JP5301556B2 - イソオキサゾロ−ピラジン誘導体 - Google Patents
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Description
Xは、OまたはNHであり;
R1は、フェニルまたはピリジン−2−イル(場合により、1、2、または3個のハロで置換されている)であり、
R2は、C1−4アルキルまたはHであり;
R3およびR4は、互いに独立して、
H、
C1−7アルキル(場合により、1個以上のハロ、シアノ、または、ヒドロキシで置換されている)、
C1−7アルコキシ(場合により、1個以上のハロで置換されている)、
CN、
ハロ、
NO2、
−C(O)−Ra(式中、Raは、ヒドロキシ、C1−7アルコキシ、C1−7アルキル、フェノキシ、または、フェニルである)
−C(O)−NRbRc{式中、RbおよびRcは、互いに独立して、
H、
C1−7アルキル(場合により、1個以上のハロ、ヒドロキシまたはシアノで置換されている)、
−(CH2)z−C3−7シクロアルキル(場合により、1個以上のBで置換され、zは、0、1、2、3または4である)、
−(CH2)y−ヘテロシクリル(式中、yは、0、1、2、3、または4であり、ヘテロシクリルは、場合により、1個以上のAで置換されている)であるか、
RbおよびRcは、それらが結合している窒素と共に、ヘテロシクリル部分(場合により、1個以上のAで置換されている)を形成する}であるか、
または、R3およびR4は、共に環化ベンゾ環を形成し、ベンゾ環は、場合により、1個以上のEで置換されており、
Aは、ヒドロキシ、オキソ、C1−7アルキル、C1−7アルコキシ、C1−7ハロアルキル、C1−7ヒドロキシアルキル、ハロ、またはCNであり、
Bは、ハロ、ヒドロキシ、CN、C1−4アルキル、または、C1−4ハロアルキルであり、
Eは、ハロ、CN、NO2、ヒドロキシ、C1−7アルキル、C1−7アルコキシ、C1−7ハロアルキル、C1−7ヒドロキシアルキル、C1−7シアノアルキル、C1−7ハロアルコキシ、または、C3−7シクロアルキルである]
の化合物、または、その薬学的に許容しうる塩に関する。
H、
−C(O)−Ra(式中、Raは、ヒドロキシ、C1−7アルコキシ、C1−7アルキル、フェノキシ、または、フェニルである)
−C(O)−NRbRc[式中、RbおよびRcは、互いに独立して、
H、
C1−7アルキル(場合により、1個以上のハロ、ヒドロキシ、または、シアノで置換されている)、
−(CH2)z−C3−7シクロアルキル(場合により、1個以上のBで置換され、zは、0、1、2、3、または、4、好ましくは、0または1である)、
−(CH2)y−ヘテロシクリル(式中、yは、0、1、2、3、または4、好ましくは0であり、ヘテロシクリルは、場合により、1個以上のAで置換されている)である]であるか、
または、R3およびR4は、共に環化ベンゾ環を形成し、ベンゾ環は、場合により、1個以上のEで置換されており、
Aは、ヒドロキシ、オキソ、C1−7アルキル、C1−7アルコキシ、C1−7ハロアルキル、C1−7ヒドロキシアルキル、ハロ、またはCNであり、
Bは、ハロ、ヒドロキシ、CN、C1−4アルキル、または、C1−4ハロアルキルであり、
Eは、ハロ、CN、NO2、ヒドロキシ、C1−7アルキル、C1−7アルコキシ、C1−7ハロアルキル、C1−7ヒドロキシアルキル、C1−7シアノアルキル、C1−7ハロアルコキシ、または、C3−7シクロアルキルである。
H、
−C(O)−Ra(式中、Raは、ヒドロキシまたはC1−7アルコキシである)
−C(O)−NRbRc[式中、RbおよびRcは、互いに独立して、
H、
C1−7アルキル(場合により、1個以上のハロ、ヒドロキシ、または、シアノで置換されている)、
−(CH2)z−C3−7シクロアルキル(場合により、1個以上のBで置換され、zは、0、1、2、3、または4、好ましくは、0または1である)、
−(CH2)y−ヘテロシクリル(式中、yは、0、1、2、3、または4、好ましくは0であり、ヘテロシクリルは、場合により、1個以上のAで置換されたテトラヒドロピラニルである)である]であるか、
または、R3およびR4は、共に環化ベンゾ環を形成し、ベンゾ環は、場合により、1個以上のEで置換されており、
Aは、ヒドロキシ、オキソ、C1−7アルキル、C1−7アルコキシ、C1−7ハロアルキル、C1−7ヒドロキシアルキル、ハロ、または、CNであり、
Bは、ハロ、ヒドロキシ、CN、C1−4アルキル、または、C1−4ハロアルキルであり、
Eは、ハロ、CN、NO2、ヒドロキシ、C1−7アルキル、C1−7アルコキシ、C1−7ハロアルキル、C1−7ヒドロキシアルキル、C1−7シアノアルキル、C1−7ハロアルコキシ、または、C3−7シクロアルキルである。
Xは、OまたはNHであり;
R1は、フェニルまたはピリジン−2−イルであり(場合により、1、2または3個のハロで置換されている)、
R2は、C1−4アルキルまたはHであり;
R3は、Hであり;
R4は、H、
−C(O)−Ra(式中、Raは、ヒドロキシ、C1−7アルコキシ、C1−7アルキル、フェノキシ、または、フェニルである)、
−C(O)−NRbRc{式中、RbおよびRcは、互いに独立して、
H、
C1−7アルキル(場合により、1個以上のハロ、ヒドロキシまたはシアノで置換されている)、
−(CH2)z−C3−7シクロアルキル(場合により、1個以上のBで置換され、zは、0、1、2、3、または4で、好ましくは0または1である)
−(CH2)y−ヘテロシクリル(式中、yは、0、1、2、3、または4で、好ましくは0であり、ヘテロシクリルは、場合により、1個以上のAで置換されている)である}であるか、
または、R3およびR4は、共に環化ベンゾ環を形成し、ベンゾ環は、場合により、1個以上のEで置換されており、
Aは、ヒドロキシ、オキソ、C1−7アルキル、C1−7アルコキシ、C1−7ハロアルキル、C1−7ヒドロキシアルキル、ハロ、または、CNであり、
Bは、ハロ、ヒドロキシ、CN、C1−4アルキル、または、C1−4ハロアルキルであり、
Eは、ハロ、CN、NO2、ヒドロキシ、C1−7アルキル、C1−7アルコキシ、C1−7ハロアルキル、C1−7ヒドロキシアルキル、C1−7シアノアルキル、C1−7ハロアルコキシ、または、C3−7シクロアルキルである]
の化合物、または、その薬学的に許容しうる塩を包含する。
Xは、OまたはNHであり;
R1は、フェニルまたはピリジン−2−イルであり(式中、該環は、場合によりハロゲンで置換されうる);
R2は、HまたはC1−4アルキルであり;
R3およびR4は、互いに独立して、
H、
−C(O)−Ra(式中、Raは、ヒドロキシ、C1−7アルコキシ、または、C1−7アルキルである)
−C(O)−NRbRc{式中、RbおよびRcは、互いに独立して、
水素、C1−7アルキル(場合により、1個以上のハロゲンまたはヒドロキシで置換されている)であるか、または、互いに独立して、−(CH2)z−C3−7シクロアルキル(場合により、1個以上のハロゲンで置換され、zは、0または1である)であるか、または、互いに独立してヘテロシクリルである}であるか、
または、R3およびR4は、共に環化ベンゾ環を形成している]
の化合物、または、その薬学的に許容しうる塩を包含する。
5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステル、
5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸シクロプロピルメチル−アミド、
5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸イソプロピルアミド、
5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸tert−ブチルアミド、
5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸シクロプロピルアミド、
5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−アミド、
5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(4,4−ジフルオロ−シクロヘキシル)−アミド、
2−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−キノキサリン、
5−[(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメチル)−アミノ]−ピラジン−2−カルボン酸イソプロピルアミド、
5−[(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメチル)−アミノ]−ピラジン−2−カルボン酸シクロプロピルアミド、
5−[(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメチル)−アミノ]−ピラジン−2−カルボン酸(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−アミド、
5−[3−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−アミド、
5−[3−(4−フルオロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−アミド、
5−[3−(4−フルオロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸シクロプロピルメチル−アミド、
5−[3−(4−フルオロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸イソプロピルアミド、
5−[3−(4−クロロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸イソプロピルアミド、
5−[3−(4−クロロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸((S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−アミド、
5−[3−(4−クロロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−アミド、
5−(3−ピリジン−2−イル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−アミド、
5−(3−ピリジン−2−イル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸イソプロピルアミド又は
5−(3−ピリジン−2−イル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸シクロプロピルアミド
である。
a)式II:
b)式IIIの化合物をDMFのような適切な溶媒中、N−クロロスクシンイミドのような塩素化剤と反応させ、式IV:
c1)その後、式IVの化合物をトリエチルアミンのような適切な塩基存在下、クロロホルムのような適切な溶媒中、式V:
c2)式IVの化合物を、トリエチルアミンのような適切な塩基存在下、ジエチルエーテルのような適切な溶媒中、式VI:
d)式VIIの化合物を、水素化リチウムアルミニウムのような還元剤と、THFのような適切な溶媒中反応させ、式VIII:
i)式IX:
j)式VIII:
g)式Xの化合物をヒドラジンと反応させ、式XI:
rt=室温
DMF=N,N−ジメチルホルムアミド
TBTU=O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N',N’−テトラメチルウロニウム テトラフルオロボラート
GABA A受容体サブタイプにおける化合物の親和性を、構成α1β3γ2、α2β3γ2、α3β3γ2およびα5β3γ2のラット(安定にトランスフェクトされた)受容体またはヒト(一時的にトランスフェクトされた)受容体を発現するHEK293細胞への[3H]フルマゼニル(85Ci/mmol;Roche)の結合に対する競合により測定した。
通常の方法で、以下の組成の錠剤を製造する:
mg/錠剤
活性物質 5
乳糖 45
トウモロコシデンプン 15
微晶質セルロース 34
ステアリン酸マグネシウム 1
錠剤重量 100
以下の組成のカプセル剤を製造する:
mg/カプセル
活性物質 10
乳糖 155
トウモロコシデンプン 30
タルク 5
カプセル充填重量 200
以下の組成の坐剤を製造する:
mg/坐剤
活性物質 15
坐剤用錬剤 1285
合計 1300
混合物を適切な大きさの坐剤成形型に注ぎ、放置して冷却し、次に坐剤を成形型から取り外し、パラフィン紙又は金属箔で個別に包む。
5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステル
THF(12mL)中の(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノール(1.24g、6.55mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中の55%分散、0.31g、7.2mmol)を、0℃で加えた。反応混合物を、室温に温まるにまかせている間、30分間撹拌した。メチル 5−クロロピラジン−2−カルボキシラート(1.36g、7.86mmol)を加え、撹拌を2時間続けた。水(10mL)を加え、混合物を酢酸エチル(40mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、残留物をクロマトグラフィーにより精製して、標記化合物を得て(SiO2、ヘプタン:酢酸エチル=80:20〜50:50、1.00g、47%)、それを明黄色の油状物として得た。MS:m/e=326.2[M+H]+。
5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸シクロプロピルメチル−アミド
a) 5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸
エタノール(10mL)中の5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステル(1.00g、3.07mmol)(1.0g、1.69mmol)の溶液に、水酸化ナトリウム水溶液(1N、6.2mL)を加えた。60℃で30分間加熱した後、それを周囲温度に冷まし、炭酸ナトリウム水溶液(2M、50mL)を加えた。水酸化ナトリウム水溶液(1M、50mL)を添加し、続いてtert−ブチルメチルエーテルで抽出した。水相を塩化水素水溶液(25%)でpH=2に酸性化し、tert−ブチルメチルエーテル及び酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮することにより標記化合物(450mg、86%)を白色の泡状物として得た。MS:m/e=310.5[M−H]−。
DMF(2mL)中の5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(150mg、0.48mmol)の溶液に、2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート(170mg、0.55mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(410L、2.4mmol)及びアミノメチルシクロプロパン(41mg、0.58mmol)を加えた。得られた反応混合物を室温で30分間撹拌し、水で希釈した。次に混合物を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を炭酸ナトリウム水溶液(飽和)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、クロマトグラフィー(SiO2、ヘプタン:酢酸エチル=90:10〜60:40)により精製して、標記化合物(117mg、67%)を得て、それをオフホワイトの固体として得た。MS:m/e=365.3[M+H]+。
5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸イソプロピルアミド
実施例2bに関して記載されているように、アミノメチルシクロプロパンの代わりにイソプロピルアミンを使用して、5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(100mg、0.32mmol)を変換して、標記化合物(SiO2、ヘプタン:酢酸エチル=90:10〜60:40、37mg、33%)とし、それをオフホワイトの固体として得た。MS:m/e=353.2[M+H]+。
5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸tert−ブチルアミド
実施例2bに関して記載されているように、アミノメチルシクロプロパンの代わりにtert−ブチルアミンを使用して、5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(100mg、0.32mmol)を変換して、標記化合物とし(SiO2、ヘプタン:酢酸エチル=90:10〜60:40、24mg、20%)、それを無色のガム状物として得た。MS:m/e=367.2[M+H]+。
5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸シクロプロピルアミド
実施例2bに関して記載されているように、アミノメチルシクロプロパンの代わりにシクロプロピルアミンを使用して、5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(100mg、0.32mmol)を変換して、標記化合物とし(SiO2、ヘプタン:酢酸エチル=90:10〜60:40、32mg、28%)、それを白色の固体として得た。MS:m/e=351.3[M+H]+。
5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−アミド
実施例2bに関して記載されているように、アミノメチルシクロプロパンの代わりに4−アミノテトラヒドロピランを使用して、5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(125mg、0.40mmol)を変換して、標記化合物とし(SiO2、ヘプタン:酢酸エチル=70:30〜40:60、73mg、46%)、それを白色の固体として得た。MS:m/e=395.1[M+H]+。
5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(4,4−ジフルオロ−シクロヘキシル)−アミド
実施例2bに関して記載されているように、アミノメチルシクロプロパンの代わりに4,4−ジフルオロシクロヘキシルアミンを使用して、5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(100mg、0.32mmol)を変換して、標記化合物とし(SiO2、ヘプタン:酢酸エチル=90:10〜60:40、37mg、27%)、それを白色の固体として得た。MS:m/e=429.2[M+H]+。
2−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−キノキサリン
THF(6mL)中の(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノール(100mg、0.53mmol)の溶液に、2−ヒドロキシキノキサリン(77mg、0.53mmol)及びトリブチルホスフィン(206L、0.79mmol)をアルゴン雰囲気下で周囲温度にて加えた。0℃に冷却した後、N,N,N’,N’−テトラメチルアゾジカルボキサミド(137mg、0.79mmol)を加えた。得られた橙色の溶液を周囲温度で16時間、続いて50℃で2.5時間撹拌した。次にトリフェニルホスフィン(208mg、0.79mmol)、2−ヒドロキシキノキサリン(77mg、0.53mmol)及びアゾジカルボン酸ジエチル(127mL、0.79mmol)を加え、反応混合物を50℃で4時間撹拌した。次に反応混合物を蒸発させた。クロマトグラフィー(SiO2、ヘプタン:酢酸エチル=95:5〜0:100)による精製により、標記化合物(67mg、40%)を白色の固体として得た。MS:m/e=318.2[M+H]+。
5−[(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメチル)−アミノ]−ピラジン−2−カルボン酸イソプロピルアミド
a) 5−[(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメチル)−アミノ]−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステル
DMSO(15mL)中の(5−メチル−3−フェニル−4−イソオキサゾリル)メチルアミン(2.4g、12.7mmol)及び5−クロロ−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステル(2.2g、12.7mmol)の溶液を、マイクロ波照射で160℃にて30分間加熱した。室温に冷ました後、反応混合物を酢酸エチルで抽出し、合わせた抽出物を水で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、クロマトグラフィー(SiO2、ヘプタン:酢酸エチル=100:0〜20:80)に付した。得られた油状の生成物をジイソプロピルエーテル及び酢酸エチルで粉砕して、標記化合物(3.5g、84%)をオフホワイトの固体として得た。MS:m/e=325.4[M+H]+。
ジオキサン(5mL)中のイソプロピルアミン(0.69mL、8mmol)の溶液に、トリメチルアルミニウム溶液(ヘキサン中の2M溶液、4mL、8mmol)を滴下した。室温で1時間撹拌した後、ジオキサン(5mL)中の5−[(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメチル)−アミノ]−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステル(650mg、2mmol)の懸濁液を加えた。反応混合物を90℃で90分間撹拌し、室温に冷まし、水に注いだ。酢酸エチルで抽出し、飽和Seignette塩水溶液で洗浄し、続いて有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発させて、油状物を得た。クロマトグラフィー(SiO2、ヘプタン:酢酸エチル=100:0〜20:80)による精製により標記化合物(600mg、85%)を白色の固体として得た。MS:m/e=352.3[M+H]+。
5−[(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメチル)−アミノ]−ピラジン−2−カルボン酸シクロプロピルアミド
実施例9bに関して記載されているように、イソプロピルアミンの代わりにシクロプロピルアミンを使用して、5−[(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメチル)−アミノ]−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステル(650mg、2mmol)を変換して、標記化合物(600mg、86%)とし、それを白色の固体として得た。MS:m/e=394.3[M+H]+。
5−[(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメチル)−アミノ]−ピラジン−2−カルボン酸(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−アミド
実施例9bに関して記載されているように、イソプロピルアミンの代わりに4−アミノテトラヒドロピランを使用して、5−[(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメチル)−アミノ]−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステル(650mg、2mmol)を変換して、標記化合物(640mg、81%)とし、それを白色の固体として得た。MS:m/e=350.4[M+H]+。
5−[3−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−アミド
a) 5−フルオロ−ピリジン−2−カルバルデヒドオキシム
エタノール(3.2mL)及び水(9.6mL)中の5−フルオロ−2−ホルミルピリジン(5.0g、41mmol)及びヒドロキシルアミン塩酸塩(3.06g、44mmol)の溶液に、氷(18.6g)を加えた。次に水(4.6mL)中のNaOH(4.0g、100mmol)の溶液を、温度を−5℃〜5℃に保持しながら、10分間かけて滴下した。次に反応混合物を室温で30分間撹拌した。次にHCl(4N)を加えて混合物を酸性化し、得られた沈殿物を濾別し、水で洗浄して、標記化合物(4.41g、79%)を明褐色の固体として得た。MS:m/e=141.0[M+H]+。
クロロホルム(21mL)中のN−クロロスクシンイミド(4.63g、35mmol)の懸濁液に、ピリジン(0.28mL、3.5mmol)及びクロロホルム(110mL)中の5−フルオロ−ピリジン−2−カルバルデヒドオキシム(4.86g、35mmol)の溶液を室温で15分間の間に加えた。この温度で30分間撹拌した後、クロロホルム(4.4mL)中のエチル (E)−3−(1−ピロリジノ)−2−ブテノアート(6.36g、35mmol)の溶液を加えた。得られた懸濁液を50℃に温め、クロロホルム(4.4mL)中のトリエチルアミン(4.83mL、35mmol)の溶液を30分間かけて滴下した。撹拌を50℃で1.5時間続け、次に周囲温度に冷ました。次に溶液を氷水(200mL)で希釈し、水層をジクロロメタン(50mL)で抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発させて、暗褐色の油状物を得た。クロマトグラフィー(SiO2、ヘプタン:酢酸エチル=100:0〜20:80)による精製により標記化合物(5.83g、67%)を黄色の油状物として得た。MS:m/e=251.1[M+H]+。
乾燥THF(34mL)中の3−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−カルボン酸エチルエステル(2.5g、10mmol)の0℃に冷却した溶液に、水素化リチウムアルミニウム(209mg、2.3mmol)を一部ずつ加えた。1時間室温に温めるにまかせた後、混合物を0℃に冷却し、水(0.2mL)、続いて水酸化ナトリウム水溶液(15%、0.2mL)及び水(0.6mL)を注意深く加えた。得られた懸濁液を周囲温度で4時間撹拌し、Hyflo(登録商標)で濾過した。次に濾液を濃縮し、クロマトグラフィー(SiO2、ヘプタン:酢酸エチル=50:50〜0:100)による精製により標記化合物(1.47g、71%)を明黄色の固体として得た。MS:m/e=209.1[M+H]+。
実施例1に関して記載されているように、(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノールの代わりに[3−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−メタノール(1.0g、4.8mmol)を変換して、5−[3−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステル(667mg)とし、それを出発物質のアルコールを含む約1:1の混合物として得て、クロマトグラフィー(SiO2、ヘプタン:酢酸エチル=50:50〜0:100)により精製した後に、明黄色の固体として得た。MS:m/e=345.2[M+H]+。THF(2.2mL)、水(2.2mL)及びメタノール(0.4mL)中の生成混合物(655mg、0.86mmol)の溶液に水酸化リチウム一水和物(72mg、1.7mmol)を加え、得られた混合物を室温で72時間撹拌した。次に混合物を蒸発させ、水酸化ナトリウム水溶液(1N)を加え、白色の沈殿物を形成し、それを濾別し(25mg)、濾液を酢酸エチルで抽出した。次に水相をHCl(4N)で酸性化し、沈殿物を濾別(39mg)した。合わせた沈殿物を合わせて、標記化合物(64mg、23%)を得て、それをオフホワイトの固体として得た。MS:m/e=329.2[M−H]−。
実施例2bに関して記載されているように、アミノメチルシクロプロパンの代わりに4−アミノテトラヒドロピランを使用して、5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸の代わりに5−[3−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸(44mg、13.3mmol)を変換して、標記化合物とし(SiO2、酢酸エチル、次にDCM:MeOH=90:10、31mg、56%)、それを白色の固体として得た。MS:m/e=414.2[M+H]+。
5−[3−(4−フルオロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−アミド
a) (E)−及び/又は(Z)−4−フルオロ−ベンズアルデヒドオキシム
実施例12aに関して記載されているように、5−フルオロ−2−ホルミルピリジンの代わりに4−フルオロベンズアルデヒド(24.8g、200mmol)を変換して、標記化合物(23.3g、84%)とし、それを白色の固体として得た。MS:m/e=139.1[M]+。
DMF(500mL)中の(E)−及び/又は(Z)−4−フルオロ−ベンズアルデヒドオキシム(100g、719mmol)の溶液に、N−クロロスクシンイミド(110g、791mmol)を、温度を70℃未満に保持しながら一部ずつ加えた。反応混合物を室温で2.5時間撹拌し、次にtert−ブチルメチルエーテルで抽出して、標記化合物(125g、100%)を得て、それを黄色の油状物として得た。MS:m/e=173.1[M]+。
ジエチルエーテル(1L)中の(E)−及び/又は(Z)−N−ヒドロキシ−4−フルオロ−ベンゼンカルボキシイミドイルクロリド(50g、241mmol)の溶液に、ジエチルエーテル(1L)中のエチル 3−(N,N−ジメチルアミノ)アクリラート(87mL、601mmol)及びトリエチルアミン(49mL、349mmol)の溶液を加えた。次に得られた混合物を室温で14時間撹拌し、蒸発させた。クロマトグラフィー(SiO2、ヘプタン:酢酸エチル=100:0〜4:1)による精製により標記生成物(50.2g、88%)を得て、それを明黄色の固体として得た。MS:m/e=236.1[M+H]+。
エタノール(215mL)中の3−(4−フルオロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−カルボン酸エチルエステル(849g、208mmol)の溶液に、水酸化ナトリウム水溶液(2N、161mL、323mmol)を加え、得られた混合物を室温で一晩撹拌した。次に混合物をHCl溶液(4N、85mL)でpH2〜3に酸性化した。次に沈殿物を濾別し、THF(700mL)に溶解し、次に飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄した。次に水相を酢酸エチル及びTHF(1:1、300mL)で抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発させて、標記化合物(40.8g、94%)を得て、それを橙色の固体として得た。MS:m/e=206.1[M−H]−。
THF(400mL)中の3−(4−フルオロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−カルボン酸(40g、193mmol)の溶液に、トリエチルアミン(27.1mL、193mmol)を−10℃で加え、次にTHF(120mL)中のクロロギ酸エチルの溶液(18.8mL、193mmol)を、温度を−5℃未満に保持しながら加えた。1時間後、混合物を濾過し、濾液を−10℃に冷却し、水(120mL)中の水素化ホウ素ナトリウム(19g、483mmol)の懸濁液を、温度を−5℃未満に保持しながら15分間かけて加えた。次に混合物を室温に2時間かけて温まるにまかせて、水酸化ナトリウム水溶液(1N、700mL)で希釈し、tert−ブチルメチルエーテルで抽出した。次に合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発させた。クロマトグラフィー(SiO2、ヘプタン:酢酸エチル=1:1)による精製により標記生成物(20.1g、54%)を得て、それを白色の固体として得た。MS:m/e=194.1[M+H]+。
実施例1に関して記載されているように、(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノールの代わりに[3−(4−フルオロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イル]−メタノール(150mg、0.78mmol)を変換して、標記化合物(153mg、60%)とし、それを白色の固体として得た。MS:m/e=388.1[M+OAc]+。
実施例9bに関して記載されているように、イソプロピルアミンの代わりに2,2,2−トリフルオロエチルアミンを使用して、5−[(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメチル)−アミノ]−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステルの代わりに5−[3−(4−フルオロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステル(75mg、0.23mmol)を変換して、標記化合物(64mg、71%)とし、それを明黄色の固体として得た。MS:m/e=397.2[M+H]+。
5−[3−(4−フルオロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸シクロプロピルメチル−アミド
実施例13gに関して記載されているように、2,2,2−トリフルオロエチルアミンの代わりにアミノメチルシクロプロパンを使用して、5−[3−(4−フルオロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステル(75mg、0.23mmol)を変換して、標記化合物(44mg、52%)とし、それを明黄色の固体として得た。MS:m/e=427.0[M+OAc]+。
5−[3−(4−フルオロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸イソプロピルアミド
実施例13gに関して記載されているように、2,2,2−トリフルオロエチルアミンの代わりにイソプロピルアミンを使用して、5−[3−(4−フルオロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステル(100mg、0.3mmol)を変換して、標記化合物(81mg、75%)とし、それを明黄色の固体として得た。MS:m/e=415.1[M+OAc]+。
5−[3−(4−クロロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸イソプロピルアミド
a) (E)−及び/又は(Z)−4−クロロ−ベンズアルデヒドオキシム
実施例13aに関して記載されているように、4−フルオロベンズアルデヒドの代わりに4−クロロベンズアルデヒド(25.0g、178mmol)を変換して、標記化合物(27.0g、97%)とし、それをオフホワイトの固体として得た。MS:m/e=155.1[M]+。
実施例に13b関して記載されているように、(E)−及び/又は(Z)−4−フルオロ−ベンズアルデヒドオキシムの代わりに(E)−及び/又は(Z)−4−クロロ−ベンズアルデヒドオキシム(27.0g、173mmol)を変換して、標記化合物(28.4g、86%)とし、それを明黄色の固体として得た。MS:m/e=189.1[M]+。
実施例13cに関して記載されているように、(E)−及び/又は(Z)−N−ヒドロキシ−4−フルオロ−ベンゼンカルボキシイミドイルクロリドの代わりに(E)−及び/又は(Z)−N−ヒドロキシ−4−クロロ−ベンゼンカルボキシイミドイルクロリド(58.0g、250.3mmol)を変換して、標記化合物(57g、91%)とし、それを白色の固体として得た。MS:m/e=252.1[M+H]+。
実施例13dに関して記載されているように、3−(4−フルオロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−カルボン酸エチルエステルの代わりに3−(4−クロロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−カルボン酸エチルエステル(57.0g、226.5mmol)を変換して、標記化合物(50.7g、92%)とし、それを明黄色の固体として得た。MS:m/e=222.3[M−H]−。
実施例13eに関して記載されているように、3−(4−フルオロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−カルボン酸の代わりに3−(4−クロロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−カルボン酸(40.0g、178.9mmol)を変換して、標記化合物(17.3g、46%)とし、それを明緑色の固体として得た。MS:m/e=210.1[M+H]+。
実施例1に関して記載されているように、[3−(4−フルオロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イル]−メタノールの代わりに[3−(4−クロロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イル]−メタノール(1.5g、7.2mmol)を変換して、標記化合物(1.7g、68%)とし、それを白色の固体として得た。MS:m/e=404.1[M+OAc]+。
実施例15に関して記載されているように、5−[3−(4−フルオロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステルの代わりに5−[3−(4−クロロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステル(100mg、0.29mmol)を変換して、標記化合物(1.3mg、1%)とし、それを明黄色の固体として得た。MS:m/e=431.1[M+OAc]+。
5−[3−(4−クロロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸((S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−アミド
a) 5−[3−(4−クロロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸
THF(6.3mL)、水(6.3mL)及びメタノール(1.75mL)中の5−[3−(4−クロロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステル(1.0g、2.89mmol)の溶液に、水酸化リチウム一水和物(141.4mg、5.78mmol)を加え、次に得られた混合物を室温で2時間撹拌し、次にHCl(4N)で酸性化し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発させて、標記生成物(360mg、38%)を得て、それを白色の固体として得た。MS:m/e=330.0[M−H]−。
THF(7mL)中の5−[3−(4−クロロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸(80mg、0.24mmol)及びD−アラニノール(22.8L、0.29mmol)の溶液に、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(37.3mg、0.24mmol)、N−エチルジイソプロピルアミン(105.2L、0.60mmol)及びN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(47.1mg、0.24mmol)を窒素下で室温にて加えた。反応混合物を室温で72時間撹拌した。次に反応混合物を水(10mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。次に合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発させた。クロマトグラフィー(SiO2、ヘプタン:酢酸エチル=1:1〜2:3)による精製により、標記生成物(39mg、42%)を得て、それを白色の固体として得た。MS:m/e=389.0[M+H]+。
5−[3−(4−クロロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−アミド
実施例17bに関して記載されているように、D−アラニノールの代わりにL−アラニノールを使用して、5−[3−(4−クロロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸(80mg、0.24mmol)を変換して、標記化合物(44mg、47%)とし、それを白色の固体として得た。MS:m/e=389.0[M+H]+。
5−(3−ピリジン−2−イル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−アミド
a) 3−ピリジン−2−イル−イソオキサゾール−4−カルボン酸エチルエステル
DMF(1L)中のN−クロロスクシンイミド(54.7g、409mmol)の溶液に、ピリジン−2−カルバルドキシム(50g、409mmol)を滴下し、次に得られた混合物を室温で64時間撹拌した。次にこの溶液にクロロホルム(10mL)中のエチル 3−(N,N−ジメチルアミノ)アクリラート(58.6g、409mmol)及びトリエチルアミン(82.9mL、819mmol)を加え、次に得られた混合物を室温で14時間撹拌し、氷水とHCl(4N、100mL)の混合物に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。次に有機抽出物を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。蒸留による精製により標記生成物(58.9g、66%)を得て、それを明褐色の液体として得た。沸点 0.4mbarで125〜127℃。MS:m/e=219.2[M+H]+。
実施例17aに関して記載されているように、5−[3−(4−クロロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステルの代わりに3−ピリジン−2−イル−イソオキサゾール−4−カルボン酸エチルエステル(9.6g、44mmol)を変換して、標記化合物(6.5g、79%)とし、それをオフホワイトの固体として得た。MS:m/e=189.3[M−H]−。
実施例13eに関して記載されているように、3−(4−フルオロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−カルボン酸の代わりに3−ピリジン−2−イル−イソオキサゾール−4−カルボン酸(39.0g、200mmol)を変換して、標記化合物(26.8g、76%)とし、それを白色の固体として得た。MS:m/e=177.2[M]+。
実施例1に関して記載されているように、(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノールの代わりに(3−ピリジン−2−イル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノール(1.0g、5.7mmol)を変換して、標記化合物(584mg、32%)とし、それを白色の固体として得た。MS:m/e=313.1[M+H]+。
実施例17aに関して記載されているように、5−[3−(4−クロロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステルの代わりに5−(3−ピリジン−2−イル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステル(432mg、1.4mmol)を変換して、標記化合物(285mg、71%)とし、それを白色の固体として得た。MS:m/e=297.1[M−H]−。
実施例2bに関して記載されているように、アミノメチルシクロプロパンの代わりに4−アミノテトラヒドロピランを使用して、5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸の代わりに5−(3−ピリジン−2−イル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(75.4mg、2.5mmol)を変換して、標記化合物(SiO2、ヘプタン:酢酸エチル 1:1〜0:1、83.8mg、87%)とし、それを白色の固体として得た。MS:m/e=382.2[M+H]+。
5−(3−ピリジン−2−イル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸イソプロピルアミド
実施例19fに関して記載されているように、4−アミノテトラヒドロピランの代わりにイソプロピルアミンを使用して、5−(3−ピリジン−2−イル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(83.6mg、2.8mmol)を変換して、標記化合物(SiO2、ヘプタン:酢酸エチル 4:1〜3:7、65mg、68%)とし、それを白色の固体として得た。MS:m/e=340.2[M+H]+。
5−(3−ピリジン−2−イル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸シクロプロピルアミド
実施例19fに関して記載されているように、4−アミノテトラヒドロピランの代わりにシクロプロピルアミンを使用して、5−(3−ピリジン−2−イル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(84.7mg、2.8mmol)を変換して、標記化合物(SiO2、ヘプタン:酢酸エチル 7:3〜2:8、78mg、81%)とし、それを白色の固体として得た。MS:m/e=338.3[M+H]+。
Claims (13)
- 式I:
[式中、
Xは、OまたはNHであり;
R1は、フェニルまたはピリジン−2−イル(場合により、該環は、1、2、または3個のハロで置換されうる)であり;
R2は、水素またはC1−4アルキルであり;
R3およびR4は、互いに独立して、
H、
C1−7アルキル(場合により、1個以上のハロ、シアノ、またはヒドロキシで置換されている)、
C1−7アルコキシ(場合により、1個以上のハロで置換されている)、
CN、
ハロ、
NO2、
−C(O)−Ra(式中、Raは、ヒドロキシ、C1−7アルコキシ、C1−7アルキル、フェノキシ、または、フェニルである)、
−C(O)−NRbRc{式中、RbおよびRcは、互いに独立して、
H、
C1−7アルキル(場合により、1個以上のハロ、ヒドロキシまたはシアノで置換されている)、
−(CH2)z−C3−7シクロアルキル(場合により、1個以上のBで置換され、zは、0、1、2、3、または4である)、
−(CH2)y−ヘテロシクリル(式中、yは、0、1、2、3、または4であり、ヘテロシクリルは、場合により、1個以上のAで置換されている)であるか、
RbおよびRcは、それらが結合している窒素と共に、ヘテロシクリル部分(場合により、1個以上のAで置換されている)を形成する}であるか、
または、R3およびR4は、共に環化ベンゾ環を形成し、ベンゾ環は、場合により、1個以上のEで置換されており、
Aは、ヒドロキシ、オキソ、C1−7アルキル、C1−7アルコキシ、C1−7ハロアルキル、C1−7ヒドロキシアルキル、ハロ、またはCNであり、
Bは、ハロ、ヒドロキシ、CN、C1−4アルキル、または、C1−4ハロアルキルであり、
Eは、ハロ、CN、NO2、ヒドロキシ、C1−7アルキル、C1−7アルコキシ、C1−7ハロアルキル、C1−7ヒドロキシアルキル、C1−7シアノアルキル、C1−7ハロアルコキシ、または、C3−7シクロアルキルである]
の化合物、または、その薬学的に許容しうる塩。 - R3はHであるか、または、
R3およびR4は、共に環化ベンゾ環を形成し、ベンゾ環は、場合により、1個以上のハロ、CN、NO2、ヒドロキシ、C1−7アルキル、C1−7アルコキシ、C1−7ハロアルキル、C1−7ヒドロキシアルキルで置換されている、
請求項1記載の化合物。 - R4が、H、
−C(O)−Ra(式中、Raは、ヒドロキシ、C1−7アルコキシ、C1−7アルキル、フェノキシ、または、フェニルである)、
−C(O)−NRbRc[式中、RbおよびRcは、互いに独立して、
H、
C1−7アルキル(場合により、1個以上のハロ、ヒドロキシ、または、シアノで置換されている)、
−(CH2)z−C3−7シクロアルキル(場合により、1個以上のBで置換され、zは、0、1、2、3、または、4である)、
−(CH2)y−ヘテロシクリル(式中、yは、0、1、2、3、または4であり、ヘテロシクリルは、場合により、1個以上のAで置換されている)である]であるか、
または、R3およびR4は、共に環化ベンゾ環を形成し、ベンゾ環は、場合により、1個以上のEで置換されており、
Aは、ヒドロキシ、オキソ、C1−7アルキル、C1−7アルコキシ、C1−7ハロアルキル、C1−7ヒドロキシアルキル、ハロ、またはCNであり、
Bは、ハロ、ヒドロキシ、CN、C1−4アルキル、または、C1−4ハロアルキルであり、
Eは、ハロ、CN、NO2、ヒドロキシ、C1−7アルキル、C1−7アルコキシ、C1−7ハロアルキル、C1−7ヒドロキシアルキル、C1−7シアノアルキル、C1−7ハロアルコキシ、または、C3−7シクロアルキルである、
請求項1または2記載の化合物。 - 請求項1記載の式I:
[式中、
Xは、OまたはNHであり;
R1は、フェニルまたはピリジン−2−イル(該環は、場合によりハロゲンで置換されうる)であり;
R2は、HまたはC1−4アルキルであり;
R3およびR4は、互いに独立して、
H、
−C(O)−Ra(式中、Raは、ヒドロキシ、C1−7アルコキシ、または、C1−7アルキルである)、
−C(O)−NRbRc{式中、RbおよびRcは、互いに独立して、
水素、C1−7アルキル(場合により、1個以上のハロゲンまたはヒドロキシで置換されている)であるか、
または、互いに独立して、−(CH2)z−C3−7シクロアルキル(場合により、1個以上のハロゲンで置換され、zは、0または1である)であるか、または、互いに独立して、ヘテロシクリルである}であるか、
または、R3およびR4は、共に環化ベンゾ環を形成する]
の化合物、または、その薬学的に許容しうる塩。 - 化合物が、
5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸メチルエステル、
5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸シクロプロピルメチル−アミド、
5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸イソプロピルアミド、
5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸tert−ブチルアミド、
5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸シクロプロピルアミド、
5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−アミド、
5−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(4,4−ジフルオロ−シクロヘキシル)−アミド、
2−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−キノキサリン、
5−[(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメチル)−アミノ]−ピラジン−2−カルボン酸イソプロピルアミド、
5−[(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメチル)−アミノ]−ピラジン−2−カルボン酸シクロプロピルアミド、
5−[(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イルメチル)−アミノ]−ピラジン−2−カルボン酸(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−アミド、
5−[3−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−アミド、
5−[3−(4−フルオロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−アミド、
5−[3−(4−フルオロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸シクロプロピルメチル−アミド、
5−[3−(4−フルオロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸イソプロピルアミド、
5−[3−(4−クロロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸イソプロピルアミド、
5−[3−(4−クロロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸((S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−アミド、
5−[3−(4−クロロ−フェニル)−イソオキサゾール−4−イルメトキシ]−ピラジン−2−カルボン酸((R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−アミド、
5−(3−ピリジン−2−イル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−アミド、
5−(3−ピリジン−2−イル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸イソプロピルアミド又は
5−(3−ピリジン−2−イル−イソオキサゾール−4−イルメトキシ)−ピラジン−2−カルボン酸シクロプロピルアミド
である、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。 - 請求項6の製造方法で得られる式1の化合物。
- 請求項1〜5のいずれか一項記載の少なくとも1つの式Iの化合物を含有する医薬。
- GABA Aα5受容体結合部位に関連する疾患の処置のための請求項8記載の医薬。
- 認知障害の処置用または認知増強剤としての請求項8または9記載の医薬。
- アルツハイマー病の処置用の請求項8または9記載の医薬。
- 認知増強剤として有用な医薬の製造、または、認知障害の処置用の医薬の製造のための請求項1〜5のいずれか一項記載の式Iの化合物の使用。
- アルツハイマー病の処置用の医薬を製造するための、請求項12記載の式Iの化合物の使用。
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