JP5277845B2 - 車載器、路側器、及び情報配信システム - Google Patents

車載器、路側器、及び情報配信システム Download PDF

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Description

この発明は、車載器、路側器、及び情報配信システムに関する。
従来、路側器と車両に搭載された車載器との間でマイクロ波帯の電波を使用した無線通信を行なう路車間通信システムとして、自動料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection)が知られている。
また、車両の利用者に情報を提供する手段として、広域の情報提供手段である放送や、有料の広域情報伝達手段である携帯電話の他に、無料で利用でき、比較的狭域で個別の情報提供が可能な路車間通信システムや車々間通信システムを利用することが検討されている。
例えば、特許文献1には、路側器に行楽情報を記憶したデータベースを設け、ETC機能を持つ車載器が路側器に対して現在地や目的地に関わる行楽情報を要求し、路側器から情報配信を受けるシステムが記載されている。
また、特許文献2には、車載器同士の車々間通信で情報を提供する場合に、受信側が送信側にポイントを与えたり、情報が施設の宣伝情報の場合、送信側が施設からポイントを受けたりするシステムが記載されている。
特開2004−246686号公報 特開2008−21037号公報
しかしながら、特許文献1に記載のシステムでは、予め路側器側のデータベースに最新で適切な情報を常に蓄積しておく必要があり、このためには路側器をネットワークに接続させて適切な情報を配信する必要があるため、インフラの設置コストや運用コストがかかる、という問題点があった。また、特許文献2に記載のシステムでは、情報提供側の車両に適切な情報を持たせる手段が必要な他、その情報を必要としている車両の近辺に居なければ情報を提供できない、という問題点があった。
本発明は上記事実を鑑みてなされたものであり、インフラの設置コストや運用コストを低下させつつ、路側器に配信情報を適切に配信することができる車載器、路側器、及び情報配信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る車載器は、各々車両側と無線通信が可能な複数の路側器と無線通信を行なう通信手段と、予め記憶した複数の路側器の位置情報に基づいて自車両の走行予定ルート上の路側器を求め、当該走行予定ルート上の路側器を示す情報を情報配信機能を有する路側器に送信して自車両の走行予定ルート上の路側器に配信される配信情報を、前記情報配信機能を有する路側器から前記通信手段による無線通信によって取得する取得手段と、自車両を基準とした所定範囲内の領域に存在する路側器に対して、前記取得手段により取得した配信情報を前記通信手段による無線通信によって配信するように制御する制御手段と、を備えている。
本発明に係る車載器において、各々車両側と無線通信が可能な複数の路側器と、通信手段により、無線通信が可能とされており、取得手段により、路側器に対して配信する配信情報が取得される。
そして、本発明では、制御手段により、自車両を基準とした所定範囲内の領域に存在する路側器に対して、取得手段により取得した配信情報を通信手段による無線通信によって配信するように制御される。
このように本発明に係る車載器によれば、路側器に対して配信する配信情報を取得し、自車両を基準とした所定範囲内の領域に存在する路側器に対して、取得した配信情報を無線通信によって配信するように制御するので、インフラの設置コストや運用コストを低下させつつ、路側器に配信情報を適切に配信することができる。
なお、前記取得手段が、自車両の走行予定ルートに沿って設けられ路側器に対して配信する配信情報を取得し、前記取得手段により取得した配信情報を配信対象の路側器に対応させて記憶する車載記憶手段をさらに備え、前記制御手段が、前記通信手段により路側器と無線通信が可能であり且つ当該路側器が配信対象の路側器である場合に前記車載記憶手段に記憶された当該路側器に対応する配信情報を配信するように制御することが好ましい。
また、前記配信情報が、更新されたバージョンを示すバージョン情報を含み、前記制御手段が、前記バージョン情報により示されるバージョンよりも前に更新された配信情報を有する路側器に対して配信情報を配信するように制御してもよい。
また、前記制御手段が、前記取得手段により取得した配信情報よりも後に更新された配信情報が記憶されている場合に当該後に更新された配信情報を前記通信手段による無線通信によって受信してもよい。
また、前記通信手段が、路側器に配信した配信情報の価値に応じて付与された報奨情報を受信してもよい。
一方、本発明に係る路側器は、車載器と無線通信が可能とされ、前記車載器を搭載した車両の走行予定ルート上の路側器を示す情報を前記車載器から受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された情報に基づいて、前記車両の走行予定ルート上の路側器に配信される配信情報の配信を受け、当該配信情報を前記車載器へ無線通信で送信する送信手段と、を備えている。
一方、本発明に係る情報配信システムは、上記の本発明に係る車載器と、本発明に係る路側器と、を有している。
このように本発明に係る情報配信システムによれば、インフラの設置コストや運用コストを低下させつつ、路側器に配信情報を適切に配信することができる。
以上説明したように、本発明によれば、インフラの設置コストや運用コストを低下させつつ、路側器に配信情報を適切に配信することができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
先ず、実施の形態に係る情報配信システム10の構成について説明する。
図1には、本実施の形態に係る情報配信システム10の各構成要素を示すブロック図が示されている。
情報配信システム10は、路車間通信などの移動体通信を利用して、車両に搭載された車載器12と道路に設けられた路側器14との間で無線通信を行なって車両の利用者に対し、旅行情報などの情報提供を行うシステムである。路側器14は、道路に適宜設けられており、車両側と無線通信が可能でかつ相互に通信が不可能とされている。
情報配信システム10には、配信する情報を管理するセンタ16が設けられている。センタ16にはコンテンツ募集サーバ18及びドライブコース管理サーバ20が備えられている。
コンテンツ募集サーバ18及びドライブコース管理サーバ20は、サーバコンピュータとして構成されており、広告代理業者、旅行業者等が運用している。コンテンツ募集サーバ18は、各路側器14を識別する路側器IDや配置された位置を示す路側器情報と、各路側器14に配信するものとして結び付けた(広告)コンテンツを示すコンテンツ情報と、各コンテンツ情報に関する付加情報と、を記憶したデータベース18Aを備えている。
ドライブコース管理サーバ20は、ドライブコースがモデルコース情報や、ドライブコースに沿って設けられ路側器に関する路側器情報、ドライブコースに沿って設けられ路側器に配信するコンテンツ情報及び付加情報を関連付けたドライブルート情報を記憶したデータベース20Aを備えている。コンテンツ募集サーバ18及びドライブコース管理サーバ20はLAN(Local Area Network)などの通信回線22に接続されている。
通信回線22は、ルータやファイアウォールなどのネットワーク機器24を介して外部のネットワーク26と接続されている。コンテンツ募集サーバ18及びドライブコース管理サーバ20は、ネットワーク26からアクセスが可能とされている。
ネットワーク26には、複数の端末装置28が接続されている。各端末装置28は、表示装置付きのパーソナルコンピュータによって構成され、コンテンツ募集サーバ18、ドライブコース管理サーバ20と通信が可能とされている。
本システムによって広告を行なう広告主は、端末装置28を通じてコンテンツ募集サーバ18にアクセスし、本システムによってドライブコースの選定を行なうクライアントは、端末装置28を通じてドライブコース管理サーバ20にアクセスする。なお、コンテンツ募集サーバ18及びドライブコース管理サーバ20へのアクセスには、例えばユーザIDやパスワードを設けてアクセス管理を行なうことが好ましい。
コンテンツ募集サーバ18にアクセスすると、端末装置28には、サーバ上の情報を元に、例えば、地図上等に路側器14の位置と広告料が示される。広告主は、広告の配信を希望する路側器14(群)を選択し、その路側器14から配信したいコンテンツ(広告・特典内容)と付加情報(インセンティブ、有効期限等)をサーバにアップロードし登録する。
コンテンツ募集サーバ18にコンテンツと付加情報が登録されると、ドライブコース管理サーバ20上に広告が付いた路側器14を含むドライブコースがモデルコース情報が生成されデータベース20Aに保管される。
ドライブコース管理サーバ20にアクセスすると、端末装置28には、サーバ上の情報を元に、例えば、地図上に広告の付いた路側器14の位置・広告(特典内容等)とモデルコースが示される。クライアントは、路側器14を含むドライブコースを作成するか、モデルコースを選択して、ドライブコース(自車両の走行予定ルート)をサーバに登録する。ドライブコース管理サーバ20は、登録されたドライブコースを示すコースIDを端末装置28へ送信すると共に、登録されたドライブコースに沿って設けられ路側器に関する路側器情報、ドライブコースに沿って設けられ路側器に配信するコンテンツ情報及び付加情報を関連付けたドライブルート情報を生成する。
端末装置28には、ドライブコース管理サーバ20から送信されたドライブコースを示すコースIDが表示される。
ドライブルート情報により関連付けられた各情報は、車載器12が携帯電話等を利用してドライブコース管理サーバ20にアクセス可能な場合、携帯電話等を利用してダウンロードされ、あるいは、端末装置28に一旦ダウンロードされ、USBメモリやSDカード等のフラッシュメモリ等を用いた可搬型記憶メディアを介して車載器12にセットされる。なお、図1のネットワーク26と車載器12を結ぶ一点鎖線の接続線は、携帯電話等を利用してネットワーク26を介してドライブコース管理サーバ20からルート情報を直接ダウンロードする場合を示すものであり、端末装置28と車載器12を結ぶ一点鎖線の接続線は、端末装置28にダウンロードしたルート情報を可搬型記憶メディアを介して車載器12へセットする場合を示している。
図2には、本実施の形態に係る車載器12及び路側器14の電気的な要部構成を示すブロック図が示されている。
車載器12には、車載器全体の動作を制御する制御部30が設けられている。制御部30は、マイクロコンピュータによって実現されており、CPU30A、ROM及びRAMを含むメモリ30B、HDDやフラッシュメモリ等から成る不揮発性の記憶部30Cを備えている。
この制御部30には、携帯電話や可搬型記憶メディアの接続が可能な外部インタフェース(外部I/F)32と、各種の情報や操作指示が入力される操作パネル34と、各種の情報が表示される表示パネル36と、路側器14と無線通信を行なうための無線通信部38が接続されている。
無線通信部38には無線アンテナ38Aが接続されている。無線通信部38は、無線アンテナ38Aを介して、例えば、5.8GHz帯などの所定の周波数帯域を用いて、所定範囲内の領域に存在する路側器14との間で無線通信を行なう。
また、制御部30は、車両に搭載されたカーナビゲーションシステムと接続されており、カーナビシステムから自車両の位置情報が順次入力される。
上述した制御部30や操作パネル34、表示パネル36、無線通信部38は、車両に搭載されたバッテリから供給された電力によって作動する。
一方、路側器14は、装置全体の動作を司るCPU40と、制御プログラムを含む各種プログラム等が予め記憶されたROM42と、各種データを一時的に記憶するRAM44と、各種データを記憶して保持するHDD46と、車載器12との間で無線通信により各種情報の送受信を行う無線通信部48と、を備えている。
無線通信部48には無線アンテナ48Aが接続されている。無線通信部48は、無線アンテナ48Aを介して、上記所定の周波数帯域を用いて、車載器12の無線通信部38との間で無線通信を行なう。
CPU40、ROM42、RAM44、HDD46、及び無線通信部48は、システムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU40は、ROM42、RAM44、HDD46へのアクセスを行うことができると共に、無線通信部48を介した車載器12との各種情報の送受信の制御、を行うことができる。
図3には、本実施の形態に係る車載器12及び路側器14の機能的な構成を示す機能ブロック図が示されている。なお、図3は、外部インタフェース32に携帯電話等を接続してネットワーク26を介してドライブルート情報により関連付けられた各情報を直接ダウンロードする場合を示している。
車載器12は、配信情報取得部50と、配信制御部52とを備えている。
一方、路側器14は、コンテンツ更新制御部60と、コンテンツ配信制御部62とを備えている。
車載器12の操作パネル34には、ドライバによってドライブコースに応じたコースIDが入力される。
配信情報取得部50は、ネットワーク26を介してドライブコース管理サーバ20にアクセスし、操作パネル34に入力されたコースIDに基づいてドライブコース管理サーバ20から当該コースIDにより示されるドライブルート情報により関連付けられた路側器情報、コンテンツ情報及び付加情報を取得する。
記憶部30Cには、立寄り先リストとして、ドライブコースに設けられ路側器14の路側器情報が記憶される。また、記憶部30Cには、立寄り先リストに挙げられた路側器14に対して配信するコンテンツが配信対象の路側器14に対応させて記憶される。
このコンテンツには更新されたバージョンを示すバージョン情報を含んでいる。
配信制御部52は、車両が路側器14のサービス域内となり無線通信部38で無線通信が可能となると、当該路側器14から路側器IDと必要に応じて送信条件を受信し、当該路側器14が配信対象の路側器14である場合に記憶部30Cに記憶された、送信条件に合致するコンテンツを配信するように制御する。
コンテンツ更新制御部60は、車載器12から送信されコンテンツがHDD46に記憶させる。また、コンテンツ更新制御部60は、コンテンツを受信したときに、そのコンテンツの価値を評価する。例えば、コンテンツの生成から路側器14にアップロードされるまでに要した時間(情報鮮度)や、同一のコンテンツをアップロードした車両での順位(そのコンテンツを最初にアップロードした車両か否か等)などで、価値を評価する。コンテンツ更新制御部60は、評価値に見合ったインセンティブ(報奨)を無線通信部48を介して車載器12へ送信する。このインセンティブは金銭的価値を持つポイントや電子クーポン券であっても良い。その金銭的価値は評価値により決めてよい。
また、配信制御部52は、路側器14に対して新規コンテンツの送信を依頼する。
コンテンツ配信制御部62は、無線通信部48で受信されたコンテンツと異なるコンテンツ及び受信されたコンテンツよりもバージョンが新しいコンテンツがHDD46に記憶されている場合、当該異なるコンテンツ及び新しいコンテンツを無線通信部48を介して車載器12へ送信するように制御する。
図4〜図7には、記憶部30Cに記憶された情報の記憶形態の例が示されている。
図4は、コンテンツの記憶形態の一例である。それぞれのコンテンツは、コンテンツ本体の他に、有効度と(複数の)路側器情報をもつ。
図5に有効度として用いることができる情報の一例を示す。
有効度は、路側器14から送信条件を示された場合の送信判断や、不要になったコンテンツを破棄する判断などに用いることができる。例えば、バージョン番号を用いる場合に、路側器14から3版以上要求された場合、保持しているコンテンツが1又は2版の場合には送信しないという判断ができる。
図4に示すように、コンテンツは同一のコンテンツを複数の路側器14にアップロードすることがありえるので、複数の路側器情報を持てるようにされている。路側器情報には路側器14を特定する路側器IDが含まれ、アップロードするコンテンツの抽出に用いられる。また、路側器14の位置情報を持っても良い。
図6(A)(B)は、コンテンツの記憶形態の他の例である。この例では、コンテンツと共に記録される路側器14の情報は、路側器IDのみであり、その他の路側器情報は別のテーブルに格納され、その情報は路側器IDをキーにして検索可能とする。複数のコンテンツを同一の路側器14にアップロードすることがあるので、路側器情報を一箇所で持つことにより、情報の整合性を保ち、記憶領域を削減するのに効果がある。一方、路側器情報の方にはアップロードするコンテンツのコンテンツ情報のIDを持っても良い(必須ではない)。これにより、ある路側器14にアップロードすべきコンテンツ検索を高速に行うことが可能となる。
図7は路側器情報の例である。路側器ID、設置位置については上記の通りであり、それに加えて、通信条件、コンテンツ授受条件、その他の条件を持つことにより、アップロードに備え、通信時間が限られた中で、短時間でのアップロードを可能にする。
ところで、以上のように構成された車載器12及び路側器14の各構成要素(配信情報取得部50、配信制御部52、コンテンツ更新制御部60、コンテンツ配信制御部62)による処理は、プログラムを実行することにより、コンピュータを利用してソフトウェア構成により実現することができる。但し、ソフトウェア構成による実現に限られるものではなく、ハードウェア構成や、ハードウェア構成とソフトウェア構成の組み合わせによって実現することもできることは言うまでもない。
以下では、本実施の形態に係る車載器12が、配信制御プログラムを実行することにより上記配信制御部52による処理を実現するものとされている場合について説明する。
次に、本実施の形態に係る情報配信システム10の作用を説明する。
図8には、車載器12のCPU30Aにより実行される配信制御プログラムの処理の流れを示すフローチャートが示されている。当該プログラムは、メモリ30Bに記憶されており、例えば、車載器12が搭載された車両のエンジンスイッチがオンされるなどによって図示しない車両制御装置から処理開始の指示信号が受信されるとCPU30Aにより実行される。
次にステップS10では、例えば、車両のエンジンスイッチがオフされるなどによって図示しない車両制御装置から処理終了の指示信号が入力したか否かを判定し、否定判定となった場合はステップS11へ移行する一方、肯定判定となった場合は本配信制御プログラムの処理が処理終了となる。
ステップS11では、カーナビゲーションシステムから得れる自車両の位置情報に基づき、接近している路側器14と自車両との距離(又は到達予測時間)を計算する。
ステップS12では、ステップS10ので計算結果が予め定められた条件(例えば、500m以内や1分以内)に合致するか否か判定し、肯定判定となった場合はステップS14へ移行し、否定判定となった場合はステップS10へ移行する。
ステップS14では、記憶部30Cを検索して、接近している路側器14に対応するコンテンツをメモリ30Bに読み出し(キャッシュ)、送信の準備をする。
ステップS16では、無線通信部38がその無線方式に従い、路側器14との通信域に入ったことの検出待ちを行なう。
路側器14は、通信域となって車載器12と無線通信が可能となると、路側器14の路側器IDと必要に応じて送信条件を送信する。
ステップS18では、路側器14から受信された路側器ID及び送信条件を受信する。この送信条件は、例えば、コンテンツのバージョンや生成日時などである。
ステップS20では、ステップS18で受信された路側器IDが上記ステップS14でキャッシュしたコンテンツの送信対象とする路側器14のものであるか否か判定し、肯定判定となった場合はステップS24へ移行し、否定判定となった場合はステップS22へ移行する。
ステップS22では、ステップS18で受信された路側器IDに対応するコンテンツがキャッシュされていないため、記憶部30Cを検索して、受信された路側器IDに対応するコンテンツをメモリ30Bに読み出す(キャッシュ)。
ステップS24では、キャッシュされたコンテンツのうち、ステップS18で受信された送信条件に合致したコンテンツを送信対象として抽出する。条件がなければキャッシュした全てのコンテンツを送信対象とする。
ステップS26では、送信対象としたコンテンツの送信準備できたら、コンテンツを送信する。
また、路側器14は、アップロードされたコンテンツの価値を評価し、評価値に見合ったインセンティブ情報を車載器12へ送信する。このコンテンツが宣伝情報の場合、与えたインセンティブに応じた対価を広告主に課しても良い。
また、路側器14は、アップロードされたコンテンツ以外のコンテンツをもつ場合には、そのコンテンツを車載器12に送信する。
ステップS28では、所定期間、インセンティブ情報及びアップロードしたコンテンツ以外のコンテンツの受信待ちを行ない、その後、ステップS10へ移行する。
受信されたインセンティブ情報及びコンテンツは記憶部30Cに記憶され、また適宜、表示パネル36に表示される。
このインセンティブの証憑は一般にクライアント側で保証する方式、サーバ側で保証する方式、双方で保証する方式が考えられる。本実施の形態では、車載器12側がクライアント側、路側器14や路側器の運用者のシステムがサーバ側に相当する。クライアント側で保証する場合、サーバ側はインセンティブの内容を示すコンテンツを作成し、クライアントに送信する。クライアント側はそれを保管し、金銭、物品やサービス等を受ける場合に引き渡す。電子マネーなどもこの一部になり得る。サーバ側で保証する場合、車載器12を識別する情報(車載器12のID)をキーにしてインセンティブの内容をインセンティブ管理サーバに記録する。ユーザが金銭、物品やサービス等の提供を要求した場合、車載器12のIDをキーに所持インセンティブを確認し、管理を行う。双方で持つ場合は、そのハイブリッド型であり、クライアント側が提示した証憑をサーバ上の情報と突き合わせて管理するものである。これらの情報は偽造を防ぐためのセキュリティ手段として、電子署名、タイムスタンプ、認証、暗号化等を用いても良い。
インセンティブを与える相手は、情報をアップロードした車載器12である。一般に車載器12や通信機はIDで識別される。IDの成りすましなどを防止するためには認証などのセキュリティ手段を用いても良い。
以上のように本実施の形態によれば、路側器14をネットワーク26に接続させなくても各路側器14にコンテンツを配信することができるため、インフラの設置コストや運用コストを低下させることができる。また車載器12に、当該車載器12が搭載された車両の走行予定ルートに沿って設けられ路側器14に対するコンテンツ(配信情報)を記憶させて配信を行なうことにより、路側器14に配信情報を適切に配信することができ、また、車載器12に無駄な配信情報を記憶させる必要もなくなる。
また本実施の形態によれば、インセンティブにより、車両が路側器14に、早い時間に確実に届ける可能性を高めることができる。更に、広告主に対しては効果に応じた課金が可能となる。
また本実施の形態によれば、コンテンツ募集・課金、路側器14へのコンテンツ配信仲介車両の割当て、ドライブ旅行の募集を同時かつ容易に行うことが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。
図9には、第2の実施の形態に係る情報配信システム10の構成が示されている。なお、上記第1の実施の形態(図1参照)と同一部分については同一の符号を付して、ここでの説明は省略する。
本実施の形態に係る情報配信システム10では、一部の路側器14がネットワーク26に接続されており、ネットワーク26を介してコンテンツ募集サーバ18、ドライブコース管理サーバ20と通信が可能とされている。以下、ネットワーク26に接続された路側器14を、ネットワーク26に未接続の路側器14と区別するため、「コンテンツ配信中央路側器15」という。
コンテンツ配信中央路側器15は、ネットワーク26を介してコンテンツ募集サーバ18、ドライブコース管理サーバ20に適宜アクセスし、データベース20Aに記憶されたドライブルート情報、及びドライブルート情報により関連付けられた各情報をダウンロードしてHDD46に記憶する。
図10には、本実施の形態に係る車載器12及び路側器14の機能的な構成を示す機能ブロック図が示されている。
車載器12には、ドライバによって操作パネル34からドライブコースに応じたコースIDが入力される。
配信情報取得部50は、車両がコンテンツ配信中央路側器15のサービス域内となり無線通信部38で無線通信が可能となると、コンテンツ配信中央路側器15にアクセスし、操作パネル34に入力されたコースIDに基づいてコンテンツ配信中央路側器15から当該コースIDにより示されるドライブルート情報により関連付けられた路側器情報、コンテンツ情報及び付加情報を取得する。
以上のように本実施の形態によれば、車載器12がコンテンツ配信中央路側器15と通信可能となると、コンテンツが自動的にダウンロードされるため、車載器12へのコンテンツのダウンロード作業が簡易になる。
なお、上記各実施の形態では、自車両の走行予定ルートをドライブコース管理サーバ20で決定する場合について説明したが、車両に搭載されたカーナビゲーションシステムで決定された走行予定ルートを取得し、決定された走行予定ルートの路側器14を求めてコンテンツ配信中央路側器15等から各路側器14への配信情報を得るものとしてもよい。この場合、予め車載器12に各路側器14の位置の情報を記憶しておき、記憶した各路側器14の位置に基づいて走行予定ルートの路側器14を求めてもよく。また、走行予定ルートの情報をコンテンツ配信中央路側器15等へ送信し、コンテンツ配信中央路側器15から走行予定ルートの路側器14の情報を得るようにしてもよい。
その他、上記各実施の形態で説明した情報配信システム10の構成(図1、図9参照。)、コンテンツ募集サーバ18、ドライブコース管理サーバ20、車載器12及び路側器14の構成(図2、図3、図10参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、上記第1の実施の形態で説明した配信制御プログラムの処理の流れ(図8参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
第1の実施の形態に係る情報配信システムの構成を示す図である。 実施の形態に係る車載器及び路側器の電気的な要部構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る車載器及び路側器の機能的な構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態に係るコンテンツの記憶形態の一例を示す図である。 実施の形態に係る有効度として用いることができる情報の一例を示す図である。 実施の形態に係るコンテンツの記憶形態の他の例を示す図である。 実施の形態に係る路側器情報の一例を示す図である。 実施の形態に係る配信制御プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る情報配信システムの構成を示す図である。 第2の実施の形態に係る車載器及び路側器の機能的な構成を示す機能ブロック図である。
符号の説明
10 情報配信システム
12 車載器
14 路側器
15 コンテンツ配信中央路側器
20 ドライブコース管理サーバ(生成手段)
26 ネットワーク
28 端末装置(登録手段)
30A CPU
30B メモリ
30C 記憶部(車載記憶手段)
30 制御部
32 外部インタフェース
34 操作パネル
36 表示パネル
38 無線通信部(通信手段)
46 HDD(路側記憶手段)
48 無線通信部(受信手段、送信手段)
50 配信情報取得部(取得手段)
52 配信制御部(制御手段)
60 コンテンツ更新制御部(決定手段)
62 コンテンツ配信制御部

Claims (7)

  1. 各々車両側と無線通信が可能な複数の路側器と無線通信を行なう通信手段と、
    予め記憶した複数の路側器の位置情報に基づいて自車両の走行予定ルート上の路側器を求め、当該走行予定ルート上の路側器を示す情報を情報配信機能を有する路側器に送信して当該走行予定ルート上の路側器に配信される配信情報を、前記情報配信機能を有する路側器から前記通信手段による無線通信によって取得する取得手段と、
    自車両を基準とした所定範囲内の領域に存在する路側器に対して、前記取得手段により取得した配信情報を前記通信手段による無線通信によって配信するように制御する制御手段と、
    を備えた車載器。
  2. 前記取得手段により取得した配信情報を配信対象の路側器に対応させて記憶する車載記憶手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記通信手段により路側器と無線通信が可能であり且つ当該路側器が配信対象の路側器である場合に前記車載記憶手段に記憶された当該路側器に対応する配信情報を配信するように制御する
    請求項1記載の車載器。
  3. 前記配信情報は、更新されたバージョンを示すバージョン情報を含み、
    前記制御手段は、前記バージョン情報により示されるバージョンよりも前に更新された配信情報を有する路側器に対して配信情報を配信するように制御する
    請求項1または請求項2記載の車載器。
  4. 前記制御手段は、前記取得手段により取得した配信情報よりも後に更新された配信情報が記憶されている場合に当該後に更新された配信情報を前記通信手段による無線通信によって受信するように制御する
    請求項3記載の車載器。
  5. 前記通信手段は、路側器に配信した配信情報の価値に応じて付与された報奨情報を受信する、
    請求項1〜請求項4の何れか1項記載の車載器。
  6. 車載器と無線通信が可能とされ、前記車載器を搭載した車両の走行予定ルート上の路側器を示す情報を前記車載器から受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された情報に基づいて、前記車両の走行予定ルート上の路側器に配信される配信情報の配信を受け、当該配信情報を前記車載器へ無線通信で送信する送信手段と、
    を備えた路側器。
  7. 請求項1〜請求項5記載の何れか1項記載の車載器と、
    請求項6記載の路側器と、
    を有する情報配信システム。
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