JP2014198585A - 詰め替え容器 - Google Patents

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角田 義幸
Yoshiyuki Tsunoda
義幸 角田
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Abstract

【課題】詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行えること。
【解決手段】本容器Aの注入口A1内に差し込み可能とされ、且つ先端部に注出口4が形成された注出筒3を有し、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体2と、注出口を塞ぐ栓体5と、栓体と注出筒の基端部とを連結すると共に、容器軸O方向に伸長可能とされた操作片7と、を備え、操作片は、栓体に連結されると共に下方に向かうにしたがって径方向外側に広がる第1アーム片31と、第1アーム片の下端部に屈曲部36を介して接続されると共に、下方に向かうにしたがって径方向内側に窄まり、注出筒の基端部に固定される第2アーム片32と、を備えている詰め替え容器1を提供する。
【選択図】図6

Description

本発明は、詰め替え容器に関するものである。
この種の詰め替え容器として、従来、例えば下記特許文献1に記載されているような、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、容器本体の口部に装着され、該口部を閉塞する中栓と、を備え、中栓を本容器の口部に螺着させた状態で詰め替えを行う詰め替え容器が知られている。この中栓には、内容物を注出するための注出口が形成されていると共に、該注出口を閉塞するシール部が設けられている。シール部は、例えばプルトップが付設された蓋体からなる。
上記した詰め替え容器では、まずプルトップを引き上げて中栓の注出口を開封する。続いて、詰め替え容器を正立姿勢(口部が上向きの姿勢)に配置し、該詰め替え容器の中栓に、倒立姿勢(口部が下向きの姿勢)とされた本容器の口部を螺着する。そしてこの状態から、詰め替え容器と本容器とを上下反転させて、本容器を正立姿勢にすると共に詰め替え容器を倒立姿勢にする。これにより、詰め替え容器内の内容物が、詰め替え容器及び本容器の各口部の内側を流通して本容器内に詰め替えられる。
特開2000−159249号公報
しかしながら、上記した従来の詰め替え容器では、中栓の注出口を開封した後、中栓に本容器の口部を螺着し、その後、詰め替え容器と本容器とを上下反転させる必要があるので、詰め替え作業が煩雑となっていた。
また、中栓の注出口を開封した後に、該中栓に対して本容器の口部を螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
更に、中栓に本容器の口部を螺着する際には、該本容器を倒立姿勢にするため、本容器内に内容物が残留していると、該内容物がこぼれるおそれがある。従って、本容器内の内容物を使い切った後でないと、詰め替え作業を行い難かった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる詰め替え容器を提供することである。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
(1)本発明に係る詰め替え容器は、本容器の注入口内に差し込み可能とされ、且つ先端部に注出口が形成された注出筒を有し、内部に前記本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、前記注出口を塞ぐ栓体と、前記栓体と前記注出筒の基端部とを連結すると共に、容器軸方向に伸長可能とされた操作片と、を備え、前記操作片は、前記栓体に連結されると共に、下方に向かうにしたがって径方向外側に広がる第1アーム片と、前記第1アーム片の下端部に屈曲部を介して接続されると共に、下方に向かうにしたがって径方向内側に窄まり、前記注出筒の基端部に固定される第2アーム片と、を備えていることを特徴とする。
本発明に係る詰め替え容器によれば、本容器の注入口内に、容器本体の注出筒を差し込んだ状態で、本容器と容器本体とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させることで、容器本体の注出筒を本容器の内側に向けて徐々に移動させることができる。そして、この移動を進めると、径方向外側に広がっている第1アーム片が本容器の注入口の開口端縁に接触し、容器本体の注出筒のさらなる移動に伴って径方向内側に押されて、窄まるように移動しはじめる。
これにより、第1アーム片と第2アーム片とを接続する屈曲部を頂点として径方向外側にV字状に膨らんでいる操作片の全体が径方向内側に移動し、容器軸方向に沿って真っ直ぐに延びた状態に移行しながら伸長する。このとき、第2アーム片が注出筒の基端部に固定されているので、第1アーム片が伸長した分だけ注出口側へ押し出されるように移動する。従って、この第1アーム片に連結されている栓体を注出口から離間させることができ、閉塞していた注出口を開放(開封)できる。
その結果、注出口を通じて、容器本体内の内容物を本容器内に注出することができ、本容器内への詰め替え作業を行うことができる。
特に、注出筒を本容器の注入口へ差し込みながら、詰め替え容器と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させるという簡便な作業によって、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる。
また、操作片は、第2アーム片を介して注出筒の基端部に固定されているので、本容器の注入口の開口端縁から第1アーム片に作用した径方向内側への外力を、第1アーム片を注出口側へ押し出す力に効率良く変換することができる。従って、抵抗少なく栓体を注出口から離間させてスムーズな開封を行える。
しかも、第1アーム片が本容器の注入口の開口端縁に接触して径方向内側に移動するまでの間、注出口は栓体によって閉塞されているので、詰め替え前の段階で容器本体内の内容物がこぼれることがない。更に、詰め替え容器の開封と同時に内容物を本容器に詰め替えられるので、本容器を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、例えば本容器内の内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
(2)上記本発明に係る詰め替え容器において、前記操作片は、前記容器軸回りに等間隔をあけて複数設けられていることが好ましい。
この場合には、操作片の伸長によって第1アーム片を注出口側へ押し出して、栓体を注出口から離間させる際に、栓体を傾けることなく離間させ易い。従って、注出口の片開きを抑制でき、注出口を十分に開放しながら詰め替え作業をより確実に行い易い。
(3)上記本発明に係る詰め替え容器において、前記注出筒に外嵌されると共に、前記注出筒と共に前記注入口内に差し込み可能とされ、且つ前記注出筒に対して容器軸方向に移動可能とされた可動筒を備え、前記栓体は、前記可動筒に対して接続され、前記第1アーム片は、前記可動筒に接続され、該可動筒を介して前記栓体に連結されていることが好ましい。
この場合には、操作片の伸長によって第1アーム片を注出口側へ押し出すことで、可動筒を注出筒に対して容器軸方向に移動させることができ、それに伴って可動筒に接続されている栓体を注出口から離間させて開封を行える。
このように、可動筒を介して栓体を注出口から離間させることができるので、本容器内に注出口を十分に差し込んだ位置で開封を行える。従って、内容物をよりこぼすことなく詰め替えを行える。
(4)上記本発明に係る詰め替え容器において、前記第1アーム片の上端部には、前記注出筒に対して離脱自在に係合する係合片が接続され、前記係合片は、前記屈曲部が径方向内側へ移動するような前記操作片の変形に伴って、前記第1アーム片との接続部分を中心に径方向外側へ回動して、前記係合を解除することが好ましい。
この場合には、第1アーム片が本容器の注入口の開口端縁に接触することで、径方向内側に押されて窄まるように移動しはじめると、操作片の全体が、屈曲部が径方向内側へ移動するような変形をする。すると、係合片は上記変形に伴って、第1アーム片との接続部分を中心として径方向外側に回動する。これにより、注出筒に対する係合を解除することができ、可動筒が注出筒に対して移動可能状態となる。そのため、これ以降、注入口内へのさらなる注出筒の移動によって、操作片の伸長によって可動筒を注出筒に対して容器軸方向に移動させることができると共に、それに伴って栓体を注出口から離間させて開封を行うことができる。
特に、詰め替え前の段階で、係合片が注出筒に対して係合しているので例えば操作片が不意に伸長する等して開封がなされてしまうことを抑制できる。従って、詰め替え前の段階で容器本体内の内容物がこぼれてしまうことを効果的に抑制できる。
(5)上記本発明に係る詰め替え容器において、前記可動筒には、下方及び径方向に開口した切欠凹部が形成され、前記係合片は、前記切欠凹部内に配置されていることが好ましい。
この場合には、切欠凹部内に係合片が配置されているので、係合片の厚みを切欠凹部で吸収でき、本容器の注入口内に差し込む部分が拡径することを抑制できる。従って、注入口の口径が狭い本容器であっても、詰め替え作業を行い易い。
本発明に係る詰め替え容器によれば、詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる。
本発明に係る詰め替え容器の第1実施形態を示す縦断面図である。 図1に示す詰め替え容器を90度回転させた状態における縦断面図である。 図2に示す詰め替え容器の部分拡大断面図である。 図2に示す詰め替え容器の上面図である。 図2に示す詰め替え容器を本容器に組み合わせた状態を示す縦断面図である。 図5に示す状態から、詰め替え容器と本容器とを容器軸方向に相対的に接近移動させて、内容物を詰め替えている状態を示す縦断面図である。 本発明に係る詰め替え容器の第2実施形態を示す縦断面図である。
以下、本発明に係る詰め替え容器の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
〔詰め替え容器の構成〕
図1及び図2に示すように、本実施形態の詰め替え容器1は、本容器A(図5及び図6参照)に詰め替える図示しない内容物が収容される容器本体2と、容器本体2における注出筒3に形成された注出口4を塞ぐ栓体5と、注出筒3に外嵌された可動筒6と、可動筒6を介して栓体5と注出筒3の基端部とを連結する一対の操作片7と、を備えている。
なお、上述した容器本体2、栓体5及び可動筒6は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された状態で配設されている。本実施形態では、この共通軸を容器軸Oといい、この容器軸Oに沿った注出筒3側を上側、容器本体2側を下側とする。また、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
(容器本体)
容器本体2は、図示しない底部、胴部10、肩部11及び注出筒3によって有底筒状に形成されている。肩部11は、胴部10と注出筒3の基端部とを繋いでおり、上方に向かうにしたがって漸次縮径するように傾斜している。
注出筒3は、容器本体2の口部として機能する部分であり、肩部11との接続部分である基端部から容器軸O方向に沿って上方に向けて延在した円筒状に形成されている。これにより、注出筒3は、本容器Aの注入口A1内に差し込み可能とされている。
注出筒3の上端部は、他の部分よりも縮径した縮径部3aとされており、この縮径部3aの内側が注出口4とされている。注出筒3の基端部には、他の部分よりも肉厚とされると共に、径方向外側に環状の取付面12aが向いたネック部12が形成され、このネック部12にリング13が外嵌されている。この際、例えばリング13の内周面とネック部12の取付面12aとは一体に固定されている。
注出筒3の外周面には、縮径部3aよりも下方に位置する部分において、径方向外側に向けて突出した一対の第1横リブ15が形成されている。これら一対の第1横リブ15は、注出筒3の周方向に例えば1/4円弧状に延びる横長の凸リブであり、容器軸Oを挟んで対向するように形成されている。なお、一対の第1横リブ15と上記した一対の操作片7とは、周方向に90度ずれた位置関係とされている。
また、図2及び図3に示すように、注出筒3の外周面には、第1横リブ15の下方に位置する部分において、径方向外側に向けて突出する一対の係合突起16が形成されている。これら一対の係合突起16は、注出筒3の周方向に延びる横長の凸部であり、容器軸Oを挟んで対向するように形成されている。この際、一対の係合突起16は、一対の第1横リブ15に対して周方向に90度ずれた位置に配置されており、後述する操作片7の係合爪部30aと切欠凹部20の上端縁20aとの間にアンダーカット嵌合されている。
(可動筒、栓体)
上記可動筒6は、図1及び図2に示すように、容器本体2の注出筒3を径方向外側から囲繞する円筒状に形成されており、注出筒3に対して容器軸O方向に沿って移動可能な状態で該注出筒3に外嵌されている。これにより、可動筒6は容器本体2の注出筒3と共に本容器Aの注入口A1内に差し込み可能とされている。なお、可動筒6は上記栓体5によって容器軸O方向に位置決めされている。
可動筒6の上端部は注出筒3よりも上方に突出しており、可動筒6の下端部は注出筒3における容器軸O方向の略中間部分に位置している。この可動筒6の下端部には、図1〜図3に示すように、下方及び径方向に開口した一対の切欠凹部20が形成されている。これら一対の切欠凹部20は、図示の例では側面視正方形状に形成されており、上記した一対の係合突起16に対向する位置に配置されている。
さらに可動筒6の下端部には、径方向内側に向けて突出する第2横リブ21が形成されている。この第2横リブ21は、一対の切欠凹部20を除いた可動筒6の全周に亘って周方向に長く形成されており、例えば断面半球状に突起している。
上記栓体5は、図1、図2及び図4に示すように、注出筒3における縮径部3aの内側に嵌合された有底筒状の栓体本体25と、縮径部3aの開口端縁上に重なりながら栓体本体25と可動筒6の内周面とを接続するブリッジ部26と、を備えている。これにより、栓体5は注出口4を例えば液密にシールしている。
ブリッジ部26は、周方向に間隔をあけて複数設けられ、径方向内端部が栓体本体25の外周縁に接続され、径方向外端部が可動筒6の内周面に接続している。これにより、栓体5は可動筒6に一体に接続されている。
なお、図示の例では、ブリッジ部26は周方向に等間隔をあけて4つ形成されているが、この場合に限定されるものではない。また、周方向に隣り合うブリッジ部26間の隙間は、内容物を流通させるための流通口27として機能する。
(操作片)
上記一対の操作片7は、図1〜図4に示すように、容器軸Oを挟んで対向するように配置され、容器軸O方向に伸長可能とされている。
これら操作片7は、係合片30、第1アーム片31及び第2アーム片32を有し、これらが繋がることで容器軸O方向に長い縦長の帯状に形成されると共に、後述する屈曲部36を頂点として径方向外側にV字状に膨らんだ形状とされている。
第1アーム片31は、図1及び図2に示すように、可動筒6よりも下方に向けて突出し、下方に向かうにしたがって径方向外側に広がる板片とされている。第1アーム片31の上端部は、可動筒6の下端部に第1ヒンジ部35を介して接続されている。この第1ヒンジ部35は、可動筒6に形成された切欠凹部20の周方向両側に位置しており、第1アーム片31を径方向に回動自在に接続している。
第2アーム片32は、第1アーム片31の下端部に屈曲部36を介して接続されると共に、下方に向かうにしたがって径方向内側に窄まる板片とされている。第2アーム片32の下端部は、第2ヒンジ部37を介して注出筒3の基端部に取り付けられたリング13に対して接続されている。
第2ヒンジ部37は、第2アーム片32を径方向に回動自在に接続している。また、屈曲部36は、第1アーム片31及び第2アーム片32の回動に伴う、操作片7自体の屈伸動作を可能とするように、第1アーム片31と第2アーム片32とを接続している。
上述したように、第1アーム片31が第1ヒンジ部35を介して可動筒6に接続され、第2アーム片32が第2ヒンジ部37を介してリング13に接続されることで、操作片7は可動筒6を介して栓体5と注出筒3の基端部とを連結している。
係合片30は、図1〜図3に示すように、注出筒3に対して離脱自在に係合する板片であり、可動筒6に形成された切欠凹部20内に配置された状態で、第1アーム片31の上端部に対して接続されている。
係合片30の上端部は、切欠凹部20における上端縁20aの下方に隙間をあけて配置されている。そして、この係合片30の上端部には、径方向内側に向けて突出し、上記隙間に入り込んだ係合突起16を切欠凹部20の上端縁20aとの間で挟み込んで係合する係合爪部30aが形成されている。これにより、上述したように係合突起16は上記隙間にアンダーカット嵌合されている。
なお、係合突起16は、周方向の両端部が切欠凹部20における開口縁のうち周方向に向かい合う周端縁20bに対して間隔をあけて対向している。
そして、この係合片30は第1アーム片31が径方向内側に移動することによって、屈曲部36が径方向内側へ移動するような操作片7の変形に伴って、第1アーム片31との接続部分38を中心に径方向外側に回動して(図3に示す矢印方向)、係合突起16との係合を解除することが可能とされている。
〔詰め替え容器の使用〕
次に、上述したように構成された詰め替え容器1から本容器Aに内容物を詰め替える方法について説明する。
まず、詰め替え容器1を倒立姿勢にすると共に本容器Aを正立姿勢にした状態で、詰め替え容器1を本容器Aの上方に配置させた後、図5に示すように、本容器Aの注入口A1内に、容器本体2の注出筒3及び可動筒6を一体に差し込んだ状態で、詰め替え容器1と本容器Aとを組み合わせる。
なお、上述したように詰め替え容器1を倒立姿勢とすることで、詰め替え容器1における上下が反転することとなり、倒立姿勢の詰め替え容器1において、容器軸O方向に沿った注出筒3側が下側、容器本体2側が上側となる。
次いで、詰め替え容器1と本容器Aとを容器軸O方向に相対的に接近移動させ、容器本体2の注出筒3及び可動筒6を本容器Aの内側に差し込むように下方に移動させる。そして、この移動を進めると、径方向外側に広がっている第1アーム片31が本容器Aの注入口A1の開口端縁に接触し、容器本体2の注出筒3及び可動筒6のさらなる移動に伴って径方向内側に押されて、窄まるように移動しはじめる。これにより、操作片7の全体が、屈曲部36が径方向内側へ移動するような変形をする。
これにより、第1アーム片31との接続部分38を中心として係合片30を径方向外側に回動させることができ(図3参照)、注出筒3に対する係合を解除することができる。
詳細には、係合片30が接続部分38を中心として径方向外側に回動することで、係合片30の上端部に形成された係合爪部30aを注出筒3から離間させることができ、係合突起16との係合を解除できる。そして、この係合が解除されることで、可動筒6は注出筒3に対して下方に向けて移動可能状態となる。
ところで、第1アーム片31が注入口A1の開口端縁との接触によって径方向内側に窄まるように移動すると、第1アーム片31と第2アーム片32とを接続する屈曲部36を頂点として径方向外側にV字状に膨らんでいる操作片7の全体が径方向内側に移動し、図6に示すように、容器軸O方向に沿って真っ直ぐに延びた状態に移行しながら伸長する。
このとき、第2アーム片32はリング13に固定されているので、第1アーム片31が伸長した分だけ注出口4側へ押し出されるように移動する。従って、この第1アーム片31に接続されている可動筒6を注出筒3に対して下方に移動させることができる。
これにより、可動筒6に接続された栓体5を注出口4から下方に離間させることができ、閉塞していた注出口4を開放(開封)できる。その結果、注出口4、流通口27、及び可動筒6を通じて、容器本体2内の内容物を本容器A内に注出することができ、本容器A内への詰め替え作業を行うことができる。
なお、可動筒6を容器本体2の注出筒3に対して下方移動した際、第2横リブ21が第1横リブ15に上方から係合する。これにより、可動筒6のそれ以上の下方移動を規制することができ、例えば真っ直ぐに延びた操作片7に対して過大な負荷が作用することを防止できる。
特に、容器本体2の注出筒3及び可動筒6を本容器Aの注入口A1へ差し込みながら、詰め替え容器1と本容器Aとを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させるという簡便な作業によって、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる。
また、操作片7は第2アーム片32を介して注出筒3の基端部に固定されたリング13に接続されているので、本容器Aの注入口A1の開口端縁から第1アーム片31に作用した径方向内側への外力を、第1アーム片31を注出口4側へ押し出す力に効率良く変換することができる。従って、抵抗少なく栓体5を注出口4から離間させてスムーズな開封を行える。
しかも、第1アーム片31が本容器Aの注入口A1の開口端縁に接触して径方向内側に移動するまでの間、図5に示すように、注出口4は栓体5によって閉塞されているので、詰め替え前の段階で容器本体2の内容物がこぼれることがない。さらに、詰め替え容器1の開封と同時に内容物を本容器Aに詰め替えられるので、本容器Aを倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、例えば本容器A内の内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
また、可動筒6を介して栓体5を注出口4から離間させるので、図6に示すように本容器A内に注出口4を十分に差し込んだ状態で開封を行える。従って、内容物をよりこぼすことなく詰め替えを行える。
また、図5に示すように、詰め替え前の段階で係合片30が注出筒3に対して係合しているので、例えば操作片7が不意に伸長する等して開封がなされてしまうことを抑制できる。従って、詰め替え前の段階で容器本体2の内容物がこぼれてしまうことを効果的に抑制できる。
さらに、切欠凹部20内に係合片30が配置されているので、係合片30の厚みを切欠凹部20で吸収できるので、本容器Aの注入口A1内に差し込む部分が拡径することを抑制できる。従って、注入口A1の口径が狭い本容器Aであっても、詰め替え作業を行い易い。
なお、上記第1実施形態において、第1アーム片31の上端部と可動筒6の下端部とを第1ヒンジ部35を介して接続したが、この場合に限定されるものではない。例えば、切欠凹部20内に配置した係合片30と、切欠凹部20における周端縁20bとをそれぞれ連結部を介して連結しても構わない。このとき、係合片30をいずれか一方の周端縁20bに対して接続しても構わない。また、その他の方法で、操作片7と可動筒6とを連結しても構わない。
さらに、切欠凹部20の上端縁20aと係合片30に形成された係合爪部30aとの間で係合突起16を挟み込むように係合したが、この場合に限定されるものではない。例えば、係合片30に、係合突起16が嵌まり込む係合孔を設けることで、両者を係合させても構わない。
<第2実施形態>
次に、本発明に係る第2実施形態について説明する。
第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、容器本体の口部を注出筒として用い、注出筒と容器本体とが一体とされたタイプの詰め替え容器としたが、第2実施形態では、注出筒が装着筒を介して容器本体の口部に装着され、注出筒が容器本体とは別体とされているタイプの詰め替え容器とされている。
さらに、第1実施形態では、可動筒を介して操作片と栓体とが連結されていたが、第2実施形態では、栓体と操作片とが直接連結されている。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
〔詰め替え容器の構成〕
図7に示すように、本実施形態の詰め替え容器40は、容器本体2が図示しない底部、胴部10、肩部11及び口部41によって有底筒状に形成されている。そして、注出筒3が容器本体2の口部41から容器軸O方向に沿って上方に延在するように円筒状に形成されており、下端部に一体的に形成された装着筒42を介して容器本体2の口部41に装着されている。
上記装着筒42は、容器本体2の口部41に例えばアンダーカット嵌合された外筒部45と、外筒部45の上端部に連設され、口部41の開口端縁に接する環状のフランジ部46と、を備えている。そして、注出筒3は上記フランジ部46の径方向内縁部に下端部が連設されている。フランジ部46には、容器本体2の口部41の内側に嵌合するシール筒47が垂下されており、口部41と装着筒42との間を例えば液密にシールしている。
なお、図示の例では、外筒部45を容器本体2の口部41にアンダーカット嵌合させたが、この場合に限定されるものではなく、螺着等によって装着させても構わない。いずれにしても、装着筒42は容器本体2の口部41に装着されていれば構わない。
本実施形態の栓体5は、注出筒3における縮径部3aの内側に嵌合された有底筒状の栓体本体25と、この栓体本体25に連設され、縮径部3aの開口端縁上に重なる環状のフランジ板50と、を備えている。これにより、栓体5は注出口4を例えば液密にシールしている。
また、本実施形態の操作片7は、第1実施形態における係合片30を具備しておらず、第1アーム片31の上端部が第1ヒンジ部35を介して直接栓体5におけるフランジ板50の外周縁に接続されている。また、第2アーム片32の下端部は、第2ヒンジ部37を介して注出筒3の基端部に一体に形成された環状のリング体51に接続されている。
〔詰め替え容器の作用〕
このように構成された詰め替え容器40の場合であっても、第1実施形態と同様に、第1アーム片31が注入口A1の開口端縁との接触によって径方向内側に窄まるように移動することで、操作片7の全体が容器軸O方向に沿って真っ直ぐに延びた状態に移行しながら伸長する。従って、第1アーム片31を伸長した分だけ注出口4側へ押し出すように移動させることができ、第1アーム片31に接続されている栓体5を注出口4から離間させることができる。
その結果、閉塞していた注出口4を開放(開封)でき、容器本体2内の内容物を本容器A内に注出して詰め替え作業を行うことができる。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、容器本体2や本容器Aをスクイズ変形可能に薄肉に形成し、スクイズ変形させながら詰め替え作業を行っても構わない。
また、操作片7を一対設けた構成としたが、一対に限定されるものではなく、1つだけ設けても構わないし3つ以上設けても構わない。
特に、第2実施形態の詰め替え容器40の場合には、第1アーム片31が栓体5に直接接続されるので、周方向に等間隔をあけて操作片7を複数設けることが好ましい。この場合には、栓体5を傾けることなく離間させ易いので、注出口4の片開きを抑制でき、注出口4を十分に開放しながら詰め替え作業をより確実に行い易い。
A…本容器
A1…注入口
O…容器軸
1、40…詰め替え容器
2…容器本体
3…注出筒
4…注出口
5…栓体
6…可動筒
7…操作片
20…切欠凹部
30…係合片
31…第1アーム片
32…第2アーム片
36…屈曲部
38…係合片と第1アーム片との接続部分

Claims (5)

  1. 本容器の注入口内に差し込み可能とされ、且つ先端部に注出口が形成された注出筒を有し、内部に前記本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
    前記注出口を塞ぐ栓体と、
    前記栓体と前記注出筒の基端部とを連結すると共に、容器軸方向に伸長可能とされた操作片と、を備え、
    前記操作片は、
    前記栓体に連結されると共に、下方に向かうにしたがって径方向外側に広がる第1アーム片と、
    前記第1アーム片の下端部に屈曲部を介して接続されると共に、下方に向かうにしたがって径方向内側に窄まり、前記注出筒の基端部に固定される第2アーム片と、を備えていることを特徴とする詰め替え容器。
  2. 請求項1に記載の詰め替え容器において、
    前記操作片は、前記容器軸回りに等間隔をあけて複数設けられていることを特徴とする詰め替え容器。
  3. 請求項1又は2に記載の詰め替え容器において、
    前記注出筒に外嵌されると共に、前記注出筒と共に前記注入口内に差し込み可能とされ、且つ前記注出筒に対して容器軸方向に移動可能とされた可動筒を備え、
    前記栓体は、前記可動筒に対して接続され、
    前記第1アーム片は、前記可動筒に接続され、該可動筒を介して前記栓体に連結されていることを特徴とする詰め替え容器。
  4. 請求項3に記載の詰め替え容器において、
    前記第1アーム片の上端部には、前記注出筒に対して離脱自在に係合する係合片が接続され、
    前記係合片は、前記屈曲部が径方向内側へ移動するような前記操作片の変形に伴って、前記第1アーム片との接続部分を中心に径方向外側へ回動して、前記係合を解除することを特徴とする詰め替え容器。
  5. 請求項4に記載の詰め替え容器において、
    前記可動筒には、下方及び径方向に開口した切欠凹部が形成され、
    前記係合片は、前記切欠凹部内に配置されていることを特徴とする詰め替え容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023281125A1 (en) * 2021-07-09 2023-01-12 Obrist Closures Switzerland Gmbh Refill system
CH719499A1 (de) * 2022-03-14 2023-09-29 Alpla Werke Alwin Lehner Gmbh & Co Kg Push-Pull Verschluss.

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