JP5171218B2 - インク組成物、該インク組成物を用いた画像記録方法、及び該インク組成物を用いた印刷物 - Google Patents
インク組成物、該インク組成物を用いた画像記録方法、及び該インク組成物を用いた印刷物Info
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Description
前記硬化性インク組成物においては、発色性に優れた高精細画像を形成するため、高い顔料分散性と経時的安定性が求められる。一般に、インク組成物に鮮明な色調と高い着色力を付与するためには、顔料粒子の微細化が必須であり、特に、インクジェット記録用のインク組成物では、吐出されるインク液滴が画像の鮮鋭度に大きな影響を与えるため、吐出液滴が少量となり、かつ、該インク組成物によって形成されるインク硬化膜の膜厚よりも微細な顔料粒子を用いることが必須となる。このように、高い着色力を得るために顔料粒子をより微細化していくと、該顔料粒子の分散が困難になり、顔料凝集体が発生しやすくなる。また、顔料分散剤を添加すると、インク組成物の粘度が上昇してしまうという問題が生ずる。顔料凝集体の発生やインク組成物の粘度上昇は、いずれもインク吐出性に悪影響を与え、インク組成物の性能の大幅な低下を招く。また、前記インクジェット方式に用いられるインク組成物は、カートリッジ内に収納され、吐出時には加熱され、非吐出時及び保存時には冷却されるため、加熱−冷却の繰返し温度変化を受け、この温度変化も前記顔料分散性に悪影響を与え、経時的に顔料の分散性が低下し、顔料凝集体の発生やインク組成物の粘度上昇などが生じ易くなるという問題がある。
顔料との親和性を向上させるため、顔料誘導体を分散剤として使用したインク組成物(例えば、特許文献1及び2参照)、フタロシアニン、キナクリドン系などの特定の顔料に対し、分散剤として塩基性基を有するポリマーを用いたインク組成物(例えば、特許文献3参照)、ポリ(エチレンイミン)−ポリ(12−ヒドロキシステアリン酸)グラフトポリマーなどの分散剤と該分散剤を溶解させる特定のモノマーを含有する、有機溶剤を用いないインク組成物(例えば、特許文献4参照)が提案されている。
しかしながら、これらのインク組成物の場合、該分散剤の機能によって従来よりも顔料分散安定性は向上しているものの、使用されている顔料の微細化は不十分であり、更なる微小な顔料粒子の分散性向上効果には改良の余地があり、長期間経過後乃至繰返しの温度変化後の分散安定性が十分ではないという問題がある。
前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 重合性化合物、顔料、及び、下記一般式(1)で表される重合体を少なくとも含むことを特徴とするインク組成物である。
<2> Pで表されるポリマー骨格が、ビニルモノマーの重合体、ビニルモノマーの共重合体、エステル系ポリマー、エーテル系ポリマー、ウレタン系ポリマー、アミド系ポリマー、エポキシ系ポリマー、シリコーン系ポリマー、及び、これらの変性物及び共重合体のいずれかからなる群より選択される少なくとも一種に由来するものである前記<1>に記載のインク組成物である。
<3> 重合開始剤を含む前記<1>から<2>のいずれかに記載のインク組成物である。
<4> 重合性化合物がラジカル重合性化合物であり、重合開始剤が光ラジカル発生剤である前記<3>に記載のインク組成物である。
<5> 重合性化合物がカチオン重合性化合物であり、重合開始剤が光酸発生剤である前記<3>に記載のインク組成物である。
<6> インクジェット用組成物である前記<1>から<5>のいずれかに記載のインク組成物である。
<7> 前記<1>から<6>のいずれかに記載のインク組成物を被記録媒体に吐出する吐出工程、及び、前記吐出されたインク組成物を活性放射線の照射により硬化させる硬化工程を含むことを特徴とする画像記録方法である。
<8> 前記<1>から<6>のいずれかに記載のインク組成物を硬化させてなることを特徴とする印刷物である。
<9> 被記録媒体上に、インク組成物をインクジェットプリンターにより吐出した後、活性放射線を照射して前記吐出されたインク組成物を硬化させた前記<8>に記載の印刷物である。
本発明のインク組成物は、(A)重合性化合物、(B)顔料、及び(C)前記一般式(1)で表される重合体(以下、「一般式(1)の重合体」と称することがある)を少なくとも含み、更に必要に応じて適宜選択したその他の成分を含む。前記インク組成物は、活性エネルギー線が照射されると硬化可能である。
以下に、本発明のインク組成物の内容を説明すると共に、本発明の画像記録方法及び印刷物の内容も説明する。
前記(C)一般式(1)の重合体(以下、単に「C成分」と略称することがある)は、下記一般式(1)で表される重合体である。本発明においては、前記C成分は、顔料分散剤として作用乃至機能し、前記(B)顔料との親和性が高く、該(B)顔料に対する吸着性が良好であるセグメントと、媒体に親和性を示し、前記(B)顔料同士の立体反発を担うセグメントを有するため、該C成分を含む本発明のインク組成物は分散安定性に優れる。
前記一般式(1)において、R1及びR2は、一価の置換基を表す。
前記一価の置換基としては、例えば、アルキル基、アリール基、ハロゲン原子、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルコキシカルボニル基、アシルアミノ基、カルバモイル基、シアノ基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、スルファモイル基、スルホニルアミノ基、ヘテロ環基が好ましく、これらの中でも、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アシルアミノ基、スルホニルアミノ基、ヘテロ環基がより好ましく、水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基が特に好ましい。
前記R1及びR2は、さらに置換基を有していてもよく、該置換基としては、前記アルキル基、前記アリール基、前記ヘテロ環基、前記アルコキシ基(メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ等)、前記アリールオキシ基(フェノキシ等)、ハロゲン(フッ素、塩素、臭素等)、前記シアノ基、前記アルキルチオ基、前記アリールチオ基、アミノ基などが挙げられる。
前記R1、R2で表されるアルコキシ基の炭素数としては、1〜30が好ましく、1〜20がより好ましい。該アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ヘキシルオキシ基、2−エチルヘキシルオキシ基、3,5,5−トリメチルヘキシルオキシ基、オクチルオキシ基、デシルオキシ基、2−フェノキシエトキシ基、2−(3,5−ジ−t−ブチルフェノキシ)エトキシ基、ジブチルカルバモイルメトキシ基、ヘキサデシルオキシ基、オクタデシルオキシ基などが好ましく、これらの中でも、メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基、ヘキシルオキシ基、2−エチルヘキシルオキシ基、3,5,5−トリメチルヘキシルオキシ基、2−フェノキシエトキシ基、ジブチルカルバモイルメトキシ基がより好ましい。
R4は、単結合又は(a+1)価の有機連結基を表す。aは、1〜10の整数を表し、1〜7が好ましく、1〜5がより好ましく、1〜3が特に好ましい。また、前記(a+1)価の有機連結基としては、1〜100の炭素原子、10以下の窒素原子、50以下の酸素原子、1〜200の水素原子、及び20以下の硫黄原子から構成される基が好ましく、該(a+1)価の有機連結基の中でも、1〜10の炭素原子、5以下の窒素原子、10以下の酸素原子、1〜30までの水素原子、及び5以下の硫黄原子から構成される有機連結基がより好ましい。
前記一般式(1)において、R5は、単結合及び2価の有機連結基のいずれかを表す。n個のR5は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
前記2価の有機連結基としては、1〜100の炭素原子、10以下の窒素原子、50以下の酸素原子、1〜200の水素原子、及び20以下の硫黄原子から構成される基が好適に挙げられ、置換基で置換されていてもよい。さらに、前記2価の有機連結基としては、1〜50の炭素原子、8以下の窒素原子、25以下の酸素原子、1〜100の水素原子、及び10以下の硫黄原子から構成される基が好ましく、1〜30の炭素原子、6以下の窒素原子、15以下の酸素原子、1〜50の水素原子、及び7以下の硫黄原子から構成される2価の有機連結基がより好ましく、1〜10の炭素原子、5以下の窒素原子、10以下の酸素原子、1〜30の水素原子、及び5以下の硫黄原子から構成される2価の有機連結基が特に好ましい。
前記2価の有機連結基の具体例としては、下記の構造単位又はその組合せで構成される基などが好適に挙げられる。
前記一般式(1)において、R3は、(m+n)価の有機連結基を表す。m+nは、3〜10である。
前記R3で表される、(m+n)価の有機連結基としては、1〜100の炭素原子、10以下の窒素原子、50以下の酸素原子、1〜200の水素原子、及び20以下の硫黄原子から構成される基が含まれ、置換基で置換されていてもよい。
前記一般式(1)において、mは、1〜8を表し、1〜5が好ましく、1〜4がより好ましく、1〜3が特に好ましい。
また、nは、2〜9を表し、2〜8が好ましく、2〜7がより好ましく、3〜6が特に好ましい。
前記一般式(1)において、Pは、ポリマー骨格を表し、公知のポリマーなどから目的等に応じて選択することができる。m個のPは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
前記ポリマーの中でも、高分子骨格を構成するには、ビニルモノマーの重合体、ビニルモノマーの共重合体、エステル系ポリマー、エーテル系ポリマー、ウレタン系ポリマー、アミド系ポリマー、エポキシ系ポリマー、シリコーン系ポリマー、及び、これらの変性物及び共重合体〔例えば、ポリエーテル/ポリウレタン共重合体、ポリエーテル/ビニルモノマーの重合体の共重合体など(ランダム共重合体、ブロック共重合体、グラフト共重合体のいずれであってもよい。)を含む。〕のいずれかからなる群より選択される少なくとも一種が好ましく、ビニルモノマーの重合体、ビニルモノマーの共重合体、エステル系ポリマー、エーテル系ポリマー、ウレタン系ポリマー、及び、これらの変性物及び共重合体のいずれかからなる群より選択される少なくとも一種がより好ましく、ビニルモノマーの重合体及びビニルモノマーの共重合体が特に好ましい。
なお、前記ポリマーは、有機溶媒に可溶であることが好ましい。前記ポリマーが前記有機溶媒との親和性が低いと、例えば、顔料分散剤として使用した場合、分散媒との親和性が弱まり、分散安定化に十分な吸着層を確保できなくなることがある。
前記重量平均分子量が前記範囲内であると、ポリマーの末端に導入された複数の前記吸着部位の効果が十分に発揮され、固体表面への吸着性、ミセル形成能、界面活性性に優れた性能を発揮する。特に本発明に係る高分子化合物を顔料分散剤として用いた場合に、良好な分散性と分散安定性を達成することができる。
1)カルボキシル基、ヒドロキシル基、アミノ基等から選択される官能基を末端に導入したポリマーと、複数の前記吸着部位を有する酸ハライド、複数の前記吸着部位を有するアルキルハライド、あるいは複数の前記吸着部位を有するイソシアネート等とを、高分子反応させる方法、
2)末端に炭素−炭素二重結合を導入したポリマーと、複数の前記吸着部位を有するメルカプタンと、をマイケル付加反応させる方法、
3)末端に炭素−炭素二重結合を導入したポリマーと、前記吸着部位を有するメルカプタンと、をラジカル発生剤存在下で反応させる方法、
4)末端に複数のメルカプタンを導入したポリマーと、炭素−炭素二重結合と前記吸着部位を有する化合物と、をラジカル発生剤存在下で反応させる方法、
5)複数の前記吸着部位を有するメルカプタン化合物存在下で、ビニルモノマーをラジカル重合する方法、
などにより合成することができる。
前記5)の方法として、より具体的には、下記一般式(2)で表される化合物存在下で、ビニルモノマーをラジカル重合させる方法が好ましい。
6)複数の前記吸着部位を有するハライド化合物からメルカプタン化合物に変換する方法(チオ尿素と反応させ、加水分解する方法、NaSHと直接反応させる方法、CH3COSNaと反応させ、加水分解させる方法などが挙げられる)、
7)一分子中に3〜10個のメルカプト基を有する化合物と、前記吸着部位を有し、かつメルカプト基と反応可能な官能基を有する化合物、とを付加反応させる方法、
により合成することができるが、合成上の容易さの点で、前記7)の方法がより好ましい。
前記メルカプト基と反応可能な官能基が、炭素−炭素二重結合であり、付加反応がラジカル付加反応であることが特に好ましい。なお、炭素−炭素二重結合としては、メルカプト基との反応性の点で、1置換若しくは2置換のビニル基がより好ましい。
前記溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、1−メトキシ−2−プロパノール、1−メトキシ−2−プロピルアセテート、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メトキシプロピルアセテート、乳酸エチル、酢酸エチル、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、クロロホルム、トルエン、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、二種以上を併用してもよい。
また、アルカリ現像処理が必要な光硬化性組成物に適用する場合、本発明の高分子化合物は、1種以上の酸性基を有するビニルモノマーと、1種以上の酸性基を有さないビニルモノマーと、を共重合させることがより好ましい。
本発明のインク組成物における前記C成分の含有量としては、前記顔料の添加量に対し、1質量%未満であると、顔料粒子の分散性が不十分となり、粒径の大きな(凝集した)分散物が得られることがあり、前記顔料の添加量に対し、100質量%を超えると、余分な重合体による粘度上昇が起こることがある。
なお、本発明のインク組成物においては、本発明の効果を害さない限りにおいて、前記C成分に加えて、公知の顔料分散剤を併用することができる。この場合の公知の顔料分散剤の前記インク組成物における含有量としては、前記C成分の添加量に対し、50質量%以下であるのが好ましい。
前記高分子分散剤は、その構造からさらに直鎖状高分子、末端変性型高分子、グラフト型高分子、ブロック型高分子に分類することができる。
前記(A)重合性化合物(以下、単に「A成分」又は「重合性化合物」と称することがある)は、外部からの刺激、例えば何らかのエネルギー付与、により重合反応を生じ、硬化可能な化合物であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、モノマー、オリゴマー、ポリマーの種を問わず使用することができるが、後述する重合開始剤から発生する重合開始種により、重合反応を生ずる、光カチオン重合性モノマー、光ラジカル重合性モノマーとして知られる各種公知の重合性のモノマーが好ましい。
前記重合性化合物としては、単官能化合物であってもよいし、多官能化合物であってもよい。
前記重合性化合物として使用可能な前記光カチオン重合性モノマーとしては、例えば、特開平6−9714号、特開2001−31892号、同2001−40068号、同2001−55507号、同2001−310938号、同2001−310937号、同2001−220526号などの各公報に記載されているエポキシ化合物、ビニルエーテル化合物、オキセタン化合物などが好適に挙げられる。
これらのエポキシ化合物の中でも、硬化速度に優れる点で、芳香族エポキシ化合物、脂環式エポキシ化合物が好ましく、脂環式エポキシ化合物がより好ましい。
これらのビニルエーテル化合物の中でも、硬化性、被記録媒体との密着性、形成された画像の表面硬度等の点で、ジ又はトリビニルエーテル化合物が好ましく、ジビニルエーテル化合物がより好ましい。
前記オキセタン化合物としては、本発明においては、その構造内にオキセタン環を1〜4個有する化合物が好ましい。このような化合物を使用すると、前記インク組成物の粘度をハンドリング性の良好な範囲に維持することが容易となり、また、硬化後のインクの被記録媒体との高い密着性を得ることができる点で有利である。
上述した前記オキセタン化合物の中でも、本発明においては、インク組成物の粘度と粘着性の点で、オキセタン環を1〜2個有する化合物が好ましい。
前記重合性化合物として使用可能な前記光ラジカル重合性モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリレート類、(メタ)アクリルアミド類、芳香族ビニル類、などが挙げられる。なお、本発明において、「アクリレート」、「メタクリレート」の双方或いはいずれかを指す場合「(メタ)アクリレート」と、「アクリル」、「メタクリル」の双方或いはいずれかを指す場合「(メタ)アクリル」と、それぞれ記載することがある。
前記四官能の(メタ)アクリレートとしては、例えば、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ソルビトールテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、プロピオン酸ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、エトキシ化ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、などが挙げられる。
前記五官能の(メタ)アクリレートとしては、例えば、ソルビトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、などが挙げられる。
前記六官能の(メタ)アクリレートとしては、例えば、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ソルビトールヘキサ(メタ)アクリレート、フォスファゼンのアルキレンオキサイド変性ヘキサ(メタ)アクリレート、カプトラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、などが挙げられる。
本発明のインク組成物に含まれる(B)顔料(以下、単に「B成分」、「顔料」と称することがある)は、前記インク組成物の色材として機能するが、本発明においては、粒径の微細な前記顔料が、前記C成分の機能により前記インク組成物中に均一、且つ安定に分散される結果、本発明のインク組成物は発色性に優れ、鮮鋭かつ耐候性に優れる画像が形成可能となる。
前記顔料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知の有機顔料及び無機顔料などが挙げられ、また、染料で染色した樹脂粒子、市販の顔料分散体や表面処理された顔料(例えば、顔料を分散媒として不溶性の樹脂等に分散させたもの、あるいは顔料表面に樹脂をグラフト化したもの等)も挙げられる。なお、前記顔料としては、例えば、伊藤征司郎編「顔料の辞典」(2000年刊)、W.Herbst,K.Hunger「Industrial Organic Pigments」、特開2002−12607号公報、特開2002−188025号公報、特開2003−26978号公報、特開2003−342503号公報に記載の顔料が挙げられる。
前記茶色顔料は、茶色を呈する顔料であり、例えば、C.I.ピグメントブラウン25、C.I.ピグメントブラウン32等のナフトロン顔料などが挙げられる。
前記バイオレット顔料は、紫色を呈する顔料であり、例えば、C.I.ピグメントバイオレット32等のナフトロン顔料、C.I.ピグメントバイオレット29等のペリレン顔料、C.I.ピグメントバイオレット13、C.I.ピグメントバイオレット17、C.I.ピグメントバイオレット50等のナフトールAS顔料、C.I.ピグメントバイオレット23、C.I.ピグメントバイオレット37等のジオキサジン顔料などが挙げられる。
本発明においては、前記顔料の分散を行う際に、前記C成分を添加することが好ましい。
また、前記顔料の分散の際に、必要に応じて、分散助剤として、各種顔料に応じたシナージストを添加してもよい。前記分散助剤の前記インク組成物における含有量としては、前記顔料100質量部に対し、1〜50質量部が好ましい。
Organic Compound)の問題が生じるためである。このため、前記分散媒として、前記重合性化合物を用い、その中でも、最も粘度が低い重合性化合物を選択することが、分散適性やインク組成物のハンドリング性向上の点で好ましい。
なお、前記顔料の前記インク組成物における粒径は、公知の測定方法で測定することができる。具体的には遠心沈降光透過法、X線透過法、レーザー回折・散乱法、動的光散乱法により測定することができる。
前記顔料の前記インク組成物における含有量としては、前記顔料が有機顔料の場合、固形分換算で、1〜20質量%が好ましく、2〜10質量%がより好ましい。また、前記顔料が無機顔料の場合、固形分換算で、1〜30質量%が好ましく、2〜25質量%がより好ましい。
本発明のインク組成物は、前記C成分、前記重合性化合物、前記顔料のほか、目的に応じて適宜選択したその他の成分を含有することができる。
前記その他の成分としては、例えば、重合開始剤、増感色素、共増感剤、樹脂、界面活性剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、褪色防止剤、吐出安定剤、密着性向上剤、レベリング添加剤、マット剤、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明のインク組成物は、重合開始剤を含有していることが好ましい。
前記重合開始剤としては、ラジカル重合又はカチオン重合の重合開始剤であるのが好ましく、光重合開始剤がより好ましい。
前記光重合開始剤としては、照射される活性光線、例えば、波長が400〜200nmの紫外線、遠紫外線、g線、h線、i線、KrFエキシマレーザー光、ArFエキシマレーザー光、電子線、X線、分子線、イオンビームなどに感度を有するものを適宜選択して使用することができる。
前記光重合開始剤の具体例としては、Bruce M. Monroeら著、Chemical Revue,93,435(1993).や、R.S.Davidson著、Journal of Photochemistry and biology A :Chemistry,73.81(1993).や、J.P.Faussier「Photoinitiated Polymerization−Theory and Applications」:Rapra Review vol.9,Report,Rapra Technology(1998).や、M.Tsunooka et al.,Prog.Polym.Sci.,21,1(1996).に多く記載されているものを使用することができる。また、前記光重合開始剤の具体例としては、有機エレクトロニクス材料研究会編、「イメージング用有機材料」、ぶんしん出版(1993年)の187〜192ページ参照)に記載されている化学増幅型フォトレジストや光カチオン重合に利用される化合物、などが挙げられる。更には、F.D.Saeva,Topics in Current Chemistry,156,59(1990).、G.G.Maslak,Topics in Current Chemistry,168,1(1993).、H.B.Shuster et al,JACS,112,6329(1990).、I.D.F.Eaton et al,JACS,102,3298(1980).などに記載の、増感色素の電子励起状態との相互作用を経て、酸化的又は還元的に結合解裂を生じる化合物なども挙げられる。
前記(vii)アジニウム化合物としては、例えば、特開昭63−138345号、特開昭63−142345号、特開昭63−142346号、特開昭63−143537号並びに特公昭46−42363号に記載のN−O結合を有する化合物、などが挙げられる。
前記(viii)メタロセン化合物としては、例えば、特開昭59−152396号、特開昭61−151197号、特開昭63−41484号、特開平2−249号、特開平2−4705号に記載のチタノセン化合物、特開平1−304453号、特開平1−152109号に記載の鉄−アレーン錯体、などが挙げられる。
前記チタノセン化合物の具体例としては、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ジ−クロライド、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−フェニル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニ−1−イル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,5,6−テトラフルオロフェニ−1−イル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,4,6−トリフルオロフェニ−1−イル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−2,6−ジフルオロフェニ−1−イル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,4−ジフルオロフェニ−1−イル、ジ−メチルシクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニ−1−イル、ジ−メチルシクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,5,6−テトラフルオロフェニ−1−イル、ジ−メチルシクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,4−ジフルオロフェニ−1−イル、ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2,6−ジフルオロ−3−(ピリ−1−イル)フェニル)チタニウム、ビス(シクロペンタジエニル)ビス〔2,6−ジフルオロ−3−(メチルスルホンアミド)フェニル〕チタン、ビス(シクロペンタジエニル)ビス〔2,6−ジフルオロ−3−(N−ブチルビアロイル−アミノ)フェニル〕チタン、などが挙げられる。
前記インク組成物における前記重合開始剤の含有量としては、該インク組成物の全固形分換算で、0.1〜20質量%が好ましく、0.5〜10質量%がより好ましく、1〜7質量%が特に好ましい。
本発明のインク組成物が前記光重合開始剤を含有する場合には、該光重合開始剤の感度を向上させる目的で、増感色素を含有しているのが好ましい。
前記増感色素としては、波長350〜450nmの光に対し吸収を示すものが好適に挙げられる。
前記増感色素としては、例えば、多核芳香族類(例えば、ピレン、ペリレン、トリフェニレン)、キサンテン類(例えば、フルオレッセイン、エオシン、エリスロシン、ローダミンB、ローズベンガル)、シアニン類(例えばチアカルボシアニン、オキサカルボシアニン)、メロシアニン類(例えば、メロシアニン、カルボメロシアニン)、チアジン類(例えば、チオニン、メチレンブルー、トルイジンブルー)、アクリジン類(例えば、アクリジンオレンジ、クロロフラビン、アクリフラビン)、アントラキノン類(例えば、アントラキノン)、スクアリウム類(例えば、スクアリウム)、クマリン類(例えば、7−ジエチルアミノ−4−メチルクマリン)、などが挙げられる。
前記増感色素の好ましい具体例としては、下記一般式(IX)〜(XIII)で表される化合物がより好ましい。
本発明のインク組成物は、感度を一層向上させる、あるいは酸素による重合阻害を抑制する目的で、共増感剤を含有していてもよい。
前記共増感剤としては、例えば、アミン類(例えば、M. R. Sanderら著「Journal of Polymer Society」第10巻3173頁(1972)、特公昭44−20189号公報、特開昭51−82102号公報、特開昭52−134692号公報、特開昭59−138205号公報、特開昭60−84305号公報、特開昭62−18537号公報、特開昭64−33104号公報、Research Disclosure 33825号公報に記載の化合物)などが挙げられる。前記アミン類の具体例としては、トリエタノールアミン、p−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル、p−ホルミルジメチルアニリン、p−メチルチオジメチルアニリン、などが好適に挙げられる。
また、前記共増感剤としては、例えば、チオール及びスルフィド類(例えば、特開昭53−702号公報、特公昭55−500806号公報、特開平5−142772号公報記載のチオール化合物、特開昭56−75643号公報のジスルフィド化合物)なども好適に挙げられる。前記チオール及びスルフィド類の具体例としては、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−メルカプトベンゾオキサゾール、2−メルカプトベンゾイミダゾール、2−メルカプト−4(3H)−キナゾリン、β−メルカプトナフタレン、などが挙げられる。
また、前記共増感剤としては、例えば、アミノ酸化合物(例えば、N−フェニルグリシン等)や、特公昭48−42965号公報に記載の有機金属化合物(例えば、トリブチル錫アセテート等)、特公昭55−34414号公報に記載の水素供与体や、特開平6−308727号公報に記載のイオウ化合物(例えば、トリチアン等)、特開平6−250387号公報に記載のリン化合物(ジエチルホスファイト等)、特願平6−191605号に記載のSi−H、Ge−H化合物、などが挙げられる。
本発明のインク組成物は、記録した画像の膜物性を調整する目的で、樹脂を含有していてもよい。
前記樹脂としては、例えば、アクリル系重合体、ポリビニルブチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、シェラック、ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂、ワックス類、その他の天然樹脂、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。また、本発明においては、前記樹脂に代えて公知のワックス類を使用してもよい。
本発明のインク組成物は、インク組成物の液物性を調整する目的で、界面活性剤を含有していてもよい。
前記界面活性剤としては、例えば、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、ベタイン性界面活性剤などが挙げられ、また、有機フルオロ化合物なども挙げられる。
本発明のインク組成物は、記録画像の耐候性向上、退色防止の観点からは、紫外線吸収剤を含有していることが好ましく、また、インク組成物の安定性向上の観点からは、酸化防止剤を含有しているのが好ましく、また、記録画像の退色防止の観点からは、褪色防止剤(例えば、各種の有機系及び金属錯体系化合物)を含有しているのが好ましく、また、インクジェット記録用途の場合には吐出安定性の観点から、吐出安定剤(例えば、チオシアン酸カリウム、硝酸リチウム、チオシアン酸アンモニウム、ジメチルアミン塩酸塩などの導電性塩類)を含有しているのが好ましく、また、被記録媒体との密着性を向上させる観点からは、密着性向上剤(例えば、極微量の有機溶剤や重合を阻害しないタッキファイヤー)を含有していてもよく、更に必要に応じて、レベリング添加剤、マット剤などを含有していてもよい。
−粘度−
本発明のインク組成物の粘度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、吐出性を考慮すると、吐出時の温度において、30mPa・s以下が好ましく、20mPa・s以下がより好ましい。
前記粘度が、30mPa・sを超えると、吐出安定性に劣ることがある。
また、本発明のインク組成物の室温(25℃)における粘度としては、200mPa・s以下が好ましく、100mPa・s以下がより好ましい。
前記室温(25℃)における粘度を高く設定することにより、多孔質な被記録媒体を用いた場合でも、該被記録媒体中へのインク浸透を防ぎ、未硬化モノマーの低減、臭気低減が可能となり、更にインク液滴着弾時のドット滲みを抑えることができ、その結果として高画質が得られる点で有利である。一方、前記室温(25℃)における粘度が、200mPa・sを超えると、インク組成物のデリバリーに問題が生じることがある。
なお、前記粘度は、例えば、円錐平板型回転粘度計(E型粘度計)を用いて測定することができる。
本発明のインク組成物の表面張力としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、20〜30mN/mが好ましく、23〜28mN/mがより好ましい。前記インク組成物を、ポリオレフィン、PET、コート紙、非コート紙等の各種被記録媒体に記録する場合には、滲み及び浸透の点で20mN/m以上が好ましく、濡れ性の点で30mN/m以下が好ましい。
なお、前記表面張力は、例えば、Wilhelmy法の表面張力計やDu Nouyの表面張力計を用いて測定することができる。
本発明のインク組成物の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、上述の各成分を混合することにより製造することができる。なお、前記混合は、公知の混合器等を使用して公知の方法に従って行うことができる。
本発明のインク組成物は、各種の画像記録のためのインクとして好適に使用することができ、インクジェット記録用インク組成物として特に好適に使用することができる。この場合、該インク組成物をインクジェットプリンターにより被記録媒体に印字し、その後、印字されたインク組成物(記録画像)に前記活性放射線を照射することにより、これを硬化して画像記録が行われる。
本発明のインク組成物を用いて得られた画像記録物(印刷物)は、画像部が紫外線などの前記活性放射線が照射されて硬化されているので、画像部の強度に優れる。このため、画像記録(画像形成)以外にも、例えば平版印刷版のインク受容層(画像部)の形成などの種々の用途にも好適に使用することができる。
本発明の前記インク組成物を硬化させて得られたものが本発明の印刷物であるが、該印刷物としては、前記被記録媒体上に本発明の前記インク組成物が吐出され、硬化されたものが好ましい。このとき、前記吐出が、インクジェットプリンターを用いたインクジェット記録により行われるのがより好ましい。
本発明の印刷物は、画像記録に用いられるインク組成物が本発明の前記インク組成物であり、微細な顔料粒子を均一、かつ安定に分散して含んでいるので、発色性、鮮鋭度に優れ、高画像であり、耐候性にも優れ、広汎な分野に好適に使用可能である。
ここで、本発明の前記インク組成物を用いたインクジェット記録について説明する。
前記インクジェット記録の方法乃至条件としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、本発明の前記インク組成物を40〜80℃に加熱して、該インク組成物の粘度を30mPa・s以下に調整した後、インクノズルヘッドから吐出することが、吐出安定性に優れる点で好ましい。一般に、本発明の前記インク組成物のような放射線硬化型インク組成物では、概して一般の水性インクよりも高粘度であるため、画像記録時(印字時)の温度変動による粘度変動幅が大きい。そして、このインク組成物の粘度変動は、そのまま液滴サイズ、液滴射出速度に対して大きな影響を与えるため、画質劣化を引き起こす原因となる。このため、画像記録時(印字時)のインク組成物の温度はできるだけ一定に保つことが必要である。前記インク組成物の温度の制御幅としては、設定温度±5℃が好ましく、設定温度±2℃がより好ましく、設定温度±1℃が特に好ましい。
本発明の画像記録方法においては、本発明の前記インク組成物を一定温度に加温するとともに、該インク組成物の吐出から前記活性放射線の照射までの時間を短時間とすることが好ましい。
前記インク組成物の吐出から前記活性放射線の照射までの時間(以下、「照射前時間」と称することがある)としては、例えば、0.01〜0.5秒間が好ましく、0.01〜0.3秒間がより好ましく、0.01〜0.15秒間が特に好ましい。
前記照射前時間を上述の範囲内に制御することにより、吐出された前記インク組成物が硬化前に滲むことを効果的に防止することができ、また、多孔質の被記録媒体に対しても光源の届かない深部まで前記インク組成物が浸透する前に前記活性放射線の照射を行うことができ、未反応モノマーの残留を抑えられ、その結果として臭気を低減することができる、などの点で有利である。
以上によれば、本発明の前記インク組成物は、加温、降温が繰り返されることになるものの、前記C成分の作用乃至機能により、このような温度条件下で保存された場合であっても、前記顔料の分散性低下が効果的に抑制され、長期間にわたり優れた発色性が得られ、かつ該顔料の凝集に起因する吐出安定性の低下も効果的に抑制される点で有利である。
本発明のインク組成物は、画像記録がされた後、活性放射線の照射を受けて硬化するが、この場合の前記活性放射線の照射条件としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記活性放射線の照射方法としては、例えば、特開昭60−132767号公報に記載されており、具体的には、ヘッドユニットの両側に光源を設け、シャトル方式でヘッドと光源を走査する。前記活性放射線の照射は、インク着弾後、一定時間をおいて行われる。更に、駆動を伴わない別光源によって硬化を完了させる。また、WO99/54415号公報には、前記活性放射線の照射方法として、光ファイバーを用いた方法やコリメートされた光源をヘッドユニット側面に設けた鏡面に当て、記録部へUV光を照射する方法が記載されている。本発明においては、これらの照射方法を採用することができる。
本発明の前記インク組成物が吐出されて画像が記録される被記録媒体としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、通常の非コート紙、コート紙などの紙類、いわゆる軟包装に用いられる各種非吸収性樹脂材料あるいは、それをフィルム状に成形した樹脂フィルム、などが挙げられる。なお、前記樹脂フィルムとしては、例えば、PETフィルム、OPSフィルム、OPPフィルム、ONyフィルム、PVCフィルム、PEフィルム、TACフィルム、ポリカーボネートフィルム、アクリルフィルム、ABSフィルム、ポリアセタールフィルム、PVAフィルム、ゴム類フィルム、などが挙げられる。また、前記被記録媒体として、金属類、ガラス類なども使用可能である。
−一般式(2)で表されるメルカプタン化合物の合成−
以下に示すように、連鎖移動剤B−1〜B−11(既述の一般式(2)で表されるメルカプタン化合物)を合成した。
ジペンタエリスリトールヘキサキス(3−メルカプトプロピオネート)〔DPMP;堺化学工業(株)製〕7.83部、及び下記炭素−炭素二重結合を有する化合物(M−1)14.01部を、ジメチルホルムアミド87.36部に溶解させ、窒素気流下、70℃に加熱した。これに2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)〔V−65、和光純薬工業(株)製〕0.06部を加えて3時間加熱した。更に、V−65を0.06部加え、窒素気流下、70℃で3時間反応させた。室温まで冷却することで、以下に示す、メルカプタン化合物(連鎖移動剤B−1)の20%溶液を得た。
前記合成例B−1における、炭素−炭素二重結合を有する化合物(M−1)14.01部、ジメチルホルムアミド87.36部を、下記炭素−炭素二重結合を有する化合物(M−2)22.43部、ジメチルホルムアミド121.04部に変更した以外は、前記合成例B−1と同様にして、以下に示す、メルカプタン化合物(連鎖移動剤B−2)の20%溶液を得た。
前記合成例B−1における、炭素−炭素二重結合を有する化合物(M−1)14.01部、ジメチルホルムアミド87.36部を、下記炭素−炭素二重結合を有する化合物(M−3)13.31部、ジメチルホルムアミド84.57部に変更した以外は、前記合成例B−1と同様にして、以下に示す、メルカプタン化合物(連鎖移動剤B−3)の20%溶液を得た。
ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)〔PEMP;堺化学工業(株)製〕4.89部、及び下記炭素−炭素二重結合を有する化合物(M−4)12.70部を、ジメチルホルムアミド70.36部に溶解させ、窒素気流下、70℃に加熱した。これに2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)〔V−65、和光純薬工業(株)製〕0.04部を加えて3時間加熱した。更に、V−65を0.04部加え、窒素気流下、70℃で3時間反応させた。室温まで冷却することで、以下に示す、メルカプタン化合物(連鎖移動剤B−4)の20%溶液を得た。
前記合成例B−1における、炭素−炭素二重結合を有する化合物(M−1)14.01部、ジメチルホルムアミド87.36部を、下記炭素−炭素二重結合を有する化合物(M−5)19.72部、ジメチルホルムアミド110.20部に変更した以外は、前記合成例B−1と同様にして、以下に示す、メルカプタン化合物(連鎖移動剤B−5)の20%溶液を得た。
前記合成例B−1における、炭素−炭素二重結合を有する化合物(M−1)14.01部、ジメチルホルムアミド87.36部を、下記炭素−炭素二重結合を有する化合物(M−6)21.38部、ジメチルホルムアミド116.82部に変更した以外は、前記合成例B−1と同様にして、以下に示す、メルカプタン化合物(連鎖移動剤B−6)の20%溶液を得た。
前記合成例B−1における、炭素−炭素二重結合を有する化合物(M−1)14.01部、ジメチルホルムアミド87.36部を、下記炭素−炭素二重結合を有する化合物(M−7)21.87部、ジメチルホルムアミド118.82部に変更した以外は、前記合成例B−1と同様にして、以下に示す、メルカプタン化合物(連鎖移動剤B−7)の20%溶液を得た。
前記合成例B−1における、炭素−炭素二重結合を有する化合物(M−1)14.01部、ジメチルホルムアミド87.36部を、下記炭素−炭素二重結合を有する化合物(M−8)23.28部、ジメチルホルムアミド124.43部に変更した以外は、前記合成例B−1と同様にして、以下に示す、メルカプタン化合物(連鎖移動剤B−8)の20%溶液を得た。
前記合成例B−4における、炭素−炭素二重結合を有する化合物(M−4)12.70部、ジメチルホルムアミド70.36部を、下記炭素−炭素二重結合を有する化合物(M−1)8.41部、ジメチルホルムアミド53.20部に変更した以外は、前記合成例B−4と同様にして、以下に示す、メルカプタン化合物(連鎖移動剤B−9)の20%溶液を得た。
前記合成例B−1における、炭素−炭素二重結合を有する化合物(M−1)14.01部、ジメチルホルムアミド87.36部を、下記炭素−炭素二重結合を有する化合物(M−1)11.21部、ジメチルホルムアミド76.16部に変更した以外は、前記合成例B−1と同様にして、以下に示す、メルカプタン化合物(連鎖移動剤B−10)の20%溶液を得た。
前記合成例B−1における、炭素−炭素二重結合を有する化合物(M−1)14.01部、ジメチルホルムアミド87.36部を、下記炭素−炭素二重結合を有する化合物(M−9)25.92部、ジメチルホルムアミド135.02部に変更した以外は、前記合成例B−1と同様にして、以下に示す、メルカプタン化合物(連鎖移動剤B−11)の20%溶液を得た。
次に、本発明の前記C成分(C−1〜C−15)を合成した。
前記合成例B−1で得た連鎖移動剤B−1の20%溶液109部、メタクリル酸メチル(MMA;モノマー)50部の混合溶液を、窒素気流下、80℃に加熱した。これに2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)〔AIBN、和光純薬工業(株)製〕0.033部を加えて3時間加熱後、再度AIBN0.033部を加えて、窒素気流下、80℃で3時間反応させた。その後、室温まで冷却し、アセトンで希釈した。多量のメタノールを用いて再沈殿させた後、真空乾燥させることにより、下記重合体(C−1:ポリスチレン換算の重量平均分子量14,000(GPCにて測定))の固体50部を得た。
前記合成例C−1において、メタクリル酸メチル50部を、メタクリル酸ブチル63部及びメタクリル酸−2−ヒドロキシエチル6.5部に変更した以外は、前記合成例C−1と同様にして、下記重合体(C−2:ポリスチレン換算の重量平均分子量16,000(GPCにて測定))の固体65部を得た。
前記合成例C−1において、連鎖移動剤、モノマーの種類と量、AIBNの量、及び再沈殿方法を下記表1に示すように変更した以外は、前記合成例C−1と同様にして、下記重合体(C−3〜C−15)を得た。なお、表1における重量平均分子量は、GPCにて測定した。
合成した上記重合体C−1を、下記重合性化合物(i)及び(ii)<前記(A)成分>に溶解させ、下記顔料<前記(B)成分>と共に、モーターミルM50(アイガー社製)に入れて、直径0.65mmのジルコニアビーズを用い、周速9m/sで6時間分散を行い、活性エネルギー線硬化型インク組成物の原液を得た。次いで、下記重合開始剤を、該インク組成物の原液に添加し、穏やかに混合させた後、これをメンブランフイルターで加圧濾過し、実施例1の活性エネルギー線硬化型インクジェットインク(本発明のインク組成物)を製造した。なお、実施例1のインク組成物における各成分の含有量は以下の通りである。
重合体C−1・・・・・・・・・・・・・・・・1.5g
重合性化合物:
(i)ネオペンチルグリコールプロピレンオキシジアクリレート(NPGPODA:サートマー(株)製)・・・・・・・・60.0g
(ii)カプトラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPCA−60:日本化薬(株)製)・・・・・・27.5g
キナクリドン系顔料(PV−19)・・・・・・・・5g
重合開始剤(アシルフォスフィンオキサイド化合物(LucirinTPO−L:BA
SF製))・・・・・・・・・5.0g
実施例1において、前記重合体C−1を、合成した重合体C−2〜15にそれぞれ変更した以外は、実施例1と同様にして、実施例2〜15の活性エネルギー線硬化型インクジェットインク(本発明のインク組成物)を製造した。
実施例1において、前記重合体C−1を、市販の顔料分散剤(SORSPERSE 24000GR、日本リーブリゾール社製)に変更した以外は、実施例1と同様にして、比較例1の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクを得た。
実施例1において、前記重合体C−1を、市販の顔料分散剤(SORSPERSE 32000、日本リーブリゾール社製)に変更した以外は、実施例1と同様にして、比較例2の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクを得た。
実施例1、2、4、5、9、13、比較例1、2において、前記キナクリドン系顔料(PV−19)を、顔料(PY−128:クラリアント社製)に変更した以外は、実施例1、2、4、5、9、13、比較例1、2と同様にして、実施例16〜21及び比較例3〜4の各インクジェットインク組成物を製造した。
実施例1、2、4、5、9、13、比較例1、2において、前記キナクリドン系顔料(PV−19)を、顔料(PO−36:アルビオンカラーズ社製)に変更した以外は、実施例1、2、4、5、9、13、比較例1、2と同様にして、実施例22〜27及び比較例5〜6の各インクジェットインク組成物を製造した。
実施例1、2、4、5、9、13、比較例1、2において、前記重合性化合物及び前記重合開始剤を下記に変更した以外は、実施例1、2、4、5、9、13、比較例1、2と同様にして、実施例28〜33及び比較例7〜8の各インクジェットインクを製造した。
重合性化合物
(i)オキセタン化合物(OXT−221:東亜合成(株)製)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70.0g
(ii)エポキシ化合物(セロキサイド3000:ダイセル化学(株)製)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17.5g
重合開始剤(トリフェニルスルホニウム塩(UVI−6992、ダウケミカル社製)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5.0g
実施例28〜33、比較例7〜8において、キナクリドン系顔料PV−19をフタロシアニン系顔料PB15:3(チバスペシャリティケミカルス社製)に変更した以外は、実施例28〜33及び比較例7〜8と同様にして、実施例34〜39及び比較例9〜10のインクジェットインクを製造した。
実施例1、2、4、5、9、13、比較例1、2において、前記重合性化合物、前記重合開始剤、及び前記顔料を下記に変更した以外は、実施例1、2、4、5、9、13、比較例1、2と同様にして、実施例40〜45及び比較例11〜12の各インクジェットインクを製造した。
(i)プロポキシ化ネオペンチルグリコールジアクリレート(NPGPODA:サートマー(株)製)・・・・・・・・29.5g
(ii)ジプロピレングリコールジアクリレート(DPGDA:ダイセルサイテック(株)製)・・・・・・60.0g
(2)顔料:
アセトロン顔料(PY−120:クラリアント社製)・・・・4.0g
(3)重合開始剤:
アシルフォスフィンオキサイド化合物(LucirinTPO−L:BASF
製)・・・・・・・・・5.0g
実施40〜45、比較例11、12において、前記重合性化合物、前記重合開始剤、及び前記顔料を下記に変更し、重合体の使用量をそれぞれ1.0gに変更した以外は、実施例40〜45、比較例11、12と同様にして、実施例46〜51及び比較例13〜14の各インクジェットインクを製造した。
(1)重合性化合物:
(i)プロポキシ化ネオペンチルグリコールジアクリレート(NPGPODA:サートマー(株)製)・・・・・・・・31.0g
(ii)ジプロピレングリコールジアクリレート(DPGDA:ダイセルサイテック(株)製)・・・・・・60.0g
(2)顔料:
ジオキサジン顔料(PV−23:クラリアント社製)・・・・3.0g
(3)重合開始剤:
アシルフォスフィンオキサイド化合物(LucirinTPO−L:BASF
製)・・・・・・・・・5.0g
得られた各インク組成物を下記の方法に従って評価した。その結果を表1に示した。
各インク組成物の40℃における粘度を、E型粘度計を用いて測定した。該粘度の評価を以下の基準に従って行った。
A:30mPas未満
B:30mPas以上、100mPas未満
各インク組成物を25℃で1ヶ月保存後、及び70℃で24時間保存後の分散状態を目視及び粘度変化により評価した。以下の基準に従って評価した。
◎:沈殿物の発生、粘度の増加がない
○:沈殿物の発生なし、粘度が若干増加するが吐出性に問題ないレベル
△:沈殿物の発生なはいが、粘度の増加により吐出性が低下し、実用上問題になるレベル
×:沈殿物の発生が認められる
各インク組成物について、光散乱回折式の粒度分布測定装置(LA910、(株)堀場製作所製)を用いて体積基準平均粒径D50を測定し、以下の基準に従って評価した。
A:D50が100nm未満
B:D50が100nm以上、200nm未満
C:D50が200nm以上
得られた各インク組成物をインクジェットプリンター(印字密度300dpi、打滴周波数4kHz、ノズル数64)を用いてアート紙上に画像記録(印字)した後、Deep UVランプ(ウシオ製、SP−7)を用いて、記録画像に100mJ/cm2のエネルギーとなる条件で、活性放射線としての紫外線を照射し、印刷物を得た。
得られた印刷物を指で触れて、べたつきの有無につき、以下の基準に従って評価した。
A:べたつきがない
B:僅かにべたつきがある
C:著しくべたつく
一方、市販の高分子分散剤を用いた比較例のインクの場合、特に、高温条件下での保存性(安定性(60℃))が劣り、実用上問題となるレベルであった。
なお、上記実施例において、合成した重合体は、末端の顔料相互作用部位と、ポリマー鎖とから構成されており、ポリマー鎖は前記顔料よりも分散媒に親和性を示し、分散液中で粒子同士が凝集するのを立体的に防ぐ立体反発性基として作用乃至機能しているものと考えられた。本発明において、上述した重合体は、上記実施例で使用した重合体と同様の構成を有しているので、上記各実施例で使用した重合体と同様の作用乃至機能を奏するものと推認される。
本発明の画像記録方法は、本発明の前記インク組成物を使用するので、高画質で耐久性に優れる画像を記録することが求められる印刷用途に好適に使用される。
本発明の印刷物は、本発明の前記インク組成物を使用して得られるので、高画質で耐久性に優れるので、各種用途に広く好適に使用される。
Claims (9)
- 重合性化合物、顔料、及び、下記一般式(1)で表される重合体を少なくとも含むことを特徴とするインク組成物。
- Pで表されるポリマー骨格が、ビニルモノマーの重合体、ビニルモノマーの共重合体、エステル系ポリマー、エーテル系ポリマー、ウレタン系ポリマー、アミド系ポリマー、エポキシ系ポリマー、シリコーン系ポリマー、及び、これらの変性物及び共重合体のいずれかからなる群より選択される少なくとも一種に由来するものである請求項1に記載のインク組成物。
- 重合開始剤を含む請求項1から2のいずれかに記載のインク組成物。
- 重合性化合物がラジカル重合性化合物であり、重合開始剤が光ラジカル発生剤である請求項3に記載のインク組成物。
- 重合性化合物がカチオン重合性化合物であり、重合開始剤が光酸発生剤である請求項3に記載のインク組成物。
- インクジェット用組成物である請求項1から5のいずれかに記載のインク組成物。
- 請求項1から6のいずれかに記載のインク組成物を被記録媒体に吐出する吐出工程、及び、前記吐出されたインク組成物を活性放射線の照射により硬化させる硬化工程を含むことを特徴とする画像記録方法。
- 請求項1から6のいずれかに記載のインク組成物を硬化させてなることを特徴とする印刷物。
- 被記録媒体上に、インク組成物をインクジェットプリンターにより吐出した後、活性放射線を照射して前記吐出されたインク組成物を硬化させた請求項8に記載の印刷物。
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