JP5159054B2 - 直動転がり案内ユニット - Google Patents

直動転がり案内ユニット

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Description

この発明は、スライダをトラックレールに沿って摺動する直動転がり案内ユニットに関する。
この種の直動転がり案内ユニットとしては、本願出願人が既に特許文献1に示す出願をしている。この出願に係る発明は、スライダとトラックレールとの間に形成される隙間から、スライダ内にダストが進入するのを防ぐため、スライダ側に鉤部材を設けるとともに、この鉤部材に下面シールを掛け渡すようにしたものである。
そして、下面シールの取り付け構造を簡素化することによって、下面シールをスライダに取り付けたり、あるいはスライダから取り外したりする際の作業効率を向上させている。
また、上記の直動転がり案内ユニットによれば、下面シールに弾性力をもたせるとともに、下面シールを鉤部材に弾性変形させて固定するので、下面シールが使用中にスライダから簡単に脱落することがなく、確実に下面シールを保持することができる。
特願2005−129127
上記の直動転がり案内ユニットによれば、通常の使用状態においては、下面シールがスライダから脱落するおそれがほとんどないが、これは、スライダをトラックレールに組み付けた状態では、下面シールに外力が作用することがほとんどないためである。つまり、下面シールに外力が作用しなければ、下面シールの取り付け構造を簡素化しながらも、使用中にしっかりと下面シールを保持することができるのである。
ところが、スライダをトラックレールに組み付ける際に、作業ミスにより下面シールがスライダから脱落してしまうことがあった。
すなわち、スライダとトラックレールとは厳密な寸法関係を維持するとともに、スライダが保持する下面シールがトラックレールに対して圧接するので、スライダをトラックレールに組み付ける際には、トラックレールの端部から下面シールを押し込まなければならない。
また、トラックレールにスライダを組み付ける際には、通常、スライダを手で保持しながら組み付けることとなるが、上記したようにスライダを押し込むとなると、場合によってはスライダを保持する指に力が入ってしまう。
このような場合には、下面シールに対して、それをトラックレール側に向かって上方に押し上げる力が作用することとなる。
ところが、上記の直動転がり案内ユニットにおいては、使用中に下面シールが脱落するのを防ぐことを目的とするとともに、下面シールの着脱を容易にするために構造を簡素化させている。また、この簡素化した構造においては、下面シールがトラックレール側に押し上げられるという事態を想定していない。そのため、下面シールに対して、それをトラックレール側に押し上げる力が作用すると、下面シールがスライダから簡単に脱落してしまい、スライダをトラックレールに組み付ける作業効率が悪くなるとともに、結局、下面シールの着脱作業の効率化が減殺されてしまうという問題があった。
この発明の目的は、スライダをトラックレールに組み付ける場合にも下面シールがスライダから脱落しない直動転がり案内ユニットを提供することである。
この発明は、トラックレールに沿って摺動するとともにケーシングの両端に一対のエンドキャップを設け、転動体が転動するガイド溝が上記エンドキャップを経由してエンドレスになる構成にしたスライダと、上記エンドキャップ間に掛け渡した一対の下面シールとを備え、上記エンドキャップには掛止部材を突出して設ける一方、上記下面シールには嵌合孔を形成し、この嵌合孔に上記掛止部材を嵌めることによって、下面シールをトラックレールとスライダとに接しさせて保持し、上記スライダのガイド溝内にダスト等が入るのを防止する構成にした直動転がり案内ユニットを前提とする。
上記の構成を前提として、第1の発明は、上記掛止部材が、スライダの摺動方向に平行な一対の面を備えるとともに、一方の面をトラックレール側に対向させ、他方の面をトラックレールとは反対側に位置させた突条部を有し、この突条部には、トラックレール側に突出させた内側鉤部と、トラックレールとは反対側に突出させた外側鉤部とを上記スライダの摺動方向に位相をずらして設ける構成としている。
一方、上記下面シールは、芯金の周囲を弾性体で覆ってなり、上記芯金には、内側鉤部と外側鉤部とにわたる長さを長手方向に保持した貫通孔部を形成するとともに、この貫通孔部は、上記内側鉤部に対応する部分を、上記内側鉤部および突条部の合計厚さよりも幅広にした拡幅部とし、外側鉤部に対応する部分を、上記拡幅部よりも幅狭にするとともに、上記外側鉤部および突条部の合計厚さよりも幅広にした幅狭部とする一方、この芯金を弾性体で覆った状態で、弾性体には、上記貫通孔部に対応した穴が形成されるとともに、この穴の周囲には、上記貫通孔部よりも穴の内側に突出する弾性リップ部が形成され、この弾性リップ部の内縁で鉤部挿入孔部が形成され、これら貫通孔部と上記鉤部挿入孔部とが相まって上記嵌合孔を構成する。
そして、上記嵌合孔に上記内側鉤部を掛け止めた状態から上記掛止部材を嵌合孔に圧入したとき、上記突条部が弾性変形しながら上記嵌合孔を貫通する一方、上記外側鉤部が嵌合孔を貫通したとき、上記突条部がもとの形状に復帰して、上記内側鉤部と外側鉤部とが上記下面シールを保持する構成にした点を特徴とする。
の発明は、上記内側鉤部に対応する突条部の部分には、トラックレール側に突出する厚肉部を設けた点に特徴を有する。
第1の発明によれば、ダストの進入を防ぐ下面シールを簡単に取り付けることができる構造にしたので、下面シールの着脱作業を効率化することができる。
しかも、外側鉤部を、突条部を挟んで内側鉤部とは反対方向に突出させたので、下面シールに対して、それをトラックレール側上方に押し上げる力が作用した場合にも外側鉤部が、しっかりと下面シールを保持する。
したがって、スライダをトラックレールに組み付ける際にも、下面シールがスライダから脱落しにくくなり、スライダをトラックレールに組み付ける作業効率を向上することができる。
さらに、下面シールに芯金を設けたので、下面シールの強度を確保することができる。また、芯金の周囲を弾性体で覆うとともに、弾性体に設けたリップ部の内縁で鉤部挿入孔部を構成したので、嵌合孔を密封してダスト等の侵入を確実に防止するだけでなく、弾性体の弾性力で両鉤部をしっかりと保持することができる。したがって、使用時および組み付け時のいずれの場合にも、スライダから下面シールが脱落することなく、下面シールを確実に保持することができる。
の発明によれば、内側鉤部に対応する突条部の部分に、トラックレール側に突出する厚肉部を設けたので、掛止部材を嵌合孔に嵌合する際や、トラックレールから反力が作用した際にも、突条部が折れたり破損したりせず、確実に下面シールを保持することができる。
そして、下面シールをしっかりと保持することができるので、ガイド溝内にダストが侵入しないように、下面シールをトラックレールにしっかりと圧接させることができる。
図1〜図12を用いてこの発明の実施形態について説明する。
図1は、公知な直動転がり案内ユニットであるが、トラックレールR上を走行するスライダSは、ケーシングcと、このケーシングcの両側に設けた一対のエンドキャップ1,1と、このエンドキャップ1,1の外側に設けた一対のエンドシール2,2とを備えている。
上記スライダSには、エンドキャップ1,1を経由するガイド溝をエンドレスに構成するとともに、このエンドレスにしたガイド溝に、ボールや円筒ころ等の転動体3を組み込んでいる。なお、これら転動体3が、トラックレールRの上側軌道面4,4と下側軌道面5,5上を転動しながら、スライダSをトラックレールRに沿ってスムーズに走行させる。
そして、上記軌道面4,4および5,5のうち、特に下側軌道面5,5および、この下側軌道面5,5を走行する転動体3の部分にダストが侵入すると、転動体3のスムーズな転がりが阻害される。そこで、下側軌道面5,5と、転動体3との間にダストの侵入を防止するために下面シール6を設けている。この下面シール6は、上記下側軌道面5,5に対向するスライダSの両側であって、ケーシングcに形成した切削加工逃げ用の斜面7に沿って設けているが、以下には、それら両側における下面シール6,6およびその取り付け構造全体を、同一符号を付して説明する。
図2に示すように、スライダSのエンドキャップ1には、ケーシングcに形成した斜面7と一致する斜面8を形成している。そして、この斜面8には、下面シール6を掛け止めるための掛止部材Fを突出させているが、その具体的な形状について図3,4を用いて説明する。
図3に示すように、掛止部材Fは、エンドキャップ1に形成した斜面8から垂直に突出する突条部9を備える。この突条部9は、図4に示すように、エンドキャップ1の厚さ方向、すなわち、トラックレールRにスライダSを組み込んだとき、スライダSが摺動する摺動方向(図4中x方向)に、平行な一対の面9a,9bを備える。そして、突条部9のうち一方の面9aを、トラックレールR側に対向させるとともに、他方の面9bをトラックレールRとは反対側に位置させている。
また、上記突条部9における面9aのケーシングc側端部には、内側鉤部10をトラックレールR側に突出させるとともに、上記突条部9における面9bの他端には、外側鉤部11をトラックレールRとは反対側に突出させている。このように、上記両鉤部10,11は、突条部9の長さ方向、つまり、スライダSの摺動方向に位相をずらして設けている。
上記突条部9は、スライダSの摺動方向と直交する方向に厚さL3を有するとともに、上記内側鉤部10に対応する部分には、面9aからトラックレールR側に厚さL4の厚肉部を確保している。
また、突条部9のトラックレールR側に対向する面であって、内側鉤部10に対応する部分を内側鉤部対向面10aとし、突条部9のトラックレールRとは反対側に対向する面であって、外側鉤部11に対応する部分を外側鉤部対向面11aとする。
そして、内側鉤部10であって、エンドキャップ1の斜面8に対向する面を内側保持面10bとし、外側鉤部11であって、エンドキャップ1の斜面8に対向する面を外側保持面11bとする。
なお、上記外側鉤部11は、突条部9の面9bからトラックレールRとは反対側に長さL2だけ突出させており、内側鉤部10は、突条部9の面9aから、厚さL1だけ突出させている。
上記のように突条部9、内側鉤部10、および外側鉤部11からなる掛止部材Fは、下面シール6に設けた後述する嵌合孔を保持することによって、下面シール6をエンドキャップ1に固定するが、下面シール6の構成について図5〜9を用いて説明する。
図5に示すように、下面シール6は、後述する芯金12の周囲を弾性体13で覆うとともに、その長手方向長さを、上記スライダSの摺動方向長さとほぼ等しくして、その長手方向両端部分に、穴14,14を形成している。そして、図6に示すように、下面シール6の断面形状は、幅方向の一方(図中右側)に傾斜させ、先端に向かって徐々に先細りになるようにするとともに、その先端部分にスライダ側リップ部15を形成している。
一方、下面シール6の幅方向であって、上記スライダ側リップ部15と反対側(図中左側)には、スライダ側リップ部15と突出レベルを等しくするエンドキャップ側リップ部16を形成している。ただし、このエンドキャップ側リップ部16の長手方向長さは、エンドキャップ1,1の厚さ(スライダSの摺動方向厚さ)とほぼ等しくしている。
また、上記エンドキャップ側リップ部16と同じ側であって、下面シール6の厚さ方向上側(図中上側)には、下面シール6の長手方向に沿って、トラックレール側リップ部17を設けている(図5参照)。
そして、下面シール6は、芯金12の周囲を弾性体13で覆ってなること上記したとおりであるが、芯金12と掛止部材Fとの寸法関係および相対位置関係について、図7,8を用いて説明する。
図7,8には、弾性体13で覆う前の芯金12と、上記掛止部材Fとの関係を示しているが、この芯金12の長手方向両端部には、貫通孔部18を形成している。この貫通孔部18は、掛止部材Fを構成する突条部9の長手方向長さ、言い換えれば、内側鉤部10と外側鉤部11とにわたる長さを長手方向に保持している。
そして、貫通孔部18は、内側鉤部10に対応する拡幅部18aと、外側鉤部11に対応する幅狭部18bとからなるが、上記拡幅部18aの幅L10は、内側鉤部10に対応する部分における突条部9の厚さと、内側鉤部10の突出厚さとの合計厚さL3+L4+L1よりも幅広にしている。また、上記幅狭部18bの幅L11は、外側鉤部11に対応する部分における突条部9の厚さと、外側鉤部11の突出厚さとの合計厚さL3+L2よりも幅広にしている。ただし、幅狭部18bの幅L11は、拡幅部18aの幅L10よりも幅狭にしている。
また、図7に示すように、両鉤部10,11の両保持面10b,11bに、芯金12の表面を掛け止めた状態で、拡幅部18aにおける突条部9の面9b側、幅狭部18bにおける突条部9の面9a側に空間ができる寸法関係を維持している。
そして、図9に示すように、上記の構成からなる芯金12を弾性体13で覆ったとき、貫通孔部18に対応するように、弾性体13に穴14を形成している。この穴14の周囲には、上記貫通孔部18よりも内側に突出する弾性リップ部19(図中斜線部分)を形成するとともに、この弾性リップ部19の内縁で鉤部挿入孔部20を形成している。
この鉤部挿入孔部20は、図9に示すとおり、下面シール6の長手方向に沿って細長に形成されているが、芯金12を覆っている分だけ、貫通孔部18の長手方向長さよりも僅かに短くなっている。また、鉤部挿入孔部20の幅L12は、掛止部材Fを構成する突条部9の厚さL3よりも僅かに小さくして、密封効果を出すようにしている。
そして、芯金12に形成した貫通孔部18と、弾性体13に形成した鉤部挿入孔部20とが相まって、この発明の嵌合孔を構成するが、このように、貫通孔部18よりも内側に突出する弾性リップ部19を設けることで、嵌合孔からダスト等が侵入するのを防止するようにしている。
ただし、上記拡幅部18aであって、内側鉤部10の内側鉤部対向面10aに対向する部分(拡幅部18aの図中左側)には弾性リップ部19をほとんど形成しておらず、芯金12が露出するようにして、係止力を大きくしている。したがって、鉤部挿入孔部20であって、内側鉤部10に対応する部分には、幅広部20aが形成されるとともに、掛止部材Fを鉤部挿入孔部20に嵌めたとき、この幅広部20aに突条部9の厚肉部が嵌ることになる。
また、上記幅狭部18bであって、外側鉤部11の外側鉤部対向面11aに対向する部分(幅狭部18bの図中右側)にも弾性リップ部19をほとんど形成しておらず、芯金12が露出するようにしている。したがって、幅狭部18bのトラックレールRと反対側(図中右側)においては、貫通孔部18と鉤部挿入孔部20とが面一になっている。
次に、図10〜12に基づいて、下面シール6をスライダSに取り付ける手順を説明する。
図10に示すように、スライダ側リップ部15およびエンドキャップ側リップ部16を、エンドキャップ1に形成した斜面8側に向けた状態で、掛止部材Fを下面シール6に設けた嵌合孔(鉤部挿入孔部20および貫通孔部18)に挿通させる。
このとき、図11に示すように、エンドキャップ側リップ部16をエンドキャップ1の斜面8に押し付けるとともに、内側鉤部10が芯金12の貫通孔部18を挿通するように、掛止部材Fを嵌合孔(鉤部挿入孔部20)にはめ込む。
すると、突条部9が、弾性リップ部19を強制的に退避させながら、言い換えれば、弾性体13に形成した鉤部挿入孔部20を広げながら、当該鉤部挿入孔部20に徐々に進入していく。つまり、図7に示したとおり、貫通孔部18の拡幅部18aの幅L10は、内側鉤部10と突条部9との合計厚さL1+L3+L4よりも大きいので、掛止部材Fを嵌合孔に押し込めば、掛止部材Fが、弾性体13の穴14周縁に突出する弾性リップ部19を退避させながら進入することができるのである。
そして、内側鉤部10の内側保持面10bを、芯金12における拡幅部18aに引っ掛けたら、下面シール6を図11中、時計方向に回すようにして、今度は外側鉤部11を芯金12における幅狭部18bに圧入する。
このとき、図7に示したように、幅狭部18bの幅L11は、外側鉤部11と突条部9との合計厚さL2+L3よりも大きく、しかも、スライダSの摺動方向に長さを有している。したがって、内側保持面10bを拡幅部18aに掛け止めた状態から、下面シール6を時計方向に回して、掛止部材F(外側鉤部11)を嵌合孔に対して押し込むと、突条部9を含む外側鉤部11が弾性変形するとともに、弾性リップ部19を退避させながら嵌合孔に進入する。言い換えれば、下面シール6に設けた嵌合孔(貫通孔部18および鉤部挿入孔部20)に、内側鉤部10を掛け止めた状態で、外側鉤部11を弾性変形させて嵌合する。外側鉤部11は、嵌合孔を貫通すると再び弾性変形するとともに、もとの形状に復帰して、外側保持面11bが芯金12の表面を保持することとなる。このように、両鉤部10,11が芯金12を保持することによって、下面シール6が掛止部材Fに保持されることとなる。
このように、両鉤部10,11が嵌合孔を貫通して下面シール6を保持した状態では、突条部9の両面9a,9b(両鉤部対向面10a,11a)を弾性リップ部19が密封するように作用している。
つまり、弾性リップ部19は、下面シール6をエンドキャップ1に固定する際には、掛止部材Fによって速やかに退避し、下面シール6をエンドキャップ1に固定した後には、その弾性力で掛止部材Fをしっかり密封固着するように作用することとなる。
このように、上記実施形態によれば、下面シール6をスライダSに固定したとき、スライダ側リップ部15およびエンドキャップ側リップ部16が、エンドキャップ1の斜面8およびスライダSの斜面7に圧接する。この状態で、スライダSをトラックレールRに組み付ければ、図12に示すように、トラックレール側リップ部17がトラックレールRの側面に接するので、トラックレールRとスライダSとの隙間からガイド溝内にダストが侵入するのを防ぐことができる。
そして、この下面シール6は、エンドキャップ1に簡単に取り付けることができるので、下面シール6の着脱作業を効率化することができる。
また、下面シール6に芯金12を設けたので、下面シール6の強度を確保することができるとともに、この芯金12に両鉤部10,11が掛け止まるようにしたので、両鉤部10,11が下面シール6をしっかりと保持することができる。
さらに、外側鉤部11を、突条部9を挟んで内側鉤部10とは反対方向に突出させたので、下面シール6に対して、それをトラックレールR側上方に押し上げる力が作用した場合にも外側鉤部11が、しっかりと下面シール6を保持する。
したがって、スライダSをトラックレールRに組み付ける際にも、下面シール6がスライダSから脱落しにくくなり、スライダSをトラックレールRに組み付ける作業効率を向上することができる。
また、芯金12に設ける貫通孔部18であって、拡幅部18aの幅L10を、内側鉤部10および突条部9の合計厚さL1+L3+L4よりも幅広にし、幅狭部18bの幅L11を、外側鉤部11および突条部9の合計厚さL2+L3よりも幅広にしたので、芯金12に両鉤部10,11が当たらないようにして、下面シール6を取り付けることができる。したがって、下面シール6を取り付ける際に、両鉤部10,11が破損するおそれがない。
なお、上記実施形態においては、突条部9における内側鉤部10に対応する部分に厚肉部を形成している。したがって、掛止部材Fを下面シール6の嵌合孔に嵌合する際や、トラックレール側リップ部17から内側鉤部10に反力が作用した際にも、突条部9が折れたり破損したりせず、確実に下面シール6を保持することができる。
この実施形態の直動転がり案内ユニットを示す図である。 エンドキャップの側面図である。 エンドキャップの部分拡大図である。 掛止部材を表す図である。 下面シールの斜視図である。 図5におけるVI―VI線断面図である。 芯金の貫通孔部に掛止部材をはめ込んだ状態を示す斜視図である。 芯金の貫通孔部に掛止部材をはめ込んだ状態を示す平面図である。 弾性体で芯金を覆った状態を示す図である。 掛止部材に下面シールを固定する第1段階を示す図である。 掛止部材に下面シールを固定する第2段階を示す図である。 掛止部材に下面シールを固定する第3段階を示す図である。
符号の説明
1 エンドキャップ
3 転動体
6 下面シール
7,8 斜面
9 突条部
9a,9b 突条部の面
10 内側鉤部
11 外側鉤部
12 芯金
13 弾性体
14 穴
18 貫通孔部
18a 拡幅部
18b 幅狭部
19 弾性リップ部
20 鉤部挿入孔部
c ケーシング
F 掛止部材
R トラックレール
S スライダ

Claims (2)

  1. トラックレールに沿って摺動するとともにケーシングの両端に一対のエンドキャップを設け、転動体が転動するガイド溝が上記エンドキャップを経由してエンドレスになる構成にしたスライダと、上記エンドキャップ間に掛け渡した一対の下面シールとを備え、上記エンドキャップには掛止部材を突出して設ける一方、上記下面シールには嵌合孔を形成し、この嵌合孔に上記掛止部材を嵌めることによって、下面シールをトラックレールとスライダとに接しさせて保持し、上記スライダのガイド溝内にダスト等が入るのを防止する構成にした直動転がり案内ユニットにおいて、上記掛止部材は、スライダの摺動方向に平行な一対の面を備えるとともに、一方の面をトラックレール側に対向させ、他方の面をトラックレールとは反対側に位置させた突条部を有し、この突条部には、トラックレール側に突出させた内側鉤部と、トラックレールとは反対側に突出させた外側鉤部とを上記スライダの摺動方向に位相をずらして設け、上記下面シールは、芯金の周囲を弾性体で覆ってなり、上記芯金には、上記内側鉤部と上記外側鉤部とにわたる長さを長手方向に保持した貫通孔部を形成し、この貫通孔部は、上記内側鉤部に対応する部分を、上記内側鉤部および突条部の合計厚さよりも幅広にした拡幅部とし、外側鉤部に対応する部分を、上記拡幅部よりも幅狭であって上記外側鉤部および突条部の合計厚さよりも幅広にした幅狭部とする一方、この芯金を覆った弾性体には、上記貫通孔部に対応した穴が形成されるとともに、この穴の周囲には、上記貫通孔部よりも穴の内側に突出する弾性リップ部が形成され、この弾性リップ部の内縁で鉤部挿入孔部が形成され、これら貫通孔部と上記鉤部挿入孔部とが相まって上記嵌合孔を構成するとともに、この嵌合孔に上記内側鉤部を掛け止めた状態から上記掛止部材を嵌合孔に圧入したとき、上記突条部が弾性変形しながら上記嵌合孔を貫通する一方、上記外側鉤部が嵌合孔を貫通したとき、上記突条部がもとの形状に復帰して、上記内側鉤部と外側鉤部とが上記下面シールを保持する構成にした直動転がり案内ユニット。
  2. 上記内側鉤部に対応する突条部の部分には、トラックレール側に突出する厚肉部を設けた請求項1に記載の直動転がり案内ユニット。
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