、その場合、該飽和架橋環系は、該飽和架橋環系のいずれかの環状原子を介してDに直接的に結合しており;
mおよびpは、各々独立して、1〜4であり;
nは0〜4であり、nが0に等しい場合、2つの橋頭Xの間には単結合が存在し;
およびRは各々、−H、ハロゲン、トリハロメチル、−CN、−NO、−OR20、−N(R20)R20、−S(O)0−220、−SON(R20)R20、−CO20、−C(O)N(R20)R20、−N(R20)SO20、−N(R20)C(O)R20、−NCO20、−C(O)R20、所望により置換されていてもよいC1−6アルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールC1−6アルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクリル、所望により置換されていてもよいヘテロシクリルC1−6アルキル、およびYまたはDいずれかに対する結合から選択され;あるいは
およびRは一緒になった場合、オキソであり;あるいは RおよびRはそれらが結合している共通の炭素と一緒になって、所望により置換されていてもよい3〜7員スピロシクリルを形成し、該所望により置換されていてもよい3〜7員スピロシクリルは所望によりN、O、S、およびPから選択される少なくとも1つの環状ヘテロ原子を含有し;
各Rは、独立して、−R20、Y、−SON(R20)R20、−CO20、−C(O)N(R20)R20、−SO20、および−C(O)R20から選択され;
各R20は、独立して、−H、所望により置換されていてもよいC1−6アルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールC1−6アルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクリル、および所望により置換されていてもよいヘテロシクリルC1−6アルキルから選択され;あるいはR20の2つは、それらが結合している共通の窒素と一緒になった場合、所望により置換されていてもよい5〜7員ヘテロシクリルを形成することができ、該所望により置換されていてもよい5〜7員ヘテロシクリルは、所望により、N、O、S、およびPから選択された、少なくとも1つの環状ヘテロ原子を含有し;
各R60は、独立して、−H、ハロゲン、トリハロメチル、−CN、−NO、−OR20、−N(R20)R20、−S(O)0−220、−SON(R20)R20、−CO20、−C(O)N(R20)R20、−(R20)SO20、−N(R20)C(O)R20、−N(R20)CO20、−C(O)R20、所望により置換されていてもよいC1−6アルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールC1−6アルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクリル、所望により置換されていてもよいヘテロシクリルC1−6アルキルから選択され;
60の2つはそれらが結合している共通の炭素と一緒になるとき、所望により置換されていてもよい3〜7員脂環式、またはヘテロ環式を形成することができ;
60の2つは一緒になると、オキソになり得る]
または、その医薬上許容される塩または水和物である。
式103の範囲を記載するのに用いる用語は、本明細書に参照により組み込まれるWO2006/014325(米国国内段階出願第11/571,140号)に定義されている。例えば、式103についての「所望により置換されていてもよいヘテロシクリル」はWO2006/014325(米国国内段階出願第11/571,140号)に与えられる意味を有する。式103の化合物が本出願において記載される場合は常に、構造によるか、または用語「式103」の使用によるかを問わず、該用語は化合物WO2006/014325(米国国内段階出願第11/571,140号)によって定義されることを記載するのに用いる。
別の実施形態において、化学治療剤の1以上はN−[3−フルオロ4−({6−(メチルオキシ)7−[(3−モルホリン−4−イルプロピル)オキシ]キノリン−4−イル}オキシ)フェニル]−N’−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]エチレンジアミンドまたはその医薬上許容される塩または水和物である。
別の実施形態において、cMet阻害剤は、N−[3−フルオロ−4−({6−(メチルオキシ)−7−[(3−モルホリン−4−イルプロピル)オキシ)]キノリン−4−イル}オキシ)フェニル]−N’−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]エタンジアミドまたはその医薬上許容される塩または水和物である。
別の実施形態において、化学治療剤の1以上は式105:
[式中、
VはNR1a、またはO−Rであり、ここで、
はH、CN、ハロ、−NR1314、C(O)NR1314、C−Cアルキル、−C(O)−C−Cアルキル、−C−Cアルキル−R20であり、ここで、R20はアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、または5−12員縮合二環または三環の飽和、部分的飽和または不飽和のN、O、およびSから選択される0〜4の環原子を含有する環系であり、ここで、アリール、ヘテロアリール、C−Cヘテロシクリル、または該5−12員環系は、所望によりC−Cアルキル、および−C−Cアルキル−R21から独立して選択される1、2または3個の基で置換されていてもよく;
1aはHまたはC−Cアルキルであり;あるいは
VがNR1aである場合、RおよびR1aはそれらが結合している窒素と一緒になって、窒素に加えて、O、N、およびSから独立して選択される2つまでのさらなるヘテロ原子を含有する4〜7員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を形成し、ここで各ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、所望によりC−Cアルキル、−NR1314またはC−Cシクロアルキルの1または2個で置換されていてもよく;
XはH、ハロ、C−Cアルキル、NO、モノ−、ジ−、またはトリハロ置換メチルNR1314、C(O)O−C−Cアルキル、またはN(R13)−C(O)−C−Cアルキルであり;
YはH,ハロ、OH、C−Cアルキル、C−Cアルキル−NR1516、NR1516、C−Cアルコキシ、−N(R13)−(CH−NR1516、−C(O)O−C−Cアルキル、−O−(CH−NR1516、−C(O)−C−Cアルキル、−C−C−アルキル−R21、−O−R21、−C(O)−R21、−O−(CH−R21、−C(O)−NR1314、−C(O)−N(R13)−アリール、−C(O)−N(R13)−(CH−NR1516、−C(O)−N(R13)−(CH−アリール、−C(O)−N(R13)−(CH−ヘテロシクリルであり;
あるいはXおよびYは、それらが結合している原子と一緒になって、O、N、およびSから独立して選択される1または2個のヘテロ原子を含有する4〜7員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を形成し、ここでヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、所望により、ハロ、C−Cキル、アリール−C−Cアルキル−、アリール(CH−O−(CH−アリール−、アリールOH、C−Cシクロアルキル、ヘテロシクリル−アリール−N(R13)C(O)−C−Cシクロアルキル−C(O)−N(R14)−アリール−または式−L−M−Qの基から独立して選択される1または2の部分で置換されていてもよく、ここで、
Lは結合またはC−Cシクロアルキルであり、
MはC−Cアルキル、C−CアルケニルまたはC−Cアルキニルであり;
QはNR1314、N(R13)C(O)−C−Cアルキル、ヘテロシクリル、またはO、NおよびSから独立して選択される1または2個のヘテロ原子を含有する飽和縮合二環であり;
ここで、XおよびYによって形成される基上の各アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル置換基は、所望により、ハロ、C(O)O−(CH−フェニル、およびC(O)−C−Cアルキルから独立して選択される1または2の部分でさらに置換されていてもよく;
ZはH、NR、−S−R2a、または−O−R2aであり、ここで、
は−C−Cアルキル、−C−Cアルキル−NR1314、−C(O)−アリール、−C−Cアルキル−アリール、−C−C−アルキル−ヘテロアリール、−C−C−アルキル(C−C−シクロアルキル)、−C−C−アルキル−ヘテロシクリル、あるいはN、O、およびSから選択される0〜4の環原子を含有する、−C−C−アルキル−5−12員縮合二環または三環の飽和、部分飽和、または不飽和環系であり、ここで、
各アルキルは所望によりフェニルで置換されていてもよく、
各アリール、ヘテロアリール、C−Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、または5〜12員環系は、所望により、ハロ、モノ−、ジ−、またはトリ−ハロ置換メチルまたはメトキシ、CN、NO、NR1314、C(O)O−C−Cアルキル、N(R13)C(O)−C−Cアルキル、−SONR1314、−O−C(O)−NR1314、−C−Cアルキル−C(O)NR1516、C−Cアルコキシ、C−Cチオアルコキシ、−O−(CH−NR1516、−C−C−アルキル−NR1314、−N(R13)−C(O)−C−Cアルキル、−N(R13)−C(O)−アリール、−C−C−アルキル−C(O)−N(R13)−(CH−NR1516、−C−Cアルキル−C(O)−N(R13)−(CH−アリール、−O−(CH−C(O)−N(R13)−(CH−NR1516、−O−(CH−C(O)−NR1516、−C−Cアルキル−C(O)−N(R13)−(CH−O−C−Cアルキル、−C−C−アルキル−N(R13)−C(O)O−C−Cアルキル、−C−Cアルキル−C(O)−ヘテロシクリル、−C−Cアルキル−C(O)−ヘテロアリール、−C−Cアルキル−C(O)−アリール、−C−Cアルキル−R21、アリールオキシ、−O−(CH−R21、−SO−ヘテロシクリル、N(R13)−C(O)−C−C−シクロアルキル、−C−CアルキルC(O)O−R21、C−C−シクロアルキル、−C−Cアルキル−R21、−SC−Cキル、あるいはハロまたはシアノで所望により置換されていてもよいC−Cアルキルから独立して選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよく;
ここで、各アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリル置換基は、さらに、ハロ、CF、C−Cアルキル、C−Cハロアルコキシ、NR1314およびC−Cアルコキシから独立して選択される1〜3の基で置換されていてもよく;
はHまたはC−Cアルキルであり;
あるいはRおよびRは、それらが結合している窒素と一緒になって、O、NおよびSから独立して選択される3個までのヘテロ原子を含有する4〜7員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を形成し、ここで、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、所望により、1または2個のハロまたはC−Cアルキルで置換されていてもよく;
2aはアリールまたはC−Cアルキル−ヘテロアリールであり、ここで、該アリールおよびヘテロアリールは、所望により、アリール、−N(R13)−C(O)−C−Cシクロアルキルまたは−C(O)NR1314で置換されていてもよく;
13およびR14は独立してHまたはC−Cアルキルであり;
15およびR16は、独立して、H、C−Cアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、あるいはR15およびR16は、それらが結合している窒素と一緒になって、4〜7員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を形成し、ここで、1または2個の環炭素は、各々、所望により、O、NおよびSから独立して選択されるヘテロ原子で置換されていてもよく、およびここで、各ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、所望により、ハロ、C−Cアルキル、またはC(O)O−C−Cアルキルから選択される1または2の部分で置換されていてもよく;
21は、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、またはC−Cシクロアルキルであり、ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、C−Cシクロアルキル、およびヘテロシクリルは、所望により、ハロ、−S(O)−C−Cアルキル、−C(O)−C−Cアルキル、−C(O)−H、−C−Cアルキル−アリール、C−Cアルキル、NR1314、およびヘテロシクリルから独立して選択される1または2の部分で置換されていてもよく;
nは0〜6であり;
但し、VがNHである場合、X、YおよびZは同時にHではない]
またはその医薬上許容される塩または水和物である。
式105の範囲を記載するのに用いる該用語は、本明細書に参照により組み込まれるWO2006/074057(米国国内段階出願第11/722,719号)に定義されている。例えば、式105についての「所望により置換されていてもよいヘテロシクリルは」、WO2006/074057(米国国内段階出願第11/722,719号)に与えられた意味を有する。式105の化合物が本出願で記載される場合は常に、構造によるか、または用語「式105」の使用によるかを問わず、該用語は、WO2006/074057(米国国内段階出願第11/722,719号)によって化合物が定義されることを記載するのに用いる。
別の実施形態において、化学治療剤の1以上は式107:
[式中、各Wは独立してNまたはCRであり;
各Rは独立して、H,ハロゲン、トリハロアルキル、−CN、−NH、−NO、−OR、−N=CNR、−N(R)C(=NR)NR、−SR、−S(O)1−2、−SONR、−CO、−C(O)NR、−C(O)N(OR)R、−C(=NR)NR、−N(R)SO、−NC(O)R、−NCO、−C(O)R、−R、および−A−R ら選択され;但し、Rの少なくとも1つは−A−Rであり、ここで、該少なくとも1つの−A−Rについてのみ、Rは所望により置換されていてもよいヘテロ脂環式環である必要があり、該所望により置換されていてもよいヘテロ脂環式環のいずれの窒素もAに直接的に結合することができず;
AはO、S(O)0−2、およびNRであり;
LはO、S(O)0−2、またはNRであり;
QはCまたはNであり、QがNである場合、Rは存在せず;
およびRは、各々、独立して−Hまたは−Rであり;
およびRは、各々、独立して、H、−OR、−NR、−S(O)0−2、−SONR、−CO、−C(O)NR、−N(R)SO、−NC(O)R、−NCO、−C(O)R、−CN、−NO、−NH、ハロゲン、トリハロメチル、および−Rから選択され;あるいは
およびRは、一緒になった場合、0および2の間の窒素を含有する5または6員芳香族環系を形成し、該5または6員芳香族環系は0および4の間のR15で所望により置換されていてもよく;
は−H、所望により置換されていてもよいC1−8アルキル、所望により置換されていてもよいアリールC1−8アルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクリルC1−8アルキル、所望により置換されていてもよいアリール、および所望により置換されていてもよいヘテロシクリルから選択され;
は−H、所望により置換されていてもよいC1−8アルキル、所望により置換されていてもよいアリールC1−8アルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクリルC1−8アルキル、所望により置換されていてもよいアリール、および所望により置換されていてもよいヘテロシクリルから選択され;但し、Rのいずれかのヘテロ原子、およびA、またはRまたはRが結合したいずれかの原子の間に少なくとも2つの炭素があり;あるいは
およびRは、それらが結合している共通の窒素と一緒になった場合、所望により置換されていてもよい5〜7員複素環を形成し、該所望により置換されていてもよい5〜7員複素環は、所望により、窒素、酸素、硫黄、およびリンから選択される少なくとも1つのさらなるヘテロ原子を含有し;
は−H、−NO、−CN、−OR、および所望により置換されていてもよいC1−8アルキルであり;
Xは以下の6つの式:
の1つから選択され、ここで、mは0〜5であり、nは0〜3であり、およびZはNまたはCR10であり;
10は−H、ハロゲン、トリハロメチル、−NH、−NO、−OR、−N=CNR、−NR、−N(R)C(=NR)NR、−SR、−S(O)1−2、−SONR、−CO、−C(O)NR、−C(O)N(OR)R、−C(=NR)NR、−N(R)SO、−NC(O)R、−NCO、−C(O)R、およびRから選択され;
KはO、S、またはNR11であり;
11はシアノ、−NO、−OR、−S(O)1−2、−SONR、−CO、−C(O)NR、−C(O)N(OR)R、−C(O)R、およびRから選択され;
各R15は、独立して、−H、ハロゲン、−NH、−NO、−OR、−N=CNR、−NR、−N(R)C(=NR)NR、−SR、−S(O)1−2、−SONR、−CO、−C(O)NR、−C(O)N(OR)R、−C(=NR)NR、−N(R)SO、−NC(O)R、−NCO、−C(O)R、およびRから選択される]
またはその医薬上許容される塩または水和物である。
式107の範囲を記載するのに用いる用語は、本明細書に参照により組み込まれるWO2004/050681(米国国内段階出願第10/533,555号)に定義されている。例えば、式107についての「所望により置換されていてもよいアリール」は、WO2004/050681(米国国内段階出願第10/533,555号)に与えられた意味を有する。式107の化合物が本出願に記載される場合は常に、構造によるか、または用語「式107」の使用によるかを問わず、該用語は、化合物がWO2004/050681(米国国内段階出願第10/533,555号)によって定義されることを記載するのに用いる。
別の実施形態において、化学治療剤の1以上は式108:
[式中、
21はNまたはCR22であり;
22はNまたはCR23であり;
23はNまたはCR24であるが、X22がNである場合、X23はCR24であり;
21、R22、R23、R24、R25、R26、R27、R28、R29およびR30の各々、および各R31、R32およびR33は、独立して、−H、ハロゲン、トリハロメチル、−CN、−NO、−NR3535a、−S(O)0−235、−SONR3535a、−CO35、−C(O)NR3535a、−N(R35)SO35、−N(R35)C(O)R35、−N(R35)CO35、−OR35、−C(O)R35、所望により置換されていてもよい低級アルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいヘテロシクリル、所望により置換されていてもよいヘテロシクリルアルキル、および所望により置換されていてもよいアリールアルキルから選択され;
Rは−H、ハロゲン、トリハロメチル、−S(O)0−235、−SONR3535a、−CO35、−C(O)NR3535a、−OR35、−C(O)R35、所望により置換されていてもよい低級アルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいヘテロシクリル、所望により置換されていてもよいヘテロシクリルアルキル、および所望により置換されていてもよいアリールアルキルから選択され;あるいは
25、R26、R27、R28、R29、R30、R31またはR32の2つは、それらが結合している原子または各原子と一緒になって、組み合わされて、所望により置換されていてもよいスピロ環状環系、所望により置換されていてもよい縮合環系、および所望により置換されていてもよい飽和架橋環系を形成し;
35およびR35aの各々は、独立して、−H、所望により置換されていてもよい低級アルキル、所望により置換されていてもよい低級アルコキシ、所望により置換されていてもよい低級アリール、所望により置換されていてもよい低級アリールアルキル、所望により置換されていてもよい低級アリールアルコキシ、所望により置換されていてもよいヘテロシクリル、および所望により置換されていてもよい低級ヘテロシクリルアルキルから選択され;あるいは
35およびR35aは、それらが結合している原子または各原子と一緒になって、組み合わされて、所望により置換されていてもよい5〜7員ヘテロシクリルを形成し;
mは0〜5の整数であり;
nは1〜2の整数であり;
但し、X22がCR23であって、X23がNである場合、Rは所望により置換されていてもよいアリール、アラルキル、またはヘテロアリールではなく、X22がNであって、X23がCR24である場合、Rは所望により置換されていてもよいアリールまたはヘテロアリールではなく、R21は−NR3535aでなく、およびX22がCR23であって、X23がCR24である場合、R21は所望により置換されていてもよいアリールではなく;
および化合物4−(4−(2−フルオロフェニル)ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、4−(4−(3−クロロフェニル)ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、6−(4−(2−ニトロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル))ピペラジン−1−イル)−7H−プリン、6−(4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−イル)−7H−プリン、6−(4−(2,5−ジメチルフェニル)ピペラジン−1−イル)−7H−プリン、6−(4−(3,4−ジクロロフェニル)ピペラジン−1−イル)−7H−プリン、6−(4−(2−フルオロフェニル)ピペラジン−1−イル)−7H−プリン、6−(4−(3−クロロフェニル)ピペラジン−1−イル)−7H−プリン、6−(4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)−7H−プリン、6−(4−(4−ニトロフェニル)ピペラジン−1−イル)−7H−プリン、6−(4−フェニル)ピペラジン−1−イル)−7H−プリン、4−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−7H−ピロロ[2,3、d]ピリミジン、4−フェニル−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−オール、6−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)−7H−プリン、6−(4−(2−クロロフェニル))ピペラジン−1−イル)−7H−プリン、6−(4−o−トリル)ピペラジン−1−イル)−7H−プリン、6−(4−(3−(トリフルオロメチル)フェニル))ピペラジン−1−イル)−7H−プリン、6−(4−(2−メトキシフェニル))ピペラジン−1−イル)−7H−プリンは式Iに含まれていない]
またはその医薬上許容される塩または水和物である。
式108の範囲を記載するのに用いる用語は、本明細書に参照により組み込まれるWO2005/117909(米国国内段階出願第11/568,173号)に定義されている。例えば、式108についての「所望により置換されていてもよいアリール」は、WO2005/117909(米国国内段階出願第11/568,173号)に与えられる意味を有する。式108の化合物が本出願中で記載される場合は常に、構造によるか、または用語「式108」の使用によるかを問わず、該用語は、化合物がWO2005/117909(米国国内段階出願第11/568,173号)によって定義されることを記載するのに用いる。
別の実施形態において、化学治療剤の1以上は式109:
[式中、
はH、ハロ、シアノ、アリール、ヘテロアリール、C1−4アルキル、C2−6アルケニル、またはC2−6アルキニルであり、ここで、該アリール、ヘテロアリール、アルキル、アルケニルおよびアルキニルは、所望によりCO10、CONR1011、OR10、およびNR1011から独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよく;
はH、NH、SH、OH、またはC−Cアルキルであり;
、R、R、およびRは、各々、独立して、H、オキソ、CO10、CONR1011、C1−4アルキル、C−Cアルコキシ、またはC−Cアルコキシ−C−Cアルキルであり、ここで、各基におけるC−Cアルキル、C−CアルコキシおよびC−Cアルコキシ−C−Cアルキルは、独立して、所望により、CO10、CONR1011、OR10、およびNR1011から独立して選択される1または2の置換基で置換されていてもよく、あるいは
およびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、C−C炭素環を形成し、ここに該環は、所望により、H、ハロ、シアノ、ニトロまたはアミノで置換されていてもよく;
およびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、C−C炭素環を形成し、ここで、該環は、所望により、H、ハロ、シアノ、ニトロ、またはアミノで置換されていてもよく;RおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、架橋C−C炭素環を形成し、ここで、該環は、所望により、H、ハロ、シアノ、ニトロ、またはアミノで置換されていてもよく;あるいは
およびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、架橋C−C炭素環を形成し、ここで、該環は、所望により、H、ハロ、シアノ、ニトロ、またはアミノで置換されていてもよく;
LはC−Cアルキル、C−Cアルケニル、−N(R12)−、−C(O)N(R12)−、−N(R12)C(O)−、−C(O)−、−O−(CH−、または−(CH−O−であり、ここで、nは1〜4であり;
はNまたはCR13であり、ここで、R13はHまたはC(O)NR12(CHNR1011であり;
は結合、CR14、OまたはNであり、ここで、R14はH,OH,C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、NR1515であり、ここで、R15はHまたはC1−4アルキルであり、あるいはQおよびVは一緒になってC(=O)を形成し;
が結合である場合、
Vは存在せず、およびR13はHではなく;
がCR13であって、QがCHである場合、
VはH、OH、NH、C−Cアルコキシ、NR 10 11 、O(CH NR 10 11 4〜7員ヘテロシクリルのCまたはNに結合したO(CH、NR12(CHNR1011、NR12C(O)NR12(CHNR1011、NR12C(O)(CHNR1011、(CHO(CHNR1011、(CHNR12(CHNR1011、(CHCHR12(CHNR1011、OHまたはNR1011 所望により置換されていてもよいC1−4アルキル、あるいは
VはOまたはNの1〜3の原子を含有する4〜7員不飽和環であり、あるいは
Vは二環可溶化基であり;
がNであって、QがCHである場合、あるいはQがCR13であって、QがOまたはNである場合、
VはH、(CHO(CHNR1011、(CHNR12(CHNR1011、(CHCHR12(CHNR1011、C(O)NR12(CHNR1011、C(O)(CHNR1011、C(O)O(CHNR1011、C(O)C(O)NR12(CHNR1011、SO(CHNR1011、C(O)−C−Cアルケニル、OHまたはNR1011で所望により置換されていてもよいC 1−4アルキルであり、あるいは
Vは、1または2のC−Cアルコキシ基で所望により置換されていてもよい、OまたはNの1〜3の原子を含有する4〜7員飽和または不飽和環または複素環であり、あるいは
Vは「二環可溶化基」であり;
mは1〜3であり;
nは1〜4であり;
WはC−Cアルキル、NR1011であり、あるいはWはアリール、C−Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、またはN、O、およびSから選択される0〜4の環原子を含有する5〜12員縮合二環または三環の飽和、部分飽和、または不飽和環系であり、ここで、各アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、および縮合二環または三環の環系は、所望により、ハロ、CN、NO、CF、OH、NR1011、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、NO、C(O)OC−Cアルキル、C(O)NR12−C−Cアルコキシ、C(O)NR12−ヘテロシクリル、アリール、O−アリール、O−CH−アリール、N−アリールから独立して選択される1、2または3の置換基で置換されていてもよく、ここで、各アリール置換基は、所望によりハロでさらに置換されていてもよく、あるいは
V、Q、L、およびWは、一緒になって、アリール環、ヘテロアリール環、C3−7シクロアルキル環、ヘテロシクリル環、またはN、O、およびSから選択される0〜4の環原子を含有する5−12員縮合二環または三環の飽和、部分飽和、または不飽和環系を形成し、ここで、各環または環系は、所望により、ハロ、CN、NO、CF、OH、NR1011、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、NO、C(O)OC−Cアルキル、C(O)NR12−C−Cアルコキシ、C(O)NR12−ヘテロシクリル、アリール、O−アリール、NH−アリールから独立して選択される1、2または3個の基で置換されていてもよく、ここで、各アリール置換基は、所望により、ハロでさらに置換されていてもよく;
10、R11およびR12は、各々、独立して、H、または所望によりアリールまたはヘテロアリールで置換されていてもよいC−Cアルキルであり;
但し、当該化合物は;
4−(4−(2−フルオロフェニル)ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン;
4−(4−(3−クロロフェニル)ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン;
4−(1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボン酸エチル;
4−(1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル;
N−(4−フェノキシフェニル)−4−(1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキミド;
から選択される化合物ではない]
またはその医薬上許容される塩または水和物である。
式109の範囲を記載するのに用いる用語は、本明細書に参照により組み込まれるWO2006/071819(米国国内段階出願第11/722,291号)に定義されている。例えば、式109についての「所望により置換されていてもよいアリール」は、WO2006/071819(米国国内段階出願第11/722,291号)に与えられた意味を有する。式109の化合物が本出願中で記載される場合は常に、構造によるか、または用語「式109」の使用によるかを問わず、該用語は、化合物がWO2006/071819(米国国内段階出願第11/722,291号)によって定義されることを記載するのに用いる。
これまでの実施形態の各々について、式Iの化合物は、表1中の代表的な化合物からを含めた以下の実施形態のいずれかから選択することができる。
本発明の別の実施形態において、式Iの化合物は、Rがハロであって、全ての他の基が群A、群B、群C、または群Dについて発明の概要で定義されている通りである化合物である。別の実施形態において、Rはヨードまたはブロモである。別の実施形態において、Rはヨードである。別の実施形態において、化合物はRがヨードまたはブロモであって、全ての他の基が群Aについて発明の概要で定義される通りである化合物である。
本発明の別の実施形態において、式Iの化合物は、Xがハロであって、全ての他の基が群A、群B、群C、または群Dについて発明の概要で定義されている通りである化合物である。別の実施形態において、Xはフルオロまたはクロロである。別の実施形態において、Xはフルオロである。別の実施形態において、化合物は、Xがフルオロまたはクロロであって、全ての他の基が群Aについての発明の概要で定義されている通りである化合物である。
本発明の別の実施形態において、式Iの化合物は、RおよびXがハロであって、全ての他の群が群A、群B、群C、または群Dについて発明の概要で定義されている通りである化合物である。より具体的には、Rはヨードであって、Xはフルオロである。別の実施形態において、化合物は、Rがヨードであって、Xがフルオロであり、および全ての他の基が群Aについての発明の概要で定義した通りである化合物である。
本発明の別の実施形態において、式Iの化合物は、R、R、R、およびRが水素であって、全ての他の基が群A、群B、群C、または群Dについて発明の概要で定義されている通りである化合物である。別の実施形態において、R、R、R、およびRは水素であって、全ての他の基は群Aについての発明の概要で定義した通りである化合物である。
本発明の別の実施形態において、式Iの化合物は、全ての基が発明の概要で定義される通りである群Aから選択される。
本発明(A1)の別の実施形態において、式Iの化合物は、XおよびRがハロであって、全ての他の基が群Aの化合物についての発明の概要で定義した通りである化合物である。
別の実施形態(A2)において、式Iの化合物は、R10およびR12が独立して、水素またはハロである群Aから選択される。別の実施形態において、R10およびR12は、独立して、水素またはフルオロである。別の実施形態において、R10は3−フルオロであって、R12は水素である。別の実施形態において、R10およびR12はフルオロであって、別の実施形態において、3−フルオロおよび4−フルオロ、4−フルオロおよび5−フルオロ、または4−フルオロおよび6−フルオロである。
本発明(A3)の別の実施形態において、式Iの化合物は、R、R、R、およびRが水素であって、全ての他の基が群Aについて発明の概要で定義される通りである化合物である。
別の実施形態(A4)において、式Iの化合物は、X、R、およびAが発明の概要で定義される通りである群Aから選択され;およびR、R、R、R、R、およびRの1つはハロ、ニトロ、−NR8’、−OR、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり;ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、所望により置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、―NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、3、4、5、6または7個の基で置換されていてもよく;およびR、R、R、R、R、およびRの他のものは発明の概要において定義される通りであり;あるいは
それらが結合している炭素と一緒になったRおよびR、それらが結合している炭素と一緒になったRおよびR、ならびにそれらが結合している炭素と一緒になったRおよびRの1つは、C(O)またはC(=NOH)を形成し;およびR、R、R、R、R、およびRの他のものは発明の概要で定義される通りである。
本発明(A5)の別の実施形態において、式Iの化合物はX、R、およびAが発明の概要で定義される通りであり;
がハロ、ニトロ、−NR8’、−OR、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり;ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、所望により置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、―NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、3、4、5、6または7個の基で置換されていてもよく;Rは発明の概要で定義される通りであり;あるいは
およびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、C(O)またはC(=NOH);を形成し;
、R、RおよびRは発明の概要で定義される通りである;
群Aから選択される。
実施形態A5の別の実施形態において、式Iの化合物は、R、R、RおよびRが水素である化合物である。
本発明(A6)の別の実施形態において、式Iの化合物は、X、R、およびAが発明の概要で定義される通りであり;
およびRが、独立して、ハロ、ニトロ、−NR8’、−OR、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり;ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、所望により置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、―NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’であり;
あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、C(O)またはC(=NOH)を形成し;
、R、RおよびRは発明の概要で定義される通りである;
群から選択される。
実施形態Aの別の実施形態において、式Iの化合物は、R、R、R、およびRが水素である化合物である。
本発明(A7)の別の実施形態において、式Iの化合物は群Aから選択され、ここで、XおよびRはハロであり;Aは所望によりR10およびR12で置換されていてもよいフェニレンであり、ここで、R10およびR12は、独立して、水素またはハロであり;R、R、RおよびRは水素であり;
は水素であって、Rは−NR8’(ここで、Rは水素、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであって、R8’はヒドロキシ、アルコキシ、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルである)、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)R8’、アルケニル、およびアルキニルであり;ここで、該アルケニルおよびアルキニルは、所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、所望により置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、―NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、3、4、5、6または7個の基で置換されていてもよく;あるいは
およびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、C(O)またはC(=NOH)を形成し;
m、R8”およびRは、群Aの化合物について発明の概要で定義される通りであり;および本実施形態で別途特定されない限り、RおよびR8’は群Aの化合物について発明の概要で定義される通りである。
本発明(A8)の別の実施形態において、式Iの化合物は群Aから選択され、ここで、Rは水素、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、またはアミノである。別の実施形態において、Rは水素、フルオロ、ヒドロキシ、メトキシ、またはアミノである。別の実施形態において、Rは水素またはヒドロキシである。別の実施形態において、Rはヒドロキシである。
実施形態A8の別の実施形態において、式Iの化合物は、XおよびRがハロであり;AがR10およびR12で所望により置換されていてもよいフェニレンであり、ここで、R10およびR12は独立して水素またはハロであり;R、R、RおよびRは水素であり;およびRは群Aの化合物について発明の概要で定義される通りである化合物である。
本発明(A9)の別の実施形態は、式Iの化合物が群Aから選択される化合物であり、ここで、R、R、RおよびRは水素であり;Rは水素、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、またはアミノであり;およびRはヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、または−NR8’で置換されたアルキルであり、ここで、RおよびR8’および全ての他の基は群Aの化合物について発明の概要において定義される通りである。
実施形態A9の別の実施形態において、式Iの化合物は、Rが−NR8’で置換されたアルキルであり、ここで、RおよびR8’および全ての他の基が群Aの化合物について発明の概要で定義される通りである化合物である。別の実施形態において、式I(a)またはI(b):
[式中、RはA9で定義した通りであり;X、R、R、R8’、R10、R12、R14、およびR16は群Aの化合物について発明の概要で定義される通りである]
のものである。
実施形態A9の別の実施形態において、式Iの化合物は、Rがヘテロシクロアルキルである化合物である。
実施形態A9の別の実施形態において、式Iの化合物は、XおよびRがハロであり;AがR10およびR12で所望により置換されていてもよいフェニレンであり、ここで、R10およびR12は、独立して、水素またはハロであり;Rはヒドロキシであり;およびRは−NR8’で置換されたアルキルであるか、あるいはRはハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、―NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、または3個の基で所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキルであり;m、R、R、R8’、R8”、およびRは群Aの化合物について発明の概要で定義される通りである化合物である。
本発明(A10)の別の実施形態において、式Iの化合物は群Aから選択され、ここで、

a)水素;
b)−CHN(R25)(NR25a25b);
c)−CHNR25C(=NH)(NR25a25b);
d)−CHNR25C(=NH)(NR25a)(NO);
e)−CHNR25C(=NH)(NR25a)(CN);
f)−CHNR25C(=NH)(NR25);
g)−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO);
h)アルキル;
i)1または2の−ORで置換されたアルキル、ここで、Rは水素、アリール、またはアルキルであり、ここで、該アルキルは1または2のヒドロキシで置換されており;
j)1、2、または3のハロで置換されたアルキル;
k)ニトロで置換されたアルキル;
l)−S(O)(ここで、mは0であって、Rはアリールである)で置換されたアルキル;
m)所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキルで置換されたアルキル;
n)アルケニル;
o)−NR8’(ここで、RおよびR8’は、独立して、水素;アルキル;アルケニル;1または2のヒドロキシで置換されたアルキル;1または2の−NR3030’で置換されたアルキル、ここで、R30およびR30’は、独立して、水素、アルキルまたはヒドロキシアルキルである)、所望により置換されていてもよいヘテロアリールで置換されたアルキル;または所望により置換されていてもよいシクロアルキルで置換されたアルキルである);
p)−C(O)NR8’(ここで、Rは水素、アルキル、またはアルケニルであり;およびR8’は水素;ヒドロキシ;アルキル;アルケニル;1または2のヒドロキシで置換されたアルキル;所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキルで置換されたアルキル;−NR3030’で置換されたアルキル、ここで、R30およびR30’は独立して水素、アルキル、またはヘテロアルキルであり;または所望により置換されていてもよいアルコキシである);
q)−NRC(O)OR8’(ここで、RおよびR8’は、独立して、水素、アルキル、またはアルケニルである);
r)−NR8’で置換されたアルキル(ここで、Rは水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、または1または2のヒドロキシで置換されたアルキルであり;およびR8’は水素;ヒドロキシ;アルコキシ;アルキル;アルケニル;アルキニル;所望により置換されていてもよいアルコキシ;1または2のヒドロキシで置換されたアルキル;1または2のアルコキシで置換されたアルキル;−NR3030’で置換されたアルキル、ここで、R30およびR30’は、独立して、水素、アルキル、またはヒドロキシアルキルであり;1または2のヒドロキシおよび1または2の−NR3030’で置換されたアルキル、ここで、R30およびR30’は、独立して、水素、アルキル、またはヒドロキシアルキルであり;1、2、3、4、または5のハロで置換されたアルキル;所望により置換されていてもよいシクロアルキルで置換されたアルキル;所望により置換されていてもよいアリールで置換されたアルキル;1または2のヒドロキシおよび1つの所望により置換されていてもよいアリールで置換されたアルキル;所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキルで置換されたアルキル;所望により置換されていてもよいヘテロアリールで置換されたアルキル;ヘテロアリール;アリール;1または2のヒドロキシで置換されたアリール;1または2のアルコキシで置換されたアリール;1または2のハロで置換されたアリール;1または2の−NR32C(O)R32aで置換されたアリール、ここで、R32は水素またはアルキルであって、R32aはアルキル、アルケニル、アルコキシ、またはシクロアルキルであり;−NR34SO34aで置換されたアリール、ここで、R34は水素またはアルキルであって、R34aはアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり;シクロアルキル;1または2のヒドロキシで置換されたシクロアルキル;1または2のヒドロキシおよび1または2のヒドロキシアルキルで置換されたシクロアルキル;1または2のアルコキシで置換されたシクロアルキル;カルボキシで置換されたシクロアルキル;−C(O)NR3333aで置換されたシクロアルキル、ここで、R33は水素またはアルキルであって、R33aはアルキル、アルケニル、アルキニル、またはシクロアルキルであり;−C(O)NR3333aで置換されたアルキル、ここで、R33は水素またはアルキルであって、R33aはアルキル、アルケニル、アルキニル、またはシクロアルキルであり;所望により置換されていてもよいシクロアルキルで置換されたシクロアルキル;ヘテロシクロアルキル;アルキルで置換されたヘテロシクロアルキル;アルコキシカルボニルで置換されたヘテロシクロアルキル;所望により置換されていてもよいアリールアルキルで置換されたヘテロシクロアルキル;1または2のヒドロキシで置換されたヘテロシクロアルキル;1または2のアルコキシで置換されたヘテロシクロアルキル;1または2のヒドロキシアルキルで置換されたヘテロシクロアルキル;1または2のヒドロキシ、1または2のアルコキシ、および1または2のヒドロキシアルキルで置換されたヘテロシクロアルキル;所望により置換されていてもよいアリールオキシで置換されたアルキル;−S(O)31で置換されたアルキル、ここで、nは0であって、R31はアルキルであり;カルボキシで置換されたアルキル;アルコキシカルボニルで置換されたアルキル;またはR32が水素またはアルキルであって、R32aがアルキル、アルケニル、アルコキシ、またはシクロアルキルである−NR32C(O)R32aで置換されたアルキルである);
s)−NRC(O)R8’(ここで、Rは水素、アルキル、またはアルケニルであり;およびR8’は水素;アルキル;1または2のヒドロキシで置換されたアルキル;所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキルで置換されたアルキル;R30およびR30’が独立して水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、またはアルケニルである−NR3030’で置換されたアルキルである);
t)シクロアルキル;
u)−NR8’で置換されたシクロアルキル、ここで、RおよびR8’は独立して水素、アルキル、またはアルケニルである;
v)ヘテロシクロアルキル;
w)−NR8’で置換されたヘテロシクロアルキル、ここで、RおよびR8’は独立して水素、アルキル、またはアルケニルである;
x)1または2のアルキルで置換されたヘテロシクロアルキル;
y)−C(O)OR8’で置換されたヘテロシクロアルキル、ここで、Rはアルキルまたはアルケニルである;
z)−NRC(O)R8’で置換されたアルキル(ここで、Rは水素、アルキル、またはアルケニルであって、R8’はアルキル;アルケニル;またはアルコキシ、アリール、および1、2、または3のハロで置換されたアルキルである);
aa)ヘテロアリール;
bb)−NR8’で置換されたヘテロアリール、ここで、RおよびR8’は独立して水素、アルキル、アルケニル;所望により置換されていてもよいヘテロアリールで置換されたアルキルである;
cc)−NRS(O)で置換されたアルキル、ここで、Rは水素、アルキル、またはアルケニルであって、Rはアルキルまたはアルケニルである;
dd)−NRC(O)OR8’で置換されたアルキル、ここで、RおよびR8’は独立して水素、アルキルまたはアルケニルである;
ee)1つのアリールおよび1つの−NR8’で置換されたアルキル、ここで、RおよびR8’は独立して水素、アルキル、またはアルケニルである;または
ff)1または2の−OR(ここで、Rは水素である)、およびRおよびR8’が独立して水素、アルキル、またはアルケニルである1または2の−NR8’で置換されたアルキル;
である。
別の実施形態において、Rは、水素、−CHN(H)(NHCH)、−CHNHC(=NH)(NH)、−CHNHC(=NH)(NHNO)、−CHNHC(=NH)(NHCN)、−CHNHC(=NH)(フェニル)、−CHNHC(NH)=CH(NO)、メチル、エチル、ヒドロキシメチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシ−2−メチル−プロプ−2−イル、N−(1−メトキシ−プロプ−2−イル)−アミノメチル、N−(エトキシプロピル)−アミノメチル、N−(エトキシエチル)−アミノメチル、N−(2,2−ジメトキシエチル)−アミノメチル、N−(メトキシエチル)−アミノメチル、N−(イソプロポキシエチル)−アミノメチル、トリフルオロメチル、1−ニトロ−エチル、1−メチル−1−ニトロ−エチル、1−ニトロ−プロピル、3−メチル−1−ニトロ−ブチル、フェニルチオメチル、アリル、エテニル、2−メチルチオ−エチルアミノメチル、3−メチルチオ−プロピルアミノメチル、N−(tert−ブトキシカルボニルアミノプロピル)−アミノメチル、N−(1−カルボニルエチル)−アミノメチル、N−(1R−カルボキシエチル)−アミノメチル、N−(1S−カルボキシエチル)−アミノメチル、N−(1−メトキシカルボニルエチル)−アミノメチル、−NH、−NH(CHCH、−NHCH、−NH(CHCH)、−NHCHCH(CH、−NHCHCHOH、−NHCHCHCHNH、−N(CH)CHCH(ヘテロアリール)、−NHCH(シクロアルキル)、−C(O)NH、−C(O)NHOH、−C(O)NH(OCHCH(OH)CHOH)、−C(O)NH(CHCH、−C(O)NHCHCH=CH、−C(O)NHCHCH、−C(O)NHCHCHOH、−C(O)NHCHCH(OH)CHOH、−C(O)NHCHCHCH(OH)CHOH、−C(O)NHCHCH(ピペリジン−1−イル)、−C(O)NH(フェニル)、−C(O)NHCHCHN(CHCH、−NHC(O)OC(CH、−NHC(O)OCH、アゼチジニルメチル、ピロリジニルメチル、3−ヒドロキシ−ピロリジニルメチル、2−(メトキシメチル)−ピロリジニルメチル、2S−(メトキシメチル)−ピロリジニルメチル、2R−(メトキシメチル)−ピロリジニルメチル、モルホリニルメチル、ヒドロキシピペリジニルメチル、4−アルキル−ピペラジニルメチル、4−アルキル−ホモピペラジニルメチル、4−(ヘテロシクロアルキル)−ピペリジニルメチル、4−(ジアルキルアミノアルキル)−ピペラジニルメチル、N−ヒドロキシアミノメチル、N−メトキシアミノメチル、N−エトキシアミノメチル、N−エチルアミノメチル、1−(N−エチル−アミノ)−エチル、N,N−ジエチルアミノメチル、N,N−ジメチルアミノメチル、アミノメチル、1−アミノ−エチル、1R−アミノ−エチル、1S−アミノ−エチル、1−(メチルアミノ)−エチル、1−(N,N−ジメチルアミノ)−エチル、1−アミノ−1−メチル−エチル、1−アミノプロピル、1S−アミノプロピル、1R−アミノプロピル、N−(n−プロピル)−アミノメチル、N−(イソプロピル)−アミノメチル、2−(N−イソプロピルアミノ)−エチル、3−(N−イソプロピルアミノ)−2−メチル−プロプ−2−イル、1−(N−エチル−アミノ)−プロピル、1−(N,N−ジエチル−アミノ)−プロピル、1−アミノブチル、1−アミノ−イソブチル、N−(2−アミノエチル)−アミノメチル、N−(n−ブチル)−アミノメチル、N−イソブチルアミノメチル、tert−ブチルアミノメチル、1−(tert−ブチルアミノ)−エチル、sec−ブチルアミノメチル、N−(2−メチル−ブト−3−イル)−アミノメチル、N−(3,3−ジメチル−ブチル)−アミノメチル、N−(3−メチルブト−3−イル)−アミノメチル、N−(2−メチルブチル)−アミノメチル、N−(ペント−3−イル)−アミノメチル、n−ペンチルアミノメチル、イソペンチルアミノメチル、sec−ペンチルアミノメチル、neoペンチルアミノメチル、N−(2,2,4−トリメチル−ペント−4−イル)−アミノメチル、N−(2−エチル−ブチル)−アミノメチル、N−アリル−アミノメチル、3−メチル−ブト−1−イン−3−イルアミノメチル、N−(2,3−ジヒドロキシプロピルオキシ)−アミノメチル、N−シクロプロピルアミノメチル、N−シクロブチルアミノメチル、N−シクロペンチルアミノメチル、N−シクロペンテン−4−イルアミノメチル、N−(1(R,S)−ヒドロキシ−シクロペント−2−イル)−アミノメチル、N−(1S−ヒドロキシ−シクロペント−2−イル)−アミノメチル、N−(1R−ヒドロキシ−シクロペント−2−イル)−アミノメチル、N−(1(R,S)−ヒドロキシ−1−メチル−シクロペント−2−イル)−アミノメチル、N−(1S−ヒドロキシ−1−メチル−シクロペント−2−イル)−アミノメチル、N−(1R−ヒドロキシ−1−メチル−シクロペント−2−イル)−アミノメチル、N−(3,4−ジヒドロキシ−シクロペンチル)−アミノメチル、N−(1−ヒドロキシメチル−シクロペント−1−イル)−アミノメチル、N−(2,3−ジヒドロキシ−4−ヒドロキシメチル−シクロペンチル)−アミノメチル、N−(1(R,S)−メトキシ−シクロペント−2−イル)−アミノメチル、N−(1S−メトキシ−シクロペント−2−イル)−アミノメチル、N−(1R−メトキシ−シクロペント−2−イル)−アミノメチル、N−(1−カルボキシ−シクロペンチル)−アミノメチル、N−シクロヘキシルアミノメチル、N−(1(R,S)−ヒドロキシ−シクロヘキ−2−イル)−アミノメチル、N−(シス−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミノメチル、N−(トランス−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミノメチル、1−[N−(シス−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミノ]−エチル、1−[N−(トランス−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミノ]−エチル、N−(1(R)−ヒドロキシ−シクロヘキ−2−イル)−アミノメチル、N−(1(S)−ヒドロキシ−シクロヘキ−2−イル)−アミノメチル、N−(1−ヒドロキシメチル−シクロヘキシル)−アミノメチル、N−(2−シクロヘキシル−シクロヘキシル)−アミノメチル、N−{(2R,3S,4R,6R)−2−(ヒドロキシメチル)−3,4−ジヒドロキシ−6−メトキシ−テトラヒドロ−2H−ピラン−5−イル}−アミノメチル、N−(シクロヘプチル)−アミノメチル、N−(シクロオクチル)−アミノメチル、[(1r,3r,5R,7R)−トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−2−イルアミノ]メチル、N−[1−(シクロプロピルアミノカルボニル)−シクロペンチル]−アミノメチル、−CHNHC(CHC(O)NH(シクロヘキシル)、−CHNHC(CHC(O)NH(CHCH)、N−(1−ベンジルオキシ−シクロペント−2−イル)−アミノメチル、N−(シクロプロピルメチル)−アミノメチル、N−(シクロヘキシルメチル)−アミノメチル、N−(1−シクロヘキシルエチル)−アミノメチル、N−(イミダゾリル)−アミノメチル、N−(1,3,5−トリアジニル)−アミノメチル、N−(5−ヒドロキシ−ピラゾール−3−イル)−アミノメチル、N−(5−メチル−ピラゾール−3−イル)−アミノメチル、N−(ベンゾイミダゾリル)−アミノメチル、N−(ピリミジン−2−イル)−アミノメチル、N−(ピリジン−2−イル)−アミノメチル、N−(ピリジン−3−イル)−アミノメチル、N−(ピリジン−4−イル)−アミノメチル、N−インダン−1−イル−アミノメチル、N−インダン−2−イル−アミノメチル、フェニルアミノメチル、N−(2−ヒドロキシフェニル)−アミノメチル、N−(3−ヒドロキシフェニル)−アミノメチル、N−(4−ヒドロキシフェニル)−アミノメチル、N−(2−メトキシフェニル)−アミノメチル、N−(3−メトキシフェニル)−アミノメチル、N−(4−メトキシフェニル)−アミノメチル、N−(2−フルオロフェニル)−アミノメチル、N−(3−フルオロフェニル)−アミノメチル、N−(4−フルオロフェニル)−アミノメチル、N−(2−クロロフェニル)−アミノメチル、N−(3−クロロフェニル)−アミノメチル、N−(4−クロロフェニル)−アミノメチル、N−(3−メチルカルボニルアミノ−フェニル)−アミノメチル、N−(4−メチルカルボニルアミノ−フェニル)−アミノメチル、N−(2−アミノフェニル)−アミノメチル、N−(3−アミノフェニル)−アミノメチル、N−(4−アミノフェニル)−アミノメチル、N−(2−メチルスルホニルアミノフェニル)−アミノメチル、N−(3−メチルスルホニルアミノフェニル)−アミノメチル、N−(4−メチルスルホニルアミノフェニル)−アミノメチル、N−(2−フルオロ−4−ヒドロキシ−フェニル)−アミノメチル、N−(3−フルオロ−4−ヒドロキシ−フェニル)−アミノメチル、N−(ベンジル)−アミノメチル、N−(2−ヒドロキシフェニルメチル)−アミノメチル、N−(3−ヒドロキシフェニルメチル)−アミノメチル、N−(4−ヒドロキシフェニルメチル)−アミノメチル、N−(2−(N−メチルピペラジン−1−イル)−フェニルメチル)−アミノメチル、N−(4−アルキル−フェネチル)−アミノメチル、N−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−プロプ−2−イル)−アミノメチル、N−(ピロリジン−2−イルメチル)−アミノメチル、N−(N−アルキル−ピロリジニルメチル)−アミノメチル、N−(N−アルキル−ピロリジニルエチル)−アミノメチル、N−(ピロリジニルプロピル)−アミノメチル、N−(1,1−ジメチル−2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミノメチル、N−(テトラヒドロフラニルメチル)−アミノメチル、N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)−アミノメチル、N−(テトラヒドロ−2H−ピラニルエチル)−アミノメチル、N−(ピペリジン−4−イルメチル)−アミノメチル、N−(N−メチルピペリジン−4−イルメチル)−アミノメチル、N−(N−tert−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルメチル)−アミノメチル、N−(N−メチルイミダゾール−4−イルメチル)−アミノメチル、N−(N−メチルイミダゾール−5−イルメチル)−アミノメチル、N−[2−(イミダゾール−4−イル)−エチル]−アミノメチル、N−[3−(イミダゾリル)−プロピル]−アミノメチル、N−(ピリジン−3−イルエチル)−アミノメチル、N−(ピリジン−4−イルエチル)−アミノメチル、N−(チエン−2−イルエチル)−アミノメチル、N−(フラン−2−イルエチル)−アミノメチル、N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イルメチル)−アミノメチル、N−(2−インドリン−3−イルエチル)−アミノメチル、2−(N,N−ジメチルアミノ)−エチルアミノメチル、2−(N,N−ジメチルアミノ)−1−メチル−エチルアミノメチル


、3−アミノプロピルア


ミノメチル、3−(N,N−ジメチルアミノ)−プロピルアミノメチル、3−(N,N−ジエチルアミノ)−プロピルアミノメチル、N−(N,N−ジイソプロピルアミノエチル)−アミノメチル、N−(N,N−ジメチルアミノブチル)−アミノメチル、N−(3−ヒドロキシプロピル)−アミノメチル、N−(2−ヒドロキシプロピル)−アミノメチル、N−(1,2−ジヒドロキシプロピル)−アミノメチル、N−(1−アミノ−2−ヒドロキシ−プロプ−3−イル)−アミノメチル、N−(N−エトキシカルボニル−ピペリジン−4−イル)−アミノメチル、N−(N−ベンジルピペリジン−4−イル)−アミノメチル、N−(ホモピペリジン−3−イル)−アミノメチル、N−(N−ベンジルピロリジン−3−イル)−アミノメチル、N−(N−エチルピペリジン−3−イル)アミノメチル、2,2,2−トリフルオロエチルアミノメチル、3,3,3−トリフルオロプロピルアミノメチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルアミノメチル、−CHN(CHCHOH)、−CHN(CH)(CHCHOH)、−CHNH(CHCHOH)、−CHNH(CHCHCHCHOH)、−CHN(CH)(N−メチル−ピロリジン−3−イル)、−CHNH(C(CHCHOH)、−NHC(O)CH(CH、−NHC(O)CHN(CHCH、−NHC(O)CHNH(CH)、−NHC(O)H、−NHC(O)CHCH(OH)CHOH、−NHC(O)CHNH、−NHC(O)CHN(CHCHOH)、−NHC(O)CHCHN(CHCHOH)、−NHC(O)CH(4−アルキル−ピペラジニル)、−NHC(O)CH(ピペリジニル)、N−(フェノキシエチル)−アミノメチル、シクロペンチル、1−アミノ−シクロペンチル、(シス、トランス)−2−アミノ−シクロペンチル、(シス、トランス)−2−アミノ−シクロペンチル、シス−2−アミノ−シクロペンチル、トランス−2−アミノ−シクロペンチル、(シス、トランス)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル、シス−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル、トランス−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル、(シス、トランス)−2−アミノ−シクロヘキシル、シス−2−アミノ−シクロヘキシル、トランス−2−アミノ−シクロヘキシル、アゼチジン−3−イル、ピロリジニル、N−アルキル−ピロリジニル、3−(ジアルキルアミノ)−ピロリジニル、ピペリジニル、2−メチル−ピペリジン−6−イル、N−tert−ブトキシカルボニルピペリジン−2−イル、ピペラジニル、−CHNHC(O)CH、−CH(CH)NHC(O)CH、−CH(CH)NHC(O)C(OCH)(CF)フェニル、ピロール−1−イル、ピロール−2−イル、ピロール−3−イル、イミダゾール−1−イル、イミダゾール−2−イル、イミダゾール−4−イル、イミダゾール−5−イル、N−メチル−イミダゾール−2−イル、5−メチル−イミダゾール−2−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、トリアゾール−2−イル、2−アミノピリミジン−3−イル、ピリジニル、ベンゾイミダゾリル、イミダゾール−1−イルメチル、イミダゾール−2−イルメチル、トリアゾリルメチル、(5−アミノ−3−メチルピラゾール−1−イル)−メチル、フェノキシメチル、メチルスルホニルアミノメチル、1−(メトキシカルボニルアミノ)−エチル、1−アミノ−1−フェニル−メチル、または1−アミノ−3−ヒドロキシ−プロピルである。
実施態様A10の別の実施形態において、式Iの化合物は、XおよびRがハロであり;AがR10およびR12で所望により置換されていてもよいフェニレンであり、ここで、R10およびR12は独立して水素またはハロであり;R、R、RおよびRが水素であり;およびRが水素、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、またはアミノである化合物である。
実施形態A10の別の実施形態において、式Iの化合物は、Rが水素であって、R
a)水素;
b)−NR8’(ここで、RおよびR8’は独立して水素;アルキル;アルケニル;1または2のヒドロキシで置換されたアルキル;R30およびR30’が独立して水素、アルキル、またはヒドロキシアルキルである1または2の−NR3030で置換されたアルキル;所望により置換されていてもよいヘテロアリールで置換されたアルキル;または所望により置換されていてもよいシクロアルキルで置換されたアルキルである);
c)−C(O)NR8’(ここで、Rは水素、アルキル、またはアルケニルであり、R8’は水素;ヒドロキシ;アルキル;アルケニル;1または2のヒドロキシで置換されたアルキル;ヘテロシクロアルキルで置換されたアルキル;−NR3030’で置換されたアルキル、ここで、R30およびR30’は独立して水素、アルキル、またはヒドロキシアルキルであり;または所望により置換されていてもよいアルコキシである);
d)−NRC(O)OR8’(ここで、RおよびR8’は、独立して、水素、アルキル、またはアルケニルである);
e)−NRC(O)R8’(ここで、Rは水素、アルコキシ、またはアルケニルであり;およびR8’は水素;アルキル;1または2のヒドロキシで置換されたアルキル;所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキルで置換されたアルキル;R30およびR30’が独立して水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、またはアルケニルである−NR3030’で置換されたアルキルである);
f)アルキル;
g)1または2の−ORで置換されたアルキル(ここで、Rは水素である);
h)−NR8’で置換されたアルキル(ここで、Rは水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、または1または2のヒドロキシで置換されたアルキルであり;およびR8’は水素;アルキル;アルケニル;アルキニル;1または2のヒドロキシで置換されたアルキル;アルキルで置換されたヘテロシクロアルキル;またはR30およびR30’が独立して水素、アルキル、またはヒドロキシアルキルである−NR3030’で置換されたアルキルである);
i)ヘテロシクロアルキル;または
j)−NR8’で置換されたヘテロシクロアルキル(ここで、RおよびR8’は独立して水素、アルキル、またはアルケニルである);
である化合物である。
別の実施形態において、Rは水素であって、Rは水素、ヒドロキシメチル、NH、−NH(CHCH、−NHCH、−NH(CHCH)、−NHCHCH(CH、−NHCHCHOH、−NHCHCHCHNH、−N(CH)CHCH(ピリジン−2−イル)、−NHCH(シクロプロピル)、−NHCH(シクロペンチル)、−NHCH(シクロヘキシル)、−C(O)NHOH、−C(O)NH(OCHCH(OH)CHOH)、−C(O)NH(CHCH、−C(O)NHCHCH=CH、−C(O)NHCHCH、−C(O)NHCHCHOH、−C(O)NHCHCH(OH)CHOH、−C(O)NHCHCHCH(OH)CHOH、−C(O)NHCHCH(ピペジン−1−イル)、−C(O)NH(フェニル)、−C(O)NHCHCHN(CHCH、N−(イソプロピル)−アミノメチル、N,N−ジメチルアミノメチル、N−(2−アミノエチル)−アミノメチル、−NHC(O)OC(CH、−NHC(O)OCH、−NHC(O)CH(CH、−NHC(O)CHNH、−NHC(O)CHN(CHCH、−NHC(O)CHNH(CH)、−NHC(O)H、−NHC(O)CHCH(OH)CHOH、−NHC(O)CHN(CHCHOH)、−NHC(O)CHCHN(CHCHOH)、−NHC(O)CH(4−アルキル−ピペラジニル)、−NHC(O)CH(ピペリジニル)、ピロリジニル、3−(ジアルキルアミノ)−ピロリジニル、ピペリジニル、2−メチル−ピペリジン−6−イル−N−メチルピペリジン−2−イル、またはピペラジン−2−イルである。
実施形態A10の別の実施形態において、式Iの化合物は、Rがアルコキシであって、Rが−NR8’(ここで、RおよびR8’は独立して水素、アルキル、またはアルケニルである)で置換されたアルキルである化合物である。別の実施形態において、Rはメトキシであって、Rは−NR8’(ここで、RおよびR8’は独立して水素、アルキル、またはアルケニルである)で置換されたアルキルである。
実施形態A10の別の実施形態において、式Iの化合物は、Rがハロであって、Rが−NR8’(ここで、RおよびR8’は独立して水素、アルキル、またはアルケニルである)で置換されたアルキルである化合物である。別の実施形態において、Rはフルオロであって、Rは−NR8’(ここで、RおよびR8’は独立して水素、アルキル、またはアルケニルである)で置換されたアルキルである。
実施形態A10の別の実施形態において、式Iの化合物は、Rがアミノであって、Rが−NR8’(ここで、RおよびR8’は独立して水素、アルキル、またはアルケニルである)で置換されたアルキルである化合物である。
実施形態A10の別の実施形態において、式Iの化合物は、Rがヒドロキシであって、Rが:
a)水素;
b)−CHN(R25)(NR25a25b);
c)−CHNR25C(=NH)(NR25a25b);
d)−CHNR25C(=NH)N(R25a)(NO);
e)−CHNR25C(=NH)N(R25a)(CN);
f)−CHNR25C(=NH)N(R25);
g)−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO);
h)アルキル;
i)アルケニル;
j)1または2の−ORで置換されたアルキル、ここで、Rは水素、アリール、またはアルキルであり、ここで、該アルキルは1または2のヒドロキシで置換されている;
k)1、2、または3のハロで置換されたアルキル;
l)ニトロで置換されたアルキル;
m)−S(O)(ここで、mは0であって、Rはアリールである)で置換されたアルキル;
n)所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキルで置換されたアルキル;
o)−NR8’で置換されたアルキル(ここで、Rは水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、または1または2のヒドロキシで置換されたアルキルであり;およびR8’は水素;ヒドロキシ;アルコキシ;アルキル;アルケニル;所望により置換されていてもよいアルコキシ;1または2のヒドロキシで置換されたアルキル;−NR3030’で置換されたアルキル、ここで、R30およびR30’は、独立して、水素、アルキル、またはヒドロキシアルキルである;1または2のヒドロキシおよび1または2の−NR3030’で置換されたアルキル、ここで、R30およびR30’は、独立して、水素、アルキル、またはヒドロキシアルキルであり;アルキル、アルコキシカルボニル、または所望により置換されていてもよいアリールアルキルで置換されたヘテロシクロアルキル;1、2、3、4、または5のハロで置換されたアルキル;所望により置換されていてもよいシクロアルキルで置換されたアルキル;所望により置換されていてもよいアリールで置換されたアルキル;1または2のヒドロキシおよび1の所望により置換されていてもよいアリールで置換されたアルキル;所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキルで置換されたアルキル;所望により置換されていてもよいヘテロアリールで置換されたアルキル;ヘテロアリール;アリール;1または2のヒドロキシで置換されたアリール;1または2のアルコキシで置換されたアリール;1または2のハロで置換されたアリール;1または2の−NR32C(O)R32aで置換されたアルキル、ここで、R32は水素またはアルキルであって、R32aはアルキル、アルケニル、アルコキシ、またはシクロアルキルである;−NR34SO34aで置換されたアリール、ここで、R34は水素またはアルキルであって、R34aはアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり;シクロアルキル;1または2のヒドロキシで置換されたシクロアルキル;1または2のヒドロキシおよび1または2のヒドロキシアルキルで置換されたシクロアルキル;1または2のアルコキシで置換されたシクロアルキル;カルボキシで置換されたシクロアルキル;−C(O)NR3333aで置換されたシクロアルキル、ここで、R33は水素またはアルキルであって、R33aはアルキル、アルケニル、アルキニル、またはシクロアルキルであり;所望により置換されていてもよいシクロアルキルで置換されたシクロアルキル;ヘテロシクロアルキル;1または2のヒドロキシで置換されたヘテロシクロアルキル;1または2のアルコキシで置換されたヘテロシクロアルキル;1または2のヘテロアルキルで置換されたヘテロシクロアルキル;1または2のヒドロキシ、1または2のアルコキシ、および1または2のヒドロキシアルルで置換されたヘテロシクロアルキル;−C(O)NR3333aで置換されたアルキル、ここで、R33は水素またはアルキルであって、R33aはアルキル、アルケニル、アルキニル、またはシクロアルキルであり;所望により置換されていてもよいアリールオキシで置換されたアルキル;−S(O)31で置換されたアルキル、ここで、nは0であって、R31はアルキルであり、カルボキシで置換されたアルキル;アルコキシカルボニルで置換されたアルキル;またはR32が水素またはアルキルであって、R32aがアルキル、アルケニル、アルコキシ、またはシクロアルキルである−NR32C(O)R32aで置換されたアルキルである);
p)ヘテロシクロアルキル;
q)−C(O)NR8’(ここで、Rは水素、アルキル、またはアルケニルであり;およびR8’は水素;アルキル;アルケニル;または1または2のヒドロキシで置換されたアルキルである);
r)−NRC(O)R8’で置換されたアルキル(ここで、Rは水素、アルキル、またはアルケニルであって、R8’はアルキル;アルケニル;またはアルコキシ、アリール、および1、2、または3のハロで置換されたアルキルである);
s)シクロアルキル;
t)−NR8’で置換されたシクロアルキル、ここで、RおよびR8’は独立して水素、アルキル、またはアルケニルである;
u)−C(O)NR3333aで置換されたシクロアルキル、ここで、R33は水素またはアルキルであって、R33aはアルキル、アルケニル、アルキニル、またはシクロアルキルである;
v)ヘテロシクロアルキル;
w)1または2のアルキルで置換されたヘテロシクロアルキル;
x)−C(O)ORで置換されたヘテロシクロアルキル、ここで、Rはアルキルまたはアルケニルである;
y)ヘテロアリール;
z)−NR8’で所望により置換されていてもよいヘテロアリール、ここで、RおよびR8’は独立して水素、アルキル、またはアルケニルである;
aa)所望により置換されていてもよいヘテロアリールで置換されたアルキル;
bb)−NRS(O)で置換されたアルキル、ここで、Rは水素、アルキル、またはアルケニルであって、Rはアルキルまたはアルケニルである;
cc)−NRC(O)OR8’で置換されたアルキル、ここで、RおよびR8’は独立して水素、アルキル、またはアルケニルである;
dd)1のアリールおよび1の−NR8’で置換されたアルキル、ここで、RおよびR8’は独立して水素、アルキル、またはアルケニルである;または
ee)1または2の−OR(ここで、Rは水素である)およびRおよびR8’が独立して水素、アルキル、またはアルケニルである1または2の−NR 8’で置換されたアルキル;
である化合物である。
別の実施形態において、Rはヒドロキシであり、Rは水素、−CHN(H)(NHCH)、−CHNHC(=NH)(NH)、−CHNHC(=NH)(NHNO)、−CHNHC(=NH)(NHCN)、−CHNHC(=NH)(フェニル)、−CHNHC(NH)=CH(NO)、メチル、エチル、ヒドロキシメチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシ−2−メチル−プロプ−2−イル、N−(1−メトキシ−プロプ−2−イル)−アミノメチル、N−(エトキシプロピル)−アミノメチル、N−(エトキシエチル)−アミノメチル、N−(2,2−ジメトキシエチル)−アミノメチル、N−(メトキシエチル)−アミノメチル、N−(イソプロポキシエチル)−アミノメチル、トリフルオロメチル、1−ニトロ−エチル、1−メチル−1−ニトロ−エチル、1−ニトロ−プロピル、3−メチル−1−ニトロ−ブチル、フェニルチオメチル、アリル、エテニル、2−メチルチオ−エチルアミノメチル、3−メチルチオ−プロピルアミノメチル、N−(tert−ブトキシカルボニルアミノプロピル)−アミノメチル、N−(1−カルボニルエチル)−アミノメチル、N−(1R−カルボキシエチル)−アミノメチル、N−(1S−カルボキシエチル)−アミノメチル、N−(1−メトキシカルボニルエチル)−アミノメチル、アゼチジニルメチル、ピロリジニルメチル、3−ヒドロキシ−ピロリジニルメチル、2−(メトキシメチル)−ピロリジニルメチル、2S−(メトキシメチル)−ピロリジニルメチル、2R−(メトキシメチル)−ピロリジニルメチル、モルホリニルメチル、4−ヒドロキシピペリジニルメチル、4−メチル−ピペラジニルメチル、4−メチル−ホモピペラジニルメチル、4−(ピペリジニル)−ピペリジニルメチル、4−[2−(N,N−ジエチルアミノ)−エチル]−ピペラジニルメチル、N−ヒドロキシアミノメチル、N−メトキシアミノメチル、N−エトキシアミノメチル、N−エチルアミノメチル、1−(N−エチル−アミノ)−エチル、N,N−ジエチルアミノメチル、N,N−ジメチルアミノメチル、アミノメチル、1−アミノ−エチル、1R−アミノ−エチル、1S−アミノ−エチル、1−(メチルアミノ)−エチル、1−(N,N−ジメチルアミノ)−エチル、1−アミノ−1−メチル−エチル、1−アミノプロピル、1S−アミノプロピル、1R−アミノプロピル、N−(n−プロピル)−アミノメチル、N−(イソプロピル)−アミノメチル、2−(N−イソプロピルアミノ)−エチル、3−(N−イソプロピルアミノ)−2−メチル−プロプ−2−イル、1−(N−エチル−アミノ)−プロピル、1−(N,N−ジエチル−アミノ)−プロピル、1−アミノブチル、1−アミノ−イソブチル、N−(n−ブチル)−アミノメチル、N−イソブチルアミノメチル、tert−ブチルアミノメチル、1−(tert−ブチルアミノ)−エチル、sec−ブチルアミノメチル、N−(2−メチル−ブト−3−イル)−アミノメチル、N−(3,3−ジメチル−ブチル)−アミノメチル、N−(3−メチルブト−3−イル)−アミノメチル、N−(2−メチルブチル)−アミノメチル、N−(ペント−3−イル)−アミノメチル、n−ペンチルアミノメチル、イソペンチルアミノメチル、sec−ペンチルアミノメチル、neoペンチルアミノメチル、N−(2,2,4−トリメチル−ペント−4−イル)−アミノメチル、N−(2−エチル−ブチル)−アミノメチル、N−アリル−アミノメチル、3−メチル−ブト−1−イン−3−イルアミノメチル、N−(2,3−ジヒドロキシプロピルオキシ)−アミノメチル、N−シクロプロピルアミノメチル、N−シクロペンチルアミノメチル、N−シクロペンテン−4−イルアミノメチル、N−(1(R,S)−ヒドロキシ−シクロペント−2−イル)−アミノメチル、N−(1S−ヒドロキシ−シクロペント−2−イル)−アミノメチル、N−(1R−ヒドロキシ−シクロペント−2−イル)−アミノメチル、N−(1(R,S)−ヒドロキシ−1−メチル−シクロペント−2−イル)−アミノメチル、N−(1S−ヒドロキシ−1−メチル−シクロペント−2−イル)−アミノメチル、N−(1R−ヒドロキシ−1−メチル−シクロペント−2−イル)−アミノメチル、N−(3,4−ジヒドロキシ−シクロペンチル)−アミノメチル、N−(1−ヒドロキシメチル−シクロペント−1−イル)−アミノメチル、N−(2,3−ジヒドロキシ−4−ヒドロキシメチル−シクロペンチル)−アミノメチル、N−(1(R,S)−メトキシ−シクロペント−2−イル)−アミノメチル、N−(1S−メトキシ−シクロペント−2−イル)−アミノメチル、N−(1R−メトキシ−シクロペント−2−イル)−アミノメチル、N−(1−カルボキシ−シクロペンチル)−アミノメチル、N−シクロヘキシルアミノメチル、N−(1(R,S)−ヒドロキシ−シクロヘキ−2−イル)−アミノメチル、N−(1(R)−ヒドロキシ−シクロヘキ−2−イル)−アミノメチル、N−(1(S)−ヒドロキシ−シクロヘキ−2−イル)−アミノメチル、N−(シス−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミノメチル、N−(トランス−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミノメチル、1−[N−(シス−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミノ]−エチル、1−[N−(トランス−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アミノ]−エチル、N−(1−ヒドロキシメチル−シクロヘキシル)−アミノメチル、N−(2−シクロヘキシル−シクロヘキシル)−アミノメチル、N−{(2R,3S,4R,6R)−2−(ヒドロキシメチル)−3,4−ジヒドロキシ−6−メトキシ−テトラヒドロ−2H−ピラン−5−イル}−アミノメチル、N−(シクロヘプチル)−アミノメチル、N−(シクロオクチル)−アミノメチル、[(1r,3r,5R,7R)−トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−2−イルアミノ]メチル、N−(1−ベンジルオキシ−シクロペント−2−イル)−アミノメチル、N−[1−(シクロプロピルアミノカルボニル)−シクロペンチル]−アミノメチル、−CHNHC(CHC(O)NH(シクロヘキシル)、−CHNHC(CHC(O)NH(CHCH)、N−(シクロプロピルメチル)−アミノメチル、N−(シクロヘキシルメチル)−アミノメチル、N−(1−シクロヘキシルエチル)−アミノメチル、N−(イミダゾリル)−アミノメチル、N−(1,3,5−トリアジニル)−アミノメチル、N−(5−ヒドロキシ−ピラゾール−3−イル)−アミノメチル、N−(5−メチル−ピラゾール−3−イル)−アミノメチル、N−(ベンゾイミダゾリル)−アミノメチル、N−(ピリミジン−2−イル)−アミノメチル、N−(ピリジン−2−イル)−アミノメチル、N−(ピリジン−3−イル)−アミノメチル、N−(ピリジン−4−イル)−アミノメチル、N−インダン−1−イル−アミノメチル、N−インダン−2−イル−アミノメチル、フェニルアミノメチル、N−(2−ヒドロキシフェニル)−アミノメチル、N−(3−ヒドロキシフェニル)−アミノメチル、N−(4−ヒドロキシフェニル)−アミノメチル、N−(2−メトキシフェニル)−アミノメチル、N−(3−メトキシフェニル)−アミノメチル、N−(4−メトキシフェニル)−アミノメチル、N−(2−フルオロフェニル)−アミノメチル、N−(3−フルオロフェニル)−アミノメチル、N−(4−フルオロフェニル)−アミノメチル、N−(2−クロロフェニル)−アミノメチル、N−(3−クロロフェニル)−アミノメチル、N−(4−クロロフェニル)−アミノメチル、N−(3−メチルカルボニルアミノ−フェニル)−アミノメチル、N−(4−メチルカルボニルアミノ−フェニル)−アミノメチル、N−(2−アミノフェニル)−アミノメチル、N−(3−アミノフェニル)−アミノメチル、N−(4−アミノフェニル)−アミノメチル、N−(2−メチルスルホニルアミノフェニル)−アミノメチル、N−(3−メチルスルホニルアミノフェニル)−アミノメチル、N−(4−メチルスルホニルアミノフェニル)−アミノメチル、N−(2−フルオロ−4−ヒドロキシ−フェニル)−アミノメチル、N−(3−フルオロ−4−ヒドロキシ−フェニル)−アミノメチル、N−(ベンジル)−アミノメチル、N−(2−ヒドロキシフェニルメチル)−アミノメチル、N−(3−ヒドロキシフェニルメチル)−アミノメチル、N−(4−ヒドロキシフェニルメチル)−アミノメチル、N−(2−(N−メチルピペラジン−1−イル)−フェニルメチル)−アミノメチル、N−(4−メチル−フェネチル)−アミノメチル、N−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−プロプ−2−イル)−アミノメチル、N−(ピロリジン−2−イルメチル)−アミノメチル、N−(N−エチル−ピロリジニルメチル)−アミノメチル、N−(N−メチル−ピロリジン−2−イルエチル)−アミノメチル、N−(ピロリジニルプロピル)−アミノメチル、N−(1,1−ジメチル−2−ピロリジン−1−イル−エチル)−アミノメチル、N−(テトラヒドロフラニルメチル)−アミノメチル、N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)−アミノメチル、N−(テトラヒドロ−2H−ピラニルエチル)−アミノメチル、N−(ピペリジン−4−イルメチル)−アミノメチル、N−(N−メチルピペリジン−4−イルメチル)−アミノメチル、N−(N−tert−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルメチル)−アミノメチル、N−(N−メチルイミダゾール−5−イルメチル)−アミノメチル、N−(N−メチルイミダゾール−4−イルメチル)−アミノメチル、N−[2−(イミダゾール−4−イル)−エチル]−アミノメチル、N−[3−(イミダゾリル)−プロピル]−アミノメチル、N−(ピリジン−3−イルエチル)−アミノメチル、N−(ピリジン−4−イルエチル)−アミノメチル、N−(チエン−2−イルエチル)−アミノメチル、N−(フラン−2−イルエチル)−アミノメチル、N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イルメチル)−アミノメチル、N−(2−インドリン−3−イルエチル)−アミノメチル、2−(N,N−ジメチルアミノ)−エチルアミノメチル、2−(N,N−ジメチルアミノ)−1−メチル−エチルアミノメチル、3−アミノプロピルアミノメチル、3−(N,N−ジメチルアミノ)−プロピルアミノメチル、3−(N,N−ジエチルアミノ)−プロピルアミノメチル、N−(N,N−ジイソプロピルアミノエチル)−アミノメチル、N−(N,N−ジメチルアミノブチル)−アミノメチル、3−ヒドロキシプロピルアミノメチル、N−(1,2−ジヒドロキシプロピル)−アミノメチル、N−(1−アミノ−2−ヒドロキシ−プロプ−3−イル)−アミノメチル、N−(N−エトキシカルボニル−ピペリジン−4−イル)−アミノメチル、N−(N−ベンジルピペリジン−4−イル)−アミノメチル、N−(ホモピペリジン−3−イル)−アミノメチル、N−(N−ベンジルピロリジン−3−イル)−アミノメチル、N−(N−エチルピペリジン−3−イル)アミノメチル、2,2,2−トリフルオロエチルアミノメチル、3,3,3−トリフルオロプロピルアミノメチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルアミノメチル、−CHN(CHCHOH)、−CHN(CH)(CHCHOH)、−CHNH(CHCHOH)、−CHNH(CHCHCHCHOH)、−CHNH(C(CHCHOH)、−CHN(C


)(N−メチル−ピロリジン−3−イル)、−C(O)NH、−C(O)NHCHCH=CH、−C(O)NHCHCH(OH)CHOH、N−(フェノキシエチル)−アミノメチル、−CHNHC(O)CH、−CH(CH)NHC(O)CH、−CH(CH)NHC(O)C(OCH)(CF)フェニル、シクロペンチル、1−アミノ−シクロペンチル、(シス、トランス)−2−アミノ−シクロペンチル、(シス、トランス)−2−アミノ−シクロペンチル、シス−2−アミノ−シクロペンチル、トランス−2−アミノ−シクロペンチル、(シス、トランス)−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル、シス−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル、トランス−2−ヒドロキシ−シクロヘキシル、(シス、トランス)−2−アミノ−シクロヘキシル、シス−2−アミノ−シクロヘキシル、トランス−2−アミノ−シクロヘキシル、アゼチジン−3−イル、ピロリジニル、N−メチル−ピロリジン−2−イル、N−エチル−ピロリジン−2−イル、3−(ジメチルアミノ)−ピロリジニル、ピペリジニル、2−メチル−ピペリジン−6−イル、N−メチルピペリジン−2−イル、N−tert−ブトキシカルボニルピペリジン−2−イル、ピペラジン−2−イル、ピロール−1−イル、ピロール−2−イル、ピロール−3−イル、イミダゾール−1−イル、イミダゾール−2−イル、イミダゾール−4−イル、イミダゾール−5−イル、N−メチル−イミダゾール−2−イル、5−メチル−イミダゾール−2−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、トリアゾール−2−イル、2−アミノピリミジン−3−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、ベンゾイミダゾリル、イミダゾール−1−イルメチル、イミダゾール−2−イルメチル、トリアゾール−1−イルメチル、(5−アミノ−3−メチル−ピラゾール−3−イル)−メチル、フェノキシメチル、2−ヒドロキシエチルオキシメチル、メチルスルホニルアミノメチル、1−(メトキシカルボニルアミノ)−エチル、1−アミノ−1−フェニル−メチル、または1−アミノ−3−ヒドロキシ−プロピルである。
本発明(A11)の別の実施形態は、式Iの化合物が群Aから選択される化合物であり、ここで、RおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、C(O)またはC(=NOH)を形成する。別の実施形態において、XおよびRはハロであり;AはR10およびR12で所望により置換されていてもよいフェニレンであり、ここで、R10およびR12は独立して水素またはハロであり;R、R、RおよびRは水素であり;およびRおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になってC(O)またはC(=NOH)を形成する。
本発明(A12)の別の実施形態は、式Iの化合物が群Aから選択される化合物であり、ここで、XおよびRはハロであり;AはR10およびR12で所望により置換されていてもよいフェニレンであり、ここで、R10およびR12は独立して水素またはハロであり;およびR、R、RおよびRは水素である。
本発明(A13)の別の実施形態は、式Iの化合物が群Aから選択される化合物であり、ここで、Aはフェニレンである。
本発明(A14)の別の実施形態は、式Iの化合物が群Aから選択される化合物であり、ここで、Rは水素であって、Rは−NR8’で置換されたアルキルであり、ここで、RおよびR8’および全ての他の基は群Aの化合物について発明の概要で定義される通りである。
本発明(A15)の別の実施形態は、式Iの化合物が群Aから選択される化合物であり、ここで、Aはフェニレンであり;Rはヨードまたはブロモであり;Xはフルオロまたはクロロであり;およびR、R、RおよびRは水素であり;およびR10、R12、R14およびR16は独立して水素またはフルオロである。別の実施形態において、R10は3−フルオロであって、R12、R14、およびR16は水素またはハロであり;R10は3−フルオロであり、R12は4−フルオロであって、R14およびR16は水素であり;R10は4−フルオロであり、R12は5−フルオロであって、R14およびR16は水素であり;R10は4−フルオロであり、R12は6−フルオロであって、R14およびR16は水素であり;あるいはR12は4−フルオロであって、R10、R14およびR16は水素である。
本発明の別の実施形態において、式の化合物は群Aから選択され、ここで、Rはヒドロキシであって、Rはヘテロシクロアルキル、アルキル、またはヘテロアリールであり、ここで、該アルキルは−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであって、R8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、ここで、該シクロアルキルは、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される基で所望により置換されていてもよい)で所望により置換されていてもよく、および該ヘテロアリールは所望によりアルキルで置換されていてもよい。別の実施形態において、Rはヒドロキシであって、Rはヘテロシクロアルキルまたはアルキルであり、ここで、該アルキルは−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであって、R8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、ここで、該シクロアルキルは、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択された基で所望により置換されていてもよい)で所望により置換されていてもよい。
本発明(B1)の別の実施形態において、式Iの化合物は群Bから選択され、ここで、全ての基は発明の概要において定義される通りである。
本発明(B2)の別の実施形態において、式Iの化合物はXおよびRがハロであり;および全ての他の基が群Bの化合物について発明の概要に定義される通りであるものである。別の実施形態において、Xはフルオロまたはクロロであって、Rはヨードまたはブロモである。
本発明(B3)別の実施形態において、式Iの化合物は群Bから選択され、ここで、Rはハロ、ニトロ、−NR8’、−OR、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO )、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり;ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、所望により置換されていてもよいヘテロアリールアキル、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、―NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、3、4、5、6または7個の基で置換されていてもよく、およびRは発明の概要において定義される通りであり;あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、C(O)またはC(=NOH)を形成し;および全ての他の群は群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである。別の実施形態において、R、R、RおよびRは水素であり;およびXおよびRはハロである。
本発明(B4)の別の実施形態において、式Iは群Bから選択され、ここで、RおよびRは、独立して、ハロ、ニトロ、−NR8’、−OR、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり;ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、所望により置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、―NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、3、4、5、6または7個の基で置換されていてもよく;あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、C(O)またはC(=NOH)を形成し;および全ての他の基は群Bの化合物について発明の概要において定義される通りである。別の実施形態において、R、R、RおよびRは水素であり;およびXおよびRはハロである。
本発明(B5)の別の実施形態において、式Iの化合物は、Aがチエン−ジイル、ベンゾ[d]イソオキサゾール−ジイル、ベンゾ[d]イソチアゾール−ジイル、1H−インダゾール−ジイル(N1位置がR19で置換されていてもよく;ここで、R19は群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである)、ベンゾ[d]オキサゾール−ジイル、ベンゾ[d]チアゾール−ジイル、1H−ベンゾ[d]イミダゾール−ジイル(N1位置がR19で所望により置換されていてもよく;ここで、R19は群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである)、1H−ベンゾ[d][1,2,3]チアゾール−ジイル(N1位置がR19で所望により置換されており;ここで、R19は群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである);イミダゾ[1,2−a]ピリジン−ジイル、シンノリン−ジイル、キノリン−ジイル、ピリジン−ジイル、1−オキシド−ピリジン−ジイル、[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−ジイル、および2,3−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−ジイルから選択されるヘテロアリーレンであり;およびAは、さらに、所望により、R10、R12、R14、およびR16から選択される1、2、3、または4個の基で置換されていてもよく、ここで、R10、R12、R14、およびR16、および全ての他の基は群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである。別の実施形態において、Aはチエン−3,4−ジイル、ベンゾ[d]イソオキサゾール−5,6−ジイル、ベンゾ[d]イソチアゾール−5,6−ジイル、1H−インダゾール−5,6−ジイル(所望により、N1位置がR19で置換されていてもよく;ここで、R19はアルキルまたはアルケニルである)、ベンゾ[d]オキサゾール−5,6−ジイル、ベンゾ[d]チアゾール−5,6−ジイル、1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5,6−ジイル(所望により、N1位置がR19で置換されていてもよく、ここで、R19はアルキルまたはアルケニルである)、1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5,6−ジイル(所望により、N1位置がR19で置換されていてもよく;ここで、R19はアルキルまたはアルケニルである)、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−5,6−ジイル、シンリン−6,7−ジイル、キノリン−6,7−ジイル、ピリジン−3,4−ジイル、1−オキシド−ピリジン−3,4−ジイル、[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6,7−ジイル、および2,3−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6,7−ジイルから選択される。
本発明(B6)の別の実施形態において、式Iの化合物は群Bから選択され、ここで、Aはチエン−ジイルであって、X、R、R、R、R、R、R、R、R10、およびR12は群Bの化合物について発明の概要において定義される通りである。別の実施形態において、Aはチエン−3,4−ジイルであり;R10およびR12は水素であり;XおよびRはハロであり;およびR、R、R、およびRは水素である。別の実施形態において、Xはフルオロまたはクロロであり;Rはヨードまたはブロモであり;Rは水素またはヒドロキシであり;およびRは−NR8’(ここで、RおよびR8’は独立して水素またはアルキルである)、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール(所望により、アルキルで置換されていてもよい)、またはアルキルであり、ここで、該アルキルは、所望により、−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであって、R8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり;ここで、該シクロアルキルは、所望により、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい)で置換されていてもよい。
別の実施形態(B7)において、式Iの化合物は、より具体的には、式I(c)またはI(d):
[式中、X、R、R、R、R、R、R、R、R10、R12およびR14は、群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである]
に従う。別の実施形態において、R、R、R、およびRは水素であり;XおよびRはハロであり;RおよびRは群Bについての発明の概要において定義される通りであり;およびR10、R12およびR14は、独立して、水素、ハロ、またはアルキルである。別の実施形態において、Xはフルオロまたはクロロであって、Rはヨードまたはブロモであり;R10は水素またはハロ、1つの実施形態においては、水素またはフルオロであり;R12は水素であり;R14は水素またはアルキルであり;およびRはヒドロキシである。別の実施形態において、Rはヘテロシクロアルキル、アルキル、またはヘテロアリールであり、ここで、該アルキルは所望により−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであって、R8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、ここで、該シクロアルキルは、所望により、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される基で置換されていてもよい)で置換されていてもよく、および該ヘテロアリールは、所望により、アルキルで置換されていてもよい。別の実施形態において、Rはピペリジニル、ピロジニル、1(R,S)−アミノエチル、1(R)−アミノエチル、1(S)−アミノエチル、1(R,S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R)−(メチルアミノ)−エチル、1(S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R,S)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(R)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(S)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(R,S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、1(R)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、または1(S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチルである。
本発明(B8)の別の実施形態において、式Iの化合物は、より具体的には、式I(e)またはI(f):
[式中、X、R、R、R、R、R、R、R、R10、R12およびR14は、群Bの化合物についての発明の概要で定義される通りである]
に従う。別の実施形態において、R、R、R、およびRは水素であり;XおよびRはハロであり;RおよびRは群Bについての発明の概要で定義される通りであり;およびR10、R12およびR14は、独立して、水素、ハロ、またはアルキルである。別の実施形態において、Xはフルオロまたはクロロであって、Rヨードまたはブロモであり;R10は水素またはハロ、別の実施形態においては、水素またはフルオロであり;R12およびR14は水素であり;Rはヒドロキシであり;およびRはヘテロシクロアルキル、アルキル、またはヘテロアリールであり、ここで、該アルキルは、所望により、−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであって、R8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、ここで、該シクロアルキルは、所望により、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい)で置換されていてもよく、および該ヘテロアリールは所望によりアルキルで置換されていてもよい。
本発明(B9)の別の実施形態において、式Iの化合物は、別の実施形態において、式I(g)またはI(h):
[式中、X、R、R、R、R、R、R、R、R10、R12、R14、およびR19は、群Bの化合物について発明の概要において定義される通りである]
に従う。
実施形態B9の別の実施形態において、式Iの化合物が、より具体的には、式I(g)またはI(h)に従い、式中、
はハロ、ニトロ、−NR8’、−OR、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルであり;ここで、該シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルは、所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、所望により置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、―NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1,2,3,4、5、6または7の基で置換されていてもよく;およびRは発明の概要において定義される通りであり;あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、C(O)またはC(=NOH)を形成し;および
全ての他の基は、群Bの化合物についての発明の概要で定義される通りである。
実施形態B9の別の実施形態において、式Iの化合物は、より具体的には、式I(g)またはI(h)に従い、ここで、Rはヒドロキシであって、全ての他の基は群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである。
実施形態B9の別の実施形態において、式Iの化合物は、より具体的には、式I(g)またはI(h)に従い、ここで、R、R、R、およびRは水素であり;XおよびRはハロであり;RおよびRは群Bについて発明の概要で定義される通りであり;R10、R12、およびR14は、独立して、水素、ハロ、またはアルキルであり;およびR19は水素またはメチルである。別の実施形態において、Xはフルオロまたはクロロであって、Rはヨードまたはブロモであり;R10は水素またはハロ、別の実施形態において、水素またはフルオロであり;R12およびR14は水素であり;Rはヒドロキシであり;およびRはヘテロシクロアルキル、アルキル、またはヘテロアリールであり、ここで、該アルキルは、所望により、−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであって、R8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、ここで、該シクロアルキルは、所望により、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい)で置換されていてもよく、および該ヘテロアリールは、所望により、アルキルで置換されていてもよい。
本発明(B10)の別の実施形態において、式Iの化合物は、より具体的には、式I(i)またはI(j):
[式中、X、R、R、R、R、R、R、R、R10、R12およびR14は、群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである]
に従う。別の実施形態において、R、R、R、およびRは水素であり;XおよびRはハロであり;RおよびRは群Bについて発明の概要で定義される通りであり;およびR10、R12およびR14は、独立して、水素、ハロ、またはアルキルである。別の実施形態において、Xはフルオロまたはクロロであって、Rはヨードまたはブロモであり;R10は水素またはハロ、別の実施形態において、水素またはフルオロであり;R12およびR14は水素であり;Rはヒドロキシであり;およびRはヘテロシクロアルキル、アルキル、またはヘテロアリールであり、ここで、該アルキルは、所望により、−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであって、R8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、ここで、該シクロアルキルは、所望により、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい)で置換されていてもよく、該ヘテロアリールは、所望によりアルキルで置換されていてもよい。
本発明(B11)の別の実施形態において、式Iの化合物は、より具体的には、式I(k)またはI(m):
[式中、X、R、R、R、R、R、R、R、R10、R12およびR14は、群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである]
に従う。別の実施形態において、R、R、R、およびRは水素であり;XおよびRはハロであり;RおよびRは群Bについて発明の概要で定義される通りであり;およびR10、R12およびR14は、独立して、水素、ハロ、またはアルキルである。別の実施形態において、Xはフルオロまたはクロロであって、Rはヨードまたはブロモであり;R10は水素またはハロ、別の実施形態において、水素またはフルオロであり;R12およびR14は水素であり;Rはヒドロキシであり;Rはヘテロシクロアルキル、アルキル、またはヘテロアリールであり、ここで、該アルキルは、所望により、−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであって、R8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、ここで、該シクロアルキルは所望によりヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい)で置換されていてもよく、および該アリールは所望によりアルキルで置換されていてもよい。
本発明(B12)の別の実施形態において、式Iの化合物は、より具体的には、式I(n)またはI(o):
[式中、X、R、R、R、R、R、R、R、R10、R12、R14、およびR19は群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである]
に従う。
実施形態B12の別の実施形態において、式Iの化合物は、より具体的には、式I(n)またはI(o)に従い、ここで、Rはハロまたはアルキルであり;および全ての他の基は群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである。別の実施形態において、Rはヨードまたはブロモである。
実施形態B12の別の実施形態において、式Iの化合物は、より具体的には、式I(n)またはI(o)に従い、ここで、Xはハロ、ハロアルキル、またはハロアルコキシであり;および全ての他の基は群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである。別の実施形態において、Xはハロである。別の実施形態において、Xはフルオロまたはクロロである。
実施形態B12の別の実施形態において、式Iの化合物は、より具体的には、式I(n)またはI(o)に従い、ここで、
はハロ、ニトロ、−NR8’、−OR、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり;ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、所望により置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、―NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、3、4、5、6または7個の基で置換されていてもよく;およびRは発明の概要において定義される通りであり;あるいは
およびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、C(O)またはC(=NOH)を形成し;および
別途示さない限り、RおよびR8’は発明の概要で定義される通りであり;および全ての他の基は群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである。
実施形態B12の別の実施形態において、式Iの化合物は、より具体的には、式I(n)またはI(o)に従い、ここで、R19はアルキルであり;R、R、R、およびRは水素であり;XおよびRはハロであり;RおよびRは群Bについて発明の概要で定義される通りであり;およびR10、R12およびR14は独立して、水素、またはハロである。別の実施形態において、R19はメチルであり;Xはフルオロまたはクロロであって、Rはヨードまたはブロモであり;R10は水素またはフルオロであり;R12およびR14は水素であり;およびRはヒドロキシである。別の実施形態において、Rはヘテロシクロアルキル、アルキル、またはヘテロアリールであり、ここで、該アルキルは所望により−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであって、R8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、該シクロアルキルは、所望により、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい)で置換されていてもよく、該ヘテロアリールは所望によりアルキルで置換されていてもよい。別の実施形態において、Rはピペリジニル、ピロリジニル、1(R,S)−アミノエチル、1(R)−アミノエチル、1(S)−アミノエチル、1(R,S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R)−(メチルアミノ)−エチル、1(S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R,S)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(R)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(S)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(R,S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、1(R)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、または1(S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチルである。
本発明(B13)の別の実施形態において、式Iの化合物は、より具体的には、式I(p):
[式中、X、R、R、R、R、R、R、R、R10、R12、およびR19は、群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである]
に従う。別の実施形態において、R、R、R、およびRは水素であり;XおよびRはハロであり;RおよびRは群Bについて発明の概要で定義される通りであり;およびR10およびR12は、独立して、水素、ハロ、またはアルキルである。別の実施形態において、Xはフルオロまたはクロロであり;Rはヨードまたはブロモであり;R10は水素またはハロ、別の実施形態において、水素またはフルオロであり;R12は水素であり;R19は水素またはアルキル、別の実施形態において、ハロゲンまたはメチルであり;Rはヒドロキシである。別の実施形態において、Rはヘテロシクロアルキル、アルキル、またはヘテロアリールであり、ここで、該アルキルは、所望により、−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであって、R8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、ここで、該シクロアルキルは、所望によりヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい)で置換されていてもよく、および該ヘテロアリールは所望によりアルキルで置換されていてもよい。別の実施形態において、Rはピペリジニル、ピロリジニル、1(R,S)−アミノエチル、1(R)−アミノエチル、1(S)−アミノエチル、1(R,S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R)−(メチルアミノ)−エチル、1(S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R,S)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(R)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(S)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(R,S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、1(R)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、または1(S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチルである。
本発明(B14)の別の実施形態において、式Iの化合物は、式I(q):
[式中、X、R、R、R、R、R、R、R、R10、R12、R14、およびR16は群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである]
に従う。
実施形態B14の別の実施形態において、式Iの化合物は、より具体的には、式I(q)に従い、式中、
はハロ、ニトロ、−NR8’、−OR、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり;ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、所望により置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、―NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、3、4、5、6または7個の基で置換されていてもよく;およびRは発明の概要において定義される通りであり;あるいは
およびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、C(O)またはC(=NOH)を形成し;および
全ての他の基は群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである。
実施形態B14の別の実施形態において、式Iの化合物は、より具体的には、式I(q)に従い、ここで、R、R、R、およびRは水素であり;XおよびRはハロであり;RおよびRは群Bについて発明の概要で定義される通りであり;およびR10、R12、R14、およびR16は、独立して、水素またはハロである。別の実施形態において、R10はハロであって、R12、R14、およびR16は水素である。別の実施形態において、Xはフルオロまたはクロロであり;Rはヨードまたはブロモであり;R10はクロロであり;およびRはヒドロキシである。別の実施形態において、Rはヘテロシクロアルキル、アルキル、またはヘテロアリールであり、ここで、該アルキルは、所望により、−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであって、R8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、ここで、該シクロアルキルは、所望により、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい)で置換されていてもよく、および該ヘテロアリールは、所望により、アルキルで置換されていてもよい。別の実施形態において、Rは、ピペリジニル、ピロリジニル、ベンズイミダゾリル、1(R,S)−アミノエチル、1(R)−アミノエチル、1(S)−アミノエチル、1(R,S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R)−(メチルアミノ)−エチル、1(S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R,S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、1(R)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、または1(S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチルである。
本発明(B15)の別の実施形態において、式Iの化合物は、より具体的には、式I(r):
[式中、X、R、R、R、R、R、R、R、R10、R12およびR14は群Bの化合物についての発明の概要で定義した通りである]
に従う。別の実施形態において、R、R、R、およびRは水素であり;XおよびRはハロであり;RおよびRは群Bについて発明の概要で定義される通りであり;R10、およびR12は独立して、水素、ハロまたはアルキルであり;およびR14は水素、ハロ、アルキル、またはアミノである。別の実施形態において、Xはフルオロまたはクロロであり;Rはヨードまたはブロモであり;R10は水素またはハロ、別の実施形態において、水素またはフルオロであり;R12は水素であり;R14は水素、アルキル、またはアミノ、別の実施形態において、水素、メチル、またはアミノであり;Rはヒドロキシである。別の実施形態において、Rはヘテロシクロアルキル、アルキル、またはヘテロアリールであり、ここで、該アルキルは、所望により、−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであって、R8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、ここで、該シクロアルキルは所望により、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい)で置換されていてもよく、および該ヘテロアリールは、所望により、アルキルで置換されていてもよい。別の実施形態において、Rはピペリジニル、ピロリジニル、1(R,S)−アミノエチル、1(R)−アミノエチル、1(S)−アミノエチル、1(R,S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R)−(メチルアミノ)−エチル、1(S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R,S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、1(R)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、または1(S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチルである。
本発明(B16)の別の実施形態において、式Iの化合物は、式I(s):
[式中、X、R、R、R、R、R、R、R、R10、R12およびR14は群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである]
に従う。別の実施形態において、R、R、R、およびRは水素であり;XおよびRはハロであり;RおよびRは群Bについて発明の概要で定義される通りであり;およびR10、およびR12は独立して、水素、ハロ、またはアルキルであり;R14は水素、ハロ、アルキルまたはアミノである。別の実施形態において、Xはフルオロまたはクロロであって、Rはヨードまたはブロモであり;R10は水素またはハロ、別の実施形態において、水素またはフルオロであり;R12は水素であり;R14は水素、メチル、またはアミノであり;Rはヒドロキシであり;およびRはヘテロシクロアルキル、アルキル、またはヘテロアリールであり、ここで、該アルキルは、所望により、−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであって、R8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、ここで、該シクロアルキルは、所望により、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい)で置換されていてもよく、および該ヘテロアリールは所望により、アルキルで置換されていてもよい。
本発明(B18)の別の実施形態において、式Iの化合物は、より具体的には、式I(u)、I(v)、I(w)、またはI(x):
[式中、X、R、R、R、R、R、R、R、R10、R12およびR14は群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである]
に従う。
実施形態B18の別の実施形態において、式Iの化合物は、式I(u)、I(v)、I(w)、またはI(x)に従い、ここで、Rはハロ、ニトロ、−NR8’、−OR、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり;ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、所望により置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、―NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、3、4、5、6または7個の基で置換されていてもよく;およびRは群Bの化合物について発明の概要で定義される通りであり;あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、C(O)またはC(=NOH)を形成し;および全ての他の基は群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである。
実施形態B18の別の実施形態において、式Iの化合物は、より具体的には、式I()、I(v)、I(w)、またはI(x)に従い、ここで、RおよびRは、独立して、ハロ、ニトロ、−NR8’、−OR、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり;ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、所望により置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、―NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、3、4、5、6または7個の基で置換されていてもよく;あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、C(O)またはC(=NOH)を形成し;および全ての他の基は群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである。
実施形態B18の別の実施形態において、式Iの化合物は、より具体的には、式I(u)、I(v)、I(w)、またはI(x)に従い、ここで、Rはヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール(所望によりアルキルで置換されていてもよい)、またはアルキルであり、ここで、該アルキルは所望により、−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであり、R8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、ここで、該シクロアルキルは、所望により、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい)で置換されていてもよい。別の実施形態において、Rはピペリジニル、ピロリジニル、1(R,S)−アミノ−プロピル、1(R)−アミノ−プロピル、1(S)−アミノ−プロピル、1(R,S)−(メチルアミノ)−プロピル、1(R)−(メチルアミノ)−プロピル、1(S)−(メチルアミノ)−プロピル、1(R,S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−プロピル、1(R)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−プロピル、または1(S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−プロピルである。
実施形態B18の別の実施形態において、式Iの化合物は、より具体的には、式I(u)、I(v)、I(w)、またはI(x)に従い、ここで、R、R、R、およびRは水素であり;XおよびRはハロであり;RおよびRは群Bについて発明の概要で定義される通りであり;およびR10、R12およびR14は、独立して、水素、ハロ、またはアルキルである。別の実施形態において、Xはフルオロまたはクロロであり;Rはヨードまたはブロモであり;R10は水素またはハロ、別の実施形態において、水素またはフルオロであり;R12およびR14は水素であり;およびRはヒドロキシである。別の実施形態において、Rはヘテロシクロアルキル、アルキル、またはヘテロアリールであり、ここで、該アルキルは、所望により、−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであり、およびR8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、ここで、該シクロアルキルは、所望により、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい)で置換されていてもよく、および該ヘテロアリールは所望により、アルキルで置換されていてもよい。
本発明(B19)の別の実施形態において、式Iの化合物は、より具体的には、式I(cc):
[式中、X、R、R、R、R、R、R、およびRは群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである]
に従う。別の実施形態において、R、R、RおよびRは水素であり;およびXおよびRはハロである。別の実施形態において、Xはフルオロまたはクロロであり;およびRは水素またはヒドロキシであり;Rはヨードまたはブロモである。別の実施形態において、Rはヘテロシクロアルキル、アルキル、またはヘテロアリールであり、ここで、該アルキルは、所望により、−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであって、R8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、ここで、該シクロアルキルは、所望により、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい)で置換されていてもよく、および該ヘテロアリールは、所望により、アルキルで置換されていてもよい。別の実施形態において、Rはピペリジニル、ピロリジニル、ベンズイミダゾリル、N−メチル−ベンズイミダゾリル、メチルアミノメチル、1(R,S)−アミノエチル、1(R)−アミノエチル、1(S)−アミノエチル、1(R,S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R)−(メチルアミノ)−エチル、1(S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R,S)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(R)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(S)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(R,S)−アミノ−プロピル、1(R)−アミノ−プロピル、1(S)−アミノ−プロピル、1(R,S)−(メチルアミノ)−プロピル、1(R)−(メチルアミノ)−プロピル、1(S)−(メチルアミノ)−プロピル、1(R,S)−(ジメチルアミノ)−プロピル、1(R)−(ジメチルアミノ)−プロピル、1(S)−(ジメチルアミノ)−プロピル、1(R,S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、1(R)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、または1(S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチルである。
実施形態B19の実施形態(B19a)において、式Iの化合物は、Rはヘテロシクロアルキル、またはアルキルであり、ここで、該アルキルは、所望により、−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであって、R8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、ここで、該シクロアルキルは、所望により、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい)で置換されていてもよい。別の実施形態において、Rはピペリジニル、ピロリジニル、メチルアミノメチル、1(R,S)−アミノエチル、1(R)−アミノエチル、1(S)−アミノエチル、1(R,S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R)−(メチルアミノ)−エチル、1(S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R,S)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(R)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(S)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(R,S)−アミノ−プロピル、1(R)−アミノ−プロピル、1(S)−アミノ−プロピル、1(R,S)−(メチルアミノ)−プロピル、1(R)−(メチルアミノ)−プロピル、1(S)−(メチルアミノ)−プロピル、1(R,S)−(ジメチルアミノ)−プロピル、1(R)−(ジメチルアミノ)−プロピル、1(S)−(ジメチルアミノ)−プロピル、1(R,S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、1(R)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、または1(S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチルである。
本発明(B20)の別の実施形態において、式Iの化合物は、式I(dd):
[式中、X、R、R、R、R、R、R、およびRは群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである]
に従う。別の実施形態において、R、R、RおよびRは水素であり;およびXおよびRはハロである。別の実施形態において、Xはフルオロまたはクロロであり;およびRは水素またはヒドロキシであり;Rはヨードまたはブロモである。別の実施形態において、Rはヘテロシクロアルキル、アルキル、またはヘテロアリールであり、ここで、該アルキルは、所望により、−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであって、R8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、ここで、該シクロアルキルは、所望により、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい)で置換されていてもよく、該ヘテロアリールは、所望により、アルキルで置換されていてもよい。別の実施形態において、Rはピペリジニル、ピロリジニル、ベンズイミダゾリル、N−メチル−ベンズイミダゾリル、メチルアミノメチル、1(R,S)−アミノエチル、1(R)−アミノエチル、1(S)−アミノエチル、1(R,S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R)−(メチルアミノ)−エチル、1(S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R,S)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(R)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(S)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(R,S)−アミノ−プロピル、1(R)−アミノ−プロピル、1(S)−アミノ−プロピル、1(R,S)−(メチルアミノ)−プロピル、1(R)−(メチルアミノ)−プロピル、1(S)−(メチルアミノ)−プロピル、1(R,S)−(ジメチルアミノ)−プロピル、1(R)−(ジメチルアミノ)−プロピル、1(S)−(ジメチルアミノ)−プロピル、1(R,S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、1(R)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、または1(S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチルである。
実施形態B20の実施形態(B20a)において、式Iの化合物は、Rはヘテロシクロアルキル、またはアルキルであり、ここで、該アルキルは、所望により、−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであって、R8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、ここで、該シクロアルキルは、所望により、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい)で置換されていてもよい。別の実施形態において、Rはピペリジニル、ピロリジニル、メチルアミノメチル、1(R,S)−アミノエチル、1(R)−アミノエチル、1(S)−アミノエチル、1(R,S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R)−(メチルアミノ)−エチル、1(S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R,S)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(R)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(S)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(R,S)−アミノ−プロピル、1(R)−アミノ−プロピル、1(S)−アミノ−プロピル、1(R,S)−(メチルアミノ)−プロピル、1(R)−(メチルアミノ)−プロピル、1(S)−(メチルアミノ)−プロピル、1(R,S)−(ジメチルアミノ)−プロピル、1(R)−(ジメチルアミノ)−プロピル、1(S)−(ジメチルアミノ)−プロピル、1(R,S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、1(R)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、または1(S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチルである。
本発明(C1)の1つの実施形態において、式Iの化合物は群Cから選択され、ここで、全ての基は発明の概要において定義される通りである。
本発明(C2)の別の実施形態において、式Iの化合物は、XおよびRはハロであり;および全ての他の基は群Cから選択される化合物について定義される通りである。
本発明(C3)の別の実施形態において、式Iの化合物は群Cから選択され、ここで、Rはハロ、ニトロ、−NR8’、−OR、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり;ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは独立して、所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、所望により置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、―NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、3、4、5、6または7個の基で置換されていてもよく;およびRは発明の概要で定義される通りであり;あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、C(O)またはC(=NOH)を形成し;および全ての他の基は群Cの化合物について発明の概要で定義される通りである。別の実施形態において、R、R、RおよびRは水素であり;およびXおよびRはハロである。
本発明(C4)の別の実施形態において、式Iの化合物は群Cから選択され、ここで、RおよびRは、独立して、ハロ、ニトロ、−NR8’、−OR、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり;ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、―NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、3、4、5、6または7個の基で置換されていてもよく;あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、C(O)またはC(=NOH)を形成し;および全ての他の基は、群Cの化合物について発明の概要で定義される通りである。別の実施形態において、R、R、RおよびRは水素であり;およびXおよびRはハロである。
本発明(C5)の別の実施形態において、式Iの化合物は、Aが:
であり、X、R、R、R、R、R、R、R、R10、およびR10aは群Cの化合物について発明の概要で定義される通りである化合物である。別の実施形態において、R、R、RおよびRは水素であり;XおよびRはハロであり;R10は水素またはハロであり;およびR10aはアルキルである。別の実施形態において、Xはフルオロまたはクロロであり;Rはヒドロキシであり;Rはヨードまたはブロモであり;R10は水素またはフルオロであり;R10aはメチルである。別の実施形態において、Rはヘテロシクロアルキル、アルキル、またはヘテロアリールであり、ここで、該アルキルは、所望により、−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであり、R8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、ここで、該シクロアルキルは、所望により、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい)で置換されていてもよく、および該ヘテロアリールは、所望により、アルキルで置換されていてもよい。別の実施形態において、Rはピペリジニル、ピロリジニル、ベンズイミダゾリル、N−メチル−ベンズイミダゾリル、メチルアミノメチル、1(R,S)−アミノエチル、1(R)−アミノエチル、1(S)−アミノ−エチル、1(R,S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R)−(メチルアミノ)−エチル、1(S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R,S)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(R)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(S)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(R,S)−アミノ−プロピル、1(R)−アミノ−プロピル、1(S)−アミノ−プロピル、1(R,S)−(メチルアミノ)−プロピル、1(R)−(メチルアミノ)−プロピル、1(S)−(メチルアミノ)−プロピル、1(R,S)−(ジメチルアミノ)−プロピル、1(R)−(ジメチルアミノ)−プロピル、1(S)−(ジメチルアミノ)−プロピル、1(R,S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、1(R)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、または1(S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチルである。
本発明(C6)の別の実施形態において、式Iの化合物は、Aが:
であり、X、R、R、R、R、R、R、R、R10、およびR10aは、群Cの化合物について発明の概要で定義される通りである。別の実施形態において、R、R、RおよびRは水素であり;XおよびRはハロであり;R10は水素またはハロであり;およびR10aはアルキルである。別の実施形態において、Xはフルオロまたはクロロであり;Rはヒドロキシであり;Rはヨードまたはブロモであり;R10は水素またはフルオロであり;およびR10aはメチルである。別の実施形態において、Rはヘテロシクロアルキル、アルキル、またはヘテロアリールであり、ここで、該アルキルは、所望により、−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであり、およびR8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、ここで、該シクロアルキルは、所望により、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい)で置換されていてもよく、および該ヘテロアリールは、所望により、アルキルで置換されていてもよい。別の実施形態において、Rはピペリジニル、ピロリジニル、ベンズイミダゾリル、N−メチルベンズイミダゾリル、1(R,S)−アミノエチル、1(R)−アミノエチル、1(S)−アミノエチル、1(R,S)−アミノプロピル、1(R)−アミノプロピル、1(S)−アミノ−プロピル、1(R,S)−(メチルアミノ)−プロピル、1(R)−(メチルアミノ)−プロピル、1(S)−(メチルアミノ)−プロピル、1(R,S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−プロピル、1(R)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−プロピル、1(S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−プロピル、1(R,S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、1(R)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、または1(S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチルである。
本発明(C7)の別の実施形態において、式Iの化合物は、より具体的には、式I(y)またはI(z):
[式中]R、R、RおよびRは水素であり;XおよびRはハロであり;R、R、R10、R10a、およびYは群Cの化合物について発明の概要で定義される通りである。別の実施形態において、Xはフルオロまたはクロロであり;Rはヨードまたはブロモであり;R10は水素、ハロ、またはアルキル、別の実施形態において、水素またはハロであり;およびR10aはアルキル、別の実施形態において、メチルである。別の実施形態において、R10は水素またはフルオロであり;Rはヒドロキシであり;およびRはヘテロシクロアルキル、アルキル、またはヘテロアリールであり、ここで、該アルキルは、所望により、−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであって、R8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、ここで、該シクロアルキルは、所望により、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい)で選択されていてもよく、および該ヘテロアリールは、所望により、アルキルで置換されていてもよい。
本発明(D)の1つの実施形態において、式Iの化合物は群Dから選択され、ここで、全ての基は発明の概要で定義される通りである。
本発明(D1)の別の実施形態において、式Iの化合物は、XおよびRはハロであり;および全ての他の基は群Dから選択される化合物について定義される通りである化合物である。
本発明(D2)の別の実施形態において、式Iの化合物は群Dから選択され、ここで、Rはハロ、ニトロ、−NR8’、−OR、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり;ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、所望により置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、―NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、3、4、5、6または7個の基で置換されていてもよく;およびRは発明の概要で定義される通りであり;あるいはRおよびRは、それらが結合する炭素と一緒になって、C(O)またはC(=NOH)を形成し;および全ての他の基は群Cの化合物について発明の概要で定義される通りである。別の実施形態において、R、R、RおよびRは水素であり;およびXおよびRはハロである。
本発明(D3)の別の実施形態において、式Iの化合物は群Dから選択され、ここで、RおよびRは、独立して、ハロ、ニトロ、−NR8’、−OR、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり;ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、所望により置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、―NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、3、4、5、6または7個の基で置換されていてもよく;あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、C(O)またはC(=NOH)を形成し;および全ての他の基は、群Cの化合物について発明の概要で定義される通りである。別の実施形態において、R、R、RおよびRは水素であり;およびXおよびRはハロである。
本発明(D4)の別の実施形態において、式Iの化合物は、Aが:
[式中、R40は水素またはメチルであり(別の実施形態において、R40は水素である)、および全ての他の基は発明の概要で定義される通りである]
の化合物である。別の実施形態において、R、R、RおよびRは水素であり;XおよびRはハロであり;およびR40は水素またはメチルである。別の実施形態において、Xはフルオロまたはクロロであり;およびRは水素またはヒドロキシであり;Rはヨードまたはブロモである。別の実施形態において、Rはヘテロシクロアルキル、アルキル、またはヘテロアリールであり、ここで、該アルキルは、所望により、−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであって、R8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、ここで、該シクロアルキルは、所望により、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてよい)で置換されていてもよく、および該ヘテロアリールは、所望により、アルキルで置換されていてもよい。別の実施形態において、Rはピペリジニル、ピロリジニル、ベンズイミダゾリル、N−メチル−ベンズイミダゾリル、メチルアミノメチル、1(R,S)−アミノ−エチル、1(R)−アミノエチル、1(S)−アミノエチル、1(R,S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R)−(メチルアミノ)−エチル、1(S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R,S)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(R)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(S)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(R,S)−アミノ−プロピル、1(R)−アミノ−プロピル、1(S)−アミノ−プロピル、1(R,S)−(メチルアミノ)−プロピル、1(R)−(メチルアミノ)−プロピル、1(S)−(メチルアミノ)−プロピル、1(R,S)−(ジメチルアミノ)−プロピル、1(R)−(ジメチルアミノ)−プロピル、1(S)−(ジメチルアミノ)−プロピル、1(R,S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、1(R)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、または1(S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチルである。
D4の発明の実施形態(D4a)において、式Iの化合物は、Rはヘテロシクロアルキルまたはアルキルであり、ここで、該アルキルは、所望により、−NR8’(ここで、Rは水素またはアルキルであって、R8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり、ここで、該シクロアルキルは、所望により、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてよい)で置換されていてもよい化合物である。別の実施形態において、Rはピペリジニル、ピロリジニル、メチルアミノメチル、1(R,S)−アミノエチル、1(R)−アミノエチル、1(S)−アミノエチル、1(R,S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R)−(メチルアミノ)−エチル、1(S)−(メチルアミノ)−エチル、1(R,S)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(R)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(S)−(ジメチルアミノ)−エチル、1(R,S)−アミノ―プロピル、1(R)−アミノ−プロピル、1(S)−アミノ−プロピル、1(R,S)−(メチルアミノ)−プロピル、1(R)−(メチルアミノ)−プロピル、1(S)−(メチルアミノ)−プロピル、1(R,S)−(ジメチルアミノ)−プロピル、1(R)−(ジメチルアミノ)−プロピル、1(S)−(ジメチルアミノ)−プロピル、1(R,S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、1(R)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチル、または1(S)−(3,4−シス−ジヒドロキシ−シクロペンチルアミノ)−エチルである。
本発明(E)の別の実施形態は、群A、群B、および群Cから選択される式Iの化合物を対象とし、ここで:
群A
Aは、所望により、R10、R12、R14およびR16から選択される1または2個の基で置換されていてもよく、ここで、R10、R12、R14およびR16は、独立して、水素またはハロであり;
Xはハロであり;
、R、RおよびRは水素であり;
は水素、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、またはアミノであり;
は水素、−NR8’、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、またははヘテロアリールであり;ここで、Rアルキルは、所望により、−OR、ハロ、ニトロ、−S(O)、所望により、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、−NR8’、−NRC(O)R8’、−NRS(O)、−NRC(O)OR8’、およびアリールから独立して選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよく;ここで、Rシクロアルキルは、所望により、−OR、および−NR8’から選択される1または2個の基で置換されていてもよく;ここで、Rヘテロシクロアルキルは、所望により、アルキルおよび−C(O)ORから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよく;およびここで、Rヘテロアリールは、所望により、−NR8’で置換されていてもよく;あるいは
およびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、C(O)またはC(=NOH)を形成し;
mは0であり;
はハロであり;
およびR8’は、独立して、水素、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、およびシクロアルキルから選択され;ここで、RおよびR8’アルキルは、独立して、所望により、ヒドロキシ、−NR3030’(ここで、R30およびR30’は、独立して、水素、アルキル、またはヒドロキシアルキルである)、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアルコキシ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、−C(O)NR3333a(ここで、R33は水素またはアルキルであって、R33aはアルキル、アルケニル、アルキニル、またはシクロアルキルである)、所望により置換されていてもよいアリールオキシ、−S(O)31(ここで、nは0であって、R31はアルキルである)、カルボキシ、アルコキシカルボニル、および−NR32C(O)R32a(ここで、R32は水素またはアルキルであって、R32aはアルキル、アルケニル、アルコキシ、またはシクロアルキルである)から独立して選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよく;あるいはここで、該アルキルは、所望により、1、2、3、4、または5のハロで置換されていてもよく;
ここで、RおよびR8’ヘテロアリールは、独立して、所望により、アミノおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよく;
およびR8’ヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、アルキル、アルコキシカルボニル、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、およびヒドロキシアルキルから独立して選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよく;
ここで、RおよびR8’アリールは、独立して、所望により、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロ、−NR32C(O)R32a(ここで、R32は水素またはアルキルであって、R32aはアルキル、アルケニル、アルコキシ、またはシクロアルキルである)、および−NR34SO34a(ここで、R34は水素またはアルキルであって、R34aはアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルである)から独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよく;および
ここで、RおよびR8’シクロアルキルは、独立して、所望により、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、カルボキシ、−C(O)NR3333a(ここで、R33は水素またはアルキルであって、R33aがアルキル、アルケニル、アルキニル、またはシクロアルキルである)、および所望により置換されていてもよいシクロアルキルから独立して選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよく;および
はアルキルまたはアリールである;
群B Aはチエン−3,4−ジイル、ベンゾ[d]イソオキサゾール−5,6−ジイル、1H−インダゾール−5,6−ジイル(所望により、N1位置がR19で置換されていてもよく;ここで、R19はアルキルまたはアルケニルである)、ベンゾ[d]オキサゾール−5,6−ジイル、ベンゾ[d]チアゾール−5,6−ジイル、1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5,6−ジイル(所望により、N1位置がR19で置換されていてもよく;ここで、R19はアルキルまたはアルケニルである)、1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5,6−ジイル(所望により、N1位置がR19で置換されていてもよく;ここで、R19はアルキルまたはアルケニルである)、イミダゾ[1,2−a]−ピリジン−6,7−ジイル、シンノリン−6,7−ジイル、キノリン−6,7−ジイル、ピリジン−3,4−ジイル、または1−オキシド−ピリジン−3,4−ジイルであり;ここで、Aは、所望により、R10、R12、R14、R16およびR19から独立して選択される1、2、または3個の基で置換されていてもよく、ここで、R10、R12、R14、およびR16は、独立して水素、アルキル、ハロ、またはアミノであり;およびR19は水素またはアルキルであり;
Xはハロであり;
、R、R、およびR水素であり;
は水素またはヒドロキシであり;
は−NR8’、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはアルキルであり、ここで、該アルキルは、所望により、−NR8’で置換されていてもよく、ここで、該ヘテロアリールは、所望により、アルキルで置換されていてもよく;
はハロであり;
は水素またはアルキルであり;および
8’水素、アルキル、シクロアルキルであり;ここで、該シクロアルキルは、所望により、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい;
群C
Aは:
であり;
ここで、R10は水素またはハロであり;
10aは水素またはアルキルであり;
は=CH−またはN−であり;
Xはハロであり;
、R、R、およびRは水素であり;
は水素またはヒドロキシであり;
は−NR8’、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはアルキルであり;ここで、該アルキルは、所望により、−NR8’で置換されていてもよく、ここで、該ヘテロアリールは、所望により、アルキルで置換されていてもよく;
はハロであり;
は水素またはアルキルであり;および
8’は水素、アルキル、またはシクロアルキルであり;ここに該シクロアルキルは、所望により、ヒドロキシおよびアルキルから独立して選択される1または2個の基で置換されていてもよい。
代表的なMEK化合物
式Iの代表的な化合物を以下に示す。該例は単に説明的なものであって、断じて本発明の範囲を限定しない。本発明の化合物は、International Union of Pure and Applied Chemistry(IUPAC),International Union of Biochemistry and Molecular Biology(IUBMB)、およびChemical Abstracts Service(CAS)に適合する命名法規則の系統的な適用に従って命名される。名称は、ACD/Labs命名ソフトウェア8.00リリース、プロダクトヴァージョン8.08を用いて作製した。
表1.代表的なMEK阻害剤
他の代表的な化合物
表6.代表的なRaf阻害剤
表7.代表的なEGFRおよび/またはVEGFR阻害剤
一般的投与
1つの態様において、本発明は、本発明によるMEKの阻害剤、および医薬上許容される担体、賦形剤、または希釈剤を含む医薬組成物を提供する。ある他の実施形態において、投与は、好ましくは、経口投与によるものであってよい。純粋な形態の、または適当な医薬組成物の、本発明の化合物、またはその医薬上許容される塩の投与は、許容される投与の形態、または同様な用途に役立てるための剤のいずれかを介して実行することができる。かくして、投与は、例えば、錠剤、坐薬、丸剤、柔軟な弾性およびハードゼラチンカプセル、粉末、溶液、懸濁液、またはエアロゾルなどの、固体、半固体、凍結乾燥粉末、または液体投与形態の形態で、好ましくは、正確な用量の単純な投与に適した単位投与形態での、経口、鼻、非経口(静脈内、筋肉内、または皮下)、局所、経皮、膣内、膀胱内、脳槽内、または直腸内とすることができる。
組成物は慣用的な医薬担体、賦形剤、および/または補助剤、および式Iの化合物を含むことができ、加えて、癌を治療すべき患者に一般的に投与される他の医療剤および医薬剤を含んでもよい。
補助剤は保存剤、湿潤剤、懸濁剤、甘味剤、着香料、香味剤、乳化剤および分散剤を含む。微生物の作用の防止は種々の抗菌剤および抗真菌剤、例えば、パラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸等によって保証することができる。それは、等張剤、例えば、糖、塩化ナトリウム等を含むのが望ましい場合もある。注射医薬形態の延長された吸収は、吸収を遅延させる剤、例えば、モノステアリン酸アルミニウム及びゼラチンの使用によって実現することができる。
所望であれば、本発明の医薬組成物が湿潤または乳化剤、pH緩衝剤、抗酸化剤等、例えば、クエン酸、ソルビタンモノラウレート、トリエタノールアミンオレエート、ブチル化ヒドロキシトルエン等の補助的物質の少量を含有してもよい。
処方の選択は、薬物投与の形態(例えば、経口投与であり、錠剤、丸剤またはカプセルの形態の処方が好ましい)、および薬物の生物学的利用性などの種々の因子に依存する。最近、医薬処方は、特に、表面積を増加させる、すなわち、粒子のサイズを減少させることによって生物学的利用性を増加させることができるという原理に基づいて貧弱な生物学的利用性を示す薬物のために開発されている。例えば、米国特許第4,107,288号は、10〜1,000nmのサイズ範囲の粒子を有する医薬処方を記載しており、そこでは、活性物質はマクロ分子の架橋されたマトリックスに支持される。米国特許第5,145,684号は、医薬処方の生産を記載しており、そこでは、薬物物質が表面修飾剤の存在下でナノ粒子(400nmの平均粒子サイズ)まで粉砕され、次いで、液体媒体に分散させ、顕著に高い生物学的利用性を呈する医薬処方が得られる。
非経口注射に適した組成物は生理学的に許容される滅菌水性または非水性溶液、分散液、懸濁液またはエマルジョン、および滅菌注射溶液または分散液に復元するための滅菌粉末を含むことができる。適当な水性および非水性担体、希釈剤、溶媒または補助剤の例は水、エタノール、ポリオール(プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセロールなど)、その混合溶液、オリーブ油などの)植物油、およびオレイン酸エチルなどの注射有機エステルを含む。適当な流動性は、例えば、レシチンなどのコーティングの使用によって、分散液の場合における必要な粒子サイズの維持によって、および界面活性剤の使用によって維持することができる。
1つの具体的な投与経路は、治療すべき病状の重症度の程度に従って調することができる便宜な日投与養生法を用いる経口である。
経口投与用の固体投与形態はカプセル、錠剤、丸剤、粉末、および顆粒を含む。そのような固体投与形態において、活性化合物は、クエン酸ナトリウムまたはリン酸二カルシウムなどの少なくとも1つの不活性な慣用的な賦形剤(または担体)、あるいは(a)充填剤、または増量剤、例えば、デンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、およびケイ酸、(b)結合剤、例えば、セルロース誘導体、デンプン、アルギン酸塩(alignate)、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロース、およびアカシアガム、(c)保湿剤、例えば、グリセロール、(d)崩壊剤、例えば、寒天−寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモまたはタピオカ澱粉、アルギン酸、クロスカルメロースナトリウム、複合体シリケート、および炭酸ナトリウム、(e)溶液遅延剤、例えば、パラフィン、(f)吸収加速剤、例えば、第四級アンモニウム化合物、(g)湿潤剤、例えば、セチルアルコール、およびグリセロールモノステアレート、ステアリン酸マグネシウムなど、(h)吸着剤、例えば、カオリンおよびベントナイト、および(i)滑沢剤、例えば、タク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、またはその混合物と混合される。カプセル、錠剤、癌剤の場合には、投与形態には、緩衝剤を含むこともできる。
前記した固体投与形態は、腸溶コーティングおよび当該分野でよく知られたその他の、コーティングおよびシェルで調製することができる。それらは不透明化剤を含有してもよく、また、それらが遅延方法で腸管のある一部において活性な化合物または複数化合物を放出するような組成物のものとすることができる。用いることができる包埋組成物の例は、ポリマー物質およびワックスである。活性化合物は、適切であれば、1種以上の前記賦形剤を含むマイクロカプセル化形態にすることもできる。
経口投与用の液体投与形態は医薬上許容されるエマルジョン、溶液、懸濁液、シロップ、およびエリキシルを含む。そのような投与形態は、例えば、本発明の化合物、またはその医薬上許容れる塩、および任意の医薬補助剤を、例えば、水、生理食塩水、水性デキストロース、グリセロール、エタノール等の担体;可溶化剤および乳化剤、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド;油、特に、綿実油、ラッカセイ油、トウモロコシ胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油およびゴマ油、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコール、およびソルビタンの脂肪酸エステル;またはこれらの物質の混合物等に溶解させ、分散させる等して、それにより、溶液または懸濁液を形成することによって調製される。
懸濁液は、活性化合物に加えて、懸濁化剤、例えば、エトキシル化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビトールおよびソルビタンエステル、マイクロクリスタリンセルロース、メタ水酸化アルミニウム、ベントナイト、寒天−寒天およびトラガカント、またはこれらの物質の混合物等を含有してもよい。
直腸投与用の組成物は、例えば、常温では固体であるが、体温では液体であり、従って、適当な体腔中である場合には融解し、その中に活性成分を放出する、例えば、カカオバター、ポリエチレングリコールまたは座薬ワックスなどの適当な非刺激性賦形剤または担体と本発明の化合物とを混合することによって調製することができる座薬である。
本発明の化合物の局所投与用の投与形態は、軟膏、粉末、スプレイ、および吸入剤を含む。活性成分を、必要なように、滅菌条件下で、生理学的に許容できる担体およびいずれかの保存剤、緩衝剤またはプロぺラントと混合する。目処方、目軟膏、粉末、および溶液もまた、本発明の範囲内にあると考えられる。
圧縮されたガスを用いて、本発明の化合物をエアロゾル形態に分散させることができる。この目的に適した不活性なガスは窒素、二酸化炭素等である。
一般に、意図した投与の形態に依存して、医薬上許容される組成物は約1重量%〜約99重量%の本発明の化合物、またはその医薬上許容される塩、および99重量%〜1重量%の適当な医薬賦形剤を含有するであろう。1つの例において、組成物は、約5重量%および約75重量%の間の本発明の化合物、またはその医薬上許容される塩であり、残りは適当な医薬賦形剤である。
そのような投与形態を調製するための現実の方法は知られているか、あるいは当業者に明らかであろう;例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences,18th Ed.,(Mack Publishing Company,Easton,Pa.,1990)を参照。投与すべき組成物は、いずれにせよ、本発明の教示に従って病状の治療のために、治療有効量の本発明の化合物、またはその医薬上許容される塩を含有するであろう。
本発明の化合物、またはそれらの医薬上許容される塩または水和物は、使用する具体的化合物の活性、化合物の代謝安定性および作用の長さ、年齢、体重、全の健康、性別、食事、投与の態様および時間、排出の速度、薬物の組合せ、特定の病状の重症度、および療法を受けている宿主を含めた種々の因子に依存して変化するであろう。本発明の化合物は、1日当たり約0.1〜約1,000mgの範囲の投与レベルで患者に投与することができる。約70キログラムの体重を有する正常なヒト成人では、1日当たり体重キログラム当たり約0.01〜約100mgの範囲の用量が例である。しかしながら、使用する特定の用量を変化させることができる。例えば、用量は、患者の要求、治療すべき疾患重症度、および使用すべき化合物の薬理学的活性を含めた多数の因子に依存することができる。特定の患者のための最適用量の決定は、当業者によく知られている。
固定された用量として処方すれば、そのような組成物は前記した用量範囲内の本発明の化合物、およびその認可された用量範囲内の他の医薬上活性な剤を使用する。本発明の化合物は、別法として、組合せ処方が不適切である場合、公知の医薬上許容される剤と共に順次に用いることもできる。
式Iの化合物を含有する代表的な医薬処方は、医薬組成物の実施例にて後に記載する。有用性
式Iのある種の化合物は、生物学実施例1に記載されたアッセイを用いてテストされており、MEK阻害剤であると決定された。式Iの化合物は、それ自体、疾患、特に癌を治療するのに有用であり、そこでは、MEK活性は疾患の病理学および/または兆候学に寄与する。例えば、MEK活性がその病理学および/または兆候学に寄与する癌は悪性黒色腫、結腸癌、直腸癌、膵臓癌、肺癌、乳頭および退形成甲状腺癌、および子宮内膜癌、卵巣癌等を含む。
MEK活性、および化合物によるその阻害を測定するための適当なインビトロアッセイは当該分野で知られている。例えば、インビトロでMEK1およびMEK2を測定するについてはWO2006/061712参照。MEK活性を測定するためのインビトロアッセイのさらなる詳細については生物学的実施例、後の実施例1を参照。本明細書に開示された実施例、ならびに当該分野で開示されたものに従い、当業者であれば、本発明の化合物の阻害活性を決定することができる。
癌の治療におけるインビトロ効率の測定のためのアッセイは当該分野で公知である。例えば、結腸癌のための細胞ベースのアッセイについては、本明細書に参照により組み込まれる、WO2006/061712参照。加えて、細胞ベースの腫瘍モデルは生物学的実施例、後の実施例2および3に記載されている。
癌のための適当なインビボモデルは、(WO2006/061712を含めて)当業者に知られている。結腸直腸癌、黒色腫、乳腺癌、および胚退形成癌腫のためのインビボモデルのさらなる詳細については、後の生物学的実施例4および5参照。生物学的実施例5は治療の特定の組合せを記載する。当該分野で知られているものと組み合わせて、当業者は、治療の他の組合せをテストするのにこれらの例にどのようにして従うかを知っているであろう。
一般的合成
本発明の化合物は、以下に記載する合成手法によって作製することができる。これらの化合物を調製するのに用いる出発物質および試薬は、Aldrich Chemical
Co.(Milwaukee,Wis.)またはBachem(Torrance,Calif.)などの商業的供給業者から入手可能であるか、あるいはFieser and Fieser’s Reagents for Organic Synthesis,Volumes 1−17(John Wiley and Sons,1991);Rodd’s Chemistry of Carbon Compounds,Voluumes 1−5 and Supplementals(Elsevier Science Publishers,1989);Organic Reactions,Volumes 1−40(John Wiley and Sons,1991),March’s Advanced Organic Chemistry,(John
Wiley and Sons,4th Edition)およびLarock’s Comprehensive Organic Transformations(VCH Publishers Inc.,1989)などの文献に記載された手法に従い当業者に知られた方法によって調製される。これらのスキームは、本発明の化合物を合成することができるいくつかの方法の単なる説明であり、これらのスキームに対する種々の修飾をなすことができ、本開示を参照した当業者に示唆されるであろう。出発物質および反応の中間体は、所望であれば、限定されないが、濾過、蒸留、結晶化、クロマトグラフィ等を含めた慣用的技術を用いて単離し、精製することができる。そのような物質は、物理的定数およびスペクトルデータを含めた慣用的な手段を用いて特徴づけることができる。
反対のことが別途特定されない限り、本明細書に記載された反応は雰囲気圧力において、約−78℃〜約150℃、より好ましくは約0℃〜約125℃、最も好ましくはおよそ室温(雰囲気温度)、例えば、約20℃の温度範囲にわたって起こる。(水素化の場合におけるように)別途記載しない限り、全ての反応は窒素の雰囲気化で行われる。
プロドラッグは、当業者に知られた技術によって調製することができる。これらの技術は、一般に、与えられた化合物において適当な官能基を修飾する。これらの修飾された官能基は、常套的操作によって、またはインビボにて元来の官能基を生じる。本発明の化合物のアミドおよびエステルは、慣用的な方法に従って調製することができる。プロドラッグの徹底的な議論は、その双方を全ての目的で本明細書に参照により組み込まれる、T.Higuchi and V.Stella,“Pro−drugs as Novel
Delivery Systems,”Volume 14 of the A.C.S.Symposium Series,およびBioreversible Carriers in Drug Design,ed.Edward B.Roche,American Pharmaceutical Association and Pergamon Press,1987に提供される。
本発明の化合物、またはその医薬上許容される塩は、非対称炭素原子、または第四級化窒素原子をその構造に含んでもよい。本明細書に記載された合成を通じて調製することができる式Iの化合物は、単一の立体異性体、ラセミ体、およびエナンチオマーおよびジアステレオマーの混合物として存在してもよい。化合物は幾何異性体として存在してもよい。全てのそのような単一の立体異性体、ラセミ体およびその混合物、および幾何異性体は、本発明の範囲内にあることを意図する。本発明の化合物のいくつかは互変異性体として存在してもよい。例えば、ケトンまたはアルデヒドが存在する場合、分子はエノール形態で存在してもよく;アミドが存在する場合、分子はイミド酸として存在してもよく;およびエナミンが存在する場合、分子はイミンとして存在してもよい。全てのそのような互変異性体は本発明の範囲内にある。
本発明は、式Iの化合物のN−オキサイド誘導体および保護された誘導体も含む。例えば、式Iの化合物が酸化可能な窒素原子を含有する場合、窒素原子は当該分野でよく知られた方法によってN−オキシドに変更することができる。式Iの化合物がヒドロキシ、カルボキシ、チオール、または窒素原子を含有するいずれかの基などの基を含有する場合、これらの基は適当な「保護基」または「保護的基」で保護することができる。適当な保護的基の包括的リストは、その開示が、本明細書に参照によりその全体が援用する、T.W.Greene,Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley&Sons,Inc.1991に見出すことができる。式Iの化合物の保護された誘導体は、当該分野でよく知られた方法によって調製することができる。
立体異性体のラセミ混合物または非ラセミ混合物からの単一立体異性体の調製および/または分離および単離のための方法は当該分野でよく知られている。例えば、光学的に活性な(R)−および(S)−異性体は、キラルシントンまたはキラル試薬を用いて調製してもよく、または慣用的技術を用いて分割してもよい。エナンチオマー(R−およびS−異性体)は当業者に公知の方法によって、例えば、分離することができるジアステレオ異性体塩または複合体の形成によって、例えば、結晶化によって;分離することができるジアステレオマー誘導体の形成を介して、例えば、結晶化、1つのエナンチオマーとエナンチオマー特異的試薬との選択的反応、例えば、酵素酸化または還元、続いての、修飾されたおよび修飾されていないエナンチオマーの分離;あるいは例えば、結合したキラルリガンドを含むシリカなどのキラル支持体上で、あるいはキラル溶媒の存在下でキラル環境におけるガス−液体または液体クロマトグラフィによって分割してもよい。所望のエナンチオマーが前記した分離手法の1つによって別のキラル存在に変換される場合、所望のエナンチオマー形態を遊離するのにさらなる工程が必要であろう。別法として、具体的エナンチオマーは、光学的に活性な試薬、物質、触媒、または溶媒を用いる不斉合成によって、あるいは非対称変換によりエナンチオマーをその他に変換することによって合成してもよい。特定のエナンチオマーが豊富化されたエナンチオマーの混合物については、主な成分のエナンチオマーは再結晶によって(収率が同時に失われつつ)豊富化することができる。
加えて、本発明の化合物は、非溶媒和された、ならびに水、エタノール等の医薬上許容される溶媒との溶媒和形態で存在することができる。一般に、溶媒和形態は、本発明の目的では非溶媒和形態と同等と考えられる。
本発明の化合物の調製のための化学は当業者に知られている。
式II:
[式中、R、X、R10、R12、R14、およびR16は群Aについての発明の概要で定義した通りである]
の中間体は、当業者に知られた手法を用いて調製することができる。特に、本明細書に参照により組み込まれる、(例えば)US7,019,033号、WO2002006213、WO2003062191、WO2003062189、WO2002018319、WO2001005392、WO2000064856、WO2001005392、WO9901421、WO2004056789、Davis,E.M.ら、Org.Process Res.&Dev.2005,9,843−6,およびShapiro,N.ら、Synthetic Commun.2005,35,2265−9を参照。以下の中間体は前記文献に記載されたのと同様な手法を用いて調製した:3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]安息香酸;2−[(2−クロロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−3,4−ジフルオロ安息香酸;4−フルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]安息香酸;4,5−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]安息香酸;および2−[(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)アミノ]−3,4−ジフルオロ安息香酸。
式III(a)またはIII(b):
[式中、R、X、R10、R12、およびR14は群Bについて発明の概要で定義される通りである]
の中間体は、当業者に知られた手法を用いて調製することができる。特に、式III(a)については、R14がアミノまたはアルキル(特に、メチル)であ;R10はハロ(特に、フルオロ)であり;Rは水素またはハロ(特に、ブロモまたはクロロ)であり;Xはハロ(特に、クロロ)であり;およびR12は水素である。例えば、本明細書に参照により組み込まれるWO2006030610、US2005049419号、およびUS2005/0054701号を参照。6−[(4−ブロモ−2−クロロフェニル)アミノ]−7−フルオロ−3−メチル−1,2−ベンゾイソオキサゾール−5−カルボン酸は、WO2006030610、US2005049419号、およびUS2005/0054701号に開示されたのと同様な方法と用いて調製した。
式IV(a)またはIV(b):
[式中、R、X、R10、R12、およびR14は群Bについて発明の概要で定義される通りである]
の中間体は、当業者に知られた手法を用いて調製することができる。
式V(a)またはV(b):
[式中、R、X、R10、R12、R14、およびR19は群Bについて発明の概要で定義される通りである]
の中間体は、当業者に知られた手法を用いて調製することができる。特に、V(a)のハロ前駆体は、例えば、本明細書に参照により組み込まれるWO2003101968およびWO2002083648を用いて調製することができる。特に、V(b)のハロ前駆体は、例えば、本明細書に参照により組み込まれるUS2004192653、US2004190896、US2004176325を用いて調製することができる。次いで、ハロ前駆体を適当なアニリンと反応させて、l式V(a)またはV(b)の中間体を得る。
式VI(a)またはVI(b):
[式中、R、X、R10、R12、およびR14は群Bについて発明の概要で定義される通りである]
の中間体は、当業者に知られた手法を用いて調製することができる。特に、VI(b)については、例えば、本明細書に参照により組み込まれるWO2000042022およびWO2001005390を参照。
式VII(a)またはVII(b):
[式中、R、X、R10、R12、およびR14は群Bについて発明の概要で定義される通りである]
の中間体は、当業者に知られた手法を用いて調製することができる。中間体VII(b)については、例えば、本明細書に参照により組み込まれるWO2001005390およびWO2000042022を参照。
式VIII(a)またはVIII(b):
[式中、R、X、R10、R12、R14、およびR19は群Bについて発明の概要で定義される通りである]
の中間体は、当業者に知られた手法を用いて調製することができる。特に、R10がハロ(特にフルオロ)であり、R12が水素であり、R14が水素であり、およびR19が水素またはアルキル(特にメチル)またはアルケニル(特にアリル)である式VIII(b)については、本明細書に参照により組み込まれる、WO05/023251、WO2005009975、およびWO2001005390を参照。特に、Xがハロ(特にクロロまたはフルオロ)またはアルキル(特にメチル)であり、Rがハロ(特に、ヨード、ブロモ、またはクロロ)、またはハロアルコキシ(特に、トリフルオロメトキシ)であり、R10がハロ(特にフルオロまたはクロロ)であり、R14が水素またはアルキル(特にメチル)であり、およびR19が水素またはアルキル(特にメチル)であるVIII(a)については、例えば、本明細書に参照により組み込まれる、US2004/011670号、WO03/077914、WO03/077855、WO00/42022、WO2005009975、およびWO2001005390を参照。以下の中間体は、US2004/011670号、WO03/077914、WO03/077855、WO00/42022、WO2005009975、およびWO2001005390に記載されたのと同様な手法を用いて調製した:5−[(4−ブロモ−2−クロロフェニル)アミノ]−4−フルオロ−1−メチル−1H−ベンズイミダゾール−6−カルボン酸および4−フルオロ−5−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−1−メチル−1H−ベンズイミダゾール−6−カルボン酸。
式IX:
[式中、R、X、R10、R12、R14、およびR16は群Bについて発明の概要で定義される通りである]
の中間体は、当業者に公知の手法を用いて調製することができる。特に、R10が水素またはハロ(特に、クロロまたはフルオロ)であり;R12が水素であり;R14が水素、アミノ、アルキルアミノ、またはジアルキルアミノであり;R16が水素であり;Xがハロ(特にクロロ);およびRがハロ(特にブロモ)である場合、例えば、本明細書に参照により組み込まれる、WO05/023759、US2005/0054701、US2006030610、US2005049419、およびUS2005049276を参照。以下の中間体は、WO05/023759ならびにUS2006030610およびUS2005/0054701に記載された同様な手法を用いて調製した:7−[(4−ブロモ−2−クロロフェニル)アミノ]−8−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボン酸および8−クロロ−7−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボン酸。以下の中間体は、先に掲げた文献に記載されたのと同様な手法を用いて調製することができる:8−フルオロ−7−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボン酸および7−[(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)アミノ]−8−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボン酸。
式X(a)またはX(b):
[式中、R、X、R10、R12、およびR14は群Bについて発明の概要において定義される通りである]
の中間体は、当業者に公知の手法を用いて調製することができる。特に、R10が水素、ハロ(特にクロロ)、またはアルキル(特にメチル)であり、R12が水素であり、およびR14が水素、ハロ(特にブロモ)である場合、例えば、本明細書に参照により組み込まれるWO06/045514を参照。式X(b)の中間体を調製するには、X(a)のピリジン環中の窒素は、次いで、MCPBAまたはHなどの剤で酸化することができる。以下のX(a)およびX(b)中間体は、WO06/045514に開示された同様な方法を用いて調製した:3−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸および3−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸1−オキシド。以下のX(a)中間体は、WO06/045514に開示された同様な方法を用いて調製することができる:2−フルオロ−3−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸および3−[(4−ブ
ロモ−2−フルオロフェニル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸。
式XI(a):
[式中、R、X、R10、R12、およびR14は群Bについて発明の概要において定義される通りである]
の中間体は、当業者に公知の手法を用いて調製することができる。特に、R10が水素であり、R12が水素またはハロ(特に、クロロまたはフルオロ)であり、R14がアミノまたはハロ(特に、クロロ)であり、Xがハロ(特に、クロロ)であり、およびRがハロ(特に、ブロモ)である場合、例えば、本明細書に参照により組み込まれる、US2005/0054701、US200549419、およびUS2006030610を参照。式XI(b)の中間体は、XI(a)のピリジン環中の窒素をMCPBAまたはHなどの剤で酸化することによって調製することができる。
式XII:
[式中、R、X、R10、R12、R14、およびR16は群Bについて発明の概要で定義される通りである]
の中間体は、当業者に公知の手法を用いて調製することができる。特に、例えば、本明細書に参照により組み込まれる、WO05/051302を参照。以下の中間体は、WO05/051302に開示された同様な方法を用いて調製することができる:
8−フルオロ−7−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−4−メチルシンノリン−6−カルボン酸;
7−[(4−ブロモ−2−クロロフェニル)アミノ]−8−フルオロ−4−メチルシンノリン−6−カルボン酸;
7−[(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)アミノ]−8−フルオロ−4−メチルシンノリン−6−カルボン酸;および
7−[(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)アミノ]シンノリン−6−カルボン酸。
式XIII:
[式中、R、X、R10、R10a、およびYは群Cについて発明の概要で定義される通りである]
の中間体は、例えば、本明細書に参照により組み込まれる、US05/0256123号、Wallace,E.M.ら、J.Med.Chem.2006,49,441−4、WO2005000818、およびWO2005051301(ここで、Yは炭素である)における手法を含めた、当業者に知られた手法を用いて調製することができる。4−[(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)アミノ]−5−フルオロ−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸は、US05/0256123およびWO2005051301に記載されたのと同様な手法を用いて調製した。4−クロロ−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−カルボン酸は、US2005256123号に開示されたのと同様な手法を用いて調製した。
以下の中間体は、前記文献に開示された方法を用いて、調製することができる:
4−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸;
4−[(4−ブロモ−2−クロロフェニル)アミノ]−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸;
4−[(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)アミノ]−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸;
4−[(4−ブロモ−2−クロロフェニル)アミノ]−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−カルボン酸;
4−[(4−ブロモ−2−クロロフェニル)アミノ]−5−フルオロ−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−カルボン酸;および
4−[(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)アミノ]−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−カルボン酸。
式XIV:
[式中、R、X、R10、およびR14は群Bについて発明の概要において定義される通りである]
の中間体は、当業者に知られた手法を用いて調製することができる。特に、例えば、本明細書に参照により組み込まれるWO05/051302を参照。
式XVI:
[式中、XおよびRは群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである]
の中間体は、当業者に知られた手法を用いて調製することができる。特に、例えば、以下の:5−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−1H−ベンゾトリアゾール−6−カルボン酸;5−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−1−メチル−1H−ベンゾトリアゾール−6−カルボン酸;および4−フルオロ−5−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−1H−ベンゾトリアゾール−6−カルボン酸を調製するのに用いることができる手法については、WO2001005390およびWO2000042022を参照。
式XVII:
[式中、XおよびRは群Bの化合物について発明の概要で定義される通りである]
の中間体は、当業者に知られた手法を用いて調製することができる。特に、実施例29を参照。
式XVIII(a)またはXVIII(b):
[式中、X、R、R40、およびR40aは、群Dの化合物について発明の概要で定義される通りである]
の中間体は、当業者に知られた手法を用いて調製することができる。特に、各々、式XVIII(a)およびXVIII(b):
各々
に対するハロ前駆体は、Machon and Dlugosz Acta Poloniae Pharmaceutica 1983,40(1),1−6およびvon Angerer,Science of Synthesis 2004,16,379−572(英語で書かれた一般的なレビュー)に記載されたのと同様な手法を用いて調製することができる。次いで、ハロ前駆体を、当業者に知られた手法、および本明細書中に開示された合成方法を用い:
と反応させる。以下の中間体は前記したように調製することができる:6−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−5−カルボン酸および4−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−5−カルボン酸。
式XIX:
[式中、XおよびRは群Cの化合物について発明の概要で定義される通りである]
の中間体は、当業者に知られた方法を用いて調製することができる。特に、US2005049276を参照。
式XX:
[式中、XおよびRは群Cの化合物について発明の概要で定義される通りである]
の中間体は、当業者に知られた方法を用いて、調製することができる。特に、US2005049276を参照。
−位置が置換されたアゼチジンの合成は、便宜には、エピクロロヒドリンおよびジフェニルメチルアミンの反応によって容易に調製される、N−ジフェニルメチル保護アゼチジン−3−オール(1)で出発し、スキーム1:
に従って行うことができる(Chatterjee,Shym S.;Triggle,D.J.Chemical Communications(London)1968,2,93)。アゼチジン上のBocからCBzへの保護基の交換は、文献のプロトコル(Greene,T.W.,Wuts,P.G.Protective Groups in Organic Synthesis,Wiley−Interscience)に従って行い、引き続いての、PがCBzであるアゼチジノン(2)への酸化は、本発明の化合物の調製のための有用な中間体を提供する。
例えば、式2のケトン中間体は、スキーム2に従って、3−位置で広く官能化することができる。
が群A、群B、群C、または群Dの化合物についての発明の概要で定義された式(3)の中間体は、中間体2と、グリニャール試薬、またはオルガノリチウムなどの他の式17の有機金属種と反応させることによって調製することができる。別法として、中間体2は、ヘンリー反応(ヘンリー反応、最近の例:Luzzio,F.A.Tetrahedron 2001,57(6),915−945)におけるように、インサイチュで調製した式18のニトロアルカンアニオンと反応させて、(4)を得ることができ、ここで、R4’は、水素、または所望により、群A、群B、群C、または群Dの化合物について発明の概要においてRについて記載されるように置換されていてもよいアルキルである。別法として、中間体2は、クライゼン−タイプの縮合において式19のケトンまたはアルデヒドアニオンと反応させて、(5)を得ることができ、ここで、R4’は、所望により、群A、群B、群C、または群Dの化合物について発明の概要においてRについて記載されるように置換されていてもよいアルキルであり、R4”は水素またはR4’である。加えて、2は式20(ここで、RおよびRは、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アリール、またはヘテロアリールであって、該アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールは、所望により、群A、群B、群C、または群Dの化合物について発明の概要においてRについて記載されるのと同様に置換されていてもよい)のウィティッヒ試薬と反応させて、式6の中間体を調製することができ、これは、本発明の化合物のための前駆体としても有用である。
スキーム3:
に従い、式(6)(RおよびRは水素であって、PはCBzまたはBocなどの窒素保護基である)の中間体は、さらに、対応するエポキシド(7)に変換することができ、適当な窒素塩基または他の求核試薬との引き続いての反応を行って、(8)などの広い範囲のアゼチジン−3−オール誘導体に対するアクセスを与えることができ、ここで、RおよびR8’は発明の概要で定義される通りである。
いくつかの場合において、光学的に純粋な化合物の調製は、アゼチジンが1種以上の立体中心を含む場合に望ましい。分割技術および不斉合成の双方を通じての光学的に純粋な化合物の調製のための多数の技術が当該分野でよく知られている。1つのそのような場合において、不斉合成方法を使用することができ、そこでは、式(2)のアゼチジン前駆体を式21の中間体と反応させ、ここで、Rはスキーム4に示すように水素ではない。
スキーム4
1つのそのような有用なアプローチは、エバンズのオキサゾリジノン方法(キラルオキサゾリジノン補助体を用いるジアステレオ選択性アルドール縮合;Gage,James R.;Evans,David A.Organic Syntheses 1990,68,83−91)を利用する。アゼチジノン(2)とキラルオキサゾリジノンとの、LDAなどの塩基の存在下での縮合により、ジアステレオ選択性を持つ中間体オキサゾリジノン(9)が得られ、ここで、PはCBzまたはBocなどの窒素保護基である。過酸化水素水溶液中での水酸化リチウムでの処理によりカルボン酸(10)が得られ、これをクルチウス転位に付してキラルオキサゾリゾノン(11)を得ることができ、次いで、必要に応じて、有用な中間体(12)に導かれる。さらなる保護基の操作および誘導体化は、必要に応じて、式Iの化合物を調製するのに使用することができる。
別法として、Rがヒドロキシであって、Rがヘテロシクロアルキルである(特に、RがN−保護ピペリジンである)式Iの化合物を調製するのに有用な式(13)の中間体のラセミ混合物は、スキーム5に従って調製することができる。
スキーム5
反応スキームにおいて、PおよびPは直交窒素保護基である。例えば、PはBocであって、PはCBzであるか、あるいはPはCBzであって、PはBocである。反応は、リチウム化アミンを生じさせるために22を処理することによって、およびPeter Beakの方法(Beak,eter;ee,on Koo α−Lithioamine synthetic equivalents:Syntheses of diastereoisomers from the Boc−piperidines.Journal of Organic Chemistry 1990,55(9),2578−80)に従って(2)などのケトンで引き続いてそれを処理することによって、インサイチュで行う。そのようにして調製されたラセミ体(13)は、スキーム6に示されるように、容易に入手可能なモッシャー酸(14)などのキラル酸での官能性化によって分割することができる。
スキーム6
得られたジアスレテオマーエステル(15)は、クロマトグラフィ手段によって分離することができ、次いで、個々に、エナンチオマー的に純粋な中間体(R)−(16)および(S)−(16)として次に送ることができる。
本発明の化合物は、式II、II(a)、III(b)、IV(a)、IV(b)、V(a)、V(b)、VI(a)、VI(b)、VII(a)、VII(b)、VIII(a)、VIII(b)、IX、X(a)、X(b)、XI(a)、XI(b)、XII、XIII、XIV、XVI、XVII、XVIII(a)、XVIII(b)、XIX、またはXXの中間体をスキーム7に従って中間体17と反応させることによって調製することができる。
スキーム7
該反応は、DMF、THF、またはDCMなどの溶媒中で、DIPEA、N−メチルモルホリン、DMAPまたはトリエチルアミンなどの塩基の存在下にておよび、所望により、PyBOP、HBTU、またはEDCIなどのカップリング剤の存在下で行う。
別法として、式II、II(a)、III(b)、IV(a)、IV(b)、V(a)、V(b)、VI(a)、VI(b)、VII(a)、VII(b)、VIII(a)、VIII(b)、IX、X(a)、X(b)、XI(a)、XI(b)、XII、XIII、XIV、XVI、XVII、XVIII(a)、XVIII(b)、XIX、またはXXの中間体は、スキーム8に従って酸ハライドに変換することができる。
スキーム8
ここで、X はクロロまたはフルオロなどのハロであって、全ての他の基は、群A、群B、群C、または群Dの化合物について発明の概要において定義される通りである。反応はジオキサン、THF、またはDCMなどの溶媒中、DIPEA、炭酸水素ナトリウムなどの塩基の存在下で行われる。次いで、式18の酸ハライドを式17のアゼチジン中間体に反応させ、式Iの化合物を調製することができる。
合成実施例
一般に、後にリストする化合物はLC−MSによって同定し、および/または単離し、H−NMR(最も典型的には、400MHzによって特徴付けられる。液体クロマトグラフィ−マススペクトル(LC−MS)分析は:Hewlett−Packard Series 1100 MSD、Agilent 1100 Series LC/MSD(Waldbronn GermanyAgilentのTechnologies Deutschland GmbHから入手可能)、またはWaters8−チャネルMUXシステム(Milford,MassachusettsのWaters Corporationから入手可能)の少なくとも1つを用いて行った。化合物は、それらの観察された質量[MH]または[MNa]イオン(陽性モード)または[MH]イオン(陰性モード)いずれかに従って同定した。化合物についてのH−NMRデータ、Varian AS400 Spectrometer(400MHz,Varian GmbH Darmstadt,Germanyから入手可能)で採取した。本発明の化合物を調製するのに用いた出発物質および中間体は商業的に入手可能であるか、あるいは当業者によって調製することができる。
参考1
フッ化3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−ベンゾイル
0℃にてジクロロメタン(70mL)中でUS7,019,033に記載されたのと同様な手法を用いて調製された3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]安息香酸(12g、30.5ミリモル)の攪拌された混合物に、ピリジン(2.5mL、30.8ミリモル)を加え、続いて、フッ化シアヌル酸(2.8mL、33.6ミリモル)を滴下した。反応混合物を0℃で10分間攪拌し、次いで、室温まで温め2時間攪拌した。反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタン(100mL)で抽出した。水性層をジクロロメタン(50mL)で1回抽出した。合わせた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮して、粗生成物を茶色がかった固体として得た。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィ(プラグ、ヘキサン中25%酢酸エチル)によって精製して、フッ化3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]ベンゾリルをベージュ色固体(11.8g、97%収率)として得た。H NMR(400MHz,CDOD):8.41(s,1H),7.80−7.81(m,1H),7.52(dd,1H),7.43−7.47(m,1H),6.96−7.03(m,1H),6.85−6.92(m,1H)。
参考2
2−[(4−ブロモ−2−クロロフェニル)アミノ]−3,4−ジフルオロ安息香酸
アセトニトリル(10mL)中の2,3,4−トリフルオロ安息香酸(1g、5.68ミリモル)および4−ブロモ−2−クロロアニリン(1.2、5.68ミリモル)の溶液にリチウムアミド(0.39mL、17.04ミリモル)を加え、反応を60℃にて1.5時間攪拌した。混合物を室温まで冷却し、次いで、0℃まで冷却し、塩酸で酸性化した。得られた沈殿を濾過によって収集し、冷水で洗浄し、真空中で乾燥して、2−[(4−ブロモ−2−クロロフェニル)アミノ]−3,4−ジフルオロ安息香酸(1.92g、94%収率)をベージュ色固体としていた。C13BrClFNOとしてMS(EI):363(MH)。
同一または類似の合成技術を用い、必要であれば、別の試薬と置き換え、2−[(4−ヨード−2−フルオロフェニル)アミノ]−3−フルオロ安息香酸を調製した。C13INOとしてMS(EI):376(MH)。
参考3
1−オキサ−5−アザスピロ[2.3]ヘキサン−5−カルボン酸フェニルメチル
テトラヒドロフラン(90mL)および水(10mL)中のアゼチジン−3−オール塩酸塩の溶液に、室温にてトリエチルアミン(15mL、0.106モル)、続いて、クロロギ酸ベンジル(8.0mL、0.056モル)をゆっくりと添加した。反応混合物を室温にて16時間攪拌し、次いで、水および酢酸エチルで分配した。有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO、ヘキサン中25〜50%酢酸エチル)によって精製して、3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボン酸フェニルメチル(3.56g、33%収率)を透明かつ無色油として得た。H NMR(400MHz,CDCl):7.36−7.31(m,5H),5.09(s,2H),4.64−4.57(m,1H),4.22(dd,2H),3.88(dd,2H),2.61(d,1H,J=4.0Hz).
1113NOとしてのMS(EI):208(MH)。
ジクロロメタン(100mL)中の3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボン酸フェニルメチル(3.5g、00168モル)の溶液に、室温にて、Dess−Martinペリオジナン(10.7g、0.025モル)を加え、5時間攪拌した。反応混合物を1:1比率の飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および1Mチオ硫酸ナトリウム(200mL)でクエンチし、次いで、ジクロロメタンで分配した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、真空中で濃縮して、さらなる精製なくして、3−オキソアゼチジン−1−カルボン酸フェニルメチル(3.43g、99%収率)を透明かつ無色油として得た。H NMR(400MHz,CDCl):7.39−7.31(m,5H),5.17(s,2H),4.77(s,4H)。C1111NOとしてのMS(EI):205(M)。
ジエチルエーテル(140mL)中の臭化メチルトリフェニルホスホニウム(23.0g、0.0649モル)およびカリウムtert−ブトキシド(7.3g、0.0649モル)の懸濁液を室温にて20分間攪拌し、次いで、1時間で35℃まで加熱した。この明るい黄色反応混合物に、ジエチルエーテル(50mL)中の3−オキサソアゼチジン−1−カルボン酸フェニルメチル(3.33g、0.0162モル)の希薄溶液をゆっくりと加えた。反応混合物を35℃で12時間攪拌し、次いで、セライトのベッドを通して濾過し、エチルエーテルですすいだ。濾液を水およびブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO、ヘキサン中5〜10%酢酸エチル)によって精製して、3−メチリデンアゼチジン−1−カルボン酸フェニルメチル(2.46g、75%収率)を透明かつ無色油として得た。H NMR(400MHz,CDCl):7.27−7.22(m,5H),5.02(s,2H),4.93−4.90(m,2H),4.48−4.47(m,4H)。C1213NOとしてのMS(EI):203(M)。
クロロホルム(100mL)中の3−メチリデンアゼチジン−1−カルボン酸フェニル
メチル(2.46g、0.0121モル)の溶液に、0℃にて、3−クロロペルオキシ安息香酸(12.5g、0.0726モル)を加えた。反応混合物を室温まで12時間にわたって温め、次いで、1Mチオ硫酸ナトリウム/飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(1:1)でクエンチした。層を分離し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィ(ヘキサン中の5〜15%酢酸エチル)によって精製して、1−オキサ−5−アザスピロ[2.3]−ヘキサン−5−カルボン酸フェニルメチル(2.2g、83%収率)を透明かつ無色油として得た。H NMR(400MHz,CDCl):7.37−7.29(m,5H),5.12(s,2H),4.35−4.26(m,4H),2.85(s,2H)。C1213NOとしてのMS(EI):220(MH)。
参考4
4−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−カルボン酸
4−クロロ−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−カルボン酸を、US2005256123号に開示されたのと同様な手法を用いて調製した。
テトラヒドロフラン(13.3mL)中の4−クロロ−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−カルボン酸(350mg、1.855ミリモル)および2−フルオロ−4−ヨードアニリン(1.06g、4.453ミリモル)の溶液に窒素を5分間散布し、続いて、THF(7.4mL)中の1.0Mのリチウムビス(トリメチルシリル)アミドをゆっくりと加えた。反応混合物を室温で4時間さらに攪拌した。混合物を1N 塩酸でクエンチし、真空中で濃縮した。残渣を酢酸エチルおよび1N HClの間に分配した。水性相を酢酸エチルで抽出した(3×)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム水溶液で乾燥し、濾過し、蒸発させて、4−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−カルボンニル(939mg、100%収率)を得た。H NMR(CDCl):7.27(dd,1H),7.21(d,1H),6.54(t,1H),4.84(broads,2H),2.09(s,1H),1.26(t,3H);C12FIとしてのMS(EI)389(MH)。
ジメチルホルムアミド(8.0mL)の存在下で、ジクロロメタン(60mL)中の4−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−カルボン酸(939mg、2.413ミリモル)の溶液を0℃まで冷却した。塩化マロニル(1.26mL、14.48ミリモル)を加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物を蒸発させ、酢酸エチルおよび1M塩化アンモニウム水溶液の間に分配した。水性相を酢酸エチルで1回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム水溶液で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、塩化4−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−カルボン酸を得た。この粗製物質をさらに精製することなく次の工程に入れた。
12ClFIとしてのMS(EI):408(MH))。
メタノール(15mL)およびベンゼン(12mL)中の塩化4−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−カルボニルの溶液に、トリメチルシリルジアゾメタン(1mL)を滴下し、室温で15分間攪拌した。反応混合物を酢酸でクエンチし、蒸発させた。残渣を酢酸エチルおよびブラインの間に分配した。有機層を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィカラム(7:3ヘキサン/酢酸エチル)で精製して、4−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−カルボン酸メチル(84.9mg、8.7%収率)を得た。H NMR(CDCl):7.49−7.56(m,3H),7.12(t,1H),6.13(d,1H),4.00(s,3H),3.83(s,3H);C1311FIとしてのMS(EI):404(MH)。
4−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−カルボン酸メチル(84.9mg、0.211ミリモル)をテトラヒドロフラン(5mL)、メタノール(2.5mL)および水(2.5mL)に溶解させた。2M水酸化リチウム水溶液(200μL)を室温で加えた。10分後、反応混合物を50℃まで30分間加熱し、室温で16時間継続して攪拌し、その時点で、溶媒を蒸発させた。残渣を2M塩酸でpH2まで酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、硫酸ナトリウム水溶液で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、4−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−カルボン酸(54.0mg、66%収率)を得た。C12FIとしてのMS(EI):390(MH)。
参考5
2−(3−ヒドロキシ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル
無水窒素ガス下で、水性ジエチルエーテル(9.0mL)中のピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(0.50g、2.7ミリモル)の溶液に、N,N,N’,N’−テトラメチルエタン−1,2−ジアミン(0.41mL、2.7ミリモル)を加え、溶液を−78℃まで冷却した。この溶液、(2−メチルプロピル)リチウム(2.1mL、シクロヘキサン中1.4M、3.0ミリモル)を少量ずつ加えた。内部温度を−60℃未満に維持しながら、このアニオン溶液に、参考3に記載された手法を用いて調製された、無水エーテル(2.0mL)中の3−オキソアゼチジン−1−カルボン酸フェニルメチル(1.0g,5.4ミリモル)を加えた。溶液を室温まで温め、一晩攪拌した。反応を水でクエンチし、水およびジエチルエーテルの間で分配した。層を分離し、水性層をジエチルエーテルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、真空中で濃縮した。クロマトグラフィ(シリカゲル、3:1ヘキサン/酢酸エチル)により、0.13g(13%)の2−(3−ヒドロキシ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエーテルを得た。H NMR(400 MHz,CDCl):7.31(m,5H),5.08(s,2H),4.05(d,1H),4.00(d,1H),3.84(d,2H),3.80(broads,1H),3.55(broads,1H),3.
10(broads,1H),1.92(m,1H),1.45−1.62(m,6H),1.43(s,9H)。C2130としてのMS(EI):335(M−tBu),315(M−OtBu)。
実施例1
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール
US7,019,033の記載と同様な手法を用いて調製した3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]安息香酸(2.1g、5.3ミリモル)をDMF(10mL)に取り、続いて、PyBOP(2.6g、5.3ミリモル)を加え、混合物を室温にて15分にわたって攪拌した。次いで、アゼチジン−3−オール塩酸塩(870mg、8.0ミリモル)およびDIPEA(1.85mL、11.2ミリモル)を加え、混合物を室温にてさらに1時間攪拌した。次いで、混合物を酢酸エチルおよび0.5M水酸化ナトリウム水溶液の間に分配した。次いで、有機層を水(3×)、次いで、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過および濃縮、続いての、酢酸エチル:ヘキサン(5:1)溶離剤を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィにより、1−({3,4−ジヒドロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール(2.09g、87%収率)を無色アモルファス固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl):8.47(s,1H),7.39(dd,1H),7.32(d,1H),7.13−7.09(m,1H),6.84−6.78(m,1H),6.63−6.57(m,1H),4.74−4.67(m,1H),4.43−4.39(m,2H),4.20−3.96(br
d,2H),2.50(d,1H)。
同一または類似の合成技術を用いて、必要であれば、別の試薬で置換し、実施例1(a)〜1(e)中の化合物を調製した。
実施例1(a)
1−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−フェニル}−カルボニル)アゼチジン−3−イル]−N,N−ジメチルピロリジン−3−アミン。表記化合物は、3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]安息香酸をN−メチル−N−(2−(ピリジン−2−イル)エチル)アゼチジン−3−アミンと反応させることによって調製した。アゼチジン中間体は、Abdel−Magid,ら、Tetrahedron Letters 1990,31(39),5595に記載されたのと同様手法を用い、実施例3に記載されたように調製された3−オキソアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルで出発して調製した。表記化合物は:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.56(s,1H),7.58(m,1H),7.38(d,1H),7.31(m,1H),7.16(m,1H),6.67(m,1H),4.16(m,1H),3.97(m,2H),3.77(m,1H),3.26(br s,4H),2.63(m,1H),2.42(br
s,6H),1.99(br s,1H),1.74(br s,1H)。C22
INOとしてのMS(EI):545(MH)。
実施例1(b)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−N−メチル−N−(2−ピリジン−2−イルエチル)アゼチジン−3−アミン。表記化合物は、3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]安息香酸を1−(アゼチジン−3−イル)−N,N−ジメチルピロリジン−3−アミンと反応させることによって調製した。アゼチジン中間体は、実施例3に記載されたように調製された3−オキソアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルで出発し、Abdel−Magid,ら、Tetrahedron Letters 1990,31(39),5595に記載されたのと同様な手法を用いて調製した。表記化合物:H NMR(400MHz,CDOD):8.50(d,1H),7.94(t,1H),7.50−7.30(m,5H),7.07(q,1H),6.66−6.61(m,1H),4.52−4.48(m,2H),4.31(s,2H),4.23−4.18(m,1H),3.48−3.46(m,2H),3.17−3.13(m,2H),2.88(s,3H);C2422INOとしてのMS(EI):567(MH)。
実施例1(c)
6−(アゼチジン−1−イルカルボニル)−2,3−ジフルオロ−N−(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アニリン:H NMR(400MHz,CDCl):8.57(s,1H),7.41−7.38(dd,1H),7.34−7.31(dt,1H),7.13−7.09(m,1H),6.83−6.77(m,1H),6.64−6.58(m,1H),4.27(b,2H),4.18(b,2H),2.38−2.30(p,2H);C1612INOとしてのMS(EI):433(MH)。
実施例1(d)
[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−イル]メタノール:H NMR(400MHz,CDCl):8.52(s,1H),7.41−7.38(dd,1H),7.34−7.31(dt,1H),7.15−7.11(m,1H),6.83−6.77(m,1H),6.64−6.58(m,1H),4.29−4.20(m,2H),4.09(b,1H),3.93(b,1H),3.82−3.81(d,2H),2.89−2.75(m,1H);C1714INとしてのMS(EI):463(MH)。
実施例1(e)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−カルボン酸:H NMR(400MHz,CDCl):7.79(b,2H),7.42−7.38(dd,1H),7.34−7.32(dt,1H),7.15−7.11(m,1H),6.89−6.83(m,1H),6.65−6.60(m,1H),4.46−4.29(m,4H),3.55−3.47(m,1H);C1712INとしてのMS(EI):477(MH)。
実施例2
N−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−イル]−N2,N2−ジエチルグリシンアミド
ジメチルホルムアミド(3mL)中のUS7,019,033の記載と同様な手法を用いて調製された3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)]アミノ]安息香酸(200mg、0.51ミリモル)、PyBOP(256mg、0.51ミリモル)、商業的に入手可能なアゼチジン−3−イルカルバミン酸tert−ブチル(131mg、0.77ミリモル)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(180μL、1.02ミリモル)の溶液を室温にて15時間攪拌した。反応混合物を5%塩化リチウム水溶液および酢酸エチルの間に分配した。有機部分を20%クエン酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、茶色残渣を得、これをヘキサン中の30%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィによって精製して、[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル}アミノ]フェニル)カルボニル)アゼチジン−3−イル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(225mg、80%収率)を無色油として得た。H NMR(400MHz,DMSO):8.56(s,1H),7.60−7.55(m,2H),7.38(d,1H),7.30−7.26(m,1H),7.20−7.13(m,1H),6.71−6.66(m,1H),4.37−4.20(m,2H),4.18−4.06(m,1H),3.98−3.93(m,1H),3.82−3.75(m,1H),1.37(s,9H)。C2121IとしてのMS(EI):548(MH)。
ジクロロメタン(2mL)中の[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−イル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(113mg、0.20ミリモル)およびトリフルオロ酢酸(500μL)の溶液を室温にて1時間攪拌添加し、次いで、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液およびジクロロメタンの間に分配した。有機部分をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して、無色残渣を得、これを、ジクロロメタン中の10%メタノールで溶出するカラムクロマトグラフィによって精製して、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−アミン(85mg、95%収率)を白色発泡体として得た。H NMR(400MHz,CDCl):8.53(s,1H),7.39(d,1H),7.32(d,1H),7.13−7.09(m,1H),6.84−6.77(m,1H),6.63−6.57(m,1H),4.46−4.39(m,2H),3.98−3.75(br m,4H);C1613INOとしてのMS(EI):448(MH)。
ジメチルホルムアミド(1mL)中の1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−アミン(100mg、0.22ミリモル)、PyBOP(131mg、0.25ミリモル)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(80μL、0.44ミリモル)およびブロモ酢酸(35mg、0.25ミリモル)の溶液を室温にて15時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、ヘキサン中の80%酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィによって精製して、2−ブロモ−N−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル]アゼチジン−3−イル]アセトアミド(102mg、82%収率)を白色発泡体として得た。C1814BrFINとしてのMS(EI):568。
ジクロロメタン(2mL)中の2−ブロモ−N−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−イル]アセトアミド(30mg、0.05ミリモル)およびN、N−ジエチルアミン(100μL、過剰)の溶液を室温にて15時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、分取用逆相HPLC(0.1%TFAを含むCHCN/HO)によって精製した。単離した生成物を真空中で濃縮して、N−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−イル]−N2,N2−ジエチルグリシンアミドトリフルオロ酢酸塩(13.0mg、38%収率)を白色固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl):9.36(br s,1H),9.25(d,1H),8.60(s,1H),7.60(d,1H),7.40(d,1H),7.33−7.27(m,1H),7.22−7.15(m,1H),6.73−6.66(m,1H),4.54−4.40(m,2H),4.25−4.20(m,1H),4.04−3.82(m,4H),3.17−3.12(m,4H),1.18−1.15(m,6H);C2224INとしてのMS(EI):561(MH)。
同一または類似の合成技術を用い、および/または別の試薬で置き換えて、実施例2(a)〜(n)における化合物を調製した。
実施例2(a)
[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−イル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチル:H NMR(400MHz,CDCl):8.52(br s,1H),7.40(dd,1H),7.33(dt,1H),7.13−7.07(m,1H),6.80(ddd,1H),6.61(ddd,1H),5.01−4.88(br,1H),4.55−4.37(br,4H),4.05(br d,1H),1.43(s,9H);C2121INSとしてのMS(EI):548(MH)。
実施例2(b)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−アミントリフルオロ酢酸塩:H NMR(400MHz,CDCl):8.53(s,1H),7.39(d,1H),7.32(d,1H),7.13−7.09(m,1H),6.84−6.77(m,1H),6.63−6.57(m,1H),4.46−4.39(m,2H),3.98−3.75(br m,4H);C1613INOとしてのMS(EI):448(MH)。
実施例2(c)
N−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−イル]−2−メチルプロパンアミド:H NMR(400MHz,DMSO):8.60(s,1H),8.38(d,1H),7.59(d,1H),7.38(d,1H),7.32−7.28(m,1H),7.18−7.13(m,1H),6.72−6.66(m,1H),4.45−4.35(m,1H),4.18−3.77(m,4H),2.36−2.28(m,1H),0.99(d,6H);C2019INとしてのMS(EI):518(MH)。
実施例2(d)
N−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−イル]ホルムアミド:H NMR(400MHz,DMSO):8.69(d,1H),8.58(s,1H),8.02(s,1H),7.59(d,1H),7.39(d,1H),7.31−7.27(m,1H),7.19−7.13(m,1H),6.70−6.66(m,1H),4.55−4.46(m,1H),4.42−4.36(m,1H),4.20−4.16(m,1H),4.01−3.97(m,1H),3.82−3.79(m,1H);C1713INとしてのMS(EI):476(MH)。
実施例2(e)
N−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−イル]−3,4−ジヒドロキシブタンアミド:H NMR(400 MHz,DMSO):8.60(s,1H),8.47(d,1H),7.59(d,1H),7.39(d,1H),7.31−7.28(m,1H),7.20−7.14(m,1H),6.72−6.66(m,1H),4.45−4.35(m,2H),4.18−4.14(m,1H),4.00−3.92(m,1H),3.84−3.78(m,2H),3.31−3.18(m,2H),2.38−2.18(m,1H),2.09−2.03(m,1H);C2019INとしてのMS(EI):550(MH)。
実施例2(f)
[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−イル]カルバミン酸メチル:H NMR(400MHz,DMSO):8.58(s,1H),7.84(d,1H),7.59(d,1H),7.39(d,1H),7.35−7.27(m,1H),7.20−7.13(m,1H),6.71−6.66(m,1H),4.38−4.25(m,2H),4.17−4.12(m,1H),4.00−3.97(m,1H),3.83−3.78(m,1H),3.53(s,3H);C1815INとしてのMS(EI):506(MH)。
実施例2(g)
N−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−イル]−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)アセトアミドトリフルオロ酢酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):8.64(s,1H),8.54(d,1H),7.60(d,1H),7.39(d,1H),7.32−7.29(m,1H),7.21−7.15(m,1H),6.72−6.66(m,1H),4.54−4.28(m,2H),4.19−4.15(m,1H),4.06−4.00(m,1H),3.91−3.84(m,1H),3.44−3.24(m,2H),3.16−2.92(m,6H),2.78(s,3H),2.62−2.50(m,2H);C2325INとしてのMS(EI):588(MH)。
実施例2(h)
N−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−イル]−N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシンアミドトリフルオロ酢酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):9.19(d,1H),7.60(d,1H),7.41(d,1H),7.31−7.27(m,1H),7.21−7.15(m,1H),6.73−6.66(m,1H),4.51−4.40(m,2H),4.23−4.18(m,1H),4.05−3.98(m,3H),3.86−3.82(m,1H),3.75−3.69(m,3H),3.32(br s,4H)。C2224INとしてのMS(EI):593(MH)。
実施例2(i)
N−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミドトリフルオロ酢酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):9.20(d,1H),7.60(d,1H),7.41(d,1H),7.31−7.27(m,1H),7.21−7.15(m,1H),6.73−6.66(m,1H),4.52−4.40(m,2H),4.24−4.18(m,1H),4.05−4.00(m,1H),3.87−3.80(m,3H),3.40−3.32(m,2H),3.00−2.91(m,2H),1.82−1.66(m,6H)。C2324INとしてのMS(EI):573(MH)。
実施例2(j)
N−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−イル]−N3−(2−ヒドロキシエチル)−N3−メチル−ベータ−アラニンアミド塩酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):9.36(br s,1H),8.86(d,1H),8.60(s,1H),7.59(d,1H),7.39(d,1H),7.32−7.26(m,1H),7.21−7.14(m,1H),6.72−6.66(m,1H),5.35−5.33(m,1H),4.48−4.37(m,2H),4.20−4.15(m,1H),4.02−3.96(m,1H),3.84−3.79(m,1H),3.74−3.68(m,2H),3.42−3.06(m,4H),2.75(s,3H),2.65−2.60(m,2H)。C2224INとしてのMS(EI):577(MH)。
実施例2(k)
N−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−イル]−N3,N3−ビス(2−ヒドロキシエチル)−ベータ−アラニンアミド塩酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):9.39(br s,1H),8.91(d,1H),8.61(s,1H),7.59(d,1H),7.39(d,1H),7.31−7.27(m,1H),7.21−7.14(m,1H),6.72−6.66(m,1H),5.31(br s,2H),4.46−4.36(m,2H),4.20−4.15(m,1H),4.02−3.97(m,1H),3.85−3.72(m,5H),3.30−3.17(m,4H),2.68−2.63(m,2H)。C2326INとしてのMS(EI):607(MH)。
実施例2(m)
N−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−イル]−N2−メチルグリシンアミドトリフルオロ酢酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):9.09(d,1H),8.69(br s,2H),8.60(s,1H),7.60(d,1H),7.39(d,1H),7.31−7.27(m,1H),7.22−7.15(m,1H),6.73−6.66(m,1H),4.54−4.41(m,2H),4.25−4.19(m,1H),3.99−3.96(m,1H),3.84−3.78(m,1H),3.72−3.67(m,2H),2.58−2.54(m,3H)。C1918INとしてのMS(EI):519(MH)。
実施例2(n)
N−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−イル]グリシンアミドトリフルオロ酢酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):8.59(s,1H),8.46(br
s,1H),7.59(d,1H),7.39(d,1H),7.32−7.28(m,1H),7.20−7.13(m,1H),6.72−6.66(m,1H),4.49(br s,1H),4.40−4.35(m,1H),4.18−4.13(m,1H),4.05−4.01(m,1H),3.86−3.81(m,1H),3.07(s,2H)。C1816INとしてのMS(EI):505(MH)。
実施例3
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(モルホリン−4−イルメチル)アゼチジン−3−オール
ジオキサン:水(400mL,1:1)中の3−アゼチジノール塩酸塩(10g、91ミリモル)、二炭酸ジ−tert−ブチル(18.8g、86.3ミリモル)および炭酸水素ナトリウム(15.3g、182ミリモル)の混合物を室温にて15分間攪拌した。有機部分を真空中で除去し、水性部分を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機部分を5%塩酸、水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、12.8g、74ミリモル(81%)の3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチルをさらに精製することなく無色油として得た。H NMR(400MHz,DMSO):5.62(d,1H),4.40−4.33(m,1H),4.02−3.95(m,2H),3.62−3.54(m,2H),1.37(s,9H)。C15NOとしてのGC/MS:173。
ジクロロメタン(5mL)中の塩化オキサリル(545μL、6.36ミリモル)の溶液を−78℃まで冷却した。−78℃の内温を維持しつつ、DMSO(903μL、12.7ミリモル)の滴下、続いての、3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(30mLのジクロロメタン中の1g、5.78ミリモル)および最後にトリエチルメタン(20mLのジクロロメタン中の3.25mL、23.1ミリモル)の滴下を行った。混合物を室温まで温め、15時間攪拌した。反応混合物を水で希釈し、分配し、有機部分を水で2回洗浄した。合わせた水性部分をジクロロメタンで1回抽出した。合わせた有機部分をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、黄色油が得られ、カラムクロマトグラフィによって精製した。ヘキサン中の30%酢酸エチルで溶出し、単離された生成物を真空中で濃縮して、893mg、5.20ミリモル(90%)を3−オキサアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチルを無色油として得、これを放置すると固化した。H NMR(400MHz,DMSO):4.67(s,4H),1.42(s,9H)。C13NOとしてのGC/MS:171。
ジエチルエーテル(300mL)中のカリウムtert−ブトキシド(15.5g、137ミリモル)および臭化メチルトリフェニルホスフィン(49g、137ミリモル)の混合物を室温にて1時間攪拌し、続いて、3−オキサアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(100mLのジエチルエーテル中の10g、58ミリモル)を加えた。混合物を35℃で2時間攪拌し、次いで、室温まで冷却した。混合物をセライトのパットを通じて濾過しジエチルエーテルで洗浄した。濾液を水で分配し、水、ブラインで2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮してオレンジ色油を得、これをカラムクロマトグラフィによって精製した。ヘキサン中の10%酢酸エチルで溶出し、単離された生成物を真空中で濃縮して、9.80g、58ミリモル(100%)の3−メチリデンアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチルを無色油として得た。H NMR(400MHz,DMSO):5.05−4.85(m,2H),4.95−4.63(m,4H),1.45(s,9H)。C15NOとしてのGC−MS:169。
クロロホルム(180mL)中の3−メチリデンアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(2.96g、17.5ミリモル)の溶液に、3−クロロペルオキシ安息香酸(77%、13.9g、62.0ミリモル)を加え、得られた混合物を室温で2日間攪拌した。反応混合物を10%チオ硫酸ナトリウムおよび飽和炭酸水素ナトリウム溶液の1:1混合物(150mL)でクエンチした。有機部分を単離し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して、油状残渣を得、次いで、これをフラッシュカラムクロマトグラフィ(15〜50%酢酸エチル−ヘキサン)によって精製して、1−オキサ−5−アザスピロ[2.3]ヘキサン−5−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(1.65g、51%)を得た。C15NOとしてのGC−MS:185。
1−オキサ−5−アザスピロ[2,3]ヘキサン−5−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(51mg、0.28ミリモル)をTHF(1mL)に取り、続いて、モルホリン(123μL、1.4ミリモル)を加え、混合物を室温にて1時間攪拌した。次いで、溶液を濃縮し、残渣を酢酸エチルおよび水で分配した。有機層を水、次いで、ブラインで洗浄し、有機層を硫酸ナトリウム水溶液で乾燥した。濾過および濃縮により、無色油を得、酢酸エチルまたはジクロロメタン中の10%メタノールを溶離剤として用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィによって精製した。合わせた純粋な画分を濃縮し、残渣を純物TFA(1mL)で5分間処理し、次いで、濃縮した。残渣をメタノール(2mL)に取り、pH>10まで塩基性化し、Biorad AG−1X水酸化物形態樹脂を加えた。濾過および濃縮により、3−(モルホリン)−4−イルメチル)アゼチジン−3−オール(11.6mg、24%収率)を無色油として得た。H NMR(400MHz,CDOD):3.69−3.66(m,4H),3.55(d,2H),3.49(d,2H),2.66(s,2H),2.57−2.55(m,4H)。
3−(モルホリン−4−イルメチル)−アゼチジン−3−オール(11.6mg、0.07ミリモル)をDMF(1mL)に取り、続いて、DIPEA(35μL、0.21ミリモル)および参考1の記載と同様な手法を用いて調製されたフッ化3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]ベンジル(28mg、0.07ミリモル)を加え、混合物を室温で30分間攪拌した。次いで、溶液を真空中で濃縮し、残渣を分取用逆相HPLCによって精製した。合わせた画分の凍結乾燥により、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(モルホリン−4−イルメチル)アゼチジン−3−オールトリフルオロ酢酸塩(6.3mg)を無色アモルファス固体として得た。H NMR(400MHz,CDOD):7.48(d,1H),7.36(d,1H),7.33−7.29(m,1H),7.08−7.02(m,1H),6.65−6.60(m,1H),4.39(br d,1H),4.24−4.18(br,2H),4.08−3.96(br m,3H),3.80(br s,2H),3.51(d,2H),3.40(br s,2H),3.24(br s,2H)。
同一または類似の合成技術を用い、必要であれば、別の試薬で置換し、以下の化合物を調製した。
実施例3(a)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(ピロリジン−1−イルメチル)アゼチジン−3−オール:C2121INとしてのMS(EI):532(MH)。
実施例3(b)
1−{[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}ピペリジン−4−オール:C2223INとしてのMS(EI):562(MH)。
実施例3(c)
3−{[ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ]メチル}−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール:C2123INとしてのMS(EI):566(MH)。
実施例3(d)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]アゼチジン−3−オール:C2224INとしてのMS(EI):561(MH)。
実施例3(e)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)メチル]アゼチジン−3−オール。C2326INとしてのMS(EI):575(MH)。
実施例3(f)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[メチル(1−メチルピロリジン−3−イル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール。C2326INとしてのMS(EI):575(MH)。
実施例3(g)
3−(1,4’−ビピペリジン−1’−イルメチル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール。C2732INとしてのMS(EI):629(MH)。
実施例3(h)
3−({4−[2−(ジエチルアミノ)エチル]ピペラジン−1−イル}メチル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール。C2735INとしてのMS(EI):647 (MH)。
実施例3(i)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール。C2021INとしてのMS(EI):536(MH)。
実施例3(j)
3−(アゼチジン−1−イルメチル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール。C2019INとしてのMS(EI):518(MH)。
実施例3(k)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(1−メチルエチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール。C2021INとしてのMS(EI):520(MH)。
実施例3(m)
3−(アミノメチル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール。C1715INとしてのMS(EI):478(MH)。
実施例3(n)
N−{[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}アセトアミド。C1917INとしてのMS(EI):520(MH)。
実施例3(o)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(1,1−ジメチルエチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール。C2123INとしてのMS(EI):534(MH)。
実施例3(q)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(ヒドロキシアミノ)メチル]アゼチジン−3−オール。H NMR(400MHz,d−MeOH):7.45(2d,1H),7.35(m,1H),7.28(m,1H),7.03(m,1H),6.63(m,1H),4.32(d,1H),4.05(dd,2H),3.85(d,1H),3.00(s,2H)。C1715INとしてのMS(EI):494(MH)。
実施例3(r)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(メチルオキシ)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−MeOH):7.45(2d,1H),7.35(m,1H),7.27(m,1H),7.04(m,1H),6.62(m,1H),4.26(d,1H),4.08(d,1H),4.00(d,1H),3.84(d,1H),3.30(s,3H),3.00(d,2H)。C1817INとしてのMS(EI):508(MH)。
実施例3(s)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(エチルオキシ)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−MeOH):7.45(2d,1H),7.34(m,1H),7.26(m,1H),7.03(m,1H),6.63(m,1H),4.26(d,1H),4.12(d,1H),4.00(d,1H),3.84(d,1H),3.61(dd,2H),3.00(s,2H),1.06(t,3H)。C1919INとしてのMS(EI):522(MH)。
実施例3(t)
1−{[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}グアニジン酢酸塩:H NMR(400MHz,d−MeOH):7.46(2d,1H),7.36(m,1H),7.30(m,1H),7.04(m,1H),6.62(m,1H),4.18(d,1H),4.08(d,1H),4.02(d,1H),3.88(1H),3.40(s,2H)。C1817INとしてのMS(EI):520(MH)。
実施例3(u)
N−{[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}ベンゼンカルボキミド塩酸塩:H NMR(400MHz,d−MeOH):7.70(d,3H),7.58(m,2H),7.46(dd,1H),7.36(m,1H),7.31(m,1H),7.04(m,1H),6.62(m,1H),4.28(m,1H),4.15(m,2H),3.96(m,1H),3.78(s,2H)。C2420INとしてのMS(EI):581(MH)。
実施例3(v)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(ピリミジン−2−イルアミノ)メチル]アゼチジン−3−オール塩酸塩:H NMR(400MHz,d−MeOH):8.48(s,2H),7.46(2d,1H),7.36(m,1H),7.28(m,1H),7.04(m,1H),6.85(t,1H),6.61(m,1H),4.24(d,1H),4.06(t,2H),3.87(d,1H),3.75(d,2H)。C2117INとしてのMS(EI):556(MH)。
実施例3(w)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(ピリジン−2−イルアミノ)メチル]アゼチジン−3−オール塩酸塩:H NMR(400MHz,d−MeOH):7.87(dd,1H),7.85(dd,1H),7.46(2d,1H),7.36(m,2H),7.06(m,2H),6.89(m,1H),6.61(m,1H),4.53(d,2H),4.46(m,1H),4.28(m,1H),4.16(m,1H),3.96(m,1H)。C2218INとしてのMS(EI):555(MH)。
実施例3(x)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(エチルアミノ)メチル]アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.61(s,2H),7.59(d,1H),7.40(d,1H),7.36−7.33(m,1H),7.23−7.18(m,1H),6.71(s,2H),4.31−4.26(m,1H),4.13−4.05(m,2H),3.88−3.84(m,1H),3.21(br m,2H),2.97−2.90(m,2H),1.19(t,3H)。C1919INとしてのMS(EI):506(MH)。
実施例3(y)
3−[(シクロプロピルアミノ)メチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.99(br s,2H),8.60(s,1H),7.58(d,1H),7.39(d,1H),7.36−7.33(m,1H),7.23−7.16(m,1H),6.72(s,2H),4.34−4.29(m,1H),4.14−4.04(m,2H),3.88−3.84(m,1H),2.70−2.64(m,1H),0.89(br s,2H),0.74−0.69(br s,2H)。C2019INとしてのMS(EI):518(MH)。
実施例3(z)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.60(s,1H),7.58(d,1H),7.38(d,1H),7.35−7.30(m,1H),7.22−7.17(m,1H),6.72−6.67(m,1H),4.25−4.19(m,1H),4.07−3.98(m,2H),3.86−3.77(m,2H),3.19−3.09(m,2H)。C1916INとしてのMS(EI):560(MH)。
実施例3(aa)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.55(s,1H),8.04(s,1H),7.66(s,1H),7.58(d,1H),7.39(d,1H),7.34−7.29(m,1H),7.22−7.15(m,1H),6.72−6.66(m,1H),6.29(s,1H),4.64(s,2H),4.29−4.25(m,1H),4.13−4.09(m,1H),4.00−3.96(m,1H),3.77−3.73(m,1H),3.16(d,1H)。C1915INとしてのMS(EI):530(MH)。
実施例3(bb)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.61(s,1H),8.30(s,2H),7.59(d,1H),7.39(d,1H),7.36−7.17(m,4H),6.77−6.66(m,4H),4.35−4.30(m,1H),4.16−4.08(m,2H),3.92−3.87(m,1H),3.31−3.27(m,2H),2.78−2.74(m,2H),1.76(s,4H),0.99(s,9H)。C2225INとしてのMS(EI):548(MH)。
実施例3(cc)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[2−(4−メチルフェニル)エチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDCl):8.48(s,1H),7.39(dd,1H),7.31−7.34(m,1H),7.08(dd,5H),6.77−6.83(m,1H),6.58−6.63(m,1H),4.20(br s,1H),4.01(d,1H),2.87(t,4H),2.75(t,4H),2.5(br s,2H),2.33(s,3H),2.08(s,2H)。C2625INとしてのMS(EI):594(M−H)。
実施例3(dd)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルアミノ)メチル]アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDCl):8.48(s,1H),7.40(dd,1H),7.32−7.34(m,1H),7.15−7.22(m,4H),7.10−7.14(m,1H),6.77−6.83(m,1H),6.58−6.64(m,1H),4.22(br s,1H),4.04(d,1H),3.57−3.63(m,1H),3.17(dd,2H),2.94(s,2H),2.75(dd,2H),2.48(br s,4H),2.08(s,2H)。C2623INとしてのMS(EI):592(M−H)。
実施例3(ee)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[(1S,2S)−2−ヒドロキシシクロペンチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.46(dd,1H),7.33−7.37(m,1H),7.26−7.31(m,1H),7.00−7.08(m,1H),6.58−6.65(m,1H),4.2(t,1H),3.86−4.06(m,4H),2.92−3.10(m,3H),2.00−2.10(m,1H),1.91−1.97(m,3H),1.66−1.78(m,2H),1.52−1.61(m,1H),1.32−1.44(m,1H)。C2223INとしてのMS(EI):560(M−H)。
実施例3(ff)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(1,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.45(dd,1H),7.33−7.37(m,1H),7.26−7.31(m,1H),7.01−7.08(m,1H),6.59−6.64(m,1H),4.14−4.22(m,1H),3.98−4.06(m,2H),3.84−3.90(m,1H),2.86−3.20(m,2H),2.65(br s,1H),1.92(s,2H),1.76−1.86(m,1H),1.06(d,3H),0.91(dd,6H)。C2225INとしてのMS(EI):546(M−H)。
実施例3(gg)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[1−メチル−2−(メチルオキシ)エチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.55(dd,1H),7.33−7.36(m,1H),7.26−7.31(m,1H),7.01−7.09(m,1H),6.59−6.65(m,1H),4.14−4.22(m,1H),3.96−4.06(m,2H),3.85−3.92(m,1H),3.40−3.48(m,1H),3.34(s,3H),2.90−3.15(m,3H),1.94(s,3H),1.11(d,3H)。C2123INとしてのMS(EI):548(M−H)。
実施例3(hh)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(1−エチルプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.45(dd,1H),7.33−7.36(m,1H),7.26−7.31(m,1H),7.01−7.09(m,1H),6.58−6.65(m,1H),4.15−4.20(m,1H),3.99−4.06(m,2H),3.86−3.91(m,1H),2.94(s,2H),2.55−2.63(m,1H),1.92(s,2H),1.48−1.58(m,4H),0.92(t,6H)。C2225INとしてのMS(EI):546(M−H)。
実施例3(ii)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDOD):7.67(br s,1H),7.48(m,1H),7.36(m,1H),6.91(br s,1H),6.63(m,1H),4.25(s,2H),4.22(m,1H),4.02(m,2H),3.82(m,1H)。C2016INとしてのMS(EI):529(MH)。
実施例3(jj)
3−{[(シクロプロピルメチル)アミノ]メチル}−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)−アミノ]−フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDOD):7.47(m,1H),7.36(m,1H),7.31(m,1H),7.05(m,1H),6.62(m,1H),4.30(m,1H),4.24(m,2H),3.99(m,1H),3.66(m,2H),2.91(d,2H),1.08(m,1H),0.71(m,2H),0.40(m,2H)。C2121INとしてのMS(EI):532(MH)。
実施例3(kk)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(フェニルメチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール塩酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.47(m,5H),7.43(m,1H),7.35(m,1H),7.27(m,1H),7.04(m,1H),6.61(m,1H),4.24(m,3H),4.08(m,2H),3.96(m,1H)。C2421INとしてのMS(EI):568(MH)。
実施例3(mm)
3−[(ブチルアミノ)メチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.56(s,1H),7.57(dd,1H),7.36(d,1H),7.31(t,1H),7.17(q,1H),6.67(dt,1H),4.04(d,1H),3.88(q,2H),3.69(d,1H),2.59(s,2H),1.90(s,2H),1.22−1.33(m,4H),0.84(t,3H);C2123INとしてのMS(EI):534(MH)。
実施例3(nn)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[(1−エチルピロリジン−2−イル)メチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.59(s,1H),7.57(dd,1H),7.36(d,1H),7.31(t,1H),7.17(q,1H),6.68(dt,1H),4.02(t,1H),3.89(q,2H),3.69(d,1H),2.98(s,1H),2.67−2.76(m,1H),2.62(s,1H),2.39−2.45(m,1H),2.29(s,1H),1.97−2.13(m,2H),1.69(s,1H),1.54(s,3H),0.97(t,3H)。C2428INとしてのMS(EI):589(MH)。
実施例3(oo)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.57(s,1H),7.57(dd,1H),7.37(d,1H),7.32(t,1H),7.18(q,1H),6.68(dt,1H),4.06(d,1H),3.87(d,2H),3.70(d,1H),3.42(t,2H),2.65(s,2H),2.56(dt,2H),1.91(s,2H)。C1919INとしてのMS(EI):522(MH)。
実施例3(pp)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.58(s,1H),7.57(dd,1H),7.36(d,1H),7.31(t,1H),7.17(q,1H),6.68(dt,1H),4.02(d,1H),3.87(t,2H),3.70(d,1H),2.62(s,1H),2.54(t,1H),2.23(t,1H),2.09(s,4H),7.85(s,6H)。C2124INとしてのMS(EI):549(MH)。
実施例3(qq)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[2−(1−メチルピロリジン−2−イル)エチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.58(s,1H),7.57(dt,1H),7.36(d,1H),7.31(t,1H),7.17(q,1H),6.68(dt,1H),4.04(d,1H),3.89(d,2H),3.79(d,1H),2.88−2.92(m,1H),2.61(s,2H),2.15(s,3H),1.93−2.04(m,2H),1.75−1.83(m,3H),1.54−1.70(m,3H),1.20−1.37(m,2H)。C2428INとしてのMS(EI):589(MH)。
実施例3(rr)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.58(s,1H),7.57(dd,1H),7.37(d,1H),7.31(t,1H),7.14(q,1H),6.68(dt,1H),5.75(s,1H),4.03(t,1H),3.87(t,2H),3.76(q,1H),3.68(q,2H),3.54−3.58(m,1H),2.63(s,2H),1.91(s,2H),1.71−1.87(m,3H),1.40−1.48(m,1H)。C2223INとしてのMS(EI):562(MH)。
実施例3(ss)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(3−ピロリジン−1−イルプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.58(s,1H),7.57(dd,1H),7.36(d,1H),7.31(t,1H),7.17(q,1H),6.68(dt,1H),4.04(d,1H),3.89(d,2H),3.69(d,1H),2.60(s,1H),2.34−2.37(m,4H),1.86(s,8H),1.64(s,2H),1.46−1.53(m,1H)。C2428INとしてのMS(EI):589(MH)。
実施例3(tt)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[2−(メチルオキシ)エチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):H NMR(400MHz,d−DMSO):8.57(s,1H),7.57(dd,1H),7.37(d,1H),7.31(t,1H),7.17(q,1H),6.68(dt,1H),4.03(d,1H),3.86(d,2H),3.70(d,1H),3.21(s,3H),2.63(s,4H),1.88(s,2H)。C2021INとしてのMS(EI):536(MH)。
実施例3(uu)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[(1−メチルピペリジン−4−イル)メチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.58(s,1H),7.57(d,1H),7.37(d,1H),7.31(t,1H),7.17(q,1H),6.68(t,1H),4.03(d,1H),3.89(t,2H),3.69(d,1H),2.68(d,2H),2.57(s,1H),2.34(d,2H),1.88(s,4H),1.73(t,2H),1.57(d,2H),1.23(s,1H),1.05(q,2H)。C2428INとしてのMS(EI):589(MH)。
実施例3(vv)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[4−(ジメチルアミノ)ブチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):7.57(dd,1H),7.36(d,1H),7.31(t,1H),7.18(q,1H),6.68(dt,1H),4.03(t,2H),3.88(t,2H),3.70(d,1H),3.08(s,1H),2.60(s,1H),2.44−2.47(m,2H),2.28−2.33(m,1H),2.07−2.16(m,6H),1.29−1.35(m,4H)。C2328INとしてのMS(EI):577(MH)。
実施例3(ww)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(2−フラン−2−イルエチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.58(s,1H),7.57(d,1H),7.49(s,1H),7.36(d,1H),7.31(t,1H),7.17(q,1H),6.68(t,1H),6.33(s,1H),6.08(s,1H),5.72(s,1H),4.04(d,1H),3.87(d,2H),3.70(d,1H),2.74(d,2H),2.69(d,2H),2.64(s,2H)。C2321INとしてのMS(EI):572(MH)。
実施例3(xx)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(2−エチルブチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.58(s,1H),7.56(dd,1H),7.36(d,1H),7.31(t,1H),7.17(q,1H),6.67(dt,1H),4.03(d,1H),3.90(d,2H),3.69(d,1H),2.58(s,2H),2.37(d,2H),1.17−1.27(m,5H),0.78(t,6H)。C2327INとしてのMS(EI):562(MH)。
実施例3(yy)
[3−({[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}アミノ)プロピル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチル:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.58(s,1H),7.57(d,1H),7.30−7.38(m,3H),7.17(q,1H),6.82(t,1H),6.68(dt,1H),4.07(d,1H),3.89(d,2H),3.70(d,1H),3.36(s,2H),2.93(q,2H),2.61(s,2H),1.46(t,2H),1.36(s,9H)。C2530INとしてのMS(EI):635(MH)。
実施例3(zz)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(ピロリジン−2−イルメチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.53(s,1H),7.58(dd,1H),7.37(d,1H),7.33(d,1H),7.18(q,1H),6.67(dt,1H),6.25(s,1H),4.07(d,1H),3.96(q,2H),3.78(s,3H),3.34(s,6H),1.73(s,1H),1.35−1.39(m,1H)。C2224INとしてのMS(EI):561(MH)。
実施例3(aaa)
4−[({[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}アミノ)メチル]ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.56(s,1H),7.56(dd,1H),7.36(d,1H),7.30(t,1H),7.17(q,1H),6.68(dt,1H),4.03(d,1H),3.88(t,4H),3.69(d,1H),2.58(s,2H),2.35(d,2H),1.60(d,2H),1.47(s,1H),1.39(s,10H),0.90(q,2H)。C2834INとしてのMS(EI):675(MH)。
実施例3(bbb)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[(2−ヒドロキシフェニル)メチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.56(s,1H),7.54(dd,1H),7.35(d,1H),7.30(t,1H),7.17(q,1H),7.05(t,2H),6.64−6.72(m,3H),4.07(d,1H),3.90(t,2H),3.78(s,2H),3.72(d,1H),2.65(s,2H)。C2421INとしてのMS(EI):584(MH)。
実施例3(ccc)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[(3−ヒドロキシフェニル)メチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.58(s,1H),7.56(d,1H),7.35(d,1H),7.29(t,1H),7.16(q,1H),7.06(t,1H),6.64−6.72(m,3H),6.60(dd,1H),4.07(d,1H),3.88(t,2H),3.69(d,1H),3.60(s,2H),2.58(d,2H)。C2421INとしてのMS(EI):584(MH)。
実施例3(ddd)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[(4−ヒドロキシフェニル)メチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.57(s,1H),7.55(dd,1H),7.35(d,1H),7.27(t,1H),7.16(q,1H),7.06(d,2H),6.64−6.70(m,3H),4.04(d,1H),3.85(t,2H),3.68(d,1H),3.55(s,2H),2.56(d,2H)。C2421INとしてのMS(EI):584(MH)。
実施例3(eee)
3−({[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−(ヒドロキシメチル)シクロペンタン−1,2−ジオール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.60(ブロードs,1H),7.57(dd,1H),7.37(d,1H),7.32(t,1H),7.16(q,1H),6.68(t,1H),4.06(q,2H),3.86(t,3H),3.72(dd,1H),3.60(t,1H),3.36−3.43(m,2H),3.30(dd,1H),2.80(q,1H),2.62−2.72(m,2H),1.88−1.95(m,1H),0.82−0.90(m,1H)。C2325INとしてのMS(EI):608(MH)。
実施例3(fff)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(ピペリジン−4−イルメチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.59(ブロードs,1H),7.57(dd,1H),7.37(d,1H),7.30(t,1H),7.17(q,1H),6.68(dt,1H),4.03(d,1H),3.87(d,2H),3.69(d,1H),3.01(d,2H),2.59(s,2H),2.43−2.56(m,1H),2.35(d,2H),1.65(d,2H),1.47(s,1H),1.07(q,2H)。C2326INとしてのMS(EI):575(MH)。
実施例3(ggg)
3−{[(3−アミノプロピル)アミノ]メチル}−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):7.57(dd,1H),7.37(d,1H),7.31(t,1H),7.17(q,1H),6.68(dt,1H),4.05(d,1H),3.88(d,2H),3.69(d,1H),2.61(t,3H),2.53−2.56(m,1H),1.49(t,1.49)。C2326INとしてのMS(EI):535(MH)。
実施例3(hhh)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[({[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]メチル}アミノ)メチル]アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.59(ブロードs,1H),7.55(dd,1H),7.34(t,2H),7.28(d,1H),7.13−7.20(m,1H),7.05(d,1H),6.99(t,1H),6.66(dt,1H),4.03(d,1H),3.90(t,2H),3.71(d,3H),2.83(s,5H),2.60(s,2H),2.42(s,3H),2.20(s,3H)。C2931INとしてのMS(EI):666(MH)。
実施例3(iii)
3−[(1H−ベンズイミダゾール−2−イルアミノ)メチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.04(s,2H),7.28−7.35(m,2H),7.23−7.26(m,2H),7.09−7.12(m,2H),6.80(q,1H),6.57−6.63(m,1H),5.28(ブロードs,2H),4.38(s,3H),4.25(s,1H),4.21(d,2H)。C2419INとしてのMS(EI):594(MH)。
実施例3(jjj)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(1H−イミダゾル−2−イルアミノ)メチル]アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):12.12(s,1H),8.68(s,1H),7.57−7.61(m,3H),7.36−7.41(m,2H),7.19(q,1H),6.99(s,1H),6.91(s,1H),6.71(dt,1H),6.45(s,1H),4.28(d,1H),4.06(d,1H),4.03(d,1H),3.82(d,2H)。C2417INとしてのMS(EI):544(MH)。
実施例3(kkk)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{2−[(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)アミノ]エチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.58(br s,1H),7.56(dd,1H),7.37(dd,1H),7.34−7.28(m,1H),7.22−7.13(m,1H),6.68(ddd,1H),5.82(br s,1H),4.06(d,1H),3.91(t,2H),3.70(d,1H),3.40−3.25(m,2H),2.76(d,2H),2.40−2.31(m,1H)。C2016INとしてのMS(EI):610(MH)。
実施例3(mmm)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{2−[(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ]エチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.58(br s,1H),7.57(dd,1H),7.37(dd,1H),7.34−7.28(m,1H),7.22−7.13(m,1H),6.68(ddd,1H),5.76(br s,1H),4.05(d,1H),3.88(d,2H),3.70(d,1H),2.71(t,2H),2.63(s,2H),2.41−2.26(m,2H)。C2018INとしてのMS(EI):574(MH)。
実施例3(nnn)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルアミノ)メチル]アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):8.61−8.56(m,1H),7.55(d,1H),7.37−7.07(m,8H),6.71−6.64(m,1H),4.16−4.05(m,2H),3.98−3.85(m,2H),3.72−3.68(m,1H),2.90−2.82(m,1H),2.74−2.64(m,2H),1.91(s,3H),1.73−1.63(m,1H)。C2623INとしてのMS(EI):594(MH)。
実施例3(ooo)
3−[(シクロオクチルアミノ)メチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):8.56(s,1H),7.55(d,1H),7.20−7.14(m,2H),6.70−6.66(m,1H),4.03−3.98(m,1H),3.92−3.86(m,2H),3.72−3.67(m,1H),2.60(s,2H),1.90(s,3H),1.64−1.22(m,15H)。C2529INとしてのMS(EI):588(MH)。
実施例3(ppp)
3−[(シクロヘプチルアミノ)メチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):8.55(s,1H),7.55(d,1H),7.36−7.28(m,2H),7.21−7.14(m,1H),6.70−6.66(m,1H),4.04−4.00(m,1H),3.92−3.85(m,2H),3.71−3.66(m,1H),2.60(s,2H),1.90(s,3H),1.70−1.13(m,13H)。C2427INとしてのMS(EI):574(MH)。
実施例3(qqq)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(2−ピリジン−3−イルエチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):8.58(s,1H),8.42−8.37(m,2H),7.62−7.54(m,2H),7.38−7.27(m,3H),7.21−7.14(m,1H),6.71−6.66(m,1H),4.06−4.02(m,1H),3.90−3.86(m,2H),3.72−3.68(m,1H),2.80−2.64(m,6H),1.90(s,3H)。C2422INとしてのMS(EI):583(MH)。
実施例3(rrr)
N−シクロヘキシル−N2−{[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}−2−メチルアラニンアミド酢酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):8.66(br s,1H),8.55(s,1H),7.93−7.90(m,1H),7.58(d,1H),7.40−7.31(m,2H),7.24−7.17(m,1H),6.71−6.66(m,1H),6.60(br s,1H),4.28−4.23(m,1H),4.14−4.02(m,2H),3.89−3.83(m,1H),3.12(br s,2H),1.90(s,3H),1.74−1.42(m,11H),1.31−1.02(m,6H)。C2732INとしてのMS(EI):645(MH)。
実施例3(sss)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):8.56(s,1H),7.56(d,1H),7.38−7.27(m,2H),7.20−7.14(m,1H),6.71−6.66(m,1H),4.05−4.01(m,1H),3.91−3.78(m,4H),3.71−3.67(m,1H),3.25−3.18(m,2H),2.60(s,2H),2.36(d,2H),1.90(s,3H),1.57−1.50(m,3H),1.13−1.02(m,2H)。C2325INとしてのMS(EI):576(MH)。
実施例3(ttt)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[2−(ジメチルアミノ)−1−メチルエチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オールトリフルオロ酢酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):8.59−8.54(m,1H),7.56(d,1H),7.38−7.28(m,2H),7.21−7.13(m,1H),6.71−6.63(m,1H),4.04−3.95(m,1H),3.88−3.78(m,2H),3.73−3.68(m,1H),2.70−2.50(m,3H),2.08(s,6H),1.88(s,2H),0.85−0.82(m,3H)。C2226INとしてのMS(EI):563(MH)。
実施例3(uuu)
N−シクロプロピル−1−({[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}アミノ)シクロペンタンカルボキミドトリフルオロ酢酸塩:
NMR(400MHz,DMSO):8.80(br s,1H),8.58(s,1H),8.04(s,1H),7.59(d,1H),7.40−7.31(m,2H),7.25−7.16(m,1H),6.74−6.58(m,2H),4.26−3.82(m,4H),3.10(br s,2H),2.69−2.64(m,1H),2.11−1.88(m,4H),1.82−1.61(m,4H),0.67−0.62(m,2H),0.52−0.48(m,2H)。C2628INとしてのMS(EI):629(MH)。
実施例3(vvv)
N2−{[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}−N−エチル−2−メチルアラニンアミド酢酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):8.60(s,1H),7.60−7.72(m,1H),7.56(d,1H),7.38−7.30(m,2H),7.22−7.14(m,1H),6.69−6.63(m,1H),4.07−4.04(m,1H),3.95−3.90(m,2H),3.72−3.68(m,1H),3.05−3.01(m,2H),2.47(br s,2H),1.90(s,3H),1.09(s,6H),0.94(t,3H)。C2326INとしてのMS(EI):591(MH)。
実施例3(www)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(2−メチルヒドラジノ)メチル]アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):8.54(s,1H),7.57(d,1H),7.38−7.30(m,2H),7.19−7.12(m,1H),6.69−6.63(m,1H),4.04−4.01(m,1H),3.92−3.84(m,2H),3.68−3.63(m,1H),2.55(s,2H),2.39(s,3H),1.90(s,3H)。C1818INとしてのMS(EI):507(MH)。
実施例3(xxx)
3−[(アゼチジン−3−イルアミノ)メチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):7.57(d,1H),7.39−7.30(m,2H),7.20−7.13(m,1H),6.70−6.65(m,1H),4.10−4.04(m,1H),3.90−3.83(m,2H),3.78−3.67(m,3H),3.61−3.53(m,1H),3.48−3.42(m,2H),2.61−2.54(m,2H),1.90(s,3H)。C2020INとしてのMS(EI):533(MH)。
実施例3(yyy)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(1,3−チアゾール−2−イルアミノ)メチル]アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):8.60(s,1H),7.57(d,1H),7.38−7.28(m,2H),7.20−7.13(m,1H), 6.75(d,1H),6.70−6.64(m,1H),5.93(d,1H),4.26−4.22(m,1H),4.11−4.08(m,1H),4.00−3.88(m,3H),3.74−3.70(m,1H),1.90(s,3H)。C2016INSとしてのMS(EI):561(MH)。
実施例3(zzz)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[3−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,DMSO):8.57(s,1H),7.56(d,1H),7.38−7.30(m,2H),7.20−7.12(m,1H),6.95−6.91(m,1H),6.70−6.66(m,1H),6.21−6.17(m,2H),6.14−6.10(m,1H),5.94(s,1H),5.49−5.44(m,1H),4.14−4.10(m,1H),3.98−3.93(m,2H),3.78−3.75(m,1H),3.65(s,3H),3.21(d,2H)。C2421INとしてのMS(EI):584(MH)。
実施例3(ab)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[4−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,DMSO):8.56(s,1H),7.58(d,1H),7.39−7.30(d,2H),7.20−7.13(m,1H),6.71−6.66(m,3H),6.55(d,2H),5.93(s,1H),5.00−4.95(m,1H),4.14−4.08(m,1H),3.98−3.92(m,2H),3.79−3.74(m,1H),3.63(s,3H),3.13(d,2H)。C2421INとしてのMS(EI):584(MH)。
実施例3(ac)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[2−(エチルオキシ)エチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDOD):7.48−7.43(d,1H),7.36−7.33(d,1H),7.31−7.26(m,1H),7.08−7.00(q,1H),6.65−6.58(t,1H),4.24−4.16(d,1H),4.08−3.98(t,2H),3.92−3.85(d,1H),3.60−3.55(t,2H),3.54−3.47(q,2H),3.01−2.96(s,2H),2.94−2.89(t,2H),1.20−1.15(t,3H)。C2123INとしてのMS(EI):550(MH)。
実施例3(ad)
3−({[2,2−ビス(メチルオキシ)エチル]アミノ}メチル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.48−7.43(d,1H),7.37−7.32(d,1H),7.30−7.24(m,1H),7.08−7.00(q,1H),6.65−6.57(t,1H),4.48−4.42(t,1H),4.20−4.11(d,1H),4.02−3.93(t,2H),3.86−3.80(d,1H),3.38−3.34(s,6H),2.84−2.80(s,2H),2.75−2.70(d,2H),1.93−1.87(s,3H)。C2123INとしてのMS(EI):566(MH)。
実施例3(ae)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(3−ヒドロキシプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.48−7.43(d,1H),7.38−7.33(d,1H),7.32−7.26(m,1H),7.09−7.00(q,1H),6.66−6.58(t,1H),4.31−4.23(d,1H),4.16−4.05(t,2H),3.99−3.89(d,1H),3.70−3.64(t,2H),3.26−3.22(s,2H),3.11−3.04(t,2H),1.93−1.89(s,3H),1.89−1.82(t,3H)。C2021INとしてのMS(EI):536(MH)。
実施例3(af)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(2−ピリジン−4−イルエチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):8.36−8.32(d,2H),7.38−7.33(d,1H),7.26−7.14(m,3H),7.00−6.91(q,1H),4.12−4.04(d,1H),3.96−3.88(t,2H),3.80−3.73(d,2H),2.92−2.74(m,6H),1.87−1.84(s,3H)。C2422INとしてのMS(EI):583(MH)。
実施例3(ag)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[1−(フェニルメチル)ピロリジン−3−イル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.47−7.24(m,8H),7.08−7.00(q,1H),6.64−6.57(t,1H),4.19−4.11(d,1H),4.05−3.81(m,5H),3.52−3.44(m,1H),3.09−2.99(m,2H),2.91−2.76(m,3H),1.93−1.91(s,3H),1.82−1.71(m,1H)。C2828INとしてのMS(EI):637(MH)。
実施例3(ah)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[2−(2−チエニル)エチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.47−7.42(d,1H),7.36−7.31(d,1H),7.30−7.24(m,1H),7.21−7.17(d,1H),7.08−7.00(q,1H),6.93−6.89(t,1H),6.86−6.83(d,1H),6.64−6.57(t,1H),4.18−4.11(d,1H),4.01−3.93(t,2H),3.85−3.78(d,1H),3.04−2.97(t,2H),2.92−2.87(t,2H),2.82−2.78(s,2H),1.92−1.87(s,3H)。C2321INSとしてのMS(EI):588(MH)。
実施例3(ai)
3−[({2−[ビス(1−メチルエチル)アミノ]エチル}アミノ)メチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.48−7.43(d,1H),7.36−7.33(d,1H),7.31−7.26(m,1H),7.08−7.00(q,1H),6.65−6.58(t,1H),4.18−4.13(d,1H),4.06−3.98(t,2H),3.88−3.82(d,2H),3.57−3.47(q,2H),3.05−2.99(t,2H),2.92−2.85(t,4H),1.92−1.88(s,3H),1.28−1.22(d,12H)。C2532INとしてのMS(EI):605(MH)。
実施例3(aj)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[2−(フェニルオキシ)エチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.36−7.31(d,1H),7.26−7.22(d,1H),7.20−7.13(m,3H),6.97−6.89(t,1H),6.86−6.80(m,3H),6.54−6.47(t,1H),4.13−4.07(d,1H),4.01−3.96(t,2H),3.79−3.74(d,1H),2.97−2.91(t,2H),2.84−2.79(s,2H),1.84−1.81(s,3H)。C2523INとしてのMS(EI):598(MH)。
実施例3(ak)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(2−ヒドロキシプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.48−7.43(d,1H),7.36−7.33(d,1H),7.31−7.26(m,1H),7.08−7.00(q,1H),6.65−6.58(t,1H),4.27−4.19(d,1H),4.10−4.00(m,2H),3.15−3.00(t,2H),3.57−3.47(q,2H),3.15−3.00(t,2H),2.87−2.81(d,1H),2.72−2.64(t,1H),1.94−1.91(s,3H),1.19−1.15(d,3H)。C2021INとしてのMS(EI):536(MH)。
実施例3(am)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[({2−[(1−メチルエチル)オキシ]エチル}アミノ)メチル]アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.48−7.43(d,1H),7.36−7.33(d,1H),7.31−7.26(m,1H),7.08−7.00(q,1H),6.65−6.58(t,1H),4.21−4.13(d,1H),4.04−3.95(t,2H),3.88−3.82(d,1H),3.64−3.51(m,3H),2.89−2.84(s,2H),2.83−2.77(t,2H),1.91−1.89(s,3H),1.15−1.12(d,6H)。C2225INとしてのMS(EI):564(MH)。
実施例3(an)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(1−エチルピペリジン−3−イル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.48−7.43(d,1H),7.36−7.33(d,1H),7.31−7.26(m,1H),7.08−7.00(q,1H),6.65−6.58(t,1H),4.17−4.10(d,1H),4.04−3.95(t,2H),3.88−3.82(d,1H),3.24−3.06(m,2H),2.95−2.75(m,6H),2.76−2.46(m,2H),1.93−1.90(s,3H),1.74−1.62(m,1H),1.44−1.31(m,1H),1.28−1.20(t,3H)。C2428INとしてのMS(EI):589(MH)。
実施例3(ao)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.48−7.43(d,1H),7.36−7.33(d,1H),7.31−7.26(m,1H),7.08−7.00(q,1H),6.65−6.58(t,1H),4.20−4.13(d,1H),4.00−3.90(t,2H),3.83−3.75(d,1H),2.84−2.78(s,2H),2.53−2.48(s,2H),1.93−1.87(s,3H)。C2119INとしてのMS(EI):574(MH)。
実施例3(ap)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(1−メチルブチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.48−7.43(d,1H),7.38−7.33(d,1H),7.32−7.27(m,1H),7.09−7.01(q,1H),6.65−6.58(t,1H),4.25−4.19(d,1H),4.12−4.02(t,2H),3.96−3.90(d,1H),3.16−2.96(m,3H),1.91−1.89(s,3H),1.68−1.57(m,1H),1.49−1.29(m,3H),1.23−1.18(d,3H),0.99−0.92(t,3H)。C2225INとしてのMS(EI):548(MH)。
実施例3(aq)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(1−メチルプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.48−7.43(d,1H),7.37−7.33(d,1H),7.32−7.26(m,1H),7.09−7.01(q,1H),6.65−6.58(t,1H),4.27−4.20(d,1H),4.14−4.03(t,2H),3.98−3.92(d,1H),3.20−3.16(s,2H),3.07−2.97(m,1H),1.91−1.89(s,3H),1.80−1.70(m,1H),1.54−1.41(m,1H),1.26−1.22(d,3H),1.00−0.94(t,3H)。C2123INとしてのMS(EI):534(MH)。
実施例3(ar)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(2−メチルブチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.48−7.43(d,1H),7.37−7.33(d,1H),7.32−7.26(m,1H),7.09−7.01(q,1H),6.65−6.58(t,1H),4.26−4.19(d,1H),4.10−4.01(t,2H),3.94−3.87(d,1H),3.05−2.99(s,2H),2.77−2.70(m,1H),2.61−2.54(m,1H),1.91−1.89(s,3H),1.73−1.61(m,1H),1.49−1.39(m,1H),1.24−1.12(m,1H),0.94−0.84(m,6H)。C2225INとしてのMS(EI):548(MH)。
実施例3(as)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(ペンチルアミノ)メチル]アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.48−7.43(d,1H),7.37−7.33(d,1H),7.32−7.26(m,1H),7.09−7.01(q,1H),6.65−6.58(t,1H),4.29−4.23(d,1H),4.15−4.05(t,2H),3.98−3.90(d,1H),3.21−3.18(s,2H),2.93−2.86(m,2H),1.91−1.89(s,3H),1.70−1.60(m,2H),1.42−1.29(m,4H),0.97−0.90(t,3H)。C2225INとしてのMS(EI):548(MH)。
実施例3(at)
3−[(シクロヘキシルアミノ)メチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.48−7.43(d,1H),7.38−7.34(d,1H),7.33−7.27(m,1H),7.09−7.01(q,1H),6.65−6.58(t,1H),4.25−4.19(d,1H),4.14−4.03(t,2H),3.98−3.90(d,1H),3.21−3.18(s,2H),2.93−2.86(m,1H),2.07−2.00(d,2H),1.92−1.90(s,3H),1.89−1.82(d,2H),1.73−1.66(d,1H),1.42−1.14(m,5H)。C2325INとしてのMS(EI):560(MH)。
実施例3(au)
3−[(アゼパン−3−イルアミノ)メチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.48−7.43(d,1H),7.37−7.33(d,1H),7.32−7.26(m,1H),7.09−7.01(q,1H),6.65−6.58(t,1H),4.19−4.13(d,1H),4.05−3.95(t,2H),3.90−3.81(d,1H),3.37−3.34(s,2H),3.22−3.03(m,2H),2.91−2.64(m,3H),1.93−1.89(s,3H),1.88−1.52(m,6H)。C2326INとしてのMS(EI):575(MH)。
実施例3(av)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[2−(2,3−ジヒドロ−1H−インドール−3−イル)エチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.58−7.54(d,1H),7.48−7.43(d,1H),7.36−7.33(d,1H),7.31−7.26(m,1H),7.14−6.99(m,4H),6.65−6.58(t,1H),4.25−4.19(d,1H),4.10−4.02(t,2H),3.95−3.88(d,1H),3.23−3.03(m,9H),1.94−1.92(s,3H)。C2726INとしてのMS(EI):623(MH)。
実施例3(aw)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ)メチル]アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):8.48−8.46(s,1H),8.36−8.34(s,1H),7.48−7.43(d,1H),7.37−7.33(d,1H),7.28−7.22(m,1H),7.06−6.98(q,1H),6.65−6.58(t,1H),4.24−4.18(d,1H),4.10−3.96(t,2H),3.84−3.78(d,1H),3.69−3.67(s,2H),1.99−1.97(s,3H)。C2016INとしてのMS(EI):557(MH)。
実施例3(ax)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.48−7.43(d,1H),7.37−7.33(d,1H),7.32−7.26(m,1H),7.09−7.01(q,1H),6.65−6.58(t,1H),4.22−4.15(d,1H),4.08−3.99(t,2H),3.93−3.87(d,1H),3.56−3.47(m,1H),3.05−3.02(s,2H),2.76−2.68(m,1H),2.03−1.96(m,4H),1.93−1.89(s,3H),1.35−1.23(m,4H)。C2325INとしてのMS(EI):576(MH)。
実施例3(ay)
3−[(シクロシクロペンタ−3−エン−1−イルアミノ)メチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.48−7.43(d,1H),7.37−7.33(d,1H),7.32−7.26(m,1H),7.09−7.01(q,1H),6.65−6.58(t,1H),5.70−5.65(s,2H),4.20−4.14(d,1H),4.03−3.95(t,2H),3.90−3.81(d,1H),3.58−3.50(m,1H),2.90−2.86(s,2H),2.68−2.58(m,2H),2.26−2.16(m,2H),1.93−1.89(s,3H)。C2221INとしてのMS(EI):544(MH)。
実施例3(az)
N−[4−({[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}アミノ)フェニル]アセトアミド酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.48−7.43(d,1H),7.37−7.33(d,1H),7.27−7.20(m,3H),7.09−7.01(q,1H),6.65−6.55(m,3H),4.22−4.16(d,1H),4.08−3.98(t,2H),3.88−3.82(d,1H),3.28−3.24(s,2H),2.08−2.05(s,3H),2.91−2.64(m,3H),1.93−1.89(s,3H)。C2522INとしてのMS(EI):611(MH)。
実施例3(ba)
N−[3−({[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}アミノ)フェニル]アセトアミド酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.48−7.43(d,1H),7.36−7.33(d,1H),7.27−7.20(m,1H),7.04−6.96(m,3H),6.72−6.68(d,1H),6.65−6.58(t,1H),6.40−6.35(d,1H),4.24−4.18(d,1H),4.08−3.98(t,2H),3.87−3.81(d,1H),3.28−3.25(s,2H),2.10−2.07(s,3H),1.97−1.95(s,3H)。C2522INとしてのMS(EI):611(MH)。
実施例3(bc)
(1R,2S)−4−({[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}アミノ)シクロペンタン−1,2−ジオール酢酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):8.58−8.54(s,1H),7.61−7.53(d,1H),7.39−7.28(m,2H),7.21−7.13(m,1H),6.71−6.63(t,1H),5.58−5.64(s,1H),5.63−5.58(s,1H),4.06−4.01(d,1H),3.90−3.84(t,2H),3.72−3.66(d,1H),3.31−3.26(m,3H),2.61−2.57(s,2H),2.46−2.36(m,2H),2.02−1.93(dd,2H),1.91−1.88(s,3H)。C2223INとしてのMS(EI):578(MH)。
実施例3(bd)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[1−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.48−7.43(d,1H),7.37−7.33(d,1H),7.32−7.26(m,1H),7.09−7.01(q,1H),6.65−6.58(t,1H),4.22−4.15(d,1H),4.08−3.99(t,2H),3.89−3.83(d,1H),3.49−3.45(s,2H),2.86−2.80(s,2H),1.91−1.89(s,3H),1.67−1.34(m,10H)。C2427INとしてのMS(EI):590(MH)。
実施例3(be)
3−{[(3−クロロフェニル)アミノ]メチル}−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.48−7.43(d,1H),7.37−7.33(d,1H),7.32−7.26(m,1H),7.08−6.98(m,2H),6.65−6.55(m,3H),6.53−6.44(d,1H),4.22−4.15(d,1H),4.06−3.98(t,2H),3.88−3.82(d,1H),3.27−3.24(s,2H),1.91−1.89(s,3H)。C2318ClFINとしてのMS(EI):588(MH)。
実施例3(bf)
3−{[(4−クロロフェニル)アミノ]メチル}−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.45−7.40(d,1H),7.35−7.30(d,1H),7.28−7.22(m,1H),7.06−6.97(m,3H),6.62−6.54(m,3H),6.53−6.44(d,1H),4.22−4.15(d,1H),4.06−3.98(t,2H),3.88−3.82(d,1H),3.26−3.22(s,2H),1.96−1.94(s,3H)。C2318ClFINとしてのMS(EI):588(MH)。
実施例3(bg)
3−[(5−アミノ−3−メチル−1H−ピラゾル−1−イル)メチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.38−7.33(d,1H),7.28−7.24(d,1H),7.21−7.15(m,1H),6.98−6.90(q,1H),6.56−6.49(t,1H),5.16−5.14(s,1H),4.36−4.30(d,1H),4.22−4.16(d,1H),3.99−3.97(s,1H),3.95−3.90(d,1H),3.77−3.71(d,1H),1.96−1.92(s,3H),1.85−1.82(s,3H)。C2119INとしてのMS(EI):558(MH)。
実施例3(bh)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.38−7.33(d,1H),7.28−7.24(d,1H),7.21−7.15(m,1H),6.98−6.90(q,1H),6.56−6.49(t,1H),5.22−5.19(s,1H),4.15−4.08(d,1H),4.02−3.88(m,2H),3.75−3.68(d,1H),3.20−3.18(s,2H),2.07−2.05(s,3H),1.85−1.82(s,3H)。C2119INとしてのMS(EI):558(MH)。
実施例3(bi)
3−[(ジエチルアミノ)メチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.54(s,1H),7.58−7.55(dd,1H),7.38−7.35(dt,1H),7.33−7.31(m,1H),7.22−7.15(m,1H),6.69−6.64(m,1H),5.56(b,1H),4.06−4.04(d,1H),3.90−3.88(m,2H),3.72−3.69(d,1H),2.51−2.49(m,6H),0.86−0.83(t,6H)。C2123INとしてのMS(EI):534(MH)。
実施例3(bj)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(ジメチルアミノ)メチル]アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.56(s,1H),7.59−7.56(dd,1H),7.38−7.36(dt,1H),7.34−7.33(m,1H),7.21−7.14(m,1H),6.71−6.65(m,1H),5.55(b,1H),4.07−4.05(d,1H),3.89−3.84(t,2H),3.74−3.719(d,1H),2.46(m,2H),2.19(br s,6H)。C1919INとしてのMS(EI):506(MH)。
実施例3(bk)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.40(s,1H),7.38(dd,1H),7.33−7.30(m,1H),7.12(m,1H),6.85−6.79(m,1H),6.63−6.57(m,1H),4.22−4.11(br m,4H),3.55(s,2H),3.15(s,2H),1.32(s,6H)。C2123INとしてのMS(EI):550(MH)。
実施例3(bm)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(プロパ−2−エン−1−イルアミノ)メチル]アゼチジン−3−オール):H NMR(400MHz,CDCl):8.47(s,1H),7.40(dd,1H),7.34−7.31(m,1H),7.12(m,1H),6.83−6.77(m,1H),6.64−6.59(m,1H),6.64−6.59(m,1H),5.88−5.78(m,1H),5.00−5.12(m,2H),4.13(br m,4H),3.26(d,2H),2.88(d,2H),2.02(s,1H)。C2119INとしてのMS(EI):518(MH)。
実施例3(bn)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール):H NMR(400MHz,CDCl):8.45(s,1H),7.39(dd,1H),7.34−7.31(m,1H),7.14−7.10(m,1H),6.84−6.77(m,1H),6.63−6.58(m,1H),4.26−4.04(m,4H),3.95(dd,2H),3.35(t,2H),2.92(d,2H),2.67(m,2H),1.40−1.25(m,8H)。C2427INとしてのMS(EI):590(MH)。
実施例3(bo)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(1,1−ジメチルプロパ−2−ン−1−イル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール):H NMR(400MHz,CDCl):8.46(s,1H),7.39(dd,1H),7.33−7.30(m,1H),7.15−7.11(m,1H),6.84−6.77(m,1H),6.64−6.58(m,1H),4.20(br,1H),4.07(br,1H),2.92(s,2H),1.58(m,4H),0.92(dd,6h)。C2221INとしてのMS(EI):572(MH)。
実施例3(bp)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[2−(1H−イミダゾル−4−イル)エチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール):H NMR(400MHz,CDCl):8.44(s,1H),7.33−7.14(m,3H),7.00(m,1H),6.67(dd,1H),6.59(s,1H),6.44(m,1H),3.93(d,2H),2.75(m,2H),2.60(m,1H),2.42(m,1H),2.02(AcOH;s,3H),1.86(m,4H)。C2221INとしてのMS(EI):572(MH)。
実施例3(bq)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[3−(エチルオキシ)プロピル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.49(s,1H),7.39(dd,1H),7.34−7.31(m,1H),7.14−7.10(m,1H),6.83−6.76(m,1H),6.64−6.58(m,1H),4.26−4.03(br m,4H),3.53−3.44(m,4H),2.92−2.73(m,4H),1.72(m,2H),1.18(t,3H)。C2223INとしてのMS(EI):564(MH)。
実施例3(br)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(3,3−ジメチルブチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.46(s,1H),7.39(dd,1H),7.34−7.31(m,1H),7.14−7.10(m,1H),6.84−6.77(m,1H),6.63−6.58(m,1H),4.18(br,3H),3.15(s,2H),2.71(m,2H),2.05(AcOH;s,3H),1.43(m,2H),0.90(s,9H)。C2327INとしての:562(MH)。
実施例3(bs)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(3−メチルブチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.46(s,1H),7.39(dd,1H),7.34−7.30(m,1H),7.14−7.11(m,1H),6.84−6.77(m,1H),6.63−6.59(m,1H),4.27−3.61(br m,6H),2.98(m,2H),2.72(t,2H),2.05(AcOH;s,3H),1.61(m,1H),1.43(m,2H),0.90(d,6H)。C2225INとしてのMS(EI):547(MH)。
実施例3(bt)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール:C2226INとしてのMS(EI):563(MH)。
実施例3(bu)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[3−(1H−イミダゾル−1−イル)プロピル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.46(s,1H),7.53(s,1H),7.40(dd,1H),7.34−7.30(m,1H),7.14−7.09(m,1H),7.05(s,1H),6.89(s,1H),6.84−6.77(m,1H),6.63−6.59(m,1H),4.24−4.00(br m,6H),2.84(m,2H),2.61(m,2H),1.94(m,2H)。C2321INとしてのMS(EI):586(MH)。
実施例3(bv)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[2−(メチルチオ)エチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.49(s,1H),7.39(dd,1H),7.34−7.31(m,1H),7.14−7.11(m,1H),6.83−6.77(m,1H),6.63−6.59(m,1H),4.26−4.03(br m,4H),2.88(s,2H),2.82(t,2H),2.62(t,2H),2.08(s,3H)。C2321INSとしてのMS(EI):552(MH)。
実施例3(bw)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(1,1,3,3−テトラメチルブチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.49(s,1H),7.38(dd,1H),7.34−7.30(m,1H),7.14−7.11(m,1H),6.83−6.77(m,1H),6.64−6.59(m,1H),4.25−4.01(br m,4H),2.82(s,2H),1.45(s,2H),1.15(s,6H),0.90(s,9H)。C2531INとしてのMS(EI):590(MH)。
実施例3(bx)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(1,1−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.50(s,1H),7.39(dd,1H),7.35−7.30(m,1H),7.15−7.11(m,1H),6.83−6.77(m,1H),6.65−6.59(m,1H),4.27−4.01(br m,4H),2.82(s,2H),1.46(s,2H),1.08(s,6H),0.89(s,3H)。C2221INとしてのMS(EI):548(MH)。
実施例3(by)
3−{[(3−アミノ−2−ヒドロキシプロピル)アミノ]メチル}−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール。C2322INとしてのMS(EI):551(MH)。
実施例3(bz)
1−{[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}ピロリジン−3−オール:C2121INとしてのMS(EI):548(MH)。
実施例3(ca)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({(2S)−2−[(メチルオキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}メチル)アゼチジン−3−オール:C2325INとしてのMS(EI):576(MH)。
実施例3(cb)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(2−ヒドロキシフェニル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.46(s,1H),7.41(dd,1H),7.35−7.30(m,1H),7.15−7.11(m,1H),6.89−5.98(m,6H),4.92(s,1H),4.28−4.05(br m,4H),3.44(s,2H)。C2319INとしてのMS(EI):570(MH)。
実施例3(cd)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(4−ヒドロキシフェニル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.46(s,1H),7.78(s,1H),7.40−7.05(m,4H),6.72(m,1H),6.62(d,1H),6.50(m,1H),6.42(d,1H),4.04−3.98(m,4H),3.18(s,2H)。C2319INとしてのMS(EI):570(MH)。
実施例3(ce)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(3−ヒドロキシフェニル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.52(s,1H),8.22(s,1H),7.39(dd,1H),7.34−7.31(m,1H),7.14−7.11(m,1H),6.85(dd,1H),6.84−6.77(m,1H),6.63−6.59(m,1H),6.15(d,1H),6.09−6.01(m,3H),4.16−3.95(br m,4H),3.22(d,2H),2.15(AcOH;s,3H)。C2319INとしてのMS(EI):570(MH)。
実施例3(cf)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(フェニルオキシ)メチル]アゼチジン−3−オール:C2318INとしてのMS(EI):555(MH)。
実施例3(cg)
3−({[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}アミノ)プロパン−1,2−ジオール。C2021INとしてのMS(EI):552(MH).
実施例3(ch)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(フェニルチオ)メチル]アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.46(s,1H),7.45−7.23(m,5H),7.14−7.05(m,1H),6.78(dd,1H),6.60(m,1H),4.14−3.92(br m,4H),3.33(s,2H)。C2318INとしてのMS(EI):571(MH)。
実施例3(ci)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(4−ヒドロキシブチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール):H NMR(400MHz,CDCl):8.43(s,1H),7.38(dd,1H),7.34−7.30(m,1H),7.14−7.10(m,1H),6.84−6.77(m,1H),6.63−6.58(m,1H),4.26−4.04(m,4H),3.61(m,2H),2.96(s,2H),2.73(s,2H)。C2123INとしてのMS(EI):550(MH)。
実施例3(cj)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(2−ヒドロキシエチル)オキシ]メチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.51(s,1H),7.39(dd,1H),7.35−7.31(m,1H),7.14−7.11(m,1H),6.84−6.77(m,1H),6.63−6.59(m,1H),4.21−4.05(br m,4H),3.77(m,2H),3.66(m,2H)。C1918INとしてのMS(EI):523(MH)。
実施例3(ck)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[(1S,2S)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール):C2325INとしてのMS(EI):576(MH)。
実施例3(cm)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(1,1−ジメチル−2−ピロリジン−1−イルエチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.49(s,1H),7.39(dd,1H),7.34−7.29(m,1H),7.14−7.11(m,1H),6.83−6.77(m,1H),6.64−6.59(m,1H),4.25−4.07(br m,4H),2.88(d,2H),2.62(m,4H),2.58(m,2H),1.78(m,4H),2.05(AcOH;s,3H)。C2530INとしてのMS(EI):603(MH)。
実施例3(cn)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[(1−メチル−1H−イミダゾル−4−イル)メチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.50(s,1H),7.41−7.11(m,3H),7.12(m,1H),6.85−6.79(m,2H),4.12−3.98(br m,4H),3.78(s,2H),3.66(s,3H),2.95(s,2H),2.08(AcOH;s,4H),2.05(AcOH;s,3H)。C2221INとしてのMS(EI):572(MH)。
実施例3(co)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[(1−メチル−1H−イミダゾル−5−イル)メチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.45(s,1H),7.47(s,1H),7.39(dd,1H),7.33−7.30(m,1H),7.15−7.10(m,1H),6.91(s,1H),6.87−6.77(m,1H),6.63−6.58(m,1H),4.18−4.02(m,4H),3.3.80(s,2H),3.62(s,3H),2.90(s,1H),2.05(AcOH;s,3H)。C2221INとしてのMS(EI):572(MH)。
実施例3(cp)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[(2S)−2−(メチルオキシ)シクロペンチル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール):C2325INとしてのMS(EI):576(MH)。
実施例3(cq)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[(1R)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール):C2325INとしてのMS(EI):576(MH)。
実施例3(cr)
N−[3−({[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}アミノ)フェニル]メタンスルホンアミド:H NMR(400MHz,CDCl):7.33(dd,1H),7.22(m,1H),7.08(dd,1H),6.83−6.77(m,1H),6.03−5.98(m,2H),6.64−6.59(m,1H),4.08−3.77(br m,5H),2.88(s,3H)。C2422INSとしてのMS(EI):647(MH)。
実施例3(cs)
3−{[(4−アミノフェニル)アミノ]メチル}−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.44(s,1H),7.39(dd,1H),7.34−7.30(m,1H),7.14−7.10(m,1H),6.84−6.77(m,1H),6.64−6.53(m,5H),4.22−4.04(br m,4H),3.34(s,2H)。C2320INとしてのMS(EI):569(MH)。
実施例3(ct)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(2−ヒドロキシ−2−メチルシクロペンチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール:C2325INとしてのMS(EI):576(MH)。
実施例3(cu)
3−[(シクロペンチルアミノ)メチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDOD):7.44(dd,1H),7.36−7.31(m,1H),7.30−7.24(m,1H),7.09−6.99(m,1H),6.64−6.57(m,1H),4.17−4.10(m,1H),4.01−3.91(m,2H),3.87−3.79(m,1H),3.07−2.97(m,1H),2.75(s,2H),1.92−1.79(m,2H),1.75−1.62(m,2H),1.61−1.47(m,2H),1.37−1.22(m,2H)。C2223INとしてのMS(EI):546(MH)。
実施例3(cv)
3−{[(シクロヘキシルメチル)アミノ]メチル}−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.46(dd,1H),7.39−7.32(m,1H),7.31−7.25(m,1H),7.11−6.99(m,1H),6.67−6.57(m,1H),4.27−4.15(m,1H),4.12−3.97(m,2H),3.96−3.85(m,1H),3(s,2H),2.62(d,2H),1.90(s,3H),1.82−1.45(m,6H),1.40−1.07(m,3H),1.04−0.80(m,2H)。C2427INとしてのMS(EI):574(MH)。
実施例3(cw)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(プロピルアミノ)メチル]アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):δ8.56(s,1H),7.57(dd,1H),7.37(dd,1H),7.32(m,1H),7.18(m,1H),6.67(m,1H),4.03(d,1H),3.89(m,2H),3.69(d,1H),2.59(s,2H),2.42(t,2H),1.90(s,3H),1.32(m,3H),0.81(t,3H)。C2021INとしてのMS(EI):520(MH)。
実施例3(cx)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):δ8.56(s,1H),7.56(dd,1H),7.36(dd,1H),7.31(m,1H),7.18(m,1H),6.67(m,1H),4.02(d,1H),3.89(m,2H),3.70(d,1H),2.57(s,2H),2.27(d,2H),1.91(s,3H),1.55(m,1H),0.79(d,6H)。C2123INとしての:534(MH)。
実施例3(cy)
メチル(2xi)−2−デオキシ−2−({[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}アミノ)−ベータ−D−アラビノ−ヘキソピラノシド:H NMR(400MHz,d−メタノール,約3:1アノマー混合物):δ7.46(d,1H),7.34(d,1H),7.28(m,1H),7.04(q,1H),6.62(m,1H),4.19−5.92(m,4H),3.87−3.78(m,2H),3.68(m,1H),3.56−3.18(m,5H),2.99−2.82(m,3H),2.56(m,0.25H),2.29(m,0.75H)。C2427INとしてのMS(EI):652(M−H)。
実施例3(cz)
3−({[3−(ジエチルアミノ)プロピル]アミノ}メチル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):7.48−7.43(d,1H),7.38−7.33(d,1H),7.32−7.26(m,1H),7.09−7.00(q,1H),6.66−6.58(t,1H),4.24−4.16(d,1H),4.11−3.99(t,2H),3.92−3.85(d,1H),3.10−3.02(m,8H),2.99−2.96(s,2H),2.92−2.87(t,2H),1.93−1.87(s,3H),1.27−1.20(t,6H)。C2430INとしてのMS(EI):591(MH)。
実施例4
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−N−(2−ヒドロキシエチル)アゼチジン−3−カルボキミド
N,N−ジメチルホルムアミド(2.00mL)中の、実施例1と同様な手法を用いて調製した1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−カルボン酸(15mg,0.03ミリモル)の溶液に、HBTU(38mg,0.10ミリモル)を加えた。混合物を室温で15分間攪拌し、続いて、2−アミノエタノール(3.6μL、0.06ミリモル)およびN−メチルモルホリン(110μL、1.00ミリモル)を加えた。混合物を室温で3日間攪拌し、次いで、混合物をクロロホルム(20mL)で希釈し、水(30mL)で洗浄した。水性相をクロロホルム(10mL)で逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣を高圧液体クロマトグラフィによって精製して、表記化合物(9.20mg、58%)をトリフルオロ酢酸として得た:H NMR(400MHz,CDCl):8.54(s,1H),7.41−7.37(m,1H),7.34−7.31(m,1H),7.18−7.14(m,1H),6.85−6.77(m,1H),6.64−6.58(m,1H),4.66(br,1H),4.40−4.24(br,3H),3.83−3.23(br m,7H),1.18(t,3H)。C1917INとしてのMS(EI):542(MNa)。
同一または類似の合成技術を用い、必要であれば、別の試薬と置き換え、本発明の以下の化合物を調製した。
実施例4(a):
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−N−(3,4−ジヒドロキシブチル)アゼチジン−3−カルボキミド:H NMR(400MHz,CDCl):8.55(s,1H),7.40(dd,1H),7.31−7.35(m,1H),7.14−7.18(m,1H),6.78−6.84(m,1H),6.59−6.65(m,1H),6.14(br s,1H),4.50−4.60(m,1H),4.20−4.40(m,3H),3.60−3.80(m,3H),3.40−3.52(m,2H),3.20−3.32(m,2H),1.96(br s,1H),1.18−1.28(m,2H)。C2121INとしてのMS(EI):562(M−H)。
実施例4(b)
N−ブチル−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−カルボキミド:H NMR(400MHz,CDCl):8.53(s,1H),7.39(dd,1H),7.33−7.31(m,1H),7.17−7.13(m,1H),6.83−6.77(m,1H),6.64−6.58(m,1H),5.50(m,1H),4.57(br,1H),4.29(br m,3H),3.27(m,3H),1.49(m,1H),1.33(m,2H),0.92(t,3H)。C2121INとしてのMS(EI):532(MH),554(MNa)。
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−N−プロパ−2−エン−1−イルアゼチジン−3−カルボキミド:H NMR(400MHz,CDCl):8.54(s,1H),7.39(dd,1H),7.34−7.31(m,1H),7.17.7.12(m,1H),6.83−6.77(m,1H),6.64−6.58(m,1H),5.88−5.77(m,1H),5.57(br,1H),5.21−5.16(m,2H),4.59(br,1H),4.30(br m,3H),3.9(tt,2H),3.32−3.25(m,1H))。C2017INとしてのMS(EI):516(MH),538(MNa)。
実施例4(c)
1−({3,4−ジフルオロ2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−N−エチルアゼチジン−3−カルボキミド:H NMR(400MHz,CDCl):8.54(s,1H),7.38(dd,1H),7.33−7.30(m,1H),7.17−7.12(m,1H),6.83−6.77(m,1H),6.63−6.57(m,1H),5.55(br s,1H),4.57(br s,1H),4.28(br m,1H),3.36−3.29(m,2H),3.27−3.20(m,1H),1.15(t,3H)。C1917INとしてのMS(EI):504(MH),526(MNa)。
実施例4(d)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−N−(2−ヒドロキシエチル)アゼチジン−3−カルボキミド:H NMR(400MHz,CDCl):8.50(s,1H),7.39(dd,1H),7.33−7.30(m,1H),7.16−7.12(m,1H),6.84−6.77(m,1H),6.63−6.57(m,1H),4.57(br,1H),4.28(br,3H),3.73(t,2H),3.49−3.44(m,2H),3.33−3.27(m,1H),2.18(br,1H)。C1917IN:としてのMS(EI)542(MNa)。
実施例4(e)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−N−(2−ピペリジン−1−イルエチル)アゼチジン−3−カルボキミド:H NMR(400MHz,CDCl):11.28(s,1H),8.55(s,1H),7.38(dd,1H),7.33−7.30(m,1H),7.15−7.10(m,1H),6.82−6.76(m,1H),6.63−6.58(m,1H),4.42(b,1H),4.26(br m,3H),3.68(br
s,2H),3.58(br d,2H),3.36(br m,1H)3.17(br s,1H),2.63(m,4H),1.92(m,5H)。C2426INとしてのMS(EI):587(MH)。
実施例4(f)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキミド:H NMR(400MHz,CDCl):8.52(s,1H),7.50(d,1H),7.41−7.27(m,4H),7.16(m,2H),6.85−6.78(m,1H),6.65−6.59(m,1H),4.37(br,3H),3.43(m,1H)。C2317INとしてのMS(EI):574(MNa)。
実施例4(g)
N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−1−({3,4−ジフルオロ2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−カルボキミド:H NMR(400MHz,CDCl):11.43(s,1H),8.90(s,1H),8.55(s,1H),7.39(dd,1H),7.33−7.30(m,1H),7.15−7.10(m,1H),6.87−6.77(m,1H),6.63−6.58(m,1H),4.44−4.22(m,4H),3.65(m,2H),3.38(m,1H),3.19−3.13(m,5H),1.33(t,6H)。C2121INとしてのMS(EI):575(MH)。
実施例4(h)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−N−[(2,3−ジヒドロキシプロピル)オキシ]アゼチジン−3−カルボキミド:C2019INとしてのMS(EI):566(MH)。
実施例4(i)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)アゼチジン−3−カルボキミド:H NMR(400MHz,CDCl):8.40(br s,1H),7.35(dd,1H),7.30(br d,1H),7.16−7.09(m,1H),6.89−6.76(m,2H),6.58(ddd,1H),4.58−4.40(br,1H),4.27(br t,2H),4.22−4.14(br,1H),4.08−3.12(m,5H),2.18−1.82(br,2H)。C2019INとしてのMS(EI):550(MH)。
実施例4(j)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−N−ヒドロキシアゼチジン−3−カルボキミド:H NMR(400MHz,CDCl):8.23−8.10(b,1H),7.35−7.28(m,2H),7.14−7.07(m,1H),6.86−6.80(m,1H),6.60−6.54(m,1H),4.52−4.38(b,1H),4.32−4.08(m,3H),3.30−3.21(m,1H)。C1713INとしてのMS(EI):492(MH)。
実施例5
6−({3−[ジメチルアミノ)メチル]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−2,3−ジフルオロ−N−(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アニリン
テトラヒドロフラン(2mL)中の実施例1と同様な手法を用いて調製した1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−カルボン酸(196mg、0.41ミリモル)、トリメチルアミン(58μL、0.41ミリモル)、PyBOP(213mg、0.41ミリモル)および水素化ホウ素ナトリウム(48mg、1.24ミリモル)の混合物を室温で15時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、得られた残渣を20%クエン酸水溶液および酢酸エチルの間で分配した。有機部分をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで濾過し、真空中で濃縮して、無色残渣を得、これをカラムクロマトグラフィによって精製した。ヘキサン中の60%酢酸エチルで濃縮し、単離した生成物を真空中で濃縮して、48mg、0.11ミリモル(25%)の[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル]アミノ}フェニル)カルボニル]アゼチジン−3―イル]メタノールを白色固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl):7.44(d,1H),7.34(d,1H),7.28−7.23(m,1H),7.04−6.97(m,1H),4.26−4.18(m,1H),4.02−3.94(m,2H),3.78−3.72(m,1H),3.03(d,2H),3.34(s,1H),2.80−2.71(m,1H)。C1714INOとしてのMS(EI):463(MH)。
テトラヒドロフラン(2mL)中の1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−イル]メタノール(48mg、0.11ミリモル)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(18mg、0.16ミリモル)および塩化メタンスルホニル(10μL、0.13ミリモル)の溶液を室温で15分間攪拌した。次いで、混合物を水および酢酸エチルの間で分配した。有機部分をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、無色残渣を得、これをカラムクロマトグラフィによって精製した。ヘキサン中の70%酢酸エチルで溶出し、単離された生成物を真空中で濃縮して、28mg、0.05ミリモル(47%)の1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−イル]メチルメタンスルホネートの無色残渣を得、これを直ちにエチレングリコールジメチルエーテル(2mL)に溶解させた。溶液にジメチルアミン(過剰)を加え、溶液を密封管で50℃にて15時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、得られた残渣を分取用逆相HPLCによって精製した。単離された生成物を真空中で濃縮して、12mg、0.02ミリモル(40%)の6−({3−[ジメチルアミノ)メチル]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−2,3−ジフルオロ−N−(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アニリン酢酸塩を白色固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO):8.54(br s,1H),7.58(d,1H),7.37(d,1H),7.33−7.28(m,1H),7.18−7.12(m,1H),6.70−6.64(m,1H),4.18−4.12(m,1H),3.99−3.76(m,1H),3.52−3.47(m,1H),2.52−2.48(m,1H),2.39(d,2H),1.85(s,6H)。C1919INOとしてのMS(EI):490(MH)。
同一または類似の合成方法を用い、および/または別の試薬で置き換え、本発明の以下の化合物を調製した。
実施例5(a):
2,3−ジフルオロ−N−(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)−6−[(3−{[(1−メチルエチル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)カルボニル]アニリン:H NMR(400MHz,CDCl):8.54(s,1H),7.40(dd,1H),7.31−7.33(m,1H),7.11−7.15(m,1H),6.76−6.82(m,1H),6.58−6.64(m,1H),4.23−4.30(m,2H),3.90−4.00(m,1H),3.76−3.84(m,1H),2.69−2.85(m,4H),1.05(d,6H)。C2021INOとしてのMS(EI):502(M−H)。
実施例5(b)
2−({[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−2−イル]メチル}アミノ)エタノール:C1919INとしてのMS(EI):506(MH)。
実施例5(c)
N−{[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−2−イル]メチル}エタン−1,2−ジアミン:C1920INOとしてのMS(EI):505(MH)。
実施例5(d)
6−({3−[ジメチルアミノ)メチル]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−2,3−ジフルオロ−N−(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アニリン酢酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):8.54(br s,1H),7.58(d,1H),7.37(d,1H),7.33−7.28(m,1H),7.18−7.12(m,1H),6.70−6.64(m,1H),4.18−4.12(m,1H),3.99−3.76(m,1H),3.52−3.47(m,1H),2.52−2.48(m,1H),2.39(d,2H),1.85(s,6H)。C1919INOとしてのMS(EI):490(MH)。
実施例6
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オン
実施例1と同様な手法を用いて調製した1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール(132mg、0.295ミリモル)をジクロロメタン(8mL)に溶解させ、0℃まで冷却した。Dess−Martinペリオジナン(187mg、0.441ミリモル)を加え、混合物を雰囲気温度で2時間攪拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液:10%チオ硫酸ナトリウム溶液(1:1;6mL)でクエンチし、酢酸エチルで希釈した.有機部分をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。カラムクロマトグラフィ(シリカゲル,ヘキサン中の40〜50%酢酸エチル)により、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オン(122mg、0.273ミリモル、93%収率)を得た。H NMR(400MHz,CDCl):8.43(br s,1H),7.44−7.38(m,1H),7.36−7.32(m,1H),7.27−7.20(m,1H),6.86(ddd,1H),6.64(ddd,1H),4.94−4.93(m,4H)。C1610INとしてのMS(EI):447(MH)。
実施例7
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(ヒドロキシエチル)アゼチジン−3−オール
臭化メチルトリフェニルホスホニウム(508mg、1.42ミリモル)を0℃にてテトラヒドロフラン(5mL)中のカリウムtert−ブトキシド(159mg、1.42ミリモル)で10分間処理した。実施例6の記載と同様な処方を用いて調製された1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オン(270mg、0.605ミリモル)をテトラヒドロフラン(2mL)に溶解させ、混合物に加えた。混合物を雰囲気温度で15時間攪拌し、次いで、混合物を濾過し、濾液を酢酸エチルおよび水の間に分配した。水性部分を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機部分をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の20%酢酸エチル)により、2,3−ジフルオロ−N−(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)−6−[(3−メチリデンアゼチジン−1−イル)カルボニル]アニリン(57mg、0.128ミリモル、21%収率)を得た:H NMR(400MHz,CDCl):8.56(br s,1H),7.39(dd,1H),7.35−7.30(m,1H),7.18−7.12(m,1H),6.86−6.76(m,1H),6.62(ddd,1H),5.14−5.00(br,2H),4.74(br d,4H)。C1712INOとしてのMS(EI):445(MH)。
2,3−ジフルオロ−N−(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)−6−[(3−メチリデンアゼチジン−1−イル)カルボニル]アニリン(56mg、0.126ミリモル)および4−メチルモルホリンN−オキシド(44mg、0.376ミリモル)をアセトン/水(4:1;10mL)に溶解させ、四酸化オスミウム(水中の4重量%;0.7mL)を加えた。溶液を雰囲気温度で4時間攪拌し、次いで、飽和二亜硫酸ナトリウム(2mL)でクエンチし、真空中で濃縮した。残渣を酢酸エチルおよび水の間に分配した。有機部分をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の80%酢酸エチル)および、次いで、逆相HPLCにより、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(ヒドロキシメチル)アゼチジン−3−オール(17mg、0.036ミリモル、28%収率)を得た。H NMR(400MHz,CDCl):8.43(br s,1H),7.40(dd,1H),7.35−7.31(m,1H),7.16−7.10(m,1H),6.81(ddd,1H),6.61(ddd,1H),4.25−4.00(m,4H),3.78(s,2H)。C1714INとしてのMS(EI):479(MH)。
実施例8
3−(2−アミノピリミジン−4−イル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール
テトラヒドロフラン(4.00mL)中の4−ヨード−2−(メチルチオ)ピリミジン(2.00g、7.92ミリモル)の溶液に、塩化イソプロピルマグネシウム(815mg、7.92ミリモル)を加えた。混合物を0℃にて1時間攪拌し、続いて、実施例3にの記載と同様な手法を用いて調製された3−オキソアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(1.64g、9.60ミリモル)を加えた。次いで、反応混合物を室温まで温め、6時間攪拌した。混合物を1N塩酸(10mL)でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(SiO、ヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、3−ヒドロキシ−3−[2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル]アゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(380mg、16%)を黄色油として得た。H NMR(400MHz,CDCl):8.62−8.59(d,1H),7.36−7.33(d,1H),5.14−5.11(s,1H),4.29−4.24(d,2H),4.13−4.08(d,2H),2.61−2.58(s,3H),1.50−1.47(s,9H)。C1319SとしてのMS(EI):298(MH)。
ジクロロメタン(25mL)中の3−ヒドロキシ−3−[2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル]アゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(480mg、1.62ミリモル)および3−クロロペルオキシ安息香酸(558mg、3.23ミリモル)の溶液を室温で22時間攪拌した。反応混合物をチオ硫酸ナトリウムの飽和溶液でクエンチし、pHを炭酸ナトリウムで7に調整した。有機層を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を真空中で濃縮した。得られた粗製3−ヒドロキシ−3−[2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル]アゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(524mg、98%)をさらに精製することなく用いた。H NMR(400MHz,CDCl):9.01−8.97(d,1H),7.96−7.93(d,1H),4.57−4.53(s,1H),4.31−4.27(d,2H),4.23−4.18(d,2H),3.42−3.39(s,3H),1.50−1.47(s,9H)。C1319SとしてのMS(EI):330(MH)。
密封したスチール製ボンベシリンダ内のジオキサン(15mL)中の3−ヒドロキシ−3−[2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル]アゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(215mg、0.652ミリモル)およびアンモニア水(7mL、28%溶液)の溶液を80℃で4時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、溶媒を蒸発させた。残渣をジクロロメタンおよび飽和炭酸ナトリウムの溶液に溶解させた。有機層を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を真空中で濃縮した。得られた粗製3−(2−アミノピリミジン−4−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(140mg、100%)をさらに精製することなく用いた。H NMR(400MHz,CDCl):8.38−8.35(d,1H),6.97−6.94(d,1H),5.30−5.28(s,2H),4.23−4.18(d,2H),4.08−4.04(d,2H),1.48−1.45(s,9H)。
ジクロロメタン(10mL)中の3−(2−アミノピリミジン−4−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(140mg、0.524ミリモル)の溶液にトリフルオロ酢酸(3ml)を加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮した。得られた粗製3−(2−アミノピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−オール(87mg、100%)をさらに精製することなく用いた。
N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中の、US7,019,33の記載と同様な手法を用いて調製された3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]安息香酸(201mg、0.512ミリモル)、3−(2−アミノピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−オール(87mg、0.52ミリモル)、ヘキサフルオロリン酸ベンゾトリアゾール−1−イル)−オキシ−トリス(ピロリジノ)ホスホニウム(293mg、0.563ミリモル)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(270μL、2.82ミリモル)の溶液を室温で20時間攪拌した。混合物を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウムの間に分配した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣を逆相HPLCによって精製して、表記化合物3−(2−アミノピリミジン−4−イル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール(22mg、7%)を得た。H NMR(400MHz,CDOD):8.23−8.20(d,1H),7.48−7.43(d,1H),7.35−7.32(m,2H),7.09−7.00(m,1H),6.88−6.84(d,1H),6.70−6.63(t,1H),4.59−4.54(d,1H),4.45−4.40(d,1H),4.23−4.18(d,1H),3.04−3.99(t,1H)。C2015INとしてのMS(EI):542(MH)。
同一または類似の合成技術を用い、および必要であれば別の試薬で置き換え、本発明の以下の化合物を調製した。
実施例8(a)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ピリジン−2−イルアゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDOD):8.47(m,1H),7.80(m,1H),7.65(d,1H),7.44(m,1H),7.33(m,3H),7.04(m,1H),6.65(m,1H),4.61(d,1H),4.44(d,1H),4.29(d,1H),4.12(d,1H)。C2115INとしてのMS(EI):526(MH)。
実施例8(b)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(1H−イミダゾール−2−イル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDOD):7.42(m,1H),7.37(m,1H),7.32(m,1H),7.02(m,3H),6.63(m,1H),4.65(d,1H),4.42(d,1H),4.33(d,1H),4.16(d,1H)。C1914INとしてのMS(EI):515(MH)。
実施例8(c)
3−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDOD):7.55(br s,2H),7.42(m,2H),7.33(m,1H),7.23(m,2H),7.04(m,1H),6.65(m,1H),4.76(d,1H),4.57(d,1H),4.43(d,1H),4.25(d,1H)。C2316INとしてのMS(EI):565(MH)。
実施例8(d)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(5−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDOD):7.41(m,1H),7.36(m,1H),7.31(m,1H),7.02(m,1H),6.67(br
s,1H),6.63(m,1H),4.63(d,1H),4.39(d,1H),4.30(d,1H),4.13(d,1H),2.18(s,3H)。C2016INとしてのMS(EI):529(MH)。
実施例8(e)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−プロパ−2−エン−1−イルアゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.47(br s,1H),7.40(dd,1H),7.35−7.31(m,1H),7.15−7.10(m,1H),6.81(ddd,1H),6.62(ddd,1H),5.84−5.72(m,1H),5.27−5.20(m,2H),4.22−3.94(m,4H),2.52(d,2H),2.25(s,1H)。C1916INとしてのMS(EI):489(MH)。
実施例8(f)
3−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]プロパン−1,2−ジオール:H NMR(400MHz,CDCl):8.43(br s,1H),7.39(dd,1H),7.35−7.30(m,1H),7.16−7.10(m,1H),6.82(ddd,1H),6.61(ddd,1H),4.31−3.91(m,5H),3.68(br d,1H),3.54−3.49(m,1H),2.01−1.80(m,2H)。C1918INとしてのMS(EI):523(MH)。
実施例8(g)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−エテニルアゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.48(br s,1H),7.40(dd,1H),7.35−7.31(m,1H),7.17−7.11(m,1H),6.81(ddd,1H),6.62(ddd,1H),6.15(dd,1H),5.39(d,1H),5.28(d,1H),4.30−4.10(m,4H)。C1814INとしてのMS(EI):475(MH).
実施例8(h)
1−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]エタン−1,2−ジオール塩酸塩:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.66(d,1H),7.58(dd,1H),7.38(d,1H),7.33−7.27(m,1H),7.17(q,1H),6.74−6.65(m,1H),4.50−3.58(br,3H),4.29(dd,1H),4.14(dd,1H),3.87(t,1H),3.66(t,1H),3.56−3.32(m,3H)。C1816INとしてのMS(EI):509(MH)。
実施例8(i)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−エチルアゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.23(br s,1H),7.40(d,1H),7.33(d,1H),7.15−7.10(m,1H),6.85−6.79(m,1H),6.64−6.58(m,1H),4.14−3.94(m,4H),1.78(q,2H),0.96(t,3H)。C1816INとしてのMS(EI):477(MH)。
実施例8(j)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−メチルアゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.31(br s,1H),7.40(d,1H),7.33(d,1H),7.15−7.11(m,1H),6.85−6.78(m,1H),6.65−6.59(m,1H),4.24−4.04(m,4H),1.55(s,3H)。C1714INとしてのMS(EI):463(MH)。
実施例8(k)
3−(2−アミノピリミジン−4−イル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):8.22−8.20(d,1H),7.48−7.43(d,1H),7.38−7.30(m,1H),7.09−7.01(q,1H),6.88−6.84(d,1H),6.70−6.61(t,1H),4.59−4.54(d,1H),4.44−4.39(d,1H),4.23−4.19(d,1H),4.05−3.99(d,1H),3.90−3.81(d,1H),1.99−1.97(s,3H)。C2015INとしてのMS(EI):542(MH)。
実施例8(m)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(1H−ピロール−2−イル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDOD):7.37(dd,1H),7.31−7.23(m,2H),7.07−6.97(m,1H),6.73−6.68(m,1H),6.65−6.56(m,1H),6.06−5.98(m,2H),4.49−4.40(m,1H),4.32−4.18(m,2H),4.15−88−4.07(m,1H)。C2015INとしてのMS(EI):514(MH)。
実施例8(n)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDOD):7.34(dd,1H),7.31−7.25(m,1H),7.23−7.18(m,1H),7.11−7.09(m,1H),7.06−6.97(m,1H),6.89−6.86(m,1H),6.62−6.55(m,1H),4.88−4.80(m,1H),4.52−4.44(m,1H),4.38−4.30(m,1H),4.21−4.12(m,1H),3.68(s,3H)。C2016INとしてのMS(EI):529(MH)。
実施例9
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(トリフルオロメチル)アゼチジン−3−オール
実施例6に記載された手法を用いて調製された1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オン(25mg、0.056ミリモル)をDMF(0.5mL)に取り、続いて、(トリフルオロメチル)トリメチルシラン(40μL、0.28ミリモル)および炭酸セシウム(22mg、0.067ミリモル)を加え、混合物を室温で1時間攪拌した。混合物をエチルエーテルおよび水で分配し、有機相をさらなる水、次いで、ブラインで3回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過および濃縮、続いての、ヘキサン:酢酸エチル3:2を溶離剤として用いる残渣のシリカゲルフラッシュクロマトグラフィにより、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(トリフルオロメチル)アゼチジン−3−オン(19.8mg、69%収率)を無色結晶性固体として得た。H−NMR(400MHz,CDCl):8.31−8.26(br,1H),7.40(d,1H),7.33(d,1H),7.13−7.10(m,1H),6.86−6.80(m,1H),6.65−6.60(m,1H),4.42(br s,2H),4.18(br s,2H)。C1711INとしてのMS(EI):517(MH)。
実施例10
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オンオキシム
ジオキサン(1.0mL)中の、実施例6に記載されたのと同様な手法を用いて調製された1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オン(100mg、0.22ミリモル)の溶液に、ヒドロキシルアミン(0.10mL、水中の50%溶液、1.5ミリモル)を加え、得られた溶液を60℃で18時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、粗生成物を逆相HPLで精製して、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オンオキシム(56mg、54%収率)を得た。HNMR(400MHz,CDCl),8.43(br s),7.43−7.39(m,2H),7.35−7.32(dd,1H),7.19−7.15(m,1H),6.87−6.81(m,1H),6.65−6.59(m,1H),4.89(br s,2H),4.85(br s,2H)。C1611INとしてのMS(EI):462(MH)。
実施例11
N−ブチル−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−アミン
実施例2に記載されたのと同様な手法を用いて調製された1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ}フェニル]カルボニル)アゼチジン−3−アミンの溶液(アセトニトリル中0.09M、500μL、0.045ミリモル)にトリエチルアミン(20μL、0.135ミリモル)および臭化n−ブチル(6.14μL、0.054ミリモル)、続いてさらなるアセトニトリル(1.0mL)を加えた。反応混合物を室温で16時間攪拌し、その時点で、それを逆相HPLCによって直接精製して、表記化合物(8.4mg)を得た。H NMR(400MHz,CDCl):8.50(s,1H),7.39(dd,1H),7.32(dd,1H),7.13−7.09(m,1H),6.84−6.77(m,1H),6.63−6.57(m,1H),4.35(br s,2H),4.00(br s,1H),3.87(br
s,1H),3.74−3.68(m,1H),3.20(br s,3.5H),2.56(t,2H),2.03(s,2H),1.50−1.42(m,2H),1.39−1.29(m,2H),0.91(t,3H)。C2021INOとしてのMS(EI):504(MH)。
実施例12
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−N−メチルアゼチジン−3−アミン
1:1比率のメタノールおよびテトラヒドロフラン(2.0mL)中の、実施例2に記載されたのと同様な手法を用いて調製された1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−アミンの溶液(アセトニトリル中0.10M、1.0mL、0.09ミリモル)にホルムアルデヒド(37wt%、6.7μL、0.09ミリモル)、続いてシアノ水素化ホウ素ナトリウム(11.0mg、0.18ミリモル)を加えた。反応混合物を室温にて16時間攪拌し、その時点で、飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。次いで、溶液を逆相HPLCによって直接精製して、表記化合物(14.9mg)を得た。H NMR(400MHz,CDCl):8.13(br s,1H),7.35(d,1H),7.30(d,1H),7.09−7.04(m,1H),6.84−6.78(m,1H),6.60−6.54(m,1H),4.46−4.33(br m,4H),3.93(br m,1H),2.64(s,3H)。C1715INOとしてのMS(EI):462(MH)。
同一または同様な合成技術を用い、必要であれば、別の試薬で置き換えて、本発明の以下の化合物を調製した。
実施例12(a)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−N−メチルアゼチジン−3−アミン:H NMR(400MHz,CDCl):8.13(br s,1H),7.35(d,1H),7.30(d,1H),7.09−7.04(m,1H),6.84−6.78(m,1H),6.60−6.54(m,1H),4.46−4.33(br m,4H),3.93(br
m,1H),2.64(s,3H)。C1715INOとしてのMS(EI):462(MH)。
実施例12(b)
2−{[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−イル]アミノ}エタノール:H NMR(400MHz,CDCl):8.20(s,1H),7.36(d,1H),7.30(d,1H),7.13−7.09(m,1H),6.85−6.79(m,1H),6.61−6.55(m,1H),4.43(br m,3H),3.98(br m,1H),3.87(br m,1H),3.02(br m,1H),1.24−1.20(m,1H)。C1817INとしてのMS(EI):492(MH)。
実施例12(c)
N−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−イル]プロパン−1,3−ジアミン:H NMR(400MHz,CDCl):8.51(s,1H),7.39(d,1H),7.32(d,1H),7.14−7.10(m,1H),6.84−6.77(m,1H),6.63−6.57(m,1H),4.33(br s,2H),3.99(br s,1H),3.84(br s,1H),3.71−3.64(m,1H),2.91(t,2H),2.70−2.66(m,2H),2.01(s,4H),1.76−1.69(m,2H)。C1920INOとしてのMS(EI):505(MH)。
実施例12(d)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−N−エチルアゼチジン−3−アミン:H NMR(400MHz,CDCl):8.47(s,1H),7.38(d,1H),7.31(d,1H),7.13−7.09(m,1H),6.83−6.77(m,1H),6.62−6.57(m,1H),4.49(br s,3H),4.36(br s,2H),4.08(br s,1H),3.94(br s,1H),3.77−3.72(m,1H),2.69−2.63(m,2H),1.99(s,2H),1.14(t,3H)。C1817INOとしてのMS(EI):476(MH)。
実施例12(e)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−N−(2−メチルプロピル)アゼチジン−3−アミン:H NMR(400MHz,CDCl):8.50(s,1H),7.38(d,1H),7.31(d,1H),7.14−7.09(m,1H),6.83−6.76(m,1H),6.63−6.57(m,1H),4.34(br s,2H),4.00(br
s,1H),3.86(br s,1H),3.71−3.66(m,1H),3.42(br s,2H),2.36(d,2H),2.00(s,1H),1.75−1.65(m,1H),0.91(d,6H)。C2021INOとしてのMS(EI):504(MH)。
実施例12(f)
N−(シクロプロピルメチル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−アミン:
NMR(400MHz,CDCl):8.48(s,1H),7.39(d,1H),7.32(d,1H),7.13−7.09(m,1H),6.84−6.77(m,1H),6.63−6.57(m,1H),5.78(s,3H),4.36(br s,2H),4.10(br s,1H),3.94(br s,1H),3.81−3.75(m,1H),2.49(d,2H),2.01(s,4H),0.94−0.86(m,1H),0.53(d,2H),0.13(d,2H)。C2019INOとしてのMS(EI):502(MH)。
実施例12(g)
N−(シクロヘキシルメチル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−アミン:
NMR(400MHz,CDCl):8.48(s,1H),7.38(dd,1H),7.31(d,1H),7.13−7.08(m,1H),6.83−6.77(m,1H),6.63−6.57(m,1H),4.55(br s,2H),4.33(br m,2H),4.02(br s,1H),3.87(br s,1H),3.71−3.65(m,1H),2.38(d,2H),1.74−1.68(m,4H),1.46−1.36(m,1H),1.27−1.12(m,3H),0.94−0.84(m,2H)。C2325INOとしてのMS(EI):544(MH)。
実施例12(h)
N−(シクロペンチルメチル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−アミン:
NMR(400MHz,CDCl):8.32(s,1H),7.37(d,1H),7.31(d,1H),7.11−7.07(m,1H),6.84−6.77(m,1H),6.63−6.57(m,1H),4.44−4.37(m,3H),4.02−3.96(m,1H),2.84(d,2H),2.54(br s,5H),2.20−2.12(m,1H),1.88−1.81(m,2H),1.68−1.54(m,4H),1.24−1.15(m,2H)。C2223INOとしてのMS(EI):530(MH)。
実施例13
1−({2,4−ジフルオロ−6−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−アミン
2,4,6−トリフルオロ安息香酸(643mg、3.65ミリモル)および2−フルオロ−4−ヨードアニリン(1.0g、4.22ミリモル)をアセトニトロリル(30mL)に取り、続いて、リチウムアミド(290mg、12.7ミリモル)を加え、窒素雰囲気下で混合物を1時間で60度まで加熱した。室温まで冷却し、混合物を1N塩酸(100mL)に加え、形成された沈殿を濾過によって収集し、水で1回洗浄し、次いで、ヘキサンで洗浄し、真空中で乾燥して2,4−ジフルオロ−6−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]安息香酸(849mg、59%収率)を黄褐色固体として得た。H−NMR(400MHz,D−DMSO):13.72(br s,1H),9.46(s,1H),7.75(d,1H),7.56(d,1H)7.28(tr,1H),6.73−6.67(m,1H),6.53(d,1H)。
2,4−ジフルオロ−6−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]安息香酸(100mg、0.25ミリモル)をDMF(1mL)に取り、続いて、PyBOP(137mg、0.26ミリモル)を加え、混合物を15分間攪拌し、次いで、NMM(60μL、0.5ミリモル)および商業的に入手可能なアゼチジン−3−イルカルバミン酸1,1−ジメチルエチル(43mg、0.25ミリモル)を引き続いて加えた。混合物を室温で12時間攪拌し、次いで、酢酸エチルおよび水で分配した。有機相をさらなる水、次いで、ブラインで3回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過および濃縮、続いての、ヘキサン:酢酸エチル3:1を溶離剤として用いる残渣のシリカゲルフラッシュクロマトグラフィにより、[1−({2,4−ジフルオロ−6−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−イル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(125mg)を無色油として得た。
該油をトリフルオロ酢酸(1mL)に取り、室温にて5分間放置し、次いで、真空で濃縮した。残渣を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で分配し、有機層をブラインで洗浄し、次いで、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。有機溶液を濾過し、濃縮し、次いで、残渣をメタノール(1mL)に取り、続いて、溶液が酸性となるまでジオキサン中の4N HClを加えた。溶液を濃縮し、残渣をエチルエーテルでトリチュレートして、濃厚な沈殿を得た。固体を濾過によって収集し、真空中で乾燥して、1−({2,4−ジフルオロ−6−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−アミン塩酸塩(58mg、48%全収率)を得た。H−NMR(400MHz,D−DMSO):8.67(br s,3H),8.45(s,1H),7.71(d,1H),7.54(d,1H),7.25(tr,1H),6.77(tr,1H),6.48(d,1H),4.28−4.23(m,2H),4.13−4.06(m,3H).C1613INOとしてのMS(EI):448(MH)。
実施例14
1−({4,5−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−アミン
2,4,5−トリフルオロ安息香酸(643mg、3.65ミリモル)および2−フルオロ−4−ヨードアニリン(1.0g、4.22ミリモル)をアセトニトリル(30mL)に取り、続いて、リチウムアミド(290mg、12.7ミリモル)を加え、窒素雰囲気下で混合物を60℃まで1時間で加熱した。室温に冷却し、混合物を1N塩酸(100mL)に加え、形成された沈殿を濾過によって収集し、水で1回洗浄し、次いで、ヘキサンで1回洗浄し、真空中で乾燥して、4,5−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]安息香酸(624mg、43%収率)を黄褐色固体として得た。H−NMR(400MHz,D−DMSO):13.65(br s,1H),9.63(s,1H),7.84(tr,1H),7.71(d,1H)7.52(d,1H),7.32(tr,1H),7.03−6.98(dd,1H)。
4,5−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]安息香酸(100mg、0.25ミリモル)をDMF(1mL)に取り、続いて、PyBOP(137mg、0.26ミリモル)を加え、混合物を15分間攪拌し、次いで、NMM(60μL、0.5ミリモル)および商業的に入手可能なアゼチジン−3−イルカルバミン酸1,1−ジメチルエチル(43mg、0.25ミリモル)を引き続いて加えた。混合物を室温で12時間攪拌し、次いで、酢酸エチルおよび水で分配した。有機相をさらなる水、次いで、ブラインで3回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過および濃縮、続いての、ヘキサン:酢酸エチル3:1を溶離剤として用いる残渣のシリカゲルフラッシュクロマトグラフィにより、[1−({4,5−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル]アミノ}フェニル]カルボニル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(131mg)を無色油として得た。該油をトリフルオロ酢酸(1mL)に取り、室温で5分間放置し、次いで、真空中で濃縮した。残渣を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で分配し、有機相をブラインで洗浄し、次いで、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。有機溶液を濾過し、濃縮し、次いで、残渣をメタノール(1mL)に取り、続いて、溶液が酸性となるまでジオキサン中の4N HClを加えた。溶液を濃縮し、残渣をエチルエーテルでトリチュレートして、濃厚な沈殿を得た。固体を濾過によって収集し、真空中で乾燥して、1−({4,5−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−アミン塩酸塩(67mg、55%全収率)を得た。H−NMR(400MHz,D−DMSO):9.02(s,1H),8.54(br s,3H),7.68(dd,1H),7.53−7.47(m,2H),7.22(tr,1H),7.16(dd,1H),4.60(br s,1H),4.23(br s,2H),4.03(br m,2H)。C1613INOとしてのMS(EI):448(MH)。
実施例15
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−カルボキミド
一般的合成セクションのスキーム1の記載と同様な手法を用いて調製された1−(ジフェニルメチル)アゼチジン−3−オール塩酸塩(2.75g、9.98ミリモル)、3Åモレキュラーシーブおよび4−メチルモルホリン(1.1mL、10.0ミリモル)を0℃にてジクロロメタン(20mL)に懸濁させた。4−メチルモルホリンN−オキサイド(2.93g、25.0ミリモル)および過ルテニウム酸テトラプロピルアンモニウム(140mg、0.399ミリモル)を加え、混合物を雰囲気で24時間攪拌した。混合物を、溶離剤として酢酸エチル中の5%トリエチルアミンを用いてシリカのプラグを通して濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム溶液の間に分配した。有機部分をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、8:1ヘキサン:酢酸エチル)により、1−(ジフェニルメチル)アゼチジン−3−オン(871mg、3.68ミリモル、37%収率)を得た。H NMR(400MHz,CDCl):7.50−7.46(m,4H),7.33−7.27(m,4H),7.27−7.19(m,2H),4.59(s,1H),4.01(s,4H)。C1615NOとしてのMS(EI):238(MH)。
1−(ジフェニルメチル)アゼチジン−3−オン(600mg、2.53ミリモル)をジクロロメタン(1mL)に溶解させ、室温にてトリエチルアミン(0.5mL、3.59ミリモル)およびトリエチルシリルシアニド(0.8mL、6.01ミリモル)で2時間処理し、次いで、混合物を真空中で濃縮して、1−(ジフェニルメチル)−3−[(トリメチルシリル)オキシ]アゼチジン−3−カルボニトリル(774mg、2.30ミリモル、91%収率)を黄色固体として得た。1−(ジフェニエルメチル)−3−[(トリメチルシリル)オキシ]アゼチジン−3−カルボニトリル(250mg、0.744ミリモル)をジクロロメタン(2mL)に0℃で溶解させ、濃硫酸(0.2mL)を滴下した。混合物を雰囲気で2時間攪拌し、次いで、0℃まで冷却し、25%水酸化アンモニウム溶液を注意深くpH約10〜11まで加えた。混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機部分をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して残渣が得られ、これをヘキサン/エーテルでトリチュレートして、1−(ジフェニルメチル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−カルボキミド(160mg、0.567ミリモル、76%収率)を灰色がかった白色固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl):7.92(br s,1H),7.39−7.34(m,4H),7.33−7.27(m,4H),7.27−7.19(m,2H),5.61(br s,1H),4.45(s,1H),4.34(s,1H),3.50(dd,2H),3.20(dd,2H)。C1718としてのMS(EI):283(MH)。
1−(ジフェニルメチル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−カルボキミド(1.1g、3.90ミリモル)を還流中のエタノール(15mL)および水(2mL)中の10%水酸化ナトリウムで2時間処理し、次いで、真空中で濃縮した。残渣を1N塩酸(pH約7)で中和し、沈殿を濾過によって収集し、凍結乾燥して、1−(ジフェニルメチル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−カルボン酸(推定3.90ミリモル)が得られ、これをさらに精製することなく用いた。H NMR(400MHz,d−DMSO):7.45−7.40(m,4H),7.31−7.25(m,4H),7.21−7.15(m,2H),4.52(s,1H),3.46(dd,2H),3.02(dd,2H)。C1717NOとしてのMS(EI):284(MH)。
1−(ジフェニルメチル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−カルボン酸(推定3.90ミリモル)メタノール(40mL)に懸濁させ、ジオキサン中の4N塩酸(1mL、4ミリモル)を加えた。炭素(100mg)上の20wt%水酸化パラジウムを溶液に加え、混合物を40psiの水素で2時間処理した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮して、3−ヒドロキシアゼチジン−3−カルボン酸塩酸塩が得られ、これをテトラヒドロフラン(5mL)および水(5mL)に溶解させ、炭酸カリウム(1.615g、11.7ミリモル)および二炭酸ジ−tert−ブチル(935mg、4.29ミリモル)を加えた。混合物を雰囲気にて17時間攪拌し、次いで、混合物を酢酸エチルおよび水の間に分配した。水性部分を酢酸エチルで抽出し、次いで、pH約3〜4まで酸性化し、酢酸エチルで2回さらに抽出した。合わせた有機部分をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、1−{[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}−3−ヒドロキシアゼチジン−3−カルボン酸が得られ、これをDMF(3mL)に溶解させた。ヘキサフルオロリン酸ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ピロリジノ)ホスホニウム(2.028g、3.90ミリモル)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.7mL、4.03ミリモル)を加えた。混合物を雰囲気で5分間攪拌し、次いで、アリルアミン(0.6mL、8.03ミリモル)を加え、混合物を17時間攪拌した。混合物を酢酸エチルおよび5%塩化リチウムの間に分配した。有機部分を20%クエン酸、飽和炭酸水素ナトリウムおよびブラインで洗浄し、次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル)により、3−ヒドロキシ−3−[(プロパ−2−エン−1−イルアミノ)カルボニル]アゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル((782mg、3.05ミリモル、1−(ジフェニルアミノ)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−カルボキミドからの78%収率)を得た。3−ヒドロキシ−3−[(プロパ−2−エン−1−イルアミノ)カルボニル]アゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(782mg、3.05ミリモル)をメタノール(10mL)に溶解させ、ジオキサン中の4N塩酸(2mL、8ミリモル)を加えた。混合物を15分間還流し、次いで、真空中で濃縮して、3−ヒドロキシ−N−プロパ−2−エン−1−イルアゼチジン−3−カルボキミド塩酸塩(3.05ミリモル)を得た。
US7,019,033の記載と同様な手法を用いて調製された3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]安息香酸(1.20g、3.05ミリモル)、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(1.20g、9.86ミリモル)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(701mg、3.66ミリモル)をDMF(10mL)に溶解させた。混合物を雰囲気で5分間攪拌し、次いで、DMF(5mL)中の3−ヒドロキシ−N−プロパ−2−エン−1−イルアゼチジン−3−カルボキミド塩酸塩(3.05ミリモル)を加え、混合物を15時間攪拌した。混合物を酢酸エチルおよび5%塩化リチウムの間に分配した。有機部分を20%クエン酸、飽和炭酸水素ナトリウム、およびブラインで洗浄し、次いで、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の60〜85%酢酸エチル)、次いで、逆相HPLCにより、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシ−N−プロパ−2−エン−1−イルアゼチジン−3−カルボキミド(150mg、0.282ミリモル、9%収率)を得た。H NMR(400MHz,d−DMSO):8.64(br s,1H),8.13(t,1H),7.58(dd,1H),7.38(dd,1H),7.34−7.28(m,1H),7.21−7.12(m,1H),6.84(br s,1H),6.72(ddd,1H),5.83−5.72(m,1H),5.10−4.99(m,2H),4.38(d,1H),4.20(d,1H),4.02(d,1H),3.86(d,1H),3.73−3.68(m,2H)。C2017INとしてのMS(EI):532(MH)。
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシ−N−プロパ−2−エン−1−イルアゼチジン−3−カルボキミド(88mg、0.166ミリモル)および4−メチルモルホリンN−オキサイド(58mg、0.496ミリモル)をアセトン/水(4:1;10mL)に溶解させ、四酸化オスミウム(水中の2.5wt%;0.1mL)を加えた。溶液を雰囲気で15時間攪拌し、次いで、飽和二亜硫酸ナトリウム(2mL)でクエンチし、真空中で濃縮した。残渣を酢酸エチルおよびブラインの間に分配した。水性部分を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機部分をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。逆相HPLCによる精製により、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル]アミノ}フェニル)カルボニル)−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−カルボキミド(68mg、0.120ミリモル、72%収率)を得た。H NMR(400MHz,d−DMSO):8.65(br s,1H),7.72(t,1H),7.58(dd,1H),7.41−7.36(m,1H),7.34−7.28(m,1H),7.21−7.12(m,1H),6.92(br s,1H),6.72(ddd,1H),5.00−4.10(br,2H),5.10−4.99(m,2H),4.39(d,1H),4.20(d,1H),4.02(d,1H),3.54−3.45(m,1H),3.34−3.21(m,2H),3.06−2.96(m,1H);C2019INとしてのMS(EI):566(MH)。
実施例15(a)
同一または類似の合成技術を用い、必要であれば、別の試薬で置き換え、本発明の以下の化合物を調製した:1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−カルボキミド。1H NMR(400MHz,d−DMSO):8.63(br s,1H),7.58(dd,1H),7.42−7.36(m,3H),7.34−7.28(m,1H),7.22−7.12(m,1H),6.76−6.68(m,2H),4.39(d,1H),4.19(d,1H),4.00(d,1H),3.83(d,1H)。C1713INとしてのMS(EI):492(MH)。
実施例16
6−{[3−(アミノメチル)−3−(メチルオキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−2,3−ジフルオロ−N−(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アニリン
THF(1mL)中の、参考3の記載と同様な手法を用いて調製された、1−オキサ−5−アザスピロ[2.3]ヘキサン−5−カルボン酸フェニルメチル(165mg、0.75ミリモル)を、THF(10mL)中に飽和した無水アンモニアに加え、混合物を室温にて密封された容器中で24時間にわたって攪拌した。次いで、溶液を濃縮し、THF(1mL)に戻し、続いて、二炭酸ジ−tert−ブチル(164mg、0.75ミリモル)を加え、室温にて1時間攪拌した。次いで、混合物を濃縮し、ヘキサン:酢酸エチル(1:1)を溶離剤として用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィによって残渣を精製して、3−[({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボン酸フェニルメチル(16.5mg、7%収率)および未反応エポキシド(120mg、73%収率)を得た。H−NMR(400MHz,CDCl):7.34(m,5H),5.10(br,1H),5.09(s,2H),4.68(s,1H),3.90(dd AB,4H),3.41(d,2H),1.44(s,9H)。
3−[({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボン酸フェニルメチル(16.5mg、0.05ミリモル)および10%Pd/C(8mg)をメタノール(2mL)に取り、雰囲気圧力にて12時間にわたって水素化した。触媒を濾過によって除去し、濾液を濃縮し、真空中で乾燥した。残渣をTHF(1mL)に取り、続いて、DIPEA(10μL、0.06ミリモル)、および参考1の記載と同様な手法を用いて調製されたフッ化3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]ベンゾイル(19.8mg、0.05ミリモル)を加え、溶液を室温で30分間攪拌した。濃縮、およびヘキサン:酢酸エチル(1:1.5)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィによる残渣の精製により、{[1−({3,4−ジフルオロ−2[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(19mg、66%収率)を得た。
{[1−({3,4−ジフルオロ−2[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(8.0mg、0.014ミリモル)および酸化銀(I)(12mg、0.05ミリモル)をヨウ化メチル(0.5mL)に取り、混合物を4時間還流した。次いで、懸濁液を室温まで冷却し、過剰のエチルエーテルで希釈し、次いで、濾過した。濾液を濃縮し、ヘキサン:酢酸エチル(1:1)を溶離剤として用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィによって精製して、{[1−({3,4−ジフルオロ−2[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(ベチルオキシ)アゼチジン−3−イル]メチル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(2mg)を得た。該物質をTFA(0.5mL)に取り、5分間放置し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をメタノール(2mL)から2回共沸させ、残渣を真空中で乾燥して、6−{[3−(アミノメチル)−3−(メチルオキシ)アゼチジン−1−イル]カルボニル}−2,3−ジヒドロ−N−(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アニリントリフルオロ酢酸塩(2.3mg、27%収率)をアモルファス固体として得た。C1817INOとしてのMS(EI):492(MH)。
実施例17
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{2−[(1−メチルエチル)アミノ]エチル}アゼチジン−3−オール
THF(10mL)中の酢酸tert−ブチル(566μL、4.2ミリモル)の溶液を−78℃まで冷却した。該溶液にLHMDS(ヘキサン中の1.0M溶液5.25mL、5.25ミリモル)を加え、反応混合物を−78℃で20分間攪拌した。該溶液に実施例15に記載したのと同様な手法を用いて調製された1−(ジフェニルメチル)アゼチジン−3−オン(500mg、2.1ミリモル)を加えた。1時間攪拌した後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、混合物を室温まで温めた。水およびエーテルを加え、得られた二層混合物を分配した。水性層をエーテルで1回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィ(80%ヘキサン:20%酢酸エチル)によって精製して、[1−(ジフェニルメチル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]酢酸1,1−ジメチルエチルを淡黄色固体(644mg、1.8ミリモル、87%収率)として得た。H NMR(400MHz,CDCl):δ7.40(m,4H),7.26(m,4H),7.19(m,2H),4.40(s,1H),4.02(s,1H),3.15(m,2H),3.05(m,2H),2.83(s,2H),1.45(s,9H)。
0℃の、THF(3mL)中の[1−(ジフェニルメチル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]酢酸1,1−ジメチルエチル(333mg、0.94ミリモル)の溶液に、水素化アルミニウムリチウム(THF中の1.0M溶液940μL、0.94ミリモル)を加えた。混合物を室温まで温めつつ3時間20分攪拌した。水(36μL)を注意深く溶液に加え、続いて、15%水酸化ナトリウム(36μL)および更なる水(108μL)を加えた。得られた沈殿をセライトを通す濾過によって除去し、濾液を濃縮乾固して、1−(ジフェニルメチル)−3−(2−ヒドロキシエチル)アゼチジン−3−オール(228mg、0.80ミリモル、85%収率)を無色シロップとして得た。H NMR(400MHz,CDCl):δ7.38(m,4H),7.26(m,4H),7.19(m,2H),4.37(s,1H),3.92(m,2H),3.32(m,2H),2.96(m,2H),2.07(m,2H)。
水酸化パラジウム(100mg)をメタノール(15mL)中の1−(ジフェニルメチル)−3−(2−ヒドロキシエチル)アゼチジン−3−オール(228mg、0.80ミリモル)の溶液に懸濁させ、混合物を50psiの水素の雰囲気に4時間付した。次いで、触媒をセライトを通す濾過によって除去し、濾液を真空中で濃縮して、3−(2−ヒドロキシエチル)アゼチジン−3−オールを得た。この物質を、精製することなく引き続いての反応で用いた。DMF(4mL)中の、US7,019,033の記載と同様な手法を用いて調製された3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]安息香酸(314mg、0.80ミリモル)の溶液に、PyBOP(416mg、0.80ミリモル)およびトリエチルアミン(223μL、1.6ミリモル)を加えた。最後に、精製されていない3−(2−ヒドロキシエチル)アゼチジン−3−オールを加え、得られた混合物を室温で16時間攪拌した。水および酢酸エチルを加え、層を分離した。水性相を酢酸エチルでさらに1回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィによって精製して、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(2−ヒドロキシエチル)アゼチジン−3−オールを無色油(303mg、0.62ミリモル、78%収率)を得た。H NMR(400MHz,CDCl):δ8.46(s,1H),7.39(dd,1H),7.32(m,1H),7.13(m,1H),6.81(m,1H),6.60(m,1H),4.37(br s,1H),4.28(br m,4H),3.94(br s,2H),2.19(br s,1H),2.02(m,2H);C1816INとしてのMS(EI):491(MH)。
ジクロロメタン(1mL)中の塩化オキサリル(13μL、0.15ミリモル)の溶液を−78℃まで冷却し、次いで、DMSO(22μL、0.31ミリモル)を加えた。この混合物に、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(2−ヒドロキシエチル)アゼチジン−3−オール(67.8mg、0.14ミリモル)をジクロロメタン(1mL)中の懸濁液として加えた。−78℃にて10分間攪拌した後、トリエチルアミン(78μL、0.56ミリモル)を加え、混合物を室温まで温めた。溶液をジクロロメタンで希釈し、0.5N HClで洗浄した。次いで、水性相をジクロロメタンで抽出した。有機抽出物を合せ、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィによって精製して、[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]アセトアルデヒドを白色固体(22.1mg、0.045ミリモル、32%収率)を得た。H NMR(400MHz,CDCl):δ9.82(s,1H),8.46(s,1H),7.39(m,1H),7.33(m,1H),7.11(m,1H),6.81(m,1H),6.61(m,1H),4.32−3.96(br m,4H),3.41(t,2H),3.07(s,1H);C1814INとしてのMS(EI):491(MH)。
1,2−ジクロロエタン(1mL)中の[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]アセトアルデヒド(38.0mg、0.078ミリモル)の溶液にジイソプロピルアミン(27μL、0.31ミリモル)、続いて、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(26mg,0.12ミリモル)を加えた。混合物を3時間攪拌し、その後、1滴の濃塩酸でクエンチした。クエンチされた混合物を濃縮乾固し、次いで、分取用HPLCによって精製して、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{2−[(1−メチルエチル)アミノ]エチル}アゼチジン−3−オール(21.5mg)を淡黄色固体として得た。H NMR(400MHz,d−DMSO):δ8.54(s,1H),7.57(dd,1H),7.38(dd,1H),7.31(m,1H),7.17(m,1H),6.67(m,1H),4.02(m,1H),3.89(m,2H),3.71(m,1H),2.70(m,1H),2.63(m,2H),1.86(s,3H),1.75(m,2H),0.97(d,6H);C2123INとしてのMS(EI):534(MH)。
実施例18
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{1,1−ジメチル−2−[(1−メチルエチル)アミノ]エチル}アゼチジン−3−オール
0℃まで冷却されたジクロロメタン(5mL)中の、実施例6の記載と同様な手法を用いて調製された1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オン(500mg、1.12ミリモル)の溶液に、四塩化チタン(125μL、1.12ミリモル)を加えた。暗い茶色の溶液を0℃で45分間攪拌し、続いて、0℃にてメチルトリメチルシリルジメチルケテンアセタール(550μL、2.24ミリモル)を加えた。添加に際して、溶液を室温まで温め、1時間攪拌した。次いで、反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および酢酸エチルの間に分配した。水性部分を酢酸エチルを用いて2回抽出した。合わせた有機部分を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、茶色油を得、これをカラムクロマトグラフィによって精製した。ジクロロメタン中の10%ジエチルエーテルで溶出し、単離された生成物を真空中で濃縮して、520mg、0.95ミリモル(85%)の2−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]−2−メチルプロパン酸メチルを白色フォームとして得た。H NMR(400MHz,CDCl):8.34(s,1H),7.38(d,1H),7.31(d,1H),7.13−7.08(m,1H),6.85−6.77(m,1H),6.63−6.56(m,1H),4.26−4.20(m,2H),4.13−4.09(m,1H),4.00−3.93(m,1H),3.70(s,3H),1.23(s,6H)。C2120INとしてのMS(EI):547(MH)。
4N水酸化カリウム水溶液(5mL)中の2−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]−2−メチルプロパン酸メチル(520mg、0.95ミリモル)の溶液を50℃にて1時間攪拌した。濃塩酸水溶液を用い、反応混合物をpH5まで酸性化し、次いで、酢酸エチルで分配した。水性部分を酢酸エチルを用いて2回抽出し、合わせた有機部分をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、300mg、0.56ミリモル(59%)の2−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]−2−メチルプロパン酸を白色固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO):8.49(s,1H),7.57−7.52(m,1H),7.37−7.25(m,2H),7.17−7.13(m,1H),6.68−6.58(m,1H),3.98−3.94(m,2H),3.80−3.77(m,1H),3.55−3.52(m,1H),0.88(s,6H)。C2018INとしてのMS(EI):535(MH)。
テトラヒドロフラン(5mL)中の2−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]−2−メチルプロパン酸(300mg、0.56ミリモル)の溶液にトリエチルアミン(80μL、0.56ミリモル)、続いてPyBOP(295mg、0.56ミリモル)および、最後に、水素化ホウ素ナトリウム(64mg、1.68ミリモル)を加えた。混合物を室温にて1時間攪拌した。反応混合物を、20%クエン酸水溶液を加えることによってクエンチし、次いで、酢酸エチルで分配させた。有機部分を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、白色固体が得られ、これをカラムクロマトグラフィによって精製した。ヘキサン中の60%酢酸エチルで溶出し、単離した生成物を真空中で濃縮して、238mg、0.46ミリモル(82%)の1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アゼチジン−3−オールを白色固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO):8.53(s,1H),7.57(d,1H),7.38−7.28(m,2H),7.22−7.15(m,1H),6.70−6.64(m,1H),5.61(s,1H),4.57(br s,1H),4.30−4.27(m,1H),4.18−4.15(m,1H),3.80−3.77(m,1H),3.68−3.64(m,1H),3.25(s,2H),0.76(d,6H);C2020INとしてのMS(EI):521(MH)。
ジクロロメタン(2mL)中の1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アゼチジン−3−オール(200mg、0.38ミリモル)およびDess−Martinペリオジナン(240mg、0.57ミリモル)の混合物を室温で2時間攪拌した。10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(2mL)、および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2mL)を加え、混合物を室温で15分間攪拌した。混合物を分配し、水性層で、ジクロロメタンを用いて2回抽出した。合わせた有機部分をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、白色固体を得、これをカラムクロマトグラフィによって精製した。ヘキサン中の30%酢酸エチルで溶出し、単離された生成物を真空中で濃縮して、100mg、0.20ミリモル(53%)の2−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]−2−メチルプロパナールを白色固体として得、これを直ちにテトラヒドロプラン(2mL)に溶解した。溶液にイソプロピルアミン(34μL、0.40ミリモル)、続いて水素化ホウ素トリアセトキシ(212mg、1.0ミリモル)を加えた。溶液を室温で15時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、20%クエン酸水溶液および酢酸エチルの間に分配した。酢酸エチルを用いて水性部分を2回抽出し、合わせた有機部分を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、黄色油を得、これを分取用逆相HPLCで精製した。単離された生成物を真空中で濃縮して、50mg、0.07ミリモル(36%)の1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{1,1−ジメチル−2−[(1−メチルエチル)アミノ]エチル}アゼチジン−3−オール酢酸塩を白色固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO):8.47(br s,1H),7.55(d,1H),7.36−7.29(m,2H),7.22−7.15(m,1H),6.68−6.63(m,1H),4.17−4.08(m,2H),3.76−3.73(m,1H),3.56−3.52(m,1H),2.58−2.51(m,1H),2.45−2.37(m,2H),0.92(t,6H),0.78(d,6H)。C2327INとしてのMS(EI):562(MH)。
実施例19
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(1−メチルエチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−アミン
エタノール(30mL)中の、Kozikowski and Fauq Synlett 1991,11,783−4に記載されたのと同様な手法を用いて調製された1−(ジフェニルメチル)−3−[(フェニルメチル)アミノ]アゼチジン−3−カルボニトリル(0.80g、2.2ミリモル)の溶液に水酸化ナトリウム(7.5ミリモル)を加え、得られた混合物を室温で3日間攪拌した。水(6mL)を反応混合物に加え、攪拌を90℃にて2時間継続した。反応混合物のpHを濃塩酸で5調整し、白色固体が沈殿した。混合物を冷却し、水(50mL)で希釈し、固体を収集し、水で洗浄し、次いで、真空中で乾燥して1−(ジフェニルメチル)−3−[(フェニルメチル)アミノ]アゼチジン−3−カルボン酸(0.75g、88%収率)を得た。C2424としてのMS(EI):373(MH)。
DMF(3mL)中の1−(ジフェニルメチル)−3−[(フェニルメチル)アミノ]アゼチジン−3−カルボン酸(0.50g、1.34ミリモル)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.47mL、2.68ミリモル)の混合物に、ヘキサフルオロリン酸1−ベンゾトリアゾリルオキシトリピロリジニルホスホニウム(1.34g、2.68ミリモル)を加え、得られた混合物を室温で10分間攪拌した。この混合物に2−プロピルアミン(0.22mL、2.68ミリモル)を加え、攪拌を18時間継続した。反応混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、2%クエン酸水溶液、5%塩化リチウムおよび複数のブライン溶液(各々50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して、油残渣を得、これをフラッシュクロマトグラフィ(シリカゲル、15〜25%酢酸エチル−ヘキサンで溶出)によって精製して、1−(ジフェニルメチル)−N−(メチルエチル)−3−[(フェニルメチル)アミノ]アゼチジン−3−カルボキミド(0.51g、92%収率)を得た。C2731OとしてのMS(EI):414(MH)。
室温のテトラヒドロフラン(10mL)中の1−(ジフェニルメチル)−N−(メチルエチル)−3−[(フェニルメチル)アミノ]アゼチジン−3−カルボキミド(0.40g、0.97ミリモル)の溶液にテトラヒドロブラン中の水素化アルミニウムリチウムの溶液(1M、2.90mL、2.90ミリモル)を加え、得られた混合物を50℃にて3時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却し、20%水酸化物水溶液(1mL)でクエンチし、エーテル(50mL)で希釈し、濾過した。濾液をブライン溶液(各々20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して、油残渣を得、これをフラッシュクロマトグラフィ(シリカゲル、5%メタノール−ジクロロメタンで溶出)によって精製して、1−(ジフェニルメチル)−3−{[(1−メチルエチル)アミノ]メチル]−N−(フェニルメチル)アゼチジン−3−アミン(0.35g、90%収率)を得た。H NMR(400MHz,CDCl):7.42−7.14(m,15H),4.34(s,1H),3.66(s,2H),3.22−3.18(d,2H),2.97(s,2H),2.90−2.86(d,2H),2.68−2.62(p,1H),1.09−1.07(d,6H)。C2733としてのMS(EI):400(MH)。
メタノール中の1−(ジフェニルメチル)−3−{[(1−メチルエチル)アミノ]メチル]−N−(フェニルメチル)アゼチジン−3−アミン(0.35g、0.88ミリモル)の溶液に、ジオキサン中の塩化水素の溶液(4モル溶液、0.96mL、4.40ミリモル)を加え、得られた混合物を濃縮して白色固体を得、これをメタノールに戻した。この溶液に水酸化パラジウム(炭素上20%、0.50g、0.19ミリモル)を加え、得られた混合物をパール装置中で50psiにて3時間振盪した。反応混合物を濾過し、濃縮して、固体を得、これをエーテルで洗浄し、真空中で乾燥して、3−{[(1−メチルエチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−アミン塩酸塩を白色固体(0.18g、81%収率)として得た。C17としてのMS(EI):144(MH)。
飽和炭酸水素ナトリウム溶液(1.0mL)およびジオキサン(1.0mL)中の3−{[(1−メチルエチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−アミン塩酸塩(20mg、0.079ミリモル)の混合物に、参考1の記載と同様な手法を用いて調製されたフッ化3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]ベンゾイル(31mg、0.079ミリモル)を加え、得られた混合物を室温にて18時間攪拌した。反応混合物を水(5mL)で希釈し、酢酸エチル(3×5mL)で抽出した。合わせた抽出物を水、次いで、ブライン溶液(各々5mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して、油状残渣を得、これを逆相HPLCによって精製して、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(1−メチルエチル)アミノ]メチル}アゼチジン−3−アミン(15mg、37%収率)を得た。H NMR(400MHz,d−メタノール):7.46−7.43(dd,1H),7.35−7.33(dd,1H),7.31−7.27(m,1H),7.08−7.01(dd,1H),6.63,6.58(td,1H),4.09−4.07(d,1H),3.91−3.85(dd,2H),3.76−3.73(d,1H).2.80−2.74(m,1H),2.73(s,2H),1.07−1.05(d,6H);C2022INOとしてのMS(EI):519(MH)。
実施例20
3−(1−アミノ−2−メチルプロピル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール
実施例3の記載と同様な手法を用いて調製された3−オキソアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(677.2mg、3.96ミリモル)を2−メチル−1−ニトロプロパン(5mL)に取り、次いで、0℃まで冷却し、続いて、カリウムtert−ブトキシド(444mg、3.96ミリモル)を添加し、得られた混合物を30分間にわたって室温まで温めた。混合物を酢酸エチルおよび0.5N塩酸、次いで、水およびブラインで1回分配し、次いで、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過および濃縮により残渣(1.5g)を得、これを、さらに、3:1ヘキサン:酢酸エチルを溶離剤として用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィによって精製して、3−ヒドロキシ−3−(2−メチル−1−ニトロプロピル)アゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(730mg、67%収率)を無色結晶性固体として得た。H−NMR(400MHz,CDCl):4.50(d,1H),3.93(dd AB,2H),3.85(s,2H),3.58(s,1H),2.54−2.48(m,1H),1.44(s,9H),1.04(d,6H)。
3−ヒドロキシ−3−(2−メチル−1−ニトロプロピル)アゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(105mg、0.38ミリモル)をメタノール(1mL)に取り、続いて、ジオキサン(1mL)中の4N無水塩化水素を加え、酸性溶液を室温で15分間放置し、次いで、濃縮し、真空中で乾燥してアモルファス残渣とした。US7,019,033の記載と同様な手法を用いて調製された3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]安息香酸(150mg、0.3ミリモル)をDMF(0.7mL)に取り、続いて、PyBOP(198mg、0.38ミリモル)を加え、溶液を室温にて10分間攪拌した。DMF溶液(0.7mL)中の前記アミン塩酸塩およびDIPEA(190μL、1.1ミリモル)を加え、混合物を室温にて1時間攪拌した。混合物を酢酸エチルおよび0.5N塩酸の間に分配し、有機相を水、次いで、ブラインで3回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過および濃縮により残渣を得、これを、さらに、1.5:1ヘキサン:酢酸エチルを溶離剤として用いるフラッシュクロマトグラフィによって精製して、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(2−メチル−1−ニトロプロピル)アゼチジン−3−オール(189mg、90%収率)をアモルファス固体として得た。H−NMR(400MHz,CDCl):8.41(br s,1H),7.41(dd,1H),7.34(d,1H),7.09(br m,1H),6.81(q,1H),6.65−6.60(m,1H),4.49(d,1H),4.15−4.09(m,4H),3.66(s,1H),2.56−2.46(m,1H),1.03(d,6H)。
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(2−メチル−1−ニトロプロピル)アゼチジン−3−オール(189mg、0.34ミリモル)を4:1THF:水(5mL)に取り、続いて、鉄粉末(192mg、3.4ミリモル)およびギ酸アンモニウム(429mg、6.8ミリモル)を加え、混合物を加熱還流した。4時間後に、鉄粉末の(192mg、3.4ミリモル)およびギ酸アンモニウム(429mg、6.8ミリモル)のさらなるアリコートを加え、混合物をさらに12時間還流した。混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、次いで、濾過した。濾液を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で分配し、次いで、有機相をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過および濃縮により残渣を得、これを、さらに、ジクロロメタン中の酢酸エチルまたは10%メタノールを溶離剤として用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィによって精製して、残渣(36.5mg)を得、これを、さらに、分取用逆相HPLCによって精製して、合わせた純粋な画分の凍結乾燥の後に、3−(1−アミノ−2−メチルプロピル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オールトリフルオロ酢酸塩(7.9mg)を無色アモルファス固体として得た。H−NMR(400MHz,D−DMSO):8.63(s,1H),7.58(dd,1H),7.37(d,1H),7.35−7.31(m,1H),7.17(q,1H),6.71−6.66(m,1H),4.23(dd,1H),4.03(dd,1H),3.80(dd,1H),3.66(dd,1H),2.34(dd,1H),1.79−1.70(m,1H),0.84−0.77(m,6H)。C2021INとしてのMS(EI):520(MH)。
同一または類似の合成技術を用い、および必要に応じて、別の試薬で置き換え、以下の本発明の化合物を調製した。
実施例20(a)
3−(1−アミノエチル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.56(s,1H),7.91(br s,2H),7.58(d,1H),7.39(d,1H),7.36−7.32(m,1H),7.24−7.17(m,1H),6.72−6.65(m,2H),4.33−4.29(m,1H),4.23−4.19(m,1H),4.16−4.14(m,1H),4.07−3.94(m,1H),3.82−3.77(m,1H),3.51−3.45(m,1H),1.15−1.12(m,1H),1.10−1.08(m,1H)。C1817INとしてのMS(EI):492(MH)。
実施例20(b)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[1−(エチルアミノ)エチル]アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.61(d,1H),8.50(s,1H),8.20(s,1H),7.59(d,1H),7.39(d,1H),7.36−7.32(m,1H),7.24−7.17(m,1H),6.82(s,1H),6.74−6.67(m,1H),4.38(d,1H),4.27(d,1H),4.18(d,1H),4.06(d,2H),3.99(d,1H),3.89(d,1H),3.82(d,1H),3.49−3.43(m,1H),3.04−2.80(m,4H),1.21−1.12(m,6H)。C2021INとしてのMS(EI):520(MH)。
実施例20(c)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(1−ニトロエチル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.57(d,1H),7.58(d,1H),7.38(d,1H),7.37−7.33(m,1H),7.22−7.17(m,1H),6.73−6.66(m,1H),6.57(s,1H),5.06−4.97(m,1H),4.54(d,0.5H),4.37(d,0.5H),4.29(d,0.5H),4.14(d,0.5H),4.05(d,0.5H),3.95(d,0.5H),3.86(d,0.5H),3.80(d,0.5H),1.44−1.38(m,3H)。C1816INとしてのMS(EI):523(MH)。
実施例20(d)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[1−(メチルアミノ)エチル]アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.63−8.55(m,1H),8.44−8.23(m,1H),7.79(br s,1H),7.60(d,1H),7.39(d,1H),7.36−7.31(m,1H),7.24−7.17(m,1H),6.82(br s,0.5H),6.73−6.65(m,1H),4.38−3.77(m,4H),1.18−1.07(m,3H)。C1919INとしてのMS(EI):505(M)。
実施例20(e)
{1−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]エチル}カルバミン酸メチル:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.59(d,1H),7.58(d,1H),7.41−7.05(m,4H),6.72−6.64(m,1H),5.84(d,1H),4.20(d,0.5H),4.08−4.04(m,1H),3.92−3.85(m,1.5H),3.76−3.71(m,1H),3.69−3.63(m,1H),3.46(d,2H),0.99−0.95(m,3H)。C2019INとしてのMS(EI):550(MH)。
実施例20(f)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[1−(ジメチルアミノ)エチル]アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):9.45(s,1H),8.61(d,1H),7.60(d,1H),7.39(d,1H),7.38−7.33(m,1H),7.24−7.18(m,1H),7.05(s,1H),6.73−6.66(m,1H),4.48(d,0.5H),4.36(d,0.5H),4.26(d,0.5H),4.16−4.11(m,1H),4.00−3.94(m,1H),3.86(d,0.5H),3.60−3.54(m,1H),2.75−2.70(m,3H),2.66−2.62(br s,3H),1.22(dd,3H)。C2021INとしてのMS(EI):520(MH)。
実施例20(g)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(1−ニトロプロピル)−アゼチジン−3−オール:
NMR(400MHz,CDOD):7.46(m,1H),7.35(m,1H),7.28(m,1H),7.07(m,1H),6.61(m,1H),4.65(m,1H),4.44(m,1H),4.25(m,1H),4.02(m,1H),3.86(m,1H),2.04(m,1H),1.76(m,1H),0.94(m,3H)。C1917INとしてのMS(EI):536(MH)。
実施例20(h)
3−(1−アミノプロピル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}−カルボニル)−アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDOD):7.45(m,1H),7.34(m,1H),7.28(m,1H),7.05(m,1H),6.61(m,1H),4.21(m,1H),4.09−3.86(m,2H),3.78(m,1H),2.63(m,1H),1.50(m,1H),1.24(m,1H),0.98(m,3H)。C1919INとしてのMS(EI):506(MH)。
実施例20(i)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[1−(エチルアミノ)−プロピル]アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDOD):7.45(m,1H),7.34(m,1H),7.28(m,1H),7.05(m,1H),6.61(m,1H),4.23(m,1H),4.02(m,1H),3.90(m,1H),3.79(m,1H),2.70(m,1H),2.54(m,1H),1.53(m,1H),1.40(m,1H),1.05(m,3H),0.95(m,3H)。C2123INとしてのMS(EI):534(MH)。
実施例20(j)
3−[1−(ジエチルアミノ)プロピル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−フェニル}−カルボニル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDOD):7.44(m,1H),7.33(m,1H),7.27(m,1H),7.07(m,1H),6.60(m,1H),4.21(m,1H),4.10(m,1H),4.03−3.70(m,2H),2.71−2.45(m,5H),1.67(m,1H),1.49(m,1H),0.94(m,9H)。C2327INとしてのMS(EI):562(MH)。
実施例20(k)
3−[アミノ(フェニル)メチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール)。C2319INとしてのMS(EI):554(MH)。
実施例20(m)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(3−メチル−1−ニトロブチル)アゼチジン−3−オール):H NMR(400MHz,CDCl):8.38(s,1H),7.39(dd,1H),7.34−7.31(m,1H),7.14−7.10(m,1H),6.84−6.77(m,1H),6.63−6.58(m,1H),4.68(dd,1H),4.23−4.04(br m,4H),2.13(t,2H),1.64−1.44(br m,3H),0.93(d,6H)。C2121INとしてのMS(EI):564(MH)。
実施例20(n)
3−(1−アミノブチル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400 MHz,CDOD):7.48−7.43(d,1H),7.38−7.33(d,1H),7.32−7.26(m,1H),7.09−7.00(q,1H),6.66−6.58(t,1H),4.33−4.22(d,1H),4.13−3.81(m,3H),3.17−3.09(t,1H),1.93−1.89(s,3H),1.89−1.82(t,3H),1.56−1.24(m,4H),0.97−0.88(t,3H)。C2021INとしてのMS(EI):520(MH)。
実施例20(o)
3−(1−アミノシクロペンチル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,CDCl):8.27−8.21(s,1H),7.42−7.36(d,1H),7.34−7.29(d,1H),7.15−7.09(t,1H),7.09−7.01(q,1H),6.88−6.79(q,1H),6.63−6.53(m,1H),4.18−3.92(m,4H),2.12−2.08(s,3H),2.06−1.70(m,7H),0.92−0.68(m,4H)。C2121INとしてのMS(EI):532(MH)。
実施例20(p)
N−{1−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]エチル}アセトアミド:H NMR(400MHz,CDCl3):8.42(s,1H),7.41−7.38(dd,1H),7.34−7.32(dt,1H),7.12−7.09(m,1H),6.85−6.78(m,1H),6.63−6.57(m,1H),5.76(b,1H),4.28−3.98(m,5H),2.00(s,3H),1.20−1.19(d,3H)。C2019INとしてのMS(EI):534(MH)。
実施例20(q)
(2R)−N−{1−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]エチル}−3,3,3−トリフルオロ−2−(メチルオキシ)−2−フェニルプロパンアミド:H NMR(400MHz,CDCl3):8.47(s,1H),7.45−7.40(m,5H),7.33−7.31(m,1H),7.21−7.19(m,1H),7.12−7.05(m,1H),6.85−6.76(m,1H),6.63−6.58(m,1H),4.20−3.99(m,5H),3.36(s,1.5H),3.34(s,1.5H),1.27−1.25(d,1.5H),1.24−1.22(d,1.5H)。C2824INとしてのMS(EI):708(MH)。
実施例20(r)
(2R)−N−{(1R)−1−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]エチル}−3,3,3−トリフルオロ−2−(メチルオキシ)−2−フェニルプロパンアミド:H NMR(400MHz,CDCl3):8.49(s,1H),7.46−7.391(m,5H),7.33−7.31(m,1H),7.21−7.16(m,1H),7.14−7.10(m,1H),6.85−6.79(m,1H),6.64−6.58(m,1H),4.24−4.00(m,5H),3.35(s,3H),1.25−1.23(d,3H)。C2824INとしてのMS(EI):708(MH)。
実施例20(s)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(1−メチル−1−ニトロエチル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl3):8.28(s,1H),7.41−7.38(dd,1H),7.34−7.32(dt,1H),7.14−7.10(m,1H),6.87−6.81(m,1H),6.64−6.59(m,1H),4.33−4.15(m,4H),1.64(s,6H)。C1917INとしてのMS(EI):536(MH)。
実施例20(t)
3−(1−アミノ−1−メチルエチル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl3):8.30(s,1H),7.39−7.36(dd,1H),7.32−7.30(dt,1H),7.13−7.09(m,1H),6.85−6.79(m,1H),6.62−6.56(m,1H),4.25−3.97(m,4H),1.14(s,6H)。C1919INとしてのMS(EI):506(MH)。
実施例21
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{1−[(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]エチル}アゼチジン−3−オール塩酸塩
カリウムtert−ブトキシド(1.672g、14.9ミリモル)および臭化エチルトリフェニルホスホニウム(5.538g、14.9ミリモル)を雰囲気にてエーテル(30mL)中で1時間攪拌した。実施例3に記載したのと同様な手法を用いて調製して3−オキソアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(954mg、6.0ミリモル)を加え、混合物を35℃にて4.5時間攪拌した。混合物を、セライトを通して濾過し、固体をエーテルで洗浄した。濾液を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中20%エーテル)により、3−エチリデンアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(506mg、2.76ミリモル、49%収率)を得た。H NMR(400MHz,CDCl):5.37−5.28(m,1H),4.47−4.39(m,4H),1.56−1.51(m,3H),1.45(s,9H)。
3−オキソアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(506mg、2.76ミリモル)、および4−メチルモルホリンN−オキサイド(1.04g、8.89ミリモル)をアセトン/水(4:1;30mL)に溶解させ、四酸化オスニウム(t−ブタノール中2.5wt.%;0.2mL)を加えた。溶液を雰囲気にて5日間攪拌し、次いで、飽和二亜硫酸ナトリウム(2mL)でクエンチし、真空中で濃縮した。残渣を酢酸エチルおよびブラインで分配した。水性部分を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機部分をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル)により、3−ヒドロキシ−3−(1−ヒドロキシエチル)アゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(375mg、1.73ミリモル、63%収率)を得た。H NMR(400MHz,CDCl):4.00−3.77(m,5H),2.65(br s,1H),1.86,(br s,1H),1.44(s,9H),1.25(d,3H)。
3−ヒドロキシ−3−(1−ヒドロキシエチル)アゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(200mg、0.922ミリモル)をメタノール(5mL)に溶解させ、ジオキサン中の4N塩酸(1mL、4ミリモル)を加えた。混合物を15分間還流し、次いで、真空中で濃縮して、3−(1−ヒドロキシエチル)アゼチジン−3−オール塩酸塩(0.922ミリモル)を得た。
US7,019,033の記載と同様な手法を用いて調製された3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]安息香酸(362mg、0.921ミリモル)、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(337mg、2.76ミリモル)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボイミド塩酸塩(212mg、1.11ミリモル)をDMF(3mL)に溶解させた。混合物を雰囲気にて5分間攪拌し、次いで、DMF(2mL)中の3−(1−ヒドロキシエチル)アゼチジン−3−オール塩酸塩(0.922ミリモル)を加え、混合物を15時間攪拌した。混合物を酢酸エチルおよび5%塩化リチウムの間に分配した。有機部分を20%クエン酸、飽和炭酸水素ナトリウム、およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の80%酢酸エチル)により、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(1−ヒドロキシエチル)アゼチジン−3−オール(296mg、0.602ミリモル、65%収率)を得た。C1816INとしてのMS(EI):493(MH)。
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(1−ヒドロキシエチル)アゼチジン−3−オール(267mg、0.543ミリモル)をジクロロメタン(10mL)に溶解させ、雰囲気にて4−(ジメチルアミノ)ピリジン(80mg、0.661ミリモル)および塩化2,4,6−トリイソプロピルベンゼンスルホニル(183mg、0.604ミリモル)で15分間処理した。トリエチルアミン(0.076mL、0.545ミリモル)を加え、混合物を雰囲気にて3時間、次いで、35℃で4時間、次いで、雰囲気にてさらに15時間攪拌した。塩化2,4,6−トリイソプロピルベンゼンスルホニル(110mg、0.363ミリモル)を加え、混合物を35℃にて3時間攪拌し、次いで、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(80mg、0.661ミリモル)を加え、混合物を35℃で2時間攪拌した。塩化2,4,6−トリイソプロピルベンゼンスルホニル(303mg、1.0ミリモル)を加え、混合物を35℃にてさらに18時間攪拌した。混合物をシリカに吸着させ、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中30〜50%酢酸エチル)によって精製して、2,4,6−トリス(1−メチルエチル)ベンゼンスルホン酸1−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]エチル(201mg、0.265ミリモル、49%収率)を得た。C3338INSとしてのMS(EI):759(MH)。
2,4,6−トリス(1−メチルエチル)ベンゼンスルホン酸1−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]エチル(194mg、0.256ミリモル)をテトラヒドロフラン(2mL)に溶解させ、0℃まで冷却した。水素化ナトリウム(油中60wt%分散;31mg、0.775ミリモル)を加え、混合物を0℃にて15分間攪拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液でクエンチし、酢酸エチルで分配した。水性部分を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機部分をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中50%酢酸エチル)により、2,3−ジフルオロ−N−(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)−6−[(2−メチル−1−オキサ−5−アザスピロ[2.3]ヘキサ−5−イル)カルボニル]アニリン(120mg、0.253ミリモル、99%収率)を得た。C1814INとしてのMS(EI):475(MH)。
2,3−ジフルオロ−N−(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)−6−[(2−メチル−1−オキサ−5−アザスピロ[2.3]ヘキサ−5−イル)カルボニル]アニリン(50mg、0.105ミリモル)をジメチルスルホキシド(0.8mL)に溶解させ、100Wマイクロ波電力にてトランス−4−シクロヘキサノールアミン(70mg、0.609ミリモル)で100℃にて45分間処理した。混合物を逆相HPLCによって精製し、クリーンな画分を合せ、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で中和し、有機溶媒を真空中で除去した。残存する水性残渣を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機部分をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して残渣を得、これを塩酸で処理し、次いで、凍結乾燥して、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{1−[(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]エチル}アゼチジン−3−オール塩酸塩(36mg、0.058ミリモル、55%収率)を得た。H NMR(400MHz,d−DMSO):8.61(br s,0.5H),8.55(br s,0.5H),8.49−8.33(m,1H),8.08−7.90(m,1H),7.59(dd,1H),7.39(br d,1H),7.37−7.30(m,1H),7.21(br q,1H),6.81(br d,1H),6.77−6.65(m,1H),4.20(br d,1H),4.09−4.02(m,1H),3.97(br d,1H),3.93−3.80(m,1H),3.62−3.47(m,1H),3.03−2.90(m,1H),2.07−1.93(m,2H),1.93−1.77(m,2H),1.54−1.06(m,8H);C2427INとしてのMS(EI):590(MH)。
実施例21(a)
同一または類似の合成技術を用いて、必要であれば、別の試薬で置換し、以下の本発明の化合物を調製した:1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{1−[(1,1−ジメチルエチル)アミノ]エチル}アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.63(br s,0.4H),8.53(br s,0.6H),7.56(dt,1H),7.40−7.34(m,1H),7.32−7.26(m,1H),7.25−7.13(m,1H),6.72−6.62(m,1H),5.43(br s,1H),4.14−3.56(m,4H),2.69−2.53(m,1H),1.00−0.85(br,12H);C2225INとしてのMS(EI):548(MH)。
実施例22(a)および22(b)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(2R)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オール
および
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(2S)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オール
ジクロロメタン(5mL)中の、参考5に記載したのと同様な手法を用いて調製された2−(3−ヒドロキシ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(368mg、0.94ミリモル)の溶液にDMAP(115mg、0.94ミリモル)を加え、得られた溶液を0℃まで冷却した。塩化(R)−(−)−α−メトキシ−α−トリフルオロメチルフェニルアセチル(105μL、0.56ミリモル)をシリンジによって溶液に加え、混合物を室温まで温め、さらに12時間攪拌した。次いで、溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で分配し、有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで、濾過し、油状残渣まで濃縮した。溶離剤としてのヘキサン:酢酸エチル3:1を用いるシリガゲルフラッシュクロマトグラフィにより、より極性が低い(2R)−2−(1−{[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}−3−{[(2R)−3,3,3−トリフルオロ−2−(メチルオキシ)−2−フェニルプロパノイル]オキシ}アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(27.5mg、5%収率)、より極性が高い(2S)−2−(1−{[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}−3−{[(2R)−3,3,3−トリフルオロ−2−(メチルオキシ)−2−フェニルプロパノイル]オキシ}アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(105mg、19%収率)、および出発物質(253mg、69%回収)を得た。
そのようにして回収された出発物質をジクロロメタン(3mL)に取り、続いて、DMAP(115mg、0.94ミリモル)および塩化(R)−(−)−α−メトキシ−α−トリフルオロメチルフェニルアセチル(105μL、0.56ミリモル)を加え、混合物を室温にて12時間にわたって攪拌した。先の処理により、合わせた(2R)−2−(1−{[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}−3−{[(2R)−3,3,3−トリフルオロ−2−(メチルオキシ)−2−フェニルプロパノイル]オキシ}アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸1,1ジメチルエチル(46.6mg、8%収率)、より極性が高い(2S)−2−(1−{[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}−3−{[(2R)−3,3,3−トリフルオロ−2−(メチルオキシ)−2−フェニルプロパノイル]オキシ}アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸1,1ジメチルエチル(228mg、41%収率)および出発物質(100.8mg、27%回収)を得た。
そのようにして回収された出発物質をテトラヒドロフラン:ジクロロメタン(1:1、2mL)に取り、続いて、DMAP(47mg、0.39ミリモル)および塩化(R)−(−)−α−メトキシ−α−トリフルオロメチルフェニルアセチル(80μL、0.43ミリモル)を加え、混合物を12時間にわたって60℃まで加熱した。先の処理により、合わせたより極性が低い(2R)−2−(1−{[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}−3−{[(2R)−3,3,3−トリフルオロ−2−(メチルオキシ)−2−フェニルプロパノイル]オキシ}アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(144mg、26%収率)を得た。そのようにして得られたキラルエステル誘導体を、再度、溶離剤として、ヘキサン:酢酸エチル3:1を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィに付して、純粋なより極性が低い(2R)−2−(1−{[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}−3−{[(2R)−3,3,3−トリフルオロ−2−(メチルオキシ)−2−フェニルプロパノイル]オキシ}アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(122.8mg、22%収率)およびより極性が高い(2S)−2−(1−{[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}−3−{[(2R)−3,3,3−トリフルオロ−2−(メチルオキシ)−2−フェニルプロパノイル]オキシ}アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエル(177.6mg、32%収率)を共に無色アモルファス残渣として得た。
(2R)−2−(1−{[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}−3−{[(2R)−3,3,3−トリフルオロ−2−(メチルオキシ)−2−フェニルプロパノイル]オキシ}アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(122.8mg、0.21ミリモル)をメタノール(4mL)に取り、続いて、1M水酸化ナトリウム水溶液(1mL)を加え、得られた溶液を室温で1時間攪拌した。次いで、溶液を酢酸エチルおよび1N塩酸で分配した。有機相をブライン洗浄し、無粋硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘキサン:酢酸エチル2:1を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィによって精製して(2R)−2−(3−ヒドロキシ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(60.8mg、81%収率)を無色アモルファス固体として得た。(2S)−2−(3−ヒドロキシ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(87.4mg、75%収率)を同様に調製した。
(2R)−2−(3−ヒドロキシ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(60.8mg、0.16ミリモル)および10%Pd/C(30mg)をメタノール(2mL)に取り、混合物を雰囲気圧力にて1時間水素化した。次いで、懸濁液を、セライトパッドを通して濾過し、次いで、濃縮し、真空中で乾燥して、無色固体を得た。固体アミンをTHF(1mL)に取り、続いて、DIPEA(42μL、0.24ミリモル)および参考1に記載されたのと同様な手法を用いて調製されたフッ化3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]ベンゾイル(63mg、0.16ミリモル)を加え、混合物を室温にて30分間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび1N塩酸で分配し、有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで、濾過し、濃縮した。溶離剤としてヘキサン:酢酸エチル3:2を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィによる残渣の精製により、(2R)−2−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(74.9mg、74%収率)をアモルファス固体として得た。(2R)−2−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル。H NMR(400MHz,CDCl):8.53(br s,0.5H),8.40(br s,0.5H),7.41−7.38(dd,1H),7.34−7.31(dt,1H),7.17−7.14(m,1H),6.86−6.79(m,1H),6.63−6.587(m,1H),4.24−3.90(m,4H),3.37−3.23(m,1H),2.90−2.80(m,1H),1.85−1.54(m,7H),1.43(s,9H);C2629INとしてのMS(EI):576(M−C )。
(2R)−2−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(74.9mg、0.12ミリモル)をメタノール(1mL)に取り、続いて、ジオキサン(1mL)中の4N HClを加え、溶液を室温にて1時間攪拌した。次いで、溶液を濃縮し、残渣をクロロホルムおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で分配した。有機相をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、次いで、濾過し、濃縮した。酢酸エチル、次いで、クロロホルムおよびエタノール(0.1:10:1)中の濃アンモニア水を溶離剤として用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィによる残渣の精製により、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(2R)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オール(57.3mg)を無色アモルファス固体として得た。遊離塩基をメタノール(1mL)に取り、ジオキサン中の4N HClの添加によって約pH1とし、溶液を濃縮した。残渣をエチルエーテルでトリチュレートして、懸濁液を得た。固体を濾過によって収集して、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(2R)ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オール塩酸塩(49mg、72%収率)を無色固体として得た。
NMR(400MHz,CDCl):8.43−8.39(d,1H),7.41−7.38(dd,1H),7.33−7.31(dt,1H),7.14−7.10(m,1H),6.84−6.80(m,1H),6.63−6.57(m,1H),4.12−3.99(m,4H),3.10−3.08(d,1H),2.72−2.69(d,1H),2.64−2.62(m,1H),1.61−1.58(m,2H),1.36−1.16(m,4H);C2121INとしてのMS(EI):532(MH)。
同一または類似の合成技術を用い、必要ならば、別の試薬で置き換え、以下の本発明の化合物を調製した。
実施例22(c)
(2S)−2−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエテル:H NMR(400MHz,CDCl):8.52(br s,0.5H),8.39(br s,0.5H),7.41−7.38(dd,1H),7.34−7.31(dt,1H),7.17−7.12(m,1H),6.85−6.79(m,1H),6.63−6.57(m,1H),4.25−3.88(m,4H),3.34−3.26(m,1H),2.80−2.90(m,1H),1.85−1.54(m,7H),1.43(s,9H);C2629INとしてのMS(EI):576(M−C )。
実施例22(d)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(2S)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オール塩酸塩:H NMR(400MHz,d−メタノール):7.49−7.46(dd,1H),7.37−7.35(dt,1H),7.35−7.30(m,1H),7.10−7.04(m,1H),6.64−6.59(m,1H),4.39−4.32(dd,1H),4.21−4.18(dd,1H),4.13−4.07(m,1H),3.97−3.88(dd,1H),3.57−3.32(m,1H),3.02−2.96(dd,1H),1.90−1.50(m,7H);C2121INとしてのMS(EI):532(MH)。
実施例22(e)
1−({2−[(4−ブロモ−2−クロロフェニル)アミノ]−3,4−ジフルオロフェニル}カルボニル)−3−ピペリジン−2−イルアゼチジン−3−オール酢酸塩:
NMR(400MHz,CDOD):7.56(d,1H),7.29−7.38(m,2H),7.08−7.16(m,1H),6.64−6.70(m,1H),4.30−4.40(m,1H),4.18−4.26(m,1H),4.04−4.14(m,1H),3.90−4.00(m,1H),3.16−3.26(m,2H),2.86−2.96(m,1H),1.91(s,3H),1.76−1.88(m,3H),1.44−1.64(m,3H). C2121BrClF: 500 (M−H).
実施例22(f)
1−({2−[(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)アミノ]−3,4−ジフルオロフェニル}カルボニル)−3−ピペリジン−2−イルアゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):8.52(br s,1H),7.50(d,1H),7.35−7.15(m,3H),6.88−6.79(m,1H),4.15−3.96(m,1H),3.84−3.78(m,1H),3.68−3.63(m,1H),2.95−2.88(m,1H),2.48−2.40(m,2H),1.71−1.42(m,3H),1.25−1.14(m,2H),1.03−0.90(m,1H);C2121BrFとしてのMS(EI):485(MH)。
実施例22(g)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ピロリジン−2−イルアゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDOD):7.45(dd,1H),7.37−7.31(m,1H),7.30−7.25(m,1H),7.13−6.99(m,1H),6.67−6.54(m,1H),4.20−4.09(m,1H),4.08−3.91(m,2H),3.88−3.79(m,1H),3.27(t,1H),2.99−2.89(m,1H),2.88−2.81(m,1H),1.93−1.67(m,3H),1.55−1.42(m,1H).C2019INとしてのMS(EI):518(MH)。
実施例22(h)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(1−メチルピロリジン−2−イル)アゼチジン−3−オール酢酸(塩):H NMR(400MHz,CDOD):7.46(dd,1H),7.38−7.26(m,2H),7.12−6.99(m,1H),6.66−6.56(m,1H),4.37−3.87(m,4H),2.94−2.82(m,1H),2.75−2.63(m,3H),2.20−2.06(m,1H),2.00−1.67(m,8H).C2121INとしてのMS(EI):532 (MH)。
実施例22(i)
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(1−エチルピロリジン−2−イル)アゼチジン−3−オール酢酸(塩):H NMR(400MHz,CDOD):7.46(d,1H),7.38−7.33(m,1H),7.32−7.27(m,1H),7.12−7.01(m,1H),6.66−6.57(m,1H),4.34−3.89(m,4H),3.57(t,1H),3.51−3.40(m,1H),3.28−2.81(m,3H),2.25−1.72(m,8H),1.31−1.18(m,3H).C2223INとしてのMS(EI):546(MH)。
実施例22(j)
1−({4−フルオロ−5−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−1−メチル−1H−ベンズイミダゾール−6−イル}カルボニル)−3−[(2S)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,d−MeOH):8.30(s,1H),7.56(s,1H),7.42(d,1H),7.24(d,1H),6.34(m,1H),4.20(d,2H),3.92(s,3H),3.38−3.24(m,3H),3.08(bs,1H),2.88(bs 1H),1.90−1.70(m,3H),1.66−1.32(m,3H);C2324INとしてのMS(EI):568(MH)。
実施例22(k)
1−({7−フルオロ−6−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−1−メチル−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}カルボニル)−3−[(2S)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,d−MeOH):8.22(s,1H),7.60(s,1H),7.42(d,1H),7.26(d,1H),6.46(m,1H),4.21(d,2H),4.06(s,3H),3.88(m,1H),3.38−3.24(m,3H),3.10(bs,1H),2.88(bs (1H),1.88−1.70(m,3H),1.64−1.28(m,3H);C2324INとしてのMS(EI):568(MH)。
実施例22(m)
4−[(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)アミノ]−3−フルオロ−5−({3−ヒドロキシ−3−[(2S)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−1−メチルピリジン−2(1H)−オン:C2123BrFとしてのMS(EI):498(MH)。
実施例22(n)
1−({8−クロロ−7−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}カルボニル)−3−[(2S)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−DMSO):8.79(s,1H),8.04(d,1H),7.91(d,1H),7.64(dd,1H),7.55(d,1H),6.95−7.02(m,1H),4.38(d,1H),4.15(dd,1H),3.99(dd,1H),3.72(q,1H),3.32−3.39(m,1H),3.00−3.12(m,1H),1.93(t,3H),1.51−1.70(m,3H);C2222ClFINとしてのMS(EI):532(MH)。
実施例22(o)
1−({7−[(4−ブロモ−2−クロロフェニル)アミノ]−8−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}カルボニル)−3−[(2S)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−MeOH):8.85(s,1H),8.06(d,1H),7.91(d,1H),7.71(d,1H),7.45(d,1H),7.01(d,1H),4.48(d,1H),4.10−4.27(m,2H),3.87(q,1H),3.37(d,2H),3.02(s,1H),1.88−1.94(m,3H),1.58−1.69(m,3H);C2222BrCl:540(MH)。
実施例22(p)
1−({6−[(4−ブロモ−2−クロロフェニル)アミノ]−7−フルオロ−3−メチル−1,2−ベンズイソオキサゾール5−イル}カルボニル)−3−[(2S)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDCl):8.50(m,1H),7.51(d,1H),7.42(s,1H),7.26(dd,1H),6.79(dd,1H),4.20−3.98(br m,4H),3.11(d,1H),2.77−2.50(br m,5H),1.80−1.15(br
m,6H);C2323BrClFNとしてのMS(EI):537(MH)。
実施例22(q)
1−({3−フルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(2S)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−MeOH):7.53(2d,1H),7.46(m,2H),7.16(t,1H),6.86(m,1H),6.63(m,1H),4.36(m,1H),4.22(m,1H),4.02(m,1H),3.88(m,1H),3.08(d,1H),2.66(dd,1H),2.56(m,1H),1.82(bs,1H),1.66(d,1H),1.58(d,1H),1.38(m,2H),1.22(m,1H);C2122INとしてのMS(EI):514(MH)。
実施例22(r)
1−({4−フルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(2S)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,d−MeOH):7.42(2d,1H),7.34−7.18(m,4H),6.46(m,1H),4.10(m,2H),3.84(m,2H),3.04(d,1H),2.52(dd,2H),1.76(bs,0.5H),1.58(m,2.5H),1.32(m,2H),1.18(m,0.5H),1.04(m,0.5H);C2122INとしてのMS(EI):514(MH)。
実施例22(s)
5−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−6−({3−ヒドロキシ−3−[(2S)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−1−イル}カルボニル)−2−メチルピリダジン−3(2H)−オン:H NMR(400MHz,d−DMSO):10.19(s,1H),7.78(dd,1H),7.59(d,1H),7.32(t,1H),5.95(s,1H),4.59(q,1H),4.13−4.27(m,2H),3.77(d,1H),3.62(s,3H),3.02(d,2H),2.71(d,1H),1.78(s,1H),1.68(d,1H),1.53(d,1H),1.32(s,2H),1.17(t,1H);C2023FINとしてのMS(EI):528(MH+)。
実施例23
1−{[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}−3−ニトログアニジン塩酸塩
テトラヒドロフラン(3.00mL)中の実施例21に記載されたのと同様な手法を用いて調製された2,3−ジフルオロ−N−(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)−6−(1−オキサ−5−アザスピロ[2,3]ヘキサ−5−イルカルボニル)アニリン(0.15g、0.33ミリモル)、およびニトログアニジン(0.1g、1.00ミリモル)の混合物に、水酸化ナトリウムの水溶液(1.0mL、2.0ミリモル)を加え、反応混合物を70℃で16時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。粗生成物を逆相分取用HPLCによって精製した。画分を収集し、溶媒を濃縮した。残渣を酢酸エチルで分配した。有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過および濃縮の結果、アモルファス残渣を得、これをメタノールに溶解させ、ジオキサン中の4N HCl(80μL、0.33ミリモル)を溶液に加えた。形成された白色沈澱を濾過によって収集した。固体をヘキサンで洗浄し、乾燥して、76mg(38%)の1−{[1−({3,4−ジフルオロ−2−[2−フルオロ−4−ヨードフェニル]アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}−3−ニトログアニジン塩酸塩を得た。H NMR(400MHz,d−MeOH):7.46(2d,1H),7.36(m,1H),7.29(m,1H),7.02(m,1H),6.63(m,1H),4.22(m,1H),4.01(m,2H),3.86(m,1H),3.51(d,2H);C1816INとしてのMS(EI):565(MH)。
実施例23(a)
同一または類似の合成技術を用い、必要であれば、別の試薬で置き換え、以下の本発明の化合物を調製した:1−シアノ−3−{[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}グアニジン塩酸塩:H NMR(400MHz,d−MeOH):7.47(2d,1H),7.36(m,1H),7.27(m,1H),7.03(m,1H),6.63(m,1H),4.18(m,1H),3.98(m,2H),3.80(m,1H),3.43(s,2H);C1916INとしてのMS(EI):545(MH)。
実施例24
6−({3−[(エチルアミノ)メチル]−3−フルオロアゼチジン−1−イル}カルボニル)−2,3−ジフルオロ−N−(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アニリン
クロロホルム(2.5mL)中の、実施例3と同様な手法、続いての、Boc−保護を用いて調製した、[{1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}エチルカルバミン酸1,1−ジメチルエチル(27mg、0.044ミリモル)に、DAST(11.8μL、0.089ミリモル)を加え、室温にて3.5時間攪拌した。水(15mL)でクエンチし、相を分配し、水性相をクロロホルム(2×15mL)で抽出した。合わせたクロロホルム抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラム上で精製して、[{1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−フルオロアゼチジン−3−イル]メチル}エチルカルバミン酸1,1−ジメチルエチル(19.0mg、70%)を得た。
アセトニトリル(1.0mL)中の[{1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−フルオロアゼチジン−3−イル]メチル}エチルカルバミン酸1,1−ジメチルエチル(19.0mg、0.031ミリモル)に、ジオキサン(1.0mL)中の4.0N塩化水素の溶液を加えた。1.5時間後、溶液を真空中で濃縮した。残渣を分取用逆相HPLCによって精製して、表記化合物(4.30mg、27%)を得た。H NMR(400MHz,CDCl):8.25(s,1H),7.33(dd,1H),7.33−7.25(m,1H),7.18−7.14(m,1H),6.84−6.77(m,1H),6.63−6.58(m,1H),4.33−4.05(br m,4H),3.07−2.95(br m,2H),2.65(q,2H),1.08(t,3H);C1918INOとしてのMS(EI):508(MH)。
実施例25
3−(2−アミノシクロヘキシル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール
テトラヒドロフラン(3.90mL)中の、1−(トリメチルシロキシ)シクロヘキセン(200mg、1.17ミリモル)、および参考3に記載されたのと同様な手法を用いて調製された、3−オキソアゼチジン−1−カルボン酸ベンジル(289mg、1.41ミリモル)の溶液を−78℃まで10分間で冷却し、続いて、四塩化チタン(0.13mg、1.17ミリモル)を加えた。反応混合物を−78℃にてさらに5時間攪拌した。混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし、水性層をエーテル(2×)で抽出した。有機層を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(3:2ヘキサン/酢酸エチル)で精製して、3−ヒドロキシ−3−(2−オキソシクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボン酸ベンジル(328mg、37%)を得た。H NMR(CDCl):7.28−7.34(m,5H),5.08(s,2H),4.02(d,1H),3.89(d,1H),3.87(s,1H),3.55(s,1H),2.71(q,1H),2.29−2.43(m,2H),2.11(s,2H),1.95(s,1H),1.66(d, 3H);C1721NOとしてのMS(EI):303(MH+)。
酢酸アンモニウム(191mg、2.48ミリモル)の存在下で、メタノール(1.60mL)中の3−ヒドロキシ−3−(2−オキソシクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボン酸ベンジル(100mg、330ミリモル)の溶液を1時間で0℃まで冷却した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(81.5mg、1.30ミリモル)を加え、混合物を室温にて16時間攪拌した。反応混合物に6N塩化水素(800μL)を加え、酢酸エチルで抽出した。水性層を炭酸水素ナトリウム水溶液で塩基性化し(pH9)、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機部分を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、3−(2−アミノシクロヘキシル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボン酸ベンジル(73.7mg、73%)を得た。C1724としてのMS(EI):305(MH+)。
ジオキサン−水(1:1;2.5mL)中の3−(2−アミノシクロヘキシル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボン酸ベンジル(202mg、0.663ミリモル)の溶液に、二炭酸ジ−tert−ブチル(138mg、0.630ミリモル)および固体炭酸水素ナトリウム(112mg、1.33ミリモル)を加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌し、蒸発させた。残渣を酢酸エチルおよび水の間に分配した。有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、3−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ)シクロヘキシル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボン酸ベンジル(237mg、100%)を得た。H NMR(CHOH):7.15−7.21(m,5H),5.45(s,0.5H),5.20(d,0.5H),4.95(s,2H),4.81(s,1H),3.81(d,2H),1.43−1.74(m,5H),1.39(s,1H),1.31(s,11H),1.20(s,1H).C2232としてのMS(EI):405(MH+)。
酢酸エチル(2mL)中の3−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ)シクロヘキシル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボン酸べンジル(237mg,0.586ミリモル)の溶液を40psiにて10%パラジウム−炭素(200mg、0.586ミリモル)で16時間水素化した。反応混合物を濾過し、真空中で濃縮して、2−(3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル)シクロヘキシルカルバミン酸tert−ブチル(181mg、100%)を得た。H NMR(CDCl):5.10(s,1H),4.80(s,1H),3.78−3.86(m,1H),3.61(d,1H),3.57(s,1H),3.36(d,1H),1.77(s,2H),1.40−1.53(m,1H),1.36(d,9H),1.25(s,2H)。C1426としてのMS(EI):271(MH+)。
テトラヒドロフラン(2.2mL)中の、2−(3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル)シクロヘキシルカルバミン酸tertブチル(181mg、0.669ミリモル)、および参考1に記載されたのと同様な手法を用いて調製されたフッ化3,4−ジフルオロ−2−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)ベンゾイル(265mg、0.669ミリモル)の溶液に、室温にて、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(110μL)を加えた。1時間の後、反応混合物を50℃まで加熱し、45分間攪拌し、その時点で、それを室温まで冷却し、蒸発させた。残渣を酢酸エチルおよび10%クエン酸の間で分配した。有機層を塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、2−(1−(3,4−ジフルオロ−2−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)ベンゾイル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル)シクロヘキシルカルバミン酸tertブチルを得た。この粗物質をさらに精製することなく次の工程に取った。
2−(1−(3,4−ジフルオロ−2−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)ベンゾイル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル)シクロヘキシルカルバミン酸tertブチルを、メタノール(4mL)および塩化水素(ジオキサン中4M)(3mL)の混合液に溶解させた。溶液を加熱還流し、次いで、室温まで冷却し、16時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、逆相HPLCによって精製した。精製された画分を蒸発乾固させ、酢酸エチルおよび炭酸水素ナトリウム水溶液の間に分配した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、油を得た。残渣をメタノール(2mL)に取り、塩化水素(ジオキサン中4M)(700μL)を加え、蒸発乾固させ、表記化合物3−(2−アミノシクロヘキシル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール塩酸塩(44.7mg、12%)を得た。H NMR(400MHz,d−DMSO):8.58(d,1H),7.59(dd,1H),7.54(s,2H),7.38(d,1H),7.33(t,1H),7.16−7.25(m,1H),6.69(dt,1H),6.41(s,1H),4.26(d,0.5H),4.17(d,0.5H),4.04(t,1H),3.90(t,1H),3.79(d,0.5H),3.65−3.73(m,0.5H),3.45−3.51(m,1H),1.88(s,1H),1.65−1.88(m,2H),1.47(s,4H),1.16−1.37(m,2H);C2223INとしてのMS(EI):546(MH)。
同一または類似の合成技術を用い、必要であれば、別の試薬で置き換え、以下の本発明の化合物を調製した。
実施例25(c)
3−(2−アミノシクロペンチル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール;H NMR(400MHz,d−DMSO):8.56(d,1H),7.82(d,1H),7.59(td,1H),7.45(s,1H),7.38(d,1H),7.30−7.35(m,1H),7.18−7.24(m,1H),6.68−6.72(m,1H,6.41(s,0.5H),6.17(s,0.5H),3.91−4.27(m,2.5H),3.78−3.86(m,1H),3.65−3.73(m,1H),3.44−3.52(m,0.5H),2.19−2.26(m,1H),1.54−1.94(m,5H),1.30−1.39(m,1H);C2121INとしてのMS(EI):532(MH)。
実施例25(a)および25(b)
(±)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(トランス)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アゼチジン−3−オール
および
(±)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(シス)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アゼチジン−3−オール

実施例25aおよび25bの化合物は、実施例25で与えられた手法に従って調製した3−ヒドロキシ−3−(2−オキシシクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボン酸ベンジルから出発して合成した。ケトンを還元して、3−ヒドロキシ−3−(2−ヒドロキシシクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボン酸ベンジルが、ラセミジアステレオマーの混合物として得られ、これを水素化に付して3−(2−ヒドロキシシクロヘキシル)アゼチジン−3−オールを得た。次いで、3−(2−ヒドロキシシクロヘキシル)アゼチジン−3−オールを、通常の方法で、フッ化3,4−ジフルオロ−2−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)ベンゾイルでのカップリング工程に進めた。そのようにして得られたカップリングされた物質を分取用逆相HPLCによって精製し、そこでは、画分1は仮に(±)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(トランス)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アゼチジン−3−オール(実施例25a)として割り当て、画分2は仮に(±)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(シス)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アゼチジン−3−オールとして割り当てた。
実施例25(a)最初の溶出画分:H NMR(400MHz,d−MeOH):7.44(2d,1H),7.34(t,1H),7.25(m,1H),7.03(m,1H),6.60(m,1H),4.46(d,0.5H),4.28(d,0.5H),4.22(d,0.5H),3.98(dd,1H),3.89(d,0.5H),3.85(s,0.5H),3.77(d,0.5H),3.56(m,1H),1.90(m,1H),1.46−1.74(m,4H),0.98−1.32(m,4H);C2222INとしてのMS(EI):547(MH)。
実施例25(b)第2の溶出画分:H NMR(400MHz,d−MeOH):7.44(2d,1H),7.33(d,1H),7.26(m,1H),7.04(m,1H),6.59(dd,1H),4.20(m,1.5H),4.19(s,0.5H),4.00(m,1.5H),3.86(dd,1H),3.74(d,0.5H),1.76(m,2H),1.50−1.68(m,5H),1.18−1.46(m,4H);C2222INとしてのMS(EI):547(MH)。
実施例26
3−({[(E)−1−アミノ−2−ニトロエテニル]アミノ}メチル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール
エタノール(5mL)中の、実施例3に記載されたのと同様な手法を用いて調製された3−(アミノメチル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール(0.24g、0.5ミリモル)、および商業的に入手可能な1,1−ビス(メチルチオ)−2−ニトロエチレン(0.083g、0.5ミリモル)の溶液を、70℃で16時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮し、0.10g、(39%)の1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[(Z)−1−(メチルチオ)−2−ニトロエテニル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オールを得た。C2018INSとしてのMS(EI):595(MH)。
エタノール(2mL)中の1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−({[(Z)−1−(メチルチオ)−2−ニトロエテニル]アミノ}メチル)アゼチジン−3−オール(0.05g、0.08ミリモル)の溶液に、水酸化アンモニウム(0.1mg、0.8ミリモル)を加え、反応混合物を70℃で16時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。粗生成物を逆相分取用HPLCによって精製した。画分を収集し、溶媒を濃縮した。残渣を酢酸エチルで分配した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過および濃縮の結果、アモルファス残渣を得、これをメタノールに溶解させ、ジオキサン中の4N HCl(40μL、0.16ミリモル)を溶液に加えた。形成された白色沈澱を真空濾過によって収集した。固体をヘキサンで洗浄し、乾燥して、42mg(87%)の3−({[(E)−1−アミノ−2−ニトロエテニル]アミノ}メチル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール塩酸塩を得た。H NMR(400MHz,d−MeOH):7.58(t,0.5H),7.44(t,0.5H),7.36(m,1H),7.31(m,1H),7.04(m,1H),6.63(m,1H),3.90−4.30(m,4H),3.72(s,2H);C1917INとしてのMS(EI):564(MH)。
実施例27
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(1H−イミダゾール−2−イルメチル)アゼチジン−3−オール
テトラヒドロフラン(5mL)中の(Claderら、J.of Med.Chem.1995,38(10),1600−7に記載されたのと同様な手法を用いて調製された)2−メチル−1−({[2−(トリメチルシリル)エチル]オキシ}メチル)−1H−イミダゾール(0.5g、2.3ミリモル)の溶液を−78℃まで冷却し、n−ブチルリチウムを加えた(ヘキサン中2.5M、0.990mL、2.5ミリモル)。2時間後、2.0mLテトラヒドロフラン中の実施例3に記載されたのと同様な手法を用いて調製された3−オキソアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(0.60g、3.5ミリモル)を加え、溶液を室温まで温め、一晩攪拌した。反応混合物を過剰の飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、水および酢酸エチルの間に分配した。層を分離し、水性層を酢酸エチル(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、3:1ヘキサン/酢酸エチル)により、0.37g(41%)の3−{[1−({[2−(トリメチルシリル)エチル]オキシ}メチル)−1H−イミダゾール−2−イル]メチル}アゼチジン−3−オールを得た。H NMR(400MHz,CDCl):6.96−6.92(m,1H),5.23(s,2H),3.98(d,2H),3.79(d,2H),3.52−3.47(m,2H),3.13(s,2H),1.43(s,9H),0.94−0.88(m,2H),0.00(s,9H)。
3−{[1−({[2−(トリメチルシリル)エチル]オキシ}メチル)−1H−イミダゾール−2−イル]メチル}アゼチジン−3−オール(0.19g、0.49ミリモル)をジクロロメタン(1.5mL)に溶解させ、トリフルオロ酢酸(1.5mL)を加えた。反応混合物を室温で一晩攪拌し、溶媒を真空下で除去して、0.16gの3−(1H−イミダゾール−2−イルメチル)アゼチジン−3−オールトリフルオロ酢酸塩(87%)を得た。粗残渣を次の工程のためにさらに精製することなく用いた。
テトラヒドロフラン(2.0mL)中の3−(1H−イミダゾール−2−イルメチル)アゼチジン−3−オールトリフルオロ酢酸塩(0.16g、0.42ミリモル)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.370mL、2.13ミリモル)の溶液に、参考1に記載されたのと同様な手法を用いて調製されたフッ化3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]ベンゾイル(0.17g、0.42ミリモル)を加え、反応混合物を室温で3時間攪拌した。溶液を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の間に分配し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。逆相HPLCによる精製、続いての、純粋な画分の凍結乾燥により、0.032g(13%)の1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(1H−イミダゾール−2−イルメチル)アゼチジン−3−オール酢酸塩を得た。H NMR(400MHz,CDOD):7.45(dd,1H),7.38−7.33(m,1H),7.25−7.18(m,1H),7.08−6.96(m,1H),6.89(s,2H),6.65−6.56(m,1H),4.33−4.22(m,1H),4.17−4.00(m,2H),3.91−3.80(m,1H),3.08(s,2H),1.96(s,3H)。C2016INとしてのMS(EI):529(MH)。
実施例28
3−[(1R)−1−アミノエチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール
−78℃のTHF(200mL)中のジイソプロピルアミン(6.5mL、46.3ミリモル)の溶液に、5分間にわたって、ブチルリチウム(ヘキサン中の2.5M溶液の17mL、42.5ミリモル)を加えた。リチウムジイソプロピルアミドの溶液を−78℃で15分間攪拌した。THF(100mL)中の(S)−4−ベンジル−3−プロピオニル−2−オキサゾリジノン(9.0g、38.6ミリモル)の溶液に26分間にわたって滴下漏斗によってリチウムジイソプロピルアミドを加えた。加える間に、反応温度は−70℃未満に維持した。滴下の後、混合物を−78℃にてさらに30分間攪拌した。次いで、3−オキソアゼチジン−1−カルボン酸フェニルメチル(9.5g、46.3ミリモル)を、25分間にわたってTHF(100mL)中の溶液として滴下漏斗によって加えた。再度、試薬滴下の間に、反応混合物を−70℃未満に維持した。−78℃においてさらに1時間攪拌した後、反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチし、次いで、室温まで温めた。水を加えていずれの沈澱した塩化アンモニウムも溶解させ、酢酸エチルを加えた。層を分配し、水性相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機抽出物を5%炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(50%酢酸エチル:50%ヘキサン)によって精製して、3−ヒドロキシ−3−{(1R)−1−メチル−2−オキソ−2−[(4H)−2−オキソ−4−(フェニルメチル)−1,3−オキサゾリジン−3−イル]エチル}アゼチジン−1−カルボン酸−フェニルメチルを白色結晶性固体(6.03g、13.8ミリモル、36%収率)として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ7.37(m,8H),7.20(d,2H),5.12(s,2H),4.66(m,1H),4.27−4.20(m,2H),4.10(q,1H),4.03−3.93(m,3H),3.28(dd,1H),2.77(dd,1H),1.29(d,3H)。
30%過酸化水素中(13.2mL、138ミリモル)の水酸化リチウム一水和物(1.16g、27.6ミリモル)の溶液を調製し、引き続いて、0℃にて、THF(80mL)および水(20mL)中の3−ヒドロキシ−3−{(1R)−1−メチル−2−オキソ−2−[(4S)−2−オキソ−4−(フェニルメチル)−1,3−オキサゾリジン−3−イル]エチル}アゼチジン−1−カルボン酸フェニルメチル(6.03g、13.8ミリモル)の溶液をゆっくりと加えた。混合物を1時間室温で攪拌した後、過酸化水素を1M亜硫酸ナトリウム(150mL、150ミリモル)で注意深くクエンチした。THFを真空中で除去し、次いで、混合物を濃塩酸でpH=2まで酸性化した。水性混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィ(グラジエント、5%メタノール:95%ジクロロメタン〜10%メタノール:90%ジクロロメタン)によって精製して、(2R)−2−(3−ヒドロキシ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アゼチジン−3−イル)プロパン酸の無色油(2.77g、9.9ミリモル、72%収率)を得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ7.37−7.31(m,5H),5.10(s,2H),3.99(s,2H),3.93(s,2H),2.88(q,1H),1.28(d,3H);C1417NOとしてのMS(EI):280(MH)。
トルエン(100mL)中の(2R)−2−(3−ヒドロキシ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アゼチジン−3−イル)プロパン酸(2.77g、9.9ミリモル)の溶液に、トリエチルアミン(1.52mL、10.9ミリモル)、続いて、アジ化ジフェニルホスホリル(2.24mL、10.4ミリモル)を加えた。混合物を2時間で80℃まで加熱し、次いで、室温まで冷却した。揮発性物質を真空中で除去し、残渣をカラムクロマトグラフィ(グラジエント:50%ヘキサン:50%酢酸エチル〜100%酢酸エチル)によって精製した。所望の生成物、(8R)−8−メチル−6−オキソ−5−オキサ−2,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−2−カルボン酸フェニルメチルエステルを粘性無色シロップ(1.84g、6.6ミリモル、67%収率)として単離した。H NMR(400MHz,CDCl)δ7.39−7.32(m,5H),5.66(br s,1H),5.12(s,2H),4.34(dd,1H),4.30(dd,1H),4.17(dd,1H),4.05(dd,1H),3.98(q,1H),1.34(d,3H)。
メタノール(66mL)中の(8R)−8−メチル−6−オキソ−5−オキサ−2,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−2−カルボン酸フェニルメチルエステル(1.84g、6.6ミリモル)の溶液に、炭素上の湿った10%パラジウム(50質量%、500mg)を加えた。得られた懸濁液を1気圧の水素下で1時間攪拌した。次いで、触媒をセライトを通して濾過によって除去した。濾液を真空中で濃縮して、(8R)−8−メチル−5−オキサ−2,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−6−オンを白色固体(0.99g、定量的収率)として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ5.23(br s,1H),4.07(d,1H),4.02(d,1H),3.92(d,1H),3.79(d,1H),3.58(d,1H),1.38(d,3H);C10としてのMS(EI):143(MH)。
メタノール(65mL)中の(8R)−8−メチル−5−オキサ−2,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−6−オン(937mg、6.6ミリモル)、酢酸(0.756mL、13.2ミリモル)およびベンズアルデヒド(1.0mL、9.9ミリモル)の溶液をシアノ水素化ホウ素ナトリウム(829mg、13.2ミリモル)で室温にて30分間処理した。次いで、混合物を0℃まで冷却し、3N塩酸(100mL)を加えた。次いで、メタノールを真空中で除去した。得られた水溶液を酢酸エチルで洗浄した。酢酸エチル洗浄を1N塩酸で逆抽出し、水性酸性相を合わせ、炭酸カリウムで塩基性化した。有機相を捨てた。次いで、水性混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。所望の(8R)−8−メチル−2−(フェニルメチル)−5−オキサ−2,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−6−オンがミルク状の無色液体(1.33g、5.73ミリモル、87%収率)として93%純度で得られた。C1316としてのMS(EI):233(MH)。
ジオキサン(40mL)および水(20mL)中の(8R)−8−メチル−2−(フェニルメチル)−5−オキサ−2,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−6−オン(1.33g、5.7ミリモル)の溶液に、水酸化バリウム八水和物(9.0g、28.5ミリモル)を加え、混合物を2時間加熱還流した。室温まで冷却した後、混合物を3N塩酸(10mL)で酸性化し、ジクロロメタン(50mL)を加えた。二相混合物を炭酸カリウム(1.6g、11.4ミリモル)および二炭酸ジ−tert−ブチル(2.11g、9.7ミリモル)で処理した。室温にて激しく17時間攪拌した後、固体を濾過によって除去し、層を分配した。水性相をジクロロメタンで抽出し、有機抽出物を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣をメタノール(60mL)に取り、還流下で4時間にわたって2回に分けて加えた炭酸カリウム(3.0g、22ミリモル)で処理した。冷却後、メタノールを真空中で除去し、残存する固体をシリカカラムに直接的に充填した。精製(5%メタノール:95%ジクロロメタン)後に、{(1R)−1−[3−ヒドロキシ−1−(フェニルメチル)アゼチジン−3−イル]エチル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチルを無色シロップ(1.07g、3.5ミリモル、62%収率)として得た。C1726としてのMS(EI):307(MH)。
メタノール中の{(1R)−1−[3−ヒドロキシ−1−(フェニルメチル)アゼチジン−3−イル]エチル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(1.07g、3.5ミリモル)の溶液に炭素上の湿った10%パラジウム(50質量%、250mg)を加えた。得られた懸濁液を1気圧の水素に7時間付し、さらに250mgの触媒を反応の間に加えた。次いで、触媒をセライトを通して濾過によって除去した。次いで、濾液を真空中で濃縮して、[(1R)−1−(3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル)エチル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチルを無色シロップ(800mg、定量的収率)として得た。C1020としてのMS(EI):161(M−tert−ブチル+H)。
ジクロロメタン(5mL)中の[(1R)−1−(3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル)エチル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(200mg、0.92ミリモル)の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(228μL、1.38ミリモル)、および(参考1に記載された手法に従って調製された)フッ化3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]ベンゾイル(363mg、0.92ミリモル)を加えた。混合物を室温で16時間攪拌し、その後、揮発性物質を真空中で除去した。残渣をカラムクロマトグラフィ(50%ヘキサン:50%酢酸エチル)によって精製して、{(1R)−1−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]エチル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチルを無色フイルム(333mg、0.56ミリモル、61%収率)として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ8.47(br
s,1H),7.40(dd,1H),7.32(d,1H),7.12(m,1H),6.81(m,1H),6.61(m,1H),4.74(br d,1H),4.22(d,1H),4.15−4.07(m,2H),3.96(br s,1H),3.77(m,1H),1.43(s,9H),1.18(d,3H);C2325INとしてのMS(EI):536(M−tert−ブチル+H)。
メタノール(10mL)中の{(1R)−1−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]エチル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(333mg、0.56ミリモル)の溶液を塩酸(ジオキサン中4N、1.4mL、5.6ミリモル)で60℃にて30分間処理した。冷却の後、揮発性物質を真空中で除去して、3−[(1R)−1−アミノエチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール塩酸塩を白色固体(285mg、0.54ミリモル、97%収率)として得た。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ8.56(s,1H),7.83(br s,3H),7.59(dd,1H),7.39(d,1H),7.34(m,1H),7.21(q,1H),6.69(m,1H),6.65(s,1H),4.25(dd,1H),4.10(dd,1H),3.98(dd,1H),3.80(m,1H),3.48(m,1H),1.11(dd,3H);C1817INとしてのMS(EI):492(MH)。
この物質のエナンチオマー過剰(ee)を確立するために3−[(1R)−1−アミノエチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール塩酸塩(21mg、0.040ミリモル)をジクロロメタン(400μL)に溶解させ、ジイソプロピルエチルアミン(20μL、0.12ミリモル)および塩化(R)−(−)−α−メトキシ−α−(トリフルオロメチル)フェニルアセチルで室温にて15分間処理した。アリコートを除去し、キラルHPLCによって分析した。(2S)−N−{(1R)−1−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]エチル}−3,3,3−トリフルオロ−2−(メチルオキシ)−2−フェニルプロパンアミドのジアステレオマ−過剰は91%であることが判明し、外挿により、3−[(1R)−1−アミノエチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オールのeeもまた91%であると割り当てられた。
実施例28a
前記したシーケンスを用い、(R)−4−ベンジル−3−プロピオニル−2−オキサゾリジノンで開始し、3−ヒドロキシ−3−{(1S)−1−メチル−2−オキソ−2−[(4R)−2−オキソ−4−(フェニルメチル)−1,3−オキサゾリジン−3−イル]エチル}アゼチジン−1−カルボン酸フェニルメチルがイソプロパノールからのさらなる再結晶を必要とした以外は、同様な手法を用い、3−[(1S)−1−アミノエチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オールを調製した。実施例28で前記したのと同一の方法を用い、3−[(1S)−1−アミノエチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オールは98.4%eeを有すると決定された。H NMR(400MHz,DMSO−d)δ8.56(s,1H),7.84(br s,3H),7.59(dd,1H),7.39(d,1H),7.34(m,1H),7.21(q,1H),6.69(m,1H),6.65(s,1H),4.25(dd,1H),4.10(dd,1H),3.98(dd,1H),3.80(m,1H),3.48(m,1H),1.11(dd,3H);C1817INとしてのMS(EI):492(MH)。
実施例28b
実施例28に記載されたのと同様な手法を用いて調製された3−[(1S)−1−アミノエチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール(87.4mg、0.18ミリモル)に、メタノール(2mL)中のホルムアミド(37%水性、14mg、0.18ミリモル)、および水素化ナトリウム(7mg、0.18ミリモル)を加えた。混合物を室温にて3時間攪拌し、その後、水素化ホウ素ナトリウム(16mg、0.42ミリモル)を加えた。さらに1.25時間攪拌するに際し、より多くのホルムアミド(37%水性、1滴)加え、混合物を室温で3日間攪拌した。次いで、水素化ホウ素ナトリウムのさらなる小さなスパチュラ(約50mg)を加え、混合物を室温で30分間攪拌した。1N HClでのクエンチングの後、反応混合物を分取用HPLCによって直接的に精製した。クリーンな物質をその塩酸塩に変換して、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(1S)−1−(メチルアミノ)エチル]アゼチジン−3−オールを黄色固体(21.7mg、0.040ミリモル、22%収率)として得た。H NMR(400MHz,CDOD)δ7.47(dd,1H),7.36(d,1H),7.31(m,1H),7.06(q,1H),6.62(dt,1H),4.36(dd,1H),4.21−3.91(m,3H),3.44(q,1H),2.66(s,3H),1.29(br m,3H);C1919INとしてのMS(EI):506(MH)。
実施例29
3−{[(1,1−ジメチルエチル)アミノ]メチル}−1−({4−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−3−チエニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール
15mLのエタノール中の(商業的に入手可能な、またはRossyら、J.Org.Chem.1980,45(4),617−2に記載されたのと同様な手法を用いて調製された)4−オキソテトラヒドロチオフェン−3−カルボン酸メチル(1.75g、11ミリモル)の混合物に2−フルオロ−4−ヨードアニリン(2.6g、11ミリモル)を加え、続いて、酢酸の数滴を加えた。混合物を3時間還流した。混合物を室温まで冷却し、生成物が沈殿した。この生成物を濾過し、酢酸エチル、エーテルで洗浄し、真空中で乾燥し、4−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−2,5−ジヒドロチオフェン−3−カルボン酸メチル(1.7g、42%)を得た。HNMR(d−DMSO):9.80(s,1H),7.71(d,1H),7.49(dd,1H),7.24(t,1H),4.10(t,2H),3.79(t,2H),3.69(s,3H);C1211FINOSとしてのMS(EI):380(MH)。
10mLの無水トルエン中の4−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−2,5−ジヒドロチオフェン−3−カルボン酸メチル(1.2g、3.16ミリモル)の混合物に、2,3,5,6−テトラクロロシクロヘキサ−2,5−ジエン−1,4−ジオン(0.78g、3.16ミリモル)を加えた。混合物を2時間還流した。混合物を50℃まで冷却し、真空中で濃縮乾固し、室温まで冷却した。残渣にエタノールを加え、混合物を数分間還流し、室温まで冷却し、明るい青色結晶性生成物を濾過し、真空中で乾燥して、4−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]チオフェン−3−カルボン酸メチル(0.74g、62%)を得た。HNMR(d−DMSO):8.78(s,1H),8.42(d,1H),7.64(d,1H),7.46(d,1H),7.37(t,1H),7.14(s,1H),3.85(s,3H);C12FINOSとしてのMS(EI):378(MH)。
エタノール/水(4ml/4ml)中の水酸化カリウム(0.3g)の溶液中の4−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]チオフェン−3−カルボン酸メチル(0.74g、1.96ミリモル)の混合物を60℃まで加熱し、この温度で30分間攪拌した。混合物を室温まで冷却し、4mlの水で希釈し、エーテルで抽出した。水層を1N HClでpH2まで酸性化し、生成物が沈殿し、濾過し、水で数回洗浄し、真空中で乾燥して、4−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]チオフェン−3−カルボン酸(0.59g、83%)を得た。H NMR(d−DMSO):13.20(s,1H),9.13(s,1H),8.35(d,1H),7.62(dd,1H),7.48−7.38(m,2H),7.11(s,1H);C11FINOSとしてのMS(EI):362(MH)。
4−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]チオフェン−3−カルボン酸(200mg、0.551ミリモル)、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(202mg、1.65ミリモル)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(127mg、0.662ミリモル)をDMF(3mL)に溶解させた。混合物を雰囲気にて5分間攪拌し、次いで、3−(ヒドロキシメチル)アゼチジン−3−オール塩酸塩(72mg、0.516ミリモル)を加え、混合物を15分間攪拌した。混合物を酢酸エチルおよび20%クエン酸の間に分配した。水性部分を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機部分を5%塩化リチウム、飽和炭酸水素ナトリウムおよびブライで洗浄し、次いで、硫酸ナトリウム水溶液で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をジクロロメタンから結晶化して、1−({4−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−3−チエニル}カルボニル)−3−(ヒドロキシメチル)アゼチジン−3−オール(247mg、0.551ミリモル、定量的収率)をオフホワイトの結晶として得た。C1514FINSとしてのMS(EI):449(MH)。
1−({4−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−3−チエニル}カルボニル)−3−(ヒドロキシメチル)アゼチジン−3−オール(247mg、0.551ミリモル)をジクロロメタン(10mL)に懸濁させ、雰囲気にて、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(80mg、0.661ミリモル)、および塩化2,4,6−トリイソプロピルベンゼンスルホニル(183mg、0.604ミリモル)で15時間処理した。混合物をシリカに吸着させ、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の30%酢酸エチル)によって精製して、2,4,6−トリス(1−メチルエチル)ベンゼンスルホン酸[1−({4−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−3−チエニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル(101mg、0.141ミリモル、26%収率)を得た。C3036FINとしてのMS(EI):715(MH)。
2,4,6−トリス(1−メチルエチル)ベンゼンスルホン酸[1−({4−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−3−チエニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル(101mg、0.141ミリモル)をテトラヒドロフラン(2mL)に溶解させ、雰囲気にて、水素化ナトリウム(油中60wt%分散;17mg、0.425ミリモル)で20分間処理した。テトラヒドロフラン(2mL)およびtertブチルアミン(0.1mL)を加え、混合物を雰囲気にて16時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮し、酢酸エチルおよび水の間に分配した。有機部分をブラインで洗浄し、無粋硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を逆相HPLCによって精製し、クリーンな画分を合わせ、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で中和し、有機溶媒を真空中で除去した。残存する水性残渣を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機部分をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、3−{[(1,1−ジメチルエチル)アミノ]メチル}−1−({4−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−3−チエニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール(8mg、0.016ミリモル、11%収率)を得た。H NMR(400MHz,d−DMSO):9.64(br,1H),8.08(d,1H),7.59(dd,1H),7.44(dd,1H),7.36(t,1H),7.12(d,1H),4.39(d,1H),4.22(d,1H),4.03(d,1H),3.80(d,1H),2.68(br,2H),1.04(s,9H);C1923FINSとしてのMS(EI):504(MH)。
同一または類似の合成技術を用い、必要であれば、別の試薬で置き換え、以下の本発明の化合物を調製した。
実施例29(a)
3−[(ジメチルアミノ)メチル]−1−({4−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−3−チエニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール:H NMR(400MHz,CDOD):7.91(d,1H),7.46−7.41(m,2H),7.33(t,1H),7.00(d,1H),4.66(s,1H),4.49(s,1H),4.30(s,1H),4.15(s,1H),3.54(s,1H),3.17−3.13(m,3H),2.90(s,2H),1.87−1.83(m,3H);C1719FINSとしてのMS(EI):476(MH)。
実施例29(b)
1−({4−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−3−チエニル}カルボニル)アゼチジン−3−アミン:H NMR(400MHz,CDOD):7.90(d,1H),7.46−7.41(m,2H),7.31(t,1H),6.99(d,1H),4.47(br.s,2H),4.22−4.16(m,2H);C1413FINOSとしてのMS(EI):418(MH)。
実施例30
3−(1−アミノエチル)−1−({8−クロロ−7−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}カルボニル)アゼチジン−3−オール
0℃まで冷却したテトラヒドロフラン(1mL)中の水素化ナトリウム(72mg、1.75ミリモル、60wt%)の懸濁液にニトロエタン(125μL、1.75ミリモル)を加えた。懸濁液を室温まで温め、15分間攪拌し、次いで、0℃まで冷却して戻した。懸濁液に、参考3に記載されたのと同様な手法を用いて調製された3−オキサアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(300mg、1.75ミリモル、テトラヒドロフランの2mL中)の溶液を滴下した。懸濁液を室温で1時間攪拌した。反応混合物を20%クエン酸水溶液を加えることによってクエンチし、次いで、酢酸エチルで分配した。水性部分を、酢酸エチルを用いて2回抽出し、合わせた有機部分を飽和炭酸水素ナトリウム、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、無色油を得、これを、カラムクロマトグラフィによって精製した。ヘキサン中の30%酢酸エチルで溶出し、単離された生成物を真空中で濃縮して、250mg、1.02ミリモル(58%)の3−ヒドロキシ−3−(1−ニトロエチル)アゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチルを無色油として得た。H NMR(400MHz,DMSO):6.46(s,1H),5.01(q,1H),4.24−3.97(m,2H),3.77−3.60(m,2H),1.41(d,3H),1.39(s,9H)。
3−ヒドロキシ−3−(1−ニトロエチル)アゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチルをメタノール(5mL)に溶解させ、ジオキサン中の4N HClで処理した。溶液を軽く加熱還流し、次いで、真空中で濃縮して、178mg、0.98ミリモル(96%)の3−(1−ニトロエチル)アゼチジン−3−オール塩酸塩を白色固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO):9.30(br s,1H),8.96(br s,1H),5.12(q,1H),4.44−4.38(m,1H),4.22−4.17(m,1H),3.94−3.87(m,1H),3.85−3.77(m,1H),1.44(d,3H)。
ジメチルホルムアミド(3mL)中の(US2006030610およびUS2005054701に記載されたのと同様な手法を用いて調製された)8−クロロ−7−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボン酸(150mg、0.35ミリモル)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(300μL、1.74ミリモル)、PyBOP(180mg、0.35ミリモル)および3−(1−ニトロエチル)アゼチジン−3−オール塩酸塩(76mg、0.42ミリモル)の溶液を室温にて15時間攪拌した。次いで、反応混合物を5%塩化リチウム水溶液および酢酸エチルの間で分配した。水性部分を酢酸エチルを用いて2回抽出した。合わせた有機部分を20%クエン酸水溶液、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、茶色残渣を得、これをカラムクロマトグラフィによって精製した。ジクロロメタン中の5%メタノールで溶出し、単離された生成物を真空中で濃縮して、195mg、0.35ミリモル(100%)の1−({8−クロロ−7−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}カルボニル)−3−(1−ニトロエチル)アゼチジン−3−オールを黄色発泡体として得た。H NMR(400 MHz,CDCl):8.28(s,1H),7.68(s,1H),7.59(s,1H),7.43(d,1H),7.31(d,1H),7.23(br s,1H),6.55−6.51(m,1H),6.02(br s,1H),4.79(q,1H),4.45−3.96(4H),1.56(d,3H).C2019ClFINとしてのMS(EI):560(MH)。
テトラヒドロフラン/水(5mL、4:1)中の1−({8−クロロ−7−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}カルボニル)−3−(1−ニトロエチル)アゼチジン−3−オール(195mg、0.35ミリモル)の溶液に、鉄粉末(193mg、3.5ミリモル)およびギ酸アンモニウム(438mg、7.0ミリモル)を加えた。混合物を80℃で1時間攪拌し、次いで、室温まで冷却し、セライトのパッドを通して濾過した。セライトを沸騰エタノール(20mL)で3回洗浄した。濾液を真空中で濃縮し、残渣を酢酸エチルで希釈した。形成された沈殿をセライトのパッドを通して濾過し、濾液を水で分配した。水性部分を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機部分をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、黄色残渣を得、これを分取用逆相HPLCによって精製した。単離された生成物を真空中で濃縮して、35mg、0.05ミリモル(15%)の3−(1−アミノエチル)−1−({8−クロロ−7−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}カルボニル)アゼチジン−3−オール酢酸塩を白色固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO):8.79(s,1H),8.00(s,1H),7.61(s,1H),7.54(d,1H),7.32(d,1H),6.54−6.48(m,1H),4.24−4.13(m,1H),3.98−3.84(m,2H),3.61−3.56(m,1H),2.83(q,1H),0.92−0.88(m,3H);C1918ClFINとしてのMS(EI):530(MH)。
実施例31
1−({8−クロロ−7−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}カルボニル)−3−ピペリジン−2−イルアゼチジン−3−オール
メタノール(5mL)中の、参考5に記載されたのと同様な手法を用いて調製された、2−(3−ヒドロキシ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(595mg、1.52ミリモル)の溶液に炭素上の触媒パラジウム(5wt%)を加えた。不均一な混合物を水素ガス雰囲気下で雰囲気温度にて15時間攪拌し、次いで、濾過した。濾液を真空中で濃縮して、385mg、1.50ミリモル(98%)の2−(3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチルを、さらに精製することなく無色膜として得た。
ジメチルホルムアミド(2mL)中の(US2006030610およびUS2005054701に記載されたのと同様な手法を用いて調製された)8−クロロ−7−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボン酸(78mg、0.18ミリモル)、2−(3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(46.7mg、0.18ミリモル)、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(66mg、0.55ミリモル)および、最後に、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(42mg、0.21ミリモル)の溶液を室温にて15時間攪拌した。反応混合物を5%塩化リチウム水溶液および酢酸エチルの間に分配し、水性部分を酢酸エチルを用いて2回抽出した。合わせた有機部分を1N HCl、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、茶色残渣を得、これをカラムクロマトグラフィによって精製した。酢酸エチルで溶出し、単離された生成物を真空中で濃縮して、101mg、0.15ミリモル(83%)の2−[1−({8−クロロ−7−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチルを白色固体として得た。固体を直ちにメタノール(5mL)に溶解させ、ジオキサン中の4N HClを加えた。溶液を軽く加熱還流し、次いで、真空中で濃縮した。得られた残渣を分取用逆相HPLCによって精製した。単離された生成物を真空中で濃縮して、36mg、0.06ミリモル(40%)の1−({8−クロロ−7−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}カルボニル)−3−ピペリジン−2−イルアゼチジン−3−オール酢酸塩を白色固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO):8.78(s,1H),8.19(s,0.5H),8.15(s,0.5H),8.00(s,1H),7.62(s,1H),7.55(d,1H),7.31(d,1H),6.54−6.49(m,1H),4.24−4.12(m,1H),3.97−3.86(m,2H),3.63−3.56(m,1H),2.98−2.90(m,1H),2.50−2.40(m,1H),1.72−1.61(m,1H),1.56−1.43(m,2H),1.32−1.14(m,2H),1.07−0.94(m,1H)。C2222ClFINとしてのMS(EI):570(MH)。
同一または類似の合成技術を用い、および/または他の試薬で置き換え、以下の本発明の化合物を調製した。
実施例31(a)
1−({4−フルオロ−5−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−1−メチル−1H−ベンズイミダゾール−6−イル}カルボニル)−3−ピペリジン−2−イルアゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):8.35(s,1H),7.84−7.77(m,1H),7.54−7.49(m,2H),7.25(d,1H),6.31−6.25(m,1H),4.04−3.92(m,2H),3.90(s,3H),3.86−3.78(m,1H),3.70−3.62(m,1H),2.94−2.85(m,1H),2.45−2.32(m,2H),1.66−1.36(m,3H),1.26−1.08(m,2H),1.01−0.80(m,1H)。C2324INとしてのMS(EI):568(MH)。
実施例31(a)
1−({7−[(4−ブロモ−2−クロロフェニル)アミノ]−8−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}カルボニル)−3−ピペリジン−2−イルアゼチジン−3−オール酢酸塩:H NMR(400MHz,DMSO):8.87(s,1H),8.29(s,0.5H),8.21(s,0.5H),8.04(s,1H),7.67−7.63(m,2H),7.32(d,1H),6.59(d,1H),4.35−4.22(m,1H),4.08−3.98(m,2H),3.72−3.67(m,1H),2.96−2.88(m,1H),2.50−2.44(m,2H),1.66−1.42(m,3H),1.26−1.17(m,2H),1.04−0.94(m,1H)。C2222BrClとしてのMS(EI):540(MH)。
実施例32
3−(1−アミノ−3−ヒドロキシプロピル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オールトリフルオロ酢酸塩
カリウムtert−ブトキシド(1.393g、12.4ミリモル)および臭化[2−(1,3−ジオキソラン−2−イル)エチル]−トリフェニルホスホニウム(5.51g、12.4ミリモル)を雰囲気にてエーテル(30mL)中で1時間攪拌した。参考3に記載されたのと同様な手法を用いて調製された3−オキソアゼチジン−1−カルボン酸フェニルメチル(1.025g、5.0ミリモル)を加え、混合物を35℃にて6時間攪拌し、次いで、雰囲気において4日間攪拌した。混合物をセライトを通して濾過し、固体をエーテルで洗浄した。濾液を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中20%エーテル)により、3−[2−(1,3−ジオキソラン−2−イル)エチリデン]アゼチジン−1−カルボン酸フェニルメチル(220mg、0.761ミリモル、15%収率)を得た。H NMR(400MHz,CDCl):7.39−7.28(m,5H),5.43−5.35(m,1H),5.11(s,2H),4.89(t,1H),4.56(br d,4H),4.00−3.92(m,2H),3.91−3.83(m,2H),2.27(br t,2H)。
3−[2−(1,3−ジオキソラン−2−イル)エチリデン]アゼチジン−1−カルボン酸フェニルメチル(220mg、0.761ミリモル)および4−メチルモルホリンN−オキサイド(287mg、2.45ミリモル)をアセトン/水(4:1;10mL)に溶解させ、四酸化オスミウム(水中4wt%;0.05mL)を加えた。溶液を雰囲気にて20時間攪拌し、次いで、飽和二亜硫酸ナトリウム(2mL)でクエンチし、真空中で濃縮した。残渣を酢酸エチルおよびブラインで分配した。水性部分を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機部分をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル)により、3−[2−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−1−ヒドロキシエチル]−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボン酸フェニルメチル(244mg、0.755ミリモル、99%収率)を得た。H NMR(400MHz,CDCl):7.38−7.28(m,5H),5.11−5.07(m,3H),4.14−4.01(m,4H),3.96−3.86(m,5H),3.47(d,1H),2.97−2.94(m,1H),1.98−1.84(m,2H)。
3−[2−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−1−ヒドロキシエチル]−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボン酸フェニルメチル(235mg、0.728ミリモル)をメタノール(5mL)に溶解させ、雰囲気温度にて、水素下で炭素上の5wt%パラジウム(50mg)で1.5時間処理した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮して、3−[2−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−1−ヒドロキシエチル]アゼチジン−3−オール(0.729ミリモル)を得た。C15NOとしてのMS(EI):190(MH)。
US7,019,033に記載されたのと同様な手法を用いて調製された、3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]安息香酸(287mg、0.730ミリモル)、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(178mg、1.46ミリモル)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(168mg、0.88ミリモル)をDMF(3mL)に溶解させた。混合物を雰囲気にて10分間攪拌し、次いで、DMF(2mL)中の3−[2−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−1−ヒドロキシエチル]アゼチジン−3−オール(0.729ミリモル)を加え、混合物を15時間攪拌した。混合物を酢酸エチルおよび5%塩化リチウムの間に分配した。有機部分を20%クエン酸、飽和炭酸水素ナトリウムおよびブラインで洗浄し、次いで、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、グラジエント;ヘキサン中の90%酢酸エチル〜100%酢酸エチル)により、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[2−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−1−ヒドロキシエチル]アゼチジン−3−オール(148mg、0.262ミリモル、36%収率)を得た。C2120INとしてのMS(EI):565(MH)。
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[2−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−1−ヒドロキシエチル]アゼチジン−3−オール(148mg、0.262ミリモル)をジクロロメタン(10mL)に溶解させ、35℃にて、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(38mg、0.31ミリモル)、トリエチルアミン(0.036mL、0.262ミリモル)、および塩化2,4,6−トリイソプロピルベンゼンスルホニル(303mg、1.0ミリモル)で15時間処理した。塩化2,4,6−トリイソプロピルベンゼンスルホニル(100mg、0.33ミリモル)を加え、混合物を35℃にて3.5時間攪拌した。混合物をシリカに吸着させ、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の40〜50%酢酸エチル、次いで、100%酢酸エチル)によって精製して、2,4,6−トリス(1−メチルエチル)ベンゼンスルホン酸1−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]−2−(1,3−ジオキソラン−2−イル)エチル(30mg、0.0361ミリモル、14%収率)を得た。C3642INSとしてのMS(EI):831(MH)。
2,4,6−トリス(1−メチルエチル)ベンゼンスルホン酸1−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]−2−(1,3−ジオキソラン−2−イル)エチル(50mg、0.060ミリモル)をテトラヒドロフラン(1mL)に溶解させ、0℃まで冷却した。水酸化ナトリウム(油中60wt%分散;7mg、0.18ミリモル)を加え、混合物を0℃にて45分間攪拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液でクエンチし、酢酸エチルで分配した。水性部分を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機部分をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の50%酢酸エチル)により、6−{[2−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)−1−オキサ−5−アザスピロ[2.3]ヘキサ−5−イル]カルボニル}−2,3−ジフルオロ−N−(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アニリン(31mg、0.057ミリモル、94%収率)を得た。C2118INとしてのMS(EI):547(MH)。
6−{[2−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)−1−オキサ−5−アザスピロ[2.3]ヘキサ−5−イル]カルボニル}−2,3−ジフルオロ−N−(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アニリン(31mg、0.057ミリモル)をジメチルホルムアミド(0.5mL)に溶解させ、アジ化ナトリウム(20mg、0.308ミリモル)を加えた。混合物を雰囲気にて22時間攪拌した。混合物を酢酸エチルおよび5%塩化リチウムの間で分配した。水性部分を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機部分を水、ブラインで洗浄し、次いで、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の50%酢酸エチル)により、3−[1−アジド−2−(1,3−ジオキソラン−2−イル)エチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール(25mg、0.042ミリモル、74%収率)を得た。C2119INとしてのMS(EI):590(MH)。
3−[1−アジド−2−(1,3−ジオキソラン−2−イル)エチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール(24mg、0.041ミリモル)をテトラヒドロフラン(0.5mL)に溶解させ、雰囲気にて5%塩酸(0.5mL)で15時間処理した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で中和し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機部分をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、3−アジド−3−[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]プロパノール(21mg、0.0385ミリモル)を得、これをエタノール(2mL)に懸濁させ、雰囲気にて、水素化ホウ素ナトリウム(5mg、0.132ミリモル)で2時間処理した。混合物を酢酸(4滴)でクエンチし、真空中で濃縮した。残渣を飽和炭酸水素ナトリウム溶液および酢酸エチルの間で分配した。水性部分を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機部分をブラインで洗浄し、無水炭酸水素ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の70〜80%酢酸エチル)により、3−(1−アジド−3−ヒドロキシプロピル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール(14mg、0.0255ミリモル、3−[1−アジド−2−(1,3−ジオキソラン−2−イル)エチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オールから62%収率)を得た。H NMR(400MHz,CDCl):8.33(br s,1H),7.40(dd,1H),7.32(br d,1H),7.13(br t,1H),6.83(br q,1H),6.61(ddd,1H),4.32−3.94(m,4H),3.92−3.84(m,1H),3.82−3.71(m,2H),2.56(br,1H),1.94(br,2H),1.26(br,1H)。C1917INとしてのMS(EI):548(MH)。
3−(1−アジド−3−ヒドロキシプロピル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール(14mg、0.0255ミリモル)をテトラヒドロフランおよび水(1:1、0.5mL)に溶解させ、ポリマー支持トリフェニルホスフィン(約3ミリモル/g;20mg、0.06ミリモル)を加えた。混合物を55℃にて1時間攪拌した。トリフェニルホスフィン(10mg、0.038ミリモル)を加え、混合物を55℃にて1.5時間攪拌した。混合物を濾過し、濾液を逆相HPLCによって精製して、3−(1−アミノ−3−ヒドロキシプロピル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オールトリフルオロ酢酸塩(1.7mg、0.003ミリモル、10%収率)を得た。H NMR(400MHz,CDOD):7.47(dd,1H),7.36(br d,1H),7.33−7.28(m,1H),7.05(br q,1H),6.62(ddd,1H),4.38−4.26(m,1H),4.18−4.00(m,2H),3.98−3.88(m,1H),3.78−3.67(m,2H),3.61−3.56(m,1H),1.87−1.70(m,2H);C1919INとしてのMS(EI):522(MH)。
実施例33
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(6−メチルピペリジン−2−イル)アゼチジン−3−オール
THF(15mL)中の−78℃まで冷却されたN,N−ジイソプロピルアミン(1.6mL、11.2ミリモル)の溶液に、ヘキサン中のn−BuLiの2.5M溶液(4.5mL、11.2ミリモル)を5分間にわたって滴下し、混合物をこの温度にてさらに15分間攪拌した。次いで、THF(10mL)中の(Boninら、Tet.Lett.1982,23(33),3369−72中の記載と同様な手法を用いて調製された)6−メチル−1−(フェニルメチル)ピペリジン−2−カルボニトリル(2.4g、11.2ミリモル)を20分間にわたって滴下し、反応混合物をさらに30分間攪拌した。次に、THF(10mL)中の、実施例3における記載と同様な手法を用いて調製された3−オキソアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(1.3g、7.5ミリモル)の溶液を30分間にわたって滴下した。反応混合物を徐々に室温まで温め、一晩攪拌した。反応混合物を10%クエン酸でクエンチし、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、次いで、濾過し、真空中で濃縮して、粗製生成物を黄色油として得た。フラッシュクロマトグラフィによるさらなる精製(ヘキサン中の30%酢酸エチル)により、3−[2−シアノ−6−メチル−1−(フェニルメチル)ピペリジン−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチルを淡黄色油(0.2g、7%収率)として得た。H NMR(400MHz,CDCl):7.17−7.40(m,5H),4.42(d,1H),4.04−4.18(m,1H),3.83−4.00(m,1H),3.70−3.75(m,2H),1.70−1.87(m,4H),1.45(s,3H),1.41(s,9H),1.22−1.26(m,1H),1.13−1.18(m,2H);C2231としてのMS(EI):386(MH)。
エタノール(1mL)中の3−[2−シアノ−6−メチル−1−(フェニルメチル)ピペリジン−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(180mg、0.47ミリモル)の攪拌溶液に、酢酸(53.5μL、0.94ミリモル)、続いて、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(58.7mg、0.94ミリモル)を加え、反応混合物を70℃にて一晩攪拌した。室温まで冷却した後、懸濁液をセライトを通して濾過し、固体をさらなるエタノールで洗浄した。濾液を真空中で濃縮し、酢酸エチル(30mL)に取った。有機層を2M水酸化ナトリウム溶液で洗浄した。水酸化ナトリウム層を分離し、酢酸エチル(10mL)で洗浄した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、真空中で濃縮して、粗製3−ヒドロキシ−3−[6−メチル−1−(フェニルメチル)ピペリジン−2−イル]アゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチルを黄色油(60mg、36%収率)として得た。粗生成物は、さらに精製されることなく用いた。H NMR(400MHz,CDCl):7.22−7.35(m,5H),4.08(d,1H),3.85−3.96(m,3H),3.57(d,1H),3.33−3.36(m,1H),2.91−3.06(m,2H),1.63−1.70(m,4H),1.44(s,9H),1.23(d,3H),1.05(d,2H);C2132としてのMS(EI):361(MH)。
メタノール(0.5mL)中の3−ヒドロキシ−3−[6−メチル−1−(フェニルメチル)ピペリジン−2−イル]アゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(60mg、0.16ミリモル)の溶液に塩化水素(ジオキサン中4N、0.5mL)を加え、反応混合物を60℃にて1時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却し、真空中で濃縮し、メタノールおよびジエチルエーテルから3回共沸した。乾燥に際し、3−[6−メチル−1−(フェニルメチル)ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オールの塩酸塩を暗い茶色残渣(40mg、81%収率)として得、これをさらに精製することなく用いた。H NMR(400MHz,CDOD):7.58−7.63(m,2H),7.47−7.49(m,3H),4.78(d,1H),4.44−4.62(m,2H),4.29(s,2H),4.22−4.26(m,1H),4.12−4.18(m,1H),4.08(s,1H),1.60−2.00(m,8H),1.48(d,3H)。C1625ClNOとしてのMS(EI):261(MH)。
酢酸エチル(3mL)中の3−[6−メチル−1−(フェニルメチル)ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オール塩酸塩(40mg、0.13ミリモル)の溶液に酢酸(0.5mL)およびPd/C(50mg)を加え、混合物を35psiにて3時間水素化した。反応混合物をセライトを通して濾過した。濾液を真空中で濃縮した。得られた残渣を少量の酢酸エチルに溶解させ、濃塩酸を加え、混合物を真空中で濃縮して、3−[6−メチルピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オールの粗製二塩酸塩(20mg、54%)を得た。粗製生成物を精製することなくさらに用いた。H NMR(400MHz,CDOD):4.20−4.40(m,1H),4.00−4.10(m,1H),3.60−3.90(m,2H),1.50−2.00(m,6H),1.45(d,3H),1.26−1.30(m,1H);C20ClOとしてのMS(EI):171(MH)。
DMF(1mL)中の3−[6−メチルピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オール二塩酸塩(20mg、0.08ミリモル)の0℃溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(42μL、0.26ミリモル)、続いて、参考1に記載されたのと同様な手法を用いて調製されたフッ化3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]ベンゾイル(32mg、0.08ミリモル)を加え、反応混合物を0℃にて30分間攪拌した。混合物をアセトニトリルで希釈し、分取用逆相HPLC(0.1%TFAを含むCHCN/HO)によって精製した。画分を収集し、凍結乾燥して、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(6−メチルピペリジン−2−イル)アゼチジン−3−オール酢酸塩(7mg、16%収率)を白色固体として得た。H NMR(400MHz,CDOD):7.44−7.50(m,1H),7.34−7.37(m,1H),7.28−7.32(m,1H),7.02−7.12(m,1H),6.60−6.63(m,1H),4.10−4.30(m,2H),3.95−4.09(m,2H),3.80−3.95(m,1H),3.55−3.65(m,1H),3.34−3.36(m,1H),1.90(s,3H),1.62−1.84(m,6H),1.40−1.52(m,1H),1.33(d,3H);C2223INとしてのMS(EI):546(MH)。
実施例34
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ピペラジン−2−イルアゼチジン−3−オール
−78℃の乾燥THF(50mL)中の商業的に入手可能な1,4−ビス(フェニルメチル)ピペラジン−2,5−ジオン(2.0g、6.8ミリモル)の溶液にリチウムジイソプロピルアミド(ヘプタン/THF/エチルベンゼン中の2.0M溶液、3.4mL、6.8ミリモル)を加えた。得られた赤味がかった茶色懸濁液を−78℃で23分間攪拌し、次いで、THF(10mL)中の3−オキソアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(770mg、4.5ミリモル)の溶液をシリンジポンプによって30分間にわたって加えた。混合物は、それが3時間にわたって室温まで温められるに従って、明るい黄色溶液となった。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。水を加えて、沈殿した塩を溶解させ、得られた混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(60%酢酸エチル:40%ヘキサン)によって精製して、3−[3,6−ジオキソ−1,4−ビス(フェニルメチル)ピペラジン−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチルを無色発泡体(1.04g、2.23ミリモル、50%収率)として得た。H NMR(400MHz,CDCl)7.39−7.29(m,7H),7.23−7.19(m,3H),5.34(d,1H),4.82(d,1H),4.58(d,1H),4.37(d,1H),4.37(d,1H,4.22(d,1H),4.15(s,1H),4.08(d,1H),3.97(d,1H),3.75(d,1H),3.74(d,1H),3.67(d,1H),3.64(br s,1H),1.43(s,9H)。
メタノール(10mL)中の3−[3,6−ジオキソ−1,4−ビス(フェニルメチル)ピペラジン−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(1.04g、2.2ミリモル)の溶液を、60℃にて、ジオキサン中の塩化水素(4N、5.5mL、22ミリモル)で25分間処理した。室温まで冷却した後、溶液を濃縮した。酢酸エチルおよび2N塩酸を残渣に加え、相を分離した。有機相を捨てた。水性相を5M水酸化ナトリウムで塩基性化し、得られた溶液を酢酸エチルで4回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(8%ジクロロメタン:14%メタノール:1%水酸化ナトリウム水溶液)によって精製して、3−(3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル)−1,4−ビス(フェニルメチル)ピペラジン−2,5−ジオンを無色膜(493mg、1.35ミリモル、61%収率)として得た。H NMR(400MHz,CDCl 7.39−7.28(m,6H),7.25−7.20(m,4H),5.39(d,1H),4.80(d,1H),4.44(d,1H),4.36(d,1H),4.26(d,1H),4.11(s,1H),3.97(d,1H),3.83(d,1H),3.71(d,1H),3.27(m,2H)。C2123としてのMS(EI):366(MH)。
エチレングリコールジメチルエーテル(12mL)中の3−(3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル)−1,4−ビス(フェニルメチル)ピペラジン−2,5−ジオン(493mg、1.35ミリモル)の溶液を水素化ホウ素ナトリウム(511mg、13.5ミリモル)で処理し、続いて、三フッ化ホウ素−ジエチルエーテレートをゆっくりと加えた。次いで、反応混合物を3時間加熱還流した。0℃まで冷却した後、メタノール(17mL)を加え、続いて、濃塩酸(7mL)を注意深く加えた。得られた混合物を70分間加熱還流した。室温まで冷却した後、不溶性残渣を濾過によって除去した。濾液を容量が約10mLの水性混合物まで濃縮した。この混合物を0℃まで冷却し、次いで、5M水酸化ナトリウム(およそ17mL)でpH10まで塩基性化した。次いで、ジクロロメタン(10mL)を加え、続いて、二炭酸ジ−tert−ブチル(442mg、2.03ミリモル)を加えた。混合物を室温まで温め、15分間攪拌した。層を分離し、水性相をジクロロメタンで2回抽出した。有機抽出物を合わせ硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(70%ヘキサン:30%酢酸エチル)によって精製して、3−[1,4−ビス(フェニルメチル)ピペラジン−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチルを白色発泡体(408mg、0.93ミリモル、69%収率)として得た。H NMR(400MHz,CDCl.35−7.24(m,10H),4.12(br s,1H),3.88(d,1H),3.78−3.65(m,4H),3.53(d,1H),3.43(d,1H),3.21(m,1H),2.80(br s,1H),2.66(m,1H),2.57−2.37(m,4H),1.41(s,9H)。C2635としてのMS(EI):438(MH)。
メタノール(15mL)中の3−[1,4−ビス(フェニルメチル)ピペラジン−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(408mg、0.93ミリモル)の溶液に、炭素上の10%パラジウム(湿潤)を加え、得られた懸濁液を水素の雰囲気に21時間付した。触媒をセライトを通す濾過によって除去し、濾過ケーキをメタノールですすいだ。合わせた濾液を濃縮して、3−ヒドロキシ−3−ピペラジン−2−イルアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチルを茶色シロップ(227mg、0.88モル、95%比率)として得た。H NMR(400MHz,CDCl.94−3.76(m,5H),3.12(m,1H),3.01(m,1H),2.94−2.81(m,3H),2.78−2.70(m,2H)。C1223としてのMS(EI):258(MH)。
THF(5mL)中の3−ヒドロキシ−3−ピペラジン−2−イルアゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(227mg、0.88ミリモル)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(436μL、2.64ミリモル)の溶液に、塩化2−ニトロベンゼンスルホニル(195mg、0.88ミリモル)を加えた。混合物を室温で2時間攪拌した。溶液を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィ(95%ジクロロメタン:5%メタノール)によって精製して、3−ヒドロキシ−3−{4−[(2−ニトロフェニル)スルホニル]ピペラジン−2−イル}アゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチルを白色発泡体(308mg、0.70ミリモル、79%収率)として得た。H NMR(400MHz,CDCl.98(m,1H),7.72(m,2H),7.64(m,1H),3.96(d,1H),3.94(d,1H),3.85(d,1H),3.79(d,1H),3.79−3.73(m,2H),3.11(m,1H),3.05(dd,1H),3.00(br s,1H),2.94(dt,1H),2.78(dt,1H),2.68(dd,1H),1.45(s,9H)。
メタノール(10mL)中の3−ヒドロキシ−3−{4−[(2−ニトロフェニル)スルホニル]ピペラジン−2−イル}アゼチジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(308mg、0.70ミリモル)の溶液に、ジオキサン中のHCl(4N、1.75mL、7.0ミリモル)を加え、混合物を30分間で60℃まで加熱した。溶液を濃縮して、3−{4−[(2−ニトロフェニル)スルホニル]ピペラジン−2−イル}アゼチジン−3−オールを粘着性白色固体として得た。この物質をジクロロメタン(7mL)に溶解させた。溶液にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.16mL、7.0ミリモル)を加え、続いて、参考1に記載されたのと同様な手法を用いて調製したフッ化3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]ベンゾイル(277mg、0.7ミリモル)を加え、得られた混合物を室温で16時間攪拌した。溶液を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィ(95%ジクロロメタン:5%メタノール)によって精製して、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{4−[(2−ニトロフェニル)スルホニル]ピペラジン−2−イル}アゼチジン−3−オールを淡黄色発泡体(453mg、0.63ミリモル、90%収率)として得た。H NMR(400MHz,CDCl.49(s,1H),7.96(dd,1H),7.71(m,2H),7.53(dd,1H),7.39(dd,1H),7.33(d,1H),7.15(m,1H),6.84(br s,1H),6.62(m,1H),4.29−3.97(br m,4H),3.79−3.62(m,3H),3.26−2.99(br m,3H),2.92−2.62(br m,3H)。C2623INSとしてのMS(EI):718(MH)。
DMF(1mL)中の1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{4−[(2−ニトロフェニル)スルホニル]ピペラジン−2−イル}アゼチジン−3−オール(139.4mg、0.19ミリモル)の溶液に炭酸カリウム(79mg、0.57ミリモル)およびチオフェノール(21μL、0.21ミリモル)を加えた。混合物を室温で45分間攪拌し、次いで、水でクエンチした。水性混合物を酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を分取用逆相HPLCによって精製して、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ピペラジン−2−イルアゼチジン−3−オールを白色固体(26.8mg、0.05ミリモル)として得た。H NMR(400MHz,CDOD).45(dd,1H),7.36(m,1H),7.32(m,1H),7.03(m,1H),6.62(ddd,1H),4.51(br dd,1H),4.31(br dd,1H),4.17−3.92(m,4H),3.73−3.56(m,3H),3.46(br m,1H),3.26(m,1H)。C2020INとしてのMS(EI):533(MH)。
実施例36
(1S)−1−[1−({4−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]エチル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル
参考4に記載されたのと同様な手法を用いて調製された、DMF(2mL)中の4−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−カルボン酸(50mg、0.13ミリモル)の懸濁液に、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(36.3mg、0.27ミリモル)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(52mg、0.27ミリモル)を加え、反応を2時間攪拌した。実施例28と同様な手法を用いて調製された、[(1S)−1−(3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル)エチル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(30mg、0.13ミリモル)、およびトリエチルアミン(0.04mL)を加え、混合物を15時間攪拌した。反応混合物を飽和塩化ナトリウムおよび酢酸エチルの間に分配した。有機層を5%塩化リチウム溶液、飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、粗生成物を黄色油として得た。該油をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル)によって精製して、{(1S)−1−[1−({4−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]エチル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチルを黄色油(55mg、73%収率)として得た。H NMR(400MHz,CDCl):10.24−10.23(m,1H),7.52−7.50(m,2H),7.12−7.07(m,1H),6.10−6.09(m,1H),5.13−5.09(m,1H),4.91−4.82(m,1H),4.60−4.39(m,2H),4.10−4.08(m,1H),4.00−3.87(m,2H),3.70(d,3H),1.43(s,9H),1.24−1.20(m,3H)。C2227FINとしてのMS(EI):588(MH)。
同一または類似の合成技術を用い、必要に応じて、別の試薬で置き換え、以下の本発明の化合物を調製した。
実施例36(a)
{(1S)−1−[1−({5−[(4−ブロモ−2−クロロフェニル)アミノ]−4−フルオロ−1−メチル−1H−ベンズイミダゾール−6−イル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]エチル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル:H NMR(400MHz,CDCl):7.95(s,1H),7.45−7.44(m,1H),7.33−7.27(m,2H),7.15−7.12(m,1H),6.50−6.47(m,1H),4.82−4.74(m,1H),4.17−3.92(m,4H),3.86(s,3H),3.74−3.60(m,1H),1.40(s,9H),1.11−1.06(m,3H)。C2528BrClFNとしてのMS(EI):クロロ、ブロモ同位体パターンを持つ598(MH)。
実施例36(b)
(2S)−2−[1−({5−[(4−ブロモ−2−クロロフェニル)アミノ]−4−フルオロ−1−メチル−1H−ベンズイミダゾール−6−イル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル:C2832BrClFNとしてのMS(EI):クロロ、ブロモ同位体パターンを持つ638(MH)。
実施例37
6−({3−[(1S)−1−アミノエチル]−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル}カルボニル)−5−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−2−メチルピリダジン−3(2H)−オン酢酸塩
実施例36に記載されたのと同様な手法を用いて調製した、{(1S)−1−[1−({4−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]エチル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(55mg、0.09ミリモル)をメタノール(2mL)に取り、塩酸(ジオキサン中4N、1mL、4ミリモル)を加え、反応を60℃にて2時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、逆相HPLC、続いての、純粋な画分の凍結乾燥によって精製して、6−({3−[(1S)−1−アミノエチル]−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル}カルボニル)−5−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−2−メチルピリダジン−3(2H)−オン酢酸塩を黄色固体(40mg、87%)として得た。H NMR(400MHz,CDCl):10.17(d,1H),7.52−7.46(m,2H),7.09(t,1H),6.13−6.12(m,1H),4.51−4.48(m,2H),4.18−4.03(m,2H),3.73(d,3H),3.35−3.28(m,1H),3.22−2.80(br,3H),1.21−1.19(m,3H)。C1719FINとしてのMS(EI):488(MH)。
同一または類似の合成技術を用い、および/または別の試薬で置き換え、以下の本発明の化合物を調製した。
実施例37(a)
3−[(1S)−1−アミノエチル]−1−({5−[(4−ブロモ−2−クロロフェニル)アミノ]−4−フルオロ−1−メチル−1H−ベンズイミダゾール−6−イル}カルボニル)アゼチジン−3−オール塩酸塩:C2020BrClFNとしてのMS(EI):クロロ、ブロモ同位体パターンを持つ498(MH)。
実施例 37(b)
1−({5−[(4−ブロモ−2−クロロフェニル)アミノ]−4−フルオロ−1−メチル−1H−ベンズイミダゾール−6−イル}カルボニル)−3−[(2S)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オール塩酸塩:H NMR(400MHz,CDOD):9.42(s,1H),7.97−7.96(m,1H),7.57(s,1H),7.30−7.27(m,1H),6.70−6.66(m,1H),4.60−4.55(m,1H),4.28(t,1H),4.19(s,3H),4.13−3.98(m,2H),3.38−3.32(m,2H),3.00(t,1H),1.86−1.30(m,6H)。C2324BrClFN.HClとしてのMS(EI):クロロ、ブロモ同位体パターンを持つ538(MH)。
実施例38
1−({3−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]ピリジン−4−イル}カルボニル)−3−[(2S)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オール
WO2006/045514に記載されたのと同様な手法を用いて調製された3−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]ピリジン−4−カルボン酸(200mg、0.559ミリモル)をDMF(7mL)に懸濁させ、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(151mg、1.12ミリモル)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(214mg、1.12ミリモル)を加えた。混合物を雰囲気にて10分間攪拌し、次いで、トリエチルアミン(0.078mL、0.559ミリモル)を加えた。さらに20分の後、実施例22(a)および22(b)に記載されたのと同様な手法を用いて調製された(2S)−2−(3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(143mg、0.559ミリモル)、およびトリエチルアミン(0.16mL、1.15ミリモル)を加え、混合物を15分間攪拌した。混合物を酢酸エチルおよび飽和塩化アンモニウムの間に分配した。有機部分を5%塩化リチウムで洗浄し、飽和炭酸水素ナトリウムで2回洗浄し、次いで、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン中の60〜80%の酢酸エチル)によって精製して、(2S)−2−[1−({3−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]ピリジン−4−イル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(368mg、0.587ミリモル、74%収率)を得た。H NMR(400MHz,CDCl):8.73(br m,1H),8.62(br s,1H),8.14(d,1H),7.47(dd,1H),7.43−7.39(m,1H),7.20−7.12(m,2H),4.38−4.21(m,2H),4.16−4.01(m,2H),4.01−3.88(m,1H),3.44−3.30(m,1H),2.98−2.83(m,1H),2.00−1.88(m,1H),1.71−1.50(m,6H),1.44(s,9H)。C2530FINとしてのMS(EI):597(MH)。
(2S)−2−[1−({3−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]ピリジン−4−イル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(24mg、0.040ミリモル)をメタノール(2mL)に溶解させ、ジオキサン中の4N塩酸(0.25mL、1ミリモル)で処理し、20分間還流した。混合物を真空中で濃縮し、逆相HPLC、続いての、純粋な画分の凍結乾燥によって精製して、1−({3−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]ピリジン−4−イル}カルボニル)−3−[(2S)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オール酢酸塩(14mg、0.025ミリモル、63%収率)を得た。H NMR(400MHz,d−DMSO):8.62(br s,1H),8.46(s,1H),8.18(dd,1H),7.65(dd,1H),7.45(d,1H),7.37(t,1H),7.16−7.08(m,1H),4.25(dd,1H),4.04(dd,1H),3.90(t,1H),3.70(d,1H),2.95(br
d,1H),2.52−2.42(m,2H),1.78−1.68(m,1H),1.57(br t,1H),1.47(br d,1H),1.35−1.13(m,2H),1.10−0.96(m,1H)。C2022FINとしてのMS(EI):497(MH)。
実施例39
1−({3−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−1−オキシドピリジン−4−イル}カルボニル)−3−[(2S)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オール
実施例38に記載されたのと同様な手法を用いて調製された、(2S)−2−[1−({3−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]ピリジン−4−イル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(80mg、0.134ミリモル)をジクロロメタン(3mL)に溶解させ、雰囲気にて、3−クロロ過安息香酸(73%純度;32mg、0.135ミリモル)で7時間処理した。3−クロロ過安息香酸(73%純度;32mg、0.135ミリモル)を加え、混合物を15時間攪拌した。混合物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル中の0〜10%エタノール)によって精製して、(2S)−2−[1−({3−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−1−オキシドピリジン−4−イル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(57mg、0.093ミリモル、69%収率)を得た。H NMR(400MHz,CDCl):9.38(s,1H),8.00(s,1H),7.68(dd,1H),7.51(dd,1H),7.46(d,1H),7.19(br d,1H),7.09(t,1H),5.78(br,1H),4.44−3.98(m,3H),3.98−3.87(m,1H),3.49−3.39(m,1H),3.07−2.88(m,1H),2.01−1.91(m,1H),1.70−1.47(m,6H),1.45(s,9H)。C2530FINとしてのMS(EI):613(MH)。
(2S)−2−[1−({3−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−1−オキシドピリジン−4−イル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]ピペリジン−1−カルボン酸1,1−ジメチルエチル(57mg、0.093ミリモル)をメタノール(2mL)に溶解させ、50℃にて、ジオキサン中の4N塩酸(0.25mg、1ミリモル)を2.25時間で処理した。混合物を真空中で濃縮し、逆相HPLC、続いて、純粋な画分の凍結乾燥によって精製して、1−({3−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]−1−オキシドピリジン−4−イル}カルボニル)−3−[(2S)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オール酢酸塩(35mg、0.061ミリモル、66%収率)を得た。H NMR(400MHz,d−DMSO):7.83(s,1H),7.72(dt,2H),7.55−7.51(m,1H),7.47−7.41(m,1H),7.24(t,1H),4.45−4.32(m,1H),4.14−3.95(m,2H),3.72(d,1H),2.97(d,1H),2.58−2.43(m,2H),1.80−1.73(m,1H),1.67−1.55(m,1H),1.49(br d,1H),1.38−1.16(m,2H),1.16−1.01(m,1H)。C2022FINとしてのMS(EI):513(MH)。
実施例40
1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(1S)−1−(メチルアミノ)エチル]アゼチジン−3−オール
実施例28に記載されたのと同様な手法を用いて調製された3−[(1S)−1−アミノエチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オール(87.4mg、0.18ミリモル)に、メタノール(2mL)中のホルムアルデヒド(37%水性、14mg、0.18ミリモル)、および水素化ホウ素ナトリウム(7mg、0.18ミリモル)を加えた。混合物を室温で3時間攪拌し、その後、水素化ホウ素ナトリウム(16mg、0.42ミリモル)を加えた。さらに1.25時間攪拌に際して、より多くのホルムアルデヒド(37%水性、1滴)を加え、混合物を室温にて3日間攪拌した。次いで、水素化ホウ素ナトリウムのさらに小さなスパチュラ(約50mg)を加え、混合物を室温にて30分間攪拌した。1N HClでクエンチした後、反応混合物を分取用HPLCによって直接的に精製した。クリーンな物質を塩酸塩に変換して、1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(1S)−1−(メチルアミノ)エチル]アゼチジン−3−オールを黄色固体(21.7mg、0.040ミリモル、22%収率)として得た。H NMR(400MHz,CDOD)δ7.47(dd,1H),7.36(d,1H),7.31(m,1H),7.06(q,1H),6.62(dt,1H),4.36(dd,1H),4.21−3.91(m,3H),3.44(q,1H),2.66(s,3H),1.29(br m,3H)。C1919INとしてのMS(EI):506(MH)。
生物学的実施例1
生化学アッセイ
MEK1阻害活性の生化学的測定のため、本発明の化合物を、ALPHASCREEN(Perkin Elmerの登録商標)技術(Perkin Elmer)を用いる三重結合cRaf−MEK−ERK2アッセイでスクリーニングした。本発明の化合物、0.5μLの100%DMSOストック溶液を、20mMトリス(pH=7.5)、10mM塩化マグネシウム、0.03%CHAPSおよび1mM DTTから構成されるアッセイ緩衝液に希釈した。引き続いてMEK1(3nM)、ATP(50μM)、不活性ERK2(4nM)、ビオチニル化MBPペプチド(b−FFKNIVTPRTPPPSQGK,1μM)および抗ホスホMBPペプチド(0.5nM)から構成される不活性10μLの基質混合物を加えた。次いで、混合物を室温にてゆっくりと30分間振盪し、続いて、活性なcRaf(0.5nMにおける5μL)を加えて、反応を開始させた。次いで、混合物を室温で100分間振盪し、次いで、検出緩衝液(75mM Hepes pH=7.5、300mM塩化ナトリウム、120mM EDTA、0.3%BSAおよび0.03%Tween)中の5μg/mLストレプトアビジンドナービーズおよび5μg/mLプロテインAアクセプタビーズの混合物の10μLを加え、一晩インキュベーションし、およびALPHAQuest(登録商標)(Perkin Elmerの登録商標)プレ−トリーダー(Perkin Elmer)でのシグナル検出によってクエンチした。
本発明の化合物はMEKの阻害剤である。これらの化合物がMEK阻害剤である程度は当業者によって決定することができる。特に、該化合物は生物学的実施例1に記載されたアッセイでテストすることができる。そのアッセイでテストする場合、本発明の化合物はMEKに結合する能力を示した。本発明の1つの実施形態において、MEK阻害剤は、約4μM以下のMEK−結合親和性を有する表1中の化合物から選択される。別の実施形態において、MEK阻害剤は、約3μM以下のMEK−結合親和性を有する表1中の化合物から選択される。別の実施形態において、MEK阻害剤は、約2μM以下のMEK−結合親和性を有する表1中の化合物から選択される。別の実施形態において、MEK阻害剤は、約1.6μM以下のMEK−結合親和性を有する表1中の化合物から選択される。別の実施形態において、MEK阻害剤は、約1μM以下のMEK−結合親和性を有する表1中の化合物から選択される。別の実施形態において、MEK阻害剤は、約0.7μM以下のMEK−結合親和性を有する表1中の化合物から選択される。別の実施形態において、MEK阻害剤は、約0.3μM以下のMEK−結合親和性を有する表1中の化合物から選択される。別の実施形態において、MEK阻害剤は、約0.2μM以下のMEK−結合親和性を有する表1中の化合物から選択される。別の実施形態において、MEK阻害剤は、約0.1μM以下のMEK−結合親和性を有する表1中の化合物から選択される。別の実施形態において、MEK阻害剤は、約0.05μM以下のMEK−結合親和性を有する表1中の化合物から選択される。
生物学的実施例2
内因性ERKリン酸化ELISAアッセイ
MDA−MB−231T(ATCC)、Calu−6(ATCC)、HCT116(ATCC)、A2058(ATCC)、およびA375(ATCC)細胞を、各々、10%FBS(加熱不活化、Cellgro)、1%NEAA(Cellgro)、および1%Pen/Strep(Cellgro)を含有するDMEM(Cellgro)にて、20000、30000、30000、20000、および30000細胞/ウエル、黒色96−ウエルマイクロタイタプレート(Cstr 3904)に撒いた。SK−MEL−28(ATCC)細胞を、10%FBS(加熱不活化、Cellgro)および(10%Pen/strap、Cellgro)を含有するMEM(ATCC)にて、20000細胞/ウエルで撒いた。次いで、細胞を37℃、5%COで24時間インキュベートした。血清飢餓は、培地を無血清DMEMまたはMEMとさらに24時間置き換えることによって行った。0.3%DMSO(ビヒクル)の最終濃度の新鮮な無血清培地中でのテスト化合物の系列希釈を細胞に加え、1時間インキュベートした。陰性対照ウエルは無血清培地+0.3%DMSOのみに入れた。処理の後、培地を取り出し、細胞を4%ホルムアルデヒドで固定し、続いて、0.6%Hと共に内因性ペルオキシダーゼでクエンチした。次いで、プレートをブロックし(10%FBS、Cllegro)、マウスモノクローナル抗−ホスホ−p44/42 MAPK、E10(1:2000、細胞シグナリング)、続いての、二次抗体(Jackson ImmunoResearch Laboratories,IncからのHRP−結合体化、ヤギ抗−マウスIgG、1:3000)と共にインキュベートした。プレートの洗浄は全てのインキュベーション工程の間にPBS−T(0.1%Triton X−100)で行った。次いで、ルミノール−ベースの基質溶液を加え、Vctor Wallacマシーンを用いてプレートを読んだ。IC50値は、化合物処理での全ERKリン酸化−対−0.3%DMSOで処理単独での全ERKリン酸化に基づいて決定した。
生物学的実施例3
BrdU細胞増殖アッセイ
MDA−MB−231T(ATCC)、Calu−6(ATCC)、HCT116(ATCC)、A2058(ATCC)、A375(ATCC)およびColo−205(ATCC)細胞を、10%FBS(加熱不活化、Cellgro)、1%Pen/Strep(Cellgro)、および1%NEAA(Cellgro)を含有するDMEM(Cellgro)、96−ウエルマイクロタイタプレート(Cat#3904、Costar)に、2500、3500、3500、2500、3500、および1500細胞/ウエルの密度で平板培養した。SMEL−28(ATCC)およびWM−266−4(ATCC)を、10%FBS(加熱−不活化、Cellgro)、および1%Pen/Strep(Cellgro)を含有するMEM(ATCC)に、2000および6000細胞/ウエルの密度で平板培養した。細胞を37℃、5%COで一晩18時間インキュベートした。翌日、細胞を(0.3%DMSOの最終濃度を含有する)培地中の化合物の系列希釈で処理した。三連ウエルを各化合物濃度で用いた。対照ウエルは0.3%DMSO培地を受けた。培地を37℃、5%COにてさらに48時間インキュベートした。Rodheからの「Cell Proliferation ELISA,Bromo Deoxyuridine(BrdU)(ケミルルミネセン)キット」に従って、細胞を増殖についてアッセイした。細胞をBrdU標識溶液で処理し、次いで、FixDenat溶液で固定した。抗−BrdU−POD(PerOxiDase)結合体を細胞に加え、その後、プレートを1XPBSで3×洗浄した。基質溶液を加え、Victor Wallacマシーンを用い、プレートをルミネセンスについて読んだ。IC50値はビヒクル対象と比較した化合物処理での細胞増殖に基づいて計算した。
生物学的実施例4
インビボマウスモデル
単療法(すなわち、他の癌治療と組合せない)として投与されたMEK阻害剤の、マウスにおける以下の腫瘍の成長を阻害する能力を調べた。モデルは当業者が使用して、MEK阻害剤と別の癌治療との特定の組合せの望ましさを決定することもできる。
年齢が5〜8週であって、体重がほぼ20gである雌無甲状腺ヌードマウス(NCr)はTaconic(Germantown,NY)から購入した。実験の開始に先立ち、動物を最小48時間馴化させた。これらの実験の間に、動物には食物および水を自由に与え、70〜75°Fおよび60%相対質量の条件の部屋に収容した。12時間の明および12時間の暗サイクルを自動タイマーで維持した。
Colo−205ヒト結腸直腸癌腫細胞を、37℃にて、湿潤化された5%CO雰囲気中で、10%胎児ウシ血清(Hyclone)、ペニシリン−ストレプトマイシンおよび非必須アミノ酸を補足したDMEM(Mediatech)中でインビトロにて培養した。0日に、細胞をトリプシン処理によって収穫し、および0.1ml氷冷ハンクスバランス塩溶液中の3×10細胞(継代#3、92%生存率)を、5〜8週で雌無甲状腺ヌードマウスの後側腹部に皮内移植した。
A375ヒト黒色腫細胞を、湿潤化5%CO雰囲気の37℃にて、10%胎児ウシ血清(Hyclone)、ペニシリン−ストレプトマイシンおよび非必須アミノ酸を補足したDMEM(Mediatech)中でインビトロにて培養した。0日に、細胞をトリプシン処理によって収穫し、0.1mL氷冷ハンクスバランス塩溶液中の×10細胞(継体#8、>99%生存率)を、5〜8週で雌無甲状腺ヌードマウスの後側腹部に皮内移植した。
A2058ヒト黒色腫細胞を、37℃にて、湿潤化5%CO雰囲気中で10%胎児ウシ血清(Hyclone)、ペニシリン−ストリプトマイシンおよび非必須アミノ酸を補足したDMEM(Mediatech)中でインビトロにて培養した。0日に細胞をトリプシン処理によって収穫し、0.1mL氷冷ハンクスバランス塩溶液中の3×10細胞(継体#5、80%生存率)を5〜8週で雌無甲状腺ヌードマウスの後側腹部に皮内移植した。
MDA−MB−231ヒト乳腺癌細胞を、37℃にて、湿潤化5%CO雰囲気中で10%胎児ウシ血清(Hyclone)、ペニシリン−ストレプトマイシンおよび非必須アミノ酸を補足したDMEM(Mediatech)中にてインビトロで培養した。0日に、細胞をトリプシン処理によって収穫し、0.1mL氷冷ハンクスバランス塩溶液中の1×10細胞(継体#6、>99%生存率)を5〜8週で雌無甲状腺ヌードマウスの乳腺脂肪体に皮下移植した。
Calu−6ヒト肺退形成の癌腫細胞を、37℃にて、湿潤化5%CO雰囲気中で10%胎児ウシ血清(Hyclone)ペニシリン−ストレプトマイシンおよび非必須アミノ酸を補足したDMEM(Mediatech)中にてインビトロで培養した。0日に、細胞をトリプシン処理によって収穫し、0.1mL氷冷ハンクスバランス塩溶液中の5×10細胞(継体#8、>96%生存率)を5〜8週で雌無甲状腺ヌードマウスの後側腹部に皮内移植した。
皮下または皮内腫瘍では、各対象および処理群における各動物の平均腫瘍重量を実験の間に毎週2回決定した。腫瘍重量(TW)は、以下の式:腫瘍重量(mg)=[腫瘍容量=長さ(mm)×幅(mm)]/2を用い、キャリパーで垂直方向の直径を測定することによって決定した。
腫瘍成長(TGI)のパーセント阻害は以下の式:
[式中、X=群日での全ての腫瘍の平均TW;X=日fにおける処理群のTW;Y=日fにおけるビヒクル対照群のTW]
で決定する。
腫瘍がその出発サイズ未満まで退くならば、パーセント腫瘍後退は以下の式:
で決定する。TGIは、各腫瘍について、各実験群について平均±SEM値を得るように個々に計算する。統計学的有意性は、両側スチューデントt−検定を用いて決定する(P<0.05と定義される有意性)。
生物学的実施例5
WM−266−4ヒト黒色腫異種移植片モデル
WM−266−4ヒト黒色腫細胞系はPTEN−欠乏であり、B−Rafをコードする遺伝子中にヘテロ接合性活性化突然変異を保有する。従って、単療法として投与され、およびmTOR阻害剤ラパマイシンと組合せて投与されるMEK阻害剤の、ヌードマウスにおけるWM−266−4異種移植片腫瘍の成長を阻害する能力を調べた。
腫瘍は、雌ヌードマウスにおいて樹立され、腫瘍が112±6mgに到達した場合の段階とした。MEK化合物は10mg/kg qdで(朝に)経口投与し、5mg/kg qdにて(午後に、朝投与から約7時間後)腹腔内投与されるラパマイシンは単一の剤として、または組み合わせて投与した。単療法として投与されたMEK化合物は有意な腫瘍成長阻害を引き起こした。ラパマイシンおよびMEK化合物の共投与の結果、単独で与えられたいずれかの剤で達成されたものよりも有意に優れた効果(p<0.001)がもたらされた(60%および82%のTGIと比較して95%TGI)。
医薬組成物の実施例
以下に示すのは式Iの化合物を含有する代表的な医薬処方である。
水以外の前記成分の全てを合わせ、攪拌しつつ60〜70℃まで加熱する。次いで、60℃の十分な量の水を激しく攪拌しつつ加えて、成分を乳化させ、次いで、水を適量加えて、100gとする。
これまで発明を、明瞭性および理解の目的で説明および例によって幾分詳しく記載してきた。本発明は種々の実施形態および技術を参照して記載してきた。しかしながら、多くの変形および修飾を、本発明の精神および範囲内にあってなすことができるのは理解されるべきである。変形および修飾は添付の請求の範囲内で実施できることは当業者に明らかであろう。従って、前記記載は説明的であって制限的ではないことを意図するのは理解されるべきである。本出願で引用された全ての特許、特許出願、刊行物は、あたかも各個々の特許、特許出願または刊行物がそのようにここに示されているのと同一程度に、全ての目的でその全体が本明細書に参照により組み込まれる。

Claims (57)

  1. 治療有効量の式Iの化合物またはその医薬上許容される塩または溶媒和物を含む、癌を治療するための組成物あって、該組成物、1種以上の化学療法剤と組み合わせて投与されることを特徴とし、ここで、該1種以上の化学療法剤は、ラパマイシン、CCI−779、AP23573、RAD001、TAFA93、PI103、SF1126、またはBEZ235であり;
    該癌は、黒色腫、結腸癌、直腸癌、膵臓癌、乳癌、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、乳頭甲状腺癌、退形成性甲状腺癌、子宮内膜癌、または卵巣癌であり;
    該式Iの化合物は、以下:
    の式の化合物またはその医薬上許容される塩であり、
    該式Iの化合物は、A、X、R、R、R、R、R、R、およびRが群A(群A:
    Aは、所望により、R10、R12、R14、およびR16から選択される1、2、3または4個の基で置換されていてもよいフェニレンであり、ここで、R10、R12、R14、およびR16は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキル、−NHS(O)、−CN、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’および−NRC(O)R8’であり;
    Xはアルキル、ハロ、ハロアルキル、またはハロアルコキシであり;
    、R、R、R、R、およびRは、独立して、水素、ハロ、ニトロ、−NR8’、−OR、−NHS(O)、−CN、−S(O)、−S(O)NR8’、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)OR8’、−NRC(O)NR8’8’’ −NRC(O)OR8’、NRC(O)R8’、−CHN(R25)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(NR25a25b)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(NO)、−CHNR25C(=NH)(N(R25a)(CN)、−CHNR25C(=NH)(R25)、−CHNR25C(NR25a25b)=CH(NO)、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり、ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、−OR、−NR8’、−NRS(O)、−CN、−S(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR8’、−NRC(O)NR8’8’’、−NRC(O)OR8’および−NRC(O)R8’から独立して選択される1、2、3、4、5、6または7個の基で置換され;あるいはRおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびR、RおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびR、ならびに、RおよびRが結合している炭素と一緒になったRおよびRのうちの1つは、C(O)またはC(=NOH)を形成し;
    mは0、1、または2であり;
    は水素、ハロまたはアルキルであり;
    、R8’およびR8”は、独立して、水素、ヒドロキシ、所望により置換されていてもよいアルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルから選択され;ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、所望により置換されていてもよいアルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アルケニルオキシカルボニル、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、所望により置換されていてもよいシクロアルキルオキシカルボニル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいアリールオキシ、所望により置換されていてもよいアリールオキシカルボニル、所望により置換されていてもよいアリールアルキル、所望により置換されていてもよいアリールアルキルオキシ、所望により置換されていてもよいアリールアルキルオキシカルボニル、ニトロ、シアノ、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、所望により置換されていてもよいヘテロアリール、―S(O)31(ここで、nは、0、1または2であって、R31は所望により置換されていてもよいアルキル、所望により置換されていてもよいアリール、所望により置換されていてもよいヘテロシクロアルキルまたは所望により置換されていてもよいヘテロアリールである)、−NR34SO34a(ここで、R34は水素またはアルキルであって、R34aはアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルである)、−SONR3535a(ここで、R35は水素またはアルキルであって、R35aはアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルである)、−NR32C(O)R32a(ここで、R32は水素またはアルキルであって、R32aはアルキル、アルケニル、アルコキシ、またはシクロアルキルである)、−NR3030’(ここで、R30およびR30’は独立して水素、アルキル、またはヒドロキシアルキルである)、および−C(O)NR3333a(ここで、R33は水素またはアルキルであって、R33aはアルキル、アルケニル、アルキニル、またはシクロアルキルである)、から独立して選択された1、2、3、4または5個の基で置換されていてもよく;
    はアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルであり;ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルは、独立して、所望により、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、およびジアルキルアミノから選択される1、2、3、4、または5個の基で置換されていてもよく;
    25およびR25bは、独立して、水素、アルキル、アルケニル、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、または所望により置換されていてもよいアリールであり;
    25aは水素、アルキル、またはアルケニルである)
    で定義されるものである、組成物
  2. 1種以上の前記化学療法剤がラパマイシンである、請求項1記載の組成物
  3. 前記式Iの化合物
    から選択される、請求項1または2記載の組成物
  4. 前記1種以上の化学療法剤がラパマイシンである、請求項3記載の組成物
  5. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩として1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ピロリジン−2−イルアゼチジン−3−オールである、請求項3記載の組成物
  6. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩として(R)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ピロリジン−2−イルアゼチジン−3−オールである、請求項3記載の組成物
  7. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩として(S)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ピロリジン−2−イルアゼチジン−3−オールである、請求項3記載の組成物
  8. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩として(3−(1−アミノプロピル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)(3,4−ジフルオロ−2−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)フェニル)メタノンである、請求項3記載の組成物
  9. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩として(R)−(3−(1−アミノプロピル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)(3,4−ジフルオロ−2−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)フェニル)メタノンである、請求項3記載の組成物
  10. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩として(S)−(3−(1−アミノプロピル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)(3,4−ジフルオロ−2−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)フェニル)メタノンである、請求項3記載の組成物
  11. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩として1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[1−(メチルアミノ)エチル]アゼチジン−3−オールである、請求項3記載の組成物
  12. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩として1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(1S)−1−(メチルアミノ)エチル]アゼチジン−3−オールである、請求項3記載の組成物
  13. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩として1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オールである、請求項3記載の組成物
  14. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩として1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(2R)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オールである、請求項3記載の組成物
  15. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩として1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(2S)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オールである、請求項3記載の組成物
  16. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩として(±)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(シス)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アゼチジン−3−オールである、請求項3記載の組成物
  17. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩として(±)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(トランス)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アゼチジン−3−オールである、請求項3記載の組成
  18. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩として3−(1−アミノエチル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オールである、請求項3記載の組成物
  19. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩として3−[(1R)−1−アミノエチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オールである、請求項3記載の組成物
  20. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩として3−[(1S)−1−アミノエチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オールである、請求項3記載の組成物
  21. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩として1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(ピロリジン−1−イルメチル)アゼチジン−3−オールである、請求項3記載の組成物
  22. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩として1−{[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}ピペリジン−4−オールである、請求項3記載の組成物
  23. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩として1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−N−メチルアゼチジン−3−アミンである、請求項3記載の組成物
  24. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩として1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(メチルオキシ)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オールである、請求項3記載の組成物
  25. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩として1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(1−メチルピロリジン−2−イル)アゼチジン−3−オールである、請求項3記載の組成物
  26. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩として1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ピロリジン−2−イルアゼチジン−3−オールである、請求項3記載の組成物
  27. 前記癌が、黒色腫である、請求項1記載の組成物
  28. 前記癌の治療が、癌を阻害すること、癌を緩和すること、または癌を阻害かつ緩和することを含む、請求項1記載の組成物
  29. 治療有効量の請求項1に記載の式Iの化合物、および医薬上許容される担体、賦形剤、または希釈剤を含む医薬組成物であって、該医薬組成物は、1種以上の化学療法剤と組み合わせて投与されることを特徴とし、ここで、該1種以上の化学療法剤は、ラパマイシン、CCI−779、AP23573、RAD001、TAFA93、PI103、SF1126、またはBEZ235である、医薬組成物。
  30. 1種以上の前記化学療法剤がラパマイシンである、請求項29記載の医薬組成物。
  31. 前記式Iの化合物
    から選択される、請求項29または30記載の医薬組成物。
  32. 前記1種以上の化学療法剤がラパマイシンである、請求項31記載の医薬組成物。
  33. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩としての1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ピロリジン−2−イルアゼチジン−3−オールである、請求項31記載の医薬組成物。
  34. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩としての(R)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ピロリジン−2−イルアゼチジン−3−オールである、請求項31記載の医薬組成物。
  35. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩としての(S)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ピロリジン−2−イルアゼチジン−3−オールである、請求項31記載の医薬組成物。
  36. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩としての(3−(1−アミノプロピル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)(3,4−ジフルオロ−2−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)フェニル)メタノンである、請求項31記載の医薬組成物。
  37. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩としての(R)−(3−(1−アミノプロピル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)(3,4−ジフルオロ−2−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)フェニル)メタノンである、請求項31記載の医薬組成物。
  38. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩としての(S)−(3−(1−アミノプロピル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)(3,4−ジフルオロ−2−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)フェニル)メタノンである、請求項31記載の医薬組成物。
  39. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩としての1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[1−(メチルアミノ)エチル]アゼチジン−3−オールである、請求項31記載の医薬組成物。
  40. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩としての1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(1S)−1−(メチルアミノ)エチル]アゼチジン−3−オールである、請求項31記載の医薬組成物。
  41. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩としての1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オールである、請求項31記載の医薬組成物。
  42. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩としての1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(2R)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オールである、請求項31記載の医薬組成物。
  43. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩としての1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(2S)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−3−オールである、請求項31記載の医薬組成物。
  44. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩としての(±)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(シス)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アゼチジン−3−オールである、請求項31記載の医薬組成物。
  45. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩としての(±)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−[(トランス)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アゼチジン−3−オールである、請求項31記載の医薬組成物。
  46. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩としての3−(1−アミノエチル)−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オールである、請求項31記載の医薬組成物。
  47. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩としての3−[(1R)−1−アミノエチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オールである、請求項31記載の医薬組成物。
  48. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩としての3−[(1S)−1−アミノエチル]−1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)アゼチジン−3−オールである、請求項31記載の医薬組成物。
  49. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩としての1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(ピロリジン−1−イルメチル)アゼチジン−3−オールである、請求項31記載の医薬組成物。
  50. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩としての1−{[1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}ピペリジン−4−オールである、請求項31記載の医薬組成物。
  51. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩としての1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−N−メチルアゼチジン−3−アミンである、請求項31記載の医薬組成物。
  52. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩としての1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−{[(メチルオキシ)アミノ]メチル}アゼチジン−3−オールである、請求項31記載の医薬組成物。
  53. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩としての1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−(1−メチルピロリジン−2−イル)アゼチジン−3−オールである、請求項31記載の医薬組成物。
  54. 式Iの化合物は、必要に応じてその医薬的に許容される塩としての1−({3,4−ジフルオロ−2−[(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ]フェニル}カルボニル)−3−ピロリジン−2−イルアゼチジン−3−オールである、請求項31記載の医薬組成物。
  55. 請求項1に記載の癌を治療するための請求項29に記載の医薬組成物。
  56. 前記癌が、黒色腫である、請求項55記載の医薬組成物。
  57. 前記癌の治療が、癌を阻害すること、癌を緩和すること、または癌を阻害かつ緩和することを含む、請求項55記載の医薬組成物。
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