JP5256015B2 - 注出キャップ - Google Patents
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Description
ところでこのように、注出キャップが、連結ヒンジ部回りに回動自在な蓋体と、キャップ軸に交差する方向に開口する注出口を有するキャップ本体と、を備える場合、キャップ本体に対する蓋体の連結ヒンジ部回りの回動動作だけでは、注出口を有する例えば注出筒等に栓体が引っ掛かることがあり、栓体で注出口を抵抗少なくスムーズに開閉させることが困難であるという問題があった。
そこで、このような問題を解決するための手段として、例えば下記特許文献1に示されるような、蓋体の周壁部において連結ヒンジ部にキャップ周方向の両側から連なる各部分に、キャップ軸方向に延びる切欠きを各別に形成することが提案されている。この場合、各切欠きの幅を拡縮させながら蓋体をキャップ本体に対してスライド移動させることで、栓体を注出口に対してその開口方向に沿って進退移動させることが可能になり、注出口を抵抗少なくスムーズに開閉することができる。
その後、蓋体を注出口に接近するようにキャップ本体に対して連結ヒンジ部回りに回動させて、蓋体により注出口を覆わせた後に、蓋体の前壁部における主壁部の開放端側をこの蓋体の内側に向けて押すと、折れ線部が屈曲変形することにより、外側壁部が前記折れ線部を中心に蓋体の内側に向けて回動する。これにより、前壁部の主壁部も蓋体の内側に向けて移動することで、栓体が注出口に嵌合してこの注出口を閉塞する。
以上より、栓体による注出口の開閉に際し、折れ線部を屈曲変形させて外側壁部を折れ線部回りに回動させることで蓋体の前壁部を注出口に対して進退移動させるので、蓋体内の密閉性を犠牲にしなくても、栓体により注出口を抵抗少なくスムーズに開閉させることができる。
さらに、栓体による注出口の開閉に際し、前述のように折れ線部を中心に外側壁部を回動させるので、主壁部の注出口に対する進退移動量を十分に確保し易くすることができる。
その後、蓋体を注出口に接近するようにキャップ本体に対して連結ヒンジ部回りに回動させて、蓋体により注出口を覆わせた後に、蓋体の前壁部における主壁部の開放端側をこの蓋体の内側に向けて押すと、折れ線部が屈曲変形することにより、外側壁部が外側折れ線部を中心に蓋体の内側に向けて回動する。これにより、前壁部の主壁部も蓋体の内側に向けて移動することで、栓体が注出口に嵌合してこの注出口を閉塞する。
さらに、外側壁部が平面視三角形状に形成され、その3つの外縁のうちの1つが前記開放端の一部を構成し、残りの2つが前記折れ線部により構成されて前壁部の前記頂部側の端部で互いに交差しているので、栓体による注出口の開閉に際し、前壁部を容易に変形させることが可能になり、開閉操作性を確実に向上させることができる。
この場合、開位置にある蓋体の主壁部の開放端側をこの蓋体の内側に向けて押し込んだときに、前記副壁部から外側壁部に効率よく力を伝えることが可能になる。
この場合、前壁部がキャップ軸を挟んだ連結ヒンジ部の反対側に配設されているので、栓体による注出口の開閉操作と、蓋体のキャップ本体に対する回動操作と、を注出キャップにおける同じ部分に対してほぼ同じ動作で連続して行うことが可能になり、高い開閉操作性を具備させることができる。
本実施形態に係る注出キャップ1は、図1および図2に示されるように、内容物が収容される容器2の口部3に装着されるとともにキャップ軸Oに交差する方向に開口する注出口11が形成されたキャップ本体10と、このキャップ本体10に連結ヒンジ部20を介して回動自在に連結された有頂筒状の蓋体30と、を備えている。これらのキャップ本体10、連結ヒンジ部20および蓋体30は全体が一体に形成されている。
導入突起14は、天壁部12におけるキャップ径方向の中央部を通して容器2内に連通する内部空間Aを有している。また図示の例では、導入突起14は円錐台状に形成されている。
注出筒15は、注出口11を通して導入突起14の内部空間Aと外部とを連通している。なお、注出筒15は、先端部の注出口11で内径が最大となっている。また、注出筒15は、導入突起14の側壁から斜め上方に向けて突出している。さらに、注出口11は、装着筒13よりもキャップ径方向の内側に位置している。
以下、注出筒15が導入突起14の側壁から突出し、かつ注出口11が開口する方向を前側という。
図示の例では、副壁部40は、表面がキャップ軸O方向およびキャップ径方向の双方向に沿って延びる平面視三角形状の板状体とされており、その3つの外縁のうち、第1外縁が蓋体30の周壁部35の開放端30aの一部を構成し、第2外縁が主壁部38の長辺部分上に位置し、第3外縁がキャップ軸O方向に沿って平行に延びるとともに後述する内側折れ線部36により構成され、副壁部40はこの内側折れ線部36を介して外側壁部39に連なっている。またこのように副壁部40が平面視三角形状に形成されることで、主壁部38からの蓋体30の内側に向けた突出量は、上端から下端に向かうに従い漸次大きくなっている。さらに、副壁部40が有する3つの頂部のうちの1つが副壁部40の上端部を構成して主壁部38の上端部38c上に位置し、残りの2つが副壁部40の下端部を構成し、さらにこのうちの1つが主壁部38の下端部上に位置している。
また本実施形態では、栓体33による注出口11の開閉に際し、前述のように外側折れ線部37を中心に外側壁部39を回動させるので、主壁部38の注出口11に対する進退移動量を十分に確保し易くすることができる。
さらに、外側壁部39が平面視三角形状に形成され、その3つの外縁のうち第1外縁が蓋体30の周壁部35の開放端30aの一部を構成し、残りの第2外縁および第3外縁が、折れ線部36、37により構成されて主壁部38の上端部38c上で互いに交差しているので、栓体33による注出口11の開閉に際し、前壁部32を容易に変形させることが可能になり、開閉操作性を確実に向上させることができる。
さらに、前壁部32がキャップ軸Oを挟んだ連結ヒンジ部20の反対側に配設されているので、栓体33による注出口11の開閉操作と、蓋体30のキャップ本体10に対する開閉操作と、を主壁部38の操作片38bに対する一連の回動動作によって連続して行うことが可能になり、高い開閉操作性を具備させることができる。
例えば前記実施形態では、副壁部40を設けたが、この副壁部40は設けなくてもよい。
また、前壁部32および連結ヒンジ部20それぞれの配設位置は前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
さらに、導入突起14を有さず、キャップ本体10の天壁部12に注出筒15が直接突設された構成を採用してもよい。
また、導入突起14に縦溝17を形成しなくてもよい。
さらに、注出筒15の延在する方向は、キャップ軸Oに交差する方向であれば、例えばキャップ径方向等、前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
また、注出筒15は、キャップ本体10の天壁部12においてキャップ径方向で互いに対向する各位置に1つずつ設ける等、その個数は複数であってもよい。
さらに、前記実施形態では、内側折れ線部36および外側折れ線部37を形成したが、内側折れ線部36は形成しなくてもよい。
また、前記実施形態では、平面視三角形状の外側壁部39を示したが、これに限らず例えば四角形状にする等適宜変更してもよい。
さらに、前記実施形態では、蓋体30として周壁部35の上面視形状が正方形状の角錐台状を示したが、これに代えて例えば角錐状、または周壁部35の上面視形状が円形状の円錐状、円錐台状若しくは半球状等に形成してもよく、さらにはキャップ軸Oに沿って平行に延びる周壁部を有する蓋体を採用してもよい。
また、蓋体30の前壁部32のうち少なくとも主壁部38は、キャップ径方向の外側に向けた膨出変形と、キャップ径方向の内側に向けた陥没変形と、を繰り返す反転変形可能に形成してもよい。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
2 容器
3 口部
10 キャップ本体
11 注出口
20 連結ヒンジ部
30 蓋体
30a 開放端
31 頂部
32 前壁部
33 栓体
35 周壁部
36 内側折れ線部
37 外側折れ線部
38 主壁部
39 外側壁部
40 副壁部
O キャップ軸
Claims (4)
- 内容物が収容される容器の口部に装着されるとともにキャップ軸に交差する方向に開口する注出口が形成されたキャップ本体と、
このキャップ本体に連結ヒンジ部を介して回動自在に連結された有頂筒状の蓋体と、を備える注出キャップであって、
前記蓋体の周壁部のうち前記注出口と対向する前壁部は、内面に前記注出口に離脱可能に嵌合された栓体が突設されるとともにキャップ周方向の中央部に配置された主壁部と、キャップ周方向の両端部に配置された外側壁部と、を備え、
前記外側壁部は、キャップ周方向の外側から内側に向かうに従い漸次キャップ径方向の内側に向けて延びる板状体とされ、その外縁のうち該外側壁部におけるキャップ周方向の外側の端縁を構成する外縁は、前記蓋体の頂部側の端部から開放端に至る屈曲変形可能な折れ線部により構成されていることを特徴とする注出キャップ。 - 請求項1記載の注出キャップであって、
前記外側壁部は平面視三角形状の板状体とされ、その3つの外縁のうちの1つが前記開放端の一部を構成し、残りの2つが前記折れ線部により構成されて前壁部における前記頂部側の端部で互いに交差していることを特徴とする注出キャップ。 - 請求項2記載の注出キャップであって、
前記主壁部におけるキャップ周方向の両端部には、前記蓋体の内側に向けて副壁部が突設され、この副壁部は前記折れ線部を介して前記外側壁部に連なっていることを特徴とする注出キャップ。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の注出キャップであって、
前記前壁部は、キャップ軸を挟んだ前記連結ヒンジ部の反対側に配設されていることを特徴とする注出キャップ。
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2008
- 2008-12-25 JP JP2008329926A patent/JP5256015B2/ja not_active Expired - Fee Related
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