JP2006240151A - 画像出力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 同一の画像処理コントローラに対して速度の違うプリンタエンジンを組み合わせて製品をラインアップ化していく際に、画像処理コントローラの処理能力に無駄が生じたり、あるいは処理能力が足りなかったりすることがある。
【解決手段】 コントローラの処理速度とローカルに接続されたプリンタの処理速度に応じてスプール方式を切り替える。コントローラの処理速度が速く、ローカルプリンタの速度が遅い場合にはコントーンスプールとし、コントローラの処理速度が遅く、ローカルプリンタの処理速度が速い場合にはハーフトーンスプールとする。
【選択図】 図2
【解決手段】 コントローラの処理速度とローカルに接続されたプリンタの処理速度に応じてスプール方式を切り替える。コントローラの処理速度が速く、ローカルプリンタの速度が遅い場合にはコントーンスプールとし、コントローラの処理速度が遅く、ローカルプリンタの処理速度が速い場合にはハーフトーンスプールとする。
【選択図】 図2
Description
本発明はプリント画像の印字と送信に関わる。
従来のプリンタや複合複写機では、ホストPC等からのプリント時に送られてきたPDLデータを、ソートやジャムリカバリのためにラスタライズしてハーフトーン処理を行ったプリント前の画像をHDD等の記憶装置に蓄積する、ということを行っている。また、高画質、高機能な複合機では、プリント中の濃度調整や、あるいはラスタライズした結果をPCやカラーFaxへ送信する、という用途のために、中間調画像ではなくハーフトーン処理前の連続階調画像データをHDD等に蓄積し、プリント時にハーフトーン処理を行ってプリントする、ということも行われている。
又、従来例としては、例えば特許文献1をあげることが出来る。
特開平10−40040号公報
従来は画像処理コントローラの構成により中間調画像を蓄積するか、連続階調画像を蓄積するかが固定であった。このため、同一の画像処理コントローラに対して速度の違うプリンタエンジンを組み合わせて製品をラインアップ化していく際に、画像処理コントローラの処理能力に無駄が生じたり、あるいは処理能力が足りなかったりすることがある。例えば、中間調画像を蓄積する画像処理コントローラに、処理能力よりも低いスループットのプリンタエンジンを接続した場合、プリント中のキャリブレーションや連続階調画像の送信ができる画像処理能力があっても中間調画像を蓄積するために実現できない。一方、連続階調画像を蓄積する画像処理コントローラに処理能力よりも高いスループットのプリンタエンジンを接続した場合、複数部出力の2部目以降でもプリンタエンジンのスループットが達成できない。また、自機の画像をネットワークを通じてリモートのプリンタに出力する、リモートプリントにおいては、リモートのプリンタと自機のコントローラの画像処理能力を比較し、処理能力の高い方でハーフトーン処理を行うほうが効率的である。
前記の課題を解決するため、本発明では、プリント実行時に、画像処理コントローラとプリンタエンジンの印字速度を比較し、画像処理コントローラの処理能力の方が高ければ連続階調画像を蓄積してプリントし、画像処理コントローラの処理能力の方が低ければ中間調画像を蓄積してプリントする、という手段をとる。これにより、画像処理コントローラとプリンタエンジンの組み合わせによる処理能力の無駄がなくなり、製品の性能を高めることができる。また、リモートプリント時には展開を行う機器の画像処理コントローラ能力とプリントを行う機器の画像処理コントローラの能力を比較し、処理能力の高い方でハーフトーン処理を行う。
本発明により、画像処理コントローラとプリンタエンジンの組み合わせが容易になり、限られたコストのなかで高画質、高機能を実現した製品を作ることが可能となる。また、リモートプリント機能においても効率的な画像処理が可能となる。
(実施例1)
以下、本発明にかかる一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
以下、本発明にかかる一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例を示す画像形成装置システムの全体の構成を説明するブロック図である。本画像形成装置200は、画像入力デバイスであるスキャナ部2070、画像出力デバイスであるプリンタ部2095、Controller Unit 2000、ユーザーインターフェースである操作部2012から構成される。スキャナ部2070、プリンタ部2095、操作部2012は、それぞれController Unit 2000に接続され、Controller Unit 2000は、LAN 2011などのネットワーク伝送手段、公衆回線に接続されている。公衆回線からはカラー画像送信を含むG3、G4ファックスによる送信が可能である。また、LAN 2011には、画像形成装置200と同様の機器構成をもつ他の画像形成装置220、230が接続されえている。また、パーソナルコンピュータ(以下PC)240が接続されていて、FTP,SMBプロトコルを使用したファイルの送受信、電子メールの送受信ができる。画像形成装置220、230は、それぞれスキャナ部2270、2370、プリンタ部2295、2395、操作部2212、2312を持ち、それらがController Unit 2200、2300に接続されている。
図2は、画像形成装置の構成を説明するブロック図である。Controller Unit 2000は画像入力デバイスであるカラースキャナ2015や画像出力デバイスであるカラープリンタ2017と接続し、一方ではLAN2008や公衆回線(WAN)2051接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行う為のコントローラである。CPU2001はシステム全体を制御するコントローラである。RAM2002はCPU2001が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。ROM2003はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD2004はハードディスクドライブで、システムソフトウェア、画像データを格納する。操作部I/F2005は操作部(UI)2006とインターフェース部で、操作部2006に表示する画像データを操作部2006に対して出力する。また、操作部2006から本システム使用者が入力した情報を、CPU2001に伝える役割をする。Network2007はLAN2008に接続し、情報の入出力を行う。Modem2050は公衆回線2051に接続し、画像情報の入出力を行う。2値画像回転2052、および2値画像圧縮・伸張2053はModem2053で2値画像を送信する前に画像の方向を変換したり、所定の解像度、あるいは相手能力に合わせた解像度に変換するためのものである。圧縮、伸張はJBIG、MMR、MR、MH をサポートしている。DMAC2009はDMAコントローラであり、RAM2002に格納されている画像をCPU2001を介することなく読み取りImageBusI/F2011に対して画像転送する、もしくは画像バスからの画像をCPU2001を介することなくRAM2002に書き込む。以上のデバイスがシステムバス2008に接続される。ImageBus2011は画像バス2010を介して高速な画像の入出力を制御するためのインタフェースである。圧縮器2012は画像バス2010に画像を送出する前に32画素×32画素の単位でJPEG圧縮するための圧縮器である。伸張器2013は画像バス2010を介して送られた画像を伸張するための伸張器である。
ラスターイメージプロセッサ(RIP)2018はホストコンピュータからのPDLコードをNetwork2007を介して受け取り、システムバス2008を通して、CPU2001がRAM2002に格納する。CPU2001はPDLを中間コードに変換し、再度システムバス2008を介してRIP2018に入力し、ビットマップイメージ(多値)に展開する。スキャナ画像処理2014はスキャナ2015からのカラー画像、白黒画像に対して、適切な各種画像処理(たとえば補正、加工、編集)を行い出力する(多値)。プリンタ画像処理2016はプリンタ2017に対して適切な各種画像処理(たとえば補正、加工、編集)を行い、スクリーン処理や誤差拡散等の中間調処理を行って、中間調画像を出力する。プリント時は伸張2013で2値多値変換を行うので、2値、および多値出力が可能である。プリンタ画像処理2016から出力された中間調画像データはドラム間遅延メモリ2607へ直接送ってプリンタ2017へ出力することができる。ドラム間遅延メモリ2607はCMYKの各色のドラムを持つカラープリンタにおいて、CMYKの印字タイミングをドラム間分ずらすことで、CMYK画像を重ね合わせるためのメモリである。CMYK各色4ドラムを持つカラープリンタにおいて画像の位置を合わせるために遅延させることができる。また、プリンタ画像処理2016から出力された中間調画像データは圧縮器2012で圧縮した後ImageBusI/F2011を解してImageBus2010へ送信することができ、DMAC2009を用いてメインRAM2002へ格納することができる。画像データをソート出力やジャムリカバリ用に内蔵HDDへ蓄積する際、連続階調画像データを蓄積する場合にはRIP2018の出力データをそのままHDDへ蓄積し、プリント時にプリント画像処理2016からドラム間遅延メモリ2607へ直接送ってプリントする。HDDへの蓄積を中間調画像データで行う場合は、RIP2018の出力データをプリント画像処理2016で処理した後HDDへの蓄積を行い、プリント時にはHDDから読み出した中間調画像データを直接ドラム間遅延メモリ2607へ送ってプリント出力する。
画像変換部2030はRAM上にある画像を画像変換し、再度、RAM2030に下記戻すときに使われる各種画像変換機能を有する。回転器2019は32画素×32画素単位の画像を指定された角度で回転でき、2値、および多値の入出力に対応している。変倍器2020は画像の解像度を変換(たとえば600dpiから200dpi)したり、変倍したりする機能(たとえば25%から400%まで)を有する。変倍する前には32×32画素の画像を32ライン単位の画像に並び替える。色空間変換2021は多値入力された画像をマトリクス演算、およびLUTにより、たとえばメモリ上にあるYUV画像をLab画像に変換し、メモリ上に格納する。また、この色空間変換は3×8のマトリクス演算および、1次元LUTをもち、公知の下地とばしや裏写り防止を行うことができる。変換された画像は多値で出力される。2値多値変換2022は1bit2値画像を多値8bit、256階調にする。逆に多値2値変換2025はたとえばメモリ上にある8bit、256階調の画像を誤差拡散処理などの手法により1bit、2階調に変換し、メモリ上に格納する。合成はメモリ上の2枚の多値画像を合成し、1枚の多値画像にする機能を有する。たとえば、メモリ上にある会社ロゴの画像と原稿画像を合成することで、原稿画像に簡単に会社ロゴをつけることができる。間引き2024は多値画像の画素を間引くことで、解像度変換を行うユニットであり1/2,1/4,1/8の多値画像を出力可能である。変倍2020と合わせて使うことで、より広範囲な拡大、縮小を行うことができる。移動2025は入力された2値画像、多値画像に余白部分をつけたり、余白部分を削除したりして出力することができる。回転2019、変倍2020、色空間変換2021、2値多値2022、合成2023、間引き2024、移動2025、多値2値2026はそれぞれ連結して動作することが可能で、たとえばメモリ上の多値画像を画像回転、解像度変換する場合は、両処理をメモリを介さずに連結して行うことができる。
図4に画像の形式を示す。本発明で使用される画像の形式は特開2001-103473で開示されている画像パケット構造を利用する。圧縮2012ではラスター形式の画像を、図4のごとく32×32画素単位のパケットとして並び替え、パケット単位でJPEG圧縮を行う。同時にパケットにパケットの位置を示すID、色空間、QテーブルID、データ長などの情報を付加してヘッダーとする。文字、写真を示す2値のデータ(像域フラグ)も同様に圧縮して、JPEGの後ろに付随させる。図5にパケットデータを示す。伸張2013ではこのヘッダー情報をもとにJPEGを展開し、ラスター画像に並び替える。このようなパケット画像にすることで、画像回転のときにはパケット内部の画像のみを回転し、パケットIDの位置を変更することで、部分的に伸張圧縮で回転することができるため非常に効率がよい。ImageBus2010を流れる画像はすべてパケット画像になる。
また、画像をメモリ上で扱う場合には、パケットテーブルを用いる。パケットテーブルは1要素が1つのパケットの先頭アドレスとサイズになっており、これを主走査、副走査に並べることにより一つの画像を示している。パケットテーブルを用いることにより、画像を構成するパケットがメモリ上で離散的に配置されている場合でも一つの画像として扱うことが可能になる。
FAX送信や2値画像回転2052、2値画像圧縮、伸張2053などでラスタ画像が必要な場合は、パケット画像からラスタ画像への変換をソフトウェアによって行う。
図6にスキャナ画像処理2014の詳細説明を示す。スキャナから入力されたRGB各8bitの輝度信号はマスキング2501によりCCDのフィルタ色に依存しない標準的なRGB色信号に変換される。フィルタ2502ではたとえば9×9のマトリクスを使用し、画像をぼかしたり、メリハリをつける処理が行われる。ヒストグラム2503は入力画像中の画像信号データのサンプリングをする処理部であり、入力画像の下地レベル判定に使用される。このモジュールでは主走査方向、副走査方向にそれぞれ指定した開始点から終了点で囲まれた矩形領域内のRGBデータを、主走査方向、副走査方向に一定のピッチでサンプリングし、ヒストグラムを作成する。このヒストグラムは、下地とばしや、裏写り防止が指定されたとき、読み出され、ヒストグラムから原稿の下地を推測し、下地とばしレベルとして、画像とともにメモリやHDDに保存、管理され、印刷や送信時の画像処理に使用される。ガンマ2504では画像全体の濃度を濃くあるいは薄くするように処理が行われる。たとえば入力画像の色空間を任意の色空間に変換したり、入力系の色味に関する補正処理を行う部分である。原稿がカラーか白黒かを判断するために変倍前の画像信号を色空間変換2505によって公知のLabに変換する。このうちa,bは色信号成分を表しており、比較器2505内の所定のレベル以上であれば有彩色、そうでなければ無彩色として1bitの判定信号を比較器2505から出力する。カウンタ2507は比較器からの出力を計測する。文字/写真判定は画像から文字エッジを抽出し、画像を文字と写真に分離する機能である。出力として、文字写真判定信号が得られる。この信号も画像とともにメモリやHDに格納され、印刷時に使用される。2509は特定原稿判定器である。特定原稿判定器は入力画像信号と、判定器内部で持つパターンがどの程度一致するかを比較し、図示したように一致、不一致という判定結果を読み出すことが可能である。判定結果に応じて、画像を加工し、紙幣や有価証券などの偽造を防止する。
図7にプリンタ画像処理2016の詳細説明を示す。
2601は画像データの地色を飛ばし、不要な下地のカブリ除去を行う。例えば、3×8のマトリクス演算や、1次元LUTにより下地飛ばしを行う。これは前述したように2032にも含まれる機能であり、まったく同等の回路である。2602はカラー画像データをモノクロデータに変換し、単色としてプリントする際に、カラー画像データ、例えばRGBデータを、Gray単色に変換するモノクロ生成部である。例えば、RGBに任意の定数を掛け合わせ、Gray信号とする1×3のマトリクス演算から構成される。2603は画像データを出力するプリンター部の特性に合わせて色補正を行う出力色補正部である。例えば、4×8のマトリクス演算や、ダイレクトマッピングによる処理から構成される。2604は画像データの空間周波数を任意に補正するフィルタ処理部であり、例えば9×9のマトリクス演算を行う処理から構成される。2605は出力するプリンタ部の特性に合わせて、ガンマ補正を行う処理であり、通常1次元のLUTから構成される。2606は出力するプリンタ部の階調数に合わせて任意の中間調処理を行う処理部であり、2値化や32値化など、任意のスクリーン処理や、誤差拡散処理を行う中間調処理部である。各処理は図示しない文字/写真判定信号によって切り替えることも可能である。
図3に第2のコントローラ構成を示す。
図3のコントローラは図2のコントローラと比べて画像変換部2030、スキャナ画像処理部2014、プリンタ画像処理部2016が省略されており、PDL展開とプリントに特化した構成になっている。プリンタ画像処理部2016が省略されているためにハードウェアによる中間調処理が行えない。そのため、RIP2018はPDLの中間コード入力を受けて多値ビットマップイメージに展開するとともにこのビットマップイメージに中間調処理を行い、中間調画像データに展開する。この場合、中間調処理をRIP2018で行うために処理速度は図2のコントローラ構成に比較して低下するが、コントローラ自体が低コストとなる利点がある。
画像入出力デバイスを図8に示す。画像入力デバイスであるスキャナ部2015は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサ(図示せず)を走査することで、ラスターイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダ2701のトレイ2702にセットし、装置使用者が操作部2006から読み取り起動指示することにより、コントローラCPU2001がスキャナ2015に指示を与え、フィーダ2071のトレイ2702から原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
画像出力デバイスであるプリンタ部2017は、ラスターイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、コントローラCPU2001からの指示によって開始する。プリンタ部2095には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセット2703、2704、2705がある。また、排紙トレイ2706は印字し終わった用紙を受ける排紙トレイである。
操作部2006の構成を図9に示す。LCD表示部2801は、LCD上にタッチパネルシート2802が貼られており、システムの操作画面およびソフトキーを表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報をコントローラCPU2001に伝える。スタートキー2014は原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキー2803中央部には、緑と赤の2色LED2804があり、その色によってスタートキー2803が使える状態にあるかどうかを示す。ストップキー2805は稼働中の動作を止める働きをする。IDキー2806は、使用者のユーザーIDを入力する時に用いる。リセットキー2807は操作部からの設定を初期化する時に用いる。
図10は、本実施例の画像形成装置における初期画面であり、各画像形成機能設定後に戻ってくる標準画面でもある。3101はコピー設定を行うための画面切り替えを行う。3102はスキャンした画像をファックスや電子メールで送信する設定を行うための画面切り替えを行う。3103は内蔵HDDにスキャン画像、PDL画像を格納する、あるいは格納されたスキャン画像、PDL画像を印字、あるいは送信する、あるいは編集する設定を行うための画面切り替えを行う。3104は3105のよって設定された画像読み込み時の設定を表示するためのウィンドウである。3105は画像読み込み時の解像度、濃度などを設定する。3106はタイマー送信時のタイマー設定、HDDあるいはプリンタに印字する場合の設定などを行う。3107は3108によって指定された送信宛先の表示を行う。3109は3107に表示された1宛先の詳細な情報の表示を行う。3110は3107に表示された1宛先の消去を行う。
図11は3105を押下したときに表示されるポップアップウィンドウである。3201は読みとり原稿サイズをポップアップのなかから選択入力し、設定された読みとりサイズは3202に表示される。3203は原稿の読み取りモードを選択するところであり、押下するとカラー/ブラック/自動(ACS)の3種類が選択できる。カラーモードに関してはコピー、ボックスでも同様に選択ができる。カウンタ2507の計測結果が所定値よりも小さければ白黒原稿、大きければカラー原稿と判断し、カラーの場合はカラー画像を、ブラックの場合には白黒画像を、ACSの場合にはカラー画像と原稿がカラーか白黒かを判別した結果を蓄積する。3204は読みとりの解像度を指定するためポップアップからの選択入力になる。3205は原稿の読み取り濃度を調整するためのスライダーであり、9段階の調整が行える。3206は新聞のように下地がかぶった画像を読み込む場合に、濃度を自動的に決定するためにある。3206についてはコピーでも同様の設定が可能である。
図12にコピータブ3101を押下したときの画面を示す。3301はコピーできる状態が否かを示すところであり、同時に設定したコピー部数も表示される。3302は3206と同等の機能であり、下地除去を自動的にするかしないかを選択するためのボタンである。3303は3205と同等の機能であり、9段階の濃度調整が可能なスライダである。3304は原稿のタイプを選択するところであり、文字・写真・地図、文字、印画紙写真、印刷写真が選択できる。3305は応用モードボタンであり、縮小レイアウト(複数枚の原稿を1枚の用紙に縮小印字する機能)や、カラーバランス(CMYKの各色微調整)などが設定できる。3306は各種フィニッシングにかかわる設定を行うボタンであり、シフトソート、ステープルソート、グループソートが設定できる。3307は両面読み込み、および、両面印刷にかかわる設定を行うボタンである。
図13にボックスタブ3103を押下したときの画面を示す。3401はHDDを論理的に区分した各フォルダを示す。フォルダにはフォルダ番号があらかじめ割り振られており、3401は0番のフォルダになる。フォルダ番号の横にはフォルダで使用しているディスク容量の割合が表示されている。また、フォルダには任意の名前をつけることができ、名前もここに表示される。3402はHDD全体の使用量が表示される。
図14に3401を押下したときの画面を示す。3501および3502はフォルダに格納されている文書を示す。文書は複数のページで構成されている。3501はスキャンした文書であり、スキャン文書であることを示すアイコン表示、および、HDD使用量、さらにユーザーが任意に設定できる文書名表示を表示している。3502はPDLから格納したPDL文書であるアイコンが表示されている。アイコンを押下することで、その文書が選択されたことが反転表示によって示される。3503は選択された文書を送信するためのボタンである。3504はスキャナから原稿を読み込み、文書を生成するためのボタンである。3505はフォルダ内のすべての文書を選択するためのボタンである。3506は選択された文書を削除するためのボタンである。3507は選択された文書を印刷するためのボタンである。3508は選択された文書を編集するためのボタンである。たとえば2つの文書を選択して、結合し、1つの文書にして保存したり、特定のページを削除する機能を持っている。3509は最後に選択された文書の詳細情報を表示するためのボタンである。文書名以外にも解像度、原稿サイズ、カラーなどの情報をみることができる。
図15にソフト構成図を示す。4010は表示操作部を制御するUI制御部、UI制御部からの指示を受け、コピー動作、送信動作、ボックス画面からのスキャン、プリントを実行するコピーアプリケーション部4020、送信アプリケーション部4021、BOXアプリケーション部4022がある。またネットワークアプリケーション4120からのPDLプリントデータをうけPDLプリントジョブを投入するPDLアプリケーション部4023がある。4030は機器制御部分の機器依存部分を吸収するための共通インタフェース部分、4040は共通インタフェースから受け取ったジョブ情報を整理し、下位層のドキュメント処理部に伝達するジョブマネージャである。ドキュメント処理部はローカルコピーであればスキャンマネージャ4050とプリントマネージャ4090、リモートコピーの送信ジョブ、あるいは送信ジョブであればスキャンマネージャ4050とファイルストアマネージャ4100、リモートコピーの受信ジョブであればファイルリードマネージャ4060とプリントマネージャ4090、LIPSやPostScriptなどのPDLプリントではPDLマネージャ4070とプリントマネージャ4090である。各ドキュメントマネージャ間の同期とり、および各種画像処理を行うイメージマネージャ4110への画像処理の依頼はシンクマネージャ4080を介して行う。スキャン、プリント時の画像処理や画像ファイルの格納はイメージマネージャ4110が行う。
まずローカルコピーのソフト処理について説明する。使用者の指示によりUI制御部4010からコピー指示とともにコピーの設定がコピーアプリケーション部4020に伝わる。コピーアプリケーション部4020はUI制御部4010からの情報を共通インタフェース4030を介して、機器制御を行うジョブマネージャ4040に伝える。ジョブマネージャ4040はスキャンマネージャ4050とプリントマネージャ4090にジョブの情報を伝達する。スキャンマネージャ4050は図示しないデバイスI/F(デバイスI/Fはコントローラ2000とスキャナ2015、およびコントローラ2000とプリンタ2017を結ぶシリアルI/F)を介してスキャナ2070にスキャン要求を行う。また、同時にシンクマネージャ4080を介してイメージマネージャ4110にスキャン用の画像処理要求を出す。イメージマネージャ4110はスキャンマネージャ4050の指示に従って、スキャナ画像処理部2014の設定を行う。設定が完了したら、シンクマネージャ4080を介してスキャン準備完了を伝える。その後スキャンマネージャ4050はスキャナ2070に対してスキャンを指示する。スキャン画像転送完了は図示しないハードウェアからの割り込み信号によってイメージマネージャ4110に伝わる。イメージマネージャ4110からのスキャン完了を受けてシンクマネージャ4080はスキャン完了をスキャンマネージャ4050、プリントマネージャ4090に伝える。同時にシンクマネージャ4080はRAM2002に蓄積された圧縮画像をHDD2004にファイル化するためイメージマネージャ4110に指示する。イメージマネージャ4110は指示に従ってメモリ上の画像(文字/写真判定信号を含めて)をHDD2004に格納する。画像の付随情報として図示しないSRAMにカラー判定/白黒判定結果、下地とばしを行うための下地とばしレベル、画像入力元としてスキャン画像、色空間RGBも格納しておく。また、HDD2004への格納が終了し、スキャナ2070からのスキャン完了を受けたら、シンクマネージャ4080を介してスキャンマネージャ4050にファイル化終了を通知する。スキャンマネージャ4050はジョブマネージャ4040に対して終了通知を返し、ジョブマネージャ4040は共通インタフェース4030を介してコピーアプリケーション部4020へ返す。プリントマネージャ4090はメモリに画像が入った時点でデバイスI/Fを介して、プリンタ2095に印刷要求をだす。同時にシンクマネージャ4080にプリント画像処理要求を行う。シンクマネージャ4080はプリントマネージャ4090から要求を受けたら画像処理設定をイメージマネージャ4110に依頼する。イメージマネージャ4110は前記の画像の付随情報に従ってプリンタ画像処理部2015の設定を行い、シンクマネージャ4080を介してプリントマネージャ4090にプリント準備完了を伝える。プリントマネージャ4090はプリンタに対して印刷指示を出す。プリント画像転送完了は図示しないハードウェアからの割り込み信号によってイメージマネージャ4110に伝わる。イメージマネージャ4110からのプリント完了を受けてシンクマネージャ4080はプリント完了をプリントマネージャ4090に伝える。プリントマネージャ4090はプリンタ部からの排紙完了を受け、ジョブマネージャ4040に対して終了通知を返し、ジョブマネージャ4040は共通インタフェース4030を介してコピーアプリケーション部4020へ返す。コピーアプリケーション部4020はスキャン、プリントが終了したらジョブ終了をUI制御部に通知する。
リモートコピーのスキャンジョブ、送信ジョブの場合は、プリントマネージャ4090に代わってストアマネージャ4100がジョブマネージャ4040からの要求を受ける。スキャン画像をHDDに格納し終わった時点で、シンクマネージャ4080から格納完了通知を受け、それを共通インタフェース4030を介してリモートコピーならコピーアプリケーション部4020に、送信ジョブなら送信アプリケーション部4021に通知する。コピーアプリケーション部4020、送信アプリケーション4021はこの通知のあと、ネットワークアプリケーション4420に対してHDDに格納されたファイルの送信を依頼する。依頼を受けたネットワークアプリケーション4420がファイルを送信する。ネットワークアプリケーション4420はジョブ開始時にコピーアプリケーション部4020からコピーに関する設定情報を受け、それもリモート側の機器に通知する。ネットワークアプリケーション4420はリモートコピーの場合、機器固有の通信プロトコルを使用して送信を行う。また送信ジョブの場合はFTP、SMBのような標準的なファイル転送プロトコルを使用する。
ファックス送信する場合はファイル格納後、送信アプリケーション4021から共通インタフェース4030、ジョブマネージャ4040を介してFAXマネージャ4041に送信が指示される。FAXマネージャ4041はModem2050を介して、相手機器とネゴシエーションし、必要な画像処理(カラー→白黒変換、多値2値変換、回転、変倍)をイメージマネージャ4110に依頼し、変換後の画像をModemを使って送信する。
また、送信先にプリンタがある場合、送信アプリケーションは共通インタフェース4000を介してプリントジョブとしてプリントの指示を行う。そのときの動作は以下で説明するリモートコピーのプリントジョブの場合と同様である。また、送信宛先が機器内のボックス宛先になっているときはファイルストアマネージャ4100によって機器内のファイルシステムに格納する。
FAX受信時はFAXマネージャがModemを使って画像を受信し、画像ファイルとしてHDD2004に格納する。HDD2004格納後にボックスアプリケーション4021に通知すると、ボックスアプリケーション4021から受信プリントの指示が共通インタフェース4030を介して、ジョブマネージャ4040になされる。その後は通常のボックスプリントジョブと同じ動作になるため省略する。
リモートコピーのプリントジョブの場合は、送信側からの画像をネットワークアプリケーション4420がHDDに保存するとともにコピーアプリケーション部4020に対してジョブを発行する。コピーアプリケーション部4020は共通インタフェース4030を介してジョブマネージャ4040にプリントジョブを投入する。ローカルコピーとは異なり、スキャンマネージャ4050に代わってファイルリードマネージャ4060がジョブマネージャ4040からの要求を受ける。受信画像をHDDからメモリに展開するための要求をシンクマネージャ4080を介して、イメージマネージャ4110に行う。
イメージマネージャ4110は展開が終了した時点で、展開終了をシンクマネージャ4080を経由して、ファイルリードマネージャ4060とプリントマネージャ4090に伝える。プリントマネージャ4090はメモリに画像が入った時点でデバイスI/Fを介して、プリンタ2017にジョブマネージャから指示された給紙段、もしくはその用紙サイズを有する段を選択し、印刷要求をだす。自動用紙の場合には画像サイズから給紙段を決定し印刷要求をだす。同時にシンクマネージャ4080にプリント画像処理要求を行う。シンクマネージャ4080はプリントマネージャ4090から要求を受けたらプリント画像処理設定をイメージマネージャ4110に依頼する。(このときたとえば最適サイズ用紙がなくなり、回転が必要になれば別途回転指示も依頼する。回転指示があった場合にはイメージマネージャが画像回転2019を使って画像を回転する。)イメージマネージャ4110はプリンタ画像処理部2090の設定を行い、シンクマネージャ4080を介してプリントマネージャ4090にプリント準備完了を伝える。プリントマネージャ4090はプリンタに対して印刷指示を出す。プリント画像転送完了は図示しないハードウェアからの割り込み信号によってイメージマネージャ4110に伝わる。イメージマネージャ4110からのプリント完了を受けてシンクマネージャ4080はプリント完了をファイルリードマネージャ4060とプリントマネージャ4090に伝える。ファイルリードマネージャ4060は終了通知をジョブマネージャ4040に返す。プリントマネージャ4090はプリンタ部からの排紙完了を受け、ジョブマネージャ4040に対して終了通知を返す。ジョブマネージャ4040は共通インタフェース4030を介してコピーアプリケーション部4020へ終了通知を返す。コピーアプリケーション部4020はスキャン、プリントが終了したらジョブ終了をUI制御部に通知する。
PDLデータ展開格納ジョブの場合は、PDLプリントを投入したホストPCからの要求がネットワークアプリケーション4120を経由してPDLアプリケーション4023に伝達される。PDLアプリケーションがPDLデータ展開格納ジョブを共通インタフェース4030を介してジョブマネージャ4040に指示する。このときジョブマネージャは、非図示のSRAM上に保持されたコントローラのプリント画像処理速度と、プリンタエンジンの印字速度から、図16と図17に示した2通りのデータフローのうちどちらを使用して画像を蓄積するかを判断する。コントローラのプリント画像処理速度はコントローラ上にプリント画像処理2031が実装されているかどうか、とプリント画像処理2031の駆動クロック速度から、工場での機器組み立て時に非図示のSRAM上に設定される。また、プリンタエンジンの印字速度は、プリンタエンジンからプリンタI/Fを介して通知される。ここで、ジョブマネージャ4040は、コントローラのプリント画像処理速度がプリンタエンジンの印字速度よりも早い場合は図16のデータフローを用いて連続階調画像をHDDへ蓄積することをPDLマネージャ4070とストアマネージャ4100へ指示する。一方、ジョブマネージャ4040は、コントローラのプリント画像処理速度がプリンタエンジン速度よりも遅いと判断した場合には図17のデータフローを用いて中間調画像をHDDへ蓄積することをPDLマネージャ4070とストアマネージャ4100へ指示する。PDLマネージャ4070とストアマネージャ4100はジョブマネージャ4040の指示したデータフローに応じて処理を行う。
図16のデータフローが指示された場合には、ストアマネージャ4100は処理5005のHDD読み出しを行い、HDDに蓄積されたPDLデータ5001をメモリ上に展開し、PDLマネージャ4070へ通知する。PDLマネージャPDLデータ5001を使って処理5006のPDL解釈を行い、中間データ5002を生成する。さらにPDLマネージャはRIP2018を使用して処理5008を実行し、連続階調画像5003を生成する。そしてPDLマネージャ4070は連続階調がお図5003を処理5009を実行して圧縮し、連続階調圧縮画像5004を生成してストアマネージャ4100へ通知する。ストアマネージャ4100は処理5010のHDD格納を行って連続階調圧縮画像5004をHDDへ格納を行う。
図17のデータフローが指示された場合には、まずストアマネージャ4100とPDLマネージャ4070は図16のデータフローと同様に処理5106のHDD読み出し、処理5107のPDL解釈、処理5108のRIPを行って、PDLデータ5101から中間データ5102を介して連続階調画像5103を生成する。続いて、PDLマネージャ4070は処理5109のプリント画像処理を実行して中間調画像5104を生成し、処理5110を実行して圧縮を行って中間調圧縮画像5105を生成し、ストアマネージャ4100へ通知する。ストアマネージャ4100は処理5111のHDD格納を行う。
図16、図17のいずれのデータフローが指示された場合も、ストアマネージャ4100はHDDへの画像格納が終了した後、画像の付随情報として図示しないSRAMにカラー/白黒情報、画像入力元としてPDL画像、色空間CMYKもしくはRGBも格納しておく。PDL画像をHDD2004に格納し終わった時点で、ストアマネージャ4100はシンクマネージャ4080を通じて格納完了通知をジョブマネージャ4040へ通知し、それを共通インタフェース4030を介してPDLアプリケーション4023に通知する。
PDLアプリケーション4023はこの通知のあと、ネットワークアプリケーション4420にHDDに格納完了を通知し、PDLプリントを投入したホストPCへこの情報が伝達される。また、PDLプリントジョブの場合にはPDLマネージャ4070とプリントマネージャによって、メモリ上に展開された画像を印字する。
リモートプリントのPDLデータ展開ジョブの場合は、ジョブマネージャ4040はまず、連続階調画像をリモートプリンタへ送信するか、中間調画像をリモートプリンタへ送信するかを決めるために、リモートプリンタのコントローラへネットワークを通じて、コントローラのプリント画像処理速度と、プリンタエンジンの印字速度の取得を要求する。リモートプリンタのコントローラは、要求に応じてローカルプリントのときと同様に、非図示のSRAMからプリント画像処理速度とプリンタエンジンの印字速度を取得し、要求に対して返答する。ジョブマネージャ4040は、リモートプリンタのプリント画像処理速度がプリンタエンジンの印字速度よりも速い場合は連続階調画像を送信するために、図16に示す画像データフローでの処理をPDLマネージャ4070へ指示し、PDLマネージャ4070は前記したPDL展開格納ジョブと同じ処理を行って連続階調画像をHDDへ蓄積する。また、ジョブマネージャ4040は、リモートプリンタのプリント画像処理速度がプリンタエンジンの印字速度よりも遅い場合は中間調画像データをリモートプリンタへ送信するために、図17に示す画像データフローでの処理をPDLマネージャ4070へ指示し、PDLマネージャ4070は前記したPDL展開格納ジョブと同じ処理を行って連続階調画像をHDDへ蓄積する。
連続階調もしくは中間調のPDL展開画像をHDDに格納し終わった時点で、シンクマネージャ4080から格納完了通知を受け、それを共通インタフェース4030を介してプリントアプリケーション部4020に通知する。プリントアプリケーション部4020はこの通知をうけて、前記したリモートコピーのコピーアプリケーション部と同様にリモートプリンタへの送信を行う。
PDL展開され格納された画像のプリントはUIで印刷指示された格納文書をBOXアプリケーションに対してプリントジョブとして発行する。BOXアプリケーション部4022は共通インタフェース4030を介してジョブマネージャ4040にプリントジョブを投入する。ローカルコピーとは異なり、スキャンマネージャ4050に代わってファイルリードマネージャ4060がジョブマネージャ4040からの要求を受ける。印刷指示された画像をHDDからメモリに展開するための要求をシンクマネージャ4080を介して、イメージマネージャ4110に行う。イメージマネージャ4110は格納された画像をHDDから読み出して展開し、展開した画像が連続階調画像か中間調画像かによって処理を切り替える。連続階調画像の場合はプリント画像処理2031からドラム間遅延メモリ2032を通してプリンタへ出力する。中間調画像の場合はドラム間遅延メモリ2032へ直接出力し、プリンタへ出力する。この後の動作はリモートコピーのプリントジョブで説明した動作と同様のため、省略する。
PDL展開され格納された画像の送信はUIで指示された格納文書をBOXアプリケーションに対して送信ジョブとして発行する。BOXアプリケーション部4022は共通インタフェース4030を介してジョブマネージャ4040にまず画像変換ジョブを投入する。このときの画像変換のデータフローを図17に示す。ジョブマネージャ4040がファイルリードマネージャ4060へ画像読出しを要求すると、ファイルリードマネージャ4060はPDL展開格納されたハーフトーン圧縮画像と中間データのうち中間データを選択し、処理5104のHDD読出しを実行してメモリ上にHDDから中間データ5101を読出し、イメージマネージャ4110へ通知する。イメージマネージャ4110は処理5105のラスタライズを実行してRGB画像5102を生成する。続いてイメージマネージャ4110は処理5106の圧縮を実行し、RGB画像5102をJPEG画像5103へ変換する。BOXアプリケーション部4022は画像変換処理が終了すると生成された画像を送信アプリケーション部に依頼する。この後の処理は前記の送信ジョブで説明した処理と同様のため、省略する。
Claims (2)
- データ蓄積手段、
データをデータ蓄積手段に格納するデータ格納手段、
データをデータ蓄積手段から読み出すデータ読出し手段、
PDLデータ受信手段、
PDLデータを解釈して中間データに変換するPDL解釈手段、
中間データを多値連続階調画像に変換するラスタライズ手段、
多値連続階調画像をハーフトーン処理して中間調画像を生成する中間調処理手段、
画像データを圧縮する画像圧縮手段、
画像データを送信する画像送信手段、
圧縮された画像データを伸張する伸張手段、
画像データを印字する画像印字手段、
から構成される画像処理装置において、
中間調処理手段の処理速度を判断する中間調処理速度判断手段と、
画像印字手段の印字速度を判断する印字速度判断手段と、
中間調処理速度判断手段と印字速度判断手段のそれぞれから得られた処理速度を比較する手段を持ち、
前記比較手段により中間調処理手段の処理速度が印字速度手段より速いと判断した場合には連続階調画像をデータ蓄積手段に蓄積し、
前記比較手段により印字速度手段が中間調処理手段より速いと判断した場合には中間調画像をデータ蓄積手段に蓄積する、ことを特徴とする。 - 請求項1の画像処理装置において、
ネットワーク上に接続された第1の請求項1の画像処理装置から、
第1の画像処理装置と接続可能なネットワーク上に接続された第2の請求項1の画像処理装置に画像を送信する際に、
第1と第2の画像処理装置はそれぞれの中間調処理速度と印字速度を取得し、比較する手段を持ち、
第1の画像処理装置は第2の画像処理装置の中間調処理速度よりも第1の画像処理装置の中間調処理速度が速い場合には第2の画像処理装置へ中間調画像を送信し、
第1の画像処理装置は第2の画像処理装置の中間調処理速度よりも第1の画像処理装置の中間調処理速度が遅い場合には第2の画像処理装置へ連続階調画像を送信する、ことを特徴とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005060708A JP2006240151A (ja) | 2005-03-04 | 2005-03-04 | 画像出力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005060708A JP2006240151A (ja) | 2005-03-04 | 2005-03-04 | 画像出力装置 |
Publications (1)
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JP2006240151A true JP2006240151A (ja) | 2006-09-14 |
Family
ID=37047021
Family Applications (1)
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JP2005060708A Withdrawn JP2006240151A (ja) | 2005-03-04 | 2005-03-04 | 画像出力装置 |
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JP (1) | JP2006240151A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008099239A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-04-24 | Seiko Epson Corp | 画像処理装置および画像処理方法 |
-
2005
- 2005-03-04 JP JP2005060708A patent/JP2006240151A/ja not_active Withdrawn
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