JP5278180B2 - 電源回路接続装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源回路接続装置に関する。
一対のメイン回路用端子と一対の嵌合検知用端子とが設けられた雌側の第1ハウジングと、第1ハウジングに嵌合及び離脱する雄側の第2ハウジングと、第2ハウリングに設けられたレバーと、レバーを回動させることで第2ハウジングを第1ハウジングに嵌合及び離脱する嵌合離脱機能を備え、一対の嵌合検知用端子を接続するスイッチ端子をレバーに設けることで、第1ハウジングと第2ハウジングの嵌合状態を検知する電源回路接続装置が知られている。(特許文献1)
特開2008−176969号公報
しかしながら、従来の電源回路接続装置において、第2ハウジングは第1ハウジングに嵌合されているが、レバーが十分に回動されずロックされていない場合、一対の嵌合検知用端子とスイッチ端子とにより構成される嵌合検知機構は、嵌合状態でロックされていると検知するため、嵌合状態のロックが十分に保証されないという問題があった。
そこで、本発明は、嵌合の保証が得られる電源回路接続装置を提供する。
本発明は、レバーを回動させている途中段階で、第1ハウジングと第2ハウジングをロックする機構を設けることにより上記課題を解決する。
本発明によれば、レバーを回動させている途中段階で、第1ハウジングと第2ハウジングをロックする構成としたので、レバーが完全に回動しロックされる前に、第1ハウジング及び第2ハウジングの嵌合状態がロックされ、その結果、当該嵌合状態がロックされることを保証する信頼性を高めることができる。
電気自動車等の電源回路の一部を示す電気回路図である。 本例の電源回路接続装置の斜視図である。 図2の電源回路接続装置において第2ハウジングを第1ハウジングに係止している状態を示す斜視図である。 図2の電源回路接続装置においてレバーを完全に倒す直前の状態を示す斜視図である。 図2の電源回路接続装置においてレバーを完全に傾倒する状態を示す斜視図である。 図5の電源回路接続装置のA―A線に沿う破断斜視図である。 図4の電源回路接続装置のB―B線に沿う破断斜視図である。 図3の電源回路接続装置の側面図である。 図8aの電源回路接続装置のa―a線に沿う部分断面図である。 図8aのレバー3に対して、レバー3を回転角10度に傾倒する電源回路接続装置の側面図である。 図9aの電源回路接続装置のa―a線に沿う部分断面図である。 図8aのレバー3に対して、レバーを回転角45度に傾倒する電源回路接続装置の側面図である。 図10aの電源回路接続装置のa―a線に沿う部分断面図である。 図10aの電源回路接続装置のb―b線に沿う部分断面図である。 図8aのレバー3に対して、レバーを回転角87度に傾倒する電源回路接続装置の側面図である。 図11aの電源回路接続装置のa―a線に沿う部分断面図である。 図11bの電源回路接続装置のb―b線に沿う部分断面図である。 図8aのレバー3に対して、レバーを回転角90度に傾倒する電源回路接続装置の側面図である。 図2の電源回路接続装置の動作タイミングを示す表である。 図2の電源回路接続装置のレバーの回転角に対するレバーへの荷重の大きさとの関係を示す図である。
以下、発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
《第1実施形態》
発明の実施形態に係る電源回路接続装置の一例として、ハイブリッド車両や電気自動車等の車両用電池及び電力負荷と共に用いられる電源回路接続装置を説明する。
図1は、電気自動車もしくはハイブリッド車の電源回路の一部を示す電気回路図である。図1に示すように本実施の形態に係る電源回路接続装置100(以下、サービスディスコネクトスイッチ、略してSDSWと呼ぶ)は、電源回路の途中に設けられ、バッテリ同士を遮断および接続するメイン回路スイッチとして機能する。すなわちSDSW100は、後述するように着脱可能な一対のコネクタハウジングを有し、コネクタハウジングの着脱によりバッテリの中間電位部abを遮断および接続する。バッテリからの電気はリレースイッチ102を介してインバータ回路(INV)、図示しない14V用および42V用のDC/DCコンバータ等に流れる。なお、バッテリからの電気は電流センサ101で検出される。SDSW100は、メイン回路スイッチとして機能するだけでなく、一対のコネクタハウジングの嵌合を検知する嵌合検知スイッチとしても機能する。
図2〜5は、本実施の形態に係るSDSW100の全体構成を示す斜視図であり、図2は、第2ハウジング2が第1ハウジング1から離脱している状態を示す。図3は、第2ハウジング2が第1ハウジング1に係止している状態であり、図4は、第2ハウジングが第1ハウジング1に嵌合してからレバー3を回動操作させる途中の状態を示し、図5は第1ハウジング1と第2ハウジング2とが、完全に嵌合されている状態を示す。なお、以下では説明を容易にするために、便宜上図2〜5に示すように前後左右方向を定義する。
SDSW100は、車両に固定される第1ハウジング1と、第1ハウジング1内に収容される第2ハウジング2とを有する。第2ハウジング2に、上下方向に回動可能にレバー3が取り付けられ、レバー3の回動により第2ハウジング2が第1ハウジング1内に押し込まれ、第2ハウジング2が第1ハウジング1に嵌合するとともに、レバー3の先端部が第1ハウジング1に嵌合する。これにより、メイン回路スイッチと嵌合検知スイッチがオンする。各ハウジング1,2およびレバー3は、それぞれ樹脂等の電気絶縁材料によって形成されている。
第2ハウジング2の上部に、カバー4が取り付けられている。カバー4は、その後端部に設けた把持部4aを把持しつつ、後方に引っ張ることで取り外すことができ、カバー4を取り外した状態で、カバー4の内側に収容された後述するヒューズ29部品の交換等を行う。
第2ハウジング2の左右側面に、回転軸24と、ストッパ25がそれぞれ突設されている。また、第2ハウジング2の前端面は段部2bを有し、段部2bにロック部材26が立設されている。ロック部材26は、レバー3の連結部材32の一部に設けられる爪部37に係合し、レバー3をロックする。ロック部材26は、弾性曲げ変形が可能な形状であって、レバー3の回動に伴い、爪部37がロック部材26に当接し、さらにレバー3が回動すると、ロック部材26が弾性変形することで、爪部37がロック部材26に入り込み、ロック部材26と爪部37がロックされる。
レバー3は、左右一対のアームプレート31と、アームプレート31同士を連結する第1連結部材32および第2連結部材33(図4を参照)とを有する。第1連結部材32の左右中央に、レバー回動方向に突出してコネクタ部34が設けられ、コネクタ部34の両側にテーパ部32aが設けられている。アームプレート31に第2ハウジング2の側面の回転軸24が貫通し、回転軸24を支点に回動可能にレバー3が支持されている。レバー3と第2ハウジング2の間の左右方向に隙間があり、この隙間に第1ハウジング1が挿入される。略円弧状のカム35は、レバー3のアームプレート31に形成されている。
また第1ハウジング1に、第2ハウジング2を収容する収容部11が設けられ、収容部11の前方に、レバー3のコネクタ部34に対応してコネクタ部12が設けられている。収容部11は第2ハウジング2の外形形状に対応した形状をとる。第1ハウジング1の左右外側面にカム35に挿入されるガイドピン13が突設されている。ベースプレート15は、第1ハウジングに設けられ、コネクタ部34と嵌合し、接続する形状になっている。また第1ハウジング1の左右外側面に凹部302が設けられ、当該凹部302は、第2ハウジング2に設けられる凸部301と係合する。なお、凸部301及び凹部302の具体的構成は、後述する。
なお本例は、凸部301を第2ハウジング2に、凹部を第1ハウジング1に設けるが、凸部301を第1ハウジング1に、凹部を第2ハウジング2に設けてもよい。
図3に示すようにアームプレート31の左右内表面に、カム35に沿ってガイド部35aが突設されている。ガイド部35aは、アームプレート31の周縁部35b以外に形成される。ガイドピン13は、第1ハウジング1及び第2ハウジング2が離脱している状態からのみ、ガイド部35aのない周縁部35bを介してカム35に挿入される。
図4に示すようにアームプレート31の周縁の一部は、回転軸24を支点にして略円弧状に形成され、この円弧部31cの両端に係止部31d,31eが形成されている。係止部31d,31eが第2ハウジング2の側面のストッパ部25に当接して、レバー3の回動範囲が完全離脱位置と完全嵌合位置の間に制限される。
図5に示すようにレバー3の上端面とカバー4の上面とが略平行となり、レバー3の第2連結部材33がカバー4の前側上面部4bの上方に位置する。またロック部材26は、レバー3と係合することでレバー3を第2ハウジング2にロックする。ロック部材26は、レバー3の連結部材32の一部に設けられる爪部37(図6を参照)に係合し、レバー3をロックする。ロック部材26は、弾性曲げ変形が可能な形状であって、レバー3の回動に伴い、爪部37がロック部材26に当接し、さらにレバー3が回動すると、ロック部材26が弾性変形することで、爪部37がロック部材26に入り込み、ロック部材26と爪部37がロックされる。また、この時、レバー3のコネクタ部34が第2ハウジング2よりも前方に位置し、メイン回路スイッチと嵌合検知スイッチがともにオン状態となる。
次に図6及び7を参照して、SDSW100の内部構造を説明する。図6は図5のA―A線に沿う破断斜視図であり、図7は、図4のB―B線に沿う破断斜視図である。第2ハウジング2のカバー4の内側にヒューズ29が配置されている。ヒューズ29の両端に薄板状の端子27a,27bが接続され、ヒューズ29と端子27a,27bはボルト28により固定されている。各端子27a,27bはL字状に折り曲げられて第2ハウジング2の底面を貫通している。第2ハウジング2の底面にケース部2cが突設され、ケース部2cによって各端子27a,27bの周囲が覆われている。端子27a,27bは、その先端がケース部2cよりも下方に突出しないように長さが規定されている。
薄板状の一対の端子14a,14bが第1ハウジング1の底面を貫通している。第1ハウジング1の内側底面に、第2ハウジング2のケース部2cに対応してケース部1cが突設され、端子14a,14bは、その先端がケース部1cよりも上方に突出しないように長さが規定されている。第1ハウジング1のケース部1cは第2ハウジング2のケース部2cの内側に収容されている。
端子14a,14bの先端部は、R状に折り曲げられ、板ばね形状とされている。端子14a,14bとケース部1cの間に端子27a,27bの先端が押し込まれ、端子14aと端子27aおよび端子14bと端子27bが接触している。これにより端子27a,27bおよびヒューズ29を介して端子14a,14b間が接続され、メイン回路スイッチがオンとなる。なお、端子14a,14bにそれぞれケーブル18a,18b(図4を参照)が接続されている。第1ハウジング1の底面に、第1ハウジング1を車両又はバッテリパックに取り付けるためのボルト貫通孔1dが設けられている。
図7に示すようにレバー3のコネクタ部34内に断面略U字状に形成された端子36が取り付けられている。端子36は、コネクタ部34下方の開口端面34aから突出しないように長さが規定され、コネクタ部34により周囲を覆われている。端子36の左右内側の幅は下方にいくほど狭くなっており、端子36の下端部は上端部を支点に左右外側に弾性変形可能である。図6に示すようにコネクタ部34の後面に、開口端面34aに連なり開口部34bが設けられ、コネクタ部34の下面と後面は開放されている。
図6及び7に示すように、第1ハウジング1のコネクタ部12内に、ベースプレート15が固設されている。ベースプレート15は上下方向に延設され、その左右両面にそれぞれプレート状の端子16a,16bが装着されている。なお、端子16a,16bにそれぞれケーブル17a,17bが接続されている。ベースプレート15は、コネクタ部12の上方から突出しないように長さが規定され、コネクタ部12により周囲を覆われている。ベースプレート15の上端部はR状に形成され、この上端部を介して端子36の内側の隙間にベースプレート15が嵌合可能となっている。
図6に示すSDSW100は、コネクタ部34を第1ハウジング1のコネクタ部12内に完全に収容する。この状態では、端子36の内側にベースプレート15が嵌合し、端子36と端子16a,16bが互いに接触する。これにより端子36を介して端子16a,16b間が接続され、嵌合検知スイッチがオンとなる。なお、図6において、第1ハウジング1のコネクタ部12の前面に段部12aが設けられ、段部12aによってコネクタ部12とベースプレート15の前端面の間に空隙SPが設けられている。空隙SPの大きさは、レバー3を回動してコネクタ部12内にコネクタ部34を収容する際に、コネクタ部34の角部がコネクタ部12に干渉しないような大きさに設定されている。
なお本例のロック部材26は、第2ハウジング2と係合することで第2ハウジング2にロックされるが、第1ハウジング1と係合することでレバー3と第1ハウジング1とをロックさせるよう構成してもよい。
次に図8〜図12を用いて、本例の電源回路接続装置において、第1ハウジング1と第2ハウジング2との嵌合状態がロックされ、レバー3が第2ハウジング2にロックされるまでを時系列で説明する。
図8(a)は、本例のSDSW100の側面図であって、レバー3が起立している状態を示す。また図8(b)は、図8(a)に示す第1ハウジング1及び第2ハウジング2の側面における、a―aに沿う部分断面図である。レバー3を起立させている状態で、第2ハウジング2が第1ハウジング1に嵌合するよう、第2ハウジング2を第1ハウジング1に押し込むと、ガイドピン13が周縁部35bからカム35に挿入される。なお、この時のレバーの回転角を0度とする。
図8(b)に示すように、第2ハウジング2が第1ハウジング1に挿入される方向を矢印Cの向く方向とすると、第2ハウジング2に設けられる凸部301aに、矢印Cに対して直角な直角面301aと、矢印Cに対して傾斜する傾斜面301bとが設けられる。レバー3が起立している状態の時、凸部301と凹部302は係合せず、離れた状態で位置する。
図9(a)は、図8(a)に対して、レバー3を回転角10度に傾倒させる状態を示す。図9(b)は、図9(a)に示す第1ハウジング1及び第2ハウジング2の側面における、a―aに沿う部分断面図である。レバー3を回動させると、ガイドピン13は、カム35に対して相対的に移動する。回転軸24とカム35との距離(図9に示すr)は、徐々に小さくなるように形成されている。そのため、レバー3を回動操作させると、ガイドピン13と回転軸24との間隔が短くなり、第2ハウジング2は、第1ハウジングとの嵌合状態を保ちつつ、第1ハウジング1に押し込まれる。
レバー3を回動操作させ、第2ハウジング2が第1ハウジング1に押し込まれると、凸部301は第1ハウジングの上端面303と接触するが、さらに、レバー3を回動操作させることで、第2ハウジング1の凸部301の付近が、図9(b)に示すように湾曲し、凸部301が、第1ハウジング1の中に挿入する。
図10(a)は、図8(a)に対して、レバー3を回転角45度に傾倒させる状態を示す。図10(b)は、図10(a)に示す第1ハウジング1及び第2ハウジング2の側面における、a―aに沿う部分断面図である。図10(c)は、図10(a)に示す第1ハウジング1及び第2ハウジング2のb―bに沿う部分断面図である。
レバー3を回動させると、ガイドピン13は、カム35に対してさらに相対的に移動し、第2ハウジング2が第1ハウジング1に、さらに押し込まれる。そして、図10(b)に示すように、凸部301は凹部302と完全に係合する。これにより、第1ハウジング1と第2ハウジング2との嵌合状態がロックされる。図8に示す状態から第1ハウジング1と第2ハウジング2との嵌合状態をロックするまで、レバー3が操作する位置に対応するカム35の範囲において、回転軸24からカム35までの距離が小さくなるよう形成されている。そのため、第2ハウジング2が第1ハウジング1に完全に押し込まれると、凸部301と凹部302とが係合し、第1ハウジング1と第2ハウジング2との嵌合状態がロックされる。また凸部301と凹部302とが係合する時、湾曲されていた第2ハウジング2が、元の状態に戻るため、第1ハウジング1との間で、振動が生じる。そして当該振動はレバー3を通じて作業者に伝わるため、作業者がレバー3を回動操作させている途中に、当該振動を感じることができ、第1ハウジング1と第2ハウジング2との嵌合状態がロックされることを感触により確認することができる。
また、図10(c)に示すように、凸部301と凹部302とが係合する時、第2ハウジング2の端子36と、第1ハウジングの端子16a、端子16bは、接触していないため、嵌合検知スイッチはオフの状態のままである。
図11(a)は、図8(a)に対して、レバー3を回転角87度に傾倒させる状態を示す。図11(b)は、図11(a)に示す第1ハウジング1及び第2ハウジング2の側面における、a―aに沿う部分断面図である。図11(c)は、図11(a)に示す第1ハウジング1及び第2ハウジング2のb―bに沿う部分断面図である。
凸部301と凹部302とにより第1ハウジング1及び第2ハウジング2の嵌合状態がロックされ、さらにレバー3を回動操作させると、ガイドピン13はカム35を相対的に移動する。ガイドピン13は回転軸24との距離を一定に保ちつつカム35に対して相対移動するため、第2ハウジング2は、第1ハウジング1へさらに押し込まれず、図11(b)に示すように、凸部301と凹部302との係合している状態は保たれる。
図11(c)に示すように、レバー3を回動操作させると、第2ハウジング2の端子36の内側に、ベースプレート15が嵌合し、端子36と第1ハウジング1の端子16a、16bが互いに接触する。これにより、端子36を介して端子16a、16bの間が接続され、嵌合検知スイッチがオン状態になる。なお、図11に示す状態の時、レバー3は第2ハウジング2にロックされている状態ではない。
図12は、図8(a)に対して、レバー3を回転角90度に傾倒させる状態を示し、また図5に示すSDSW100の側面図に対応する。
ガイドピン13は回転軸24との距離を一定に保ちつつカム35に対して相対移動するため、第2ハウジング2は、第1ハウジング1へさらに押し込まれず、また凸部301と凹部302との係合している状態を保ちつつ、レバー3はさらに回動する。そして、ロック部材26(図5を参照)は第2ハウジング2と係合し、レバー3は第2ハウジング2にロックされる。レバー3の係止部31dがストッパ25に当接すると、レバー3の回動操作が制限される。
次に、図13を参照し、第1ハウジング1と第2ハウジング2が離脱している状態からレバー3が第2ハウジング2にロックされる状態までの、メイン回路スイッチ、ハウジングのロック、嵌合検知スイッチ及びレバー3のロックのタイミングを説明する。図13において、横軸は、レバー3の回転角を示しており、図8〜図12の回転角とも対応する。
レバー3を起立させている状態で、第1ハウジング1と第2ハウジングとが離脱している状態(図2を参照)から、第2ハウジング2を第1ハウジングに嵌合させると(図8を参照)、第2ハウジング2の端子27a,27bおよびヒューズ29を介して第1ハウジング1の端子14a,14b間が接続され、メイン回路スイッチがオンとなる(図13の(a))。
次に、レバー3を回動操作させ、レバー3の回転角度が45度になると(図10を参照)、第2ハウジング2の凸部301が第1ハウジング1の凹部302に係合され、第1ハウジング1と第2ハウジング2との嵌合状態がロックされる(図13の(b))
レバー3を回動操作し、レバー3の回転角度が87度になると(図11を参照)、第2ハウジング2の端子36を介して第1ハウジングの端子16aと端子16bとの間が接続され、嵌合検知スイッチがオンとなる(図13の(c))。
さらに、レバー3を回動操作し、レバー3の回転角が90度になると(図12を参照)、レバー3のロック部材26が第2ハウジング2と係合し、レバー3が第2ハウジング2にロックされる(図13の(d))。
なお、レバー3の回転角が90度を超えると、レバー3の係止部31dがストッパ25に当接するため、レバー3の回動操作が制限される。本例は、回転角90度に適度の遊びを加えた角度に対応する位置に、ストッパ25を設けている。そのため、図13は回転角90度を超える状態も示しており、後述する図14においても同様に示す。
次に、図14を参照し、第1ハウジング1と第2ハウジング2が離脱している状態からレバー3が第2ハウジング2にロックされる状態までの、レバーの回転角に対する操作者によるレバー3への荷重の大きさを説明する。図14において、横軸は、レバー3の回転角を示しており、図8〜図12の回転角とも対応し、縦軸は、レバー3の荷重の大きさを示す。
第2ハウジング2を第1ハウジング1に係止する時、メイン回路スイッチの端子27a、27bは、端子14a、14bに接触し始める。レバー3の回動操作は、レバー3を回動させる荷重に加えて、当該端子間の接触による摩擦力を受ける。また、第2ハウジング2が第1ハウジング1に押し込まれることにより発生する抵抗力も受ける。そのため、図14の(a)に示すように、レバー3の荷重は大きくなる。
レバー3の回転角が10度になると、凸部301は第1ハウジングの上端面303と接触し、第2ハウジング2が撓み始める。そのため、レバーの回動操作は、第2ハウジング2を撓ませるための力も加わるため、レバー3の荷重は、さらに大きくなる(図14の(b))。
メイン回路スイッチの端子27a、27bが完全に端子14a、14bに挿入されると(図14の(c))、その時のレバー3の荷重で、凸部301と凹部302によるロックが行われる(図14の(d))。なお、この時のレバー3の回転角は45度である。
その後、レバー3は回動操作するが、ガイドピン13の位置に対応するカムの位置から回転軸24までの距離は一定に保たれているため、レバー3の摺動力のみが残る(図14の(e))。
レバー3の回転角が87度になると、嵌合検知スイッチの端子36は、端子16a、16bに接触し始める。レバー3の回動操作は、レバー3を回動させる荷重に加えて、当該端子間の接触による摩擦力を受ける。そのため、図14の(f)に示すように、レバー3の荷重は大きくなる。
さらにレバー3を回動させると、ロック部材26が撓み始めるため、レバーの回動操作は、第1ハウジング1を撓ませるための力も加わり、レバー3の荷重は、さらに大きくなる(図14の(g))。
そして、レバー3の回転角が90度になると、端子36が完全に端子16a、16bに挿入され、ロック部材26と第2ハウジング2とがロックされる(図14の(h))。
レバー3と第2ハウジング2とがロックされると、レバー3の荷重は小さくなるが、レバー3の係止部31dがストッパ25に当接するため、レバー3の荷重は、再び大きくなる(図14の(i))。これにより、第1ハウジング1と第2ハウジング2との嵌合状態がロックされ、レバー3と第2ハウジング2とがロックされる。
上記のように、本例は、レバー3を傾倒させる途中で、第1ハウジング1と第2ハウジング2との嵌合状態をロックし、当該ロックの後、さらにレバー3を回動させ、レバー3を第2ハウジング2にロックする。これにより、本例において、第1ハウジング1と第2ハウジングとの嵌合状態を二重にロックすることができるため、スイッチとしての信頼性を高めることができる。また操作者は、レバー3を最後まで傾倒する前に、第1ハウジング1と第2ハウジング2との嵌合状態をロックすることにより生じる振動を感触として感じることができるため、作業効率性を高めつつ、ロックし忘れることを防ぐことができる。また、レバー3の回動操作が不十分で、最後までレバー3が傾倒されていない状態であっても、第1ハウジング1と第2ハウジング2との嵌合状態はロックされているため、第2ハウジング2は第1ハウジングから外れず、スイッチの安全性を保つことができる。
さらに、本例はレバー3の回動操作に伴い、二段階でロック機構を有しているため、操作者は、第1ハウジング1と第2ハウジング2との嵌合状態がロックされることと、レバー3が第2ハウジングにロックされ操作が終了することを、それぞれ感触により感じることができ、それぞれの未ロック状態を防ぐことができる。
また本例は、第2ハウジング2の凸部において、第2ハウジング2が第1ハウジング1へ挿入する方向と直角である直角面301aと、当該方向に対して傾斜する傾斜面301bとを有する。そして、斜面部301bが第1ハウジングの上端面303と当接するため、第2ハウジング2が第1ハウジング1へ挿入し易くなる。また凸部301と凹部302とが嵌合している状態で、ロックを外す方向にレバーを回動させると、直角面301bが凹部302に面しているため、第2ハウジング2が第1ハウジング1へ挿入する場合と比較して、第2ハウジング2が第1ハウジング1から外れにくくなる。そのため、本例において、第1ハウジング1と第2ハウジング2との嵌合状態のロックを外しにくくすることができる。
また本例において、第1ハウジング1と第2ハウジング2との嵌合状態がロックされてからレバー3が第2ハウジング2にロックされるまでのレバー3の回動操作により、ガイドピン13が相対的に移動するカム35の範囲は、回転軸24からカム35までの距離を一定に形成する。これにより、第1ハウジング1と第2ハウジング2との嵌合状態がロックされ、さらにレバー3を回動操作させても、第2ハウジング2は第1ハウジング1に押し込まれず、当該嵌合状態を保ちつつ、レバー3を回動させることができる。
また本例は、レバー3の回動操作によって、第1ハウジング1と第2ハウジング2との嵌合状態がロックされる前に、メイン回路スイッチをオン状態にする。これにより、少なくとも第1ハウジング1と第2ハウジング2との嵌合状態がロックされていれば、メイン回路を導通させることができるため、安全性を確保しつつ、本例のスイッチとして最低限の機能を発揮させることができる。
また本例は、レバー3の回動操作により、第1ハウジング1と第2ハウジング2との嵌合状態がロックされてから、レバー3が第2ハウジング2にロックされる前に、嵌合検知スイッチをオン状態にする。これにより、嵌合検知スイッチが導通した後に、操作者は、レバー3を第2ハウジング2にロックすることによる終止感をえることができるため、本例のスイッチとしての信頼性を高めることができる。
なお、本例のレバー3の回転角が45度の位置が本発明の「第1の所定位置」に相当し、レバー3の回転角が90度の位置が「第2の所定位置」に、レバー3の回転角が87度の位置が「第3の所定位置」に相当する。また本例において、各回転角の角度は、任意に設定することができる。
また本例の凸部301及び凹部302が、本発明の「第1ロック機構」に相当し、本例のロック部材26及び爪部37が、本発明の「第2ロック機構」に相当する。第1ハウジング1と第2ハウジング2とをロックさせる機構は、凸部301及び凹部302の構成に限らず、またレバー3と第1ハウジング1又は第2ハウジング2とをロックさせる機構は、ロック部材26及び爪部37に限らず、適宜、変更させることができる。
1…第1ハウジング
1c…ケース部
1d…ボルト貫通孔
2…第2ハウジング
2b…段部
2c…ケース部
3…レバー
4…カバー
4a…把持部
4b…前側上面部
4c…後側上面部
11…収容部
12…コネクタ部
12a…段部
13…ガイドピン
14a、14b…端子
15…ベースプレート
16a、16b…端子
18a、18b…ケーブル
24…回転軸
25…ストッパ部
26…ロック部材
27a、27b…端子
28…ボルト
29…ヒューズ
31…アームプレート
31c…円弧部
31d、31e…係止部
32…第1連結部材
32a…テーパ部
33…第2連結部材
34…コネクタ部
34a…開口端面
34b…開口部
35…カム
35a…ガイド部
35b…周縁部
36…端子
37…爪部
100…サービスディスコネクトスイッチ(SDSW)
101…電流センサ
102…リレースイッチ
301…凸部
301a…直角面
301b…傾斜面
302…凹部
303…上端面

Claims (6)

  1. スイッチ端子を介して一対のメイン回路用端子を接続することにより、電源回路を導通状態とする電源回路接続装置であって、
    前記一対のメイン回路用端子を有する第1ハウジングと
    前記スイッチ端子を有する第2ハウジングと、
    前記第2ハウジングに回動可能に支持されたレバーと、
    前記第2ハウジングは、前記レバーの回動操作により、前記第1ハウジングに嵌合し、
    第1の所定位置への前記レバーの回動操作によって、前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングの嵌合状態をロックする第1ロック機構と、
    前記第1の所定位置を超える第2の所定位置への前記レバーの回動操作によって、前記レバーが前記第1ハウジング又は前記第2ハウジングにロックされる第2ロック機構を有することを特徴とする
    電源回路接続装置。
  2. 前記第1ロック機構は、凹部及び凸部により形成され、
    前記凹部又は凸部の一方は前記第1ハウジングに、前記凹部又は凸部の他方は前記第2ハウジングに設けられ、
    前記凸部は、
    前記第2のハウジングが前記第1ハウジングに挿入される方向に対して傾斜する傾斜面と、
    前記挿入される方向に対して直角である直角面を有することを特徴とする
    請求項1記載の電源回路接続装置。
  3. 前記第1ハウジングに設けられたガイドピンと、
    前記レバーに設けられ、当該レバーの回動操作に伴い前記ガイドピンが係合しつつ相対移動するカムとを有し、
    前記レバーの前記第1の所定位置から前記第2の所定位置にいたる操作位置に対応する前記カムの範囲は、前記レバーの回転軸から前記カムまでの距離を一定に形成されていることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の電源回路接続装置。
  4. 前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングは、前記レバーと前記第1ハウジングとが係合してから前記レバーの回動操作により嵌合され、
    前記スイッチ端子は、前記レバーが前記第1ハウジングに係合してから前記レバーが前記第1の所定位置に回動するまでに、前記一対のメイン回路用端子を接続することを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の電源回路接続装置。
  5. 前記第1ハウジングは一対の嵌合検知端子を有し、
    前記レバーは、前記第1の所定位置を超え、前記第2の所定の位置までの第3の所定の位置への前記レバーの回動操作によって、前記一対の嵌合検知端子を接続する第2のスイッチ端子を有することを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の電源回路接続装置。
  6. 一対のメイン回路用端子を有する第1ハウジングと回動可能に設けられたレバーを有する第2ハウジングとを係合し、
    前記第2ハウジングに設けられたスイッチ端子と前記一対のメイン回路用端子とを接続し、
    前記レバーを第1の所定位置まで回動操作し、前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングを嵌合し、かつ、前記第1ハウジング及び第2ハウジングの嵌合状態をロックし、
    前記レバーを前記第1の所定位置を超える第2の所定位置まで回動操作し、前記レバーを前記第1ハウジング又は第2ハウジングにロックすることを特徴とする
    電源回路接続方法。
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