JP2013090811A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】濁度検知機能の低下を防ぎ、安定した洗浄効果の全自動洗濯機を提供すること。
【解決手段】内槽44の内壁に設けた循環水路カバー93と、内槽44と循環水路カバー93とで構成され、パルセータ46裏面側と連通している循環水路96と、循環水路96の上部に設けたリントフィルタ94と、内槽44またはパルセータ46を回転駆動する駆動手段48と、赤外線の透過度合により洗濯液の濁度を検知する濁度検知手段92と、一連の行程を逐次制御する制御手段87とを備え、制御手段87は、濁度検知手段92により一定時間毎に赤外線透過度合いに対する出力信号値を取得し、連続する出力信号値の変化率が所定値以上の場合に、駆動手段48によるパルセータ46の回転時限のON時間を長くすることにより、リントフィルタ94によるリント捕集を増加させて、濁度検知手段92へのリント付着を防止し、検知機能の低下を防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗濯液の汚れに応じて洗い、すすぎ運転などの動作制御をおこなう全自動の洗濯機に関するものである。
従来、この種の洗濯機においては、光センサにより洗濯液の光透過度を検知し、その変化率により汚れの落ち度合いを検知し運転制御を行うものが提案されてきた(例えば、特許文献1参照)。
図6は、特許文献1に記載された従来の洗濯機の縦断面構成図、図7は同洗濯機の制御を示す要部のフローチャートを示すものである。
図6において、内底部に撹拌翼7を配される洗濯槽1を収納する受け筒2の排水口に、光センサを用いて洗濯液の透過度を検知する透過度検知手段3が設けられている。この透過度検知手段3は、入力部、出力部、演算制御部よりなる第1の制御手段3’により、検知した透過度を電圧変換される。第1の制御手段3’は、この電圧値により、撹拌翼7を駆動するモータ6を、モータ駆動手段5を介して駆動させる。
洗濯槽1と、受け筒2の間の洗濯液の導電率検知手段4は、洗剤のタイプを判別し、入力部、出力部、演算制御部よりなる第2の制御手段4’により、モータ駆動手段5を介して、モータ6を駆動させる。
図7において、ステップ8で洗濯が開始されて、一定時間経過するとステップ9で透過度検知手段3により洗濯液透過度を検知する。次に、ステップ10で透過度の変化量が設定値以下になると、洗濯が終了検知を行い、その後、ステップ11で導電率検知手段4により導電率検知が行われ、ステップ12で液体洗剤か粉末洗剤かの判別が行われる。粉末洗剤であれば、ステップ14で洗濯行程が終了し、液体洗剤であれば、ステップ13で洗濯時間が所定時間(t分)延長された後、ステップ14で洗濯行程が終了する。
特開昭63−154196号公報
しかしながら、前記従来の構成では、透過度検知手段には、洗濯液中の汚れが、例えばリント(糸くず)が少しずつ付着していき、光の透過が悪くなり誤検知するという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、洗濯液濁度検知手段(光センサ)の検知機能の低下を防止し、衣類の洗浄制御を的確に行なうことを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、筐体内に弾性的に吊支した外槽と、前記外槽内に回転自在に支持された内槽と、前記内槽の内底部に設けられたパルセータと、前記パルセータ裏面側と連通している循環水路と、前記循環水路の上部に設けたリントフィルタと、前記内槽または前記パルセータを回転駆動する駆動手段と、前記外槽底部に設けられた接続ダクトと、前記接続ダクトを介して外槽と前記内槽内に温風を供給する温風送風手段を連結する熱交換ダクトと、前記接続ダクトに接続された排水ダクトと、前記排水ダクトを介して前記接続ダクトと前記熱交換ダクトに接続された排水弁と、前記排水ダクトに設けられた赤外線透過部と、赤外線の透過度合により洗濯液の濁度を検知する濁度検知手段と、前記駆動手段、温風送風手段などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記濁度検知手段により一定時間毎に赤外線透過度合いに対する出力信号値を取得し、連続する前記出力信号値の変化率が所定値以上の場合に、前記駆動手段による前記パルセータの回転時限のON時間を長くすることにより、リントフィルタで捕集するリントを増加させ、濁度検知手段の赤外線透過部である薄肉部の内面側にリントが付着するのを防止して、濁度検知手段の検知機能の低下を防止し、衣類の洗浄制御を的確に行なうことができる。
本発明の全自動洗濯機は、洗濯液濁度検知の検知機能の低下を防ぐため、濁度検知が正しく持続され、衣類洗浄の的確な制御を持続することができる。
本発明の実施の形態における全自動洗濯機の縦断面図 同全自動洗濯機のブロック回路図 同全自動洗濯機の排水ダクト部の赤外線透過部を示す断面図 同全自動洗濯機の洗濯〜脱水のシーケンス表 同全自動洗濯機の洗い行程の動作のフローチャート 従来の洗濯機の構成図 同洗濯機の制御を示す要部のフローチャート
第1の発明は、筐体内に弾性的に吊支した外槽と、前記外槽内に回転自在に支持された内槽と、前記内槽の内底部に設けられたパルセータと、前記パルセータ裏面側と連通している循環水路と、前記循環水路の上部に設けたリントフィルタと、前記内槽または前記パルセータを回転駆動する駆動手段と、前記外槽底部に設けられた接続ダクトと、前記接続ダクトを介して外槽と前記内槽内に温風を供給する温風送風手段を連結する熱交換ダクトと、前記接続ダクトに接続された排水ダクトと、前記排水ダクトを介して前記接続ダクトと前記熱交換ダクトに接続された排水弁と、前記排水ダクトに設けられた赤外線透過部と、赤外線の透過度合により洗濯液の濁度を検知する濁度検知手段と、前記駆動手段、温風送風手段などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記濁度検知手段により一定時間毎に赤外線透過度合いに対する出力信号値を取得し、連続する前記出力信号値の変化率が所定値以上の場合に、前記駆動手段による前記パルセータの回転時限のON時間を長くすることにより、リントフィルタで捕集するリントを増加させ、濁度検知手段の赤外線透過部である薄肉部の内面側にリントが付着するのを防止し、前記濁度検知手段の検知機能の低下を防止し、衣類の洗浄制御を的確に行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態における全自動洗濯機の縦断面図、図2は、同全自動洗濯機のブロック回路図である。
図1において、筐体41は、内部に複数のサスペンション42によって弾性的に吊り下げた外槽43を設け、脱水時の振動をサスペンション42によって吸収する構成としている。外槽43の内部には、衣類および乾燥対象物を収容する内槽44を中空で2重構造とした洗濯・脱水軸45を中心に回転可能に配設し、内槽44の内底部に衣類や乾燥対象物を撹拌するパルセータ46を回転自在に配設している。
また、内槽44の内部周壁には、脱水時の水抜き穴、兼乾燥時の通気孔44aを多数設けるとともに、上方には流体バランサ47を設けている。モータ(駆動手段)48は、外槽43の外底部に取り付け、洗濯または脱水時に回転力の伝達を洗濯・脱水軸45に切り換えるクラッチ49と洗濯・脱水軸45を介して、内槽44またはパルセータ46に連結している。パルセータ46は外周部に傾斜面50を有する略鍋型の形状をし、撹拌用突出部51を形成し、洗濯行程時に衣類が撹拌されるとともに、乾燥行程において、乾燥対象物をパルセータ46の回転による遠心力で傾斜面に沿って上方へと舞い上がりやすくしている。つまり、衣類は撹拌により、左右(回転方向)に入れ替わるとともに、上下にも入れ替わるという動きをするように構成されている。
熱交換ダクト52は、循環する湿った温風(循環風)を除湿するもので、一端を接続ダクト53を介して外槽43の下部に設けた排水経路口54に接続し、他端を、温風循環経路57の入り口側で、乾燥用ファン55の下部に位置する循環風受け室59の一端に接続している。
乾燥用ファン55の上部には、ヒータ56が設けられ、温風循環経路57の出口側は、温風噴出孔60を有する上部蛇腹状ホース58に接続されており、循環風受け室59から内槽44へ繋がり循環する温風循環経路57を構成し、この温風循環経路57を含めた前記各部品にて、温風送風手段61を構成している。
温風循環経路57の入り口側には、温度検知手段62が、出口側には温度検知手段63が設けられ、乾燥行程時の循環風温度を検知している。
循環風受け室59内には、フィルタ64が設けられており、循環風は、このフィルタ64を通って循環しており、フィルタ64で、衣類から発生したリントなどを捕集している。
外槽43には、外槽43の上面を気密的に覆う外槽カバー65を設けており、この外槽カバー65に伸縮自在の上部蛇腹状ホース58からの温風噴出孔60を開口している。また、外槽カバー65に中蓋66を開閉自在に設け、衣類を出し入れするようにしている。
筺体41の上部は、略中央部に衣類投入口67を有する上部枠体68が装着されており、衣類投入口67を覆うように外蓋69が開閉自在に設けられている。
また、上部枠体68後部内方には、温風送風手段61や給水弁70などを装着した支持部材71が設けられている。
給水弁70は、2個以上の水路が開閉可能な複数弁構成とし、一つの水路は小流量で洗浄ホース72にて、排水ダクト75に形成された洗浄パイプ77に接続し、他の水路は大流量で給水ホース73にて、支持部材71に設けた注水部材(図示せず)等を介して内槽44に洗濯水として給水可能に接続される。
外槽43の底部には、外槽43内の水を排水する排水弁74を設け、排水ダクト75を介して熱交換ダクト52と接続ダクト53とに接続し、接続ダクト53と熱交換ダクト52からの排水を排水ダクト75、排水弁74に導き、排水ホース76から機外へ排水するようにしている。また、前述のように、排水ダクト75には、給水弁70に配管された洗浄ホース72の一端が接続する洗浄パイプ77が形成されている。
また、排水ダクト75には、排水弁74の上流に、赤外線を発光、受光させ、その透過度合、変化率により洗濯水の濁度を検知し、衣類の汚れ度合いを検知する濁度検知手段92が取り付けられている。
外槽43の外周下部内方には、洗濯水の導電率を検知して、水の有無や洗剤の種類を検知する一対の電極(導電率検知手段)78が設けられており、外槽43の下部でパルセータ46外周部上面より下方にあるため、パルセータ46の回転による水流の影響を受けにくく、安定して導電率を検知することができる。
また、内槽44の内壁に循環水路カバー93を設け、内槽44との間に循環水路96を構成している。循環水路カバー93の下部には循環水路カバー開口部95が形成されて、パルセータ46裏面側と循環水路96が連通しており、上部には内槽44の内部に向けた開口部にリントフィルタ94を設けられており、パルセータ46の回転で起こる水流により循環水が上方に持ち上げられ、網目状のリントフィルタ94で衣類から発生したリント(糸くず)などを捕集するようになっている。
冷却用送風機79は、筺体41の側面に取り付け、筺体41の内部に外槽43、熱交換ダクト52などを冷却するように送風できるよう構成している。
制御装置80は、一体集中的に形成するとともに、筺体41の背面部(裏カバー)81に略垂直に配設し、制御装置80の下側に冷却用送風機79を設けている。また、制御装置80は、カバー82にて覆われ保護されている。
上部枠体68の前面部には、入力設定手段83と、図2にて後述する表示手段84とで構成される操作表示部85が設けられている。
図2のブロック回路図において、制御装置80は、負荷駆動手段86を介して、モータ(駆動手段)48、クラッチ49や、温風送風手段61を構成する乾燥用ファン55およびヒータ56、排水弁74、冷却用送風機(冷却手段)79、給水弁70などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各行程および除菌・脱臭行程を制御する制御手段87を有している。
制御手段87は、マイクロコンピュータなどで構成し、商用電源88から、電源スイッチ89のONにより電力が供給されて動作を始め、水位検知手段90、温度検知手段62、63の出力を入力し、入力設定手段83にて使用者の入力により設定された内容に基づいて、表示手段84に設定内容を表示するとともに、インバータ制御素子、双方向サイリスタ、リレーなどで構成した負荷駆動手段86を介して、モータ(駆動手段)48、クラッチ49、乾燥用ファン55、ヒータ56、排水弁74、冷却用送風機79、給水弁70、吸水ポンプ91などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各行程を制御する。また、入力設定手段83と表示手段84とで、操作表示部85を構成している。
そして、制御手段87は、乾燥行程にて、温度検知手段63により検知した温度が第1の所定温度(たとえば、110℃)に達したとき、ヒータ56をオフし、そのときの温度検知手段62による温度から第2の所定温度(たとえば、2k)が下がったとき、ヒータ56を動作させて循環風の温度を調節するよう構成している。
図3は、排水ダクト部の赤外線透過部を示す断面図である。
排水ダクト75には、前述のように、排水弁74の上流に、赤外線を発光、受光させ、その透過度合、変化率により洗濯水の濁度を検知し、衣類の汚れ度合いを検知する濁度検知手段92が取り付けられている。
また、排水ダクト75に形成した赤外線透過部でもある薄肉部98a、98bを、発光部99から受光部100に赤外線が透過する。
上記構成において、洗い、すすぎ、脱水から乾燥行程の基本的な動作を説明する。
図4は、洗い、すすぎ、脱水行程のシーケンスを示し、図5は、洗い行程の動作のフローチャートを示すものである。
図4において、洗い行程では、外蓋69を開け、中蓋66を開けて、内槽44に衣類と洗剤を投入し、運転を開始すると給水aにて所定の水位まで給水した後、モータ(駆動手段)48を駆動する。このとき、伝達機構部のクラッチ49によりモータ(駆動手段)48の動力を、洗濯軸を介してパルセータ46に伝達し、パルセータ46が回転することで、衣類がパルセータ46の撹拌用突出部11に引っかかり、中心部へ引き込まれる。内槽44の中心下層部の衣類は、引き込まれた衣類により、内槽44の上層部へ押し上げられる。このようにして内槽44内の衣類を撹拌して、衣類同士、または内槽44の内壁やパルセータ46との接触により作用する機械力と、水流力により行われる。洗い動作の詳細については、図5で後述する。
すすぎ(1)行程では、排水弁74を開いて内槽44内の水を排水ホース76より排水した後、伝達機構部のクラッチ49を脱水側に切り換えて、モータ(駆動手段)48の動力を、脱水軸を介し内槽44に伝達して回転させ、衣類に遠心力を与えることにより、水分を衣類から分離することで行う。そして、モータ(駆動手段)48、クラッチ49がOFFになった後、給水aにて所定の水位まで給水し、再度モータ(駆動手段)48が駆動し、衣類から洗剤液を出すための撹拌が開始される。
すすぎ(2)行程、つまり最終すすぎ行程では、すすぎ(1)と同様に排水と脱水が行なわれ、それが終わった後に、給水し、衣類から洗剤液を出すための撹拌が行われる。
なお、上記すすぎ(1)行程は、衣類の汚れ程度や衣類の量により、省略することができるようになっている。
脱水行程では、すすぎ終了後、排水弁74を開いて内槽44内の水を排水ホース76より排水した後、伝達機構部のクラッチ49を脱水側に切り換えて、モータ(駆動手段)48の動力を、脱水軸を介し内槽44に伝達して回転させ、衣類に遠心力を与えることにより、水分を衣類から分離することで行う。そして、洗いから脱水までが終了する。
図5の、洗い行程の動作のフローチャートにおいて、給水が終わりスタートすると、パルセータ46がON0.6秒−OFF1.2秒で左右回転して、洗い動作が行なわれる(ステップS1)。洗い動作中には、濁度検知手段92により洗濯液の透過度が検知され(ステップS2)、一定時間毎に出力値を制御手段87に読み込まれる。そして、今回の値と前回の値との差を検証し、その変化率が所定値以下であるかどうかの演算と検証が行われる(ステップS3)。変化率が所定値以下であれば、異常なく衣類の汚れ除去が行なわれていると判定して、ステップ4に移り、洗い時間が終了かどうかを判定し(ステップS4)、洗い行程が終了(ステップS5)すれば、次工程へ移行する。
上記ステップ3で、今回の値と前回の値の変化率が所定値以上であれば、透過度が急に悪くなったと判定する。つまり、通常であれば、洗い動作の進行により洗濯液の透過度は徐々に悪くなっていくことが実験的に分かっているが、急に悪くなったということは、洗濯液の中にリント(糸くず)が増加して、赤外線の透過を阻害していると判定して、ステップS6へ移行し、パルセータ46の回転時限が、ON1.2秒−OFF2.0秒に変更される。パルセータ46の回転時限が変更されると、ON時間が延びるため、内槽44と循環水路カバー93で構成される循環水路96を通る循環水が増加し、リントフィルタ94で捕集するリントが増加する。これにより、洗濯液中のリントを減少させ、濁度検知手段92の赤外線透過部である薄肉部98a、98bの内面側にリントが付着するのを防止することができる。その後、ステップ7に移り、洗い時間が終了かどうかを判定し、洗い行程が終了(ステップS8)すれば、次工程へ移行する。
なお、図4のシーケンス表には省略しているが、乾燥行程では、クラッチ49を洗濯側に切り換えてモータ(駆動手段)48を駆動してパルセータ46に伝達し、パルセータ46を急速に正転、反転することで、脱水後に内槽44の内壁に張り付いた衣類を引き剥がす。つぎに、パルセータ46を正転、反転させて撹拌用突出部11で衣類を引っかけて撹拌しながら、乾燥用ファン55とヒータ56などからなる温風送風手段61により温風を温風噴出孔60に送る。温風噴出孔60より内槽44に吹き込まれた温風は、衣類から水分を蒸発させた後、内槽44から外槽43の内側へ出た後、排水経路口54より接続ダクト53を通過して、熱交換ダクト52へ至る。
衣類の水分を奪って湿気を含んだ温風が、外槽43の内壁や熱交換ダクト52内を通過しているとき、筺体41の側面に設置した冷却送風機79による外部空気の流入で、外槽43や熱交換ダクト52の外壁は冷却されることになり、その内部では、水分の結露が起こり、湿った温風は除湿されて、循環風受け室59へ入り、フィルタ64を通過してから乾燥用ファン55へ戻る。この循環路で温風を循環させることにより、内槽44内の衣類を乾燥させることができる。
以上のように、洗い行程において撹拌動作を開始した後、一定時間ごとに濁度検知手段の出力値と変化率を演算、検証して、その結果により、リント(糸くず)の発生が増加したとして、パルセータの反転時限を変更し、リントフィルタで捕集するリントを増加させることにより、濁度検知手段の赤外線透過部である薄肉部の内面側にリントが付着するのを防止し、濁度検知手段の検知機能の低下を防止し、衣類の洗浄制御を的確に行なうことができる。
また、すすぎ行程においても、洗い行程と同様に、濁度検知手段による濁度検知と、演算、検証、その結果によるパルセータ回転制御を行なうことにより、濁度検知手段の検知機能の低下を防止し、衣類の洗浄制御を的確に行なうことができる。
以上のように、本発明にかかる全自動洗濯機は、濁度検知することで衣類洗浄の的確な制御が可能となるので、各種の洗濯機等の用途にも適用できる。
43 外槽
44 内槽
46 パルセータ
48 モータ(駆動手段)
52 熱交換ダクト
53 接続ダクト
61 温風送風手段
74 排水弁
75 排水ダクト
87 制御手段
92 濁度検知手段
93 循環水路カバー
94 リントフィルタ
96 循環水路
98a、98b 薄肉部(赤外線透過部)

Claims (1)

  1. 筐体内に弾性的に吊支した外槽と、前記外槽内に回転自在に支持された内槽と、前記内槽の内底部に設けられたパルセータと、前記パルセータ裏面側と連通している循環水路と、前記循環水路の上部に設けたリントフィルタと、前記内槽または前記パルセータを回転駆動する駆動手段と、前記外槽底部に設けられた接続ダクトと、前記接続ダクトを介して外槽と前記内槽内に温風を供給する温風送風手段を連結する熱交換ダクトと、前記接続ダクトに接続された排水ダクトと、前記排水ダクトを介して前記接続ダクトと前記熱交換ダクトに接続された排水弁と、前記排水ダクトに設けられた赤外線透過部と、赤外線の透過度合により洗濯液の濁度を検知する濁度検知手段と、前記駆動手段、温風送風手段などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記濁度検知手段により一定時間毎に赤外線透過度合いに対する出力信号値を取得し、連続する前記出力信号値の変化率が所定値以上の場合に、前記駆動手段による前記パルセータの回転時限のON時間を長くすることを特徴とする洗濯機。
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