JP5151406B2 - 画像形成装置およびプログラム - Google Patents

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本発明は、画像形成装置およびプログラムに関する。
カラープリンタやカラー複写機等のカラー画像形成装置においては、一般に、例えば電子写真方式の画像形成部が各色毎に設けられる所謂「タンデム方式」が採用されている。このようなタンデム方式のカラー画像形成装置では、モノクロ画像の形成時には、黒色用の画像形成部以外の他の画像形成部を動作させる必要はなく、むしろ動作させることで感光体の磨耗や現像剤の消費を促進させることとなる。そこで、カラー画像形成時にはすべての画像形成部を動作させるが、モノクロ画像形成時には黒色用の画像形成部のみを動作させるような切り換え制御が行われる。その場合には、カラー画像形成時にはすべての画像形成部が被転写体に接触するように配置され、モノクロ画像形成時には黒色用の画像形成部以外の他の画像形成部は被転写体から離隔するように設定される。
例えば特許文献1には、カラー画像形成モード(フルカラーモード)時にはすべての画像形成部が被転写体に接触するように設定され、モノクロ画像形成モード(モノクロモード)時には黒色用の画像形成部以外の他の画像形成部は被転写体から離隔するように設定される画像形成装置に関する技術が記載されている。
特開2004−277036号公報
ここで一般に、画像形成装置での画像形成速度が速く設定されている状態で画像形成部等と被転写体との間の接触/離隔動作(接離動作)を行うと、画像形成部等に加わる衝撃が大きくなる。そのために、画像形成部からのトナー飛散や、感光体の損傷等が生じる場合がある。
しかし、画像形成部等に加わる衝撃を低減するために画像形成装置での画像形成速度を画像形成装置の動作中に低速に設定すると、記録材の搬送速度が動作中に変化することから、画像形成速度の変更の前後で紙詰まりを誤検知する等の不具合が生じる場合がある。
本発明は、画像形成装置の画像形成速度を画像形成装置の動作中に変更する際の紙詰まりの誤検知を低減することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、第1の像保持体が保持するカラーのトナー像及び第2の像保持体が保持する黒のトナー像を中間転写体に転写し、当該中間転写体に転写されたトナー像を記録材に転写することにより、当該記録材にトナーからなる画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段にてカラー画像を形成する設定と白黒画像を形成する設定との切り換えを行う場合に、前記第1の像保持体の前記中間転写体からの接離動作を行う接離手段と、前記画像形成手段での画像形成速度を、第1の画像形成速度から当該第1の画像形成速度よりも低速である第2の画像形成速度に変更する速度変更手段と、前記記録材が搬送される搬送路に設定された所定位置にて当該記録材の通過を検出する検出部と、前記検出部にて前記記録材の通過が検出された際の前記搬送路に設定された基準位置からの経過時間により、当該搬送路で当該記録材に搬送異常が生じたか否かを判断する判断部とを備え、前記判断部は、前記速度変更手段による前記画像形成速度の変更に同期させて、前記搬送異常と判断する前記経過時間の設定値を変更し、前記接離手段は、前記速度変更手段により前記画像形成速度が変更され、かつ、前記判断部により前記設定値が変更された後に、前記接離動作を行うことを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記速度変更手段は、前記画像形成手段での動作を継続させながら前記画像形成速度を変更し、前記判断部は、前記速度変更手段が前記画像形成手段での動作を継続させながら前記画像形成速度を変更した場合に、当該画像形成速度の変更に同期させて前記経過時間の設定値を変更することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記画像形成手段にて画像が形成された前記記録材を集積する集積部に当該記録材を搬送する搬送手段をさらに備え、前記搬送手段は、前記速度変更手段による前記画像形成速度の変更に同期させて前記記録材の搬送速度を変更することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記搬送手段は、前記速度変更手段により変更される前記画像形成速度の速度差が所定値以上である場合に前記記録材の搬送速度を変更することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、コンピュータに、第1の像保持体が保持するカラーのトナー像及び第2の像保持体が保持する黒のトナー像を中間転写体に転写し、当該中間転写体に転写されたトナー像を記録材に転写することにより、当該記録材にトナーからなる画像を形成する画像形成手段にて、カラー画像を形成する設定と白黒画像を形成する設定との切り換えを行う場合に、当該画像形成手段での画像形成速度に関する変更情報であって、第1の画像形成速度から当該第1の画像形成速度よりも低速である第2の画像形成速度に変更されたことを示す変更情報を取得する機能と、前記記録材が搬送される搬送路に設定された所定位置にて当該記録材の通過を検出する機能と、前記記録材の通過が検出された際の前記搬送路に設定された基準位置からの経過時間により、当該搬送路で当該記録材に搬送異常が生じたか否かを判断する機能と、前記画像形成速度の前記変更情報の取得に同期させて、前記搬送異常と判断する前記経過時間の設定値を変更する機能と、前記画像形成速度の前記変更情報が取得され、かつ、前記設定値が変更された後に、前記第1の像保持体の前記中間転写体からの接離動作を行う機能とを実現することを特徴とするプログラムである。
請求項6に記載の発明は、 前記経過時間の設定値を変更する機能は、前記画像形成手段での動作が継続された状態で前記変更情報を取得した場合に、当該変更情報の取得に同期させて前記経過時間の設定値を変更することを特徴とする請求項5記載のプログラムである。
請求項7に記載の発明は、前記画像形成速度の前記変更情報の取得に同期させて、前記画像形成手段にて画像が形成された前記記録材を集積する集積部に当該記録材を搬送する際の当該記録材の搬送速度を変更する機能をさらに含むことを特徴とする請求項5記載のプログラムである。
請求項8に記載の発明は、前記記録材の搬送速度を変更する機能は、前記画像形成速度の変更による当該画像形成速度の速度差が所定値以上であることを示す前記変更情報を取得した場合に前記記録材の搬送速度を変更することを特徴とする請求項7記載のプログラムである。
請求項9に記載の発明は、前記画像形成手段にて画像が形成された前記記録材を集積する集積部に当該記録材を搬送する際の当該記録材の搬送速度の変更を指示する信号を外部に送信する機能をさらに含むことを特徴とする請求項5記載のプログラムである。
本発明の請求項1によれば、本発明を採用しない場合に比べて、画像形成手段の接離動作を伴う画像形成モードの設定変更を行うに際して画像形成手段に加わる衝撃を低減することができる
本発明の請求項2によれば、本発明を採用しない場合に比べて、画像形成における生産性の低下を抑えながら、画像形成速度の変更時の紙詰まりの誤検知を低減することができる。
本発明の請求項3によれば、本発明を採用しない場合に比べて、画像形成手段の接離動作を伴う画像形成モードの設定変更を行うに際して紙しわが発生することを抑えることができる。
本発明の請求項4によれば、本発明を採用しない場合に比べて、画像形成速度の変更による速度差が紙しわが発生する可能性が低い速度差である場合には、搬送手段での搬送速度の変更を行わないことにより画像形成における生産性の低下を抑えることができる。
本発明の請求項5によれば、本発明を採用しない場合に比べて、画像形成手段の接離動作を伴う画像形成モードの設定変更を行うに際して画像形成手段に加わる衝撃を低減することができる。
本発明の請求項6によれば、本発明を採用しない場合に比べて、画像形成における生産性の低下を抑えながら、画像形成速度の変更時の紙詰まりの誤検知を低減することができる。
本発明の請求項7によれば、本発明を採用しない場合に比べて、画像形成手段の接離動作を伴う画像形成モードの設定変更を行うに際して紙しわが発生することを抑えることができる。
本発明の請求項8によれば、本発明を採用しない場合に比べて、画像形成速度の変更による速度差が紙しわが発生する可能性が低い速度差である場合には、搬送手段での搬送速度の変更を行わないことにより画像形成における生産性の低下を抑えることができる。
本発明の請求項9によれば、本発明を採用しない場合に比べて、記録材を集積する集積部に記録材を搬送する機能部が別体に構成された場合に、画像形成手段の接離動作を伴う画像形成モードの設定変更を行うに際して紙しわが発生することを抑えることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置の構成を示した図である。図1に示す画像形成装置は、例えば電子写真方式によってカラー画像を形成するプリント機能や複写機能等を備えた画像形成機能部100と、画像形成機能部100にて画像形成された後の記録材(用紙、シート)に対して穴あけや綴じ等の後処理を行うシート後処理機能部200とで構成される。
なお、シート後処理機能部200は、画像形成機能部100と一体的に構成してもよいし、また、画像形成機能部100と別体に構成してもよい。
図2は、本実施の形態の画像形成機能部100の構成の一例を示した図である。図2に示す画像形成機能部100は、電子写真方式を用いた所謂タンデム型で構成され、記録材にトナーからなる画像(トナー画像)を形成する画像形成手段の一例としての画像形成プロセス部10、画像形成機能部100全体の動作を制御する本体制御部60、例えばパーソナルコンピュータ(PC)3やスキャナ等の画像読取装置4等から受信した画像データに所定の画像処理を施す画像処理部61、処理プログラム等が記録される例えばハードディスク(Hard Disk Drive)にて実現される外部記憶部62を備えている。
画像形成プロセス部10は、一定の間隔を置いて並列的に配置された、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像をそれぞれ形成する4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11K(「画像形成ユニット11」とも総称する)を備えている。
画像形成ユニット11は、矢印A方向に回転しながら静電潜像が形成される感光体ドラム12、感光体ドラム12の表面を所定電位で一様に帯電する帯電ロール13、帯電ロール13によって帯電された感光体ドラム12を画像データに基づいて露光するプリントヘッド14、感光体ドラム12上に形成された静電潜像を現像する現像器15、感光体ドラム12表面を清掃するドラムクリーナ16を備えている。この4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11K各々は、現像器15に収納されるトナーを除いて略同様に構成され、各画像形成ユニット11は、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
さらに、画像形成プロセス部10は、各画像形成ユニット11の各感光体ドラム12上に形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト20、各画像形成ユニット11の各色トナー像を中間転写ベルト20に順次転写(一次転写)する一次転写ロール21Y,21M,21C,21K(「一次転写ロール21」とも総称する)、中間転写ベルト20上に転写された重畳トナー像を二次転写部Tにて記録材(記録紙)である用紙Pに一括転写(二次転写)する二次転写ロール26、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着器40を備えている。
中間転写ベルト20は、中間転写ベルト20を回転移動させる駆動ロール24、二次転写ロール26の対向位置に設けられたバックアップロール25、中間転写ベルト20に張力を付与するテンションロール27、張架ロール28、一次転写ロール21Y,21M,21C,21K等により張架され、矢印B方向に循環移動する。
定着器40は、内部に加熱源を備える定着ロール41と、定着ロール41に対して圧接配置される加圧ロール42を備えている。そして、定着ロール41と加圧ロール42との間に、未定着トナー像を保持した用紙Pを通過させて加熱と加圧とを行うことにより、用紙Pにトナー像を定着する。また、定着器40では、本体制御部60からの制御信号に基づいて、定着ロール41および加圧ロール42の回転速度が制御される。
本実施の形態の画像形成機能部100では、画像形成プロセス部10は、本体制御部60による制御の下で画像形成動作を行う。すなわち、例えばカラー画像が形成される場合には、PC3や画像読取装置4等から入力された画像データは、画像処理部61によって所定の画像処理が施され、各色毎にプリントヘッド14に送られる。そして、例えば黒(K)色の画像形成ユニット11Kでは、帯電ロール13により所定電位で一様に帯電された感光体ドラム12の表面が、プリントヘッド14により画像処理部61からのK色画像データに基づいて露光され、感光体ドラム12上に静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像器15により現像され、感光体ドラム12上には黒(K)のトナー像が形成される。画像形成ユニット11Y,11M,11Cにおいても、同様にして、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色トナー像が形成される。
各画像形成ユニット11で形成された各色トナー像は、矢印B方向に循環移動する中間転写ベルト20上に、転写電源(不図示)から所定の一次転写バイアス電圧が印加された各一次転写ロール21により順次静電転写され、中間転写ベルト20上には重畳されたトナー像が形成される。重畳トナー像は、中間転写ベルト20の移動に伴って二次転写ロール26とバックアップロール25とが配置された二次転写部Tに向けて搬送される。
一方、画像形成機能部100には、異なるサイズや異なる紙種の複数の用紙P1〜P4(「用紙P」や「用紙束P」とも総称する)が、それぞれ用紙収容トレイ50A〜50Dに収容されている。そして、本体制御部60により例えば用紙P1が指定された場合には、ピックアップロール51により用紙収容部50Aから用紙P1が取り出され、搬送ロール52によって搬送路R1を1枚ずつレジストロール53の位置まで搬送される。本体制御部60により用紙P2〜P4が指定された場合にも、それぞれ同様である。
そして、中間転写ベルト20上の各色トナー像が二次転写部Tに搬送されるタイミングに合わせて、レジストロール53から用紙Pが繰り出される。それにより、各色トナー像は、二次転写ロール26とバックアップロール25とにより形成された転写電界の作用によって用紙P上に一括して静電転写(二次転写)される。
なお、二次転写部Tへは、両面搬送路R2や手差し用用紙収容トレイ71からの搬送路R3からも用紙Pが搬送される。
その後、重畳トナー像が静電転写された用紙Pは、中間転写ベルト20から剥離され、定着器40まで搬送される。定着器40に搬送された用紙P上の未定着トナー像は、定着器40によって加熱と加圧とによる定着処理を受けることで用紙P上に定着される。そして、画像が形成された用紙Pは、定着後搬送ロール54および搬出ロール55によって画像形成機能部100の用紙排出部Qから排出され、画像形成機能部100に接続されたシート後処理機能部200(図1参照)に搬送される。
一方、二次転写後に中間転写ベルト20に付着しているトナー(転写残トナー)は、中間転写ベルト20に接触して配置されたベルトクリーナ23によって除去され、次の画像形成サイクルに備えられる。
このようにして、画像形成機能部100での画像形成は、指定された枚数分だけ繰り返して実行される。
ここで、本実施の形態の画像形成機能部100は、用紙Pの種類、さらにはPC3や画像読取装置4等から送られた画像データの解像度等に応じて異なるプロセス速度PS(画像形成速度)が設定される複数の速度モードが選択されるように構成されている。例えば、用紙Pとして普通紙(例えば、坪量64〜105g/m)を使用する「普通紙モード」では第1のプロセス速度PS1(例えば、175mm/sec:第1の画像形成速度の一例)が設定され、厚紙(例えば、坪量108〜161g/m)を使用する「厚紙モード1」では第2のプロセス速度PS2(例えば、121mm/sec:第1の画像形成速度の一例)が設定され、厚紙(例えば、坪量165〜300g/m)やOHPシート等を使用する「厚紙モード2」では第3のプロセス速度PS3(例えば、79mm/sec:第2の画像形成速度の一例)が設定される。このようなプロセス速度PSの切り換え(変更)は、本実施の形態における速度変更手段の一例としても機能する本体制御部60によって行われる。
さらに、本実施の形態の画像形成機能部100では、画像形成モードとして、PC3や画像読取装置4等から受信した画像データがカラー画像に関するものである場合に設定する「フルカラーモード」と、画像データがモノクロ画像に関するものである場合に設定する「モノクロモード」とが選択されるように構成されている。受け取った画像データがカラー画像に関するものであるかモノクロ画像に関するものであるかについては、画像データに所定の画像処理を施す画像処理部61でのデータ解析結果に基づき、本体制御部60が判断する。
そして、本体制御部60は、受信した画像データがカラー画像に関するものであるか判断し、「フルカラーモード」を設定した場合には、図2に示したように、4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのすべて、およびこれらに対向して設けられた一次転写ロール21Y,21M,21C,21Kのすべてが中間転写ベルト20に接触する位置に配置される。
一方、本体制御部60は、受信した画像データがモノクロ画像に関するものであるか判断し、「モノクロモード」を設定した場合には、4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのうちの黒(K)色の画像形成ユニット11K、およびこれに対向して設けられた一次転写ロール21Kだけを中間転写ベルト20に接触する位置に配置する。そして、黒(K)色の画像形成ユニット11K以外の3つの画像形成ユニット11Y,11M,11C、およびこれらに対向して設けられた3つの一次転写ロール21Y,21M,21Cは中間転写ベルト20から離間した位置に配置する。
このように設定することで、「モノクロモード」の設定時には、画像形成に使用されない3つの画像形成ユニット11Y,11M,11Cの動作は停止される。そのため、感光体ドラム12の磨耗や現像器15での現像剤消費が無駄に発生することが抑制される。
図3は、モノクロモードが設定された場合の各画像形成ユニット11、各一次転写ロール21、および中間転写ベルト20の配置位置を示した図である。図3に示したように、黒(K)色の画像形成ユニット11K、およびこれに対向して設けられた一次転写ロール21Kは中間転写ベルト20に接触した位置から移動せず、「フルカラーモード」の場合と同じ位置に配置される。一方、3つの画像形成ユニット11Y,11M,11C、およびこれらに対向して設けられた3つの一次転写ロール21Y,21M,21Cは中間転写ベルト20から離間した位置に移動する。また、それに対応して、張架ロール28が上方に移動し、中間転写ベルト20をテンションロール27を支点として上方に押し上げる。それにより、画像形成ユニット11Y,11M,11C、およびこれらに対向して設けられた一次転写ロール21Y,21M,21Cは中間転写ベルト20から離間した配置状態が設定される。
一方、画像形成ユニット11Kおよびこれらに対向して設けられた一次転写ロール21Kは中間転写ベルト20と接触した位置が維持される。
次に、シート後処理機能部200について説明する。シート後処理機能部200は、画像形成機能部100の用紙排出部Qに接続されたトランスポートユニット201、トランスポートユニット201から取り込まれた用紙Pに対して所定の後処理を施すフィニッシャユニット202、シート後処理機能部200の各機構部を制御する用紙処理制御部203を備えている。用紙処理制御部203は、不図示の信号ラインで画像形成機能部100の本体制御部60(図2も参照)と接続され、相互に制御信号等の送受信を行う。なお、図1のシート後処理機能部200では、用紙処理制御部203がフィニッシャユニット202の筐体内に設けられているが、用紙処理制御部203は画像形成機能部100の筐体内に設けてもよい。また、画像形成機能部100の本体制御部60が用紙処理制御部203の制御機能を備えた構成としてもよい。
シート後処理機能部200のトランスポートユニット201は、2穴や4穴等の穴あけ(パンチ)を施すパンチ機能部210、画像形成機能部100にて画像形成された後の用紙Pをフィニッシャユニット202に向けて搬送する複数の搬送ロール211A,211B,211C,211D(「搬送ロール211」とも総称する)を備えている。
一方、フィニッシャユニット202には、用紙Pの中央部分に折り目を形成する折り機能部230、用紙Pを必要枚数だけ集積させて用紙束Pを生成するコンパイルトレイ240、用紙束Pの端部にステープル綴じ(端綴じ)を実行する端綴じステープル機能部250、折り機能部230にて折り目が施された用紙束Pの中央部分にステープル綴じ(中綴じ)を実行する中綴じステープル機能部260、用紙束Pを保持し、保持する用紙束Pの量に応じて上下移動するスタッカートレイ270が備えられている。
さらに、コンパイルトレイ240に集積された用紙束Pを搬出する搬出ロール241、用紙Pをコンパイルトレイ240に集積させる際には搬出ロール241から退避した位置に移動し、用紙Pをコンパイルトレイ240から搬出する際には搬出ロール241を圧接する位置に移動する可動ロール242が備えられている。
シート後処理機能部200では、画像形成機能部100にて画像形成された後の用紙Pがトランスポートユニット201に搬入されると、用紙Pは各搬送ロール211によってフィニッシャユニット202に向けて搬送される。その際に、用紙処理制御部203からの穴あけ指示に応じてパンチ機能部210が穴あけ処理を実行する。
続いて、用紙Pはトランスポートユニット201からフィニッシャユニット202に送られる。そして、用紙処理制御部203からの指示に応じて、折り機能部230での折り処理と、中綴じステープル機能部260によるステープル綴じ(中綴じ)処理が実行される。また、用紙処理制御部203からの指示に応じて、端綴じステープル機能部250によるステープル綴じ(1点端綴じ)する。
そして、端綴じされた用紙束Pおよび中綴じされた用紙束P等は、搬出ロール241および可動ロール242によりスタッカートレイ270に積載される。
続いて、画像形成機能部100およびシート後処理機能部200のトランスポートユニット201に備えられた駆動系について説明する。
図4は、画像形成機能部100の駆動系およびシート後処理機能部200のトランスポートユニット201の駆動系を説明する図である。図4に示したように、画像形成機能部100は、駆動系として、定着器40や搬出ロール55を駆動し、さらにはクラッチ94を介して4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kを駆動する画像形成部駆動モータ91、中間転写ベルト20を回転移動させる駆動ロール24を駆動するベルト駆動モータ93、さらには、搬送路R1や両面搬送路R2、さらには手差し用用紙収容トレイ71からの搬送路R3において用紙Pを搬送する用紙搬送系や二次転写ロール26等を駆動するメイン駆動モータ(不図示)を備えている。また、トランスポートユニット201は、駆動系として、複数の搬送ロール211を駆動する搬送駆動モータ92を備えている。
さらに、画像形成機能部100およびシート後処理機能部200には、用紙Pの搬送路での紙詰まり(ジャム)を検出するための、用紙Pが搬送路上に設定された所定の位置を通過したか否かを検出する検出部の一例としての複数の検出センサが配置されている。すなわち、定着後搬送ロール54と搬出ロール55との間に配置されて、用紙Pの後端が定着器40から排出されたことを検出する定着器排紙センサ81、搬出ロール55とトランスポートユニット201との間に配置されて、トランスポートユニット201に用紙Pが搬入されたことを検出する搬入口センサ82、トランスポートユニット201の最下流側に配置された搬送ロール211Dの下流部に配置されて、用紙Pがトランスポートユニット201からフィニッシャユニット202に搬出されることを検出する搬出口センサ83を備えている。
そして、定着器排紙センサ81、搬入口センサ82、および搬出口センサ83からの検出信号は、本体制御部60に送られる。
本実施の形態の画像形成機能部100では、本体制御部60は、画像形成モードを「フルカラーモード」から「モノクロモード」、または「モノクロモード」から「フルカラーモード」に設定を変更するに際して、速度モードが「普通紙モード」または「厚紙モード1」に設定されている場合には、プロセス速度PSが低速に設定される例えば「厚紙モード2」(第3のプロセス速度PS3)に設定を変更するように制御する。
画像形成モードを「フルカラーモード」から「モノクロモード」に設定を変更する場合や、「モノクロモード」から「フルカラーモード」に設定を変更する場合には、黒(K)色の画像形成ユニット11K以外の3つの画像形成ユニット11Y,11M,11C、およびこれらに対向して設けられた3つの一次転写ロール21Y,21M,21Cにおいて中間転写ベルト20に対する接触/離隔(接離)動作が行われる。その場合に、「フルカラーモード」から「モノクロモード」への切換処理、または「モノクロモード」から「フルカラーモード」への切換処理を短時間で行い、画像形成に関しての生産性の低下を抑えるためには、画像形成機能部100の動作を停止させずに連続的に行うのが好ましい。
ところが、速度モードが「普通紙モード」に設定されていると、画像形成機能部100は第1のプロセス速度PS1(例えば175mm/sec)で動作している。また「厚紙モード1」に設定されていると、画像形成機能部100は第2のプロセス速度PS2(例えば121mm/sec)で動作している。
画像形成機能部100が第1のプロセス速度PS1や第2のプロセス速度PS2といった高速で駆動されていると、3つの画像形成ユニット11Y,11M,11Cおよび3つの一次転写ロール21Y,21M,21Cのそれぞれについて中間転写ベルト20に対する接離動作に行う際に、画像形成ユニット11や一次転写ロール21に加わる衝撃が大きくなる。その結果として、大きな衝撃に対する画像形成ユニット11や一次転写ロール21での反動(リバウンド)も大きなものとなる。そのために、画像形成ユニット11からのトナー飛散や、感光体ドラム12への損傷等が生じる場合がある。また、画像形成ユニット11や一次転写ロール21の設定位置が安定するまでに時間を要することから、連続した画像形成時に画像ずれが生じる場合がある。
そこで、本実施の形態の画像形成機能部100においては、画像形成モードを「フルカラーモード」から「モノクロモード」、または「モノクロモード」から「フルカラーモード」に設定を変更する際に、速度モードが「普通紙モード」または「厚紙モード1」(第1の画像形成速度)に設定されている場合には、低速のプロセス速度PSに設定される例えば「厚紙モード2」(第2の画像形成速度)に自動的に切り換えるように制御する。それにより、3つの画像形成ユニット11Y,11M,11Cおよび3つの一次転写ロール21Y,21M,21Cのそれぞれを中間転写ベルト20に対して接離動作させる場合に、接離動作に伴う画像形成ユニット11や一次転写ロール21での反動を小さくしている。
このように画像形成モードを「フルカラーモード」から「モノクロモード」、または「モノクロモード」から「フルカラーモード」に設定を変更するに際して、画像形成機能部100の動作を停止させずに連続的にプロセス速度PSを変更する場合には、減速前のサイクルで画像形成された用紙Pと、減速後のサイクルで画像形成される用紙Pとにおいて、搬送路での搬送速度が画像形成機能部100の動作中に変化する。そのために、画像形成機能部100の動作中に紙詰まり(ジャム)を検出する検出センサを通過するタイミングが変動することから、紙詰まりを誤検知する場合がある。また、駆動源の異なる搬送ロール間に搬送速度差が生じることから、紙しわが発生する場合がある。
そこで、本実施の形態の画像形成機能部100およびシート後処理機能部200においては、プロセス速度PSの減速に同期して、紙詰まり検知を行うタイミングを調整する。また、必要に応じて、トランスポートユニット201に設けられた複数の搬送ロール211を駆動する搬送駆動モータ92の速度を調整する。
図5は、定着器40からトランスポートユニット201を通過する用紙Pの先端および後端と各検出センサとの位置関係を説明する図である。また、図6は、各検出センサからの出力信号と搬送駆動モータ92の速度を制御する制御信号とを示したタイミングチャートである。
ここでは、一例として「フルカラーモード」から「モノクロモード」に設定を変更し、それに際して、速度モードを「普通紙モード」から「厚紙モード2」に切り換えることにより、プロセス速度PSが例えば175mm/secから79mm/secに減速される場合を想定している。この場合には、プロセス速度PSが175mm/secでの画像形成動作は、用紙Pが少なくとも二次転写部Tを通過し終えるまで継続する必要がある。しかし、実際には二次転写部Tを通過している際に用紙Pが定着器40を通過しているので、定着ロール41等の速度変化による画像への影響(ローラ痕等)を抑えるために、定着器40を通過するまでは同一のプロセス速度PSが継続される。
そのため、定着器40や4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11K等を駆動する画像形成部駆動モータ91は、図5(a)に示したように、用紙Pの後端が定着器排紙センサ81を通過した時点で減速が開始される。すなわち、図6(a)に示したように、定着器排紙センサ81からの出力が、搬送路上に用紙Pの存在を検出している状態を表すハイレベル(「H」)から、用紙Pの存在を検出しない状態を表すローレベル(「L」)に変化した時点で、画像形成部駆動モータ91の減速が開始される。
画像形成部駆動モータ91の減速は、例えば175mm/secから79mm/secへの減速が短時間に行われると用紙Pや画像形成ユニット11等の構成部への衝撃が大きいことから、所定の時間に亘って段階的に行われる。すなわち、図6に示した画像形成部駆動モータ91の減速開始から減速終了までの「減速期間」が画像形成部駆動モータ91を段階的に減速する期間である。そして、図5(b)に示したように、この減速期間においては、用紙Pは、定着器排紙センサ81の下流側の搬出ロール55とトランスポートユニット201の最上流部に設けられた搬送ロール211Aとで搬送されることとなる。そして、この区間では、搬出ロール55は段階的に速度が低下するので、用紙Pが搬入口センサ82を通過し終えるまでの時間は長くなる。なお、この場合には、搬送ロール211を駆動する搬送駆動モータ92の速度は減速させない。
図6(b)は、画像形成部駆動モータ91が減速されることにより、用紙Pの後端が搬入口センサ82を通過するまでの時間が長くなったことを示している。すなわち、搬入口センサ82からの出力が、搬送路上に用紙Pの存在を検出している状態を表すハイレベル(「H」)から、用紙Pの存在を検出しない状態を表すローレベル(「L」)に変化する時点までの時間は長くなる。図6(b)での実線は、プロセス速度PSが例えば175mm/secに維持される場合にローレベル(「L」)に変化するタイミングを示し、破線は、画像形成部駆動モータ91が減速された場合にローレベル(「L」)に変化するタイミングを示している。
それと同様に、図5(c)に示したように、用紙Pがトランスポートユニット201を搬送され、フィニッシャユニット202に搬出されることを検出する搬出口センサ83においても、例えば用紙Pの先端が搬出口センサ83に到着するまでの時間が長くなる。すなわち、図6(c)示したように、画像形成部駆動モータ91が減速されることにより、搬出口センサ83からの出力が、搬送路上に用紙Pの存在を検出しない状態を表すローレベル(「L」)から、用紙Pの存在を検出している状態を表すハイレベル(「H」)に変化する時点までの期間が長くなる。図6(c)での実線は、プロセス速度PSが例えば175mm/secに維持される場合にハイレベル(「H」)に変化するタイミングを示し、破線は、画像形成部駆動モータ91が減速された場合にハイレベル(「H」)に変化するタイミングを示している。
ここで、本体制御部60が搬送路での紙詰まり(ジャム)を検出するに際して、例えば用紙Pの後端が定着器排紙センサ81を通過したタイミングを基準とすることとする。すなわち、定着器排紙センサ81の位置を基準位置とする。この場合には、用紙Pに紙詰まり等の搬送異常が生じたか否かを判断する判断部の一例である本体制御部60では、用紙Pの後端が定着器排紙センサ81を通過した時点でカウンタが計測を開始する。そして、用紙Pの後端が所定の設定時間(第1のカウント値)を経過するまでに搬入口センサ82を通過しない場合に、画像形成機能部100の排紙部(トランスポートユニット201の入口部)でジャムが発生したと判断する。また、用紙Pの先端が所定の設定時間(第2のカウント値)を経過するまでに搬出口センサ83を通過しない場合に、トランスポートユニット201の内部でジャムが発生したと判断する。
そのため、この場合には、画像形成部駆動モータ91が減速されることにより、用紙Pの後端が搬入口センサ82を通過するまでの時間、および用紙Pの先端が搬出口センサ83に到着するまでの時間が長くなったことに対応させて、本体制御部60は、画像形成部駆動モータ91の減速に同期させて、第1のカウント値および第2のカウント値を大きな値に設定変更する。それにより、プロセス速度PSの減速に対応させて、ジャム検知を行うタイミングが調整される。
加えて、プロセス速度PSを例えば175mm/secから79mm/secに減速される場合等のように、プロセス速度PSの減速幅が大きい場合には、「減速期間」が終了して画像形成部駆動モータ91が減速された時点で、79mm/secに減速された搬出ロール55と、175mm/secに維持されたトランスポートユニット201の搬送ロール211との間の速度差が大きなものとなる。その場合には、用紙Pが搬送ロール211からの引っ張り力を受けることで、紙しわが生じる場合がある。
そこで、プロセス速度PSの減速幅が大きい場合には、本体制御部60は、シート後処理機能部200の用紙処理制御部203に対して、トランスポートユニット201の搬送ロール211を駆動する搬送駆動モータ92の速度を減速するように指示する信号を送る。それにより、用紙処理制御部203は搬送駆動モータ92の速度を減速するように制御する。それによって、搬出ロール55と搬送ロール211との間の速度差を小さくして、用紙Pが搬送ロール211から受ける引っ張り力を低減する。
ここで図6(d)は、搬送駆動モータ92の速度を減速する場合の制御信号を示している。図6(d)の破線で示したように、プロセス速度PSの減速幅が大きい場合には、本体制御部60からの指示に基づき、用紙処理制御部203は搬送駆動モータ92の速度を175mm/sec(レベル1)よりも低い速度(レベル2)に設定する制御信号を出力する。
また、その逆に、プロセス速度PSを例えば79mm/secから175mm/secに加速する場合には、用紙処理制御部203は、搬送駆動モータ92の速度を79mm/secよりも高い速度に設定する制御信号を出力する。それにより、搬出ロール55と搬送ロール211との間に生じる用紙Pの弛みを低減する。
図7は、本実施の形態の本体制御部60の内部構成を示すブロック図である。図7に示したように、本体制御部60は、上記したジャム検知を行う際のタイミング調整処理や、搬送駆動モータ92の速度制御を指示する処理を実行するに際して、予め定められた処理プログラムに従ってデジタル演算処理を実行するCPU601、CPU601の作業用メモリ等として用いられるRAM602、CPU601により実行される処理プログラム等が格納されるROM603、書き換え可能で電源供給が途絶えた場合にもデータを保持できる、電池によりバックアップされたSRAM(Static Random Access Memory)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ604、定着器排紙センサ81等の検出センサや画像形成部駆動モータ91等の駆動系との信号の入出力を制御するインターフェース部605を備えている。
なお、用紙処理制御部203も同様に構成され、プロセス速度PSの変更に応じて搬送駆動モータ92の速度を制御する。
そして、本体制御部60は、ジャム検知を行う際のタイミング調整処理や、搬送駆動モータ92の速度制御を指示する処理を実現するプログラムを例えば画像形成機能部100に設けられた外部記憶部62から本体制御部60内のROM603に読み込む。そして、ROM603に読み込まれたプログラムに基づいて、CPU601が動作制御に関する処理を行う。このプログラムは、例えば外部記憶部62としてのハードディスクやDVD−ROM等の予約領域に格納されたプログラムが、ROM603にロードされて提供される。また、その他の提供形態として、予めROM603に格納された状態にて提供される形態がある。さらに、EEPROM等の書き換え可能なROM603を備えている場合には、本体制御部60がアッセンブリされた後に、プログラムだけが提供されてROM603にインストールされる形態がある。また、インターネット等のネットワークを介して本体制御部60にプログラムが伝送され、本体制御部60のROM603にインストールされる形態がある。
なお、「フルカラーモード」から「モノクロモード」への設定の変更に伴う3つの画像形成ユニット11Y,11M,11C、および3つの一次転写ロール21Y,21M,21Cの中間転写ベルト20からの接離動作は、画像形成部駆動モータ91の減速が終了する例えば図6に示した「減速期間」の終了後に行われる。また、「モノクロモード」から「フルカラーモード」への設定の変更の場合にも、同様である。
さらに、「フルカラーモード」から「モノクロモード」への設定の変更に伴う3つの画像形成ユニット11Y,11M,11C、および3つの一次転写ロール21Y,21M,21Cの中間転写ベルト20からの接離動作が完了した後には、画像形成部駆動モータ91の速度は、用紙Pの種類や画像データの解像度等に対応して設定された速度モードのプロセス速度に戻される。
以上説明したように、本実施の形態の画像形成装置(画像形成機能部100およびシート後処理機能部200)においては、プロセス速度PSの減速に同期して、紙詰まり検知を行うタイミングを調整する。また、必要に応じて、トランスポートユニット201に設けられた複数の搬送ロール211を駆動する搬送駆動モータ92の速度を調整する。
本実施の形態が適用される画像形成装置の構成を示した図である。 画像形成機能部の構成の一例を示した図である。 モノクロモードが設定された場合の各画像形成ユニット、各一次転写ロール、および中間転写ベルトの配置位置を示した図である。 画像形成機能部の駆動系およびシート後処理機能部のトランスポートユニットの駆動系を説明する図である。 定着器からトランスポートユニットを通過する用紙の先端および後端と各検出センサとの位置関係を説明する図である。 各検出センサからの出力信号と搬送駆動モータの速度を制御する制御信号とを示したタイミングチャートである。 本体制御部の内部構成を示すブロック図である。
符号の説明
11(11Y,11M,11C,11K)…画像形成ユニット、21(21Y,21M,21C,21K)…一次転写ロール、40…定着器、54…定着後搬送ロール、55…搬出ロール、81…定着器排紙センサ、82…搬入口センサ、83…搬出口センサ、91…画像形成部駆動モータ、92…搬送駆動モータ、93…ベルト駆動モータ、100…画像形成機能部、200…シート後処理機能部、201…トランスポートユニット、203…用紙処理制御部、211(211A,211B,211C,211D)…搬送ロール

Claims (9)

  1. 第1の像保持体が保持するカラーのトナー像及び第2の像保持体が保持する黒のトナー像を中間転写体に転写し、当該中間転写体に転写されたトナー像を記録材に転写することにより、当該記録材にトナーからなる画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段にてカラー画像を形成する設定と白黒画像を形成する設定との切り換えを行う場合に、前記第1の像保持体の前記中間転写体からの接離動作を行う接離手段と、
    前記画像形成手段での画像形成速度を、第1の画像形成速度から当該第1の画像形成速度よりも低速である第2の画像形成速度に変更する速度変更手段と、
    前記記録材が搬送される搬送路に設定された所定位置にて当該記録材の通過を検出する検出部と、
    前記検出部にて前記記録材の通過が検出された際の前記搬送路に設定された基準位置からの経過時間により、当該搬送路で当該記録材に搬送異常が生じたか否かを判断する判断部とを備え、
    前記判断部は、前記速度変更手段による前記画像形成速度の変更に同期させて、前記搬送異常と判断する前記経過時間の設定値を変更し、
    前記接離手段は、前記速度変更手段により前記画像形成速度が変更され、かつ、前記判断部により前記設定値が変更された後に、前記接離動作を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記速度変更手段は、前記画像形成手段での動作を継続させながら前記画像形成速度を変更し、
    前記判断部は、前記速度変更手段が前記画像形成手段での動作を継続させながら前記画像形成速度を変更した場合に、当該画像形成速度の変更に同期させて前記経過時間の設定値を変更することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成手段にて画像が形成された前記記録材を集積する集積部に当該記録材を搬送する搬送手段をさらに備え、
    前記搬送手段は、前記速度変更手段による前記画像形成速度の変更に同期させて前記記録材の搬送速度を変更することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記搬送手段は、前記速度変更手段により変更される前記画像形成速度の速度差が所定値以上である場合に前記記録材の搬送速度を変更することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. コンピュータに、
    第1の像保持体が保持するカラーのトナー像及び第2の像保持体が保持する黒のトナー像を中間転写体に転写し、当該中間転写体に転写されたトナー像を記録材に転写することにより、当該記録材にトナーからなる画像を形成する画像形成手段にて、カラー画像を形成する設定と白黒画像を形成する設定との切り換えを行う場合に、当該画像形成手段での画像形成速度に関する変更情報であって、第1の画像形成速度から当該第1の画像形成速度よりも低速である第2の画像形成速度に変更されたことを示す変更情報を取得する機能と、
    前記記録材が搬送される搬送路に設定された所定位置にて当該記録材の通過を検出する機能と、
    前記記録材の通過が検出された際の前記搬送路に設定された基準位置からの経過時間により、当該搬送路で当該記録材に搬送異常が生じたか否かを判断する機能と、
    前記画像形成速度の前記変更情報の取得に同期させて、前記搬送異常と判断する前記経過時間の設定値を変更する機能と
    前記画像形成速度の前記変更情報が取得され、かつ、前記設定値が変更された後に、前記第1の像保持体の前記中間転写体からの接離動作を行う機能と
    を実現することを特徴とするプログラム。
  6. 前記経過時間の設定値を変更する機能は、前記画像形成手段での動作が継続された状態で前記変更情報を取得した場合に、当該変更情報の取得に同期させて前記経過時間の設定値を変更することを特徴とする請求項5記載のプログラム。
  7. 前記画像形成速度の前記変更情報の取得に同期させて、前記画像形成手段にて画像が形成された前記記録材を集積する集積部に当該記録材を搬送する際の当該記録材の搬送速度を変更する機能をさらに含むことを特徴とする請求項5記載のプログラム。
  8. 前記記録材の搬送速度を変更する機能は、前記画像形成速度の変更による当該画像形成速度の速度差が所定値以上であることを示す前記変更情報を取得した場合に前記記録材の搬送速度を変更することを特徴とする請求項7記載のプログラム。
  9. 前記画像形成手段にて画像が形成された前記記録材を集積する集積部に当該記録材を搬送する際の当該記録材の搬送速度の変更を指示する信号を外部に送信する機能をさらに含むことを特徴とする請求項5記載のプログラム。
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