JP3826938B2 - 血圧計 - Google Patents

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Description

本発明は、カフを生体に対して自動的に巻き付けて生体を圧迫固定することが可能な生体圧迫固定装置を備えた血圧計に関する。
通常、血圧値の測定は、生体内部に位置する動脈を圧迫するための生体圧迫用流体袋を備えたカフを生体の体表面に巻き付け、その後、生体圧迫用流体袋を膨張・収縮させることによって動脈内に生じる動脈圧脈波の検出を行ない、これによって血圧値の測定を行なう。ここで、カフとは、内腔を有する帯状の構造物であって生体の一部に巻き付けが可能なものを意味し、気体や液体等の流体を内腔に注入することによって上下肢の動脈圧測定に利用されるもののことを指す。したがって、カフは、生体圧迫用流体袋とこの生体圧迫用流体袋を生体に巻き付けるための巻付手段とを含めた概念を示す言葉である。
従来の血圧計においては、生体へのカフの巻き付け作業を被験者等の手に委ねていたため、測定毎にカフの巻き付け強さにばらつきが生じ、結果として測定される血圧値にもばらつきが生じていた。このため、近年においては、自動的に生体へカフを巻き付けることが可能な自動カフ巻付装置を備えた血圧計が普及しつつある。この自動カフ巻付装置を搭載した血圧計においては、一定の巻き付け強さが測定毎に再現されるようになるため、安定した測定精度が実現されるばかりでなく、煩雑な巻き付け作業が不要になるというメリットも得られる。
通常、血圧計に搭載される自動カフ巻付装置においては、生体を圧迫するための生体圧迫用流体袋の外側に略円筒状の可撓性部材を配置した構成が採用される。この可撓性部材は、血圧値の測定に際して、生体圧迫用流体袋を生体に対して押し付け、生体圧迫用流体袋を周囲から拘束固定するための部材である。一般にこの可撓性部材はカーラと呼ばれる場合が多い。このカーラの機能により、測定時における生体圧迫用流体袋の圧力損失が減少し、精度よく血圧値を測定することが可能になる。
上述の自動カフ巻付装置としては、種々の機構のものが考案されている。たとえば、特開2000−60808号公報(特許文献1)には、略円筒状に曲成されたカフの一端を接線方向に引張することによってカフを生体に対して巻き付ける機構を備えた自動カフ巻付装置が開示されている。以下においては、上記特許文献1に開示の自動カフ巻付装置について詳細に説明する。
図16は、上記特許文献1に開示の自動カフ巻付装置の構成を示す正面図である。図16に示す自動カフ巻付装置にあっては、内部に生体圧迫用空気袋およびカーラを内包するカフ115が略円筒状に巻き回されて基体151に取り付けられている。カフ115の周方向における一端115aは、上述の基体151に固定されており、他端115bは、基体151に設けられた回転ドラム155に固定されている。回転ドラム155は、プーリ153およびベルト154を介して減速機付電動モータ152に接続されている。また、上記回転ドラム155にはトルクリミッタが接続されており、所定のトルクに到達した時点でカフにそれ以上のトルクがかからないように構成されている。
上記構成の自動カフ巻付装置にあっては、減速機付電動モータ152を作動させることによってカフ115の内側に形成された中空部に差し込まれた上腕に対するカフ115の巻き付けが行なわれる。すなわち、減速機付電動モータ152によって回転ドラム155を回転駆動させることにより、カフ115の巻き取りが行なわれ、カフ115を縮径させることによって上腕に対するカフ115の巻き付けが行なわれる。これにより、測定毎に一定の巻き付け強さが再現されるようになり、安定した測定精度の実現が図られている。
上記図16に示す如くの機構を備えた自動カフ巻付装置以外にも、種々の機構を採用した自動カフ巻付装置が考案されている。たとえば、実開平2−135003号公報(特許文献2)には、生体圧迫用空気袋を内包するカフの外側にワイヤロープを巻き付け、このワイヤロープの一端を電動モータに接続されたプーリに固定し、電動モータを作動させることによってプーリを回転駆動してワイヤロープを接線方向に引張し、カフを縮径させて生体へカフを巻き付ける巻付機構が開示されている。また、特開平10−314123号公報(特許文献3)には、生体圧迫用空気袋およびカーラを内包するカフの外側にテープ状の部材を巻き付け、このテープ状の部材の一端を電動モータに接続されたローラ部に固定し、電動モータを作動させることによってローラ部を回転駆動してテープ状の部材を接線方向に引張し、カフを縮径させて生体へカフを巻き付ける巻付機構が開示されている。
特開2000−60808号公報 実開平2−135003号公報 特開平10−314123号公報
しかしながら、上述の従来の自動カフ巻付装置は、いずれも生体圧迫用流体袋およびカーラを内包したカフ自体や、カフの外側に巻き付けられたワイヤロープもしくはテープ状の部材を接線方向に引張することによってカフを縮径させるものであるため、被測定部である上腕の表面がカフによって接線方向に引っ張られ、上腕が捩れるという問題が生じる。この上腕の捩れは、上腕の表面において測定誤差の原因となる皮膚張力の発生を誘発することになるため、精度よく安定的に血圧値を測定する妨げとなる。
また、上記接線方向への引張によってカフを生体に巻き付ける巻付機構を採用した場合には、カフ自体またはワイヤロープもしくはテープ状の部材等を引張するための回転ドラム(ローラ部)、プーリやベルト、クラッチ等の伝達手段、回転ドラム(ローラ部)を回転駆動するための電動モータ、過剰巻き付け防止のためのトルクリミッタなどの多くの機械構成要素が必要となり、装置構成が複雑化するばかりでなく装置の大型化も問題となる。
したがって、本発明は、上述の問題点を解決すべくなされたものであり、巻付機構の簡素化および小型化が可能であり、生体の体表面に皮膚張力が発生し難く、圧迫部位の全面にわたって均一な巻き付け強さが実現される新規な自動カフ巻付機構を備えた血圧計を提供することを目的とするものである。
本発明に基づく血圧計は、生体を圧迫するために生体の全周にわたって巻き付けられる生体圧迫用流体袋と、上記生体圧迫用流体袋の全周にわたって外側に位置し、径方向に伸縮可能な略円筒状の可撓性部材と、上記可撓性部材の全周にわたって外側に位置し、膨張することによって上記可撓性部材の外周面を内側に向かって押圧し、上記可撓性部材を縮径させるとともに、上記可撓性部材を介して上記生体圧迫用流体袋を生体に対して押し付ける可撓性部材圧迫用流体袋と、上記可撓性部材圧迫用流体袋の外側に位置し、上記可撓性部材圧迫用流体袋が径方向外側に向かって膨張することを制限する機枠と、上記生体圧迫用流体袋の内部の圧力を検出する圧力検出手段と、上記圧力検出手段によって検出された圧力情報に基づいて血圧値を算出する血圧値算出手段とを備える。
また、上記本発明に基づく血圧計にあっては、上記可撓性部材が周方向において交互に配置された分割体および弾性連結体からなり、上記弾性連結体が隣接する上記分割体同士を連結するとともに、これら隣接する分割体同士を遠ざける方向に弾性付勢していることが好ましい。
また、上記本発明に基づく血圧計にあっては、周方向の所定位置に軸方向に延びる切れ目を有するように上記可撓性部材が略円筒状に巻き回された板状部材からなることが好ましい。
また、上記本発明に基づく血圧計にあっては、上記板状部材の周方向端部のうちの少なくともいずれか一方の端部近傍における上記板状部材の軸方向長さが、上記板状部材の周方向中央部近傍における上記板状部材の軸方向長さよりも短く構成されていることが好ましい。
また、上記本発明に基づく血圧計にあっては、上記生体圧迫用流体袋の周方向における一方端側の先端に湾曲部を設けるとともに、上記生体圧迫用流体袋の周方向における他方端側の先端に尖形部を設け、上記可撓性部材の縮径時に上記湾曲部が上記尖形部に乗り上げるように構成されていることが好ましい。
また、上記本発明に基づく血圧計にあっては、上記可撓性部材と上記生体圧迫用流体袋との間に摩擦低減用の低摩擦部材が配置されていることが好ましい。
また、上記本発明に基づく血圧計にあっては、上記可撓性部材と上記可撓性部材圧迫用流体袋との間に摩擦低減用の低摩擦部材が配置されていることが好ましい。
また、上記本発明に基づく血圧計にあっては、上記低摩擦部材が布であることが好ましい。
本発明によれば、巻付機構の簡素化および小型化が実現された血圧計が実現される。また、生体の体表面に皮膚張力が発生し難く、圧迫部位の全面にわたって均一な巻き付け強さが実現可能な自動カフ巻付機構を備えた血圧計を実現することが可能になる。
以下、本発明の一実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における生体圧迫固定装置を備えた血圧計の外観構造を示す斜視図である。図2は、図1に示す血圧計を用いて血圧値を測定する際の測定姿勢を示す模式断面図である。
図1に示すように、本実施の形態における生体圧迫固定装置を搭載した血圧計1は、机等の載置台に載置される基体2と、被測定部位である上腕を差し込むための測定部5とを主に備えている。基体2の上部には、電源の投入に用いられる電源ボタンや測定動作を開始させるための測定ボタンなどが配置された操作部3、および測定結果や操作ガイド等を表示するための表示部4が設けられている。測定部5は、基体2に回動自在に取り付けられており、略円筒状の機枠であるシェル6と、シェル6の内周部に収納された生体圧迫固定装置とを備える。なお、図1に示すように、通常の使用状態においてシェル6の内周部に収納された生体圧迫固定装置は露出しておらず、カバー7によって覆われている。
上述の血圧計1を用いた血圧値の測定に際しては、図2に示すように、シェル6の内側に位置する中空部に上腕100を差し込み、シェル6の内周部に組み込まれた生体圧迫固定装置によって上腕100を圧迫固定することによって血圧値の測定が行なわれる。本血圧計1においては、基体2の上部に肘を載置するための肘置きが設けられている。測定中においてこの肘置きに肘を載置することにより、過度の苦痛の生じない測定姿勢が実現さ
れるようになる。
図2に示すように、生体圧迫固定装置は、生体を圧迫するための生体圧迫用流体袋である生体圧迫用空気袋13と、生体圧迫用空気袋13の外側に位置し、径方向に伸縮可能な略円筒状の可撓性部材であるカーラ10と、カーラ10の外側に位置し、膨張することによってカーラ10の外周面を内側に向かって押圧し、カーラ10を縮径させるとともに、カーラ10を介して生体圧迫用空気袋13を生体に対して押し付ける可撓性部材圧迫用流体袋であるカーラ圧迫用空気袋8とを主に備えている。本血圧計1においては、上述の生体圧迫固定装置を作動させることによって上腕100の圧迫固定が行われ、その後、生体圧迫用空気袋13を膨張・収縮させることによって動脈内に生じる動脈圧脈波の検出が行われ、これによって血圧値の測定が行なわれる。
図3は、上述の測定部の内部構造をより詳細に説明するための断面図である。図3に示すように、血圧計1の測定部5においては、シェル6の内側にカーラ圧迫用空気袋8が配置されている。カーラ圧迫用空気袋8は、シェル6の内周面に接触する外周層8aと、外周層8aの内側に位置する内周層8bとを備えており、外周層8aと内周層8bとを接着または縫合することにより、これらの間に内腔8cが形成されている。このカーラ圧迫用空気袋8の内腔8cは、後述するカーラ圧迫用エア系30(図4参照)の作用により、膨縮自在に体積変動する。なお、図3に示す生体圧迫固定装置においては、このカーラ圧迫用空気袋8の内腔8cが周方向に均等に6つの空間に区画・分割されているが、これら空間は互いに連通しており、一のエア系によって膨張または収縮させることが可能である。
カーラ圧迫用空気袋8の内側には、全周にわたって低摩擦部材である布地9が配置されている。この布地9は、カーラ10とカーラ圧迫用空気袋8とのすべり摩擦を低減するための部材である。
布地9の内側には、略円筒状に巻き回された板状部材からなるカーラ10が位置している。カーラ10は、たとえばポリプロピレン樹脂等の樹脂材料にて形成されており、周方向における所定位置に軸方向に延びる切り欠きを有している。この切り欠きにより、カーラ10は、外力が加えられることによって径方向に伸縮自在に弾性変形する。すなわち、外力が作用することによってカーラ10は径方向に変形するが、外力の作用がなくなった場合には元の状態へと復元する。なお、カーラ10の周方向における両端は、外力が作用していない状態においてその一部が重複するように形成されている。これにより、収縮時にカーラ10の両端がぶつかることによってその収縮が阻害されないように構成されている。
カーラ10の大部分は、袋状に形成された低摩擦部材である布袋11によって覆われている。この布袋11は、上述の布地9と同様に、カーラ10とカーラ圧迫用空気袋8とのすべり摩擦を低減するための部材である。
カーラ10の内側には、生体圧迫用空気袋13を含む生体圧迫ユニット12が位置している。生体圧迫ユニット12は、最も内側に位置する生体圧迫用空気袋13と、生体圧迫用空気袋13の外側に位置し、剛性の小さい生体圧迫用空気袋13の形状を維持するための形状維持部材である比較的剛性の大きい樹脂プレート14と、この樹脂プレート14の外側に位置し、樹脂プレート14の内周面側に接触する低摩擦部材である布地15とによって構成されている。
生体圧迫用空気袋13は、樹脂プレート14の内周面に接触する外周層13aと、外周層13aの内側に位置し、測定部5の内周面を覆うカバー7に接触する内周層13bとを備えており、外周層13aと内周層13bとの間に内腔13cを有している。この生体圧迫用空気袋13の内腔13cは、後述する生体圧迫用エア系20(図4参照)の作用により、膨縮自在に体積変動する。
樹脂プレート14は、比較的剛性の小さい生体圧迫用空気袋13の形状を略円筒状に維持するための形状維持部材である。また、布地15は、カーラ10と生体圧迫用空気袋13とのすべり摩擦を低減するための部材である。
図4は、図1に示す血圧計の機能ブロックを示す図である。図4に示すように、上述の生体圧迫用空気袋13およびカーラ圧迫用空気袋8は、それぞれ生体圧迫用エア系20およびカーラ圧迫用エア系30に接続されている。また、生体圧迫用エア系20およびカーラ圧迫用エア系30は、それぞれCPU40によってその動作が制御される。
生体圧迫用エア系20は、エアポンプ21と、エアバルブ22と、圧力センサ23とを含んでいる。エアポンプ21は、生体圧迫用空気袋13の内腔13cを加圧するための手段であり、CPU40からの指令を受けたエアポンプ駆動回路26によって駆動され、測定時において生体圧迫用空気袋13の内腔13cの圧力が所定の圧力となるように圧縮気体を内腔13cに送り込む。エアバルブ22は、生体圧迫用空気袋13の内腔13cの圧力を維持したり、あるいは減圧したりするための手段であり、CPU40からの指令を受けたエアバルブ駆動回路27によってその開閉状態が制御され、測定時においてエアポンプ21によって高圧状態となった生体圧迫用空気袋13の内腔13cの圧力の維持および減圧を行なうとともに、測定終了後において生体圧迫用空気袋13の内腔13cを大気圧に復帰させる。圧力センサ23は、生体圧迫用空気袋13の内腔13cの圧力を検出するための手段であり、測定時において時々刻々と変化する生体圧迫用空気袋13の内腔13cの圧力を検出し、その検出値に応じた信号を増幅器28に対して出力する。増幅器28は、圧力センサ23から出力される信号を増幅し、A/Dコンバータ29に出力する。A/Dコンバータ29は、増幅器28から出力されたアナログ信号をデジタル化し、CPU40に出力する。
カーラ圧迫用エア系30は、エアポンプ31と、エアバルブ32と、圧力センサ33とを含んでいる。エアポンプ31は、カーラ圧迫用空気袋8の内腔8cを加圧するための手段であり、CPU40からの指令を受けたエアポンプ駆動回路36によって駆動され、測定開始時においてカーラ圧迫用空気袋8の内腔8cの圧力が所定の圧力となるように圧縮気体を内腔8cに送り込む。エアバルブ32は、カーラ圧迫用空気袋8の内腔8cの圧力の維持および減圧を行なうための手段であり、CPU40からの指令を受けたエアバルブ駆動回路37によってその開閉状態が制御され、測定時においてエアポンプ31によって高圧状態となったカーラ圧迫用空気袋8の内腔8cの圧力の維持を行なうとともに、測定終了後においてカーラ圧迫用空気袋8の内腔8cを大気圧に復帰させる。圧力センサ33は、カーラ圧迫用空気袋8の内腔8cの圧力を検出するための手段であり、測定開始時においてカーラ圧迫用空気袋8の内腔8cの圧力を検出し、その検出値に応じた信号を増幅器38に対して出力する。増幅器38は、圧力センサ33から出力される信号を増幅し、A/Dコンバータ39に出力する。A/Dコンバータ39は、増幅器38から出力されたアナログ信号をデジタル化し、CPU40に出力する。
CPU40は、血圧計の基体2に設けられた操作部3に入力された指令に基づいて生体圧迫用エア系20およびカーラ圧迫用エア系30の制御を行なうとともに、測定結果を表示部4やメモリ部41に出力する。なお、メモリ部41は、測定結果を記憶するための手段である。
図5は、上述の構成の血圧計における測定動作を示すフローチャートである。図5に示すように、本血圧計1においては、被験者等が基体2の操作部3に設けられた測定ボタンを押下することにより、測定動作に移行する。
まず、ステップ1において、血圧計1の初期化が行なわれる。次に、ステップ2において、カーラ圧迫用空気袋8の加圧が行なわれ、カーラ圧迫用空気袋8の内腔8cの圧力が所定の圧力に達した時点でカーラ圧迫用空気袋8の加圧を終了する(ステップ3)。次に、ステップ4において、生体圧迫用空気袋13の加圧が行なわれ、生体圧迫用空気袋13の内腔13cの圧力が所定の圧力に達した時点で生体圧迫用空気袋13の加圧を終了し、ステップ5において、生体圧迫用空気袋13の減圧を行ないながら動脈圧脈波の検出を行なう。その後、ステップ6において、上記動脈圧脈波の検出データに基づいて血圧値の算出が行なわれ、ステップ7において、基体2に設けられた表示部4において血圧値の表示が行なわれるとともに、ステップ8において、カーラ圧迫用空気袋8の内腔8cおよび生体圧迫用空気袋13の内腔13cの大気解放が行なわれる。
図6ないし図8は、上記測定動作中におけるカーラ圧迫用空気袋および生体圧迫用空気袋の加減圧動作についてより詳細に説明するための模式図である。このうち、図6は、測定動作前を示す図であり、図7は、カーラ圧迫用エア系を作動させてカーラ圧迫用空気袋を膨張させた状態を示す図である。また、図8は、さらに生体圧迫用エア系を作動させて生体圧迫用空気袋を膨張させた状態を示す図である。
図6に示すように、カーラ圧迫用空気袋8および生体圧迫用空気袋13が大気解放された非加圧状態においては、カーラ圧迫用空気袋8および生体圧迫用空気袋13はともに収縮した状態となっている。したがって、これらカーラ圧迫用空気袋8と生体圧迫用空気袋13との間に位置するカーラ10には実質的に外力が作用していない。このため、測定部5は、上腕100を差し込むのに十分な空間を内部に有していることになり、上腕の断面積が比較的小さい子供や老人、成人女性から、上腕の断面積が比較的大きい成人男性にまで適応したものとなっている。なお、生体圧迫用空気袋13の周方向における両端は、図6に示す非加圧状態においては、距離をもって離間して位置している。
図7に示すように、カーラ圧迫用エア系30によってカーラ圧迫用空気袋8を加圧した第1加圧状態においては、カーラ圧迫用空気袋8はその外周層8aがシェル6によって拘束されているため、径方向外側に向かっては膨張できず、結果として径方向内側に向かってのみ膨張する。このカーラ圧迫用空気袋8の膨張により、カーラ10の外周面がカーラ圧迫用空気袋8の内周層8bによって内側に向かって押圧されるため、カーラ10はその径が減縮する方向に縮径する。すなわち、カーラ10の周方向における一方端が他方端側により深く潜り込むことによってカーラ10が径方向に収縮する。したがって、この第1加圧状態にけるカーラ10の直径R2は、上述の図6の非加圧状態におけるカーラ10の直径R1よりも小さい。
このカーラ10の縮径に伴い、カーラ10の内側に位置する生体圧迫用空気袋13も縮径する。これにより、生体圧迫用空気袋13は、上腕100の表面に押し付けられた状態となる。なお、生体圧迫用空気袋13の周方向における両端は、図7に示す状態においてその一部が重複した状態になる。
図8に示すように、生体圧迫用エア系20によって生体圧迫用空気袋13を加圧した第2加圧状態においては、生体圧迫用空気袋13はその外周層13aがカーラ圧迫用空気袋8によって拘束されているため、径方向外側に向かっては実質的にほとんど膨張できず、結果として径方向内側に向かってのみ膨張する。この生体圧迫用空気袋13の膨張により上腕100が圧迫固定され、上腕100の内部に位置する動脈が圧迫されるようになる。この第2加圧状態から徐々に生体圧迫用空気袋13を減圧することにより、血圧値の測定が行なわれる。
以上の図6ないし図8に示す加減圧動作中においては、生体圧迫用空気袋13とカーラ10との接触面およびカーラ10とカーラ圧迫用空気袋8との接触面において大きな摩擦が生じることになる。そこで、本実施の形態における生体圧迫固定装置においては、生体圧迫用空気袋13とカーラ10との間に低摩擦部材である布地15および布袋11を配置し、カーラ10とカーラ圧迫用空気袋8との間に低摩擦部材である布地9および布袋11を配置することにより、スムーズな摺動が実現されている。上述の摩擦は、圧力センサの検出値にノイズとなって重畳するため、本実施の形態の如くの構成とすることにより、血圧値の測定精度の向上が図られる。
以上において説明した本実施の形態における生体圧迫固定装置においては、カーラを生体に対して巻き付ける巻付手段としてカーラ圧迫用空気袋を採用している。このため、カーラの外側に全周にわたってカーラ圧迫用空気袋を配置することにより、カーラの外周面を全面にわたって均等に押圧することが可能になるため、生体に捩れが生じることなくカーラを生体に対して巻き付けることが可能になる。その結果、生体の体表面に皮膚張力が発生し難くなり、圧迫部位の全面にわたって均一な巻き付け強さが実現され、精度よく安定的に血圧値を測定することが可能になる。
また、本実施の形態における生体圧迫固定装置においては、カーラ圧迫用空気袋を用いてカーラの巻付機構を構成しているため、巻付機構として必要な部品は、エアポンプやエアバルブ、これらとカーラ圧迫用空気袋とを接続するエアチューブならびにカーラ圧迫用空気袋内の圧力を検出するための圧力センサのみであり、従来の電動モータを用いた生体圧迫固定装置よりも巻付機構の簡素化および小型化が実現可能である。
図9は、本発明の実施の形態における生体圧迫固定装置のカーラの展開図である。図9に示すように、本実施の形態における生体圧迫固定装置のカーラ10は、その周方向端部のうちの一方の端部近傍における軸方向長さD1が、周方向中央部近傍における軸方向長さD2よりも短く構成されている。すなわち、カーラ10を展開した状態において、カーラ10の長手方向に延びる一対の周縁部の一方端寄りに勾配が設けられている。
図10は、図9に示すカーラの縮径時の形状を示す斜視図である。図10に示すように、上記形状のカーラ10を縮径させた場合には、たとえ軸方向における押圧力がカーラ10の外周面において異なる場合(すなわち、カーラが押し付けられる上腕の形状が末梢側において細くなっている場合や太くなっている場合)にも、勾配が設けられた側のカーラ10の周方向端部が、勾配が設けられていない側のカーラ10の周方向端部に必ず重なり合うようになり、カーラ10のコーナー部が外側に迫り出すことがない。
図11は、本実施の形態における生体圧迫固定装置を用いて、末梢側に向かうに連れてその外形が細くなっている上腕を圧迫固定した状態を示す模式断面図である。本実施の形態における生体圧迫固定装置においては、図9および図10に示す形状を有するカーラ10を用いているため、末梢側に向かうに連れてその外形が細くなっている上腕100に対しても、カーラ10が適度に撓むことによってフィットする。すなわち、外形が細くなっている末梢側の上腕部分においてより大きくカーラ10が縮径することにより、末梢側に向かうに連れてその外形が細くなっている上腕100に対してもカーラ10がフィットする。このように、図9および図10に示す形状のカーラとすることにより、上腕の形状の如何を問わず、カーラが上腕にフィットするようになり、カーラの軸方向における締め付け強さを均一に保つことが可能になる。
また、上述のように図9および図10に示す形状のカーラにおいては、縮径時においてカーラ10のコーナー部が外側に迫り出すこともない。このため、カーラ10のコーナー部が迫り出して被験者の上腕100の被測定部位近傍を圧迫することもないため、被験者に違和感を与えることもない。また、カーラ10のコーナー部が周囲の部材に拘束されてカーラ10の変形が阻害され、上腕100の圧迫固定が不十分になることもない。
図12および図13は、上述の図6および図7に示す加減圧動作時における生体圧迫用空気袋の周方向端部をそれぞれ拡大して示した拡大部分断面図である。生体圧迫固定装置においては、上述のように上腕の断面積が比較的小さい子供や老人、成人女性から、上腕の断面積が比較的大きい成人男性に至るまで、幅広いユーザに対応することが必要である。このため、非加圧状態において、距離をもって離間して位置している生体圧迫用空気袋13の周方向における両端が、縮径動作中にスムーズに重なり合うことが必要になる。しかしながら、生体圧迫用空気袋13は、比較的剛性の小さい材料で形成されているため、何ら工夫を施さない場合には、両端部におけるスムーズな重なり合いの実現は非常に困難である。
そこで、本実施の形態における生体圧迫固定装置においては、生体圧迫用空気袋13の周方向における両端部のスムーズな重なり合いを実現するために、図12に示すように、生体圧迫ユニット12の周方向における一方端A側の先端に湾曲部12aを設けるとともに、生体圧迫ユニット12の周方向における他方端B側の先端に尖形部12bを設ける構成としている。具体的には、樹脂プレート14の片方の周方向端部を一定の曲率を有するように折り曲げるとともに、この樹脂プレート14の折り曲げ部分を覆うように布地15を樹脂プレート14に貼り付けることによって湾曲部12aを形成し、鋭角に折り曲げられた布地15によって樹脂プレート14のもう一方の周方向端部が覆われるように布地15を樹脂プレート14に貼り付けることによって尖形部12bを形成している。
このように構成することにより、図13に示すように、カーラ10の縮径時において、湾曲部12aが尖形部12bにスムーズに乗り上がるようになり、生体圧迫用空気袋13の両端部が接触して、片側の端部が折れ曲がったり、捲れあがったりすることによって生体圧迫用空気袋13の縮径が阻害されることもなくなる。したがって、生体圧迫用空気袋13の縮径時または拡径時に生体圧迫用空気袋13の重ね合わせ部分にて生じる摩擦が低減されるようになり、この摩擦が圧力センサの検出値にノイズとなって重畳することが回避されるようになる。その結果、血圧値の測定精度の向上が図られるようになる。なお、生体圧迫ユニットの周方向端部に湾曲部および尖形部を形成するための構成としては、上述の構成以外にも種々の構成の適用が可能であり、生体圧迫固定装置の装置構成や仕様に応じて適宜変更が可能である。
図14および図15は、本実施の形態における生体圧迫固定装置のカーラの構成の変形例を示す図であり、図14は、非加圧状態におけるカーラの形状を示す斜視図であり、図15は、縮径時におけるカーラの形状を示す斜視図である。
本発明に基づく生体圧迫固定装置においては、図14に示す如くの構成のカーラ16を採用することも可能である。図14に示すカーラ16は、周方向において交互に配置された複数の分割体17および弾性連結体18からなる。分割体17は、たとえば図14に示すように、周方向における断面形状が円弧状に成形された樹脂部材からなり、それぞれの分割体は隣接する分割体と、係合スリット17aおよびこの係合スリット17aに係合する係合突起(図示せず)によってスライド自在に接続されている。弾性連結体18は、たとえば図14に示すように、コイルバネによって構成され、隣接する分割体17同士を連結するとともに、これら隣接する分割体17同士を遠ざける方向に弾性付勢している。
上記カーラ16の外側には、上述の生体圧迫固定装置と同様にカーラ圧迫用空気袋が配置される。また、上記カーラ16の内側には、上述の生体圧迫固定装置と同様に生体圧迫用空気袋が配置される。この構成において、カーラ16は、カーラ圧迫用空気袋が膨張することによってその外周面が内側に向かって押圧されることにより、弾性連結体18の弾性付勢力に抗して図15に示す如くの形状に縮径する。一方、カーラ圧迫用空気袋が収縮し、カーラ16に対する押圧が解除された場合には、弾性連結体18による弾性付勢力によって隣接する分割体17同士が遠ざけられる方向に移動し、図14に示す如くの形状に復帰する。
以上において説明した如くの構成からなるカーラを採用した場合にも、前述した略円筒状に巻き回された板状部材からなるカーラを採用した場合と同様に、径方向に伸縮可能なカーラが実現される。したがって、上記構成のカーラを採用した生体圧迫固定装置とした場合にも、上述した効果と同様の効果が得られるようになる。
上述の実施の形態においては、生体圧迫用流体袋および可撓性部材圧迫用流体袋として内部に加圧空気が注入される空気袋を採用した場合を例示して説明を行なったが、特に空気袋に限定されるものではなく、他の気体が注入される気体袋や液体が注入される液体袋にて生体圧迫用流体袋および可撓性部材圧迫用流体袋を構成することも当然に可能である。
また、上述の実施の形態においては、上腕を圧迫固定して血圧値を測定する血圧計に本発明に基づく生体圧迫固定装置を適用した場合を例示して説明を行なったが、本発明に基づく生体圧迫固定装置は、手首式の血圧計にも当然に適用が可能である。また、血圧計に限られず、脈波検出装置(脈波計)等にも適用が可能である。さらには、本発明に基づく生体圧迫固定装置は、上腕を圧迫固定するものに限られず、前腕や下肢、胴体など、生体のあらゆる部位の圧迫固定に適用が可能である。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明の実施の形態における生体圧迫固定装置を備えた血圧計の外観構造を示す斜視図である。 図1に示す血圧計を用いて血圧値を測定する際の測定姿勢を示す模式断面図である。 図1に示す血圧計の測定部の内部構造をより詳細に示す断面図である。 図1に示す血圧計の機能ブロックを示す図である。 図1に示す血圧計の測定動作を示すフローチャートである。 カーラ圧迫用空気袋および生体圧迫用空気袋の加減圧動作を示す模式図であり、測定動作前を示す図である。 カーラ圧迫用空気袋および生体圧迫用空気袋の加減圧動作を示す模式図であり、カーラ圧迫用エア系を作動させてカーラ圧迫用空気袋を膨張させた状態を示す図である。 カーラ圧迫用空気袋および生体圧迫用空気袋の加減圧動作を示す模式図であり、生体圧迫用エア系を作動させて生体圧迫用空気袋を膨張させた状態を示す図である。 本発明の実施の形態における生体圧迫固定装置のカーラの展開図である。 図9に示すカーラの縮径時の形状を示す斜視図である。 本実施の形態における生体圧迫固定装置を用いて、末梢側に向かうに連れてその外形が細くなっている上腕を圧迫固定した状態を示す模式断面図である。 図6に示す加減圧動作時における生体圧迫用空気袋の周方向端部をそれぞれ拡大した拡大断面図である。 図7に示す加減圧動作時における生体圧迫用空気袋の周方向端部をそれぞれ拡大した拡大断面図である。 本発明の実施の形態における生体圧迫固定装置のカーラの構成の変形例を示す図であり、非加圧状態におけるカーラの形状を示す斜視図である。 本発明の実施の形態における生体圧迫固定装置のカーラの構成の変形例を示す図であり、縮径時におけるカーラの形状を示す斜視図である。 従来の自動カフ巻付装置の構成の一例を示す正面図である。
符号の説明
1 血圧計、2 基体、3 操作部、4 表示部、5 測定部、6 シェル、7 カバー、8 カーラ圧迫用空気袋、8a 外周層、8b 内周層、8c 内腔、9 布地、10 カーラ、11 布袋、12 生体圧迫ユニット、12a 湾曲部、12b 尖形部、13 生体圧迫用空気袋、13a 外周層、13b 内周層、13c 内腔、14 樹脂プレート、15 布地、16 カーラ、17 分割体、17a 係合スリット、18 弾性連結体、20 生体圧迫用エア系、21 エアポンプ、22 エアバルブ、23 圧力センサ、26 エアポンプ駆動回路、27 エアバルブ駆動回路、28 増幅器、29 A/Dコンバータ、30 カーラ圧迫用エア系、31 エアポンプ、32 エアバルブ、33 圧力センサ、36 エアポンプ駆動回路、37 エアバルブ駆動回路、38 増幅器、39 A/Dコンバータ、40 CPU、41 メモリ部、100 上腕。

Claims (8)

  1. 生体を圧迫するために生体の全周にわたって巻き付けられる生体圧迫用流体袋と、
    前記生体圧迫用流体袋の全周にわたって外側に位置し、径方向に伸縮可能な略円筒状の可撓性部材と、
    前記可撓性部材の全周にわたって外側に位置し、膨張することによって前記可撓性部材の外周面を内側に向かって押圧し、前記可撓性部材を縮径させるとともに、前記可撓性部材を介して前記生体圧迫用流体袋を生体に対して押し付ける可撓性部材圧迫用流体袋と、
    前記可撓性部材圧迫用流体袋の外側に位置し、前記可撓性部材圧迫用流体袋が径方向外側に向かって膨張することを制限する機枠と、
    前記生体圧迫用流体袋の内部の圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記圧力検出手段によって検出された圧力情報に基づいて血圧値を算出する血圧値算出手段とを備えた、血圧計。
  2. 前記可撓性部材は、周方向において交互に配置された分割体および弾性連結体からなり、
    前記弾性連結体は、隣接する前記分割体同士を連結するとともに、これら隣接する分割体同士を遠ざける方向に弾性付勢している、請求項1に記載の血圧計
  3. 前記可撓性部材は、周方向の所定位置に軸方向に延びる切れ目を有するように略円筒状に巻き回された板状部材からなる、請求項1に記載の血圧計
  4. 前記板状部材の周方向端部のうちの少なくともいずれか一方の端部近傍における前記板状部材の軸方向長さが、前記板状部材の周方向中央部近傍における前記板状部材の軸方向長さよりも短く構成されている、請求項3に記載の血圧計
  5. 前記生体圧迫用流体袋の周方向における一方端側の先端に湾曲部を設けるとともに、前記生体圧迫用流体袋の周方向における他方端側の先端に尖形部を設け、前記可撓性部材の縮径時に前記湾曲部が前記尖形部に乗り上げるように構成されている、請求項1から4のいずれかに記載の血圧計
  6. 前記可撓性部材と前記生体圧迫用流体袋との間に、摩擦低減用の低摩擦部材が配置されている、請求項1から5のいずれかに記載の血圧計
  7. 前記可撓性部材と前記可撓性部材圧迫用流体袋との間に、摩擦低減用の低摩擦部材が配置されている、請求項1から6のいずれかに記載の血圧計
  8. 前記低摩擦部材は、布である、請求項6または7に記載の血圧計
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