JP5195987B2 - シーリングシステム - Google Patents

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本発明は、ダストシールを備えるシーリングシステムに関するものである。
例えば、建設機械用の油圧シリンダにおいては、シリンダ(ハウジング)とピストン(軸)との間の環状隙間を封止するために、複数のシールから構成されるシーリングシステムが用いられる。かかるシーリングシステムは、油などの密封流体の漏れを防ぐメインシールと、ダストが密封領域内に侵入するのを防ぐダストシールとを備えている。一般的には、ダストシールは大気側に1つだけ配置される。しかしながら、非常に過酷な環境下で利用される場合には、ダストシールが2つ並べて用いられる。このような従来例に係るシーリングシステムについて、図2を参照して説明する。図2は従来例に係るシーリングシステムの使用状態を示す模式的断面図である
図示の従来例に係るシーリングシステムは、ハウジング500に設けられた軸孔の内周面と、該軸孔に挿通される軸300の外周面との間の環状隙間を封止するために用いられるものである。そして、この従来例に係るシーリングシステムは、密封対象流体が大気側(A)に漏れるのを防ぐメインシール600と、ダストが密封対象流体側(O)に侵入するのを防ぐダストシール700とを備えている。この従来例では、ダストシール700は、メインシール600側に設けられる第1ダストシール710と、この第1ダストシール710よりも大気側に設けられる第2ダストシール720から構成されている。
ここで、ハウジング500は、ハウジング本体510と、このハウジング本体510に対して、ボルトなどによって締結及び締結解除自在に構成される被締結部材520とから構成される。
ハウジング本体510の軸孔の内周面には、環状溝511が設けられている。この環状溝511内に、メインシール600が装着される。なお、この従来例においては、メインシール600は、断面がU字形状のU字パッキン610と、U字パッキン610における大気側(A)の内周端縁を保護するためのバックアップリング620とから構成される。
また、ハウジング本体510の軸孔の大気側(A)の開口端部には、段差を形成する環状凹部512が設けられている。この環状凹部512内に、第1ダストシール710が装着される。第1ダストシール710は、金属環711と、この金属環711に一体的に設けられるシール本体712とから構成される。この第1ダストシール710は、被締結部材520が締結されることにより、軸方向に位置決めされた状態で固定される。
また、被締結部材520の軸孔の大気側(A)の開口端部には、段差を形成する環状凹部521が設けられている。この環状凹部521内に、第2ダストシール720が装着される。第2ダストシール720は、第1ダストシール710と同様に、金属環721と、この金属環721に一体的に設けられるシール本体722とから構成される。この第2ダストシール720は、被締結部材520の軸孔の内周面に設けられた環状溝に、止め輪530が嵌め込まれることにより、軸方向に位置決めされた状態で固定される。
このように、この従来例に係るシーリングシステムにおいては、ダストシールが2つ並べて用いられる。したがって、ダストシールが1つだけの場合に比べて、密封対象流体側(O)にダストが侵入してしまうことを、より確実に防ぐことができる。
2ダストシール720は、劣化してしまい易いため、簡単に交換できるように構成されている。しかしながら、未だ、第2ダストシール720の交換作業が十分に容易であるとは必ずしも言えない。
なお、関連する技術としては、特許文献1,2に開示されたものがある。
実開昭59−22360号公報 特開2000−120608号公報
本発明の目的は、組立作業が容易で、密封性能にも優れたシーリングシステムを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明のシーリングシステムは、
ハウジングに設けられた軸孔の内周面と、該軸孔に挿通される軸の外周面との間の環状隙間を封止するシーリングシステムであって、
密封対象流体が大気側に漏れるのを防ぐメインシールと、
該メインシールよりも大気側に配置されて、ダストが密封対象流体側に侵入するのを防ぐダストシールと、
を備えるシーリングシステムにおいて、
前記ダストシールは、柔軟性と弾性復元力とを有する素材によって構成され、かつ環状の本体部と、密封対象流体側に伸びる第1シールリップと、大気側に伸びる第2シールリップとを一体的に備えると共に、
前記ハウジングは、ハウジング本体と、該ハウジング本体に対して締結及び締結解除自在に構成される第1被締結部材及び第2被締結部材とを備え、かつ第1被締結部材は軸方向に伸びる筒状部を有しており、
前記ダストシールは、前記環状の本体部が第1被締結部材における前記筒状部と第2被締結部材における環状凹部によって内周面側と外周面側から支えられた状態で、第1被締結部材及び第2被締結部材により挟み込まれることによって前記ハウジングに固定されることを特徴とする。
前記ダストシールはウレタンゴムのみから構成されるとよい。
以上説明したように、本発明によれば、組立作業が容易で、密封性能にも優れる。
図1は本発明の実施例に係るシーリングシステムの使用状態を示す模式的断面図である。 図2は従来例に係るシーリングシステムの使用状態を示す模式的断面図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例)
図1を参照して、本発明の実施例に係るシーリングシステムについて説明する。図1は本発明の実施例に係るシーリングシステムの使用状態を示す模式的断面図である
<シーリングシステム>
1を参照して、本発明の実施例に係るシーリングシステム全体の構成について説明する。本実施例に係るシーリングシステムは、ハウジング400に設けられた軸孔の内周面と、該軸孔に挿通される軸300の外周面との間の環状隙間を封止するために用いられるものである。より具体的な例としては、建設機械用の油圧シリンダなどに用いられる。油圧シリンダの場合には、シリンダがハウジング400に相当し、ピストンが軸300に相当し、ハウジング400内において、軸300が往復移動する。
そして、本実施例に係るシーリングシステムは、密封対象流体(例えばオイル)が大気側(A)に漏れるのを防ぐメインシール200と、ダスト(埃、泥水など)が密封対象流体側(O)に侵入するのを防ぐダストシール100とを備えている。また、ダストシール100は、メインシール200側に設けられる第1ダストシール10と、この第1ダストシール10よりも大気側に設けられる第2ダストシール20とから構成されている。
ここで、ハウジング400は、ハウジング本体410と、このハウジング本体410に対して、ボルトなどによって締結及び締結解除自在に構成される第1被締結部材420及び第2被締結部材430とから構成される。
ハウジング本体410の軸孔の内周面には、環状溝411が設けられている。この環状溝411内に、メインシール200が装着される。なお、本実施例においては、メインシール200は、断面がU字形状のU字パッキン210と、U字パッキン210における大気側(A)の内周端縁を保護するためのバックアップリング220とから構成される。U字パッキン210は、軸300に対して摺動するシールリップを備えている。
また、ハウジング本体410の軸孔の大気側(A)の開口端部には、段差を形成する環状凹部412が設けられている。この環状凹部412内に、第1ダストシール10が装着される。第1ダストシール10は、金属環11と、この金属環11に一体的に設けられるシール本体12とから構成される。シール本体12はウレタンゴムにより構成されており、密封対象流体側(O)に伸びる第1シールリップ12aと大気側(A)に伸びる第2シールリップ12bとを備えている。第1シールリップ12aと第2シールリップ12bは軸300に対して摺動する。なお、第1ダストシール10は、周方向に対して切断された
部分はない。
この第1ダストシール10は、第1被締結部材420がハウジング本体410に締結されることにより、軸方向に位置決めされた状態で固定される。第1被締結部材420は、ハウジング本体410の端面に密着する板状部421と、軸方向に伸びる筒状部422とを一体的に備えている。そして、第1被締結部材420がハウジング本体410に締結されることで、ハウジング本体410に設けられた環状凹部412と第1被締結部材420との間で環状溝が形成される。この環状溝に第1ダストシール10が嵌まることで、第1ダストシール10はハウジング400に対して固定される。
また、第2被締結部材430の密封対象流体側(O)の開口端部には、段差を形成する環状凹部431が設けられている。この環状凹部431内に、第2ダストシール20が装着される。なお、第2被締結部材430は、この第2被締結部材430とハウジング本体410との間に第1被締結部材420を挟みこむようにして、ハウジング本体410に対して固定される。
第2ダストシール20は、環状の本体部21と、密封対象流体側(O)に伸びる第1シールリップ22と、大気側(A)に伸びる第2シールリップ23とを一体的に備えている。第2被締結部材430がハウジング本体410に対して固定されると、第2ダストシール20の本体部21が、第1被締結部材420と第2被締結部材430との間に挟みこまれることで、第2ダストシール20はハウジング400に対して固定される。なお、第2ダストシール20の本体部21の内周面も、第1被締結部材420に設けられた筒状部422によって支えられる。また、環状凹部431の内径は、第2ダストシール20の外径よりも小さく設定されている。従って、第2ダストシール20は軸300の軸心に向かって押し付けられるため、第1シールリップ22と第2シールリップ23は軸300の表面に対してより確実に密着する。
実施例に係る第2ダストシール20は、ウレタンゴムのみから構成されてい
<本実施例の優れた点>
2被締結部材430をハウジング本体410から外して、第2ダストシール20を軸300から取り外し、新たな第2ダストシール20を軸300取り付けてから再び第2被締結部材430をハウジング本体410に締結させるだけで、簡単に第2ダストシール20を交換することができる。
以上のように、本実施例に係る第2ダストシール20によれば、第2ダストシール20の交換作業を従来に比べてより簡単にすることができる
10 第1ダストシール
11 金属環
12 シール本体
12a 第1シールリップ
12b 第2シールリップ
20 第2ダストシール
21 本体部
22 第1シールリップ
23 第2シールリップ
100 ダストシール
200 メインシール
210 U字パッキン
220 バックアップリング
300 軸
400 ハウジング
410 ハウジング本体
411 環状溝
412 環状凹部
420 第1被締結部材
421 板状部
422 筒状部
430 第2被締結部材
431 環状凹部

Claims (2)

  1. ハウジングに設けられた軸孔の内周面と、該軸孔に挿通される軸の外周面との間の環状隙間を封止するシーリングシステムであって、
    密封対象流体が大気側に漏れるのを防ぐメインシールと、
    該メインシールよりも大気側に配置されて、ダストが密封対象流体側に侵入するのを防ぐダストシールと、
    を備えるシーリングシステムにおいて、
    前記ダストシールは、柔軟性と弾性復元力とを有する素材によって構成され、かつ環状の本体部と、密封対象流体側に伸びる第1シールリップと、大気側に伸びる第2シールリップとを一体的に備えると共に、
    前記ハウジングは、ハウジング本体と、該ハウジング本体に対して締結及び締結解除自在に構成される第1被締結部材及び第2被締結部材とを備え、かつ第1被締結部材は軸方向に伸びる筒状部を有しており、
    前記ダストシールは、前記環状の本体部が第1被締結部材における前記筒状部と第2被締結部材における環状凹部によって内周面側と外周面側から支えられた状態で、第1被締結部材及び第2被締結部材により挟み込まれることによって前記ハウジングに固定されることを特徴とするシーリングシステム。
  2. 前記ダストシールはウレタンゴムのみから構成されることを特徴とする請求項1に記載のシーリングシステム。
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