JP2018042770A - 洗濯機 - Google Patents

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知隆 八木
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Abstract

【課題】洗剤自動投入機能と汚れ検知機能を持つ洗濯機において、使用水量を抑えつつ、洗濯途中での洗剤の追加投入を行い洗浄性能を向上させる洗濯機を実現する。
【解決手段】二つの洗剤投入経路のうちの片方は洗剤投入装置20と洗剤受け19とを接続する洗剤投入管B22、もう一方は洗剤投入装置20と洗濯液を循環させる循環経路12とを接続する洗剤投入管A21で構成し、制御部16は、洗剤投入管B22を経由して洗剤を投入した後、洗濯工程の途中で濁度センサ17による洗濯液の汚れ検知の結果によって、汚れが多い場合には洗剤投入管A21を経由して洗剤を投入するように洗剤投入装置20を制御することにより、洗剤を洗濯槽に流し込む為の追加の給水を行うことなく、追加した洗剤を含む洗濯液を素早く衣類に浸透させることができ、洗浄性能を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗濯液の状態に応じて洗濯運転を制御する洗濯機に関するものである。
従来、汚れの度合いを洗濯液の濁度を光センサにより検知することで推定し、汚れが多い場合に洗剤を追加する洗濯機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような洗濯機は、洗剤の自動投入装置を備え、洗濯の初期工程において、まず所定の量の洗剤を投入して洗濯を開始した後、洗濯過程の途中で洗濯液の濁度を検知し、濁度が基準設定濁度以上である場合、再び洗剤の自動投入を行わせるというものである。これにより、汚れの多い衣類の洗濯の場合においても、使用者が直接洗剤を加えることによる手間をかけることなく適切な量の洗剤を投入することができ、使い勝手を向上させることができる。
特開平1−181899号公報
しかしながら、このような従来の洗濯機では、洗剤の投入に際しての詳細の内容が開示されているものではなく、洗濯槽の上部から単純に洗剤を追加するのでは、洗剤成分が衣類全体に浸透するまでに時間がかかり、洗剤追加分の洗浄性能の向上が限定的となる。上記は、ドラム式洗濯機のように少ない水量で洗う場合に特に顕著である。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、洗剤自動投入機能を有する洗濯機において、洗濯物の汚れを検知した後に追加の洗剤投入を行う際、追加した洗剤による洗浄性能を向上させつつ、使用する水量を抑えることができる洗濯機を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、洗濯物を収容して回転する洗濯槽と、前記洗濯槽を収容する外槽と、投入された洗剤を給水時に水とともに前記外槽内へ洗剤を流し込む洗剤受けと、前記洗濯槽を駆動するモータと、前記外槽の下部に接続されて洗濯液を取り込む取水管と、前記洗濯槽の内部に向けて開口した吐出口と、前記取水管に一端が連通して他端が前記吐出口に接続された循環経路と、前記循環経路に洗濯液を循環させる循環ポンプと、洗濯液の汚れ量を検知する汚れセンサと、前記洗濯槽に洗剤を流し込む二つの洗剤投入経路と、前記二つの洗剤投入経路のうち一方を選択して洗剤を投入する洗剤投入装置と、前記汚れセンサからの出力により制御を行う制御部とを備え、前記二つの洗剤投入経路のうちの一方の洗剤投入経路は、前記洗剤投入装置と前記洗剤受けとに接続し、他方の洗剤投入経路は、前記洗剤投入装置と前記循環経路とに接続するよう構成し、前記制御部は、前記洗剤投入装置から前記洗剤投入装置と洗剤受けを接続する洗剤投入経路を経由して洗剤を投入した後、前記汚れセンサからの出力によって前記洗剤投入装置から前記洗剤投入装置と循環経路とを接続する洗剤投入経路を経由して洗剤を投入するように前記洗剤投入装置を制御するよう構成された洗濯機である。
これにより、汚れの多い場合には、循環経路経由で洗剤を投入することができるので、
追加の給水を行うことなく、素早く追加の洗剤を洗濯物に浸透させることができ、すなわち追加の洗剤による洗浄性能の向上を実現することができる。
本発明の洗濯機は、洗剤自動投入機能を持つ洗濯機において、洗濯物の汚れを検知した後に追加の洗剤投入を行う際、追加した洗剤による洗浄性能の向上が大きくなるようにしつつ、使用する水量を抑えることができる洗濯機を実現することができる。
本発明の実施の形態1の洗濯機の概略構成を示す側断面図 同洗濯機の洗濯工程の遷移を示す図
第1の発明は、洗濯物を収容して回転する洗濯槽と、前記洗濯槽を収容する外槽と、投入された洗剤を給水時に水とともに前記外槽内へ洗剤を流し込む洗剤受けと、前記洗濯槽を駆動するモータと、前記外槽の下部に接続されて洗濯液を取り込む取水管と、前記洗濯槽の内部に向けて開口した吐出口と、前記取水管に一端が連通して他端が前記吐出口に接続された循環経路と、前記循環経路に洗濯液を循環させる循環ポンプと、洗濯液の汚れ量を検知する汚れセンサと、前記洗濯槽に洗剤を流し込む二つの洗剤投入経路と、前記二つの洗剤投入経路のうち一方を選択して洗剤を投入する洗剤投入装置と、前記汚れセンサからの出力により制御を行う制御部とを備え、前記二つの洗剤投入経路のうちの一方の洗剤投入経路は、前記洗剤投入装置と前記洗剤受けとに接続し、他方の洗剤投入経路は、前記洗剤投入装置と前記循環経路とに接続するよう構成し、前記制御部は、前記洗剤投入装置から前記洗剤投入装置と洗剤受けを接続する洗剤投入経路を経由して洗剤を投入した後、前記汚れセンサからの出力によって前記洗剤投入装置から前記洗剤投入装置と循環経路とを接続する洗剤投入経路を経由して洗剤を投入するように前記洗剤投入装置を制御するよう構成することにより、汚れの多い場合には、循環経路経由で洗剤を投入することができるので、追加の給水を行うことなく、素早く追加の洗剤を洗濯物に浸透させることができ、すなわち追加の洗剤による洗浄性能の向上を実現することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、前記制御部は、前記洗剤投入装置から前記洗剤投入装置と循環経路とを接続する洗剤投入経路を経由して洗剤を投入する際に、前記循環ポンプを駆動制御することにより、循環経路に洗濯液を循環させながら追加の洗剤を投入することができるため、より素早く追加の洗剤を洗濯物に浸透させることができる。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、前記外槽内部には洗濯液を加熱する加熱部を備え、前記制御部は、前記洗剤投入装置からの洗剤投入を行った後に、前記加熱部を駆動して洗濯液を加熱することにより、追加の洗剤を投入した後に洗濯液を加熱させることで、追加した洗剤による洗浄性能の向上を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における洗濯機の概略構成を示したものである。
図1において、洗濯機の外箱1の内部に、前面に開口部を有する外槽2が配設されている。さらに、外槽2の内側に洗濯槽としてのドラム3が、水平方向または水平方向から少し傾斜した回転軸によって回転可能な状態で配設されている。ドラム3は、有底円筒形状をなし、底側となる背面にモータ4が接続され、モータ4の回転により回転する。また、
ドラム3には、外周面に多数の通水孔が設けられており、この通水孔に洗濯液や空気を通過させて、洗濯槽、脱水槽、乾燥槽としても機能する。
外槽2の上部には、給水弁10が設けられている。給水口9は、水道に接続され、給水弁10は、運転工程に応じて外槽2やドラム3に給水する。給水弁10と外槽2の間には洗剤受け19が設置されており、洗剤受け19に入れられた洗剤が給水される水とともに外槽2へ流し込まれる。
外槽2の下部の最低部には、取水管5が接続されている。取水管5は、排水弁6につながっており、排水弁6は、外部に排水する排水管7につながっており、排水弁6を開けることにより外槽2内の水が排水される。
取水管5には、外槽2に給水された洗濯液の水位を検知する水位センサ8が設置されている。水位センサ8は、給水開始後にすぐに水位を検知できる位置に設置される。水位センサ8は、例えば、隔膜(ダイアフラム)に加わる圧力を膜の変形として検出することにより水位を検知する。隔膜の変形を検出する方法には、静電容量の変化やひずみゲージを使うことができる。
また、循環経路12が取水管5と排水弁6の間から連通し、循環経路12の他端は、外槽2の前記開口部の近傍に設けられた吐出口11に接続されている。吐出口11は、ドラム3の内部に向けて開口し、取水管5から取り込まれた洗濯液をドラム3の内部に吐出する。外槽2やドラム3を満たしている洗濯液は、循環経路12を循環して吐出口11から洗濯物にかけられ、洗濯物に浸透して洗浄力を発揮する。循環ポンプ13が循環経路12に設けられており、循環経路12に洗濯液を循環させる。制御部16は、ドラム3の回転による水流などの通常洗浄力を制御する洗浄制御とは関係なく洗濯液を循環させることができる。
循環経路12には、汚れセンサが設置されており、汚れセンサは、濁度センサ17によって構成される。汚れセンサは、洗濯液の光の透過度に基づく濁度や、導電率を測定することで洗濯液の汚れ量を判定することができる。本実施の形態では、濁度として光の透過度を測定する場合について説明するが、導電率を測定するセンサでも適用することができる。
濁度センサ17は、例えばLEDなどの発光素子とフォトトランジスタなどの受光素子とで構成されている。そして、これらの発光素子と受光素子は、透光性の材料でできた循環経路12を挟んで配設される。濁度センサ17は、発光素子から発光した光を循環経路12を流れる洗濯液を通して受光素子で受光し、電圧に変換して出力する。濁度は、洗濯液の汚れの程度を示すものであり、濁度センサ17の受光素子の出力電圧から換算することで得られ、濁度が高いほど出力電圧が低い。即ち、循環経路12を通過する洗濯液に洗濯物の汚れが多く溶け出して濁度が高くなると、低い電圧が出力される。初期の発光素子からの発光量は、例えば、汚れていないきれいな水が通った状態で受光素子の出力電圧が1Vになるように事前に設定しておく。
洗濯機の外箱1の内部には、洗剤投入装置20が備えられている。洗剤投入装置20の中には、複数回の洗濯で利用するのに相当する洗剤を保持し、洗剤投入管A21もしくは洗剤投入管B22のどちらか一方を選択して洗剤を投入することができる。洗剤投入管A21は、循環経路12の途中と接続されており、洗剤投入装置20から洗剤投入管A21への洗剤の投入と共に循環ポンプ13による洗濯液の循環が行われると、投入した洗剤が循環している洗濯液に投入され、結果として、吐出口11からドラム3内部に流し込まれる。洗剤投入管B22は、洗剤受け19に接続されており、洗剤投入装置20から洗剤投
入管B22への洗剤の投入と共に給水弁10から給水することによって、投入した洗剤が外槽2さらにはドラム3へ流し込まれる。洗剤投入装置20は、吐出口11および洗剤受け19より高い位置に設けられている。
シーズヒータ等からなる加熱部14が外槽2の底部に備えられている。制御部16は、加熱部14により洗濯液を加熱して、ドラム3内部の洗濯物を温水で洗浄する。さらに、外槽2の底部には、水温を検知するための水温センサ18が備えられている。
取水管5の近傍には、フィルタ15が設置されている。洗濯液が循環する際に、洗濯物の繊維や髪の毛などの異物が多く含まれると、循環ポンプ13や排水管7が詰まってくる虞があるため、フィルタ15は、洗濯物の繊維や髪の毛などの異物を取り除く。
制御部16は、マイクロコンピュータなどで構成され、洗濯機の運転における、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程などのすべての工程の制御を行う。例えば、制御部16は、水位センサ8や水温センサ18からの信号を入力し、排水弁6と給水弁10の開閉、モータ4、循環ポンプ13や加熱部14の制御などを行う。また、モータ4に流れる電流信号や回転角を検知して、ドラム3全体の重さから洗濯物の量を判定する布量検知部としての機能を有する。さらに、濁度センサ17からの出力によって洗濯工程の制御を行う機能などを有している。さらに、洗剤投入装置20を制御して、洗濯機の運転における任意のタイミングで洗剤投入管A21もしくは洗剤投入管B22から洗剤を投入する制御を行う機能も有している。
次に、本実施の形態の洗濯機の動作、作用について、図2の洗濯機の工程を示す図を参照しながら説明する。図2は、図中の左側から順番に実施されていく洗濯機の工程を示すものである。
洗濯機のドラム3内に洗濯物が投入されて洗濯を開始すると、制御部16は、最初に、洗濯物の量を判定する(布量検知工程100)。この洗濯物の量の判定は、モータ4を駆動して洗濯物とともにドラム3を回転させるときのモータ4の電流の大きさ、電流変化量や回転角の変化などの少なくとも1つのモータ動作に関する情報を検出することによって行う。
制御部16は、洗い工程やすすぎ工程における基本的な給水量を、検出した洗濯物の量をもとに基本水位として決定して給水する。たとえば、洗濯物の量を「少」と判定した場合には、基本水位を「低」水位とする。洗濯物の量を「中」と判定した場合には、基本水位を「中」水位とする。洗濯物の量を「多」と判定した場合には、基本水位を「高」水位とする。同時に、それぞれの洗濯物の量に応じた洗濯の設定時間を決定する。
次に、制御部16は、給水工程101を開始する。給水工程101において、制御部16は、まず洗剤投入装置20を制御して、洗剤投入管B22から布量検知工程100で判定した洗濯物の量に応じて洗剤を洗剤受け19に投入する。例えば、洗濯物の量が多い場合には、洗剤量を多く、洗濯物の量が少ない場合には、洗剤量を少なく設定する。もしくは、布量検知工程100で判定した洗濯物の量に応じて決定した給水量に応じて洗剤量を設定しても良い。この場合は、給水量が多い場合には、洗剤量を多くし、給水量が少ない場合には、洗剤量を少なくする。
次に、制御部16は、ドラム3の低速での回転(例えば、45r/min)を開始し、給水弁10を開放して給水口9に接続した水道からの給水を行う。水道水は、洗剤が投入されている洗剤受け19を介して外槽2に流し込まれる。そのため、水道水は、洗剤が溶け込んだ洗濯液として外槽2やドラム3に流入する。制御部16は、給水量が布量検知工
程100で決定された基本水位に到達したことを水位センサ8からの信号によって検知すると、給水弁10を閉じて給水工程101を終了する。
次に、制御部16は、濁度検知工程102を行う。まず、洗濯液の濁度の初期値として濁度センサ17の出力を測定し、この時の出力を初期値T1とする。初期値T1は、まだ洗濯物の汚れが洗濯液に溶け出していない洗剤のみの溶けた洗濯液自体の値である。ここで、初期値T1を洗剤のみの溶けた値と判断できるのは、洗剤を含んだ洗濯液が洗濯物に浸透して洗濯物の汚れが溶け出していないからである。給水工程101で洗剤投入装置20からの洗剤投入を洗剤投入管A21から循環経路12へ洗剤を投入し、洗濯液を循環経路12に循環させて外槽2に洗剤を流し込んだ場合には、洗濯物に洗剤を含んだ洗濯液がかかって洗濯物の汚れが洗濯液に溶け出す。給水工程101での洗剤投入を洗剤投入管B22経由で洗剤受け19に流す事によって、初期値T1を適切に取得することができる。
次に、制御部16は、モータ4を制御してドラム3を低速で回転させながら、洗濯物の撹拌を開始する。洗濯物がドラム3内で持ち上げられ、ドラム3の上部より重力によって落下し、落下時の運動エネルギーが効果的に加えられるようにドラム3を回転させる。このときのドラム3の回転速度は、洗濯物がドラム3壁面に遠心力によって張り付かない程度の回転速度が好ましく、洗濯物の量にも依存するが60r/min以下が好ましい。ドラム3の回転方向は、連続的に同一方向でもよいし、定期的に方向を切り替えることにしてもよい。
ドラム3の回転による攪拌中は、循環ポンプ13の駆動を行い、洗濯液が循環経路12を循環する状態にする。このようにして、洗濯液を循環経路12を介して吐出口11よりドラム3内へ循環させ、洗濯物に洗剤の溶け込んだ洗濯液をかけて濡れ性を高める。循環ポンプ13の初期の回転数は、洗濯液が洗濯物にまんべんなくかかる循環流量とするために、吐出口11から十分な水量が吐出するように設定しておく。
制御部16は、循環ポンプ13の起動から、例えば、1分間が経過すると、循環ポンプ13を停止して洗濯液の循環を停止する。また、循環ポンプ13の停止から、例えば1分間が経過すると、再び循環ポンプ13の駆動を1分間行う。
上記のように、循環ポンプ13の駆動と停止を繰り返してドラム3の回転による攪拌を行っていくと、洗濯物に洗濯液が十分に浸透し、洗濯物の汚れの洗濯液への溶け出しも始まる。そして、例えば、所定時間ごとに、循環経路12に設けた濁度センサ17によって洗濯液の汚れ量を検知する。
洗濯液の汚れ量の検知は、濁度センサ17の初期値T1との差を算出することで行う。この時点での濁度センサ17の出力を出力値T2として、出力値T2と初期値T1の差を濁度センサ17での汚れ量の検知値とする。制御部16は、この汚れ量に応じて洗い時間の延長や短縮、さらに後述するヒータ加熱工程104での洗濯液の加熱の条件の設定、すすぎの回数や時間の設定と共に、追加の洗剤の投入が必要かどうか否かの判定を行う。
この判定は、検知した汚れ量に対して、給水工程101で洗剤投入装置20から投入した洗剤量が不足か否かによって決定する。汚れ量が少ないと検知されている場合には、追加の洗剤の投入は必要ではないが、汚れ量が別途定めた閾値を超えていると判断した場合には、追加の洗剤の投入が必要であると決定する。汚れ量の閾値は複数設定しておき、より汚れが多い場合にはより多い洗剤を投入するようにすることにより、より適切な量の洗剤を投入することができる。追加投入する洗剤量の決定にあたっては、布量検知工程100で判定した洗濯物の量、もしくはその洗濯物の量を元にした給水量に応じるようにすると、より適切な量の洗剤を投入することができる。この判定が終わることにより、濁度検
知工程102が終了する。
制御部16は、濁度検知工程102で洗剤の追加が必要であると決定された場合は、洗剤追加工程103を実行する。洗剤の追加が不要と決定された場合には、洗剤追加工程103をスキップし、次のヒータ加熱工程104を実行する。
洗剤追加工程103の実行は、以下のように実施される。制御部16は、洗剤投入装置20を制御して、洗剤投入管A21から追加の洗剤投入を行う。その際、循環ポンプ13を制御して循環経路12に洗濯液が循環するようにすることにより、追加した洗剤が外槽2やドラム3に流し込まれるようにする。その際、ドラム3を低速で回転させ、洗濯物を攪拌することは継続する。循環ポンプ13による循環経路12への洗濯液の循環が行われている際に洗剤を投入することにより、給水弁10からの追加の給水を行うことなく、必要な追加の洗剤の投入を行うことができる。また、同じく洗濯液の循環を行いながら、循環される洗濯液に循環経路12を通じて洗剤を追加投入することで、追加した洗剤を洗濯物に素早く浸透させることができる。追加の洗剤の投入量は、濁度検知工程102で検知した汚れ量及び布量検知工程100で判定した洗濯物の量に応じて決定される。追加すべき洗剤の投入が終了すると、洗剤追加工程103は終了し、ヒータ加熱工程104が実行される。
制御部16は、ヒータ加熱工程104において、加熱部14を制御することによって、外槽2内の洗濯液を加熱する。その際、ドラム3を低速で回転させ、洗濯物を攪拌することは継続する。ヒータ加熱工程104は、濁度検知工程102で検知した汚れ量に応じたヒータ加熱条件を満たすと終了する。ヒータの加熱条件は、ヒータを加熱する時間や、水温センサ18で検知する洗濯液の水温の目標温度によって設定される。例として、水温の目標温度によって設定される場合を例として説明すれば、汚れ量が少なかった場合には、水温の目標温度を下げ、汚れ量が多かった場合には、水温の目標温度を上げれば良い。これによって、汚れ量が多かった場合には、ヒータを加熱するための電力は消費するが、必要かつより強力な洗浄性能を得る事ができ、汚れ量が少ない場合には、必要な洗浄性能を得つつ電力消費を抑える事ができる。ヒータ加熱工程104の前に、洗剤追加工程103を実行するため、汚れ量に応じた洗剤を投入した後に洗濯液の加熱を行うことができ、洗剤の効果を最大限に活かす事ができる。
ドラム式の洗濯機においては、攪拌中のドラム3内でのたたき洗いによって主要な洗浄性能を実現しているため、使用水量を低く抑えて洗濯運転を実施することができるのがメリットのひとつである。ただし、使用水量を低く抑えているため、循環経路12に洗濯液を循環させると、外槽2内の洗濯液の水位が低下して、ヒータによる加熱部14が洗濯液につかっていない状態が生じる場合がありえる。この状態で、加熱部14を加熱すると、異常加熱や部品変形などの不安全事象を引き起こす虞がある。このような場合には、洗剤追加工程103における循環ポンプ13の駆動の後に、ヒータ加熱工程104における加熱部14の加熱を行うようにすることで、これらの不安全事象を回避することができる。
ヒータ加熱工程104が終了すると、制御部16は、濁度検知工程102で決定した洗い時間が、給水工程101から始まる一連の洗いの工程に対して満たすまで攪拌工程105を実行する。攪拌工程105では、ドラム3を低速で回転させ、洗濯物を攪拌することは継続する。
以降、すすぎ工程106、脱水工程107にすすんで、洗濯が終了する。
なお、すすぎ工程106の実施にあたっては、濁度検知工程102における汚れ量の検知に応じて、すすぎ回数やすすぎの時間などを適切に設定することで、汚れ量に応じて必
要なすすぎ性能を維持しつつ運転時間の短縮や省エネ運転などを実現することができる。
なお、本実施の形態において、外槽2からの排水は、排水弁6を開けることで行われると記載したが、これに限定されるものではない。例えば、排水弁6の位置に排水ポンプを配置し、排水ポンプを駆動して外槽2内の水を排水する構成してもよい。この構成によれば、排水先を高い位置にある排水口とすることができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、洗剤自動投入機能を持つ洗濯機において、洗濯物の汚れを検知した後に追加の洗剤投入を行う際、追加した洗剤による洗浄性能の向上が大きくなるようにしつつ、使用する水量を抑えることが可能となるので、洗濯物の汚れによって適切な洗濯を行う洗濯機等として有用である。
2 外槽
3 ドラム(洗濯槽)
4 モータ
5 取水管
10 給水弁
11 吐出口
12 循環経路
13 循環ポンプ
14 加熱部
16 制御部
17 濁度センサ(汚れセンサ)
18 水温センサ
19 洗剤受け
20 洗剤投入装置
21 洗剤投入管A(洗剤投入経路)
22 洗剤投入管B(洗剤投入経路)

Claims (3)

  1. 洗濯物を収容して回転する洗濯槽と、前記洗濯槽を収容する外槽と、投入された洗剤を給水時に水とともに前記外槽内へ洗剤を流し込む洗剤受けと、前記洗濯槽を駆動するモータと、前記外槽の下部に接続されて洗濯液を取り込む取水管と、前記洗濯槽の内部に向けて開口した吐出口と、前記取水管に一端が連通して他端が前記吐出口に接続された循環経路と、前記循環経路に洗濯液を循環させる循環ポンプと、洗濯液の汚れ量を検知する汚れセンサと、前記洗濯槽に洗剤を流し込む二つの洗剤投入経路と、前記二つの洗剤投入経路のうち一方を選択して洗剤を投入する洗剤投入装置と、前記汚れセンサからの出力により制御を行う制御部とを備え、前記二つの洗剤投入経路のうちの一方の洗剤投入経路は、前記洗剤投入装置と前記洗剤受けとに接続し、他方の洗剤投入経路は、前記洗剤投入装置と前記循環経路とに接続するよう構成し、前記制御部は、前記洗剤投入装置から前記洗剤投入装置と洗剤受けを接続する洗剤投入経路を経由して洗剤を投入した後、前記汚れセンサからの出力によって前記洗剤投入装置から前記洗剤投入装置と循環経路とを接続する洗剤投入経路を経由して洗剤を投入するように前記洗剤投入装置を制御するよう構成された洗濯機。
  2. 前記制御部は、前記洗剤投入装置から前記洗剤投入装置と循環経路とを接続する洗剤投入経路を経由して洗剤を投入する際に、前記循環ポンプを駆動制御するように構成された請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記外槽内部には洗濯液を加熱する加熱部を備え、前記制御部は、前記洗剤投入装置からの洗剤投入を行った後に、前記加熱部を駆動して洗濯液を加熱するように構成された請求項1または2に記載の洗濯機。
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