JP6940540B2 - 電源回路遮断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源回路遮断装置に関する。
例えば、電気自動車やハイブリッド車等の車両には、電気系統のメンテナンス等での作業安全性を確保するために、電源と負荷との間の通電を遮断するサービスプラグといわれる電源回路遮断装置が設けられる。この種の電源回路遮断装置としては、信号回路スイッチのオフから電源回路スイッチがオンになるまでにタイムラグを持たせ、信号回路スイッチのオフ後の残留電流に起因するスパークやアーク等の発生を抑制するものがある(例えば、特許文献1参照)。
この電源回路遮断装置は、互いに嵌合される二つのハウジングと、ハウジング同士を着脱させる際に回動操作されるレバーとを備えている。また、この電源回路遮断装置は、レバーを回動させてハウジング同士を離脱させる際に、信号回路スイッチがオフ状態となった時点でレバーを一旦ロックさせることで、電源回路スイッチと信号回路スイッチのオン・オフのタイムラブを確実に生じさせる第2ロック部を備えている。そして、この電源回路遮断装置では、第2ロック部によってレバーが一旦ロックされた後に、第2ロック部によるロックを解除させてレバーを再度回動させることで電源回路スイッチがオフされる。
特開2012−243559号公報
ところで、ハウジング同士の離脱操作時に第2ロック部によってレバーが一旦ロックされると、電源回路スイッチの互いに摺接していた端子同士が一旦止まることとなる。したがって、第2ロック部によるロックを解除してレバーを再度回動させる際に、端子同士の間には、摺接時に生じていた動摩擦より大きな静摩擦が生じることとなる。このため、レバーの再回動時に大きな操作力が必要であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、嵌合及び離脱に要する操作力を抑えて良好な操作性が確保された電源回路遮断装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 第1コネクタハウジングと、
前記第1コネクタハウジングに嵌合及び離脱される第2コネクタハウジングと、
前記第1コネクタハウジングに対する前記第2コネクタハウジングの嵌合及び離脱によってオン・オフされるメインスイッチ部及びサブスイッチ部と、を備えた電源回路遮断装置であって、
前記メインスイッチ部は、前記第1コネクタハウジングに設けられた第1端子と、前記第2コネクタハウジングに設けられて前記第1端子に対して前記第1コネクタハウジングに対する前記第2コネクタハウジングの挿抜方向に摺接して導通する複数の接触片を有する第2端子とを有し、前記第1コネクタハウジングに対して前記第2コネクタハウジングを完全嵌合させた本嵌合状態及び前記本嵌合状態から前記第2コネクタハウジングが離脱方向へ変位されて前記第1コネクタハウジングに対して一部が嵌合された仮嵌合状態でオン状態とされ、
前記サブスイッチ部は、前記本嵌合状態でオン状態とされ、
前記第2端子は、前記本嵌合状態で全ての前記接触片が前記第1端子に接触され、前記仮嵌合状態で一部の前記接触片が前記第1端子に接触されるとともに他の前記接触片が前記第1端子から離脱され
前記第1コネクタハウジングに対して前記本嵌合状態から離脱方向へ変位される前記第2コネクタハウジングを前記仮嵌合状態で一旦ロックするサブロック部を備える
ことを特徴とする電源回路遮断装置。
上記(1)の構成の電源回路遮断装置によれば、第2コネクタハウジングが本嵌合状態から仮嵌合状態とされるとき、サブスイッチ部はオフ状態とされるが、メインスイッチ部はオン状態に維持される。したがって、サブスイッチ部に対してメインスイッチ部がオフ状態とされるタイミングを遅らせることで、残留電流によるアークやスパーク等の発生を抑制することができる。
更に、本嵌合状態で全ての接触片が第1端子に接触されていた第2端子は、仮嵌合状態とされた際に、一部の接触片が第1端子に接触されるとともに他の接触片が第1端子から離脱される。したがって、仮嵌合状態から第1コネクタハウジングに対して第2コネクタハウジングを離脱させる際に必要となる操作力を大幅に低減させることができ、操作性を高めることができる。
また、第1コネクタハウジングに対して第2コネクタハウジングを嵌合させる際には、その嵌合途中で第2端子の一部の接触片が第1端子に接触した後に他の接触片が第1端子に接触する。したがって、嵌合作業時に要する操作力が段階的に大きくなるため、嵌合作業時に要する操作力が一度に大きくなることによる作業者への負担を軽減させることができる。
更に、上記(1)の構成の電源回路遮断装置によれば、第2コネクタハウジングが本嵌合状態から仮嵌合状態とされた際に、サブロック部によって第2コネクタハウジングが一旦ロックされて第1コネクタハウジングに対する第2コネクタハウジングの離脱操作が一旦停止される。したがって、サブスイッチ部がオフ状態とされた直後にメインスイッチ部がオフ状態とされることで生じる残留電流によるアークやスパーク等の発生を確実に抑制することができる。
なお、離脱操作が一旦停止されると、第1端子に摺接していた第2端子の接触片は摺接時に生じていた動摩擦より大きな静摩擦が生じることとなる。しかし、第2端子は、仮嵌合状態とされた際に、一部の接触片が第1端子に接触されるとともに他の接触片が第1端子から離脱されるので、サブロック部によるロックを解除して仮嵌合状態から第1コネクタハウジングに対して第2コネクタハウジングを離脱させる際に必要となる操作力を大幅に低減させることができ、離脱時における操作性を高めることができる。
) 前記第2端子は、
前記挿抜方向に沿って前記第1端子へ向かって延在する3つの前記接触片を有し、
中央の前記接触片に対して両側の前記接触片が短くされ、
前記仮嵌合状態において、前記第1端子に対して、中央の前記接触片が接触して両側の前記接触片が離脱する
ことを特徴とする上記(1)に記載の電源回路遮断装置。
上記()の構成の電源回路遮断装置によれば、仮嵌合状態において、第1端子に対して、中央の接触片が接触して両側の接触片が離脱する。これにより、第1コネクタハウジングに対する第2コネクタハウジングの嵌合及び離脱時に要する操作力を確実に段階的にすることができる。また、3つの接触片のうちの両側の接触片を短くしている。つまり、中央の接触片が両側の接触片よりも長くされて仮嵌合状態において第1端子に接触する構造とされている。これにより、仮嵌合状態において第1端子に対して第2端子に傾きが生じていたとしても、その傾きに影響されることなく中央の接触片を第1端子に接触させた状態にできる。これにより、寸法公差の設定の緩和及び小型化を図ることができ、コストを抑えることができる。
) 前記第2コネクタハウジングは、
回動可能に支持されたレバーを備え、
前記レバーが回動されることで、前記第1コネクタハウジングに対する嵌合力及び離脱力が付与される
ことを特徴とする上記(1)または(2)に記載の電源回路遮断装置。
上記()の構成の電源回路遮断装置によれば、レバーを回動させることで、第1コネクタハウジングに対する第2コネクタハウジングの嵌合及び離脱を小さな操作力で容易に行うことができる。これにより、より操作性に優れた電源遮断回路装置を提供できる。
本発明によれば、嵌合及び離脱に要する操作力を抑えて良好な操作性が確保された電源回路遮断装置を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係る電源回路遮断装置の第1コネクタハウジング及び第2コネクタハウジングの斜視図である。 本実施形態に係る電源回路遮断装置の第1コネクタハウジング及び第2コネクタハウジングの長手方向に沿う断面図である。 第1コネクタハウジングの分解斜視図である。 第2コネクタハウジングの分解斜視図である。 第2コネクタハウジングに設けられる第2端子の斜視図である。 レバーを断面視した仮嵌合状態の電源回路遮断装置の側面図である。 着脱操作状態の電源回路遮断装置の側面図である。 着脱操作状態の電源回路遮断装置を示す図であって、図8(a)は電源回路遮断装置の長手方向に沿う断面図、図8(b)はメインスイッチ部及びサブスイッチ部の側面図である。 着脱操作状態におけるメインスイッチ部を示す図であって、図9(a)は図7におけるC−C断面図、図9(b)はメインスイッチ部の斜視図である。 着脱操作状態におけるサブスイッチ部を示す図であって、図10(a)は図7におけるD−D断面図、図10(b)はサブスイッチ部の側面図である。 本嵌合状態の電源回路遮断装置の側面図である。 本嵌合状態の電源回路遮断装置を示す図であって、図12(a)は電源回路遮断装置の長手方向に沿う断面図、図12(b)はメインスイッチ部及びサブスイッチ部の側面図である。 本嵌合状態におけるメインスイッチ部を示す図であって、図13(a)は図11におけるF−F断面図、図9(b)はメインスイッチ部の斜視図である。 本嵌合状態におけるサブスイッチ部を示す図であって、図14(a)は図11におけるG−G断面図、図10(b)はサブスイッチ部の側面図である。 仮嵌合状態の電源回路遮断装置の側面図である。 仮嵌合状態の電源回路遮断装置を示す図であって、図16(a)は電源回路遮断装置の長手方向に沿う断面図、図16(b)はメインスイッチ部及びサブスイッチ部の側面図である。 仮嵌合状態におけるメインスイッチ部を示す図であって、図17(a)は図15におけるL−L断面図、図17(b)はメインスイッチ部の斜視図である。 仮嵌合状態におけるサブスイッチ部を示す図であって、図18(a)は図15におけるM−M断面図、図18(b)はサブスイッチ部の側面図である。 参考例に係る第2端子の斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電源回路遮断装置1の第1コネクタハウジング10及び第2コネクタハウジング20の斜視図である。図2は、本実施形態に係る電源回路遮断装置1の第1コネクタハウジング10及び第2コネクタハウジング20の長手方向に沿う断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る電源回路遮断装置1は、第1コネクタハウジング10と、第2コネクタハウジング20とを備えている。第2コネクタハウジング20は、第1コネクタハウジング10に対して嵌合及び離脱される。第2コネクタハウジング20は、レバー40を備えている。レバー40は、第2コネクタハウジング20に対して回動可能に設けられており、このレバー40を回動させることで、第2コネクタハウジング20と第1コネクタハウジング10との間に嵌合力及び離脱力を付与する。そして、このレバー40の回動によって、第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20とは、挿抜方向Aに沿って移動されて互いに嵌合及び離脱される。
本実施形態の電源回路遮断装置1は、例えば、電気自動車やハイブリッド車などの車両において、電気系統のメンテナンス等での作業安全性を確保するため、電源部と負荷間の通電を遮断する、いわゆるサービスプラグである。具体的には、第1コネクタハウジング10に対して第2コネクタハウジング20が嵌合されることで、電源部と負荷間が通電可能とされ、第1コネクタハウジング10から第2コネクタハウジング20が離脱されることで、電源部と負荷間の通電が遮断される。
第1コネクタハウジング10は、電気絶縁性を有する合成樹脂から成形されている。第1コネクタハウジング10は、外周へ張り出すフランジ部10aを有しており、このフランジ部10aをケースに固定することで電源装置等に取り付けられる。また、第1コネクタハウジング10の一端側には、フランジ部10aに、収容部19が形成されている。
第1コネクタハウジング10は、上面が開放された収容筒部12を有している。収容筒部12は、平面視長円形状に形成されている。また、第1コネクタハウジング10の収容筒部12の両側部には、側壁部11が立設されており、これらの側壁部11には、第1コネクタハウジング10の他端寄りに、支点突起11aが形成されている。
第2コネクタハウジング20は、電気絶縁性を有する合成樹脂から成形されたもので、外周筒部21と、外周筒部21の内側の内周筒部22とを有している。第2コネクタハウジング20には、外周筒部21の両側面に、一対の支持軸23が突設されている。第2コネクタハウジング20の外周筒部21の両側面における一端寄りには、一対のメインロック突起28が形成されている。また、第2コネクタハウジング20の外周筒部21の一端には、一対のサブロック爪29が形成されている。これらのサブロック爪29は、第2コネクタハウジング20の上部から外側へ張り出している。
第2コネクタハウジング20の内周筒部22は、第1コネクタハウジング10の収容筒部12の外形よりも僅かに小さな平面視長円形状に形成されている。第2コネクタハウジング20は、内周筒部22が第1コネクタハウジング10の収容筒部12に嵌合されるように、収容筒部12の上方から嵌め込まれる。そして、この内周筒部22を収容筒部12に嵌め込むことで、収容筒部12が内周筒部22と外周筒部21との間に入り込む。
図3は、第1コネクタハウジング10の分解斜視図である。
図3に示すように、第1コネクタハウジング10には、収容筒部12の内部に、導電性金属材料から形成された側面視L字状のバスバーからなる一対の第1端子13が設けられている。第1端子13は、その一端部が雄端子部14とされており、雄端子部14に対して直交する方向に延びる他端部が接続部16とされている。それぞれの第1端子13の雄端子部14は、第1コネクタハウジング10の一部からなる絶縁板部17を挟んで配置される。第1端子13の雄端子部14には、その表面に、挿抜方向Aに沿う複数の突条部14aが形成されている。本例では、それぞれの雄端子部14に6つの突条部14aが形成されている。これらの突条部14aは、互いに間隔をあけて配置されている。第1端子13の接続部16には、電源装置等から延びた電源線2が接続される。また、第1コネクタハウジング10には、収容筒部12の内部に、ハウジング18を介して雌端子からなるサブ端子4が設けられている。このサブ端子4には、信号線3が接続される。
図4は、第2コネクタハウジング20の分解斜視図である。
図4に示すように、第2コネクタハウジング20は、環状のシール部材30が、外周筒部21と内周筒部22との間に嵌合されてロアハウジング50により固定されている。シール部材30は、第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20との嵌合時に収容筒部12の内周面に密着し、収容筒部12と内周筒部22との間をシールする。
第2コネクタハウジング20には、その内部に、導電性金属材料から形成された二つの第2端子24が設けられている。第2端子24は、一対の接点板部25を有する側面視略U字状に形成されている。第2コネクタハウジング20内に収容されたこれら第2端子24は、内周筒部22に嵌合されたロアハウジング50により固定されている。
そして、第2端子24の接点板部25の間には、第1コネクタハウジング10の絶縁板部17を挟んで配置された一対の第1端子13の雄端子部14が挿し込まれる。この第2端子24の接点板部25間に第1端子13の雄端子部14が挿し込まれると、一対の第1端子13にそれぞれ接続された電源線2同士が第2端子24を介して電気的に接続される。
第2コネクタハウジング20の内周筒部22の内部には、導電性金属材料から形成されたショート端子26が設けられている。このショート端子26は、一対の雄端子部27を有している。このショート端子26の雄端子部27は、第1コネクタハウジング10の一対のサブ端子4に接続可能とされている。このショート端子26の雄端子部27がサブ端子4にそれぞれ接続されると、サブ端子4に接続された信号線3同士がショート端子26を介して電気的に接続される。
このように、電源回路遮断装置1は、第1端子13と第2端子24とからなるメインスイッチ部MSwと、サブ端子4とショート端子26とからなるサブスイッチ部SSwとを備えている(図8の(b)参照)。この電源回路遮断装置1を備えた電源装置等では、メインスイッチ部MSwがオン状態とされて電源線2同士が電気的に接続されることで電源回路が形成され、サブスイッチ部SSwがオン状態とされて信号線3同士が電気的に接続されることで信号回路が形成される。そして、電源回路遮断装置1を備えた電源装置等では、メインスイッチ部MSwがオン状態となって電源回路が形成されたとしても、サブスイッチ部SSwがオン状態となって信号回路が形成されない限り電源回路を導通状態としないよう構成されている。即ち、メインスイッチ部MSwとサブスイッチ部SSwが共にオン状態となって初めて電源回路を導通状態とすることができる。
図5は、第2コネクタハウジング20に設けられる第2端子24の斜視図である。
図5に示すように、第2端子24は、それぞれの接点板部25が、挿抜方向Aに沿って延在する複数の接触片35A,35Bを有している。本実施形態では、それぞれの接点板部25に、3つの接触片35A,35Bが形成されている。これらの接触片35A,35Bは、第1端子13の雄端子部14側へ突出する接点36を有している。これらの接触片35A,35Bは、中央の接触片35Aに対して両側の接触片35Bの長さが短くされている。これにより、中央の接触片35Aの接点36の雄端子部14に対する接触位置と両側の接触片35Bの接点36の雄端子部14に対する接触位置とが挿抜方向Aにずらされている。具体的には、雄端子部14に対する中央の接触片35Aの接点36の接触位置よりも両側の接触片35Bの接点36の接触位置が、第1コネクタハウジング10に対する第2コネクタハウジング20の離脱方向側にずらされている。
図1、図2及び図4に示すように、レバー40は、合成樹脂から成形されたもので、一対のアーム部41と、連結部42とを有している。アーム部41は、一端側が連結部42によって連結されており、他端近傍に軸受孔44を有している。アーム部41の軸受孔44には、第2コネクタハウジング20の支持軸23が挿入されており、これにより、レバー40は、第2コネクタハウジング20に対して回動可能に支持されている。レバー40は、アーム部41の他端が湾曲面45を有する押圧部46とされている。
第2コネクタハウジング20に回動可能に支持されたレバー40は、挿抜方向Aに沿った離脱操作位置と、挿抜方向Aに直交する方向に沿う本嵌合操作位置との間で回動する。
レバー40には、それぞれのアーム部41における第2コネクタハウジング20側にメインロック片51が形成されている。メインロック片51は、アーム部41の延在方向に沿って形成されている。メインロック片51は、レバー40が本嵌合操作位置に配置された状態で、第2コネクタハウジング20のメインロック突起28を係止する。これにより、レバー40は、メインロック片51がメインロック突起28を係止することで、本嵌合操作位置でロックされる。そして、このメインロック突起28とメインロック片51とから、メインロック部MRが構成されている(図1参照)。
図6は、レバー40を断面視した仮嵌合状態の電源回路遮断装置1の側面図である。
図6に示すように、レバー40には、連結部42にサブロック板部60が一体に形成されている。サブロック板部60は、ロック解除部61と、一対の係止爪62とを有している。サブロック板部60は、レバー40における離脱操作位置から本嵌合操作位置への回動方向前方側へ突設されている。係止爪62は、ロック解除部61の両側に形成されており、連結部42と反対側に設けられている。このサブロック板部60は、本嵌合操作位置のレバー40が離脱操作位置へ向かって回動される際に、その回動途中で係止爪62が、第2コネクタハウジング20に形成されたサブロック爪29を係止する。これにより、本嵌合操作位置から離脱操作位置へ向かって回動されるレバー40が回動途中で一旦ロックされる。レバー40は、回動途中でロックされる位置が仮嵌合操作位置(図6に示す位置)とされている。そして、このサブロック爪29と係止爪62とから、サブロック部SRが構成されている。また、サブロック板部60は、ロック解除部61を押圧することで弾性変形し、係止爪62がサブロック爪29から離脱して係止状態が解除され、仮嵌合操作位置でのレバー40のロックが解除される。サブロック部SRは、レバー40が本嵌合操作位置に配置された状態で、ロック解除部61及び係止爪62を有するサブロック板部60が、第1コネクタハウジング10のフランジ部10aに形成された収容部19内に収容された状態となる。
次に、電源回路遮断装置1において、第1コネクタハウジング10に対して第2コネクタハウジング20を嵌合及び離脱させる場合について説明する。
図7〜図10は、着脱操作状態の電源回路遮断装置1を示す図である。図11〜図14は、本嵌合状態の電源回路遮断装置1を示す図である。図15〜図18は、仮嵌合状態の電源回路遮断装置1を示す図である。
(嵌合させる場合)
第1コネクタハウジング10に第2コネクタハウジング20を嵌合させるには、第1コネクタハウジング10に対して、レバー40を離脱操作位置に配置させた第2コネクタハウジング20を近接させる。そして、図7に示すように、第1コネクタハウジング10の収容筒部12に、第2コネクタハウジング20の内周筒部22が嵌め込まれた着脱操作状態とする。
図8の(a),(b)及び図9の(a),(b)に示すように、この着脱操作状態では、第2端子24の接点板部25が第1端子13の雄端子部14から離間されている。つまり、メインスイッチ部MSwはオフ状態であり、電源線2同士が非接続状態とされている。また、図8の(a),(b)及び図10の(a),(b)に示すようにショート端子26の雄端子部27もサブ端子4から離間されている。つまり、サブスイッチ部SSwはオフ状態であり、サブ端子4に接続された信号線3同士が非接続状態とされている。
この着脱操作状態において、離脱操作位置のレバー40を本嵌合操作位置へ向かって回動させる。すると、レバー40の押圧部46の湾曲面45が第1コネクタハウジング10の側壁部11に形成された支点突起11aに当接して摺動する。これにより、第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20との間に嵌合力が付与され、第2コネクタハウジング20が第1コネクタハウジング10に引き込まれる。
図11に示すように、レバー40が本嵌合操作位置に達すると、第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20とが互いに完全嵌合した本嵌合状態とされる。この本嵌合状態で、レバー40のメインロック片51が第2コネクタハウジング20のメインロック突起28を係止し、レバー40の不用意な回動が規制される。つまり、メインロック部MRによって第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20とが互いに完全嵌合した本嵌合状態に維持される。
図12の(a),(b)及び図13の(a),(b)に示すように、この本嵌合状態では、第2端子24の接点板部25が第1端子13の雄端子部14に接触される。つまり、メインスイッチ部MSwがオン状態となり、第1端子13に接続された電源線2同士が第2端子24を介して電気的に接続される。また、図12の(a),(b)及び図14の(a),(b)に示すようにショート端子26の雄端子部27がサブ端子4に接続される。つまり、サブスイッチ部SSwがオン状態となり、サブ端子4に接続された信号線3同士がショート端子26を介して電気的に接続される。
(離脱させる場合)
第1コネクタハウジング10から第2コネクタハウジング20を離脱させるには、本嵌合操作位置に配置されたレバー40の連結部42を把持して引き上げる。すると、レバー40のメインロック片51が第2コネクタハウジング20のメインロック突起28から外れ、本嵌合状態を維持するメインロック部MRによるレバー40のロックが解除され、レバー40が離脱操作位置方向へ回動される。
レバー40を離脱操作位置へ向かって回動させると、レバー40の回動に伴って、レバー40の押圧部46が第1コネクタハウジング10のフランジ部10aの表面に当接して摺動する。これにより、第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20との間に離脱力が付与される。したがって、第1コネクタハウジング10に対して本嵌合状態とされていた第2コネクタハウジング20が第1コネクタハウジング10から引き離されて離脱する方向へ変位する。
図15に示すように、回動させているレバー40が仮嵌合操作位置に達すると、サブロック部SRを構成するサブロック板部60の係止爪62が第2コネクタハウジング20のサブロック爪29を係止することで、レバー40が仮嵌合操作位置でロックされて回動が規制される(図6参照)。これにより、第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20とが仮嵌合状態とされる。
図16の(a),(b)及び図18の(a),(b)に示すように、仮嵌合状態とされることで、サブ端子4からショート端子26の雄端子部27が引き抜かれる。つまり、サブスイッチ部SSwがオフ状態とされ、信号線3同士の電気的接続が解除される。
また、図16の(a),(b)及び図17の(a),(b)に示すように、仮嵌合状態とされると、メインスイッチ部MSwでは、第2端子24の接点板部25から第1端子13の雄端子部14が抜き出され、接点板部25の3つの接触片35A,35Bのうちの中央の接触片35Aよりも短い両側の接触片35Bが雄端子部14から外れる。これにより、雄端子部14には、接点板部25の3つの接触片35A,35Bのうちの中央の接触片35Aだけが接触した状態とされる。これにより、メインスイッチ部MSwでは、第2端子24の接点板部25における一つの接触片35Aが第1端子13の雄端子部14の突条部14aに接触してオン状態に維持される。つまり、メインスイッチ部MSwがオン状態のままとなり、電源線2同士の電気的接続状態が維持される。
この仮嵌合状態からサブロック部SRにおけるサブロック板部60のロック解除部61を押圧する。すると、ロック解除部61を押圧することでサブロック板部60が弾性変形し、係止爪62がサブロック爪29から離脱して係止状態が解除され、仮嵌合操作位置でのサブロック部SRによるレバー40のロックが解除される。
サブロック部SRによるレバー40のロックを解除したら、回動可能となったレバー40を再び離脱操作位置へ向かって回動させる。すると、レバー40の回動によって第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20との間に再び離脱力が付与され、第1コネクタハウジング10に対して第2コネクタハウジング20が引き離され、第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20とが離脱可能状態とされる(図7参照)。
このように、仮嵌合状態から第1コネクタハウジング10に対して第2コネクタハウジング20が離脱する方向へ変位して離脱可能状態となると、第1端子13の雄端子部14に接触していた第2端子24の接点板部25の中央の接触片35Aが外れる。これにより、メインスイッチ部MSwがオフ状態とされ、電源線2同士の電気的接続状態が解除される。
その後、第1コネクタハウジング10から第2コネクタハウジング20を引き離すと、第2コネクタハウジング20の内周筒部22が第1コネクタハウジング10の収容筒部12から引き抜かれ、第1コネクタハウジング10から第2コネクタハウジング20が離脱される(図1及び図2参照)。
このように、上記の電源回路遮断装置1では、メインスイッチ部MSwは、メインロック部MRでロックされた本嵌合状態及びサブロック部SRでロックされた仮嵌合状態でオン状態とされ、サブスイッチ部SSwは、メインロック部MRでロックされた本嵌合状態でオン状態とされ、サブロック部SRでロックされた仮嵌合状態でオフ状態とされる。したがって、サブスイッチ部SSwがオフ状態とされて信号線3同士の電気的接続状態が解除された後、サブロック部SRによるロックを解除しないとメインスイッチ部MSwをオフ状態として電源線2同士の電気的接続状態を解除することができない。これにより、信号線3同士の接続解除直後に電源線2同士の接続が解除されることで生じる残留電流によるアークやスパーク等の発生を抑制することができる。
ここで、メインスイッチ部MSwを構成する参考例に係る第2端子24Aについて説明する。
図19は、参考例に係る第2端子24Aの斜視図である。
図19に示すように、参考例に係る第2端子24Aは、それぞれの接点板部25の3つの接触片35が同一長さとされている。したがって、この第2端子24Aでは、雄端子部14に対する各接触片35の接点36の接触位置が、第1コネクタハウジング10に対する第2コネクタハウジング20の離脱方向で同一位置とされている。
そして、この第2端子24Aを第2コネクタハウジング20に設けた場合、第1コネクタハウジング10から離脱する方向へ移動していた第2コネクタハウジング20が仮嵌合状態となって一旦停止すると、雄端子部14の突条部14aに対して摺接していた第2端子24Aの各接触片35が一旦停止される。すると、サブロック部SRによるロックを解除してレバー40を再度回動させる際に、雄端子部14の突条部14aと第2端子24Aの各接触片35との間には、摺接時に生じていた動摩擦より大きな静摩擦が生じることとなる。したがって、レバー40の再回動時に大きな操作力が必要となる。
これに対して、本実施形態に係る電源回路遮断装置1によれば、本嵌合状態で全ての接触片35A,35Bが第1端子13の雄端子部14に接触されていた第2端子24は、仮嵌合状態とされた際に、一つの接触片35Aが第1端子13の雄端子部14の突条部14aに接触されるとともに両側の接触片35Bが第1端子13の雄端子部14から離脱される。したがって、仮嵌合状態から第1コネクタハウジング10に対して第2コネクタハウジング20を離脱させる際に必要となる操作力を大幅に低減させることができ、操作性を高めることができる。
また、第1コネクタハウジング10に対して第2コネクタハウジング20を嵌合させる際には、その嵌合途中で第2端子24の一つの接触片35Aが第1端子13の雄端子部14の突条部14aに接触した後に両側の接触片35Bが第1端子13の雄端子部14の突条部14aに接触する。したがって、嵌合作業時に要する操作力が段階的に大きくなるため、嵌合作業時に要する操作力が一度に大きくなることによる作業者への負担を軽減させることができる。
なお、車両の電源装置等に用いられる電源回路遮断装置1は、一般に、車両の走行時よりも通電電流値が低い停止時に第1コネクタハウジング10に対して第2コネクタハウジング20を離脱させる離脱操作が行われる。したがって、仮嵌合状態において、第1端子13の雄端子部14に対して第2端子24の中央の接触片35Aの接点36だけが接触した低通電状態であっても、問題となることはない。
また、本実施形態に係る電源回路遮断装置1によれば、第2コネクタハウジング20が本嵌合状態から仮嵌合状態とされた際に、サブロック部SRによって第2コネクタハウジング20が一旦ロックされて第1コネクタハウジング10に対する第2コネクタハウジング20の離脱操作が一旦停止される。したがって、サブスイッチ部SSwがオフ状態とされた直後にメインスイッチ部MSwがオフ状態とされることで生じる残留電流によるアークやスパーク等の発生を確実に抑制することができる。
さらに、本実施形態に係る電源回路遮断装置1によれば、3つの接触片35A,35Bのうちの両側の接触片35Bを短くしている。つまり、中央の接触片35Aが両側の接触片35Bよりも長くされて仮嵌合状態において第1端子13の雄端子部14の突条部14aに接触する構造とされている。これにより、仮嵌合状態において第1端子13に対して第2端子24に傾きが生じていたとしても、その傾きに影響されることなく中央の接触片35Aを第1端子13の雄端子部14の突条部14aに接触させた状態にできる。これにより、寸法公差の設定の緩和及び小型化を図ることができ、コストを抑えることができる。
また、本実施形態に係る電源回路遮断装置1によれば、レバー40を回動させることで、第1コネクタハウジング10に対する第2コネクタハウジング20の嵌合及び離脱を小さな操作力で容易に行うことができる。これにより、より操作性に優れた電源遮断回路装置を提供できる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、回動されることで第2コネクタハウジング20と第1コネクタハウジング10との間に嵌合力及び離脱力を付与するレバー40を設けたが、レバー40は必ずしも設けなくてよい。
また、第1コネクタハウジング10側にカム溝を設けるとともに、このカム溝に係合するカムピンをレバー40に形成し、レバー40が回動された際に、カムピンがカム溝に沿って移動することで第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20との間に嵌合力及び離脱力を付与させる構造としてもよい。
ここで、上述した本発明に係る電源回路遮断装置の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 第1コネクタハウジング(10)と、
前記第1コネクタハウジング(10)に嵌合及び離脱される第2コネクタハウジング(20)と、
前記第1コネクタハウジング(10)に対する前記第2コネクタハウジング(20)の嵌合及び離脱によってオン・オフされるメインスイッチ部(MSw)及びサブスイッチ部(SSw)と、を備えた電源回路遮断装置(1)であって、
前記メインスイッチ部(MSw)は、前記第1コネクタハウジング(10)に設けられた第1端子(13)と、前記第2コネクタハウジング(20)に設けられて前記第1端子(端子13)に対して前記第1コネクタハウジング(10)に対する前記第2コネクタハウジング(20)の挿抜方向(A)に摺接して導通する複数の接触片(35A,35B)を有する第2端子(24)とを有し、前記第1コネクタハウジング(10)に対して前記第2コネクタハウジング(20)を完全嵌合させた本嵌合状態及び前記本嵌合状態から前記第2コネクタハウジング(20)が離脱方向へ変位されて前記第1コネクタハウジング(10)に対して一部が嵌合された仮嵌合状態でオン状態とされ、
前記サブスイッチ部(SSw)は、前記本嵌合状態でオン状態とされ、
前記第2端子(24)は、前記本嵌合状態で全ての前記接触片(35A,35B)が前記第1端子(13)に接触され、前記仮嵌合状態で一部の前記接触片(35A)が前記第1端子(13)に接触されるとともに他の前記接触片(35B)が前記第1端子(13)から離脱される
ことを特徴とする電源回路遮断装置。
[2] 前記第1コネクタハウジング(10)に対して前記本嵌合状態から離脱方向へ変位される前記第2コネクタハウジング(20)を前記仮嵌合状態で一旦ロックするサブロック部(SR)を備える
ことを特徴とする上記[1]に記載の電源回路遮断装置。
[3] 前記第2端子(24)は、
前記挿抜方向(A)に沿って前記第1端子(13)へ向かって延在する3つの前記接触片(35A,35B)を有し、
中央の前記接触片(35A)に対して両側の前記接触片(35B)が短くされ、
前記仮嵌合状態において、第1端子(13)に対して、中央の接触片(35A)が接触して両側の接触片(35B)が離脱する
ことを特徴とする上記[1]または[2]に記載の電源回路遮断装置。
[4] 前記第2コネクタハウジング(20)は、
回動可能に支持されたレバー(40)を備え、
前記レバー(40)が回動されることで、前記第1コネクタハウジング(10)に対する嵌合力及び離脱力が付与される
ことを特徴とする上記[1]〜[3]のいずれか一つに記載の電源回路遮断装置。
1…電源回路遮断装置
10…第1コネクタハウジング
13…第1端子
20…第2コネクタハウジング
24…第2端子
35A,35B…接触片
40…レバー
MSw…メインスイッチ部
SSw…サブスイッチ部
SR…サブロック部

Claims (3)

  1. 第1コネクタハウジングと、
    前記第1コネクタハウジングに嵌合及び離脱される第2コネクタハウジングと、
    前記第1コネクタハウジングに対する前記第2コネクタハウジングの嵌合及び離脱によってオン・オフされるメインスイッチ部及びサブスイッチ部と、を備えた電源回路遮断装置であって、
    前記メインスイッチ部は、前記第1コネクタハウジングに設けられた第1端子と、前記第2コネクタハウジングに設けられて前記第1端子に対して前記第1コネクタハウジングに対する前記第2コネクタハウジングの挿抜方向に摺接して導通する複数の接触片を有する第2端子とを有し、前記第1コネクタハウジングに対して前記第2コネクタハウジングを完全嵌合させた本嵌合状態及び前記本嵌合状態から前記第2コネクタハウジングが離脱方向へ変位されて前記第1コネクタハウジングに対して一部が嵌合された仮嵌合状態でオン状態とされ、
    前記サブスイッチ部は、前記本嵌合状態でオン状態とされ、
    前記第2端子は、前記本嵌合状態で全ての前記接触片が前記第1端子に接触され、前記仮嵌合状態で一部の前記接触片が前記第1端子に接触されるとともに他の前記接触片が前記第1端子から離脱され
    前記第1コネクタハウジングに対して前記本嵌合状態から離脱方向へ変位される前記第2コネクタハウジングを前記仮嵌合状態で一旦ロックするサブロック部を備える
    ことを特徴とする電源回路遮断装置。
  2. 前記第2端子は、
    前記挿抜方向に沿って前記第1端子へ向かって延在する3つの前記接触片を有し、
    中央の前記接触片に対して両側の前記接触片が短くされ、
    前記仮嵌合状態において、前記第1端子に対して、中央の前記接触片が接触して両側の前記接触片が離脱する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源回路遮断装置。
  3. 前記第2コネクタハウジングは、
    回動可能に支持されたレバーを備え、
    前記レバーが回動されることで、前記第1コネクタハウジングに対する嵌合力及び離脱力が付与される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電源回路遮断装置。
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