JP5287927B2 - 車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体構造に関する。
従来、バンパステイと、このバンパステイが前端部に取り付けられると共に、この前端部における上壁と縦壁との角部に車両前後方向に間隔を空けて複数のビードが形成されたフロントサイドメンバと、を備えたバンパステイの取付構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭60−124552号公報 特開2009−45948号公報 特開平9−86309号公報
しかしながら、上記バンパステイの取付構造では、例えば、フロントサイドメンバにおける断面形状の制約等により、複数のビードが形成された部位について衝突荷重に対する耐力の差を設定し難い場合がある。そして、この場合には、車両の前面衝突時に、複数のビードを車両前側から順に潰すことが困難となり、エネルギ吸収効率が低下する虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、車両衝突時におけるエネルギ吸収効率を確保することができる車体構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の車体構造は、車体の車両前後方向の端部に車両幅方向を長手方向として配置されたバンパリインフォースメントと、前記バンパリインフォースメントの車両幅方向外側部に対するキャビン側に車両前後方向を長手方向として配置され、車両幅方向に沿って切断した断面が閉断面状を成す閉断面部と、前記閉断面部から前記バンパリインフォースメント側に向けて突出する突出部とを有して構成されたサイドメンバと、前記サイドメンバと前記バンパリインフォースメントとを連結し、車両幅方向に沿って切断した断面が開断面状を成す開断面部を前記突出部と共に形成するバンパステーと、前記閉断面部における車両幅方向一方側の部位に形成された第一脆弱部と、前記開断面部における車両幅方向他方側の部位に形成された第二脆弱部と、前記バンパステーに形成されると共に、前記サイドメンバに形成され前記第一脆弱部と前記第二脆弱部とを連結する連結壁部と接合され、且つ、前記第二脆弱部側から前記第一脆弱部側に向けて延びる延伸縁部を有して構成された荷重伝達部と、を備えている。
この車体構造では、サイドメンバに形成された閉断面部における車両幅方向一方側の部位に、第一脆弱部が形成されており、サイドメンバの突出部及びバンパステーによって形成された開断面部における車両幅方向他方側の部位には、第二脆弱部が形成されている。従って、例えば、バンパリインフォースメントに衝突荷重が入力された場合の衝突初期の段階では、閉断面部よりも衝突荷重に対する耐力の低い開断面部に形成された第二脆弱部に変形が生じる。
また、バンパステーには、第一脆弱部と第二脆弱部とを連結する連結壁部と接合された荷重伝達部が形成されており、この荷重伝達部は、第二脆弱部側から第一脆弱部側に向けて延びる延伸縁部を有して構成されている。従って、上述の衝突初期の段階の後の段階では、衝突荷重が延伸縁部を伝わることで、上述の第二脆弱部に生じた変形が延伸縁部に沿って第一脆弱部側に進展し、この変形が第一脆弱部に伝播される。そして、これにより、第一脆弱部が変形され、この第一脆弱部の変形をきっかけとして、サイドメンバは、この第一脆弱部が位置する部位において車両前後方向に圧縮変形される。
このように、この車体構造によれば、バンパリインフォースメントに衝突荷重が入力された場合には、第一脆弱部が位置する部位においてサイドメンバが車両前後方向に安定して圧縮変形されるので、車両衝突時におけるエネルギ吸収効率を確保することができる。
請求項2に記載の車体構造は、請求項1に記載の車体構造において、前記突出部に、前記バンパリインフォースメント側且つ車両幅方向一方側に向けて延びる第一縁部が形成され、前記バンパステーに、前記第一縁部に対する前記バンパリインフォースメント側に位置すると共に、前記延伸縁部から前記バンパリインフォースメント側且つ車両幅方向他方側に向けて延び、平面視にて前記第一縁部と交差する第二縁部が形成され、前記第二脆弱部が、前記第一縁部及び前記第二縁部によって形成され車両幅方向他方側に開口する切欠部とされたものである。
この車体構造によれば、突出部に形成された第一縁部と、バンパステーに延伸縁部と連続して形成された第二縁部とによって切欠部が形成されており、この切欠部が第二脆弱部とされている。従って、簡単な構成で第二脆弱部を形成することができるので、効率良くエネルギ吸収効率を確保することができる。
請求項3に記載の車体構造は、請求項1又は請求項2に記載の車体構造において、前記第一脆弱部、前記第二脆弱部、及び、前記荷重伝達部が、前記閉断面部及び前記開断面部における車両上下方向両側の部位にそれぞれ形成されたものである。
この車体構造によれば、第一脆弱部、第二脆弱部、及び、荷重伝達部は、閉断面部及び開断面部における車両上下方向両側の部位にそれぞれ形成されている。従って、バンパリインフォースメントに衝突荷重が入力された場合には、サイドメンバを車両上下方向両側でバランス良く圧縮変形させることができる。
請求項4に記載の車体構造は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の車体構造において、前記荷重伝達部が、前記延伸縁部に沿って前記連結壁部と結合されたものである。
この車体構造によれば、荷重伝達部は、延伸縁部に沿って連結壁部と結合されているので、上述の衝突初期の段階の後の段階では、衝突荷重がより一層効率良く延伸縁部を伝わるようにすることができる。
以上詳述したように、本発明によれば、バンパリインフォースメントに衝突荷重が入力された場合には、第一脆弱部が位置する部位においてサイドメンバが車両前後方向に安定して圧縮変形されるので、車両衝突時におけるエネルギ吸収効率を確保することができる。
本発明の一実施形態に係る車体構造の分解斜視図である。 図1に示される車体構造の平面図である。 図1に示されるバンパリインフォースメントに衝突荷重が入力されてフロントサイドメンバが圧縮変形される様子を説明する図である。 図1に示される車体構造の変形例を示す斜視図である。 図1に示される車体構造のその他の変形例を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
なお、各図において示される矢印UP、矢印RR、矢印OUTは、車両上下方向上側、車両前後方向後側、車両幅方向外側(右側)をそれぞれ示している。
図1に示されるように、本発明の一実施形態に係る車体構造10は、バンパリインフォースメント12と、本発明における「サイドメンバ」としてのフロントサイドメンバ14と、バンパステー16とを備えている。
バンパリインフォースメント12は、車両幅方向を長手方向とする長尺状に形成されており、車体の前部(車体の車両前後方向の端部)に配置されている。このバンパリインフォースメント12の車両幅方向外側部12Aには、車両前後方向に貫通する複数の取付穴18が形成されている。この複数の取付穴18は、車両幅方向内側よりも車両幅方向外側(後述する切欠部80側)の方が数が多く設けられている(ここでは、一例として、車両幅方向内側は1個で、車両幅方向外側は2個設けられている)。
フロントサイドメンバ14は、車両前後方向を長手方向とする長尺状に形成されており、バンパリインフォースメント12の車両幅方向外側部12Aに対するキャビン側(車両後側)に配置されている。このフロントサイドメンバ14は、サイドメンバインナ20及びサイドメンバアウタ22を有している。
サイドメンバインナ20は、車両上下方向に対称に形成されている。このサイドメンバインナ20は、それぞれ車両幅方向及び車両前後方向に延在し互いに車両上下方向に対向する一対の対向壁部24と、この一対の対向壁部24における車両幅方向内側の端部を連結する内壁部26とを有している。対向壁部24における車両幅方向外側の端部には、車両上下方向及び車両前後方向に延在するフランジ28が形成されている。
サイドメンバアウタ22は、サイドメンバインナ20に対する車両幅方向外側に配置されており、車両上下方向及び車両前後方向に延在する平板状に形成されている。このサイドメンバアウタ22における車両上下方向両側の端部は、フランジ30として形成されている。このフランジ30は、例えば、車両前後方向に間隔を空けて並ぶ複数のスポット溶接による溶接部32によって上述のフランジ28と接合されている。
そして、このようにしてサイドメンバインナ20にサイドメンバアウタ22が組み付けられることにより、一対の対向壁部24、内壁部26、及び、サイドメンバアウタ22によって、車両幅方向に沿って切断した断面が閉断面状を成す閉断面部34が構成されている。
また、この閉断面部34における車両幅方向内側(車両幅方向一方側)の部位、すなわち、より具体的には、対向壁部24及び内壁部26によって構成される角部には、この対向壁部24と内壁部26とを連結する稜線部36(角部の頂点)を跨ぐように、断面V字状のノッチ38が形成されている。このノッチ38は、本発明における「第一脆弱部」に相当し、閉断面部34における先端側(車両前側)に位置されている。
また、内壁部26におけるノッチ38よりも車両後側には、車両幅方向外側に凹むビード40が形成されている。このビード40は、車両上下方向に延びており、その車両上下方向両側の端部は、一対の稜線部36の車両上下方向間で終端している。
サイドメンバインナ20には、上述の閉断面部34から車両前側(バンパリインフォースメント12側)に向けて突出する突出部42が形成されている。この突出部42は、それぞれ対向壁部24と連続して形成され互いに対向する一対の突出対向部44と、内壁部26と連続して形成されて一対の突出対向部44における車両幅方向内側の端部を連結する突出連結部46とを有して構成されている。
また、突出対向部44における車両幅方向外側の縁部44Aのうち車両後側の部分は、第一縁部48として形成されている。この第一縁部48は、平面視にて車両後側且つ車両幅方向内側に凸を成す円弧状に形成されており、車両前側且つ車両幅方向内側(バンパリインフォースメント12側且つ車両幅方向一方側)に向けて延びている(図2も参照)。
バンパステー16は、フロントサイドメンバ14とバンパリインフォースメント12との間に配置されている。このバンパステー16は、それぞれ車両幅方向及び車両前後方向に延在し互いに車両上下方向に対向する一対の対向壁部54と、この一対の対向壁部54における車両幅方向内側の端部を連結する内壁部56と、一対の対向壁部54及び内壁部56における車両前側の端部を連結する前壁部58とを有している。
前壁部58には、車両前後方向に貫通する複数の取付穴68が上述の複数の取付穴18と整合する位置に形成されている。そして、これら複数の取付穴18,68の各々に図示しないボルトが挿通されると共に、このボルトの先端部に同じく図示しないナットが螺合されることにより、バンパリインフォースメント12は、バンパステー16に固定されている。
また、このバンパステー16は、その車両後側の部位がフロントサイドメンバ14の内側に挿入されている。そして、対向壁部54は、対向壁部24及び突出対向部44と複数のスポット溶接による溶接部70によって接合されている。この複数の溶接部70は、対向壁部54に形成された後述する延伸縁部82に沿って並んでいる。また、内壁部56は、複数のスポット溶接による溶接部72によって内壁部26と接合されている。
そして、このようにしてバンパステー16が突出部42に組み付けられることにより、このバンパステー16及び突出部42によって、車両幅方向に沿って切断した断面が開断面状を成す開断面部74が構成されている。
また、対向壁部54における車両幅方向外側の縁部54Aは、車両後側に向かうに従って車両幅方向内側に向かうように車両前後方向に対して傾斜されている。この縁部54Aのうち上述の第一縁部48に対する車両前側(バンパリインフォースメント12側)に位置する部分は、第二縁部78として形成されており、この第二縁部78は、平面視にて第一縁部48と交差している(図2参照)。なお、上述の複数の溶接部70のうち車両前側の溶接部70は、第一縁部48と第二縁部78との交差する位置の近傍に設けられている(図1,図2参照)。
そして、これら第一縁部48及び第二縁部78によって、車両幅方向外側(車両幅方向他方側)に開口する切欠部80が形成されている。この切欠部80は、本発明における「第二脆弱部」に相当し、この切欠部80が形成された部位は、本発明における「開断面部における車両幅方向他方側の部位」に相当する。
また、上述の縁部54Aのうち車両後側の部分は、切欠部80側からノッチ38側に向けて延びる延伸縁部82とされている。この延伸縁部82は、切欠部80側からノッチ38側に向けて直線状に延びていても良く(切欠部80とノッチ38を繋ぐ直線に沿って直線状に形成されていても良く)、また、湾曲して形成されていても良い。
なお、この延伸縁部82を有する対向壁部54は、本発明における「荷重伝達部」に相当し、この対向壁部54と接合された突出対向部44及び対向壁部24は、本発明における「サイドメンバに形成され第一脆弱部と第二脆弱部とを連結する連結壁部」に相当する。また、上述の第二縁部78は、換言すれば、延伸縁部82から車両前側且つ車両幅方向外側(バンパリインフォースメント12側且つ車両幅方向他方側)に向けて延びている。
次に、本発明の一実施形態の作用及び効果について説明する。
本発明の一実施形態に係る車体構造10では、フロントサイドメンバ14に形成された閉断面部34における車両幅方向内側の部位に、ノッチ38が形成されており、フロントサイドメンバ14の突出部42及びバンパステー16によって形成された開断面部74における車両幅方向外側の部位には、切欠部80が形成されている。従って、図3の左図に示されるように、例えば、バンパリインフォースメント12に車両前側から衝突荷重Fが入力された場合の衝突初期の段階では、閉断面部34よりも衝突荷重Fに対する耐力の低い開断面部74に形成された切欠部80に変形90が生じる。
また、バンパステー16には、ノッチ38と切欠部80とを連結する対向壁部24及び突出対向部44と接合された対向壁部54が形成されており、この対向壁部54は、切欠部80側からノッチ38側に向けて延びる延伸縁部82を有して構成されている。従って、上述の衝突初期の段階の後の段階では、衝突荷重Fが延伸縁部82を伝わることで、上述の切欠部80に生じた変形90が延伸縁部82に沿ってノッチ38側に進展し、この変形90がノッチ38に伝播される。ここでは、一例として、変形90は、車両上側に凸を成している。また、図示していないが、上述の変形90と同様に車両下側の対向壁部24に生じた変形は、車両下側に凸を成している。
そして、このようにして変形90がノッチ38に伝播されると、図3の右図に示されるように、ノッチ38が変形され、このノッチ38の変形をきっかけとして、フロントサイドメンバ14は、このノッチ38が位置する部位において車両前後方向に圧縮変形される。ここでは、一例として、一対のノッチ38を繋ぐ部位92が車両幅方向内側に凸を成すように変形されている。このノッチ38を繋ぐ部位92の変形、及び、上述の切欠部80からノッチ38に伝播される変形90における凸を成す方向は、切欠部80及びノッチ38の形状や衝突荷重Fの方向等により変化する。
このように、この車体構造10によれば、バンパリインフォースメント12に衝突荷重Fが入力された場合には、ノッチ38が位置する部位においてフロントサイドメンバ14が車両前後方向に安定して圧縮変形されるので、車両の前面衝突時におけるエネルギ吸収効率を確保することができる。
また、突出部42に形成された第一縁部48と、バンパステー16に延伸縁部82と連続して形成された第二縁部78とによって切欠部80が形成されており、この切欠部80が衝突初期の段階での変形のきっかけとなる脆弱部とされている。従って、この脆弱部を簡単な構成で形成することができるので、効率良くエネルギ吸収効率を確保することができる。
しかも、ノッチ38、切欠部80、及び、対向壁部54は、閉断面部34及び開断面部74における車両上下方向両側の部位にそれぞれ形成されている。従って、バンパリインフォースメント12に衝突荷重Fが入力された場合には、フロントサイドメンバ14を車両上下方向両側でバランス良く圧縮変形させることができる。
また、対向壁部54は、延伸縁部82に沿って並ぶ複数の溶接部70によって対向壁部24及び突出対向部44と結合されているので、上述の衝突初期の段階の後の段階では、衝突荷重Fがより一層効率良く延伸縁部82を伝わるようにすることができる。
また、フロントサイドメンバ14は、ノッチ38が位置する部位において車両前後方向に圧縮変形された後、このノッチ38の車両後側に位置するビード40(図1,図2参照)が位置する部位においてさらに車両前後方向に圧縮変形される。従って、エネルギ吸収効率をより一層高めることができる。
次に、本発明の一実施形態の変形例について説明する。
上述の本発明の一実施形態において、車体構造10は、車体前部に配置されたバンパリインフォースメント12、フロントサイドメンバ14、及び、これらを連結するバンパステー16について適用されていたが、車体後部に配置されたバンパリインフォースメント、リアサイドメンバ、及び、これらを連結するバンパステーについて適用されても良い。なお、この場合には、車体後部が本発明における「車体の車両前後方向の端部」に相当し、車両前側が本発明における「キャビン側」に相当する。
また、ノッチ38は、閉断面部34における車両幅方向内側の部位に形成され、切欠部80は、開断面部74における車両幅方向外側の部位に形成されていたが、ノッチ38は、閉断面部34における車両幅方向外側の部位に形成され、切欠部80は、開断面部74における車両幅方向内側の部位に形成されていても良い。
また、対向壁部54は、延伸縁部82に沿って並ぶ複数のスポット溶接による溶接部70によって対向壁部24及び突出対向部44と結合されていたが、その他にも、例えば、延伸縁部82に沿って施されたレーザ溶接による溶接部等によって対向壁部24及び突出対向部44と結合されていても良い。
また、閉断面部34には、第一脆弱部の一例として、ノッチ38が形成されていたが、脆弱性を有しているものであれば、その他にも、例えば、ビード40と同様のビード等が形成されていても良い。
同様に、開断面部74には、第二脆弱部の一例として、切欠部80が形成されていたが、脆弱性を有しているものであれば、その他にも、例えば、図4に示されるような貫通孔100等が形成されていても良い。
また、図5に示されるように、バンパステー16における対向壁部54及び内壁部56が車両後側に延長されると共に、切欠部80側からノッチ38側に向けて延びるビード102が形成され、このビード102における幅方向両側の縁部102A(稜線部)が本発明における「延伸縁部」とされても良い。
また、上述の本発明の一実施形態(図1参照)において、例えば、エネルギ吸収効率を確保することができる場合には、ノッチ38の車両後側に形成されたビード40が省かれても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 車体構造
12 バンパリインフォースメント
12A 車両幅方向外側部
14 フロントサイドメンバ(サイドメンバ)
16 バンパステー
24 対向壁部(連結壁部の一部)
34 閉断面部
38 ノッチ(第一脆弱部)
42 突出部
44 突出対向部(連結壁部の一部)
48 第一縁部
54 対向壁部(荷重伝達部)
74 開断面部
78 第二縁部
80 切欠部(第二脆弱部)
82 延伸縁部
100 貫通孔(第二脆弱部)
102 ビード
102A 縁部(延伸縁部)

Claims (4)

  1. 車体の車両前後方向の端部に車両幅方向を長手方向として配置されたバンパリインフォースメントと、
    前記バンパリインフォースメントの車両幅方向外側部に対するキャビン側に車両前後方向を長手方向として配置され、車両幅方向に沿って切断した断面が閉断面状を成す閉断面部と、前記閉断面部から前記バンパリインフォースメント側に向けて突出する突出部とを有して構成されたサイドメンバと、
    前記サイドメンバと前記バンパリインフォースメントとを連結し、車両幅方向に沿って切断した断面が開断面状を成す開断面部を前記突出部と共に形成するバンパステーと、
    前記閉断面部における車両幅方向一方側の部位に形成された第一脆弱部と、
    前記開断面部における車両幅方向他方側の部位に形成された第二脆弱部と、
    前記バンパステーに形成されると共に、前記サイドメンバに形成され前記第一脆弱部と前記第二脆弱部とを連結する連結壁部と接合され、且つ、前記第二脆弱部側から前記第一脆弱部側に向けて延びる延伸縁部を有して構成された荷重伝達部と、
    を備えた車体構造。
  2. 前記突出部には、前記バンパリインフォースメント側且つ車両幅方向一方側に向けて延びる第一縁部が形成され、
    前記バンパステーには、前記第一縁部に対する前記バンパリインフォースメント側に位置すると共に、前記延伸縁部から前記バンパリインフォースメント側且つ車両幅方向他方側に向けて延び、平面視にて前記第一縁部と交差する第二縁部が形成され、
    前記第二脆弱部は、前記第一縁部及び前記第二縁部によって形成され車両幅方向他方側に開口する切欠部とされている、
    請求項1に記載の車体構造。
  3. 前記第一脆弱部、前記第二脆弱部、及び、前記荷重伝達部は、前記閉断面部及び前記開断面部における車両上下方向両側の部位にそれぞれ形成されている、
    請求項1又は請求項2に記載の車体構造。
  4. 前記荷重伝達部は、前記延伸縁部に沿って前記連結壁部と結合されている、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の車体構造。
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