JP5268865B2 - 画像処理用集積回路、及び画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の画像処理を実行可能な画像処理用集積回路、及びこれを用いた画像処理装置に関する。
従来、スキャナ、プリンタ、デジタル複写機、及び複合機(Multi Functional Peripherals)等の画像処理装置では、画像処理を高速で実行するために、専用の画像処理用集積回路(ASIC)を用いている。このような画像処理装置は、それぞれ製品の仕様に応じて画像処理の内容、例えば処理対象となる画像データのデータ量が異なるため、仕様の異なる機種毎に専用の画像処理用集積回路を開発、設計する必要があった。しかしながら、集積回路の開発、設計コストは極めて高額であり、かつ開発に時間がかかるため、画像処理装置の開発コストを増大させ、開発リードタイムを長期化させる要因ともなっていた。
そこで、例えばDSP(Digital Signal Processor)等の汎用の画像処理ユニットを複数用いて画像処理を実行することで、画像処理内容が変わったときは、汎用の画像処理ユニットの数を増減して処理能力を調節することで、システムに汎用性、融通性を持たせるようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−323159号公報
しかしながら、上述のように汎用の画像処理ユニットを複数用いた場合、所望する画像処理内容に最適化して作られた専用の画像処理用集積回路と比べると、目的の画像処理に最適化されていないために、処理に無駄が生じて性能が得られにくかったり、不必要な回路を含んで回路規模が増大し、結局専用の画像処理用集積回路より高価になったりするという、不都合があった。
本発明の目的は、素子の開発設計をやり直すことなく、画像処理内容の変更に対応することが容易な画像処理用集積回路、及びこれを用いた画像処理装置を提供することである。
本発明に係る画像処理用集積回路は、
外部から画像データを取得する画像データ取得部と、
処理対象の画像データに対して、第1の画像処理を施す第1画像処理部と、
処理対象の画像データに対して、前記第1の画像処理とは異なる第2の画像処理を施す第2画像処理部1と第2画像処理部2と、
少なくとも前記第1画像処理部による前記第1の画像処理のために用いられる第1メモリ1と第1メモリ2とを含む第1メモリと、
前記第2画像処理部1による前記第2の画像処理のために用いられる第2メモリ1と、
前記第2画像処理部2による前記第2の画像処理のために用いられる第2メモリ2と、
前記第1の画像処理を実行する通常モードと当該第1の画像処理を実行しない拡張モードとのモード設定指示を受け付ける設定受付部と、
前記設定受付部によって前記通常モードを指示するモード設定指示が受け付けられた場合、前記画像データ取得部によって取得された画像データを前記第1画像処理部へ処理対象の画像データとして供給させ、当該第1画像処理部により前記第1の画像処理が施されたデータを、前記第2画像処理部1と前記第2画像処理部2のうちの少なくとも一方へ処理対象の画像データとして供給させる通常モードに設定し、前記設定受付部によって前記拡張モードを指示するモード設定指示が受け付けられた場合、前記画像データ取得部によって取得された画像データを前記第2画像処理部1と前記第2画像処理部2のうちの少なくとも一方へ供給させ、かつ前記第1メモリ1を、前記第2メモリ1と一体的に前記第2画像処理部1による前記第2の画像処理に用いさせ、前記第1メモリ2を、前記第2メモリ2と一体的に前記第2画像処理部2による前記第2の画像処理に用いさせる拡張モードの設定を行う制御部と
が一つの素子に集積されて構成されている。
この構成によれば、設定受付部によって通常モードを指示するモード設定指示が受け付けられた場合、画像データ取得部によって取得された画像データが、第1画像処理部へ処理対象の画像データとして供給される。そして、第1画像処理部により第1メモリを用いて第1の画像処理が施されたデータが、第2画像処理部のうち少なくとも一つへ処理対象の画像データとして供給され、当該第2画像処理部のうち少なくとも一つによって、第2メモリを用いて第2の画像処理が実行される。
そして、画像処理内容を変更する際には、設定受付部に対して拡張モードのモード設定指示を入力することで、画像データ取得部によって取得された画像データが第2画像処理部のうち少なくとも一つへ供給され、第1メモリの少なくとも一部が、第2メモリと共に当該少なくとも一つの第2画像処理部による第2の画像処理に用いられるので、第2の画像処理で使用可能なメモリ容量が増加される。このように、画像処理内容の変更によって第2の画像処理に必要とされるメモリ容量が増大した場合であっても、拡張モードにおいて、第2の画像処理で使用可能なメモリ容量が増加されるので、画像処理用集積回路の開発設計をやり直すことなく、画像処理内容の変更に対応して第2の画像処理を実行することが容易となる。
この構成によれば、拡張モードとすれば、第1メモリが複数の第2画像処理部に分配して用いられ、複数の第2画像処理部において使用可能なメモリ容量が増加されるので、画像処理内容の変更によって第2の画像処理に必要とされるメモリ容量が増大した場合であっても、画像処理用集積回路の開発設計をやり直すことなく、画像処理内容の変更に対応して複数の第2の画像処理を実行することが容易となる。この場合、拡張モードにおいても、画像処理用集積回路は複数の画像処理を実行することができるので、画像処理内容が変更された場合にこの画像処理用集積回路を使用可能となることの効果が増大する。
また、前記第2画像処理部1と前記第2画像処理部2とは、
互いに異なる画像処理を、前記第2の画像処理として順次実行し、
前記制御部は、
前記拡張モードにおいて、前記第2画像処理部1と前記第2画像処理部2の二つの処理部のうち最初に画像処理を実行する処理部へ、前記画像データ取得部によって取得された画像データを供給させることが好ましい。
この構成によれば、拡張モードにおいて、画像データ取得部によって取得された画像データに、複数の第2画像処理部によって順次異なる画像処理が施される。従って、画像データに複数種類の画像処理を施す必要がある用途に適している。
また、前記画像データ取得部、前記第1画像処理部、前記第2画像処理部1、前記第2画像処理部2、及び前記第1メモリ相互間の接続関係を切り替える切替部をさらに備え、
前記制御部は、
前記設定受付部によって前記通常モードを指示するモード設定指示が受け付けられた場合、前記切替部によって、前記画像データ取得部と前記第1画像処理部、及び前記第1画像処理部と前記第2画像処理部1及び前記第2画像処理部2のうち少なくとも一つ、をそれぞれ接続させ、かつ前記第1メモリをアクセス可能に前記第1画像処理部へ接続させることによって、前記通常モードに設定し、
前記設定受付部によって、前記拡張モードを指示するモード設定指示が受け付けられた場合、前記切替部によって、前記画像データ取得部と前記第2画像処理部1及び前記第2画像処理部2のうち少なくとも一つとを接続させ、かつ前記第1メモリ1を前記第2画像処理部1からアクセス可能に前記第2メモリ1に接続させ、前記第1メモリ2を前記第2画像処理部2からアクセス可能に前記第2メモリ2に接続させることによって、前記拡張モードの設定を行うことが好ましい。


この構成によれば、設定受付部によって通常モードを指示するモード設定指示が受け付けられた場合、制御部は、切替部によって、画像データ取得部と第1画像処理部、及び第1画像処理部と第2画像処理部のうち少なくとも一つ、をそれぞれ接続させることによって、画像データ取得部によって取得された画像データを第1画像処理部へ処理対象の画像データとして供給させ、当該第1画像処理部により第1の画像処理が施されたデータを、第2画像処理部のうち少なくとも一つへ処理対象の画像データとして供給させる。このとき、制御部は、切替部によって、第1メモリをアクセス可能に第1画像処理部へ接続させるので、第1画像処理部は、第1メモリを用いて第1の画像処理を実行することが可能となる。
そして、設定受付部によって、拡張モードを指示するモード設定指示が受け付けられた場合、制御部は、切替部によって、画像データ取得部と少なくとも一つの第2画像処理部のうち少なくとも一つとを接続させることによって、画像データ取得部によって取得された画像データを第2画像処理部のうち少なくとも一つへ供給させる。このとき、制御部は、切替部によって、第1メモリをアクセス可能に少なくとも一つの第2画像処理部に接続させるので、当該第2画像処理部は、第1及び第2メモリを用いて第2の画像処理を実行することが可能となる。
また、前記第1の画像処理は、シェーディング処理であることが好ましい。
この構成によれば、通常モードでは画像データ取得部によって取得された画像データに最初にシェーディング処理が施され、拡張モードではシェーディング処理が実行されない。
また、前記第2の画像処理は、誤差拡散を含むことが好ましい。
この構成によれば、第2画像処理部は、通常モードでは第2メモリを用いて誤差拡散を実行し、拡張モードでは第2メモリと共に第1メモリの少なくとも一部を用いて誤差拡散を実行することができるので、拡張モードにおいては誤差拡散に用いることのできるメモリ容量を増加させることができる。
また、前記第2の画像処理は、圧縮処理を含むことが好ましい。
この構成によれば、第2画像処理部は、通常モードでは第2メモリを用いて圧縮処理を実行し、拡張モードでは第2メモリと共に第1メモリの少なくとも一部を用いて圧縮処理を実行することができるので、拡張モードにおいては圧縮処理に用いることのできるメモリ容量を増加させることができる。
また、本発明に係る画像処理装置は、上述の画像処理用集積回路と、原稿の画像を表す画像データを取得し、前記画像データ取得部へ送信する原稿画像取得部と、前記設定受付部へ、前記通常モードを指示するモード設定指示を設定するモード設定部とを備える。
この構成によれば、画像処理用集積回路が通常モードに設定される。そして、原稿画像取得部によって取得された画像データに対して、画像処理用集積回路によって、第1の画像処理と第2の画像処理とが施される。
また、本発明に係る画像処理装置は、上述の画像処理用集積回路と、原稿の画像を表す画像データを取得する原稿画像取得部と、前記原稿画像取得部によって取得された画像データに対して第3の画像処理を施して、前記画像データ取得部へ送信する外部画像処理部と、前記設定受付部へ、前記拡張モードを指示するモード設定指示を設定するモード設定部とを備える。
この構成によれば、画像処理用集積回路が拡張モードに設定される。そして、外部画像処理部によって、原稿画像取得部によって取得された画像データに対して第3の画像処理が施され、当該第3の画像処理が施された画像データに対して、画像処理用集積回路によって、第2の画像処理が施される。このとき、拡張モードでは、第2画像処理部が第2の画像処理に用いることのできるメモリ容量が、通常モードよりも増加されているので、通常モードよりも大きなサイズの画像データに対して第2の画像処理を施すことが可能となる。
このような構成の画像処理用集積回路、及び画像処理装置は、画像処理内容を変更する際には、設定受付部に対して拡張モードのモード設定指示を入力することで、画像データ取得部によって取得された画像データが第2画像処理部のうち少なくとも一つへ供給され、第1メモリが、第2メモリと共に当該少なくとも一つの第2画像処理部による第2の画像処理に用いられるので、第2の画像処理で使用可能なメモリ容量が増加される。このように、画像処理内容の変更によって第2の画像処理に必要とされるメモリ容量が増大した場合であっても、拡張モードにおいて、第2の画像処理で使用可能なメモリ容量が増加されるので、画像処理用集積回路の開発設計をやり直すことなく、画像処理内容の変更に対応して第2の画像処理を実行することが容易となる。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置の一例である複合機の内部構成を概略的に示す側面図である。 図1に示す複合機の電気的構成の一例を示すブロック図である。 図2に示す画像処理部の構成の一例を示すブロック図である。 図2に示す画像処理部の構成の一例を示すブロック図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置の一例である複合機の内部構成を概略的に示す側面図である。図2は、図1に示す複合機1の電気的構成の一例を示すブロック図である。
なお、画像処理装置は、複合機に限られず、例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ装置等であってもよい。
複合機1は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の機能を兼ね備えたものである。この複合機1は、本体部2と、本体部2の左方に配設されたスタックトレイ3と、本体部2の上部に配設された原稿読取部5(原稿画像取得部)と、原稿読取部5の上方に配設された原稿給送部6と、本体部2の内部に配設された装置制御部100とを有している。また、複合機1のフロント部には、略長方形の操作パネル部47が設けられている。
原稿読取部5は、CCD(Charge Coupled Device)512及び露光ランプ511等からなるスキャナ部51と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台52及び原稿読取スリット53とを備える。スキャナ部51は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台52に載置された原稿を読み取るときは、原稿台52に対向する位置で原稿面に沿って移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを後述の画像処理部8へ出力する。
また、原稿読取部5は、原稿給送部6により給送された原稿を読み取るときは、原稿読取スリット53と対向する位置に移動され、原稿読取スリット53を介して原稿給送部6による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像データを後述の画像処理部8へ出力する。
原稿給送部6は、原稿を載置するための原稿載置部61と、画像読み取り済みの原稿を排出するための原稿排出部62と、原稿載置部61に載置された原稿を1枚ずつ繰り出して原稿読取スリット53に対向する位置へ搬送し、原稿排出部62へ排出するための給紙ローラ(図略)、搬送ローラ(図略)等からなる原稿搬送機構63を備える。原稿搬送機構63は、さらに原稿を表裏反転させて原稿読取スリット53と対向する位置へ再搬送する用紙反転機構(図略)を備え、原稿の両面の画像を原稿読取スリット53を介してスキャナ部51から読取可能にしている。
また、原稿給送部6は、その前面側が上方に移動可能となるように本体部2に対して回動自在に設けられている。原稿給送部6の前面側を上方に移動させて原稿台52上面を開放することにより、原稿台52の上面に読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等をユーザが載置できるようになっている。
本体部2は、複数の給紙カセット461と、給紙カセット461から記録紙を1枚ずつ繰り出して記録部40へ搬送する給紙ローラ462と、給紙カセット461から搬出されてきた記録紙に画像を形成する記録部40とを備える。
記録部40は、スキャナ部51で取得された画像データに基づきレーザ光等を出力して感光体ドラム43を露光する光学ユニット42、感光体ドラム43、感光体ドラム43上にトナー像を形成する現像部44、及び感光体ドラム43上のトナー像を記録紙に転写する転写部41からなる画像形成部412と、トナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる定着部45と、記録部40内の用紙搬送路中に設けられ、記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ48まで搬送する搬送ローラ463,464等からなる用紙搬送部411とを備える。
図2を参照して、複合機1は、さらに、画像処理部8、画像メモリ140、ファクシミリ通信部170(原稿画像取得部)、ネットワークI/F部210(原稿画像取得部)、パラレルI/F部181(原稿画像取得部)、シリアルI/F部182(原稿画像取得部)、及びHDD(Hard Disk Drive)150を備え、これら各部の動作が装置制御部100によって制御される。
画像処理部8は、スキャナ部51による原稿読み取り時には、スキャナ部51から出力されるアナログ画像信号をデジタル画像に変換し、画質を向上させる画像処理を施した後、圧縮画像に変換する。この圧縮画像は画像メモリ140に記憶される。装置制御部100は、画像メモリ140に記憶された圧縮画像を、文書管理の対象となるファイルを構成するデータとしてHDD150に格納する。
プリントアウト時には、画像メモリ140に記憶された画像データ(圧縮画像)が例えば画像処理部8によって伸張処理され、さらに光学ユニット42で露光を行うための露光制御信号、例えば露光装置から発光されるレーザ光線を制御するための露光制御信号に変換される。この制御信号に基づいて記録部40でプリントアウトされる。
装置制御部100は、装置全体の動作制御を司るもので、例えば所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、所定の制御プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)と、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、これらの周辺回路等とを備えて構成され、ROMに記憶された制御プログラムを実行することにより、スキャナコントローラ101、ファクシミリコントローラ102、プリンタコントローラ103、コピーコントローラ104、及びネットワークコントローラ105として機能する。
スキャナコントローラ101は、スキャナ部動作に必要な各部の動作制御を行うものである。例えば、スキャナコントローラ101は、原稿読取部5によって原稿の画像を読み取らせて画像データを取得させ、その画像データに画像処理部8で画像処理を施させた後、画像メモリ140又はHDD150に記憶させることで、複合機1をスキャナ装置として機能させる。
コピーコントローラ104は、スキャナコントローラ101と同様の処理により画像メモリ140又はHDD150に記憶された画像データに基づき、画像処理部8で露光制御信号を生成させて記録部40へ送信させ、用紙への画像形成を行わせる。これにより、複合機1を複写装置として機能させる。
ファクシミリコントローラ102は、ファクシミリ動作に必要な各部の動作制御を行うものであり、ファクシミリ通信に必要なデータの調整を行うファクシミリ通信部170を制御する。ファクシミリ通信部170には、データ送受信相手である相手先ファクシミリとの電話回線の接続を制御するNCU(Network Control Unit)が備えられている。
ファクシミリ通信部170は、原稿画像取得部の一例であり、相手先ファクシミリから電話回線を介して送信されてきた原稿の画像を表す画像データを受信して、画像処理部8へ出力する。
プリンタコントローラ103は、プリンタ動作に必要な各部の動作制御を行うものである。このプリンタコントローラ103には、複数の信号線を用いて同時に数ビットまとめてデータを送るパラレル伝送で外部機器と接続するパラレルI/F部181と、単一の信号線を用いて1ビットずつ順次データを送るシリアル伝送で外部機器と接続するシリアルI/F部182とが接続されている。
パラレルI/F部181及びシリアルI/F部182は、それぞれ原稿画像取得部の一例であり、外部機器から原稿の画像を表す画像データを受信して、画像処理部8へ出力する。
ネットワークコントローラ105は、ネットワークI/F部210を介して接続されたネットワーク上の外部機器、例えばPC(パーソナルコンピュータ)や、インターネット上のサイト(サーバー)との間で行われるデータ送受信を制御するものである。ネットワークI/F部210は、原稿画像取得部の一例であり、ネットワークに接続された外部機器から原稿の画像を表す画像データを受信して、画像処理部8へ出力する。
図3は、図2に示す画像処理部8の構成の一例を示すブロック図である。図3に示す画像処理部8は、本発明の一実施形態に係る画像処理用集積回路80と、AFE(アナログフロントエンド)回路81とを備えている。
AFE回路81は、CCD512から出力された画像信号を1画素毎にサンプリングし、デジタル値に変換して1ライン毎の画像データとして画像処理用集積回路80へ出力する。
画像処理用集積回路80は、例えば、シェーディング回路801(第1画像処理部)、誤差拡散回路802(第2画像処理部)、圧縮回路803(第2画像処理部)、制御部804、ラインメモリ811(第1メモリ)、ラインメモリ812(第2メモリ)、ラインメモリ813(第2メモリ)、切替部821,822,823,824,825、画像入力端子826(画像データ取得部)、画像出力端子827、及びモード設定端子828(設定受付部)が、1チップに集積されて構成されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)である。
画像入力端子826は、AFE回路81と接続され、AFE回路81から出力された画像データの入力を受け付ける。画像入力端子826は、切替部821を介してシェーディング回路801に接続され、シェーディング回路801は切替部822を介して誤差拡散回路802に接続されている。また、誤差拡散回路802は、圧縮回路803と接続され、圧縮回路803は、画像出力端子827と接続されている。
そして、画像出力端子827は、画像メモリ140と接続されて、圧縮回路803から出力された画像データが画像メモリ140に記憶されるようになっている。
なお、図3においては、画像メモリ140から圧縮された画像データを読み出して伸張したり、露光制御信号を生成したりする回路等はその記載を省略している。
誤差拡散回路802には、ラインメモリ812が接続され、圧縮回路803には、ラインメモリ813が接続されている。また、シェーディング回路801には、切替部823を介してラインメモリ811が接続されている。
ラインメモリ811は、それぞれ独立してアクセス可能なメモリブロックAとメモリブロックBとから構成されている。そして、メモリブロックAは、切替部824を介してラインメモリ812と接続され、メモリブロックBは、切替部825を介してラインメモリ813と接続されている。
ラインメモリ811,812,813は、例えば、1ライン分の画像データを記憶するように構成されたRAMである。なお、第1及び第2メモリは、必ずしもラインメモリに限られず、それぞれ第1及び第2の画像処理のために用いられるメモリであればよい。
また、ラインメモリ811は、メモリブロックA、及びメモリブロックBの二つのブロックに分割し、各ブロックを独立したメモリとしてアクセスできるようになっている。ラインメモリ812は、誤差拡散回路802と接続されてアクセス可能にされ、ラインメモリ813は、圧縮回路803と接続されてアクセス可能にされている。
シェーディング回路801は、原稿読取部5で読み取られた画像データに、1ライン毎にシェーディング補正を施すことで、主走査方向の画像データの濃度ムラを低減する画像処理回路である。
原稿読取部5は、原稿の画像を、CCD512によって主走査方向に1ライン毎に読み取らせるのであるが、CCD512によって取得される画像データは、例えば露光ランプ511の配光特性やCCD512の各画素の特性バラツキ等により、主走査方向に並んだ各画素の濃度にバラツキが生じて濃度ムラとなる場合がある。
そこで、例えば濃度が均一な白色の基準板の画像をCCD512によって読み取らせ、得られた1ライン分の画像データにおける各画素の濃度値を基準となる白色の濃度に合わせるために必要となる各画素の補正値(係数)を、予め算出しておき、これをシェーディング補正値として例えば画像メモリ140等の記憶部に予め記憶しておく。
そして、シェーディング回路801は、AFE回路81から画像入力端子826に入力された1ライン分の画像データにおける各画素の濃度値に、例えば画像メモリ140に記憶されている各画素のシェーディング補正値を、それぞれ乗算することで、シェーディング補正を行う。そしてこのようにして得られたシェーディング補正後の1ライン分の画像データをラインメモリ811に記憶させる。
そして、シェーディング回路801は、例えば制御部804からの制御信号に応じて、ラインメモリ811に記憶されたシェーディング補正後の画像データを、切替部822を介して誤差拡散回路802へ出力する。
このように、シェーディング補正は、1ライン毎に実行されるので、ラインメモリ811は、少なくとも1ライン分の画像データを記憶できる容量を有している必要があり、例えば複数ライン記憶するように構成されていてもよい。
誤差拡散回路802は、シェーディング回路801によってシェーディング補正が施された画像データに、誤差拡散法による画像処理を施す画像処理回路である。電子写真方式の画像形成装置やインクジェット方式の画像形成装置は、1ドットの濃度そのものを、画素の濃度値に応じて自由に変更することはできないから、ドットの有無によって、例えばモノクロの場合であれば、画像の面積あたりの白黒のドット密度により、白色から黒色に変化するまでの灰色などの中間調を表現し、擬似的に、滑らかな変化のある画像であるかのように認識させる。
このように、誤差拡散法は、各画素が多階調の濃度値を有する画像データを、ドットの有無を表す二値化データによって中間調を表現するようにした画像データに変換する画像処理である。具体的には、誤差拡散法では、注目画素の変換前の濃度と二値化後の画素濃度との差(2値化誤差)を、以降に2値化する画素の画像信号に対して分配して加算することにより、広い範囲で見た場合に、2値画像の平均階調を多値画像の階調に近づける。
そして、誤差拡散回路802は、このような誤差拡散法による画像処理を、シェーディング回路801においてシェーディング処理が施された画像データ、あるいは画像入力端子826によって受信された画像データのいずれかに対して、ラインメモリ812を用いて実行する。
そうすると、誤差拡散回路802の前工程では、1ライン毎に画像処理が実行されているから、前工程で実行された画像データを受け入れるためには、ラインメモリ812は、少なくとも1ライン分の画像データを記憶できる容量を有している必要があり、例えば複数ライン分の記憶容量を有するように構成されていてもよい。
圧縮回路803は、誤差拡散回路802によって誤差拡散処理が施された画像データを、例えばJPEG(Joint Photographic Expert Group)やMMR(Modified Modified Read)等の圧縮形式で圧縮し、画像出力端子827の外部に接続された画像メモリ140に記憶させる。圧縮回路803は、その圧縮処理を、ラインメモリ813を用いて実行する。
そうすると、圧縮回路803の前工程となる誤差拡散回路802では、1ライン(又は複数ライン)分の容量を有するラインメモリ812を用いて、1ライン(又は複数ライン)単位で画像処理が実行されるから、前工程で実行された画像データを受け入れるためには、ラインメモリ813は、1ライン(又は複数ライン)分の画像データを記憶できる容量を有している必要がある。
切替部821,822,823,824,825は、画像入力端子826、シェーディング回路801、誤差拡散回路802、及びラインメモリ811,812,813相互間の接続関係を切り替える切替回路である。図3においては、説明を判りやすくするため、切替部821,822,823,824,825を概念的にスイッチング素子の図記号で記載しているが、切替部821,822,823,824,825としては、例えばマルチプレクサやセレクタ回路等を用いることができる。
あるいは、切替部823,824,825としては、例えばラインメモリ811(メモリブロックA,メモリブロックB)のアクセスを制御するアクセス制御回路を用いて、例えばラインメモリ811(メモリブロックA,メモリブロックB)が配置されるアドレスを変更する等の手段によって、機能的に、ラインメモリ811(メモリブロックA,メモリブロックB)へのアクセスが可能な画像処理回路を変更することで、機能的に、ラインメモリ811(メモリブロックA,メモリブロックB)と、シェーディング回路801、誤差拡散回路802(ラインメモリ812)、及び圧縮回路803(ラインメモリ813)との間の接続関係を切り替えるものであってもよい。
以下の説明においては、例えばマルチプレクサやセレクタ回路等によるデータの入出力経路の切替や、アクセス制御によるアクセスの可否の切替といった概念を含んだ表現として、切替部821,822,823,824,825の、切り替えあるいは接続(アクセス可)、切り離し(アクセス不可)と表記する。
切換部821は、制御部804からの制御信号に応じて、画像入力端子826とシェーディング回路801とを接続して画像入力端子826によって受信された画像データをシェーディング回路801へ供給するか、画像入力端子826とシェーディング回路801とを切り離して画像入力端子826と切換部822とを接続するかを切り替える。
切換部822は、制御部804からの制御信号に応じて、シェーディング回路801と誤差拡散回路802とを接続してシェーディング回路801から出力された画像データを誤差拡散回路802へ供給するか、切換部821と誤差拡散回路802とを接続して画像入力端子826から切換部821,822を介して得られた画像データを誤差拡散回路802へ供給するかを切り替える。
切替部823は、制御部804からの制御信号に応じて、メモリブロックAとメモリブロックBとが連結されたラインメモリ811を、シェーディング回路801に接続したり切り離したりする。
切替部824は、制御部804からの制御信号に応じて、ラインメモリ812とメモリブロックAとを接続したり切り離したりする。ラインメモリ812と接続されたメモリブロックAは、ラインメモリ812と連結された一体のラインメモリとして誤差拡散回路802からアクセス可能とされる。
切替部825は、制御部804からの制御信号に応じて、ラインメモリ813とメモリブロックBとを接続したり切り離したりする。ラインメモリ813と接続されたメモリブロックBは、ラインメモリ813と連結された一体のラインメモリとして、圧縮回路803からアクセス可能とされる。
制御部804は、モード設定端子828によって受け付けられた指示信号に応じて、切替部821,822,823,824,825の動作を制御する。具体的には、制御部804は、通常モードを指示するモード設定指示としてモード設定端子828が例えばローレベルにされた場合、通常モードとして、切換部821によって画像入力端子826とシェーディング回路801とを接続させ、切換部822によって、シェーディング回路801と誤差拡散回路802とを接続させ、切替部823によって、ラインメモリ811をシェーディング回路801に接続させ、切替部824,825によって、ラインメモリ812,ラインメモリ813とメモリブロックA,メモリブロックBとを切り離させる。
図3に示す画像処理部8は、モード設定端子828が、配線82を介して回路グラウンドに接続されてローレベルにされている。この場合、配線82は、通常モードを指示するモード設定部の一例に相当している。
これにより、制御部804は、通常モードの設定を行うようになっている。そして、図3においては、切替部821,822,823,824,825が、通常モードの設定にされた状態を示している。
このように、通常モードの設定にされた画像処理用集積回路80は、AFE回路81から画像入力端子826へ入力された画像データに対し、シェーディング回路801がラインメモリ811を用いてシェーディング処理を施し、誤差拡散回路802がラインメモリ812を用いて誤差拡散処理を施し、圧縮回路803がラインメモリ813を用いて圧縮処理を施すので、シェーディング、誤差拡散、及び圧縮という複数の画像処理を、それぞれ最適化された専用の回路で実行することができる。
従って、背景技術のように汎用の画像処理ユニットを複数用いた場合と比べて、性能を向上させることが容易であり、かつ不必要な回路を含んで回路規模が増大するおそれを低減することが容易である。
ところで、上述したように、画像処理用集積回路80のラインメモリ811,812,813は、それぞれ少なくとも1ライン分の記憶容量を有している必要がある。そして、例えばA4サイズ以下の原稿画像を読み取る仕様となっている画像処理装置においては、ラインメモリ811,812,813は、A4サイズにおける1ライン分の記憶容量を有していればよい。従って、ラインメモリ811,812,813は、例えばA4サイズにおける1ライン分の記憶容量(あるいはA4サイズにおける複数ライン分の記憶容量)にされている。
そうすると、画像処理用集積回路80を例えばA4サイズより大きいA3サイズの原稿画像を読み取る仕様となっている画像処理装置に用いようとすると、ラインメモリ811,812,813の記憶容量が不足してしまう。従来、このような場合には、画像処理用集積回路を新たに設計、製造し直す必要があった。また、シェーディング回路801の処理内容を変更したい場合においても、画像処理用集積回路を新たに設計、製造し直す必要があった。
しかしながら、図3に示す画像処理用集積回路80は、このような場合であっても、モード設定を切り替えることにより、画像処理用集積回路を新たに設計、製造し直すことなく対応することが可能である。
図4は、例えばA3サイズの原稿画像等、サイズが大きい原稿画像を読み取る仕様の画像処理装置に画像処理用集積回路80を用いる場合の画像処理部8aの構成の一例を示すブロック図である。このような画像処理装置は、例えば図2に示す画像処理部8として、図3に示す画像処理部8の代わりに図4に示す画像処理部8aを用いることで、実現が可能となる。
図4に示す画像処理部8aは、画像処理用集積回路80と、AFE回路81と、画像処理回路83(外部画像処理部)とを備えている。そして、画像処理用集積回路80のモード設定端子828は、配線82aを介して回路電源に接続されて、モード設定端子828がハイレベルにされている。
図4に示すAFE回路81は、例えばA3サイズの1ライン毎の画像を示す画像データを画像処理回路83へ出力する。
画像処理回路83は、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)を用いて構成され、シェーディング回路831と、シェーディング回路831からアクセス可能に接続されたラインメモリ832とを備えている。ラインメモリ832は、ラインメモリ811より記憶容量が大きく、例えばA3サイズの1ライン分の記憶容量を有している。
シェーディング回路831は、ラインメモリ832を用いて、AFE回路81から出力された画像データに対して、例えばA3サイズの1ライン毎にシェーディング処理を実行する。シェーディング回路831が実行するシェーディング処理の方法は、シェーディング回路801と同様であってもよく、シェーディング回路801とは異なる方法でシェーディングを行うものであってもよい。
また、画像処理回路83は、シェーディング回路831の代わりに、シェーディングとは異なる画像処理を行う画像処理回路を備えるものであってもよい。このように、画像処理用集積回路80は、拡張モードに設定することで、シェーディング回路831の代わりに任意の画像処理回路を外部に設けることが可能となるので、画像処理用集積回路80を設計変更することなく画像処理部8aの画像処理内容を変更することが容易である。
このように構成された画像処理部8aは、まずAFE回路81から例えばA3サイズの1ライン分の画像データが出力され、この画像データに、シェーディング回路831によって、シェーディングが施される。このとき、ラインメモリ832は、ラインメモリ811より記憶容量が大きくされているから、画像処理部8よりも原稿サイズが大きい画像データにシェーディングを施すことが可能となる。
画像処理用集積回路80は、モード設定端子828が、配線82aを介して回路電源に接続されてハイレベルにされている。この場合、配線82aは、拡張モードを指示するモード設定部の一例に相当している。
制御部804は、拡張モードを指示するモード設定指示としてモード設定端子828が例えばハイレベルにされた場合、拡張モードとして、切換部821によって画像入力端子826と切替部822とを接続させ、切替部822によって切換部821(画像入力端子826)と誤差拡散回路802とを接続させ、切替部823によって、ラインメモリ811をシェーディング回路801から切り離させ、切替部824によって、ラインメモリ812とメモリブロックAとを接続させ、切替部825によって、ラインメモリ813とメモリブロックBとを接続させる。
これにより、制御部804は、拡張モードの設定を行うようになっている。そして、図4においては、切替部821,822,823,824,825が、拡張モードの設定にされた状態を示している。
このように、拡張モードの設定にされた画像処理用集積回路80は、画像処理回路83から画像入力端子826へ入力された画像データに対し、誤差拡散回路802がラインメモリ812とメモリブロックAとからなるラインメモリを用いて誤差拡散処理を施す。この場合、誤差拡散回路802が使用できるラインメモリの容量は、ラインメモリ812とメモリブロックAとを合わせた容量となるので、通常モード時よりも大きな画像データ、例えばA3サイズの画像データについても誤差拡散処理を施すことが可能となる。
次に、誤差拡散回路802によって誤差拡散が施された画像データに対し、圧縮回路803がラインメモリ813とメモリブロックBとからなるラインメモリを用いて圧縮処理を施した後、画像メモリ140に記憶させる。この場合、圧縮回路803が使用できるラインメモリの容量は、ラインメモリ813とメモリブロックBとを合わせた容量となるので、通常モード時よりも大きな画像データ、例えばA3サイズの画像データについても圧縮処理を施すことが可能となる。
画像処理部8aにおいて、画像処理回路83は、画像処理用集積回路80のように複数の画像処理を行う必要がないから、画像処理用集積回路80より回路規模を小さくできる結果、例えばFPGAを用いて構成することが容易である。FPGAは、ユーザが自由に回路をプログラムできるので、ASICのような専用の集積回路を新たに設計、製造するために必要な期間やコストが不要である。
そして、画像処理用集積回路80は、通常モードから拡張モードに切り替えることによって、誤差拡散回路802、及び圧縮回路803が使用可能なラインメモリの記憶容量を増加させることができるので、例えば画像処理用集積回路80を画像処理装置の異なる機種に用いるためにラインメモリの記憶容量を増加させる必要がある場合であっても、ラインメモリの記憶容量を増加させた画像処理用集積回路を新たに設計、製造するために必要な期間やコストが不要である。
また、画像処理用集積回路80は、拡張モードに切り替えることによって、最初に画像処理を行う画像処理回路であるシェーディング回路801を切り離して、外部に設けられた画像処理回路83のような外部画像処理部で処理された画像データを、二番目以降の画像処理回路、例えば誤差拡散回路802、及び圧縮回路803によって画像処理させることができるので、画像処理用集積回路を新たに設計、製造することなく、最初に行う画像処理を変更することが容易である。
なお、最初に画像処理を行う第1画像処理部として、シェーディング回路801を用いる例を示したが、第1画像処理部はシェーディングを実行するものに限られず、他の画像処理を実行するものであってもよい。また、第2画像処理部として、誤差拡散回路802と圧縮回路803とを備える例を示したが、第2画像処理部は一つであってもよく、三つ以上であってもよい。また、第2画像処理部の処理内容も、誤差拡散や圧縮処理に限らない。
また、複数の第2画像処理部が直列接続されて順次画像形成を行う例を示したが、複数の第2画像処理部が並列接続され、切替部822によって、シェーディング回路801又は画像入力端子826のいずれかから出力された画像データが、各第2画像処理部に分配されて供給される構成であってもよい。
また、図3、図4におけるAFE回路81の出力データの代わりに、ファクシミリ通信部170、パラレルI/F部181、シリアルI/F部182、及びネットワークI/F部210によって取得された画像データが用いられる構成としてもよい。
また、画像出力端子827から出力された画像データは、必ずしも画像メモリ140へ出力される例に限られず、例えばさらに他の画像処理回路によって画像処理される構成であってもよい。
1 複合機
2 本体部
5 原稿読取部
8,8a 画像処理部
40 記録部
42 光学ユニット
43 感光体ドラム
51 スキャナ部
52 原稿台
53 原稿読取スリット
80 画像処理用集積回路
81 AFE回路
82,82a 配線
83 画像処理回路
100 装置制御部
140 画像メモリ
170 ファクシミリ通信部
181 パラレルI/F部
182 シリアルI/F部
210 ネットワークI/F部
412 画像形成部
511 露光ランプ
512 CCD
801 シェーディング回路
802 誤差拡散回路
803 圧縮回路
804 制御部
811,812,813 ラインメモリ
811a 第1メモリブロック
811b 第2メモリブロック
821,822,823,824,825 切換部
826 画像入力端子
827 画像出力端子
828 モード設定端子
831 シェーディング回路
832 ラインメモリ

Claims (8)

  1. 外部から画像データを取得する画像データ取得部と、
    処理対象の画像データに対して、第1の画像処理を施す第1画像処理部と、
    処理対象の画像データに対して、前記第1の画像処理とは異なる第2の画像処理を施す第2画像処理部1と第2画像処理部2と、
    少なくとも前記第1画像処理部による前記第1の画像処理のために用いられる第1メモリ1と第1メモリ2とを含む第1メモリと、
    前記第2画像処理部1による前記第2の画像処理のために用いられる第2メモリ1と、
    前記第2画像処理部2による前記第2の画像処理のために用いられる第2メモリ2と、
    前記第1の画像処理を実行する通常モードと当該第1の画像処理を実行しない拡張モードとのモード設定指示を受け付ける設定受付部と、
    前記設定受付部によって前記通常モードを指示するモード設定指示が受け付けられた場合、前記画像データ取得部によって取得された画像データを前記第1画像処理部へ処理対象の画像データとして供給させ、当該第1画像処理部により前記第1の画像処理が施されたデータを、前記第2画像処理部1と前記第2画像処理部2のうちの少なくとも一方へ処理対象の画像データとして供給させる通常モードに設定し、前記設定受付部によって前記拡張モードを指示するモード設定指示が受け付けられた場合、前記画像データ取得部によって取得された画像データを前記第2画像処理部1と前記第2画像処理部2のうちの少なくとも一方へ供給させ、かつ前記第1メモリ1を、前記第2メモリ1一体的に前記第2画像処理部1による前記第2の画像処理に用いさせ、前記第1メモリ2を、前記第2メモリ2と一体的に前記第2画像処理部2による前記第2の画像処理に用いさせる拡張モードの設定を行う制御部と
    が一つの素子に集積されて構成されていること
    を特徴とする画像処理用集積回路。
  2. 前記第2画像処理部1と前記第2画像処理部2とは、
    互いに異なる画像処理を、前記第2の画像処理として順次実行し、
    前記制御部は、
    前記拡張モードにおいて、前記第2画像処理部1と前記第2画像処理部2二つの処理部のうち最初に画像処理を実行する処理部へ、前記画像データ取得部によって取得された画像データを供給させること
    を特徴とする請求項記載の画像処理用集積回路。
  3. 前記画像データ取得部、前記第1画像処理部、前記第2画像処理部1、前記第2画像処理部2、及び前記第1メモリ相互間の接続関係を切り替える切替部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記設定受付部によって前記通常モードを指示するモード設定指示が受け付けられた場合、前記切替部によって、前記画像データ取得部と前記第1画像処理部、及び前記第1画像処理部と前記第2画像処理部1及び前記第2画像処理部2のうち少なくとも一つ、をそれぞれ接続させ、かつ前記第1メモリをアクセス可能に前記第1画像処理部へ接続させることによって、前記通常モードに設定し、
    前記設定受付部によって、前記拡張モードを指示するモード設定指示が受け付けられた場合、前記切替部によって、前記画像データ取得部と前記第2画像処理部1及び前記第2画像処理部2のうち少なくとも一つとを接続させ、かつ前記第1メモリ1前記第2画像処理部1からアクセス可能に前記第2メモリ1に接続させ、前記第1メモリ2を前記第2画像処理部2からアクセス可能に前記第2メモリ2に接続させることによって、前記拡張モードの設定を行うこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の画像処理用集積回路。
  4. 前記第1の画像処理は、シェーディング処理であること
    を特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像処理用集積回路。
  5. 前記第2の画像処理は、誤差拡散を含むこと
    を特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像処理用集積回路。
  6. 前記第2の画像処理は、圧縮処理を含むこと
    を特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像処理用集積回路。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の画像処理用集積回路と、
    原稿の画像を表す画像データを取得し、前記画像データ取得部へ送信する原稿画像取得部と、
    前記設定受付部へ、前記通常モードを指示するモード設定指示を設定するモード設定部と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の画像処理用集積回路と、
    原稿の画像を表す画像データを取得する原稿画像取得部と、
    前記原稿画像取得部によって取得された画像データに対して第3の画像処理を施して、前記画像データ取得部へ送信する外部画像処理部と、
    前記設定受付部へ、前記拡張モードを指示するモード設定指示を設定するモード設定部と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
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