JP5291585B2 - 接触子及び電気的接続装置 - Google Patents

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Description

本発明は、配線基板や半導体集積回路等に備えられた電極に接触される接触子及び電気的接続装置に関するものである。
対向して配設された配線基板の電気回路等を互いに電気的に接続する接触子は一般的に知られている。このような接触子の例としては、例えば特許文献1や特許文献2に記載のものがある。
特許文献1の接触子1は、図2,3に示すように、同じ形状の2つの接触ピン2と、コイルスプリング3とから構成されている。
接触ピン2は主に、係止爪4と、係止穴5と、フランジ部6と、ピン先端部2Aから構成されている。係止爪4は、対向して2つ設けられ、可撓性のある支持棒部4Aで支持されている。これにより、2つの係止爪4は、互いに近接離間するようになっている。係止穴5は、係止爪4が嵌合する穴で、係止爪4の幅に合わせて長方形状に形成されている。これにより、2つの接触ピン2が90度ずらして互いに向き合って嵌合することで、係止穴5の開口に、2つの係止爪4がそれぞれ係止して互いに抜け落ちないようなっている。フランジ部6は、コイルスプリング3が当接される部分である。2つの接触ピン2がそれぞれコイルスプリング3に挿入された状態で90度ずらして互いに嵌合することで、コイルスプリング3の両端が各フランジ部6に当接して接触子1が組み上げられる。2つの接触ピン2が互いに嵌合した状態で組み上げられた接触子1の両端部は電極等に接触して電気的に接続されるピン先端部2Aとされる。
また、特許文献2の接触子7は、図4に示すように、プランジャー8と、スプリング9とから構成されている。
プランジャー8は、細長い板状に形成され、その上部にスプリング9を受ける幅広部8Aが設けられ、この幅広部8Aの上部に電極と接触する端子部8Bが形成されている。幅広部8Aの下部には、スプリング9内に上下動自在に挿入される心棒部8Cが形成されている。スプリング9は、心棒部8Cを上下動自在に挿入できる内径に形成されている。スプリング9の下端部は、細く絞られて電極等に接触される。
また、特許文献3のような構造のものもある。特許文献3の電気部品用ソケットでは、電気部品の端子に接触する接触部材と、導電性を有する板材により形成されプリント回路基板に接続される基板導通部材と、該接触部材及び前記基板導通部材の間に配設されて当該両者を導通させるコイルスプリングとを有する。接触部材と基板導通部材とは、互いに接触されず、これらの間はコイルスプリングで接続されている。
米国特許第7025602号公報 特開2004−152495号公報 特開平11−317270号公報
ところが、上記特許文献1の接触子1では、一方の接触ピン2の係止爪4が他方の接触ピン2の係止穴5に嵌合した状態で、接触子1の伸縮に伴って係止爪4が係止穴5の周縁に何度も接触すると、係止爪4や支持棒部4Aが摩耗等で損傷することがあり、耐久性に欠ける。
また、各接触ピン2は、その係止爪4が相手側の係止穴5に嵌合するだけで、互いの接触面積が小さいため、電気的接続を主に担うのはコイルスプリング3となる。しかし、係止爪4や支持棒部4Aの部分は、コイルスプリング3内に挿入された状態で、広がって相手側の係止穴5に嵌合する必要があるため、コイルスプリング3が接触ピン2を締め付けるほどの内径にすることは難しい。さらに、コイルスプリング3は圧縮スプリングで、接触ピン2との接触点も少ないため、各接触ピン2とコイルスプリング3との間は密着性が弱くなる。このため、各接触ピン2のフランジ部6とコイルスプリング3との接触部分が中心的な電気の流れる通路になるが、接触面積が狭くて摩耗、腐食等を起こしやすく、電気的接触性が悪い。このため、接触不良を起こしやすく、耐久性に欠けるという問題がある。
また、特許文献2の接触子7では、スプリング9の内径が、プランジャー8の心棒部8Cを上下動自在に挿入できる寸法に設定されているため、プランジャー8とスプリング9とが互いに接触したりしなかったりして電気的接触性が悪い。このため、プランジャー8とスプリング9とを電気的に接続するのは主に、プランジャー8の幅広部8Aとスプリング9の上端部との接点になる。このため、接触面積が狭くて摩耗、腐食等によって接触不良を起こしやすく、電気的接触性が悪くて耐久性に欠けるという問題がある。
また、特許文献3の場合、プランジャー同士の接触がなく、スプリングで互いに電気的に接触されているだけなので、電気的接触性が悪いという問題がある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、接触不良を解消して耐久性を向上させた接触子及びこの接触子を用いた電気的接続装置を提供することを目的とする。
本発明に係る接触子は前記課題を解決するためになされたもので、一方の部材に接触する第1のプランジャーと、当該第1のプランジャーに電気的に接続した状態で他方の部材に接触して前記第1のプランジャーと協働して前記一方の部材と他方の部材との間を電気的に導通させる第2のプランジャーと、前記第1のプランジャーの結合部と前記第2のプランジャーの結合部とを重ね合わせて電気的に接続した状態でスライド可能に且つ弾性的に支持して抜け落ちを防止する筒状支持部材と、当該筒状支持部材で前記第1のプランジャー及び第2のプランジャーの各結合部が支持された状態でこれらの外周を覆い、かつ各プランジャーのバネ受け部にそれぞれ当接して互いに離間する方向に付勢する圧縮コイルスプリングとを備えて構成され、前記筒状支持部材が、前記各プランジャーの結合部に弾性的に接触してこれらをスライド可能に支持するコイルスプリングで構成されたことを特徴とする。
被検査体の電極に接触して試験を行う電気的接続装置であって、前記被検査体の各電極に対応する位置に配設され当該各電極に接触して通電する接触子を備え、当該接触子として上述した接触子を用いた。
本発明に係る接触子及び電気的接続装置においては、前記筒状支持部材によって、前記第1のプランジャーの結合部と前記第2のプランジャーの結合部とを重ね合わせて電気的に接続した状態でスライド可能に且つ弾性的に支持する構造としたので、接触子の使用に伴って、各プランジャー間の電気的接触性が改善して、耐久性が向上する。
本発明の第1実施形態に係る接触子を示す一部破断正面図である。 第1従来例を示す斜視図である。 第1従来例を示す分解斜視図である。 第2従来例を示す分解斜視図(a)、(b)、および組立斜視図(c)である。 図1のA−A線矢視断面図である。 本発明の第1実施形態に係る接触子を示す正面図である。 図6の接触子の第1のプランジャーを示す正面図である。 図7の第1のプランジャーを示す側面図である。 圧縮コイルスプリングを示す正面図である。 筒状支持部材を示す正面図である。 本発明の第2実施形態に係る接触子を示す一部破断正面図である。 図1のB−B線矢視断面図である。 本発明の第2実施形態に係る接触子を示す一部破断側面図である。 本発明の第2実施形態に係る接触子を示す正面図である。 本発明の第2実施形態に係る第1のプランジャーを示す正面図である。 本発明の第2実施形態に係る第1のプランジャーを示す側面図である。 本発明の第3実施形態に係る接触子を示す一部破断正面図である。 本発明の第3施形態に係る接触子を示す一部破断側面図である。 図18の底面図である。 本発明の第3施形態に係る接触子の第1のプランジャーの結合部と第2のプランジャーの結合部とが重ね合わされた部分の断面図である。 本発明の第4施形態に係る接触子を示す一部破断正面図である。 本発明の第4実施形態に係る接触子を示す一部破断側面図である。 本発明の第5施形態に係る接触子を示す一部破断側面図である。 本発明の第5実施形態に係る接触子を示す平面断面図である。 本発明の第6実施形態に係る電気的接続装置を示す平面図である。 本発明の第6実施形態に係る電気的接続装置を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る接触子及び電気的接続装置について、添付図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
以下、第1実施形態に係る接触子について説明する。図1は本実施形態に係る接触子を示す一部破断正面図、図5は図1のA−A線矢視断面図、図6は本実施形態に係る接触子を示す正面図、図7は第1のプランジャーを示す正面図、図8は第1及び第2のプランジャーを示す側面図、図9は圧縮コイルスプリングを示す正面図、図10は筒状支持部材を示す正面図である。なお、図7では第1のプランジャーを示すが、第2のプランジャーは図7の第1のプランジャーと同じ構造である。本実施形態の接触子は、従来の接触子と同様に、一方の電極等の部材と他方の電極等の部材の間を電気的に導通させて、対向した配線基板の電気回路等を互いに電気的に接続するためのものである。この接触子は、例えば、スプリングプローブやポゴピンとして使用できるものである。この接触子以外の部分は、従来又は公知技術と同様であるため、以下では図1,5〜10に基づいて接触子のみについて説明する。
本実施形態の接触子10は、第1のプランジャー11と、第2のプランジャー12と、筒状支持部材13と、圧縮コイルスプリング14とから構成されている。
第1のプランジャー11は、一方のバンプ電極等の部材B1に接触するためのプランジャーである。第2のプランジャー12は、第1のプランジャー11に電気的に接続した状態で他方の配線基板の電極パッド等の部材B2に接触して前記一方の部材B1と他方の部材B2の間を電気的に導通させるためのプランジャーである。これら第1のプランジャー11と第2のプランジャー12とは、同じ形状のプランジャーで構成されている。同じ形状のプランジャーを、逆向きにして後述する結合部16を重ね合わせることで、第1のプランジャー11及び第2のプランジャー12としている。各プランジャー11,12は、平板材を型で打ち抜き加工することにより形成されている。このとき、後述する結合棒部16Aの両側にテーパを付けている。このテーパは、2つの結合棒部16Aを重ね合わせたときに断面が六角形になるようにするためのものである。
各プランジャー11,12は、結合部16と、バネ受け部17と、接触片18とから構成されている。
結合部16は、結合棒部16Aと、フランジ部16Bとから構成されている。結合部16は、第1のプランジャー11と第2のプランジャー12とが互いに結合される際に重ね合わされる部分である。結合棒部16Aは、板材の打ち抜き加工の際にその両側にテーパが付けられることにより、図5に示すように、その断面形状が台形に形成されている。そして、各プランジャー11,12の結合部16が互いに重ね合わされた状態で、その断面形状が六角形になって6つの頂点がそれらの外接円となる筒状支持部材13の内側にそれぞれ接するように形成されている。
フランジ部16Bは、各プランジャー11,12の筒状支持部材13からの抜け落ち(互いの離脱)を防止するための部分である。即ち、フランジ部16Bは、各プランジャー11,12の結合部16を拡大して形成され、筒状支持部材13の両端部にそれぞれ引っ掛かけて各プランジャー11,12が筒状支持部材13から抜け落ちないように防止するための部分である。各フランジ部16Bは、筒状支持部材13の内径よりも大きい寸法に形成されている。
バネ受け部17は、圧縮コイルスプリング14を受けるための部分である。バネ受け部17は、各プランジャー11,12の先端側を圧縮コイルスプリング14の外径よりも少し大きい寸法に形成され、圧縮コイルスプリング14の両端部にそれぞれ当接する。これにより、各バネ受け部17に当接した圧縮コイルスプリング14によって、各プランジャー11,12を、その結合部16が筒状支持部材13で抜け落ちないように支持された状態で、互いに離間する方向へ付勢している。
バネ受け部17は、フランジ部17Aと、拡大部17Bとから構成されている。フランジ部17Aは、圧縮コイルスプリング14が当接されて圧縮コイルスプリング14を受ける部分である。圧縮コイルスプリング14の外径とほぼ同じか少し大きく形成され、圧縮コイルスプリング14に確実に当接して支持するようになっている。各プランジャー11,12のフランジ部17Aに、圧縮コイルスプリング14の両端部が当接されることで、圧縮コイルスプリング14を介して各プランジャー11,12間が導通されるようになっている。拡大部17Bは、圧縮コイルスプリング14を案内するための部材である。拡大部17Bは、フランジ部17Aから圧縮コイルスプリング14内に延出するように形成されている。拡大部17Bは、圧縮コイルスプリング14の内径とほぼ同じか少し小さく形成され、圧縮コイルスプリング14を支えて、そのずれ防止するようになっている。
接触片18は、各部材B1,B2に接触してこれら部材を電気的に接続するための部材である。接触片18は、その先端が複数の突起で構成され、各部材B1,B2に食い込んで接触して、電気的に接続されるようになっている。
筒状支持部材13は、第1のプランジャー11の結合部16と第2のプランジャー12の結合部16とを重ね合わせて電気的に接続した状態でスライド可能に且つ弾性的に支持するための部材である。この筒状支持部材13は具体的には、その径を弾性的に変化させて前記各プランジャー11,12の結合部16に弾性的に接触してこれらをスライド可能に支持する導電性のコイルスプリングで構成されている。このコイルスプリングは、複数回巻いた線材が互いに密着して筒状にした密着バネで構成されている。筒状支持部材13の内径は、各結合棒部16Aが重ね合わされた六角形の外接円の直径よりも少し小さく設定されている。これにより、筒状支持部材13は、各結合部16の結合棒部16Aをある程度の締め付け力で弾性的に支持することで、各結合棒部16Aが互いに密着した状態で互いのスライドを許容して抜け落ちを防止し、電気的接続を確実に保つようになっている。即ち、接触子10の伸縮により、各プランジャー11,12が互いにずれても、それを許容して各プランジャー11,12を支持して、各プランジャー11,12間の電気的接続を確実に保つことができるようになっている。この電気的接続の経路は、各結合棒部16Aが広い面積で互いに密着し接触する部分と、各結合棒部16Aと筒状支持部材13とが圧接する部分と、各フランジ部17Aが圧縮コイルスプリング14の両端部で接触する部分である。各プランジャー11,12が互いにずれて、各結合棒部16Aの互いの接触面積が小さくなっても、各結合棒部16Aと筒状支持部材13との圧接は確実に保たれて、電気的接続の経路が確実に保たれるようになっている。
圧縮コイルスプリング14は、各プランジャー11,12を互いに離間する方向に付勢するためのスプリングである。圧縮コイルスプリング14は、筒状支持部材13で第1のプランジャー11及び第2のプランジャー12の結合部16が支持された状態で、これら各プランジャー11,12及び筒状支持部材13の外周を覆って、各プランジャー11,12の先端側のバネ受け部17のフランジ部17Aにそれぞれ当接して、互いに離間する方向に付勢している。
以上のように構成された接触子10は、次のようにして使用される。
接触子10は、スプリングプローブやポゴピンとして、検査装置等に装着される。そして、第2のプランジャー12の接触片18が検査装置側の電極部材B2に接触した状態で、第1のプランジャー11の接触片18が、検査対象回路のバンプ電極等の部材B1に接触すると、接触子10は次のように作動する。
第1のプランジャー11の接触片18が部材B1に接触して押し付けられると、その作用で第1のプランジャー11が第2のプランジャー12側へ押される。これにより、第1のプランジャー11の結合棒部16Aが、筒状支持部材13に支持された状態で、第2のプランジャー12の結合棒部16Aからずれると共にバネ受け部17に受けられた圧縮コイルスプリング14が押し縮められる。そして、圧縮コイルスプリング14の反発力で、各接触片18が各部材B1,B2に押し付けられて食い込む。
このとき、各プランジャー11,12の各結合棒部16Aは、筒状支持部材13で支持された状態でずれるため、各結合棒部16Aが互いに接触して電気的に接続された状態が確実に保持される。さらに、各結合棒部16Aが互いにずれても、図5に示したように、筒状支持部材13と各結合棒部16Aとが六角形の各頂点と筒状支持部材13の内側との位置で多数の点接触によって確実に接触して、各結合棒部16Aと筒状支持部材13が電気的に接続された状態が確実に保持される。また、各結合棒部16Aの軸芯がずれる方向、例えば図5中の左右方向に、上側の結合棒部16Aと下側の結合棒部16Aとが互いにずれても、また各結合棒部16Aが互いの接触面から離れる方向にずれても、各結合棒部16Aと筒状支持部材13が多数の点接触によって接触して、電気的接続状態が確実に保持される。
さらに、各プランジャー11,12のバネ受け部17が圧縮コイルスプリング14の両端部に圧接するため、この圧縮コイルスプリング14によっても各プランジャー11,12が電気的に接続された状態が確実に保持される。
これにより、各部材B1,B2間は、筒状支持部材13で電気的接続状態が確実に保持された各結合棒部16Aを介して電気的に接続される経路と、各バネ受け部17のフランジ部17Aに当接する圧縮コイルスプリング14を介して電気的に接続される経路とで、確実に接続される。即ち、各部材B1,B2間が接触子10で電気的に確実に接続される。この状態で、接触子10を介して各部材B1,B2間に電気信号等が伝送される。
検査等の終了によって、第1のプランジャー11の接触片18が部材B1から離されると、第1のプランジャー11と第2のプランジャー12とが圧縮コイルスプリング14によって互いに離間する方向に付勢される。このとき、各プランジャー11,12は、その結合棒部16Aのフランジ部16Bが、筒状支持部材13の両端部にそれぞれ引っ掛かって抜け落ちが防止される。
次に使用される場合も、上記同様にして、第1のプランジャー11の接触片18が部材B1に接触され、筒状支持部材13が各結合棒部16Aのずれを許容して電気的に接続して、検査信号等が伝送される。
以上のように、筒状支持部材13によって、第1のプランジャー11及び第2のプランジャー12の各結合棒部16Aを、互いに重ね合わせて電気的に接続した状態でスライド可能に且つ弾性的に支持しているため、各プランジャー11,12間の電気的接触性が向上する。さらに、各バネ受け部17に接触する圧縮コイルスプリング14と相まって、各プランジャー11,12間の電気的接触性を大幅に向上させることができる。
また、筒状支持部材13によって、第1のプランジャー11及び第2のプランジャー12の各結合棒部16Aを、互いに重ね合わせて電気的に接続した状態でスライド可能に且つ弾性的に支持しているため、各結合棒部16Aが互いに何度もずれるような使用によって接触部分の自助洗浄作用が働いて各プランジャー11,12間の電気的接触性を良好な状態に維持することができ、接触子10の耐久性が向上する。即ち、各プランジャー11,12が何度もスライドしたり、各プランジャー11,12の軸芯がずれた状態でスライドしたりしても、筒状支持部材13が各プランジャー11,12を弾性的に支持してずれを許容し、各プランジャー11,12間の電気的接触を良好な状態に保つ。これにより、電気的接触性が向上して、接触子10の耐久性が向上する。
また、筒状支持部材13を密着バネで構成して、その径を弾性的に変化させて各プランジャー11,12の結合棒部16Aに弾性的に接触してこれらをスライド可能に支持するため、結合棒部16Aのずれに対しても柔軟に追従して、各結合棒部16A間及び筒状支持部材13と各結合棒部16A間の電気的接続状態を確実に維持することができる。
各プランジャー11,12の各結合部のフランジ部16Bが、筒状支持部材13の両端部にそれぞれ引っ掛かるため、各プランジャー11,12の抜け落ちを確実に防止することができる。
各結合棒部16Aが、互いに重ね合わされた状態でその断面形状が六角形になるように形成されたため、六角形の各頂点と筒状支持部材13とが接触することになる。そして、筒状支持部材13は密着バネからなるため、各結合棒部16Aと筒状支持部材13とは多数の点で接触することになり、各結合部16同士の接触と相まって、電気的接触性が大幅に向上する。
簡単な構造のプランジャー11,12等によって構成されているため、部品点数が少なく、コスト低減を図ることができる。
また、各プランジャー11,12は、平板材を型で打ち抜いて形成されるため、その製造が容易で、接触子の製造コストを低減することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態に係る接触子の全体構成は、前述した第1実施形態の接触子とほぼ同様である。このため、同一部材には同一符号を付してその説明を省略する。図11は本実施形態に係る接触子を示す一部破断正面図、図12は図1のB−B線矢視断面図、図13は本実施形態に係る接触子を示す一部破断側面図、図14は本実施形態に係る接触子を示す正面図、図15は第1のプランジャーを示す正面図、図16は第1のプランジャーを示す側面図である。
本実施形態の接触子の特徴は結合部19にある。前記第1実施形態の結合部16は、断面を台形状にし、2つ重ね合わせて六角形になるようにしたが、本実施形態では、結合部19の断面を長方形状にし、2つ重ね合わせて正方形に近い四角形になるようにした。即ち、図12に示すように、結合部19の結合棒部19Aは、その断面が長方形状に形成されている。そして、2つの結合棒部19Aが重ね合わせられることで、その断面形状が正方形に近い四角形状になるように形成されている。そして、この2つの結合棒部19Aを重ね合わせることで、四角形状になって、筒状支持部材13の内側が、外接するようになっている。即ち、2つの結合棒部19Aを重ね合わせた、四角形の断面形状に対して、筒状支持部材13の内側が外接円となるように、結合棒部19Aの断面形状が設定されている。ここでは、2つの結合棒部19Aを重ね合わせた断面形状は、図12に示すように、ほぼ正方形になっている。なお、2つの結合棒部19Aを重ね合わせた断面形状としては、長方形状でもよい。この場合、長方形の各頂点が筒状支持部材13の内側に接するように各寸法を調整する。
これにより、2つの結合棒部19Aを重ね合わせた断面形状が、筒状支持部材13の内側と4つの頂点で接すること以外は、上述した第1実施形態と同様の作用、効果を奏する。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
本実施形態の接触子は、第1のプランジャー又は第2のプランジャーのうちの一方が、他方を両側から挟むように2つ設けられたものである。本実施形態では、第1のプランジャーを2つ設けて、この第1のプランジャーで第2のプランジャーを両側から挟むように構成されている。
本実施形態の接触子20は、図17〜20に示すように、第1のプランジャー21と、第2のプランジャー22と、筒状支持部材23と、圧縮コイルスプリング24とから構成されている。
第1のプランジャー21は、第2のプランジャー22をその両側から挟むように、2つ設けられている。2つの第1のプランジャー21は同じ形状に形成されている。この第1のプランジャーも前記第1実施形態と同様に、打ち抜き加工により形成されている。各第1のプランジャー21は、筒状支持部材23によって独立して支持されている。圧縮コイルスプリング24は、第1のプランジャー21のバネ受け部27と接触した状態で、その接触部分が自在に傾くことで、2つの第1のプランジャー21が独立してスライドするのを許容している。これにより、各第1のプランジャー21が、部材B1の形状に合わせて個別に独立してずれて、確実に接触するようになっている。各第1のプランジャー21は、結合部26と、バネ受け部27と、接触片28とから構成されている。
結合部26は、結合棒部26Aと、フランジ部26Bとから構成されている。結合棒部26Aは、第1のプランジャー21と第2のプランジャー22とが互いに結合される際に重ね合わされる部分である。結合棒部26Aは、後述する第2のプランジャー22の結合部31よりも細い板状に形成されている。これにより、2つの第1のプランジャー21と1つの第2のプランジャー22とが互いに重ね合わされた状態で、各第1のプランジャー21の結合部26の外側に位置する2つの角部(合計で4つの角部)と、第2のプランジャー22の結合部31の4つの角部とが、八角形の頂点に位置するように(図20参照)、結合棒部26Aの幅及び厚さが設定されている。この八角形を形成する8つの頂点位置は、筒状支持部材23の内径が前記8つの頂点の外接円となるように設定されている。なお、8つの頂点位置で形成される八角形としては、正八角形でも、それ以外の八角形でもよい。
フランジ部26Bは、第1のプランジャー21の抜け落ちを防止するための部分である。ここでは、後述する第2のプランジャー22のフランジ部31Bと同時に説明した方が分かりやすいため、第2のプランジャー22のフランジ部31Bを適宜用いる。フランジ部31Bは、第2のプランジャー22が抜け落ちてしまうのを防止するための部分である。各フランジ部26B,31Bは、各プランジャー21,22の結合部26,31が重ね合わされた状態で、これらを包む筒状支持部材23の内径よりも大きい寸法になるように形成されている。
バネ受け部27は、圧縮コイルスプリング24が当接してこの圧縮コイルスプリング24の圧力を受ける部分である。バネ受け部27は、第1のプランジャー21の先端側を圧縮コイルスプリング24の外径よりも少し大きい寸法に形成されている。この第1のプランジャー21のバネ受け部27と、後述する第2のプランジャー22のバネ受け部32とに、圧縮コイルスプリング24がそれぞれ当接して、互いに離間する方向に付勢している。このとき、各プランジャー21,22の結合部26,31は、筒状支持部材23で抜け落ちないように支持されている。
接触片28は、部材B1に接触して電気的に接続するための部材である。接触片28は、その先端が複数(本実施形態では2つ)の突起で構成されている。接触片28は、2つの第1のプランジャー21のそれぞれに設けられて、接触子20の一方の先端部に多数(本実施形態では4つ)の接点を構成している。さらに、2つの第1のプランジャー21が独立してスライドできることと相まって、第1のプランジャー21と部材B1との電気的接触性を向上させている。
第2のプランジャー22は、2つの第1のプランジャー21で挟まれて互いに筒状支持部材23により連結されているプランジャーである。第2のプランジャー22は、第1のプランジャー21と同様に、平板材を打ち抜き加工することにより形成されている。第2のプランジャー22は、結合部31と、バネ受け部32と、接触片33とから構成されている。
結合部31は、結合棒部31Aと、フランジ部31Bとから構成されている。結合棒部31Aは、第1のプランジャー21と第2のプランジャー22とが互いに結合される際に重ね合わされる部分である。結合棒部31Aは、第1のプランジャー21の結合棒部26Aよりも幅の広い板状に形成されている。この結合棒部31Aの断面寸法は、上述した結合部26の結合棒部26Aと重ね合わされた状態で外側に位置する8つの角部が、八角形の頂点に位置するように設定されている。即ち、前記第1のプランジャー21の結合棒部26Aと第2のプランジャー22の結合棒部31Aとが重ね合わされた状態で、その断面形状において外接円に接する8つの角部の位置が、八角形の頂点位置にくるように、結合棒部31Aの断面寸法が設定されている。結合棒部31Aは、その先端が第1のプランジャー21のバネ受け部27近傍まで延ばして形成されている。これにより、第1のプランジャー21の結合部26の結合棒部26Aが短くて幅の狭い点を補って、接触面積を拡大している。
フランジ部31Bは、前記第1のプランジャー21のフランジ部26Bと共に、各プランジャー21,22の抜け落ちを防止するための部分である。フランジ部31Bの幅寸法は、筒状支持部材23の外径とほぼ同じか少し大きい寸法になるように形成されている。
バネ受け部32は、圧縮コイルスプリング24の外径よりも大きい寸法に形成され、圧縮コイルスプリング24の端部に当接する。これにより、圧縮コイルスプリング24は、第1のプランジャー21のバネ受け部27と、第2のプランジャー22のバネ受け部32とにそれぞれ当接して、第1のプランジャー21と第2のプランジャー22とを互いに離間する方向に付勢している。これと同時に、各プランジャー21,22の結合部26,31が筒状支持部材23で支持されて、互いに抜け落ちないようになっている。これにより、筒状支持部材23で各プランジャー21,22が支持されて、圧縮コイルスプリング24で付勢されているため、外部からの圧力で、接触子20が押し縮められると共に、外部からの圧力がなくなれば、接触子20はもとの長さに戻るようになっている。
接触片33は、部材B2に接触して電気的に接続するための部材である。接触片33は、その先端が複数(本実施形態では2つ)の突起で構成されている。
接触片33とバネ受け部32との間には、開口部35が設けられている。この開口部35は、支持棒36が通されて位置決め支持されるためのものである。開口部35は、2つの接触片33の間に円形状に切り欠いて形成されている。この開口部35に支持棒36が通されて、複数の接触子20が一体的に保持される。支持棒36は、複数の接触子20の各開口部35にそれぞれ通されることで、複数の接触子20を一体的に保持するための部材である。支持棒36は、円形棒状に形成されている。支持棒36は、シリコンゴム等の絶縁性弾性部材で形成され、ハウジング38の底部に取り付けられる。これにより、ハウジング38内にそれぞれ挿入された複数の接触子20を、互いに絶縁した状態で支持している。
筒状支持部材23は、第2のプランジャー22の結合部31と、この第2のプランジャー22の結合部31の両面に位置する2つの第1のプランジャー21の結合部26とを重ね合わせて電気的に接続した状態でスライド可能に且つ弾性的に支持するための部材である。この筒状支持部材23は具体的には前記第1実施形態と同様に、その径を弾性的に変化させて前記各プランジャー21,22の結合部26,31に弾性的に接触してこれらをスライド可能に支持するコイルスプリングで構成されている。このコイルスプリングは密着バネで構成されている。筒状支持部材23の内径は、前記第1実施形態と同様に、前記各結合棒部26A,31Aが重ね合わされた状態で、横断面積が八角形の頂点位置となる各角に外接する外接円の直径よりも少し小さく設定されている。これにより、筒状支持部材23は、各結合棒部26A,31Aをある程度の締め付け力で弾性的に支持することで、各結合棒部26A,31Aが互いに密着した状態で互いのスライドを許容して抜け落ちを防止し、電気的接続を確実に保つようになっている。
圧縮コイルスプリング24は、前記第1実施形態と同様に、各プランジャー21,22を互いに離間する方向に付勢するためのスプリングである。
以上のように構成された接触子20は、次のようにして使用される。
本実施形態の接触子20の全体的な動作は、前記第1実施形態の接触子10と同様であるため、ここでは第1実施形態と異なる点を中心に説明する。なお、接触子20は、支持棒36で支持される。具体的には、接触子20の開口部35に支持棒36が通されることで、複数の接触子20が一体的に支持されて、ハウジング38内に収納される。この状態で、接触子20の上側に検査対象物39のバンプ電極等の部材B1が位置し、接触子20の下側にテスタ側の配線基板の電極パッド等の部材B2が位置する。
各接触子20に各部材B1,B2がそれぞれ接触して押圧されると、接触子20は次のように動作する。
第1のプランジャー21の接触片28が部材B1に接触して押し付けられると、その作用で第1のプランジャー21が第2のプランジャー22側へ押される。これにより、第1のプランジャー21の結合棒部26Aが、筒状支持部材23に支持された状態で、第2のプランジャー22の結合棒部31Aからずれると共にバネ受け部27に受けられた圧縮コイルスプリング24が押し縮められる。そして、圧縮コイルスプリング24の反発力で、各接触片28,33が各部材B1,B2に押し付けられて食い込む。
これにより、前記第1実施形態と同様に、各結合棒部26A,31A及び圧縮コイルスプリング24の電気的接続状態が確実に保持される。
さらに、本実施形態では、2つの第1のプランジャー21が独立してスライドするようになっているため、部材B1が変形している場合等、2つの第1のプランジャー21の接触部分の高さが違う場合でも、2つの第1のプランジャー21がその形状に追随してずれながらそれぞれの接触片28が接触する。ここでは、部材B1は半球状になっているが、部材B1が歪んだ球状や、他の形状になっていて、2つの第1のプランジャー21の接触位置がずれも、その形状に追随してずれながらそれぞれの接触片28が接触する。
これにより、各部材B1,B2間が接触子20で電気的に確実に接続される。この状態で、接触子20を介して各部材B1,B2間に電気信号等が伝送される。
検査等の終了によって、第1のプランジャー21の接触片28が部材B1から離されると、各プランジャー21,22は、そのフランジ部26B,31Bが、筒状支持部材23の両端部にそれぞれ支持されて、抜け落ちが防止される。次に使用される場合も、上記同様にして、2つの第1のプランジャー21の接触片28が部材B1に接触され、筒状支持部材23が各結合棒部26A,31Aのずれを許容して電気的に接続して、検査信号等が伝送される。
以上により、前記第1実施形態と同様の効果を奏する。さらに、本実施形態では、第1のプランジャー21及び第2のプランジャー22が平板材を単純に打ち抜くだけで形成されているため、その製造が容易で且つ安価であることから、接触子の製造コストの低減を図ることができる。
また、本実施形態では、2つの第1のプランジャー21が独立してスライドするのを許容しているため、各第1のプランジャー21が、部材B1の形状に合わせて個別に独立してずれて、確実に接触する。
このように、2つの第1のプランジャー21で部材B1に接触することと、各第1のプランジャー21が部材B1の形状に合わせて個別に独立してずれて確実に接触することとによって、部材B1の変形、損傷等の状況に係わらず、複数の点で確実に接触することができ、電気的接触性が大幅に向上する。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態に係る接触子について説明する。本実施形態の接触子は、前記第3実施形態の接触子20に対して、第2のプランジャーを2つ設けて、ケルビンコンタクトを構成したものである。本実施形態の接触子の全体構成は、前記第3実施形態の接触子20とほぼ同様である。即ち、本実施形態の接触子41は、図21,22に示すように、第2のプランジャー42と筒状支持部材43が異なっている。他の部材は同様である。このため、同一部材には同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の接触子41では、第2のプランジャー42が、第1のプランジャー21と同様に2つ設けられている。2つの第2のプランジャー42は同一の形状を有し、各第2のプランジャー42の間には絶縁体44が設けられている。2つの第2のプランジャー42は、絶縁体44を挟んで一体的に結合されている。絶縁体44は、2つの第2のプランジャー42の間を絶縁できる板状の部材であればよい。この絶縁体44によって、2つの第2のプランジャー42及び、各第2のプランジャー42にそれぞれ接触した2つの第1のプランジャー21を、それぞれ絶縁する。
筒状支持部材43は、2つの第1のプランジャー21と、2つの第2のプランジャー42と、絶縁体44とを重ね合わせた状態でこれらを一体的に囲繞して支持する密着コイルスプリングである。筒状支持部材43の全体構成は、前記第3実施形態の筒状支持部材23と同様であるが、本実施形態では、筒状支持部材43が絶縁性の材料で構成されている。即ち、前記第3実施形態の筒状支持部材23が導電性の材料で構成されているのに対して、本実施形態の筒状支持部材43は、絶縁性の材料で構成されている。なお、筒状支持部材43は、絶縁性を有すればよいため、金属製のバネ材に絶縁性のコーティングを施してもよい。圧縮コイルスプリング24も同様に、絶縁性の材料で構成されたり、絶縁性のコーティングが施されたりしている。
これにより、一方の第1のプランジャー21と一方の第2のプランジャー42とが電気的に接続され、他方の第1のプランジャー21と他方の第2のプランジャー42とが電気的に接続されて、2系統で信号を伝える。
以上のように構成された接触子は、前記第3実施形態と同様に作用する。2つの第2のプランジャー42は、絶縁体44を挟んで一体的に接合されているため、第3実施形態の第2のプランジャー22とは厚みが少し違う程度で、ほぼ同様の部材と言え、第3実施形態と同様に作用する。
これにより、第3実施形態と同様に、部材B1の変形、損傷等の状況に係わらず、複数の点で確実に接触することができ、電気的接触性が大幅に向上する。そして、この状態で、確実にケルビンコンタクトを行うことができる。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態に係る接触子について説明する。図23は本実施形態に係る接触子を示す一部破断側面図、図24は図23の平面断面図である。
本実施形態の接触子は、前記第1実施形態の結合部16の結合棒部16Aの断面形状を改良したものである。本実施形態の接触子は、結合部46の結合棒部46A以外は前記第1実施形態と同様であるため、同一部材には同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態は、結合部46の結合棒部46Aを、筒状支持部材13の内径に沿って円弧状に形成した。
結合部46の結合棒部46Aは、平板状に形成され、その両側が、筒状支持部材13の内径に沿って円弧状に形成されている。前記第1実施形態の結合棒部16Aの両側はテーパに形成したが、本実施形態ではこのテーパの代わりに、円弧状にした。
これにより、2つ重ね合わせた結合部46の結合棒部46Aが、筒状支持部材13の内径に、長い線で接触するようになる。
前記第1実施形態のように、2つの結合棒部16Aが重ね合わさった状態で断面六角形状にした場合は、筒状支持部材13の内径に6つの点で接触するが、本実施形態では長い線で接触するようになる。
これにより、前記第1実施形態と同様の作用、効果を奏すると共に、結合棒部16Aと筒状支持部材13との間の導電性をさらに向上させることができる。
[第6実施形態]
次に、前記各実施形態の接触子を用いる電気的接続装置の一例を説明する。図25は電気的接続装置を示す平面図、図26は電気的接続装置を示す断面図である。
本実施形態の電気的接続装置50は、被検査体としての集積回路のような半導体デバイスの通電試験に用いるものである。被検査体51は、平板状に形成され、その一方の面に複数のバンプ電極51Aがマトリクス状に備えられている。バンプ電極51Aが一列又は複数列又は他の配列で備えられている場合もある。
電気的接続装置50は、基板52と、基板52の上に重ねられたハウジング53と、ハウジング53に重ねられたフレーム54と、ハウジング53に配置された複数の接触子55とを備えている。そして、この接触子55として、前記各実施形態の接触子を用いる。
これにより、被検査体51のバンプ電極51Aが、接触子55に接触して、前記各実施形態と同様に作用し、同様の効果を奏する。
また、他の構成の電気的接続装置でも、前記各実施形態の接触子を本実施形態の接触子55と同様の態様で使用することができる電気的接続装置であれば用いることができる。
[変形例]
前記第1実施形態では、各プランジャー11,12の基端側が互いに重ね合わされた状態で、その断面形状が六角形になるように設定したが、八角形等の他の多角形又は正多角形でも良い。また、円形状に形成しても良い。特に、前記断面形状を円形状にすると、筒状支持部材13と多数の線で線接触するため、筒状支持部材13とプランジャー11,12の基端側との電気的接触子がさらに向上する。
前記第2実施形態では、第1のプランジャー21を2つ設けて、この第1のプランジャー21で第2のプランジャー22を両側から挟むように構成したが、逆の構成にしても良い。第2のプランジャー22側の電気的接触をよくする必要がある場合等、使用態様に応じて、第2のプランジャー22を2つ設けて、この第2のプランジャー22で第1のプランジャー21を両側から挟むように構成してもよい。
本発明の接触子は、配線基板や半導体集積回路等に備えられた電極に接触される装置全般に用いることができる。
電気的接続装置は、本発明の接触子を用いることができるすべての装置に適用することができる。
10:接触子、11:第1のプランジャー、12:第2のプランジャー、13:筒状支持部材、14:圧縮コイルスプリング、16:結合部、16A:結合棒部、16B:フランジ部、17:バネ受け部、18:接触片、19:結合部、19A:結合棒部、20:接触子、21:第1のプランジャー、22:第2のプランジャー、23:筒状支持部材、24:圧縮コイルスプリング、26:結合部、26A:結合棒部、26B:フランジ部、27:バネ受け部、28:接触片、31:結合部、31A:結合棒部、31B:フランジ部、32:バネ受け部、33:接触片、35:開口部、36:支持棒、41:接触子、42:第2のプランジャー、43:筒状支持部材、44:絶縁体、46:結合部、46A:結合棒部、50:電気的接続装置、51:被検査体、51A:バンプ電極、52:基板、53:ハウジング、54:フレーム、55:接触子、B1,B2:電極等の部材。

Claims (7)

  1. 一方の部材に接触する第1のプランジャーと、
    当該第1のプランジャーに電気的に接続した状態で他方の部材に接触して前記第1のプランジャーと協働して前記一方の部材と他方の部材との間を電気的に導通させる第2のプランジャーと、
    前記第1のプランジャーの結合部と前記第2のプランジャーの結合部とを重ね合わせて電気的に接続した状態でスライド可能に且つ弾性的に支持して抜け落ちを防止する筒状支持部材と、
    当該筒状支持部材で前記第1のプランジャー及び第2のプランジャーの各結合部が支持された状態でこれらの外周を覆い、かつ各プランジャーのバネ受け部にそれぞれ当接して互いに離間する方向に付勢する圧縮コイルスプリングとを備えて構成され、
    前記筒状支持部材が、前記各プランジャーの結合部に弾性的に接触してこれらをスライド可能に支持するコイルスプリングで構成されたことを特徴とする接触子。
  2. 請求項1に記載の接触子において、
    前記コイルスプリングが、複数回巻いた線材が互いに密着した密着バネで構成され、
    前記各プランジャーが、その結合部に各プランジャーの抜け落ちを防止する係止部を備えたことを特徴とする接触子。
  3. 請求項1に記載の接触子において、
    前記第1のプランジャー及び第2のプランジャーの各結合部が、互いに重ね合わされた状態でその断面形状が、多角形又は円形に形成されたことを特徴とする接触子。
  4. 請求項1に記載の接触子において、
    前記第1のプランジャー又は第2のプランジャーのうちの一方が、他方を両側から挟むように2つ設けられたことを特徴とする接触子。
  5. 請求項4に記載の接触子において、
    2つ設けられた前記第1のプランジャー又は第2のプランジャーが、前記筒状支持部材及び圧縮コイルスプリングによって独立してスライド可能に支持されたことを特徴とする接触子。
  6. 請求項1に記載の接触子において、
    前記第1のプランジャー又は第2のプランジャーの一方が他方を両側から挟んで2つ設けられると共に、他方が絶縁体を挟んで2つ設けられて、ケルビンコンタクトを構成することを特徴とする接触子。
  7. 被検査体の電極に接触して試験を行う電気的接続装置において、
    前記被検査体の各電極に対応する位置に配設され当該各電極に接触して通電する接触子を備え、
    当該接触子として前記請求項1乃至6のいずれか1項に記載の接触子を用いたことを特徴とする電気的接続装置。
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