JP5159246B2 - インク組成物、これを用いた画像形成方法および画像記録物 - Google Patents
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Description
インクジェット方式の一つとして、活性放射線の照射により、硬化可能なインクジェット記録用インクを用いた記録方式がある。この方法によれば、印字後直ちに放射線照射し、インク液滴を硬化させることで鮮鋭な画像を形成することができる。
このような硬化性インク組成物は、発色性に優れた高精細画像を形成するため、高い顔料分散性とその経時的な安定性が求められる。インク組成物に鮮明な色調と高い着色力を付与するためには、顔料の微細化が必須である。特に、インクジェット記録用に用いられるインクでは、射出されるインク液滴が画像の鮮鋭度に大きな影響を与えるため、射出液滴も少量となり、且つ、該インクより形成されるインク硬化膜の膜厚よりも微細な粒子を用いることが必須となる。このように、高い着色力を得るために顔料粒子をより微細化していくと、微粒子の分散が困難になり、凝集体が発生しやすくなる。また、分散剤の添加により組成物の粘度が上昇するといった問題も生じる。顔料凝集体の発生やインク組成物の粘度上昇はいずれもインク射出性に悪影響を与え、インク組成物への使用は好ましくない。
従って、充分な流動性を有し、かつ微細化された顔料を安定に分散させ、さらに、顔料分散の経時安定性に優れるインク組成物が求められている。安定な顔料分散液を得るための分散剤については、種々の提案がなされている。
また、高分子分散剤を使った顔料粒子の分散には立体安定化が重要である(例えば、非特許文献1、参照。)。
<1> (a)重合性化合物と、(b)顔料と、(c)下記一般式(3)で表されるモノマーに由来する繰り返し単位ならびに、窒素原子を含むモノマー及び不飽和カルボン酸から選択される少なくとも1つのモノマーに由来する繰り返し単位を含む重合体とを少なくとも含むインク組成物である。
<3> 前記(a)重合性化合物がラジカル重合性化合物であり、前記(d)重合開始剤が光ラジカル発生剤であることを特徴とする前記<2>に記載のインク組成物である。
<4> 前記(a)重合性化合物がカチオン重合性化合物であり、前記(d)重合開始剤が光酸発生剤であることを特徴とする前記<2>に記載のインク組成物である。
<5> インクジェット記録に用いられることを特徴とする前記<1>〜前記<4>のいずれか1つに記載のインク組成物である。
<8> 被記録媒体上に、前記<1>〜前記<5>のいずれか1つに記載のインク組成物を、インクジェット法により射出して印字した後、活性放射線を照射して前記インク組成物を硬化させてなることを特徴とする前記<7>に記載の画像記録物である。
中でも、前記R1は、好ましくは、水素原子または無置換のアルキル基であり、さらに好ましくは無置換のアルキル基である。
前記一般式(1)におけるWは、好ましくは、−C(=O)O−、−CONR2−、置換または無置換のアリーレン基であり、さらに好ましくは−C(=O)O−、−CONR2−であり、より好ましくは−C(=O)O−である。R2は、水素原子または置換基を表し、該置換基はフッ素原子を有していてもよい。前記Wが−CONR2−を表す場合、R2は、好ましくは水素原子またはフッ素原子を有していてもよいアルキル基であり、より好ましくは水素原子である。
また、前記「少なくとも一つのフッ素原子を有する置換基」は、炭素数が1〜200であることが好ましく、1〜100であることがより好ましく、フッ素原子の数が1〜50であることが好ましく、1〜12であることがより好ましい。
アルキル基(好ましくは炭素数1〜30、より好ましくは炭素数1〜20、特に好ましくは炭素数1〜10のアルキル基であり、例えばメチル、エチル、iso−プロピル、tert−ブチル、n−オクチル、n−デシル、n−ヘキサデシル)、シクロアルキル基(好ましくは炭素数3〜30、より好ましくは炭素数1〜20、特に好ましくは炭素数3〜10のシクロアルキル基であり、例えばシクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどが挙げられる。)、アルケニル基(好ましくは炭素数2〜30、より好ましくは炭素数2〜20、特に好ましくは炭素数2〜10のアルケニル基であり、例えばビニル、アリル、2−ブテニル、3−ペンテニルなどが挙げられる。)、アルキニル基(好ましくは炭素数2〜30、より好ましくは炭素数2〜20、特に好ましくは炭素数2〜10のアルキニル基であり、例えばプロパルギル、3−ペンチニルなどが挙げられる。)、
より好ましい組み合わせは、R1が、炭素数1〜10の無置換のアルキル基であり、Wが、−C(=O)O−、−CONR2−〔R2;水素原子または置換基〕であり、X1が、単結合、アルキレン基であり、Aが、炭素数1〜4、フッ素原子の数が1〜9のフッ化アルキル基である組み合わせである。
前記R3またはR4で表される置換基としては、前記置換基群Zより選択されるいずれか1つを挙げることができる。
また、前記一般式(2)におけるY1は、好ましくは−CO−である。
前記一般式(2)におけるR1は、前記一般式(1)におけるR1と同義であり、その好ましい範囲も同義である。
より好ましい組み合わせは、R1が、炭素数1〜10の置換又は無置換のアルキル基であり、R3が、水素原子であり、R4が、水素原子であり、R5が、フッ素原子であり、R6が、フッ素原子であり、Y1が、−CO−であり、nが、0〜3である組み合わせである。
前記R7は、中でも、水素原子または無置換のアルキル基であることが好ましく、無置換のアルキル基であることがさらに好ましい。前記R7で表されるアルキル基は、前記置換基群Zの説明において記載したアルキル基と同義であり、その好ましい範囲も同様である。
前記一般式(3)におけるX2で表される2価の連結基は、例えば、直鎖、分岐若しくは環状のアルキレン基(好ましくは炭素数1〜30、より好ましくは炭素数1〜12、さらに好ましくは炭素数1〜4のアルキレン基であり、例えばメチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、へキシレン、オクチレン、デシレンなどが挙げられる。)、アラルキレン基(好ましくは炭素数7〜30、より好ましくは炭素数7〜13のアラルキレン基であり、例えばベンジリデン、シンナミリデンなどが挙げられる。)、アリーレン基(好ましくは炭素数6〜30、より好ましくは炭素数6〜15のアリーレン基であり、フェニレン、クメニレン、メシチレン、トリレン、キシリレンなどが挙げられる。)、−NR8−、−COO−、−OCO−、−O−、−NHCO−、−NHC(=O)NH−、−SO2NH−、−NHSO2−、−NHCOO−、−OCONH−、−OCONH−、または複素環から誘導される基が挙げられる。前記R8は、水素原子またはアルキル基を表し、水素、メチル基、エチル基、プロピル基などが好適に挙げられる。これらはさらに、前記置換基群Zより選択されるいずれか1つ以上の置換基を有していてもよい。
前記一般式(3)におけるL1およびL2は、好ましくは無置換のアルキレン基である。
より好ましい組み合わせは、R1が、炭素数1〜10の置換又は無置換のアルキル基であり、R3が、水素原子であり、R4が、水素原子であり、R5が、フッ素原子であり、R6が、フッ素原子であり、R7が、水素原子または炭素数1〜5の置換もしくは無置換のアルキル基であり、であり、X2が、単結合あるいはアルキレン基であり、Y1が、−CO−であり、Y2が、−COO−、であり、L1が、炭素数1〜15の直鎖、分岐または環状のアルキレン基でありであり、L2が、炭素数1〜15の直鎖、分岐または環状のアルキレン基であり、nが、0〜5であり、qが、1〜100である組み合わせである。
前記(c)特定重合体は、顔料の分散安定性およびインク組成物の製造適性の観点で、さらに末端にエチレン性不飽和2重結合を有する重合性オリゴマーを共重合単位として含むグラフト共重合体であることが特に好ましい。
このような、末端にエチレン性不飽和二重結合を有する重合性オリゴマーは、所定の分子量を有する化合物であることからマクロモノマーとも呼ばれる。
また、このマクロモノマーは、ポリスチレン換算の数平均分子量(Mn)が、1,000〜10,000の範囲にあることが好ましく、特に、2,000〜9,000の範囲であることが好ましい。
さらに、前記重合性オリゴマー(マクロモノマー)から与えられる単位を、顔料の分散安定性およびインク組成物の製造適性の観点で、重合体に対して30〜80質量%(特に50〜80質量%)の範囲で有することが好ましく、窒素含有基を有するモノマーに由来する繰り返し単位を、顔料の分散安定性およびインク組成物の製造適性の観点で、重合体に対して5〜80質量%(特に5〜50質量%)の範囲で有することが好ましい。
上記共重合体Bまたは共重合体Cは、上記一般式(1)または一般式(2)で表されるモノマーに由来する繰り返し単位を、重合体に対して5〜70質量%(特に5〜30質量%)の範囲で有することが好ましい。さらに、上記共重合体Bまたは共重合体Cは、前記重合性オリゴマー(マクロモノマー)から与えられる単位を、重合体に対して30〜95質量%(特に50〜90質量%)の範囲で有することが好ましく、窒素含有基を有するモノマーに由来する繰り返し単位を、重合体に対して5〜70質量%(特に5〜30質量%)の範囲で有することが好ましい。
ただし、本発明においては、一般式(3)で表されるモノマーを含む重合体(以下の組み合わせの例の中では、重合体14〜19)が用いられる。
(重合体2)上記例示モノマーM−7/3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルメタクリルアミド共重合体
(重合体3)上記例示モノマーM−7/メタクリル酸共重合体/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート共重合体
(重合体4)上記例示モノマーM−7/3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルアクリルアミド/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート共重合体
(重合体5)前記例示モノマーM−7/ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート共重合体
(重合体6)前記例示モノマーM−7/末端メタクリロイル化ポリカプロラクトン共重合体
(重合体7)前記例示モノマーM−7/末端メタクリロイル化ポリブチルアクリレート共重合体
(重合体8)前記例示モノマーM−6/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート共重合体
(重合体9)前記例示モノマーM−6/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート共重合体
(重合体10)前記例示モノマーM−6/ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート共重合体
(重合体11)前記例示モノマーM−6/3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルアクリルアミド/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート共重合体
(重合体12)前記例示モノマーM−6/p−ビニルベンジル−N,N−ジメチルアミン/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート共重合体
(重合体13)前記例示モノマーM−6/3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルアクリルアミド/末端メタクリロイル化ポリブチルアクリレート共重合体
(重合体14)前記例示モノマーM−41/メタクリル酸共重合体
(重合体15)前記例示モノマーM−41/2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル(メタ)アクリレート共重合体
(重合体16)前記例示モノマーM−41/3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルメタクリルアミド共重合体
(重合体17)前記例示モノマーM−41/N,N−ジメチルアクリルアミド共重合体
(重合体18)前記例示モノマーM−41/N,N−ジメチルアクリルアミド/メチル(メタ)アクリレート共重合体
(重合体19)前記例示モノマーM−41/メタクリル酸/メチル(メタ)アクリレート共重合体
(重合体20)前記例示モノマーM−20/3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルアクリルアミド/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート共重合体
(重合体21)前記例示モノマーM−20/3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルアクリルアミド/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート共重合体
(重合体22)前記例示モノマーM−20/3−(N,N−ジメチルアミノ)エチル(メタ)アクリレート/末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート共重合体
(重合体23)前記例示モノマーM−7/ジペンタエリスリトールヘキサキス(3−メルカプトプロピオネート)/イタコン酸共重合体
(重合体24)前記例示モノマーM−7/ジペンタエリスリトールヘキサキス(3−メルカプトプロピオネート)/3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルアクリルアミド共重合体
なお、本発明のインク組成物には、効果を損なわない限りにおいて、前記(c)特定重合体に加えて、公知の顔料分散剤を併用することができる。この添加量としては、前記特定重重合体の50質量%以下であることが好ましい。
本発のインク組成物は、(a)重合性化合物の機能により、何らかのエネルギーを付与することで硬化するが、好ましくは後述する(d)重合開始剤を含有し、活性放射線の照射により硬化する組成物である。ここで活性放射線とは、その照射によりインク組成物中において開始種を発生させうるエネルギーを付与することができるものであれば、特に制限はなく、広くα線、γ線、X線、紫外線、可視光線、電子線などを包含するものである。なかでも、硬化感度及び装置の入手容易性の観点から紫外線および電子線が好ましく、特に紫外線が好ましい、したがって、本発明のインク組成物としては、放射線として、紫外線を照射することにより硬化可能なインク組成物が好ましい。
本発明に用いられる(a)重合性化合物は、何らかのエネルギー付与により重合反応を生起し、硬化する化合物であれば特に制限はなく、モノマー、オリゴマー、ポリマーの種を問わず使用することができる。特に、所望により添加される(d)重合開始剤から発生する開始種により重合反応を生起する、光カチオン重合性モノマー、光ラジカル重合性モノマーとして知られる各種公知の重合性のモノマーが好ましい。
前記(a)重合性化合物は反応速度や、インク物性、硬化膜物性等を調整する目的で1種または複数を混合して用いることができる。また、前記(a)重合性化合物は単官能化合物であっても、多官能化合物であってもよい。
本発明に用いうる単官能エポキシ化合物の例としては、例えば、フェニルグリシジルエーテル、p−tert−ブチルフェニルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、1,2−ブチレンオキサイド、1,3−ブタジエンモノオキサイド、1,2−エポキシドデカン、エピクロロヒドリン、1,2−エポキシデカン、スチレンオキサイド、シクロヘキセンオキサイド、3−メタクリロイルオキシメチルシクロヘキセンオキサイド、3−アクリロイルオキシメチルシクロヘキセンオキサイド、3−ビニルシクロヘキセンオキサイド等が挙げられる。
前記単官能ビニルエーテルの例としては、例えば、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、t−ブチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、n−ノニルビニルエーテル、ラウリルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、シクロヘキシルメチルビニルエーテル、4−メチルシクロヘキシルメチルビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル、ジシクロペンテニルビニルエーテル、2−ジシクロペンテノキシエチルビニルエーテル、メトキシエチルビニルエーテル、エトキシエチルビニルエーテル、ブトキシエチルビニルエーテル、メトキシエトキシエチルビニルエーテル、エトキシエトキシエチルビニルエーテル、メトキシポリエチレングリコールビニルエーテル、テトラヒドロフリフリルビニルエーテル、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、2−ヒドロキシプロピルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、4−ヒドロキシメチルシクロヘキシルメチルビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテル、ポリエチレングリコールビニルエーテル、クロルエチルビニルエーテル、クロルブチルビニルエーテル、クロルエトキシエチルビニルエーテル、フェニルエチルビニルエーテル、フェノキシポリエチレングリコールビニルエーテル等が挙げられる。
本発明において用いられるビニルエーテル化合物としては、ジ又はトリビニルエーテル化合物が、硬化性、被記録媒体との密着性、形成された画像の表面硬度などの観点から好ましく、特にジビニルエーテル化合物が好ましい。
本発明のインク組成物に使用しうるオキセタン環を有する化合物としては、その構造内にオキセタン環を1〜4個有する化合物が好ましく、オキセタン環を1〜2個有する化合物がより好ましい。このような化合物を使用することで、インク組成物の粘度をハンドリング性の良好な範囲に維持することが容易となり、また、硬化後のインクの被記録媒体との高い密着性を得ることができる。
ラジカル重合性モノマーとしては、(メタ)アクリレート類、(メタ)アクリルアミド類、芳香族ビニル類、等が挙げられる。なお、本明細書において「アクリレート」、「メタクリレート」の双方或いはいずれかを指す場合「(メタ)アクリレート」と、「アクリル」、「メタクリル」の双方或いはいずれかを指す場合「(メタ)アクリル」と、それぞれ記載することがある。
単官能(メタ)アクリレートとしては、ヘキシル基(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、tert−オクチル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、4−n−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、2−エチヘキシルジグリコール(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、2−クロロエチル(メタ)アクリレート、4−ブロモブチル(メタ)アクリレート、シアノエチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、ブトシキメチル(メタ)アクリレート、3−メトキシブチル(メタ)アクリレート、アルコキシメチル(メタ)アクリレート、アルコキシエチル(メタ)アクリレート、2−(2−メトキシエトキシ)エチル(メタ)アクリレート、2−(2−ブトキシエトキシ)エチル(メタ)アクリレート、2,2,2−テトラフルオロエチル(メタ)アクリレート、1H,1H,2H,2Hパーフルオロデシル(メタ)アクリレート、4−ブチルフェニル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、2,4,5−テトラメチルフェニル(メタ)アクリレート、4−クロロフェニル(メタ)アクリレート、フェノキシメチル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、グリシジロキシブチル(メタ)アクリレート、グリシジロキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジロキシプロピル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
四官能の(メタ)アクリレートの具体例として、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ソルビトールテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、プロピオン酸ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、エトキシ化ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート等を挙げることができる。
五官能の(メタ)アクリレートの具体例として、ソルビトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートを挙げることができる。
六官能の(メタ)アクリレートの具体例として、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ソルビトールヘキサ(メタ)アクリレート、フォスファゼンのアルキレンオキサイド変性ヘキサ(メタ)アクリレート、カプトラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等を挙げることができる。
本発明のインク組成中の(a)重合性化合物の含量は、本発明のインク組成物の全固形分に対し50〜95質量%が適当であり、好ましくは60〜92質量%、さらに好ましくは70〜90質量%の範囲である。
本発明のインク組成物は、(b)顔料を必須成分として含む。粒径の微細な顔料が、前記(c)特定重合体の機能によりインク組成物中に、均一、且つ、安定に分散されることで、本発明のインク組成物により、発色性に優れた鮮鋭な画像を形成することができる。
ここで用いることのできる(b)顔料には、特に制限はなく、用途に応じて公知の種々の顔料、染料を適宜選択して用いることができる。また、着色剤として顔料をふくむことから、本発明のインク組成物により得られる画像は耐候性に優れる。
前記(b)顔料(以下、単に「顔料」と称することがある)は、前記インク組成物の色材として機能するが、本発明においては、粒径の微細な前記顔料が、前記C成分の機能により前記インク組成物中に均一、且つ安定に分散される結果、本発明のインク組成物は発色性に優れ、鮮鋭かつ耐候性に優れる画像が形成可能となる。
前記顔料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知の有機顔料及び無機顔料などが挙げられ、また、染料で染色した樹脂粒子、市販の顔料分散体や表面処理された顔料(例えば、顔料を分散媒として不溶性の樹脂等に分散させたもの、あるいは顔料表面に樹脂をグラフト化したもの等)も挙げられる。なお、前記顔料としては、例えば、伊藤征司郎編「顔料の辞典」(2000年刊)、W.Herbst,K.Hunger「Industrial Organic Pigments」、特開2002−12607号公報、特開2002−188025号公報、特開2003−26978号公報、特開2003−342503号公報に記載のものなどもが挙げられる。
前記オレンジ顔料は、オレンジ色を呈する顔料であり、例えば、C.I.ピグメントオレンジ66(イソインドリンオレンジ)等のイソインドリン系顔料、C.I.ピグメントオレンジ51(ジクロロピラントロンオレンジ)等のアントラキノン系顔料、C.I.ピグメントオレンジ2、C.I.ピグメントオレンジ3、C.I.ピグメントオレンジ5等のΒ−ナフトール顔料、C.I.ピグメントオレンジ4、C.I.ピグメントオレンジ22、C.I.ピグメントオレンジ24、C.I.ピグメントオレンジ38、C.I.ピグメントオレンジ74等のナフトールAS顔料、C.I.ピグメントオレンジ61等のイソインドリノン顔料、C.I.ピグメントオレンジ43等のペリノン顔料、C.I.ピグメントオレンジ15、C.I.ピグメントオレンジ16等のジスアゾ顔料、C.I.ピグメントオレンジ48、C.I.ピグメントオレンジ49等のキナクリドン顔料、C.I.ピグメントオレンジ36、C.I.ピグメントオレンジ62、C.I.ピグメントオレンジ60、C.I.ピグメントオレンジ64、C.I.ピグメントオレンジ72等のアセトロン顔料、C.I.ピグメントオレンジ13、C.I.ピグメントオレンジ34等のピラゾロン顔料、などが挙げられる。
前記茶色顔料は、茶色を呈する顔料であり、例えば、C.I.ピグメントブラウン25、C.I.ピグメントブラウン32等のナフトロン顔料などが挙げられる。
前記バイオレット顔料は紫色を呈する顔料であり、例えば、C.I.ピグメントバイオレット32等のナフトロン顔料、C.I.ピグメントバイオレット29等のペリレン顔料、C.I.ピグメントバイオレット13、C.I.ピグメントバイオレット17、C.I.ピグメントバイオレット50等のナフトールAS顔料、C.I.ピグメントバイオレット23、C.I.ピグメントバイオレット37等のジオキサジン顔料などが挙げられる。
前記白色顔料としては、例えば、塩基性炭酸鉛(2PbCO3Pb(OH)2、いわゆる、シルバーホワイト)、酸化亜鉛(ZnO、いわゆる、ジンクホワイト)、酸化チタン(TiO2、いわゆる、チタンホワイト)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3、いわゆる、チタンストロンチウムホワイト)、などが挙げられる。白色顔料に使用される無機粒子は単体でも良いし、例えば、ケイ素、アルミニウム、ジルコニウム、チタン等の酸化物や有機金属化合物、有機化合物との複合粒子であっても良い。
中でも前記酸化チタンは、他の白色顔料と比べて比重が小さく、屈折率が大きく化学的、物理的にも安定であるため、顔料としての隠蔽力や着色力が大きく、さらに、酸やアルカリ、その他の環境に対する耐久性にも優れていることから、好適に使用される。なお、前記酸化チタンに加えて他の白色顔料(上述した白色顔料以外のものであってもよい)を併用してもよい。
(b)顔料の分散を行う際には、本発明における(c)特定重合体を添加することが特に好ましい。
また、(b)顔料を添加するにあたっては、必要に応じて、分散助剤として、各種顔料に応じたシナージストを用いることも可能である。分散助剤は、顔料100質量部に対し、1〜50質量部添加することが好ましい。
インク組成物中における顔料の粒径は、公知の測定方法で測定することができる。具体的には遠心沈降光透過法、X線透過法、レーザー回折・散乱法、動的光散乱法により測定することができる。
(b)顔料はインク組成物中、固形分換算で1〜20質量%添加されることが好ましく、2〜10質量%がより好ましい。
本発明のインク組成物には、前記の(a)〜(c)の必須成分に加え、目的に応じて種々の添加剤を併用することができる。これらの任意成分について説明する。
−(d)重合開始剤−
本発明のインク組成物には、ラジカル重合、若しくは、カチオン重合の(d)重合開始剤を含有することが好ましく、光重合開始剤を含有することが特に好ましい。
本発明における光重合開始剤は光の作用、または、増感色素の電子励起状態との相互作用を経て、化学変化を生じ、ラジカル、酸および塩基のうちの少なくともいずれか1種を生成する化合物である。
光重合開始剤は、照射される活性光線、例えば、400〜200nmの紫外線、遠紫外線、g線、h線、i線、KrFエキシマレーザー光、ArFエキシマレーザー光、電子線、X線、分子線又はイオンビームなどに感度を有するものを適宜選択して使用することができる。
光重合開始剤の他の例である(k)アジニウム塩化合物の例としては、特開昭63−138345号公報、特開昭63−142345号公報、特開昭63−142346号公報、特開昭63−143537号公報ならびに特公昭46−42363号公報に記載のN−O結合を有する化合物群を挙げることができる。
上記チタノセン化合物の具体例としては、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ジ−クロライド、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−フェニル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニ−1−イル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,5,6−テトラフルオロフェニ−1−イル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,4,6−トリフルオロフェニ−1−イル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−2,6−ジフルオロフェニ−1−イル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,4−ジフルオロフェニ−1−イル、ジ−メチルシクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニ−1−イル、ジ−メチルシクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,5,6−テトラフルオロフェニ−1−イル、ジ−メチルシクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,4−ジフルオロフェニ−1−イル、ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2,6−ジフルオロ−3−(ピリ−1−イル)フェニル)チタニウム、ビス(シクロペンタジエニル)ビス〔2,6−ジフルオロ−3−(メチルスルホンアミド)フェニル〕チタン、ビス(シクロペンタジエニル)ビス〔2,6−ジフルオロ−3−(N−ブチルビアロイル−アミノ)フェニル〕チタン等を挙げることができる。
さらに本発明のインク組成物には、感度を一層向上させる、あるいは酸素による重合阻害を抑制する等の作用を有する公知の化合物を共増感剤として、さらに、加えてもよい。
このような共増感剤の例としては、アミン類、例えばM. R. Sanderら著「Journal of Polymer Society」第10巻3173頁(1972)、特公昭44−20189号公報、特開昭51−82102号公報、特開昭52−134692号公報、特開昭59−138205号公報、特開昭60−84305号公報、特開昭62−18537号公報、特開昭64−33104号公報、Research Disclosure 33825号に記載の化合物等が挙げられ、具体的には、トリエタノールアミン、p−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル、p−ホルミルジメチルアニリン、p−メチルチオジメチルアニリン等が挙げられる。
また別の例としては、アミノ酸化合物(例、N−フェニルグリシン等)、特公昭48−42965号公報に記載の有機金属化合物(例、トリブチル錫アセテート等)、特公昭55−34414号公報に記載の水素供与体、特開平6−308727号公報に記載のイオウ化合物(例、トリチアン等)、特開平6−250387号公報に記載のリン化合物(ジエチルホスファイト等)、特願平6−191605号明細書記載のSi−H、Ge−H化合物等が挙げられる。
本発明のインク組成物には、(a)重合性化合物、(b)顔料、および(c)特定重合体の必須成分、ならびに、好ましい任意成分である(d)重合開始剤や共増感剤に加え、目的に応じてその他の種々の添加剤を併用することができる。例えば、得られる画像の耐候性向上、退色防止の観点から、紫外線吸収剤を用いることができる。また、本発明のインク組成物の安定性向上のため、酸化防止剤を添加することができる。
本発明のインク組成物には、さらに、各種の有機系及び金属錯体系の褪色防止剤、射出物性の制御を目的としたチオシアン酸カリウム、硝酸リチウム、チオシアン酸アンモニウム、ジメチルアミン塩酸塩などの導電性塩類、被記録媒体との密着性を改良するため、極微量の有機溶剤を添加することができる。
また、液物性調整のためにノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤や、有機フルオロ化合物などを添加することもできる
この他にも、必要に応じて、例えば、レベリング添加剤、マット剤、膜物性を調整するためのワックス類、ポリオレフィンやPET等の被記録媒体への密着性を改善するために、重合を阻害しないタッキファイヤーなどを含有させることができる。
なお、25℃でのインク組成物の粘度は、200mPa・s以下であることが好ましく、100mPa・s以下であることがより好ましい。室温での粘度を高く設定することにより、多孔質な被記録媒体を用いた場合でも、被記録媒体中へのインク浸透を防ぎ、未硬化モノマーの低減、臭気低減が可能となり、更にインク液滴着弾時のドット滲みを抑えることができ、その結果として画質が改善される。25℃におけるインク組成物の粘度を200mPa・s以下とすることで、インク液のデリバリーを良くすることができる。
上記のインク組成物の粘度は、円錐平板型回転粘度計E型粘度計)を用いて測定することができ、例えば東機産業株式会社製の(機器名)RE−80Lを用いて(条件:25℃)により得た値をいう。
なお、前記表面張力は、例えば、Wilhelmy法の表面張力計やDu Nouyの表面張力計を用いて測定することができる。
このインク組成物を用いて本発明の画像形成方法により得られた印刷物等の画像記録物は、画像部が紫外線などの放射線照射により硬化しており、画像部の強度に優れるため、インクによる画像形成以外にも、例えば、平版印刷版のインク受容層(画像部)の形成など、種々の用途に使用しうる。
本発明の画像形成方法は、本発明のインク組成物を用いて被記録媒体に印字する印字工程、および、印字後のインク組成物に活性放射線を照射して、前記インク組成物を硬化させる硬化工程を含むものである。
以下、本発明の画像形成方法および、該画像形成方法に好適に採用され得るインクジェット記録方法およびインクジェット記録装置について説明する。
このようなインクにおける活性放射線の照射条件について述べる。基本的な照射方法は、特開昭60−132767号公報に開示されている。具体的には、ヘッドユニットの両側に光源を設け、シャトル方式でヘッドと光源を走査する。照射は、インク着弾後、一定時間をおいて行われることになる。更に、駆動を伴わない別光源によって硬化を完了させる。WO99/54415号では、照射方法として、光ファイバーを用いた方法やコリメートされた光源をヘッドユニット側面に設けた鏡面に当て、記録部へUV光を照射する方法が開示されている。本発明においては、これらの照射方法を用いることが可能である。
前記好ましい射出条件によれば、本発明のインク組成物は加温、降温を繰り返すことになるが、前記特定重合体の機能により、このような温度条件下で保存された場合でも、顔料分散性の低下が抑制され、長期間にわたり優れた発色性が得られ、且つ、顔料の凝集に起因する射出性の低下も抑制されるという利点をも有する。
本発明のインク組成物を適用しうる被記録媒体としては、特に制限はなく、通常の非コート紙、コート紙などの紙類、いわゆる軟包装に用いられる各種非吸収性樹脂材料あるいは、それをフィルム状に成形した樹脂フィルムを用いることができ、各種プラスチックフィルムとしては、例えば、PETフィルム、OPSフィルム、OPPフィルム、ONyフィルム、PVCフィルム、PEフィルム、TACフィルム等を挙げることができる。その他、被記録媒体材料として使用しうるプラスチックとしては、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ABS、ポリアセタール、PVA、ゴム類などが挙げられる。また、金属類や、ガラス類も被記録媒体として使用可能である。
(参考用重合体;重合体1の合成)
500mlの三口フラスコにメチルエチルケトン100gを加え、窒素気流下、メタクリル酸5.00g(58.1mmol)、およびV−601(ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)1.03g(4.47mmol)、2’,2’,2’−トリフルオロエチルメタクリレート75.0g(446 mmol)、メチルエチルケトン87gの混合溶液を2時間半かけて滴下した。反応混合物をさらに80℃で3時間攪拌した。5Lのステンレスバケツに、メタノール:水が1:1の混合溶液1500mlを攪拌しているところ反応混合物100gを30分かけて滴下し、生じた沈殿をろ過、加熱乾燥させることで重合体1(本発明における特定重合体に好適に用いられる共重合体の組み合わせの例として挙げた前記「重合体1」をいう。後述する重合体2〜重合体4、重合体14、重合体16および重合体23においても同様である。)を17.6g得た。
500mlの三口フラスコにメチルエチルケトン100gを加え、窒素気流下、3−(N,N−ジメチルアミノプロピル)メタクリルアミド5.0g(29.4 mmol)、およびV−601(ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)1.03g(4.47 mmol)、2’,2’,2’−トリフルオロエチルメタクリレート75.0g(446 mmol)、メチルエチルケトン87gの混合溶液を2時間半かけて滴下した。反応混合物をさらに80℃で3時間攪拌した。5Lのステンレスバケツに、メタノール:水が1:1の混合溶液1500mlを攪拌しているところ反応混合物100gを30分かけて滴下し、生じた沈殿をろ過、加熱乾燥させることで重合体2(前記重合体2)18.2gを得た。
メタクリル酸5.00g(58.1 mmol)、2’,2’,2’−トリフルオロエチルメタクリレート5.00g(29.7 mmol)、末端にメタクリロイル基を有するポリメチルメタクリレート(AA−6:東亜合成社製)40.0g、およびメチルエチルケトン80gを、窒素置換した三口フラスコに導入し、攪拌機(新東科学(株):スリーワンモータ)にて攪拌し、窒素をフラスコ内に流しながら加熱して78℃まで昇温した。これに2,2−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(和光純薬(株)製V−65)を27mg加え、78℃にて2時間加熱攪拌を行った。2時間後、さらにV−65を27mg加え、3時加熱攪拌した。得られた反応液をヘキサン1000mLに攪拌しながら注ぎ、生じた沈殿を加熱乾燥させることでグラフト重合体である重合体3(前記重合体3)を46.4g得た。
3−(N,N−ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド)5.00g(29.4 mmol)、2’,2’,2’−トリフルオロエチルメタクリレート5.00g(29.7 mmol)、末端にメタクリロイル基を有するポリメチルメタクリレート(AA−6:東亜合成社製)40.0g、およびメチルエチルケトン80gを、窒素置換した三口フラスコに導入し、攪拌機(新東科学(株):スリーワンモータ)にて攪拌し、窒素をフラスコ内に流しながら加熱して78℃まで昇温した。これに2,2−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(和光純薬(株)製V−65)を27mg加え、78℃にて2時間加熱攪拌を行った。2時間後、さらにV−65を27mg加え、3時加熱攪拌した。得られた反応液をヘキサン1000mLに攪拌しながら注ぎ、生じた沈殿を加熱乾燥させることでグラフト重合体である重合体4(前記重合体4)44.3gを得た。
前記重合体3の合成工程における「2’,2’,2’−トリフルオロエチルメタクリレート」と「末端にメタクリロイル基を有するポリメチルメタクリレートAA−6」をそれぞれ下記M−41に変更した以外は、重合体3の合成と同様にしてグラフト重合体である重合体14(前記重合体14)を得た。
1Lの三口フラスコにMFGAc50gを加え、窒素気流下、80℃の内温で加熱しているところに、3−メルカプトプロピオン酸3.92g(36.9 mmol)、2’,2’,2’−トリフルオロエチルメタクリレート134.0g(797 mmol)、V−601(ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)425mg(1.85 mmol)、MFGAc50gの混合溶液を2時間かけて滴下した。滴下終了後、80℃でそのまま4時間加熱攪拌したのち、V−601(ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)425mg(1.85 mmol)を追加し、さらに90℃で1時間攪拌した。得られた混合物にMFGAcを103.9gを加え、放冷した。さらに110℃で攪拌しているところに、グリシジルメタクリレート5.69g(40.0 mmol)、メチルヒドロキノン56.9mg(0.46 mmol)、ベンジルトリメチルアンモニウムクロリド3.43g(18.5 mmol)、MFGAc9.2gの混合溶液を2時間かけて滴下した。そのままの温度で8時間加熱攪拌した。反応混合物を水8L、メタノール2Lの混合溶液に注ぎ込み、生じた沈殿を濾別、加熱乾燥させることによりマクロモノマーM−41(前記例示モノマーM−41)を135g得た。
前記重合体4の合成工程における「2’,2’,2’−トリフルオロエチルメタクリレート」と「末端にメタクリロイル基を有するポリメチルメタクリレートAA−6」をそれぞれ前記M−41に変更した以外は、重合体4の合成と同様にしてグラフト重合体である重合体16(前記重合体16)を得た。
500mlの三口フラスコに、ジペンタエリスリトールヘキサキス(3−メルカプトプロピオネート)[DPMP:堺化学工業(株)製]39.16g(50 mmol)、およびイタコン酸(東京化成(株)製)29.28g(225mmol)を、1−メトキシ−2−プロパノール159.7gに溶解させ、窒素気流下、80℃に加熱した。これに、V−601(ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)0.13g(0.56mmol)とV−65[和光純薬(株)製]0.06gとを加えて、3時間加熱攪拌した。さらにV−65を0.13g加え、窒素気流下80℃で3時間反応させた。
さらに、別の300mlの三口フラスコに1−メトキシ−2−プロパノール10gを加え、窒素気流下、80℃で加熱攪拌しているところに、前述により得られたメルカプタン化合物の1−メトキシ−2−プロパノール溶液48.6g、およびV−601(ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)0.28g(1.21mmol)、2’,2’,2’−トリフルオロエチルメタクリレート(M−7)72.8g(430 mmol)、1−メトキシ−2−プロパノール14.2gの混合溶液を2時間半かけて滴下した。反応混合物をさらに80℃で2時間攪拌し、さらにV−601を0.18g(0.78mmol)追加した。3Lのステンレスバケツに、メタノール:水が1:1の混合溶液1500mlを攪拌しているところに反応混合物100gを30分かけて滴下し、生じた沈殿をろ過、加熱乾燥させることで重合体23(前記重合体23)を17.2g得た。
500mlの窒素置換した三口フラスコに、1−メトキシ−2−プロパノール100gを入れ、攪拌機(新東科学(株):スリーワンモータ)にて攪拌し、窒素をフラスコ内に流しながら加熱して80℃まで昇温した。これにメタクリル酸10.0g(116 mmol)、メタクリル酸メチル90.0g(899 mmol)、および1−メトキシ−2−プロパノール139g、およびV−601(ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)2.33g(10.1mmol)の混合溶液を2時間半かけて滴下し、滴下終了後さらに80℃にて2時間加熱攪拌した。さらにV−601を2.33g(10.1mmol)、1−メトキシ−2−プロパノール40gの混合溶液を滴下し、80℃にて2時間加熱攪拌を行った。得られた反応液100gにアセトン50mlを加え、ヘキサン1500mLに攪拌しながら注ぎ、生じた沈殿を加熱乾燥させることでグラフト重合体である比較重合体1(31.2g)を得た。
500mlの窒素置換した三口フラスコに、1−メトキシ−2−プロパノール100gを入れ、攪拌機(新東科学(株):スリーワンモータ)にて攪拌し、窒素をフラスコ内に流しながら加熱して80℃まで昇温した。これに3−(N,N−ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド)10.00g(58.7mmol)、メタクリル酸メチル90.0g(899mmol)、および1−メトキシ−2−プロパノール138g、およびV−601(ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)2.07g(8.99mmol)の混合溶液を2時間半かけて滴下し、滴下終了後さらに80℃にて2時間加熱攪拌を行った。得られた反応液100gをヘキサン1500mLに攪拌しながら注ぎ、生じた沈殿を加熱乾燥させることでグラフト重合体である比較重合体2(27.1g)を得た。
3−(N,N−ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド)10.0g(29.4 mmol)、末端にメタクリロイル基を有するポリメチルメタクリレート(AA−6:東亜合成社製)90.0g、およびメチルエチルケトン122gを、窒素置換した三口フラスコに導入し、攪拌機(新東科学(株):スリーワンモータ)にて攪拌し、窒素をフラスコ内に流しながら加熱して78℃まで昇温した。これに2,2−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(和光純薬(株)製V−65)を0.25g、メチルエチルケトン9.3mlを3回、2時間ごとに加えた。3回目の添加終了後、さらに78℃にて2時間加熱攪拌を行った。得られた反応液100gをヘキサン1500mLに攪拌しながら注ぎ、生じた沈殿を加熱乾燥させることでグラフト重合体である比較重合体3(34.3g)を得た。
500mlの三口フラスコに、ジペンタエリスリトールヘキサキス(3−メルカプトプロピオネート)[DPMP:堺化学工業(株)製]39.16g(50 mmol)、およびイタコン酸(東京化成(株)製)29.28g(225mmol)を、1−メトキシ−2−プロパノール159.7gに溶解させ、窒素気流下、80℃に加熱した。これに、V−601(ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)0.13g(0.56mmol)とV−65[和光純薬(株)製]0.06gとを加えて、3時間加熱攪拌した。さらにV−65を0.13g加え、窒素気流下80℃で3時間反応させた。さらに、別の1000mlの三口フラスコに1−メトキシ−2−プロパノール100gを加え、窒素気流下、80℃で加熱攪拌しているところに、前述により得られたメルカプタン化合物の1−メトキシ−2−プロパノール溶液95.5g、およびV−601(ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)1.38g(5.99mmol)、メタクリル酸メチル200g(2.00mol)、1−メトキシ−2−プロパノール4.55gの混合溶液を2時間半かけて滴下した。反応混合物をさらに80℃で2時間攪拌し、さらにV−601を0.92g(4.0mmol)追加した。3Lのステンレスバケツに、メタノール:水が1:1の混合溶液1500mlを攪拌しているところに反応混合物100gを30分かけて滴下し、生じた沈殿をろ過、加熱乾燥させることで比較重合体4(14.5g)を得た。
〔参考例1〕
上記のようにして得た重合体1を、下記組成1の組成で、下記(a)重合性化合物に溶解させ、下記(b)顔料と共にモーターミルM50(アイガー社製)に入れて、直径0.65mmのジルコニアビーズを用い、周速5m/sで6時間分散を行い、活性放射線硬化型インク原液を得た。ついで下記(d)重合開始剤をインク原液に加え、穏やかに混合させた後、これをメンブランフイルターで加圧濾過し、実施例1の活性放射線硬化型インクジェットインクを得た。
・(b)顔料〔キナクリドン系顔料PV−19;クラリアント社製〕 5g
・(c)顔料分散剤〔前記重合体1〕 1.5g
・(a)重合性化合物
〔ネオペンチルグリコールプロピレンオキシジアクリレート
(NPGPODA);サートマー(株)製〕 60.0g
・(a)重合性化合物
〔カプトラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(DPCA−60;日本化薬(株)製〕 27.5g
・(d)重合開始剤
〔アシルフォスフィンオキサイド化合物
(LucirinTPO−L;BASF製) 5.0g
実施例1の活性放射線硬化型インクジェットインクの製造において、(c)顔料分散剤〔重合体1〕を、それぞれ下記表1の「顔料分散剤」の欄に示す重合体、比較重合体または市販分散剤に変更した以外はすべて実施例1と同様にして参考例2〜参考例4、実施例1〜実施例2、参考例5および比較例1〜6の活性放射線硬化型インクジェットインクを得た。
参考例4の活性放射線硬化型インクジェットインクの製造において、(b)顔料〔PV−19〕を、PY−120(クラリアント社製)に変更した以外はすべて参考例4と同様にして参考例6のインクジェットインクを得た。
参考例6の活性放射線硬化型インクジェットインクの製造において、(c)顔料分散剤〔重合体4〕を、下記表1の「顔料分散剤」の欄に示す重合体に変更した以外はすべて参考例6と同様にして実施例3および参考例7の活性放射線硬化型インクジェットインクを得た。
比較例1の活性放射線硬化型インクジェットインクの製造において、(b)顔料〔PV−19〕を、PY−120(クラリアント社製)に変更した以外はすべて比較例1と同様にして比較例7の活性放射線硬化型インクジェットインクを得た。
比較例7の活性放射線硬化型インクジェットインクの製造において、(c)顔料分散剤〔市販分散剤 24000GR〕を、それぞれ下記表1の「顔料分散剤」の欄に示す市販分散剤または比較重合体に変更した以外はすべて比較例7と同様にして比較例8〜比較例10の活性放射線硬化型インクジェットインクを得た。
参考例4の活性放射線硬化型インクジェットインクの製造工程において、前記組成1を、下記組成2に変更した以外はすべて参考例4と同様にして参考例8の活性放射線硬化型インクジェットインクを得た。
・(b)顔料〔キナクリドン系顔料PV−19;クラリアント社製〕 5g
・(c)顔料分散剤〔前記重合体4〕 1.5g
・(a)重合性化合物:オキセタン化合物
(OXT−221:東亜合成(株)製) 70.0g
・(a)重合性化合物:エポキシ化合物
(セロキサイド3000:ダイセル化学(株)製) 17.5g
・(d)重合開始剤: トリフェニルスルホニウム塩
(UVI−6992、ダウケミカル社製) 5.0g
参考例8の活性放射線硬化型インクジェットインクの製造において、(c)顔料分散剤〔重合体4〕を、下記表1の「顔料分散剤」の欄に示す重合体に変更した以外はすべて実施例11と同様にして実施例4および参考例9の活性放射線硬化型インクジェットインクを得た。
実施例11の活性放射線硬化型インクジェットインクの製造において、(c)顔料分散剤〔重合体4〕を、それぞれ下記表1の「顔料分散剤」の欄に示す市販分散剤または比較重合体に変更した以外はすべて実施例11と同様にして比較例11〜比較例14の活性放射線硬化型インクジェットインクを得た。
実施例1〜13および比較例1〜14の各活性放射線硬化型インクジェットインクを下記の方法に従って評価した。評価結果は表1に記した。
各インクジェットインクの40℃における粘度を、E型粘度計(東機産業株式会社製、RE−80L)を用いて測定し、分散性を評価する指標とした。評価基準は下記のとおりである。
A:30mPas未満
B:30mPas以上、100mPas未満
C:100mPas以上(射出上問題のあるレベル)
各インクジェットインクを、25℃で1ヶ月保存後、および70℃で24時間保存後の分散状態を目視および粘度変化により評価した。評価基準は下記のとおりである。なお、安定性は「○」以上が実用上許容可能な範囲である。
◎:沈殿物の発生、粘度の増加がない
○:沈殿物の発生なし、粘度が若干増加するが射出性に問題ないレベル
△:沈殿物の発生なはいが、粘度の増加により射出性が低下し、実用上問題になるレベル
×:沈殿物の発生が認められる
各インクジェットインクについて、光散乱回折式の粒度分布測定装置(LA910、(株)堀場製作所製)を用いて体積基準平均粒径D50を測定し、評価した。評価基準は下記のとおりである。
A:D50が100nm未満
B:D50が100nm以上、200nm未満
C:D50が200nm以上
各インクジェットインクをインクジェットプリンター(印字密度300dpi、打滴周波数4kHz、ノズル数64)でアート紙上に印字してから、Deep UVランプ(ウシオ製、SP−7)で100mJ/cm2のエネルギーとなる条件で露光し、印字サンプルを得た。
硬化皮膜を指で触れて、べたつきの有無を以下の基準で評価した。
A:べたつきがない
B:僅かにべたつきがある
C:著しくべたつく
また、「市販分散剤24000GR」とは、市販の顔料分散剤である『SOLSPERSE 24000GR、日本ルーブリゾール社製』であり、「市販分散剤32000」とは、市販の顔料分散剤である『SOLSPERSE 32000、日本ルーブリゾール社製』である。
一方、市販の高分子分散剤を用いた比較例は、当初の顔料分散性は良好であるが、特に高温度条件下での保存性が劣り、実用上問題となるレベルであった。
Claims (8)
- (a)重合性化合物と、(b)顔料と、(c)下記一般式(3)で表されるモノマーに由来する繰り返し単位ならびに、窒素原子を含むモノマー及び不飽和カルボン酸から選択される少なくとも1つのモノマーに由来する繰り返し単位を含む重合体とを少なくとも含むインク組成物。
〔前記一般式(3)中、R1は、水素原子またはアルキル基を表し、R3およびR4は、各々独立に、水素原子または置換基を表す。R5およびR6は、各々独立に水素原子またはフッ素原子を表す。R7は、水素原子またはアルキル基を表す。Y1は、−CO−、または−OCO−を表し、Y2は、−CO−、−COO−、−CONH−、および−OCO−からなる群より選択される2価の連結基を表す。X2は、単結合または2価の連結基を表す。L1およびL2は、それぞれ独立に、アルキレン基を表し、qは、1〜200の整数を表す。nは、0〜100の整数を表す。〕 - さらに(d)重合開始剤を含むことを特徴とする請求項1に記載のインク組成物。
- 前記(a)重合性化合物がラジカル重合性化合物であり、前記(d)重合開始剤が光ラジカル発生剤であることを特徴とする請求項2に記載のインク組成物。
- 前記(a)重合性化合物がカチオン重合性化合物であり、前記(d)重合開始剤が光酸発生剤であることを特徴とする請求項2に記載のインク組成物。
- インクジェット記録に用いられることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のインク組成物。
- 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のインク組成物を用いて被記録媒体に印字する印字工程、及び、印字後のインク組成物に活性放射線を照射して前記インク組成物を硬化させる硬化工程を含む画像形成方法。
- 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のインク組成物を硬化させてなる画像記録物。
- 被記録媒体上に、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のインク組成物を、インクジェット法により射出して印字した後、活性放射線を照射して前記インク組成物を硬化させてなることを特徴とする請求項7に記載の画像記録物。
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