JP5184722B1 - 油脂組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】即席調理食品に配合される油脂として好適な油脂組成物を提供する。
【解決手段】(A)ヨウ素価18以下のパーム分別油を100℃未満の温度で1回以上、あるいは100℃以上の温度で2回以上脱色することにより得られるパーム分別油、パームステアリンを分別したオレイン部、パームダブルステアリンを分別したオレイン部、及びパームトリプルステアリンを分別したオレイン部からなる群から選ばれる少なくとも一種の油脂を50〜65重量%、並びに(B)飽和脂肪酸含量が90重量%以上、かつ炭素数12以下の飽和脂肪酸含量が20〜35重量%であるエステル交換油を30重量%以上含む油脂組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、油脂組成物に関し、特に即席調理食品に配合される油脂として好適な油脂組成物に関する。
近年、様々な顆粒状、フレーク状の即席調理食品がある。シチュールーソース等の即席調理食品に配合される油脂の特性は、主に油脂のSFC(固体脂含量)と結晶化の速度で決まる。また、加熱調理した食品を60〜80℃の高温から口内温度である40℃付近に下げてもざらつき感の少ない食品が望ましい。そのためには、時間の経過により口内温度である40℃付近にまで冷却されても結晶化が遅い油脂を使用することが望まれる。
本発明における即席調理食品とは、加水し、必要により肉、野菜等の具材を加えて煮込むなどの加熱をして食するための食品をいう。シチュールーをはじめとする即席調理食品は、顆粒やフレーク状で提供されることが多い。顆粒やフレークは、夏場の高い温度(40〜45℃)から25℃程度の温度へ晒されると顆粒やフレークが結着する弊害に見舞われる。このような欠点の生じない油脂組成物は、40〜45℃付近の温度帯で高いSFCをもつような油脂であることが知られている。油脂の結晶化速度とSFCを適正範囲に管理することが、即席調理食品の特徴を出す上で重要である。つまり、顆粒状若しくはフレーク状の即席調理食品に使用する油脂として、40〜45℃のSFCは高く、40℃付近での結晶化が遅いような油脂が望まれる。そのような油脂は、保管中の顆粒或いはフレーク状の即席調理食品の結着が少なく、シチューやスープ等にしたとき食感を損なわなず、滑らかな食感のシチューやスープをつくることができる。
上記の課題を解決する手段として、特許文献1に、25℃におけるSFCが70%以上であり、45℃におけるSFCと25℃におけるSFCとの差が60%以下であり、かつ、初期温度を60℃に設定し、40℃の雰囲気下で20分間放置した後の油脂の固形分が10%以下である植物性油脂を含むことを特徴とする即席調理食品が開示されている。この発明によれば、保管時等における即席調理食品同士の結着を防止し、かつ、熱水に溶かしシチューやスープ等にして食しているときに良好な口当たり、滑らかな食感を有する即席調理食品が得られる。しかし、例えば、25℃でSFC70%、45℃でSFC15%の油脂などは、45℃で軟化してしまい、結着性に関して課題が残るものであった。
特開2003−204774
本発明の目的は、特許文献1と同様に、45℃→25℃の温度変化に晒されても結着性が低く、シチュー、スープの温度が、40℃に低下しても油脂の結晶化が遅い油脂組成物を提供することである。
本発明者らは、上記課題を鋭意検討した結果、二種類の特定の油脂を組み合わせた油脂組成物により上記課題を解決できることを見いだした。すなわち、本発明は、(A)ヨウ素価18以下のパーム分別油を100℃未満の温度で1回以上、あるいは100℃以上の温度で2回以上脱色することにより得られるパーム分別油、パームステアリンを分別したオレイン部、パームダブルステアリンを分別したオレイン部、及びパームトリプルステアリンを分別したオレイン部からなる群から選ばれる少なくとも一種の油脂を50〜65重量%、並びに(B)飽和脂肪酸含量が90重量%以上、かつ炭素数12以下の飽和脂肪酸含量が20〜35重量%であるエステル交換油を30重量%以上含む油脂組成物を提供する。
前記(B)成分は、上昇融点40〜50℃を有するエステル交換油であることが好ましい。
本発明の油脂組成物は、例えば即席調理食品用原料として有用である。
本発明の油脂組成物の形態は、例えば顆粒、粉末又はフレーク状である。
本発明は、また、上記油脂組成物を含む即席調理食品を提供する。
粉末、顆粒等の形態を有する即席用スープ用油脂組成物として求められる性状としては、夏場に一時的に高温に晒され、その後常温になっても結着が無いことが求められるところ、本発明の油脂組成物は、45℃→25℃前後の温度変化に晒されても、結着性を有意に防止することができる。本発明の油脂組成物を添加した即席調理食品もまた、長期保管による結着を防止することができる。
油脂組成物をシチューやスープに入れた際に、口当たりが悪く感じたり、また、食感にざらつきが感じられたりしないよう、溶解後に飲食時の温度で油脂の結晶化の少ないものが望まれる。本発明の油脂組成物は、60℃→40℃の温度降下に晒されても、結晶化を有意に抑えることができる。具体的には、初期温度を60℃に設定し、40℃で20分間放置した後の油脂の固形分が8%以下とする。このように、油脂のSFCや結晶量を適正範囲に管理することが、即席調理食品の特徴を出す上で重要である。これは、本発明の油脂組成物を用いてシチューやスープを作った際に、食感の向上に現れる。
以下に、本発明の油脂組成物の成分の一実施の態様をより詳細に説明する。本発明の油脂組成物の(A)成分は、ヨウ素価18以下のパーム分別油を100℃未満の温度で1回以上、あるいは100℃以上の温度で2回以上脱色することにより得られるパーム分別油である。
本発明において、パーム分別油とは、精製および未精製のパーム油を一回以上分別して得られた油脂を意味する。分別方法は、公知の方法、例えばヘキサン、アセトン等の溶剤を用いた溶剤分別法、又は溶剤を用いないドライ分別法を特に制限なく使用することができる。パーム分別油の具体例には、パームオレイン、パームステアリン、パームダブルオレイン、パームダブルステアリン、パームトリプルステアリン、パームステアリンオレインステアリン等である。これらの中でも、パームステアリン、パームダブルステアリン、パームトリプルステアリンが、収率の点で好ましい。更に、パームダブルステアリンは、収率、加工コスト及び副産物の利用の点でより好ましい。パームダブルステアリンの副産物は、更に分別加工が必要であるが、付加価値が高いチョコレート代替の1部に使用されるパームミッドフラクションが得られる。
本発明において、パーム分別油は、ヨウ素価が18以下であることが必要であり、好ましくは11〜16である。ヨウ素価が18を超えると、油脂組成物の45℃→25℃での結着性が悪化する場合がある
上記パーム分別油を本発明の油脂組成物の原料として使用するためには、パーム分別油をさらに白土処理、活性炭処理等の脱色操作にかけることが必須である。白土処理には、当業分野で公知の活性白土、酸性白土等の白土を使用可能である。白土の添加量は、特に制限がないが、通常、パーム分別油の0.03〜5.0重量%である。
脱色操作は、100℃未満、好ましくは65〜100℃未満の温度で1回以上、あるいは100℃以上、好ましくは100〜180℃の温度で2回以上行う。100℃以上の温度で脱色操作が足らないと、60℃→40℃の結晶化が速くなり、油脂組成物を即席調理食品に混入させたときにざらつき感の原因となる。脱色操作の圧力は、常圧又は減圧であり、好ましくは5〜150torr、さらに好ましくは5〜100torrである。
脱色時間は、脱色の効率によって決まる。具体的には、1回の脱色操作に要する時間が、通常、10〜90分であり、好ましくは20〜60分である。
活性白土で脱色した後のろ過温度は、その温度が低いほど油脂組成物の結晶化速度が低下するので、60〜80℃が好ましい。
本発明の油脂組成物の(A)成分は、また、パームステアリン、パームダブルステアリン、パームトリプルステアリン等を分別したオレイン部でもよい。これらは、一種単独でもよく、あるいは二種以上併用してもよい。分別は、上記した溶剤分別法又はドライ分別法を採用し得る。晶析に用いる晶析槽は特別限定されるものでは無く、油脂温度を制御できるものであれば良い。ステアリン部とオレイン部とのろ別に使用されるのも、特別限定するものではなく、通常用いられるフィルタープレス、ベルトプレス式、遠心分離方式を使用できる。ろ別の温度は、50〜65℃が好ましい。
パームステアリン、パームダブルステアリン、パームトリプルステアリン等を分別したオレイン部のヨウ素価は、好ましくは18以下であり、より好ましくは11〜16である。
本発明の油脂組成物は、上記で脱色したパーム分別油と上記分別したオレイン部との混合物でもよい。
本発明の油脂組成物において、(A)成分の含有量は、50〜65重量%であり、好ましくは55〜65重量%である。(A)成分の含有量が50重量%未満であると、45℃→25℃での結着性が悪化する。逆に、65重量%を超えると、シチュー等を調製したときにざらつき感の原因となる。
本発明の油脂組成物の(B)成分は、エステル交換油である。ランダムエステル交換油の原料油脂(油種)の例には、パーム硬化油、パーム核硬化油、菜種油、菜種硬化油、ヤシ油、ヤシ硬化油、大豆硬化油、大豆油、乳脂肪、コーン油、コーン硬化油、ヒマワリ油、ヒマワリ硬化油、綿実油、綿実硬化油、動物脂、動物硬化脂等が挙げられる。これらの中で、好ましくは、パーム硬化油、パーム核硬化油、ヤシ硬化油である。
ランダムエステル交換は、公知の方法を使用でき、例えばアルカリ触媒を用いる化学的エステル交換反応、リパーゼ等の酵素を用いる酵素的エステル交換反応等が挙げられる。
化学的エステル交換の反応条件は、通常、反応温度が100〜180℃、反応圧力が15torr以下、及び反応時間が20〜120分である。
酵素的エステル交換の反応に用いるリパーゼ等は、位置特異性を有するものでも位置特異性を有さないものでも良い。本発明で用いるリパーゼとして、例えばアルカリゲネス属、リゾプス属、アスペルギルス属、ムコール属、ペニシリウム属、キャンリダ属から得られるリパーゼが挙げられる。リパーゼを用いたエステル交換反応の反応条件に特に制限はないが、反応温度として、50〜90℃が好ましく、より好ましくは60〜85℃である。反応温度が高すぎると酵素活性が低下しやすい。また、低すぎると反応中に油脂が固化する場合がある。反応はカラム式の連続反応、バッチ式反応のどちらでも良い。リパ−ゼ等の酵素を、シリカ、珪藻土、アルミナ、ガラス、活性炭、イオン交換樹脂等の無機系担体に固定してもよい。
本発明の油脂組成物に使用するエステル交換油は、飽和脂肪酸含量が90重量%以上である。飽和脂肪酸含量が90重量%未満であると、高温に晒されると、結着しやすくなる。そして、炭素数12以下の飽和脂肪酸含量が20〜35重量%、好ましくは22〜30重量%である。また、炭素数12以下の飽和脂肪酸含量が20重量%未満であると、60℃→40℃での結晶化が速くなりシチューやスープ等の食品の口あたりを悪くする。
(B)成分のエステル交換油の上昇融点(すなわち、軟化して流動し始める温度)は、40〜50℃の範囲にあることが好ましい。上昇融点の測定法は、社団法人日本油化学協会編「基準油脂分析試験法」(2.2.4.2)に基づく。
本発明の油脂組成物において、(B)成分の含有量は、30重量%以上である。(B)成分が30重量%未満であると、60℃→40℃での結晶化が速くなりシチューやスープ等の食品の口あたりを悪くする。
本発明の油脂組成物は、(A)成分及び(B)成分以外に、適宜、(C)その他の成分として、ショートニング等に添加されるその他の油脂や、即席調理食品に添加される助剤を本発明の効果を阻害しない範囲内で添加することができる。そのような油脂の具体例としては、パーム油、大豆油、落花生油、綿実油、サフラワー油、ヒマワリ油、菜種油、ハイエルシン酸菜種油、コーン油、米油、オリーブ油、ゴマ油、ヤシ油、パーム核油、牛脂、豚脂、乳脂、これらの油脂の分別油、硬化油、エステル交換油が挙げられる。これらの油脂の含有量は、具体的には、組成物の0〜20重量%、好ましくは0〜10重量%である。
本発明の油脂組成物を製造するのに、上記(A)成分、(B)成分、さらに適宜の(C)成分からなる原料を、通常、50〜100℃、好ましくは60〜90℃の温度で混合する。それは、(A)〜(C)成分を一度に混合、あるいは適宜の順序で混合してもよい。混合後、冷却し造粒してもよい。混合後に脱臭しても良い。造粒には、二軸エクストルーダー、混合ニーダー等の公知の造粒機を使用することができる。
常温まで下がった組成物をさらに、粉砕、切削、打錠、成型等の加工により粉末、顆粒、フレーク状、ブロック状等の形態に仕上げてもよい。
本発明の油脂組成物の用途を挙げれば、シチュー、スープ、ソース類、カレー、ハヤシ等の即席調理食品用油脂に好適である。即席調理食品には、本発明の油脂組成物の他に、その目的に基づいて、小麦粉、乳製品、炭水化物、澱粉、糖類、ビタミン、香辛料、調味料、乳化剤、ガム質、エキス類、塩分、野菜パウダー、等が配合される。本発明の油脂組成物の即席調理食品への添加量は、その用途に応じて適宜決まる。
また、本発明品はショートニング、マーガリン、精製ラード、チョコレート等の菓子類、粉末調味料、レトルト食品、シチュー、カレー、ハヤシ等のルー、即席麺、即席スープ、冷凍食品等の原料ともなる。
これらの食品に添加される本発明の油脂組成物の形状は、顆粒、粉末、フレーク状、ブロック、あるいは溶解した液状等である。顆粒、粉末又はフレーク状で添加する場合、粉末や顆粒の粒径は、通常、0.3〜3mmであり、好ましくは0.5〜2mmである。また、フレーク状物の厚みは、通常、0.2〜3mmであり、好ましくは0.5〜2mmである。
以下に、実施例を用いて本発明をより詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。また、以下の記載において「部」及び「%」は、それぞれ「重量部」及び「重量%」を意味する。
〔実施例1〜8、比較例1〜3〕
1.(A)成分:脱色条件を変えたパーム分別油の調製
1.1 ヨウ素価の測定
パーム分別油の一種であるパームダブルステアリン(三井物産株式会社より入手、以下、PDSと略記する)のヨウ素価(IV)を、下記の手順で測定した。まず、マヨネーズ瓶に表2に示す原料油脂を約0.2g計り入れ、シクロヘキサン10mlで溶解し、それにウィス液25mlを加え、暗所で30分保管した。その後、10w/v%ヨウ化カリウム溶液20ml、及び水100mlを加えた。この溶液のヨウ素価を、電位差測定装置(製品名736 GP Titrino、メトノーム社製)と滴定液を0.1mol/Lチオ硫酸Na標準液を用いて測定した。結果を表2に示す。
1.2 脱色操作
各例において、上記PDS200gを1Lセパラフラスコに入れ、アスピレータで30torrに減圧しながら、表2に示す脱色温度まで昇温した。脱色温度に達した後、活性白土(商品名SA90、日本活性白土(株))を油脂に対して1.5%投入し、20分間の脱色操作を行った。
セパラフラスコを解圧し、内容物を予め80℃に設定した恒温槽にて加温した桐山漏斗を使用して吸引ろ過した。その際、100mlビーカーにパーライト2g、白土入りの脱色油を50gとり、ガラス棒で混合し、桐山漏斗上にプレコートした後、75℃の温度でろ過した。ろ紙は桐山ろ紙No.5A/保留粒子7μmを使用した。
実施例3及び5については、それぞれ、表2に示す脱色温度で、二回目の脱色操作を行った。
2.(B)成分:エステル交換油A
化学的エステル交換油であるエステル交換油A((株)J−オイルミルズ社製)を使用した。このエステル交換油Aの飽和脂肪酸含量は95.2%、炭素数12以下の飽和脂肪酸含量は24.8%、そして、上昇融点は47.2℃である。
3.油脂組成物の調製
上記の(A)成分と(B)成分とを60:40の重量比で、温度70℃で配合することにより油脂組成物を得た。また、比較のために、(A)成分のPDSの脱色条件が本発明を満たさない比較例1、PDSのヨウ素価が本発明を満たさない比較例2、及びPDSの脱色操作を行っていない比較例3を用意した。
4.油脂組成物の評価
上記で得られた油脂組成物について、結着性、40℃20分の結晶量及びシチュー官能性試験の3種類の評価を行った。
(結着性試験)
油脂組成物を45℃で48時間放置後、25℃での結着性を以下の手順で測定した。まず、70℃に完全に溶解させた油脂組成物1.5gを、シャ−レ(48mmΦ)に取り分け、急速冷却機(製品名ブラストチラー、福島工業株式会社製)を用いて10℃で冷却固化させた。固化した油脂組成物を手でフレ−ク状にし、それを重ねて、45℃の恒温槽内で48時間保管した。さらに25℃で1時間保管した後、結着性を以下の評価基準で調査した。結果を表2に示す。
結着性の評価基準
◎: 結着が全くみられない
○: 一部で若干結着するが、剥がれる
△: 部分的に結着し、剥がれない箇所がある
×: 結着し、剥がれない
(40℃20分の結晶量(%)の測定)
油脂を完全に溶解後、初期温度を60℃に設定し、その後40℃の恒温水槽で20分間放置した後の油脂の結晶量を以下の手順で測定した。まず、ガラス容器に80℃の油脂組成物2mlを入れ、100℃で完全に溶解させた後、60℃の恒温水槽で60分保持した。さらに、40℃の恒温水槽で20分放置後、析出した結晶の量をNMRアナライザー(BRUKER社 NMS120 minispec)を用いて測定した。
(シチューの官能評価)
上記油脂組成物を顆粒状のルーに使用した。また、それに湯、牛乳を配合してシチューにしたときの60℃から20分後のシチュー(シチュー温度約40℃)の滑らかさを、以下の手順で官能評価した。
顆粒状のルーの配合を表1に示す。小麦粉と油脂組成物を120℃になるまで加熱しながら混合し、85℃まで冷却し、肉エキス、乳化剤を混合後、85℃の温度を保ちつつ他の粉末原料を添加した。その後、ブラストチラーで冷却し、温度を10℃にした後、フードカッターで粉砕して顆粒状のルーを調製した。1Lステンビーカーに入れた90℃の温水320.0gに、顆粒状のルー40.0gを少しずつ投入しながら、約15分かけて溶解させた。油脂組成物が完全に溶解した後、牛乳80.0gを入れた。火を切って、シチュー温度を60℃にした。60℃になった時点を0分として、20分後(シチュー温度約40℃)のシチュー官能検査(ざらつき感)を以下の評価基準で実施した。パネラー4〜6名の平均点を表2に示す。
Figure 0005184722

評価基準
3: 舌触りよく、なめらか
2: 僅かにざらつきあり
1: ざらつきがやや感じられる
0: ざらついている
Figure 0005184722
−:未実施
ヨウ素価が本発明を満たすパーム分別油をさらに本発明の脱色条件で脱色した実施例1〜8では、45℃→25℃での結着性が低く、60℃→40℃での結晶量(%)も低かった。さらに、実施例1〜8の油脂組成物を用いてシチューを作製し、40℃での官能評価を行った結果、平均点2点以上という良好な成績を得た。一方、脱色条件が本発明を満たさない比較例1では、結着性が良好であったものの、固形分がやや多く、シチュー官能評価ではややざらつきを感じた。ヨウ素価が本発明を満たさない比較例2では、結着性に劣った。また、脱色操作を行わなかった比較例3では、40℃20分の結晶量が高く、シチュー官能評価でもざらつきを顕著に感じる結果となった。
〔実施例9〕
(A)成分の分別条件を変えた油脂組成物について、以下に実施例を示す。
1.(A)成分:パームダブルステアリンの分別によるオレイン部の調製
パームダブルステアリン(ヨウ素価12.0)をLab Pilot Fractionation Unit(De Smet社製)使用して分別を実施した。晶析温度を60℃に設定し、結晶量が2%の時点でLab Filter(De Smet社製)でろ過を実施した。上記晶析によるステアリン部及びオレイン部の収率は、それぞれ、5%及び95%であった。得られたパームダブルステアリンを分別したオレイン部(以下、PDSOLと略記する)のヨウ素価を測定したところ12.3であった。
2.油脂組成物の調製
実施例1において、脱色したPDSに替えて、上記で得たPDSOLを用いた以外は、実施例1と同様の操作で油脂組成物を得た。
3.油脂組成物の評価
得られた組成物について、実施例1と同様の油脂組成物の結着性、固形分及びシチュー官能試験を実施した。結果を、PDSの脱色操作を行っていない比較例3とともに表3に示す。
〔実施例10〕
(A)成分の分別条件を変えた油脂組成物について、以下に実施例を示す。
1.(A)成分:パームダブルステアリンを分別したオレイン部の調製
パームダブルステアリン(ヨウ素価14.7)をLab Pilot Fractionation Unit(De Smet社製)使用して分別を実施した。晶析温度を58℃に設定し、結晶量が1.5%の時点でLab Filter(De Smet社製)でろ過を実施した。上記晶析によるステアリン部及びオレイン部の収率は、それぞれ、4%及び96%であった。得られたPDSOLのヨウ素価を測定したところ15.0であった。
2.油脂組成物の調製
実施例1において、脱色したPDSに替えて、上記で得たPDSOLを用いた以外は、実施例1と同様の操作で油脂組成物を得た。
3.油脂組成物の評価
得られた組成物について、実施例1と同様の油脂組成物の結着性、固形分及びシチュー官能試験を実施した。結果を表3に示す。
Figure 0005184722
パームダブルステアリンを分別したオレイン部の油脂を使用した実施例9〜10は、結着性、固形分、シチュー官能試験とも良好な成績となった。
〔実施例11、比較例4〜8〕
1.(B)成分: エステル交換油B
化学的エステル交換油であるエステル交換油B((株)J−オイルミルズ社製)を使用した。このエステル交換油Bの飽和脂肪酸含量は95.0%、炭素数12以下の飽和脂肪酸含量は35.0%、そして、上昇融点は40.1℃である。
(B)成分の比較のために、エステル交換油A:パームオレイン=7:3からなる混合油のランダムエステル交換油(比較例4)とパーム硬化油(比較例5)と飽和脂肪酸量が少なく融点が低いランダムエステル交換油(比較例6)と飽和脂肪酸量が低いエステル交換油(比較例7)とエステル交換してない油脂(比較例8)を用意した。これらの飽和脂肪酸含量、炭素数12以下の飽和脂肪酸含量及び上昇融点を表4に示す。
2.油脂組成物の調製
実施例3の(B)成分を上記エステル交換油に替えた以外は同様の手順で油脂組成物を得た。
3.油脂組成物の評価
上記で得られた油脂組成物について、結着性及び固形分の評価を行った。結果を表4に示す。
〔実施例12〕
1.(B)成分:脂肪酸組成を変えたエステル交換油の調製
エステル交換油Aと菜種油(9:1)の化学的ランダムエステル交換を実施した。その油脂の飽和脂肪酸含量は90.1%、炭素数12以下の飽和脂肪酸含量は22.3%、そして、上昇融点は43.0℃であった。
2.油脂組成物の調製
実施例3において、(B)成分を上記エステル交換油に替えた以外は同様の手順で油脂組成物を得た。
3.油脂組成物の評価
上記で得られた油脂組成物について、結着性及び固形分の評価を行った。結果を表4に示す。
Figure 0005184722
飽和脂肪酸総含量及び炭素数12以下の脂肪酸含量が本発明の条件を満たす成分(B)を用いた実施例11及び12では、結着性及び固形分ともに良好な成績となった。一方、飽和脂肪酸総含量及び炭素数12以下の脂肪酸含量が本発明の条件を満たさない比較例4では、結着性に劣った。炭素数12以下の脂肪酸含量の顕著に低い比較例5では、固形分が大量に析出した。飽和脂肪酸含量の低すぎる比較例6及び7では、結着性が悪化した。また、比較例との対比から、エステル交換油の上昇融点が40〜50℃の範囲にあることも、良好な成績の一因となった。また、エステル交換しない油脂(比較例8)では、60℃→40℃20分の結晶量が多くなった。
〔実施例13〜19、比較例9〜14〕
1.配合を変えた油脂組成物の調製
(A)成分として実施例3で使用した脱色済みPDS及び、実施例10で使用したPDSOL、(B)成分として実施例3で使用したエステル交換油、そして(C)成分としてパーム油を表4に示す配合で混合し、油脂組成物を調整した。さらに、比較のために、本発明の配合組成を満たさない比較例9〜14を用意した。
2.油脂組成物の評価
上記で得られた油脂組成物について、結着性及び固形分の評価を行った。結果を表5に示す。
Figure 0005184722
(A)成分及び(B)成分の配合量を変えた結果、本発明の配合量に臨界的な意義が確認された。

Claims (5)

  1. (A)ヨウ素価18以下のパーム分別油を100℃未満の温度で1回以上、あるいは100℃以上の温度で2回以上脱色することにより得られるパーム分別油、パームステアリンを分別したオレイン部、パームダブルステアリンを分別したオレイン部、及びパームトリプルステアリンを分別したオレイン部からなる群から選ばれる少なくとも一種の油脂を50〜65重量%、
    並びに、
    (B)飽和脂肪酸含量が90重量%以上、かつ炭素数12以下の飽和脂肪酸含量が20〜35重量%であるエステル交換油を30重量%以上、
    含む油脂組成物。
  2. 前記(B)成分は、上昇融点40〜50℃のエステル交換油であることを特徴とする、請求項1に記載の油脂組成物。
  3. 即席調理食品用原料である、請求項1に記載の油脂組成物。
  4. 形態が顆粒、粉末又はフレーク状である、請求項1に記載の油脂組成物。
  5. 請求項1に記載の油脂組成物を含む即席調理食品。
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