JP5262715B2 - 白色反射フィルム - Google Patents

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Description

本発明は、液晶バックライトの輝度向上を図る白色反射フィルムに関するものであって、さらに詳しくは液晶ディスプレイ用のエッジライト型および直下型の液晶バックライトの反射板、エッジライト型の液晶バックライトのランプリフレクター、さらには太陽電池用バックシートに好適に用いられる白色反射フィルムに関するものである。
液晶ディスプレイでは液晶セルを照らすバックライトが用いられており、液晶ディスプレイの種類に応じて液晶モニターではエッジライト方式のバックライト、液晶テレビでは直下型のバックライトが採用されている。これらのバックライト用反射フィルムとしては、気泡により形成された多孔質の白色フィルムが一般的に用いられている(特許文献1)。さらに、冷陰極管から放射される紫外線によるフィルムの黄変色を防ぐために紫外線吸収層を積層した白色フィルムも提案されている(特許文献2、3)。
直下型バックライトの基本構成としては、導光板は用いず、画面奥に直接蛍光管を並べた構造が特徴である。画面奥に線状または一部線状のランプを数本平行に並べることにより、大画面にも対応可能で、さらに明るさも十分に確保できる。しかしながら、特徴でもある画面奥に設置されたランプによる画面内の明るさむら(輝度むら)が生じる。つまり、複数本並んでいるランプの真上は明るく、隣接するランプの間が暗くなる。このため、直下型バックライトでは、この輝度むらを解消するため、極めて強い光拡散性を有する光拡散板(乳白板)を蛍光管の上側に設置し、画面の均一化を図っている。光拡散板は、微粒子を分散させたアクリル樹脂、またはポリカーボネート樹脂等からなる、厚み約2mmの板である。この光拡散板により輝度むらが解消され画面の均一化が図れるのであるが、強く拡散させるために全光線透過率が低く光利用効率が悪くなり、また強く拡散しすぎるために不要な方向へ光を散らしてしまい、結果として、必要となる正面の明るさが不十分となる。そこで、光拡散板の上に、光を等方的に拡散しながら、正面方向に集光効果を示す拡散シートや集光性を向上させるためのプリズムシートに代表される集光シート、さらに液晶パネル上での輝度が足りないので、液晶パネル上の輝度を向上させるための輝度向上シートなどが組み込まれている。
直下型バックライトにおける反射シートにおいて、光源側のフィルム面の拡散性を制御することにより、バックライトでの輝度ムラを改善する方法も開示されている(特許文献4)。耐光性粒子の製造方法およびその応用は、直下型バックライトに用いられる拡散板用途にて主に開示されており、一部コーティング用途への使用例も開示されている。(特許文献5、6)
特開平8−262208号公報 特開2001−166295号公報 特開2002−90515号公報 特開2005−173546号公報 特開2003−12733号公報 特開2006−267592号公報
液晶テレビ用反射フィルムにおいては、低コスト化が強く求められる一方、従来以上に反射フィルムの耐光性や反射率の向上も同時に求められている。耐光性については、液晶テレビの大型化に伴い、冷陰極管の本数が増加し、紫外線量の増加による黄変が顕著になるという問題がある。通常、白色反射フィルムの塗布層においては、樹脂バインダーと粒子からなり、通常バインダーのみ耐光性を有していた。これは経済的に耐光性を持たない粒子の方が有利であることも選択理由として挙げられる。
また、最近では、バックライトのトータルコストを下げるために、高価なプリズムシートの削減やランプ本数の削減によって低下した輝度を、1本毎のランプの高輝度化によって補うということが行われている。これらのバックライトの構成の変更により、ランプ間隔が大きくなったのに加えて、ランプが高輝度化されているため、これまで使用していた光学シート構成(光拡散板や反射フィルム)では輝度むらを解消できないという問題が顕著になりつつある。
これらの輝度むらを解消するために、反射フィルムの塗布層に光拡散微粒子を比較的大量に添加する。しかし、塗布層中の微粒子が多過ぎると、白色フィルムの表層との接触面積が少なくなるため、白色フィルムと塗布層との密着性に乏しくなるという問題がある。さらに、一般的には微粒子自体に紫外線吸収能がないために、微粒子の大量添加により拡散反射性能を向上させると、それに伴って塗布層の耐光性が低下するという問題もある。
本発明は、上記した従来の方法とは異なり、白色フィルムの光源側の塗布層を工夫することにより、バックライトに使用する白色反射フィルムの塗布層の耐光性を改善するものである。さらに好ましくは、白色反射フィルムの塗布層の拡散反射性、密着性も改善するものである。
本発明は、かかる課題を解決するために、次のような手段を採用するものである。すなわち、白色フィルムの少なくとも片面に紫外線吸収剤および/または光安定化剤を含有する粒子塗布層を有する白色反射フィルムであって、前記塗布層全体に対する球状粒子の含有量が65〜85重量%である
また、本発明の白色反射フィルムの好ましい様態は、
)前記塗布層を形成する球状粒子とバインダー樹脂との屈折率差の絶対値が0.10未満であること。
)前記球状粒子の変動係数CVが20%以上であること。
)前記球状粒子に含有される紫外線吸収剤が、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、蓚酸アニリド系、シアノアクリレート系、トリアジン系、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、および酸化セリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種類の紫外線吸収剤であること。
)前記球状粒子に含有される光安定剤がヒンダードアミン系の光安定化剤であること。
)前記球状粒子が前記紫外線吸収剤および/または光安定化剤を共重合させたものであること。
)前記球状粒子が、アクリル共重合体、ポリスチレン共重合体、及びアクリル系ビニルモノマーとスチレン系ビニルモノマーからなる共重合体からなる群より選ばれた少なくとも1種類で構成されていること。
また、本発明は、本発明の白色反射フィルムを、その塗布層面を光源側に向けて設けた液晶バックライト用ランプリフレクターであり、本発明の白色反射フィルムを、その塗布層面を光源側に向けて設けた直下型方式の液晶バックライトである。
本発明によれば、白色フィルムの少なくとも片面に特定の塗布層を設けた白色反射フィルムとすることで、バックライトに用いた際に、従来よりも長期使用による輝度低下の少ないバックライトを提供できる。さらに、本発明の好ましい態様によれば、従来よりも輝度むらが少なく、輝度も向上したバックライトを提供することができる。
輝度ムラ測定に用いた評価用バックライトを模式的に示す図である。
符号の説明
1 蛍光管
2 中心輝度測定位置(黒丸部分)
3 輝度測定ライン(太点線部分)
本発明は、前記課題、つまり、白色フィルムの光源側の塗布層を工夫することで、従来以上に長期使用による輝度低下の少ない白色反射フィルムについて鋭意検討した。その結果、白色フィルムの少なくとも片面に紫外線吸収剤および/または光安定化剤を有する球状粒子を含有する塗布層を塗布してみたところ、塗布層の耐光性向上効果を確認でき、かかる課題を一挙に解決することを究明したものである。
本発明の白色反射フィルムは、白色フィルムの少なくとも片面に、紫外線吸収剤および/または光安定化剤を有する球状粒子を含有した塗布層を積層したものである。ここで「球状」とは、必ずしも真球だけを意味するのではなく、粒子の断面形状が円形、楕円形、ほぼ円形、ほぼ楕円形等など曲面で囲まれているものを意味する。
本発明にかかる紫外線吸収剤および/または光安定化剤を含有する粒子は特許文献6に一部開示されており、一般的な有機系球状粒子であるアクリル系樹脂粒子、シリコーン系樹脂粒子、ナイロン系樹脂粒子、スチレン系樹脂粒子、ポリエチレン系樹脂粒子、ベンゾグアナミン系樹脂粒子、ウレタン系樹脂粒子等に紫外線吸収剤および/または光安定化剤が添加される場合やこれらの樹脂を製造する際に反応性二重結合を有する紫外線吸収剤および/または光安定化剤との共重合により化学結合させる場合がある。該球状粒子からのブリードアウトが少ないという点では、後者のように化学結合により紫外線吸収剤および/または光安定化剤を固定させることが好ましい。
球状粒子に含有する紫外線吸収剤、光安定剤としては、無機系と有機系に大別される。無機系紫外線吸収剤としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、酸化セリウム、などが一般的に知られており、中でも酸化亜鉛が経済性、紫外線吸収性、光触媒活性という点で最も好ましい。有機系紫外線吸収剤としてはベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、蓚酸アニリド系、シアノアクリレート系、トリアジン系などが挙げられる。これらの紫外線吸収剤を単独で用いてもよく、2種類以上を混合して用いてもよい。これらの紫外線吸収剤は、紫外線を吸収するのみであり、紫外線照射により発生する有機ラジカルを捕捉することができないため、このラジカルにより連鎖的に基材となる白色フィルムが劣化することがある。これらのラジカル等を捕捉するために光安定化剤を併用することが好ましく、中でもヒンダードアミン系化合物が好適に使用される。
ここで、紫外線吸収剤および/または光安定化剤を固定させる共重合モノマーとしては、アクリル系、スチレン系などのビニル系モノマーが汎用性が高く、経済的にも好ましい。スチレン系ビニルモノマーは芳香族環を有しているため、黄変しやすいため、耐光性という点では、アクリル系ビニルモノマーとの共重合が最も好ましい。
紫外線吸収剤のベンゾトリアゾールに反応性ビニルモノマーが置換されたものとして、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メタクリロキシエチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール(商品名:RUVA−93);大塚化学(株)製)を使用することができ、また、光安定剤のヒンダードアミン系化合物に反応性ビニルモノマーが置換されたものとして、4−メタクリロイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(「アデカスタブLA−82」;(株)ADEKA製)を使用することが出来る。
アクリル系ビニルモノマーとしては、特に限定されるものではなく、アクリルモノマー、メタクリルモノマーでも良い。例としては メチル(メタ)アクルレート、エチル(メタ)アクリレート、n-プロピル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、n-ペンチル(メタ)アクリレート、n-ヘキシル(メタ)アクリレート、n-オクチル(メタ)アクリレート、n-ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、スチリル(メタ)アクリレートなどの直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレート;iso-プロピル(メタ)アクリレート、iso-ブチル(メタ)アクリレート、tert-ブチル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレートおよびt-ブチル(メタ)アクリレートなどの分岐状アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル;イソボルニル(メタ)アクリレート、シクロへキシル(メタ)アクリレートなどの環状アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルなどのアルキル基を有する(メタ)アクリレート;(メタ)アクリル酸-2-ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸-2-ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸とポリプロピレングリコールまたはポリエチレングリコールとのモノエステルおよびラクトン類と(メタ)アクリル酸-2-ヒドロキシエチルとの付加物のようなヒドロキシル基含有ビニル化合物などの水酸基含有化合物;(メタ)アクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸およびフマル酸などのカルボキシル基含有(メタ)アクリル系モノマー;N,N-ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートなどのアミノ基含有(メタ)アクリル系モノマー、および、(メタ)アクリルアミド、N-メチルアクリルアミドなどのアミド基含有(メタ)アクリル系モノマーを挙げることができる。
本発明にかかる球状粒子は、上記のようなビニル系モノマーと、特定のヒンダードアミン系重合性化合物と、特定のベンゾトリアゾール系重合性化合物との共重合体からなる樹脂粒子であることが好ましく、特にこの共重合体が架橋構造を有するものであることが好ましい。架橋構造を持たないと、球状粒子とバインダー樹脂を溶媒に混ぜてコーティング塗料を調合する際に、球状粒子が溶媒に溶解し始め、粒子形状や粒径が変化することがある。
架橋構造を形成するためには、一分子内に複数の官能基を有するビニル化合物を使用して架橋構造を形成することが好ましく、特に本発明では一分子内に複数の官能基を有するビニル化合物として、二官能性アクリル系化合物、三官能アクリル系化合物、四官能以上の重合性アクリル系化合物のような多官能性アクリル系化合物を使用することができる。

本発明の白色反射フィルムは、塗布層の厚みをH、球状粒子の粒径をRとしたとき、塗布層表面からみた100H四方当たりの「R>H」を満たす粒子の平均個数が10個以上であると、バックライトに組み込んだ際の輝度が向上するので好ましい。より好ましくは50個以上、更に好ましくは100個以上、特に好ましくは300個以上である。白色反射フィルムの反射率が向上すれば、バックライトとしての輝度が向上し、光源上部に使用している高価なシートを削減することができる。例えば、液晶テレビ用バックライトの構成の一例として、光源側から光源側から拡散板(厚み約2mm)/拡散フィルム(厚み約200μm〜300μm)/拡散フィルム(厚み約200μm〜300μm)/拡散フィルム(厚み約200μm〜300μm)の順序で積層されており、バックライト全体の輝度が2〜3%向上すれば、前記構成において拡散フィルムを一枚削減することできる。なお「塗布層の厚みH」と「球状粒子の粒径R」の求め方は後述する。
本発明にかかる塗布層中における球状粒子の含有量は、反射率の向上が得られれば特に限定されないが、塗布層全体に対して5重量%以上であることが好ましく、より好ましくは10重量%以上、特に好ましくは15重量%以上である。球状粒子の含有量が5重量%より少ない場合は反射率の向上効果が得られない場合がある。また、上限は特に限定されるものではないが、塗布層中の球状粒子以外の成分100重量部に対し300重量部、すなわち塗布層全体の75重量%を超えると塗布性に劣る場合があるので、塗布層中の球状粒子以外の成分100重量部に対し300重量部以下、すなわち塗布層全体の75重量%以下が好ましい。
さらに、本発明にかかる塗布層中における球状粒子の含有量は、拡散反射性、耐光性、白色フィルムとの密着性の向上の観点からすると、塗布層全体に対して50〜85重量%であることが好ましく、より好ましくは55〜80重量%、特に好ましくは65〜75重量%である。球状粒子の含有量が50重量%より少ない場合は拡散反射性が不十分である場合がある。また、球状粒子の含有量が85重量%より多い場合は、拡散反射性は良好となりバックライトに組み込んだ際の輝度ムラが改善される一方、塗膜強度が弱く、白色フィルムとの密着性が低下する場合がある。
本発明にかかる塗布層の厚みHは、特に限定しないが、0.5〜15μmが好ましく、より好ましくは1〜10μm、特に好ましくは1〜5μmである。厚みHが0.5μm未満であると、塗布層の耐光性が不足する場合がある。逆に厚みHが15μmを越えると、バックライトに組み込んだ際の輝度が低下する場合があり、また経済性の面から好ましくない。
また、本発明の白色反射フィルムは、塗布層を形成するバインダー樹脂と該球状粒子との屈折率差の絶対値(以下、屈折率差の絶対値を「屈折率差」とする)が0.10未満であることが好ましい。屈折率差が0.10未満であると、バインダー樹脂と球状粒子の界面にて反射・拡散を繰り返した結果正面へ伝搬しない光のロス分が減少すると考えられる。つまり、塗布層内での内部拡散光ロスが少なくなり、塗布層表面に達する光が相対的に多くなる。その結果、本発明の白色反射フィルムをバックライトに組み込んだ場合に、さらに輝度の向上効果が得られる。屈折率差はより好ましくは0.05以下、特に好ましくは0.00である。
ここで屈折率とは、直進する波動が異なる媒質の境界で進行方向の角度を変える割合のことであり、真空を基準とした物質固有の値つまり絶対屈折率のことである。また、屈折率は観測波長固有の値であるため、屈折率差とは同観測波長にて測定した値の差である。例えば波長589.3nmの光に対して、代表的なアクリル樹脂であるポリメタクリル酸メチルの屈折率は1.49である。
本発明にかかる球状粒子の粒径は、その変動係数CVが20%以上であることが好ましく、より好ましくは25%以上、最も好ましくは30%以上である。CVが20%未満であると粒子の均一性が良いために光拡散性が弱くなり、バックライトに組み込んだ際の輝度ムラ改善効果が得られない場合がある。また、CV値の小さい単分散粒子は、一般的に高価であり、経済的に好ましくない。ここで、変動係数CVとは粒径の標準偏差を平均粒径で除した値である。この変動係数CVは、例えば後述する実施例に記載の方法により測定される。
本発明にかかる塗布層の表面粗さRaは、400nm以上であることが好ましく、より好ましくは450nm以上、最も好ましくは500nm以上である。本発明にかかる表面粗さ(Ra)とは、2次元表面粗さ計SE−3400((株)小坂研究所製)を用いて、JIS B−0601(1982)に準じて、カットオフ0.25mmにて測定した値をいう。400nm未満であると、バックライトにおいて塗布層と接触する部材である光拡散板やランプを固定するランプホルダー等との軋み音が発生する場合がある。また、上限は特に限定されるものではないが、1000nmを超えると、粒子の脱落等の可能性がある。
本発明にかかる基材の白色フィルムは、可視光線反射率が高ければ高い方が良く、このためには内部に気泡を含有する白色フィルムが使用される。これらの白色フィルムとしては限定されるものではないが、多孔質の未延伸、あるいは二軸延伸ポリプロピレンフィルム、多孔質の未延伸あるいは延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムが例として好ましく用いられる。これらの製造方法等については特開平8−262208の〔0034〕〜〔0057〕、特開2002−90515の〔0007〕〜〔0018〕、特開2002−138150の〔0008〕〜〔0034〕等に詳細に開示されている。中でも特開2002−90515の中に開示されている多孔質白色二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムが前述の理由で本発明にかかる白色フィルムとして特に好ましい。
本発明にかかる基材の白色フィルムの構成は、使用する用途や要求する特性により適宜選択すれば良く、特に限定されるものではないが、少なくとも1層以上の構成を有する単層及び/又は2層以上の複合フィルムが好ましく、その少なくとも1層以上に気泡及び/又は無機粒子を含有していることが好ましい。基材の白色フィルムの拡散反射性という点で無機粒子を含有していることが好ましい。
単層構成(=1層)の例としては、たとえば単層のA層のみの白色フィルムであり、前記A層に無機粒子及び/又は気泡を含有させた構成のものが挙げられ、その無機粒子の含有率は白色フィルムの全重量に対して2重量%以上であることが好ましく、より好ましくは7重量%以上、最も好ましくは10重量%以上である。また、2層構成の例としては、前記A層にB層を積層した、A層/B層の2層構成の白色フィルムであり、これらA、B層少なくともどちらか1層中に、無機粒子及び/又は気泡を含有させた構成のものが挙げられ、その無機粒子の含有率は白色フィルムの全重量、つまり2層の全重量に対して2重量%以上であることが好ましく、より好ましくは7重量%以上、最も好ましくは30重量%以上である。さらに、3層構成の例としては、前記同様に、A層/B層/A層及び/又はA層/B層/C層の3層を積層してなる3層積層構造の白色フィルムであり、各層の内少なくとも1層中に、無機粒子及び/又は気泡を含有させた構成のものが挙げられ、その無機粒子の含有率は、前記同様に、白色フィルムの全重量に対して2重量%以上であることが好ましく、より好ましくは7重量%以上、更に好ましくは30重量%以上である。3層構成の場合、生産性の観点からB層が気泡を含有する層であることが最も好ましい。
かかる白色フィルムに含有する無機微粒子の数平均粒子径は、0.3〜2.0μmであるのが好ましい。また、かかる無機粒子としては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫化亜鉛、リン酸カルシウム、シリカ、アルミナ、マイカ、雲母チタン、タルク、クレー、カオリン、フッ化リチウム、フッ化カルシウム等を用いることができる。
かかる白色フィルムの例としては、まず、単層構成の例では、SY64(SKC製)などが挙げられ、2層構成の白色フィルムとしては、テトロン(登録商標)フィルムUXZ1(帝人デュポンフィルム(株)製)などが挙げられ、3層構成の白色フィルムとしては、ルミラー(登録商標)E6SL、E6SR、E6Z、テトロン(登録商標)フィルムUX(帝人デュポンフィルム(株)製)などが挙げられる。
本発明の白色反射フィルムは、バックライトとして使用中に冷陰極管などのランプから出る光、特に紫外線によって基材の白色フィルムが劣化する場合があるので(例えば黄変などの光学的劣化、あるいは低分子化する分解劣化など)、基材の白色フィルムの片面に設ける塗布層中のバインダー樹脂にも紫外線吸収剤および/あるいは光安定剤を含有するのが好ましい。
本発明の塗布層中に含有するバインダー樹脂としては、特に限定されないが、有機成分を主体とする樹脂が好ましく、例えばポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、フッ素系樹脂などが挙げられる。これらの樹脂は単独で用いてもよく、あるいは2種以上の共重合体もしくは混合物としたものを用いてもよい。中でもポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリルもしくはメタクリル樹脂が耐熱性、粒子分散性、塗布性、光沢度の点から好ましく使用される。前述した通り、塗布層の耐光性という点では、バインダー樹脂層中においても、紫外線吸収剤、光安定化剤が含まれていることがさらに好ましい。
本発明において、塗布層を形成するバインダー樹脂と球状粒子との屈折率差を限りなく少なくすれば、反射率が向上し、さらに、塗布層の耐光性も向上することから、バインダー樹脂と球状粒子の共重合成分、モノマー組成、紫外線吸収剤、光安定剤は同一の方が好ましい。ただし、バインダー樹脂成分は塗布工程にて溶媒に希釈する必要があるため、架橋構造を持たない方が好ましい。その意味では、バインダー樹脂成分には多官能性アクリル化合物は含まれない方が好ましい。
本発明にかかる塗布層には、本発明の効果を阻害しない範囲内で各種の添加剤を添加することができる。添加剤としては、例えば、有機および/または無機の微粒子、蛍光増白剤、架橋剤、耐熱安定剤、耐酸化安定剤、有機の滑剤、核剤、カップリング剤などを用いることができる。
本発明の白色反射フィルムは、塗布層を設けた面から測定した400〜700nmの波長における平均反射率が85%以上であることが好ましく、より好ましくは87%以上、特に好ましくは90%以上である。平均反射率が85%未満の場合には、適用する液晶ディスプレイによっては輝度が不足する場合がある。なお、白色フィルムの両面に塗布層を設けている場合には、いずれかの塗布層から測定した平均反射率が85%以上であればよい。
本発明にかかる塗布層を基材の白色フィルムに塗布するにあたり、塗液は任意の方法で塗布することができる。例えばグラビアコート、ロールコート、スピンコート、リバースコート、バーコート、スクリーンコート、ブレードコート、エアーナイフコート、ディッピングなどの方法を用いることができる。また、塗布層の形成のための塗液は、基材の白色フィルム製造時に塗布(インラインコーティング)してもよいし、結晶配向完了後の白色フィルム上に塗布(オフラインコーティング)してもよい。
このようにして得られる本発明の白色反射フィルムをエッジライト型の液晶バックライトのランプリフレクターや、エッジライト型および直下型の液晶バックライトの反射板として、塗布層面を光源側に向けて設けることで、長時間使用しても反射率の低下が少ない液晶バックライトが得られる。さらに好ましい態様によれば、これまで以上に輝度むらが改善し、輝度が向上した液晶バックライトが得られる。本発明の白色反射フィルムは液晶画面用のエッジライト型および直下型の液晶バックライトの反射板、およびエッジライト型の液晶バックライトのランプリフレクターとして好適に使用することができる。その他にも、各種面光源の反射板や、反射特性が要求される太陽電池モジュールの封止フィルムとしても好適に使用することができる。
測定方法および評価方法を以下に示す。
(1)バインダー樹脂の屈折率、球状粒子の屈折率
バインダー樹脂、球状粒子の屈折率の値が不明な場合は、次の手順により求める。
(i)白色反射フィルムの塗布層より有機溶剤を用いてバインダー樹脂を抽出し、有機溶剤を留去した後、エリプソメトリー法によって、25℃における589.3nmの波長の光に関して測定を行う。これを異なる5箇所において実施し、5箇所の平均値を「バインダー樹脂の屈折率」とする。
(ii)白色反射フィルムの塗布層を有機溶剤に浸漬して、白色反射フィルムから塗布層を剥離採取した後、スライドガラスに圧着・摺動することで球状粒子を塗布層から脱落させる。ここで得られた球状粒子をベッケ線検出法により、各液体有機化合物の屈折率既知の温度に於いて、粒子の輪郭が見えなくなることを確認し、このとき用いた液体有機化合物の屈折率を求める。これを異なる5箇所において実施し、5箇所の平均値を「球状粒子の屈折率」とする。
(2)球状粒子の体積平均粒子径、球状粒子の変動係数CV
前記(1)にて採取した異なる5箇所の球状粒子について、体積平均粒子径及び変動係数CVを測定する。測定には、細孔電気抵抗法を利用した粒度分布測定装置としてコールターマルチサイザーIII(ベックマン・コールター(株)製)を用いる。粒子が細孔を通過する際の粒子体積に相当する電解液分の電気抵抗を測定することによって、粒子の数と体積を測定する。まず微少量のサンプルを薄い界面活性剤水溶液に分散させ、次いでモニターの表示を見ながらアパチャー(検知部分の細孔)通過率が10〜20%となる量だけ指定電解液の容器に添加した後、通過粒子数が10万個になるまで粒子径の計測を続けて自動計算させ、体積平均粒子径、体積平均粒子径の標準偏差と及び変動係数CVを求める。変動係数CVの値は下記式により求めることができる。
・変動係数CV(%)= 体積平均粒子径の標準偏差(μm)×100/体積平均粒子径(μm)。
(3)黄色味(b値)
SMカラーコンピューター(スガ試験機(株)製)を用い、C/2°光源による反射測定法により、黄色味を表すb値を求める。3サンプルについてb値を算出し、これを黄色味とする。
(4)耐光性(黄色味変化)
紫外線劣化促進試験機アイスーパーUVテスターSUV−W131(岩崎電気(株)製)を用い、下記条件で強制紫外線照射試験を行った後、b値を求める。3サンプルについて促進試験を実施し、それぞれ試験前後のb値を測定し、その差の平均値を耐光性(黄色味変化量)とする。
「紫外線照射条件」
照度:100mW/cm
温度:60℃
相対湿度:50%RH
照射時間:120時間
そして、耐光性評価結果を下記により判定し、A級またはB級を合格とする。
A級:黄色味変化量が5以下
B級:黄色味変化量が6以上10以下
C級:黄色味変化量が11以上。
(5)塗布層の厚みH、球状粒子の粒径R、R>Hの球状粒子の平均個数
白色反射フィルムを、日本ミクトローム研究所(株)製ロータリー式ミクロトームを使用し、ナイフ傾斜角度3°にてフィルム平面に垂直な方向に切断する。得られたフィルム断面を、トプコン社製走査型電子顕微鏡ABT−32を用いて観察し、塗布層の表面に球状粒子が見えている部分ではなく、塗布層の表面がバインダー樹脂となっている部分5箇所の塗布層の厚みを測定し、その平均値を塗布層の厚みHとする。
次いで、塗布層表面をコニカ製光学顕微鏡 OPTIPHOTO 200にて観察し、100H四方(縦:100H、横:100H の正方形)の範囲を5箇所任意に選択する。この100H四方範囲中に存在する球状粒子を取り出し、光学顕微鏡で観察して、球状粒子の最長径L及び最短径Sを測定する。R=(L+S)/2 を球状粒子の粒径Rとする。
この5箇所の100H四方範囲中に存在する「R>H」を満たす球状粒子の個数を数え、1箇所当たりの平均値を求め、その値を100H四方当たりの「R>H」を満たす球状粒子の平均個数とする。なお、上記で観察した球状粒子の中から任意に5個を選択し、それらの粒径Rの平均値を表1に示した。
(6)塗布層中の球状粒子の含有率
塗布層中の球状粒子の含有率が不明な場合は、以下の手順により求める。
(i)白色反射フィルムの塗布層を鋭利な刃物で削り取り、白色反射フィルムから塗布層を0.05g採取し、有機溶剤を用いてバインダー樹脂成分を抽出する。
(ii)有機溶剤に溶解しなかったものを球状粒子とし、球状粒子の重量A(g)を秤量し、下記数式より球状粒子の含有率を算出する。
(iii)任意の3サンプルより同様の作業を実施し、その平均値を「球状粒子の含有率」とする。
・球状粒子の含有率(重量%)=球状粒子の重量A(g)/0.05(g)×100。
(7)平均輝度
21インチ直下型バックライト(ランプ管径:3mmΦ、ランプ本数:12本、ランプ間距離:25mm、反射フィルムとランプ中心間距離:4.5mm、拡散版とランプ中心間距離:13.5mm)を使用し、下記2モデルでの光学シート構成にて輝度測定を行う。
・モデル1:拡散版RM803(住友化学(株)製、厚み2mm)/拡散シートGM3((株)きもと製、厚み100μm)2枚
・モデル2:拡散版RM803(住友化学(株)製、厚み2mm)/拡散シートGM3((株)きもと製、厚み100μm)/プリズムシートBEF−II(3M社製、厚み130μm)/偏光分離シートDBEF(3M社製、厚み400μm)
輝度測定では、冷陰極線管ランプを60分間点灯して光源を安定させた後に、色彩輝度計BM−7fast(株式会社トプコン製)を用いて輝度(cd/m)を測定する。3サンプルについて平均値を算出し、これを平均輝度とする。
(8)輝度ムラ
評価用15インチ(330mm×250mm:対角400mm)直下型バックライト(筐体、本発明の白色反射フィルム、光拡散板(“クラレックス”(商標登録) アクリル樹脂板、日本樹脂工業(株)製、透過率85%))を12Vにて点灯させ、1時間経過後に、(株)アイ・システム製、輝度むら解析装置Eye―Scale3を用いて、図1に図示している輝度測定ライン上の正面方向における輝度ムラ(均斉度)を測定する。
輝度は、該測定位置の最大値として評価した。輝度ムラは、図1に図示している中心輝度測定位置2から直近の輝度最大値をCmax、直近の輝度最小値をCmin、輝度測定ライン3上の輝度平均値をCave として下記式を用いて計算する。
・輝度ムラ(均斉度)(%)=100×(Cmax−Cmin)÷Cave
評価用バックライト構成は次のものを使用する。
(蛍光管)
直径:3mm
本数:8本
隣接間隔(ピッチ):28mm
管中心と反射板との距離(下側):5mm
管中心と光拡散板との距離(上側)10mm
輝度ムラ結果を下記により判定し、A級またはB級を合格とする。
A級:輝度ムラが43%未満
B級:輝度ムラが43%以上46%未満
C級:輝度ムラが46%以上。
(9)塗布層の密着性
“セロテープ”(登録商標)CT−405(ニチバン(株)製、18mm幅)を白色反射フィルムの塗布層側に貼り付け、セロテープ上部から消しゴムで擦り、非密着部分をなくし、90度方向に剥離させる。各白色反射フィルムについて3枚のサンプルを測定し、評価結果を下記により判定した。
A級:3枚のサンプルの全てにおいて、塗布層が剥離しない。
B級:いずれかのサンプルにおいて、点状に剥離する部分がある。
C級:密着部分の面積の50%以上が剥離する。
参考例1)
「球状粒子Aの製造方法」
攪拌装置と温度計と窒素ガス導入管を備えた容量1リットルの四つ口フラスコに、メタクリル酸メチル70重量部、架橋構造を形成する多官能モノマーとしてトリメチロールプロパントリアクリレート10重量部、ヒンダードアミン系重合性化合物として2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジルメタクリレート3重量部、ベンゾトリアゾール系重合性化合物として2-(2'-ヒドロキシ-5'-メタクリロキシエチルフェニル)-2H-ベンゾトリアゾール10重量部、重合開始剤としてラウロイルパーオキサイド1重量部を投入した。さらにこの溶液の分散安定剤としてポリビニルアルコール(PVA-224、クラレ(株)製)1重量部および水200重量部を加えた。これらをホモミキサーを用いて9000rpmの回転数で3分間攪拌して、重合性化合物を水に分散させた。次いで、この分散液を75℃に加熱して2時間、この温度に維持して反応させ、さらに90℃に昇温して3時間共重合反応させた。
上記のように反応させた後、分散液を室温まで冷却した。この分散液を、目開き40μmのメッシュフィルターを用いて濾過して凝集物などを除去した。得られた分散液には凝集物ははく、この分散液の濾過性は非常に良好であった。
こうして濾過した分散液中に分散されている樹脂粒子の平均粒子径は6.4μmであり、この樹脂粒子は真球状であった。
こうして樹脂粒子の分散液を常法に従って洗浄した後、濾過して樹脂粒子と分散媒とを分離し、分離した樹脂粒子を乾燥させた。次いで分級を経て球状粒子Aを得た(変動係数28%)。
「白色反射フィルムの製造方法」
ハルスハイブリッド(登録商標)UV―G13(アクリル系共重合体、濃度40%の溶液、屈折率1.49、(株)日本触媒製):10.0g、酢酸エチル:5.0g、球状粒子A(屈折率1.49):0.3gを攪拌しながら添加してなる塗液を準備した。250μmの多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートからなる白色フィルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E6SL)の片面に、松尾産業(株)製 バーコーター番手12を使用してこの塗液を塗布し、120℃、1分間の乾燥条件にて塗布層を設けた。
参考例2)
ハルスハイブリッド (登録商標)UV―G13(アクリル系共重合体、濃度40%の溶液、屈折率1.49、(株)日本触媒製):10.0g、酢酸エチル:5.5g、球状粒子A(屈折率1.49):0.6gを攪拌しながら添加してなる塗液を準備した。250μmの多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートからなる白色フィルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E6SL)の片面に、松尾産業(株)製 バーコーター番手12を使用してこの塗液を塗布し、120℃、1分間の乾燥条件にて塗布層を設けた。
参考例3)
ハルスハイブリッド (登録商標)UV―G13(アクリル系共重合体、濃度40%の溶液、屈折率1.49、(株)日本触媒製):10.0g、酢酸エチル:6.5g、球状粒子A(屈折率1.49):1.0gを攪拌しながら添加してなる塗液を準備した。250μmの多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートからなる白色フィルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E6SL)の片面に、松尾産業(株)製 バーコーター番手12を使用してこの塗液を塗布して、120℃、1分間の乾燥条件にて塗布層を設けた。
参考例4)
「球状粒子Bの製造方法」
メタクリル酸メチル70重量部をメタクリル酸メチル:30重量部、スチレン:40重量部とした以外は、参考例1の球状粒子Aと同様にして球状粒子Bを得た。得られた球状粒子の平均粒子径は6.5μmであった。
「白色反射フィルムの製造方法」
ハルスハイブリッド(登録商標)UV―G13(アクリル系共重合体、濃度40%の溶液、屈折率1.49、(株)日本触媒製):10.0g、酢酸エチル:5.0g、球状粒子B(屈折率1.49):1.0gを攪拌しながら添加してなる塗液を準備した。250μmの多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートからなる白色フィルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E6SL)の片面に、松尾産業(株)製 バーコーター番手12を使用してこの塗液を塗布し、120℃、1分間の乾燥条件にて塗布層を設けた。
参考例5)
「球状粒子Cの製造方法」
メタクリル酸メチル70重量部をメタクリル酸メチル:5重量部、スチレン:65重量部とした以外は、参考例1の球状粒子Aと同様にして球状粒子Cを得た。得られた球状粒子の平均粒子径は6.2μmであった。
「白色反射フィルムの製造方法」
ハルスハイブリッド(登録商標)UV―G13(アクリル系共重合体、濃度40%の溶液、屈折率1.49、(株)日本触媒製):10.0g、酢酸エチル:5.0g、球状粒子C(屈折率1.49):1.0gを攪拌しながら添加してなる塗液を準備した。250μmの多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートからなる白色フィルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E6SL)の片面に、松尾産業(株)製 バーコーター番手12を使用して塗液を塗布し、120℃、1分間の乾燥条件にて塗布層を設けた。
参考例6)
ハルスハイブリッド(登録商標)UV―G720T(アクリル系共重合体、濃度40%の溶液、屈折率1.49、(株)日本触媒製):10.0g、酢酸エチル:7.0g、球状粒子A(屈折率1.49):1.7gを攪拌しながら添加してなる塗液を準備した。225μmの多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートからなる白色フィルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E6SR)の片面に、松尾産業(株)製 バーコーター番手12を使用してこの塗液を塗布して、120℃、1分間の乾燥条件にて塗布層を設けた。
参考例7)
塗布層を形成する塗液中の酢酸エチルの量を10g、球状粒子Aの量を2.7gとした以外は参考例6と同様にして塗布層を設けて、白色フィルムを得た。
参考例8)
塗布層を形成する塗液中の酢酸エチルの量を15g、球状粒子Aの量を4.8gとした以外は参考例6と同様にして塗布層を設けて、白色フィルムを得た。
(実施例9)
塗布層を形成する塗液中の酢酸エチルの量を25g、球状粒子Aの量を9.2gとした以外は参考例6と同様にして塗布層を設けて、白色フィルムを得た。
(実施例10)
塗布層を形成する塗液中の酢酸エチルの量を40g、球状粒子Aの量を16gとした以外は参考例6と同様にして塗布層を設けて、白色フィルムを得た。
参考例11)
塗布層を形成する塗液中の酢酸エチルの量を90g、球状粒子Aの量を36gとした以外は参考例6と同様にして塗布層を設けて、白色フィルムを得た。
(比較例1)
ハルスハイブリッド(登録商標)UV―G13(アクリル系共重合体、濃度40%の溶液、屈折率1.49、(株)日本触媒製):10.0g、酢酸エチル:10.0g、を攪拌しながら添加してなる塗液を準備した。250μmの多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートからなる白色フィルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E6SL)の片面に、松尾産業(株)製 バーコーター番手12を使用してこの塗液を塗布し、120℃、1分間の乾燥条件にて塗布層を設けた。
(比較例2)
球状粒子をアクリル粒子(積水化成品工業(株)製 TECHPOLYMER(商標登録)MBXシリーズ、MB30X−8、屈折率1.49、平均粒径8.0μm、変動係数CV32%)としたこと以外は、参考例3と同様に作成し、白色反射フィルムを得た。
(比較例3)
球状粒子をポリスチレン粒子(積水化成品工業(株)製 TECHPOLYMER(商標登録)SBXシリーズ、SBX−8、屈折率1.59、平均粒径8.0μm、変動係数CV37%)としたこと以外は、参考例3と同様に作成し、白色反射フィルムを得た。
(比較例4)
球状粒子を無孔質ベンゾグアナミン・ホルムアルデヒド縮合物粒子((株)日本触媒製 エポスター(商標登録)、エポスターM05、屈折率1.66、平均粒径5.2μm、変動係数CV35%)としたこと以外は、参考例3と同様に作成し、白色反射フィルムを得た。
(比較例5)
ハルスハイブリッド (登録商標)UV―G720T(アクリル系共重合体、濃度40%の溶液、屈折率1.49、(株)日本触媒製):10.0g、酢酸エチル:25g、シリコーン粒子(GE東芝シリコーン(株)製 トスパール(登録商標)、トスパール125、屈折率1.42):9.2gを攪拌しながら添加してなる塗液を準備した。225μmの多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートからなる白色フィルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E6SR)の片面に、松尾産業(株)製 バーコーター番手12を使用してこの塗液を塗布して、120℃、1分間の乾燥条件にて塗布層を設けた。
Figure 0005262715
Figure 0005262715
各実施例、比較例、参考例の対比により以下のことが分かる。
(耐光性)
・塗布層中の球状粒子が紫外線吸収剤及び光安定化剤を含有している参考例1〜8、11、実施例9、10は、塗布層中に球状粒子の無い比較例1と同じかそれ以上の耐光性である。塗布層中に球状粒子を入れたとしても、その球状粒子が紫外線吸収剤及び光安定化剤を含有していれば耐光性を保てることが分かる。
・特に、共重合モノマーとしてスチレンを含まない球状粒子Aを使用した参考例1〜3,6〜8、11、実施例9、10は、共重合モノマーとしてスチレンを含む球状粒子B,Cを使用した参考例4,5、及び球状粒子の無い比較例1よりも耐光性が良好である。球状粒子のモノマー組成の選択により、塗布層中に球状粒子を入れたとしても耐光性を向上できることが分かる。
・一方、塗布層中の球状粒子が紫外線吸収剤も光安定化剤も含有していない比較例2〜4は、塗布層中に球状粒子の無い比較例1よりも耐光性が劣っている。
(輝度向上)
・塗布層中の球状粒子とバインダー樹脂との屈折率差が同じである参考例1〜3を対比すると、R>Hを満たす球状粒子の数が増えるにつれ輝度が向上することが分かる。
・R>Hを満たす球状粒子の数がほぼ同じである参考例3〜5を対比すると、球状粒子とバインダー樹脂との屈折率差が小さいほど輝度が向上することが分かる。
・R>Hを満たす球状粒子の数がほぼ同じである参考例5と比較例4とを対比すると、屈折率差が0.10未満であると輝度に有意差があることが分かる。特に、比較例4は、塗布層中に球状粒子の無い比較例1と比べて輝度が劣っており、単にR>Hを満たす球状粒子があるだけでは輝度が向上せず、屈折率差が0.10未満とする必要があることが分かる。なお、R>Hを満たす球状粒子の数がほぼ同じである比較例2と比較例3とを対比しても、同じことが言える。
(輝度ムラ改善、密着性)
・塗布層中の球状粒子の含有量のみを変更した参考例6〜8、11、実施例9、10を対比すると、含有量が増えるにつれて輝度ムラは改善するが、密着性は低下することが分かる。また、実施例9より、含有量が特に好ましい65〜75重量%の範囲内にあると、輝度ムラ改善と密着性がいずれも良好となりバランスがとれることが分かる。
・塗布層中の球状粒子の含有量が同じである実施例9と比較例5とを対比すると、変動係数CVが20%未満である比較例5は、20%以上である実施例9に比べて輝度ムラ改善が劣ることが分かる。


Claims (9)

  1. 白色フィルムの少なくとも片面に紫外線吸収剤および/または光安定化剤を含有する球状粒子を有する塗布層を積層した白色反射フィルムであって、前記塗布層全体に対する球状粒子の含有量が65〜85重量%である白色反射フィルム。
  2. 前記塗布層を形成する球状粒子とバインダー樹脂との屈折率差の絶対値が0.10未満である請求項1に記載の白色反射フィルム。
  3. 前記球状粒子の変動係数CVが20%以上である請求項1または2に記載の白色反射フィルム。
  4. 前記球状粒子に含有される紫外線吸収剤が、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、蓚酸アニリド系、シアノアクリレート系、トリアジン系、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、および酸化セリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種類の紫外線吸収剤である請求項1〜のいずれかに記載の白色反射フィルム。
  5. 前記球状粒子に含有される光安定剤がヒンダードアミン系の光安定化剤である請求項1〜のいずれかに記載の白色反射フィルム。
  6. 前記球状粒子が前記紫外線吸収剤および/または光安定化剤を共重合させた球状粒子である請求項1〜のいずれかに記載の白色反射フィルム。
  7. 前記球状粒子が、アクリル共重合体、ポリスチレン共重合体、及びアクリル系ビニルモノマーとスチレン系ビニルモノマーからなる共重合体からなる群より選ばれた少なくとも1種類で構成されている請求項1〜のいずれかに記載の白色反射フィルム。
  8. 請求項1〜のいずれかに記載の白色反射フィルムを、その塗布層面を光源側に向けて設けたエッジライト型の液晶バックライト。
  9. 請求項1〜のいずれかに記載の白色反射フィルムを、その塗布層面を光源側に向けて設けた直下型の液晶バックライト。
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