JP5207902B2 - バルク音響波共振子および電子部品 - Google Patents

バルク音響波共振子および電子部品 Download PDF

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Description

本発明は圧電共振子の一種であるバルク音響波共振子およびそれを用いた電子部品に関するものである。
無線通信および電気回路に用いられる電気信号の周波数の高周波化に伴い、高周波化された電気信号に対して用いられるフィルタについても高周波数に対応したものが開発されている。特に、無線通信においては2GHz近傍のマイクロ波が主流になりつつあり、また既に数GHz以上の規格策定の動きもあることから、それらの周波数に対応した、安価で高性能なフィルタが求められている。このようなフィルタとして、圧電性を示す薄膜の厚み縦振動モードを用いた共振子を用いたものが提案されている。
圧電性を示す薄膜(以後、圧電体薄膜と記載する)の厚み縦振動モードを用いた共振子は、入力される高周波の電気信号に対して、圧電体薄膜が厚み縦振動を起こし、その振動が圧電体薄膜の厚さ方向において共振を起こすことによって、そのインピーダンスが変化する。このような圧電体薄膜の厚み縦振動モードを用いた共振子は、薄膜バルク音響波共振子(Film Bulk Acoustic Resonator:略称FBAR)と呼ばれている。FBARは、基板の一表面上に薄膜形成プロセスによって下部電極、圧電体薄膜および上部電極を順次積層して形成される共振部を有する。なお、ここで薄膜とは、通常の薄膜形成プロセスで形成されるものをいう。
薄膜共振子は、SiおよびGaAsなどから成る基板と、AlNおよびZnOなどから成る圧電体薄膜と、厚み方向の両側から圧電体薄膜を挟む下部および上部電極とを含んで構成される。
このような薄膜共振子において上部電極上に、平面視で上部電極の外辺部より内側に外辺部を有する引っ込み領域を配置した構成が提案されている(特許文献1参照)。このような構成により、共振子を構成する薄膜の不連続性が生じ、この不連続性により厚み縦振動以外の音響波による損失(スプリアス)を低減できるものとなる。
特開2006−5294号公報
しかしながら、特許文献1に記載された構成は、平面視で、上部電極のうち、引っ込み領域の外辺部の外側の領域において寄生容量を形成してしまい、共振子の帯域幅が狭まり、Q値が低下する、という問題点があった。
本発明は上述の問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、損失が少なく、帯域幅が広く、Q値の高いバルク音響波共振子およびそれを用いた電子部品を提供することである。
本発明は、第1主面と第2主面とを有する圧電体層と、
前記圧電体層の前記第1主面に配置された第1電極と、
前記圧電体層の前記第2主面に、前記圧電体層を挟み前記第1電極と対向するように配置された第2電極と、
前記第2電極の前記圧電体層に接する面と反対側の面に配置される第3電極であって、平面視で、前記第2電極と接する第1領域と、前記第1領域から延び前記第2電極の配置された領域から突出する第2領域とを有する第3電極と、
を備えるバルク音響波共振子である。
また、本発明は、上記構成において、前記第2電極は、前記第2電極の延びる方向と直交する方向からの断面視で、前記第3電極の前記第2領域に臨む端部において、前記圧電体層と接する側の面で形成する内角の角度が45°以上90°以下である、バルク音響波共振子である。
また、本発明は、上記構成において、前記第2電極は、前記第3電極の前記第2領域に臨む端部において、前記圧電体層側に比べ前記第3電極側が突出しているバルク音響波共振子である。
また、本発明は、上記構成において、前記第3電極は、平面視で前記第2領域の外縁部から前記第1領域の外縁部までの距離が0μmより大きく3μmより小さい、バルク音響波共振子である。
また、本発明は、上記構成において、前記第3電極の前記第2領域と前記第1電極との間に配置された、前記圧電体層に比べて誘電率の低い低誘電率体をさらに含む、バルク音響波共振子である。
また、本発明は、上記いずれかの構成のバルク音響波共振子と、
前記圧電体層に比べて誘電率の低い媒体が内部に充填された、前記バルク音響波共振子を収容するパッケージと、を有する電子部品である。
本発明のバルク音響波共振子によれば、第3電極の第2領域により、第2電極と第3電極とで構成する圧電体層の第2主面側の電極の外縁部に凸凹ができることになり、横方向に伝播する音波は第3電極と第2電極の外縁部が揃っている場合よりも散乱されやすくなる。このため、第2、3電極の外縁部における不要な横モードの励起が抑制される。その結果、スプリアスが抑制され、スプリアスの少ない、低損失のバルク音響波素子を提供できるものとなる。
また、第3電極の第2領域は第2電極から突出していることから、第3電極の第2領域と第1電極との間に発生する寄生容量を大幅に低減することができる。これにより、帯域幅が広く、Q値の高いバルク音響波共振子を提供することができるものとなる。
また、本発明によれば、第2電極は、第2電極の延びる方向と直交する方向からの断面視で、第3電極の第2領域に臨む端部において、圧電体層と接する側の面で形成する内角の角度が45°以上90°以下であるときには、第2電極のうち、第3電極の第2領域に臨む端部の広がりが少ないため、第2電極の端部の広がり部分で形成される寄生容量の少ないものとすることができる。これにより、帯域幅が広く、Q値の高いバルク音響波共振子を提供することができるものとなる。
また、本発明によれば、第2電極は、第3電極の第2領域に臨む端部において、圧電体層側に比べ第3電極側が突出しているときには、第2電極の端部のうち突出している部分が形成する寄生容量を低減することができる。これにより、帯域幅が広く、Q値の高いバルク音響波共振子を提供することができるものとなる。
また、本発明によれば、第3電極は、平面視で第2領域の外縁部から第1領域の外縁部までの距離が0μmより大きく3μmより小さいときには、第1領域が第2領域の形状変化を抑制して支えることができるので、安定して特性を維持できるものとすることができる。
また、本発明によれば、第3電極の第2領域と第1電極との間に配置された、圧電体層に比べて誘電率の低い低誘電率体をさらに含むときには、低誘電率体により第3電極の第2領域と第1電極との間に発生する寄生容量を大幅に低減することができる。これにより、帯域幅が広く、Q値の高いバルク音響波共振子を提供することができるものとなる。
また、本発明によれば、上記いずれかの構成のバルク音響波共振子と、圧電体層に比べて誘電率の低い媒体が内部に充填された、バルク音響波共振子を収容するパッケージと、を有することから、第3電極の第2領域と第1電極との間に圧電体層に比べて誘電率の低い媒体が存在する領域を有することとなるため、帯域幅が広く、Q値の高いバルク音響波共振子を安定して保持した、電子部品を提供することができる。
以下、本発明のバルク音響波共振子の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態であるバルク音響波共振子10(以下、単に共振子10とする)を示す平面図であり、図2は、図1の切断面線I−Iから見た断面図である。なお、以下の図面においても同様であるが、同様の箇所には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、理解を容易にするために、厚み方向に重なるものなど、一部の構成の図示を省略している。
本発明の共振子10は、圧電体層15と、圧電体層15の第1主面15aに配置された第1電極16と、圧電体層15の第2主面15bに配置された第2電極17と、第2電極17の圧電体層15と接する側と反対側の面に配置された第3電極18と、で構成される共振子本体12を備える。ここで、第3電極18は、平面視で第2電極17と接する第1領域18aと、第1領域18aから延び、平面視で第2電極17から突出する第2領域18bとを有している。なお、図1には、第3電極18の第2領域18bに斜線を付している。
このような構成とすることで、第2電極17と第3電極18とで構成する上部電極に不連続部分が発生し、厚み方向(図のZ軸方向)における振動以外のモードの振動による損失を低減させることができる。さらに、第3電極18の第2領域18bは、厚み方向の直下に第2電極17がなく、間隙と圧電体層15を介して第1電極16と対向しているため、この部分で発生する寄生容量を低減することができる。このため、帯域幅が広く、Q値の高い共振子10を得ることができる。
以下に、具体的な構成について詳述する。
基板11は、共振子10のベース部材である。基板11は、厚みが0.05mm〜1mm程度に選ばれる。基板11は、略直方体形状を有する。基板11は、Si(シリコン)、Al(酸化アルミニウム)、SiO(酸化シリコン)およびガラスなどによって形成される。基板11の長手方向をX方向とし、短手方向をY方向とし、厚み方向をZ方向とする。長手方向、短手方向および厚み方向は、互いに直交する。長手方向および短手方向は、基板11の一表面11aの各辺に平行または垂直に延びる。
基板11の一表面11a上には、絶縁層100が設けられる。絶縁層100は、第1電極16,第2電極17および第3電極18と基板11とを電気的に絶縁する。絶縁層100は、その厚みが0.1μm以上1.2μm以下で形成され、たとえば、基板11表面を熱酸化して形成される酸化物(SiO)膜やスパッタリングおよびCVDなどの薄膜形成プロセスによって成膜されるSiN膜として形成される。
共振子本体12は、基板11のZ方向の一表面11a上に絶縁層100を介して設けられる。共振子本体12は、圧電体層15と、圧電体層15の第1主面15a上に少なくとも一部が積層される第1電極16と、圧電体層15の第2主面15b上に、少なくとも一部が積層される第2電極17と、第2電極17の圧電体層15と接する側の面と反対側の面17b上に、少なくとも一部が積層される第3電極18と、を含んで構成される。
そして、この共振子本体12は、その一部が基板11との間に空隙13を介して配置されている。この空隙13を囲う形状は、Z方向に垂直な方向の断面が台形となる筒型状に形成される。
ここで、圧電体層15の一部と、第1電極16の一部と、第2電極17の一部と、第3電極18の一部がZ方向に重なって形成され、この圧電体層15の一部と、第1電極16の一部と、第2電極17の一部と、第3電極18の一部が積層される部分、すなわちZ方向から見て、圧電体層15と、第1電極16と、第2電極17と、第3電極18と、がZ方向に重なる部分のうち、空隙13によって音響的に絶縁されている部分によって共振部20が形成される。言い換えると、共振部20は、基板11の一表面11a上に形成される空隙13に臨んで形成される。すなわち、共振部20は、圧電体層15、第1電極16、第2電極17、第3電極18がZ方向に重なる部分のうち、空隙13に臨む部分によって形成される。共振部20の側面は、X方向またはY方向に沿って延びる。共振部20の厚み方向は、Z方向に平行であり、圧電体層15,第1,第2および第3電極16,17,18の厚み方向は、前記Z方向である。圧電体層15と、第1,第2および第3電極16,17,18のそれぞれは、Z方向から見て共振部20よりも広い範囲に形成される。
第1電極16は、基板11の厚み方向の一表面11a上に絶縁層100を介して形成され、空隙13を設けるために、一部に凸部を設けるように配置される。第1電極16は、基板11のX方向の一端部21からX方向の中央部22にわたって設けられ、基板11の一表面11aの周縁23に離間して設けられる。第1電極16はZ方向から見て端部がテーパー形状に形成され、その各周縁辺は、X方向またはY方向に平行に延びる。
第1電極16は、圧電体層15に高周波電圧を印加する機能を有する部材であり、W、Mo、Au、AlおよびCuなどの金属材料を用いて形成される。また第1電極16は、電極としての機能と同時に、共振部20を構成する機能も有するので、共振子10が必要な共振特性を発揮するために、その厚みは、第1電極16を形成する材料の固有音響インピーダンスおよび密度、第1電極16を伝播する音響波の音速および波長などを考慮して、精密に選ぶ必要がある。第1電極16の最適な厚みは、共振子10を用いて構成される電子回路で使用する信号の周波数、共振部20の設計寸法、圧電体薄膜材料、電極材料によって異なるが、0.01μm〜0.5μm程度に選ばれる。
また第1電極16のX方向の一端部16cは外部接続端子として機能する。
圧電体層15は、少なくとも一部が第1電極16の厚み方向の一表面16a上に形成される。本実施の形態では圧電体層15は、第1電極16の厚み方向の一表面16a上と基板11の厚み方向の一表面11a上とにわたって形成され、第1電極16のX方向の他端部よりもX方向の他方まで延びる。圧電体層15は、Z方向から見て矩形状に形成され、X方向およびY方向における中央部22に形成される。圧電体層15のY方向の長さL1は、第1電極16の短手方向Yの長さL2よりも大きく選ばれ、圧電体層15のY方向の中央と、第1電極16のY方向の中央とは、Y方向に垂直で同一の仮想一平面上に設けられる。圧電体層15は、X方向およびY方向において、空隙13が形成された領域よりも大きく形成される。
圧電体層15は、ZnO(酸化亜鉛)、AlN(窒化アルミニウム)およびPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)などの圧電体材料から成り、第1電極16と第2電極17,第3電極18によって印加される高周波電圧に応じて厚み縦方向に伸縮し、電気的な信号を機械的な振動に変換する機能を有する。
共振子10が必要な共振特性を発揮するために、圧電体層15の厚みは、圧電体層15を形成する材料の固有音響インピーダンスおよび密度、圧電体層15を伝播する音響波の音速および波長などを考慮して、精密に選ぶ必要がある。圧電体層15の最適な厚みは、共振子10を用いて構成される電子回路で使用する信号の周波数、共振部20の設計寸法、圧電体材料、電極材料によって異なるが、0.3μm〜1.5μm程度に選ばれる。
第2電極17は、圧電体層15の第2主面15bのうち、第1電極16に積層される部分に圧電体層15を挟み第1電極16と対向するように積層される。本実施の形態では、第2電極17は、圧電体層15の第2主面15bと、基板11の厚み方向の一表面11a上とにわたって形成され、圧電体層15のX方向の他端部よりもX方向の他方まで延びる。第2電極17は、Z方向から見て矩形状に形成され、中央部22から基板11のX方向の他端部24にわたって形成され、基板11の一表面11aの周縁23に離間して設けられる。
第2電極17のY方向の長さL3は、圧電体層15のY方向の長さL1よりも短く選ばれ、第2電極17のY方向の中央と、圧電体層15のY方向の中央とは、Y方向に垂直で同一の仮想一平面上に設けられる。第2電極17のうちX方向の他端部17cのみが、基板11上に形成され、残余の部分は、空隙13上に形成される。すなわち第2電極17のY方向の長さL3は、空隙13のY方向の大きさ未満に選ばれ、厚み方向Zから見て、第2電極17のX方向の一方の端部17dは、空隙13に臨む絶縁層100の縁から離間するように形成される。このように第2電極17が形成されることによって、第2電極17、圧電体層15および第1電極16がZ方向に重なる部分のうち、空隙13によって音響的に絶縁されていない部分が作る静電容量、いわゆる寄生容量を低減することができる。寄生容量が大きいほど、薄膜共振子の実効電気機械結合係数が低下するが、このような構成とすることにより、この低下を抑制することができるというという利点がある。
また、基板11上に形成された第2電極17のX方向の他端部17cは外部接続端子として機能する。
第2電極17は、第1電極16,第3電極18とともに、圧電体層15に高周波電圧を印加する機能を有する部材であり、W、Mo、Au、AlおよびCuなどの金属材料を用いて形成される。また第2電極17は、電極としての機能と同時に、共振部20を構成する機能も有するので、共振子10が必要な共振特性を発揮するために、その厚みは、第2電極17を形成する材料の固有音響インピーダンスおよび密度、第2電極17を伝播する音響波の音速および波長などを考慮して、精密に選ぶ必要がある。第2電極17の最適な厚みは、共振子10を用いて構成される電子回路で使用する信号の周波数、共振部20の設計寸法、圧電体薄膜材料および電極材料によって異なるが、0.01μm〜0.5μm程度に選ばれる。
第3電極18は、第2電極17のうち、圧電体層15に積層される部分の厚み方向の一表面17bに積層される。第3電極18は、Z方向から見て矩形状に形成され、中央部22から基板11のX方向の他端部24にわたって形成され、基板11の一表面11aの周縁23に離間して設けられる。
第3電極18のY方向の長さL4は、第2電極17のY方向の長さL3よりも長く選ばれる。第3電極18のY方向の中央と、第2電極17のY方向の中央とは、Y方向に垂直で同一の仮想一平面上に設けられる。第3電極18のY方向の長さL4は、空隙13のY方向の大きさ未満に選ばれ、厚み方向Zから見て、第3電極18のX方向の一方の端部18dは、空隙13に臨む基板11の縁から離間するように形成される。さらに、第3電極18のX方向の他方端部は、第2電極17の他端部17cと同じ領域まで延びて形成される。このような構成とすることで、第2電極17の他端部17cが外部接続端子として機能するときに、端子の厚みが厚くなるので電気抵抗を低くすることができる。
さらに詳述すると、第3電極18は、平面視で、第2電極と接する第1領域18aと、第1領域18aから延び、平面視で第2電極17の端部から突出する第2領域18bとを有する。この第2領域18bと第1電極16との間には厚み方向(Z方向)において間隙が存在する。このように第3電極18の第2領域18bが形成されることによって、第3電極18,圧電体層15および第1電極16がZ方向に重なる部分が作る静電容量、いわゆる寄生容量を低減することができる。寄生容量が大きいほど、薄膜共振子の実効電気機械結合係数が低下するが、このような構成とすることにより、実効電気機械結合係数の低下を抑制することができるというという利点がある。
このような、第2領域18bは、第1領域18aの少なくとも一部から延びて形成されていればよいが、スプリアスを効率よく抑制するためには、第1領域18aの外縁部の大部分に形成されていることが好ましい。
また、平面視で、第2領域18bの外縁部から第1領域18aの外縁部までの距離dが0μmより大きく3μmより小さくすることが好ましい。このような大きさとすることで、第1領域18aが第2領域18bの形状変化を抑制して支えることができるので、安定して特性を維持できるものとすることができる。また、この距離が大きすぎると、スプリアス抑制の効果も低減するため、上記範囲内とすることが好ましい。
第3電極18は、第1電極16および第2電極17とともに、圧電体層15に高周波電圧を印加する機能を有する部材であり、W、Mo、Au、AlおよびCuなどの金属材料を用いて形成される。また第3電極18は、電極としての機能と同時に、共振部20を構成する機能も有するので、共振子10が必要な共振特性を発揮するために、その厚みは、第1電極16を形成する材料の固有音響インピーダンスおよび密度、第2電極17を伝播する音響波の音速および波長などを考慮して、精密に選ぶ必要がある。第3電極18の最適な厚みは、薄膜共振子10を用いて構成される電子回路で使用する信号の周波数、共振部20の設計寸法、圧電体薄膜材料および電極材料によって異なるが、0.01μm〜0.5μm程度に選ばれる。
共振部20の厚みは、おおむねλ/2(λは使用する信号の周波数での音響波の波長)となるように設計される。共振部20のZ方向から見た形状、すなわち平面形状は、矩形状である。なおスプリアス抑制のために共振部20の平面形状を非対称の形状にしてもよい。本実施の形態では、共振部20は直方体形状に形成される。また共振部20のZ方向に垂直な断面における面積は、薄膜共振子10のインピーダンスを決定する要素となるので、厚みと同様に精密に設計する必要がある。50Ωのインピーダンス系で薄膜共振子10を使用する場合は、共振部20の電気的なキャパシタンスが、使用する信号の周波数でおおむね50Ωのリアクタンスを持つように選ばれる。本実施の形態では共振部20のZ方向に垂直な断面のX方向およびY方向の長さは等しく選ばれ、共振部20の前記断面における面積は、たとえば2GHzの薄膜共振子10の場合であれば、200μm×200μm程度に選ばれる。
次に図1,図2に示す共振子10の製造方法について説明する。
まず、基板11を熱酸化して絶縁層100を形成する。次に、絶縁層100上の一部に、例えばPSG(リンドープガラス)からなる犠牲層(不図示)を形成する。この犠牲層を覆うように第1電極16となる電極層を公知のCVD法などの薄膜形成方法で形成し、公知のフォトリソグラフィ技術でパターニングして第1電極層16を形成する。次に、第1電極16を覆うように、圧電体層15となる圧電体膜を、公知の薄膜形成方法で形成し、公知のフォトリソグラフィ技術でパターニングして圧電体層15を形成する。次に、第2電極17となる電極層を公知のCVD法などの薄膜形成方法で形成し、公知のフォトリソグラフィ技術でパターニングして第2電極層17を形成する。同様に、第3電極18となる電極層を公知のCVD法などの薄膜形成方法で形成し、公知のフォトリソグラフィ技術でパターニングして第3電極層18を形成する。
次に、第3電極18,第2電極17,圧電体層15,第1電極16をZ方向に、犠牲層表面まで貫通するエッチングホール(不図示)を形成する。エッチングホールの形成方法は、半導体製造プロセスにおけるビア形成技術を利用することができる。このエッチングホールを介して、エッチング剤により犠牲層を除去し、共振子本体12と基板11との間に空隙13を設け、図1に示す共振子10を得る。ここで、犠牲層を除去する際に同時に絶縁層100の一部を除去してもよい。
なお、第2電極となる電極層,第3電極となる電極層を連続して形成し、第3電極となる電極層上にマスクを形成し、第3電極をパターニングした後、この第3電極を第2電極のパターニングのためのマスクとして第2電極をパターニングしてもよい。このようにパターニングするためには、例えば、第2電極17としてMo,第3電極18としてAuを用い、第3電極18のパターニングをドライエッチングで行ない、その後第2電極17のパターニングを硝酸によるウェットエッチングで行なう。この場合には、パターニング工程のうちマスクの形成工程を減らすことができるので、生産性が高くなり好ましい。
また、図2に示すように、空隙13の断面形状を台形状とするように犠牲層を台形状に形成することが好ましい。犠牲層の断面形状を台形状とすることにより、その上に成膜する第1電極16,圧電体層15,第2電極17,第3電極18のうち段差により凸部となる部分においても、各層が段切れして途切れることなく安定して製造することができる。
なお、図1,図2に示す例では、空隙13により共振部20を基板11から音響的に絶縁していたが、基板11に凹部を形成し、その上に共振子本体12を設けたり、多層膜からなる音響反射器上に共振子本体12を設けたりすることで共振部20を基板11から音響的に絶縁してもよい。
また、図1,図2に示す例では、平面視で圧電体層15,第1〜第3電極16〜18の形状は長方形状となっているが、この形状に限定されることはなく、円形状,多角形状等とすることができる。特に、向かい合う外縁部が非平行となっていれば、横方向に伝播する音響波を散乱させることができるので、スプリアスを抑制することができる。
次に、図1,図2に示す共振子10のさらに好ましい例について説明する。
図3(a),(b)は、図1,図2に示す共振子10の例の構成を示す、図2中の破線で示す部分の要部拡大断面図である。
図3(a),(b)に示す共振子30,40は、共振子10とは第2電極17の端部の形状が異なる。
図3(a)に示すように、第2電極17は、第2電極17の延びる方向と直交する方向(Z方向)からの断面視で、第3電極18の第2領域18bに臨む端部において、圧電体層15と接する側の面で形成する内角31の角度が45°以上90°以下であることが好ましい。
第2電極17の端部で厚みが異なる部分(端部の広がり部分)は、設計した共振周波数と異なる周波数で共振するため、平面視で共振部20の外側に位置する部分となる。このため、第2電極17の端部において厚みが異なる部分と圧電体層15,第1電極16との間に生じる容量は寄生容量となり、共振子としての特性を低下させる要因となる。これに対して、図3(a)に示すような構成とすることで、第2電極17の厚みが異なる部分(端部の広がり)を少なくすることができ、それにより、寄生容量を低減することができるので、特性の優れた共振子30とすることができる。
次に、図3(b)に示す共振子40は、第2電極17は、第3電極18の第2領域18bに臨む端部において、圧電体層15側に比べ第3電極17側が突出し、逆テーパー形状となっている。
このような構成とすることで、共振部20に隣接する第2電極17の端部と第1電極16との間には間隙が存在することとなり、寄生容量をさらに大幅に低減することができ、特性の優れた共振子とすることができる。
図3(a),(b)示す構成のように、第2電極17の端部の形状を制御するためには、圧電体層15と第2電極17との密着力,第2電極17と第3電極18との密着力を変化させればよい。例えば、図3(b)のような構成とするためには、圧電体層15と第2電極17との密着力に比べ第2電極17と第3電極18との密着力を強くすればよい。具体的には、第2電極17と第3電極18との間にCrやTi等からなる密着層を設けたり、第2電極17の圧電体層15と接する面と反対側の面(17b)の表面粗さをプラズマ処理などにより大きくしたりすることで、第2電極17と第3電極18との密着力を制御することができる。このような構成とすることで、密着力の低い第2電極17と圧電体層15との界面からエッチングがすすみ第2電極17の端部を逆テーパー形状とすることができる。
次に、本発明のバルク音響波共振子の更に他の例について説明する。
図1,2に示す共振子10では、第3電極18は、第2電極17のうち基板11上に形成されて外部端子として機能する部分(17c)の上にも形成されていたが、図4に示すように、第2電極17のうち共振部20を構成する部分上のみに形成してもよい。このような構成とすることで、平面視で、共振部20を構成する部分の全外周部に第3電極18の第2領域18bを設けることができる。すなわち、第1領域18aを囲むように第2領域18bを形成した構成となる。これにより、よりスプリアスを抑制した共振子50を提供することができる。
また、図1〜図4に示す例では、第3電極18の第2領域18bと第1電極16との間に間隙が存在する例について説明したが、図5(a)に示す共振子60のように、低誘電率体19を配置してもよい。低誘電率体19は、第3電極18の第2領域18bと圧電体層15との間に第2電極17の、第2領域18bを臨む端部と接するように設けている。この低誘電率体19としては、圧電体層15に比べて低い誘電率を有する絶縁材料であれば特に限定されないが、例えば、酸化シリコン(SiO)、窒化シリコン(SiNx)、SiOF(酸化シリコンにフッ素を添加したもの)、SiOC(酸化シリコンに炭素を添加したもの)、有機ポリマー系の材料等を用いればよい。
また、図5(b)に示す共振子70のように、第3電極18を基板11側に配置してもよい。なお、図1〜図5(a)のように空隙13により共振部20を基板11から音響的に絶縁していたが、図5(b)においては、基板11上に形成された音響反射器で共振部を音響的に絶縁した構成としている。このような音響反射器は、一般的に、厚さλ/4(λは音響波の波長)の高い音響インピーダンスを持つ層(例えば、W,Mo等の金属層、またはZnO,AlN等の誘電体層)と厚さλ/4の低い音響インピーダンスを持つ層(例えばAl等の金属層、またはSiO等の誘電体層)とを交互に積層して構成される。
図5(a),(b)に示すような構成とすれば、第3電極18の第2領域18bは、低誘電率体19,圧電体層15を介して第1電極16と対向しているため、この部分で発生する寄生容量を低減することができる。このため、帯域幅が広く、Q値の高い共振子10を得ることができる。
また、突出する第2領域18bが変形して圧電体層15に接することなく、安定して保持することができる。その結果、安定して特性を維持することのできるものとなる。
次に、上述のような音響波共振子を用いた電子部品の実施形態について図6を用いて説明する。
図6は、図4に示す音響波共振子50を用いた、本発明の電子部品の実施形態の一例を示す断面図である。図6において、80は、音響波共振子50を収容するパッケージ,81はパッケージ80の内部に充填される、圧電体層15に比べて低い誘電率を有する媒体である。
パッケージ80は、音響波共振子50の共振部を封止することができれば特に限定されることはなく、通常のセラミックパッケージを用いたり、2枚の基板を間隔を開けて貼り合わせたりすればよい。また、基板11上にキャップ状の部材を貼り合わせることで、基板11とキャップ状の部材とで構成してもよい。
ここで、パッケージ80の内部には媒体81が充填されている。媒体81としては、空気,不活性ガス等とすればよい。この媒体81は、第3電極18の第2領域18bと第1電極16との間の間隙にも存在することとなる。
このような構成とすることで、第3電極18の第2領域18bと第1電極16との間に低誘電率の領域が存在することとなり、共振部以外の部分である、第2領域18bと第1電極16とで形成される寄生容量を低減することができる。
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更や改良を加えることは何ら差し支えない。
例えば、図2〜図4において、圧電体層15は第2電極17の端部17dと面一となるように形成されていてもよい。
本発明のバルク音響波共振子の実施の形態の一例を示す平面図である。 図1の切断面線II−IIから見た断面図である。 (a),(b)はそれぞれ図1に示す共振子のさらに好ましい例を示す要部断面図である。 本発明のバルク音響波共振子の実施の形態の他の例を示す断面図である。 (a),(b)はそれぞれ本発明のバルク音響波共振子の実施の形態のさらに他の例を示す断面図である。 本発明の電子部品の実施の形態の一例を示す断面図である。
符号の説明
10 共振子
11 基板
15 圧電体層
15a 第1主面
15b 第2主面
16 第1電極
17 第2電極
18 第3電極
18a 第1領域
18b 第2領域
19 低誘電率体
20 共振部
100 絶縁層

Claims (6)

  1. 第1主面と第2主面とを有する圧電体層と、
    前記圧電体層の前記第1主面に配置された第1電極と、
    前記圧電体層の前記第2主面に、前記圧電体層を挟み前記第1電極と対向するように配置された第2電極と、
    前記第2電極の前記圧電体層に接する面と反対側の面に配置される第3電極であって、平面視で、前記第2電極と接する第1領域と、前記第1領域から延び前記第2電極の配置された領域から突出する第2領域とを有する第3電極と、
    を備えるバルク音響波共振子であって、
    前記第2電極は、前記第2電極の延びる方向と直交する方向からの断面視で、前記第3電極の前記第2領域に臨む端部において、前記圧電体層と接する側の面で形成する内角の角度が45°以上90°以下である音響波共振子
  2. 第1主面と第2主面とを有する圧電体層と、
    前記圧電体層の前記第1主面に配置された第1電極と、
    前記圧電体層の前記第2主面に、前記圧電体層を挟み前記第1電極と対向するように配置された第2電極と、
    前記第2電極の前記圧電体層に接する面と反対側の面に配置される第3電極であって、平面視で、前記第2電極と接する第1領域と、前記第1領域から延び前記第2電極の配置された領域から突出する第2領域とを有する第3電極と、
    を備えるバルク音響波共振子であって、
    前記第3電極は、平面視で前記第2領域の外縁部から前記第1領域の外縁部までの距離が0μmより大きく3μmより小さい音響波共振子。
  3. 前記第2電極は、前記第3電極の前記第2領域に臨む端部において、前記圧電体層側に比べ前記第3電極側が突出している、請求項に記載のバルク音響波共振子。
  4. 前記圧電体層、前記第1電極、前記第2電極及び前記第3電極を含む共振子本体が配置された基板をさらに備える、請求項1乃至3のいずれかに記載のバルク音響波共振子。
  5. 第1主面と第2主面とを有する圧電体層と、
    前記圧電体層の前記第1主面に配置された第1電極と、
    前記圧電体層の前記第2主面に、前記圧電体層を挟み前記第1電極と対向するように配置された第2電極と、
    前記第2電極の前記圧電体層に接する面と反対側の面に配置される第3電極であって、平面視で、前記第2電極と接する第1領域と、前記第1領域から延び前記第2電極の配置された領域から突出する第2領域とを有する第3電極と、
    を備えるバルク音響波共振子であって、
    前記第3電極の前記第2領域と前記第1電極との間に配置された、前記圧電体層に比べて誘電率の低い低誘電率体をさらに含む、請求項1乃至4のいずれかに記載のバルク音響波共振子。
  6. 請求項1乃至4のいずれかに記載のバルク音響波共振子と、
    前記圧電体層に比べて誘電率の低い媒体が内部に充填された、前記バルク音響波共振子を収容するパッケージと、を有する電子部品。
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