JP5278671B2 - Pm酸化触媒、これを用いたディーゼルパティキュレートフィルタ及びpm酸化触媒の製造方法 - Google Patents

Pm酸化触媒、これを用いたディーゼルパティキュレートフィルタ及びpm酸化触媒の製造方法 Download PDF

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本発明は、排気中のPM(Particulate Matter、パティキュレートマター)を浄化するPM酸化触媒、これを用いたディーゼルパティキュレートフィルタ(Diesel particulate Filter、以下「DPF」と称する。)、及びPM酸化触媒の製造方法に関する。
ディーゼル機関等からの排気中に含まれるPMは、大気や人体に与える影響が大きく、PMを浄化する触媒や、この触媒を用いたDPF等が種々提案されている。
PMの酸化を促進すべく、希土類金属を含むジルコニウム系複合酸化物、希土類金属又はアルカリ土類金属を含むセリウム系複合酸化物の少なくとも一方と、白金(Pt)、ロジウム(Rh)等の貴金属とを有するパティキュレート酸化触媒を、セラミック製等の担体上に担持させたDPFが提案されている(例えば特許文献1)。
特開2007−54713号公報
また、Pt、Rh等の貴金属元素を含まずに、PMの酸化を促進させる触媒として、セリウム(Ce)と、マンガン(Mn)又は鉄(Fe)との複合酸化物から成るPM酸化用酸化触媒(特許文献2)、Ceと、Fe等の遷移金属と、Y等の元素と酸素で構成されるPM酸化触媒用複合酸化物(特許文献3)、Ceと、コバルト(Co)と、酸素で構成されたPM酸化触媒用複合酸化物(特許文献4)等が提案されている。また、Pt、Rh等の貴金属元素を含まずに、PMの酸化を促進させる触媒として、構造式RTOのペロブスカイト型複合酸化物(RがLa,Sr等、TがMn,Fe,Al等)を用いた粒子状物質燃焼触媒(特許文献5)が提案されている。
特開2007−160297号公報 特開2007−237005号公報 特開2007−229619号公報 国際公開第2006/067887号パンフレット
しかし、上記特許文献1のDPFに用いる触媒にあっては、Pt、Rh等の白金属元素を使用しており、コストの面で改善の余地があった。また、上記特許文献2〜5の貴金属を使用していない複合酸化物を用いた触媒も、PMの酸化温度の低下が図られているものの、必ずしも十分とはいえなかった。
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、良好な酸素イオン伝導性を有し、活性酸素を生成し易く、PMの酸化温度を低下することのできるPM酸化触媒、これを用いたディーゼルパティキュレートフィルタ、及びPM酸化触媒の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するべく鋭意検討を重ねた結果、セリウムの一部を少なくともアルミニウムで置換するか、少なくともアルミニウムが酸化セリウムの結晶格子の原子間隙に侵入した蛍石型構造を有する複合酸化物を用いることにより、上記目的を達成し得ることを見出した。
即ち、本発明は、セリウムとアルミニウムと酸素とを含有する複合酸化物から成るPM酸化触媒であって、アルミニウムがセリウムの一部と置換又はアルミニウムが酸化セリウムの結晶格子の原子間隙に侵入した蛍石型構造を有する複合酸化物から成るPM酸化触媒である。
また、本発明は、少なくともアルミニウムがセリウムの一部と置換し、又は、少なくともアルミニウムが酸化セリウムの結晶格子の原子間隙に侵入した蛍石型構造を有する複合酸化物から成るPM酸化触媒を担体に担持させたディーゼルパティキュレートフィルタである。
また、本発明は、少なくともアルミニウムがセリウムの一部と置換又は少なくともアルミニウムが酸化セリウムの結晶格子の原子間隙に侵入した蛍石型構造を有する複合酸化物から成るPM酸化触媒を製造するに当たり、少なくともセリウム及びアルミニウムを含む複合酸化物前駆体を、アルカリ金属イオンを溶解した溶液に曝し、次いで、乾燥及び焼成することにより、少なくともセリウムとアルミニウムとを含有し、アルミニウムがセリウムの一部と置換又はアルミニウムが酸化セリウムの結晶格子の原子間隙に侵入した蛍石型構造を有する複合酸化物を形成する。
本発明によれば、良好な酸素イオン伝導性を有し、多くの活性酸素(O )を生成して、PMの酸化を促進し、PMの酸化温度を低下する蛍石型構造を有する複合酸化物から成るPM酸化触媒、これを用いたディーゼルパティキュレートフィルタ、及びPM酸化触媒の製造方法を提供することができる。
以下、本発明のPM酸化触媒について図面に基づき詳細に説明する。
本発明のPM酸化触媒は、酸化セリウム(CeO)のセリウム(Ce)の一部をアルミニウム(Al)と置換した蛍石型構造、又は、AlがCeOの結晶格子の原子間隙に侵入した蛍石型構造を有する複合酸化物から成るものであり、以下、複合酸化物触媒ともいう。
蛍石型構造のCeOのCeの一部をAlと置換した置換型固溶体、又は、AlがCeOの結晶格子の原子間隙に侵入した侵入型固溶体を用いることにより、後述のような理由により、PMが燃焼する酸化温度を低下することができる。
本発明の複合酸化物触媒は、さらに添加金属として、マンガン(Mn)又は鉄(Fe)を含有した蛍石型構造を有するものであることが好ましい。複合酸化物触媒は、一般式Ce1−A−BAl2−X(MはMn又はFe、Xは酸素空孔)で表すことができる。
複合酸化物触媒は、CeOのCeの一部を、Al及び添加金属と置換し、又は、Al及び添加金属がCeOの結晶格子の原子間隙に侵入して、固溶体を形成した蛍石型構造を有するものである。
本発明の複合酸化物触媒は、さらにMn及びFeを含有した蛍石型構造を有するものであることが好ましい。複合酸化物触媒は、一般式Ce1−A−B−CAlMnFe2−x(Xは酸素空孔)で表すことができる。
複合酸化物触媒は、CeOのCeの一部を、Al,Mn及びFeと置換し、又は、Al,Mn及びFeがCeOの結晶格子の原子間隙に侵入して、固溶体を形成した蛍石型構造を有するものである。
本発明の複合酸化物触媒は、CeOのCeの一部を少なくともAlと置換、又は、少なくともAlがCeOの結晶格子の原子間隙に侵入した蛍石型構造を有することにより、複合酸化物触媒が活性酸素(O )を生成し易くなる。蛍石型構造のCe−Al複合酸化物触媒が活性酸素(O )を生成し易くなるのは、酸素欠陥(酸素空孔)又は酸素イオン伝導が起こりやすくなるためであると推測される。
CeOのCeサイトの一部がAlと置換し、又は、CeOの結晶格子の原子間隙にAlが侵入した場合に、酸素欠陥(酸素空孔)が形成されるのは次の理由による。
蛍石型構造を有するCeOの4価のCeサイト(Ce4+)の一部が、Alのような3価(例えばAl3+等)又は2価の陽イオンに置き換えられ、又は、CeOの結晶格子の原子間隙に上記陽イオンが侵入すると、電荷バランスが崩れ、酸素欠陥(酸素空孔)が形成される。この酸素空孔に気相中の酸素イオンが吸着され、活性酸素(O )となって脱離される。この活性酸素(O )の生成により、Ce−Al複合酸化物触媒は、PMの酸化を促進することができ、PMの酸化温度を低下することができる。
蛍石型構造のCeOのCeサイトの一部が、Alと共に、他の3価又は2価の添加金属(Mn及び/又はFe)と置換し、又は、添加金属がCeOの結晶格子の原子間隙に侵入して、固溶体を形成した場合も、酸素欠陥(酸素空孔)が形成され、活性酸素(O )が生成され易くなる。
CeOのCeサイトの一部がAlと置換し、又は、CeOの結晶格子の原子間隙にAlが侵入した場合に、酸素イオン伝導が起こりやすくなるのは次の理由による。
蛍石型構造を有するCeOのCeサイト(Ce4+)の一部が、Ceよりもイオン半径の小さい原子Al3+と置換し、又は、CeOの結晶格子の原子間隙にAlが侵入すると、結晶構造の格子間の距離が若干変化する。
結晶構造中の格子間の距離が変化したことにより、Al3+イオンを囲む酸素イオンの電子雲同士の重なりが変化すると推測される。酸素イオンの電子雲同士の重なりが大きくなった場合は、この電子雲同士の重なりにより、酸素イオン伝導が起こり易くなる。
Ce−Al複合酸化物触媒を介して、酸素イオン伝導が起こると、移動した酸素がCe−Al複合酸化物触媒から脱離され、多くの活性酸素(O )が生成される。
この活性酸素(O )の生成により、Ce−Al複合酸化物触媒は、PMの酸化を促進することができ、PMの酸化温度を低下することができる。
本例のCe−Al複合酸化物触媒は、酸素空孔が形成され、酸素イオン伝導性が向上されることによって、活性酸素(O )が生成され易くなったことにより、PMの酸化を促進することができ、PMの酸化温度を低下することができる。
CeOのCeサイトの一部が、Alと共に、他の3価又は2価の添加金属(Mn及び/又はFe)と置換した場合も、酸素空孔が形成され、活性酸素(O )が生成され易くなる。また、CeOの結晶格子の原子間隙に、Alと共に、他の3価又は2価の添加金属(Mn及び/又はFe)が侵入した場合も、酸素空孔が形成され、活性酸素(O )が生成され易くなる。
酸素空孔や酸素イオン伝導性によって、活性酸素(O )の生成を促進するために、複合酸化物触媒が、蛍石型構造を維持していることが必要である。
図1(a)及び(b)はCeOの蛍石型構造を模式的に示す説明図である。
図1(a)及び(b)に示すように、CeOの蛍石型構造は、Ce4+イオンが体心立方格子配列をとる8個の酸素イオンに囲まれている(8配位)。また、4個のCe4+イオンが、酸素イオンを四面体的に囲んでいる。
このCe4+イオンが、Al3+イオン、Mn3+(又はMn2+)イオン、Fe3+(又はFe2+)イオンのようなイオン半径の小さい金属イオンに置き換えられると、又は、CeOを構成するCe4+イオンの結晶格子の原子間隙にイオン半径の小さい金属イオンが侵入すると、電荷バランスが崩れ、酸素空孔が形成される。
しかし、電荷バランスが崩れすぎると、蛍石型構造から他の結晶構造に変わってしまう場合がある。例えば、蛍石型構造を有するCeOのCeサイトの一部が、Al,Mn又はFeと置き換えられることにより、Ce4+イオンが8個の酸素イオンに囲まれていた8配位の構造を有していたのに対し、イオン半径の小さい金属イオン(例えばAl3+イオン)では、6個の酸素イオンに囲まれた6配位の構造となる場合があると推測される。このように6配位の構造となった場合は、結晶構造が変化する。
次に、蛍石型構造を有するCeOのCeサイトの一部が、Al,Mn及びFeから成る群から選ばれた少なくとも1種の金属Mと置き換えられることにより、結晶構造が変化する例を図面に基づきを説明する。
図2中、(a)は蛍石型構造(CeO)、(b)はパイロクロア型構造(Ce0.50.51.75)、(c)はC型希土類型構造(MO1.5=M)を模式的に示す説明図である。
なお、図2中、Mは、Al,Mn及びFeから成る群より選ばれた少なくとも1種の金属原子を示す。
例えば、蛍石型構造を有するCeOのCeサイトの半分(1/2)が、3価の金属M(M3+)に置き換えられた場合、結晶構造は、パイロクロア型構造(Ce0.50.51.75)になる(図2(b)参照)。
また、蛍石型構造を有するCeOのCeサイトの全てが、3価の金属M(M3+)に置き換えられた場合、結晶構造は、C型希土類型構造(MO1.5=M)になる(図2(c)参照)。
図2(a)〜(c)に示すように、CeOのCeサイトの一部が、Ce4+イオンとイオン半径の異なる3価又は2価の金属陽イオン(例えばM3+)で置き換えられた場合、置き換えられたM3+の量により、結晶構造が変化する。また、CeOのCe4+の原子間隙に金属陽イオンが侵入した場合も、侵入したM3+の量により、結晶構造が変化する。
複合酸化物の結晶構造が変わってしまうと、酸素イオンの電子雲同士の重なりが変化してしまい、酸素イオン伝導が起こらないか、起こりにくくなることが推測される。
本発明者らが鋭意研究した結果、蛍石型構造を有するCeOのCeサイトの一部が、Al,Mn又はFeと置き換えられた場合であっても、置き換えられたAl,Mn又はFeの量が適当であれば、蛍石型構造が維持されることが分かった。また、CeOのCe4+の原子間隙にAl,Mn又はFeが侵入した場合であっても、侵入したAl,Mn又はFeの量が適当であれば、蛍石型構造が維持されることが分かった。
即ち、蛍石型構造を有するCeOのCeサイトの一部を、適量のAl,Mn又はFeと置き換えることによって、蛍石型構造を維持しつつ、酸素空孔を有し、酸素空孔や電子雲の重なりにより酸素イオン伝導性が向上され、多くの活性酸素(O )を生成し易い、複合酸化物触媒を得ることができる。
Ce−Al複合酸化物触媒は、Ce/Alのモル比が、好ましくは99/1〜80/20であり、より好ましくは98/2〜85/15である。
複合酸化物触媒は、Ce1−AAl2−X(A=0.01〜0.20、X=酸素空孔)で表される。
Al3+イオンのイオン半径は、Ce4+イオンのイオン半径よりもかなり小さいものであるが、AlがCeの一部と置換又はAlがCeOの結晶格子の原子間隙に侵入した場合、Al/Ceのモル比が上記範囲内であると、蛍石型構造が維持される。
また、CeOのCe4+の一部がAl3+と置換し、又は、CeOのCe4+の原子間隙にAl3+が侵入すると、複合酸化物触媒前駆体を高温(例えば1000℃程度)で焼成した場合であっても、結晶構造の格子間が小さくなり過ぎず、適度な表面積を有する蛍石型構造の固溶体を形成することができる。
複合酸化物触媒が、Alと共に、添加金属としてMn若しくはFeがCeサイトの一部と置換した蛍石型構造を有し、又は、Alと共に、添加金属としてMn若しくはFeがCeOの結晶格子の原子間隙に侵入した蛍石型構造を有するものである場合、Ce+Al/金属Mのモル比は、好ましくは99/1〜51/49であり、より好ましくは94/6〜65/35である。
Ce+Al/金属Mのモル比が上記範囲内であると、蛍石型構造が維持される。
Ce−Al−M複合酸化物触媒(MはMn又はFe)は、Al3+イオンよりもイオン半径の大きいMn3+(又はMn2+)イオン、Fe3+(又はFe2+)イオンをCeの一部と置換又はCe原子間隙に侵入させることにより、蛍石型構造を維持したまま、Ceサイトの置換量又は侵入量をAl単独の場合よりも増加することができる。蛍石型構造を維持したまま、Ceサイトの置換量又は侵入量を増加することができると、酸素空孔量を増加することができ、酸素イオン伝導性を向上し、活性酸素(O )の生成量を増大することができる。
上記複合酸化物触媒は、Ce1−A―BAl2−X(MはFe又はMn、A=0.01〜0.20、B=0.01〜0.49、A+B=0.02〜0.50、X=酸素空孔)で表される。
Ce1−A―BAl2−Xで表される複合酸化物触媒のCeサイトの半分(0.5)が、Al及び添加金属で置き換えられると、結晶構造がパイロクロア型構造と変わってしまう場合があるため、Ceサイトの一部が、Al及び添加金属で置き換えられる量はCeの半分(0.5)未満、即ち、A+B=0.5未満であることが好ましい。
Ce1−A―BAl2−Xで表される複合酸化物触媒の酸素空孔(X)は、X=2−(A+B)/2で表される。A+Bの最大値は、理論的には1.0であるので、酸素の空孔量の最大値は、0.5である。しかし、複合酸化物触媒のCeサイトの半分(0.5)以上がAl及び金属Mで置き換えられると、パイロクロア型構造に変わってしまう場合があるため、A+Bは0.5未満であることが好ましく、蛍石型構造を維持しつつ、酸素空孔を形成するためには、Xが0.25未満であることが好ましい。
複合酸化物触媒が、Al,Mn及びFeでCeサイトの一部が置換された蛍石型構造を有するものである場合、又は、Al,Mn及びFeがCeOの結晶格子の原子間隙に侵入した蛍石型構造を有するものである場合、Ce+Al/Mn+Feのモル比は、好ましくは99/1〜51/49であり、より好ましくは95/15〜65/35である。
Ce+Al/Mn+Feのモル比が上記範囲内であると、蛍石型構造が維持される。
Ce−Al−Mn−Fe複合酸化物触媒は、Al3+イオンと共に、Al3+イオンよりもイオン半径の大きいMn3+(又はMn2+)イオン及びFe3+(又はFe2+)イオンをCeの一部と置換又はCe原子間隙に侵入させることにより、蛍石型構造を維持したまま、Ceサイトの置換量又は侵入量をAl単独の場合よりも増加することができる。蛍石型構造を維持したまま、Ceサイトの置換量又は侵入量を増加することができると、酸素空孔量を増加することができ、酸素イオン伝導性を向上し、活性酸素(O )の生成量を増大することができる。
上記複合酸化物触媒は、Ce1−A―B−CAlMnFe2−X(MはFe又はMn、A=0.01〜0.20、B+C=0.01〜0.49、A+B+C=0.02〜0.50、X=酸素空孔)で表される。
本発明の複合酸化物触媒は、Ceサイトの一部を、Ce4+イオンよりもイオン半径の小さいAl3+,Mn3+又はFe3+と置換することによって、結晶構造の格子間の距離が若干短くなり、酸素イオン伝導性が向上され、より多くの活性酸素(O )を生成する複合酸化物触媒を得ることができる。
また、本発明の複合酸化物触媒は、良好な酸素イオン伝導性を有し、活性酸素(O )を生成し易いため、PMの酸化を促進させ、PMが燃焼する酸化温度を低下することができ、PM酸化触媒として好適に用いることができる。
さらに、本発明の複合酸化物触媒は、触媒表面に、カリウム(K)やナトリウム(Na)等のアルカリ金属、特にNaが存在するものあることが好ましい。アルカリ金属は、アルカリ金属酸化物及びアルカリ金属塩の少なくとも一方の形態であることが好ましい。なお、アルカリ金属塩としては、炭酸塩が取り扱い易く、貯蔵安定性も良好である。
通常の酸化触媒では、Na等のアルカリ金属は触媒毒となることが知られている。
しかし、PM酸化触媒の場合は、触媒表面にNa等のアルカリ金属が存在することによって、PMの酸化が促進され、PMの酸化温度が低下する。
触媒表面にアルカリ金属(例えばNa)が存在することによって、PMの酸化が促進するメカニズムは明らかではないが、PMが気体ではなく、固体であるため、PMが触媒表面にとどまり、このPMがNaイオンが吸着した酸素を奪うことによって、PMの酸化が促進されると推測することができる。また、触媒表面にNaイオンが存在すると、このNaイオンがPM粒子を活性化して、PM粒子を適当なサイズに分割するため、PMの酸化が促進されると推測することができる。
また、本発明の複合酸化物触媒を、ハニカム状モノリス担体等の担体に担持させることにより、排気中に含まれるPMを比較的低温で酸化させて、PMを浄化するDPFとして好適に用いることができる。
ディーゼルエンジン等の希薄酸化エンジンのPMを浄化の対象とする場合は、ハニカム担体のセル一端を交互に目詰めした、いわゆるチェッカードハニカム担体等を用いることが好ましい。
次に、本発明のPM酸化触媒(複合酸化物触媒)の製造方法について説明する。
本発明の複合酸化物触媒の製造方法では、セリウム、アルミニウム、マンガン及び鉄を含む複合酸化物前駆体を、アルカリ金属イオンを溶解した溶液に曝し、次いで、乾燥及び焼成することにより、上記セリウムとアルミニウムとマンガンと鉄とを含有し、アルミニウム、マンガン及び鉄がセリウムの一部と置換した蛍石型構造を有する複合酸化物を形成する。
具体的には、セリウム化合物(例えば硝酸セリウム)、アルミニウム化合物(例えば硝酸アルミニウム)、マンガン化合物(例えば硝酸マンガン)、及び鉄化合物(例えば硝酸鉄)を、アルカリ金属化合物(例えば水酸化ナトリウム)水溶液に混合し、共沈させて、Ceと、Al,Mn及びFeから成る群より選ばれた少なくとも1種を含む水酸化物(沈殿物、即ち、Ce−Al複合酸化物触媒の前駆体、Ce−Al−Mn複合酸化物触媒の前駆体、Ce−Al−Fe複合酸化物触媒の前駆体、又はCe−Al−Mn−Fe複合酸化物触媒の前駆体)を生成する。
なお、Ceと、Al,Mn及びFeから成る群より選ばれた少なくとも1種を含む化合物は、硝酸塩に限らず、水酸化物塩、炭酸塩、及びこれらの混合物を用いてもよい。
沈殿物(Ce−Al複合酸化物触媒の前駆体、Ce−Al−Mn複合酸化物触媒の前駆体、Ce−Al−Fe複合酸化物触媒の前駆体、又はCe−Al−Mn−Fe複合酸化物触媒の前駆体)を必要に応じて水洗等した後、100〜150℃で8〜24時間乾燥し、さらに500〜700℃で5〜8時間焼成することにより、Ce−Al複合酸化物触媒、Ce−Al−Mn複合酸化物触媒、Ce−Al−Fe複合酸化物触媒、又はCe−Al−Mn−Fe複合酸化物触媒を得ることができる。
この製造方法によれば、前駆体の段階からNa等のアルカリ金属を複合酸化物触媒前駆体の表面に担持することができ、便利である。
また、セリウム化合物、アルミニウム化合物、マンガン化合物及び鉄化合物を、アルカリ金属イオンを溶解していない水溶液、例えば沈殿剤としてアンモニア(NH)を用いた水溶液に混合し、共沈させて、Ceと、Al,Mn及びFeから成る群より選ばれた少なくとも1種を含む沈殿物を生成する。この沈殿物を、アルカリ金属(Na)イオンを溶解させた溶液を含浸させた後、乾燥、焼成して、Ce−Al複合酸化物触媒、Ce−Al−Mn複合酸化物触媒、Ce−Al−Fe複合酸化物触媒、Ce−Al−Mn−Fe複合酸化物触媒を製造してもよい。このように複合酸化物触媒を製造した場合も、複合酸化物触媒の表面にNaに担持させることができるので、PMの酸化を促進させ、PMの酸化温度を低下させることができる。
以下、本発明を実施例及び比較例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
硝酸セリウムと、硝酸アルミニウムとをCe/Al=99/1(モル比)となるように秤取し、イオン交換水に溶解させた。この溶液を1時間撹拌した後、水酸化ナトリウム水溶液を滴下し、Ce−Al水酸化物沈殿を得た。得られた沈殿物を150℃で一昼夜(24時間)乾燥し、さらに500℃で5時間焼成を行い、本例の複合酸化物触媒を得た。
(実施例2)
Ce/Al=98/2(モル比)としたこと以外は、実施例1と同様にして、本例の複合酸化物触媒を得た。
(実施例3)
Ce/Al=95/5(モル比)としたこと以外は、実施例1と同様にして、本例の複合酸化物触媒を得た。
(実施例4)
Ce/Al=85/15(モル比)としたこと以外は、実施例1と同様にして、本例の複合酸化物触媒を得た。
(実施例5)
硝酸セリウムと、硝酸アルミニウムと、硝酸マンガンとをCe/Al/Mn=89/1/10(モル比)となるように秤取し、イオン交換水に溶解させた。この溶液を1時間撹拌した後、水酸化ナトリウム水溶液を滴下し、Ce−Al−Mn水酸化物沈殿を得た。得られた沈殿物を150℃で一昼夜(24時間)乾燥し、さらに500℃で5時間焼成を行い、本例の複合酸化物触媒を得た。なお、本例の複合酸化物触媒は、Al+Mn/Ce=11/89(モル比)である。
(実施例6)
Ce/Al/Mn=79/1/20(モル比)としたこと以外は、実施例5と同様にして、本例の複合酸化物触媒を得た。なお、本例の複合酸化物触媒は、Al+Mn/Ce=
21/79(モル比)である。
(実施例7)
Ce/Al/Mn=88/2/10(モル比)としたこと以外は、実施例5と同様にして、本例の複合酸化物触媒を得た。なお、本例の複合酸化物触媒は、Al+Mn/Ce=
12/88(モル比)である。
(実施例8)
Ce/Al/Mn=78/2/20(モル比)としたこと以外は、実施例5と同様にして、本例の複合酸化物触媒を得た。なお、本例の複合酸化物触媒は、Al+Mn/Ce=
22/78(モル比)である。
(実施例9)
Ce/Al/Mn=85/5/10(モル比)としたこと以外は、実施例5と同様にして、本例の複合酸化物触媒を得た。なお、本例の複合酸化物触媒は、Al+Mn/Ce=
15/85(モル比)である。
(実施例10)
Ce/Al/Mn=75/5/20(モル比)としたこと以外は、実施例5と同様にして、本例の複合酸化物触媒を得た。なお、本例の複合酸化物触媒は、Al+Mn/Ce=
25/75(モル比)である。
(実施例11)
Ce/Al/Mn=65/15/20(モル比)としたこと以外は、実施例5と同様にして、本例の複合酸化物触媒を得た。なお、本例の複合酸化物触媒は、Al+Mn/Ce=35/65(モル比)である。
(実施例12)
硝酸セリウムと、硝酸アルミニウムと、硝酸鉄とをCe/Al/Fe=89/1/10(モル比)となるように秤取し、イオン交換水に溶解させた。この溶液を1時間撹拌した後、水酸化ナトリウム水溶液を滴下し、Ce−Al−Fe水酸化物沈殿を得た。得られた沈殿物を150℃で一昼夜(24時間)乾燥し、さらに500℃で5時間焼成を行い、本例の複合酸化物触媒を得た。なお、本例の複合酸化物触媒は、Al+Fe/Ce=11/89(モル比)である。
(実施例13)
Ce/Al/Fe=79/1/20(モル比)としたこと以外は、実施例12と同様にして、本例の複合酸化物触媒を得た。なお、本例の複合酸化物触媒は、Al+Fe/Ce=21/89(モル比)である。
(実施例14)
Ce/Al/Fe=88/2/10(モル比)としたこと以外は、実施例12と同様にして、本例の複合酸化物触媒を得た。なお、本例の複合酸化物触媒は、Al+Fe/Ce=12/88(モル比)である。
(実施例15)
Ce/Al/Fe=78/2/20(モル比)としたこと以外は、実施例12と同様にして、本例の複合酸化物触媒を得た。なお、本例の複合酸化物触媒は、Al+Fe/Ce=22/78(モル比)である。
(実施例16)
Ce/Al/Fe=85/5/10(モル比)としたこと以外は、実施例12と同様にして、本例の複合酸化物触媒を得た。なお、本例の複合酸化物触媒は、Al+Fe/Ce=15/85(モル比)である。
(実施例17)
Ce/Al/Fe=75/5/20(モル比)としたこと以外は、実施例12と同様にして、本例の複合酸化物触媒を得た。なお、本例の複合酸化物触媒は、Al+Fe/Ce=25/75(モル比)である。
(実施例18)
Ce/Al/Fe=65/15/20(モル比)としたこと以外は、実施例12と同様にして、本例の複合酸化物触媒を得た。なお、本例の複合酸化物触媒は、Al+Fe/Ce=35/65(モル比)である。
(実施例19)
硝酸セリウムと、硝酸アルミニウムと、硝酸マンガンと、硝酸鉄とをCe/Al/Mn/Fe=80/5/10/5(モル比)となるように秤取し、イオン交換水に溶解させた。この溶液を1時間撹拌した後、水酸化ナトリウム水溶液を滴下し、Ce−Al−Mn−Fe水酸化物沈殿を得た。得られた沈殿物を150℃で一昼夜(24時間)乾燥し、さらに500℃で5時間焼成を行い、本例の複合酸化物触媒を得た。なお、本例の複合酸化物触媒は、Al+Mn+Fe/Ce=20/80(モル比)である。
(実施例20)
Ce/Al/Mn/Fe=80/5/5/10(モル比)としたこと以外は、実施例19と同様にして、本例の複合酸化物触媒を得た。なお、本例の複合酸化物触媒は、Al+Mn+Fe/Ce=20/80(モル比)である。
(実施例21)
Ce/Al/Mn/Fe=75/5/10/10(モル比)としたこと以外は、実施例19と同様にして、本例の複合酸化物触媒を得た。なお、本例の複合酸化物触媒は、Al+Mn+Fe/Ce=25/75(モル比)である。
(比較例1)
硝酸セリウムのみ(Ce=100(モル比))を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、酸化物を得た。
(比較例2)
水酸化ナトリウム水溶液の代わりにアンモニア水溶液を用いたこと以外は、比較例1と同様にして、酸化物を得た。
〈性能評価〉
(1)実施例2及び実施例7の複合酸化物触媒を次に示す装置及び条件で、X線回折分析に供し、固溶の有無及び結晶構造を確認した。
装置名:マックサイエンス社製 X線回折装置(MXP18VAHF)
電圧・電流:40kv・300mA
X線波長:CuKα
X線回折分析で得られた結果を図3(実施例2)及び図4(実施例7)に示す。
図3の実施例2(Ce/Al=98/2(モル比))のX線チャートに示すように、実施例2の複合酸化物触媒は、回折ピークがCeOのピーク位置(位置A)から高角度側(位置B)にシフトしていた。この結果から、Ceサイトの一部がAlで置き換えられて固溶体が形成され、又は、CeOの結晶格子の原子間隙にAlが侵入して固溶体が形成された場合であっても、蛍石型構造が維持されることが分かった。
また、図4の実施例7(Ce/Al/Mn=88/2/10(モル比))のX線チャートに示すように、実施例7の複合酸化物触媒は、回折ピークがCeOのピーク位置(位置A)から高角度側(位置B)にシフトしていた。この結果から、Ceサイトの一部がAl及びMnで置き換えられて固溶体が形成され、又は、CeOの結晶格子の原子間隙にAl及びMnが侵入して固溶体が形成された場合であっても、蛍石型構造が維持されることが分かった。
(2)PM酸化性能
実施例1〜21及び比較例1〜2と、自動車エンジンから採取したすす(PM)を乳鉢で混合し、試料とした。各試料につき、5vol%のOガスとHeガス(バランス量)の混合ガス流を導入しながら触媒床の温度を変化させ、質量分析計を用いて、一酸化炭素(CO)及び二酸化炭素(CO)が発生した温度を測定し、この測定値をPM酸化開始温度とした。結果を表1に示す。
Figure 0005278671
表1に示す結果から、実施例1〜4のCe−Al複合酸化物触媒、実施例5〜11のCe−Al−Mn複合酸化物触媒、実施例12〜18のCe−Al−Fe複合酸化物触媒、実施例19〜21のCe−Al−Mn−Fe複合酸化物触媒は、比較例1〜2の酸化物(CeO)と比較して、PM酸化温度が低下していることが確認できた。Ce−Al複合酸化物触媒(実施例1〜4)よりも、Ce−Al−Mn複合酸化物触媒(実施例5〜11)又はCe−Al−Fe複合酸化物触媒(実施例12〜18)の方がPM酸化温度が低下していた。特に、Ce−Al−Mn−Fe複合酸化物触媒(実施例19〜21)は、PM酸化温度が300℃以下に低下していた。
(a)及び(b)はCeOの蛍石型構造を模式的に示す説明図である。 (a)は蛍石型構造(CeO)、(b)はパイロクロア型構造(Ce0.50.51.75)、(c)はC型希土類型構造(MO1.5=M)を模式的に示す説明図である。 (a)は実施例2の複合酸化物触媒のX線回折分析の結果を示すグラフであり、(b)は(a)の部分拡大図である。 (a)は実施例7の複合酸化物触媒のX線回折分析の結果を示すグラフであり、(b)は(a)の部分拡大図である。

Claims (13)

  1. セリウムとアルミニウムと酸素とを含有する複合酸化物から成るPM酸化触媒であって、
    上記複合酸化物は、アルミニウムがセリウムの一部と置換又はアルミニウムが酸化セリウムの結晶格子の原子間隙に侵入した蛍石型構造を有することを特徴とするPM酸化触媒
  2. 上記セリウムとアルミニウムの比率(Ce/Al)が、モル比で99/1〜80/20であることを特徴とする請求項1に記載のPM酸化触媒
  3. さらに添加金属としてマンガン又は鉄を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載のPM酸化触媒
  4. 上記添加金属がセリウムの一部と置換し、又は、上記添加金属が酸化セリウムの結晶格子の原子間隙に侵入又は置換固溶したことを特徴とする請求項3に記載のPM酸化触媒
  5. 上記セリウムとアルミニウムの含有量(Ce+Al)/添加金属含有量のモル比が99/1〜51/49であることを特徴とする請求項3又は4に記載のPM酸化触媒
  6. 上記セリウムとアルミニウムの含有量(Ce+Al)/添加金属含有量のモル比が94/6〜65/35であることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1つの項に記載のPM酸化触媒
  7. さらに添加金属としてマンガン及び鉄を含有するCe−Al−Mn−Fe複合酸化物であることを特徴とする請求項1又は2に記載のPM酸化触媒
  8. 上記マンガン及び鉄がセリウムの一部と置換し、又は、上記マンガン及び鉄が酸化セリウムの結晶格子の原子間隙に侵入又は置換固溶したことを特徴とする請求項7に記載のPM酸化触媒
  9. 上記セリウムとアルミニウムの含有量(Ce+Al)/上記マンガンと鉄の含有量(Mn+Fe)のモル比が99/1〜51/49であることを特徴とする請求項7又は8に記載のPM酸化触媒
  10. 上記セリウムとアルミニウムの含有量(Ce+Al)/上記マンガンと鉄の含有量(Mn+Fe)のモル比が95/15〜65/35であることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1つの項に記載のPM酸化触媒
  11. 請求項1〜10のいずれか1つの項に記載のPM酸化触媒を担体に担持させたことを特徴とするディーゼルパティキュレートフィルタ。
  12. 請求項1〜10のいずれか1つの項に記載のPM酸化触媒を製造するに当たり、
    少なくともセリウム及びアルミニウムを含む複合酸化物前駆体を、アルカリ金属イオンを溶解した溶液に曝し、
    次いで、乾燥及び焼成することにより、少なくともセリウムとアルミニウムとを含有し、アルミニウムがセリウムの一部と置換又はアルミニウムが酸化セリウムの結晶格子の原子間隙に侵入した蛍石型構造を有する複合酸化物を形成することを特徴とするPM酸化触媒の製造方法。
  13. 上記複合酸化物前駆体は、マンガン及び/又は鉄を含むことを特徴とする請求項12に記載のPM酸化触媒の製造方法。
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