JP5247923B1 - 端末、その制御方法、及び制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、無線LANによる円滑な通信の実現に伴うユーザの利便性の低下を解消することを可能とする端末等を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る端末(2’)は、スキャンを実行してアクセス可能なアクセスポイントを検知し、アクセス可能なアクセスポイントのうちの一つに接続する通信部(21)と、端末を携帯するユーザの移動に係るデータを出力するセンサ(23、24)と、所定の状態検知開始条件が成立した場合に、センサを起動し、当該センサから出力されたデータに基づいてユーザが移動状態にあるか否かを判定する状態検知部(271’)と、ユーザが移動状態にあると判定された場合に、アクセス可能なアクセスポイントのうち、所定時間間隔で所定回数スキャンを実行した結果、連続して検知された同一のアクセス可能なアクセスポイントを接続の対象とする接続制御部(273’)とを有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、無線LAN通信機能を有する端末、その制御方法、及び制御プログラムに関する。
近年、パーソナルコンピュータを始め、携帯電話、ポータブルゲーム機等の様々な携帯端末への無線LAN(Local Area Network)通信機能の標準搭載が進みつつある(例えば、特許文献1を参照)。
携帯端末がアクセスポイントを介してインターネット等に接続しようとする場合に、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11規格の無線通信方式では、携帯端末とアクセスポイントとの間でアソシエーションと呼ばれる所定の手順が行われ、アクセスポイントに対して携帯端末の存在を識別させることが規定されている。
図13は、このような従来の無線LAN通信システムの動作シーケンスの一例を示す図である。
携帯端末は、接続したいネットワークのESSID(Extended Service Set Identifier)を含むプローブ要求をブロードキャストする(ステップS1300)。
アクセスポイントは、受信したプローブ要求に含まれるESSIDが自身のESSIDと同じである場合に、プローブ応答を返信する(ステップS1302)。プローブ応答には、アクセスポイントのBSSID(Basic Service Set Identifier)、暗号方式、認証方式、通信速度等のパラメータが含まれる。
携帯端末は、アクセスポイントに認証要求を送信する(ステップS1304)。
アクセスポイントは、所定のアルゴリズムを用いて携帯端末を認証するか否かを決定し、その結果を含む認証応答を返信する(ステップS1306)。一般に、携帯端末のMAC(Media Access Control)アドレスを識別子として認証が行われる。
携帯端末は、アクセスポイントにより認証されたことを確認した後に、アクセスポイントにアソシエーション(接続)要求を送信する(ステップS1308)。アソシエーション要求には、ESSID、サポートレート、ポーリング利用要否等のパラメータが含まれる。
アクセスポイントは、認証したMACアドレスであり、受信したアソシエーション要求に含まれるパラメータがすべて自身に対応していることを確認した後に、アソシエーション応答を返信する(ステップS1310)。
以上の手順により、携帯端末は、データフレームを送信できるようになる(ステップS1312)。
特開2011−259159号公報
ところで、一般に、複数のアクセスポイントが存在する場合に、携帯端末は、すべてのチャネルをスキャンし、最も信号の強いアクセスポイントに接続を試みる。また、通信の途中でも、現在のアクセスポイントより信号の強いアクセスポイントが検知された場合に、携帯端末は、より信号の強いアクセスポイントに接続を試みる。したがって、近距離に複数のアクセスポイントが存在する場合に、携帯端末は接続先を頻繁に切り替えることがあり、円滑な通信が妨げられることがあった。
例えば、ユーザが、電車、バス、タクシー等、高速で移動可能であり、アクセスポイントのサービスエリア外に短時間に移動可能である車両で移動している場合に、携帯端末は、走行中は車内のアクセスポイントに接続し、停車中は車外の(より信号の強い)アクセスポイントに接続するというように、接続先を切り替えることがある。しかしながら、発車と停車とが頻繁に繰り返されると、接続先も頻繁に切り替わることになり、円滑な通信が妨げられることがあった。
このような従来の課題に対して、GPS(Global Positioning System)ユニット、加速度センサ、地磁気センサ等のセンサを用いてユーザが所定の車両で移動しているか否かを判定し、所定の車両で移動している場合に、アクセスポイントとの接続を制限することが考えられる。例えば、アクセスポイントのうち、所定時間間隔で所定回数スキャンを実行した結果、連続して検知された同一のアクセスポイントのみに接続を制限する。これにより、円滑な通信が可能となる。
しかしながら、そのためには、センサを常時動作させておかなければならず、電力消費が増大することにより、電池の持ちが悪くなる可能性があった。また、所定の車両で移動している場合に、アクセスポイントとの接続が一様に制限されることにより、ユーザは自身のモバイル無線LANルータ等との接続にも長時間待機しなければならなかった。したがって、ユーザの利便性が大きく損なわれる可能性があった。
本発明は、このような従来の課題を解決すべくなされたものであり、無線LANによる円滑な通信の実現に伴うユーザの利便性の低下を解消することを可能とする端末、その制御方法、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る端末は、無線LANのアクセスポイントに無線により接続可能な端末であって、スキャンを実行してアクセス可能なアクセスポイントを検知し、アクセス可能なアクセスポイントのうちの一つに接続する通信部と、端末を携帯するユーザの移動に係るデータを出力するセンサと、所定の状態検知開始条件が成立した場合に、センサを起動し、当該センサから出力されたデータに基づいてユーザが移動状態にあるか否かを判定する状態検知部と、ユーザが移動状態にあると判定された場合に、アクセス可能なアクセスポイントのうち、所定時間間隔で所定回数スキャンを実行した結果、連続して検知された同一のアクセス可能なアクセスポイントを接続の対象とする接続制御部とを有する。
また、本発明に係る端末において、所定の状態検知終了条件が成立した場合に、状態検知部は、センサを停止することが好ましい。
また、本発明に係る端末において、接続制御部は、アクセス可能なアクセスポイントのうち、所定のネットワークに属するアクセス可能なアクセスポイントも接続の対象とすることが好ましい。
また、本発明に係る端末において、接続制御部は、アクセス可能なアクセスポイントのうち、過去に接続したことがあるアクセス可能なアクセスポイントも接続の対象とすることが好ましい。
また、本発明に係る端末において、状態検知部による直近の状態検知から所定時間が経過した場合に、接続制御部は、アクセス可能なアクセスポイントのすべてを接続の対象とすることが好ましい。
本発明に係る端末の制御方法は、無線LANのアクセスポイントに無線により接続可能な端末の制御方法であって、端末は、当該端末を携帯するユーザの移動に係るデータを出力するセンサを有し、端末が、所定の状態検知開始条件が成立した場合に、センサを起動し、当該センサから出力されたデータに基づいてユーザが移動状態にあるか否かを判定し、ユーザが移動状態にあると判定された場合に、スキャンを実行してアクセス可能な第1のアクセスポイント群を検知し、所定時間が経過した後に、再度スキャンを実行してアクセス可能な第2のアクセスポイント群を検知し、第1のアクセスポイント群及び第2のアクセスポイント群のいずれにも含まれる同一のアクセス可能なアクセスポイントのうちの一つに接続する。
本発明に係る端末の制御プログラムは、無線LANのアクセスポイントに無線により接続可能な端末の制御プログラムであって、端末は、当該端末を携帯するユーザの移動に係るデータを出力するセンサを有し、端末に、所定の状態検知開始条件が成立した場合に、センサを起動し、当該センサから出力されたデータに基づいてユーザが移動状態にあるか否かを判定し、ユーザが移動状態にあると判定された場合に、スキャンを実行してアクセス可能な第1のアクセスポイント群を検知し、所定時間が経過した後に、再度スキャンを実行してアクセス可能な第2のアクセスポイント群を検知し、第1のアクセスポイント群及び第2のアクセスポイント群のいずれにも含まれる同一のアクセス可能なアクセスポイントのうちの一つに接続することを実行させる。
本発明に係る端末、その制御方法、及び制御プログラムは、所定の状態検知開始条件が成立した場合にセンサを起動し、所定の状態検知終了条件が成立した場合にセンサを停止することにより、電力消費を抑制する。また、アクセスポイントのうち、所定のアクセスポイントのみを接続制限の対象とすることにより、アクセスポイントとの接続に要する平均待機時間を短縮する。これにより、無線LANによる円滑な通信の実現に伴うユーザの利便性の低下を解消することを可能とする。
想定される状況の一例を示す図である。 無線LAN通信システムの概略構成の一例を示す図である。 携帯端末の概略構成の一例を示す図である。 状態検知部の動作フローの一例を示す図である。 接続制御部の動作フローの一例を示す図である。 第2の実施形態における携帯端末の概略構成の一例を示す図である。 状態検知部の動作フローの一例を示す図である。 接続制御部の動作フローの一例を示す図である。 接続制御部の動作フローの一例を示す図である。 第3の実施形態における接続制御部の動作フローの一例を示す図である。 状態検知部の動作フローの一例を示す図である。 接続制御部の動作フローの一例を示す図である。 従来の無線LAN通信システムの動作シーケンスの一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(第1の実施形態)
本実施形態では、ユーザは、電車、バス、タクシー等、所定速度以上で移動可能であり、アクセスポイントのサービスエリア外に所定時間内(例えば、t分間隔でn回スキャンを実行する場合は、t×(n−1)分以内)に移動可能である乗り物(以下「所定の乗り物」という。)で移動するものとし、移動中に携帯端末から無線LANに接続するものとする。
図1は、このような状況の一例を示す図である。
ユーザは、携帯端末を所持しながら乗り物に乗る。携帯端末から無線LANへの接続はオンにされているとする。そして、乗り物が出発した後に、ユーザは、ボタンの押下等により、携帯端末の画面をオンにする(時刻(a))。
携帯端末は、ユーザが所定の乗り物で移動している状態(以下「移動状態」という。)にあるか否かを判定する。そして、ユーザが移動状態にあると判定されると、携帯端末は、接続制限モードに移行する(時刻(b))。
接続制限モードでは、携帯端末は、スキャンを実行し、周囲のアクセス可能なアクセスポイントを検知する。そして、携帯端末は、通常の手順では、最も信号の強いアクセスポイントに接続を試みるところ、本発明では、アクセスポイントを記録するに留め、いずれのアクセスポイントにも接続を試みない(時刻(c))。
前回のスキャンから所定時間(例えば、2分間)が経過した後に、携帯端末は、再度スキャンを実行し、周囲のアクセス可能なアクセスポイントを検知する。スキャンの実行回数が所定回数(例えば、2回)未満であれば、携帯端末は、アクセスポイントを記録した後に、再度、以上の手順を実行する。一方、スキャンの実行回数が所定回数以上であれば、携帯端末は、各回のスキャンで検知されたアクセスポイントを照合し、いずれのスキャンでも検知された同一のアクセスポイント(以下「固定アクセスポイント」という。)に接続を試みる(時刻(d))。
一旦固定アクセスポイントとの接続が確立されると、次回以降のスキャンでより信号の強いアクセスポイントが検知されたとしても、携帯端末は、固定アクセスポイント以外のアクセスポイントには接続を試みない(時刻(e)及び(f))。
乗り物が目的地に到着した後に、ユーザは、乗り物を降りて移動する。携帯端末は、定期的に、ユーザが移動状態にあるか否かを判定している。そして、ユーザが所定の乗り物以外の移動手段(例えば、徒歩)で移動している状態にあり、移動状態にないと判定されると、携帯端末は、通常モードに移行する(時刻(g))。
通常モードでは、携帯端末は、アクセスポイントに接続済みであれば、その接続を切断した後に、通常の手順でアクセスポイントに接続を試みる。即ち、携帯端末は、スキャンを実行し、周囲のアクセス可能なアクセスポイントを検知し、最も信号の強いアクセスポイントに接続を試みる(時刻(h))。
図2は、無線LAN通信システム1の概略構成の一例を示す図である。
無線LAN通信システム1は、無線LAN通信機能を有する携帯端末2と、無線LANのアクセスポイント3とを有する。携帯端末2は、アクセスポイント3と、そのサービスエリア4内で無線通信を行うことができる。
また、アクセスポイント3は、バックボーンネットワーク5に接続される。バックボーンネットワーク5には、イーサネット(登録商標)等の有線LANにより、携帯端末2のユーザを認証するための認証サーバ7が接続される。
認証サーバ7によりユーザが認証されることにより、携帯端末2は、バックボーンネットワーク5とインターネット8とを中継するゲートウェイ6を介して、インターネット8に接続することができる。したがって、携帯端末2は、インターネット8に接続されるサーバ9と通信を行うことができる。
図3は、携帯端末2の概略構成の一例を示す図である。
携帯端末2は、アクセスポイント3、バックボーンネットワーク5、ゲートウェイ6、及びインターネット8を介してサーバ9に接続し、サーバ9と通信を行う。また、携帯端末2は、ユーザの所在位置、状態等を検知する。そのために、携帯端末2は、通信部21と、記憶部22と、GPS部23と、各種センサ24と、操作部25と、表示部26と、処理部27とを有する。
通信部21は、主に2.4GHz帯を感受帯域とするアンテナを含む、通信インターフェース回路を有し、携帯端末2をバックボーンネットワーク5に接続する。通信部21は、アクセスポイント3との間でIEEE802.11規格の無線通信方式による無線通信回線を確立し、アクセスポイント3との間で通信を行う。そして、通信部21は、アクセスポイント3から受信したデータを、処理部27に与える。また、通信部21は、処理部27から与えられたデータを、アクセスポイント3に送信する。
記憶部22は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置、及び光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを有する。記憶部22は、処理部27での処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、記憶部22は、ドライバプログラムとして、操作部25を制御する入力デバイスドライバプログラム、表示部26を制御する出力デバイスドライバプログラム等を記憶する。また、記憶部22は、オペレーティングシステムプログラムとして、IEEE802.11規格の無線通信方式を実行する接続制御プログラム等を記憶する。また、記憶部22は、アプリケーションプログラムとして、ユーザが移動状態にあるか否かを判定する状態検知プログラム、ウェブページを取得及び表示するウェブブラウザプログラム、電子メールを送信及び受信する電子メールプログラム等を記憶する。また、記憶部22は、データとして、ユーザの状態、即ちユーザが移動状態にあるか否かを示すデータ、スキャンの実行回数、アクセスポイント3のBSSID、固定アクセスポイント3のBSSID、映像データ、画像データ等を記憶する。さらに、記憶部22は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
GPS部23は、主に1.5GHz帯を感受帯域とするアンテナを含む、GPS回路を有し、不図示のGPS衛星からGPS信号を受信する。GPS部23は、そのGPS信号をデコードし、時刻情報等を取得する。そして、GPS部23は、その時刻情報等に基づいてGPS衛星から携帯端末2までの擬似距離を計算し、その擬似距離を代入して得られる連立方程式を解くことにより、携帯端末2の位置(緯度、経度、高度等)及び誤差を算出する。GPS部23の出力データは、各種センサ24の出力データと共に、処理部27によるユーザの状態の検知に利用される。
各種センサ24は、ユーザの加速度、傾き、振動、方角等を示すデータを出力するものであり、例えば、加速度センサ、地磁気センサ等である。各種センサ24の出力データは、処理部27によるユーザの状態の検知に利用される。
操作部25は、携帯端末2の操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパッド、キーボード等である。ユーザは、このデバイスを用いて、文字、数字等を入力することができる。操作部25は、ユーザにより操作されると、その操作に対応する信号を発生する。そして、発生した信号は、ユーザの指示として、処理部27に入力される。
表示部26も、映像、画像等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。表示部26は、処理部27から供給される映像データに応じた映像、画像データに応じた画像等を表示する。
処理部27は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。処理部27は、携帯端末2の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。即ち、処理部27は、携帯端末2の各種の処理が記憶部22に記憶されているプログラム、操作部25の操作等に応じて適切な手順で実行されるように、通信部21、表示部26等の動作を制御する。処理部27は、記憶部22に記憶されているプログラム(ドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、処理部27は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
処理部27は、状態検知部271と、オペレーティングシステム272と、接続制御部273とを有する。処理部27が有するこれらの各部は、処理部27が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、処理部27が有するこれらの各部は、ファームウェアとして携帯端末2に実装されてもよい。
状態検知部271は、定期的に、GPS部23からユーザの所在位置を示すデータを取得し、また、各種センサ24からユーザの加速度、傾き、振動、方角等を示すデータを取得し、それらのデータに基づいて、ユーザが移動状態にあるか否かを判定する。そして、ユーザの状態が変化していれば、状態検知部271は、ユーザの状態を接続制御部273に通知する。なお、処理の詳細については後述する。
オペレーティングシステム272は、アプリケーションから共通して利用される基本的な機能を実現し、携帯端末2全体を制御するものであり、例えば、Android(登録商標)OS、iOS(登録商標)等である。また、オペレーティングシステム272は、状態検知部271と接続制御部273との間で、ユーザの状態、アクセスポイント3との接続状態等の通知を中継する。
接続制御部273は、IEEE802.11規格の無線通信方式を実行する。また、接続制御部273は、状態検知部271からユーザの状態が通知されると、その状態及び直近の動作モードに応じて、通常モード及び接続制限モードのいずれか一方で動作する。通常モードでは、接続制御部273は、IEEE802.11規格の無線通信方式で規定されている通常の手順で、アクセスポイント3に接続する。一方、接続制限モードでは、接続制御部273は、所定の手順で、アクセスポイント3に接続する。なお、処理の詳細については後述する。
以下、状態検知部271による処理について説明する。
無線LANへの接続がオンにされている状態において、表示部26がオンにされたことが検知されると、状態検知部271は、記憶部22に記憶されているユーザの状態を、「非移動状態」に初期化する。
状態検知部271は、GPS部23からユーザの所在位置を示すデータを取得し、また、各種センサ24からユーザの加速度、傾き、振動、方角等を示すデータを取得し、それらのデータに基づいて、ユーザが移動状態にあるか否かを判定する。なお、ユーザの状態の検知には、特開2011−180023号公報、特開2011−171908号公報、特開2009−204429号公報等に記載されている方法を利用することが可能である。
記憶部22に記憶されているユーザの状態が「非移動状態」である場合に、ユーザが移動状態にあると判定されると、状態検知部271は、その状態を「移動状態」に変更する。また、状態検知部271は、その状態「移動状態」を接続制御部273に通知する。
一方、記憶部22に記憶されているユーザの状態が「移動状態」である場合に、ユーザが移動状態にないと判定されると、状態検知部271は、その状態を「非移動状態」に変更する。また、状態検知部271は、その状態「非移動状態」を接続制御部273に通知する。
次に、接続制御部273による処理について説明する。
無線LANへの接続がオンにされている状態において、表示部26がオンにされたことが検知されると、接続制御部273は、通常モードで動作を開始する。
通常モードでは、接続制御部273は、IEEE802.11規格の無線通信方式で規定されている通常の手順で、アクセスポイント3に接続する。
アクセスポイント3のサービスエリア外への移動等により、アクセスポイント3との接続が切断されたことが検知されると、接続制御部273は、再度、以上の手順を実行する。
また、状態検知部271からユーザの状態「移動状態」が通知されると、接続制御部273は、接続制限モードに移行する。
接続制限モードでは、接続制御部273は、記憶部22に記憶されているスキャンの実行回数を、「0」に初期化する。
接続制御部273は、通信部21を介してスキャンを実行し、周囲のアクセス可能なアクセスポイント3を検知すると共に、記憶部22に記憶されているスキャンの実行回数を1だけ増加させる。そして、接続制御部273は、検知されたアクセスポイント3のBSSIDを、記憶部22に格納する。
接続制御部273は、所定時間待機する。
所定時間が経過した後に、接続制御部273は、通信部21を介して再度スキャンを実行し、周囲のアクセス可能なアクセスポイント3を検知すると共に、記憶部22に記憶されているスキャンの実行回数を1だけ増加させる。スキャンの実行回数が所定回数未満であれば、接続制御部273は、検知されたアクセスポイント3のBSSIDを記憶部22に格納した後に、再度、以上の手順を実行する。
一方、スキャンの実行回数が所定回数以上であれば、接続制御部273は、検知されたアクセスポイント3のBSSIDと、記憶部22に記憶されているアクセスポイント3のBSSIDとを照合し、BSSIDが同一のアクセスポイント(以下「固定アクセスポイント」という。)3を特定する。そして、固定アクセスポイント3が特定されれば、接続制御部273は、特定された固定アクセスポイント3のBSSIDを、記憶部22に格納する。一方、固定アクセスポイント3が特定されなければ、接続制御部273は、再度、以上の手順を実行する。
接続制御部273は、通信部21を介して、固定アクセスポイント3のいずれか一つに接続を試みる。そして、一旦固定アクセスポイント3のいずれか一つとの接続が確立されると、以降のスキャンでより信号の強いアクセスポイント3が検知されたとしても、そのアクセスポイント3のBSSIDが、記憶部22に記憶されている固定アクセスポイント3のBSSIDに含まれていなければ、接続制御部273は、そのアクセスポイント3には接続を試みない。
固定アクセスポイント3のサービスエリア外への移動等により、固定アクセスポイント3との接続が切断されたことが検知されると、接続制御部273は、再度、以上の手順を実行する。
また、状態検知部271からユーザの状態「非移動状態」が通知されると、接続制御部273は、通常モードに移行する。
図4は、状態検知部271の動作フローの一例を示す図である。なお、以下に説明する動作フローは、予め記憶部22に記憶されているプログラムに基づいて、主に処理部27により、携帯端末2の各要素と協働して実行される。
無線LANへの接続がオンにされている状態において、表示部26がオンにされたことが検知されると、状態検知部271は、記憶部22に記憶されているユーザの状態を、「非移動状態」に初期化する(ステップS400)。
状態検知部271は、ユーザが移動状態にあるか否かを判定する(ステップS402)。
記憶部22に記憶されているユーザの状態が「非移動状態」である場合に、ユーザが移動状態にないと判定されると(ステップS404−No)、状態検知部271は、ステップS402に戻る。
一方、ユーザが移動状態にあると判定されると(ステップS404−Yes)、状態検知部271は、ユーザの状態を「移動状態」に変更する(ステップS406)。
また、状態検知部271は、ユーザの状態「移動状態」を接続制御部273に通知する(ステップS408)。
一方、記憶部22に記憶されているユーザの状態が「移動状態」である場合に、ユーザが移動状態にあると判定されると(ステップS404−No)、状態検知部271は、ステップS402に戻る。
一方、ユーザが移動状態にないと判定されると(ステップS404−Yes)、状態検知部271は、ユーザの状態を「非移動状態」に変更する(ステップS406)。
また、状態検知部271は、ユーザの状態「非移動状態」を接続制御部273に通知する(ステップS408)。
そして、状態検知部271は、ステップS402に戻る。
図5は、接続制御部273の動作フローの一例を示す図である。
無線LANへの接続がオンにされている状態において、表示部26がオンにされたことが検知されると、接続制御部273は、通常モードで動作を開始する(ステップS500)。
通常モードでは、接続制御部273は、IEEE802.11規格の無線通信方式で規定されている通常の手順で、アクセスポイント3に接続する(ステップS520)。
アクセスポイント3との接続が切断されたことが検知されると(ステップS502−Yes)、接続制御部273は、ステップS500に戻る。
また、状態検知部271からユーザの状態が通知されない、又は「非移動状態」が通知されると(ステップS504−No)、接続制御部273は、ステップS502に戻る。
一方、ユーザの状態「移動状態」が通知されると(ステップS504−Yes)、接続制御部273は、接続制限モードに移行する(ステップS506)。
接続制限モードでは、接続制御部273は、記憶部22に記憶されているスキャンの実行回数を、「0」に初期化する(ステップS540)。
接続制御部273は、通信部21を介してスキャンを実行し、周囲のアクセス可能なアクセスポイント3を検知すると共に、記憶部22に記憶されているスキャンの実行回数を1だけ増加させる(ステップS542)。
接続制御部273は、検知されたアクセスポイント3のBSSIDを、記憶部22に格納する(ステップS544)。
接続制御部273は、所定時間待機する(ステップS546)。
所定時間が経過した後に、接続制御部273は、通信部21を介して再度スキャンを実行し、周囲のアクセス可能なアクセスポイント3を検知すると共に、記憶部22に記憶されているスキャンの実行回数を1だけ増加させる(ステップS548)。
記憶部22に記憶されているスキャンの実行回数が所定回数未満であれば(ステップS550−No)、接続制御部273は、ステップS544に戻る。
一方、スキャンの実行回数が所定回数以上であれば(ステップS550−Yes)、接続制御部273は、検知されたアクセスポイント3のBSSIDと、記憶部22に記憶されているアクセスポイント3のBSSIDとを照合し、固定アクセスポイント3を特定する(ステップS552)。
固定アクセスポイント3が特定されなければ(ステップS554−No)、接続制御部273は、ステップS540に戻る。
一方、固定アクセスポイント3が特定されれば(ステップS554−Yes)、接続制御部273は、特定された固定アクセスポイント3のBSSIDを、記憶部22に格納する(ステップS556)。
接続制御部273は、通信部21を介して、固定アクセスポイント3のいずれか一つに接続する(ステップS558)。
固定アクセスポイント3との接続が切断されたことが検知されると(ステップS508−Yes)、接続制御部273は、ステップS506に戻る。
また、状態検知部271からユーザのステータスが通知されない、又は「移動状態」が通知されると(ステップS510−No)、接続制御部273は、ステップS508に戻る。
一方、ユーザのステータス「非移動状態」が通知されると(ステップS510−Yes)、接続制御部273は、通常モードに移行する(ステップS500)。
以上説明してきたように、所定時間間隔で所定回数スキャンを実行した結果連続して検知された同一のアクセスポイントに接続し、そのアクセスポイントとの接続を維持することにより、円滑な通信が可能となる。
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、無線LANへの接続がオンにされた場合に、状態検知部271は、定期的に、ユーザが移動状態にあるか否かを判定するとしたが、状態検知部271は、無線LANに接続済みである場合、及び無線LANへの接続がオフにされた場合に、その動作を停止し、無線LANとの接続が切断された場合、及び無線LANへの接続がオンにされた場合に、その動作を再開してもよい。これにより、電池の消費量を抑えることが可能となる。
また、表示部26(例えば、液晶ディスプレイ)がオフにされると、ユーザは目視で接続状況、コンテンツ等を確認できないため、状態検知部271は、表示部26がオフにされた場合に、その動作を停止し、表示部26がオンにされた場合に、その動作を再開してもよい。これにより、電池の消費量をさらに抑えることが可能となる。
また、表示部26がオフにされる場合として、ユーザにより手動でオフにされる場合、タイムアウト等により自動でオフにされる場合等があるが、自動でオフにされる場合においては、その直後に、ユーザにより手動でオンにされることもあるため、状態検知部271は、表示部26がオフにされてから所定時間(例えば、30秒間)が経過した後に、その動作を停止してもよい。これにより、ユーザの利便性を損なうことなく、電池の消費量を抑えることが可能となる。
また、状態検知部271は、ユーザ及び/又はサーバからの指示により、その動作を停止及び再開してもよい。これにより、電池の消費量を制御することが可能となる。
また、本実施形態では、接続制御部273は、2分間隔で2回スキャンを実行し、アクセスポイント3を検知するとしたが、それら以外の時間間隔及び/又は回数を採用してもよい。また、スキャン実行の時間間隔及び/又は回数は、ユーザ及び/又はシステムが設定ファイル等により変更可能としてもよい。これにより、様々な移動手段、通信環境等に対応することが可能となる。
また、本実施形態による処理部27が有する各機能をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムは、磁気記録媒体、光記録媒体等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録された形で提供されてもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、携帯端末2は、GPS部23及び各種センサ24を常時動作させていた。また、GPS部23及び各種センサ24を用いてユーザが移動状態にあると判定した場合に、携帯端末2は、アクセスポイント3との接続を一様に制限していた。しかしながら、携帯端末2は、所定の条件が成立した場合のみに、GPS部23及び各種センサ24を動作させることや、アクセスポイント3のうち、所定のアクセスポイント3のみを接続制限の対象とすることも可能である。図6は、そのような無線LAN通信システム1’における携帯端末2’の概略構成の一例を示す図である。
携帯端末2’は、通信部21と、記憶部22’と、GPS部23と、各種センサ24と、操作部25と、表示部26と、処理部27’とを有する。なお、これらの構成のうち、通信部21、GPS部23、各種センサ24、操作部25、及び表示部26については、図3に示されるものと同一であるので、以下では説明を省略する。
記憶部22’は、処理部27’での処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、記憶部22’は、オペレーティングシステムプログラムとして、IEEE802.11規格の無線通信方式を実行する接続制御プログラム等を記憶する。また、記憶部22’は、アプリケーションプログラムとして、ユーザが移動状態にあるか否かを判定する状態検知プログラム等を記憶する。また、記憶部22’は、データとして、状態検知機能のオン/オフの別、接続制限対象のネットワークのESSID等を含む設定ファイル、接続対象のネットワークのESSID、その有効/無効の別、その優先度等を含む接続設定ファイル、処理部27’の動作モードを示すデータ、スキャンの実行回数、過去接続済みのアクセスポイント3のBSSID、検知済みのアクセスポイント3のBSSID等を記憶する。
処理部27’は、状態検知部271’と、オペレーティングシステム272’と、接続制御部273’とを有する。
所定の状態検知開始条件が成立した場合に、状態検知部271’は、GPS部23及び各種センサ24を起動し、それらから取得したデータに基づいてユーザの状態を検知(ユーザが移動状態にあるか否かを判定)する。また、状態検知部271’は、検知したユーザの状態及び直近の動作モードに基づいて動作モードを決定する。さらに、状態検知部271’は、決定した動作モードを接続制御部273’に通知する。なお、処理の詳細については後述する。
オペレーティングシステム272’は、状態検知部271’と接続制御部273’との間で、動作モード等の通知を中継する。
接続制御部273’は、IEEE802.11規格の無線通信方式を実行する。また、状態検知部271’から動作モードが通知された場合に、接続制御部273’は、通知された動作モード、即ち通常モード及び接続制限モードのいずれか一方で動作する。通常モードでは、接続制御部273’は、IEEE802.11規格の無線通信方式で規定されている通常の手順で、アクセスポイント3に接続する。一方、接続制限モードでは、接続制御部273’は、所定の手順で、アクセスポイント3に接続する。なお、処理の詳細については後述する。
以下、状態検知部271’による処理について説明する。
無線LANへの接続がオンにされたことを検知した場合に、状態検知部271’は、記憶部22’に記憶されている動作モードを、「通常モード」に初期化する。
所定の状態検知開始条件が成立した場合に、状態検知部271’は、GPS部23及び各種センサ24を起動する。また、状態検知部271’は、GPS部23からはユーザの所在位置を示すデータを取得し、各種センサ24からはユーザの加速度、傾き、振動、方角等を示すデータを取得し、取得したデータに基づいてユーザの状態を検知する(以下「初回状態検知」という。)。なお、所定の状態検知開始条件は、(1)状態検知機能がオンである、(2)接続制限対象のネットワークのESSIDが少なくとも一つ接続対象のネットワークのESSIDに含まれる、(3)無線LANへの接続がオンである、(4)無線LANに未接続又は接続中(connecting)である、無線LANに接続済み(connected)であり、且つ接続済みのアクセスポイント3のESSIDが接続制限対象のネットワークのESSIDに含まれる、又は無線LANに接続済みであり、接続済みのアクセスポイント3のESSIDが接続制限対象のネットワークのESSIDに含まれず、且つ直近の動作モードが「接続制限モード」である、(5)表示部26がオンである、(6)画面ロックが解除されている、をすべて満たすこととする。しかしながら、他の状態検知開始条件を用いることも可能である。
一方、所定の状態検知開始条件が成立しなかった場合に、状態検知部271’は、所定の状態検知開始条件の判定処理を繰り返す。
ユーザの状態を検知しているときに、所定の状態検知強制終了条件が成立した場合に、状態検知部271’は、当該処理を即座に終了し、動作モードの初期化処理に戻る。なお、所定の状態検知強制終了条件は、(1)状態検知機能がオフに変更された、(2)設定ファイル及び/又は接続設定ファイルの更新により、接続制限対象のネットワークのESSIDが一つも接続対象のネットワークのESSIDに含まれなくなった、(3)無線LANへの接続がオフに変更された、(4)接続制限対象のネットワークのESSID以外のESSIDを有するアクセスポイント3に接続し(connected)、且つ直近の動作モードが「通常モード」である、を一つでも満たすこととする。しかしながら、他の状態検知強制終了条件を用いることも可能である。
一方、所定の状態検知強制終了条件が成立しなかった場合に、状態検知部271’は、記憶部22’を参照して直近の動作モードを特定し、特定した直近の動作モード及び検知したユーザの状態に基づいて動作モードを決定し、決定した動作モードで記憶部22’に記憶されている動作モードを更新する。直近の動作モードが「通常モード」であり、ユーザの状態が「非移動状態」である場合に「通常モード」と決定し、直近の動作モードが「通常モード」であり、ユーザの状態が「移動状態」である場合に「接続制御モード」と決定し、直近の動作モードが「接続制御モード」であり、ユーザの状態が「移動状態」である場合に「接続制御モード」と決定し、直近の動作モードが「接続制御モード」であり、ユーザの状態が「非移動状態」である場合に「通常モード」と決定する。また、状態検知部271’は、決定した動作モードを接続制御部273’に通知する。
所定の状態検知継続条件が成立した場合に、状態検知部271’は、GPS部23からはユーザの所在位置を示すデータを取得し、各種センサ24からはユーザの加速度、傾き、振動、方角等を示すデータを取得し、それらのデータに基づいてユーザの状態を検知する(以下「継続状態検知」という。)。なお、所定の状態検知継続条件は、(1)表示部26がオンである、(2)画面ロックが解除されている、をすべて満たすこととする。しかしながら、他の状態検知継続条件を用いることも可能である。
一方、所定の状態検知継続条件が成立しなかった場合に、状態検知部271’は、GPS部23及び各種センサ24を停止する。そして、状態検知部271’は、所定の状態検知開始条件の判定処理に戻る。
所定の状態検知終了条件が成立した場合に、状態検知部271’は、GPS部23及び各種センサ24を停止する。そして、状態検知部271’は、所定の状態検知開始条件の判定処理に戻る。なお、所定の状態検知終了条件は、表示部26がオフに変更されたこととする。しかしながら、他の状態検知終了条件を用いることも可能である。
一方、所定の状態検知終了条件が成立しなかった場合に、状態検知部271’は、ユーザの状態の検知処理に戻る。
次に、接続制御部273’による処理について説明する。
無線LANへの接続がオンにされたことを検知した場合に、接続制御部273’は、通常モードで動作を開始する。
通常モードでは、接続制御部273’は、記憶部22’に記憶されている接続設定ファイルを参照し、接続対象のネットワークのESSIDを、すべて「有効」に初期化する。また、接続制御部273’は、同じく記憶部22’に記憶されている過去接続済みのアクセスポイント3のBSSIDを削除する。そして、接続制御部273’は、接続処理を開始する。
接続制御部273’は、IEEE802.11規格の無線通信方式で規定されている通常の手順で、アクセスポイント3に接続する。そして、接続制御部273’は、当該処理を終了する。
アクセスポイント3のサービスエリア外への移動等により、アクセスポイント3との接続が切断されたことを検知した場合に、接続制御部273’は、通常モードでの接続処理に戻る。
また、状態検知部271’から動作モード「接続制限モード」が通知された場合に、接続制御部273’は、接続制限モードに移行する。
一方、状態検知部271’から動作モードが通知されない、又は通知された動作モードが「接続制限モード」以外である場合に、接続制御部273’は、接続切断の有無の判定処理に戻る。
接続制限モードでは、接続制御部273’は、記憶部22’に記憶されている設定ファイルを参照し、接続制限対象のネットワークのESSIDを特定する。また、接続制御部273’は、同じく記憶部22’に記憶されている接続設定ファイルを参照し、接続対象のネットワークのESSIDのうち、接続制限対象に含まれるものを、すべて「無効」に変更する。そして、接続制御部273’は、接続処理を開始する。
接続制御部273’は、記憶部22’に記憶されているスキャンの実行回数を、「0」に初期化する。また、接続制御部273’は、同じく記憶部22’に記憶されている検知済みのアクセスポイント3のBSSIDを削除する。
接続制御部273’は、通信部21を介してスキャンを実行し、周囲のアクセス可能なアクセスポイント3を検知すると共に、記憶部22’に記憶されているスキャンの実行回数を1だけ増加させる。そして、接続制御部273’は、接続対象のアクセスポイント3が存在するか否かを判定する。検知されたアクセスポイント3について、(1)当該アクセスポイント3のESSIDが「有効」である、(2)当該アクセスポイント3のBSSIDが過去接続済みのアクセスポイント3のBSSIDに含まれる、(3)スキャンの実行回数が所定回数以上であり、且つ当該アクセスポイント3のBSSIDが検知済みのアクセスポイント3のBSSIDに含まれる、をいずれか一つ満たす場合に、当該アクセスポイント3は接続対象であると判定する。
接続対象のアクセスポイント3が存在する場合に、接続制御部273’は、通信部21を介して、当該アクセスポイント3に接続する。また、接続制御部273’は、接続したアクセスポイント3のBSSIDを、過去接続済みのものとして、記憶部22’に格納する。そして、接続制御部273’は、当該処理を終了する。なお、接続対象のアクセスポイント3が複数存在する場合に、接続制御部273’は、当該アクセスポイント3のESSIDの優先度及び当該アクセスポイント3のRSSI(Received Signal Strength Indication)値の高いものから接続を試みるとする。しかしながら、他の基準及び/又は方法を用いてアクセスポイント3を選択することも可能である。
一方、接続対象のアクセスポイント3が存在しない場合に、接続制御部273’は、記憶部22’に記憶されているスキャンの実行回数が所定回数以上であるか否かを判定する。そして、スキャンの実行回数が所定回数以上である場合に、接続制御部273’は、当該処理を終了する。
一方、スキャンの実行回数が所定回数以上でない場合に、接続制御部273’は、検知されたアクセスポイント3のBSSIDを、記憶部22’に記録する。スキャンの実行回数が1回以下である場合に、接続制御部273’は、当該アクセスポイント3のBSSIDを、検知済みのものとして、記憶部22’に格納する。一方、スキャンの実行回数が2回以上である場合に、接続制御部273’は、当該アクセスポイント3のBSSID以外のBSSIDを、記憶部22’に記憶されている検知済みのアクセスポイント3のBSSIDから削除する。
接続制御部273’は、所定時間待機した後に、アクセスポイント3の検知処理に戻る。
アクセスポイント3のサービスエリア外への移動等により、アクセスポイント3との接続が切断されたことを検知した場合に、接続制御部273’は、接続制限モードでの接続処理に戻る。
また、所定の接続制限モード終了条件が成立した場合に、接続制御部273’は、通常モードに移行する。なお、所定の接続制限モード終了条件は、(1)状態検知機能がオフに変更された、(2)無線LANへの接続がオフに変更された、を一つでも満たすこととする。しかしながら、他の接続制限モード終了条件を用いることも可能である。
また、状態検知部271’から動作モード「通常モード」が通知された場合にも、接続制御部273’は、通常モードに移行する。
一方、状態検知部271’から動作モードが通知されない、又は通知された動作モードが「通常モード」以外である場合に、接続制御部273’は、接続切断の有無の判定処理に戻る。
図7は、状態検知部271’の動作フローの一例を示す図である。なお、以下に説明する動作フローは、予め記憶部22’に記憶されているプログラムに基づいて、主に処理部27’により、携帯端末2’の各要素と協働して実行される。
無線LANへの接続がオンにされたことを検知した場合に、状態検知部271’は、記憶部22’に記憶されている動作モードを、「通常モード」に初期化する(ステップS700)。
所定の状態検知開始条件が成立した場合に(ステップS702−Yes)、状態検知部271’は、GPS部23及び各種センサ24を起動する(ステップS704)。
一方、所定の状態検知開始条件が成立しなかった場合に(ステップS702−No)、状態検知部271’は、所定の状態検知開始条件の判定処理を繰り返す。
状態検知部271’は、GPS部23からはユーザの所在位置を示すデータを取得し、各種センサ24からはユーザの加速度、傾き、振動、方角等を示すデータを取得し、取得したデータに基づいてユーザの状態を検知する(ステップS706)。
ユーザの状態を検知しているときに、所定の状態検知強制終了条件が成立した場合に(ステップS708−Yes)、状態検知部271’は、当該処理を即座に終了し、動作モードの初期化処理に戻る。
一方、所定の状態検知強制終了条件が成立しなかった場合に(ステップS708−No)、状態検知部271’は、記憶部22’を参照して直近の動作モードを特定し、特定した直近の動作モード及び検知したユーザの状態に基づいて動作モードを決定し、決定した動作モードで記憶部22’に記憶されている動作モードを更新する(ステップS710)。
また、状態検知部271’は、決定した動作モードを接続制御部273’に通知する(ステップS712)。
所定の状態検知継続条件が成立した場合に(ステップS714−Yes)、状態検知部271’は、GPS部23からはユーザの所在位置を示すデータを取得し、各種センサ24からはユーザの加速度、傾き、振動、方角等を示すデータを取得し、それらのデータに基づいてユーザの状態を検知する(ステップS716)。
ユーザの状態を検知しているときに、所定の状態検知強制終了条件が成立した場合に(ステップS718−Yes)、状態検知部271’は、当該処理を即座に終了し、動作モードの初期化処理に戻る。
一方、所定の状態検知強制終了条件が成立しなかった場合に(ステップS718−No)、状態検知部271’は、記憶部22’を参照して直近の動作モードを特定し、特定した直近の動作モード及び検知したユーザの状態に基づいて動作モードを決定し、決定した動作モードで記憶部22’に記憶されている動作モードを更新する(ステップS720)。
また、状態検知部271’は、決定した動作モードを接続制御部273’に通知する(ステップS722)。
所定の状態検知継続条件が成立しなかった場合(ステップS714−No)、又は所定の状態検知終了条件が成立した場合に(ステップS724−Yes)、状態検知部271’は、GPS部23及び各種センサ24を停止する(ステップS726)。そして、状態検知部271’は、所定の状態検知開始条件の判定処理に戻る。
一方、所定の状態検知終了条件が成立しなかった場合に(ステップS724−No)、状態検知部271’は、ユーザの状態の検知処理に戻る。
図8及び図9は、接続制御部273’の動作フローの一例を示す図である。
無線LANへの接続がオンにされたことを検知した場合に、接続制御部273’は、通常モードで動作を開始する。
通常モードでは、接続制御部273’は、記憶部22’に記憶されている接続設定ファイルを参照し、接続対象のネットワークのESSIDを、すべて「有効」に初期化する。また、接続制御部273’は、同じく記憶部22’に記憶されている過去接続済みのアクセスポイント3のBSSIDを削除する(ステップS800)。そして、接続制御部273’は、接続処理(図9(a))を開始する(ステップS802)。
接続制御部273’は、IEEE802.11規格の無線通信方式で規定されている通常の手順で、アクセスポイント3に接続する(ステップS900)。そして、接続制御部273’は、当該処理を終了する。
図8に戻り、アクセスポイント3との接続が切断されたことを検知した場合に(ステップS804−Yes)、接続制御部273’は、通常モードでの接続処理に戻る。
また、状態検知部271’から動作モード「接続制限モード」が通知された場合に(ステップS806−Yes)、接続制御部273’は、接続制限モードに移行する。
一方、状態検知部271’から動作モードが通知されない、又は通知された動作モードが「接続制限モード」以外である場合に(ステップS806−No)、接続制御部273’は、接続切断の有無の判定処理に戻る。
接続制限モードでは、接続制御部273’は、記憶部22’に記憶されている設定ファイルを参照し、接続制限対象のネットワークのESSIDを特定する。また、接続制御部273’は、同じく記憶部22’に記憶されている接続設定ファイルを参照し、接続対象のネットワークのESSIDのうち、接続制限対象に含まれるものを、すべて「無効」に変更する(ステップS808)。そして、接続制御部273’は、接続処理(図9(b))を開始する(ステップS810)。
接続制御部273’は、記憶部22’に記憶されているスキャンの実行回数を、「0」に初期化する。また、接続制御部273’は、同じく記憶部22’に記憶されている検知済みのアクセスポイント3のBSSIDを削除する(ステップS910)。
接続制御部273’は、通信部21を介してスキャンを実行し、周囲のアクセス可能なアクセスポイント3を検知すると共に、記憶部22’に記憶されているスキャンの実行回数を1だけ増加させる(ステップS912)。
接続制御部273’は、接続対象のアクセスポイント3が存在するか否かを判定する(ステップS914)。
接続対象のアクセスポイント3が存在する場合に(ステップS914−Yes)、接続制御部273’は、通信部21を介して、当該アクセスポイント3に接続する(ステップS916)。
また、接続制御部273’は、接続したアクセスポイント3のBSSIDを、過去接続済みのものとして、記憶部22’に格納する(ステップS918)。そして、接続制御部273’は、当該処理を終了する。
一方、接続対象のアクセスポイント3が存在しない場合に(ステップS914−No)、接続制御部273’は、記憶部22’に記憶されているスキャンの実行回数が所定回数以上であるか否かを判定する(ステップS920)。
スキャンの実行回数が所定回数以上である場合に(ステップS920−Yes)、接続制御部273’は、当該処理を終了する。
一方、スキャンの実行回数が所定回数以上でない場合に(ステップS920−No)、接続制御部273’は、検知されたアクセスポイント3のBSSIDを、記憶部22’に記録する(ステップS922)。
接続制御部273’は、所定時間待機した後に(ステップS924)、アクセスポイント3の検知処理に戻る。
図8に戻り、アクセスポイント3との接続が切断されたことを検知した場合に(ステップS812−Yes)、接続制御部273’は、接続制限モードでの接続処理に戻る。
また、所定の接続制限モード終了条件が成立した場合に(ステップS814−Yes)、接続制御部273’は、通常モードに移行する。
また、状態検知部271’から動作モード「通常モード」が通知された場合にも(ステップS816−Yes)、接続制御部273’は、通常モードに移行する。
一方、状態検知部271’から動作モードが通知されない、又は通知された動作モードが「通常モード」以外である場合に(ステップS816−No)、接続制御部273’は、接続切断の有無の判定処理に戻る。
以上説明してきたように、所定の状態検知開始条件が成立した場合にGPS部23及び各種センサ24を起動し、所定の状態検知終了条件が成立した場合にそれらを停止することにより、電力消費を抑制する。また、接続制限対象のネットワークに属するアクセスポイント3のみを接続制限の対象とすることにより、アクセスポイント3との接続に要する平均待機時間を短縮する。これにより、無線LANによる円滑な通信の実現に伴うユーザの利便性の低下を解消することが可能となる。
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、状態検知部271’は、初回状態検知と継続状態検知とを同等の精度で行うとしたが、異なる精度で行ってもよい。例えば、状態検知部271’は、継続状態検知を初回状態検知よりも低い精度で行ってもよい。これにより、電力消費をさらに抑制することが可能となる。
また、本実施形態では、状態検知部271’は、ユーザの状態を検知して動作モードを決定した後に、決定した動作モードを接続制御部273’に即座に通知するとしたが、当該通知を所定時間保留してもよい。例えば、直近の動作モードが「接続制御モード」であり、決定した動作モードが「通常モード」である場合に、状態検知部271’は、当該通知を所定時間(例えば、120秒間)保留してもよい。これにより、所定の車両で移動しているにもかかわらず、たまたま停車中に状態が検知されたことにより、「通常モード」が接続制御部273’に通知されるのを防止することが可能となる。
また、本実施形態では、接続制御部273’は、状態検知部271’から動作モード「接続制限モード」が通知された場合に、接続対象のネットワークのESSIDのうち、接続制限対象に含まれるものを、即座に「無効」に変更するとしたが、接続済みのアクセスポイント3のESSIDについては、当該アクセスポイント3との接続が切断されるまで、当該変更を保留してもよい。これにより、当該アクセスポイント3との接続が強制的に切断されるのを防止することが可能となる。
また、接続制御部273’は、所定のアプリケーションから接続制限対象のネットワークに属するアクセスポイント3との接続が要求された場合に、接続制限モードで動作しているか否かにかかわらず、当該アクセスポイント3との接続を行ってもよい。これにより、所定のアプリケーションを機能させることが可能となる。
また、記憶部22’に記憶されている設定ファイル及び接続設定ファイルの内容、並びにアクセスポイント3の格納数の上限は、ユーザ及び/又はシステムにより変更可能としてもよい。これにより、様々な通信環境等に対応することが可能となる。
(第3の実施形態)
第2の実施形態では、状態検知部271’は、直近の動作モード及びユーザの状態に基づいて動作モードを決定し、決定した動作モードを接続制御部273’に通知する。一方、接続制御部273’は、通知された動作モードで動作する。状態検知部271’と接続制御部273’とが協調して動作することにより、無線LANへの接続が可能となる。しかしながら、オペレーティングシステムによっては、動作していないプロセスを強制的に終了する等、想定外の動作を行う場合があり、結果として、状態検知部271’と接続制御部273’との間で動作モードの不一致が発生し、処理部27’全体として正常に動作しない可能性があった。例えば、動作モードの不一致により、接続制御部273’が接続制限モードで動作し続けることにより、接続制限対象のアクセスポイント3にいつまでも接続できない可能性があった。そこで、本実施形態では、接続制限モードでの動作に時間制限を設けることにする。図10は、そのような無線LAN通信システム1’’における携帯端末2’’の概略構成の一例を示す図である。
携帯端末2’’は、通信部21と、記憶部22’’と、GPS部23と、各種センサ24と、操作部25と、表示部26と、処理部27’’とを有する。なお、これらの構成のうち、通信部21、GPS部23、各種センサ24、操作部25、及び表示部26については、図6に示されるものと同一であるので、以下では説明を省略する。
記憶部22’’は、図6に示される記憶部22’に記憶されているものに加えて、オペレーティングシステムプログラムとして、時間を計時する計時プログラム等をさらに記憶し、記憶されている設定ファイルは、状態検知部271’’に係る制限時間、接続制御部273’’に係る制限時間等をさらに含む。
処理部27’’は、状態検知部271’’と、オペレーティングシステム272’’と、接続制御部273’’と、計時部274とを有する。
所定の状態検知終了条件が成立した場合等に、直近の動作モードが「接続制限モード」であれば、状態検知部271’’は、計時部274に計時の開始を指示する。また、所定の状態検知開始条件が成立しなかった場合でも、計時部274から所定時間が経過した旨が通知されれば、状態検知部271’’は、ユーザの状態を検知して動作モードを決定すると共に、決定した動作モードを接続制御部273’’に通知する。なお、処理の詳細については後述する。
オペレーティングシステム272’’は、状態検知部271’’と、接続制御部273’’と、計時部274との間で、動作モード、所定時間の経過等の通知を中継する。
状態検知部271’’から動作モード「接続制限モード」が通知された場合に、接続制御部273’’は、計時部274に計時の開始を指示する。また、計時部274から所定時間が経過した旨が通知されるまでに、再度、状態検知部271’’から動作モード「接続制限モード」が通知されなければ、接続制御部273’’は、通常モードに移行する。なお、処理の詳細については後述する。
計時部274は、時間を計時する。計時部274は、所定時間をパラメータとして計時の開始が指示された場合に、時計をリセットして計時を開始し、計時の終了が指示された場合に、計時を終了する。また、計時部274は、時計のリセットが指示された場合に、時計をリセットして計時を開始する。さらに、計時部274は、与えられた所定時間が経過した場合に、計時を終了すると共に、所定時間が経過した旨を、状態検知部271’’又は接続制御部273’’に通知する。
以下、状態検知部271’’による処理について説明する。
無線LANへの接続がオンにされたことを検知した場合に、状態検知部271’’は、記憶部22’’に記憶されている動作モードを、「通常モード」に初期化する。
所定の状態検知開始条件が成立した場合に、状態検知部271’’は、GPS部23及び各種センサ24を起動する。また、状態検知部271’’は、GPS部23からはユーザの所在位置を示すデータを取得し、各種センサ24からはユーザの加速度、傾き、振動、方角等を示すデータを取得し、取得したデータに基づいてユーザの状態を検知する。
一方、所定の状態検知開始条件が成立しなかった場合に、状態検知部271’’は、記憶部22’’を参照して直近の動作モードを特定し、特定した直近の動作モードが「接続制限モード」であるか否かを判定する。
直近の動作モードが「接続制限モード」である場合に、状態検知部271’’は、計時部274から所定時間が経過した旨が通知されたか否かを判定する。
計時部274から所定時間が経過した旨が通知された場合に、状態検知部271’’は、GPS部23及び各種センサ24を起動する。また、状態検知部271’は、GPS部23からはユーザの所在位置を示すデータを取得し、各種センサ24からはユーザの加速度、傾き、振動、方角等を示すデータを取得し、取得したデータに基づいてユーザの状態を検知する。
一方、計時部274から所定時間が経過した旨が通知されなかった場合に、状態検知部271’’は、所定の計時終了条件が成立したか否かを判定する。なお、所定の計時終了条件は、(1)状態検知機能がオフに変更された、(2)設定ファイル及び/又は接続設定ファイルの更新により、接続制限対象のネットワークのESSIDが一つも接続対象のネットワークのESSIDに含まれなくなった、(3)無線LANへの接続がオフに変更された、を一つでも満たすこととする。しかしながら、他の計時終了条件を用いることも可能である。
所定の計時終了条件が成立した場合に、状態検知部271’’は、計時部274に計時の終了を指示する。そして、状態検知部271’’は、動作モードの初期化処理に戻る。
一方、所定の計時終了条件が成立しなかった場合に、状態検知部271’’は、所定の状態検知開始条件の判定処理に戻る。
また、直近の動作モードが「接続制限モード」でない場合にも、状態検知部271’’は、所定の状態検知開始条件の判定処理に戻る。
所定の状態検知継続条件が成立しなかった場合、又は所定の状態検知終了条件が成立した場合に、状態検知部271’’は、GPS部23及び各種センサ24を停止する。また、記憶部22’’を参照して直近の動作モードを特定し、特定した直近の動作モードが「接続制限モード」である場合に、状態検知部271’’は、記憶部22’’に記憶されている設定ファイルを参照して状態検知部271’’に係る制限時間を取得し、取得した制限時間をパラメータとして、計時部274に計時の開始を指示する。そして、状態検知部271’’は、所定の状態検知開始条件の判定処理に戻る。
次に、接続制御部273’’による処理について説明する。
無線LANへの接続がオンにされたことを検知した場合に、接続制御部273’’は、通常モードで動作を開始する。
通常モードでは、接続制御部273’’は、記憶部22’’に記憶されている接続設定ファイル内の接続対象のネットワークのESSID、及び同じく記憶部22’’に記憶されている過去接続済みのアクセスポイント3のBSSIDを初期化する。そして、接続制御部273’’は、接続処理を開始する。
状態検知部271’’から動作モード「接続制限モード」が通知された場合に、接続制御部273’’は、接続制限モードに移行する。
接続制限モードでは、接続制御部273’’は、記憶部22’’に記憶されている設定ファイルを参照して接続制御部273’’に係る制限時間を取得し、取得した制限時間をパラメータとして、計時部274に計時の開始を指示する。また、接続制御部273’’は、同じく記憶部22’に記憶されている接続設定ファイル内の接続対象のネットワークのESSIDを初期化する。そして、接続制御部273’’は、接続処理を開始する。
計時部274から所定時間が経過した旨が通知された場合に、接続制御部273’’は、通常モードに移行する。
また、状態検知部271’’から動作モードが通知された場合に、接続制御部273’’は、通知された動作モードが「通常モード」であるか否かを判定する。そして、通知された動作モードが「通常モード」である場合にも、接続制御部273’’は、通常モードに移行する。
一方、通知された動作モードが「通常モード」でない場合に、接続制御部273’’は、計時部274に時計のリセットを指示する。そして、接続制御部273’’は、接続切断の有無の判定処理に戻る。
また、状態検知部271’’から動作モードが通知されない場合にも、接続制御部273’’は、接続切断の有無の判定処理に戻る。
図11は、状態検知部271’’の動作フローの一例を示す図である。なお、以下に説明する動作フローは、予め記憶部22’’に記憶されているプログラムに基づいて、主に処理部27’’により、携帯端末2’’の各要素と協働して実行される。また、この動作フローのうち、ステップS700、706〜712、716〜722については、図7に示されるものと同一であるので、以下では説明を省略する。
所定の状態検知開始条件が成立しなかった場合に(ステップS702−No)、状態検知部271’’は、記憶部22’’を参照して直近の動作モードを特定し、特定した直近の動作モードが「接続制限モード」であるか否かを判定する(ステップS1100)。
直近の動作モードが「接続制限モード」である場合に(ステップS1100−Yes)、状態検知部271’’は、計時部274から所定時間が経過した旨が通知されたか否かを判定する(ステップS1102)。
計時部274から所定時間が経過した旨が通知された場合に(ステップS1102−Yes)、状態検知部271’’は、GPS部23及び各種センサ24を起動する(ステップS704)。
一方、計時部274から所定時間が経過した旨が通知されなかった場合に(ステップS1102−No)、状態検知部271’’は、所定の計時終了条件が成立したか否かを判定する(ステップS1104)。
所定の計時終了条件が成立した場合に(ステップS1104−Yes)、状態検知部271’’は、計時部274に計時の終了を指示する(ステップS1106)。そして、状態検知部271’’は、動作モードの初期化処理に戻る。
一方、所定の計時終了条件が成立しなかった場合に(ステップS1104−No)、状態検知部271’’は、所定の状態検知開始条件の判定処理に戻る。
また、直近の動作モードが「接続制限モード」でない場合にも(ステップS1100−No)、状態検知部271’’は、所定の状態検知開始条件の判定処理に戻る。
所定の状態検知継続条件が成立しなかった場合(ステップS714−No)、又は所定の状態検知終了条件が成立した場合に(ステップS724−Yes)、状態検知部271’’は、GPS部23及び各種センサ24を停止する(ステップS726)。
また、記憶部22’’を参照して直近の動作モードを特定し、特定した直近の動作モードが「接続制限モード」である場合に(ステップS1108−Yes)、状態検知部271’’は、記憶部22’’に記憶されている設定ファイルを参照して状態検知部271’’に係る制限時間を取得し、取得した制限時間をパラメータとして、計時部274に計時の開始を指示する(ステップS1110)。そして、状態検知部271’’は、所定の状態検知開始条件の判定処理に戻る。
図12は、接続制御部273’’の動作フローの一例を示す図である。なお、この動作フローのうち、ステップS800〜804、808〜814については、図8に示されるものと同一であるので、以下では説明を省略する。
状態検知部271’’から動作モード「接続制限モード」が通知された場合に(ステップS806−Yes)、接続制御部273’’は、接続制限モードに移行する。
接続制限モードでは、接続制御部273’’は、記憶部22’’に記憶されている設定ファイルを参照して接続制御部273’’に係る制限時間を取得し、取得した制限時間をパラメータとして、計時部274に計時の開始を指示する(ステップS1200)。
計時部274から所定時間が経過した旨が通知された場合に(ステップS1202−Yes)、接続制御部273’’は、通常モードに移行する。
また、状態検知部271’’から動作モードが通知された場合に(ステップS1204−Yes)、接続制御部273’’は、通知された動作モードが「通常モード」であるか否かを判定する(ステップS1206)。
通知された動作モードが「通常モード」である場合にも(ステップS1206−Yes)、接続制御部273’’は、通常モードに移行する。
一方、通知された動作モードが「通常モード」でない場合に(ステップS1206−No)、接続制御部273’’は、計時部274に時計のリセットを指示する(ステップS1208)。そして、接続制御部273’’は、接続切断の有無の判定処理に戻る。
また、状態検知部271’’から動作モードが通知されない場合にも(ステップS1204−No)、接続制御部273’’は、接続切断の有無の判定処理に戻る。
以上説明してきたように、接続制限モードでの動作に時間制限を設けることにより、状態検知部271’’と接続制御部273’’との間で発生し得る動作モードの不一致を解消し、処理部27’全体を正常に動作させることが可能となる。
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、記憶部22’’に記憶されている設定ファイルの内容は、ユーザ及び/又はシステムにより変更可能としてもよい。これにより、様々な通信環境等に対応することが可能となる。
当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。
1 無線LAN通信システム
2 携帯端末
21 通信部
22、22’、22’’ 記憶部
23 GPS部
24 各種センサ
25 操作部
26 表示部
27、27’、27’’ 処理部
271、271’、271’’ 状態検知部
272、272’、272’’ オペレーティングシステム
273、273’、273’’ 接続制御部
274 計時部
3 アクセスポイント
4 サービスエリア
5 バックボーンネットワーク
6 ゲートウェイ
7 認証サーバ
8 インターネット
9 サーバ

Claims (7)

  1. 無線LANのアクセスポイントに無線により接続可能な端末であって、
    スキャンを実行してアクセス可能なアクセスポイントを検知し、前記アクセス可能なアクセスポイントのうちの一つに接続する通信部と、
    前記端末を携帯するユーザの移動に係るデータを出力するセンサと、
    所定の状態検知開始条件が成立した場合に、前記センサを起動し、当該センサから出力されたデータに基づいて前記ユーザが移動状態にあるか否かを判定する状態検知部と、
    前記ユーザが移動状態にあると判定された場合に、前記アクセス可能なアクセスポイントのうち、所定時間間隔で所定回数スキャンを実行した結果、連続して検知された同一のアクセス可能なアクセスポイントを接続の対象とする接続制御部と、
    を有することを特徴とする端末。
  2. 所定の状態検知終了条件が成立した場合に、前記状態検知部は、前記センサを停止する、請求項1に記載の端末。
  3. 前記接続制御部は、前記アクセス可能なアクセスポイントのうち、所定のネットワークに属するアクセス可能なアクセスポイントも接続の対象とする、請求項1又は2に記載の端末。
  4. 前記接続制御部は、前記アクセス可能なアクセスポイントのうち、過去に接続したことがあるアクセス可能なアクセスポイントも接続の対象とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の端末。
  5. 前記状態検知部による直近の状態検知から所定時間が経過した場合に、前記接続制御部は、前記アクセス可能なアクセスポイントのすべてを接続の対象とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の端末。
  6. 無線LANのアクセスポイントに無線により接続可能な端末の制御方法であって、
    前記端末は、当該端末を携帯するユーザの移動に係るデータを出力するセンサを有し、
    前記端末が、
    所定の状態検知開始条件が成立した場合に、前記センサを起動し、当該センサから出力されたデータに基づいて前記ユーザが移動状態にあるか否かを判定し、
    前記ユーザが移動状態にあると判定された場合に、スキャンを実行してアクセス可能な第1のアクセスポイント群を検知し、所定時間が経過した後に、再度スキャンを実行してアクセス可能な第2のアクセスポイント群を検知し、前記第1のアクセスポイント群及び前記第2のアクセスポイント群のいずれにも含まれる同一のアクセス可能なアクセスポイントのうちの一つに接続する、
    ことを特徴とする制御方法。
  7. 無線LANのアクセスポイントに無線により接続可能な端末の制御プログラムであって、
    前記端末は、当該端末を携帯するユーザの移動に係るデータを出力するセンサを有し、
    前記端末に、
    所定の状態検知開始条件が成立した場合に、前記センサを起動し、当該センサから出力されたデータに基づいて前記ユーザが移動状態にあるか否かを判定し、
    前記ユーザが移動状態にあると判定された場合に、スキャンを実行してアクセス可能な第1のアクセスポイント群を検知し、所定時間が経過した後に、再度スキャンを実行してアクセス可能な第2のアクセスポイント群を検知し、前記第1のアクセスポイント群及び前記第2のアクセスポイント群のいずれにも含まれる同一のアクセス可能なアクセスポイントのうちの一つに接続する、
    ことを実行させることを特徴とする制御プログラム。
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