JP5274914B2 - 電子部品装着装置 - Google Patents

電子部品装着装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5274914B2
JP5274914B2 JP2008169673A JP2008169673A JP5274914B2 JP 5274914 B2 JP5274914 B2 JP 5274914B2 JP 2008169673 A JP2008169673 A JP 2008169673A JP 2008169673 A JP2008169673 A JP 2008169673A JP 5274914 B2 JP5274914 B2 JP 5274914B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting
electronic component
suction
nozzle
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008169673A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010010496A (ja
Inventor
真希夫 亀田
卓哉 井本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Instruments Co Ltd
Original Assignee
Hitachi High Tech Instruments Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi High Tech Instruments Co Ltd filed Critical Hitachi High Tech Instruments Co Ltd
Priority to JP2008169673A priority Critical patent/JP5274914B2/ja
Publication of JP2010010496A publication Critical patent/JP2010010496A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5274914B2 publication Critical patent/JP5274914B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Description

本発明は、装着ヘッド体に設けられた複数の吸着ノズルにより部品供給装置より取出し、前記吸着ノズルに吸着保持された電子部品をプリント基板上に装着する電子部品装着装置に関する。
この種の電子部品装着方法は、例えば特開2003−17895号公報(特許文献1)などで知られている。そして、一般に、装着ヘッド体に設けられた複数の吸着ノズルに吸着保持された電子部品をプリント基板上に装着する電子部品装着装置は、装着順序毎にどの電子部品をどの位置に装着するかの装着データに従って、装着動作を行うが、装着前に電子部品の吸着状態の判定を行い、吸着異常ではない電子部品のみ装着する。
そして、吸着ノズルが電子部品を吸着していない、吸着ノズルが予め指定されている電位部品と異なる厚さの電子部品を吸着している(予め指定されている電子部品と異なる種類の電子部品を吸着している)、或いは、吸着ノズルが吸着している電子部品の吸着姿勢が異常である等のため、装着前の吸着状態の判定で吸着異常と判定された場合には、当該装着ヘッド体の吸着異常と判定されていない電子部品をプリント基板に装着した後、当該吸着ノズルに吸着保持された当該吸着異常と判定された電子部品を廃棄して、部品供給装置から再度当該吸着ノズルにより当該電子部品を取出してリカバリ動作を行うのが一般的である。
特開2003−17895号公報
しかし、吸着状態の判定で吸着異常と判定された場合に、吸着異常と判定されなかった電子部品を総て装着して一つの部品装着サイクルが終了した後、次の部品装着サイクルのための装着ヘッドの部品供給装置とプリント基板との間の往復移動の前に、上述したようなリカバリ動作を行うと、吸着異常と判定された電子部品と同様の電子部品の取り出しのために、装着ヘッド体は部品供給装置へ戻り再度プリント基板上に移動しなければならない。この結果、装着ヘッド体の往復移動回数が増え、装着ヘッド体が部品供給装置とプリント基板との間で移動する距離が長くなり、プリント基板の生産時間の遅延を招くこととなる。
そこで本発明は、部品供給装置から電子部品を取出して、この電子部品の装着前に吸着状態の判定で吸着異常と判定された場合のリカバリ動作を、プリント基板の生産時間の遅延を招くことなく行うことを目的とする。
このため第1の発明は、複数の装着ヘッド体を備え、各装着ヘッド体に設けられた複数の吸着ノズルにより部品供給装置より取出し、前記装着ヘッド体を移動させて複数の前記吸着ノズルに前記吸着ノズルに吸着保持された電子部品をプリント基板上に装着する電子部品装着装置において、
装着順序毎に少なくとも使用可能な吸着ノズルに関するノズルデータ及び使用する場合の当該使用する吸着ノズルに吸着保持された電子部品を前記プリント基板のどの位置に装着するかの位置データとを前記装着ヘッド体に設けられた前記吸着ノズルの数を1サイクルとして形成され、この1サイクルの中の複数の前記吸着ノズルでどの電子部品を吸着保持して前記プリント基板のどの位置に装着するかの装着データを前記装着ヘッド体毎に格納する記憶装置と、
この記憶装置に格納された装着データに基づいて前記プリント基板へ電子部品を装着する前に複数の前記吸着ノズルに保持された電子部品の吸着異常の検出を行う検出装置と、
この検出装置により吸着異常であると検出されると当該吸着異常とされた電子部品を保持していた吸着ノズルと同種の吸着ノズルを備える全ての前記装着ヘッド体に対応する前記装着データのうち当該吸着ノズルと同種の吸着ノズルの前記ノズルデータは格納されているが前記位置データが格納されていない前記記憶装置における次サイクル以降の前記装着データの空き領域を探す探索装置と、
この探索装置により探索された前記記憶装置における前記装着データの次サイクル以降の空き領域に当該吸着異常とされた電子部品を前記プリント基板のどの位置に装着するかの位置データを格納させるように制御する制御装置と
を設けたことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記吸着異常とされた電子部品を前記プリント基板のどの位置に装着するかの位置データを格納する前記記憶装置における前記装着データの次サイクル以降の空き領域は、前記吸着異常とされた電子部品の装着順序から一番近い空き領域となるように制御することを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明において、前記装着ヘッド体が備える吸着ノズルの数を単位として、前記ノズルデータは格納されているが前記位置データが格納されていない専用の空き領域を前記記憶装置に形成することを特徴とする。
本発明は、部品供給装置から電子部品を取出して、この電子部品の装着前に吸着状態の判定で吸着異常と判定された場合のリカバリ動作を、プリント基板の生産時間の遅延を招くことなく行うことができる。
以下図に基づき、本発明の実施の形態を説明する。図1は第1の実施形態の電子部品装着装置1の平面図で、該装着装置1の装着装置本体2に設けられた部品供給テーブル(図示せず)上に種々の電子部品を夫々その部品吸着取出位置に1個ずつ供給する部品供給装置を構成する部品供給ユニット3が複数並設されている。そして、対向するユニット3群の間には、供給コンベア4、位置決め部5及び排出コンベア6が設けられている。前記供給コンベア4は上流より受けたプリント基板Pを前記位置決め部5に搬送し、位置決め部5で位置決め機構により位置決めされた該基板P上に電子部品が装着された後、排出コンベア6に搬送される。
8はX方向に長いビームであり、Y軸モータ9の駆動によりネジ軸10を回転させ、左右一対のガイド11に沿ってプリント基板Pや部品供給ユニット3の部品吸着取出位置上方を個別にY方向に移動する。
ビーム8にはその長手方向、即ちX方向にX軸モータ12によりガイド(図示せず)に沿って移動する装着ヘッド体7が設けられている。各装着ヘッド体7を昇降させるヘッド昇降モータ19、吸着ノズル17を昇降させるためのノズル昇降モータ20及び装着ヘッド22内のノズル支持体22Aを鉛直軸周りに回転させるためのθ軸モータ(ダイレクト・ドライブ・モータ)15が搭載されている。したがって、装着ヘッド体7の吸着ノズル17はX方向及びY方向に移動可能であり、垂直線回りに回転可能で、かつ上下動可能となっている。
16は部品位置認識用の部品認識カメラで、電子部品が吸着ノズル17に対してどれだけ位置ずれして吸着保持されているかXY方向及び回転角度につき、位置認識するために電子部品を撮像するが、装着ヘッド体7に交換可能に取り付けられた6本の吸着ノズル17に吸着保持された最大6個の電子部品を同時に撮像可能である。18は種々の吸着ノズル17を収納するノズルストッカで、最大配置可能本数が24本である。
次に、図2に基づいて、前記装着ヘッド体7について詳述する。この装着ヘッド体7の装着ヘッド22には吸着ノズル17が下端部に交換可能にそれぞれ着脱可能に取付けられた6本のノズル軸24が上下動可能なガイド筒25を介して円周方向に沿って所定間隔毎に配設され、また装着ヘッド22にはこの装着ヘッド22を回動させるためのθ軸モータ(ダイレククト・ドライブ・モータ)15を内蔵している。前記装着ヘッド体7のヘッド取付体27はヘッド昇降モータ(図2では図示せず。)19の駆動により昇降可能である。
28はノズル選択モータで、その出力軸にはプーリ29が設けられ、鉛直軸方向に延びた軸13の回りを回動可能な同じく鉛直軸方向に延びたガイド筒体23上部に配設されたプーリ30と前記プーリ29との間にはベルト32が張架され、前記ノズル選択モータ28が駆動するとプーリ30、29及びベルト32を介してガイド筒体23が回転するため、後述するボールスプライン31を介して外側に位置したノズル昇降体33も回転することとなる。
そして、前記各吸着ノズル17が下部に設けられたノズル軸24上部には、頂部にカムフォロア(ローラ)34がそれぞれ設けられた連結体37が設けられる。前記ガイド筒体23外周にはボールスプライン31が固定され、このボールスプライン31を介して前記ガイド筒体23に沿って前記ノズル昇降体33が昇降可能に設けられると共に、前記ガイド筒体23と一緒に前記ノズル昇降体33が回転可能に設けられる。
前記ノズル昇降モータ20の出力軸はカップリング41を介してネジ軸42に接続され、このネジ軸42は昇降体であるナット体43が嵌合しており、このナット体43と前記ノズル昇降体33との間にはアンギュラベアリング44A及びベアリング44Bが配設されている。従って、前記ノズル選択モータ28が駆動すると、プーリ29、30及びベルト32を介してガイド筒体23が回転し、ノズル昇降体33もナット体43内をアンギュラベアリング44A及びベアリング44Bを介して回転することとなる。なお、このアンギュラベアリング44Aはナット体43と前記ノズル昇降体33との間の上下方向のガタツキを防止する。
そして、前記ノズル軸24にコイルバネ48を巻装し、このコイルバネ48の下端部はノズル軸24下部に形成された係止部24Aに係止し、上端部が装着ヘッド22に固定されたガイド筒25下端部に係止し、前記ガイド筒体23の外周に一部の切除部23Bを除いて形成された支承ガイド部(第1ノズル支承部:カム板)23Aに複数のカムフォロア34がコイルバネ48の圧縮により伸張するように、即ち吸着ノズル17を下降するように付勢した状態で圧接している。
また、前記ガイド筒体23の支承ガイド部23Aが形成されていない切除部23Bには、前記ノズル昇降体33に固定された昇降体49(第2ノズル支承部)が昇降可能に配設されている。この昇降体49の下端部には支承ガイド部(カム板)49Aが形成され、この支承ガイド部49Aに載置したカムフォロア34はコイルバネ48の圧縮により伸張するように、即ち吸着ノズル17を下降するように付勢した状態で圧接している。従って、ナット体43が上昇している状態では、支承ガイド部23A、49Aの上面レベルは一致し、各吸着ノズル17はそのカムフォロア34を介して支承ガイド部23A、49A上を摺動可能に吊持支承される。
従って、ノズル昇降モータ20が駆動してナット体43が下降すると、支承ガイド部49Aが下降し、前記コイルバネ48の伸張せんとする付勢力により支承ガイド部49Aにカムフォロア34が圧接した状態で、ノズル軸24及び吸着ノズル17が下降することとなる。なお、前記吸着ノズル17の最下限位置においても、前記コイルバネ48は伸張せんとする付勢力が働くように構成される。
また、前記昇降体49には、昇降棒56が一対の上下支持片49B、49Cを貫通した状態で配設され、この上支持片49Bと下支持片49C間には昇降棒56に巻装した状態のコイルスプリング57が配設され、しかも昇降棒56の上端部56Aは上支持片49B上に係止すると共に前記コイルスプリング57の下端部は昇降棒56の上下支持片49B、49C間に位置する係止部56Bに係止する。
従って、コイルスプリング57は常時昇降棒56を下降するよう付勢している。このため、作業者による或いは電子部品装着装置に設けられたノズル交換装置によるノズル軸24への吸着ノズル17の交換の際に、ノズル軸24へ吸着ノズル17を取付けるように吸着ノズル17を押し上げると、連結体37が上昇するが、過剰に吸着ノズル17を押し上げたときの衝撃を前記コイルスプリング57が緩和する。
なお、58はバネ受けで、このバネ受け58と前記ナット体43との間にはバネ59が配設され、前記ノズル昇降モータ20の電源オフ時にナット体43が下降するのを防止するように支承するためのものである。
次に、図5の本電子部品装着装置1の制御ブロック図に基づいて、以下説明する。60は本装着装置1を統括制御する制御部としてのCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)で、該CPU60にはバスラインを介して、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)62及びROM(リ−ド・オンリー・メモリ)63が接続されている。そして、CPU60は前記RAM62に記憶されたデータに基づいて、前記ROM63に格納されたプログラムに従い、電子部品装着装置1の部品装着動作に係る動作を統括制御する。即ち、CPU60は、インターフェース64及び駆動回路65を介して前記Y軸モータ9及びX軸モータ14、ヘッド昇降モータ19、θ軸モータ15、ノズル昇降モータ20、ノズル選択モータ28などの駆動を制御している。
前記RAM62には、電子部品の装着に係る装着データが記憶されており、図6に示したように、吸着ノズル17を6本備えた装着ヘッド体が部品供給ユニット3とプリント基板Pとの間を1往復して電子部品を装着する動作を1サイクル(1単位)として、装着ヘッド体7の番号(H1のみ)、またその装着順序毎に、吸着ノズルの番号、吸着ノズルのID、実装する電子部品の種類、プリント基板内でのX方向(Xで示す)、Y方向(Yで示す)及び角度(Zで示す)情報などが格納されている。なお、図6では、各サイクルでの各吸着ノズルによる装着順にしてはおらず、ノズル番号の順に並べてある。すべてのノズル番号について表示されているため、装着すべき部品が割り当てられていないノズル番号については、電子部品の種類及び装着すべき位置のデータの領域は空白となっている。
そして、図6における装着データでは、サイクル「2」ではノズル番号「1」は使用しないこと、サイクル「3」ではノズル番号「1」は使用しないこと、サイクル「N」ではノズル番号「1」〜「6」は使用しないことを意味している。即ち、サイクル「2」では最初の装着順序、サイクル「3」でも最初の順序、最後のサイクル「N」では最初〜最後の装着順序まで、吸着ノズルのIDに係るノズルデータは格納されているが、実装する電子部品の種類や、電子部品を前記プリント基板Pのどの位置に装着するかの位置データは格納されていない。
71はインターフェース64を介して前記CPU60に接続される認識処理装置で、部品認識カメラ16により撮像して取込まれた画像の認識処理が部品認識処理装置71により行われる。前記部品認識カメラ16より撮像された画像は表示装置としてのモニタ72に表示される。そして、前記モニタ72には種々のタッチパネルスイッチ73が設けられ、作業者がタッチパネルスイッチ73を操作することにより、教示指定のための設定を含む種々の設定を行うことができる。
図2に示す75は装着ヘッド22の中心から下方に突出して設けられた電子部品Dの有無検出及び吸着姿勢(吸着状態)検出の検出手段、電子部品Dの厚さの検出手段としてのラインセンサユニットで、装着ヘッド22の略中央部に設けられた円筒状の発光ユニット取付体76内上部にLED等の発光素子77を配設すると共にその下方にレンズ78及びそのレンズ78の下方に円錐状の反射面79を有する反射体80を配設して構成された発光ユニット81と、前記反射体80を介する前記発光素子77からの光を受光する複数の受光素子であるCCD素子を備えた受光ユニット82とから構成される。
なお、図5において、前記ラインセンサユニット75の受光ユニット82はインターフェ−ス83を介して検出コントローラ84のCPU85に接続され、CPU85にはバスラインを介してRAM(ランダム・アクセス・メモリ)86及びROM(リ−ド・オンリー・メモリ)87が接続されている。そして、CPUはインターフェ−ス88及びシリアル回線89を介して前記CPU60に接続されている。
ここで、吸着ノズル17に吸着保持された電子部品Dの有無検出をしたり、吸着姿勢(吸着状態)を検出したり、吸着ノズル17に吸着保持された電子部品Dの厚さを検出したりするために、6本の吸着ノズル17のうちの電子部品Dを吸着保持した吸着ノズル17を発光ユニット81と受光ユニット82との間に位置させるために、θ軸モータ15により前記発光ユニット81を装着ヘッド22内のノズル支持体22Aと共に回転させることとなる。
次に、図7に基づいてプリント基板Pへの電子部品の実装動作について説明すると、プリント基板Pが図示しないコンベアにより上流装置より供給コンベア4を介して位置決め部5に搬送され、位置決め機構により位置決め固定される。
そして、CPU60はRAM62に格納されたサイクル「1」の装着データ(図6参照)を読み込む。この場合、装着ヘッド22は吸着ノズル17の最大保有本数の6個の電子部品を連続して部品供給ユニット3から吸着して取出す。即ち、装着ヘッド体7の吸着ノズル17は初めに装着すべき電子部品を収納する部品供給ユニット3上方に位置するよう移動するが、Y方向はY軸モータ9が駆動して一対のガイド11に沿ってビーム8が移動し、X方向はX軸モータ12が駆動して装着ヘッド体7が移動し、既に所定の部品供給ユニット3は駆動されて部品吸着位置にて部品が取出し可能状態にあるため、ヘッド昇降モータ19により装着ヘッド体7を所定位置まで下降させると共に、部品供給ユニット3から取り出す電子部品に対応する吸着ノズル17を下降させるために、この使用する吸着ノズル17の位置と昇降体49との位置が上下方向から見て合致するように移動させる。即ち、図4に示すように、ノズル選択モータ28を駆動させてプーリ29、30及びベルト32を介してガイド筒体23を回転させ、ノズル昇降体33をアンギュラベアリング44A及びベアリング44Bを介してナット体43内で回転させて、3時の位置にある吸着ノズル17と昇降体49との位置とを上下方向から見て合致させる。そして、ノズル昇降モータ20を駆動させ、ネジ軸42を回転させてナット体43をボールスプライン31に沿って下降させ、選択された吸着ノズル17に対応するノズル軸24を下降させ、部品供給ユニット3の部品取出し位置にある電子部品を当該吸着ノズル17が吸着して取り出すことができる。
そして、前述と同様な動作、即ちノズル選択モータ28を駆動させて使用する吸着ノズル17と昇降体49との位置とを上下方向から見て合致させ、次いでノズル昇降モータ20を駆動させ、ナット体43を下降させることにより選択された吸着ノズル17を下降させ、装着ヘッド22の全ての吸着ノズル17が次々と部品供給ユニット3から電子部品を取出すことができる。
そして、各吸着ノズル17による電子部品の吸着動作に伴うラインセンサユニット75による電子部品の有無検出、吸着姿勢の検出がなされる。即ち、ラインセンサユニット75の受光ユニット82は不動であり、ノズル支持体22Aの間欠的な回動に伴い電子部品を吸着した吸着ノズル17が発光ユニット81と受光ユニット82との間を通過した際に、ラインセンサユニット75により吸着ノズル17の下端での全ての電子部品の有無検出、吸着姿勢の検出等をノズル支持体22Aを1回転させて行なう。
この場合、発光ユニット81の発光素子77から発せられた光が反射体80の反射面79で反射されて受光ユニット82により受光され、検出コントローラ84に検出値が送られ、検出コントローラ84からの検出情報に基づいて、CPU85はこの電子部品Dの下端レベルに応じて電子部品の有無検出、吸着姿勢の検出等を確実に行なえることとなる。
従って、検出コントローラ84からの検出情報に基づいて、吸着ミス判定をして、吸着異常が無ければ、プリント基板P上にサイクル「1」の上から順に装着し、CPU60は次のサイクル「2」の装着データを読み込んで、電子部品を取出してサイクル「2」の装着データに従ってプリント基板P上に装着するが、前記吸着ミス判定の際に、CPU85が電子部品が無いと判断した場合や、吸着すべきでない面が吸着され所謂立ち状態となっているとか斜めに吸着されていると姿勢状態の異常を検出した電子部品であると判断した場合には、部品の吸着異常と判定する。
そして、CPU85がサイクル「1」の装着順序が2番目の電子部品について吸着異常と判定すると、次サイクル以降の空きノズル、即ちノズルデータは格納されているが実装する電子部品の種類や位置データが格納されていないRAM62における空き領域(最終サイクル「N」を除く。)をCPU60は探索する。
そして、サイクル「2」の最上部及びサイクル「3」の最上部にノズルデータは格納されているが実装する電子部品の種類や位置データが格納されていない、即ち、装着すべき電子部品が割り当てられていない空き領域があるのを見つけるので、次にCPU60はこれらのノズルデータのノズルIDが吸着異常とされた吸着ノズルのノズルID(NOZ_A)と一致するかを判断し、一致すると判断した場合には、CPU60は前記異常(吸着異常)とされた電子部品の装着順序から一番近い空き領域、即ちサイクル「2」の最上部の空き領域に当該異常とされた電子部品の種類や位置データを格納させるように、即ちリカバリステップを登録するように制御する。
勿論、前述したような装着順序が一番近い空き領域をCPU60が探した際に、サイクル「N−1」まで探して空き領域が無ければ、また空き領域があってもノズルIDが一致しない場合には、CPU60は最終サイクル「N」にこの同種の吸着ノズル17(ノズルIDがNOZ_A)のノズルデータは格納されているが当該異常とされた電子部品の種類や位置データが格納されていない空き領域に当該異常とされた電子部品の種類や位置データを格納させるように、即ちリカバリステップを登録するように制御する。
そして、当該装着ヘッド22の各吸着ノズル17に吸着保持された電子部品の認識及び装着の前に、装着ヘッド22を回収箱(図示せず)上方に移動させて、吸着異常とされた電子部品を落下させる。
そして、この廃棄動作を行なった後に、部品認識カメラ16による吸着正常の電子部品の撮像及び認識処理装置71の認識処理等の部品認識動作を行ない、プリント基板Pへ装着動作を行う。即ち、CPU60は認識処理装置71からの認識処理結果を加味して、位置決め部5で位置決めされているプリント基板P上の装着座標位置に吸着ノズル17が移動するように、Y軸モータ9を制御しビーム8を移動させると共にX軸モータ14が駆動して装着ヘッド体7を移動させ、シータ軸モータ15、ヘッド昇降モータ19及びノズル昇降モータ20を制御して、プリント基板Pに電子部品を装着する。
このサイクル「1」の電子部品の装着を終えると、CPU60は次のサイクル「2」の装着データを読み込み、前述したように、部品供給ユニット3からの電子部品の吸着取出しを行い、吸着ミス判定を行なう。この場合、サイクル「2」の最上部は登録されたリカバリステップであり、サイクル「1」で異常とされた電子部品をサイクル「2」で取出してリカバリ装着することとなる。
そして、各吸着ノズル17の部品供給ユニット3からの電子部品の吸着動作に伴い、ラインセンサユニット75による電子部品の有無検出、吸着姿勢の検出がされて吸着ミス判定がされて、CPU85がサイクル「2」の装着順序が3番目の電子部品について吸着異常と判定すると、次サイクル以降の空きノズル、即ちノズルデータは格納されているが実装する電子部品の種類や位置データが格納されていないRAM62における空き領域(最終サイクル「N」を除く。)をCPU60は探索する。
そして、サイクル「3」の最上部に空き領域があるのを見つけるので、次にCPU60はこのノズルデータのノズルIDが吸着異常とされた吸着ノズルのノズルID(NOZ_A)と一致するかを判断し、一致すると判断した場合には、CPU60はこの空き領域に当該異常とされた電子部品の種類や位置データを格納させるように、即ちリカバリステップを登録するように制御する。
そして、各吸着ノズル17に吸着保持された電子部品の認識及び装着の前に、装着ヘッド22を回収箱上方に移動させて、吸着異常とされた電子部品を落下させ、その後に、部品認識カメラ16による吸着正常の電子部品の撮像及び認識処理装置71の認識処理等の部品認識動作を行ない、プリント基板Pへ装着動作を行い、補正しつつ、プリント基板Pに電子部品を装着する。
このサイクル「2」の電子部品の装着を終えると、CPU60は最初の装着順序にリカバリステップが登録された次のサイクル「3」の装着データを読み込み、前述したように、サイクル「3」の装着データに従い、電子部品の吸着取出し、吸着ミス判定、電子部品の装着を行なう。
なお、このサイクル「3」の装着データに従った電子部品の装着動作を終えると、次の最終サイクルの手前のサイクル「N−1」の装着データを読み込み、前述したように、サイクル「3」の装着データに従い、電子部品の吸着取出し、吸着ミス判定、電子部品の装着を行なうが、このサイクル「N−1」において、ラインセンサユニット75に基づいて吸着ミス判定がされて、CPU85がサイクル「N−1」の装着順序が2番目の電子部品について吸着異常と判定すると、次サイクル(最終サイクル「N」を除く。)以降の空き領域を探索する。
そして、空き領域は無いと判断するので、最終サイクル「N」の空きノズル、即ちノズルデータは格納されているが実装する電子部品の種類や位置データが格納されていないRAM62における空き領域をCPU60は探し、サイクル「N」の全てに空き領域があるのを見つけるので、次にCPU60はこれらのノズルデータのノズルIDが吸着異常とされた吸着ノズルのノズルID(NOZ_A)と一致するかを判断し、一致すると判断した場合には、CPU60は前記異常(吸着異常)とされた電子部品の装着順序から一番近い空き領域(装着順序が一番目)に当該異常とされた電子部品の種類や位置データを格納させるように、即ちリカバリステップを登録するように制御する。
このサイクル「N−1」の電子部品の装着を終えると、CPU60は次のサイクル(最終サイクル「N」除く。)の装着データを読み込むが、サイクルは無いので、CPU60は最初の装着順序にリカバリステップが登録された次の最終サイクル「N」の装着データを読み込み、前述したように、このサイクル「N」の装着データに従い、電子部品の吸着取出し、吸着ミス判定、電子部品の装着を行ない、最終サイクルでの電子部品の装着を終了すると、プリント基板Pへの全ての電子部品の実装が終了し、下流装置に当該プリント基板Pは排出される。
次に、図8及び図9に基づいて、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態が1枚のプリント基板Pに対してビーム8及び装着ヘッド体7が1つずつであったが、第2の実施形態は1枚のプリント基板Pに対してビーム及び装着ヘッド体が各2つある。
即ち、図8に示すように、対向するユニット3群の間には、供給コンベア4、位置決め部5及び排出コンベア6が設けられ、左右一対のガイド11に沿ってプリント基板Pや部品供給ユニット3の部品吸着取出位置上方を個別にY方向に移動する各ビーム8A、8Bにはその長手方向、即ちX方向にX軸モータ12によりガイド(図示せず)に沿って移動する装着ヘッド体7A、7Bが設けられている。
この第2の実施形態のビーム8A、8B及び装着ヘッド体7A、7Bは、第1の実施形態のビーム8及び装着ヘッド体7と同様な構造であり、ここでは説明は省略する。そして、前記RAM62には、図9に示すように、電子部品の装着に係る装着データが記憶されており、吸着ノズル17を6本備えた装着ヘッド体が部品供給ユニット3とプリント基板Pとの間を1往復して電子部品を装着する動作を1サイクル(1単位)として、装着ヘッド体7A、7Bの番号(前者が「H1」、後者が「H2」)、またその装着順序毎に、吸着ノズルの番号、吸着ノズルのID、実装する電子部品の種類、プリント基板内でのX方向(Xで示す)、Y方向(Yで示す)及び角度(Zで示す)情報などが2つの装着ヘッド体に係るサイクルが交互に格納されている。なお、図9において、図6と同様に各サイクルでの各吸着ノズルによる装着順では配列されていない。
以下動作について説明するが、初めにCPU60はRAM62に格納されたサイクル「1」の装着データ(図8参照)を読み込む。この場合、装着ヘッド体7Aの装着ヘッド22は吸着ノズル17の最大保有本数の6個の電子部品を連続して部品供給ユニット3から吸着して取出す。この取出した電子部品について、検出コントローラ84からの検出情報に基づき吸着ミス判定をして、サイクル「1」の装着順序が2番目の電子部品について、CPU85が吸着異常と判定すると、次のサイクル「2」以降の空きノズル、即ちノズルデータは格納されているが実装する電子部品の種類や位置データが格納されていないRAM62における空き領域(最終サイクル「N」を除く。)をCPU60は探索する。この場合、吸着異常が発生した装着ヘッド体7Aに係るサイクル「3」の空きノズルを探索することとなる。
従って、サイクル「3」の装着順序が3番目に空きノズルがあるのを見つけるので、次にCPU60はこのノズルデータのノズルIDが吸着異常とされた吸着ノズルのノズルID(NOZ_A)と一致するかを判断し、一致すると判断した場合には、CPU60は前記異常(吸着異常)とされた電子部品の装着順序から一番近い空き領域でもあるサイクル「3」の装着順序が3番目の空き領域に当該異常とされた電子部品の種類や位置データを格納させるように、即ちリカバリステップを登録するように制御する。
そして、装着ヘッド体7Aの吸着ノズル17に吸着保持された電子部品の認識及び装着の前に、前記回収箱に吸着異常とされた電子部品を落下させ、その後に、部品認識カメラ16による吸着正常の電子部品の撮像及び認識処理装置71の認識処理等の部品認識動作を行ない、プリント基板Pへ装着動作を行い、補正しつつ、プリント基板Pに電子部品を装着する。
このサイクル「1」の電子部品の装着を終えると、以下同様に、装着データのサイクル「2」、「3」、「4」の電子部品についてプリント基板Pに電子部品を装着する。
この場合、サイクル「3」の装着順序が3番目は、リカバリステップを登録されたので、サイクル「1」での吸着異常が発生した電子部品について、部品供給ユニット3から取出し、プリント基板Pへ装着することとなる。
また、サイクル「3」の装着順序が5番目の電子部品について、CPU85が吸着異常と判定すると、吸着異常が発生した装着ヘッド体7Aに係るサイクル(装着ヘッド体7Aに係る最終サイクル「N−1」を除く。)は、無いので、装着ヘッド体7Aに係る最終サイクル「N−1」の空きノズル、即ちノズルデータは格納されているが実装する電子部品の種類や位置データが格納されていないRAM62における空き領域をCPU60は探し、サイクル「N−1」の全てに空き領域があるのを見つけるので、次にCPU60はこれらのノズルデータのノズルIDが吸着異常とされた吸着ノズルのノズルID(NOZ_B)と一致するかを判断し、一致すると判断した場合には、CPU60は前記異常(吸着異常)とされた電子部品の装着順序から一番近い空き領域(装着順序が4番目)に当該異常とされた電子部品の種類や位置データを格納させるように、即ちリカバリステップを登録するように制御する。
従って、サイクル「3」の装着順序が5番目の電子部品については、回収箱に落下させて、他の吸着ノズル17に保持された電子部品をプリント基板Pに装着し、装着データのサイクル「3」の電子部品についてプリント基板Pに電子部品を装着し、次いでサイクル「4」の電子部品についても同様にプリント基板Pに電子部品を装着する。
このサイクル「4」の電子部品の装着を終えると、CPU60は次の装着ヘッド体7Aに係る最終サイクル「N−1」の装着データを読み込むが、装着ヘッド体7Bに係る最終サイクル「N」があるので、このサイクル「N−1」に係る電子部品の吸着取出し、吸着ミス判定、電子部品の装着を行なう。
そして、次のサイクルの装着データを読込んで、サイクルが無いと判断すると、最終サイクル「N」の装着データを読み込み、前述したように、このサイクル「N」の装着データに従い、電子部品の吸着取出し等を行なうが、全て実装する電子部品の種類や位置データが空き領域であるので、プリント基板Pへの全ての電子部品の実装が終了したものであり、下流装置に当該プリント基板Pは排出される。
次に、第3の実施形態について以下説明するが、ビーム8A、8B及び装着ヘッド体7A、7Bは、第2の実施形態と同様な構造であり、ここでは説明は省略する。そして、前記RAM62には、電子部品の装着に係る装着データが記憶されており、図10に示すように、吸着ノズル17を6本備えた装着ヘッド体が部品供給ユニット3とプリント基板Pとの間を1往復して電子部品を装着する動作を1サイクル(1単位)として、装着ヘッド体7A、7Bの番号(前者が「H1」、後者が「H2」)、またその装着順序毎に、吸着ノズルの番号、吸着ノズルのID、実装する電子部品の種類、プリント基板内でのX方向(Xで示す)、Y方向(Yで示す)及び角度(Zで示す)情報などが2つの装着ヘッド体に係るサイクルが交互に格納されている。なお、図10において、各サイクルでの各吸着ノズルによる装着順とはしていない。
以下動作について説明するが、初めにCPU60はRAM62に格納されたサイクル「1」の装着データ(図10参照)を読み込む。この場合、装着ヘッド体7Aの装着ヘッド22は吸着ノズル17の最大保有本数の6個の電子部品を連続して部品供給ユニット3から吸着して取出す。この取出した電子部品について、検出コントローラ84からの検出情報に基づき吸着ミス判定をして、サイクル「1」の装着順序が2番目の電子部品について、CPU85が吸着異常と判定すると、次のサイクル「2」以降の空きノズル、即ちノズルデータは格納されているが実装する電子部品の種類や位置データが格納されていないRAM62における空き領域(最終サイクル「N」を除く。)をCPU60は探索する。この場合、吸着異常が発生した装着ヘッド体7Aに限らず、7Bに係るサイクルの空きノズルも探索することとなる。
従って、サイクル「2」の装着順序が1番目、サイクル「3」の装着順序が4番目、サイクル「4」の装着順序が2番目に空きノズルがあるのを見つけるので、次にCPU60はこれらのノズルデータのノズルIDが吸着異常とされた吸着ノズルのノズルID(NOZ_A)と一致するかを判断し、一致すると判断した場合には、CPU60は前記異常(吸着異常)とされた電子部品の装着順序から一番近い空き領域であり、サイクル「1」のすぐ後の装着ヘッド体7B(ヘッド番号H2)についてのサイクル「2」の装着順序が1番目の空き領域に当該異常とされた電子部品の種類や位置データを格納させるように、即ちリカバリステップを登録するように制御する。
そして、装着ヘッド体7Aの吸着ノズル17に吸着保持された電子部品の認識及び装着の前に、前記回収箱に吸着異常とされた電子部品を落下させ、その後に、部品認識カメラ16による吸着正常の電子部品の撮像及び認識処理装置71の認識処理等の部品認識動作を行ない、プリント基板Pへ装着動作を行い、補正しつつ、プリント基板Pに電子部品を装着する。
このサイクル「1」の電子部品の装着を終えると、以下同様に、装着データのサイクル「2」、「3」、「4」の電子部品についてプリント基板Pに電子部品を装着する。
この場合、サイクル「2」の装着順序が1番目は、リカバリステップを登録されたので、サイクル「1」での吸着異常が発生した電子部品について、部品供給ユニット3から取出し、プリント基板Pへ装着することとなる。
また、サイクル「2」の装着順序が2番目の電子部品について、CPU85が吸着異常と判定すると、次のサイクル「3」以降の空きノズル、即ちノズルデータは格納されているが実装する電子部品の種類や位置データが格納されていないRAM62における空き領域(最終サイクル「N」を除く。)をCPU60は探索する。この場合、吸着異常が発生した装着ヘッド体7Bに限らず、7Aに係るサイクルの空きノズルも探索することとなる。
従って、サイクル「3」の装着順序が4番目と、サイクル「4」の装着順序が2番目に空きノズルがあるのを見つけるので、次にCPU60はこれらのノズルデータのノズルIDが吸着異常とされた吸着ノズルのノズルID(NOZ_B)と一致するかを判断し、一致すると判断した場合には、CPU60は前記異常(吸着異常)とされた電子部品の装着順序から一番近い空き領域であり、サイクル「2」のすぐ後の装着ヘッド体7A(ヘッド番号H1)についてのサイクル「3」の装着順序が4番目の空き領域に当該異常とされた電子部品の種類や位置データを格納させるように、即ちリカバリステップを登録するように制御する。
そして、サイクル「2」に係る電子部品の装着を終えると、以下同様に、装着データのサイクル「3」、「4」の電子部品についてプリント基板Pに電子部品を装着する。
この場合、サイクル「3」の装着順序が4番目は、リカバリステップを登録されたので、サイクル「2」での吸着異常が発生した電子部品について、部品供給ユニット3から取出し、プリント基板Pへ装着することとなる。
また、サイクル「3」の装着順序が5番目の電子部品について、CPU85が吸着異常と判定すると、次のサイクル「4」の空きノズル、即ちノズルデータは格納されているが実装する電子部品の種類や位置データが格納されていないRAM62における空き領域(最終サイクル「N」を除く。)をCPU60は探索する。この場合、吸着異常が発生した装着ヘッド体7Aに限らず、7Bに係るサイクルの空きノズルも探索することとなる。
従って、サイクル「4」の装着順序が2番目に空きノズルがあるのを見つけるので、次にCPU60はこのノズルデータのノズルIDが吸着異常とされた吸着ノズルのノズルID(NOZ_B)と一致するかを判断し、一致すると判断した場合には、CPU60は前記異常(吸着異常)とされた電子部品の装着順序から一番近い空き領域であり、サイクル「3」のすぐ後の装着ヘッド体7B(ヘッド番号H2)についてのサイクル「4」の装着順序が2番目の空き領域に当該異常とされた電子部品の種類や位置データを格納させるように、即ちリカバリステップを登録するように制御する。
そして、サイクル「3」に係る電子部品の装着を終えると、以下同様に、装着データのサイクル「4」の電子部品についてプリント基板Pに電子部品を装着する。この場合、サイクル「4」の装着順序が2番目は、リカバリステップを登録されたので、サイクル「3」での吸着異常が発生した電子部品について、部品供給ユニット3から取出し、プリント基板Pへ装着することとなる。
また、サイクル「4」の装着順序が4番目の電子部品について、CPU85が吸着異常と判定すると、次のサイクル「N−1」の空きノズル、即ちノズルデータは格納されているが実装する電子部品の種類や位置データが格納されていないRAM62における空き領域(最終サイクル「N」を除く。)をCPU60は探索する。この場合、吸着異常が発生した装着ヘッド体7Aに限らず、7Bに係るサイクルの空きノズルも探索することとなる。
従って、サイクル「N−1」は全て空きノズルであるので、次にCPU60はこれらのノズルデータのノズルIDが吸着異常とされた吸着ノズルのノズルID(NOZ_D)と一致するかを判断し、一致しないと判断するので、最終サイクル「N」の実装する電子部品の種類や位置データが格納されていないRAM62における空き領域をCPU60は探し、最終サイクル「N」全てが空きノズルであるので、次にCPU60はこのノズルデータのノズルIDが吸着異常とされた吸着ノズルのノズルID(NOZ_D)と一致するかを判断し、一致すると判断した場合には、CPU60は前記異常(吸着異常)とされた電子部品の装着順序から一番近い空き領域であり、サイクル「4」のすぐ後の装着ヘッド体7B(ヘッド番号H2)についての最終サイクル「N」の装着順序が4番目の空き領域に当該異常とされた電子部品の種類や位置データを格納させるように、即ちリカバリステップを登録するように制御する。
そして、サイクル「4」に係る電子部品の装着を終えると、以下同様に、装着データの最終サイクル「N」の装着順序が3番目の電子部品についてプリント基板Pに電子部品を装着する。これにより、プリント基板Pへの全ての電子部品の実装が終了したものであり、下流装置に当該プリント基板Pは排出される。
なお、装着ヘッドが備える吸着ノズルの数を単位として、即ち複数の吸着ノズルを備えた装着ヘッド体毎にノズルデータは格納されているが実装する電子部品の種類や位置データが格納されていない専用の空き領域を前記RAM62に形成し、吸着異常とされた電子部品の種類や位置データを前記専用の空き領域に書き込むようにしてもよい。
また、吸着異常をラインセンサユニット75で検出するようにしたが、これに限らず、例えば部品認識カメラで検出するようにしてもよい。
従来のように、部品供給装置から電子部品を取出して、吸着状態の判定で吸着異常と判定された場合に、吸着異常と判定されなかった電子部品の装着後に再度吸着異常と判定された電子部品と同種の電子部品の取出し動作を行い装着するのでは、部品供給装置の配設場所まで戻らねばならず、装着ヘッド体の往復移動回数が増え、プリント基板の生産時間の遅延を招いたが、本発明によればこのようなリカバリ動作をプリント基板の生産時間の遅延を招くことなく行うことができる。
以上本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
第1の実施形態の電子部品装着装置の平面図である。 装着ヘッド体の正面図である。 装着ヘッド体の平面図である。 図1のA−A断面図である。 制御ブロック図である。 第1の実施形態の電子部品装着装置の装着データを示す図である。 動作フローチャートを示す図である。 第2の実施形態の電子部品装着装置の平面図である。 第2の実施形態の電子部品装着装置の装着データを示す図である。 第3の実施形態の電子部品装着装置の装着データを示す図である。
符号の説明
3 部品供給ユニット
7、7A、7B 装着ヘッド体
17 吸着ノズル
60 CPU
62 RAM
75 ラインセンサユニット

Claims (3)

  1. 複数の装着ヘッド体を備え、各装着ヘッド体に設けられた複数の吸着ノズルにより部品供給装置より取出し、前記装着ヘッド体を移動させて複数の前記吸着ノズルに前記吸着ノズルに吸着保持された電子部品をプリント基板上に装着する電子部品装着装置において、
    装着順序毎に少なくとも使用可能な吸着ノズルに関するノズルデータ及び使用する場合の当該使用する吸着ノズルに吸着保持された電子部品を前記プリント基板のどの位置に装着するかの位置データとを前記装着ヘッド体に設けられた前記吸着ノズルの数を1サイクルとして形成され、この1サイクルの中の複数の前記吸着ノズルでどの電子部品を吸着保持して前記プリント基板のどの位置に装着するかの装着データを前記装着ヘッド体毎に格納する記憶装置と、
    この記憶装置に格納された装着データに基づいて前記プリント基板へ電子部品を装着する前に複数の前記吸着ノズルに保持された電子部品の吸着異常の検出を行う検出装置と、
    この検出装置により吸着異常であると検出されると当該吸着異常とされた電子部品を保持していた吸着ノズルと同種の吸着ノズルを備える全ての前記装着ヘッド体に対応する前記装着データのうち当該吸着ノズルと同種の吸着ノズルの前記ノズルデータは格納されているが前記位置データが格納されていない前記記憶装置における次サイクル以降の前記装着データの空き領域を探す探索装置と、
    この探索装置により探索された前記記憶装置における前記装着データの次サイクル以降の空き領域に当該吸着異常とされた電子部品を前記プリント基板のどの位置に装着するかの位置データを格納させるように制御する制御装置と
    を設けたことを特徴とする電子部品装着装置。
  2. 前記吸着異常とされた電子部品を前記プリント基板のどの位置に装着するかの位置データを格納する前記記憶装置における前記装着データの次サイクル以降の空き領域は、前記吸着異常とされた電子部品の装着順序から一番近い空き領域となるように制御することを特徴とする請求項1に記載の電子部品装着装置。
  3. 前記装着ヘッド体が備える吸着ノズルの数を単位として、前記ノズルデータは格納されているが前記位置データが格納されていない専用の空き領域を前記記憶装置に形成することを特徴とする請求項1に記載の電子部品装着装置。
JP2008169673A 2008-06-27 2008-06-27 電子部品装着装置 Active JP5274914B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008169673A JP5274914B2 (ja) 2008-06-27 2008-06-27 電子部品装着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008169673A JP5274914B2 (ja) 2008-06-27 2008-06-27 電子部品装着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010010496A JP2010010496A (ja) 2010-01-14
JP5274914B2 true JP5274914B2 (ja) 2013-08-28

Family

ID=41590612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008169673A Active JP5274914B2 (ja) 2008-06-27 2008-06-27 電子部品装着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5274914B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6323848B2 (ja) * 2012-08-22 2018-05-16 Jukiオートメーションシステムズ株式会社 実装装置、リカバリ方法、プログラム及び基板の製造方法
JP6697929B2 (ja) * 2016-03-31 2020-05-27 株式会社Fuji 装着処理の最適化装置および電子部品装着機
WO2021001962A1 (ja) * 2019-07-03 2021-01-07 株式会社Fuji 部品装着機
WO2021048960A1 (ja) 2019-09-11 2021-03-18 株式会社Fuji 部品装着機

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3128402B2 (ja) * 1993-10-25 2001-01-29 三洋電機株式会社 部品装着装置
JP3868608B2 (ja) * 1997-11-27 2007-01-17 ヤマハ発動機株式会社 部品実装装置
JP4694733B2 (ja) * 2001-08-16 2011-06-08 富士機械製造株式会社 電気部品装着システム
JP2005332955A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 部品カセット並び決定方法
JP2006013448A (ja) * 2004-05-21 2006-01-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd ラインバランス制御方法、ラインバランス制御装置、および部品実装機
JP4722612B2 (ja) * 2005-07-29 2011-07-13 株式会社日立ハイテクインスツルメンツ 電子部品装着装置
JP4348343B2 (ja) * 2006-02-10 2009-10-21 パナソニック株式会社 部品実装機
JP4734140B2 (ja) * 2006-02-28 2011-07-27 株式会社日立ハイテクインスツルメンツ 電子部品装着装置
JP5064758B2 (ja) * 2006-10-23 2012-10-31 ヤマハ発動機株式会社 データ作成装置および表面実装機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010010496A (ja) 2010-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1686845B1 (en) Electronic component mounting method and electronic component mounting apparatus
JP5007285B2 (ja) 電子部品装着装置
KR101122864B1 (ko) 전자 부품 장착 장치
JP4408682B2 (ja) 電子部品装着装置
JP4809799B2 (ja) 実装機、その実装方法および実装機における基板撮像手段の移動方法
US7246429B2 (en) Electronic component mounting apparatus
JP5274914B2 (ja) 電子部品装着装置
KR101051106B1 (ko) 전자부품 실장장치 및 전자부품 실장방법
JP5087032B2 (ja) 電子部品装着装置
JP6744999B2 (ja) 部品装着機
JP4376719B2 (ja) 表面実装機
JP2011049279A (ja) 電子部品装着装置
JP4119683B2 (ja) 電子部品装着装置
JP4757906B2 (ja) 電子部品装着装置
JP2009164530A (ja) 表面実装機
JP4757905B2 (ja) 電子部品装着装置
JP2012216613A (ja) 実装装置、電子部品の実装方法及び基板の製造方法
JP4319095B2 (ja) 表面実装機
JP2010010352A (ja) 表面実装機
JP4216114B2 (ja) 表面実装機の部品認識装置
JP2006261499A (ja) 電子部品実装方法
JP2005209785A (ja) 電子部品装着装置
JP2013098345A (ja) 電子部品の装着方法
JP2005101211A (ja) 部品認識装置及び同装置を搭載した表面実装機並びに部品試験装置
JP2005235941A (ja) 表面実装機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100730

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120426

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120822

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120829

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20120928

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130515

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5274914

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250