JP5168121B2 - 発光パネル及び発光パネルの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、発光パネル及び発光パネルの製造方法に関する。
有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、有機EL素子という)はアノードとカソードとの間に有機化合物層が介在した積層構造を為しており、アノードとカソードの間に順バイアス電圧が印加されると有機化合物層において発光する。このような複数の有機EL素子を赤、緑、青の何れかに発光させるサブピクセルとして基板上にマトリクス状に配列し、画像表示を行うエレクトロルミネッセンスディスプレイパネル(以下、ELディスプレイパネルという)が実現されている。
有機化合物層の形成方法としては、例えばインクジェット法のように有機化合物含有液を複数の液滴として塗布する湿式塗布法によって電極に積層するものがある(例えば、特許文献1参照)。またノズルコーティング法といった有機化合物含有液を連続した液流として塗布する方法がある。ノズルコーティング法のようなノズルから有機化合物含有液を流し続ける方法では、例えば次に説明するようにしてELディスプレイパネルを製造されている。
まず、図12、図13に示すように、基板111の表面上に導体膜を成膜し、この導体膜をフォトリソグラフィーによりパターニングし、マトリクス状の画素電極121を形成する。次に、フォトリソグラフィー技術を用いて、画素電極121を囲むように網目状の絶縁膜118を基板111上に形成する。次に、フォトリソグラフィー技術を用いて、絶縁膜118上に画素電極121を1列ずつ囲むように隔壁119を形成する。一方で、有機EL素子の有機化合物層に用いる有機化合物材料を含有させた有機化合物含有液を作成しておく。
そして、有機化合物含有液を流し続けるノズルから隔壁内の画素電極に向けて噴出させることにより、図14、図15に示すように、隔壁内の画素電極に有機化合物含有液123を塗布する。
具体的には、ある隔壁内の画素電極の列の上には、赤色発光用の有機化合物含有液123rが塗布される。その隔壁内の画素電極の列に隣接する一方の列の画素電極の上には、緑色発光用の有機化合物含有液123gが塗布され、他方の列の画素電極の上には、青色発光用の有機化合物含有液123bが塗布される。
このように、赤色発光用、緑色発光用、青色発光用の有機化合物含有液がその順に個別に隔壁内の画素電極上に塗布される。なお、隔壁により、赤、緑、青の各色発光用の有機化合物含有液の混合が防止されている。有機化合物含有液が乾燥することで、有機化合物層が形成される。
その後、気相成長法により対向電極を有機化合物層上に形成する。以上により、画素電極と対向電極との間に有機化合物層を挟み込んだ有機EL素子がマトリクス状に配列される。これらの有機EL素子が赤、緑、青の何れかに発光するサブピクセルとなり、画像表示を行うELディスプレイパネルが製造される。
特開2002−75640号公報
しかし、上述の製造方法では、隔壁の終端部において、図15に示すように、ノズルから噴出される有機化合物含有液123が表面張力により隔壁119に沿って付着するため、隔壁119周辺に、乾燥した有機化合物層に膜厚が厚い部分ができる。一方、有機化合物含有液123が表面張力により隔壁119側に引き寄せられることにより、乾燥させた有機化合物層に膜厚が薄い部分ができる。このように、有機化合物層の膜厚むらが生じるという問題があった。このようなメニスカスはインクジェット法においても同様である。
一方、隔壁119がないと、有機化合物含有液123が基板111の外周部まで流れてしまい、ELディスプレイパネルを駆動するドライバICの基板111上の端子との接続不良となるおそれがある。
本発明の課題は、上述のような隔壁における有機化合物層の膜厚むらを抑えた有機化合物層を形成することができる発光パネルの製造方法及び発光パネルを提供することである。
以上の課題を解決するため、本発明の一の態様によれば、
基板に設けられた複数の第一電極と、少なくとも一層以上の有機化合物層と、第二電極と、を有する発光素子を備えた発光パネルにおいて、
前記発光素子が配列された画素配列領域の外側に設けられた仕切り壁と、
前記画素配列領域に、所定方向に沿って互いに隣接する前記複数の第一電極間に配置され、前記有機化合物層を成膜するための仕切りとなるとともに、互いに離間された複数の隔壁と、
前記画素配列領域と前記仕切り壁との間に配置された凹部と、
前記仕切り壁の外側に設けられたシール材と、
前記仕切り壁と当接するとともに前記シール材によって前記基板と接合された封止基板と、
を備え
前記第二電極は前記隔壁上に形成され、
前記仕切り壁は前記隔壁より高く、前記隔壁と前記封止基板との間には隙間があり、
前記仕切り壁は、前記有機化合物層となる有機化合物含有液が前記凹部から前記仕切り壁の外側に乗り越えることを防止することを特徴とする発光パネルが提供される。
前記有機化合物層の一部は、前記画素配列領域から前記凹部まで形成されていることが好ましい。
前記発光素子は前記基板に設けられた突出層上に形成され、前記凹部は前記突出層と仕切り壁との間に位置しているため、突出層上から前記有機化合物層となる有機化合物含有液が凹部に流れ落ちるので画素配列領域内の前記有機化合物層が仕切り壁によって厚く堆積することがない。
前記仕切り壁は枠状であってもよく、線状であってもよい
本発明の他の態様によれば、
基板に設けられた複数の第一電極と、少なくとも一層以上の有機化合物層と、第二電極と、を有する発光素子を備えた発光パネルの製造方法において、
前記発光素子が配列された画素配列領域に、所定方向に沿って互いに隣接する前記複数の第一電極間に配置され、前記有機化合物層を成膜するための仕切りとなるとともに、互いに離間された複数の隔壁が設けられており、前記画素配列領域の外側に前記隔壁より高い仕切り壁が設けられ、前記画素配列領域と前記仕切り壁との間に凹部が配置されており、
前記画素配列領域内の複数の第一電極上に、前記有機化合物層となる有機化合物含有液を塗布し、前記仕切り壁は、前記有機化合物層となる有機化合物含有液が前記凹部から前記仕切り壁の外側に乗り越えることを防止し、
前記有機化合物層及び前記隔壁上に前記第二電極を形成し、
前記隔壁と前記封止基板との間には隙間があり且つ前記仕切り壁に封止基板を当接した状態で、前記仕切り壁の外側に設けられたシール材を硬化することによって前記基板と前記封止基板とを接合することを特徴とする。
本発明によれば、有機化合物層の膜厚のばらつきを抑えることができる。
以下、本発明を適用した実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。ただし、発明の範囲はこれら図示例に限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1を参照して本実施形態に用いられる塗布装置200について詳細に説明する。塗布装置200は、有機EL素子20の有機化合物層23を基板11に塗布する装置であり、図1に示すように、ヘッドステージ210、ヘッド220、x軸ガイド230、基板ステージ250、及びコントローラ260等からなる。塗布装置200は、有機化合物溶液22を連続して流すノズルコータである。なお、微小の独立した液滴を個々に吐出するインクジェットを用いてもよい。
ここで、有機化合物含有液22とは、有機EL素子20を形成する有機化合物層、例えば、正孔輸送層、赤色発光層、緑色発光層、青色発光層、または、電子輸送層等の各層の材料となる有機化合物材料を溶媒に溶解させた有機化合物溶液、または有機化合物材料を分散媒に分散させた有機化合物分散液である。正孔輸送層としては、PEDOT(ポリエチレンジオキシチオフェン)及びPSS(ポリスチレンスルホン酸)の混合物、発光層としては、共役二重結合高分子発光材料が好ましく、溶媒としては、水や、疎水性の有機溶剤(例えば、キシレン、テトラリン、テトラメチルベンゼン、メシチレン)がある。
以下、有機化合物溶液及び有機化合物分散液を総称して有機化合物含有液とする。
ヘッドステージ210は、コントローラ260から送信される制御信号に応じてx軸ガイド230が案内する方向(x軸方向であり、基板ステージ250の表面の面方向と平行な方向)に移動可能となっている。
ヘッドステージ210には、塗布する液体の種類ごとに複数のヘッド220が取り付けられている(図1では1つのみ図示)。なお、ヘッド220は、同種類の液体を塗布する複数のヘッドであってもよい。ヘッド220には、有機化合物含有液が充填されている。ヘッド220の下端部には、複数のノズルを有する噴射口221が設けられている。各有機化合物含有液は、コントローラ260の指示に応じて各溶液に対応するノズルから所定量ずつ射出される。
基板ステージ250は、ヘッド220の噴射口221の下方に配置されている。基板ステージ250は、コントローラ260から送信される制御信号に応じてy軸方向(x軸方向と直交する方向であり、基板ステージ250の表面の面方向と平行な方向)に移動可能となっている。有機化合物材料を塗布する基板11は、基板ステージ250上に載置される。
コントローラ260は、ヘッドステージ210のx軸方向への移動、基板ステージ250のy軸方向への移動、及び、噴射口221のノズルからの各溶液の射出を制御する。
このような塗布装置200によって有機化合物層23が成膜される有機EL素子20を有するELディスプレイパネル1について説明する。
このELディスプレイパネル1においては、赤、青及び緑の画素PXによって1ドットの画素が構成され、このような画素が画素配列領域全域にマトリクス状に配列されている。
図2は、ELディスプレイパネル1における1つの画素PXの回路図である。図2の水平方向の配列に着目すると赤の画素PX、青の画素PX、緑の画素PXの順に繰り返し配列され、図2の上下方向の配列に着目すると同じ色が一列に配列されている。
このELディスプレイパネル1においては、画素PXに各種の信号を出力するために、複数の走査線41、信号線42及び供給線43が設けられている。走査線41と信号線42とは互いに直交する方向に延在している。
画素PXは、2つのnチャネル型トランジスタ44,45と、キャパシタ46と、を有する画素回路PC及び有機EL素子20を有する。
走査線41はトランジスタ45のゲートに接続されている。トランジスタ45のソース又はドレインの一方は信号線42へ接続され、他方はトランジスタ44のゲート及びキャパシタ46の一方の電極と接続されている。キャパシタ46の他方の電極は、トランジスタ44のソース又はドレインの一方、及び有機EL素子20の画素電極21と接続されている。トランジスタ44のソース又はドレインの他方は、供給線43と接続されている。
2つのnチャネル型トランジスタ44,45及びキャパシタ46は、走査線41、信号線42及び供給線43の入力信号に応じて有機EL素子20に電圧を印加する。
図3はELディスプレイパネル1の平面図であり、図4は図3のIV−IV矢視断面図であり、図5は図3のV−V矢視断面図である。
基板11の上には、ゲート絶縁膜53やトランジスタを覆う保護絶縁膜として機能する単数もしくは複数の絶縁膜からなる絶縁層12が設けられている。基板11と絶縁層12との間及び絶縁層12内には、各有機EL素子20と対応して、有機EL素子の画素電極21(第一電極)に電圧を印加するトランジスタ44やキャパシタ46等の素子(図示せず)、各有機EL素子20に共通する対向電極24(第二電極)と接続される電極端子25が設けられている。さらに、ゲート絶縁膜53下やゲート絶縁膜53上等には、画素回路PCに各種の信号を出力するために、複数の走査線41、信号線42及び供給線43等で構成される配線群14が設けられている。
絶縁層12の上部には、中央に頭頂面が平坦な突出層15、突出層15の外側に枠状の仕切り壁31、仕切り壁31よりも外側に枠状のシール材32が設けられている。シール材32よりも外側の基板11の周縁一辺上には、配線群14のうちの走査線41の端子及び信号線42の端子を有する端子群37が露出するように絶縁層12に開口部51が形成され、外部信号が入力される外部入力端子群38が露出するように絶縁層12に開口部52が形成されている。基板11の周縁一辺上には、駆動ドライバ34の入力端子群40が外部入力端子群38に接続され、駆動ドライバ34の出力端子群39が端子群37に接続するように、駆動ドライバ34がCOG接合されている。つまり、駆動ドライバ34は、走査線41に走査信号を供給する走査ドライバであり、信号線42に表示信号を供給するデータドライバを兼ねている。また、基板11の周縁他辺上には、外部入力端子群38に接続された引き回し配線50の端子群が露出され、これら引き回し配線50の端子群に外部接続配線が形成されたフィルム配線基板33が接続されている。有機化合物層23は、画素電極21のみばかりでなく、突出層15の側壁をつたって突出層15と仕切り壁31との間の凹部13、並びに仕切り壁31の内側壁まで形成されている。
突出層15は、図3に示すように、平面視四角形状であり、表面が平坦で、側壁が傾斜しており、1μm〜15μmの厚さに形成されている。突出層15の上部には、有機EL素子20が縦方向、横方向にそれぞれ規則的に配列されるようにマトリクス状に設けられる。突出層15は感光性樹脂或いは非感光性樹脂を用いて形成することができ、有機EL素子20が基板11側から光を出射するボトムエミッション型であれば、例えばポリイミドのような透明な基材が好ましい。
突出層15には各トランジスタ44に対応してコンタクトホール16が設けられており、コンタクトホール16内には導電材17が充填されている。また、突出層15の上面には、複数の画素電極21が縦方向、横方向に所定の間隔をおいてそれぞれ規則的に配列されるようにマトリクス状に配置される。なお、導電材17なしに、画素電極21を一部コンタクトホール16内に埋設して画素電極21とトランジスタ44とを相互に接続してもよい。画素電極21の厚さは、30nm〜100nmである。
画素電極21は、有機EL素子20がボトムエミッション型の場合、例えば錫ドープ酸化インジウム(ITO)、亜鉛ドープ酸化インジウム、酸化インジウム(In23)、酸化スズ(SnO2)、酸化亜鉛(ZnO)又はカドミウム−錫酸化物(CTO)のような透明導電膜を突出層15上に成膜し、この透明導電膜をフォトリソグラフィーによりパターニングすることにより形成することができる。また、有機EL素子20がトップエミッション型の場合、画素電極21をアルミニウム等の光反射性金属膜、或いは下層に光反射性金属膜、上層に上述の透明導電膜の積層構造としてもよい。
導電材17はトランジスタ44と画素電極21とを導通させる。
また、図5に示すように、突出層15の外周部の所定の位置及びその下方の絶縁層12には、それぞれ対向電極24と接続される電極端子25を露出させる開口部47及び開口部48が設けられている。電極端子25は、基板11の上記周縁他辺上に引き回された引き回し配線49に接続され、引き回し配線49は、上記周縁他辺において、フィルム配線基板33と接続されている。引き回し配線49は、走査線41と同層にて形成される。
図16は引き回し配線49の近傍の拡大図であり、図17は図16のXVII−XVII矢視断面図である。図16、図17に示すように、IC34からの引き回し配線50は信号線42と同層に形成され、ゲート絶縁膜53を介して引き回し配線49上に形成される。
突出層15の上面には、画素電極21よりも厚く、各画素電極21の中央を露出するような複数の開口部を備える網目状の下地絶縁膜18が設けられている。下地絶縁膜18の厚さは、150nm〜300nmである。下地絶縁膜18は、例えば窒化珪素または酸化珪素等を気相成長法によって成膜し、フォトリソグラフィー法、エッチング法を順次行うことで網目状に形成することができる。
下地絶縁膜18の上部には、複数の画素電極21の間に縦方向、横方向のいずれかの方向に平行に隔壁19が設けられる。なお、図3では画素電極21の各列間に突出層15の左右の縁まで達する複数の隔壁19が互いに独立するように平行に設けられている。
隔壁19は、噴射口221のノズルの移動方向(x軸方向)に沿った線形状である。隔壁19は、例えばポリイミド等の感光性樹脂を用いて形成することができる。突出層15と隔壁19とを重ねた厚さは、シール材32の厚さ以下である。
各隔壁19の間には、下地絶縁膜18及び画素電極21の上部に有機化合物層23が形成される。有機化合物層23は、図3の左右両端部において突出層15の側壁の表面及び基板11の上面に至るまで形成されている。有機化合物層23は、有機化合物からなる発光層を少なくとも一層備えており、この発光層以外に他の有機化合物層或いは無機化合物層を備えていてもよい。
ここで、画素電極21を陽極とする場合には、有機化合物層23として、例えば正孔輸送層、発光層の順に形成されていてもよいし、発光層の次に電子輸送層が形成されていてもよいし、正孔輸送層或いは電子輸送層が設けられていなくてもよいし、発光層単層であってもよい。
また、画素電極21を陰極とする場合には、有機化合物層23として、例えば電子輸送層、発光層の順に形成されていてもよいし、発光層の次に正孔輸送層が形成されていてもよいし、電子輸送層が設けられていなくてもよい。また、有機化合物層23を形成する前に、画素電極21上に真空蒸着法等により電子輸送層を形成してもよい。
なお、有機化合物層23はx軸方向に沿って複数の画素電極21上にわたって連続して形成されているが、y軸方向には、それぞれ異なる各有機化合物層23が被膜されている。このようにして、x軸方向に同じ色で発光し、y軸方向に互いに異なる色で発光する複数の有機化合物層23が配列されることによって多色発光とすることができる。
さらに、突出層15の上部には、有機化合物層23、隔壁19及び電極端子25と重なるように、対向電極24が設けられている。対向電極24は、カソード電極である場合、下層には電子注入層と、電子注入層が酸化されることを防止するとともにシート抵抗を下げる上層となる導電膜との積層構造である。
電子注入層は、仕事関数の低い材料、例えば、マグネシウム、カルシウム、リチウム、バリウム、インジウム、希土類金属の少なくとも一種を含む単体又は合金を有することが好ましく、厚さは0.1nm〜50nmの厚さでよい。
ボトムエミッション型の場合、上記導電膜は光反射性の導電膜となり、例えば、アルミニウム、クロム、チタン、ニッケル、タングステン、金、銀、銅の少なくとも一種を含む単体又は合金を有することが好ましい。トップエミッション型の場合、導電膜は光透過性の導電膜となり、例えば、錫ドープ酸化インジウム(ITO)、亜鉛ドープ酸化インジウム、酸化インジウム(In23)、酸化スズ(SnO2)、酸化亜鉛(ZnO)又はカドミウム−錫酸化物(CTO)を有することが好ましい。
画素電極21、有機化合物層23及び対向電極24の積層構造が有機EL素子20であり、有機EL素子20が配列された領域が画素配列領域となる。
仕切り壁31は、例えばポリイミド等の感光性樹脂を用いて形成することができる。仕切り壁31の厚さは、図4に示すように、突出層15よりも厚い。なお、図4では、仕切り壁31の厚さは、突出層15と隔壁19とを重ねた厚さよりも薄いが、突出層15と隔壁19とを重ねた厚さよりも厚くてもよい。仕切り壁31の厚さは、シール材32の厚さ以下である。
隔壁19及び仕切り壁31は、同一の感光性樹脂を用いて同時に形成してもよい。
シール材32は、基板11と封止基板35とを密着させ、内部を封止する。シール材32の厚さは、仕切り壁31の厚さや突出層15と隔壁19とを重ねた厚さと同程度か、それよりも厚い。
封止基板35は、基板11、シール材32とともに有機EL素子20を封止し、水や空気により有機EL素子20が劣化するのを防止する。トップエミッション型の場合、封止基板35はガラス等の透明な材料からなる。なお、図5においては、封止基板35を省略している。
駆動ドライバ34は異方性導電フィルム36を介して配線群14と接続され、トランジスタ44やキャパシタ46等の素子に電力を供給する。
次に、ELディスプレイパネル1の形成方法について説明する。
まず、塗布装置200を用いる前に基板11に突出層15、画素電極21、下地絶縁膜18、隔壁19、仕切り壁31を形成するので、これらを形成する方法について説明する。
まず、基板11上に絶縁層12、トランジスタ44、トランジスタ45やキャパシタ46等の素子、電極端子25、配線群14等を形成する。電極端子は、トランジスタ44、45のゲートとなるゲートメタル層で形成されてもよいし、トランジスタ44、45のソース、ドレインとなるソース−ドレインメタル層で形成されてもよいし、ゲートメタル層及びソース−ドレインメタル層の積層構造であってもよい。絶縁層12には開口部48、51、52が形成されている。また、走査線41及び引き回し配線49は、ゲート絶縁膜53下のゲートメタル層をパターニングすることによって形成され、信号線42及び引き回し配線50は、ゲート絶縁膜53上のソース−ドレインメタル層をパターニングすることによって形成される。次に、絶縁層12の上部に感光性樹脂膜を成膜し、その感光性樹脂膜を露光・現像することによって、突出層15を形成する。ここで、感光性樹脂がポジ型である場合には、基板11の画素配列領域外を露光し、感光性樹脂がネガ型である場合には、画素配列領域内を露光する。このとき、同時にコンタクトホール16を形成することが好ましい。
次に、コンタクトホール16に導電材17が埋設された突出層15の表面上に導電膜を成膜する。次に、その導電膜に対してフォトリソグラフィー法・エッチング法を施すことによって、画素電極21をマトリクス状に配列するようパターニングする。次に、これら画素電極21をコーティングするよう絶縁膜を成膜し、フォトリソグラフィー法・エッチング法によりその絶縁膜の各画素電極21の中央部に重なる箇所を除去することによって、下地絶縁膜18をパターニングする。
次に、下地絶縁膜18及び画素電極21全体を被覆するよう感光性樹脂膜(例えば、感光性ポリイミド膜)を成膜し、その感光性樹脂膜を露光・現像する。これにより、図6、図7に示すように、複数の隔壁19及び仕切り壁31を同時に形成する。
ここで、感光性樹脂がポジ型である場合には、横方向に並んだ画素電極21の列の上を突出層15の左右の縁まで帯状に露光し、感光性樹脂がネガ型である場合には、横方向に並んだ画素電極21の列と列との間の上を突出層15の左右の縁まで帯状に露光する。
なお、隔壁19や仕切り壁31が感光性樹脂ではない高分子材料や、金属材料等である場合には、気相成長法、フォトリソグラフィー法、エッチング法を経て隔壁19や仕切り壁31をパターニングすることができる。
以上のようにして、基板11に絶縁層12、突出層15、画素電極21、下地絶縁膜18、隔壁19を形成したら、塗布装置200によって有機化合物層23を形成する。
すなわち、まず、基板11の突出層15、画素電極21、下地絶縁膜18、隔壁19及び仕切り壁31が形成された面を上にして、基板11を基板ステージ250上に載置する。次いで、コントローラ260によりヘッドステージ210及び基板ステージ250を制御し、図6に示す基板11の仕切り壁31の左辺の内側であって、突出層15と仕切り壁31との間の凹部13上方にヘッド220の噴射口221を配置させてから、ヘッド220の噴射口221から有機化合物含有液22の排出を開始する。このとき、有機化合物含有液22は、凹部13内に流れるので、仕切り壁31の外側に流れ出すことはない。この後、噴射口221から有機化合物含有液22を排出させながら、ヘッドステージ210を移動することによって、基板11上にx軸方向に沿って有機化合物含有液22が流れるように、ヘッド220を相対的に移動させる。このように、隔壁19の間において、x軸方向に沿って並んで配置される複数の画素電極21上及び画素電極21間の下地絶縁膜18上にわたって有機化合物含有液22を連続して塗布し、終端である仕切り壁31の右辺の内側でx軸移動を停止する。次いでヘッド220を相対的にy軸方向に移動してから、今度は逆向きでx軸方向に沿って有機化合物含有液22を流しながら移動し、再び仕切り壁31の左辺の内側でx軸移動を停止する。
この走査を順次繰り返すことによって、画素配列領域全域に有機化合物含有液22を塗布するとともに、有機化合物含有液22を常に仕切り壁31の内側に留まらせ、仕切り壁31の外側に流さない。したがって、有機化合物含有液22或いは有機化合物含有液22を乾燥してなる有機化合物層23が、駆動ドライバ34と接続するための端子群37や外部入力端子群38上に形成されることがなく、フィルム配線基板33が接続される領域上に形成されることがない。さらに、仕切り壁31の外側に位置するシール材32の形成領域にも、有機化合物含有液22或いは有機化合物含有液22を乾燥してなる有機化合物層23が塗布されないので、基板11と封止基板35とを良好に封止することができる。
ここで、有機化合物含有液22は、例えば、PEDOT(ポリエチレンジオキシチオフェン)及びPSS(ポリスチレンスルホン酸)の混合物を含む液体であり、有機化合物含有液22を乾燥することによって正孔輸送層である有機化合物層23を画素電極21に成膜する。
なお、フィルム配線基板33及び駆動ドライバ34が設けられていない基板11の周縁第3の辺側(図6の左辺側)からx軸方向に沿って有機化合物含有液22を排出開始するのであれば、左辺の仕切り壁31の外側に有機化合物含有液22が多少塗布されても、左辺の仕切り壁31の外側に流れる有機化合物含有液22の量は微量であり、有機化合物含有液22が残る領域はフィルム配線基板33及び駆動ドライバ34が接続する辺とは異なるので、有機化合物含有液22がフィルム配線基板33及び駆動ドライバ34にまで及ばず、フィルム配線基板33及び駆動ドライバ34の電気的接続の障害にはならない。
つまり、最初に、基板11の外側でヘッド220で有機化合物含有液22の排出を開始して有機化合物含有液22の単位時間あたりの流量が安定してから、左辺の仕切り壁31を跨ぐようにx軸方向にヘッド220を相対的に移動して有機化合物含有液22を塗布し、最終的に仕切り壁31の内側から外側に跨るようにして基板11の周縁第3の辺側(図6の左辺側)をx軸方向に沿ってヘッド220が相対的に移動したとしても、その間のx軸方向に左から右へのヘッド220の相対的な移動及びx軸方向に右から左へのヘッド220の相対的な移動が仕切り壁31内に限定されているので、基板11の周縁第3の辺において、仕切り壁31の外側で流れる有機化合物含有液22の量は2走査分のみにすぎないのでフィルム配線基板33や駆動ドライバ34の接続不良が発生しない。
次いで、正孔輸送層である有機化合物層23上に、ポリフルオレン等の共役二重結合高分子発光材料を有機溶剤(例えば、キシレン、テトラリン、テトラメチルベンゼン、メシチレン)に溶解した有機化合物含有液22を、上記正孔輸送層となる有機化合物含有液22と同様のヘッド220の走査を行うことによって仕切り壁31内に塗布する。
具体的には、赤、青及び緑のようにy軸方向に互いに異なる色に発光する画素PXとするために、2つの隔壁19の間に挟まれる所定の一列の画素電極21上及び画素電極21間の下地絶縁膜18上に連続するように、塗布装置200のヘッド220をx軸方向に移動させながら噴射口221が同一の有機化合物含有液22を三列おきに塗布し、隔壁19を挟んで隣り合う他の列の画素電極21及び下地絶縁膜18上には、当該所定の一列の噴射口221と異なる噴射口221が、当該所定の一列の有機化合物層23と異なる色に発光する有機化合物層23となる有機化合物含有液22を三列おきに塗布する。
例えば、隣接する隔壁19間に挟まれたある一列並びに当該列に対して三列おきの複数の列の画素電極21上及び下地絶縁膜18上に、赤色発光用の有機化合物含有液22rを同時に塗布し、乾燥する。次いで、赤色発光用の有機化合物含有液22rが塗布された列に隣接する一方の列並びに当該列に対して三列おきの複数の列の画素電極21上及び下地絶縁膜18上に、緑色発光用の有機化合物含有液22gを同時に塗布し、乾燥する。そして、赤色発光用の有機化合物含有液22rが塗布された列並びに当該列に対して三列おきの複数の列の画素電極21上及び下地絶縁膜18上に、青色発光用の有機化合物含有液22bを同時に塗布し、乾燥する。
このとき、隔壁19が突出層15の両端まで延在しているため、各色の発光用の有機化合物含有液22r,22g,22bは、隣接する他の発光層用の有機化合物含有液22と突出層15上(画素配列領域内)で混合することがない。また、突出層15により画素配列領域と外周部との間に凹部13に相当する段差が十分に形成されているため、凹部13に溜められた乾燥前の有機化合物含有液22の混合液が段差を乗り越えて画素配列領域に逆流することはない。
また、突出層15の外側に枠状の仕切り壁31が設けられているので、乾燥前の有機化合物含有液22の混合液が仕切り壁31の外部まで広がることはない。
有機化合物含有液22は下地絶縁膜18の網目内の画素電極21上に溜まり、余剰の有機化合物含有液22は下地絶縁膜18を乗り越えて突出層15の外周部に流れ落ちる。つまり、ある列の複数の画素電極21のうち、両端の画素電極21(図3の左右側の仕切り壁31にそれぞれ近接する画素電極21)のそれぞれと対向する仕切り壁31との間には隔壁19がないので、隔壁19の側壁における有機化合物含有液22の吸い上げがなくなり、両端の画素電極21上に形成される有機化合物層23が、中央付近の画素電極21上の有機化合物層23と比べて厚く堆積されることがなく、均等な厚さに成膜でき、表示特性を均一化できる。なお、下地絶縁膜18の厚さは、画素電極21上に溜まった有機化合物含有液22から溶媒を除去したときに形成される有機化合物層23の厚さを考慮して設定されている。
その後、有機化合物含有液22を乾燥させて溶媒を除去することで、図8、図9に示すように、有機化合物層23が形成される。
このように、隔壁19による有機化合物含有液22の吸い上げがないばかりでなく、塗布された有機化合物含有液22の余分量を突出層15から基板11の外周部へ流し落とすので、列の両端において、有機化合物含有液22の液面の高さに偏りが小さくなり、有機化合物含有液22の隔壁19との接触面積が小さくなる。このため、隔壁19における表面張力が小さくなり、有機化合物層23の膜厚のばらつきを抑えることができる。
また、仕切り壁31により、絶縁層12上の仕切り壁31よりも外側に乾燥前の有機化合物含有液22の混合液が広がるのを防止することができる。このため、絶縁層12上のシール材32や異方性導電フィルム36を貼り付ける場所に有機化合物含有液22が付着することがない。
有機化合物層23を形成したら、有機化合物層23上に対向電極24を形成する。対向電極24は真空蒸着法等により形成することができる。
これにより、画素電極21と対向電極との間に有機化合物層23を挟み込んだ有機EL素子20が突出層15上にマトリクス状に形成される。
その後、仕切り壁31よりも外側に枠状のシール材32を形成し、シール材32により封止基板35を接合する。ここで、シール材32は仕切り壁31よりも高く形成されているため、仕切り壁31の高さにばらつきがあったとしても、仕切り壁31が封止基板35に接しないので、ELディスプレイパネル1面内で基板11と封止基板35との間の距離を均等にすることができる。また、シール材32よりも外側に、異方性導電フィルム36を介してフィルム配線基板33や、駆動ドライバ34が取り付けられ、配線群14と接続される。
以上により、ELディスプレイパネル1が完成する。
本実施形態によれば、画素電極21の列が線形状の隔壁19により仕切られているので、各列毎に異なる種類の有機化合物含有液22を塗布しても、異なる種類の有機化合物含有液22が画素配列領域で混合することがない。また、余剰の有機化合物含有液22が隔壁19が設けられていない左右両側より下地絶縁膜18を乗り越えて突出層15の外周部に流出するので、有機化合物層の膜厚のばらつきを抑えることができる。
また、基板11の突出層15が設けられた画素配列領域よりも外に位置する外周部は、突出層15よりも低くなっているので、有機化合物含有液22が突出層15の傾斜した側面に沿って外周部に速やかに流出し、さらに他の有機化合物含有液22と混合した混合液が画素配列領域内へ再び流入することを防ぐことができる。
さらに、絶縁層12上の仕切り壁31よりも外側に乾燥前の有機化合物含有液22の混合液が広がるのを防止するため、絶縁層12上のシール材32や異方性導電フィルム36を貼り付ける場所に有機化合物含有液22が付着することがなく、接合性や封止信頼性が低下することを防止することができる。
なお、以上の実施形態においては、仕切り壁31の厚さを、突出層15と隔壁19とを重ねた厚さよりも薄く、シール材32の厚さよりも薄くしていたが、図10に示すように突出層15と隔壁19とを重ねた厚さよりも厚く、かつシール材32と同程度の厚さとしてもよい。この場合、封止基板35を仕切り壁31に当接させて位置決めをしてから、シール材32により封止基板35と基板11とを接合することができる。ただし、未硬化のシール材32で接合する際に、既に硬化している仕切り壁31が基板11と封止基板35との間の距離を一定にするギャップ材として機能することができる。このため、シール材32内にギャップ材を含有させなくてもよい。また、仕切り壁31がシール材として機能するので画素配列領域を二重に封止することができる。
なお、上記実施形態では、ヘッドステージ210をx軸方向に移動しながら有機化合物含有液22を塗布したが、ヘッドステージ210をy軸方向に移動させ、基板ステージ250をx軸方向に移動させる機構とし、ヘッドステージ210の位置を固定して基板ステージ250をx軸方向に移動させて有機化合物含有液22を塗布してもよい。このとき、x軸方向への走査が一度完了したらヘッドステージ210がy軸方向に移動し、再び基板ステージ250をx軸方向に移動させて有機化合物含有液22を塗布することによって平面的に有機化合物含有液22を塗布することができる。
また上記実施形態では、仕切り壁31が画素配列領域の外側において画素配列領域の周囲四辺を取り囲んでいるが、ヘッド220がx軸方向に相対的に移動するので、図11に示すように、x軸方向と直交するy軸方向に沿った二辺にのみ仕切り壁31が設けられていれば、有機化合物含有液22を仕切ることができ、また画素配列領域と仕切り壁31との間の凹部13によって、画素配列領域内の有機化合物含有液22が、仕切り壁31のメニスカスによって厚さに偏りを生じることがない。
本発明の実施に用いられる塗布装置200の概略構成図である。 本発明の実施形態に係るELディスプレイパネル1における1つの画素PXの回路図である。 ELディスプレイパネル1の平面図である。 図3のIV−IV矢視断面図である。 図3のV−V矢視断面図である。 製造途中のELディスプレイパネル1を示す平面図である。 図6のVII−VII矢視断面図である。 製造途中のELディスプレイパネル1を示す平面図である。 図8のIX−IX矢視断面図である。 本発明の他の形態に係るELディスプレイパネルを示す図4に相当する断面図である。 本発明の変形例を示すELディスプレイパネル1の平面図である。 従来のELディスプレイパネルに用いられる基板111の平面図である。 図12のXIII−XIII矢視断面図である。 有機化合物含有液123が塗布された図12の基板111の平面図である。 図14のXV−XV矢視断面図である。 引き回し配線49の近傍の拡大図である。 図16のXVII−XVII矢視断面図である。
符号の説明
1 ELディスプレイパネル(発光パネル)
11 基板
15 突出層
19 隔壁
21 画素電極
23 有機化合物層
31 仕切り壁
32 シール材
35 封止基板

Claims (6)

  1. 基板に設けられた複数の第一電極と、少なくとも一層以上の有機化合物層と、第二電極と、を有する発光素子を備えた発光パネルにおいて、
    前記発光素子が配列された画素配列領域の外側に設けられた仕切り壁と、
    前記画素配列領域に、所定方向に沿って互いに隣接する前記複数の第一電極間に配置され、前記有機化合物層を成膜するための仕切りとなるとともに、互いに離間された複数の隔壁と、
    前記画素配列領域と前記仕切り壁との間に配置された凹部と、
    前記仕切り壁の外側に設けられたシール材と、
    前記仕切り壁と当接するとともに前記シール材によって前記基板と接合された封止基板と、
    を備え
    前記第二電極は前記隔壁上に形成され、
    前記仕切り壁は前記隔壁より高く、前記隔壁と前記封止基板との間には隙間があり、
    前記仕切り壁は、前記有機化合物層となる有機化合物含有液が前記凹部から前記仕切り壁の外側に乗り越えることを防止することを特徴とする発光パネル。
  2. 前記有機化合物層の一部は、前記画素配列領域から前記凹部まで形成されていることを特徴とする請求項1記載の発光パネル。
  3. 前記発光素子は前記基板に設けられた突出層上に形成され、前記凹部は前記突出層と仕切り壁との間に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の発光パネル。
  4. 前記仕切り壁は枠状であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発光パネル。
  5. 前記仕切り壁は線状であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発光パネル。
  6. 基板に設けられた複数の第一電極と、少なくとも一層以上の有機化合物層と、第二電極と、を有する発光素子を備えた発光パネルの製造方法において、
    前記発光素子が配列された画素配列領域に、所定方向に沿って互いに隣接する前記複数の第一電極間に配置され、前記有機化合物層を成膜するための仕切りとなるとともに、互いに離間された複数の隔壁が設けられており、前記画素配列領域の外側に前記隔壁より高い仕切り壁が設けられ、前記画素配列領域と前記仕切り壁との間に凹部が配置されており、
    前記画素配列領域内の複数の第一電極上に、前記有機化合物層となる有機化合物含有液を塗布し、前記仕切り壁は、前記有機化合物層となる有機化合物含有液が前記凹部から前記仕切り壁の外側に乗り越えることを防止し、
    前記有機化合物層及び前記隔壁上に前記第二電極を形成し、
    前記隔壁と前記封止基板との間には隙間があり且つ前記仕切り壁に封止基板を当接した状態で、前記仕切り壁の外側に設けられたシール材を硬化することによって前記基板と前記封止基板とを接合することを特徴とする発光パネルの製造方法。
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