JP5158120B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は洗濯液の汚れに応じて洗い、すすぎ運転の動作制御をおこなう洗濯機に関するものである。
従来、この種の洗濯機は、洗濯液の濁度を検知し洗浄状態を検知する方法がとられた(例えば、特許文献1参照)。
また、濁度を検知したのち、一時洗濯機を停止し再運転した場合に濁度検出器の感度を再調整する制御が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、衣類から離脱した汚れによる洗濯水の濁度の変化か、またリント等の浮遊物による濁度変化かの検出を誤ることのないように、濁度の誤検知を回避するような構成が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
図5は、特許文献1に記載された洗濯機の洗濯過程における出力の電圧変化を示した図である。図5に示すように、洗濯が進むにつれて衣類から汚れが脱落して洗濯液の濁度が増加し、出力電圧が増加していき濁度変化が安定した状態を検出して洗濯終了を検知するものである。
図6は、特許文献2に記載された洗濯機の制御動作フローチャートである。図6に示すように、洗濯動作の途中において、一時停止手段から停止信号が入ると、洗濯動作を停止し、さらに再運転された場合、この時点で濁度検出器はその時の濁度に応じて感度を再度自動調整することにより、その後の濁度変化を正確に検出するものである。
図7は、特許文献3に記載された洗濯機の濁度変化を示す図である。
濁度センサー検知部分にリントが入って、時刻T2で濁度センサーの出力が大きく低下したときのことを示しており、この場合、時刻T1に対する洗濯水の濁度変化の演算値ΔVT´は正常時のそれΔVT より大きく、このため、洗い行程の実行時間は、終了時刻T4が示すように、正常時のそれ(終了時刻T3)より誤って長く設定される。
この設定された終了時刻T4より所定時間まえから濁度検知を実施し変化率が所定値以下ならば洗い行程を終了させる。
即ち、洗濯水の実際の濁度は正常時の出力が示すとおりで、誤った終了時刻T4 を待たずとも早々に終了レベル判定がなされるから、それをその終了時刻T4 の所定時間(例えば2分)前から始める終了レベル判定のチェックを実施することにより、最短では終了時刻T4の所定時間前(例えば時刻T3)で洗い行程を終了させることができるから、洗い過ぎることを避けることができるという提案である。
特開昭57−66793号公報 特開昭61−159998号公報 特開平6−279号公報
しかしながら、このような従来の構成では、濁度の検知につき、洗濯当初に洗濯兼脱水槽に定格水位まで給水をした状態で行うことを前提としている。即ち洗濯水には洗剤が溶解した状態であり、また、洗濯水に溶出する汚れも含めた初期状態を検知するもので、検知に時間がかかり、かつ検知精度に課題があった。
また、洗剤種類を検知し洗剤の種類に応じて以降の洗濯やすすぎ行程を設定する制御方法は、定格水位まで給水して濁度検知をするという従来の構成では困難となる。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、洗剤の種類の検知や、濁度検知を早期に行うととともに検知精度の向上により、洗いやすすぎ行程の時間短縮や省エネルギーを達成しうる洗濯機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の洗濯機は、筐体内に弾性的に吊支した外槽と、前記外槽内に回転自在に支持された内槽と、前記内槽の内底部に設けられたパルセータと、前記内槽または前記パルセータを回転駆動する駆動手段と、前記筺体上部に設けた給水弁と、前記外槽底部に連通する排水ダクトと、前記排水ダクトを介して前記外槽から排水させる排水弁と、前記排水ダクトに設けられ光線の透過度合により洗濯液の濁度を検知する濁度検知手段と、前記パルセータの外周部上面よりも低い位置で前記外槽にけた導電率検知手段と、前記給水弁と前記排水ダクトを連結する洗浄ホースと、前記駆動手段、前記給水弁などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記給水弁を所定時間動作させて前記洗浄ホースを介して前記排水ダクト内に給水した水道水の濁度を前記濁度検知手段により検知した後、前記導電率検知手段にて水位を検知すると給水を停止し前記パルセータの外周部上面よりも低い水位にて洗剤を含む洗濯液の濁度を検知し、前記水道水の濁度と前記洗剤を含む洗濯液の濁度を比較することにより洗剤の種類を判定するようにしたものである。
これにより、洗剤種類の判定や濁度検知を早期に精度よく行うことにより、洗い行程やすすぎ行程の時間や回数の設定を適切に行い、洗いやすすぎ行程の時間短縮や省エネルギーにつなげることができる。
本発明の洗濯機は、洗剤種類の判定や濁度検知を早期に精度よく行うことにより、洗い行程やすすぎ行程の時間や回数の設定を適切に行い、洗いやすすぎ行程の時間短縮や省エネルギーにつなげることができる。
本発明の実施の形態1における洗濯機の縦断面図 同洗濯機のブロック回路図 同洗濯機の洗いから脱水までのシーケンスを示す図 同洗濯機の洗いからすすぎまでのフローチャート 従来の洗濯機(特許文献1)の洗濯過程における出力電圧の変化を示す濁度変化図 従来の洗濯機(特許文献2)の動作説明図 従来の洗濯機(特許文献3)の洗濯水の濁度変化を示す図
第1の発明は、筐体内に弾性的に吊支した外槽と、前記外槽内に回転自在に支持された内槽と、前記内槽の内底部に設けられたパルセータと、前記内槽または前記パルセータを回転駆動する駆動手段と、前記筺体上部に設けた給水弁と、前記外槽底部に連通する排水ダクトと、前記排水ダクトを介して前記外槽から排水させる排水弁と、前記排水ダクトに設けられ光線の透過度合により洗濯液の濁度を検知する濁度検知手段と、前記パルセータの外周部上面よりも低い位置で前記外槽にけた導電率検知手段と、前記給水弁と前記排水ダクトを連結する洗浄ホースと、前記駆動手段、前記給水弁などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記給水弁を所定時間動作させて前記洗浄ホースを介して前記排水ダクト内に給水した水道水の濁度を前記濁度検知手段により検知した後、前記導電率検知手段にて水位を検知すると給水を停止し前記パルセータの外周部上面よりも低い水位にて洗剤を含む洗濯液の濁度を検知し、前記水道水の濁度と前記洗剤を含む洗濯液の濁度を比較することにより洗剤の種類を判定することにより、衣類から汚れ成分が洗濯水にさほど溶出していない状態で洗剤の種類判定をすることができるので、信頼性の高い判定ができ、以降の洗い行程やすすぎ行程の時間や回数の設定を適切に行い、洗いやすすぎ行程の時間短縮や省エネルギーにつなげることができる。
第2の発明は、特に、上記第1の発明において、制御手段は、洗剤の種類を判定した後、設定された定格水位より低い水位で洗剤を攪拌する高濃度洗剤攪拌後の洗濯液の濁度を検知することにより、洗い行程の早い段階で汚れ度合いを判定することができるので、以降の行程の時間短縮制御が可能になり、それにより、洗いやすすぎ行程の時間短縮や省エネルギーにつなげることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における洗濯機の縦断面図、図2は、同洗濯機のブロック回路図である。
図1において、筐体41は、内部に複数のサスペンション42によって弾性的に吊り下げた外槽43を設け、脱水時の振動をサスペンション42によって吸収する構成としている。外槽43の内部には、衣類および乾燥対象物を収容する内槽44を中空で2重構造とした洗濯・脱水軸45を中心に回転可能に配設し、内槽44の内底部に衣類や乾燥対象物を撹拌するパルセータ46を回転自在に配設している。
また、内槽44の内部周壁には脱水時の水抜き穴であって兼通気孔44aを多数設けるとともに、上方には流体バランサ47を設けている。モータ(駆動手段)48は、外槽43の外底部に取り付け、洗濯または脱水時に回転力の伝達を洗濯・脱水軸45に切り換えるクラッチ49と洗濯・脱水軸45を介して、内槽44またはパルセータ46に連結している。パルセータ46は外周部に傾斜面50を有する略鍋型の形状をし、撹拌用突出部51を形成し、洗濯行程時に衣類が攪拌されるとともに、乾燥行程において、乾燥対象物をパルセータ46の回転による遠心力で傾斜面に沿って上方へと舞い上がりやすくしている。つまり、衣類は攪拌により、左右(回転方向)に入れ替わるとともに、上下にも入れ替わるという動きをするように構成されている。
乾燥機能の熱交換ダクト52は、循環する湿った温風(循環風)を除湿するもので、一端を、接続ダクト53を介して外槽43の下部に設けた排水経路口54に接続し、他端を、温風循環経路57の入り口側で、乾燥用ファン55の下部に位置する循環風受け室59の一端に接続している。
乾燥用ファン55の上部には、ヒータ56が設けられ、温風循環経路57の出口側は、温風噴出孔60を有する上部蛇腹状ホース58に接続されており、循環風受け室59から内槽44へ繋がり循環する温風循環経路57を構成し、この温風循環経路57を含めた前記各部品にて、温風送風手段61を構成している。
温風循環経路57の入り口側には、温度検知手段62が、出口側には温度検知手段63が設けられ、乾燥行程時の循環風温度を検知している。
循環風受け室59内には、フィルター64が設けられており、循環風は、このフィルター64を通って循環しており、フィルター64で、衣類から発生した糸くずなどを捕集している。
外槽43には、外槽43の上面を気密的に覆う外槽カバー65を設けており、この外槽カバー65に伸縮自在の上部蛇腹状ホース58からの温風噴出孔60を開口している。また、外槽カバー65に中蓋66を開閉自在に設け、衣類を出し入れするようにしている。
筺体41の上部は、略中央部に衣類投入口67を有する上部枠体68が装着されており、衣類投入口67を覆うように外蓋69が開閉自在に設けられている。
また、上部枠体68後部内方には、温風送風手段61や給水弁70などを装着した支持部材71が設けられている。
給水弁70は、2個以上の水路が開閉可能な複数弁構成とし、水道水あるいは風呂水吸水機構(図示せず)等から供給され、一方の水路は弁の開面積または洗浄ホース72側の吐出口面積を小さくして小流量の水が流れる構成で、洗浄ホース72にて外槽43外底部の排水ダクト75に形成された洗浄パイプ77に接続し、他方の水路は弁の開面積または給水ホース73側の吐出口面積を大きくして大流量で水が流れる構成で、給水ホース73にて支持部材71に設けた注水部材(図示せず)等を介して内槽44に洗濯水として給水可能に接続される。
外槽43の底部には、外槽43内の水を排水する排水弁74を設け、前記排水ダクト75を介して熱交換ダクト52と接続ダクト53とに接続し、接続ダクト53と熱交換ダクト52からの排水を排水ダクト75、排水弁74に導き、排水ホース76から機外へ排水するようにしている。また、排水ダクト75には、給水弁70に配管された洗浄ホース72の一端が接続された洗浄パイプ77が形成されている。
また、排水ダクト75には、排水弁74の上流であって排水ダクトの底部近傍の位置に、光線を発光・受光させ、その透過度合、変化率により洗濯水の濁度を検知し、衣類の汚れ度合いを検知する濁度検知手段92が取り付けられている。
外槽43の底部近傍には、洗濯水の導電率を検知して、水の有無や洗剤の種類を検知する一対の電極94を有する導電率検知手段78が設けられており、外槽43の底部近傍でパルセータ46外周部上面より下方にあるため、パルセータ46の回転による水流の影響を受けにくく、安定して導電率を検知することができる。
また、外槽43の外周側壁にはエアートラップ95を構成し、空気管96にて圧力センサーなどで構成された水位検知手段90に連接し、外槽43内部に給水された洗濯水の水圧により複数段の水位を検知する事が出来る。
冷却用送風機79は、筺体41の側面に取り付け、筺体41の内部に外槽43、熱交換ダクト52などを冷却するように送風できるよう構成している。
制御装置80は、一体集中的に形成するとともに、筺体41の背面部(裏カバー)81に略垂直に配設し、制御装置80の下側に冷却用送風機79を設けている。また、制御装置80は、カバー82にて覆われ保護されている。
上部枠体68の前面部には、入力設定手段83と、図2にて後述する表示手段84とで構成される操作表示部85が設けられている。
図2のブロック回路図において、制御装置80は、負荷駆動手段86を介して、モータ(駆動手段)48、クラッチ49や、温風送風手段61を構成する乾燥用ファン55およびヒータ56、排水弁74、冷却用送風機(冷却手段)79、給水弁70などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各行程および除菌・脱臭行程を制御する制御手段87を有している。
制御手段87は、マイクロコンピュータなどで構成し、商用電源88から、電源スイッチ89のONにより電力が供給されて動作を始め、布量検知手段93、水位検知手段90、温度検知手段62、63の出力を入力し、入力設定手段83にて使用者の入力により設定された内容に基づいて、表示手段84に設定内容を表示するとともに、双方向サイリスタ、リレーなどで構成した負荷駆動手段86を介して、モータ48、クラッチ49、乾燥用ファン55、ヒータ56、排水弁74、冷却用送風機79、給水弁70、吸水ポンプ91などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各行程を制御する。また、入力設定手段83と表示手段84とで、操作表示部85を構成している。
また、制御手段87は、導電率検知手段78から得られる洗濯液の導電率や、濁度検知手段92から得られる光線透過度合、およびその変化率をもとに、洗濯水の有無や洗剤の種類、衣類の汚れ度合いなどを検知し、各行程を制御する。
そして、制御手段87は、乾燥行程にて、温度検知手段63により検知した温度が第1の所定温度(たとえば、110℃)に達したとき、ヒータ56をオフし、そのときの温度検知手段62による温度から第2の所定温度(たとえば、2k)が下がったとき、ヒータ56を動作させて循環風の温度を調節するよう構成している。
上記構成において、洗濯、すすぎ、脱水から乾燥行程の基本的な動作を説明する。
図3は、本発明の実施の形態1における洗濯機の洗い〜脱水のシーケンス表を示すものであり、図4は、洗い〜すすぎ制御のフローチャートである。
洗い行程では、使用者が外蓋69を開け、中蓋66を開けて、内槽44に衣類を投入し、入力設定手段83にて運転コースを設定して運転を開始する(S101)と、布量検知定手段93にて投入された布量を検知(S102)し、制御手段87にて布量に応じた水位、洗剤量の決定および以降のシーケンスの仮決定をし、表示手段84にて表示する(S103)。
同時に、小流量の給水弁70が動作して洗浄ホース72側へ給水が開始され(給水b)、洗浄パイプ77から排水ダクト75内に、排水ダクト75が満たされる程度の水量が所定時間の間に給水される(S104)。そして濁度検知のD0判定(S105)が行なわれ、給水された水道水の濁度が、濁度検知手段92にて検知され、そのデータが制御手段87に入力される。
ここで、大流量の給水弁70を動作させ、給水ホース73を介して内槽44内に水道水を給水すると(給水a)、水道水は汚れた衣類を通過して排水ダクト75へ溜まるので、衣類の汚れにより正確な水道水の濁度が検知されないが、洗浄パイプ77側から少量給水する(給水b)ので、衣類の汚れ等が混入せずに正確な濁度が検知できる。
なお、水位は、ランク1からランク9まで順に水位が高くなるように設定されており、ランク3までがパルセータ46の外周部上面よりも低い水位であり、また、ランク4からランク9までが布量に応じて、後述する通常の洗い攪拌b、すすぎ攪拌cが行なわれる水位であり、ランク9が最高水位である。なお、図3、図4は、布量が多く、ランク9の高水位を設定するように検知された場合の例を示している。
そして、使用者がその洗剤量表示に応じて洗剤を投入する(S106)と、あるいは、図示は無いが、洗剤が自動的に投入されると、給水bにて、つまり小流量の給水弁70が動作して洗浄ホース72、洗浄パイプ77を介して、排水ダクト75、接続ダクト53を通り、下側から槽内へランク1まで給水される(S107)。ランク1は、パルセータ46の外周部上面よりも略100mm低く、導電率検知手段78が水に浸かる水位であり、導電率検知手段78にて水位が検知され(S108)、給水が停止する(S109)。
なお、既述の水位検知手段90は、外槽43に設けたエアートラップ95で受圧した水圧を検知するという、洗濯機に一般的に採用されている安価な方式であるが、この方式では、パルセータ46外周上面より略100mmも低い最低ランクの水位を正確に検知することは、水圧が非常に小さいために困難である。しかし、導電率検知手段78にて検知することにより、水が導電率検知手段78の一対の電極94に触れた時点で、最低ランク(ランク1)の水位になったことを正確に検知することができる。
次に、排水弁74は閉じた状態で、伝達機構部のクラッチ49を脱水側に切り換えて、モータ48の動力を、脱水軸を介し内槽44に伝達して回転させ、内槽44とパルセータ46を一緒に100r/min前後の低速で回転させる(槽回転動作)(S110)。これにより槽内の洗濯液は、遠心力の作用で内槽44と外槽43の間をゆっくりと回転し、洗濯液が衣類の汚れに付着することなく、洗剤が十分に溶解させる。そして、停止して濁度検知のD1判定(S111)が行なわれ、洗濯液の洗剤による濁度の初期値が濁度検知手段92にて検知され、そのデータが制御手段87に入力され、粉末洗剤か、液体洗剤かなどの洗剤の種類がD1とD0の比較(D1−D0)によって判定される(S112)。
次に、ランク2まで給水をしながら、排水弁74は閉じた状態で、伝達機構部のクラッチ49を脱水側に切り換えて、モータ48の動力を、脱水軸を介し内槽44に伝達して回転させ、内槽44とパルセータ46を一緒に、上記よりさらに低速の35r/min前後で回転させる(給水&槽回転)。そして、停止した後、ランク3まで給水して(S113)、伝達機構部のクラッチ49によりモータ48の動力を、洗濯軸を介してパルセータ46に伝達し、パルセータ46が回転するという攪拌aを行ない、さらに、ランク5まで給水して(S114)、攪拌aを行なう(S115)。これらの給水時のランク2以上の複数の水位検知は、圧力式の水位検知手段90にて行われる。
これらの動作により、定格水位(ここでは布量検知により設定されたランク9の水位)より低い水位で、この場合は、最高水位(ランク9)より4ランク下の水位で、いわゆる洗剤高濃度攪拌が行なわれ、泡立ちも十分になされ、衣類の汚れも洗濯液中に溶出される。そして、停止して濁度検知のD2判定が行なわれ(S116)、洗濯液の濁度が、濁度検知手段92にて検知され、衣類の汚れが多いか、少ないかというデータが制御手段87に入力され、上記のD0判定、D1判定の値と合わせて演算される(S117)。
その演算結果により、洗い攪拌b(S119)の時間短縮が可能かどうか、および、すすぎ行程でのすすぎ攪拌c(S123)の時間短縮が可能かどうかが決定され、以降のシーケンスが決定される。すなわち、液体洗剤であると判定された場合には、液体洗剤は泡切れがよいので検知された布量によって一旦決定されたすすぎ時間を短縮またはすすぎ回数を減らすことができ、衣類の汚れが所定よりも少ないと判定された場合には、検知された布量によって一旦決定された洗い行程における洗い攪拌bの時間を短縮させることができる。
シーケンスが決定されると、大流量の給水弁70を動作させ、給水ホース73を介して内槽44内に給水が始まり、定格水位まで、図3の場合は最高水位(ランク9)まで給水される(S118)。給水が終わると、決定された時間の洗い攪拌b(S119)が始まり、パルセータ46が回転することで、衣類がパルセータ46の攪拌用突出部11に引っかかり、中心部へ引き込まれる。内槽44の中心下層部の衣類は、引き込まれた衣類により、内槽44の上層部へ押し上げられる。このようにして内槽44内の衣類を撹拌して、衣類同士、または内槽44の内壁やパルセータ46との接触により作用する機械力と、水流力により行われ、衣類に含まれた汚れは洗濯水中に溶出し洗濯水の濁度が、順次変化していく。
所定の定格水位(ランク6〜9)で洗い行程の洗い攪拌bが開始された後も濁度検知手段92にて洗濯液の濁度検知のD3判定(S120)を行い、D2にて判定した検知による制御が合理性を有するかどうかの検証をおこない(S121)、以降の洗濯時間(S122)やすすぎ回数や時間の補正(S123)(S124)を行うことができる。
上述した各ステップの判定(D0〜D3)と検知内容、水位検知手段、および水位の関連を下記に表1にまとめる。
Figure 0005158120
次行程の、すすぎ(1)行程では、排水弁74を開いて内槽44内の水を排水ホース76より排水した後、伝達機構部のクラッチ49を脱水側に切り換えて、モータ48の動力を、脱水軸を介し内槽44に伝達して回転させ、衣類に遠心力を与えることにより、水分を衣類から分離することで行う。そして、モータ48、クラッチ49がOFFになった後、給水aにて、大流量の給水弁70を動作させ、高水位まで給水し、再度モータ48が駆動し、衣類から洗剤液を出すためのすすぎ攪拌cが開始される。
すすぎ(2)行程、つまり最終すすぎ行程では、すすぎ(1)と同様に排水と脱水が行なわれ、それが終わった後に、すすぎ攪拌cが開始される。
なお、上記すすぎ(1)行程は、衣類の汚れ程度や衣類の量により、省略することができるようになっている。
脱水行程では、すすぎ終了後、排水弁74を開いて内槽44内の水を排水ホース76より排水した後、伝達機構部のクラッチ49を脱水側に切り換えて、モータ48の動力を、脱水軸を介し内槽44に伝達して回転させ、衣類に遠心力を与えることにより、水分を衣類から分離することで行う。
図3のシーケンス表には省略しているが、乾燥行程では、クラッチ49を洗濯側に切り換えてモータ48を駆動してパルセータ46に伝達し、パルセータ46を急速に正転、反転することで、脱水後に内槽44の内壁に張り付いた衣類を引き剥がす。つぎに、パルセータ46を正転、反転させて撹拌用突出部11で衣類を引っかけて撹拌しながら、乾燥用ファン55とヒータ56などからなる温風送風手段61により温風を温風噴出孔60に送る。温風噴出孔60より内槽44に吹き込まれた温風は、衣類から水分を蒸発させた後、内槽44から外槽43の内側へ出た後、排水経路口54より接続ダクト53を通過して、熱交換ダクト52へ至る。
衣類の水分を奪って湿気を含んだ温風が、外槽43の内壁や熱交換ダクト52内を通過しているとき、筺体41の側面に設置した冷却送風機79による外部空気の流入で、外槽43や熱交換ダクト52の外壁は冷却されることになり、その内部では、水分の結露が起こり、湿った温風は除湿されて、循環風受け室59へ入り、フィルター64を通過してから乾燥用ファン55へ戻る。この循環路で温風を循環させることにより、内槽44内の衣類を乾燥させることができる。
以上のように、本実施の形態においては、表1に示すように制御手段は、予め排水ダクト内部だけに水道水を供給して濁度検知手段により水道水の濁度を検知(D0)し、洗剤が投入された後、給水弁を動作させて、接続する洗浄ホース、排水ダクトを介して外槽の下側から外槽内に給水した、パルセータ外周上面より低い最低ランク水位(ランク1)の衣類の汚れを含まない洗濯水を、外槽の低い位置に設置した導電率検知手段にて検知するとともに、濁度検知手段にて、その最低ランク水位での洗濯液の濁度を検知(D1)し、D0検知数値とD1検知数値より、液体洗剤あるいは粉末洗剤が有する特有の電解質などの濁度比較より洗剤の種類判定をするようにしたものである。
これにより、衣類から汚れ成分が洗濯水にほとんど溶出していない状態で洗剤の種類判定をすることができるので、短い時間で正確に、洗剤の種類判定が行ない、以降の行程の制御を行なうことができる。
なお、洗濯機に採用される水位検知手段は、外槽に設けたエアートラップで受圧した水圧を検知するという圧力センサー方式が一般的であり、複数の水位検知をおこなう点では有効な機能であるが、水圧により検知する為、パルセータ外周上面よりさらに低い水位を正確に検知することは、水圧が非常に小さいために困難である。しかし、上記の構成のように、本実施の形態では導電率検知手段にて検知することにより、水が導電率検知手段の電極に触れた時点で、最低ランクの水位に到達したことを正確に検知するようにしたので、衣類及び衣類に付着した汚れに接触しない状態の洗剤液の検知を可能とした。
また、制御手段は、表1のD2判定欄に示すように、濁度検知手段にて、定格水位より低い水位(ランク2,3)で洗剤の高濃度攪拌後において衣類からの汚れが溶出した状態の洗濯液の濁度を検知(D2)するようにしたものである。
これにより、従来のように定格水位まで時間を掛けて洗濯水を給水して濁度を検知するのではなく、行程の早い段階で、濁度を検知して汚れ度合いを判定し、洗い時間やすすぎ時間の最適時間、すすぎ回数等の設定をすることができるので、以降の行程の時間短縮制御が可能になり、それにより、省エネルギーを達成することができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、衣類から汚れ成分が洗濯水に溶出していない状態で洗剤の種類判定をし、定格水位より低い水位で洗濯液の濁度を検知することが可能となるので、ドラム式洗濯機等各種の洗濯機等の用途にも適用できる。
43 外槽
44 内槽
46 パルセータ
48 モータ(駆動手段)
53 接続ダクト
68 上部枠体
70 給水弁
71 支持部材
72 洗浄ホース
74 排水弁
75 排水ダクト
78 導電率検知手段
87 制御手段
90 水位検知手段
92 濁度検知手段
95 エアートラップ

Claims (2)

  1. 筐体内に弾性的に吊支した外槽と、前記外槽内に回転自在に支持された内槽と、前記内槽の内底部に設けられたパルセータと、前記内槽または前記パルセータを回転駆動する駆動手段と、前記筺体上部に設けた給水弁と、前記外槽底部に連通する排水ダクトと、前記排水ダクトを介して前記外槽から排水させる排水弁と、前記排水ダクトに設けられ光線の透過度合により洗濯液の濁度を検知する濁度検知手段と、前記パルセータの外周部上面よりも低い位置で前記外槽にけた導電率検知手段と、前記給水弁と前記排水ダクトを連結する洗浄ホースと、前記駆動手段、前記給水弁などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記給水弁を所定時間動作させて前記洗浄ホースを介して前記排水ダクト内に給水した水道水の濁度を前記濁度検知手段により検知した後、前記導電率検知手段にて水位を検知すると給水を停止し前記パルセータの外周部上面よりも低い水位にて洗剤を含む洗濯液の濁度を検知し、前記水道水の濁度と前記洗剤を含む洗濯液の濁度を比較することにより洗剤の種類を判定するようにした洗濯機。
  2. 前記制御手段は、洗剤の種類を判定した後、設定された定格水位より低い水位で洗剤を攪拌する高濃度洗剤攪拌後の洗濯液の濁度を検知するようにした請求項1記載の洗濯機。
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