JP5311627B2 - 乗客コンベアのインレット装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エスカレータや動く歩道等の乗客を搬送する乗客コンベアのインレット装置に関する。
乗客コンベアとしての例えばエスカレータは、図3に示すように、建屋の下階と上階との間に亘って据え付けられたトラス1と、このトラス1に組み込まれて無端走行する乗客搬送用のステップ列2と、このステップ列2の両側に配置するようにトラス1に取り付けられた欄干3とで構成されている。
そして欄干3の周縁には無端状の手すりベルト4が装着され、この手すりベルト4がステップ列2と同期して無端走行する。欄干3の下部には建屋の上下階の乗降口5間に亘って延びるように、乗客の足元を保護するためのスカート部6が設けられ、また上下階の各乗降口5には乗客誘導用の乗降板7が設けられている。
欄干3の周縁に沿って走行する手すりベルト4はその走行に応じて順次スカート部6内に進入する。すなわち手すりベルト4は、エスカレータの上昇運転時には上階の乗降口5側におけるスカート部6の端部からその内側に進入し、下降運転時には下階の乗降口5側におけるスカート部6の端部からその内側に進入する。
そして手すりベルト4が進入するスカート部6の両端部の端面には、ゴムなどの弾性材料で形成されたインレット部材8が設けられ、このインレット部材8を通して手すりベルト4がスカート部6内に進入する。このようなインレット部材8については、例えば特開2003−276976公報に開示されている。
特開2003−276976公報
ところで、インレット部材8は建屋のフロアから10cm程度の高さ位置に設けられ、外方からは見えにくい位置に配置されている。このため子供や幼児が乗降口5の周辺で遊んでいる間に、インレット部材8に指先を触れ、その指先がインレット部材8と手すりベルト4との間の隙間(通常5mm程度)に引き込まれ、不測のけがを負うような危険が想定される。
このため、インレット部材8と手すりベルト4との間に指先が挟まれたときに、その圧力で安全スイッチが作動し、手すりベルト4の移動が停止するような安全装置が一般に設けられている。
インレット部材8と手すりベルト4との間に指先が引き込まれ、安全装置が作動して手すりベルト4の移動が停止したときには、インレット部材8と手すりベルト4との間の隙間から指先を引き抜くわけであるが、自力で引き抜ければよいが、自力で引き抜けないような場合には、係員がインレット部材8をスカート部6から外して救出することになる。
しかしながら、従来のインレット部材8は、手すりベルト4の外周のほぼ全体を包囲するほぼ筒形状の一体品となっており、このためインレット部材8をスカート部6から外しても、インレット部材8を手すりベルト4から分離することが難しく、このため救出に手間がかかってしまうという課題がある。
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、インレット部材と手すりベルトとの間に指先が挟まれたときに、インレット部材を速やかに分解して手間取ることなく速やかに被害者を救出することができる乗客コンベアのインレット装置を提供することにある。
このような目的を達成するために、請求項1の発明は、乗客コンベアの欄干に沿って走行移動する手すりベルトが前記欄干の下部のスカート部内に進入する部分に、前記手すりベルトを包囲するように設けられるインレット部材を備え、前記手すりベルトと前記インレット部材との間の隙間内に人の指先が挟まれたときに、その圧力で安全スイッチが作動し、前記手すりベルトの移動が停止する乗客コンベアのインレット装置において、前記インレット部材が分割可能に構成されて前記スカート部に脱着可能に取り付けられ、前記手すりベルトと前記インレット部材との間の隙間内に人の指先が挟まれて前記手すりベルトの移動が停止したときに、前記インレット部材を前記スカート部から取り外し、かつ分割して分離させることで前記指先を解放することが可能なことを特徴としている。
請求項2の発明は、前記インレット部材が左右に分割可能な一対の分割体に分割され、その分割面の一方に位置決め用の突起が、他方にその突起と嵌合する嵌合孔が形成されていることを特徴としている。
請求項3の発明は、前記インレット部材が、これが設置される周辺部の色合いに対して視覚的に目立つ色合いの色調に着色されていることを特徴としている。
この発明のインレット装置によれば、インレット部材と手すりベルトとの間に指先が挟まれたときに、インレット部材を速やかに分解して手間取ることなく速やかに被害者を救出することができる。
以下、この発明の実施の形態について図1及び図2を参照して説明する。なお、図3に示す構成と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
図1に示すように、手すりベルト4がスカート部6に進入する部分にこの発明の一実施形態に係るインレット部材10が設けられている。このインレット部材10は、これが設置された周辺部の色合いに対して視覚的に目立つ色調の色に着色されている。例えばインレット部材10の周辺部は暗色系の色合いである場合が多いから、インレット部材10の全体がその暗色系に対して目立つ黄色に着色されている。
インレット部材10は、ゴムなどの適度な弾性を有する材料で形成され、手すりベルト4の外周のほぼ全体を包囲する筒部11と、この筒部11の一端側縁部にその外方に平面状に拡がるフランジ部12とを備えている。そしてフランジ部12の隅部に定着具としてのボルト13が挿入され、これらボルト13によりインレット部材10がスカート部6の端面に脱着可能に取り付けられている。
インレット部材10は、図2に示すように、左右に分割可能な一対の分割体10a,10bで構成されている。各分割体10a,10bは、分割筒部11a,11b及び分割フランジ部12a,12bを有し、両分割体10a,10bの分割面14a,14bを互いに突き当てることで、分割筒部11a,11bの両者で筒部11が構成され、分割フランジ部12a,12bの両者でフランジ部12が構成されるようになっている。
そして、各分割体10a,10bにおける各分割フランジ部12a,12bの隅部に、ボルト13を通すための透孔15が形成されている。
また、分割体10a,10bの一方の分割面14aには位置用の突起16が設けられ、他方の分割面14bにはその突起16と嵌合可能な嵌合孔17が形成されている。突起16は、一方の分割体10aにおける分割筒部11a及び分割フランジ部12aの各端面に設けられ、嵌合孔17は、他方の分割体10bにおける分割筒部11b及び分割フランジ部12bの各端面に設けられている。
一対の分割体10a,10bは、突起16と嵌合孔17とが互いに嵌合する位置決めされ、この位置決めされた組立状態でスカート部6にボルト13を介して脱着可能に取り付けられている。
このようなインレット装置においては、インレット部材10がその周辺の色合いに対して目立つ色調の色、すなわち黄色に着色されており、このためインレット装置の周辺で子供や幼児が遊んでいるような場合、危険性のあるインレット部材10の存在をその近くの大人が認識してインレット部材10に子供や幼児が触れないように注意を払うようになり、これによりインレット部材10と手すりベルト4との間に指先が挟まれるような危険を未然に防止することができる。
これに対し、注意が不十分で、万が一、インレット部材10と手すりベルト4との間に指先が挟まれるようなことがあると、安全装置が作動して手すりベルト4の走行移動が停止する。そして係員がボルト13を外すと、インレット部材10が分割構造であるため、インレット部材10が各分割体10a,10bに分離して手すりベルト4から直ぐに離脱し、したがって挟み込まれた手指が速やかに解放され、被害の子供や幼児を速やかに救出することができる。
なお、この発明のインレット装置は、エスカレータに適用する場合に限らず、乗客コンベアとしての動く歩道等に適用することも可能である。
以上説明したように、この発明によれば、インレット部材と手すりベルトとの間に指先が挟まれたときに、インレット部材を速やかに分解して手間取ることなく速やかに被害者を救出することができる。
この発明の一実施形態に係るインレット装置を示す正面図。 そのインレット装置におけるインレット部材の分解状態の斜視図。 一般的なエスカレータの全体の構成を示す構成図。
符号の説明
1…トラス
2…ステップ列
3…欄干
4…手すりベルト
5…乗降口
6…スカート部
7…乗降板
10…インレット部材
10a.10b…分割体
11…筒部
11a.11b…分割筒部
12…フランジ部
12a.12b…分割フランジ部
13…ボルト
14a.14b…分割面
15…透孔
16…突起
17…嵌合孔

Claims (3)

  1. 乗客コンベアの欄干に沿って走行移動する手すりベルトが前記欄干の下部のスカート部内に進入する部分に、前記手すりベルトを包囲するように設けられるインレット部材を備え、前記手すりベルトと前記インレット部材との間の隙間内に人の指先が挟まれたときに、その圧力で安全スイッチが作動し、前記手すりベルトの移動が停止する乗客コンベアのインレット装置において、
    前記インレット部材が分割可能に構成されて前記スカート部に脱着可能に取り付けられ、前記手すりベルトと前記インレット部材との間の隙間内に人の指先が挟まれて前記手すりベルトの移動が停止したときに、前記インレット部材を前記スカート部から取り外し、かつ分割して分離させることで前記指先を解放することが可能なことを特徴とする乗客コンベアのインレット装置。
  2. 前記インレット部材は左右に分割可能な一対の分割体に分割され、その分割面の一方に位置決め用の突起が、他方にその突起と嵌合する嵌合孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアのインレット装置。
  3. 前記インレット部材は、これが設置される周辺部の色合いに対して視覚的に目立つ色合いの色調に着色されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗客コンベアのインレット装置。
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