JP5215593B2 - エアクリーナ - Google Patents

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Description

本発明は、エアクリーナに関する。特に、汎用エンジンに用いられるエアクリーナに関する。
一般に、傾斜型汎用エンジンは傾斜したシリンダ部とクランクケース部から成るエンジン本体と、クランクケース部の上部に据え付けられた燃料タンクと、シリンダ部の一側に配置されたキャブレターと、該キャブレターに接続されたエアクリーナと、シリンダ部の他側に配置された排気マフラーとを有している。上記エアクリーナと排気マフラーは上記燃料タンクの側方に並んで配置され且つ上記シリンダ部の上側に取り付けられている。
上記エアクリーナは外気を取り込んでこれを清浄化し、清浄化された空気を上記エアクリーナの下側に配置されたキャブレターへ供給する。一般に、このエアクリーナは導入した外気を清浄化するためのクリーナエレメントを収容する上部ケースと、クリーナエレメントを上部に保持する下部ケースとから構成されている。また、下部ケースは、クリーナエレメントを載置した状態で保持するベースと、このベースから下方へ伸び、クリーナエレメントで清浄化された空気をキャブレターへ導く排出ダクトとを有している。
上記ベースには外気を上部ケース内へ取り入れるための吸込口が設けてあり、この吸込口には上部ケース内を上方へ延びる吸入筒が接続されている。上記吸込口から吸入筒によって形成された吸入通路を経て上部ケース内へ取り込まれた外気は、上部ケース内に配置されたクリーナエレメントによって浄化され、浄化された空気は上記ベース部に設けられた連通開口を通って排出ダクトへ給送され、更にこの排出ダクトの排出口からキャブレターへ供給される。
このような構成のエアクリーナは、例えば特開2007−2738号公報に記載されている。
特開2007−2738号公報
上記エアクリーナは、そのエアクリーナケースの構造的要因で同エアクリーナ内を流れる空気流が気流音を発生させる。この気流音は、エンジンから発生する振動音などと共に周囲環境に対する好ましくない騒音となる。一つの大きな構造的要因として、吸入通路の長さが関係していることが確認されている。すなわち、この吸入通路の長さを直線的に長くできれば気流音が低く抑えられる。しかしながら、上記上部ケース内での吸入筒の延長は該上部ケースの大きさに制約を受けるため実現し難く、また、上記上部ケースを大きくすること、すなわち上部ケースの高さを高くすることはエンジン全体の大きさの増大につながり、好ましくない。また、吸入筒を下方へ延長することは、キャブレターなどが障害となって実現し難い。
また、上記吸入口はシリンダ部の上側に位置しており、そのためシリンダ部で加熱された外気を吸引することになる。このような加熱空気はキャブレターにおける燃料の気化作用に影響を及ぼすことがあるため、その吸引は避けることが望ましい。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、上記気流音を低減し、加熱空気の吸引を回避するように構成したエアクリーナを提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に記載のエアクリーナの発明は、クリーナエレメントを上部に保持する下部ケースと、前記下部ケースに取り付けられる下方が開放された周壁及び頂壁を有して前記クリーナエレメントを収容する上部ケースとから構成され、エンジンのシリンダ近傍に配置されるエアクリーナケースを備え、該エアクリーナケース内を前記クリーナエレメントによりダーティサイドとクリーンサイドに区画し、前記ダーティサイドに流入した外気を前記クリーナエレメントにより清浄化して前記クリーンサイドに流入させるエアクリーナであって、前記下部ケースは、前記クリーナエレメントが載置されるベースと、前記ベースから下方へ延伸し、一端が前記クリーンサイドに連通し、他端が前記エンジンの吸気側に連通する排出ダクトと、前記排出ダクトにおける前記エンジンの吸気側と反対側に前記排出ダクトに沿って前記ベースから下方へ延伸し、下端が外部に開口する外気取り入れ口を有する吸入ダクトと、前記吸入ダクトに連続して前記ベーから上方へ延伸し、上端が前記上部ケース内における前記ダーティサイドに連通し、下端が前記吸入ダクトと連通する吸入筒と、前記吸入ダクトおよび排出ダクトをカバーする壁体とを有し、前記吸入ダクトは、前記排出ダクトと反対側の壁部が前記壁体の一部を利用して形成され、かつ前記排出ダクトおよび前記壁体に沿って下方へ延伸し、前記吸入ダクトと前記吸入筒とにより形成される吸入通路が略直線状であり、前記吸入筒の上端は前記上部ケース内で該上部ケースの頂壁近傍まで達していることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、排出ダクトに沿ってベースから延伸して下端に外気に取り入れ口を有する吸入ダクト及び上端が上部ケースの吸頂壁近傍に達する気筒を有し、吸気ダクトと吸入筒とにより形成される吸入通路が略直線状であり、外気をクリーナエレメントのダーティサイドまで吸入する通路が長くなり、発生する気流音を低減することができる。
更に、吸入ダクトが、吸入ダクトおよび排出ダクトをカバーするように下部ケースに構成された壁体の一部を利用して形成された壁部を有して排出ダクト及び壁体に沿って下方へ延伸することにより、エアクリーナケース自体は従来のエアクリーナケースの外殻形状と殆ど変ることのない形状を採ることができ、その結果、既に製造されている同型のエンジンにおけるエアクリーナを、本発明による気流音を低減させたエアクリーナケースを有するエアクリーナに容易に交換することができるという付随的効果が得られる。
請求項2に記載の発明は、吸入ダクトは、排出ダクトの前記エンジンの吸気側と反対側の位置に設けられ、少なくとも排出ダクトと同程度まで下方に延伸していることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、吸入ダクトはその下端がシリンダ部から側方に離れた箇所に位置しており、したがって吸入ダクトからシリンダ部で加熱された外気を吸入することがないので、キャブレターでの燃料の気化作用への加熱空気による影響が防止される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のエアクリーナにおいて、ベース、排出ダクトおよび吸入ダクトが樹脂により一体的に形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、気流音低減効果のあるエアクリーナケースを樹脂成型により容易に製造することができ、また一体形成によりエアクリーナケース自体の剛性が高くなるので、エンジン振動に共鳴する振動音発生が抑制され、騒音の低減効果が得られる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載のエアクリーナにおいて、前記ベースは、盤状に形成され、その周縁に上方へ突出する環状突条を有し、前記上部ケースは、前記周壁の開放側周縁に前記環状突条に嵌合する環状接続部を有し、前記環状接続部は、前記環状突条へ嵌着した際に前記環状突条の先端縁が当接する当接面を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、下部ケースのベーに対する上部ケースの接続は、ベーの環状突条の先端縁と上部カバーの環状接続部の当接面との嵌合により密封作用がもたらされ、ベーと上部ケースの接続部における十分な密封作用が得られる。これによって、同接続部からの外気吸引による気流音の発生が防止される。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のエアクリーナにおいて、前記環状突条の先端縁と前記環状接続部の当接面との間にシール材が間挿されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、ゴムなどのシール材がベースと上部ケースの接続部における密封作用を更に高めることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか1項に記載のエアクリーナにおいて、吸入通路の最少横断面部の面積が、上記排出ダクトの最少横断面部の面積と略同等であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、吸入通路の最少横断面部の面積を、排出ダクトの最少横断面部の面積と略同等に絞ることにより、吸入ダクト内で発生する気流音が低減される。
本発明によれば、吸入通路の長さを直線的に長くすることができるので、エアクリーナケースから発生せしめられる気流音が低減され、それによってエンジン全体から発生せしめられる騒音を低減することができる。また、吸入ダクトはその下端の、シリンダ部から側方に離れた箇所で加熱されていない外気を吸入することになり、キャブレターでの燃料気化の際の加熱空気による影響を排除することができる。
以下、本発明によるエアクリーナの実施の形態を、図を参照して説明する。
図1は本発明によるエアクリーナを装備した傾斜型単気筒汎用エンジンの外観を示す斜視図、図2は同エンジンの正面図、図3は同エンジンの左側面図、図4は同エンジンの平面図である。図中、Eはエンジン、Bはシリンダ部Cとクランクケース部Kから成るエンジン本体、Tは燃料タンク、Mは排気マフラー、Aはエアクリーナである。
図5は上記エアクリーナAの外観を示す斜視図、図6は図5に示すエアクリーナからカバー等を取り除いた状態の下部ケースの斜視図、図7は図6に示す下部ケースを矢印VIIで示す方向に見た斜視図、図8は図6に示す下部ケースを矢印VIIIで示す方向に見た斜視図、図9は図6に示す下部ケースを矢印IXで示す方向に見た平面図、図10は図6に示す下部ケースを矢印Xで示す方向に見た底面図である。また、図11は図5のXI−XI線による断面図である。
図1〜図4に示す傾斜型汎用エンジンには、クランク軸S(図3参照)が回転自在に装着されたクランクケース部Kから、シリンダ部Cが、斜め上方(図2の左上方)へ傾斜して延びた状態で設けられている。燃料タンクTはクランクケース部Kの上側に配置され、エンジン本体Bに取り付けられている。また、排気マフラーMとエアクリーナAはシリンダ部Cの各側部に配置されエンジン本体Bに取り付けられている。
エアクリーナAは外気を取り込んでこれを清浄化し、清浄化された空気をエアクリーナAの下側に配置されたキャブレターD(図3参照)へ供給する。
図5〜図11に示すように、エアクリーナAは、取り込まれた外気を濾過するクリーナエレメントCE(図11)と、クリーナエレメントCEを上部に保持する下部ケース6と、このクリーナエレメントCEを収容するように下部ケース6に接続されるカバー(上部ケース)3とから構成されている。また、下部ケース6とカバー3によりエアクリーナケース1が構成され、かかるエアクリーナケース1内はクリーナエレメントCEによりダーティサイド1aとクリーンサイド1bとに区画されている。
下部ケース6は、クリーナエレメントCEが載置されるベース2と、一端がクリーンサイド1bに連通し、クリーナエレメントCEで清浄化した空気をキャブレターDすなわちエンジンの吸気側へ導く排出ダクト4と、外気を取り入れる吸入ダクト5aと、一端が吸入ダクト5aと連通し他端がダーティサイド1aと連通する吸気筒5bとを有しており、これらベース2、排出ダクト4、吸入ダクト5a、吸気筒5bは樹脂により一体形成されている。
図9および図10に示すように、ベース2は盤状に形成されており、平面的に見て、1つのコーナー部が欠けた状態の略矩形状を呈している。ベース2には、その中央から1つのコーナー部2cへ向けてやや偏倚した箇所に、排出ダクト4に連通する開口2dが形成されている。なお、コーナー部2cは、エアクリーナAが図1〜図4に示すようにエンジン本体Bへ取り付けられたとき、シリンダ部Cから遠方側に位置するベース2のコーナー部に該当する。
ベース2の上面には、開口2dを包囲してリブ2eが形成されている。ベース2の上面にはカバー3をベース2へネジ留めするための柱状突起2fが上方に向かって突出して設けられている。そして、図11に示すように、クリーナエレメントCEは、その中央に上下方向に貫通開口する嵌合穴7に柱状突起2fが挿入されベース2のリブ2e上に載置される。また、ベース2の上面には、その周縁から上方へ突出する環状突条2aが形成されている。この環状突条2aは、後述するように、下方が開放した箱状のカバー3の開放側周縁に形成された環状接続部3aと嵌合するようになされている。
排出ダクト4は、ベース2の下面から下方へ延びてベース2と一体的に形成されており、この排出ダクト4の下端にはエアクリーナエレメントCEにて清浄化されたクリーンサイド1bの空気をキャブレターDへ送るための排出口4aが設けてある。
この排出ダクト4の、キャブレターDに面する側とは反対側には、排出ダクト4に沿ってベース2から少なくとも排出ダクト4と同等程度まで下方へ延伸する吸入ダクト5aが、ベース2に一体形成されている。この吸入ダクト5aの、排出ダクト4と反対側の壁部5a1は、排出ダクト4および吸入ダクト5aをカバーするように構成された壁体2gの一部を利用して形成されている。吸入ダクト5aは、キャブレターDから離れた箇所に位置するため、キャブレターDが障害となることなく排出ダクト4および壁体2gに沿って下方へ延伸可能である。また、吸入ダクト5aの下端の外気取り入れ口5a2が、シリンダ部Cから側方に離隔しているので、シリンダ部Cで加熱された空気をエアクリーナA内に吸引することはない。
ベース2には、吸入ダクト5aに連続してベース2の上面から上方へ延びる吸入筒5bが一体的に設けてある。この吸入筒5bの上端は、ベース2に装着した状態のカバー3の頂壁3bの近くまで達している。そして、吸入筒5bは、吸入ダクト5aと共に、略直線状の長い吸入通路5を形成する。
カバー3は、図5および図11に示すように、頂壁3bと周壁3cを有しており、周壁3cの下方には、環状接続部3aが形成されている。この環状接続部3aにはベース2の環状突条2aの先端縁2bが嵌入する環状溝3dが凹設され、その環状溝3dの外縁には環状突条2aの外周を覆う環状壁3eが突設されている。
カバー3を下部ケース6のベース2に取り付けるとき、カバー3の環状接続部3aはベース2の環状突条2aに嵌合する。このとき、環状突条2aの上端縁2bは、カバー3の環状溝3d内へ嵌入し、その環状溝3dの底部、すなわち当接面に当接する。また、カバー3の環状壁3eは、環状突条2aの外周を覆うようになっている。カバー3が、クリーナエレメントCEを通って上方に突出する柱状突起2fに螺合する取付けネジによって、ベース2に押圧して固定されたとき、環状突条2aの上端縁2bは、環状溝3dの当接面に所要の押圧力をもって押付けられる。これにより、ベース2とカバー3の接続部分における確実な密封をもたらす。上端縁2bと環状溝3dの当接面との間にゴムなどのシール材を間挿すれば、両者間の密封の度合いは更に増大する。このように確実な密封状態をもたらすことにより、ベース2とカバー3との接続部分での外気の侵入が阻止され、この接続部分での気流音の発生が防止される。
エンジン本体Aの駆動の際、外気は外気取り入れ口5a2から吸引され、略直線状に長い吸入通路5を通り、エアクリーナケース1内のダーティサイド1aに流入する。次いで、ダーティサイド1aに流入した外気は、クリーナエレメントCEを通過するときに浄化されクリーンサイド1bに入り、浄化された空気は開口2dを経て排出ダクト4内へ流入し、排出口4aからキャブレターDすなわちエンジンの吸気側へ排出される。その際、下方へ延伸する吸入ダクト下部5aを有する直線的に長い吸入通路5は、その内部を空気が流れる際、気流音を低減するように作用する。
更に、吸入ダクト5aおよび吸入筒5bより成る吸入通路5の最少横断面部の面積が、排出ダクト4の最少横断面部の面積と略同等であるようにすることにより、気流音低減効果が増大する。
更に、下部ケース6におけるシリンダ部Cから離隔した箇所に吸気ダクト5aを設けたので、吸引通路5は外気取り入れ口5a2からエンジン本体Bの熱によって加熱されていない外気を取り込むことができる。したがって、キャブレターDでの燃料の気化作用への加熱空気による影響が排除される。
更に、ベース2、排出ダクト4、吸入ダクト5aおよび吸入筒5bは樹脂により一体的に形成されているので、気流音低減効果のあるエアクリーナケースを射出成型により製造することが容易である。また、一体形成によりエアクリーナケース自体の剛性が高くなるので、エンジン振動に共鳴する振動音発生が抑制され、騒音の低減効果が得られる。
更に、吸入ダクト5aを排出ダクト4に沿わせて設けたことにより、エアクリーナケース1自体は従来のエアクリーナケースの外殻形状と殆ど変ることのない形状を採ることができる。その結果、既に製造されている同型のエンジンにおけるエアクリーナを、本発明による気流音を低減させたエアクリーナケースを有するエアクリーナに容易に交換することができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、図示の傾斜型汎用エンジンは単気筒であるが、複数気筒のエンジンにも適用することができる。
本発明によるエアクリーナを装備した傾斜型汎用エンジンの外観を示す斜視図である。 図1に示すエンジンの正面図である。 図2に示すエンジンの左側面図である。 図2に示すエンジンの平面図である。 エアクリーナの外観を示す斜視図である。 図5に示すエアクリーナからカバーを取り除いた状態の下部ケースの斜視図である。 図6に示す下部ケースを矢印VIIの方向で見た斜視図である。 図6に示す下部ケースを矢印VIIIの方向で見た斜視図である。 図6に示す下部ケースを矢印IXの方向で見た平面図である。 図6に示す下部ケースを矢印Xの方向で見た底面図である。 図5のXI−XI線による断面図である。
符号の説明
1 エアクリーナケース
2 ベース
2a 環状突条
2b 先端縁
2d 開口
3 カバー(上部ケース)
3a 環状接続部
4 排出ダクト
4a 排出口
5 吸入通路
5a 吸入ダクト
5b 吸入筒
6 下部ケース
A エアクリーナ
B エンジン本体
C シリンダ部
D キャブレター
E エンジン
K クランクケース部
M 排気マフラー
S クランク軸
T 燃料タンク

Claims (6)

  1. クリーナエレメントを上部に保持する下部ケースと、前記下部ケースに取り付けられる下方が開放された周壁及び頂壁を有して前記クリーナエレメントを収容する上部ケースとから構成され、エンジンのシリンダ近傍に配置されるエアクリーナケースを備え、該エアクリーナケース内を前記クリーナエレメントによりダーティサイドとクリーンサイドに区画し、前記ダーティサイドに流入した外気を前記クリーナエレメントにより清浄化して前記クリーンサイドに流入させるエアクリーナであって、
    前記下部ケースは、
    前記クリーナエレメントが載置されるベースと、
    前記ベースから下方へ延伸し、一端が前記クリーンサイドに連通し、他端が前記エンジンの吸気側に連通する排出ダクトと、
    前記排出ダクトにおける前記エンジンの吸気側と反対側に前記排出ダクトに沿って前記ベースから下方へ延伸し、下端が外部に開口する外気取り入れ口を有する吸入ダクトと、
    前記吸入ダクトに連続して前記ベーから上方へ延伸し、上端が前記上部ケース内における前記ダーティサイドに連通し、下端が前記吸入ダクトと連通する吸入筒と、
    前記吸入ダクトおよび排出ダクトをカバーする壁体とを有し、
    前記吸入ダクトは、前記排出ダクトと反対側の壁部が前記壁体の一部を利用して形成され、かつ前記排出ダクトおよび前記壁体に沿って下方へ延伸し、
    前記吸入ダクトと前記吸入筒とにより形成される吸入通路が略直線状であり、前記吸入筒の上端は前記上部ケース内で該上部ケースの頂壁近傍まで達していることを特徴とするエアクリーナ。
  2. 前記吸入ダクトは、少なくとも前記排出ダクトと同程度まで下方に延伸していることを特徴とする請求項1に記載のエアクリーナ。
  3. 前記ベース、排出ダクトおよび吸入ダクトは樹脂により一体的に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のエアクリーナ。
  4. 前記ベースは、盤状に形成され、その周縁に上方へ突出する環状突条を有し、
    前記上部ケースは、前記周壁の開放側周縁に前記環状突条に嵌合する環状接続部を有し、
    前記環状接続部は、前記環状突条へ嵌着した際に前記環状突条の先端縁が当接する当接面を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のエアクリーナ。
  5. 前記環状突条の先端縁と前記環状接続部の当接面との間にシール材が間挿されていることを特徴とする請求項4に記載のエアクリーナ。
  6. 前記吸入通路の最少横断面部の面積が、前記排出ダクトの最少横断面部の面積と略同等であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のエアクリーナ。
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