JP5237490B1 - 下半身用衣類 - Google Patents
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Abstract
【課題】身体補整機能を有する下半身用衣類を提供することにある。
【解決手段】本発明は下半身用衣類は、身頃にタテ、ヨコに伸縮する生地を使用しており、後身頃Sの地の目1が、鼠径溝線Hと後中心線Kの交点Rと、ウェストラインWと左右の身頃脇線Tの交点A又はBとを結んだ斜線となり、結んだ斜線の角度が30度から60度となるように形成されている。ヒップの脇の贅肉を抑え、ヒップアップする効果が期待できるものである。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は下半身用衣類は、身頃にタテ、ヨコに伸縮する生地を使用しており、後身頃Sの地の目1が、鼠径溝線Hと後中心線Kの交点Rと、ウェストラインWと左右の身頃脇線Tの交点A又はBとを結んだ斜線となり、結んだ斜線の角度が30度から60度となるように形成されている。ヒップの脇の贅肉を抑え、ヒップアップする効果が期待できるものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、身体補整機能を有する下半身用衣類に関する。特に、下着、スポーツウェア、タイツ、水着、ズボン、パンツ等の下半身用衣類に関するものである。
従来、伸縮性の高い生地を使用した下半身用衣類は履き心地がよいが、体形が表に出やすいものであった。その問題を解決するために、表生地の裏に伸縮性の裏地を縫い付けて体形を整えるものが出てきている。
特許文献1では、伸縮可能な身頃表地の内側に、後身頃のヒップ部から脇線を通り前身頃の一部を覆うタテ方向及びヨコ方向に伸縮可能な裏地を付設し、この裏地が少なくともウェストラインと内股で身頃表地に接合されているパンツが提案されている。
しかしながら、特許文献1では、表地を前身頃と後身頃を縫着する工程と裏地を前身頃と後身頃との両方に縫着する二つの工程を要するものであった。即ち、裏地を前身頃と後身頃との両方に縫着する二工程が必要であるために、工数がかかる欠点を有していた。また、身体補整機能となる裏地そのものが特殊な形状であり、パンツの大きさ等に合わせて幾種類も裏地を用意する必要があり、問題を有していた。
本発明は、以上のような従来の欠点に鑑み、身体補整機能を二工程で獲得していた下半身用衣類を一工程で提供することを目的としている。
本発明の請求項1に記載の下半身用衣類は、身頃にタテ、ヨコに伸縮する生地を使用した下半身用衣類であって後身頃Sを有し、後身頃Sの地の目1が、鼠径溝線Hと後中心線Kの交点Rと、ウェストラインWと左右の身頃脇線Tの交点A又はBとを結んだ斜線の方向となり、後身頃Sの地の目1の角度が後中心線Kに対して40度から50度となり、後身頃Sの内側に逢着された左右一対の背面当布Uを更に有し、前記一対の背面当布Uの各々は身頃脇線Tと後中心線Kとの中間で縫着線Lにて縫着された中央側背面当布U1と外側背面当布U2とを有し、中央側背面当布U1の上下縁はウェストラインW及び鼠径溝線Hに一致し、中央側背面当布U1の左右縁は後中心線K及び縫着線Lと一致し、外側背面当布U2の上下縁はウェストラインW及び鼠径溝線Hに一致し、外側背面当布U2の左右縁は身頃脇線T及び縫着線Lと一致し、中央側背面当布U1および外側背面当布U2は理想のヒップの頂点を通る位置において実質最大の左右幅を有することを特徴とし、より身体補整機能を有するものである。
本発明の請求項2に記載の下半身用衣類は、中央側背面当布U1の地の目1が、鼠径溝線Hと後中心線Kの交点RとウェストラインWと左右の身頃脇線Tの交点A又はBとを結んだ斜線の方向となることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の下半身用衣類は、外側背面当布U2の地の目1が、鼠径溝線Hと後中心線Kの交点RとウェストラインWと左右の身頃脇線Tの交点A又はBとを結んだ斜線の方向となることを特徴とする。また、本発明の請求項4に記載の下半身用衣類は、外側背面当布U2の地の目1が、鼠径溝線Hと後中心線Kの交点Rとウェストラインと左右の身頃脇線Tの交点A又はBとを結んだ斜線の方向に対して垂直方向となることを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の下半身用衣類は、中央背面当布U1と外側背面当布U2の両方の地の目1が、後中心線Kに対して実質垂直方向となることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の下半身用衣類によれば、見た目には全く通常の下半身用衣類と変わらないが、ヒップアップ効果があり、着用快適性に優れた下半身用衣類を得ることができる。即ち、後身頃Sの地の目1が、鼠径溝線Hと後中心線Kの交点Rと、ウェストラインWと左右の身頃脇線Tの交点A又はBとを結んだ斜線の方向となり、その後身頃Sの地の目1の角度が後中心線Kに対して40度から50度となることから、身体の動きに対して生地が連動して動きやすく、同時に後中心線Kとヒップライン10によって形成される(即ち、地の目1の方向と一致する)ベクトルの力を応用してヒップアップやヒップの脇の贅肉を抑え、更にヒップアップする効果が期待できる下半身用衣類を一工程で得ることが可能なものである。
本発明の下半身用衣類によれば、更にヒップアップ効果の身体補整機能が期待できるものである。
本発明の下半身用衣類によれば、後身頃Sのヒップ部の内側に背面当布Uを配置することにより、更にヒップアップ効果やヒップの贅肉を抑える身体補整機能をより一層発揮できるものある。
本発明の下半身用衣類では、身頃にタテ、ヨコのいずれの方向にも伸縮する生地で構成されており、生地のタテ方向には生地の組織により伸縮し、生地のヨコ方向には弾性繊維にて伸縮性及び回復力を有するものである。そして、伸縮性及び回復力を有しているヨコ方向を「地の目」というものである。本発明において、「地の目」とは、タテ、ヨコに伸縮する生地において、タテ、ヨコのどちらかの方向の生地の回復力(戻り)が他の方向より高くなる方向をいう。すなわち、左右及び上下方向に伸縮性を有する弾性生地の地の目即ちストレッチバックの方向がより強い方向を有する生地を使用し、この地の目を斜めに使用することによって身体の運動による皮膚の伸縮に対応する共に身体補整機能をもつものである。
本発明では、この伸縮性のある素材の地の目を利用するものであるので、鼠径溝を中心とした臀部(ヒップ)と太もも部の皮膚の伸縮に連動して皮膚の伸びとの間の衣服の伸縮のズレの結果生じる衣服の皺の発生を極力抑制すると共に、生地の有するキックバック力を利用して臀部をプルアップし、臀部の脇の贅肉を中心に寄せるという身体補整機能を有した下半身用衣服を一工程で得られるものである。本発明における「地の目」を有する生地は、例えば、ツーウェイトリコット、トリコネット、パワーネット、デニム等である。
[第1の実施形態]
以下図面を参照しながら、本発明に従う下半身用衣類の第1の実施形態について説明する。図1は下半身用衣類を背面からみた後身頃Sを示すものである。図において示される斜めの実線は、地の目1に相当するもので、模式的に表示しているものであり、実際の生地では線状に現われてくるものではない。この地の目1の斜めの実線については、他の図においても同様である。また、以下各図においては、実際には立体的な形状なるものを平面的に図示していることを考慮すべきである。
以下図面を参照しながら、本発明に従う下半身用衣類の第1の実施形態について説明する。図1は下半身用衣類を背面からみた後身頃Sを示すものである。図において示される斜めの実線は、地の目1に相当するもので、模式的に表示しているものであり、実際の生地では線状に現われてくるものではない。この地の目1の斜めの実線については、他の図においても同様である。また、以下各図においては、実際には立体的な形状なるものを平面的に図示していることを考慮すべきである。
図1において、Hは鼠径溝線(点線)、Kは後中心線、Wはウェストライン、Tは左右の身頃脇線であり、Rは鼠径溝線Hと後中心線Kの交点、A、BはウェストラインWと左右の身頃脇線Tの交点、Cは左右の身頃脇線Tと鼠径溝線Hの交点、Dは後中心線KとウェストラインWの交点、Eは股上点である。ウェストラインWはベルト帯Vの下辺ラインとなるものであり、そして、10はヒップライン(点線)、20は股上線(点線)である。ヒップライン10はウェストラインWと股上線10と間の上から約2/3距離となるラインであり、股上線20は中央の股上点Eを起点とするラインである。
本発明の下半身用衣類の後身頃Sにおける地の目1が、鼠径溝線Hと後中心線Kの交点Rと、ウェストラインWと左右の身頃脇線Tの交点A又はBとを結んだ斜線となり、この結んだ斜線(後身頃Sの地の目1)の角度が後中心線Kに対して30度から60度となるものであり、好ましくは、40度から50度である。即ち、その角度は45度前後がよく、ヒップアップ効果が高いものとなる。
また、その角度は、30度以下になると、タテ方向への伸縮性がなくなる事の理由で、ヨコ方向の緊迫力に余分に力がかかってしまいタテ方向への伸縮性が少なくなってしまうという結果が生じて、ヒップアップ効果が低くなり、また、60度以上になると、ヨコ方向への緊迫力が小さくなり、臀部の脇の贅肉を抑える力が小さくなってしまうとの理由で、ヨコ方向への伸縮性が少なくなってしまうという結果が生じて、同様にヒップアップ効果が低くなるものである。
本発明の鼠径溝線Hと後中心線Kの交点Rは、後中心線Kにおいて後中心線KとウェストラインWの交点D(ウェストラインの中央点)から股上点Eに至る距離の股上点Eから約1/3の距離の位置となるもので、具体的には、ヒップライン10と後中心線Kの交点の位置から約2〜3cm下がった位置となる。
本発明の下半身用衣類にあっては、伸縮性と弾力性のある地の目1の生地を斜めに使用しているので、身体の運動に伴って生じる生地の皺の解消にも対応することができるものである。本発明の下半身用衣類の前身頃において、地の目は横方向が好ましいものである。また、下半身用衣類のベルト帯Vの地の目を左右からいずれからも45度の角度であってもよく、ウエストの外観を損なわず、ウエストの大小にも対応ができる。
[第2の実施形態]
本発明に従う下半身用衣類の第2の実施形態について説明する。図2は下半身用衣類の後身頃Sの内側ヒップ部に左右一対の背面当布Uが付設され縫着されたものである。図2(a)は背面当布Uを逢着する前を示すものであり、図2(b)は背面当布Uを逢着した後を示すものである。
本発明に従う下半身用衣類の第2の実施形態について説明する。図2は下半身用衣類の後身頃Sの内側ヒップ部に左右一対の背面当布Uが付設され縫着されたものである。図2(a)は背面当布Uを逢着する前を示すものであり、図2(b)は背面当布Uを逢着した後を示すものである。
一対の背面当布Uの各々は、左右の身頃脇線Tと後中心線Kとのほぼ中間で中央側背面当布U1と外側背面当布U2とに分けられて二つに形成されている。即ち、背面当布Uは中央側背面当布U1と外側背面当布U2と左右2枚にて形成され、一対の背面当布Uは計4枚で形成されている。中央側背面当布U1は、上下縁がウェストラインW及び鼠径溝線Hに一致し、左右縁が後中心線K及び縫着線Lと一致し、外側背面当布U2の上下縁はウェストラインW及び鼠径溝線Hに一致するように形成されている。また、外側背面当布U2は、上下縁がウェストラインW及び鼠径溝線Hと一致し、左右縁が身頃脇線T及び縫着線Lと一致するように形成されている。縫着線Lは、中央側背面当布U1の内中間曲線縁Nと外側背面当布U2の外中間曲線縁Mとが縫着されて形成され、身頃脇線Tと後中心線Kとのほぼ中間に形成されるものである。
内中間曲線縁Nと外中間曲線縁Mとは互いに凸になる曲線であり、接点Qにて接している。図2(b)に示されるように、内中間曲線縁Nと外中間曲線縁Mとを縫着した際に、縫着線L上の接点Qが理想のヒップの頂点となる位置に形成されている。内中間曲線縁Nと外中間曲線縁Mとの縫着線Lは図面上では直線状に表現しているが、実際には、外に凸なる曲線状になっている。即ち、縫着された一対の背面当布Uは、左右に、上下がウェストラインWと鼠径溝線Hで、左右が身頃脇線Tと後中央線Kで囲まれた面となり、その面は略中心となる両接点Qとなる頂点とする略球形状となる。そのためヒップに沿い易くなると共に、ヒップを桃型に整えてから、ヒップアップ効果を奏しやすくなるものである。即ち、中央側背面当布U1および外側背面当布U2は理想のヒップの頂点を通る位置において実質最大の左右幅を有することになるものある。
図2に示されるように、背面当布Uの中央側背面当布U1と外側背面当布U2との地の目1は、鼠径溝線Hと後中心線Kの交点RとウェストラインWと左右の身頃脇線Tの交点A又はBとを結んだ斜線の方向となるものである。第2の実施形態では、後身頃Sの地の目1と背面当布Uの地の目1とが同じ方向となり、より一層のヒップアップ効果が得られるものである。
[第3の実施形態]
本発明に従う下半身用衣類の第3の実施形態について説明する。図3は下半身用衣類の後身頃Sの内側ヒップ部に一対の背面当布Uが付設され縫着される前を示すものである。第2の実施形態とは、背面当布Uの外側背面当布U2の地の目1の方向が相違するものであり、鼠径溝線Hと後中心線Kの交点Rとウェストラインと左右の身頃脇線Tの交点A又はBとを結んだ斜線の方向とは反対方向となるものである。即ち、外側背面当布U2の地の目1の方向は、後身頃Sの地の目1と逆方向となり、後身頃Sの地の目1の方向に対して実質垂直方向となるものであり、ヒップの贅肉を内側に寄せながら抑えて、ヒップアップ効果が期待できるものである。
本発明に従う下半身用衣類の第3の実施形態について説明する。図3は下半身用衣類の後身頃Sの内側ヒップ部に一対の背面当布Uが付設され縫着される前を示すものである。第2の実施形態とは、背面当布Uの外側背面当布U2の地の目1の方向が相違するものであり、鼠径溝線Hと後中心線Kの交点Rとウェストラインと左右の身頃脇線Tの交点A又はBとを結んだ斜線の方向とは反対方向となるものである。即ち、外側背面当布U2の地の目1の方向は、後身頃Sの地の目1と逆方向となり、後身頃Sの地の目1の方向に対して実質垂直方向となるものであり、ヒップの贅肉を内側に寄せながら抑えて、ヒップアップ効果が期待できるものである。
[第4の実施形態]
本発明に従う下半身用衣類の第4の実施形態について説明する。図4は下半身用衣類の後身頃Sの内側ヒップ部に一対の背面当布Uが付設され縫着される前を示すものである。背面当布Uの中央背面当布U1の地の目1と外側背面当布の地の目1が、後中心線Kに対して実質垂直方向となるものである。この第4の実施形態では、背面当布Uの全体の地の目1の線が横方向となるので、ヒップの贅肉をより内中央側に寄せて抑える効果が期待できるものである。
本発明に従う下半身用衣類の第4の実施形態について説明する。図4は下半身用衣類の後身頃Sの内側ヒップ部に一対の背面当布Uが付設され縫着される前を示すものである。背面当布Uの中央背面当布U1の地の目1と外側背面当布の地の目1が、後中心線Kに対して実質垂直方向となるものである。この第4の実施形態では、背面当布Uの全体の地の目1の線が横方向となるので、ヒップの贅肉をより内中央側に寄せて抑える効果が期待できるものである。
[第5の実施形態]
本発明に従う下半身用衣類の第5の実施形態について説明する。図5は下半身用衣類の前身頃SSの内側に前身頃用の前裏当布U3が付設され縫着される前を示すものである。前裏当布U3の地の目1の線は前中心線K1に対して実質垂直方向(横方向)である。前裏当布U3の前中心線K1の両側は、弓型曲線縁F、Fにて切り込まれている。この弓型曲線縁F、F同士を縫着すると、図6(b)に示されるように、腹側へ凹んだような縫着曲線L2となる。そのため、お腹を抑える効果が生じることになり、弓と弦の関係を応用してお腹抑えの補整機能を付加することができる。
本発明に従う下半身用衣類の第5の実施形態について説明する。図5は下半身用衣類の前身頃SSの内側に前身頃用の前裏当布U3が付設され縫着される前を示すものである。前裏当布U3の地の目1の線は前中心線K1に対して実質垂直方向(横方向)である。前裏当布U3の前中心線K1の両側は、弓型曲線縁F、Fにて切り込まれている。この弓型曲線縁F、F同士を縫着すると、図6(b)に示されるように、腹側へ凹んだような縫着曲線L2となる。そのため、お腹を抑える効果が生じることになり、弓と弦の関係を応用してお腹抑えの補整機能を付加することができる。
図5(a)に示すように、地の目が横方向となる前身頃SSに前身頃SSの前鼠径溝線H1の中心近傍からお腹の膨らみの中心点Q1に向かって切込み入れて切込線F1,F2を形成し、図5(b)に示すように、この切込線F1,F2を縫着することによって縫着線L1、L1となり、お腹をプッシュアップしお腹を押し上げ、更にお腹抑えの補整機能を付加することができる。
[第6の実施形態]
本発明に従う下半身用衣類の第6の実施形態について説明する。図6は下半身用衣類の前身頃SSと後身頃Sと合わした片面の側面裏面図であり、図6(a)は縫着前を示す図であり、図6(b)は縫着後を示す図である。図6(a)に示されるように、下半身用衣類の前身頃SSの内側裏面に前裏当布U3が付設され、後身頃Sの内側の裏面に背面当布Uとなる中央側背面当布U1と外側背面当布U2が付設されている。前裏当布U3の地の目1は横方向であり、中央側背面当布U1と外側背面当布U2の地の目1は、第2実施形態と逆方向となるものであり、第5実施態様にて説明したように前裏当布U3の前中心線K1の両側に形成されている弓型曲線縁F、Fにて切り込まれている。この切込み曲線F、F同士を逢着すると、図6(b)のように腹側へ凹んだような縫着曲線L2となる。そのため、お腹を押さえる効果が生じることになる。
本発明に従う下半身用衣類の第6の実施形態について説明する。図6は下半身用衣類の前身頃SSと後身頃Sと合わした片面の側面裏面図であり、図6(a)は縫着前を示す図であり、図6(b)は縫着後を示す図である。図6(a)に示されるように、下半身用衣類の前身頃SSの内側裏面に前裏当布U3が付設され、後身頃Sの内側の裏面に背面当布Uとなる中央側背面当布U1と外側背面当布U2が付設されている。前裏当布U3の地の目1は横方向であり、中央側背面当布U1と外側背面当布U2の地の目1は、第2実施形態と逆方向となるものであり、第5実施態様にて説明したように前裏当布U3の前中心線K1の両側に形成されている弓型曲線縁F、Fにて切り込まれている。この切込み曲線F、F同士を逢着すると、図6(b)のように腹側へ凹んだような縫着曲線L2となる。そのため、お腹を押さえる効果が生じることになる。
図6(b)に示されるように、太ももから脚部には、相当する位置に裏当布UAを縫着したものであり、太ももから脚の脇に発生する贅肉も、丈の変化に対応した地の目を有する裏当布UAを縫着することによって抑えることができる。
なお、上述した下半身用衣類と略同一の部材には同一の符号を付し説明は省略する。
以上、本発明の実施形態に係る下半身用衣類について添付の図面を参照して説明したが、本発明かかる実施形態に限定されず、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
以上、本発明の実施形態に係る下半身用衣類について添付の図面を参照して説明したが、本発明かかる実施形態に限定されず、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
図7では、後身頃Sの地の目1が、鼠径溝線Hと後中心線Kの交点Rと、ウェストラインWと左右の身頃脇線Tの交点A又はBとを結んだ斜線の方向に対して実質垂直方向となり、後身頃Sの地の目1の角度が後中心線Kに対して30度から60度となるものである。即ち、図1に示される第1の実施形態の下半身用衣服の後身頃Sの地の目1の方向と反対方向となるものである。
1 地の目
S 後身頃
H 鼠径溝線
K 後身頃の後中心線
T 左右の身頃脇線
W ウェストライン
R 鼠径溝線と後中心線の交点
A、B ウェストラインと身頃脇線の交点
C 左右の身頃脇線と鼠径溝線の交点
D 後中心線とウェストラインの交点
E 股上点
Q 内中間曲線縁Nと外中間曲線縁Mとの接点
U 背面当布
U1 中央側背面当布
U2 外側背面当布
U3 前裏当布
N 内中間曲線縁
M 外中間曲線縁
L 縫着線
L1 縫着線
F 弓型曲線縁
F1、F2 切込線
10 ヒップライン
20 股上線
S 後身頃
H 鼠径溝線
K 後身頃の後中心線
T 左右の身頃脇線
W ウェストライン
R 鼠径溝線と後中心線の交点
A、B ウェストラインと身頃脇線の交点
C 左右の身頃脇線と鼠径溝線の交点
D 後中心線とウェストラインの交点
E 股上点
Q 内中間曲線縁Nと外中間曲線縁Mとの接点
U 背面当布
U1 中央側背面当布
U2 外側背面当布
U3 前裏当布
N 内中間曲線縁
M 外中間曲線縁
L 縫着線
L1 縫着線
F 弓型曲線縁
F1、F2 切込線
10 ヒップライン
20 股上線
Claims (5)
- 身頃にタテ、ヨコに伸縮する生地を使用した下半身用衣類であって後身頃Sを有し、後身頃Sの地の目1が、鼠径溝線Hと後中心線Kの交点Rと、ウェストラインWと左右の身頃脇線Tの交点A又はBとを結んだ斜線の方向となり、後身頃Sの地の目1の角度が後中心線Kに対して40度から50度となり、後身頃Sの内側に逢着された左右一対の背面当布Uを更に有し、前記一対の背面当布Uの各々は身頃脇線Tと後中心線Kとの中間で縫着線Lにて縫着された中央側背面当布U1と外側背面当布U2とを有し、中央側背面当布U1の上下縁はウェストラインW及び鼠径溝線Hに一致し、中央側背面当布U1の左右縁は後中心線K及び縫着線Lと一致し、外側背面当布U2の上下縁はウェストラインW及び鼠径溝線Hに一致し、外側背面当布U2の左右縁は身頃脇線T及び縫着線Lと一致し、中央側背面当布U1および外側背面当布U2は理想のヒップの頂点を通る位置において実質最大の左右幅を有することを特徴とする下半身用衣類。
- 前記中央側背面当布U1の地の目1が、鼠径溝線Hと後中心線Kの交点RとウェストラインWと左右の身頃脇線Tの交点A又はBとを結んだ斜線の方向となることを特徴とする請求項1に記載の下半身用衣類。
- 前記外側背面当布U2の地の目1が、鼠径溝線Hと後中心線Kの交点RとウェストラインWと左右の身頃脇線Tの交点A又はBとを結んだ斜線の方向となることを特徴とする請求項1又は2に記載の下半身用衣類。
- 前記外側背面当布U2の地の目1が、鼠径溝線Hと後中心線Kの交点Rとウェストラインと左右の身頃脇線Tの交点A又はBとを結んだ斜線の方向に対して垂直方向となることを特徴とする請求項1又は2に記載の下半身用衣類。
- 前記中央背面当布U1の地の目1と外側背面当布の地の目1が、後中心線Kに対して垂直方向となることを特徴とする請求項1に記載の下半身用衣類。
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JP2014055378A (ja) | 2014-03-27 |
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