JP5179978B2 - 減速装置 - Google Patents

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本発明は、産業用ロボットや自動車用補機等に用いられる減速装置に関する。
産業用ロボットや自動車用補機等に用いられる小型の減速装置として、偏心円板を有する入力軸と、この偏心円板の外径面に転接する複数のローラを円周方向に等ピッチで保持するポケットを設けた環状の保持器部を有する出力軸と、これらのローラが転接する複数のカム山を内径面の円周方向に等ピッチで形成した内歯車とを同軸心上に配置し、ローラの数をカム山の数よりも少なくして、カム山の形状を、入力軸を回転させたときに、ポケットに保持されるローラが偏心円板の外径面に沿って公転する軌跡の外径側包絡線と合致させて、ポケットに保持されたローラの公転を出力軸の回転として出力する減速装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された減速装置では、ローラの数がカム山の数よりも1つ少なく、出力軸は入力軸と逆方向に回転し、入力軸が1回転したときにローラがカム山の1ピッチ分だけ公転して、ローラの数と等しい減速比が得られる。
特公平2−28027号公報
特許文献1に記載された減速装置は、産業用ロボットや自動車用補機等で必要とされる10〜50程度の中減速比が得られ、剛性も大きくすることができるが、入力軸と出力軸を突き合わせるように同軸心上に配置する必要があるので軸方向寸法が大きくなり、軸方向寸法が小さく制約される部位には設置が困難な問題がある。
そこで、本発明の課題は、大きな剛性で10〜50程度の中減速比が得られ、軸方向寸法をコンパクトに設計できる減速装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の減速装置は、筒部に偏心した円筒内径面を有する入力軸と、この偏心した円筒内径面に転接する複数のローラを保持するポケットを設けた環状の保持器部を有する出力軸と、前記ポケットに保持されるローラが転接する複数のカム山を外径面の円周方向に等ピッチで形成した基軸とを同軸心上に配置し、前記環状の保持器部を円周方向に等ピッチで分割したときの分割点の数が、前記カム山の数と1だけ異なる分割点の全ての位置または一部の間引いた位置に、前記ローラを保持するポケットを設け、前記カム山の1ピッチ分の形状を、前記入力軸を回転させたときに、前記ポケットに保持されるローラが前記偏心した円筒内径面に沿って公転する軌跡の内径側包絡線と合致させて、前記保持器部のポケットに保持されたローラの公転を、前記出力軸の回転として出力する構成を採用した。
すなわち、入力軸の筒部に偏心した円筒内径面を設け、その内径側に同軸心上に配置した基軸の外径面の円周方向に等ピッチで形成したカム山との間に、同じく同軸心上に配置した出力軸の保持器部のポケットに保持したローラを転接させるようにし、環状の保持器部を円周方向に等ピッチで分割したときの分割点の数が、カム山の数と1だけ異なる分割点の全ての位置または一部の間引いた位置に、ローラを保持するポケットを設け、カム山の1ピッチ分の形状を、入力軸を回転させたときに、ポケットに保持されるローラが偏心した円筒内径面に沿って公転する軌跡の内径側包絡線と合致させて、保持器部のポケットに保持されたローラの公転を出力軸の回転として出力することにより、大きな剛性で10〜50程度の中減速比が得られ、軸方向寸法をコンパクトに設計できるようにした。
前記保持器部のローラを保持するポケットを、前記分割点の一部の間引いた位置に設け、この間引き間隔を円周方向で均等にすることにより、出力軸の回転バランスを良好に保って、ポケットの加工数とローラの組込み数を減らすことができる。
前記入力軸の外径面に、回転力が入力される歯車を設けることにより、モータ等の回転駆動源を入力軸の外径側に配置して、軸方向寸法をよりコンパクトに設計することができる。
前記保持器部の分割点の数を、前記カム山の数よりも1つだけ多くすることにより、出力軸を入力軸と同方向に回転させることができる。分割点の数がカム山の数よりも1つだけ多い場合は、後の図2に示すように、入力軸1が時計回りに回転し、偏心した円筒内径面とカム山4aが形成された基軸4の外径面との環状空間の極大部Aが時計回りに0°(12時)の位置、極小部Bが180°(6時)の位置にあるとすると、入力軸1の回転に伴って、極大部Aと極小部Bは時計回りに移動し、環状空間の右半分は広くなる傾向、環状空間の左半分は狭くなる傾向となる。このため、環状空間の右半分に存在するローラ2はカム山4aを上る外径方向へ、環状空間の左半分に存在するローラ2はカム山4aを下る内径方向へ移動し、図中に矢印で示すように、ローラ2を保持する出力軸3の保持器部3bは、入力軸1と同じ時計回りに回転する。
なお、前記分割点の数をカム山の数よりも1つだけ少なくした場合は、後の図3に示すように、入力軸1の回転方向と環状空間の極大部Aおよび極小部Bの位置を図2の場合と同じ設定とすると、同様に、環状空間の右半分に存在するローラ2はカム山4aを上る外径方向へ、環状空間の左半分に存在するローラ2はカム山4aを下る内径方向へ移動し、この場合は、図中に矢印で示すように、ローラ2を保持する出力軸3の保持器部3bは、入力軸1と逆の反時計回りに回転する。
前記基軸を両方向に回転可能とすることにより、基軸の回転操作によって、減速比を増減することができる。すなわち、保持器部の分割点の数をカム山の数よりも1つだけ多くした場合は、基軸を入力軸と同方向に回転させると、ローラのカム山の1ピッチ分に対する公転角が大きくなって減速比が小さくなり、逆方向に回転させると、ローラのカム山の1ピッチ分に対する公転角が小さくなって減速比が大きくなる。また、分割点の数をカム山の数よりも1つだけ少なくした場合は、逆に、基軸を入力軸と同方向に回転させると減速比が大きくなり、逆方向に回転させると減速比が小さくなる。
前記入力軸の円筒内径面を、前記筒部に内嵌した転がり軸受の内輪の内径面で形成することにより、ローラと円筒内径面とのスリップを少なくして、入力軸と出力軸を円滑に回転させることができる。
前記転がり軸受を針状ころ軸受とすることにより、径方向寸法をコンパクトに設計することができる。
前記転がり軸受の外輪を軸方向に圧縮する手段を設けることにより、外輪の内径が縮径するように弾性変形させて転がり軸受の径方向がたを抑え、延いては、減速装置の回転方向がたを低減することができる。
前記転がり軸受の外輪の縦断面をクランク形状に形成することにより、外輪の内径が縮径するように容易に弾性変形させることができる。
前記保持器部の円周方向で隣接するポケットを2つずつ合体させ、この合体させたポケットの円周方向両端側に2本の前記ローラを保持し、これらの2本のローラを円周方向で離反させる方向に付勢する弾性部材を設けることにより、減速装置の回転方向がたを低減できるとともに、ポケットの加工を容易にすることができる。
前記基軸のカム山を形成した外径部を軸方向に分割して、分割した一方の外径部を別体のカム山部材とし、分割した他方の外径部との間に軸方向で弾性部材を介在させて、このカム山部材のカム山と前記他方の外径部のカム山との間に位相差を設けることより、ローラを位相差のある2つのカム山で挟み込むようにして、減速装置の回転方向がたを低減することができる。
本発明の減速装置は、入力軸の筒部に偏心した円筒内径面を設け、その内径側に同軸心上に配置した基軸の外径面の円周方向に等ピッチで形成したカム山との間に、同じく同軸心上に配置した出力軸の保持器部のポケットに保持したローラを転接させるようにし、環状の保持器部を円周方向に等ピッチで分割したときの分割点の数が、カム山の数と1だけ異なる分割点の全ての位置または一部の間引いた位置に、ローラを保持するポケットを設け、カム山の1ピッチ分の形状を、入力軸を回転させたときに、ポケットに保持されるローラが偏心した円筒内径面に沿って公転する軌跡の内径側包絡線と合致させて、保持器部のポケットに保持されたローラの公転を出力軸の回転として出力するようにしたので、大きな剛性で10〜50程度の中減速比が得られ、軸方向寸法をコンパクトに設計することができる。
前記保持器部のローラを保持するポケットを、分割点の一部の間引いた位置に設け、この間引き間隔を円周方向で均等にすることにより、出力軸の回転バランスを良好に保って、ポケットの加工数とローラの組込み数を減らすことができる。
前記入力軸の外径面に、回転力が入力される歯車を設けることにより、モータ等の回転駆動源を入力軸の外径側に配置して、軸方向寸法をよりコンパクトに設計することができる。
前記保持器部の分割点の数をカム山の数よりも1つだけ多くすることにより、出力軸を入力軸と同方向に回転させることができる。
前記基軸を両方向に回転可能とすることにより、基軸の回転操作によって、減速比を増減することができる。
前記入力軸の円筒内径面を、筒部に内嵌した転がり軸受の内輪の内径面で形成することにより、ローラと円筒内径面とのスリップを少なくして、入力軸と出力軸を円滑に回転させることができる。
前記転がり軸受を針状ころ軸受とすることにより、径方向寸法をコンパクトに設計することができる。
前記転がり軸受の外輪を軸方向に圧縮する手段を設けることにより、外輪の内径が縮径するように弾性変形させて転がり軸受の径方向がたを抑え、延いては、減速装置の回転方向がたを低減することができる。
前記転がり軸受の外輪の縦断面をクランク形状に形成することにより、外輪の内径が縮径するように容易に弾性変形させることができる。
前記保持器部の円周方向で隣接するポケットを2つずつ合体させ、この合体させたポケットの円周方向両端側に2本のローラを保持し、これらの2本のローラを円周方向で離反させる方向に付勢する弾性部材を設けることにより、減速装置の回転方向がたを低減できるとともに、ポケットの加工を容易にすることができる。
前記基軸の前記カム山を形成した外径部を軸方向に分割して、分割した一方の外径部を別体のカム山部材とし、分割した他方の外径部との間に軸方向で弾性部材を介在させて、このカム山部材のカム山と他方の外径部のカム山との間に位相差を設けることにより、ローラを位相差のある2つのカム山で挟み込むようにして、減速装置の回転方向がたを低減することができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。図1および図2は、第1の実施形態を示す。この減速装置は、内径面が偏心した筒部1aを有する入力軸1と、複数のローラ2を保持するポケット3aを設けた環状の保持器部3bを有する出力軸3と、複数のカム山4aを外径面の円周方向に等ピッチで形成した基軸4とを同軸心上に配置し、偏心した筒部1aの内径面に外輪5aを内嵌した針状ころ軸受5の内輪5bの円筒内径面と基軸4の外径面のカム山4aとに、各ポケット3aに保持されたローラ2を転接させたものであり、保持器部3bを円周方向に等ピッチで分割したときの分割点の数Nが、カム山4aの数よりも1つだけ多くなる分割点の全ての位置に、ローラ2を保持するポケット3aが設けられ、カム山4aの1ピッチ分の形状が、入力軸1を回転させたときに、ポケット3aに保持されるローラ2が偏心した内輪5bの円筒内径面に沿って公転する軌跡の内径側包絡線と合致するようになっている。この実施形態では、ポケット3aとローラ2の数、すなわち分割点の数Nが15、カム山4aの数が14とされている。
前記入力軸1と出力軸3は、それぞれ基軸4に玉軸受6a、6bで支持され、入力軸1の外径面には、モータ等の駆動源から回転力が入力される歯車7が設けられている。また、基軸4は両方向に回転可能とされ、後述するように、基軸4を回転操作することにより、入力軸1と出力軸3の減速比を増減できるようになっている。
以下に、上述した減速装置の減速メカニズムを説明する。図2に示したように、入力軸1が時計回りに回転し、偏心した内輪5bの円筒内径面とカム山4aが形成された基軸4の外径面との環状空間の極大部Aが時計回りに0°の位置、極小部Bが180°の位置にあるとすると、入力軸1の回転に伴って、極大部Aと極小部Bは時計回りに移動し、環状空間の右半分は広くなる傾向、環状空間の左半分は狭くなる傾向となる。このため、環状空間の右半分に存在するローラ2はカム山4aを上る外径方向へ、環状空間の左半分に存在するローラ2はカム山4aを下る内径方向へ移動し、図中に矢印で示すように、ローラ2を保持する出力軸3の保持器部3bは、入力軸1と同じ時計回りに回転する。
この実施形態では、保持器部3bの分割点の数Nがカム山4aの数よりも1つだけ多いので、入力軸1が1回転すると各ローラ2はカム山4aの1ピッチ分だけ時計回りに公転し、入力軸1と出力軸3の減速比は、分割点の数Nと等しくなる。
図3は、第1の実施形態の変形例を示す。この変形例では、保持器部3bの分割点の数Nが15、カム山4aの数が16とされ、分割点の数Nがカム山4aの数よりも1つだけ少なくなっており、第1の実施形態のものと同様に、全ての分割点にローラ2を保持するポケット3aが設けられている。図2と同様に、入力軸1が時計回りに回転し、偏心した内輪5bの円筒内径面とカム山4aが形成された基軸4の外径面との環状空間の極大部Aが時計回りに0°の位置、極小部Bが180°の位置にあるとすると、環状空間の右半分は広くなる傾向、環状空間の左半分は狭くなる傾向となり、環状空間の右半分に存在するローラ2はカム山4aを上る外径方向へ、環状空間の左半分に存在するローラ2はカム山4aを下る内径方向へ移動し、この変形例では、図中に矢印で示すように、ローラ2を保持する出力軸3の保持器部3bは、入力軸1と逆の反時計回りに回転する。
前記基軸4を入力軸1と同じ時計回りに回転操作すると、ポケット3aの数をカム山4aの数よりも多くした図2の場合は、ローラ2のカム山4aの1ピッチ分に対する公転角が大きくなって減速比が小さくなり、分割点の数Nをカム山4aの数よりも1つだけ少なくした図3の場合は、ローラ2のカム山4aの1ピッチ分に対する公転角が小さくなって減速比が大きくなる。また、基軸4を入力軸1と逆の反時計回りに回転操作すると、逆に、図2の場合は減速比が大きくなり、図3の場合は減速比が小さくなる。
図4は、第2の実施形態を示す。この減速装置は、基本的な構成は第1の実施形態のものと同じであり、前記分割点の数Nを15とした保持器部3bの分割点の一部に、2つおきに間引いてローラ2を保持するポケット3aが、円周方向に均等な間引き間隔で5箇所に設けられている点が異なる。その他の部分は同じであり、減速特性も第1の実施形態のものと同じである。
上述した第2の実施形態では、分割点の数N(=15)を、その約数である3で除して、保持器部のポケットを均等な間引き間隔で5箇所に設けたが、別の約数である5で除して3箇所に設けることもできる。分割点の数Nが他の数である場合も、その約数で除した数の箇所に、保持器部のポケットを均等な間引き間隔で設けるとよい。
図5は、第3の実施形態を示す。この減速装置も、基本的な構成は第1の実施形態のものと同じであり、前記出力軸3の保持器部3bのポケット3aが、隣接する2つずつが合体され、この合体されたポケット3aの円周方向両端側に保持された2本のローラ2が、弾性体としてのばね8によって離反するように付勢されている点が異なる。この実施形態では、ポケット3a内でのローラ2の円周方向でのがたつきがなくなり、減速装置の円周方向がたを低減することができる。また、ポケット3aの加工も容易にすることができる。なお、この実施形態では、合体前のポケットの数が14、カム山4aの数が13とされており、合体前のポケットの数が奇数となる場合は、余りのポケットを1つだけ独立に形成してもよい。
図6は、第4の実施形態を示す。この減速装置も、基本的な構成は第1の実施形態のものと同じであり、前記入力軸1の筒部1aに内嵌された針状ころ軸受5の外輪5aが、筒部1aの端部に螺合されたナット9によって軸方向に圧縮され、その縦断面がクランク形状とされている点が異なる。この実施形態では、外輪5aの内径が縮径するように弾性変形し、針状ころ軸受5の径方向がたが抑えられて、減速装置の円周方向がたが低減される。
図7および図8は、第5の実施形態を示す。この減速装置も、基本的な構成は第1の実施形態のものと同じであり、前記基軸4のカム山4aを設けた外径部が軸方向で分割され、分割された別体のカム山部材10aが他方の一体外径部10bとの間に軸方向で弾性部材としてのゴムリング11を介在させて突き合わされ、カム山部材10aのカム山4aと一体外径部10bのカム山4aとの間に小さな位相差が設けられている点が異なる。この実施形態では、ローラ2を位相差のある2つのカム山4aで挟み込むようにして、減速装置の円周方向がたを低減することができる。
図9および図10は、第5の実施形態の変形例を示す。この変形例では、前記分割された別体のカム山部材10aと一体外径部10bとの対向面に、円周方向に延びる円弧溝12を設け、これらの円弧溝12にコイルばね13を収納して、カム山部材10aのカム山4aと一体外径部10bのカム山4aとの間に位相差を設け、コイルばね13の復元力によって、ローラ2を位相差のある2つのカム山4aで挟み込むようにしている。なお、コイルばね13を収納する各円弧溝12は、円周方向の複数箇所に設けてもよい。
第1の実施形態の減速装置を示す縦断面図 図1のII−II線に沿った断面図 図2の変形例を示す断面図 第2の実施形態の減速装置を示す要部の横断面図 第3の実施形態の減速装置を示す要部の横断面図 第4の実施形態の減速装置を示す縦断面図 第5の実施形態の減速装置を示す縦断面図 図7の要部を拡大して示す断面図 図7の変形例を示す縦断面図 図9のX−X線に沿った断面図
符号の説明
1 入力軸
1a 筒部
2 ローラ
3 出力軸
3a ポケット
3b 保持器部
4 基軸
4a カム山
5 針状ころ軸受
5a 外輪
5b 内輪
6a、6b 玉軸受
7 歯車
8 ばね
9 ナット
10a カム山部材
10b 一体外径部
11 ゴムリング
12 円弧溝
13 コイルばね

Claims (11)

  1. 筒部に偏心した円筒内径面を有する入力軸と、この偏心した円筒内径面に転接する複数のローラを保持するポケットを設けた環状の保持器部を有する出力軸と、前記ポケットに保持されるローラが転接する複数のカム山を外径面の円周方向に等ピッチで形成した基軸とを同軸心上に配置し、前記環状の保持器部を円周方向に等ピッチで分割したときの分割点の数が、前記カム山の数と1つだけ異なる分割点の全ての位置または一部の間引いた位置に、前記ローラを保持するポケットを設け、前記カム山の1ピッチ分の形状を、前記入力軸を回転させたときに、前記ポケットに保持されるローラが前記偏心した円筒内径面に沿って公転する軌跡の内径側包絡線と合致させて、前記保持器部のポケットに保持されたローラの公転を、前記出力軸の回転として出力するようにした減速装置。
  2. 前記保持器部のローラを保持するポケットを、前記分割点の一部の間引いた位置に設け、この間引き間隔を円周方向で均等にした請求項1に記載の減速装置。
  3. 前記入力軸の外径面に、回転力が入力される歯車を設けた請求項1または2に記載の減速装置。
  4. 前記保持器部の分割点の数を、前記カム山の数よりも1つだけ多くした請求項1乃至3のいずれかに記載の減速装置。
  5. 前記基軸を両方向に回転可能とした請求項1乃至4のいずれかに記載の減速装置。
  6. 前記入力軸の円筒内径面を、前記筒部に内嵌した転がり軸受の内輪の内径面で形成した請求項1乃至5のいずれかに記載の減速装置。
  7. 前記転がり軸受を針状ころ軸受とした請求項6に記載の減速装置。
  8. 前記転がり軸受の外輪を軸方向に圧縮する手段を設けた請求項6または7に記載の減速装置。
  9. 前記転がり軸受の外輪の縦断面をクランク形状に形成した請求項8に記載の減速装置。
  10. 前記保持器部の円周方向で隣接するポケットを2つずつ合体させ、この合体させたポケットの円周方向両端側に2本の前記ローラを保持し、これらの2本のローラを円周方向で離反させる方向に付勢する弾性部材を設けた請求項1乃至9のいずれかに記載の減速装置。
  11. 前記基軸のカム山を形成した外径部を軸方向に分割して、分割した一方の外径部を別体のカム山部材とし、分割した他方の外径部との間に軸方向で弾性部材を介在させて、このカム山部材のカム山と前記他方の外径部のカム山との間に位相差を設けた請求項1乃至10のいずれかに記載の減速装置。
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