JP5254821B2 - 旋回作業機 - Google Patents

旋回作業機 Download PDF

Info

Publication number
JP5254821B2
JP5254821B2 JP2009013583A JP2009013583A JP5254821B2 JP 5254821 B2 JP5254821 B2 JP 5254821B2 JP 2009013583 A JP2009013583 A JP 2009013583A JP 2009013583 A JP2009013583 A JP 2009013583A JP 5254821 B2 JP5254821 B2 JP 5254821B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
wall
room
outside air
duct
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009013583A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010168839A (ja
Inventor
尚志 三浦
雅永 新谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2009013583A priority Critical patent/JP5254821B2/ja
Publication of JP2010168839A publication Critical patent/JP2010168839A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5254821B2 publication Critical patent/JP5254821B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

本発明は、バックホー等の旋回作業機に関するものである。
従来、走行体上に上下軸廻りに旋回自在に設けられた旋回台を備え、この旋回台の後部に横置き配置されたエンジンの左右一側方にラジエータを配置し、これらエンジン及びラジエータがカバー体によって覆われると共に、前記ラジエータとエンジンとの間に、外気をラジエータルームに採り入れると共にラジエータを通過させてエンジンルームへと流通させる冷却ファンを設けたバックホーがある(特許文献1参照)。
前記旋回台には、エンジンルームを形成するボンネットを支持する支持フレームが立設されている。この支持フレームは、左右の脚部の上端側を連結して背面視略門型状となるようにパイプ材を折曲して形成されている。
特開2008−231694号公報
前記従来のバックホーにあっては、エンジンルームとラジエータルームとを仕切る仕切り部材が設けられるが、この仕切り部材はファンシュラウドや、該ファンシュラウドとカバー体内面との間の隙間を塞ぐ部材等の複数の部材から構成される。
この仕切り部材を構成する各構成部材を取付支持するのに、前記支持フレームからブラケットを出して取付支持されるが、仕切り部材を構成する各構成部材をしっかりと強固に支持するのが難しいという問題がある。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑みて、エンジンルームとラジエータルームとを仕切る仕切り部材を強固に支持することができる旋回作業機を提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、旋回台の後部に横置き配置されたエンジンの左右一側方にラジエータを配置し、このラジエータとエンジンとの間に、外気をラジエータルームに採り入れると共にラジエータを通過させてエンジンルームへと流通させる冷却ファンを設け、旋回台に、エンジンルームを形成するボンネットを支持する支持フレームを立設し、この支持フレームは、前後の脚部とこの前後脚部の上部同士を連結する連結部とから門型状に形成されていてラジエータの近傍に配置された門型フレームを備え、この門型フレームとラジエータとの間に、ラジエータルームとエンジンルームとを仕切る仕切り部材を設け
前記仕切り部材は、門型フレームの前後脚部の上部及び連結部の内側で且つ前後脚部間にわたって設けられた上部仕切り板を有し、この上部仕切り板にラジエータの上部を支持するラジエータ上ブラケットと、ラジエータルームとエンジンルームとに分割配置されたエアクリーナの吸気ホースを接続する接続パイプとを固定したことを特徴とする。
また、前記仕切り部材の一部を構成するファンシュラウドを門型フレームの内側に設けるのがよい。
また、前記ラジエータの風上側に、ラジエータルームに外気を採り入れるための外気採入口を設け、この外気採入口から採り入れられた外気をラジエータへと案内する外気案内ダクトをラジエータルーム内に設け、この外気案内ダクトの上壁と、該外気案内ダクトの前壁及び後壁の上部とを前記上部仕切り板に支持し、前記外気案内ダクトの下壁と、該外気案内ダクトの前壁及び後壁の下部とをラジエータの下部側を支持するラジエータ下ブラケットに支持するのがよい。
また、前記ラジエータルームの前側に作動油タンクを収容するタンクルームを設け、前記外気案内ダクトの前壁によって、ラジエータルームとタンクルームとが仕切られているのがよい。
また、前記旋回台の後部には、該旋回台の後面側を構成するウエイトが左右一側から他側にわたって設けられ、このウエイトのラジエータ配置側はラジエータの後側からラジエータの左右方向風上側の側方に至るように形成され、前記外気案内ダクトの下壁の縁部が前記ウエイトの内面に接当していると共に該下壁が外気案内ダクトの内側から着脱自在とされているのがよい。
本発明によれば、ボンネットを支持する支持フレームが、ラジエータの近傍に配置された門型フレームを備えていて、該門型フレームとラジエータとの間に、ラジエータルームとエンジンルームとを仕切る仕切り部材を設けているので、該仕切り部材を前記門型フレームを利用して強固に支持することができる。
バックホーの側面図である。 バックホーの平面図である。 旋回台の側面図である。 旋回台の平面図である。 旋回フレームの側面図である。 旋回フレームの平面図である。 旋回フレームの背面図である。 ラジエータルーム内部を示す背面図である。 ラジエータルーム内部を示す側面図である。 ラジエータルーム内部を示す平面図である。 エンジンルームとラジエータルームとの仕切り構造を示す側面図である。 ラジエータルーム内部を示す斜視図である。 ラジエータルームの下方の構造を示す斜視図である。 オイルクーラの配管構造を示す側面図である。 タンクルーム内部を示す斜視図である。 タンクルーム内部を示す側面図である。 タンクルーム内部を示す正面図である。 タンクルーム内部を示す背面図である。 バッテリールーム内部を示す背面図である。 バッテリー内部を示す平面図である。 タンクルーム内部を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2において、1は旋回作業機(掘削作業機)として例示する超小旋回型のバックホーを示しており、該バックホー1は上部の旋回体2と、下部の走行体3とから主構成されている。
走行体3は、トラックフレーム4の左右両側にクローラ式走行装置5を設けてなる。
左右の各クローラ式走行装置5は、前部のアイドラ6と、後部のスプロケット7と、これらアイドラ6とスプロケット7との間に配置された複数の転輪8とをトラックフレーム4に左右軸回りに回転可能に支持すると共に、これらアイドラ6,スプロケット7,複数の転輪8にわたって巻き掛けられた無端帯状のクローラベルト9を備え、油圧モータ(ホイルモータ)からなる走行モータ10によって前記スプロケット7を回転駆動することにより該スプロケット7からクローラベルト9に駆動力が伝達されて該クローラベルト9が長手方向に循環回走され、これによってバックホー1が前後方向に走行可能とされている。
走行モータ10は、斜板型可変容量アキシャルモータによって構成され、斜板の角度を切り換えることにより1速状態(低速状態)又は2速状態(高速状態)に変速可能とされている。
走行体3の前部にはドーザ装置11が設けられている。
旋回体2は、走行体3のトラックフレーム4に上下方向の旋回軸心回りに旋回自在に支持された旋回台15と、この旋回台15上に搭載されたキャビン16と、旋回台15の前部側に設けられた作業装置17(掘削作業装置、対地作業装置)とを備えている。
図3〜図12に示すように、旋回台15は、骨格(本体部分)となる旋回フレーム18と、この旋回フレーム18の後部に取り付けられていて旋回台15の後面及び左右側面の後側を構成するウエイト19と、旋回フレーム18の右側面の前側及び右前面を覆う右旋回カバー20と、旋回フレーム18の左側面の前側及び左前面を覆う左旋回カバーと、旋回フレーム18上面の前部左側を覆うステップ22とを備えている。
旋回フレーム18は、走行体3のトラックフレーム4上に旋回ベアリングを介して上下方向の旋回軸心廻りに旋回自在に支持された旋回基板21と、この旋回基板21上に溶接等によって固定された部材であって旋回基板21上に機器、作業装置、タンク類などを取付支持するための部材や補強部材等とを備えてなる。
この旋回フレーム18の前部右側であって左右方向中央寄りには、前記作業装置17を支持する支持部23が設けられている。
この支持部23は、板面が左右方向を向くように旋回基板21上に立設された左右一対の縦板24L,24Rと、これら左右縦板24L,24Rの後端側に配置され且つ板面が前後方向を向くように旋回基板21上に立設された後部板25と、左右縦板24L,24R間に設けられた底板26と、左右縦板24L,24R間の前部に配置された左右一対のシリンダブラケット27とを備えている。左右の各縦板24L,24Rの前後方向中間部の上部にはブーム枢支部28が設けられている。
前記作業装置17は、ブーム29と、アーム30と、バケット31(作業具)とを備えている。
ブーム29は、オフセット型ブームによって構成されており、前記ブーム枢支部28に基部側が枢支されていて上下揺動自在とされたメインブーム32と、このメインブーム32の先端側に基部側が枢支連結されていて左右揺動自在とされたオフセットブーム33と
、このオフセットブーム33の先端側に枢支連結されていて左右揺動自在とされたアームブラケット34と、前端側がアームブラケット34に枢支連結され後端側がメインブーム32の先端側に枢支連結されたオフセットリンク35とを備えている。
メインブーム32は、シリンダブラケット27とメインブーム32の先端側とにわたって設けられたメインブームシリンダ36の伸縮動作によって上下に揺動動作する。オフセットブーム33及びオフセットリンク35は、メインブーム32の先端側とオフセットブーム33の先端側とにわたって設けられたオフセットシリンダ37の伸縮動作によって左右に揺動動作する。
アーム30は、基部側が前記アームブラケット34に左右軸回りに回動自在に枢支連結されており、アームブラケット34とアーム30の基部側とにわたって設けられたアームシリンダ38の伸縮動作によって前後に揺動動作する。
バケット31は、アーム30の先端側に左右軸回りに回動自在に枢支連結され、アーム30先端側及びバケット31に枢支連結されたリンク機構40とアーム30の基部側とにわたって設けられたバケットシリンダ39の伸縮動作によってスクイ・ダンプ動作可能とされている。
前記メインブームシリンダ36、オフセットシリンダ37、アームシリンダ38、バケットシリンダ39は油圧シリンダによって構成されている。
旋回台15上には、キャビン16、エンジン42、ラジエータ43、燃料タンク44、作動油タンク45、コントロールバルブ46等が搭載されている。
前記キャビン16は旋回台15の左側(前記支持部23の左側方)に配置され、該キャビン16内には、運転席47の他、走行体3,作業装置17又は旋回台15等を操作する操作装置などが設けられている。
エンジン42は旋回台15の後部にクランク軸の軸心が左右方向に一致するように横置き配置され、該エンジン42の左側には該エンジン42で駆動される油圧ポンプPが取り付けられている。
また、エンジン42後部側の上方で且つ左右方向中央側にはエアクリーナ48が配置されている。
ラジエータ43は、エンジン42の右側方に、ラジエータコア43aが左右方向を向くように配置されており、このラジエータ43とエンジン42との間にはエンジン42によって駆動される冷却ファン49が設けられ、この冷却ファン49が駆動されると、ラジエータ43の右側(左右方向外側方)からラジエータコア43aを通過してエンジン42側へと左右方向に冷却風が流れるように構成されている。
また、ラジエータ43の右側にはオイルクーラ51が配置されている。
燃料タンク44は、エンジン42の左側の前方で且つステップ22の下方側に配置されている。
作動油タンク45は、油圧機器を作動させる作動油を貯留するものであり、ラジエータ43の前方側であって且つ前記支持部23の右側方に配置されている。
この作動油タンク45の上方にバッテリー52が配置されている。
コントロールバルブ46は、当該バックホー1に設けられた油圧機器を制御する制御弁を集約してなるものであり、該コントロールバルブ46を構成する制御弁を上下方向に並べて結合してなり、作動油タンク45の前方側に配置されている。
エンジン42、ラジエータ43、作動油タンク45は旋回台15から上方に突出状とされていて、これらはカバー体53によって覆われている。
このカバー体53は、エンジン42,油圧ポンプP,エアクリーナ48等の配置空間(
エンジンルームER)を覆うボンネット54と、このボンネット54の右側(ラジエータの風上側)に配置されていてラジエータ43,オイルクーラ51等の配置空間(ラジエータルームRR)の背面及び右側面を覆うラジエータカバー55と、このラジエータカバー55の前側に配置されていて作動油タンク45,バッテリー52,コントロールバルブ46等の配置空間(タンクルームTR)の上面,右側面及び前面並びにラジエータ43等の配置空間の上面を覆うタンクカバー56とから主構成されている。
ボンネット54は、エンジン42等を収容するエンジンルームERの上壁及び前壁上部を構成するボンネット前57と、エンジンルームERの左側壁上部を構成するボンネット左58と、エンジンルームERの後壁上部を構成する開閉自在なボンネット後59とから主構成されている。
エンジンルームERの前壁下部は、前記支持部23の後部板25及びこの後部板25の左方に配置された上下の仕切り板61,62によって構成され、エンジンルームERの後壁下部及び左側壁下部はウエイト19によって構成されている。
エンジンルームERの底壁は、旋回基板21によって構成され、旋回基板21のエンジン42下方には、エンジンルームER内の空気を排出するための開口63が形成されている。
前記ウエイト19は、平面視で後方に向けて凸となる円弧状に形成されており、該ウエイト19の右側部分(ラジエータ43の配置側)は、ラジエータ43の後側からラジエータ43の右側方に至るように形成されている。
前記ラジエータカバー55は、ウエイト19の右側部分の上方側に配置されており、ラジエータ43の後方及び右側方を覆うようにウエイト19に沿って湾曲状に形成されている。
前記タンクカバー56は、ラジエータカバー55の前方に位置する側壁56aと、この側壁56aの前端側から左方側に延出された前壁56bと、側壁56aの上端側から左方側に延出された上壁56cとから構成され、該タンクカバー56の内側空間の左側面,下面及び後面は開放状とされている。
また、このタンクカバー56の上壁56cの後部は側壁56aより後方に延出状とされている。
エンジンルームER内には、ボンネット54及びキャビン16の後部側等を支持する支持フレーム64が設けられている。
この支持フレーム64は、板材によって構成されており、左右一対の前支柱65L,65Rと、左右一対の後支柱66L,66Rと、これら前後支柱65L,65R,66L,66Rの上部を連結する横梁部材67とを備えていて、エンジン42を左右方向に跨ぐように構成されている。
横梁部材67は、エンジン42の上方に、板面が上下方向を向くように配置された左右方向に長い板材によって形成され、エンジン42に沿って左右方向に延びるように配置されている。
この横梁部材67上に前記ボンネット前57の上壁が載置されて取付固定されていると共に、該横梁部材67に前後一対のヒンジを介してボンネット後59の上部が左右軸廻りに回動自在に取り付けられている。
左前支柱65Lは、上部が横梁部材67の左端側の下面に重ね合わされて固着され、中間部が前記上部前端から左斜め前方に行くに従って下方に移行する傾斜状に形成され、下部が前記中間部下端から下方に延びるように形成され、下端に設けた取付プレート68aが前記下側の仕切り板62の左側上端に固定のブラケット69aにボルト固定されている。
左後支柱66Lは、左前支柱65Lより右側に配置され、上部が横梁部材67の下面に重ね合わされて固着され、中間部から下部にかけて前記上部の後端から下方に向けて延出されており、下端に設けた取付プレート68bが旋回基板21上に立設された支持部材71に固定のブラケット69bにボルト固定されている。
右前支柱65Rは、横梁部材67の右端側下面に重ね合わされて固着されていると共に該横梁部材67から前方側に向けて延出された上部65aと、この上部65aの前端から下方に向けて延出された脚部65bとから構成されており、下端に設けた取付プレート68cが旋回基板21上に立設された前支持プレート72に固定のブラケット69cにボルト固定されている。
右後支柱66Rは、右前支柱65Rの後方側に配置され、横梁部材67の右端側下面に重ね合わされて固着されていると共に該横梁部材67から後方側に向けて延出された上部66aと、この上部66aの後端から下方に向けて延出された脚部66bとから構成されており、下端に設けた取付プレート68dが旋回基板21上に立設された後支持プレート73に固定のブラケット69dにボルト固定されている。
なお、本実施形態では、右後支柱66Rは、右前支柱65Rに対して左側に位置ズレしている。
前述した前後支持プレート72,73は、板面が前後方向を向くように配置されていて前後方向で対向状に配置され、前支持プレート72の前面上部に前記ブラケット69cが固着され、後支持プレート73の後面上部に前記ブラケット69dが固着されている。
また、前支持プレート72は、前記支持部23の右側の縦板24Rの後端側の右側方に配置されていて、該右側の縦板24Rの後端側の右側面に固着されている。
また、旋回基板21には、前記支持部23の後部板25の背面右下端側から後方に延出された補強板74が立設され、この補強板74の後端は後支持プレート73の前面に固着されている。
図11に示すように、前記右前支柱65Rの脚部65bによって構成された前脚部65bと、右後支柱66Rの脚部66bによって構成された後脚部66bと、右前支柱65R及び右後支柱66Rの上部65a,66a及び横梁部材67の一部で構成された連結部76とから、門型フレーム77(門型状のフレーム)が構成されている。
この門型フレーム77の右側の近傍位置にはラジエータ43が配置されており、カバー体53内の門型フレーム77より右側がラジエータ43及びオイルクーラを収容するラジエータルームRRとされており、該ラジエータルームRRはエンジンルームERと左右方向で隣接している。
この門型フレーム77の内側上部には、エンジンルームERとラジエータルームRRとを仕切る仕切り部材78の一部を構成する上部仕切り板79が設けられている。
この上部仕切り板79は、板面が左右方向を向くように配置されていて、門型フレーム77の前後脚部65b,66bの上部間にわたって設けられ、前縁が前脚部65bの後面上部に接当して固着され、後縁が後脚部66bの前面上部に接当して固着され、上縁が連結部76の下面に接当して固着されている。
この上部仕切り板79は、門型フレーム77の補強部材としての機能をも有する。
この上部仕切り板79には、ハーネス等を通すための切欠80が形成され、この切欠80はグロメット等によって塞がれる。
この上部仕切り板79の右側方にはラジエータ43の上部を支持するラジエータ上ブラケット81が設けられ、前記前後支持プレート72,73間の上部にはラジエータ43の下部を支持するラジエータ下ブラケット82が設けられている。
前記ラジエータ上ブラケット81は、取付プレート83と、この取付プレート83に取り付けられた前後一対の第1ステー84及び前後一対の第2ステー85を有する。
取付プレート83は、板面が左右方向を向くように配置された前後方向に長い取付壁83aと、この取付壁83aの前後縁部から右方に延びる取付片83bとから、平面視コ字形に形成されている。
第1ステー84は、上部仕切り板79の右側面にボルト固定される左壁84aと、取付プレート83の取付壁83aに固着された右壁84bと、これら左壁84aと右壁84bとを連結する連結壁84cとからなる。
第2ステー85は、取付壁83aに固着された縦壁85aと、この縦壁85aの上縁から右方に延びる横壁85bとからなる。
前記ラジエータ下ブラケット82は、板材によって形成され、板面が上下方向を向くように前後支持プレート72,73間にわたって配置された下壁82aと、この下壁82aの右縁部から上方に延出された中間壁82bと、この中間壁82bの上縁部から右方に延出された上壁82cとを備え、中間壁82bが、前後支持プレート72,73に固着されたステーにボルト固定されている。
ラジエータ43は、下部が前記ラジエータ下ブラケット82の上壁82c上にクッション部材を介して載置されており、上部がラジエータ上ブラケット81の取付プレート83の取付壁83aにボルト固定されている。
また、ラジエータ上ブラケット81の第2ステー85の縦壁85aにはオイルクーラ51の上部が取付固定され、該オイルクーラ51の下部は、ラジエータ下ブラケット82の上壁82cに固着されたオイルクーラブラケット86に取付固定されている。
ラジエータ43等の収容空間であるラジエータルームRRの右側壁上部及び後壁上部はラジエータカバー55によって構成され、ラジエータルームRRの右側壁下部及び後壁下部は、前記ウエイト19の右側部分によって構成されている。
また、前記ラジエータルームRRの上壁は、タンクカバー56の上壁56cの後部及びボンネット前57の上壁の一部によって構成されており、タンクカバー56の上壁56c内面側は、支持フレーム64の右前支柱65Rの上部65a上に接当するよう構成されている。
また、ラジエータカバー55の側壁部分(ラジエータルームRRの右側壁を構成する部分)には、ラジエータルームRR内に外気を採り入れるための外気採入口87が左右方向貫通状に開口され、この外気採入口87は、空気の流通が可能な図示省略のネット部材で覆われている。
前記門型フレーム77の内側で且つ上部仕切り板79より下方側で且つラジエータ下ブラケット82より上方側には、エンジンルームERとラジエータルームRRとを仕切る仕切り部材78の一部を構成するファンシュラウド88が設けられている(ファンシュラウド88は前後及び上方の3方が門型フレーム77によって囲まれている)。
このファンシュラウド88は、冷却ファンの外周を覆う円筒部88aと、この円筒部88aの上下に配置された上下部材88b,88cと、この上下部材88b,88c間の前後に配置された前後部材88d,88eとを有する。
このファンシュラウド88の上部材88b及び下部材88cはラジエータ43にボルト固定されており、ラジエータ43を介してファンシュラウド88が門型フレーム77に支持されている。
上下部材88b,88cと前後部材88d,88eとのコーナー部分は閉塞部88fによって塞がれている。
また、ファンシュラウド88の上部材88bと上部仕切り板79との間、及び、ファンシュラウド88の下部材88cとラジエータ下ブラケット82との間はシール部材によってシールされている。
前記エンジン42を始動して前記冷却ファン49を駆動することにより、外気採入口87からラジエータルームRRへと外気が採り入れられ、このラジエータルームRRに採り入れられた外気は、ラジエータコア43a,ファンシュラウド88の円筒部88aを通過してエンジンルームERへと流れると共に旋回基板21のエンジン42下方に形成された前記開口63等を介して外部に流出する。
また、ラジエータルームRR内には、ラジエータコア43aの周囲から前記ラジエータカバー55の外気採入口87の周囲に向けて延出状とされていて該外気採入口87から採り入れられた外気をラジエータ43へと案内する外気案内ダクト89が設けられている。
図8,9,10,12に示すように、外気案内ダクト89は、この外気案内ダクト89の前壁を構成するダクト前壁91と、該外気案内ダクト89の後壁を構成するダクト後壁92と、該外気案内ダクト89の上壁を構成するダクト上壁93と、該外気案内ダクト89の下壁を構成するダクト下壁94とから主構成されている。
ダクト前壁91は、ラジエータ43の前面側から右方(左右方向外側方)に向けてラジエータカバー55近傍にまで延出されていると共に、上下方向に関して、タンクカバー56の上壁56c近傍から前記ラジエータ下ブラケット82の上壁82c前端側に至るように設けられており、該ダクト前壁91によってラジエータルームRRの前壁が構成されている。
このダクト前壁91の上縁部及び右端側縁部(左右方向外端側縁部)には、前記上縁部の左端側から右端側縁部の下端側にわたってトリムシール95が取り付けられ、該トリムシール95は、タンクカバー56の上壁56a内面、ラジエータカバー55内面、右旋回カバー20の内面に密接している。
また、このダクト前壁91の左端側縁部(左右方向内方側縁部)にも、上端から下端にわたってトリムシール97が取り付けられ、該トリムシール97は、ファンシュラウド88の上部材88b及び下部材88cの前端側と前部材88dとに密接している。
このダクト前壁91は、右側(左右方向外方側)が左側(左右方向内方側)に対して前側に位置ズレするように左右方向中途部(オイルクーラ51の前方の右寄り)で段付き状に折曲されている。
また、ダクト前壁91の左右方向内方側の上部は前記ラジエータ上ブラケット81の取付プレート83の前側の取付片83bにボルト固定されて支持されている。
また、ダクト前壁91の左側の上端側には、ハーネス等を通すための切欠き98が形成されており、該切欠き98はグロメット等によって塞がれる。
前記ダクト後壁92は、ラジエータ43の後面側から右方に向けてラジエータカバー55及びウエイト19近傍にまで延出されていると共に、上下方向に関して、ラジエータ43の上端側から下端側にわたるように設けられている。
このダクト後壁92の下部の右端側縁部はウエイト19の内側にシール部材を介して接当又は近接され、上部の右端側縁部は下部の右端側縁部よりも右方に延出されていると共に該上部の右端側縁部にトリムシール99が取り付けられ、該トリムシール99はラジエータカバー55内面に密接している。
このダクト後壁92の上部は、前記ラジエータ上ブラケット81の取付プレート83の後側の取付片83bにボルト固定されて支持されている。
また、ダクト後壁92の下端はラジエータ下ブラケット82の上壁82c上面に接当しており、このダクト後壁92の下部は、ラジエータ下ブラケット82の上壁82cに固定
の取付片101にボルト固定されて支持されている。
また、ダクト後壁92の左端側には、該ダクト後壁92から後方側に延出されていて、ファンシュラウド88の後部材88e及び下部材88c並びにラジエータ下ブラケット82と、門型フレーム77の後脚部66bとの間の隙間を塞ぐカバー壁102が設けられている。
このカバー壁102は、その後端側が左方に向けて延出するように折曲され、該後端側の縁部に上端から下端にわたるようにトリムシール103が取り付けられ、このトリムシール103は門型フレーム77の後脚部66bの右側面に密接している。
また、このカバー壁102の下部には、ハーネス等を通すための切欠き104が形成され、この切欠き104はグロメット等によって塞がれる。
また、上部仕切り板79の後部とファンシュラウド88の後部材88eとの間の空間はカバープレート105によって塞がれ、このカバープレート105は上部仕切り板79と前記カバー壁102とにボルト固定されている。
なお、前記カバープレート105によって塞がれる空間にホース,ハーネス等を挿通する場合は、挿通用の孔が形成された別のカバープレートが使用される。
門型フレーム77の後脚部66bの後面とボンネット後59の内面右端側との間は、トリムシール及び該トリムシールを取り付けるための取付壁等によってシールされている。
前記上部仕切り板79,ファンシュラウド88,カバー壁102,カバープレート105等によってエンジンルームERとラジエータルームRRとを仕切る仕切り部材78(ラジエータルームRRの左側壁、エンジンルームERの右側壁)が構成されている。
この仕切り部材78は門型フレーム77と該門型フレーム77に近接配置したラジエータ43との間に設けられており、これによって仕切り部材78を門型フレーム77によって強固に支持することができる。
また、仕切り部材78の一部を構成するファンシュラウド88を門型フレーム77の内側に設けることにより、門型フレーム77を利用してエンジンルームERとラジエータルームRRとを容易に仕切ることができる。
前記ダクト上壁93は、ラジエータ43の右側面の上端から右方に向けてラジエータカバー55近傍にまで延出され、該ダクト上壁93の右端側縁部はラジエータカバー55に沿って湾曲状に形成されていると共に、該ダクト上壁93の右端側縁部には前端から後端にわたるようにトリムシール106が取り付けられ、このトリムシール106はラジエータカバー55内面に密接している。
このダクト上壁93の前端はダクト前壁91の上部後面に接当しており、該ダクト上壁93の後端はダクト後壁92の上部前面に接当している。
また、このダクト上壁93は、前記ラジエータ上ブラケット81の取付プレート83上に載置されていると共に前後の第2ステー85の横壁85bにボルト固定されており、該ダクト上壁93の前端側の右側がステー107を介してダクト前壁91に連結されている。
また、このダクト上壁93にはホース挿通孔108が形成され、このホース挿通孔108には、前記エアクリーナ48の吸気ホース109の一部を構成する第1ホース109Aの一端側が挿通されている。
エアクリーナ48の吸気ホース109は、ラジエータルームRRに配置された前記第1ホース109Aと、エンジンルームERに配置されていて一端側がエアクリーナ48に接続された第2ホース109Bとに分割され、これら第1ホース109Aと第2ホース109Bとの他端側同士は、上部仕切り板79を左右方向に貫通し且つ該上部仕切り板79に溶接固定された接続パイプ110によって接続されている。
したがって、エアクリーナ48には、ラジエータ43の風上側、詳しくは外気案内ダクト89内のラジエータ43風上側の空気が吸引されるよう構成されている。
前記ダクト下壁94は、ラジエータ下ブラケット82の上壁82cの右端側から右方に向けてウエイト19近傍にまで延出されており、該ダクト下壁94の右端側縁部はウエイト19に沿って湾曲状に形成されていると共に、該ダクト下壁94の右端側縁部には前端から後端にわたるようにトリムシール111が取り付けられ、このトリムシール111はウエイト19内面に密接している。
また、このダクト下壁94はラジエータ下ブラケット82の上壁82cと共同してラジエータルームRRの底壁を構成している。
前述したトリムシール95,97,99,103,106,111は連続状であっても、断続状(分割状)であってもよい。
図13に示すように、ダクト下壁94の下方側で且つ旋回基板21の上方側で且つウエイト19の内面側の空間には、アンロードバルブ112と走行2速切換バルブ113とが配置されており、これらバルブ112,113はラジエータ下ブラケット82の上壁82cの下面側に設けられた取付板114に着脱自在に取り付けられている。
アンロードバルブ112は、作業装置17及び旋回台15の操作を不能にするものであり、降車する際において運転席47横に設けられたレバーを引き上げることにより、作業装置17の操作及び旋回台15の操作が不能となるように構成されている。
走行2速切換バルブ113は、クローラ式走行装置5を駆動する走行モータ10を1速状態又は2速状態に切り換える切換弁である。
ダクト下壁94は、その左端側が前記ラジエータ下ブラケット82の上壁82cに載置されて該上壁82cに上方側から(外気案内ダクト89内部から)ボルト116で固定されている。
また、ダクト下壁94の前端側縁部は、ダクト前壁91の下端側縁部に接当しており、該ダクト下壁94の前端側上面には左右一対のステー117が固着され、このステー117はダクト前壁91の下端側に、ダクト下壁94の上方側で(外気案内ダクト89内部から)ボルト固定されている。
したがって、ダクト下壁94は、ラジエータカバー55を取り外すことにより、外気案内ダクト89の内部から着脱でき、ウエイト19を取り外さなくてもアンロードバルブ112と2速切換バルブ113との着脱作業又はメンテナンスが行えるようになっている。
また、旋回基板21の後部右側(アンロードバルブ112及び2速切換バルブ113の下方側)には、左右方向外方側から切り欠かれた切欠部118が形成されている。
この切欠部118を介して旋回基板21の下方側からアンロードバルブ112及び2速切換バルブ113にアクセスすることができ、ラジエータカバー55、ダクト下壁94及びウエイト19を取り付けたまま、アンロードバルブ112と2速切換バルブ113との着脱作業又はメンテナンスが行えるようになっている。
また、旋回基板21の前記切欠部118の周囲には該切欠部118内に突出するように複数の取付板119が設けられ、この取付板119に対して前記切欠部118を塞ぐ蓋板120が下方側から接当されると共に該蓋板120が取付板119に着脱自在にボルト固定されている。
図15〜図21に示すように、作動油タンク45等を収容するタンクルームTRはラジエータルームRRの前方に隣接して設けられており、前記外気案内ダクト89のダクト前壁91は、タンクルームTRとラジエータルームRRとを仕切る仕切り壁(タンクルームTRの後壁)とされている。
このタンクルームTR内には、バッテリー52及びコントロールバルブ46が収容されている。
タンクルームTRの右側壁は前記タンクカバー56の側壁56a及び右旋回カバー20の側壁並びにラジエータカバー55の一部(前端側)で構成され、タンクルームTRの前壁はタンクカバー56の前壁56b及び右旋回カバー20の前壁で構成されている。 また、タンクルームTRの上壁はタンクカバー56の上壁56cで構成され、タンクルームTRの底壁は旋回基板21で構成されている。
さらに、タンクルームTRの左側壁は、前記支持部23の右側の縦板24Rと、該縦板24Rにボルト固定された第1の側板121と、該第1の側板121にボルト固定された第2の側板122とから構成されている(図5参照)。
前記タンクカバー56は、前側下部が旋回フレーム18側に左右軸廻りに回動自在に枢支されていて該枢支部分を中心として前後揺動自在(図3の実線及び仮想線参照)とされており、該タンクカバー56を前側に揺動させることによりタンクルームTRの右側面,上面及び前面を開放状とすることができる。
また、タンクルームTRは前記ダクト下壁94の下方側空間に連通している。
作動油タンク45は、タンクルームTRの後部に配置されていると共にダクト前壁91の前側に近接配置されており、その上面は、右側が左側に対して一段低くなるように段付き状に形成されている。
タンクルームTR内の、作動油タンク45の上面右側の上方側には、バッテリールームBRが設けられ、該バッテリールームBR内にバッテリー52が収容されている。
作動油タンク45の上面右側上には、バッテリールームBRの底壁を構成する底板123が、スペーサ部材124を介して載置されている。
このスペーサ部材124は、作動油タンク45の上面右側の前後左右の4カ所に設けられ、作動油タンク45の熱が底板123(バッテリールームBR、バッテリー52)に伝わるのを妨げるべく、該スペーサ部材124によって作動油タンク45の上面右側と底板123との間に隙間を形成している。
バッテリー52は、この底板123上の前後左右の4カ所に設けられたスペーサ部材126の上に載置されており、このスペーサ部材126によってバッテリー52を底板123から浮かすことにより、作動油タンク45からの熱がバッテリー52にさらに伝わりにくいように考慮されている。
なお、バッテリー52は固定手段を介して底板123に位置決め固定されている。
前記スペーサ部材124,126は断熱性の高い材料で形成されるのが好ましい。
前記底板123の後端側の縁部は前記ダクト前壁91の前面に接当されている(これら底板123の後端側の縁部とダクト前壁91の前面との間はシール材によってシールされるのがよい)。
また、この底板123の右端側の縁部はタンクカバー56の側壁56aに近接されていると共に、該右端側の縁部には前端から後端にわたるようにトリムシール127が取り付けられ、該トリムシール127はタンクカバー56の側壁56a内面及びラジエータカバー55の内面に密接されている。
前記底板123の前端側には、バッテリールームBRの前壁を構成する前板128が立設され、該前板128の下端側が底板123に固定されている。
この前板128の上端側の縁部はタンクカバー56の上壁56cに近接されており、該前板128の右端側の縁部はタンクカバー56の側壁56aに近接されている。
また、前板128の上端側の縁部の左端から右端側の縁部の下端にわたるようにトリムシール129が取り付けられ、該トリムシール129はタンクカバー56の上壁56c及
び側壁56a内面に密接されている。
底板123及び前板128の左端側には、バッテリールームBRの左側壁を構成する左側板131が立設されており、この左側板131は、作動油タンク45の熱が伝わりにくいように、作動油タンク45の上部の左側部分から離して配置されている。
この左側板131の下端側は底板123に固定され、該左側板131の前端側は前板128に固定されている。
また、左側板131の後端側の縁部は前記ダクト前壁91の前面に接当されている(これら左側板131の後端側の縁部とダクト前壁91の前面との間はシール材によってシールされるのがよい)。
また、左側板131の上端側の縁部はタンクカバー56の上壁56cに近接されていると共に、該上端側の縁部には前端から後端にわたるようにトリムシール132が取り付けられ、該トリムシール132はタンクカバー56の上壁56c内面に密接されている。
また、バッテリー52は、この左側板131及び前記前板128並びにダクト前壁91から離して設置されるよう構成されている。
なお、前述したトリムシール127,129,132は連続状であっても、断続状(分割状)であってもよい。また、前記左側板131又は前板128等は、ダクト前壁91又は作動油タンク45等に着脱自在に固定される。
前記バッテリールームBRの上壁はタンクカバー56の上壁56cによって構成され、タンクカバー56を前側に揺動させることにより、バッテリールームBRの上面が開放状とされる。
また、バッテリールームBRの後壁133はダクト前壁91の上部の右側によって(タンクルームTRとラジエータルームRRとを仕切る壁部によって)構成されており、したがって、本実施形態では、バッテリールームBRがラジエータルームRRに前後方向で隣接して設けられている。
このバッテリールームBRの後壁133の下部の左側には左右方向に長い長孔134が貫通形成されており、この長孔134(貫通孔)によってバッテリールームBRと外気案内ダクト89内(ラジエータルームRR内)と連通させる連通部134が構成されている。
なお、複数の貫通孔で連通部134を構成してもよい。
また、バッテリールームBRの右側壁135はタンクカバー56の側壁56aの後部側の上部及びラジエータカバー55の側壁前端側(タンクルームTRと外部とを仕切る壁部)によって構成されている。
このバッテリールームBRの右側壁135の前下部側には、バッテリールームBRと外部とを連通すべく左右方向に長い長孔136が複数貫通形成されており(本実施形態では4つ)、これら長孔136(貫通孔)によってバッテリールームBRに外気を採り入れるための外気導入部136が構成されている。
なお、1つの貫通孔で外気導入部136を構成してもよい。
前述したバッテリールームBRの構成にあっては、冷却ファン49及びエンジン42の吸気力よって連通部134を介してバッテリールームBR内の空気が吸引されると共に、外気導入部136からバッテリールームBR内に外気が採り入れられる。
これによって、バッテリールームBR内の換気が図られ、バッテリールームBR内の換気が図られることにより、バッテリールームBRを作動油タンク45上方などの高温となる所に設置しても、バッテリールームBR内の温度上昇が抑制され、バッテリールームBR内に熱がこもるのを防止することができる。
また、バッテリールームBR内の温度上昇を抑制できるので、該バッテリールームBRを作動油タンク45やコントロールバルブ等の高温となる部材の近傍に設置することができ、バッテリールームBRの設置場所の自由度が向上される。
また、バッテリールームBRの後壁133をダクト前壁91の一部(タンクルームTRを構成する壁部)で構成し、また、バッテリールームBRの右側壁135をタンクカバー56及びラジエータカバー55の一部(タンクルームTRを構成する壁部)で構成していることにより、部材の兼用化が図られていると共に、連通部134及び外気導入部136を貫通孔によって構成でき、該連通部134及び外気導入部136の構造の簡素化を図ることができる。
なお、バッテリールームBRはタンクルームTR内のどの場所に設置してもよい。バッテリールームBRをラジエータルームRRから離れた場所に設置する場合は、バッテリールームBRをダクトを介して外気案内ダクト89に連通させるように構成され、バッテリールームBRをタンクカバー56を構成する壁部から離れた場所に設置する場合は、バッテリールームBRをダクトを介して外部に連通させるように構成される。
図14に示すように、コントロールバルブ46には、作動油タンク45から油圧ポンプP、コントロールバルブ46を経て各油圧アクチュエータに供給された後にコントロールバルブ46に戻ってきた作動油を作動油タンク45に戻すためのリターンポート137が設けられている。
このリターンポート137にはホース接続部材138が取り付けられ、このホース接続部材138、該ホース接続部材138に接続されたリターンホース139、該リターンホース139に接続されたL型接続管140、このL型接続管140に接続された直管141、この直管141に連結されたオイルフィルタ142を経て作動油タンク45に作動油が戻されるよう構成されている。
また、前記ホース接続部材138には、一端がオイルクーラ51の後部下端側の流入口143に接続された流入側ホース144の他端が接続されていて、コントロールバルブ46から作動油タンク45に戻される作動油の一部がオイルクーラ51を経て戻されるよう構成されている。
オイルクーラ51から作動油タンク45に作動油を戻す作動油戻し経路は、上下方向に配設されていてオイルクーラ51の前部下端側の流出口145に上端が接続された第1ホース146と、この第1ホース146の下端に一端側が接続されたU字配管147と、上下方向に配設されていて下端側が前記U字配管147の他端側に接続された第2ホース148と、この第2ホース148の上端に一端側が接続され他端側が前記L型接続管140に連結された接続配管149とから構成されている。
図10にも示すように、前記オイルクーラ51の下方側には、ラジエータ下ブラケット82の上壁82cの縁部に形成された切欠きと、ダクト下壁94の縁部に形成された切欠きとで構成された前後一対の挿通孔150,151が形成され、前側の挿通孔150は流出口145の下方側に位置していて前記U字配管147の一端側が下方から挿通され、後側の挿通孔は流入口143の下方側に位置していて流入側ホース144が挿通されている。
前記U字配管147は、ダクト前壁91の段付き状折曲部分の左側において、ダクト前壁91の下端側を下方側から跨ぐように配置されていて、該U字配管147の一端側がダクト前壁91の後側に位置し、他端側がダクト前壁91の前側に位置している。
前記第2ホース148はダクト前壁91と作動油タンク45の後面との間に配設されている。
前記接続配管149は、前部が前方を指向し後部が下方を指向するようにL字形に折曲
形成され、後部下端に第2ホース148の上端が接続され、前端が前記L型接続管140に連結されている。
前記構成のバックホー1において、機器、装置、タンク類等の配置構成は前述した実施形態に限定されることはなく、例えば、左側にある構成部材を右側に、また、右側にある構成部材を左側に配置してもよい。
5 走行装置
10 走行モータ
15 旋回台
17 作業装置
19 ウエイト
42 エンジン
43 ラジエータ
45 作動油タンク
49 冷却ファン
54 ボンネット
64 支持フレーム
65b 前脚部
66b 後脚部
76 連結部
77 門型フレーム
78 仕切り部材
79 上部仕切り板
81 ラジエータ上ブラケット
82 ラジエータ下ブラケット
87 外気採入口
89 外気案内ダクト
91 外気案内ダクトの前壁(ダクト前壁)
92 外気案内ダクトの後壁(ダクト後壁)
93 外気案内ダクトの上壁(ダクト上壁)
94 外気案内ダクトの下壁(ダクト下壁)
109 吸気ホース
110 接続パイプ
112 アンロードバルブ
113 走行2速切換バルブ
RR ラジエータルーム
ER エンジンルーム
TR タンクルーム

Claims (5)

  1. 旋回台(15)の後部に横置き配置されたエンジン(42)の左右一側方にラジエータ(43)を配置し、このラジエータ(43)とエンジン(42)との間に、外気をラジエータルーム(RR)に採り入れると共にラジエータ(43)を通過させてエンジンルーム(ER)へと流通させる冷却ファン(49)を設け、旋回台(15)に、エンジンルーム(ER)を形成するボンネット(54)を支持する支持フレーム(64)を立設し、この支持フレーム(64)は、前後の脚部(65b,66b)とこの前後脚部(65b,66b)の上部同士を連結する連結部(76)とから門型状に形成されていてラジエータ(43)の近傍に配置された門型フレーム(77)を備え、この門型フレーム(77)とラジエータ(43)との間に、ラジエータルーム(RR)とエンジンルーム(ER)とを仕切る仕切り部材(78)を設け
    前記仕切り部材(78)は、門型フレーム(77)の前後脚部(65b,66b)の上部及び連結部(76)の内側で且つ前後脚部(65b,66b)間にわたって設けられた上部仕切り板(79)を有し、この上部仕切り板(79)にラジエータ(43)の上部を支持するラジエータ上ブラケット(81)と、ラジエータルーム(RR)とエンジンルーム(ER)とに分割配置されたエアクリーナ(48)の吸気ホース(109)を接続する接続パイプ(110)とを固定したことを特徴とする旋回作業機。
  2. 前記仕切り部材(78)の一部を構成するファンシュラウド(88)を門型フレーム(77)の内側に設けたことを特徴とする請求項1に記載の旋回作業機。
  3. 前記ラジエータ(43)の風上側に、ラジエータルーム(RR)に外気を採り入れるための外気採入口(87)を設け、この外気採入口(87)から採り入れられた外気をラジエータ(43)へと案内する外気案内ダクト(89)をラジエータルーム(RR)内に設け、この外気案内ダクト(89)の上壁(93)と、該外気案内ダクト(89)の前壁(91)及び後壁(92)の上部とを前記上部仕切り板(79)に支持し、前記外気案内ダクト(89)の下壁(93)と、該外気案内ダクト(89)の前壁(91)及び後壁(92)の下部とをラジエータ(43)の下部側を支持するラジエータ下ブラケット(82)に支持したことを特徴とする請求項1又は2に記載の旋回作業機。
  4. 前記ラジエータルーム(RR)の前側に作動油タンク(45)を収容するタンクルーム(TR)を設け、前記外気案内ダクト(89)の前壁(91)によって、ラジエータルーム(RR)とタンクルーム(TR)とが仕切られていることを特徴とする請求項に記載の旋回作業機。
  5. 前記旋回台(15)の後部には、該旋回台(15)の後面側を構成するウエイト(19)が左右一側から他側にわたって設けられ、このウエイト(19)のラジエータ(43)配置側はラジエータ(43)の後側からラジエータ(43)の左右方向風上側の側方に至るように形成され、前記外気案内ダクト(89)の下壁(94)の縁部が前記ウエイト(19)の内面に接当していると共に該下壁(94)が外気案内ダクト(89)の内側から着脱自在とされていることを特徴とする請求項3又は4に記載の旋回作業機。
JP2009013583A 2009-01-23 2009-01-23 旋回作業機 Active JP5254821B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009013583A JP5254821B2 (ja) 2009-01-23 2009-01-23 旋回作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009013583A JP5254821B2 (ja) 2009-01-23 2009-01-23 旋回作業機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010168839A JP2010168839A (ja) 2010-08-05
JP5254821B2 true JP5254821B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=42701229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009013583A Active JP5254821B2 (ja) 2009-01-23 2009-01-23 旋回作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5254821B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5722196B2 (ja) * 2011-11-16 2015-05-20 住友建機株式会社 建設機械のフィルタ装置
JP6030856B2 (ja) * 2012-06-04 2016-11-24 ヤンマー株式会社 作業機械のバッテリ取付構造
JP6204859B2 (ja) * 2014-03-26 2017-09-27 株式会社クボタ 作業機
JP6107764B2 (ja) * 2014-08-06 2017-04-05 コベルコ建機株式会社 建設機械及びその配管方法
JP2016160580A (ja) * 2015-02-26 2016-09-05 日立建機株式会社 建設機械
JP6900296B2 (ja) * 2017-10-24 2021-07-07 株式会社クボタ 作業機
WO2019131721A1 (ja) 2017-12-27 2019-07-04 株式会社クボタ 作業機及び作業機の製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4075661B2 (ja) * 2003-03-28 2008-04-16 コベルコ建機株式会社 作業機械
JP2005280477A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Kubota Corp 旋回作業機のエンジン室構造
JP2006335329A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Komatsu Ltd 作業車両の冷却装置
JP2008230314A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Kubota Corp バックホー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010168839A (ja) 2010-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5254821B2 (ja) 旋回作業機
KR100635393B1 (ko) 선회대를 구비한 선회 작업기
JP5438981B2 (ja) 旋回作業機
US20090230710A1 (en) Rear accessible service hatch
JPH09296481A (ja) 油圧ショベルにおける上部旋回体の機器取付構造
JP5484917B2 (ja) 建設機械
JP4134013B2 (ja) 旋回作業機の後上部支持フレーム構造
JP5895951B2 (ja) 建設機械
JP3840528B2 (ja) 旋回作業車
JP4226430B2 (ja) 旋回作業機
JP2002097665A (ja) 旋回作業機
JP4679386B2 (ja) 旋回作業機
JP3737998B2 (ja) 旋回作業機
JP3955908B2 (ja) 旋回作業車
JP4346428B2 (ja) 旋回作業機
JP2002155543A (ja) 旋回作業機
JP4133899B2 (ja) 旋回作業機
JP4101849B2 (ja) 旋回作業機
JP2009270266A (ja) 作業機械
JP3950974B2 (ja) 旋回作業車
JPH11269916A (ja) 旋回作業機
JP4118777B2 (ja) 旋回作業機
JP2002285575A (ja) 旋回作業機
JP2005280485A (ja) 旋回作業機のカバー装置
JP4863143B2 (ja) 作業車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120919

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5254821

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160426

Year of fee payment: 3