JP5233291B2 - エレベータのドア制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エレベータの戸の開閉を制御するエレベータのドア制御装置に関するものである。
エレベータのドア制御装置として、エレベータの出入口の戸袋側縁部と戸の間に形成される隙間近傍の物体を検出するセンサを備えたものが提案されている。かかる構成のドア制御装置は、センサから物体の検出信号を受けると、戸開動作を予め設定された時間だけ一時停止する。かかる動作により、制御装置は、物体が前記隙間から戸袋側へ引き込まれることを防止する(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第WO2004/002869号パンフレット
しかし、特許文献1記載のものにおいては、エレベータの利用者の衣服や利用者の持つ荷物等による瞬時のセンサ検出等、物体の引き込まれの誤検出があり、エレベータの運行の円滑な妨げとなっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、エレベータの戸による物体の引き込まれの誤検出を防止するエレベータのドア制御装置を提供することである。
この発明に係るエレベータのドア制御装置は、エレベータの出入口の戸袋側縁部との間で隙間を形成する戸をモータによって開閉駆動するエレベータのドア制御装置において、物体接近検出装置が前記隙間近傍に接近している物体を検出した場合に、前記物体の検出信号を受信する物体接近検出手段と、前記モータにかかる前記戸を開閉駆動するための負荷が過負荷となっているか否かを検出するモータ負荷検出手段と、前記物体接近検出装置により前記物体が検出された場合に、前記物体接近検出装置による前記物体の検出位置と前記隙間との距離及び前記戸の開速度に基づいて、前記物体接近検出装置による前記物体の検出から前記戸による前記物体の前記隙間への引き込まれにかかる到達予想時間を算出する到達予想時間算出手段と、前記到達予想時間内に、前記モータ負荷検出手段が前記モータの過負荷を検出しない場合は、前記物体が前記隙間に引き込まれなかったと判断し、前記到達予想時間内に、前記モータ負荷検出手段が前記モータの過負荷を検出した場合は、前記物体が前記隙間に引き込まれたと判断する引き込み判断手段とを備えたものである。

この発明によれば、エレベータの戸による物体の引き込まれの誤検出を防止することができる。
この発明を実施するための最良の形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのドア制御装置が利用されるかごの正面図である。
図1はかごの内側から見た場合の図である。図1において、1はエレベータのかごである。このかご1の一側面には、出入口が形成される。このかご1の出入口には、三方枠が設けられる。この三方枠は、上枠2aと一対の縦枠2bからなる。即ち、三方枠の上枠2a及び一対の縦枠2bは、それぞれ、かご1の出入口の上縁部及び両側縁部を構成する。そして、三方枠には、かごの戸3が支持される。本実施の形態においては、かごの戸3は、片開き式のものである。かかる構成のかごの戸3は、縦枠2bの一方、即ち、エレベータの出入口の戸袋側縁部との間(以下、戸―三方枠間という)に、かご1の奥行き方向に幅を持った隙間を形成して配置される。かかる隙間の形成により、かごの戸3は、円滑に水平方向に開閉する。かかる構成のかご1においては、かごの戸3の全開時に、所定の幅を持った開口部4が、エレベータの出入口に形成される。エレベータの利用者は、かかる開口部4を通過して、乗場とかご1の間を円滑に往来する。
5は第1の光電装置である。この第1の光電装置5は、第1の投光器5a及び第1の受光器5bを備える。第1の投光器5aは、縦枠2bの他方の下部に設けられる。一方、第1の受光器5bは、第1の投光器5aと対向するように、かごの戸3の戸当り下部に設けられる。そして、第1の光電装置5は、開口部4下部で、第1の投光器5a及び第1の受光器5bの間に水平方向の光軸5cを配する。かかる構成の第1の光電装置5においては、エレベータの利用者や物(以下、単に物体という)が開口部4を通過すると、当該物体により第1の受光器5bでの受光が妨げられる。かかる受光の妨げにより、物体が検出される。即ち、第1の光電装置5は、開口部4を通過する物体を検出する物体通過検出装置として機能する。かかる第1の光電装置5により、戸閉しようとするかごの戸3にエレベータの利用者が挟まれないようになっている。
6は第2の光電装置である。この第2の光電装置6は、第2の投光器6a及び第2の受光器6bを備える。第2の投光器6aは、縦枠2b近傍のかご床の一角部に設けられる。一方、第2の受光器6bは、第2の投光器6aと対向するように、三方枠上枠2aの一端側に設けられる。そして、第2の光電装置6は、戸―三方枠間の隙間の戸当り側近傍で、第2の投光器6a及び第2の受光器6bとの間に鉛直方向の光軸6cを配する。かかる第2の光電装置6においては、戸―三方枠間の隙間の戸当り側近傍に物体があると、当該物体により第2の受光器6bでの受光が妨げられる。かかる受光の妨げにより、物体が検出される。即ち、第2の光電装置6は、戸―三方枠間の隙間の戸当り側近傍に接近している物体を検出する物体接近検出装置として機能する。かかる第2の光電装置6により、戸開しようとするかごの戸3にエレベータの利用者が引き込まれないようになっている。
さらに、かご1の出入口上方には、ドア制御装置7が設けられる。このドア制御装置7は、制御ユニット8、モータ9、パルスエンコーダ10からなる。制御ユニット8は、エレベータの制御装置11との間で、情報の送受信を行う。かかる制御ユニット8は、制御装置11からかごの戸3の開閉指令を受信すると、モータ9に開閉駆動指令を送信する。モータ9は、かかる開閉駆動指令を受信すると、回転を開始する。そして、かかるモータ9の回転の開始に応じ、かごの戸3が開閉を開始する。即ち、モータ9は、かごの戸3を開閉駆動する動力源として機能する。また、モータ9の回転は、パルスエンコーダ10により、パルス信号に変換される。かかるパルス信号は、制御ユニット8に送信される。
制御ユニット8は、受信したパルス信号を用いて所定の演算処理を行う。かかる演算処理により、かごの戸3の位置及び速度が算出される。かかる算出後、制御ユニット8は、算出したかごの戸3の位置に基づいて、予め記憶している速度指令パターンとかごの戸3の速度の偏差からトルク指令値を算出し、算出したトルク指令値をモータ9に送信する。モータ9は、かかるトルク指令値を受信すると、これに応じたトルクで回転する。かかるモータ9の制御により、現実のかごの戸3の速度が速度指令パターンに略沿ったものとなる。
さらに、制御ユニット8は、トルク指令値と予め記憶しているトルク制限値を比較することで、モータ9の負荷状態を検出する。制御ユニット8は、かかる比較を行い、トルク指令値がトルク制限値に達している状態を、モータ9の過負荷異常として検出する。
加えて、制御ユニット8には、第1及び第2の光電装置5、6による物体の検出信号も受信する。そして、制御ユニット8は、検出したモータ9の負荷状態、第1及び第2の光電装置5、6から受信した物体の検出信号に基づいて、より厳密なモータ9の制御を行う。かかる制御により、かごの戸3は、状況に応じた動作を行う。
次に、図2を用いて、制御ユニット8の具体的構成を説明する。
図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのドア制御装置のブロック図である。図2には、制御ユニット8の詳細が示される。図2に示すように、制御ユニット8は、入出力ポート12、パルスカウントユニット13、戸位置検出部14、戸速度検出部15、ROM16、モータ負荷検出部17、RAM18、戸駆動制御部19を備える。
入出力ポート12は、制御装置11との情報の送受信を行う機能を有する。パルスカウントユニット13は、パルス信号をパルスエンコーダ10から受信し、かかるパルス信号をカウントする機能を有する。戸位置検出部14、戸速度検出部15は、パルスカウントユニット13で求まるパルスカウントから、それぞれ、かごの戸3の位置、速度を求める戸位置検出手段、戸速度検出手段としての機能を有する。
ROM16は、かごの戸3の速度指令パターン、モータ9のトルク制限値等、かごの戸3の開閉制御に必要な各種データを記憶する記憶手段としての機能を有する。モータ負荷検出部17は、適宜、ROM16の速度指令パターンから戸位置検出部14で求まるかごの戸3の位置に対応した速度指令値を読み出す機能を有する。そして、モータ負荷検出部17は、ROM16から読み出した速度指令値と戸速度検出部15で求まるかごの戸3の速度との偏差からモータ9のトルク指令値を算出する機能も有する。
また、モータ負荷検出部17は、ROM16に記憶されたモータ9のトルク制限値パターンから戸位置検出部14で求まるかごの戸3の位置に対応したトルク制限値を読み出す機能を有する。そして、モータ負荷検出部17は、トルク指令値とトルク制限値を比較することで、モータ9の負荷状態を検出する。即ち、モータ負荷検出部17は、モータ9にかかるかごの戸3を開閉駆動するための負荷が過負荷となっているか否かを検出するモータ負荷検出手段として機能する。
戸駆動制御部19は、入出力ポート12が受信した制御装置からの指令や、モータ負荷検出部17が算出したトルク指令値を受信し、かかる受信内容に基づいて、モータ9への開閉駆動指令を制御する機能を有する。RAM18は、戸位置検出部14及び戸速度検出部15でそれぞれ算出されたかごの戸3の位置及び速度、通常負荷時のトルク指令値等、制御ユニット8で演算された各種データを一時的に記憶する機能を有する。
さらに、制御ユニット8は、戸―開口部間通過検出部20、戸―三方枠間接近検出部21を備える。戸−開口部間通過検出部20は、第1の光電装置5の第1の受光器5bから物体の検出信号を受信する機能を有する。戸―三方枠間接近検出部21は、第2の光電装置6の第2の受光器6bから物体の検出信号を受信する機能を有する。
加えて、制御ユニット8は、引き込み判断部22を備える。引き込み判断部22は、戸―三方枠間接近検出部21から第2の光電装置6の第2の受光器6bから物体の検出信号を受信する機能を有する。また、引き込み判断部22は、モータ負荷検出部17から負荷状態を知らせる信号を受信する機能を有する。
かかる機能を有する引き込み判断部22は、戸―三方枠間接近検出部21から第2の光電装置6の第2の受光器6bから物体の検出信号を受信した後、モータ負荷検出部17によりモータ9の過負荷が検出されない場合は、物体が戸―三方枠間の隙間に引き込まれなかったと判断する。一方、引き込み判断部22は、戸―三方枠間接近検出部21から第2の光電装置6の第2の受光器6bから物体の検出信号を受信した後、モータ負荷検出部17によりモータ9の過負荷が検出された場合は、物体が戸―三方枠間の隙間に引き込まれたと判断する。
次に、図3及び図4の波形図を用いて、ドア制御装置7が物体の引き込まれを判断する方法を説明する。
図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのドア制御装置の通常時におけるかごの戸の駆動制御方法を説明するための波形図である。図3(a)は、かごの戸の通常時の速度指令パターンと実速度を説明するための波形図である。図3(b)は、トルク指令値とトルク制限値を説明するための波形図である。
図3(a)及び(b)において、横軸は時間を表す。時間の基準として、入出力ポート12が制御装置11から戸開指令を受けたときを零とする。図3(a)の縦軸は、かごの戸3の開閉速度を表す。なお、図3(a)の縦軸では、かごの戸3の開方向の速度を上向きとし、かごの戸3の閉方向の速度を下向きとする。図3(b)における縦軸は、トルク値を表す。なお、図3(b)の縦軸では、かごの戸3の開動作方向のトルク値を上向きとし、かごの戸3の閉動作方向のトルク値を下向きとする。
図3(a)中、実線23aは、かごの戸3の通常時の速度指令パターンを表す。破線24aは、かごの戸3の実速度を表す。図3(b)中、実線25aは、通常時のトルク指令値を表す。破線26は、トルク制限値を表す。
図3(a)に示すように、速度指令パターン23aは、入出力ポート12が制御装置11から戸開指令を受けてから所定時間経過後、加速度を一定にして、かごの戸3の開方向の値を大きくするように設定される。その後、速度指令パターン23aは、一定の戸開速度を維持するように設定される。そして、所定時間経過後、速度指令パターン23aは、減速度を一定にし、最終的に零となるように設定される。
ここで、トルク指令値25aは、かごの戸3の実速度24aが速度指令パターン23aに沿うように算出される。従って、通常時においては、図3(b)に示すように、かごの戸3の開動作開始時は、トルク指令値25aは、かごの戸3の開動作方向に凸形状のパターンとなる。その後、かごの戸3が一定の戸開速度を維持するときは、かごの戸3の駆動が不要となるため、トルク指令値25aは零となる。そして、かごの戸3の開動作終了時は、かごの戸3を減速させるため、トルク指令値25aは、かごの戸3の開動作方向と逆方向、即ち、閉動作方向に凸形状のパターンとなる。
トルク制限値26は、通常時に想定されるモータ9のトルクに一定値を加えたもので設定される。従って、図3(b)上では、トルク制限値26のパターンは、通常時のトルク指令値25aのパターンを上方へ略平行移動させたように表される。
図4はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのドア制御装置が物体の引き込まれを判断する方法を説明するための波形図である。ここで、図4(a)、(b)は、それぞれ図3(a)、(b)に対応する図である。図4(c)は、戸―三方枠間接近検出部21が第2の光電装置の第2の受光器から受信する物体の検出信号を説明する波形図である。図4(c)の横軸は、図4(a)、(b)と同様の時間を表す。
図4(c)において、実線27aは、戸―三方枠間接近検出部21が第2の光電装置の第2の受光器6bから受信する物体の検出信号を表す。即ち、時間T1前においては、戸―三方枠間接近検出部21は、物体の検出信号を受信していない。一方、時間T1後においては、戸―三方枠間接近検出部21は、物体の検出信号を受信している。
従って、図4(a)、(b)に示すように、戸―三方枠間接近検出部21が物体の検出信号を受信する時間T1まで、かごの戸3の速度指令パターン及びトルク指令値は、それぞれ、図3(a)、(b)と同様の通常時のパターン23a、25aである。
そして、時間T1に戸―三方枠間接近検出部21が物体の検出信号を受信すると、モータ負荷検出部17の速度指令パターンが、減速用速度指令パターン23bに変更される。より具体的には、図4(a)では、減速用速度指令パターン23bは、一定の減速度で零になるパターンとなる。これにより、その後に物体が戸―三方枠間の隙間に引き込まれたとしても、当該物体の戸袋側への引き込まれ量を最小限に抑えられる。
この場合、減速用速度指令パターン23bになった時間T1後、実際には、物体が戸―三方枠間の隙間に引き込まれていない場合には、かごの戸3の進行の障害となるものがない。このため、かごの戸3は、一定の速度で移動を維持しようとする。即ち、図4(a)の一点鎖線で表わされるように、かごの戸3の実速度24bは、減速用速度指令パターン23bよりも大きな値となる。
この場合、図4(b)の一点鎖線で表されるように、時間T1後のトルク指令値25bは、戸閉方向の値となる。かかるトルク指令値25bは、トルク制限値26に達することはない。従って、引き込み判断部22は、第2の光電装置6により検出された物体が引き込まれを伴っていなかったと判断する。
一方、実際に物体が戸―三方枠間の隙間に引き込まれた場合は、物体がかごの戸3の進行の障害となる。このため、かごの戸3の実速度24cは、急速に減速する。即ち、図4(a)の破線で表されるように、かごの戸3の実速度24cは、減速用速度指令パターン23bよりも相当に小さな値となる。
この場合、図4(b)の破線で表されるように、時間T後のトルク指令値25cは、戸開方向の値となる。かかるトルク指令値25cは、トルク制限値26に達する場合もある。図4(b)は、トルク指令値25cが、時間T2になった時点でトルク制限値26に達した場合を示している。この場合、引き込み判断部22は、時間T2になった時点で、第2の光電装置6により検出された物体が引き込まれを伴っていたと判断する。
図5はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのドア制御装置による物体の引き込まれ判断の手順を説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS101で、かごの戸3が戸開中であるか否かが判断される。そして、かごの戸3が戸開中でないと、ステップS101を繰り返す。一方、かごの戸3が戸開中であると、ステップS102に進む。ステップS102で、現状の速度指令値が零であるか否かが判断される。
そして、速度指令値が零であると、物体の引き込まれが発生する状況にないと判断され、ステップS101に戻る。一方、速度指令値が零でないと、物体の引き込まれが発生する可能性がある。この場合、ステップS103に進んで、物体の引き込まれの検出に必要な各種判断が開始される。より具体的には、まず、ステップS103では、戸―三方枠間接近検出部21の物体の検出信号を受信状態に基づいて、戸―三方枠間への物体の接近が検出されているか否かが判断される。
そして、戸―三方枠間への物体の接近が検出されていると、ステップS104へ進み、引き込み判断部22によりモータ9の過負荷が検出されたか否かが判断される。そして、モータ9の過負荷が検出された場合は、ステップS105に進み、引き込み判断部22により物体の引き込まれが発生した状況にあると判断され、ステップS101に戻る。
一方、ステップS104で、モータ9の過負荷が検出されていないと、引き込み判断部22は物体の引き込まれの判断を保留し、ステップS101に戻る。なお、ステップS103で、戸―三方枠間への物体の接近が検出されていないと、ステップS106に進む。ステップS106では、引き込み判断部22は、平常状態にあると判断し、ステップS101に戻る。
以上で説明した実施の形態1によれば、第2の光電装置6が戸―三方枠間の隙間近傍に接近している物体を検出した後に、引き込み判断部22がモータ9の過負荷を検出するか否かに基づいて、物体の戸―三方枠間の隙間への引き込まれ判断を行う。このため、物体の戸―三方枠間の隙間への引き込まれの誤検出を確実に防止できる。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2におけるエレベータのドア制御装置のブロック図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態2に係る制御ユニット28には、実施の形態1の制御ユニット8の構成に加え、到達予想時間算出部29が付加されている。そして、引き込み判断部30は、到達予想時間算出部29の機能も利用して、物体の引き込まれを判断する。従って、引き込み判断部30も、実施の形態1のものと異なる機能を有する。以下、実施の形態2の特徴を中心に説明する。
図6において、到達予想時間算出部29は、第2の光電装置6により物体が検出された場合に、ROM16に記憶された第2の光電装置6による物体の検出位置と隙間との水平距離及びかごの戸3の開速度に基づいて、第2の光電装置6による物体の検出からかごの戸3による物体の隙間への引き込まれにかかる到達予想時間を算出する機能を有する。より具体的には、到達予想時間は、第2の光電装置6に検出された物体がかごの戸3の開方向の移動に伴って隙間に引き込まれるのにかかる最長時間として予想されるものである。以下、より具体的な到達予想時間の算出方法を説明する。
まず、上記水平距離がAで一定であるとともに、かごの戸3の開速度がBで一定の場合、到達予想時間T1は、以下の(1)式により算出される。
T1=A/B・・・(1)
一方、かごの戸3の開速度が位置又は時間等に応じて可変する場合、到達予想時間T2は、以下のように算出される。
まず、一定周期時間をt、N回目の周期時間内での戸開距離をD、N回目の周期時におけるかごの戸3の開速度をEとすると、戸開距離Dは、次の(2)式で算出される。
=E×t・・・(2)
この場合、N回目の周期経過後の物体と戸―三方枠間の隙間との残距離Fは、Fを水平距離Aと定義すると、次の(3)式の関係で算出される。
=FN−1−D
=FN−1−(E×t)・・・(3)
ここで、(3)式により残距離が零未満となった時点での周期回数をMとすると、到達予想時間T2は、次の(4)式で算出される。
T2=(M−1)×t・・・(4)
そして、引き込み判断部30は、到達予想時間内に、モータ負荷検出手部17によりモータ9の過負荷が検出されない場合は、物体が戸―三方枠間の隙間に引き込まれなかったと判断し、到達予想時間内に、モータ負荷検出部17によりモータ9の過負荷が検出された場合は、物体が戸―三方枠間の隙間に引き込まれたと判断する機能を有する。
図7はこの発明の実施の形態2におけるエレベータのドア制御装置が物体の引き込まれを判断する方法を説明するための波形図である。ここで、図7(a)乃至(c)は、それぞれ図4(a)乃至(c)に対応する図であり、同一符号は、同一の速度指令パターン等を示している。
到達予想時間算出部29は、戸―三方枠間接近検出部21が物体の検出信号27aを受信した時間T1時点で、到達予想時間を算出する。この場合、時間T1以降の速度指令パターンは、図4と同様、減速用速度指令パターン23bとなる。従って、到達予想時間算出部29は、(2)式、(3)式、(4)式を用いて、到達予想時間を算出する。図5においては、到達予想時間はT3で表される。
そして、実際には物体が隙間に引き込まれていない場合のトルク指令値25bは、時間T1から時間T3までの到達予想時間内に、トルク制限値26に達することはない。この場合、引き込み判断部30は、時間T3になった時点で、第2の光電装置6により検出された物体が引き込まれを伴っていなかったと判断する。
一方、実際に物体が隙間に挟まれた場合のトルク指令値25cは、到達予想時間内の時間T2に、トルク制限値26に達している。この場合、引き込み判断部30は、時間T2になった時点で、第2の光電装置6により検出された物体が引き込まれを伴っていたと判断する。
図8はこの発明の実施の形態2におけるエレベータのドア制御装置による物体の引き込まれ判断の手順を説明するためのフローチャートである。
図8において、ステップS201乃至S206は、実施の形態1における図5のステップS101乃至106と同様であるので、説明を省略する。以下、実施の形態2に特有の手順を説明する。
ステップS203で、戸―三方枠間への物体の接近が検出されていると、ステップS207に進む。そして、到達予想時間算出部29により到達予想時間が算出される。その後、ステップS208に進み、戸―三方枠間への物体の接近の検出開始からの経過時間が到達予想時間中であるか否かが判断される。そして、到達予想時間中であると、ステップS204に進み、引き込み判断部30によりモータ9の過負荷が検出されたか否かが判断される。そして、モータ9の過負荷が検出されていると、ステップS205に進み、引き込み判断部30により物体の引き込まれが発生した状況にあると判断され、ステップS201に戻る。一方、ステップS204で、モータ9の過負荷が検出されていないと、引き込み判断部30は物体の引き込まれの判断を保留し、ステップS201に戻る。
また、ステップS208で、到達予想時間を超えていると、ステップS209に進む。ステップS209では、到達予想時間内にモータ9の過負荷が検出されていたか否かが判断される。そして、モータ9の過負荷が検出されていなければ、ステップS210で、引き込み判断部30により物体の引き込まれの誤検出と判断され、ステップS201に戻る。一方、モータ9の過負荷が検出されていれば、そのままステップS201に戻る。
以上で説明した実施の形態2によれば、実施の形態1に比べ、より早期に物体の引き込まれの誤検出を判断することができる。
実施の形態3.
図9はこの発明の実施の形態3におけるエレベータのドア制御装置のブロック図である。なお、実施の形態2と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態3に係る制御ユニット31には、実施の形態2の制御ユニット28の構成に加え、速度指令値切換部32が付加されている。以下、実施の形態3の特徴を中心に説明する。
図9において、速度指令値切換部32は、到達予想時間算出部29により算出された到達予想時間内に物体の引き込まれがなかったと判断された場合に、減速していた速度指令値をその時点で保持する機能を有する。
図10はこの発明の実施の形態3におけるエレベータのドア制御装置が戸―三方枠間の隙間近傍の物体を検出後、実際には物体の引き込まれがないと判断した場合の動作を説明するための波形図である。ここで、図10(a)乃至(c)は、図4(a)乃至(c)に対応する図であり、同一符号は、同一の速度指令パターン等を示している。
図10(c)は、到達予想時間中、戸―三方枠間接近検出部21が物体の検出信号27bを受信している場合を示している。しかし、時間T1から時間T3の間にモータ負荷検出部17によりモータ9の過負荷が検出されない。このため、引き込み判断部30は、時間T3となった時点で、第2の光電装置6により検出された物体が引き込まれを伴っていなかったと判断する。
この場合、時間T1に戸―三方枠間接近検出部21が物体の検出信号27bを受信すると、モータ負荷検出部17の速度指令パターンが、減速用速度指令パターン23bに変更される。その後、モータ負荷検出部17の速度指令パターンは、時間T3の時点で、速度指令値パターン23cに変更される。この速度指令値パターン23cは、減速用速度指令パターン23bの到達予想時間経過後の時間T3の時点での速度を保持するものである。より具体的には、図10(a)では、速度指令パターン23cは、所定時間、減速用速度指令パターン23bの時間T3時点の速度を保持し、その後、一定の減速度で零となるものである。
このとき、図10(b)の二点鎖線で表される通り、トルク指令値25dは、減速中のかごの戸3が時間T3時点の速度を保持するように、戸開方向の値となる。その後、トルク指令値25dは、適宜、戸開方向及び戸閉方向の値となる。かかる制御により、図10(a)の二点鎖線に表されるように、かごの戸3の実速度24dは、変更後の速度指令パターン23cに略沿ったものとなる。
図11はこの発明の実施の形態3におけるエレベータのドア制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。図12はこの発明の実施の形態3におけるエレベータのドア制御装置が行う速度指令値の切り替えを説明するためのフローチャートである。
図11において、ステップS301乃至S310は、実施の形態2における図8のステップS201乃至210と同様であるので、説明を省略する。以下、実施の形態3に特有の動作を説明する。
実施の形態3においては、ステップS310までの物体の引き込まれの判断に基づいて、ステップS311で速度指令値の切り替えが行われる。図12におけるステップS312では、物体の引き込まれが誤検出であったか否かが判断される。そして、物体の引き込まれが誤検出であると、ステップS313に進み、かごの戸3の速度指令パターンが、物体の引き込まれが誤検出であったと判断された時点での速度指令値を保持するように切り替えられる。一方、ステップS312で物体の引き込まれが誤検出でないと、かごの戸3の速度パターンが、引き込まれ状態用の減速度を有するように設定される。そして、かかる動作が終了すると、図11のステップS301に戻る。
以上で説明した実施の形態3によれば、エレベータの利用者の持つ荷物等、戸―三方枠間に物体が接近後、実際には物体の引き込まれを伴わない場合、かごの戸3が開動作を維持する。このため、かごの戸3がエレベータの利用者の進行の妨げとなることを防止できる。
実施の形態4.
図13はこの発明の実施の形態4におけるエレベータのドア制御装置のブロック図である。なお、実施の形態3と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態4に係る制御ユニット33の速度指令値切換部34は、実施の形態3の制御ユニット32のものと機能が異なる。
図13において、速度指令値切換部34は、到達予想時間算出部29により算出された到達予想時間内に、第2の光電装置6による物体の検出状態が非検出となった場合に、減速していた速度指令値をその時点で保持する機能を有する。
図14はこの発明の実施の形態4におけるエレベータのドア制御装置が戸―三方枠間の隙間近傍の物体を検出後、物体が非検出となった場合の動作を説明するための波形図である。ここで、図14(a)乃至(c)は、図4(a)乃至(c)に対応する図であり、同一符号は、同一の速度指令パターン等を示している。
図14(c)は、到達予想時間内の時間T4のときに、戸―三方枠間接近検出部21が物体の検出信号27cを受信しなくなった場合を示している。このため、引き込み判断部30は、時間T4となった時点で、第2の光電装置6により検出された物体が引き込まれを伴っていなかったと判断する。
この場合、時間T1に戸―三方枠間接近検出部21が物体の検出信号を受信すると、モータ負荷検出部17の速度指令パターンが、減速用速度指令パターン23bに変更される。その後、モータ負荷検出部17の速度指令パターンは、時間T4時点で、速度指令パターン23dに変更される。この速度指令パターン23dは、減速用速度指令パターン23bの時間T4時点での速度を保持するものである。より具体的には、図14(a)では、速度指令パターン23dは、所定時間、減速用速度指令パターン23bの時間T4時点の速度を維持し、その後、一定の減速度で零となるものである。
このとき、図14(b)の二点鎖線で表される通り、トルク指令値25eは、減速中のかごの戸3が時間T4時点の速度を保持するように、戸開方向の値となる。その後、トルク指令値25eは、適宜、戸開方向及び戸閉方向の値となる。かかる制御により、図14(a)の二点鎖線で表されるように、かごの戸3の実速度24eは、変更後の速度指令パターン23dに略沿ったものとなる。
図15はこの発明の実施の形態4におけるエレベータのドア制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。図16はこの発明の実施の形態4におけるエレベータのドア制御装置が行う速度指令値の切り替えを説明するためのフローチャートである。
図15及び図16において、ステップS401乃至S414は、実施の形態3における図11及び図12のステップS301乃至S314と同様であるので、説明を省略する。以下、実施の形態4に特有の動作を説明する。
ステップS404で、モータ9の過負荷が検出されないと、ステップS415に進み、戸−三方枠間への物体の接近が非検出となったか否かが判断される。物体が非検出であると、ステップS410に進み、物体の引き込まれが誤検出であったと判断される。一方、ステップS415で、物体が検出されていると、現状を維持することとし、ステップS411に進む。
以上で説明した実施の形態4によれば、エレベータの利用者の衣服等による瞬時の物体検出の際は、実施の形態3よりもかごの戸3の開速度が高速で維持される。このため、かごの戸3がエレベータの利用者の進行の妨げとなることをより確実に防止できる。
実施の形態5.
図17はこの発明の実施の形態5におけるエレベータのドア制御装置のブロック図である。なお、実施の形態4と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態5に係る制御ユニット35の速度指令値切換部36は、実施の形態4の制御ユニット33のものと機能が異なる。
図17において、速度指令値切換部36は、到達予想時間算出部29により算出された到達予想時間内に、戸―開口部間通過検出部20が物体を検出した場合に、減速していた速度指令値の減速度をより緩やかな値に切り替える機能を有する。
図18はこの発明の実施の形態5におけるエレベータのドア制御装置が戸―開口部間を通過する物体を検出した場合の動作を説明するための波形図である。
ここで、図18(a)乃至(c)は、図4(a)乃至(c)に対応する図であり、同一符号は、同一の速度指令パターン等を示している。図18(d)の横軸は、図18(a)乃至(c)と同様の時間を表す。
図18(c)は、図10(c)と同様、到達予想時間中、戸―三方枠間接近検出部21が物体の検出信号27dを受信している場合を示している。図18(d)は、時間T5に戸―開口部間通過検出部20から物体の検出信号37を受信している場合を示している。
この場合、引き込み判断部30は、時間T5となった時点で、エレベータの開口部4を物体が通過していると判断する。このとき、モータ負荷検出部17の速度指令パターンは、現状よりも緩やかな減速度を有する速度指令パターン23eに変更される。より具体的には、図18(a)では、速度指令パターン23eは、減速用速度パターン23bよりもより緩やかな一定の減速度で零になるパターンとなる。
このとき、図18(b)の二点鎖線で表されるように、トルク指令値25fも、かごの戸3の実速度が、時間T5時点からより緩やかに減速するように、より緩やかな傾斜となるパターンを形成する値となる。かかる制御により、図18(a)の二点鎖線で表されるように、かごの戸3の実速度24fは、速度指令パターン23eに略沿ったものとなる。
図19はこの発明の実施の形態5におけるエレベータのドア制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。図20はこの発明の実施の形態5におけるエレベータのドア制御装置が行う速度指令値の切り替えを説明するためのフローチャートである。
図19及び図20において、ステップS501乃至S515は、実施の形態4における図15及び図16のステップS401乃至S415と同様であるので、説明を省略する。以下、実施の形態5に特有の動作を説明する。
ステップS511で、速度指令の切り替えが行われる場合は、図20のステップS512で物体の引き込まれが誤検出であったか否かが判断される。そして、物体の引き込まれが誤検出でないと、ステップS516に進み、戸−開口部間のセンサ、即ち、第1の光電装置5が物体を検出しているか否かが判断される。そして、物体の検出されていると、ステップS517に進み、かごの戸3の速度指令パターンが現状よりも緩やかな引き込まれ状態用減速度を有するように設定される。一方、ステップS516で、物体の検出されていないと、かごの戸3の速度指令パターンが通常の引き込まれ状態用減速度を有するように設定される。
以上で説明した実施の形態5によれば、第1の光電装置5に物体が検出されると、かごの戸3は、より緩やかな減速度で開動作を行う。このため、かごの戸3が、エレベータの出入口に形成される開口部4を通過する利用者の進行の妨げとなることをより確実に防止できる。
なお、上記実施の形態では、モータ9の過負荷の判断は、トルク指令値とトルク制限値との比較で行った。しかし、かごの戸3の速度変化やモータのトルクを直接測る等の方法で、モータの過負荷が判断できる構成となっていればよい。また、上記実施の形態では、かごの戸3とかご1の出入口の間に形成される隙間に、物体が引き込まれたか否かを判断する場合を説明した。しかし、乗場の戸と乗場の出入口の間に形成される隙間に物体が引き込まれたか否かを判断する場合でも、本発明のドア制御装置が容易に適用できるのはいうまでもない。
この発明の実施の形態1におけるエレベータのドア制御装置が利用されるかごの正面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータのドア制御装置のブロック図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータのドア制御装置の通常時におけるかごの戸の駆動制御方法を説明するための波形図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータのドア制御装置が物体の引き込まれを判断する方法を説明するための波形図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータのドア制御装置による物体の引き込まれ判断の手順を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態2におけるエレベータのドア制御装置のブロック図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータのドア制御装置が物体の引き込まれを判断する方法を説明するための波形図である。 はこの発明の実施の形態2におけるエレベータのドア制御装置による物体の引き込まれ判断の手順を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態3におけるエレベータのドア制御装置のブロック図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータのドア制御装置が戸―三方枠間の隙間近傍の物体を検出後、実際には物体の引き込まれがないと判断した場合の動作を説明するための波形図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータのドア制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態3におけるエレベータのドア制御装置が行う速度指令値の切り替えを説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態4におけるエレベータのドア制御装置のブロック図である。 この発明の実施の形態4におけるエレベータのドア制御装置が戸―三方枠間の隙間近傍の物体を検出後、物体が非検出となった場合の動作を説明するための波形図である。 この発明の実施の形態4におけるエレベータのドア制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態4におけるエレベータのドア制御装置が行う速度指令値の切り替えを説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態5におけるエレベータのドア制御装置のブロック図である。 この発明の実施の形態5におけるエレベータのドア制御装置が戸―開口部間を通過する物体を検出した場合の動作を説明するための波形図である。 この発明の実施の形態5におけるエレベータのドア制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態5におけるエレベータのドア制御装置が行う速度指令値の切り替えを説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 エレベータのかご、 2a 上枠、 2b 縦枠、 3 かごの戸、
4 開口部、 5 第1の光電装置、 5a 第1の投光器、 5b 第1の受光器、
5c 光軸、 6 第2の光電装置、 6a 第2の投光器、 6b 第2の受光器、
6c 光軸、 7 ドア制御装置、 8 制御ユニット、 9 モータ、
10 パルスエンコーダ、 11 制御装置、 12 入出力ポート、
13 パルスカウントユニット、 14 戸位置検出部、 15 戸速度検出部、
16 ROM、 17 モータ負荷検出部、 18 RAM、 19 戸駆動制御部、
20 戸―開口部間通過検出部、 21 戸―三方枠間接近検出部、
22 引き込み判断部、 23a〜23e 速度指令パターン、
24a〜24f かごの戸の速度、 25a〜25f トルク指令値、
26 トルク制限値、 27a〜27d 検出信号、 28 制御ユニット
29 到達予想時間算出部、 30 引き込み判断部、 31 制御ユニット、
32 速度指令値切換部、 33 制御ユニット、 34 速度指令値切換部、
35 制御ユニット、 36 速度指令値切換部、 37 検出信号

Claims (5)

  1. エレベータの出入口の戸袋側縁部との間で隙間を形成する戸をモータによって開閉駆動するエレベータのドア制御装置において、
    物体接近検出装置が前記隙間近傍に接近している物体を検出した場合に、前記物体の検出信号を受信する物体接近検出手段と、
    前記モータにかかる前記戸を開閉駆動するための負荷が過負荷となっているか否かを検出するモータ負荷検出手段と、
    前記物体接近検出装置により前記物体が検出された場合に、前記物体接近検出装置による前記物体の検出位置と前記隙間との距離及び前記戸の開速度に基づいて、前記物体接近検出装置による前記物体の検出から前記戸による前記物体の前記隙間への引き込まれにかかる到達予想時間を算出する到達予想時間算出手段と、
    前記到達予想時間内に、前記モータ負荷検出手段が前記モータの過負荷を検出しない場合は、前記物体が前記隙間に引き込まれなかったと判断し、
    前記到達予想時間内に、前記モータ負荷検出手段が前記モータの過負荷を検出した場合は、前記物体が前記隙間に引き込まれたと判断する引き込み判断手段と、
    を備えたことを特徴とするエレベータのドア制御装置。
  2. 前記到達予想時間内に、前記モータ負荷検出手段が前記モータの過負荷を検出しなかった場合は、前記戸が前記予想時間経過時点での開速度を保持するように、前記モータの駆動を制御することを特徴とする請求項記載のエレベータのドア制御装置。
  3. 前記到達予想時間内に、前記物体接近検出装置が前記物体を検出しなくなった場合は、前記戸がその時点での開速度を保持するように、前記モータの駆動を制御することを特徴とする請求項又は請求項に記載のエレベータのドア制御装置。
  4. 前記物体接近検出手段が前記物体を検出した時点で、前戸が減速するように、前記モータの駆動を制御することを特徴とする請求項〜請求項のいずれかに記載のエレベータのドア制御装置。
  5. 物体通過検出装置が前記エレベータの出入口に形成される開口部を通過する物体を検出する場合に、前記開口部を通過する物体の検出信号を受信する物体通過検出手段を備え、
    前記到達予想時間内に、前記物体通過検出手段が前記開口部を通過する物体の検出信号を受信した場合は、前記戸が現状よりも緩やかに減速するように、前記モータの駆動を制御することを特徴とする請求項記載のエレベータのドア制御装置。
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