JP4850727B2 - 乗車証明システム、乗車証明システムの乗車証明方法、証明装置、証明装置の乗車証明方法および乗車証明プログラム - Google Patents

乗車証明システム、乗車証明システムの乗車証明方法、証明装置、証明装置の乗車証明方法および乗車証明プログラム Download PDF

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Description

本発明は、例えば、列車の乗車証明を行う乗車証明システム、乗車証明システムの乗車証明方法、証明装置、証明装置の乗車証明方法および乗車証明プログラムに関するものである。
乗車整理券、乗車駅証明書などと呼ばれている乗車した「駅」を識別・証明するための紙(バーコード付のものもある。以下、乗車駅証明書とする)は駅の改札や車両の昇降口付近などに設置した機械により発券されている。この乗車駅証明書は主に乗車区間により異なる運賃を確定する目的で使用される。その他の用途として、乗車駅証明書は特定の列車を利用した場合に記念品として配布されることもある。
その他に、乗車を証明するものとして、運行停止時に乗客に他の経路や他の交通機関を代替利用させるための振替輸送証明書や交通手段が遅延したことを証明する遅延証明書があり、これらも紙を媒体として駅員により配布されている。
また、利用者の便宜を図るため、異なる鉄道事業者の列車が相互に乗入れたり、異なる事業者・異なる交通手段(列車、バスなど)における精算手段(電子精算システム、プリペイドカードの利用)が共通化したりしてきている。
特開2004−133612号公報
そこで、運行停止や運行遅延が発生した路線とは異なる路線を利用する乗客に不必要な振替輸送証明書・遅延証明書を発行することを防ぎ、どの事業者のどの交通手段がどの区間使用されたかを証明することにより正しく精算できるようにする必要がある。
また、発券を求めて駅員窓口や発券機に乗客が殺到するというような混乱を解消することが望まれる。
本発明は、例えば、各乗客の乗車した車両を識別できるようにすることや各乗客が当該車両に乗車したことを証明できるようにすることを目的とする。
本発明の乗車証明システムは、車両内に、当該車両を識別する車両識別情報を管理する車両情報管理装置と、前記車両情報管理装置が管理している車両識別情報を含む乗車証明情報を当該車両の乗客の乗客通信装置に提供する情報提供装置とを有する乗車証明システムであり、前記車両情報管理装置は、車両識別情報を記憶機器を用いて記憶する管理装置記憶部を備え、前記情報提供装置は、前記車両情報管理装置から前記管理装置記憶部に記憶されている車両識別情報を通信機器を用いて取得する情報提供装置制御部と、前記情報提供装置制御部が取得した車両識別情報と、乗車証明情報を乗客通信装置に提供する提供時刻とを当該乗客が当該時刻に当該列車に乗車したことを示す乗車証明情報として通信機器を用いて送出して乗車証明情報を乗客通信装置に提供する情報提供装置通信部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、乗客の通信端末に車両識別情報と時刻とを提供することにより、例えば、当該乗客の乗車した車両を識別でき、当該乗客が当該時刻に当該列車に乗車したことを証明できる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における乗車証明システム990の構成図である。
鉄道を交通手段の一例として、実施の形態1における乗車証明システム990の構成について、図1に基づいて以下に説明する。但し、交通手段はバスやタクシーなどの他の交通手段であっても構わない。列車991、バス、タクシーは車両の一例である。
各鉄道事業者の各列車991は、列車991内において列車991内の各機器を制御するシステム(以下、列車内システムとする)と地上の施設において各列車991の運行監視を行うシステム(以下、地上系システムとする)とにより運行管理されている。以下、列車内システムを構成する装置を列車内装置300(車両情報管理装置の一例)、地上系システムを構成する装置を地上系装置500(車両監視装置の一例)とする。
地上系システムを構成する地上系装置500は線路上のセンサ(図示省略)などからの情報により各列車991がどの位置を走行中であるか、予定通りの運行状況であるかなどの情報を司令室端末510や駅表示装置540に通知し、各駅の駅表示装置540は地上系装置500からの通知に基づいて各列車991の到着予定時刻や遅延時間などの運行状況を表示する。また、司令室では各列車991の運行ダイヤと地上系装置500から通知された運行状況とに基づいて停止や減速などの指令が司令室端末510から駅員端末530や運転台装置520に通知される。そして、駅員端末530で指令を受けた駅員や運転台装置520で通知を受けた運転士は司令室からの指令に応じて所定のアナウンスや運転制御を行う。
列車991内において、列車内装置300は列車番号、運行ダイヤ(停車駅や到着時刻を示す路線情報)などの自装置が搭載された列車991の情報を記憶管理している。また、列車内装置300は、その他に車輪の回転数に基づいて始発駅からの距離(キロ程)を記録管理し、自己が搭載された車両(自己が制御する対象の車両)の車両番号を記録管理し、運行ダイヤやキロ程に基づいて列車991がどの駅間を走行中であるか、次の到着駅はどこかなどの情報を記録管理している。
また、列車内装置300は運転台装置520での運転士による加速や減速などの運転操作や速度計・加速度計(図示省略)などの計測値に基づいてブレーキ330を制御したり、運転台装置520での運転士による開閉操作に基づいてドア320を制御したり、各車両の温度計・湿度計(図示省略)などの計測値に基づいてエアコン310を制御したりする。
また、列車内装置300は運行ダイヤや次の到着駅などの情報を情報サーバ400に提供し、情報サーバ400が生成した運行ダイヤ・次の到着駅の表示情報や企業のコマーシャルなどのコンテンツを情報ディスプレイ410に表示させる。
情報サーバ400と情報ディスプレイ410とは列車991内の表示装置を用いて乗客に情報提供を行うシステムを構成する。
実施の形態1における乗車証明システム990は通信端末100が、携帯電話機200に当該乗客が当該時刻に当該列車に乗車していたことを証明する乗車証明情報を提供することにより、乗客の乗車証明を行うことを特徴とする。
また、実施の形態1における乗車証明システム990はWebサーバ600が携帯電話機200の記憶している乗車証明情報が偽造・改ざんされたものでないか、つまり、当該乗客が実際に当該時刻に当該列車に乗車していたかを判定することにより乗客の乗車証明を行うことを特徴とする。
また、実施の形態1における乗車証明システム990は乗車証明情報に基づいて遅延証明書・振替輸送証明書の発行や運賃精算などの乗車証明付随サービスを提供することを特徴とする。例えば、Webサーバ600が、乗車証明情報が偽造・改ざんされたものでないと判定した場合に、乗車証明情報を認証する遅延証明書や振替輸送証明書を発行することを特徴とする。
通信端末100(情報提供装置の一例)は列車内装置300(車両情報管理装置の一例)から列車番号、車両番号、キロ程を取得し、通信端末100にアクセスした携帯電話機200に乗車証明情報として列車番号(車両識別情報の一例)、車両番号(車両識別情報の一例)、端末ID、キロ程(第一の位置情報の一例)および通信時刻(乗車証明情報の提供時刻の一例)を通知する。
携帯電話機200(乗客通信装置の一例)は通信端末100にアクセスして乗車証明情報を取得し、インターネット940を介して乗車証明情報をWebサーバ600に送信して乗車証明(乗車証明付随サービス、乗車証明情報の認証)を要求する。
Webサーバ600(証明装置の一例)は、携帯電話機200から送信された乗車証明情報に基づいて、列車番号で識別される列車991について通信時刻における位置を地上系装置500に問い合わせ、携帯電話機200から送信された乗車証明情報のキロ程(第一の位置情報の一例)と地上系装置500から取得した当該列車991の位置(第二の位置情報)とに基づいて当該乗客の当該通信時刻における当該列車991への乗車を証明する遅延証明書や振替輸送証明書などの電子証明書(乗車証明の判定結果の一例)を携帯電話機200に発行する。
こうして、乗客は駅員窓口にならんで駅員から紙の証明書を受け取らなくても携帯電話機200に記憶された電子証明書を遅延証明や振替輸送証明や運賃精算などに用いることができる。また、各鉄道事業者は運行停止や運行遅延を起こした列車991に実際に乗車していた利用者だけに対して遅延証明や振替輸送証明を行うことができ、乗客に対して実際の乗車経路に応じた運賃精算を行うことができる。
列車番号は列車991を識別する情報(ID:Identifier)の一例であり、車両番号は車両を識別する情報の一例である。
キロ程は列車991内で特定した列車991の位置情報の一例であり、列車991内における列車位置の特定方法には、車輪の回転数に基づいてキロ程を算出する方法の他に、例えば、GPS(Global Positioning System)を用いて座標を算出する方法や列車991外部の装置(例えば、地上系装置500)が特定した位置情報を取得する方法がある。
携帯電話機200は通信端末(乗客通信装置)の一例であり、通信端末には他にPHS(Personal Handyphone System)(登録商標)やPDA(Personal Digital Assistants)(登録商標)や接触型・非接触型IC(Integrated Circuit)カードなどがある。
通信端末100と携帯電話機200とはFelica(登録商標)、赤外線、可視光、Bluetooth(登録商標)、W−LAN(ワイヤレスラン)などを利用した無線通信を行う。以下、Felica(登録商標)のように、通信端末100が携帯電話機200から近距離(数ミリメートル)または短距離(数センチメートル)の範囲(以下、近距離とする)に接近することにより、通信端末100と携帯電話機200とが通信を行う形態で説明する。
実施の形態1においてサーバや端末は装置、機器を意味する。
実施の形態1における乗車証明システム990は通信端末100が車両識別情報(例えば、列車番号、車両番号)を含む乗車証明情報を携帯電話機200に提供することにより乗客の乗車証明を行うことを特徴とする。
また、実施の形態1における乗車証明システム990は乗車証明情報の提供時刻(後述する通信時刻)を含めて乗車証明情報を携帯電話機200に提供することにより乗客の乗車証明を行うことを特徴とする。
また、実施の形態1における乗車証明システム990は通信端末100から携帯電話機200に提供した乗車証明情報に基づいて遅延証明書・振替輸送証明書の発行や運賃精算などの乗車証明付随サービスを提供することを特徴とする。
また、実施の形態1における乗車証明システム990は乗車情報提供時刻における列車991の位置情報(例えば、キロ程)を含む乗車証明情報を携帯電話機200に提供することを特徴とする。
また、実施の形態1における乗車証明システム990は乗車証明情報に含まれる列車991の位置情報を乗車証明システム990が管理する乗車情報提供時刻における列車991の位置情報(例えば、後述する位置区間)と比較照合して乗車証明情報の真偽の判定(乗車証明情報の認証)を行うことにより乗客の乗車証明を行うことを特徴とする。
図2は、実施の形態1における列車内装置300の機能構成図である。
図3は、実施の形態1における通信端末100、携帯電話機200、Webサーバ600の機能構成図である。
図4は、実施の形態1における地上系装置500の機能構成図である。
実施の形態1における通信端末100、携帯電話機200、列車内装置300、地上系装置500およびWebサーバ600の機能構成について、図2、図3および図4に基づいて以下に説明する。
図2において、列車内装置300(車両情報管理装置の一例)は列車内装置通信部301、列車内装置制御部302、キロ程算出部303および列車内装置記憶部309を備える。
列車内装置通信部301は通信機器を用いて有線または無線により列車内装置300の入出力データの通信を行う。例えば、列車内装置通信部301は通信端末100に列車内装置300が管理している列車番号、車両番号、キロ程などのデータを送信する。また例えば、列車内装置通信部301は隣車両の列車内装置300の列車内装置通信部301と通信を行う。
キロ程算出部303(現在地特定部の一例)は車輪の回転数に基づいてキロ程(第一の位置情報の一例)を列車991の位置情報として算出する。
列車内装置記憶部309(管理装置記憶部の一例)は記憶機器を用いて列車内装置300で使用する各データの記憶管理を行う。例えば、列車内装置記憶部309は予め設定されている列車番号や運行ダイヤなどの自装置が搭載された列車991の情報およびキロ程算出部303が算出したキロ程を記憶管理する。また例えば、列車内装置記憶部309は自列車内装置300が搭載されている車両(自列車内装置300が接続する通信端末100が設置されている車両)の番号(車両番号)、列車991がどの駅間を走行中であるか、次の到着駅はどこであるかなどの情報を記録管理する。
列車内装置制御部302はCPU(Central Proccessing Unit)を用いて列車内装置300の各機能を制御する。例えば、列車内装置制御部302は列車内装置通信部301を制御して通信端末100に列車番号、キロ程および車両番号を提供する。また例えば、列車内装置制御部302はキロ程算出部303を制御して列車991の現在のキロ程を算出する。また例えば、列車内装置制御部302は運行ダイヤやキロ程に基づいて列車991がどの駅間を走行中であるか、次の到着駅はどこであるかなどを特定する。また例えば、列車内装置制御部302は列車内装置記憶部309に対するデータの記憶・取り出しを行う。また例えば、列車内装置制御部302はエアコン310を制御して列車991内の空気調節を行い、ドア320の開閉を行い、ブレーキ330を制御して列車991を加速・減速・停止する。また例えば、列車内装置制御部302は情報サーバ400が提供するコンテンツを情報ディスプレイ410に表示出力、音声出力させる。
図3において、通信端末100(情報提供装置の一例)は対携帯通信部110、端末制御部120、対列車内装置通信部130および端末記憶部190を備える。
対列車内通信部130は通信機器を用いて有線または無線により列車内装置300と通信を行う。例えば、対列車内装置通信部130は列車内装置300が送信した列車番号、車両番号およびキロ程を受信する。
端末記憶部190は記憶機器を用いて通信端末100で使用する各データの記憶管理を行う。例えば、端末記憶部190は列車内装置300から取得した列車番号、車両番号およびキロ程を記憶管理する。また例えば、端末記憶部190は自通信端末100を識別する端末IDを記憶管理する。
対携帯通信部110(情報提供装置通信部の一例)は通信機器を用いて携帯電話機200との間で近距離無線通信を行う。例えば、対携帯通信部110は、無線通信範囲内に位置する携帯電話機200の電波を検出した際、列車番号、車両番号、端末ID、キロ程および通信時刻を乗車証明情報として無線で発信する。
端末制御部120はCPUを用いて通信端末100の各機能を制御する。例えば、端末制御部120はクロック(図示省略)から時刻を取得し、対列車内装置通信部130を制御して列車内装置300から列車番号、車両番号およびキロ程を取得し、対携帯通信部110を制御して携帯電話機200に乗車証明情報を提供し、端末記憶部190に対するデータの記憶、取り出しを行う。
図3において、携帯電話機200(乗客通信装置の一例)は携帯通信部210、携帯制御部220、携帯表示部230、キー入力部240、音声入出力部250、振動部260および携帯記憶部290を備える。
携帯通信部210は通信機器を用いて無線により携帯電話機200の入出力データの通信を行う。例えば、携帯通信部210は通信端末100が発信した乗車証明情報を表す電波を受信し、Webサーバ600に乗車証明情報を送信し、Webサーバ600が送信した電子証明書データ(例えば、遅延証明書、振替輸送証明書)を受信する。
携帯表示部230は液晶ディスプレイ(表示機器の一例)(図示省略)に文字や画像を表示する。
キー入力部240は押下されたテンキーや十字キー(入力機器の一例)(図示省略)の情報を入力する。
音声入出力部250はマイク(入力機器の一例)(図示省略)により収集した音声情報を入力し、スピーカー(出力機器の一例)(図示省略)から音声を出力する。
振動部260はバイブレーター(図示省略)を起動して携帯電話機200を振動させる。
携帯記憶部290は記憶機器を用いて携帯電話機200で使用する各データの記憶管理を行う。例えば、携帯記憶部290は通信端末100から取得した乗車証明情報、予め登録された電話番号やメールアドレスを記憶管理する。
携帯制御部220はCPUを用いて携帯電話機200の各機能を制御する。例えば、携帯制御部220は携帯通信部210を制御して通信端末100から乗車証明情報を取得し、Webサーバ600に乗車証明(乗車証明付随サービス)を要求して乗車証明情報に基づく電子証明書を取得する。また例えば、携帯制御部220はキー入力部240が入力したキー情報に基づいてWebサーバ600に要求する乗車証明の種類を判別し、Webサーバ600から取得した電子証明書を携帯表示部230に表示させる。また例えば、携帯制御部220は携帯記憶部290に対するデータの記憶、取り出しを行う。
図3において、Webサーバ600(証明装置の一例)はWeb通信部610、Webサーバ制御部620、対地上系装置通信部630およびWebサーバ記憶部690を備える。
Web通信部610(乗車証明情報取得部、乗車証明結果出力部の一例)は通信機器を用いてインターネット940を介して携帯電話機200と通信を行う。例えば、Web通信部610は携帯電話機200から乗車証明情報を受信し、携帯電話機200に乗車証明情報に基づく電子証明書データを送信する。
対地上系装置通信部630(第二の位置情報取得部)は通信機器を用いて有線または無線により地上系装置500と通信を行う。例えば、対地上系装置通信部630は地上系装置500から地上系装置500が特定した列車991の位置情報(第二の位置情報)を含む列車情報を受信する。
Webサーバ記憶部690は記憶機器を用いてWebサーバ600で使用する各データの記憶管理を行う。例えば、Webサーバ記憶部690は携帯電話機200から取得した乗車証明情報や地上系装置500から取得した列車情報や各種の電子証明書データを記憶管理する。
Webサーバ制御部620はCPUを用いてWebサーバ600の各機能を制御する。例えば、Webサーバ制御部620はWeb通信部610を制御して携帯電話機200から乗車証明情報を取得し、携帯電話機200に乗車証明情報に基づく電子証明書を提供する。また例えば、Webサーバ制御部620は対地上系装置通信部630を制御して地上系装置500から列車情報を取得する。また例えば、Webサーバ制御部620は乗車証明情報が示す列車991の位置(第一の位置情報)と列車情報が示す列車991の位置(第二の位置情報)とを比較照合して電子証明書の発行要否の判定(乗車証明の判定)や電子証明書の生成・発行(判定結果の出力)を行う。また例えば、Webサーバ制御部620はWebサーバ記憶部690に対するデータの記憶、取り出しを行う。
図4において、地上系装置500(車両監視装置の一例)は地上系装置通信部501、地上系装置制御部502、車両監視部503および地上系装置記憶部509を備える。
地上系装置通信部501は通信機器を用いて有線または無線により司令室端末510、駅員端末530、駅表示装置540、運転台装置520、列車内装置300、Webサーバ600と通信を行う。例えば、地上系装置通信部501はWebサーバ600に列車991の位置情報(第二の位置情報)を送信し、司令室端末510、駅員端末530、駅表示装置540、運転台装置520、列車内装置300に各列車991の運行情報を送信する。
車両監視部503(位置特定部の一例)は各線路上の各センサ(図示省略)から各列車991に対する検知情報を取得し、各センサの検知情報に基づいてCPUを用いて各列車991の走行位置・停止位置を特定する。例えば、車両監視部503は列車991が間に位置する2つのセンサの位置を示す位置区間を当該列車991の位置情報(第二の位置情報)として特定する。また例えば、車両監視部503は各列車991から列車991内で特定された位置情報を取得して取得した位置情報を当該列車991の位置情報(第二の位置情報)とする。
地上系装置記憶部509は記憶機器を用いて地上系装置500で使用する各データの記憶管理を行う。例えば、地上系装置記憶部509は車両監視部503が特定した各列車991の位置情報(第二の位置情報)を記憶管理する。また例えば、地上系装置記憶部509は各列車991の運行ダイヤを記憶管理する。
地上系装置制御部502はCPUを用いて地上系装置500の各機能を制御する。例えば、地上系装置制御部502は車両監視部503を制御して列車991の位置を特定し、地上系装置通信部501を制御して列車991の位置情報(第二の位置情報)をWebサーバ600に送信する。また例えば、各列車991の位置と運行ダイヤとを比較照合して各列車991の運行状況を判断し、地上系装置通信部501を制御して運行状況を司令室端末510、駅員端末530、駅表示装置540や運転台装置520に通知する。また例えば、地上系装置制御部502は地上系装置記憶部509に対するデータの記憶、取り出しを行う。
図5は、実施の形態1における乗車証明システム990のハードウェア資源の一例を示す図である。
図5において、通信端末100、携帯電話機200、列車内装置300、情報サーバ400、地上系装置500、司令室端末510、運転台装置520、駅員端末530、Webサーバ600は、プログラムを実行するCPU911(Central・Processing・Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信ボード915(または通信チップ)、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。また、携帯電話機200はハードウェアデバイスとしてその他にテンキー・十字キー、液晶ディスプレイ、マイク、スピーカー、バイブレーター(入出力機器の一例、図示省略)を備える。磁気ディスク装置920の代わりにその他の記憶装置(例えば、RAMやフラッシュメモリなどの半導体メモリ)を用いてもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶機器、記憶装置あるいは記憶部の一例である。また、入出力データが記憶されている記憶機器は入出力機器、入出力装置あるいは入出力部の一例である。
通信ボード915(または通信チップ)は、通信機器、通信装置、通信部、入出力機器、入出力装置あるいは入出力部の一例である。
通信ボード915は、有線または無線、接触または非接触で、LAN(Local Area Network)、インターネット940、ISDN等のWAN(ワイドエリアネットワーク)、電話回線などの通信網に接続されている。インターネット940は通信網の一例である。
磁気ディスク装置920には、OS921(オペレーティングシステム)、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、OS921により実行される。
上記プログラム群923には、実施の形態において「〜部」、「〜装置」、「〜端末」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、実施の形態において、「〜部」や「〜装置」や「〜端末」の機能を実行した際の「〜の判定結果」、「〜の計算結果」、「〜の処理結果」などの結果データ、「〜部」や「〜装置」や「〜端末」の機能を実行するプログラム間で受け渡しするデータ、その他の情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。列車番号、車両番号、キロ程、通信時刻などはファイル群924に含まれるものの一例である。
「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
また、実施の形態において説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他の記録媒体に記録される。また、データや信号値は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、実施の形態において「〜部」、「〜装置」、「〜端末」として説明するものは、「〜回路」、「〜機器」、「〜手段」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」、「〜装置」、「〜端末」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスクやその他の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。すなわち、プログラムは、「〜部」、「〜装置」、「〜端末」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、「〜部」、「〜装置」、「〜端末」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
図6は、実施の形態1における乗車証明方法を示すフローチャートである。
実施の形態1における乗車証明方法について、図6に基づいて以下に説明する。
<S101:乗車証明情報要求処理>
まず、携帯電話機200は通信端末100に乗車証明情報を要求する。
例えば、列車991が運行停止・運行遅延した際、後に停止・遅延した列車991に乗車していたことを証明するために、乗客は携帯電話機200を通信端末100に近づける。そして、携帯電話機200が通信端末100の通信範囲に入った際、携帯制御部220は携帯通信部210を制御して乗車証明情報要求を発信する。
<S102:乗車証明情報応答処理(車両識別情報取得処理、第一の位置情報取得処理、現在地特定処理、乗車証明情報送出処理)>
次に、通信端末100は携帯電話機200に乗車証明情報を応答する。
このとき、通信端末100は図7に基づいて説明する以下の処理を行う。
図7は、実施の形態1における通信端末100の乗車証明情報応答処理(S102)を示すフローチャートである。
<<S102a:乗車証明情報要求受信処理>>
まず、対携帯通信部110は携帯電話機200が発信した乗車証明情報要求を受信する。
<<S102b:通信時刻取得処理>>
対携帯通信部110が乗車証明情報要求を受信した際、端末制御部120は通信端末100と携帯電話機200との通信時刻(乗車証明情報を提供する提供時刻)としてクロックから現在時刻を取得する。
<<S102c:乗車管理情報取得処理(車両識別情報取得処理、第一の位置情報取得処理、現在地特定処理)>>
また、端末制御部120は、対携帯通信部110が乗車証明情報要求を受信した際、列車内装置300から乗車管理情報(列車番号、車両番号、キロ程)を取得する。
このとき、通信端末100および列車内装置300は以下の処理を行う。
まず、通信端末100において、端末制御部120は対列車内装置通信部130を制御して乗車管理情報要求を列車内装置300に送信する(S102c1)。
次に、列車内装置300において、列車内装置通信部301は通信端末100から乗車管理情報要求を受信する(S102c2)。
列車内装置300において、列車内装置通信部301が乗車管理情報要求を受信した際、列車内装置制御部302はキロ程算出部303を制御して車輪の回転数に基づいて現在の列車991のキロ程(第一の位置情報の一例)を算出する(S102c3:現在地特定処理)。
また、列車内装置300において、列車内装置通信部301が乗車管理情報要求を受信した際、列車内装置制御部302は列車内装置記憶部309から自列車内装置300が搭載されている列車991の列車番号と自列車内装置300が搭載されている車両(自己が通信する通信端末100が設置されている車両)の車両番号とを取得する。列車番号および車両番号は予め列車内装置記憶部309に記憶されている(S102c4)。
次に、列車内装置300において、列車内装置制御部302は列車内装置通信部301を制御してキロ程、列車番号および車両番号を乗車管理情報として通信端末100に送信する(S102c5)。
そして、通信端末100において、対列車内装置通信部130は列車内装置300から乗車管理情報を受信し、端末制御部120は対列車内装置通信部130が受信した乗車管理情報を端末記憶部190に記憶する(S102c6:車両識別情報取得処理、第一の位置情報取得処理)。
<<S102d:乗車証明情報応答処理(乗車証明情報送出処理)>>
そして、端末制御部120は列車番号、車両番号、端末ID、キロ程および通信時刻を乗車証明情報として携帯電話機200に応答する。
このとき、端末制御部120は端末記憶部190から列車番号、車両番号、端末ID、キロ程および通信時刻を乗車証明情報として取得し、取得した乗車証明情報を対携帯通信部110を制御して発信する。端末記憶部190には予め端末IDが登録されているものとする。
携帯電話機200では、携帯通信部210が通信端末100の発信した乗車証明情報を受信し、携帯制御部220が携帯通信部210の受信した乗車証明情報を携帯記憶部290に記憶する。
図6のS103について説明する。
<S103:乗車証明要求処理>
次に、携帯電話機200はWebサーバ600に乗車証明情報を送信して乗車証明(乗車証明付随サービス、乗車証明情報の認証)を要求する。
例えば、遅延証明書や振替輸送証明書などの電子証明書が必要なとき、乗客は携帯電話機200を操作してWebサーバ600に対して電子証明書の発行を要求する。
このとき、携帯電話機200は以下の処理を行う。
まず、携帯制御部220は携帯表示部230を制御して乗車証明の種類として「遅延証明」および「振替輸送証明」を表示することにより携帯電話機200を所有する乗客に乗車証明の選択を促す(S103a)。
次に、携帯制御部220は乗客がテンキー・十字キーを操作して指定した乗車証明の種類をキー入力部240から入力する(S103b)。
そして、携帯制御部220は乗車証明情報と乗車証明種類とを乗車証明要求として携帯通信部210を制御してWebサーバ600に送信する。例えば、携帯通信部210はWeb通信によりインターネット940を介してWebサーバ600に乗車証明要求を送信する(S103c)。
<S104:乗車証明処理(乗車証明情報取得処理、第二の位置情報取得処理、乗車証明処理、乗車証明結果出力処理、位置特定処理)>
そして、Webサーバ600は乗車証明判定を行い、携帯電話機200に乗車証明書を発行する。
このとき、Webサーバ600は図8に基づいて説明する以下の処理を行う。
図8は、実施の形態1におけるWebサーバ600の乗車証明処理(S104)を示すフローチャートである。
<<S104a:乗車証明要求受信処理(乗車証明情報取得処理)>>
まず、Web通信部610は携帯電話機200が送信した乗車証明情報と乗車証明種類とを含む乗車証明要求を受信し、Webサーバ制御部620はWeb通信部610が受信した乗車証明要求をWebサーバ記憶部690に記憶する。乗車証明情報には列車番号、車両番号、端末ID、キロ程および通信時刻が含まれる。また、乗車証明種類は例えば「遅延証明」または「振替輸送証明」を示す。
<<S104b:列車情報取得処理(第二の位置情報取得処理、位置特定処理)>>
Web通信部610が乗車証明要求を受信した際、Webサーバ制御部620は地上系装置500から列車情報(列車番号、位置区間)を取得する。
このとき、Webサーバ600および地上系装置500は以下の処理を行う。
まず、Webサーバ600において、Webサーバ制御部620は乗車証明要求に含まれる乗車証明情報をWebサーバ記憶部690から取得し、対地上系装置通信部630を制御して乗車証明情報に含まれる列車番号と通信時刻とを列車情報要求として地上系装置500に送信する(S104b1)。
次に、地上系装置500において、地上系装置通信部501はWebサーバ600から列車情報要求を受信する(S104b2)。
地上系装置500において、地上系装置通信部501が列車情報要求を受信した際、地上系装置制御部502は、列車情報要求が示す列車番号で識別される列車について、線路上のセンサから取得した情報に基づいて、列車情報要求が示す通信時刻における当該列車の位置を算出する。例えば、地上系装置制御部502は当該通信時刻において当該列車を最後に感知したセンサのキロ程とその次のセンサのキロ程とを当該通信時刻において当該列車が位置する区間を示す位置区間とする。位置区間は列車991の位置情報(第二の位置情報)の一例である(S104b3:位置特定処理)。
次に、地上系装置500において、地上系装置制御部502は地上系装置通信部501を制御して列車番号と位置区間とを列車情報としてWebサーバ600に送信する(S104b4)。
そして、Webサーバ600において、対地上系装置通信部630は地上系装置500から列車情報を受信し、Webサーバ制御部620は対地上系装置通信部630が受信した列車情報をWebサーバ記憶部690に記憶する(S104b5:第二の位置情報取得処理)。
<<S104c:乗車証明判定処理(乗車証明処理)>>
Webサーバ制御部620は乗車証明情報に含まれるキロ程と列車情報に含まれる位置区間とを比較照合して乗車証明の可否(乗車証明付随サービスの提供の可否)を判定する。
このとき、Webサーバ制御部620は乗車証明要求に含まれる乗車証明情報が示すキロ程(第一の位置情報)と当該乗車証明情報に基づいて地上系装置500から取得した列車情報が示す位置区間とをWebサーバ記憶部690から取得する。そして、Webサーバ制御部620は地上系装置500が特定した位置区間内に乗車証明要求が示すキロ程が位置するか判定する。Webサーバ制御部620は、携帯電話機200が乗車証明を要求した際に指定したキロ程(第一の位置情報の一例)と鉄道事業者が記録管理している位置区間(第二の位置情報の一例)とを比較照合することにより、乗車証明要求が正当な要求で有るか否かを判定することができる。位置区間内にキロ程が位置する場合、Webサーバ制御部620は当該乗車証明要求が正当な要求である、つまり、乗車証明可能と判定する。また、位置区間内にキロ程が位置しない場合、Webサーバ制御部620は当該乗車証明要求に含まれる乗車証明情報が偽造・改ざんされたものであり、当該乗車証明要求が不当な要求である、つまり、乗車証明不可と判定する。
<<S104d:証明書発行処理(乗車証明結果出力処理)>>
乗車証明可能と判定した場合、Webサーバ制御部620は、当該乗車証明要求が示す乗車証明情報を認証し、当該乗車証明要求が示す乗車証明種類に基づいて携帯電話機200に電子証明書を発行する。
乗車証明種類が「遅延証明」を示す場合、Webサーバ制御部620はWebサーバ記憶部690から遅延証明書の電子データ(フォーマット、鍵などを含む)を取得して生成した遅延証明書(電子証明書であり乗車証明書の一例)をWeb通信部610を制御して乗車証明要求元の携帯電話機200に送信する。
また、乗車証明種類が「振替輸送証明」を示す場合、Webサーバ制御部620はWebサーバ記憶部690から振替輸送証明書の電子データ(フォーマット、鍵などを含む)を取得して生成した振替輸送証明書(電子証明書であり乗車証明書の一例)をWeb通信部610を制御して乗車証明要求元の携帯電話機200に送信する。
電子証明書である遅延証明書や振替輸送証明書は当該乗客が当該時刻に当該列車に乗車したことを証明する情報であり、乗車証明判定結果・乗車証明情報認証結果の一例である。また、遅延証明書や振替輸送証明書の発行は乗車証明付随サービスの一例である。
また、電子証明書である遅延証明書や振替輸送証明書は例えばPKI(Public Key Infrastructure)を用いた信頼性の高いデータである。
<<S104e:エラー処理(乗車証明結果出力処理)>>
乗車証明不可と判定した場合、Webサーバ制御部620は、当該乗車証明要求が示す乗車証明情報を認証せず、携帯電話機200にエラー応答する。
このとき、Webサーバ制御部620はWeb通信部610を制御して電子証明書を発行できないことを示すエラー応答(乗車証明判定結果・乗車証明情報認証結果の一例)を携帯電話機200に送信する。
携帯電話機200では、携帯通信部210がWebサーバ600の送信した電子証明書を受信し、携帯制御部220が携帯通信部210の受信した電子証明書を携帯記憶部290に記憶する。
そして、乗客は携帯電話機200を操作してWebサーバ600から発行された遅延証明書や振替輸送証明書をディスプレイに表示したり、プリンタから紙に印刷したり、特定のサーバ・端末に送信したりすることにより、当該鉄道事業者または信頼できる第三者機関により乗車証明されていることを必要に応じて提示・提出することができる。
また、遅延証明書や振替輸送証明書を提示・提出された者は提示・提出された遅延証明書や振替輸送証明書が信頼できるものであり、遅延証明書や振替輸送証明書を提示・提出した者が運行停止・運行遅延した列車991に実際に乗車していたということを知ることができる。
上記実施の形態1では、携帯電話機200が通信端末100から取得した乗車証明情報に基づく乗車証明付随サービスとしてWebサーバ600が遅延証明書や振替輸送証明書を発行する形態について説明した。また特に、Webサーバ600が、遅延証明書や振替輸送証明書を発行する際に、携帯電話機200が所持する乗車証明情報の整合性を列車991の位置情報に基づいて判定することにより乗車証明情報の認証を行う形態について説明した。但し、Webサーバ600は乗車証明情報の認証を行わずに遅延証明書や振替輸送証明書を発行してもよい。この場合、携帯電話機200において乗車証明情報が偽造・改ざんされないように、携帯電話機200と通信端末100との乗車証明情報の通信時や携帯電話機200への乗車証明情報の記憶時にハッシュやPKIなどのセキュリティ技術を用いるとよい。例えば、Toruca(登録商標)の技術を利用して携帯電話機200に記憶された乗車証明情報を保護(例えば、コピー防止)するとよい。
上記実施の形態1では、乗客は携帯電話機200を通信端末100にかざすことにより乗車証明情報を取得できる形態について説明した。但し、各車両の天井やドアなどに設置した通信端末100から随時にまたは列車991が運行停止・運行遅延したときにまたは列車991が駅に停車したときに乗車証明情報を表す無線を照射することにより乗客が通信端末100にかざす事無く携帯電話機200に乗車証明情報を取得できるようにしてもよい。
また、上記実施の形態1では、乗車証明情報に基づく乗車証明付随サービスとして遅延証明書や振替輸送証明書を発行する形態について説明したが、乗車証明情報に基づく乗車証明付随サービスとして運賃精算を行ってもよい。
例えば、ドアに通信端末100を設置し、ドアが開いた際に通信端末100から乗車証明情報を表す無線を照射することにより、乗降者の携帯電話機200に乗降記録として乗車証明情報を記憶してもよい。こうすることにより、携帯電話機200に記憶されている乗降記録に基づいて当該乗客がどの区間をどの事業者のどの列車991のどの車両を利用したかがわかる。つまり、各鉄道事業者は乗車区間に応じた乗車料金、乗車列車に応じた特急料金、乗車車両に応じた指定席料金などを特定して正当な料金を乗客に請求することができる。また、特定した料金に基づいて電子精算システムを利用することにより、各乗客および各鉄道事業者は区間毎・路線毎・事業者毎の運賃精算といった複雑で面倒な手続きをする必要が無く容易に運賃精算することができる。電子精算システムは前記Webサーバ600が遅延証明書や振替輸送証明書の発行に代わって運賃精算を行うように構成してもよいし、改札機を乗降記録の入力機器として改札機に接続する運賃精算サーバで運賃精算を行うように構成してもよい。
図9、図10を用いて具体例を説明する。
図9、図10は実施の形態1における各駅の接続を示す図である。
図9においてA駅〜G駅を結ぶ各実線は鉄道事業者1の路線を示し、図9はC駅で乗車してG駅で降車する場合の経由ルートにはルート1「C駅→D駅→E駅→G駅」とルート2「C駅→A駅→B駅→F駅→G駅」との2ルートが存在していることを示している。
また、図10はB駅とD駅とが別の鉄道事業者2の路線で接続されていることを示している。
定期区間外の乗り越しや経由ルートが複数ある乗り換えがあった場合でも、乗客は改札機からの出札時に携帯電話機200やICカードを用いて運賃精算を行っている。例えば、図9において、乗客がC駅で乗車してG駅で降車した場合、改札機ではルート1とルート2とのうち最短(最安)ルートであるルート1の料金を適用して運賃精算を行っている。しかし、複雑な経路を辿って乗り換えが行われた場合、改札機では料金を自動判断することができず運賃精算処理が行えないため、乗客は携帯電話機200やICカードを用いても改札機から出札することができず精算機にて経由ルートを入力して運賃精算後に出札している。
また、一つの事業者内での鉄道の利用であれば精算機を使用する必要は少ないかもしれないが、今後、図10に示すように各鉄道事業者間での列車991の連絡経路が増え、また、携帯電話機200やICカードを共通利用した運賃精算が行われていくことが予想される。また、乗り換え経路は私鉄、地下鉄、JRと相互接続する鉄道事業者が増えるにつれて増える。この場合、乗車経路が複雑になり、改札機での運賃精算が行えずに精算機において運賃精算が行われる頻度が上がり、運賃精算に伴う乗客の駅での滞留が発生してしまう可能性がある。
そこで、現行の入出札時に加えて、上記説明のように、乗客が車両内で携帯電話機200やICカードを通信端末100にかざして、または、通信端末100から車両内の携帯電話機200やICカードに電波を照射して乗車証明情報を携帯電話機200やICカードに記録し、記録した乗車証明情報を乗車経路を示す乗降記録として利用するとよい。これにより、乗車経路が複雑になった場合においても、改札機で乗車経路に基づく料金を計算して運賃精算を行うことができ、鉄道利用者への負担を軽減することができる。つまり、複雑な乗り換え時においても乗客の負担を軽減することができ、乗客の利便性の低下を防ぐことができる。また、鉄道事業者は運賃精算に伴う乗客の駅での滞留を防止でき、実際に利用された乗車経路に基づいた正規の運賃精算を行うことが可能となる。
実施の形態1における乗車証明システム990は、通信端末100を各車両に設置し、乗客が携帯電話機200を通信端末100に近づけることにより通信端末100から携帯電話機200に列車識別情報(例えば、列車番号)と情報提供時刻(例えば、通信時刻)とを含む乗車証明情報を取得することを特徴とする。
これにより、携帯電話機200に記録された乗車証明情報に基づいて遅延証明や振替輸送証明や運賃精算を行うことができる。また、遅延証明や振替輸送証明や運賃精算は、定期券のように予め登録された情報に基づいてではなく、実際の乗車状況(乗車区間、乗車列車、乗車車両など)に基づいて行うことができる。
さらに、実施の形態1における乗車証明システム990では、乗車証明情報は必要なときに必要な乗客だけが取得することができる。つまり、実施の形態1における乗車証明システム990では、乗車証明情報が不必要な乗客の携帯電話機200に対して乗車証明情報を通知する通信は行われず、通信帯域や携帯電話機200の電力を節約することができる。
また、実施の形態1における乗車証明システム990は、乗車証明情報に列車991内で特定された列車991の位置情報(例えば、キロ程)を含むことを特徴とする。
これにより、乗車証明情報に含まれる位置情報に基づいて乗車証明情報が偽造・改ざんされたものでないか、乗車証明付随サービス(例えば、遅延証明書・振替輸送証明書の発行や運賃精算)を提供することが適切か否かを判定することができる。例えば、乗車証明情報に位置情報が含まれない場合、携帯電話機200において適当な列車番号と通信時刻とが設定されることにより乗車証明情報が偽造・改ざんされる可能性がある。しかし、乗車証明情報に位置情報が含まれる場合、列車991が運行停止・運行遅延することもあるため、当該通信時刻における列車991の正確な位置を特定することは難しく、正確な位置情報を含む乗車証明情報を偽造・改ざんすることは困難となる。つまり、乗車証明情報に位置情報を含めることにより、不正な乗車証明がされることを防ぐことができる。
また、乗車証明情報に含まれる位置情報に基づいて乗車証明付随サービス(例えば、遅延証明書・振替輸送証明書の発行や運賃精算)を提供する場合、乗車証明付随サービスを提供する装置は乗車証明情報を提供する通信端末100とは異なる装置(例えば、Webサーバ600)となる。つまり、通信端末100は遅延証明書・振替輸送証明書発行処理や運賃精算処理を行う必要が無く、乗車証明情報の発信さえできればよい。したがって、通信端末100の負荷や通信端末100の通信量が軽減されるため、通信端末100の単価を抑えることができ、多くの通信端末100を列車991に設置することができる。また、乗客が携帯電話機200をかざした際の通信端末100の応答時間を短縮することができる。これにより、乗客の利便性が向上する。
実施の形態1において図11に示すような乗車証明システム990について説明した。
図11は、実施の形態1における乗車証明システム990の概略図である。
車両情報管理装置992(図1における列車内装置300)は列車991内に設置され、その列車991の車両に関するさまざまな情報(列車番号・車両番号などの静的な情報および列車991の位置を示すキロ程のような動的な情報)をリアルタイムに収集、管理する。
データ送信装置993(図1における通信端末100)は車両情報管理装置992から必要な情報を取り出し、特定の情報を携帯電話機200に送信する。データ送信装置993と携帯電話機200との通信は、Felica(登録商標)通信の他、赤外線通信などでも構わない。
ここで、通信端末100から列車番号、車両番号、通信時刻、位置情報(キロ程)をひとつのデータセットとして携帯電話機200に提供することにより、携帯電話機200の所有者がその時刻にその場所でその列車のその車両に乗っていたことがわかるようになる。
また、このデータセットを偽造、改ざんできないようにすることにより、携帯電話機200の所有者がその時刻にその場所でその車両に乗っていたことを証明することが可能になる。
そして、この証明された情報を用いることにより、例えば、列車991が運行停止・運行遅延した場合におけるより正確な遅延証明書および振替輸送証明書の発行やより正確な運賃精算など、さまざまなサービスが実現できるようになる。
実施の形態1における乗車証明システム990の構成図。 実施の形態1における列車内装置300の機能構成図。 実施の形態1における通信端末100、携帯電話機200、Webサーバ600の機能構成図。 実施の形態1における地上系装置500の機能構成図。 実施の形態1における乗車証明システム990のハードウェア資源の一例を示す図。 実施の形態1における乗車証明方法を示すフローチャート。 実施の形態1における通信端末100の乗車証明情報応答処理(S102)を示すフローチャート。 実施の形態1におけるWebサーバ600の乗車証明処理(S104)を示すフローチャート。 実施の形態1における各駅の接続を示す図。 実施の形態1における各駅の接続を示す図。 実施の形態1における乗車証明システム990の概略図。
符号の説明
100 通信端末、110 対携帯通信部、120 端末制御部、130 対列車内装置通信部、190 端末記憶部、200 携帯電話機、210 携帯通信部、220 携帯制御部、230 携帯表示部、240 キー入力部、250 音声入出力部、260 振動部、290 携帯記憶部、300 列車内装置、301 列車内装置通信部、302 列車内装置制御部、303 キロ程算出部、309 列車内装置記憶部、310 エアコン、320 ドア、330 ブレーキ、400 情報サーバ、410 情報ディスプレイ、500 地上系装置、501 地上系装置通信部、502 地上系装置制御部、503 車両監視部、509 地上系装置記憶部、510 司令室端末、520 運転台装置、530 駅員端末、540 駅表示装置、600 Webサーバ、610 Web通信部、620 Webサーバ制御部、630 対地上系装置通信部、690 Webサーバ記憶部、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、920 磁気ディスク装置、921 OS、923 プログラム群、924 ファイル群、940 インターネット、990 乗車証明システム、991 列車、992 車両情報管理装置、993 データ送信装置。

Claims (5)

  1. 列車内に、車両情報管理装置と、情報提供装置とを有し前記列車外に、車両監視装置と、証明装置とを有する乗車証明システムであり、
    前記車両情報管理装置は、
    前記列車を識別する車両識別情報を記憶機器を用いて記憶する管理装置記憶部と、
    前記列車の車輪の回転数に基づいて前記列車が特定の駅から走行した距離をキロ程として算出するキロ程算出部を備え、
    前記情報提供装置は、
    前記車両情報管理装置から、前記管理装置記憶部に記憶されている車両識別情報と、前記キロ程算出部によって算出されたキロ程を通信機器を用いて取得する情報提供装置制御部と、
    前記情報提供装置制御部が取得した車両識別情報とキロ程を含み、現在時刻を提供時刻として含む情報を乗車証明情報として通信機器を用いて送出する情報提供装置通信部とを備え、
    前記車両監視装置は、
    列車が走行する線路に区間毎に設けられる複数のセンサのうち前記列車を最後に感知したセンサが設けられた区間を前記列車が位置する位置区間として時刻毎に特定する位置特定部
    前記乗車証明情報が示す車両識別情報と提供時刻とを受信し、前記位置特定部によって特定される位置区間であって、前記受信した車両識別情報によって識別される前記列車が前記受信した提供時刻に位置していた位置区間、を示す位置情報を送信する通信部とを備え、
    前記証明装置は、
    前記列車に乗車した乗客が使用する乗客通信装置であって前記情報提供装置から前記乗車証明情報を受信した乗客通信装置から前記乗車証明情報を受信する乗車証明情報取得部と、
    前記乗車証明情報取得部によって受信された前記乗車証明情報に基づいて前記乗車証明情報が示す車両識別情報と提供時刻を前記車両監視装置へ送信し、前記車両監視装置から前記車両識別情報によって識別される前記列車が前記提供時刻に位置していた位置区間を示す位置情報を受信する位置情報取得部と、
    前記乗車証明情報取得部によって受信された前記乗車証明情報が示すキロ程と、前記位置情報取得部によって受信された位置情報が示す位置区間とに基づいて、前記特定の駅から前記キロ程が示す距離だけ走行したときの位置が前記位置区間内の位置であるか否かを判定する乗車証明部と、
    前記乗車証明部が前記特定の駅から前記キロ程が示す距離だけ走行したときの位置が前記位置区間内の位置であると判定した場合、前記乗客が前記提供時刻に前記列車に乗車していたことを証明する乗車証明書のデータを前記乗客通信装置へ送信する乗車証明結果出力部とを備える
    ことを特徴とする乗車証明システム。
  2. 列車内に、前記列車を識別する車両識別情報を記憶機器を用いて記憶する管理装置記憶部を備える車両情報管理装置と、情報提供装置とを有し前記列車外に、車両監視装置と、証明装置とを有する乗車証明システムの乗車証明方法であり、
    前記車両情報管理装置において、
    キロ程算出部は、前記列車の車輪の回転数に基づいて前記列車が特定の駅から走行した距離をキロ程として算出する処理を行い、
    前記情報提供装置において、
    情報提供装置制御部は、前記車両情報管理装置から、前記管理装置記憶部に記憶されている車両識別情報と、前記キロ程算出部によって算出されたキロ程とを通信機器を用いて取得する処理を行い、
    情報提供装置通信部は、前記情報提供装置制御部が取得した車両識別情報とキロ程を含み、現在時刻を提供時刻として含む情報を乗車証明情報として通信機器を用いて送出する乗車証明情報送出処理を行い、
    前記車両監視装置において、
    位置特定部は、列車が走行する線路に区間毎に設けられる複数のセンサのうち前記列車を最後に感知したセンサが設けられた区間を前記列車が位置する位置区間として時刻毎に特定する位置特定処理を行い、
    通信部は、前記乗車証明情報が示す車両識別情報と提供時刻とを受信し、前記位置特定部によって特定される位置区間であって、前記受信した車両識別情報によって識別される前記列車が前記受信した提供時刻に位置していた位置区間、を示す位置情報を送信する処理を行い、
    前記証明装置において、
    乗車証明情報取得部は、前記列車に乗車した乗客が使用する乗客通信装置であって前記情報提供装置から前記乗車証明情報を受信した乗客通信装置から前記乗車証明情報を受信する乗車証明情報取得処理を行い、
    位置情報取得部は、前記乗車証明情報取得部によって受信された前記乗車証明情報に基づいて前記乗車証明情報が示す車両識別情報と提供時刻を前記車両監視装置へ送信し、前記車両監視装置から前記車両識別情報によって識別される前記列車が前記提供時刻に位置していた位置区間を示す位置情報を受信する位置情報取得処理を行い、
    乗車証明部は、前記乗車証明情報取得部によって受信された前記乗車証明情報が示すキロ程と、前記位置情報取得部によって受信された位置情報が示す位置区間とに基づいて、前記特定の駅から前記キロ程が示す距離だけ走行したときの位置が前記位置区間内の位置であるか否かを判定する乗車証明処理を行い、
    乗車証明結果出力部は、前記乗車証明部が前記特定の駅から前記キロ程が示す距離だけ走行したときの位置が前記位置区間内の位置であると判定した場合、前記乗客が前記提供時刻に前記列車に乗車していたことを証明する乗車証明書のデータを前記乗客通信装置へ送信する乗車証明結果出力処理を行う
    ことを特徴とする乗車証明システムの乗車証明方法。
  3. 列車に乗車した乗客が使用する乗客通信装置であって、前記列車を識別する車両識別情報と前記列車が特定の駅から走行した距離を示すキロ程を含み現在時刻を提供時刻として含む情報を乗車証明情報として送信する情報提供装置から前記乗車証明情報を受信した乗客通信装置から、前記乗車証明情報を受信する乗車証明情報取得部と、
    前記乗車証明情報取得部によって受信された前記乗車証明情報に基づいて前記乗車証明情報が示す車両識別情報と提供時刻列車が位置する位置区間を時刻毎に特定する車両監視装置へ送信し、前記車両監視装置から前記車両識別情報によって識別される前記列車が前記提供時刻に位置していた位置区間を示す位置情報を受信する位置情報取得部と、
    前記乗車証明情報取得部によって受信された前記乗車証明情報が示すキロ程と、前記位置情報取得部によって受信された位置情報が示す位置区間とに基づいて、前記特定の駅から前記キロ程が示す距離だけ走行したときの位置が前記位置区間内の位置であるか否かを判定する乗車証明部と、
    前記乗車証明部が前記特定の駅から前記キロ程が示す距離だけ走行したときの位置が前記位置区間内の位置であると判定した場合、前記乗客が前記提供時刻に前記列車に乗車していたことを証明する乗車証明書のデータを前記乗客通信装置へ送信する乗車証明結果出力部と
    を備えることを特徴とする証明装置。
  4. 乗車証明情報取得部が、列車に乗車した乗客が使用する乗客通信装置であって、前記列車を識別する車両識別情報と前記列車が特定の駅から走行した距離を示すキロ程とを含み現在時刻を提供時刻として含む情報を乗車証明情報として送信する情報提供装置から前記乗車証明情報を受信した乗客通信装置から、前記乗車証明情報を受信し、
    位置情報取得部が、前記乗車証明情報取得部によって受信された前記乗車証明情報に基づいて前記乗車証明情報が示す車両識別情報と提供時刻列車が位置する位置区間を時刻毎に特定する車両監視装置へ送信し、前記車両監視装置から前記車両識別情報によって識別される前記列車が前記提供時刻に位置していた位置区間を示す位置情報を受信し、
    乗車証明部が、前記乗車証明情報取得部によって受信された前記乗車証明情報が示すキロ程と、前記位置情報取得部によって受信された位置情報が示す位置区間とに基づいて、前記特定の駅から前記キロ程が示す距離だけ走行したときの位置が前記位置区間内の位置であるか否かを判定し、
    乗車証明結果出力部が、前記乗車証明部が前記特定の駅から前記キロ程が示す距離だけ走行したときの位置が前記位置区間内の位置であると判定した場合、前記乗客が前記提供時刻に前記列車に乗車していたことを証明する乗車証明書のデータを前記乗客通信装置へ送信する
    ことを特徴とする証明装置の乗車証明方法。
  5. 列車に乗車した乗客が使用する乗客通信装置であって、前記列車を識別する車両識別情報と前記列車が特定の駅から走行した距離を示すキロ程を含み現在時刻を提供時刻として含む情報を乗車証明情報として送信する情報提供装置から前記乗車証明情報を受信した乗客通信装置から、前記乗車証明情報を受信する乗車証明情報取得部と、
    前記乗車証明情報取得部によって受信された前記乗車証明情報に基づいて前記乗車証明情報が示す車両識別情報と提供時刻列車が位置する位置区間を時刻毎に特定する車両監視装置へ送信し、前記車両監視装置から前記車両識別情報によって識別される前記列車が前記提供時刻に位置していた位置区間を示す位置情報を受信する位置情報取得部と、
    前記乗車証明情報取得部によって受信された前記乗車証明情報が示すキロ程と、前記位置情報取得部によって受信された位置情報が示す位置区間とに基づいて、前記特定の駅から前記キロ程が示す距離だけ走行したときの位置が前記位置区間内の位置であるか否かを判定する乗車証明部と、
    前記乗車証明部が前記特定の駅から前記キロ程が示す距離だけ走行したときの位置が前記位置区間内の位置であると判定した場合、前記乗客が前記提供時刻に前記列車に乗車していたことを証明する乗車証明書のデータを前記乗客通信装置へ送信する乗車証明結果出力部としてコンピュータを機能させる
    ことを特徴とする乗車証明プログラム。
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