JP6107764B2 - 建設機械及びその配管方法 - Google Patents

建設機械及びその配管方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6107764B2
JP6107764B2 JP2014160015A JP2014160015A JP6107764B2 JP 6107764 B2 JP6107764 B2 JP 6107764B2 JP 2014160015 A JP2014160015 A JP 2014160015A JP 2014160015 A JP2014160015 A JP 2014160015A JP 6107764 B2 JP6107764 B2 JP 6107764B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
support base
equipment
piping
construction machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014160015A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016037716A (ja
Inventor
翼 楠田
翼 楠田
知大 坂田
知大 坂田
正和 尾▲崎▼
正和 尾▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobelco Construction Machinery Co Ltd filed Critical Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2014160015A priority Critical patent/JP6107764B2/ja
Publication of JP2016037716A publication Critical patent/JP2016037716A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6107764B2 publication Critical patent/JP6107764B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

本発明は機器冷却または暖機用の流体配管が設けられる建設機械、及びその配管方法に関するものである。
ショベルを例にとって背景技術を説明する。
ショベルは、図8に示すようにクローラ式の下部走行体1上に上部旋回体2が地面に対して鉛直となる軸のまわりに旋回自在に搭載され、この上部旋回体2のベースとなるアッパーフレーム3上にキャビン4等の各種設備、機器類が搭載されるとともに、アッパーフレーム前部に、ブーム5、アーム6、バケット7を備えた作業アタッチメントAが装着されて構成される。
なお、この明細書においては、キャビン4の位置を左側前部とし、これを基準に「前後」「左右」の方向性をいうものとする。
アッパーフレーム3は、図9に詳しく示すように、補強部材とアタッチメント取付部材を兼ねる左右一対の縦板8,8を備えたセンターセクションCと、このセンターセクションCの左右両側に設けられたサイドデッキD1,D2によって構成され、センターセクションCの後部に動力源としてのエンジン9が設置される。
ここで、たとえばハイブリッドショベルにおいては、このエンジン9のたとえば右側に、発電機作用と電動機作用を行う機器としての発電電動機10が油圧ポンプ11と左右に並んで配置される。
エンジン9の左側には、エンジン冷却用のラジエータ12及び冷却ファン13に加えて、機器冷却用の冷却器14及び冷却ポンプ15が設置される。
一方、右サイドデッキD2には、前部に、発電電動機10の動作を制御する制御ユニット(インバータ)16と、図示しないハイブリッド電源としての蓄電装置が、たとえば制御ユニット16を上にした上下積層配置で設けられるとともに、その後方にタンク(たとえば燃料タンク)17が設置される。
なお、蓄電装置が制御ユニット16とは別の位置に配置される場合もあるし、燃料タンク17に代えて作動油タンクが設置される場合や、両タンクが前後または左右に並んで設置される場合もある。
また、センターセクションCのほぼ中央部に、他の機器であって旋回駆動源としての旋回電動機が設置される場合もある。
このようなハイブリッドショベルにおいては、ハイブリッド関連を含む機器(発電電動機10、制御ユニット16、蓄電装置)同士が、電力の授受を行うための動力ケーブルや制御信号をやり取りする信号ケーブル等の電線(図示しない)によって接続される(特許文献1参照)。
また、これら機器は冷却や暖機を必要とするため、特許文献2に示されるように、機器同士、及び機器と冷却器14及び冷却ポンプ15が流体配管(以下、本発明の実施形態を含めて、冷却/暖機用の媒体として水を用いる水配管の場合で説明する)によって接続される。
図9にはその配管例として、水配管のうち、制御ユニット16に流入するイン配管18を黒塗り矢印付きの太線で、制御ユニット16から流出するアウト配管19を白抜き矢印付きの太線でそれぞれ示す。
イン配管18は、冷却器14−発電電動機10−制御ユニット16の経路で配索される。
アウト配管19は、制御ユニット16−冷却ポンプ15−冷却器14の経路で配索される。
なお、左右の縦板8,8には、適宜の位置で電線及び配管18,19を通すための複数の通し穴(一括符号「20」を付している)が設けられる。
特開2012−184586号公報 特開2012−154092号公報
このように、水配管が配索されるハイブリッドショベルにおいて、機器まわりの配管に関して問題が生じていた。制御ユニット16を例にとって説明する。
制御ユニット16は、右サイドデッキD2上にユニット支持台21及びマウント部材(図示省略)によって支持される平面視四角形のケーシング16aを備え、このケーシング16aのたとえば右側面にイン配管接続口P1、左側面にアウト配管接続口P2が設けられる。
そして、イン、アウト両配管(以下、一括して「水配管」という場合がある)18,19は、図9に示すように制御ユニット16と右縦板8の間に通され、イン配管18はここからユニット前面側経由で右側面に回り込んでイン配管接続口P1に、アウト配管19はそのままアウト配管接続口P2にそれぞれ接続される。
このような配管構造によると、右縦板8と制御ユニット16の間など、元々狭い空間に、電線に混じってイン、アウト両配管18,19を配索しなければならないため、基本的に配管作業が面倒となっていた。
また、制御ユニット16の設置と配管の手順として、制御ユニット16を先に設置し、後でイン、アウト両配管18,19を配索して同ユニット16に接続する手順(「後配管法」)をとると、制御ユニット16が邪魔になって配管作業がより困難となる。
一方、両配管18,19を、制御ユニット16を避けた回避ルートで仮置きしておき、制御ユニット16の設置後に本ルートに戻して接続口P1,P2に接続する手順(「配管仮置き法」)をとると、後配管法と比較して、ユニット設置前の融通が利く状態で配管作業をほぼ済ませておくため配管作業の能率が良い半面、配管18,19を回避ルートに仮固定し、ユニット設置後にこの仮固定を解く手間が加わるため、配管作業の面倒さは解消されない。
加えて、電線と水配管18,19が混在して配索されることの弊害として、水配管18,19からの水漏れが発生すると、水配管が電線よりも高位となっている部分で、漏れた水が低位の電線に降りかかる可能性が高く、安全性に問題があった。
そこで本発明は、配管作業を容易化できるとともに、流体漏れが発生しても漏れた流体が電線に降りかかる可能性が低い建設機械及びその配管方法を提供するものである。
上記課題を解決する手段として、本発明(配管方法)においては、機器支持台上に設置される機器を備え、この機器のケーシングに、冷却または暖機用の流体配管が接続される配管接続口が設けられた建設機械の配管方法であって、前記建設機械は、平面視において上記機器支持台に隣接して配置された梁材と、平面視において上記梁材における上記機器支持台と隣接する位置に設けられているとともに上記機器支持台側に向けて開口する配管引き出し穴と、を備え、上記流体配管を、上記機器支持台の下方を通過するとともに上記配管引き出し穴を介して上記梁材の上に引き出されて先端側が上記機器の外周側に到達する機器回避ルートで配索し、記機器を機器支持台上に設置した後、上記配管引き出し穴から上記梁材の上に引き出された上記流体配管の先端側部分を上記機器支持台側に折り返して上記配管接続口に接続するものである(請求項1)。
また、本発明の建設機械においては、機器支持台上に設置される機器を備え、この機器のケーシングに、冷却または暖機用の流体配管が接続される配管接続口が設けられた建設機械において、平面視において上記機器支持台に隣接して配置された梁材と、平面視において上記梁材における上記機器支持台と隣接する位置に設けられているとともに上記機器支持台側に向けて開口する配管引き出し穴と、を備え、上記流体配管、上記機器支持台の下方を通過するとともに上記配管引き出し穴を介して上記梁材の上に引き出されて先端側が上記機器の外周に到達する機器回避ルートを経て配索され、上記配管引き出し穴から上記梁材の上に引き出された上記流体配管の先端側部分は、上記機器支持台側に折り返された状態で上記配管接続口に接続されているものである(請求項2)。
この建設機械及びその配管方法によれば、機器設置前に配管をしておく「配管仮置き法」をとるため、機器設置後に配管する「後配管法」と比較して基本的に配管作業の能率が良い。
しかも、機器支持台の下方という、元々機器設置の邪魔にならない位置に配管するため仮固定の必要がない。
また、機器支持台の下方は、本来デッドスペースでかつ十分広い空間であるため、新たなスペースを確保する必要もないし、配管そのものも簡単となる。
さらに、機器支持台の下方を通過して機器外周側に到達した配管先端側部分を機器に接続するため、つまり、周囲が開けた広い機器外側から配管を取回すことができるため、接続作業も容易となる。
一方、配管を、機器支持台の下方という低所に通すことから、この配管の大半部分が電線よりも低位に位置することになるため、配管からの流体漏れが発生しても、漏れた流体が電線に降りかかる可能性が低くなる。
この場合、電力または信号用の電線が接続される接続端子を、上記配管接続口よりも高い位置で上記機器のケーシングに設けるのが望ましい(請求項3)。
こうすれば、電線の全長部分を流体配管よりも高所に配索できるため、電線が漏れ流体の影響を受ける可能性がさらに低くなる。
また、上記流体配管を、上記機器支持台の下方を通過して機器の外周に到達する本体部分と、この本体部分とは別体の先端側部分と、上記本体、先端側両部分同士を接続する継手によって構成し、上記先端側部分の先端を上記配管接続口に接続するのが望ましい(請求項4)。
この構成によれば、先端側部分を機器に予め接続しておく、所謂サブ組み状態で組み付けておき、機器設置後にこの先端側部分を、スペースが広いところで継手によって本体部分に接続する手順をとることにより、配管作業の能率を一層高めることができる。
とくに、配管接続口が、たとえば縦板と機器との間のように機器設置後では接続しにくい狭い空間にある場合に有利となる。
本発明において、下部走行体と、この下部走行体上に旋回自在に搭載された上部旋回体を備え、この上部旋回体のベースとしてのアッパーフレームは、センターセクションの左右両側にサイドデッキが設けられて成り、上記機器が左右いずれか一方のサイドデッキに上記機器支持台によって設置された建設機械において、上記機器が設置されるサイドデッキを構成する上記梁材に、上記流体配管の先端側を機器の外周側に導く上記配管引き出し穴を設けるのが望ましい(請求項5)。
このように、アッパーフレームのサイドデッキに機器支持台を介して機器を支持する建設機械において、配管を、サイドデッキの梁材と機器支持台の少なくとも一方に設けた配管引き出し穴を通して機器支持台の下方から機器外周側に導く構成をとることにより、スペースの利用効率や作業能率の点でより望ましいものとなる。
本発明によると、配管作業を容易化できるとともに、流体漏れが発生しても漏れた流体が電線に降りかかる可能性が低く、安全性を高めることができる。
本発明の実施形態にかかるハイブリッドショベルにおけるアッパーフレームとその機器配置及び配管状態を示す平面図である。 図1の一部拡大図である。 図2部分の具体構造を示す斜視図である。 同平面図である。 図4のV−V線拡大断面図である。 図4のVI−VI線拡大断面図である。 制御ユニットに対する水配管の接続手順を説明するための図2相当図である。 本発明の適用対象であるハイブリッドショベルの概略側面図である。 ハイブリッドショベルにおけるアッパーフレームとその機器配置を示す平面図である。
本発明の実施形態を図1〜図7によって説明する。
実施形態は、背景技術の説明に合わせてハイブリッドショベルを適用対象としている。
実施形態において、次の点は図8,9に示す従来技術と同じである。
(i) 上部旋回体のベースとなるアッパーフレーム3は、補強部材とアタッチメント取付部材を兼ねる左右一対の縦板8,8を備えたセンターセクションCと、このセンターセクションCの左右両側に設けられた梁構造体であるサイドデッキD1,D2によって構成され、センターセクションCの後部に動力源としてのエンジン9が設置される点。
(ii) 機器として、エンジン9のたとえば右側に、発電機作用と電動機作用を行う発電電動機10が油圧ポンプ11と左右に並んで配置され、これらがエンジン9によって駆動される点。
(iii) エンジン9の左側には、エンジン冷却用のラジエータ12及び冷却ファン13に加えて、機器冷却用の冷却器14及び冷却ポンプ15が設置される点。
(iv) 右サイドデッキD2には、他の機器として、前部に、発電電動機10の動作を制御する制御ユニット(インバータ)16と、図示しないハイブリッド電源である蓄電装置が上下積層配置で設けられるとともに、その後方にタンク(たとえば燃料タンク)17が設置される点。
(v) センターセクションCのほぼ中央部に旋回駆動源としての旋回電動機が設置される場合がある点。
(vi) 機器(発電電動機10、制御ユニット16、蓄電装置)同士が、電力用または信号用の電線によって接続される点。
(vii) これら機器は冷却や暖機を必要とするため、機器同士、及び機器と冷却器14及び冷却ポンプ15が流体配管(水配管)18,19によって接続される点。
(viii) 水配管18,19のうち、制御ユニット16に流入するイン配管(図1,2,7に黒塗り矢印付きの太線で示す)18は、冷却器14−発電電動機10−制御ユニット16の経路で配索され、制御ユニット16から流出するアウト配管(同、白抜き矢印付きの太線でそれぞれ示す)19は、制御ユニット16−冷却ポンプ15−冷却器14の経路で配索される点。
(ix) 左右の縦板8,8には、適宜の位置で電線及び配管18,19を通すための複数の通し穴(一括符号「20」を付している)が設けられる点。
(x) 制御ユニット16は、右サイドデッキD2上にユニット支持台21及び図示しないマウント部材によって支持される平面視四角形のケーシング16aを備え、このケーシング16aのたとえば右側面にイン配管接続口P1、左側面にアウト配管接続口P2が設けられる点。
(xi) イン、アウト両配管(以下、一括して「水配管」という場合がある)18,19は、図示のように制御ユニット16と右縦板8の間に通され、イン配管18はここからユニット前面側経由で右側面に回り込んでイン配管接続口P1に、アウト配管19はそのままアウト配管接続口P2にそれぞれ接続される点。
実施形態においては、上記構成を前提として、イン、アウト両配管18,19が、右縦板8の配管通し穴20を通って右サイドデッキD2及びユニット支持台21の下方を左から前に通過し、先端側が制御ユニット16の外周側(前方)に到達するユニット回避ルート、すなわち、制御ユニット16をユニット支持台21上に設置するのに邪魔にならないルートで配索されている。
ここで、両水配管18,19のうち、イン配管18は、全体が一連一体の配管として構成され、制御ユニット16の設置後、図6,7に示すように先端側部分18aが配管接続口P1に接続される。
一方、アウト配管19は、配管接続口P2がケーシング左側面、すなわちケーシング16aと右縦板8の間の狭い空間に面しているため、ユニット設置後、先端をそのまま配管接続口P2に接続するのが困難となる。
そこで、アウト配管19については、ユニット支持台21の下方を通過してユニット前方に到達する本体部分19aと、この本体部分19aとは別体の先端側部分19bと、この両部分19a,19b同士を接続する継手19cによって構成され、先端側部分19bが制御ユニット16の配管接続口P2に所謂サブ組み状態で予め組み付けられる。
なお、継手19cはこのサブ組みの段階で先端側部分19bに取付けておいてもよいし、後で取付けるようにしてもよい。
そして、ユニット設置後、両部分19a,19bが継手19cにより接続されてアウト配管19が構成される。
この場合、イン配管18の先端側部分18a、及びアウト配管19の本体部分19aの先端部がユニット設置の邪魔にならないように、図6の二点鎖線及び図7実線で示すようにこれらを前向きにしておき、ユニット設置後、後向きに折り返して配管接続口P1または継手19cに接続するのが望ましい。
また、図3,4に示すように、右サイドデッキD2を構成する梁材のうち制御ユニット16の前方に位置する前部梁材22の左右方向中間部に配管引き出し穴23が設けられ、イン、アウト両配管18,19がユニット支持台21の下方からこの配管引き出し穴23を通してユニット前方に引き出される。
一方、図2,3,5に示すように、制御ユニット16のケーシング前面、すなわち、水配管18,19用の配管接続口P1,P2とは異なる面に接続端子Jが設けられ、電線(電力、信号両ケーブル)24がこの接続端子Jに接続される。
ここで、図5に示すように接続端子Jは配管接続口P1,P2よりも高位置に設けられている。図5中、αはこれらの高さ方向の位置ずれ量を示す。
実施形態によると、ユニット設置前に水配管18,19を配索しておく「配管仮置き法」をとるため、ユニット設置後に配管する「後配管法」と比較して基本的に配管作業の能率が良い。
しかも、ユニット支持台21の下方という、元々ユニット設置の邪魔にならない位置に配管するため、配管18,19を仮固定する必要がない。
また、ユニット支持台21の下方は、本来デッドスペースでかつ十分広い空間であるため、新たなスペースを確保する必要もないし、配管そのものも簡単となる。
さらに、ユニット支持台21の下方を通過してユニット外周側に到達した配管先端側部分(イン配管18の先端側部分18a、及びアウト配管19の本体部分19a)を折り返して制御ユニット16に接続するため、つまり、周囲が開けた広いユニット外側から配管を取回すことができるため、接続作業も容易となる。
以上の点で、制御ユニット16に対する配管作業を格段に容易化し、作業能率を上げることができる。
加えて、配管18,19を、ユニット支持台21の下方という低所に通すことから、この配管18,19の大半部分が電線24よりも低位に位置することになるため、もし配管18,19からの流体漏れが発生しても、漏れた流体が電線24に降りかかる可能性が低くなる。
この場合、実施形態では、接続端子Jを、制御ユニット16のケーシング16aに対し、配管接続口P1,P2よりも高い位置に設けているため、電線24の全長部分を配管18,19よりも高所に配索することができる。
また、接続端子Jを配管接続口P1,P2と異なる面(前面)に設けているため、配管接続部分やその近くの配管からの水漏れが発生しても、漏れた水が直接電線24または接続端子Jに降りかかるおそれがない。
これらの点により、電線24または接続端子Jが漏れ流体の影響を受ける可能性を低くすることができる。
さらに、実施形態によると、次の効果を得ることができる。
(I) アウト配管19を、ユニット支持台21の下方を通過してユニット外周(前方)に到達する本体部分19aと、この本体部分19aとは別体の先端側部分19bと、これら本体、先端側両部分19a,19b同士を接続する継手19cによって構成し、先端側部分19bの先端を配管接続口P2に接続する構成をとっているため、前記のように先端側部分19bを制御ユニット16に予め接続しておく、所謂サブ組み状態で組み付けておき、機器設置後にこの先端側部分19bを、スペースが広いところで継手19cによって本体部分19aに接続する手順をとることにより、配管作業の能率を一層高めることができる。
とくに、実施形態では、配管接続口P2が、右縦板8と制御ユニット16の間という、ユニット設置後では接続しにくい狭い空間にあるため、作業上有利となる。
(II) 配管18,19を、右サイドデッキDの梁材23に設けた配管引き出し穴24を通してユニット支持台21の下方からユニット前方に導くため、スペースの利用効率や作業能率の点でより望ましいものとなる。
(III) 接続端子Jを、右サイドデッキD2の車幅方向の外側(右側)を避けて前側に設けているため、旋回時に、万一、右サイドデッキD2に設置された制御ユニット16が外部障害物と接触することがあっても、接続端子Jには被害が及ぶ可能性が低い。このため、断線による制御停止等の深刻なトラブルを回避することができる。
他の実施形態
(1) 上記実施形態では、両水配管18,19をユニット支持台21の下方を通ってユニット前方に引き出す構成をとったが、ユニット前方以外に空き空間がある場合は両水配管18,19をその空き空間側に引き出してもよい。
(2) 配管引き出し穴23は、右サイドデッキD2を構成する梁材、またはこの梁材とユニット支持台21の双方に設けてもよい。
(3) 上記実施形態では、制御ユニット16とその水配管18,19を例にとったが、他の機器とその流体配管についても上記実施形態と同様適用することができる。
(4) 上記実施形態では、アウト配管19のみについて本体部分19aと先端側部分19bと継手19cで構成したが、イン配管18、またはイン、アウト両配管18,19の双方を上記のように構成してもよい。
(5) 本発明はショベルに限らず、ショベルを母体として構成されるハイブリッド式の解体機や破砕機等の他のハイブリッド建設機械にも、またハイブリッド建設機械に限らず、発電電動機(発電機)によって吸着・釈放の磁力を発生させるリフティングマグネット装置を搭載したショベルにも適用することができる。
1 下部走行体
2 上部旋回体
3 アッパーフレーム
C アッパーフレームのセンターセクション
D1 同、左サイドデッキ
D2 同、右サイドデッキ
10 機器としての発電電動機
16 同、制御ユニット
16a 制御ユニットのケーシング
P1,P2 配管接続口
J 接続端子
18 流体配管である水配管のうちイン配管
18a イン配管の先端側部分
19 流体配管である水配管のうちアウト配管
19a アウト配管の本体
19b 同、先端側部分
19c 同、継手
21 ユニット支持台(機器支持台)
22 右サイドデッキを構成する前部梁材
23 配管引き出し穴
24 電線

Claims (5)

  1. 機器支持台上に設置される機器を備え、この機器のケーシングに、冷却または暖機用の流体配管が接続される配管接続口が設けられた建設機械の配管方法であって、
    前記建設機械は、
    平面視において上記機器支持台に隣接して配置された梁材と、
    平面視において上記梁材における上記機器支持台と隣接する位置に設けられているとともに上記機器支持台側に向けて開口する配管引き出し穴と、を備え、
    記流体配管を、上記機器支持台の下方を通過するとともに上記配管引き出し穴を介して上記梁材の上に引き出されて先端側が上記機器の外周側に到達する機器回避ルートで配索し、
    記機器を機器支持台上に設置した後、
    上記配管引き出し穴から上記梁材の上に引き出された上記流体配管の先端側部分を上記機器支持台側に折り返して上記配管接続口に接続することを特徴とする建設機械の配管方法。
  2. 機器支持台上に設置される機器を備え、この機器のケーシングに、冷却または暖機用の流体配管が接続される配管接続口が設けられた建設機械において、
    平面視において上記機器支持台に隣接して配置された梁材と、
    平面視において上記梁材における上記機器支持台と隣接する位置に設けられているとともに上記機器支持台側に向けて開口する配管引き出し穴と、を備え、
    記流体配管、上記機器支持台の下方を通過するとともに上記配管引き出し穴を介して上記梁材の上に引き出されて先端側が上記機器の外周に到達する機器回避ルートを経て配索され、
    上記配管引き出し穴から上記梁材の上に引き出された上記流体配管の先端側部分は、上記機器支持台側に折り返された状態で上記配管接続口に接続されていることを特徴とする建設機械。
  3. 電力または信号用の電線が接続される接続端子を、上記配管接続口よりも高い位置で上記機器のケーシングに設けたことを特徴とする請求項2記載の建設機械。
  4. 上記流体配管を、上記機器支持台の下方を通過して機器の外周に到達する本体部分と、この本体部分とは別体の先端側部分と、上記本体、先端側両部分同士を接続する継手によって構成し、上記先端側部分の先端を上記配管接続口に接続したことを特徴とする請求項2または3記載の建設機械。
  5. 下部走行体と、この下部走行体上に旋回自在に搭載された上部旋回体を備え、この上部旋回体のベースとしてのアッパーフレームは、センターセクションの左右両側にサイドデッキが設けられて成り、上記機器が左右いずれか一方のサイドデッキに上記機器支持台によって設置された建設機械において、上記機器が設置されるサイドデッキを構成する上記梁材に、上記流体配管の先端側を機器の外周側に導く上記配管引き出し穴を設けたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の建設機械。
JP2014160015A 2014-08-06 2014-08-06 建設機械及びその配管方法 Expired - Fee Related JP6107764B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014160015A JP6107764B2 (ja) 2014-08-06 2014-08-06 建設機械及びその配管方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014160015A JP6107764B2 (ja) 2014-08-06 2014-08-06 建設機械及びその配管方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016037716A JP2016037716A (ja) 2016-03-22
JP6107764B2 true JP6107764B2 (ja) 2017-04-05

Family

ID=55529037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014160015A Expired - Fee Related JP6107764B2 (ja) 2014-08-06 2014-08-06 建設機械及びその配管方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6107764B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4690874B2 (ja) * 2005-12-01 2011-06-01 株式会社日立製作所 特殊車両用インバータ装置
JP2008019675A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械のリターン回路
JP5254821B2 (ja) * 2009-01-23 2013-08-07 株式会社クボタ 旋回作業機
JP5484967B2 (ja) * 2010-03-11 2014-05-07 日立建機株式会社 建設機械
JP5562901B2 (ja) * 2011-05-16 2014-07-30 日立建機株式会社 建設機械
JP2013165607A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業車両の電力変換装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016037716A (ja) 2016-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10161101B2 (en) Construction machine
JP6075338B2 (ja) ハイブリッド建設機械
JP5564673B2 (ja) 電気駆動式建設機械
JP6241374B2 (ja) 建設機械
JP2013117189A (ja) 作業機械
JP2004285702A (ja) スイング式油圧ショベルの配管取り回し構造
JP5562763B2 (ja) 建設機械
JP6107764B2 (ja) 建設機械及びその配管方法
JP5325261B2 (ja) 建設機械
JP5549706B2 (ja) ハイブリッド建設機械
JP2006224812A (ja) 建設機械
JP5578114B2 (ja) ハイブリッド建設機械の配線構造
US20230417014A1 (en) Construction Equipment
JP2011106786A (ja) 建設機械の熱交換装置
JP5845158B2 (ja) 建設機械
JP2016053261A (ja) 建設機械
JP5810784B2 (ja) 建設機械
JP2024012017A (ja) 電動式作業機械
EP4306724A1 (en) Electric work machine
JP6961635B2 (ja) 建設機械
JP2015183379A (ja) 上部旋回体
KR20240010429A (ko) 전기 작업 기계
JP6156130B2 (ja) 建設機械
JP2013140006A (ja) 熱交換器用の流体充填手段および動力機械
JP2015209708A (ja) 建設機械

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6107764

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees