JP5179727B2 - エレベータの制御装置 - Google Patents

エレベータの制御装置

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Description

この発明は、エレベータの省エネ運転ができ、電力蓄積装置を具備するエレベータの制御装置に関するものである。
従来のエレベータの制御装置は、交流電力を整流して直流電力に変換する整流器と、直流電力を可変電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータと、整流器とインバータ間を接続する直流母線と、可変電圧可変周波数の交流電力によりエレベータを駆動する電動機と、エレベータの起動、停止を決定するとともに、その位置指令、速度指令を作成するコントローラと、インバータの出力側の電流を検出する電流検出装置と、電動機に駆動される巻上機の速度を検出するエンコーダと、コントローラからの位置指令、速度指令に基づいて、電流検出装置からの電流帰還、及びエンコーダからの速度帰還により、電動機を回転駆動してエレベータの位置、及び速度を制御するインバータ制御回路と、インバータの出力電圧、及び周波数を制御するゲートドライブ回路と、エレベータの所要電力を演算する所要電力演算回路と、直流母線間に並列に接続され、所要電力演算回路からの信号に基づいて、エレベータの回生運転時に直流母線からの直流電力を蓄積し、エレベータの力行運転時に蓄積された直流電力を直流母線へ供給する複数の電力蓄積装置とを備えたものである(例えば、特許文献1参照)。
このエレベータの制御装置によれば、エレベータ容量に応じた個数の蓄電デバイスを制限なく利用することができ、より大容量のエレベータにおいて発生する回生電力を無駄にすることなくすべて充電し、力行運転時に再利用して高い省エネ効果を実現するとともに、電力需要ピーク時の電力消費量の削減要求に応えることができ、電気料金をより安価にすることで、運転電力費用を低減できるものである。
特開2003−312952号公報
1台の電力蓄積装置における1組の蓄電池群の直列接続数は、整流器が出力する電圧よりも低くなるように設定されており、必要な電池容量がこの直列接続だけでは満足しないとき、複数組の蓄電池群を用いている。そして、回生電力を蓄電池に充電するため、満充電でない充電状態で連続使用しなければならないので、蓄電池内部に不活性物質が生成され、蓄電池の見掛け上の電池容量が低下する問題がある。
そこで、蓄電装置に対して一旦満充電状態まで定電流充電を行うことにより、電池容量の低下を防止することができる。しかし、複数組の蓄電池群を並列接続した状態で定電流充電すると、各蓄電池群のインピーダンスのばらつきにより各蓄電池群に流れる充電電流がばらつき、蓄電池群のなかには過充電に達してしまうものがでてくる。
このように、このエレベータの制御装置では、蓄電池に均一に、且つ蓄電池に充分な電力を充電し難いという問題がある。
この発明の目的は、蓄電池に均一に、且つ蓄電池に充分な電力を充電し易いエレベータの制御装置を提供することである。
この発明に係わるエレベータの制御装置は、エレベータの力行運転時に交流電力が変換されて直流母線に出力された直流電力を可変電圧可変周波数の交流電力に変換して電動機を駆動し且つエレベータの回生運転時に上記電動機で発電された回生電力を直流電力に変換して上記直流母線に出力する電力変換装置およびエレベータの回生運転時に上記直流母線の直流電力を充電し、エレベータの力行運転時に充電された直流電力を直流母線に放電する電力蓄積装置を備えるエレベータの制御装置において、上記電力蓄積装置は、直流電力を充放電される蓄電装置と、充電用の直流電力を出力する充電用電源と、上記蓄電装置との間で直流電力を充放電する充放電回路と、を備え、上記蓄電装置は、上記力行運転時あるいは上記回生運転時において、上記直流母線との間で充放電する場合には並列接続され、上記力行運転時および上記回生運転時でない状態において、上記充電用の直流電力で充電する場合には直列接続される複数の蓄電池群と、上記複数の蓄電池群の接続を切り替える切替手段と、を有し、上記切替手段は、上記複数の蓄電池群の正極端子それぞれと負極端子それぞれを接続する並列接続用スイッチ群と、各上記蓄電池群の正極と異なる上記蓄電池群の負極を接続する直列接続用スイッチ群と、上記並列接続用スイッチ群と上記直列接続スイッチ群とを同時に閉じることのないようにして開閉するスイッチ制御手段と、を備え、上記スイッチ制御手段は、上記充放電回路を上記直流母線および充電用電源から切り離さないと、上記並列接続用スイッチ群および上記直列接続用スイッチ群の開閉制御ができないものである
この発明に係わるエレベータの制御装置の効果は、均等充電時には、複数の蓄電池群を直列に接続し、エレベータの回生運転時または力行運転には、複数の蓄電池群を並列に接続するので、蓄電池群が過電圧になることがなく均等充電を行えるので電池容量の低下を防ぐことができる。
図1は、この発明の実施の形態に係わるエレベータの制御装置が適用されたエレベータの構成図である。
この発明の実施の形態に係わるエレベータの制御装置は、電動機1により駆動される巻上機2に懸架されたロープ3に接続された乗りカゴ4の位置と速度を制御する。
そして、このエレベータの制御装置は、図1に示すように、交流電源5から供給される交流電力を可変電圧可変周波数の交流電力に変換して電動機1を駆動する電力変換装置6と、エレベータの回生運転時に電力変換装置6からの直流電力を蓄積し、エレベータの力行運転時に蓄積された直流電力を電力変換装置6へ供給する電力蓄積装置7と、巻上機2の速度を検出するエンコーダ8と、エレベータの起動、停止を決定するとともに、その位置指令、速度指令を作成するコントローラ9と、を備える。
電力変換装置6は、交流電力を整流して直流電力に変換する整流器11と、直流電力を可変電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータ12と、整流器11とインバータ12間を接続する直流母線13と、インバータ12からの回生電力を放電することができる放電回路14と、インバータ12の出力側の電流を検出する電流検出装置15と、を備える。
コントローラ9は、エレベータの起動、停止を決定するとともに、その位置指令、速度指令を作成する制御器16と、制御器16からの位置指令および速度指令に基づいてインバータ12の出力電圧、及び周波数を制御するゲートドライブ回路17と、を備える。
図2は、この発明の実施の形態に係わる電力貯蔵装置の構成図である。
電力蓄積装置7は、図2に示すように、蓄電装置21と、充放電回路22と、直流母線13との間を開閉するスイッチ23と、充電用電源24と、電力蓄積装置7に含まれるスイッチ類を制御するスイッチ制御装置25と、を備える。スイッチ23は、例えばコンタクトのような機械式のスイッチである。
充放電回路22は、IGBTなどのスイッチング素子26、27とリアクトル28から構成され、スイッチング素子27とリアクトル28を用いて昇圧チョッパが構成され、スイッチング素子26とリアクトル28を用いて降圧チョッパが構成されている。
充電用電源24は、交流電源5から供給される交流電力を蓄電装置21の3つの蓄電池群31の定格電圧の3倍以上の電圧の直流電力に変換する逆変換装置29と、逆変換装置29から充放電回路22への入力を開閉するスイッチ30と、を備える。
図3は、この発明の実施の形態に係わる蓄電装置の構成図である。
蓄電装置21は、図3に示すように、一点鎖線により囲まれている直列接続された複数の蓄電池を1つの群とし、3つの蓄電池群31、32、33を有している。そして、蓄電装置21の正極端子21aは、第1蓄電池群31の正極端子31aに接続され、蓄電装置21の負極端子21bは、第3蓄電地群33の負極端子33bに接続されている。
また、第1蓄電池群31の正極端子31aと第2蓄電池群32の正極端子32aとの間を開閉する第1スイッチ34、第2蓄電池群32の正極端子32aと第3蓄電池群33の正極端子33aとの間を開閉する第2スイッチ35、第2蓄電池群32の正極端子32aと第1蓄電池群31の負極端子31bとの間を開閉する第3スイッチ36、第3蓄電池群33の正極端子33aと第2蓄電池群32の負極端子32bとの間を開閉する第4スイッチ37、第1蓄電池群31の負極端子31bと第2蓄電池群32の負極端子32bとの間を開閉する第5スイッチ38、第2蓄電池群32の負極端子32bと第3蓄電池群33の負極端子33bとの間を開閉する第6スイッチ39を有している。
このスイッチ34、35、36、37、38、39は、例えばコンタクトのような機械的なスイッチでもよいし、スイッチング素子のような電気的なスイッチでもよい。なお、第1スイッチ34、第2スイッチ35、第5スイッチ38および第6スイッチ39をまとめて並列接続用スイッチ群、第5スイッチ38および第6スイッチ39をまとめて直列接続用スイッチ群と称す。
スイッチ制御装置25は、交流電源5と整流器11とを開閉するスイッチ19の状態、コントローラ9からの走行指令、乗りカゴ停止信号、均等充電開始指令および均等充電終了指令が入力され、スイッチ23、スイッチ30、第1スイッチ34、第2スイッチ35、第3スイッチ36、第4スイッチ37、第5スイッチ38および第6スイッチ39の開閉を制御する。
なお、スイッチ制御装置25は、スイッチ23およびスイッチ30が開放されていないときには、第1スイッチ34、第2スイッチ35、第3スイッチ36、第4スイッチ37、第5スイッチ38および第6スイッチ39の開閉制御ができない。そして、スイッチ23およびスイッチ30を開放して、直流母線13および充電用電源24を充放電回路22から切り離すことにより、外部から電圧が加わっている状態で、第1スイッチ34、第2スイッチ35、第3スイッチ36、第4スイッチ37、第5スイッチ38および第6スイッチ39を開閉することを防げる。
なお、並列接続用スイッチ群、直列接続用スイッチ群およびスイッチ制御手段としてのスイッチ制御装置25をまとめて切替手段と称す。
スイッチ制御装置25は、蓄電地群31、32、33の短絡は大変危険であるので、スイッチ操作により蓄電池群31、32、33を短絡する経路が発生しないようにインターロックをかける。
エレベータおよび蓄電装置21を合わせた運転状態は、4つある。第1の運転状態は、エレベータの電源が遮断状態にあり、蓄電装置21が独立状態にある。第2の運転状態は、エレベータの電源の状態に係わりなく、蓄電装置21が独立状態にある。第3の運転状態は、エレベータの電源が供給状態にあるとともに乗りカゴ4が停止中であり、蓄電装置21が直流母線13から分離されている状態である。第4の運転状態は、エレベータの電源が供給状態にあるとともに乗りカゴ4が走行中であり、蓄電装置21が直流母線13に接続されている状態である。
図4は、4つの運転状態のときの各スイッチの開閉の設定を示す図である。
ここで、各運転状態のときのスイッチの開閉状態を図4を参照して説明する。
第1の運転状態では、図4に示すように、スイッチ23が開かれており蓄電装置21は直流母線13から分離されている。また、スイッチ30が開かれており充電用電源24からの出力がない。また、第1スイッチ34、第2スイッチ35、第5スイッチ38および第6スイッチ39が閉じられ、第3スイッチ36および第4スイッチ37が開かれており、3つの蓄電池群31、32、33が並列接続されている。
第2の運転状態では、スイッチ23が開かれており蓄電装置21は直流母線13から分離されている。また、スイッチ30が閉じられており充電用電源24が高圧の直流電力が出力されている。また、第1スイッチ34、第2スイッチ35、第5スイッチ38および第6スイッチ39が開かれ、第3スイッチ36および第4スイッチ37が閉じられており、3つの蓄電池群31、32、33が直列接続されている。
第3の運転状態では、スイッチ23が開かれており蓄電装置21は直流母線13から分離されている。また、スイッチ30が開かれており充電用電源24からの出力がない。また、第1スイッチ34、第2スイッチ35、第3スイッチ36、第4スイッチ37、第5スイッチ38および第6スイッチ39が開かれており、3つの蓄電池群31、32、33が独立している。
第4の運転状態では、スイッチ23が閉じられており蓄電装置21は直流母線13に接続されている。また、スイッチ30が開かれており充電用電源24からの出力がない。また、第1スイッチ34、第2スイッチ35、第5スイッチ38および第6スイッチ39が閉じられ、第3スイッチ36および第4スイッチ37が開かれており、3つの蓄電池群31、32、33が並列接続されている。
図5は、4つの運転状態間の移行の様子を説明するための図である。
次に、4つの運転状態を移行するときの、スイッチ類の操作について、図4、図5を参照して説明する。
スイッチ19が閉じられ、エレベータの電源が投入されたとき、第1の運転状態から第3の運転状態に移行する。このとき、スイッチ23を開き、第3スイッチ36および第4スイッチ37を開く。逆に、スイッチ19が開かれてエレベータの電源が遮断されたとき、第3の運転状態から第1の運転状態に移行する。このとき、第3スイッチ36および第4スイッチ37を閉じる。
エレベータの走行指令が入力されたとき、第3の運転状態から第4の運転状態に移行する。このとき、スイッチ23を閉じ、第1スイッチ34、第2スイッチ35、第5スイッチ38および第6スイッチ39を閉じる。
また、エレベータの乗りカゴ4が停止したとき、第4の運転状態から第3の運転状態に移行する。このとき、スイッチ23が開かれ、第1スイッチ34、第2スイッチ35、第5スイッチ38および第6スイッチ39を開く。
均等充電開始指令が入力されたとき、第1の運転状態に在る場合には第2の運転状態に移行する。このとき、スイッチ30を閉じる。
また、均等充電開始指令が入力されたときに第3の運転状態に在る場合にも第2の運転状態に移行する。このとき、スイッチ30を閉じ、第3スイッチ36および第4スイッチ37を閉じる。
また、均等充電開始指令が入力されたときに第4の運転状態に在る場合には、第3の運転状態に移行するまで待機する。
均等充電終了指令が入力されたとき、エレベータの電源が供給されていれば、第3の運転状態に移行する。このとき、スイッチ30を開き、第3スイッチ36および第4スイッチ37を開く。また、均等充電終了指令が入力されたとき、エレベータの電源が遮断されていれば、第1の運転状態に移行する。このとき、スイッチ30を開く。
このように蓄電池群31、32、33を並列接続から直列接続、直列接続から並列接続に切り替えるとき、第1スイッチ34、第2スイッチ35、第3スイッチ36、第4スイッチ37、第5スイッチ38および第6スイッチ39が一旦開かれるので、蓄電池群31、32、33の両端が短絡することがない。
次に、電力蓄積装置7を用いて電力変換装置6が回生、力行運転するときについて説明する。
エレベータの乗りカゴ4が走行しているときに、蓄電装置21からの充放電を行うことにより、省エネ運転を行う場合、スイッチ23を閉じて、リアクトル28とスイッチング素子27を用いた昇圧チョッパによって蓄電装置21から直流母線13に直流電力が放電される。
また、リアクトル28とスイッチング素子26を用いた降圧チョッパによって直流母線13から蓄電装置21に直流電力が充電される。
このことにより、エレベータが回生運転状態の場合、電動機1で発生した回生電力を直流母線13を経由して蓄電装置21に充電することができる。また、エレベータが力行運転状態の場合、蓄電装置21に蓄えられる直流電力をインバータ12により可変電圧可変周波数の交流電力として電動機1に供給することができる。
そして、エレベータが力行運転状態および回生運転状態のとき、蓄電装置21において、第1スイッチ34、第2スイッチ35、第5スイッチ38および第6スイッチ39を閉じ、第3スイッチ36および第4スイッチ37を開くことにより、3つの蓄電池群31、32、33は並列接続される。このように3つの蓄電池群31、32、33が並列接続されると、1つの蓄電池群のときの3倍の電流で充放電することができる。このような蓄電装置21をより大容量の電動機1を使用するエレベータに適用することにより、発生する回生電力をすべて受け入れることができ、回生電力を緻密に充電することができるので、省エネ効果が増加する。
また、電動機1の容量がさらに大きくなった場合には、蓄電池群とスイッチを増設することにより、4つの以上の蓄電池群を並列接続することができ、より大きな回生電力を受け入れることができる。
蓄電装置21が満充電状態のときには、回生電力は放電回路14にて放電する。
交流電源5の停電を検出する図示しない停電検出装置にて停電を検出したときには、エレベータの制御装置および電力蓄積装置7に指令を送り、停電時のエレベータ制御、充放電制御を行う。
次に、蓄電装置21の電池容量の劣化を防止するために行う均等充電について説明する。
蓄電装置21に蓄電池を使用しており、回生電力を蓄電池に充電するため、満充電でない充電状態で連続使用しているので、蓄電池内部に不活性物質が生成され、蓄電池の見掛け上の電池容量が低下する問題がある。そこで、蓄電装置21に対して一旦満充電状態まで定電流充電を行うことにより、電池容量の低下を防止することができる。しかし、蓄電池群31、32、33を並列接続した状態で定電流充電すると、各蓄電池群31、32、33のインピーダンスのばらつきにより各蓄電池群31、32、33に流れる充電電流がばらつき、蓄電池群31、32、33のなかには過充電に達してしまう可能性があるものがある。
そこで、この蓄電装置21では、一旦満充電状態まで充電するとき、第1スイッチ34、第2スイッチ35、第5スイッチ38および第6スイッチ39を開き、第3スイッチ36および第4スイッチ37を閉じて、3つの蓄電池群31、32、33を直列接続する。この状態で定電流充電すると、各蓄電池群31、32、33に流れる充電電流は等しくなるので、各蓄電池群31、32、33が均一に充電され、過充電に達する可能性を防止することができる。これを均等充電と称す。
均等充電を実施する際に、蓄電池群31、32、33を直列接続するため、蓄電装置21の端子間電圧は、直流母線13の電圧より高くなる。そのため、直流母線13の電圧を降圧する回路では、蓄電装置21に充電することが不可能であるので、充電用電源24から定電流充電する。このときは、スイッチ23を開くとともに、スイッチ30を閉じて逆変換装置29から高圧電圧の直流電力を出力する。そして、リアクトル28とスイッチング素子26で降圧チョッパを駆動することにより、定電流で充電することができる。
このように大電力で複雑な充放電回路を設けることより、簡易な充放電回路22と簡易な充電用電源24を設ける方が、回路が簡素であるために、電力の損失や故障率が低く抑えることができる。
エレベータの電源が遮断されているときは、スイッチ23を開き、蓄電装置21を直流母線13から分離している。そして、第1スイッチ34、第2スイッチ35、第5スイッチ38および第6スイッチ39を開き、第3スイッチ36および第4スイッチ37を閉じて、3つの蓄電池群31、32、33が直列接続されている。このように、エレベータの電源が遮断状態のときに、蓄電装置21を独立して充電することができる。
この発明の実施の形態に係わるエレベータの制御装置が適用されたエレベータの構成図である。 この発明の実施の形態に係わる電力貯蔵装置の構成図である。 この発明の実施の形態に係わる蓄電装置の構成図である。 4つの運転状態のときの各スイッチの開閉の設定を示す図である。 4つの運転状態間の移行の様子を説明するための図である。
符号の説明
1 電動機、2 巻上機、3 ロープ、4 乗りカゴ、5 交流電源、6 電力変換装置、7 電力蓄積装置、8 エンコーダ、9 コントローラ、11 整流器、12 インバータ、13 直流母線、14 放電回路、15 電流検出装置、16 制御器、17 ゲートドライブ回路、19、23、30、34、35、36、37、38、39 スイッチ、21 蓄電装置、21a 正極端子、21b 負極端子、22 充放電回路、24 充電用電源、25 スイッチ制御装置、26、27 スイッチング素子、28 リアクトル、29 逆変換装置、31、32、33 蓄電池群、31a、32a、33a 正極端子、31b、32b、33b 負極端子。

Claims (2)

  1. 交流電力が変換されて直流母線に出力された直流電力をエレベータの力行運転時に可変電圧可変周波数の交流電力に変換して電動機を駆動し且つエレベータの回生運転時に上記電動機で発電された交流電力を直流電力に変換して上記直流母線に出力する電力変換装置およびエレベータの回生運転時に上記直流母線の直流電力を充電し、エレベータの力行運転時に充電されている直流電力を直流母線に放電する電力蓄積装置を備えるエレベータの制御装置において、
    上記電力蓄積装置は、
    直流電力が充放電される蓄電装置と、
    充電用の直流電力を出力する充電用電源と、
    上記蓄電装置の充放電を制御する充放電回路と、
    を備え、
    上記蓄電装置は、
    上記力行運転時あるいは上記回生運転時において、上記直流母線との間で充放電する場合には並列接続され、上記力行運転時および上記回生運転時でない状態において、上記充電用の直流電力で充電する場合には直列接続される複数の蓄電池群と、
    上記複数の蓄電池群の接続を切り替える切替手段と、
    を有し、
    上記切替手段は、上記複数の蓄電池群の正極端子それぞれと負極端子それぞれを接続する並列接続用スイッチ群と、各上記蓄電池群の正極と異なる上記蓄電池群の負極を接続する直列接続用スイッチ群と、上記並列接続用スイッチ群と上記直列接続スイッチ群とを同時に閉じることのないようにして開閉するスイッチ制御手段と、を備え、
    上記スイッチ制御手段は、上記充放電回路を上記直流母線および充電用電源から切り離さないと、上記並列接続用スイッチ群および上記直列接続用スイッチ群の開閉制御ができない
    ことを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 上記スイッチ制御手段は、エレベータの電源が供給されており、且つ乗りカゴが走行中のときには上記乗りカゴが停止しないと上記充電用の直流電力を用いて充電できないことを特徴とする請求項に記載するエレベータの制御装置。
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