JP5297135B2 - 光電変換装置、撮像システム、及び光電変換装置の製造方法 - Google Patents

光電変換装置、撮像システム、及び光電変換装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、光電変換装置、撮像システム、及び光電変換装置の製造方法に関する。
デジタルカメラやビデオカメラなどの撮像システムに用いられる光電変換装置には、その出力する画像信号から得られる画像に対する高解像度化及び高画質化や、その製造工程におけるコスト低減が要求されている。高解像度化の要求を満たすため、光電変換装置には、チップサイズを大きくすること無く、画素の寸法を縮小化することにより画素配列の高画素数化を行うことが求められている。高画質化の要求を満たすため、光電変換装置には、画素におけるフォトダイオードの感度を向上させることやその出力信号のノイズを低減させることが求められている。コスト低減の要求を満たすため、光電変換装置の製造歩留まりを向上させることが求められている。
特許文献1には、特許文献1の図1に示されるように、隣接する画素の光電変換素子間の素子分離領域401の幅をトランジスタ及び光電変換素子間の素子分離領域402の幅より狭くすることが記載されている。これにより、特許文献1によれば、画素の寸法を縮小化しても、光電変換素子の受光面積を確保できるとされている。
特開2001−189441号公報
特許文献1には、特許文献1の図2に示すように、選択酸化法によって素子分離領域401,402,403にそれぞれ形成した厚膜酸化膜302によって素子分離を行うことが記載されている。
ここで、選択酸化法すなわちLOCOS(LOCal Oxidation of Silicon)分離においては、半導体基板を熱酸化することにより、素子分離領域に酸化膜が形成される。この酸化膜は、どの素子分離領域においても、寄生MOSトランジスタが形成されないように設計された深さで形成されることが一般的である。
しかし、半導体基板における複数の素子分離領域の中には、寄生MOSトランジスタが形成されやすい領域だけでなく、寄生MOSトランジスタが形成されにくく素子分離のための酸化膜の深さをその設計された深さより浅くしても問題ない領域がある。この寄生MOSトランジスタが形成されにくい素子分離領域では、その設計された深さに対応した両端のバーズビークの幅の制約を受けて、必要以上に素子分離のための酸化膜の幅が広くなる。これにより、画素の寸法を微細化することが困難になる。
本発明の目的は、画素の寸法を微細化した場合でも、画素において、光電変換部の受光面積を確保しながら、寄生MOSトランジスタが動作することを防止することにある。
本発明の第1側面に係る光電変換装置は、複数の光電変換部と前記複数の光電変換部のそれぞれで蓄積された信号をそれぞれ読み出すための複数のトランジスタとが配される撮像領域を有した半導体基板を備え、前記撮像領域には、前記複数の光電変換部に含まれるある光電変換部と、前記複数の光電変換部に含まれ、前記ある光電変換部に隣接する別の光電変換部とを電気的に分離する第1の素子分離部、及び前記複数のトランジスタに含まれるあるトランジスタと、前記複数のトランジスタに含まれ、前記あるトランジスタに隣接する別のトランジスタとを電気的に分離する第2の素子分離部が配され、前記第1の素子分離部は、前記第2の素子分離部より平面方向の幅が狭くかつ深さが浅い部分を有することを特徴とする。
本発明によれば、画素の寸法を微細化した場合でも、画素において、光電変換部の受光面積を確保できるとともに、寄生MOSトランジスタが動作することを防止できる。
本発明の第1実施形態に係る光電変換装置100を、図1を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る光電変換装置100の回路構成を示す図である。
光電変換装置100は、半導体基板SB(図3参照)を備える。半導体基板SBは、撮像領域IA及び周辺領域PAを有する。撮像領域IAには、画素配列10が配される。周辺領域PAには、第1の制御回路7及び第2の制御回路8が配される。
画素配列10では、複数の画素6が行方向及び列方向に配列されている。図1では、説明の簡略化のため、2行×2列の画素で構成された画素配列が例示されている。各画素6は、光電変換部1、転送トランジスタ2、電荷電圧変換部21、リセットトランジスタ3、増幅トランジスタ4、及び選択トランジスタ5を含む。光電変換部1は、光に応じた電荷を発生させて蓄積する。光電変換部1は、例えば、フォトダイオードである。転送トランジスタ2は、光電変換部1で発生した電荷を電荷電圧変換部21へ転送する。転送トランジスタ2は、例えば、転送MOSトランジスタであり、第1の制御回路7から行制御線経由でアクティブな転送制御信号がゲートに供給された際にオンすることにより、光電変換部1で発生した電荷を電荷電圧変換部21へ転送する。電荷電圧変換部21は、転送された電荷を電圧に変換する。電荷電圧変換部21は、例えば、フローティングディフュージョンである。リセットトランジスタ3は、電荷電圧変換部21をリセットする。リセットトランジスタ3は、例えば、リセットMOSトランジスタであり、第1の制御回路7から行制御線経由でアクティブなリセット制御信号がゲートに供給された際にオンすることにより、電荷電圧変換部21をリセットする。増幅トランジスタ4は、電荷電圧変換部21の電圧に応じた信号を出力する。増幅トランジスタ4は、例えば、増幅MOSトランジスタであり、列信号線SLに接続された定電流源(図示せず)とともにソースフォロワ動作を行うことにより、電荷電圧変換部21の電圧に応じた信号を列信号線SLへ出力する。すなわち、増幅トランジスタ4は、リセットトランジスタ3により電荷電圧変換部21がリセットされた状態で電荷電圧変換部21の電圧に応じたリセット信号を列信号線SLへ出力する。増幅トランジスタ4は、転送トランジスタ2により光電変換部1の電荷が電荷電圧変換部21へ転送された状態で電荷電圧変換部21の電圧に応じた光信号を列信号線SLへ出力する。選択トランジスタ5は、画素6を選択状態/非選択状態にする。選択トランジスタ5は、例えば、選択MOSトランジスタであり、第1の制御回路7から行制御線経由でアクティブな選択制御信号がゲートに供給された際にオンすることにより、画素6を選択状態にする。選択トランジスタ5は、例えば、選択MOSトランジスタであり、第1の制御回路7から行制御線経由でノンアクティブな選択制御信号がゲートに供給された際にオンすることにより、画素6を非選択状態にする。
第1の制御回路7は、画素配列PAにおける行を選択し、選択した行の各画素から列信号線SLへノイズ信号と光信号とが異なるタイミングで出力されるように、画素配列PAにおける複数の画素6を制御する。
第2の制御回路8は、選択した行の各画素から列信号線SLへ出力されたノイズ信号と光信号とをそれぞれ一時的に保持し、その後、保持した各信号を出力アンプ(図示せず)へ転送する。
次に、本発明の第1実施形態に係る光電変換装置100における詳細な構成を、図2及び図3を用いて説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係る光電変換装置100のレイアウト構成を示す図である。図3は、本発明の第1実施形態に係る光電変換装置100の断面構成を示す図であり、図2に示す光電変換装置100をA−B−C−Dに沿って切った場合の断面を示す図である。
光電変換装置100では、半導体基板SBの撮像領域IAにおいて、図2に示すように、複数の画素6が行方向及び列方向に配置される。各画素6は、上述のように、光電変換部1とトランジスタ群(2〜5)(図1参照)とを含む。
光電変換部1は、複数の画素6の配列に対応して、行方向及び列方向に配列されている。トランジスタ群(2〜5)は、その画素6の光電変換部1と、その画素6に対する列方向に隣接する画素6の光電変換部1との間に配されている。行方向に隣接する画素6の間で複数の光電変換部1は隣接している。行方向に隣接する画素6の間で複数のトランジスタ群(2〜5)は隣接している。列方向に隣接する画素の間で光電変換部1とトランジスタ群(2〜5)とは隣接している。
光電変換部1は、電荷蓄積層26及び保護層25を含む。電荷蓄積層26は、半導体基板SB内に配され、光電変換により発生した電荷を蓄積する。電荷蓄積層26は、第1の導電型(例えば、N型)の不純物を含む。保護層25は、半導体基板SBの表面近傍に配され、電荷蓄積層26を保護する。保護層25は、第2の導電型(例えば、P型)の不純物を含む。
トランジスタ群(2〜5)は、光電変換部1の電荷蓄積層26に蓄積された信号(電荷)を読み出すためのトランジスタの集まりである。トランジスタ群(2〜5)は、転送トランジスタ2、リセットトランジスタ3、増幅トランジスタ4、及び選択トランジスタ5を含む。転送トランジスタ2とリセットトランジスタ3との間には、電荷電圧変換部21が配されている。リセットトランジスタ3と増幅トランジスタ4との間には、配線層(図示せず)及びコンタクトプラグ(図示せず)を介して電源電圧が供給される電極となる半導体領域22(図1参照)が配されている。半導体領域22は、第1の導電型の不純物を含む。増幅トランジスタ4と選択トランジスタ5との間には、半導体領域23(図1参照)が配されている。半導体領域23は、第1の導電型の不純物を含む。選択トランジスタ5に対する増幅トランジスタ4と反対側に隣接する位置には、コンタクトプラグ(図示せず)を介して列信号線SL(図1参照)へ信号を出力するための電極となる半導体領域24(図1参照)が配されている。半導体領域24は、第1の導電型の不純物を含む。
また、光電変換装置100では、半導体基板SBの撮像領域IAにおいて、図2及び図3に示すように、第1の素子分離部11、第2の素子分離部13、及び第3の素子分離部12が配されている。第1の素子分離部11、第2の素子分離部13、及び第3の素子分離部12は、いずれも、半導体基板SBに形成されたトレンチに絶縁物(例えば、シリコン酸化物)が埋め込まれたSTI構造を有している。
第1の素子分離部11は、隣接する画素の間で複数の光電変換部1を電気的に分離する。第2の素子分離部13は、隣接する画素の間で複数のトランジスタ群(2〜5)を電気的に分離する。第1の素子分離部11は、第2の素子分離部13より平面方向の幅が狭くかつ深さが浅い部分を有する。具体的には、素子分離部11の平面方向の幅をW11、半導体基板SBの表面SBaからの素子分離部11の深さをD11、素子分離部13の平面方向の幅をW13、半導体基板SBの表面SBaからの素子分離部13の深さをD13とする。このとき、
W11<W13・・・数式1
かつ
D11<D13・・・数式2
となっている。
ここで、電源電圧が5Vの場合を考える。リセットトランジスタ3及び転送トランジスタ2の動作閾値と、増幅トランジスタ4を線形動作領域で動作させることとを考慮すると、光電変換部1には、電源電圧以下のたとえば3V程度しか印加されない。素子分離部11の両端での電位差は低く、電位差に起因する耐圧が低くても問題なく、素子分離部11自体に加わる電位が小さいことにより、寄生MOSトランジスタの動作閾値が低くても誤動作が起こりにくい。
ここで、仮に、耐圧が最も厳しい領域に合わせて設計された深さで全ての素子分離部を形成した場合を考える。この場合、トレンチのアスペクト比(深さ/幅)が大きいとトレンチ内へ絶縁物が均一に埋め込まれず、空隙や界面への余計なストレスなどを生じ、素子分離特性の設計値からの変動が生じる可能性がある。そこで、十分な埋め込み特性が得られるトレンチのアスペクト比で素子分離部を形成すると、上記のように耐圧が低くても問題ない領域であっても、アスペクト比に制約を受けて、その設計された深さに対応した幅以下に微細化することが困難である。すなわち、耐圧が低くても問題ない領域では、その設計された深さより素子分離部の深さが浅くても問題ないにも関わらず、必要以上に素子分離部の幅が広くなる。
それに対して、本実施形態では、アスペクト比の制約を受けても、数式2に示すように、素子分離部11の深さを素子分離部13の深さより浅くし、数式1に示すように、素子分離部11の幅を素子分離部13の幅より狭くしている。これにより、必要以上に素子分離部11の幅を広くすることを抑制している。
また、第1の素子分離部11の上面11aと第2の素子分離部13の上面13aと第3の素子分離部12の上面12aとは、半導体基板SBの表面SBaからの高さが等しい。具体的には、半導体基板SBの表面SBaからの第1の素子分離部11の上面11aの高さをH11、半導体基板SBの表面SBaからの第2の素子分離部13の上面13aの高さをH13とする。半導体基板SBの表面SBaからの第3の素子分離部12の上面12aの高さをH12とする。このとき、
H11=H12=H13・・・数式3
となる。これにより、各素子分離部の上方に配線等を形成しやすくなっている。
さらに、光電変換装置100では、半導体基板SBの撮像領域IAにおいて、図2及び図3に示すように、第1の半導体領域131、第2の半導体領域133、及び第3の半導体領域132が配されている。
第1の半導体領域131は、第1の素子分離部11の下に配されている。第1の半導体領域131は、第1の導電型(例えば、N型)と反対の導電型である第2の導電型(例えば、P型)の不純物を含む領域であって、P型不純物層31に加えてP型不純物層32を含む。これは、素子分離部11を狭く浅くしたことで、光電変換部同士が近接し、深い場所で光電変換された電子が隣接する光電変換部へクロストークする可能性があり、これを防止するものである。つまり、P型不純物層31及びP型不純物層32は半導体基板SBを基準に電子に対してポテンシャルとしての機能を有する。また、P型不純物層32の追加により寄生MOSトランジスタの動作閾値を低下させることが可能である。
第2の半導体領域133は、第2の素子分離部13の下に配されている。第2の半導体領域133は、第2の導電型の不純物を含む領域であって、P型不純物層31を含む。
第1の半導体領域131の深さ方向の長さは、第2の半導体領域133の深さ方向の長
さより長い。具体的には、第1の半導体領域131の深さ方向の長さをL11、第2の半
導体領域133の深さ方向の長さL13とすると、
L11L13・・・数式4
となる。
一方、光電変換装置100では、半導体基板SBの周辺領域PAにおいて、第4の素子分離部14(図12参照)が配されている。第4の素子分離部14は、半導体基板SBに形成されたトレンチに絶縁物(例えば、シリコン酸化物)が埋め込まれたSTI構造を有している。
第4の素子分離部14は、第1の制御回路7又は第2の制御回路8(図1参照)に含まれる複数の素子(図示せず)を電気的に分離する。第1の素子分離部11は、第4の素子分離部14より平面方向の幅が狭くかつ深さが浅い部分を有する。具体的には、素子分離部14の平面方向の幅をW14、半導体基板SBの表面SBaからの素子分離部14の深さをD14とすると、
W11<W14・・・数式5
かつ
D11<D14・・・数式6
となっている。
このように、撮像領域における寄生MOSトランジスタが形成されにくい隣接する複数の光電変換部の間の領域を電気的に分離する素子分離部は、平面方向の幅が狭くかつ深さが浅くなっている。これにより、画素サイズの微細化が行われた際にも、光電変換部の面積を大きくとることができ、また光電変換部の周辺における素子分離部形成時の半導体基板のエッチング量を少なくすることが可能となるので、暗電流の低減の効果も得られる。
一方、撮像領域における寄生MOSトランジスタが形成される可能性がある隣接する複数のトランジスタ群の間の領域又は周辺領域における複数の素子の間の領域を電気的に分離する素子分離部は、平面方向の幅が広くかつ深さが深くなっている。これにより、寄生MOSトランジスタが動作することを防止できる。
すなわち、画素の寸法を微細化した場合でも、画素において、光電変換部の受光面積を確保しながら光電変換部における暗電流を低減できるとともに、寄生MOSトランジスタが動作することを防止できる。
次に、本発明の第1実施形態に係る光電変換装置100の製造方法を、図4〜図12を用いて説明する。図4〜図12は、本発明の第1実施形態に係る光電変換装置100の製造方法を示す工程断面図である。なお、図4〜図12の図中では、第1の素子分離部11に対応した領域をX、第3の素子分離部12に対応した領域をY、第2の素子分離部13に対応した領域をZ、第4の素子分離部14に対応した領域をPとして、それぞれの素子分離部の製造工程を示す。
図4に示す工程では、半導体基板SBの表面を酸化して、酸化膜51を形成し、次に酸化膜51の上にシリコン窒化膜52を形成する。
図5に示す工程では、後に素子分離部を形成する箇所のシリコン窒化膜52を選択的に除去する。
図6に示す工程(第2のエッチング工程)では、半導体基板SBの表面SBaにおける隣接する画素の間で複数の光電変換部を電気的に分離する第1の素子分離部11を形成すべき領域SBa1を、レジストパターン53で覆う。その後、半導体基板SBをエッチングし、第2のトレンチ54Z、第3のトレンチ54Y、及び第4のトレンチ54Pを形成する。すなわち、半導体基板SBの表面SBaにおける隣接する画素の間で複数のトランジスタ群を電気的に分離する第2の素子分離部13を形成すべき領域SBa3を選択的にエッチングすることにより、第2のトレンチ54Zを形成する。半導体基板SBの表面SBaにおける隣接する画素の間で光電変換部とトランジスタ群とを電気的に分離する第3の素子分離部12を形成すべき領域SBa2を選択的にエッチングすることにより、第3のトレンチ54Yを形成する。半導体基板SBの表面SBaの周辺領域における制御回路に含まれる複数の素子を電気的に分離する第4の素子分離部14を形成すべき領域SBa4を選択的にエッチングすることにより、第4のトレンチ54Pを形成する。
図7に示す工程(第1のエッチング工程)では、レジストパターン53を除去した後、第2のトレンチ54Z、第3のトレンチ54Y、及び第4のトレンチ54Pをレジストパターン55で覆う。その後、領域SBa1(図7参照)を選択的にエッチングすることにより、第1のトレンチ56を形成する。この工程では、第2のトレンチ54Zより平面方向の幅が狭くかつ深さが浅い部分を有するように、第1のトレンチ56を形成する。また、この工程では、第4のトレンチ54Pより平面方向の幅が狭くかつ深さが浅い部分を有するように、第1のトレンチ56を形成する。
図8に示す工程では、レジストパターン55を除去した後、半導体基板SBにおける露出した部分を熱処理によって酸化する。
図9に示す工程では、周辺領域PAを覆うレジストパターン57を形成し、P型不純物を注入する。これにより、撮像領域IAにおける第1のトレンチ56、第2のトレンチ54Z、第3のトレンチ54Yの下部にチャネルストップ層としてのP型不純物層31を形成する。
図10に示す工程では、レジストパターン57を除去した後に、絶縁物58を、HDP−CVD(High Density Plasma Chemical Vapor Deposition)法などにより形成する。絶縁物58は、例えば、シリコン酸化物である。これにより、第1の素子分離部11、第2の素子分離部13、第3の素子分離部12、及び第4の素子分離部14を形成するとともに、半導体基板SBの表面SBaが全面的に絶縁物58で覆われる。
図11に示す工程では、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法などを用いて、絶縁物58の表面58aを研磨することにより、シリコン窒化膜52上の絶縁物58を除去する。このとき、シリコン窒化膜52が、CMPのストッパー層として作用し、素子分離部が半導体基板より突き出している部分の高さを制御し、研磨を行うことが可能となる。これにより、第1の素子分離部11と第2の素子分離部13と第3の素子分離部12と第4の素子分離部14とが互いに分離される。
図12に示す工程では、酸化膜51及びシリコン窒化膜52を除去する。
このような形成方法に依れば、従来のSTIの形成方法に対して、必要最小限の工程の付加で本実施形態における素子分離部を形成することが可能となる。
また、素子分離部が半導体基板より突き出した部分を制御する研磨の工程を共通化することにより、深さの異なるSTI構造を形成した際にも平坦性を悪化させることがない。すなわち、素子分離部よりも上層に形成される絶縁膜や、配線層などの平坦性を向上させることが可能となり、結果光電変換装置自体の歩留まりを向上させることも可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、光電変換装置において、幅が狭くかつ深さの浅い素子分離部による微細化及び暗電流低減の効果と、より幅が広く深さの深い素子分離部による寄生MOSトランジスタの動作抑制効果との両立が可能となる。
なお、図2及び図3では、説明の簡略化のため半導体基板と素子分離部、およびゲート電極のみを図示している。実際には絶縁膜や配線層、コンタクトホール、カラーフィルタやオンチップマイクロレンズなどが必要に応じて形成されている。
次に、本発明の光電変換装置を適用した撮像システムの一例を図13に示す。
撮像システム90は、図13に示すように、主として、光学系、撮像装置86及び信号処理部を備える。光学系は、主として、シャッター91、レンズ92及び絞り93を備える。撮像装置86は、光電変換装置100を含む。信号処理部は、主として、撮像信号処理回路95、A/D変換器96、画像信号処理部97、メモリ部87、外部I/F部89、タイミング発生部98、全体制御・演算部99、記録媒体88及び記録媒体制御I/F部94を備える。なお、信号処理部は、記録媒体88を備えなくても良い。
シャッター91は、光路上においてレンズ92の手前に設けられ、露出を制御する。
レンズ92は、入射した光を屈折させて、撮像装置86の光電変換装置100の撮像面に被写体の像を形成する。
絞り93は、光路上においてレンズ92と光電変換装置100との間に設けられ、レンズ92を通過後に光電変換装置100へ導かれる光の量を調節する。
撮像装置86の光電変換装置100は、光電変換装置100の撮像面に形成された被写体の像を画像信号に変換する。撮像装置86は、その画像信号を光電変換装置100から読み出して出力する。
撮像信号処理回路95は、撮像装置86に接続されており、撮像装置86から出力された画像信号を処理する。
A/D変換器96は、撮像信号処理回路95に接続されており、撮像信号処理回路95から出力された処理後の画像信号(アナログ信号)を画像信号(デジタル信号)へ変換する。
画像信号処理部97は、A/D変換器96に接続されており、A/D変換器96から出力された画像信号(デジタル信号)に各種の補正等の演算処理を行い、画像データを生成する。この画像データは、メモリ部87、外部I/F部89、全体制御・演算部99及び記録媒体制御I/F部94などへ供給される。
メモリ部87は、画像信号処理部97に接続されており、画像信号処理部97から出力された画像データを記憶する。
外部I/F部89は、画像信号処理部97に接続されている。これにより、画像信号処理部97から出力された画像データを、外部I/F部89を介して外部の機器(パソコン等)へ転送する。
タイミング発生部98は、撮像装置86、撮像信号処理回路95、A/D変換器96及び画像信号処理部97に接続されている。これにより、撮像装置86、撮像信号処理回路95、A/D変換器96及び画像信号処理部97へタイミング信号を供給する。そして、撮像装置86、撮像信号処理回路95、A/D変換器96及び画像信号処理部97がタイミング信号に同期して動作する。
全体制御・演算部99は、タイミング発生部98、画像信号処理部97及び記録媒体制御I/F部94に接続されており、タイミング発生部98、画像信号処理部97及び記録媒体制御I/F部94を全体的に制御する。
記録媒体88は、記録媒体制御I/F部94に取り外し可能に接続されている。これにより、画像信号処理部97から出力された画像データを、記録媒体制御I/F部94を介して記録媒体88へ記録する。
以上の構成により、光電変換装置100において良好な画像信号が得られれば、良好な画像(画像データ)を得ることができる。
本発明の第2実施形態に係る光電変換装置200を、図14及び図15を用いて説明する。図14は、本発明の第2実施形態に係る光電変換装置200のレイアウト構成を示す図である。図15は、本発明の第2実施形態に係る光電変換装置200の断面構成を示す図であり、図14に示す光電変換装置200をA−B−C−Dに沿って切った場合の断面を示す図である。以下では、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
また、光電変換装置200では、半導体基板SBの撮像領域IAにおいて、図14及び図15に示すように、第3の素子分離部212が配されている。第3の素子分離部212は、第2の素子分離部13より平面方向の幅が狭くかつ深さが浅い部分を有する。具体的には、素子分離部212の平面方向の幅をW212、半導体基板SBの表面SBaからの素子分離部212の深さをD212とする。このとき、
W212<W13・・・数式6
かつ
D212<D13・・・数式7
となっている。
ここで、電源電圧が5Vの場合を考える。リセットトランジスタ3及び転送トランジスタ2の動作閾値と、増幅トランジスタ4を線形動作領域で動作させることとを考慮すると、光電変換部1には、電源電圧以下のたとえば3V程度しか印加されない。さらに、増幅トランジスタ4及び選択トランジスタ5の動作閾値を考慮すると、半導体領域24には、電源電圧以下の例えば3.5V程度しか印加されない。そのため、素子分離部11、212の両端での電位差は低く、電位差に起因する耐圧を気にする必要がなく、素子分離部を狭くすることが可能となる。加えて、素子分離部自体に加わる電位が小さいことにより、寄生MOSトランジスタの動作閾値が低くても誤動作が起こりにくいため素子分離部を浅くすることが可能となる。
さらに、光電変換装置200では、半導体基板SBの撮像領域IAにおいて、図14及び図15に示すように、第1の半導体領域231及び第3の半導体領域232が配されている。
第1の半導体領域231は、P型不純物層31に代えてP型不純物層33を含む。P型不純物層33は、P型不純物層31よりも高い濃度で第2の導電型の不純物を含む。すなわち、第1の半導体領域231における第2の導電型の不純物の濃度は、第2の半導体領域133における第2の導電型の不純物の濃度より高い。
第3の半導体領域232は、第3の素子分離部212の下に配されている。第3の半導体領域232は、第1の導電型(例えば、N型)と反対の導電型である第2の導電型(例えば、P型)の不純物を含む領域であって、P型不純物層31に加えてP型不純物層32を含む。これは、素子分離部11を狭く浅くしたことで、光電変換部同士が近接し、深い場所で光電変換された電子が隣接する光電変換部へクロストークする可能性があり、これを防止するものである。また、P型不純物層32の追加および高濃度化により寄生MOSトランジスタの動作閾値を低下させることが可能である。
第2の半導体領域133は、第2の素子分離部13の下に配されている。第2の半導体領域133は、第2の導電型の不純物を含む領域であって、P型不純物層31を含む。
第1の半導体領域231の深さ方向の長さは、第2の半導体領域133の深さ方向の長
さより長い。具体的には、第1の半導体領域231の深さ方向の長さをL11、第2の半
導体領域133の深さ方向の長さL13とすると、
L11L13・・・数式
となる。
このように、素子分離部11、212の下部に素子分離部13の下部よりも高い濃度で第2の導電型の不純物を含むP型不純物層33を形成している。これにより、素子分離部13よりも寄生MOSトランジスタの動作閾値を低下させ、素子分離部11、212を素子分離部13よりも浅く形成することを可能としている。
このような構成に依れば、画素サイズの微細化が行われた際にも、光電変換部の面積を大きくとることができ、また第1実施形態よりもさらに光電変換部の周辺における素子分離部形成時の半導体基板のエッチング量を少なくすることが可能となる。これにより、暗電流のさらなる低減の効果が得られる。
本発明の第3実施形態に係る光電変換装置300を、図16及び図17を用いて説明する。図16は、本発明の第3実施形態に係る光電変換装置300のレイアウト構成を示す図である。図17は、本発明の第3実施形態に係る光電変換装置300の断面構成を示す図であり、図17に示す光電変換装置300をE−Fに沿って切った場合の断面を示す図である。以下では、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図17に示すとおり、半導体基板SB内に形成されたシリコン酸化膜等が埋め込まれたSTI構造である素子分離部15が異なる深さを持って連続に隣接して形成されている。
ここで、素子分離部15の深さは上部に、ゲート電極と接続されたゲート電極と同一の材料の配線が配置されているかどうかで決定されている。なぜなら、ゲート電極と同一の電位を持つ配線が配置される素子分離部付近では配線が置かれていない素子分離部に比べ、素子分離部に電位が加わっている。そのため、寄生MOSトランジスタが動作しやすくなっており、これを阻止するため素子分離部の深さを深くしておく必要があるからである。
ゲート電極から離れた領域、又は、ゲート電極と同一の材料で形成された配線から離れた領域では、寄生MOSトランジスタの動作がしにくいため素子分離部を狭く浅くすることが可能となる。
このような構成に依れば、画素サイズの微細化が行われた際にも、光電変換部の面積を大きくとることができ、光電変換部の周辺における素子分離部形成時の半導体基板のエッチング量を少なくすることが可能となるので、暗電流の低減の効果が得られる。
以上の実施形態では、各素子分離部がSTI型である場合を示したが、各素子分離部がLOCOS型であってもよい。
また、画素が、光電変換部、光電変換部にそれぞれ一つずつ対応した転送トランジスタ、リセットトランジスタ、増幅トランジスタ、選択トランジスタを含む構成を例示したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、選択トランジスタがない構成や、転送トランジスタがない構成、さらにはリセットトランジスタと増幅トランジスタと選択トランジスタを複数の画素で共有化した構成にも本発明を適用できる。すなわち、光電変換部と少なくとも一つのトランジスタとを備える画素であれば適用が可能である。
また、上記の実施形態では、光電変換部の電荷蓄積領域の導電型をN型とする場合の説明を行ったが、これに限らず、光電変換部の電荷蓄積領域の導電型がP型であってもよい。
また、上記の実施形態では、素子分離部の深さは2種類のみであったが、これに限るものではなく、3種類以上の深さをもつ素子分離部の形成を行ってもよい。
以上説明したように、本発明の光電変換装置に依れば、光電変換部の受光面積の拡大による感度の向上に加え、暗電流の低減による画質の向上が可能となる。
本発明の第1実施形態に係る光電変換装置100の回路構成を示す図。 本発明の第1実施形態に係る光電変換装置100のレイアウト構成を示す図。 本発明の第1実施形態に係る光電変換装置100の断面構成を示す図。 本発明の第1実施形態に係る光電変換装置100の製造方法を示す工程断面図。 本発明の第1実施形態に係る光電変換装置100の製造方法を示す工程断面図。 本発明の第1実施形態に係る光電変換装置100の製造方法を示す工程断面図。 本発明の第1実施形態に係る光電変換装置100の製造方法を示す工程断面図。 本発明の第1実施形態に係る光電変換装置100の製造方法を示す工程断面図。 本発明の第1実施形態に係る光電変換装置100の製造方法を示す工程断面図。 本発明の第1実施形態に係る光電変換装置100の製造方法を示す工程断面図。 本発明の第1実施形態に係る光電変換装置100の製造方法を示す工程断面図。 本発明の第1実施形態に係る光電変換装置100の製造方法を示す工程断面図。 第1実施形態に係る光電変換装置を適用した撮像システムの構成図。 本発明の第2実施形態に係る光電変換装置200のレイアウト構成を示す図。 本発明の第2実施形態に係る光電変換装置200の断面構成を示す図。 本発明の第3実施形態に係る光電変換装置300のレイアウト構成を示す図。 本発明の第3実施形態に係る光電変換装置300の断面構成を示す図。
符号の説明
90 撮像システム
100、200、300 光電変換装置

Claims (11)

  1. 複数の光電変換部と前記複数の光電変換部のそれぞれで蓄積された信号をそれぞれ読み出すための複数のトランジスタとが配される撮像領域を有した半導体基板を備え、
    前記撮像領域には、前記複数の光電変換部に含まれるある光電変換部と、前記複数の光電変換部に含まれ、前記ある光電変換部に隣接する別の光電変換部とを電気的に分離する第1の素子分離部、及び前記複数のトランジスタに含まれるあるトランジスタと、前記複数のトランジスタに含まれ、前記あるトランジスタに隣接する別のトランジスタとを電気的に分離する第2の素子分離部が配され、
    前記第1の素子分離部は、前記第2の素子分離部より平面方向の幅が狭くかつ深さが浅い部分を有する
    ことを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記撮像領域には、前記ある光電変換部と、前記複数のトランジスタに含まれ、前記ある光電変換部に隣接する別の光電変換部の信号を転送するトランジスタと、を電気的に分離する第3の素子分離部がさらに配され、
    前記第3の素子分離部は、前記第2の素子分離部より平面方向の幅が狭くかつ深さが浅い部分を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  3. 前記画素の前記光電変換部は、光電変換により発生した電荷を蓄積する、第1の導電型の不純物を含む電荷蓄積層を含み、
    前記撮像領域には、前記第1の素子分離部の下に配された前記第1の導電型と反対の導電型である第2の導電型の不純物を含む第1の半導体領域、及び前記第2の素子分離部の下に配された前記第2の導電型の不純物を含む第2の半導体領域がさらに配され、
    前記第1の半導体領域の深さ方向の長さは、前記第2の半導体領域の深さ方向の長さよ
    り長い
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光電変換装置。
  4. 前記画素の前記光電変換部は、光電変換により発生した電荷を蓄積する第1の導電型の不純物を含む電荷蓄積層を含み、
    前記撮像領域には、前記第1の素子分離部の下に配された前記第1の導電型と反対の導電型である第2の導電型の不純物を含む第1の半導体領域、及び前記第2の素子分離部の下に配された前記第2の導電型の不純物を含む第2の半導体領域がさらに配され、
    前記第1の半導体領域における前記第2の導電型の不純物の濃度は、前記第2の半導体領域における前記第2の導電型の不純物の濃度より高い
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光電変換装置。
  5. 前記半導体基板は、前記複数の画素を制御する制御回路が配される周辺領域をさらに有し、
    前記周辺領域は、前記制御回路に含まれる素子とそれに隣接する素子とを電気的に分離する第4の素子分離部を含み
    前記第1の素子分離部は、前記第4の素子分離部より平面方向の幅が狭くかつ深さが浅い部分を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光電変換装置。
  6. 前記第1の素子分離部の上面と前記第2の素子分離部の上面とは、前記半導体基板の表面からの高さが等しい
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の光電変換装置と、
    前記光電変換装置の撮像面へ像を形成する光学系と、
    前記光電変換装置から出力された信号を処理して画像データを生成する信号処理部と、を備える、
    ことを特徴とする撮像システム。
  8. 光電変換部と前記光電変換部により蓄積された信号を読み出すためのトランジスタとをそれぞれ含む複数の画素が配される撮像領域を有した半導体基板を含む光電変換装置の製造方法であって、
    前記半導体基板の表面における隣接する前記画素の間で複数の前記光電変換部を電気的に分離する第1の素子分離部を形成すべき領域を選択的にエッチングすることにより、第1のトレンチを形成する第1のエッチング工程と、
    前記半導体基板の表面における隣接する前記画素の間で複数の前記トランジスタを電気的に分離する第2の素子分離部を形成すべき領域を選択的にエッチングすることにより、第2のトレンチを形成する第2のエッチング工程と、
    前記第1のトレンチに絶縁物を埋め込むことにより前記第1の素子分離部を形成するとともに、前記第2のトレンチに絶縁物を埋め込むことにより前記第2の素子分離部を形成する埋め込み工程と、を備え、
    前記第1のエッチング工程では、前記第2のトレンチより平面方向の幅が狭くかつ深さが浅い部分を有するように、前記第1のトレンチを形成する
    ことを特徴とする光電変換装置の製造方法。
  9. 前記埋め込まれた絶縁物を研磨することにより、前記第1の素子分離部と前記第2の素子分離部とを互いに分離する研磨工程をさらに備え、
    前記第1の素子分離部は、前記第2の素子分離部より平面方向の幅が狭くかつ深さが浅い部分を有する
    ことを特徴とする請求項8に記載の光電変換装置の製造方法。
  10. 前記第1のエッチング工程では、前記半導体基板の表面における隣接する前記画素の間で前記光電変換部と前記トランジスタとを電気的に分離する第3の素子分離部を形成すべき領域を選択的にエッチングすることにより、第3のトレンチを形成し、
    前記埋め込み工程では、前記第3のトレンチに絶縁物を埋め込むことにより前記第3の素子分離部を形成し、
    前記研磨工程では、前記埋め込まれた絶縁物を研磨することにより、前記第1の素子分離部と、前記第2の素子分離部と、前記第3の素子分離部とを互いに分離し、
    前記第1のエッチング工程では、前記第2のトレンチより平面方向の幅が狭くかつ深さが浅い部分を有するように、前記第3のトレンチを形成し、
    前記第3の素子分離部は、前記第2の素子分離部より平面方向の幅が狭くかつ深さが浅い部分を有する
    ことを特徴とする請求項9に記載の光電変換装置の製造方法。
  11. 前記半導体基板は、前記複数の画素を制御する制御回路が配される周辺領域をさらに有し、
    前記第2のエッチング工程では、前記半導体基板の表面の前記周辺領域における前記制御回路に含まれる複数の素子を電気的に分離する第4の素子分離部を形成すべき領域を選択的にエッチングすることにより、第4のトレンチを形成し、
    前記埋め込み工程では、前記第4のトレンチに絶縁物を埋め込むことにより前記第4の素子分離部を形成し、
    前記研磨工程では、前記埋め込まれた絶縁物を研磨することにより、前記第1の素子分離部と、前記第2の素子分離部と、前記第4の素子分離部とを互いに分離し、
    前記第1のエッチング工程では、前記第4のトレンチより平面方向の幅が狭くかつ深さが浅い部分を有するように、前記第1のトレンチを形成し、
    前記第1の素子分離部は、前記第4の素子分離部より平面方向の幅が狭くかつ深さが浅い部分を有する
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の光電変換装置の製造方法。
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