JP5193629B2 - 減衰力可変ダンパの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、減衰力可変ダンパの制御装置および制御方法に係り、詳しくは、操縦安定性や乗り心地の向上を実現する技術に関する。
近年、自動車のサスペンションに用いられる筒型ダンパでは、乗り心地や操縦安定性の向上を図るべく、減衰力を段階的あるいは無段階に可変制御できる減衰力可変型のものが種々開発されている。減衰力可変ダンパ(以下、単にダンパと記す)を装着した車両では、車両の走行状態に応じてダンパの減衰力を可変制御することにより、操縦安定性や乗り心地の向上が図られている。例えば、車両の旋回走行時には横方向運動に伴う慣性力(横加速度)によって車体が左右にローリングするが、この際における車体の過大なロールを抑制すべく、横加速度の微分値に応じてダンパの目標減衰力を高くするようにしている。また、車両の加減速時には前後方向運動に伴う慣性力(前後加速度)によって車体がピッチングするが、この際における車体の過大なピッチ運動を抑制すべく、前後加速度の微分値に応じてダンパの目標減衰力を高くするようにしている。更に、小さな凹凸が連続するような不整路を走行する際には車輪が短い周期で上下に移動するが、車輪の上下動の車体への伝達を抑制すべく(すなわち、サスペンションを介した突き上げをいなすべく)、ダンパのストローク速度に応じてダンパの目標減衰力を低くするようにしている(特許文献1参照)。
特開2006−69527号公報
しかしながら、特許文献1の減衰力制御方法では、旋回走行時や加減速時において横加速度あるいは前後加速度の微分値が大きく(すなわち、目標減衰力が高く)なった場合、路面に凹凸が存在してもダンパがテレスコピック動し難く、上述したいなしが殆ど行われなくなって乗り心地が悪化する問題があった。そこで、本発明者等は、目標減衰力が高い場合における突き上げのいなしを確実に行わせるべく、上下加速度を検出する上下Gセンサを車体の各車輪近傍(例えば、ホイールハウス)に設置し、これら上下Gセンサの検出結果に応じて各ダンパの減衰力を低減させる方法を検討した。
ところが、この方法を採った場合においても、減衰力制御装置は、車体の上下加速度が路面の凹凸によるものであるか、車体のロール運動やピッチ運動によるものであるかを判別できないことから、以下に述べるような問題が発生していた。例えば、ロール運動やピッチ運動を抑制するための目標減衰力(ロール目標減衰力やピッチ目標減衰力)が高い場合には、いなしによる目標減衰力の低減量(以下、いなし荷重と記す)が相対的に小さくなるため、ロール運動やピッチ運動による車体の上下加速度を路面の凹凸によるものと誤認しても、姿勢の変化はそれほど生じない。しかし、ロール目標減衰力やピッチ目標減衰力が低い場合には、いなし荷重が相対的に大きくなるため、ロール運動やピッチ運動による車体の上下加速度を路面の凹凸によるものと誤認すると車体がロール運動やピッチ運動を行っている途中で目標減衰力が急減してしまい、ロール速度やピッチ速度が高くなって運転者が違和感を憶える虞があった。
本発明は、このような背景に鑑みなされたもので、操縦安定性や乗り心地の向上を実現した減衰力可変ダンパの制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、車体と車輪との間に減衰力可変ダンパが介装された車両に搭載され、当該減衰力可変ダンパの減衰力制御に供される制御装置であって、前記車体の運動状態に基づいて目標減衰力ベース値を設定する減衰力ベース値設定手段と、各車輪部位の上下運動量を検出する上下運動量検出手段と、前記上下運動量検出手段の検出結果に基づいて減衰力補正値を設定する補正値設定手段と、前記減衰力補正値を用いて前記目標減衰力ベース値を補正することにより、目標減衰力を設定する目標減衰力設定手段とを備え、前記補正値設定手段は、前記車体が水平な回転軸を中心に回転していた場合、前記上下運動量検出手段により検出された上下運動量のうち、左右車輪部位側の平均値あるいは前後車輪部位側の平均値を算出し、当該平均値に基づいて前記減衰力補正値を設定し、前記目標減衰力設定手段は、前記平均値の算出に用いられた車輪部位側について、前記減衰力補正値を用いた前記目標減衰力ベース値の補正を行うことを特徴とする。
発明によれば、例えば、ロール運動やピッチ運動によって車体がロール軸あるいはピッチ軸を中心に回転していた場合、左右の車輪部位あるいは前後の車輪部位における上下加速度の平均は0となるため、目標減衰力の不要な低減に起因するロール速度やピッチ速度の変化が生じ難くなる。
以下、本発明を4輪自動車に適用した2つの実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は第1実施形態に係る4輪自動車の概略構成図であり、図2は第1実施形態に係るダンパの縦断面図であり、図3は第1実施形態に係る減衰力制御装置の概略構成を示すブロック図であり、図4は第1実施形態に係るロール制御部の概略構成を示すブロック図である。
≪第1実施形態の構成≫
<自動車の概略構成>
先ず、図1を参照して、実施形態に係る自動車の概略構成について説明する。説明にあたり、4本の車輪やそれらに対して配置された部材、すなわち、タイヤやサスペンション等については、それぞれ数字の符号に前後左右を示す添字を付して、例えば、車輪3fl(左前)、車輪3fr(右前)、車輪3rl(左後)、車輪3rr(右後)と記すとともに、総称する場合には、例えば、車輪3と記す。
図1に示すように、自動車(車両)Vはタイヤ2が装着された4つの車輪3を備えており、これら各車輪3がサスペンションアームや、スプリング、MRF式減衰力可変ダンパ(以下、単にダンパと記す)4等からなるサスペンション5によって車体1に懸架されている。自動車Vには、サスペンションシステムの制御主体であるECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)7や、EPS(Electric Power Steering:電動パワーステアリング)8が設置されている。また、自動車Vには、車速を検出する車速センサ9、横加速度を検出する横Gセンサ10、前後加速度を検出する前後Gセンサ11、ヨーレイトを検出するヨーレイトセンサ12等が車体1の適所に設置されるとともに、ダンパ4の変位を検出するストロークセンサ13と、車体1におけるホイールハウス付近の上下加速度を検出する上下Gセンサ(上下運動量検出手段)14とが各車輪3ごとに設置されている。
ECU7は、マイクロコンピュータやROM、RAM、周辺回路、入出力インタフェース、各種ドライバ等から構成されており、通信回線(本実施形態では、CAN(Controller Area Network))を介して各車輪3のダンパ4や各センサ9〜14と接続されている。
<ダンパの構造>
図2に示すように、本実施形態のダンパ4は、モノチューブ式(ド・カルボン式)であり、MRFが充填された円筒状のシリンダチューブ21と、このシリンダチューブ21に対して軸方向に摺動するピストンロッド22と、ピストンロッド22の先端に装着されてシリンダチューブ21内を上部油室24と下部油室25とに区画するピストン26と、シリンダチューブ21の下部に高圧ガス室27を画成するフリーピストン28と、ピストンロッド22等への塵埃の付着を防ぐカバー29と、フルバウンド時における緩衝を行うバンプストップ30とを主要構成要素としている。
シリンダチューブ21は、下端のアイピース21aに嵌挿されたボルト31を介して、車輪側部材であるトレーリングアーム35の上面に連結されている。また、ピストンロッド22は、上下一対のブッシュ36とナット37とを介して、その上端のスタッド22aが車体側部材であるダンパベース(ホイールハウス上部)38に連結されている。
図3に示すように、ピストン26には、上部油室24と下部油室25とを連通する環状連通路39と、環状連通路39の内側に配設されたMLVコイル40とが設けられている。ECU7からMLVコイル40に電流が供給されると、環状連通路39を流通するMRFに磁界が印可されて強磁性微粒子が鎖状のクラスタを形成し、環状連通路39内を通過するMRFの見かけ上の粘度が上昇する。
<減衰力制御装置>
ECU7には、図3にその概略構成を示す減衰力制御装置50が内装されている。減衰力制御装置50は、上述した各センサ9〜14等が接続する入力インタフェース51と、センサ9〜12,14等から入力した検出信号に基づき各ダンパ4の目標減衰力を設定する減衰力設定部52と、目標減衰力とストロークセンサ13の検出結果とに応じて各ダンパ4(MLVコイル40)への駆動電流を生成する駆動電流生成部53と、駆動電流生成部53が生成した駆動電流を各ダンパ4に出力する出力インタフェース54とから構成されている。減衰力設定部52には、スカイフック制御に供されるスカイフック制御部57と、ロール制御に供されるロール制御部58と、ピッチ制御に供されるピッチ制御部59とが収容されている。
<ロール制御部>
図4に示すように、ロール制御部58は、前輪側目標減衰力設定部60fと、後輪側目標減衰力設定部60rとからなっている。両目標減衰力設定部60f,60rは同様の構成を有しており、前輪側目標減衰力設定部60fについて記すと、車速センサ9から入力した車速vと横Gセンサ10から入力した横加速度Gyとヨーレイトセンサ12から入力したヨーレイトγとに基づいて前輪側ロール制御ベース値Drbfを設定するロール制御ベース値設定部61と、左右前輪側の上下Gセンサ14fl,14frから入力した上下加速度Gzfl,Gzfrの位相を補償する位相補償部62と、両上下加速度Gzfl,Gzfrの平均値(前輪側平均値Gzfa)を算出する左右平均部63と、車速vに基づいて車速ゲインGvを設定する車速ゲイン設定部64と、前輪側平均値Gzfaと車速ゲインGvとに基づいて前輪側減衰力補正値Dcfを設定する補正値設定部65と、前輪側ロール制御ベース値Drbfを前輪側減衰力補正値Dcfで補正することによって前輪側ロール目標減衰力Drtfを設定する目標減衰力設定部66とを備えている。
<ピッチ制御部>
図5に示すように、ピッチ制御部59は、左輪側目標減衰力設定部70lと、右輪側目標減衰力設定部70rとからなっている。両目標減衰力設定部70l,70rは同様の構成を有しており、左輪側目標減衰力設定部70lについて記すと、車速センサ9から入力した車速vと前後Gセンサ11から入力した前後加速度Gxとに基づいて左輪側ピッチ制御ベース値Dpblを設定するピッチ制御ベース値設定部71と、前後左輪側の上下Gセンサ14fl,14rlから入力した上下加速度Gzfl,Gzrlの位相を補償する位相補償部72と、両上下加速度Gzfl,Gzrlの平均値(左輪側平均値Gzla)を算出する左右平均部73と、車速vに基づいて車速ゲインGvを設定する車速ゲイン設定部74と、左輪側平均値Gzlaと車速ゲインGvとに基づいて左輪側減衰力補正値Dclを設定する補正値設定部75と、左輪側ピッチ制御ベース値Dpblを左輪側減衰力補正値Dclで補正することによって左輪側ピッチ目標減衰力Dptlを設定する目標減衰力設定部76とを備えている。
≪第1実施形態の作用≫
<減衰力制御>
自動車が走行を開始すると、減衰力制御装置50は、所定の処理インターバル(例えば、2ms)をもって、図6のフローチャートにその手順を示す減衰力制御を実行する。減衰力制御を開始すると、減衰力制御装置50は、図6のステップS1で、横Gセンサ10、前後Gセンサ11、および上下Gセンサ14から得られた車体1の各加速度や、車速センサ9から入力した車速、操舵角センサ(図示せず)から入力した操舵速度等に基づき自動車Vの運動状態を判定する。次に、減衰力制御装置50は、自動車Vの運動状態に基づき、ステップS2で各ダンパ4のスカイフック目標減衰力Dstを算出し、ステップS3で各ダンパ4のロール目標減衰力Drtを算出し、ステップS4で各ダンパ4のピッチ目標減衰力Dptを算出する。
次に、減衰力制御装置50は、ステップS5で各ダンパ4のストローク速度Ssが正の値であるか否かを判定し、この判定がYesであった場合(すなわち、ダンパ4が伸び側に作動している場合)、ステップS6で3つの目標減衰力Dst,Drt,Dptのうち値が最も大きいものを目標減衰力Dtgtとして選択する。また、減衰力制御装置50は、ステップS5の判定がNoであった場合(すなわち、ダンパ4が縮み側に作動している場合)、ステップS7で3つの目標減衰力Dst,Drt,Dptのうち値が最も小さいものを目標減衰力Dtgtとして選択する。
ステップS6またはステップS7で目標減衰力Dtgtを決定すると、減衰力制御装置50は、ステップS8で図7の目標電流マップから目標減衰力Dtgtおよびストローク速度Ssに応じた目標電流Itgtを検索/設定した後、ステップS9で各ダンパ4のMLVコイル40に対して駆動電流を出力する。
<ロール目標減衰力設定処理>
上述した減衰力制御と並行して、減衰力制御装置50内のロール制御部58は、所定の処理インターバルをもって、図8のフローチャートにその手順を示すロール目標減衰力設定処理を繰り返し実行する。以下、左右前輪側のロール目標減衰力の設定手順について述べるが、左右後輪側のロール目標減衰力も同様の手順で設定される。
ロール目標減衰力設定処理を開始すると、ロール制御部58は、図8のステップS11で、横Gセンサ10から入力した横加速度Gyの微分値(以下、横加速度微分値と記す)Gy’を算出し、ステップS12で、図9の横加速度−減衰力マップを用いて、第1ロール規範値Drf1を検索/設定する。
次に、ロール制御部58は、ステップS13で、ヨーレイトセンサ12から入力したヨーレイトγを2階微分してヨーレイト2階微分値γ”(車軸位置の横加速度)を算出した後、ステップS14で、図10のヨーレイト−減衰力マップから第2ロール規範値Drf2を検索/設定する。次に、ロール制御部58は、ステップS15で、第2ロール規範値Drf2に所定のヨーレイトゲインを乗じて第1ロール規範値Drf1に加算し、更に車速vに基づいて図示しないマップから検索/設定した車速ゲインを乗じることによってロール減衰力ベース値Drbを設定する。
ステップS15でロール減衰力ベース値Drbを設定すると、ロール制御部58は、ステップS16で、左右前輪側の上下加速度Gzfl,Gzfrを平均することにより、前輪側平均値Gzfaを算出する。次に、ロール制御部58は、ステップS17で車速vに基づいて図示しないマップから車速ゲインGvを検索/設定した後、ステップS18で前輪側平均値Gzfaに車速ゲインGvと所定の補償ゲインとを乗じることによって前輪側減衰力補正値Dcfを算出する。次に、ロール制御部58は、ステップS19で、ロール減衰力ベース値Drbから前輪側減衰力補正値Dcfを減じることによって前輪側ロール目標減衰力Drtfを算出する。
図11(a)に示すように、自動車Vが旋回走行によってロール軸Arを中心にロール運動を開始すると、左前輪3fl側の上下加速度Gzflと右前輪3fr側の上下加速度Gzfrとは大きさが同一で符号が互いに異なる値となるため、前輪側平均値Gzfa(すなわち、前輪側減衰力補正値Dcf)が0となる。この場合、減衰力制御においてロール目標減衰力Drtが目標減衰力Dtgtとして選択された際においては、前輪側ロール目標減衰力Drtfが低減されることが無いため、自動車Vのロール運動が効果的に抑制できる。
一方、図11(b)に示すように、旋回走行時に1輪(図では、左前輪3fl)のみが段差81に乗り上げると、左前輪3fl側には上下加速度Gzflが作用するが、右前輪3fr側には上下加速度が作用せず、前輪側平均値Gzfaは左前輪3fl側の上下加速度Gzflの1/2の値となる。この場合、減衰力制御においてロール目標減衰力Drtが目標減衰力Dtgtとして選択された際においては、前輪側ロール目標減衰力Drtfがある程度低減されるため、段差81に乗り上げた際の衝撃が緩和されることでロール運動の抑制と乗り心地とが両立できる。
また一方、図11(c)に示すように、旋回走行時に左右前輪3fl,3frが同時に段差81に乗り上げると、左右前輪3fl,3frに同じ大きさの上下加速度Gzfl,Gzfrが作用するため、前輪側平均値Gzfaは上下加速度Gzfl,Gzfrと同一の値となる。この場合、減衰力制御においてロール目標減衰力Drtが目標減衰力Dtgtとして選択された際においては、前輪側ロール目標減衰力Drtfが大きく低減されるため、段差81に乗り上げた際の衝撃が効果的に緩和されることで良好な乗り心地が確保される。
<ピッチ目標減衰力設定処理>
上述した減衰力制御と並行して、減衰力制御装置50内のピッチ制御部59は、所定の処理インターバルをもって、図12のフローチャートにその手順を示すピッチ目標減衰力設定処理を繰り返し実行する。以下、左前後輪側のピッチ目標減衰力の設定手順について述べるが、右前後輪側のピッチ目標減衰力も同様の手順で設定される。
ピッチ目標減衰力設定処理を開始すると、ピッチ制御部59は、図12のステップS21で、前後Gセンサ11から入力した前後加速度Gxの微分値(以下、前後加速度微分値と記す)Gx’を算出し、ステップS22で、図13の前後加速度−減衰力マップを用いて、ピッチ規範値Dpfを検索/設定する。
次に、ピッチ制御部59は、ステップS23で、ピッチ規範値Dpfに対して車速vに基づいて設定した車速ゲインを乗じることによって、ピッチ減衰力ベース値Dpbを設定する。
ステップS23でピッチ減衰力ベース値Dpbを設定すると、ピッチ制御部59は、ステップS24で、左前後輪側の上下加速度Gzfl,Gzrlを平均することにより、左輪側平均値Gzlaを算出する。次に、ピッチ制御部59は、ステップS25で車速vに基づいて図示しないマップから車速ゲインGvを検索/設定した後、ステップS26で左輪側平均値Gzlaに車速ゲインGvと所定の補償ゲインとを乗じることによって左輪側減衰力補正値Dclを算出する。次に、ピッチ制御部59は、ステップS27で、ピッチ減衰力ベース値Dpbから左輪側減衰力補正値Dclを減じることによって左輪側ピッチ目標減衰力Dptlを算出する。
図14(a)に示すように、自動車Vが減速を始めてピッチ軸Apを中心に前のめりにピッチ運動すると、左前輪3fl側の上下加速度Gzflと左後輪3rl側の上下加速度Gzrlとは大きさが同一で符号が互いに異なる値となるため、左輪側平均値Gzla(すなわち、左輪側減衰力補正値Dcl)が0となる。この場合、減衰力制御においてピッチ目標減衰力Dptが目標減衰力Dtgtとして選択された際においては、左輪側ピッチ目標減衰力Dptlが低減されることが無いため、自動車Vのピッチ運動が効果的に抑制できる。
一方、図14(b)に示すように、減速時に1輪(図では、左前輪3fl)のみが段差81に落ち込むと、左前輪3fl側には上下加速度Gzflが作用するが、左後輪3rl側には上下加速度が作用せず、左輪側平均値Gzlaは左前輪3fl側の上下加速度Gzflの1/2の値となる。この場合、減衰力制御においてピッチ目標減衰力Dptが目標減衰力Dtgtとして選択された際においては、左輪側ピッチ目標減衰力Dptlがある程度低減されるため、段差81に落ち込んだ際の衝撃が緩和されることでピッチ運動の抑制と乗り心地とが両立できる。
また一方、図14(c)に示すように、減速時に左右前輪3fl,3frが同時に段差81,82に落ち込むと、左前後輪3fl,3rlに同じ大きさの上下加速度Gzfl,Gzrlが作用するため、左輪側平均値Gzlaは上下加速度Gzfl,Gzrlと同一の値となる。この場合、減衰力制御においてピッチ目標減衰力Dptが目標減衰力Dtgtとして選択された際においては、左輪側ピッチ目標減衰力Dptlが大きく低減されるため、段差81,82に落ち込んだ際の衝撃が効果的に緩和されることで良好な乗り心地が確保される。
[第2実施形態]
図15は第2実施形態に係るロール制御部の概略構成を示すブロック図であり、図16は第2実施形態に係るピッチ制御部の概略構成を示すブロック図である。なお、第2実施形態は、上述した第1実施形態に対して、ロール制御部およびピッチ制御部の構成、ロール目標減衰力設定処理およびピッチ目標減衰力設定処理の手順のみが異なるため、重複する説明を省略する。
<ロール制御部>
図15に示すように、第2実施形態のロール制御部58も、前輪側目標減衰力設定部60fと、後輪側目標減衰力設定部60rとからなっている。両目標減衰力設定部60f,60rは同様の構成を有しており、前輪側目標減衰力設定部60fについて記すと、車速センサ9から入力した車速vと横Gセンサ10から入力した横加速度Gyとヨーレイトセンサ12から入力したヨーレイトγとに基づいて左前輪側ロール制御ベース値Drbflおよび右前輪側ロール制御ベース値Drbfrを設定するロール制御ベース値設定部61と、左右前輪側の上下Gセンサ14fl,14frから入力した上下加速度Gzfl,Gzfrの位相を補償する位相補償部62と、両上下加速度Gzfl,Gzfrの平均値(前輪側平均値Gzfa)を算出する左右平均部63と、車速vに基づいて車速ゲインGvを設定する車速ゲイン設定部64と、前輪側平均値Gzfaと車速ゲインGvとロール制御ベース値設定部61から入力した符号信号Sgnとに基づいて左前輪側減衰力補正値Dcflおよび右前輪側減衰力補正値Dcfrを設定する補正値設定部65と、左右前輪側ロール制御ベース値Drbfl,Drbfrを左右前輪側減衰力補正値Dcfl,Dcfrでそれぞれ補正することによって左右前輪側ロール目標減衰力Drtfl,Drtfrを設定する目標減衰力設定部66とを備えている。
<ピッチ制御部>
図16に示すように、第2実施形態のピッチ制御部59も、左輪側目標減衰力設定部70lと、右輪側目標減衰力設定部70rとからなっている。両目標減衰力設定部70l,70rは同様の構成を有しており、左輪側目標減衰力設定部70lについて記すと、車速センサ9から入力した車速vと前後Gセンサ11から入力した前後加速度Gxとに基づいて左前輪側ピッチ制御ベース値Dpbflおよび左後輪側ピッチ制御ベース値Dpbrlを設定するピッチ制御ベース値設定部71と、前後左輪側の上下Gセンサ14fl,14rlから入力した上下加速度Gzfl,Gzrlの位相を補償する位相補償部72と、両上下加速度Gzfl,Gzrlの平均値(左輪側平均値Gzla)を算出する左右平均部73と、車速vに基づいて車速ゲインGvを設定する車速ゲイン設定部74と、左輪側平均値Gzlaと車速ゲインGvとに基づいて左前輪側減衰力補正値Dcflおよび左後輪側減衰力補正値Dcrlを設定する補正値設定部75と、左前後輪側ピッチ制御ベース値Dpbfl,Dpbrlを左前後輪側減衰力補正値Dcfl,Dcrlでそれぞれ補正することによって左前後輪側ピッチ目標減衰力Dptfl,Dptrlを設定する目標減衰力設定部76とを備えている。
<ロール目標減衰力設定処理>
前述した減衰力制御と並行して、減衰力制御装置50内のロール制御部58は、所定の処理インターバルをもって、図17のフローチャートにその手順を示すロール目標減衰力設定処理を繰り返し実行する。以下、左右前輪側のロール目標減衰力の設定手順について述べるが、左右後輪側のロール目標減衰力も同様の手順で設定される。
ロール目標減衰力設定処理を開始すると、ロール制御部58は、図17のステップS31で、横Gセンサ10から入力した横加速度Gyの微分値(以下、横加速度微分値と記す)Gy’を算出し、ステップS32で、図9の横加速度−減衰力マップを用いて、第1ロールベース値Drb1を検索/設定する。
次に、ロール制御部58は、ステップS33で、ヨーレイトセンサ12から入力したヨーレイトγを2階微分してヨーレイト2階微分値γ”(車軸位置の横加速度)を算出した後、ステップS34で、図10のヨーレイト−減衰力マップから第2ロールベース値Drb2を検索/設定する。次に、ロール制御部58は、ステップS35で、第2ロールベース値Drb2に所定のヨーレイトゲインを乗じて第1ロールベース値Drb1に加算し、車速vに基づいて図示しないマップから検索/設定した車速ゲインを乗じ、更に横加速度微分値Gy’の符号に応じて、左前輪側ロール制御ベース値Drbflと右前輪側ロール制御ベース値Drbfrとをそれぞれ設定する。
ステップS35で左右前輪側ロール減衰力ベース値Drbfl,Drbfrを設定すると、ロール制御部58は、ステップS36で、左右前輪側の上下加速度Gzfl,Gzfrを平均することにより、前輪側平均値Gzfaを算出する。次に、ロール制御部58は、ステップS37で車速vに基づいて図示しないマップから車速ゲインGvを検索/設定した後、ステップS38で前輪側平均値Gzfaに車速ゲインGvと所定の補償ゲインとを乗じ、更にロール制御ベース値設定部61から入力した横加速度微分値Gy’の符号Sgnに応じて左右前輪側減衰力補正値Dcfl,Dcfrをそれぞれ算出する。次に、ロール制御部58は、ステップS39で、左前輪側ロール制御ベース値Drbflから左前輪側減衰力補正値Dcflを減じることによって左前輪側ロール目標減衰力Drtflを算出し、右前輪側ロール制御ベース値Drbfrから右前輪側減衰力補正値Dcfrを減じることによって右前輪側ロール目標減衰力Drtfrを算出する。
<ピッチ目標減衰力設定処理>
上述した減衰力制御と並行して、減衰力制御装置50内のピッチ制御部59は、所定の処理インターバルをもって、図18のフローチャートにその手順を示すピッチ目標減衰力設定処理を繰り返し実行する。以下、左前後輪側のピッチ目標減衰力の設定手順について述べるが、右前後輪側のピッチ目標減衰力も同様の手順で設定される。
ピッチ目標減衰力設定処理を開始すると、ピッチ制御部59は、図18のステップS41で、前後Gセンサ11から入力した前後加速度Gxの微分値(以下、前後加速度微分値と記す)Gx’を算出し、ステップS42で、図13の前後加速度−減衰力マップを用いて、ピッチ規範値Dpfを検索/設定する。
次に、ピッチ制御部59は、ステップS43で、ピッチ規範値Dpfに対して車速vに基づいて設定した車速ゲインを乗じることによって、左前輪側ピッチ減衰力ベース値Dpbflと左後輪側ピッチ減衰力ベース値Dpbrlとを設定する。
ステップS24で左前後輪側ピッチ減衰力ベース値Dpbfl,Dpbrlを設定すると、ピッチ制御部59は、ステップS44で、左前後輪側の上下加速度Gzfl,Gzrlを平均することにより、左輪側平均値Gzlaを算出する。次に、ピッチ制御部59は、ステップS45で車速vに基づいて図示しないマップから車速ゲインGvを検索/設定した後、ステップS46で左輪側平均値Gzlaに車速ゲインGvと所定の補償ゲインとを乗じることによって左前後輪側減衰力補正値Dcfl,Dcrlをそれぞれ算出する。次に、ピッチ制御部59は、ステップS47で、左前輪側ピッチ減衰力ベース値Dpbflから左前輪側減衰力補正値Dcflを減じることによって左前輪側ピッチ目標減衰力Dptflを算出し、左後輪側ピッチ減衰力ベース値Dpbrlから左後輪側減衰力補正値Dcrlを減じることによって左後輪側ピッチ目標減衰力Dptrlを算出する。
第2実施形態の作用/効果も上述した第1実施形態と略同様であるが、左右前輪側ロール目標減衰力Drtfl,Drtfrを個別に設定するため、ロール運動やピッチ運動の抑制と乗り心地とがより高いレベルで両立できる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明の態様は上記実施形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態では、ロール目標減衰力の設定処理とピッチ目標減衰力の設定処理とに本発明を適用したが、全車輪部位の上下加速度の平均値に基づいて減衰力補正値を設定するようにしてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、自動車や制御装置の具体的構成、制御の具体的手順等について適宜変更可能である。
第1実施形態に係る4輪自動車の概略構成図である。 第1実施形態に係るダンパの縦断面図である。 第1実施形態に係る減衰力制御装置の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るロール制御部の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るピッチ制御部の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る減衰力制御の手順を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る目標電流マップである。 第1実施形態に係るロール目標減衰力設定処理の手順を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る横加速度−減衰力マップである。 第1実施形態に係るヨーレイト−減衰力マップである。 第1実施形態に係るロール運動時の作用を示す説明図である。 第1実施形態に係るピッチ目標減衰力設定処理の手順を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る前後加速度−減衰力マップである。 第1実施形態に係るピッチ運動時の作用を示す説明図である。 第2実施形態に係るロール制御部の概略構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係るピッチ制御部の概略構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係るロール目標減衰力設定処理の手順を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るピッチ目標減衰力設定処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 車体
3 車輪
4 ダンパ
7 ECU
10 横Gセンサ
11 前後Gセンサ
12 ヨーレイトセンサ
14 上下Gセンサ(上下運動量検出手段)
50 減衰力制御装置
58 ロール制御部
59 ピッチ制御部
V 自動車

Claims (1)

  1. 車体と車輪との間に減衰力可変ダンパが介装された車両に搭載され、当該減衰力可変ダンパの減衰力制御に供される制御装置であって、
    前記車体の運動状態に基づいて目標減衰力ベース値を設定する減衰力ベース値設定手段と、
    各車輪部位の上下運動量を検出する上下運動量検出手段と、
    前記上下運動量検出手段の検出結果に基づいて減衰力補正値を設定する補正値設定手段と、
    前記減衰力補正値を用いて前記目標減衰力ベース値を補正することにより、目標減衰力を設定する目標減衰力設定手段と
    を備え、
    前記補正値設定手段は、前記車体が水平な回転軸を中心に回転していた場合、
    前記上下運動量検出手段により検出された上下運動量のうち、左右車輪部位側の平均値あるいは前後車輪部位側の平均値を算出し、当該平均値に基づいて前記減衰力補正値を設定し、
    前記目標減衰力設定手段は、前記平均値の算出に用いられた車輪部位側について、前記減衰力補正値を用いた前記目標減衰力ベース値の補正を行うことを特徴とする減衰力可変ダンパの制御装置。
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